JP2017016006A - 光走査装置、画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】形成される画像の品質を向上することができる光走査装置を提供する。
【解決手段】光を発する光源100と、光源100からの光を、画像形成部206を走査する走査光101と、走査光101の走査状態を制御する信号を生成するための制御光102とに分離し、走査光の進行方向と制御光の進行方向を異ならせる光分離部203と、反射面を揺動して画像形成部206を走査光101により光走査する光偏向器201と、制御光102を受光して信号を生成する受光素子205と、信号に基づいて光偏向器201の走査状態を制御する制御部と、を有する。
【選択図】図8

Description

本発明は、光走査装置と画像表示装置に関する。
自動車や航空機、船舶などの移動体の操縦者(運転者)に対して情報を表示する画像表示装置として、生成した中間画像をウインドウスクリーンなどに投影して表示するヘッドアップディスプレイが知られている(例えば、特許文献1と特許文献2参照)。
ヘッドアップディスプレイの中間画像の投影方式のうち、レーザ走査方式は、レーザダイオードを備える光源部からのレーザビームを光偏向器のような2次元走査デバイスで走査して被走査面に中間画像を投影する。レーザ走査方式では、発光部をイメージングデバイスにより部分的に遮光して画像を形成するパネル方式とは異なり、画素ごとに発光するか否かを特定することができるため、高コントラストの画像を形成することができる。
ところで、レーザ走査方式のヘッドアップディスプレイは、視認性を向上させるため、表示される画像の背景の明るさに基づき画像の発光輝度を調整しようとすると、光源のレーザダイオードのダイナミックレンジが不足して画像の品質が低くなってしまう。
また、レーザ走査方式のヘッドアップディスプレイでは、所望の位置に画像を形成するために、レーザダイオードが発光するタイミングを制御するための信号を取得する必要がある。一般に、この信号は、レーザダイオードから出射されかつ走査された光を受光素子が受光することによって生成される。
しかしながら、上述のように被走査面を照射する光量が不足する状態になると、それに伴い受光素子が受光する光量も低くなってしまい、レーザダイオードが発光するタイミングを制御するための信号を取得できないため、画像の品質が低下してしまう。
本発明は、形成される画像の品質を向上することができる光走査装置を提供することを目的とする。
本発明は、光を発する光源と、光源からの光を、画像形成部を走査する走査光と、走査光の走査状態を制御する信号を生成するための制御光とに分離し、走査光の進行方向と制御光の進行方向を異ならせる光分離部と、反射面を揺動して画像形成部を走査光により光走査する光偏向器と、制御光を受光して信号を生成する受光素子と、信号に基づいて光偏向器の走査状態を制御する制御部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、形成される画像の品質を向上することができる。
本発明に係る画像表示装置の実施の形態であるヘッドアップディスプレイの例を示す構成図である。 上記ヘッドアップディスプレイのハードウェア構成の例を示すブロック図である。 上記ヘッドアップディスプレイの機能構成の例を示す機能ブロック図である。 上記ヘッドアップディスプレイの光源部の実施の形態を示す構成図である。 本発明に係る光走査装置の実施の形態である走査光学系をX軸方向から見た構成図である。 上記走査光学系をY軸方向から見た構成図である。 上記走査光学系の光偏向器の例を示す構成図である。 上記走査光学系のX軸方向の断面を示す光学配置図である。 上記走査光学系のY軸方向の断面を示す光学配置図である。 本発明に係る光走査装置のさらに別の実施の形態である走査光学系のX軸方向の断面を示す光学配置図である。 上記走査光学系のY軸方向の断面を示す光学配置図である。 本発明に係る光走査装置のさらに別の実施の形態である光走査装置のX軸方向の断面を示す光学配置図である。 上記光走査装置のY軸方向の断面を示す光学配置図である。 本発明に係る光走査装置のさらに別の実施の形態である光走査装置のX軸方向の断面を示す光学配置図である。 上記光走査装置のY軸方向の断面を示す光学配置図である。
以下、本発明に係る光走査装置と画像表示装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
●画像表示装置●
図1に示すように、画像表示装置であるヘッドアップディスプレイ(以下「HUD(Head Up Display)」という。)1000は、光源部100と、走査光学系200と、観察光学系300と、を有する。
●HUDの全体構成
HUD1000は、自動車や航空機、船舶等の移動体に搭載される。以下、本実施の形態では、HUD1000が移動体の一例である自動車に装備された場合について説明する。
本実施の形態の説明に用いる3次元直交座標系は、図1に示すように、利用者11の視野の左右方向をX軸方向とする。この場合、利用者11の右方向(紙面奥方向)が+X方向であり、利用者11の左方向が−X方向(紙面手前方向)である。また利用者11の視野の上下方向をY軸方向とする。利用者11の上方向が+Y方向であり、利用者11の下方向が−Y方向である。また利用者11の視野の奥行き方向、すなわち、自動車の進行方向をZ軸方向とする。前方向が−Z方向であり、後ろ方向が+Z方向である。本実施の形態の説明に用いる3次元直交座標系は、換言すれば自動車の幅方向がX軸方向、自動車の高さ方向がY軸方向、自動車の長さ方向がZ軸方向である。
HUD1000は、移動体の動作や制御に関する情報などを利用者11に対して虚像12として表示する。フロントウインドシールド10は、入射された光の一部を透過させ、残部の少なくとも一部を反射させる透過反射部材、すなわちコンバイナ302としても機能する。
