JP6566655B2 - 走査光学装置 - Google Patents

走査光学装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6566655B2
JP6566655B2 JP2015028944A JP2015028944A JP6566655B2 JP 6566655 B2 JP6566655 B2 JP 6566655B2 JP 2015028944 A JP2015028944 A JP 2015028944A JP 2015028944 A JP2015028944 A JP 2015028944A JP 6566655 B2 JP6566655 B2 JP 6566655B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
hole
sensor
optical scanning
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015028944A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016151666A (ja
Inventor
潤 永利
潤 永利
充広 太田
充広 太田
田中 俊輔
俊輔 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2015028944A priority Critical patent/JP6566655B2/ja
Priority to US15/043,322 priority patent/US9740135B2/en
Publication of JP2016151666A publication Critical patent/JP2016151666A/ja
Priority to US15/653,296 priority patent/US10281834B2/en
Priority to US16/386,039 priority patent/US10649360B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6566655B2 publication Critical patent/JP6566655B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Description

本発明は、光束を偏向する光偏向器、光束の通過するタイミングを検知する検出手段を含む複数の光学系部品を備えた走査光学装置に関する。
従来のレーザプリンタ等の画像形成装置に用いられる走査光学装置は、画像信号に応じて光源から出射したレーザ光束を光変調し、光変調されたレーザ光束を例えば回転多面鏡からなる光偏向器で偏向走査している。偏向走査されたレーザ光束は、被走査面上の走査開始位置のタイミングを制御するために、光検出手段(受光素子)としてのBDセンサに導かれる。その後、fθ特性を有する結像光学系などの走査レンズによって、感光性の記録媒体面上にスポット状に結像され、光走査を行う。光走査の書き出しタイミングは、BDセンサがレーザ光束を検知したことに基づいて同期信号を発した所定時間後である。
特許文献1には、上述したようなBDセンサを回路基板上に実装した構成が開示されている。
特許第4109878号
特許文献1の構成では、BDセンサの素子をスルーホール実装しているが、近年では、装置の小型化、低コスト化のために、受光部材としてのBDセンサを基板に表面実装することが考えられている。そこで本発明は、受光部材を基板に表面実装する際の位置精度を向上することを目的とする。
上述の課題を解決するための本発明は、光源と、前記光源から出射された光束を偏向する偏向手段と、前記光源が取り付けられた基板と、受光部を含む本体部と前記基板に半田付けされる第1端子部及び第2端子部とを備える受光部材と、を有し、前記受光部が、前記偏向手段で偏向され走査方向へ移動する前記光束を受光する光学走査装置において、前記偏光手段を収容し前記基板が外側に取り付けられた光学箱を有し、前記受光部材は、前記偏向手段から離れた側の前記基板の面に実装され、前記基板の実装面の法線方向で見たとき、前記第1端子部と前記第2端子部は、前記走査方向に交差する交差方向で前記本体部を挟んで対向して配置されており、前記基板は、前記本体部の少なくとも一部が挿入される貫通穴と、前記第1端子部と半田付けされた第1半田付部及び前記第2端子部と半田付けされた第2半田付部を備え、第1半田付部及び前記第2半田付部は前記交差方向で前記貫通穴を挟んで対向して配置されており、前記本体部の、前記走査方向の長さをLx0、前記交差方向の長さをLy0とし、前記貫通穴の、前記走査方向の長さをLx1、前記交差方向の長さをLy1とすると、Lx0、Ly0、Lx1、Ly1は以下の式(Lx1−Lx0)>(Ly1−Ly0)を満たすことを特徴とする。
