JP5637494B2 - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

光走査装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5637494B2
JP5637494B2 JP2010184571A JP2010184571A JP5637494B2 JP 5637494 B2 JP5637494 B2 JP 5637494B2 JP 2010184571 A JP2010184571 A JP 2010184571A JP 2010184571 A JP2010184571 A JP 2010184571A JP 5637494 B2 JP5637494 B2 JP 5637494B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light beam
optical
optical deflector
wall
scanning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010184571A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012042771A (ja
Inventor
天田 琢
天田  琢
中島 智宏
智宏 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2010184571A priority Critical patent/JP5637494B2/ja
Priority to US13/204,922 priority patent/US8593497B2/en
Publication of JP2012042771A publication Critical patent/JP2012042771A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5637494B2 publication Critical patent/JP5637494B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/435Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
    • B41J2/47Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using the combination of scanning and modulation of light
    • B41J2/471Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using the combination of scanning and modulation of light using dot sequential main scanning by means of a light deflector, e.g. a rotating polygonal mirror
    • B41J2/473Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using the combination of scanning and modulation of light using dot sequential main scanning by means of a light deflector, e.g. a rotating polygonal mirror using multiple light beams, wavelengths or colours
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/18Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for prisms; for mirrors
    • G02B7/181Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for prisms; for mirrors with means for compensating for changes in temperature or for controlling the temperature; thermal stabilisation
    • G02B7/1815Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for prisms; for mirrors with means for compensating for changes in temperature or for controlling the temperature; thermal stabilisation with cooling or heating systems

Description

本発明は、光走査装置及び画像形成装置に係り、更に詳しくは、光により被走査面を走査する光走査装置及び該光走査装置を備える画像形成装置に関する。
光プリンタ装置、デジタル複写機、及び光プロッタ等の画像形成装置は、画像情報に応じて変調された光により被走査面を走査し、被走査面上に画像情報に応じた潜像を形成する光走査装置を備えている。
この光走査装置では、例えばポリゴンミラーを回転させることによって、光源から射出された光束を偏向させている(例えば、特許文献1〜4参照)。
ところで、ポリゴンミラーは、駆動機構によって数万rpmにもおよぶ高速で回転しており、連続回転に伴って、該駆動機構(特に、軸受部)が発熱する。
一般的に、ポリゴンミラーはロータ部に設けられており、該ロータ部の回転軸を支える軸受部で発生した熱が回転軸を伝ってポリゴンミラーに流入し、ポリゴンミラーの温度が数十℃上昇することがある。そのため、ポリゴンミラーの回転によって発生する空気流が熱風となって走査レンズ等に吹き付けられることとなる。
近年、走査レンズは低コスト化に伴って、樹脂成形によるものが増えており、ポリゴンミラーからの熱風により温度が不均一になると、屈折率の変化、熱変形、及び姿勢変化等を生じ、結像性能を劣化させる要因となる。
また、光走査装置の小型化に伴って、ポリゴンミラーも小径化されており、ミラー面数が減って更なる高速回転が求められ、発熱面で不利となっている。
従来は、空冷用ファンを設け、ポリゴンミラーや光走査装置の周囲に外部から取り込んだ空気を強制的に吹き付けることで冷却していたが、昨今の画像形成速度の高速化に伴って、発熱量が大きくなり空冷用ファンを強く回す必要があり、消費電力及び騒音が大きくなるという不都合があった。
本発明は、かかる事情の下になされたもので、その第1の目的は、消費電力及び騒音の増大を招くことなく、安定した光走査を行うことができる光走査装置を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、消費電力及び騒音の増大を招くことなく、高品質の画像を形成することができる画像形成装置を提供することにある。