光源部100は、走査光学系200と観察光学系300とを経由して虚像12を形成する画像表示用ビームを出射する。
走査光学系200は、光源部100から射出された画像表示用ビームに基づいて、走査光学系200が自動車の動作に関連する情報を表示するための画像光を形成する。走査光学系200において形成された画像光は、コンバイナ302として機能するフロントウインドシールド10に投射される。走査光学系200の詳細な構成は後述する。
観察光学系300は、凹面ミラー301とコンバイナ302とを備える。観察光学系300は、凹面ミラー301からコンバイナ302に投影される画像光により虚像12を形成するため、虚像光学系とも称される。フロントウインドシールド10は、平面ではない場合に、投射された画像光によって表示される虚像12が歪む。凹面ミラー301は、この歪みを補正するために走査光学系200とコンバイナ302との間に配置されている単一のミラーである。凹面ミラー301により、中間画像の水平線が上または下に凸形状になる光学歪み要素が補正される。
本実施の形態において、コンバイナ302には、自動車などの移動体のフロントウインドシールド10を用いている。なお、コンバイナ302は、フロントウインドシールド10の代わりに、入射された光の一部を透過させて、少なくとも一部を反射させる別体の透過反射部材(部分反射鏡)を用いてもよい。以下の説明において、観察光学系300において画像光が投射される対象は、コンバイナ302またはフロントウインドシールド10のいずれかである。
自動車の場合、一般にフロントウインドシールド10は、利用者11の視野におけるYZ平面において+Z軸方向に傾斜した状態になっている。つまり、フロントウインドシールド10は、上辺側が利用者11側に近くなっていて下辺側が利用者11から遠くなっている。また、フロントウインドシールド10は、利用者11の視野における左右方向に湾曲している。車両が右ハンドル仕様の場合に、フロントウインドシールド10は、左から右に向かって利用者11側に近くなるように湾曲している。
コンバイナ302に画像光が投射されると、利用者11の視界には、コンバイナ302の物理的な位置よりも離れた位置、すなわち利用者11から離れる側に虚像12が現れる。虚像12には、例えば自動車の動作に関連する情報である、自動車の速度や走行距離、行き先表示等のナビゲーション情報等が表示される。
HUD1000において画像光を投射するコンバイナ302としてフロントウインドシールド10を利用するタイプをフロントウインドシールド投射型という。一方、HUD1000において、フロントウインドシールド10とは別体の透過反射部材を配置するタイプをコンバイナ投射型という。HUD1000を自動車に装備する場合には、車内インテリアのデザイン性や、フロントウインドシールド10とは別部材であるコンバイナ302が視界に入ることによる煩わしさ等の観点から、フロントウインドシールド投射型の方がより好適である。
コンバイナ302に投射される画像光である中間画像を生成する走査光学系200は、自動車のダッシュボード内に埋め込まれていてもよい。なお、利用者11の視点は、単に基準となる視点位置、つまり基準アイポイントを示している。利用者11の視点範囲は、自動車の運転者アイレンジ(JIS D0021)と同等かそれ以下である。
なお、本発明に係る画像表示装置は、観察光学系300を有しないで、光を照射する光源部100による画像を直接的にスクリーン上に形成するものであってもよい。
HUD1000における、画像光や虚像12などの位置について説明する。HUD1000において、観察光学系300を構成する凹面ミラー301からコンバイナ302へ入射される画像光の入射領域の中心を、入射領域中心303とする。また、HUD1000において、虚像12の中心を、虚像中心305とする。入射領域中心303における接平面は、X軸方向から見て、利用者11の視点と虚像中心305とを結ぶ第1仮想軸304に対して傾斜している。また、入射領域中心303における接平面は、Y軸方向から見ると第1仮想軸304に対して傾斜している。なお、第1仮想軸304は、入射領域中心303を通過する軸である。
走査光学系200において形成される中間画像の中心、つまり後述する被走査面の中心と反射面中心307とを結ぶ軸を第2仮想軸306とする。この場合に、第2仮想軸306は、X軸方向から見て、第1仮想軸304に対して傾斜している。また、第2仮想軸306は、Y軸方向から見ると第1仮想軸304に対して傾斜している。なお、本実施の形態において、被走査面の中心とは、後述する被走査面素子202の有効走査領域の中心を意味する。
●ハードウェア構成
図2に示すように、HUD1000は、ハードウェア構成として、FPGA(field-programmable gate array)600、CPU(Central Processing Unit)602を有する。また、HUD1000は、ROM(Read Only Memory)604、RAM(Random Access Memory)606、I/F(Interface)608、バスライン610を有する。また、HUD1000は、LD(Laser Diode)ドライバ6111、MEMSコントローラ615を有する。
FPGA600は、LDドライバ6111やMEMSコントローラ615を制御する。LDドライバ6111は、FPGA600による制御に基づいて、光源部100のレーザダイオード(LD)111を動作させる。MEMSコントローラ615は、FPGA600による制御に基づいて、光偏向器201を動作させる。CPU602は、HUD1000の各機能を制御する。ROM604は、CPU602がHUD1000の各機能を制御するために実行する画像処理用プログラムを記憶している。RAM606は、CPU602のワークエリアとして使用される。I/F608は、外部コントローラ等と通信するためのインターフェイスである。I/F608は、例えば、CAN(Controller Area Network)等の移動体の内部のネットワークにHUD1000を接続させることができる。