本発明によれば、受光部材の位置精度を向上することができる。
画像形成装置の概略断面図。 光学走査装置の概略斜視図。 光学走査装置のBDセンサ近傍の部分斜視図。 (a)BDセンサの実装前の状態におけるBDセンサとそれが実装される基板との関係を示す斜視図、(b)BDセンサの実装後の状態におけるBDセンサとそれが実装される基板との関係を示す斜視図。 (a)BDセンサを示す図、(b)基板を示す図、(c)基板にBDセンサを実装した後の状態を示す図。 (a)BDセンサを示す図、(b)基板を示す図、(c)基板にBDセンサを実装した後の状態を示す図。 (a)BDセンサを示す図、(b)基板を示す図、(c)基板にBDセンサを実装した後の状態を示す図。 別形態の光学走査装置の概略断面図。
<第1実施形態>
[画像形成装置]
図1は画像形成装置101を示す図である。後述する光学走査装置100は光学台103に設置されている。光学台103は画像形成装置101の筐体の一部である。画像形成装置101には、画像形成手段である、プロセスカートリッジ108、その他に転写材Pを載置する給紙部104、給紙ローラ105、転写ローラ(転写手段)106、定着器(定着手段)107が設けられている。プロセスカートリッジ108には像担持体である感光ドラム(感光体)8、帯電ローラ108a、現像ローラ108bが備わっている。転写ローラ106と感光ドラム8は接触して転写ニップを形成している。
感光ドラム8は回転軸周りに回転しながら帯電ローラ108aにより表面を帯電された後、光学走査装置100がレーザ光を出射してその表面を走査して潜像を形成する。その後、現像ローラ108bにより表面にトナーを付着させられて、潜像がトナーによって現像されたトナー像となる。
一方、転写材Pは給紙部104から給紙ローラ105によって給送され、転写ローラ106により感光ドラム8上に形成されたトナー像が転写される。その後定着器107において転写材P上のトナー像は熱と圧力によって転写材Pに定着する。トナーが定着した転写材Pは排紙ローラ110によって画像形成装置101の外に出力される。
[光学走査装置]
次に光学走査装置100について説明する。図2は光学走査装置100の概略斜視図である。図3は光学走査装置100のBDセンサ6近傍の部分斜視図である。半導体レーザユニット1はレーザ光束Lを出射する光源としての不図示の半導体レーザ1a及びその駆動回路1bをユニット化したものである。半導体レーザ1aから出射されたレーザ光束Lは、コリメータレンズ機能とシリンドリカルレンズ機能を有するレンズ2、開口絞り3を通過して、偏向手段5の回転多面鏡(ポリゴンミラー)4に形成された複数の反射面12のうちの1つに入射する。ポリゴンミラー4は偏向手段5が備えるモータによって矢印の方向に回転駆動され、反射面12の向きが変化することで、レーザ光束Lを反射する方向を連続的に変化させ、レーザ光束Lを偏向する。ポリゴンミラー4がある回転位相の時、反射面12で反射したレーザ光束LはBDレンズ14を透過して集光され、受光部材(受光素子)としてのBDセンサ6の受光部10へ入射する。またポリゴンミラー4が別の回転位相の時、レーザ光束Lは、fθレンズ(走査レンズ)7に入射し、感光ドラム8の表面である感光面(被走査面)へ入射する。上述した光学部材(半導体レーザユニット1、レンズ2、開口絞り3、偏向手段5、BDセンサ6、fθレンズ7)が光学箱9に位置決め支持され、固定される。
[レーザ光による感光ドラムの走査]
次に光学走査装置100による、レーザ光で感光ドラム8を走査する方法について説明する。半導体レーザユニット1の半導体レーザ1aから出射したレーザ光束Lは、レンズ2によって主走査方向では略平行光または収束光とされ、副走査方向では収束光とされる。次にレーザ光束Lは、開口絞り3を通って光束幅が制限されて、ポリゴンミラー4の反射面12上において主走査方向に長く伸びた焦線状に結像する。そして、ポリゴンミラー4の回転によって反射面12でのレーザ光束Lの反射方向が連続的に変化し、レーザ光束Lを偏向する。ポリゴンミラー4が所定の回転位相にあるとき、反射されたレーザ光束Lは、BDセンサ6近傍の光学箱9やBDセンサ6の表面に入射し、円形状のスポットS1を形成する。ポリゴンミラー4の回転に伴って、レーザ光束LのスポットS1は図3の破線矢印の方向(X方向)に移動して受光部10を通過する。このとき、BDセンサ6は受光部10での受光量が所定の閾値以上となるとBD信号を出力する。このBD信号が出力されたタイミングを基準として、画像データに基づく光源の発光開始(画像の書き出し)のタイミングが決まる。