本発明は、第1の観点からすると、被走査面を主走査方向に光走査する光走査装置であって、光源と;軸まわりに回転する反射面を有し、前記光源からの光束を偏向する光偏向器と;前記光偏向器で偏向された光束を前記被走査面に導く走査光学系と;前記光偏向器の近傍に設けられた制流部材と;を備え、前記制流部材は、前記光偏向器に入射する光束及び前記光偏向器で偏向された光束が通過する領域を除いて前記光偏向器を囲う少なくとも1つの壁状部材を含み、前記少なくとも1つの壁状部材における前記光偏向器側の面には、前記反射面の回転軸に直交する断面形状が波状となる凹凸が形成されており、前記制流部材は、前記反射面の回転により発生した気流を該反射面に向かう方向に反転させる光走査装置である。
本発明は、第2の観点からすると、被走査面を主走査方向に光走査する光走査装置であって、光源と;軸まわりに回転する反射面を有し、前記光源からの光束を偏向する光偏向器と;前記光偏向器で偏向された光束を前記被走査面に導く走査光学系と;前記光偏向器の近傍に設けられた制流部材と;を備え、前記制流部材は、前記光偏向器に入射する光束及び前記光偏向器で偏向された光束が通過する領域を除いて前記光偏向器を囲う少なくとも1つの壁状部材を含み、前記少なくとも1つの壁状部材は、前記光偏向器を間に挟み、前記反射面の回転軸方向に直交する一の方向に関して対向する2つの壁状部材であり、前記2つの壁状部材の形状は、一方の壁状部材を前記反射面の回転軸まわりに180°回転させたとき他方の壁状部材と一致する形状であり、前記制流部材は、前記反射面の回転により発生した気流を該反射面に向かう方向に反転させる光走査装置である。
本発明の光走査装置によれば、消費電力及び騒音の増大を招くことなく、安定した光走査を行うことができる。
本発明は、第の観点からすると、少なくとも1つの像担持体と;前記少なくとも1つの像担持体に対して画像情報に応じて変調された光を走査する本発明の光走査装置と;を備える画像形成装置である。
本発明は、第4の観点からすると、被走査面を主走査方向に光走査する光走査装置であって、光源と;軸まわりに回転する反射面を有し、前記光源からの光束を偏向する光偏向器と;前記光偏向器で偏向された光束を前記被走査面に導く走査光学系と;前記光偏向器の近傍に設けられ、前記光偏向器に入射する光束及び前記光偏向器で偏向された光束が通過する領域を除いて前記光偏向器を囲う少なくとも1つの壁状部材と;を備え、前記少なくとも1つの壁状部材における前記光偏向器側の面には、前記反射面の回転軸に直交する断面形状が波状となる凹凸が形成されており、前記少なくとも1つの壁状部材は、前記反射面の回転により発生した気流を該反射面に向かう方向に反転させる光走査装置である。
本発明は、第5の観点からすると、被走査面を主走査方向に光走査する光走査装置であって、光源と;軸まわりに回転する反射面を有し、前記光源からの光束を偏向する光偏向器と;前記光偏向器で偏向された光束を前記被走査面に導く走査光学系と;前記光偏向器の近傍に設けられ、前記光偏向器に入射する光束及び前記光偏向器で偏向された光束が通過する領域を除いて前記光偏向器を囲う少なくとも1つの壁状部材と;を備え、前記少なくとも1つの壁状部材は、前記光偏向器を間に挟み、前記反射面の回転軸方向に直交する一の方向に関して対向する2つの壁状部材であり、前記2つの壁状部材の形状は、一方の壁状部材を前記反射面の回転軸まわりに180°回転させたとき他方の壁状部材と一致する形状であり、前記少なくとも1つの壁状部材は、前記反射面の回転により発生した気流を該反射面に向かう方向に反転させる光走査装置である。
本発明の一実施形態に係るカラープリンタの概略構成を説明するための図である。 図1における光走査装置の構成を説明するための図(その1)である。 図1における光走査装置の構成を説明するための図(その2)である。 光源モジュールを説明するための図である。 光源の回転調整を説明するための図である。 図6(A)はハーフミラーで反射された光束が対応する感光体ドラムを走査しているときを説明するための図であり、図6(B)はハーフミラーを透過した光束が対応する感光体ドラムを走査しているときを説明するための図である。 同期検知信号及び書込ゲート信号を説明するためのタイミングチャートである。 サブユニットを説明するための図である。 外気の取り込みを説明するための図である。 従来の光走査装置におけるポリゴンミラー近傍の負圧領域を説明するための図である。 制流壁の作用を説明するための図である。 制流壁の変形例1を説明するための図である。 制流壁の変形例2を説明するための図である。 制流壁の変形例3を説明するための図である。 制流壁の変形例4を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図11に基づいて説明する。図1には、一実施形態に係る画像形成装置としてのカラープリンタ2000の概略構成が示されている。
このカラープリンタ2000は、4色(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)を重ね合わせてフルカラーの画像を形成するタンデム方式の多色カラープリンタであり、光走査装置2010、4つの感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)、4つのクリーニングユニット(2031a、2031b、2031c、2031d)、4つの帯電装置(2032a、2032b、2032c、2032d)、4つの現像ローラ(2033a、2033b、2033c、2033d)、4つのトナーカートリッジ(2034a、2034b、2034c、2034d)、転写ベルト2040、転写ローラ2042、定着ローラ2050、給紙コロ2054、レジストローラ対2056、排紙ローラ2058、給紙トレイ2060、排紙トレイ2070、通信制御装置2080、及び上記各部を統括的に制御するプリンタ制御装置2090などを備えている。
通信制御装置2080は、ネットワークなどを介した上位装置(例えばパソコン)との双方向の通信を制御する。
感光体ドラム2030a、帯電装置2032a、現像ローラ2033a、トナーカートリッジ2034a、及びクリーニングユニット2031aは、組として使用され、ブラックの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Kステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030b、帯電装置2032b、現像ローラ2033b、トナーカートリッジ2034b、及びクリーニングユニット2031bは、組として使用され、シアンの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Cステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030c、帯電装置2032c、現像ローラ2033c、トナーカートリッジ2034c、及びクリーニングユニット2031cは、組として使用され、マゼンタの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Mステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030d、帯電装置2032d、現像ローラ2033d、トナーカートリッジ2034d、及びクリーニングユニット2031dは、組として使用され、イエローの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Yステーション」ともいう)を構成する。
各感光体ドラムはいずれも、その表面に感光層が形成されている。すなわち、各感光体ドラムの表面がそれぞれ被走査面である。なお、各感光体ドラムは、不図示の回転機構により、図1における面内で矢印方向に回転するものとする。また、ここでは、XYZ3次元直交座標系において、各感光体ドラムの長手方向に沿った方向をY軸方向、4つの感光体ドラムの配列方向に沿った方向をX軸方向として説明する。