●機能構成
図3に示すように、HUD1000は、機能構成として、車両情報入力部800、外部情報入力部802、画像生成部804、画像表示部806という機能ブロックを有する。車両情報入力部800には、CAN等から速度、走行距離等の車両の情報が入力される。外部情報入力部802には、外部ネットワークから例えばGPS(Global Positioning System)からの位置情報などの車両外部の情報が入力される。画像生成部804は、車両情報入力部800及び外部情報入力部802から入力される情報に基づいて、画像を生成する制御を実行する。画像表示部806は、光源部100及び走査光学系200の動作を制御する制御部8060を備えている。制御部8060の制御により、HUD1000では、フロントウインドシールド10に画像光が投射される。以上の機能ブロックの動作によって、HUD1000では、利用者11の視点において虚像12が視認できる状態になる。
●光源部
HUD1000が備える光源部100について説明する。
図4に示すように、光源部100は、カラー画像である虚像12を形成するために用いられる画像表示用ビーム101を出射する。画像表示用ビーム101は、赤(以下「R」とも表示する。)、緑(以下「G」とも表示する。)、青(以下「B」とも表示する。)の3色のビームを1本に合成した光ビームである。
光源部100は、R,G,Bの各色のレーザ光を出射する半導体レーザ素子である、第1レーザ素子110と、第2レーザ素子120と、第3レーザ素子130と、を有する。第1レーザ素子110は、赤色の画像を形成する赤色のレーザ光を出射する。第2レーザ素子120は、緑色の画像を形成する緑色のレーザ光を出射する。第3レーザ素子130は、青色の画像を形成する青色のレーザ光を出射する。
各レーザ素子には、端面発光レーザと呼ばれるレーザダイオード(LD)を用いることができる。また、端面発光レーザに代えて、面発光レーザ(VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting LASER))を用いることもできる。
なお、発光部として、上記のような半導体レーザ素子に代えてLED(Light Emitting Diode)素子を用いてもよい。
光源部100は、第1レーザ素子110から出射されたレーザ光の発散を抑える第1カップリングレンズ111を有する。また、光源部100は、第2レーザ素子120から出射されたレーザ光の発散を抑える第2カップリングレンズ121を有する。また、光源部100は、第3レーザ素子130から出射されたレーザ光の発散を抑える第3カップリングレンズ131を有する。
光源部100は、第1カップリングレンズ111からのレーザ光の光束径を規制してレーザ光を整形する第1アパーチャ112を有する。また、光源部100は、第2カップリングレンズ121からのレーザ光の光束径を規制してレーザ光を整形する第2アパーチャ122を有する。また、光源部100は、第3カップリングレンズ131からのレーザ光の光束径を規制してレーザ光を整形する第3アパーチャ132を有する。
光源部100は、整形された各色のレーザ光を合成して画像表示用ビーム101を出射するビーム合成プリズム140を有する。ビーム合成プリズム140は、第1アパーチャ112を通過した赤色のレーザ光を透過させ、第2アパーチャ122を通過した緑色のレーザ光を反射する第1ダイクロイック膜141を有する。また、ビーム合成プリズム140は、赤色と緑色のレーザ光を透過させ、第3アパーチャ132を通過した青色のレーザ光を反射する第2ダイクロイック膜142を有する。また、光源部100は、ビーム合成プリズム140からの画像表示用ビーム101を導光するレンズ150と、を有する。
次に、以上説明した光源部100における画像表示用ビーム101の生成過程について説明する。第1レーザ素子110から出射された赤色レーザ光は、第1カップリングレンズ111と第1アパーチャ112を介してビーム合成プリズム140に入射する。ビーム合成プリズム140に入射した赤色レーザ光は、第1ダイクロイック膜141を通過して直進する。
第2レーザ素子120から出射された緑色レーザ光は、第2カップリングレンズ121と第2アパーチャ122を介してビーム合成プリズム140に入射する。ビーム合成プリズム140に入射した緑色レーザ光は、第1ダイクロイック膜141で反射されて赤色レーザ光と同方向、つまり第2ダイクロイック膜142の方向へ導光される。
第3レーザ素子130から出射された青色レーザ光は、第3カップリングレンズ131と第3アパーチャ132を介してビーム合成プリズム140に入射する。ビーム合成プリズム140に入射した青色レーザ光は、第2ダイクロイック膜142において赤色レーザ光及び緑色レーザ光と同方向に反射される。
第2ダイクロイック膜142を通過した赤色レーザ光及び緑色レーザ光と、第2ダイクロイック膜142で反射された青色レーザ光は、1本のレーザ光に合成されて、画像表示用ビーム101としてビーム合成プリズム140から出射される。ビーム合成プリズム140から出射された画像表示用ビーム101は、レンズ150によって図1に示した走査光学系200に導光される。
画像表示用ビーム101を構成するR、G、Bの各色レーザ光は、HUD1000の表示対象である2次元のカラー画像の画像信号に応じて、または画像情報を示す画像データに応じて強度変調されている。レーザ光の強度変調は、各色のレーザ素子を直接変調する直接変調方式でもよいし、各色のレーザ素子から出射されたレーザ光を変調する外部変調方式でもよい。すなわち、各レーザ素子は、それぞれを駆動する駆動手段によって、R、G、Bの各色成分の画像信号により発光強度を変調された各色のレーザ光を出射する。
●走査光学系(1)●
本発明に係る光走査装置の実施の形態である、HUD1000が備える走査光学系200について説明する。