ポリゴンミラー4が更に所定量回転すると、反射されたレーザ光束Lはfθレンズ7を透過して感光ドラム8の表面に入射する。fθレンズ7は、レーザ光束Lを集光させて、感光ドラム8の表面にスポット像として結像させる。レーザ光束Lがfθレンズ7へ入射を開始してからポリゴンミラー4が更に所定量回転する間は、レーザ光束Lはfθレンズ7を透過して感光ドラム8の表面に入射し続け、レーザ光束Lのスポット像はポリゴンミラー4の回転方向に対応する走査方向へ移動する。走査方向は感光ドラム8の回転軸方向と平行である。fθレンズ7は、レーザ光束Lのスポット像が感光ドラム8の表面上で等速に走査方向に移動するようにレーザ光束Lの結像位置が設計されている。
レーザ光束Lのスポット像が感光ドラム8の表面上を走査方向に移動する間に、半導体レーザユニット1の光源には、形成する画像データに対応するレーザ駆動信号(VIDEO信号)に基づいて駆動電流が供給され、光源が点灯する。これにより、走査方向に画像データに対応した潜像をレーザ光束Lで走査(主走査)して形成する。
上述したポリゴンモータ4の回転に加え、感光ドラム8が回転軸まわりに回転することによって、レーザ光束Lのスポット像が感光ドラム表面8に対して、走査方向に直交する方向に相対的に移動(副走査)する。このような、ポリゴンミラー4の回転及び感光ドラム8の回転により、感光ドラム8の表面上に画像データに対応した2次元の潜像をレーザ光束Lで走査して形成する。
上述した、BD信号の出力工程と、その後の感光ドラム8上でのレーザ光束Lによる走査工程は、ポリゴンミラー4の回転に伴い反射面12毎に行われる。
BD信号を出力するタイミングは、レーザ光束LのスポットS1がX方向に移動する際に最初に受光部に入射する部分(境界部分)の位置精度によって決まる。従来では、比較的大きな受光部を備えるBDセンサを使用し、受光部のX方向上流側の一部分を覆い、レーザ光束が受光部の上記一部分へ入射することを規制する規制部を別部材で設けていた。このような構成であれば、規制部の端部が上記の境界部分となるので、規制部材の位置を精度良く決めさえすれば、BDセンサの位置誤差の許容範囲は広い。しかし、本実施形態のように、小型化やコストダウンのため、規制部材を設けない構成とすると、受光部10のX方向上流側の端部10aが上記の境界となる。このため、端部10aをX方向に直交する直線形状とし、受光部10のX方向の位置を精度良く決める必要がある。
[BDセンサ6の位置決め]
図4は、BDセンサ6とそれが実装(組み付ける)される基板20との関係を示す斜視図であり、(a)はBDセンサ6の実装前の状態、(b)はBDセンサ6の実装後の状態を示す。レーザ光束LのスポットS1のBDセンサ6の表面上における移動方向(走査方向)をX方向、基板20の実装面24の法線方向から見て走査方向Xに直交する方向をY方向とする。BDセンサ6の表面は基板20の実装面24に平行であるので、X方向、Y方向は実装面24に平行である。
BDセンサ6は第1端子列(第1端子部)23aと第2端子列(第2端子部)23bを備える。第1端子列23a、第2端子列23bは、X方向に並んだ複数の端子からそれぞれ構成されている。第1端子列23aと第2端子列23bは、BDセンサ6の受光部10を備える本体部6aからY方向に突出して設けられている。第1端子列23aと第2端子列23bはY方向に並んでおり、Y方向に関して本体部6aを挟んで対向して配置されている。また、実装面24の法線方向から見ると、第1端子列23aと第2端子列23bは、BDセンサ6の中心と通るX方向に平行な中心線X1を基準に線対称である。