各帯電装置は、対応する感光体ドラムの表面をそれぞれ均一に帯電させる。
光走査装置2010は、4つの感光体ドラムの−Z側に配置され、上位装置からの多色の画像情報(ブラック画像情報、シアン画像情報、マゼンタ画像情報、イエロー画像情報)に基づいて、各色毎に変調された光束を、対応する帯電された感光体ドラムの表面にそれぞれ照射する。これにより、各感光体ドラムの表面では、光が照射された部分だけ電荷が消失し、画像情報に対応した潜像が各感光体ドラムの表面にそれぞれ形成される。ここで形成された潜像は、感光体ドラムの回転に伴って対応する現像ローラの方向に移動する。なお、この光走査装置2010の構成については後述する。
トナーカートリッジ2034aにはブラックトナーが格納されており、該トナーは現像ローラ2033aに供給される。トナーカートリッジ2034bにはシアントナーが格納されており、該トナーは現像ローラ2033bに供給される。トナーカートリッジ2034cにはマゼンタトナーが格納されており、該トナーは現像ローラ2033cに供給される。トナーカートリッジ2034dにはイエロートナーが格納されており、該トナーは現像ローラ2033dに供給される。
各現像ローラは、回転に伴って、対応するトナーカートリッジからのトナーが、その表面に薄く均一に塗布される。そして、各現像ローラの表面のトナーは、対応する感光体ドラムの表面に接すると、該表面における光が照射された部分にだけ移行し、そこに付着する。すなわち、各現像ローラは、対応する感光体ドラムの表面に形成された潜像にトナーを付着させて顕像化させる。ここでトナーが付着した像(トナー画像)は、感光体ドラムの回転に伴って転写ベルト2040の方向に移動する。
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナー画像は、所定のタイミングで転写ベルト2040上に順次転写され、重ね合わされて多色のカラー画像が形成される。
給紙トレイ2060には記録紙が格納されている。この給紙トレイ2060の近傍には給紙コロ2054が配置されており、該給紙コロ2054は、記録紙を給紙トレイ2060から1枚づつ取り出し、レジストローラ対2056に搬送する。該レジストローラ対2056は、所定のタイミングで記録紙を転写ベルト2040と転写ローラ2042との間隙に向けて送り出す。これにより、転写ベルト2040上のカラー画像が記録紙に転写される。ここで転写された記録紙は、定着ローラ2050に送られる。
定着ローラ2050では、熱と圧力とが記録紙に加えられ、これによってトナーが記録紙上に定着される。ここで定着された記録紙は、排紙ローラ2058を介して排紙トレイ2070に送られ、排紙トレイ2070上に順次スタックされる。
各クリーニングユニットは、対応する感光体ドラムの表面に残ったトナー(残留トナー)を除去する。残留トナーが除去された感光体ドラムの表面は、再度対応する帯電装置に対向する位置に戻る。
次に、前記光走査装置2010の構成について説明する。
この光走査装置2010は、一例として図2及び図3に示されるように、2つの光源(2200A、2200B)、カップリングレンズユニット2201、ハーフミラーHM、5枚の反射ミラー(Ma1、Ma2、Mb1、Mb2、Mb3)、2つのシリンドリカルレンズ(2204A、2204B)、ポリゴンミラー2104、2つの走査レンズ(2105A、2105B)、10枚の折り返しミラー(2106a、2106b、2106c、2106d、2107a、2107b、2107c、2107d、2108a、2108d)、2つの同期検知センサ(2401A、2401B)及び不図示の走査制御装置などを有している。
なお、以下では、便宜上、主走査方向に対応する方向を「主走査対応方向」と略述し、副走査方向に対応する方向を「副走査対応方向」と略述する。
ここでは、一例として図4に示されるように、2つの光源(2200A、2200B)は、カップリングレンズユニット2201及び2つの同期検知センサ(2401A、2401B)などとともにモジュール化されている。以下では、これを「光源モジュール」という。
各光源は、モノリシックに形成された2つの発光部(ch1、ch2)を有する端面発光型の半導体レーザ(以下では、「端面発光レーザ」と略述する)がパッケージングされたフラットパッケージ型のチップである。
ところで、端面発光レーザは、一般的にp型半導体材料とn型半導体材料とが接合されたダブルヘテロ接合構造を有し、その接合部に電流が注入されると、接合部に設けられた活性層からレーザ光が射出される。
各光源の端面発光レーザは、リードフレーム上に活性層が該リードフレーム面に対して平行になるように固定され、樹脂製のカバーで覆われている。そこで、各光源からの光束は、リードフレーム面に対して平行に射出されることとなる。また、リードフレームには、複数のリード端子が延設されている。プリント基板2400には、該複数のリード端子が挿入されるスルーホールが形成されている。
光源2200Aは、保持部材2406Aに保持され、光源2200Bは、保持部材2406Bに保持されている。
各保持部材は、円柱が軸方向に平行に切断された形状の部材であり、その切断面上に端面発光レーザの射出軸と円柱の軸とが一致するように光源が保持される。
さらに、各保持部材は、支持部材2405に支持されている。この支持部材2405は、+Z側及び−Z側にV字状の溝(以下では、便宜上「V字溝」と略述する)を有する部材であり、保持部材2406Aが+Z側のV字溝で支持され、保持部材2406Bが−Z側のV字溝で支持されている。
各V字溝は、光源2200Aから射出された光束と光源2200Bから射出された光束が、副走査対応方向に関して、ポリゴンミラー2104の反射面近傍で交差するように、Y軸方向に対して傾斜している。
支持部材2405における+Y側の端面及び−Y側の端面には、それぞれY軸方向に延びる2つの突起が、X軸方向に離れた位置に設けられている。−Y側の端面に設けられた2つの突起は、カップリングレンズユニット2201の位置決め用であり、+Y側の端面に設けられた2つの突起は、プリント基板2400のスルーホールに挿入される。
また、各光源は、一例として図5に示されるように、保持部材とともに射出軸まわりに回動(γ回転)させることができる。例えば、感光体ドラムの表面に描画される潜像の副走査方向に関する画素密度が600dpi(走査線ピッチ:42.3μm)で、2つの発光部(ch1、ch2)の間隔dが50μmで、光走査装置を構成する結像光学系の副走査対応方向の全系倍率が1.5倍のときは、2つの発光部(ch1、ch2)を結ぶ線分のX軸方向に対する傾斜角γは、sin−1(42.3/1.5/50)=34.3°である。なお、光走査装置を構成する結像光学系の副走査対応方向の全系倍率が2倍のときは、傾斜角γは、sin−1(42.3/2/50)=25.0°である。
ここで、光源モジュールの組み立て手順を簡単に説明する。
(1)支持部材2405における+Y側の端面に設けられている2つの突起を、プリント基板2400のスルーホールに挿入し、固定する。
(2)カップリングレンズユニット2201の切り欠き部を、支持部材2405における−Y側の端面に設けられている2つの突起に係合させ、カップリングレンズユニット2201を支持部材2405に固定する。
(3)保持部材2406Aを支持部材2405における+Z側のV字溝に載置し、光源2200Aが上記傾斜角γとなるように、保持部材2406Aをγ回転させる。なお、このγ回転は、光源2200Aと導通している複数のリード端子が、プリント基板2400の対応するスルーホールに挿入された状態で行われるため、該スルーホールは、γ回転が自由に行えるように、大きめに形成されている。