図5は、走査光学系200をX軸方向から見た構成図である。また、図6は、走査光学系をY軸方向から見た構成図である。図5,6に示すように、走査光学系200は、光偏向器201と、被走査面素子202と、を有している。
光偏向器201は、光源部100から出射された画像表示用ビーム101を2次元的に偏向する画像形成素子である。光偏向器201は、複数の方向、例えば互いに直交する2軸に揺動するように構成された微小なミラー、つまり反射面の集合体である。光偏向器201は、例えば半導体プロセス等で微小揺動ミラー素子として作製されたMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)デバイスである。各微小ミラーは、互いに直交する2軸を用いて揺動するように構成されていて、微小揺動ミラー素子(DMD:Digital Micro mirror Device, Texas Instruments社)と呼ばれる。
なお、光偏向器201は、上記の例に限られるものではなく、1軸に2個の微小ミラーを配置して、この1軸の周りに2個の微小ミラーが互いに直交する方向に揺動するように構成したものなどでもよい。
被走査面素子202は、図1に示した凹面ミラー301側に被走査面素子202の長手方向のみ、あるいは長手方向と短手方向の両方向に湾曲している。被走査面素子202は、微細な凸レンズを用いて構成されている。
被走査面素子202の微細凸レンズ構造によって、被走査面素子202に入射した画像表示用ビーム101は、観察光学系300に向けて拡散して出射される。被走査面素子202で拡散された画像表示用ビーム101は、コンバイナ302によって利用者11の視野を含む入射領域中心303を中心とする広い領域を照射する。HUD1000では、このように画像表示用ビーム101を、入射領域中心303を中心とする領域に照射することによって、利用者11が頭を動かしても、つまり視点を動かしても、虚像12を虚像中心305に表示させて確実に視認できる。
なお、被走査面素子202は、微細凸レンズ構造(マイクロレンズアレイ)に限ることはなく、拡散板、透過スクリーン、反射スクリーンなどを用いてもよい。本実施の形態では、マイクロレンズアレイである被走査面素子202は、複数のマイクロレンズが2次元配列されているものを前提としているが、これに代えて、複数のマイクロレンズを1次元配列したもの、又は3次元配列したものと用いてもよい。
画像表示用ビーム101は、光偏向器201により偏向されて平行移動しつつ被走査面素子202に入射する。被走査面素子202は、画像表示用ビーム101により2次元的に光走査される。被走査面素子202は、画像表示用ビーム101によって、例えば2次元の方向のうちX軸方向を第1方向とし、X軸方向に直交する方向であるY軸方向を第2方向として、第1方向と第2方向とに光走査される。X軸方向は、走査する画像の横方向に平行な方向である。また、Y軸方向は、走査する画像の縦方向に平行な方向である。以下の説明において、走査する画像が、横方向の辺が長辺で縦方向の辺が短辺の長方形状を例に説明する。また、以下の説明において、X軸方向を主走査方向、Y軸方向を副走査方向ともいう。ここで、走査する画像が長方形状である場合に、光偏向器201の偏向角は、主走査方向の偏向角は、副走査方向の偏向角より大きい。
被走査面素子202は、例えば、主走査方向が高速で走査され、かつ副走査方向が低速で走査される、いわゆるラスタースキャンが行われる。HUD1000では、この2次元走査によって、被走査面素子202に中間画像が形成される。ここで、被走査面素子202に形成される中間画像は、カラーの2次元画像である。
なお、以後の説明において、被走査面素子202に形成される画像は、カラー画像を前提として説明するが、被走査面素子202にはモノクロ画像を形成してもよい。また、被走査面素子202に表示される画素は、画像表示用ビーム101が照射されている画素のみである。したがって、上述のカラーの2次元画像は、画像表示用ビーム101が2次元的に走査されることにより、各瞬間に表示される画素の集合として形成される。
●光偏向器
図7に示すように、光偏向器201は、半導体プロセスにて製造されるMEMSミラーである微小ミラー210を備えている。なお、図7において、光偏向器201の長手方向の軸をx軸、短手方向の軸をy軸、x軸とy軸に直行し光偏向器201で反射された光の進行方向をz軸とする。図7におけるx軸、y軸、z軸は、図1において示したX軸方向、Y軸方向、Z軸方向とは異なる。
微小ミラー210は、その両側に複数の折り返し部を有して蛇行して形成された一対の蛇行状梁部152を有する。蛇行状梁部152は、一つおきに第1梁部152aと第2梁部152bに分けられている。なお、蛇行状梁部152は、枠部材154に支持されている。
第1梁部152aと第2梁部152bには蛇行した隣り合う梁部ごとに独立の圧電部材156が設けられている。圧電部材156は、例えばPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)である。これらの圧電部材156の一つおきに異なる電圧が印加されることで、第1梁部152aと第2梁部152bに反りを発生させる。この反りによって、隣り合う梁部が異なる方向に撓み、撓みが累積されることで微小ミラー210がx軸周りに大きな角度で回転する。
以上の構成を備える光偏向器201を用いれば、x軸を中心とした垂直方向への光走査を低い電圧で行うことができる。一方、y軸を中心とした水平方向では、微小ミラー210に接続されたトーションバーなどを利用した共振による光走査が行われる。
●走査光学系の構成と配置
次に、走査光学系200の詳細な構成と光学的配置について説明する。走査光学系200は、微小ミラー210を有する光偏向器201により光源部100からの画像表示用ビーム101を2次元的に光走査して、被走査面素子202上の画像形成部206に結像させている。
