JP2014065748A5 - 癌治療剤 - Google Patents

Claims (19)

1. ＰＤ−１の免疫抑制シグナルを阻害する抗ＰＤ−Ｌ１抗体を有効成分として含む癌治療剤。
2. 抗ＰＤ−Ｌ１抗体が、ＰＤ−１およびＰＤ−Ｌ１の相互作用を阻害する請求項１記載の癌治療剤。
3. 抗ＰＤ−Ｌ１抗体が、キメラ抗体、ヒト化抗体または完全ヒト型抗体である請求項１または２記載の癌治療剤。
4. 癌が、癌腫、扁平上皮癌、腺癌、肉腫、白血病、神経腫、メラノーマ、リンパ腫および骨髄腫から選択されるいずれかの癌である請求項１〜３のいずれか１項記載の癌治療剤。
5. 扁平上皮癌が、子宮頚管、瞼、結膜、膣、肺、口腔、皮膚、膀胱、舌、喉頭または食道の癌である請求項４記載の癌治療剤。
6. 腺癌が、前立腺、小腸、子宮内膜、子宮頚管、大腸、肺、膵、食道、直腸、子宮、胃、乳房または卵巣の癌である請求項４記載の癌治療剤。
7. 癌が、肺癌、大腸癌、食道癌、卵巣癌、メラノーマまたはリンパ腫である請求項１〜３のいずれか１項記載の癌治療剤。
8. 肺癌が、肺扁平上皮癌または肺腺癌である請求項７記載の癌治療剤。
9. 癌が、ＰＤ−Ｌ１を発現する癌である請求項１〜３のいずれか１項記載の癌治療剤。
10. さらに、免疫賦活剤と組み合わせることを特徴とする請求項１記載の癌治療剤。
11. 免疫賦活剤が、サイトカインまたは癌抗原である請求項１０記載の癌治療剤。
12. サイトカインが、ＧＭ−ＣＳＦ、Ｍ−ＣＳＦ、Ｇ−ＣＳＦ、インターフェロン−α、インターフェロン−β、インターフェロン−γ、ＩＬ−１、ＩＬ−２、ＩＬ−３またはＩＬ−１２である請求項１１記載の癌治療剤。
13. 癌抗原が、ＭＡＧＥ−１もしくはＭＡＧＥ−３由来のＨＬＡ−Ａ１またはＨＬＡ−Ａ２拘束ペプチド、ＭＡＲＴ−１、ｇｐ１００、ＨＥＲ２／ｎｅｕペプチド、ＭＵＣ−１ペプチドおよびＮＹ−ＥＳＯ−１から選択される一または二以上の癌抗原である請求項１１記載の癌治療剤。
14. 免疫賦活剤が、抗ＣＴＬＡ−４抗体である請求項１０記載の癌治療剤。
15. さらに、化学療法剤と組み合わせることを特徴とする請求項１記載の癌治療剤。
16. 化学療法剤が、アルキル化剤、ニトロソウレア剤、代謝拮抗剤、抗癌性抗生物質、植物由来アルカロイド、トポイソメラーゼ阻害剤、ホルモン療法剤、ホルモン拮抗剤、アロマターゼ阻害剤、Ｐ糖蛋白阻害剤および白金錯体誘導体から選択される一または二以上の化学療法剤である請求項１５記載の癌治療剤。
17. さらに、白血球減少症治療薬、血小板減少症治療薬、制吐剤または癌性疼痛治療薬から選択される一または二以上と組み合わせることを特徴とする請求項１記載の癌治療剤。
18. インビボにおいて癌細胞の増殖を抑制する作用を有する請求項１記載の癌治療剤。
19. ＰＤ−１の免疫抑制シグナルを阻害する抗ＰＤ−Ｌ１抗体の有効量を患者に投与することを特徴とする癌治療方法。