(4)光源2200Aから射出され、カップリングレンズユニット2201を透過した光束が略平行光束となるように、保持部材2406AのY軸方向に関する位置を調整する。この調整後に、光源2200Aと導通している複数のリード端子は、プリント基板2400の対応するスルーホールに半田付けされる。また、保持部材2406Aを接着剤等で支持部材2405に固定する。
(5)プリント基板2400を反転させ、保持部材2406Bを支持部材2405におけるV字溝に載置し、光源2200Bが上記傾斜角γとなるように、保持部材2406Bをγ回転させる。なお、このγ回転は、光源2200Bと導通している複数のリード端子が、プリント基板2400の対応するスルーホールに挿入された状態で行われるため、該スルーホールは、γ回転が自由に行えるように、大きめに形成されている。
(6)光源2200Bから射出され、カップリングレンズユニット2201を透過した光束が略平行光束となるように、保持部材2406BのY軸方向に関する位置を調整する。この調整後に、光源2200Bと導通している複数のリード端子は、プリント基板2400の対応するスルーホールに半田付けされる。また、保持部材2406Bを接着剤等で支持部材2405に固定する。
カップリングレンズユニット2201は、Z軸方向に沿って並ぶ2つのレンズ部を有している。以下では、+Z側のレンズ部をレンズ部2201A、−Z側のレンズ部をレンズ部2201Bという。
レンズ部2201Aは、光源2200Aから射出された光束の光路上に配置され、該光束を略平行光束とする。
レンズ部2201Bは、光源2200Bから射出された光束の光路上に配置され、該光束を略平行光束とする。
2つの同期検知センサ(2401A、2401B)は、プリント基板2400の−Y側の面に、X軸方向に関して離れた位置に実装されている。ここでは、光源の+X側に同期検知センサ2401Aが実装され、光源の−X側に同期検知センサ2401Bが実装されている。
また、プリント基板2400の+Y側の面には、チップ化された不図示の走査制御装置が実装されている。
図2に戻り、ハーフミラーHMは、レンズ部2201Aを介した光束、及びレンズ部2201Bを介した光束の光路上に配置され、各光束の一部を+X方向に反射し、残りを透過させる。ここでは、透過光の光量と反射光の光量の比が1:1となるように設定されている。
シリンドリカルレンズ2204Aは、ハーフミラーHMで反射された光束の光路上に配置され、該光束をポリゴンミラー2104の反射面近傍に副走査対応方向に関して結像する。
反射ミラーMa1は、シリンドリカルレンズ2204Aを介した光束を、ポリゴンミラー2104に向かう方向に反射する。
反射ミラーMb1は、ハーフミラーHMを透過した光束の光路上に配置され、該光束を−X方向に反射する。
シリンドリカルレンズ2204Bは、反射ミラーMb1で反射された光束の光路上に配置され、該光束をポリゴンミラー2104の反射面近傍に副走査対応方向に関して結像する。
反射ミラーMb2は、シリンドリカルレンズ2204Bを介した光束を、ポリゴンミラー2104に向かう方向に反射する。
光源とポリゴンミラー2104との間に配置されている光学系は、偏向器前光学系とも呼ばれている。ここでは、カップリングレンズユニット2201とハーフミラーHMと3枚の反射ミラー(Ma1、Mb1、Mb2)と2つのシリンドリカルレンズ(2204A、2204B)とから、偏向器前光学系が構成されている。
反射ミラーMa2は、ポリゴンミラー2104で反射ミラーMa1に向かう方向に偏向され、反射ミラーMa1で反射された光束の光路上に配置され、該光束を同期検知センサ2401Aに向かう方向に反射する。すなわち、反射ミラーMa2は、ポリゴンミラー2104で偏向され、感光体ドラムの走査に用いられない光束の一部を、同期検知センサ2401Aに導く。
反射ミラーMb3は、ポリゴンミラー2104の反射面で反射された光束のうち、感光体ドラムの走査に用いられない光束の一部を、同期検知センサ2401Bに向かう方向に反射する。
以下では、便宜上、感光体ドラムの走査に用いられる光束を「走査用光束」ともいい、各同期検知センサに向かう光束を「同期検知用光束」ともいう。
ポリゴンミラー2104は、一例として4面鏡を有し、各鏡がそれぞれ反射面となる。このポリゴンミラー2104は、不図示の駆動機構によってZ軸方向に平行な軸まわりに等速回転し、入射光束を偏向する。このポリゴンミラー2104の回転は、走査制御装置によって制御されている。
ここでは、Z軸方向からみたときに、ハーフミラーHMで反射された光束は、ポリゴンミラー2104の中心を通りY軸に平行な方向に対して時計回りに傾斜した方向から、ポリゴンミラー2104に入射する。そこで、ハーフミラーHMで反射された走査用光束は、ポリゴンミラー2104の+X側に偏向される。
一方、ハーフミラーHMを透過した光束は、ポリゴンミラー2104の中心を通りY軸に平行な方向に対して反時計回りに傾斜した方向から、ポリゴンミラー2104に入射する。そこで、ハーフミラーHMを透過した走査用光束は、ポリゴンミラー2104の−X側に偏向される。
また、Z軸方向に関して、ポリゴンミラー2104への各光束の入射方向は、Z軸方向に直交する方向に対して傾斜している。すなわち、各光束は、ポリゴンミラー2104に斜入射されている。
走査レンズ2105Aは、ポリゴンミラー2104で+X側に偏向された光束の光路上に配置されている。
走査レンズ2105Bは、ポリゴンミラー2104で−X側に偏向された光束の光路上に配置されている。
図3に示されるように、折り返しミラー2106aは、走査レンズ2105Aを介した光源2200Aからの光束の光路上に配置され、該光束の光路を+Z側に折り返す。
折り返しミラー2107aは、折り返しミラー2106aを介した光束の光路上に配置され、該光束の光路を+X側に折り返す。
折り返しミラー2108aは、折り返しミラー2107aを介した光束の光路上に配置され、該光束の光路を感光体ドラム2030aに向かう方向に折り返す。
すなわち、光源2200Aから射出され、ハーフミラーHMで反射された走査用光束は、ポリゴンミラー2104で+X側に偏向され、走査レンズ2105A、折り返しミラー2106a、折り返しミラー2107a、折り返しミラー2108aを介して感光体ドラム2030aの表面に照射され、光スポットが形成される。この光スポットは、ポリゴンミラー2104の回転に伴って感光体ドラム2030aの長手方向に移動する。すなわち、感光体ドラム2030a上を走査する。このときの光スポットの移動方向が、感光体ドラム2030aでの「主走査方向」であり、感光体ドラム2030aの回転方向が、感光体ドラム2030aでの「副走査方向」である。
このように、走査レンズ2105Aと3枚の折り返しミラー(2106a、2107a、2108a)は、「Kステーション」の走査光学系である。
また、折り返しミラー2106bは、走査レンズ2105Aを介した光源2200Bからの光束の光路上に配置され、該光束の光路を+Z側に折り返す。
折り返しミラー2107bは、折り返しミラー2106bを介した光束の光路上に配置され、該光束の光路を感光体ドラム2030bに向かう方向に折り返す。
すなわち、光源2200Bから射出され、ハーフミラーHMで反射された走査用光束は、ポリゴンミラー2104で+X側に偏向され、走査レンズ2105A、折り返しミラー2106b、折り返しミラー2107bを介して感光体ドラム2030bの表面に照射され、光スポットが形成される。この光スポットは、ポリゴンミラー2104の回転に伴って感光体ドラム2030bの長手方向に移動する。すなわち、感光体ドラム2030b上を走査する。このときの光スポットの移動方向が、感光体ドラム2030bでの「主走査方向」であり、感光体ドラム2030bの回転方向が、感光体ドラム2030bでの「副走査方向」である。