図8の主走査方向、つまりX軸方向の断面を示す光学配置図に示すように、走査光学系200は、走査状態を制御する信号を得るための光(以下「制御光102」という。)を受光する、少なくとも1つの受光素子205を有する。ここで、走査光学系200の走査状態とは、例えば画像形成部206における画像表示用ビーム101の走査タイミングなどである。
走査光学系200は、光源部100から光偏向器201までの光路上に、光源部100からの光を、画像形成部206に向かう画像表示用ビーム101つまり走査光と、受光素子205に向かう制御光102とに分離し、分離した画像表示用ビーム101(走査光)の進行方向と分離した制御光102の進行方向を異ならせる光束分離素子203を有する。画像表示用ビーム101と制御光102は、それぞれ光偏向器201に入射して、画像形成部206または受光素子205上に光走査される。本実施の形態に係る走査光学系200において、制御光102は、光偏向器201を構成する多数の微小ミラー210の一部または全体に入射して受光素子205に反射される。
なお、本実施の形態において、光源部100の構成は図2に示したものであり、本実施の形態においては説明を省略する。
本実施の形態において、走査光学系200は、光偏向器201の主走査方向の偏向角の範囲外から光源部100から出射された光が入射するように構成されている。
図9は、走査光学系200の副走査方向、つまりY軸方向の断面における光学配置図を示す。光偏向器201は、入射された光をその光に直交する2軸方向に偏向走査する。光偏向器201の2軸の偏向角は、±13degと±5degとする。本実施の形態において、ミラー面の偏向角が±13degの方向を主走査方向、±5degの方向を副走査方向とする。
本実施の形態における偏向角とは、画像形成部206において画像表示用ビーム101により画像形成可能な角度であり、実際の光偏向器201の偏向角とは異なる。換言すれば、本実施の形態における偏向角とは、例えば主走査方向で走査方向が入れ替わる点同士の間の角度、つまり光偏向器201による走査が一旦止まる点同士の間の角度とは異なる。
光偏向器201により偏向された光は、主走査方向に偏向領域ω11=±26deg(反射面の偏向角は±13deg)、副走査方向に偏向領域ω12=±10deg(反射面の偏向角は±5deg)で画像形成部206に走査されている。このとき、光源部100から出射されて画像形成部206に向かう画像表示用ビーム101は、偏向走査範囲の中心に対し、主走査方向においてβ1=40degの角度を持って光偏向器201に入射する。つまり、光偏向器201の偏向角が0degのとき、入射角が20degで入射した画像表示用ビーム101が、画像形成部206の偏向走査範囲の中心に到達する。
画像形成部206は、上述のように光源部100から出射された光が結像して中間像を形成する場所であり、微細凸レンズ構造(マイクロレンズアレイ)で形成されている。
光束分離素子203は、光源部100から出射された画像表示用ビーム101が走査光学系200の光偏向器201に到達するまでの光路上に配置されている。光束分離素子203は、光分離部として機能する。光束分離素子203は、主走査方向において画像表示用ビーム101を、画像形成部206に向かう光と、制御光102に分離する。光束分離素子203には、例えば偏光ビームスプリッタや反射型の減光(ND:Neutral Density)フィルターなどを用いることができる。画像表示用ビーム101から分離された制御光102は、反射面204により反射されて画像表示用ビーム101とは異なる入射角で光偏向器201に入射し、画像形成部206とは異なる位置に偏光走査される。このとき、画像形成部206に制御光102が入射してしまうと、ゴースト光となり画像品質を著しく低下させてしまう。
そこで、走査光学系200では、画像形成部206に向かう画像表示用ビーム101の偏向領域をω11とすると、画像表示用ビーム101と制御光102の光偏向器201への入射角の差α1は、光の分離方向、例えば主走査方向にω11より大きい角度にする。本実施の形態では、ω11=±26deg(画角=52deg)であり、α1=54degである。
光束分離素子203により画像表示用ビーム101と制御光102とを分離していない一般の走査光学系では、画像表示用ビームと制御光との干渉を防ぐために、受光素子と被走査面素子とが干渉しないように間隔を設ける必要がある。このため、一般の走査光学系では、被走査面素子の近傍に受光素子を配置する場合に、被走査面素子を走査する偏向角が光偏向器の最大偏向角より小さく設定せざるを得ない。この結果として、一般の走査光学系では、例えば主走査方向の1回に走査できる光量のうち、画像表示に用いることができる光量が減少、つまり光源部の光利用効率が低下してしまい、明るい画像を形成することができない。
一方、本実施の形態に係る走査光学系200によれば、画像形成部206に向かう画像表示用ビーム101と受光素子205に向かう制御光102とを分離しているため、画像表示用ビーム101と制御光102の干渉を防ぐことができる。この結果、画像形成部206は、受光素子205から光源部100の発光タイミングを考慮して配置することで成立するため、光偏向器201の偏向角を最大値に近づけることが可能となる。具体的には、走査光学系200では、受光素子205に向けて光源部100を発光させたときの画像表示用ビーム101の照射位置に合わせて画像形成部206の画像領域を配置させることができる。
以上のように構成されていることにより、走査光学系200では、画像形成部206に向かう画像表示用ビーム101と、受光素子205に向かう制御光102が重なることがないため、画像形成部206に形成される画像の品質を向上させることができる。
また、本実施の形態では、光束分離素子203により、画像形成部206に向かう画像表示用ビーム101と受光素子205に向かう制御光102とを分離してそれぞれ光偏向器201に入射させている。このため、本実施の形態によれば、画像形成に用いるための光偏向器201の偏向角を大きくとることができる。