基板20には半導体レーザ1a及びBDセンサ6が実装されるため、基板20は半導体レーザ1aの駆動制御回路やBD信号出力回路を備える。基板20上には貫通穴である穴21が設けられている。電気素子を実装する為の実装面24には、BD信号出力回路と導通したパッド22a、22bがY方向に関して穴21を挟んで対向して配置されている。パッド22aは第1端子列23aと半田付けされる第1半田付部で、パッド22bは第2端子列23bと半田付けされる第2半田付部である。BDセンサ6の本体部6aの少なくとも一部を穴21に挿入して嵌め込んだ状態で第1、第2端子列23a、23bが基板20のパッド22a、22bにそれぞれ半田付けされることで、BDセンサ6が基板20に表面実装される。基板20のパッド22a、22bは、BDセンサ6を穴21に嵌め込んだ時に部品の第1、第2端子列23a、23bと重なり合うように配置されている。また、パッド22a、22bは、第1、第2端子列23a、23bよりもY方向先端側に長い形状になっている。パッド22a、22bには予めクリーム半田が塗布されており、第1、第2端子列23a、23bとパッド22a、22bがそれぞれ重なり合った状態でリフロー炉に流すことでBDセンサ6が半田で基板20に固定される。
リフロー炉に基板20を流すと、パッド22a、22bに塗布されているクリーム半田が溶ける。そして溶けたクリーム半田の表面張力により第1、第2端子列23a、23bとパッド22a、22bが重なり合うようX方向にBDセンサ6が移動するセルフアライメントが起こる。表面張力によるセルフアライメントが起こる事で、BDセンサ6がX方向にずれていてもBDセンサ6がX方向に移動してパッド22a、22bの中央位置へ移動して位置が決まる。更に、パッド22a、22bが第1、第2端子列23a、23bに対してY方向に一回り長い形状になっていることにより、半田の表面張力を増加させ、セルフアライメントをより安定させることができる。第1、第2端子列23a、23bは、BDセンサ6の本体部6aのX方向に平行な2つの辺に配置され、その位置は、BDセンサ6の中心と通るX方向に平行な中心線X1を基準に線対称である。このため、BDセンサ6を基板20の表面上において、回転させようとするモーメントが発生し難く、安定したセルフアライメントが発生する。
また、Y方向については、セルフアライメントは発生しにくい。このため、Y方向のBDセンサ6の位置決めは、BDセンサ6のX方向に平行な2つの辺の位置を穴21で規制し、BDセンサ6自体を穴21に嵌合することによって位置を決める。
以上により、X方向に関して基板のパッド22a、22bの位置に高精度にBDセンサが実装される。ここでX方向とはBDセンサに対し光束が走査する方向であるので、BDセンサ6の位置が高精度に実装されることにより、BD信号の出力タイミング並びに画像の書き出しタイミングが精度良く決まる。
なお、基板20の実装面24の法線方向から見て走査方向Xに直交する方向をY方向として説明したが、Y方向は、基板20の実装面24の法線方向から見て走査方向Xに交差する交差方向であれば良い。
<第2実施形態>
本実施形態ではより好適な基板20の穴21の形状について説明する。画像形成装置101及び光学走査装置100の構成は第1実施形態と同様である。従って、第1実施形態と同様の部分については同様の符号を付して説明は省略する。
図5(a)はBDセンサ6、図5(b)は基板20、図5(c)は基板20にBDセンサ6を実装した後の状態を各々示す。それぞれ基板20の実装面24の法線方向から見た図である。図5(a)に示すように、BDセンサ6の第1、第2端子列23a、23bを除く本体部6aの外形のX方向の寸法をLx0、Y方向の寸法をLy0とする。図5(b)に示すように基板20のBDセンサ6の本体部6aを嵌合させるための穴21のX方向の寸法をLx1、Y方向の寸法をLy1とする。
第1実施形態で説明したように、BDセンサ6は、X方向に関してはセルフアライメントにより基板20に対し位置決めするものの、Y方向に関してはセルフアライメントによる位置決めができない。このためY方向については嵌め合いで基板20に対し位置決めする必要がある。
また、基板20の加工上、基板20の穴21の四隅の角を完全な直角に加工する事はできない。通常、穴21の四隅の角には半径r=0.5mm以上のRがつく。このため、X方向及びY方向に、BDセンサ6と穴21の間の隙間を均等に設ける場合、四隅のRとBDセンサ6の角が干渉しないようにするために、穴21のサイズをBDセンサ6サイズよりもX方向、Y方向共に0.5mm以上大きくする必要がある。更に、穴21や本体部6a自体の寸法公差も考慮し0.2mm程度の隙間を余分に設ける必要があるため、穴21のサイズは本体部6aのサイズよりもX方向、Y方向共に0.7mm以上大きい寸法に設定する必要がある。このため、位置ずれ公差は、最大でX方向、Y方向共に0.7mmとなる。しかしながら、BDセンサ6の場合、0.7mmの実装位置ずれは画像形成装101置における画像品質を保証する上で許容できない場合がある。