このように、走査レンズ2105Aと2枚の折り返しミラー(2106b、2107b)は、「Cステーション」の走査光学系である。
走査レンズ2105Aは、2つの画像形成ステーションで共用されている。
また、折り返しミラー2106cは、走査レンズ2105Bを介した光源2200Bからの光束の光路上に配置され、該光束の光路を+Z側に折り返す。
折り返しミラー2107cは、折り返しミラー2106cを介した光束の光路上に配置され、該光束の光路を感光体ドラム2030cに向かう方向に折り返す。
すなわち、光源2200Bから射出され、ハーフミラーHMを透過した走査用光束は、ポリゴンミラー2104で−X側に偏向され、走査レンズ2105B、折り返しミラー2106c、折り返しミラー2107cを介して感光体ドラム2030cの表面に照射され、光スポットが形成される。この光スポットは、ポリゴンミラー2104の回転に伴って感光体ドラム2030cの長手方向に移動する。すなわち、感光体ドラム2030c上を走査する。このときの光スポットの移動方向が、感光体ドラム2030cでの「主走査方向」であり、感光体ドラム2030cの回転方向が、感光体ドラム2030cでの「副走査方向」である。
このように、走査レンズ2105Bと2枚の折り返しミラー(2106c、2107c)は、「Mステーション」の走査光学系である。
また、折り返しミラー2106dは、走査レンズ2105Bを介した光源2200Aからの光束の光路上に配置され、該光束の光路を+Z側に折り返す。
折り返しミラー2107dは、折り返しミラー2106dを介した光束の光路上に配置され、該光束の光路を−X側に折り返す。
折り返しミラー2108dは、折り返しミラー2107dを介した光束の光路上に配置され、該光束の光路を感光体ドラム2030dに向かう方向に折り返す。
すなわち、光源2200Aから射出され、ハーフミラーHMを透過した走査用光束は、ポリゴンミラー2104で−X側に偏向され、走査レンズ2105B、折り返しミラー2106d、折り返しミラー2107d、折り返しミラー2108dを介して感光体ドラム2030dの表面に照射され、光スポットが形成される。この光スポットは、ポリゴンミラー2104の回転に伴って感光体ドラム2030dの長手方向に移動する。すなわち、感光体ドラム2030d上を走査する。このときの光スポットの移動方向が、感光体ドラム2030dでの「主走査方向」であり、感光体ドラム2030dの回転方向が、感光体ドラム2030dでの「副走査方向」である。
このように、走査レンズ2105Bと3枚の折り返しミラー(2106d、2107d、2108d)は、「Yステーション」の走査光学系である。
走査レンズ2105Bは、2つの画像形成ステーションで共用されている。
各同期検知センサには、書込開始前の光束が入射される。各同期検知センサは、受光光量に応じた信号を走査制御装置に出力する。
走査制御装置は、各同期検知センサの出力信号(同期検知信号)に基づいて、対応する感光体ドラムにおける書込開始タイミングを求める。
本実施形態では、ハーフミラーHMで反射された光束が、ポリゴンミラー2104によって、対応する感光体ドラムに向かう方向に偏向されている時、ハーフミラーHMを透過した光束は、ポリゴンミラー2104によって、感光体ドラムに向かう方向とは異なる方向に偏向される(図6(A)参照)。
一方、ハーフミラーHMを透過した光束が、ポリゴンミラー2104によって、対応する感光体ドラムに向かう方向に偏向されている時、ハーフミラーHMで反射された光束は、ポリゴンミラー2104によって、感光体ドラムに向かう方向とは異なる方向に偏向される(図6(B)参照)。
そこで、走査制御装置は、図7に示されるようなタイミングチャートに従って、各光源を駆動制御することにより、2つの光源を用いて、4つの感光体ドラムの表面に、それぞれ対応する色の潜像を描くことができる。
ここでは、ポリゴンミラー2104の1つの反射面で偏向された光束によって、2つの同期検知情報が時系列に発生する。
また、走査制御装置は、同期検知信号に基づいて、ポリゴンミラーの回転における基準クロックに対する位相のずれを常に監視し、位相のずれをなくすように、駆動機構に入力するクロックを制御するPLL回路(Phase locked loop)を備えている。すなわち、走査制御装置は、同期検知信号に基づいて、回転むらが発生しないようにポリゴンミラーの回転速度を制御する。
ところで、光走査装置2010では、偏向器前光学系、ポリゴンミラー2104、2つの走査レンズ(2105A、2105B)、反射ミラーMa2、及び反射ミラーMb3は、コアユニット2410内に収容されている(図2参照)。そして、プリント基板2400は、該コアユニット2410の側板に取り付けられている。
また、図3に示されるように、コアユニット2410におけるポリゴンミラー2104の+Z側の面には、円形の開口部(「開口部A」という)が設けられている。該開口部Aの中心は、ポリゴンミラー2104の回転軸上に位置している。そして、開口部Aには、フィルタ2429が設けられている。
コアユニット2410の側板及び制流壁2403は、ポリゴンミラー2104の回転に伴う騒音が外部に漏れるのを抑制する作用も有している。
また、10枚の折り返しミラー(2106a、2106b、2106c、2106d、2107a、2107b、2107c、2107d、2108a、2108d)は、サブユニット2420に収容されている。
このサブユニット2420は、図8に示されるように、樹脂製の側板(2423、2424)、及び板金製の間隔部材(2425、2426、2427)などから構成されている。そして、10枚の折り返しミラーは、各側板に保持されている。
また、間隔部材2425の中央には、円形の開口部(「開口部B」という)が設けられている。そして、サブユニット2420は、Z軸方向からみたときに、開口部Bの中心と前記開口部Aの中心とが、略一致するように、コアユニット2410の+Z側に載置されている。
そこで、ポリゴンミラー2104が回転すると、一例として図9に示されるように、開口部Bを通過した外気がフィルタ2429を介してポリゴンミラー2104に供給される。
ところで、ポリゴンミラーは、回転に伴って、図10に示されるように、外周に沿って空気流を発生する。この際、ポリゴンミラー近傍における上流側はポリゴンミラーから離れていく方向の流れを発生し、下流側は反射面に沿った流れとなる。そこで、図10において破線で示される下流側は局所的に負圧領域となり、反射面近傍で空気の流れが滞ってしまう。そのため、コアユニット内に侵入した浮遊する塵や飛散トナーなどの荷電粒子が負圧領域に引き付けられて、反射面に付着し、該反射面が曇る要因となっている。
本実施形態では、ポリゴンミラー2104を間に挟んで、Y軸方向に対向する2つの制流壁2403が設けられている。これらの制流壁2403は、一例として図11に示されるように、ポリゴンミラー2104の反射面から離れていく気流の方向を、該反射面に向かう方向に反転させている。これにより、該反射面近傍で渦流が発生し、該反射面近傍での空気の流れが乱され、該反射面近傍の気圧が平均化される。そして、上記負圧領域がなくなり、コアユニット内に侵入した浮遊する塵や飛散トナーなどの荷電粒子が反射面に付着するのを抑制することができる。