走査光学系200によれば、光源部100から画像形成部206への光量の伝達効率を向上させることができるため、画像光量のダイナミックレンジを大きくすることができる。
また、走査光学系200では、明るい画像を形成するために、光束分離素子203により画像表示用ビーム101と制御光102を分離する際に、画像表示用ビーム101の光量を制御光102の光量より高く設定することが望ましい。受光素子205に向かう制御光102の光量は、受光素子205の感度に基づいて最低限必要な光量を確保すればよい。つまり、受光素子205の感度が高ければ、画像表示用ビーム101の光量は高くすることが可能である。
HUD1000では、観察光学系300の倍率と虚像12のサイズから中間像の大きさが決まる。つまり、走査光学系200によれば、光偏向器201の偏向角を大きく設定することができるため、光偏向器201と画像形成部206との距離を近づけることができる。走査光学系200を有するHUD1000では、光偏向器201の手前に配置されるレンズ150の焦点距離を短く設定できるため、開口数(NA:Numerical Aperture)が大きく取れる。つまり、HUD1000では、画像形成部206に画像表示用ビーム101を結像させる際のビームスポット径を小さくすることができるため、高い品質の画像を生成することができる。
●走査光学系(2)●
本発明に係る光走査装置の別の実施の形態である、HUD1000が備える走査光学系について、先に説明した走査光学系200との相違点のみ説明する。
本実施の形態に係る走査光学系は、画像形成部206に向かう画像表示用ビーム101と受光素子205に向かう制御光102の光量を可変する、光量可変部に相当する素子が配置されている。光量を可変可能な素子には、NDフィルター、または偏光板など分離する光の光量を変化させることが可能な素子を用いることができる。NDフィルターは、分離する光量が異なるものを複数準備して状況に応じて切り替えるなど、必要な光量のダイナミックレンジに合わせて設定してもよい。
以上説明した本実施の形態に係る走査光学系によれば、受光素子205に向かう制御光102の光量を変化させず、画像形成部206に向かう画像表示用ビーム101の光量を変化させることで、画像の明るさを変更することができる。つまり、本実施の形態に係る走査光学系によれば、受光素子205に向かう制御光102に影響を与えることなく、表示画像の光量のダイナミックレンジを変化させることができる。
●走査光学系(3)●
本発明に係る光走査装置のさらに別の実施の形態である、HUD1000が備える走査光学系200Bについて、先に説明した走査光学系200との相違点のみ説明する。
図10に示すように、光源部100から出射される画像表示用ビーム101は、主走査方向において、偏向走査範囲の中心に対し、角度を持たず光偏向器201に入射する。光偏向器201に入射した画像表示用ビーム101は、偏向領域ω21=±26deg(画角=52deg)で入射方向と同じ方向にある画像形成部206に反射される。
図11に示すように、画像表示用ビーム101は、副走査方向において、光偏向器201の偏向角の範囲外、すなわち偏向走査範囲の中心に対しβ2=13degの角度で光偏向器201に入射する。画像表示用ビーム101は、光偏向器201により偏向領域ω22=±10deg(画角=20deg)の角度で画像形成部206に反射される。図11を参照すれば、画像表示用ビーム101は、副走査方向断面において、光偏向器201への入射光と出射光とが、同一の主走査方向の断面内にある。
受光素子205に向かう制御光102は、光束分離素子203により画像表示用ビーム101から分離される。制御光102は、光束分離素子203により分離された後、反射面204で反射されて、主走査方向においてα2=54degで光偏向器201に入射する。
一般に、受光素子205に向かう制御光102を主走査方向で分離し、光偏向器201の主走査方向の偏向角の範囲外から画像表示用ビーム101を入射させる光学配置を採用した場合には、主走査方向に配置が大きく広がり装置の構成が大型化してしまう。また、このような光学配置を採用した場合には、光偏向器201に入射する光の範囲と、出射する光の範囲が広くなってしまい、装置構成を小型化するのが難しくなる。
画像表示用ビーム101の光偏向器201への入射角を小さく設定して小型化することは可能だが、光源部100と画像形成部206との間の角β2は、少なくとも主走査方向の偏向角ω22の半角よりも大きく離す必要がある。また、制御光102の光路上に先に説明した光量を可変可能な素子を配置する場合には、光偏向器201で偏向反射された光と受光素子205との干渉を防ぐ必要がある。この場合には、画像表示用ビーム101の主走査方向の光偏向器201への入射角を小さく設定するのは難しい。
また、光偏向器201の主走査方向の偏向領域の画角を小さくすることも考えられるが、画像形成部206の大きさを確保するためには、光偏向器201と画像形成部206との距離を大きく確保する必要が生じる。
また、光偏向器201に用いられるMEMSデバイスは、ミラー部がガラスで封止されている。このため、反射面に対する光の入射または出射は、ガラスを介して行われている。
本実施の形態に係る走査光学系200Bでは、画像表示用ビーム101は、副走査方向において光偏向器201の偏光角の範囲外から光偏向器201に入射させることで、装置構成を小型化することができる。走査光学系200Bでは、画像表示用ビーム101の主走査方向の光偏向器201への入射角がなくなることで、主走査方向の大きさを大幅に小型化できる。
また、走査光学系200Bでは、光偏向器201に入射し出射される光の角度範囲の合計が、先に説明した走査光学系200が少なくとも174degであるのに対し、134degとなるので、MEMSデバイスの小型化にも効果がある。特に、走査光学系200Bは、自動車のHUD1000に用いる場合に、自動車のダッシュボード内にHUD1000を速度表示などのパネルの後ろ側のスペースに配置する必要があり、小型化のメリットは大きい。