そこで本実施形態においては、X方向、Y方向のBDセンサ6と穴21の間の隙間を意図的に異なる寸法にしている。セルフアライメントによる位置決め作用が期待できるX方向の穴21の寸法Lx1を本体部6aの外形寸法Lx0よりも1.0mm以上大きい寸法に設定している。このため、仮にY方向の穴21の寸法Ly1がLy0と同じ寸法でも穴21の四隅のRと本体部6aとが干渉しない関係としている。本実施形態では更に、穴21サイズ自体の公差等を考慮し0.2mm程度の隙間をX方向、Y方向それぞれに設けている。従って、穴21のサイズをBDセンサ6の寸法よりもX方向は1.2mm、Y方向は0.2mm、各々大きく設定する。前記した通り、X方向はクリーム半田が溶ける時に、第1、第2端子列23a、23bとパッド22a、22bが重なり合うようX方向のセルフアライメントが起こるため穴21寸法が大きい場合でも精度良く実装位置が決まる。セルフアライメントにより、所定の位置に対して誤差0.1mm以内で実装が可能である。Y方向に関してはBDセンサ6と穴21の隙間が0.2mmしかないので0.2mm以内の公差で実装位置が決まる。
このように、本実施形態では本体部6aの外形寸法と、基板20上の穴21の寸法の関係が、次の式(1)を満たすように設定している。
(Lx1−Lx0)≧(Ly1−Ly0) ・・・式(1)
つまり、基板20と穴21の隙間について、X方向の隙間Lx1−Lx0よりもY方向の隙間Ly1−Ly0が小さくなるようにしている。
このような寸法関係とすることで、BDセンサ6を、Y方向に関しても嵌め合いにより精度良く基板20に対し位置決めすることができる。
また、本実施形態は、高精度に実装部品の実装位置を決める事が可能なため、高い位置精度が必要な受光部を備えたBDセンサ6等の受光部材や、発光部を備えたLED等の発光部材に適用する事が可能である。しかしながら、本実施形態の構成は、これら受光部材や発光部材に限定されることなく、基板に表面実装される電気素子の位置決めに適用可能である。
<第3実施形態>
本実施形態ではより好適な基板20の穴21の形状について説明する。画像形成装置101及び光学走査装置100の構成は第1実施形態と同様である。従って、第1実施形態や他の実施形態と同様の部分については同様の符号を付して説明は省略する。
図6(a)はBDセンサ6、図6(b)は基板20、図6(c)は基板20にBDセンサ6を実装した後の状態を各々示す。それぞれ基板20の実装面24の法線方向から見た図である。図6(b)に示すように基板20のBDセンサ6の本体部6aを嵌合させるための穴21のX方向の寸法をLx2、Y方向の寸法をLy2とする。
本実施形態は、基板20の四角形状の穴21の四隅(4つの頂点部)に切欠き部21aを設けたことを特徴とする。第2実施形態で説明した通り、基板20加工上、穴21四隅の頂点を完全な直角に加工する事ができない。そこで、本実施形態では穴21の四隅の部分に切欠き部21aを設け、穴21を大きくしている。即ち、実装面24の法線方向から見た時、BDセンサ6の本体部6aは4つの辺61、62、63、64及び4辺のうち2辺がそれぞれ交わる4つの角部65を有した略四角形状である。辺62、64はX方向に平行、辺61、63はY方向に平行である。そして、穴21は、本体部6aの4つの辺61〜64と対向する4つの辺211、212、213、214と、4つの角部65に対向する位置の4つの切欠き部21aを有している。切欠き部21aを設けたことにより、切欠き部21aの縁は、4つの辺211〜214よりも更に本体部の4つの辺61〜64や4つの角部65から離れる。
このように、四隅に切欠き部21aを設けることで、本体部6aが穴21の四隅の頂点に生じていたRの影響を受けないようにすることができ、第2実施形態と比べ、穴21のX方向の寸法Lx2をより小さい寸法で設計する事が可能となる。そのため、基板20上の穴21の占有面積を小さくすることが可能となり基板20のレイアウト等の設計の自由度が向上する。具体的には穴21サイズ自体の公差等を考慮し本体部6aの外形寸法に対して、穴21の寸法に0.2mm程度の隙間をX方向、Y方向それぞれに設けるだけでよい。X方向はセルフアライメントが起こるため、おおよそ、所定の位置に対して誤差0.1mm以内で実装可能である。Y方向に関してはBDセンサ6と穴21の隙間が0.2mmしかないので0.2mm以内の公差で実装位置が決まる。