また、反射面近傍での空気の流れが乱されることから、該空気の温度が均一化される。さらに、反射面近傍での流速が速くなることから、ポリゴンミラー2104の高速回転に伴って発生する熱がすみやかに取り除かれ、ポリゴンミラーの温度上昇が抑制される。そこで、走査レンズ等に吹き付ける空気の温度を低く抑えることができる。
すなわち、本実施形態では、2つの制流壁2403を設けることによって、反射面の汚れを回避するとともに、走査レンズ等に熱風が吹き付けられるのを抑制することができる。
なお、一例として図12及び図13に示されるように、制流壁2403の内面に、ポリゴンミラー2104の回転軸に直交する断面形状が波状となる凹凸を形成しても良い。
また、一例として図14に示されるように、気流の下流側を堰き止めるような位置に制流壁2403を配置しても良い。
さらに、一例として図15に示されるように、ポリゴンミラー2104に入射する光束及びポリゴンミラー2104で反射された光束が通過する領域を除いてポリゴンミラー2104を囲うように制流壁2403を設けても良い。
ここでは、制流壁2403は、コアユニット2410と一体化されている。
以上説明したように、本実施形態に係る光走査装置2010によると、光源モジュール、ハーフミラーHM、5枚の反射ミラー(Ma1、Ma2、Mb1、Mb2、Mb3)、2つのシリンドリカルレンズ(2204A、2204B)、ポリゴンミラー2104、2つの走査レンズ(2105A、2105B)、10枚の折り返しミラー(2106a、2106b、2106c、2106d、2107a、2107b、2107c、2107d、2108a、2108d)などを有している。
そして、ポリゴンミラー2104の近傍に設けられ、ポリゴンミラー2104の回転により発生した気流をポリゴンミラー2104に向かう方向に反転させる2つの制流壁2403を有している。
この場合は、ポリゴンミラー2104の反射面の汚れを回避するとともに、走査レンズ等に熱風が吹き付けられるのを抑制することができる。また、風損が小さくなり、ポリゴンミラー2104の高速回転に要する電力を低減させることができる。さらに、空冷用ファンが不要であり、消費電力及び騒音が大きくなるのを抑制することができる。
そこで、消費電力及び騒音の増大を招くことなく、安定した光走査を行うことが可能となる。
また、本実施形態に係るカラープリンタ2000によると、光走査装置2010を備えているため、結果として、消費電力及び騒音の増大を招くことなく、高品質の画像を形成することが可能となる。
なお、上記実施形態では、各光源が、発光素子として端面発光レーザを有する場合について説明したが、これに限らず、垂直共振器型の面発光レーザ(VCSEL)を有していても良い。
また、上記実施形態では、各光源が、2つの発光部を有する場合について説明したが、これに限らず、各光源が、1つの発光部を有していても良いし、3つ以上の発光部を有していても良い。
また、上記実施形態では、画像形成装置が4つの感光体ドラムを有する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、画像形成装置が2つの感光体ドラムを有していても良い。また、画像形成装置が5つあるいは6つの感光体ドラムを有していても良い。
また、上記実施形態において、感光体ドラムから記録紙へのトナー画像の転写が、感光体ドラムから記録紙へ直接的に行われる直接転写方式であっても良い。
なお、上記実施形態では、画像形成装置としてカラープリンタ2000の場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、光プロッタやデジタル複写装置であっても良い。
また、像担持体として銀塩フィルムを用いた画像形成装置であっても良い。この場合には、光走査により銀塩フィルム上に潜像が形成され、この潜像は通常の銀塩写真プロセスにおける現像処理と同等の処理で可視化することができる。そして、通常の銀塩写真プロセスにおける焼付け処理と同等の処理で転写対象物としての印画紙に転写することができる。このような画像形成装置は光製版装置や、CTスキャン画像等を描画する光描画装置として実施できる。
また、像担持体としてビームスポットの熱エネルギにより発色する発色媒体(ポジの印画紙)を用いた画像形成装置であっても良い。この場合には、光走査により可視画像を直接、像担持体に形成することができる。
要するに、上記光走査装置2010を備えた画像形成装置であれば良い。
以上説明したように、本発明の光走査装置によれば、消費電力及び騒音の増大を招くことなく、安定した光走査を行うのに適している。また、本発明の画像形成装置によれば、消費電力及び騒音の増大を招くことなく、高品質の画像を形成するのに適している。
2000…カラープリンタ(画像形成装置)、2010…光走査装置、2030a〜2030d…感光体ドラム(像担持体)、2104…ポリゴンミラー(光偏向器)、2105A…走査レンズ(走査光学系の一部)、2105B…走査レンズ(走査光学系の一部)、2106a〜2106d…折り返しミラー(走査光学系の一部)、2107a〜2107d…折り返しミラー(走査光学系の一部)、2108a,2108d…折り返しミラー(走査光学系の一部)、2403…制流壁(制流部材)、2410…コアユニット(ハウジング)。
特開2008−180972号公報 特開2002−267990号公報 特許第4007111号公報 特許第3192271号公報

Claims (8)

  1. 被走査面を主走査方向に光走査する光走査装置であって、
    光源と;
    軸まわりに回転する反射面を有し、前記光源からの光束を偏向する光偏向器と;
    前記光偏向器で偏向された光束を前記被走査面に導く走査光学系と;
    前記光偏向器の近傍に設けられた制流部材と;を備え、
    前記制流部材は、前記光偏向器に入射する光束及び前記光偏向器で偏向された光束が通過する領域を除いて前記光偏向器を囲う少なくとも1つの壁状部材を含み、
    前記少なくとも1つの壁状部材における前記光偏向器側の面には、前記反射面の回転軸に直交する断面形状が波状となる凹凸が形成されており、
    前記制流部材は、前記反射面の回転により発生した気流を該反射面に向かう方向に反転させる光走査装置。
  2. 被走査面を主走査方向に光走査する光走査装置であって、
    光源と;
    軸まわりに回転する反射面を有し、前記光源からの光束を偏向する光偏向器と;
    前記光偏向器で偏向された光束を前記被走査面に導く走査光学系と;
    前記光偏向器の近傍に設けられた制流部材と;を備え、
    前記制流部材は、前記光偏向器に入射する光束及び前記光偏向器で偏向された光束が通過する領域を除いて前記光偏向器を囲う少なくとも1つの壁状部材を含み、
    前記少なくとも1つの壁状部材は、前記光偏向器を間に挟み、前記反射面の回転軸方向に直交する一の方向に関して対向する2つの壁状部材であり、
    前記2つの壁状部材の形状は、一方の壁状部材を前記反射面の回転軸まわりに180°回転させたとき他方の壁状部材と一致する形状であり、
    前記制流部材は、前記反射面の回転により発生した気流を該反射面に向かう方向に反転させる光走査装置。
  3. 前記制流部材は、前記反射面に沿って流れる気流の下流側を堰き止める壁面を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の光走査装置。
  4. 前記光偏向器はハウジング内に収容されており、
    前記制流部材は、該ハウジングと一体化されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の光走査装置。
  5. 少なくとも1つの像担持体と;
    前記少なくとも1つの像担持体に対して画像情報に応じて変調された光を走査する請求項1〜のいずれか一項に記載の光走査装置と;を備える画像形成装置。