●走査光学系(4)●
本発明に係る光走査装置のさらに別の実施の形態である、HUD1000が備える走査光学系200Cについて、先に説明した走査光学系200,200Bとの相違点のみ説明する。
図12に示すように、光源部100から出射される画像表示用ビーム101は、主走査方向において、偏向走査範囲の中心に対し、角度を持たず光偏向器201に入射する。光偏向器201に入射した画像表示用ビーム101は、偏向領域ω31=52degで入射方向と同じ方向にある画像形成部206に反射される。
図13に示すように、画像表示用ビーム101は、副走査方向において、光偏向器201の偏向領域の範囲外、すなわち偏向走査範囲の中心に対しβ3=13degの角度で光偏向器201に入射する。画像表示用ビーム101は、光偏向器201により、偏向領域ω32=±10deg(画角=20deg)の角度で画像形成部206に反射される。図13を参照すれば、画像表示用ビーム101は、主走査方向断面において、光偏向器201への入射光と出射光とが、同一の副走査方向の断面内にある。
受光素子205に向かう制御光102は、副走査方向において光束分離素子203により画像表示用ビーム101から分離される。制御光102は、光束分離素子203で分離された後、反射面204で反射されて、副走査方向においてα3=22degで光偏向器201に入射する。
走査光学系200Cでは、主走査方向における偏向領域の画角=52degに対して副走査方向における偏向領域の画角=20degと非常に小さい。また、画像形成部206に向かう画像表示用ビーム101の副走査方向における光偏向器201への入射角β3=13degである。つまり、走査光学系200Cでは、光偏向器201の副走査方向の角度が0degのとき、入射光から13degの角度で光が反射されて到達する位置は、画像形成部206の副走査方向の中心位置である。
副走査方向に分離される制御光102は、副走査方向において、画像形成部206に向かう画像表示用ビーム101に対して少なくとも20deg以上の角度差、例えばα3=22degを有する。この場合、走査光学系200Cでは、光偏向器201に入射し出射される光の角度範囲の合計が、主走査方向において80degである。
このとき、主走査方向において偏向領域の画角が52degであるため、先に説明した走査光学系200などと比較して装置構成を小型化することができる。走査光学系200Cは、副走査方向において偏向領域の画角20degに対し光偏向器201に入射し出射される光の角度範囲の合計が82degとなる。HUD1000において、走査光学系で採用する光学配置は、先に説明した走査光学系200などを含めて、配置スペースに応じて選択すればよい。
走査光学系200Cにおいて、光偏向器201により制御光102が走査される領域のうち、画像形成部206に近接する位置に受光素子205を配置することで、副走査方向の装置構成をさらに小さくすることができる。
図13に示した走査光学系200Cの副走査断面において、副走査方向の走査方向が上から下に向かう場合には、受光素子205が光を検知した後、上方向に光偏向器201が移動し走査を開始する、いわゆる走査後端でタイミング信号を取得する。逆に走査方向が下から上の場合には、走査先端でタイミング信号を取得する。走査光学系200Cでは、光偏向器201で偏向走査される制御光102の光量を削減して、例えば光偏向器201のMEMSデバイスのガラスの面積を小さく設定して、光偏向器201から出射しないようにすることができる。走査光学系200Cでは、光偏向器201のガラスの面積を小さくすることで、低コスト化を図りつつ、不要な光を走査しないため、ゴースト光による画像劣化も防ぐことができる。
また、走査光学系200Cでは、光偏向器201に入射し出射される光の角度範囲の合計が60deg程度になるため、さらなる装置構成の小型化を図ることができる。
●走査光学系(5)●
本発明に係る光走査装置のさらに別の実施の形態である、HUD1000が備える走査光学系200Dについて、先に説明した走査光学系200,200B,200Cとの相違点のみ説明する。
図14に示すように、光源部100から出射される画像表示用ビーム101は、主走査方向において、偏向走査範囲の中心に対し、β4=40degの角度を持って光偏向器201に入射する。光偏向器201に入射した画像表示用ビーム101は、偏向領域ω41=52degで入射方向と同じ方向にある画像形成部206に反射される。
図15に示すように、画像表示用ビーム101は、副走査方向において、光偏向器201の偏向走査範囲の中心に対し角度を持たずに光偏向器201に入射して、偏向領域ω42=±10deg(画角=20deg)で画像形成部206に反射される。図15を参照すれば、画像表示用ビーム101は、主走査方向断面において、光偏向器201への入射光と出射光とが、同一の副走査方向の断面内にある。
受光素子205に向かう制御光102は、副走査方向において光束分離素子203により画像表示用ビーム101から分離される。制御光102は、光束分離素子203で分離された後、反射面204で反射されて、副走査方向においてα4=22degで光偏向器201に入射する。
走査光学系200Dと先に説明した走査光学系200Cとの相違点は、主走査方向において画像表示用ビーム101が、光偏向器201の偏光範囲外から入射している点である。走査光学系200Dは、主走査方向において角度を持って画像表示用ビーム101を光偏向器201に入射させることで、副走査方向の装置構成を小型化することができる。この場合に、走査光学系200Dの主走査方向の装置構成は、走査光学系200Cと比較して大きくなるが、制御光102を副走査方向で分離しているため、走査光学系200や走査光学系200Bと比較すると小型化することができる。