このような構成とすることで、BDセンサ6を、X方向に関してはセルフアライメントにより精度良く決めつつ、Y方向に関しても嵌め合いにより精度良く基板20に対し位置決めすることができる。更に、穴21の四隅の部分に切欠き部21aを設けることで、穴21のX方向の寸法Lx2をより小さい寸法とすることができ、基板20上の穴21の占有面積を小さくすることが可能となり基板20のレイアウト等の設計の自由度が向上する。
また、本実施形態は、高精度に実装部品の実装位置を決める事が可能なため、高い位置精度が必要な受光部を備えたBDセンサ6等の受光部材や、発光部を備えたLED等の発光部材に適用する事が可能である。しかしながら、本実施形態の構成は、これら受光部材や発光部材に限定されることなく、基板に表面実装される電気素子の位置決めに適用可能である。
<第4実施形態>
本実施形態ではより好適な基板20の穴21の形状について説明する。画像形成装置101及び光学走査装置100の構成は第1実施形態と同様である。従って、第1実施形態や他の実施形態と同様の部分については同様の符号を付して説明は省略する。
図7(a)はBDセンサ6、図7(b)は基板20、図7(c)は基板20にBDセンサ6を実装した後の状態を各々示す。それぞれ基板20の実装面24の法線方向から見た図である。図7(b)に示すように基板20上に設置したBDセンサ6を嵌合させるための穴21のX方向の寸法をLx3、Y方向の寸法をLy3b、Ly3aとする。
本実施形態では、本体部6aの外形寸法と、基板20上の穴21の寸法の関係が、Lx3≧Lx0、及びLy3a>Ly3b≧Ly0となるよう設定されている。このように、穴21寸法のY方向の長さがX方向の位置によって異なる形状である。
リフロー実装する際に、半田の表面張力によるセルフアライメントでBDセンサ6はX方向にパッド22a、22bと第1、第2端子列23a、23bが重なり合う、図7(c)に示すような位置決め位置に向かってX方向に移動する。そこで、本実施形態では、BDセンサ6がセルフアライメントで位置決め位置に向かってX方向に移動する時に、穴21のY方向の幅が徐々に狭くなるようにしている。穴21のY方向の幅が最も小さい所の長さLy3bは、Ly0とほぼ同じ長さである。このため、BDセンサ6は、セルフアライメントによるX方向の移動に伴ってY方向の位置も規制され、BDセンサ6のY方向の位置も精度よく決める事が可能となる。
このように、本実施形態では、BDセンサ6を嵌め込む(穴21に挿入する)位置とBDセンサ6がセルフアライメントで位置決めされる位置決め位置とでY方向の穴21の寸法に差を設けている。これにより、BDセンサ6を穴21に嵌め込む時の嵌め込み易さ(実装性)を確保したまま、BDセンサ6が半田固定される位置での穴21のY方向の寸法を最小の数値で設計することが可能となるためBDセンサ6を精度よく実装する事が可能となる。例えば位置決め位置における、Y方向寸法の隙間(Ly3b−Ly0)が0.1mmとなるように設定することで、BDセンサ6が穴21に突き当たって位置が決まるのでY方向の実装誤差を0.1mmに収めることが出来る。
このような構成により、BDセンサ6を穴21に嵌め込む時の嵌め込み易さ(実装性)を確保しつつ、BDセンサ6を、X方向はセルフアライメントで精度良く決め、Y方向はセルフアライメントによるX方向の移動を利用し、嵌め合いにより精度良く基板20に対し位置決めすることができる。
また、本実施形態は、高精度に実装部品の実装位置を決める事が可能なため、高い位置精度が必要な受光部を備えたBDセンサ6等の受光部材や、発光部を備えたLED等の発光部材に適用する事が可能である。しかしながら、本実施形態の構成は、これら受光部材や発光部材に限定されることなく、基板に表面実装される電気素子の位置決めに適用可能である。
<第5実施形態>
図8は第5実施形態の光学走査装置100の概略斜視図である。本実施形態が第1〜4実施形態と異なるのは、光学走査装置100がBDレンズ14を備えていない点である。ポリゴンミラー4がある回転位相の時、反射面12で反射したレーザ光束Lはレンズ等を透過することなく、BDセンサ6の受光部へ入射する。このような光学走査装置100にも上述した第1〜第4実施形態を適用可能である。
1a 半導体レーザ
4 回転多面鏡(ポリゴンミラー)
6 BDセンサ
10 受光部
20 基板
21 穴
22a、22b パッド
23a 第1端子列
23b 第2端子列
24 実装面
X 走査方向

Claims (8)

  1. 光源と、前記光源から出射された光束を偏向する偏向手段と、前記光源が取り付けられた基板と、受光部を含む本体部と前記基板に半田付けされる第1端子部及び第2端子部とを備える受光部材と、を有し、前記受光部が、前記偏向手段で偏向され走査方向へ移動する前記光束を受光する光学走査装置において、
    前記偏光手段を収容し前記基板が外側に取り付けられた光学箱を有し、
    前記受光部材は、前記偏向手段から離れた側の前記基板の面に実装され、
    前記基板の実装面の法線方向で見たとき、前記第1端子部と前記第2端子部は、前記走査方向に交差する交差方向で前記本体部を挟んで対向して配置されており、
    前記基板は、前記本体部の少なくとも一部が挿入される貫通穴と、前記第1端子部と半田付けされた第1半田付部及び前記第2端子部と半田付けされた第2半田付部を備え、第1半田付部及び前記第2半田付部は前記交差方向で前記貫通穴を挟んで対向して配置されており、
    前記本体部の、前記走査方向の長さをLx0、前記交差方向の長さをLy0とし、前記貫通穴の、前記走査方向の長さをLx1、前記交差方向の長さをLy1とすると、Lx0、Ly0、Lx1、Ly1は以下の式
    (Lx1−Lx0)>(Ly1−Ly0)
    を満たすことを特徴とする光学走査装置。
  2. 前記第1端子部及び前記第2端子部は、前記走査方向に並んだ複数の端子をそれぞれ備えることを特徴とする請求項1に記載の光学走査装置。
  3. 前記基板の実装面の法線方向で見たとき、前記第1端子部の前記複数の端子及び前記第2端子部の前記複数の端子は、前記受光部材の中心を通る前記走査方向に平行な線を基準に線対称に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の光学走査装置。
  4. 前記基板の実装面の法線方向で見たとき、前記本体部は、4つの辺及び4つの角部を備えた略四角形状であり、前記貫通穴は、前記本体部の4つの辺と対向する4つの辺を備えた形状であり、前記貫通穴の前記4つの角部に対向する位置には切欠き部が設けられ、前記貫通穴の4つの辺よりも前記切欠き部の縁が前記本体部から離れていることを特徴とする請求項に記載の光学走査装置。
  5. 前記本体部がX方向で位置決めされる位置を位置決め位置とすると、前記基板の実装面の法線方向で見たとき、前記貫通穴の前記交差方向の幅は、前記X方向に関して前記位置決め位置に向かって狭くなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光学走査装置。
  6. 前記交差方向は、前記基板の実装面の法線方向で見たとき、前記走査方向に直交する方向であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の光学走査装置。
  7. 前記受光部は前記光束を受光したことに基づいて信号を出力し、前記信号が出力されたタイミングに基づいて前記光源が発光することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の光学走査装置。
  8. 前記偏向手段は、反射面を備え、前記反射面で前記光束を反射する方向を連続的に変化させることで前記光束を偏向し、前記反射面で反射された前記光束はレンズを通過することなく前記受光部へ入射することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の光学走査装置。
JP2015028944A 2015-02-17 2015-02-17 走査光学装置 Active JP6566655B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015028944A JP6566655B2 (ja) 2015-02-17 2015-02-17 走査光学装置
US15/043,322 US9740135B2 (en) 2015-02-17 2016-02-12 Optical scanning device
US15/653,296 US10281834B2 (en) 2015-02-17 2017-07-18 Optical scanning device
US16/386,039 US10649360B2 (en) 2015-02-17 2019-04-16 Optical scanning device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015028944A JP6566655B2 (ja) 2015-02-17 2015-02-17 走査光学装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019087600A Division JP6703168B2 (ja) 2019-05-07 2019-05-07 走査光学装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016151666A JP2016151666A (ja) 2016-08-22
JP6566655B2 true JP6566655B2 (ja) 2019-08-28

Family

ID=56695474

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015028944A Active JP6566655B2 (ja) 2015-02-17 2015-02-17 走査光学装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6566655B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6516501B2 (ja) * 2015-02-17 2019-05-22 キヤノン株式会社 走査光学装置及び画像形成装置
JP2019191356A (ja) 2018-04-25 2019-10-31 キヤノン株式会社 光走査装置及び画像形成装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5357971A (en) * 1976-11-05 1978-05-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd Production of semiconductor device
JPS63178374U (ja) * 1987-05-11 1988-11-18
JPH0197573U (ja) * 1987-12-18 1989-06-29
JPH03120631A (ja) * 1989-10-04 1991-05-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd フレキシブル基板
JPH0897521A (ja) * 1994-09-22 1996-04-12 Mitsumi Electric Co Ltd 円筒状電子部品実装用プリント基板
JPH11305152A (ja) * 1998-04-21 1999-11-05 Asahi Optical Co Ltd 走査光学装置
JP3609801B2 (ja) * 2002-05-24 2005-01-12 株式会社東芝 プリント配線板および回路モジュール
JP2003341131A (ja) * 2002-05-27 2003-12-03 Minolta Co Ltd 画像形成装置
JP2005158912A (ja) * 2003-11-25 2005-06-16 Canon Inc 回路基板
KR20090131554A (ko) * 2008-06-18 2009-12-29 삼성전자주식회사 광 주사 장치 및 이를 채용한 화상 형성 장치
JP5637494B2 (ja) * 2010-08-20 2014-12-10 株式会社リコー 光走査装置及び画像形成装置
KR20130015405A (ko) * 2011-08-03 2013-02-14 삼성전자주식회사 광 주사 장치 및 이를 채용한 화상 형성 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016151666A (ja) 2016-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7643191B2 (en) Optical scanner and image forming apparatus
US10389897B2 (en) Light scanning apparatus with overlapped holders for light sources, and image forming apparatus therewith
JP5853414B2 (ja) マルチビーム光源装置、光走査装置及び画像形成装置
JP6566655B2 (ja) 走査光学装置
JP2005284270A (ja) マルチビーム光走査装置及び画像形成装置
US10649360B2 (en) Optical scanning device
JP5449302B2 (ja) 光走査装置、及びこれを用いた画像形成装置
JP5387150B2 (ja) マルチビーム光源装置、光走査装置、及び、画像形成装置
JP6703168B2 (ja) 走査光学装置
JP6584087B2 (ja) 走査光学装置
JP2007240884A (ja) 光書き込み装置
JP6529274B2 (ja) 光学走査装置および光学走査装置システム
JP2007171648A (ja) 光走査装置・画像形成装置
JP2016133777A (ja) 光走査装置および該光走査装置を備える画像形成装置
JP6790171B2 (ja) 走査光学装置
JP2019191356A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP7532144B2 (ja) 走査光学装置及び画像形成装置
JP7527790B2 (ja) 電子部品の実装方法
JPH11125776A (ja) 光ビーム走査装置及び光ビームの光量調整方法
JP2016126268A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2005242131A (ja) 走査式光学装置及び画像形成装置
JP4913633B2 (ja) 光書込装置および画像形成装置
JP5499003B2 (ja) 光走査装置、及びこれを用いた画像形成装置
JP2007227610A (ja) 光源装置及び光学走査装置
JP2006308754A (ja) 走査光学装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181113

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190109

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190205

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190619

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20190620

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190702

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190730

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6566655

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151