  6. 前記画像情報は多色のカラー画像情報であることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  7. 被走査面を主走査方向に光走査する光走査装置であって、
    光源と;
    軸まわりに回転する反射面を有し、前記光源からの光束を偏向する光偏向器と;
    前記光偏向器で偏向された光束を前記被走査面に導く走査光学系と;
    前記光偏向器の近傍に設けられ、前記光偏向器に入射する光束及び前記光偏向器で偏向された光束が通過する領域を除いて前記光偏向器を囲う少なくとも1つの壁状部材と;を備え、
    前記少なくとも1つの壁状部材における前記光偏向器側の面には、前記反射面の回転軸に直交する断面形状が波状となる凹凸が形成されており、
    前記少なくとも1つの壁状部材は、前記反射面の回転により発生した気流を該反射面に向かう方向に反転させる光走査装置。
  8. 被走査面を主走査方向に光走査する光走査装置であって、
    光源と;
    軸まわりに回転する反射面を有し、前記光源からの光束を偏向する光偏向器と;
    前記光偏向器で偏向された光束を前記被走査面に導く走査光学系と;
    前記光偏向器の近傍に設けられ、前記光偏向器に入射する光束及び前記光偏向器で偏向された光束が通過する領域を除いて前記光偏向器を囲う少なくとも1つの壁状部材と;を備え、
    前記少なくとも1つの壁状部材は、前記光偏向器を間に挟み、前記反射面の回転軸方向に直交する一の方向に関して対向する2つの壁状部材であり、
    前記2つの壁状部材の形状は、一方の壁状部材を前記反射面の回転軸まわりに180°回転させたとき他方の壁状部材と一致する形状であり、
    前記少なくとも1つの壁状部材は、前記反射面の回転により発生した気流を該反射面に向かう方向に反転させる光走査装置。
JP2010184571A 2010-08-20 2010-08-20 光走査装置及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP5637494B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010184571A JP5637494B2 (ja) 2010-08-20 2010-08-20 光走査装置及び画像形成装置
US13/204,922 US8593497B2 (en) 2010-08-20 2011-08-08 Flow guide for optical scanning device and image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010184571A JP5637494B2 (ja) 2010-08-20 2010-08-20 光走査装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012042771A JP2012042771A (ja) 2012-03-01
JP5637494B2 true JP5637494B2 (ja) 2014-12-10

Family

ID=45593729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010184571A Expired - Fee Related JP5637494B2 (ja) 2010-08-20 2010-08-20 光走査装置及び画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8593497B2 (ja)
JP (1) JP5637494B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5049359B2 (ja) * 2010-01-28 2012-10-17 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 光走査装置およびそれを備えた画像形成装置
JP2013178496A (ja) 2012-02-06 2013-09-09 Ricoh Co Ltd 光走査装置及び画像形成装置
JP5915898B2 (ja) 2012-03-26 2016-05-11 株式会社リコー 露光装置及び画像形成装置
JP6452287B2 (ja) * 2012-12-13 2019-01-16 キヤノン株式会社 光学走査装置及びそれを備える画像形成装置
KR20150045347A (ko) * 2013-10-17 2015-04-28 삼성전자주식회사 광학 주사 장치 및 이를 포함한 화상 형성 장치
US9296221B2 (en) 2013-10-17 2016-03-29 Samsung Electronics Co., Ltd. Light scanning unit and image forming apparatus employing the same
US9746794B1 (en) * 2014-11-26 2017-08-29 Kyocera Document Solutions Inc. Optical scanning device and image forming apparatus therewith
US9740135B2 (en) 2015-02-17 2017-08-22 Canon Kabushiki Kaisha Optical scanning device
JP6566655B2 (ja) * 2015-02-17 2019-08-28 キヤノン株式会社 走査光学装置
JP6584087B2 (ja) * 2015-02-17 2019-10-02 キヤノン株式会社 走査光学装置
JP6790171B2 (ja) * 2019-05-07 2020-11-25 キヤノン株式会社 走査光学装置
JP6703168B2 (ja) * 2019-05-07 2020-06-03 キヤノン株式会社 走査光学装置

Family Cites Families (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01105907A (ja) * 1987-10-19 1989-04-24 Ricoh Co Ltd 回転多面鏡の防音装置
JPH03192271A (ja) 1989-12-21 1991-08-22 N T T Advance Tekunoroji Kk カラー画像形成装置
JPH047111A (ja) 1990-04-25 1992-01-10 Toyota Motor Corp 繊維強化プラスチック製中空体の製造方法
JPH06175063A (ja) * 1992-12-03 1994-06-24 Fuji Xerox Co Ltd 光偏向器
JPH06289313A (ja) * 1993-03-31 1994-10-18 Canon Inc 光偏向器
JPH06308416A (ja) * 1993-04-26 1994-11-04 Canon Inc 光偏向器
JPH08240780A (ja) * 1995-03-01 1996-09-17 Fuji Xerox Co Ltd 光走査装置の防塵機構
JPH1020231A (ja) * 1996-07-01 1998-01-23 Canon Inc 光偏向走査装置
JPH10148784A (ja) * 1996-11-15 1998-06-02 Canon Inc 偏向走査装置