走査光学系200Dでは、光偏向器201に入射し出射される光の角度範囲の合計が、主走査方向において最低で66deg程度であり、走査光学系200,200B,200Cと比較して小型化することができる。また、走査光学系200Dでは、光偏向器201に入射し出射される光の角度範囲の合計が、副走査方向において34deg程度であり、特に副走査方向において小型化に適している。
以上説明したように、本実施の形態に係る走査光学系では、主走査方向と副走査方向で要求されるサイズに対応して、適宜な光学配置を採用することにより、装置構成を小型化することができる。
以上説明したように、本実施の形態に係る走査光学系では、画像の光量のダイナミックレンジを広く取るために、光源部100からの光量を効率よく画像形成部206に伝達することができるため、明るい画像を形成することができる。また、本実施の形態に係る走査光学系では、光源部100の光量を下げたときにおいても、画像の位置を決めるための同期信号、つまり制御光102を安定して取得することができる。
なお、以上説明した本実施の形態に係る走査光学系において示した角度は、大きさを比較するために例示したものであり、本発明においてはこれに限定されず、受光部を走査する光の範囲なども考慮することができる。
10 フロントウインドシールド
11 利用者
12 虚像
100 光源部
101 画像表示用ビーム
102 制御光
110 第1レーザ素子
120 第2レーザ素子
130 第3レーザ素子
111 第1カップリングレンズ
121 第2カップリングレンズ
131 第3カップリングレンズ
112 第1アパーチャ
122 第2アパーチャ
132 第3アパーチャ
140 ビーム合成プリズム
141 第1ダイクロイック膜
142 第2ダイクロイック膜
150 レンズ
152 蛇行状梁部
154 枠部材
156 圧電部材
200 走査光学系
201 光偏向器
202 被走査面素子
203 光束分離素子
205 受光素子
206 画像形成部
210 微小ミラー
300 観察光学系
301 凹面ミラー
302 コンバイナ
303 入射領域中心
304 第1仮想軸
305 虚像中心
306 第2仮想軸
307 反射面中心
600 FPGA
602 CPU
604 ROM
606 RAM
608 IF
610 バスライン
615 MEMSコントローラ
800 車両情報入力部
802 外部情報入力部
804 画像生成部
806 画像表示部
1000 HUD
6111 LDドライバ
8060 制御部
特許第5050862号公報 特開2013−15738号公報
本発明は、光を発する光源と、光源からの光を、画像形成部を走査する走査光と、走査光の走査状態を制御する信号を生成するための制御光とに分離し、走査光の進行方向と制御光の進行方向を異ならせる光分離部と、反射面を揺動して画像形成部を走査光により光走査する光偏向器と、制御光を受光して信号を生成する受光素子と、信号に基づいて走査状態を制御する制御部と、を有することを特徴とする。

Claims (12)

  1. 光を発する光源と、
    前記光源からの前記光を、画像形成部を走査する走査光と、前記走査光の走査状態を制御する信号を生成するための制御光とに分離し、前記走査光の進行方向と前記制御光の進行方向とを異ならせる光分離部と、
    反射面を揺動して前記画像形成部を前記走査光により光走査する光偏向器と、
    前記制御光を受光して前記信号を生成する受光素子と、
    前記信号に基づいて前記光偏向器の走査状態を制御する制御部と、
    を有する光走査装置。
  2. 前記光偏向器は、前記反射面を揺動して前記受光素子を前記制御光により光走査する、
    請求項1記載の光走査装置。
  3. 前記走査光の光量と前記制御光の光量を異なる光量にする光量可変部を有する、
    請求項1または2記載の光走査装置。
  4. 前記光偏向器は、第1方向と前記第1方向に直交する第2方向とに前記反射面を揺動し、
    前記走査光は、前記第1方向と前記第2方向に光走査される、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の光走査装置。
  5. 前記光分離部は、前記走査光を前記光偏向器の方向に、前記制御光を前記第1方向に分離する、
    請求項4記載の光走査装置。
  6. 前記光偏向器は、第1方向の偏向角が前記第2方向の偏向角よりも大きい、
    請求項5記載の光走査装置。
  7. 前記第1方向における、前記光偏向器への前記走査光の入射角に対する前記光偏向器への前記制御光の入射角は、前記光偏向器による前記走査光の偏向角より大きい、
    請求項5または6記載の光走査装置。
  8. 前記光分離部は、前記走査光を前記光偏向器の方向に、前記制御光を前記第2方向に分離する、
    請求項4記載の光走査装置。
  9. 前記受光素子は、前記光偏向器により前記制御光が走査される領域のうち、前記画像形成部に近接する位置に配置される、
    請求項8記載の光走査装置。
  10. 前記光分離部により前記制御光が分離される方向における、前記光偏向器への前記走査光の入射角に対する前記光偏向器への前記制御光の入射角は、前記光偏向器による前記走査光の偏向角より大きい、
    請求項4乃至9のいずれかに記載の光走査装置。
  11. 光源からの光を画像形成部に走査して画像を形成する光走査装置と、
    前記画像形成部に形成されている前記画像を虚像として表示する観察光学系と、
    を有する画像表示装置であって、
    前記光走査装置は、請求項1乃至10のいずれかに記載の光走査装置である、
    画像表示装置。
  12. 前記画像表示装置は、移動体に搭載されていて、
    前記観察光学系は、前記移動体のフロントウインドシールドを含む、
    請求項11記載の画像表示装置。
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