JP3472142B2 (ja) * 1997-06-18 2003-12-02 キヤノン株式会社 光偏向走査装置
JP3434727B2 (ja) * 1999-03-30 2003-08-11 富士写真光機株式会社 光走査装置
JP2001249298A (ja) * 2000-03-03 2001-09-14 Minolta Co Ltd 画像形成装置
JP2002267990A (ja) 2001-03-09 2002-09-18 Canon Inc ポリゴンスキャナモータ
JP2002350768A (ja) * 2001-05-30 2002-12-04 Kyocera Mita Corp レーザ走査装置およびこれを用いた画像形成装置
JP2002350764A (ja) * 2001-05-30 2002-12-04 Fuji Photo Optical Co Ltd 光走査装置
JP2003322818A (ja) * 2002-05-07 2003-11-14 Ricoh Co Ltd 光書込装置・画像形成装置
JP4168706B2 (ja) * 2002-09-05 2008-10-22 コニカミノルタホールディングス株式会社 光走査装置
JP4584789B2 (ja) * 2005-03-16 2010-11-24 株式会社リコー 光走査装置及び画像形成装置
JP4769526B2 (ja) * 2005-09-13 2011-09-07 キヤノン株式会社 光ビーム走査装置
JP2007079515A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Fuji Xerox Co Ltd 光走査装置
JP4669780B2 (ja) * 2005-12-16 2011-04-13 株式会社リコー 光走査装置及び画像形成装置
JP4955267B2 (ja) 2005-12-22 2012-06-20 株式会社リコー マルチビーム走査装置及び画像形成装置
JP2007233279A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Canon Inc 画像形成装置
JP4917925B2 (ja) 2006-09-15 2012-04-18 株式会社リコー 光走査装置及びカラー画像形成装置
JP5116273B2 (ja) * 2006-09-19 2013-01-09 株式会社リコー 光走査装置、遮光材、フレア光の遮蔽方法及び画像形成装置
JP5223199B2 (ja) 2007-01-25 2013-06-26 株式会社リコー 光走査装置及び画像形成装置
JP2008213243A (ja) 2007-03-02 2008-09-18 Ricoh Co Ltd 光走査装置、光走査方法、プログラム、記録媒体及び画像形成装置
JP4506860B2 (ja) * 2008-03-14 2010-07-21 富士ゼロックス株式会社 光走査装置、及び画像形成装置
JP5038239B2 (ja) 2008-06-30 2012-10-03 株式会社リコー 光走査装置及び画像形成装置
JP5332669B2 (ja) 2008-09-03 2013-11-06 株式会社リコー 光走査装置、および画像形成装置
JP5049359B2 (ja) * 2010-01-28 2012-10-17 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 光走査装置およびそれを備えた画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US8593497B2 (en) 2013-11-26
JP2012042771A (ja) 2012-03-01
US20120044316A1 (en) 2012-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5637494B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP5691528B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP5691633B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
US8223418B2 (en) Optical scanning device and image forming apparatus
JP5317409B2 (ja) 光学走査装置
JP5945894B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP5573493B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP5818042B2 (ja) 光偏向器の製造方法
JP2009053378A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
KR20120020531A (ko) 회전다면경 및 이를 채용한 광주사장치
JP2009145569A (ja) 走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置
JP2009251308A (ja) 光学走査装置及びカラー画像形成装置
US20100328414A1 (en) Optical Scanning Device and Image Forming Apparatus Equipped with the Same
JP2005092148A (ja) 光走査装置及びカラー画像形成装置
JP5641426B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2013041011A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2013109312A (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP2010224197A (ja) 光源装置、光走査装置及び画像形成装置
JP2016033598A (ja) 走査光学装置及び画像形成装置
JP2005153347A (ja) 光走査装置と画像形成装置
JP4260539B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP2013160971A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP5751528B2 (ja) 画像形成装置
JP2002162592A (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP2008026570A (ja) マルチビーム光走査装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140402

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140929

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141012

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5637494

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees