JP3017085B2 - 回転電機及びその製造方法 - Google Patents

回転電機及びその製造方法

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JP3017085B2
JP3017085B2 JP8109986A JP10998696A JP3017085B2 JP 3017085 B2 JP3017085 B2 JP 3017085B2 JP 8109986 A JP8109986 A JP 8109986A JP 10998696 A JP10998696 A JP 10998696A JP 3017085 B2 JP3017085 B2 JP 3017085B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、固定子コアの各
磁極ティース毎に集中巻によってコイルを形成されるイ
ンナーローター型の回転電機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図25(a)は従来の回転電機の固定子
の鉄心構造を示す平面図、図25(b)は従来の回転電
機の固定子に巻線を行っている状態を示す平面図であ
り、図において、1は鉄心であり、板厚が薄い電磁鋼鈑
を必要な枚数だけ積み重ね、カシメ、溶接等により1枚
1枚の電磁鋼鈑がバラバラにならないように固定されて
いる。2は絶縁物3を施したスロット、4はコイルであ
り、ノズル5により鉄心1の磁極ティース6へ1ターン
ずつ巻線を行って形成したものである。
【0003】次に動作について説明する。このような鉄
心1に集中巻々線を行う場合は、スロット2内に絶縁物
3を施した後、ノズル5により鉄心1の磁極ティース6
へ1ターンずつ巻線を行ってコイル4を形成するが、こ
の際、ノズル5がスロット2内を通過するため、スロッ
ト内へ巻いたコイル4がノズル5に当たらないようにす
るために、最終のコイル4を巻終わった状態で、スロッ
ト2内には、図25(b)に示すWだけの空隙が必要と
なる。この空隙Wが広いほど、スロット2内のコイルの
占積率が高いものと比較して、回転電機において、同一
出力、特性等を出そうとすると、鉄心積幅を増やす必要
があり、電線、絶縁材等の使用量が増え、無駄が多くな
る。
【0004】このような無駄をなくすために、図26の
ように鉄心を2分割にし、コイルの占積率の向上を図ろ
うとするものがあった。図26(a)は従来の回転電機
の固定子の他の例を示す平面図、図26(b)は2分割
された鉄心のうちの外側鉄心を示す平面図、図26
(c)は2分割された鉄心のうちの内側鉄心と巻線され
たボビンとを示す平面図、図26(d)は内側鉄心にボ
ビンを装着し外側鉄心にはめ込み構成した固定子を示す
平面図である。図において、1aは外側鉄心、1bは内
側鉄心、4aはコイルの巻始めの端末、4bは巻終わり
端末である。
【0005】この場合、鉄心1は、外側鉄心1aと内側
鉄心1bに分割され、板厚が薄い電磁鋼鈑を積層して作
られている。この鉄心に巻線を施す場合は、図26
(c)に示すボビン状に成形された絶縁物3に、コイル
4を巻線し、巻線完了した各ボビンを、内側鉄心1bに
装着した後、外側鉄心1aの内側へ組み付けることによ
り図26(d)に示すようなコイルの占積率の高い回転
電機を得ることができる。
【0006】しかし、この場合のコイルは、それぞれ別
々に巻線されるため、各コイルには図26(c)に示す
ようなコイルの巻始めの端末4aと、巻終わり端末4b
が生じ、外側鉄心1aと内側鉄心1bとを組み付けた
後、各コイルから出てくる端末を(図26(d))、必
要な電気回路を構成するように接続しなければならず、
そのために多くの労力または労力に代わる材料費(例え
ばプリント基板等)が必要になる。
【0007】次に、鉄心1をコイル数と同じ数の多数個
の鉄心片に分割した構造のものについて説明する。図2
7(a)は従来の回転電機の固定子のさらに他の例を示
す平面図、図27(b)は磁極ティース毎にばらばらに
分割された固定子片を示す平面図、図27(c)は固定
子片に巻線した状態を示す平面図、図27(d)は巻線
後の固定子片を組み合わせ固定子を構成した状態を示す
平面図である。図において、分割された鉄心片7は、板
厚が薄い電磁鋼鈑を積層して作られている。この鉄心1
に巻線を施す場合は、個々に分割された鉄心片7に絶縁
物3を装着した後、コイル4を巻線し、図27(c)に
示す巻線完了した個々の鉄心片7を、図27(d)に
示すように組み合わせ、各鉄心片7の接触部分を、装
着、溶接等により一体化するものである。しかし、この
場合、各鉄心片を接続する部分が増えるために、一体化
した後の鉄心の精度を確保するのが困難となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】コイル4の占積率を高
くするために、鉄心1を分割する手法がなされている
が、各々の磁極ティース6に対応するコイル4を、個々
に巻線していることから、コイル4の巻始めの端末4
a、および巻終わり端末4bは、コイル4の倍数が未接
続の状態となる。すなわち、回転電機の電気回路を構成
するためには、口出しリード線またはコネクタとコイル
4の数の倍数の端末を接続しなければならないなどの課
題があった。また、分割された鉄心1を組み立てる場合
においても、部品点数が多くなることによって、組立性
が悪くなり加工費に無駄が生じるなどの課題があった。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、複数の磁極テ ィースにコイルを各
々集中巻してなる固定子を備えたインナーローター型の
回転電機において、1つの上記磁極ティースを含む単位
の固定子片の複数個が、上記固定子の外周部になる部分
で折り曲げ可能な連結部により連結されてユニットコア
を構成するものであって、組立性が良く、しかも渡り線
同志の絶縁のために必要な距離を保つことができる回転
電機を得ることを目的とする。
【0010】また、複数の磁極ティースにコイルを各々
集中巻して固定子を形成するインナーローター型の回転
電機の製造方法において、1つの上記磁極ティースを含
む単位の固定子片の複数個が、上記固定子の外周部にな
る部分で折り曲げ可能な連結部により連結されてユニッ
トコアを形成するものであって、組立性を損なわずに、
ユニットコアとコイル間の信頼性の高い絶縁状態を有す
る回転電機の製造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】の発明に係る回転電機
は、複数の磁極ティースにコイルを各々集中巻してなる
固定子を備えたインナーローター型の回転電機におい
て、1つの上記磁極ティースを含む単位の固定子片の複
数個が、上記固定子の外周部になる部分で折り曲げ可能
な連結部により連結されることでユニットコアが構成さ
れ、上記固定子片の磁極ティースに絶縁性のコイル巻枠
が組み合わされ、上記磁極ティースに巻線が施されるこ
とで上記コイルが形成され、かつ、上記コイルの巻終わ
りが切断されることなく他のコイルの巻始めに渡ってい
る渡り線により上記コイル同志が接続され、上記ユニッ
トコアの連結部が折り曲げられることで、隣接する上記
固定子片同志が密着され、上記ユニットコアの複数個が
環状に接続固定されて上記固定子が構成される回転電機
であって、上記渡り線同志が、上記固定子の外周部にお
ける上記コイル巻枠の外側面において、互いに間隔をお
いて渡っているものである。
【0012】の発明に係る回転電機は、渡り線が、コ
イル巻枠の外側面において階段状に渡っているものであ
る。
【0013】の発明に係る回転電機は、渡り線が、コ
イル巻枠の外側面において斜状に渡っているものであ
る。
【0014】の発明に係る回転電機は、複数個の固定
子片には、同一形状のコイル巻枠がそれぞれ組み合わさ
れているものである。
【0015】この発明に係る回転電機の製造方法は、複
数の磁極ティースにコイルを各々集中巻してなる固定子
を備えたインナーローター型の回転電機の製造方法にお
いて、1つの上記磁極ティースを含む単位の固定子片の
複数個が、上記固定子の外周部になる部分で折り曲げ可
能な連結部により連結されたユニットコアを形成し、隣
接する上記各磁極ティース間を拡げた状態で各磁極ティ
ース間のユニットコアを被覆し、上記各連結部に対向す
る位置で上記固定子の内周側に張り出す折り曲げ部を有
するフィルム状絶縁材を設け、上記各磁極ティースに上
記フィルム状絶縁材を介在させて巻線を施し、上記各連
結部を折り曲げて各磁極ティース間を縮めて、上記各フ
ィルム状絶縁材の上記折り曲げ部がユニットコアとコイ
ル間に張り出してユニットコアとコイル間を絶縁し、隣
接する上記各固定子片同志が密着するようにし、上記ユ
ニットコアの複数個を環状に接続固定して固定子を形成
するものである。
【0016】この発明に係る回転電機の製造方法は、各
折り曲げ部は、固定子の内周側に張り出した山形であ
り、各磁極ティース間を拡げた状態で、山形の底辺が拡
がり、各磁極ティース間を縮めた状態で山形の底辺が縮
まるものである。
【0017】この発明に係る回転電機の製造方法は、各
連結部を折り曲げて各磁極ティース間を縮めて、各フィ
ルム状絶縁材の折り曲げ部がユニットコアとコイル間及
び隣接するコイル間に張り出して、ユニットコアとコイ
ル間及び隣接するコイル間を絶縁し、隣接する各固定子
片同志が密着するようにするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1. 実施の形態1は、9スロット8極のDCブラシレスモー
タにおいて、3つの固定子片を1つのユニットコアとし
ており、3つのユニットコアを組み合わせて1つの固定
子を構成する事例である。図1(a)はこの発明の実施
の形態1による回転電機において3個の固定子片よりな
るユニットコアを示す平面図、図1(b)は(a)に示
す固定子片にコイルを巻線した状態を示す平面図、図1
(c)は(b)に示す巻線が終わった状態の固定子片を
折り曲げた時の状態を示す平面図、図2は図1(c)に
示す固定子片を折り曲げた後、集めて組み合わせて構成
された回転電機の固定子を示す平面図である。図3はこ
の発明の実施の形態1による回転電機において、鉄心よ
りなるユニットコアを用いて巻線を行う方法を示す平面
図である。
【0019】 図において、1は鉄心であり、板厚が薄い
電磁鋼鈑を必要な枚数だけ積み重ね、カシメ、溶接等に
より1枚1枚の電磁鋼鈑がバラバラにならないように固
定されている。2は絶縁物3を施したスロット、4a〜
4eはコイルであり、鉄心1の磁極ティース6へ1ター
ンずつ巻線を行って形成したものである。7a〜7cは
固定子片であり、回転電機の固定子の外周部になる薄肉
連結部9で連結されており、一体化されている。10
a、10bは各コイル4a〜4e間の渡り線、11a〜
11cは鉄心1の接合部である。14a〜14cは各固
定子片7a〜7cのスロット底部、15は隣り合った固
定子片7a〜7cの歯部先端、16は鉄心1に電線19
を巻き付けるフライヤ、17はフライヤ16の基端、1
8はフライヤ16の先端、20は鉄心保持治具、21は
鉄心保持治具20の旋回中心点、22はフライヤ16の
旋回中心である。
【0020】 次に動作について説明する。鉄心を用いて
効率的に巻線を行う手順を説明する。図1において、鉄
心は、各固定子片7a〜7cより構成され、各固定子片
7a〜7cは薄肉連結部9で連結されており、一体の構
造となっている。また、各固定子片7a〜7cのスロッ
ト底部14a〜14cを直線的に延長した線分A−A、
B−B、C−Cは隣り合った固定子片の歯部先端15と
交差しないように角度をつけて各固定子片7a〜7cが
構成されている。この状態で、板厚の薄い電磁鋼鈑を必
要な枚数だけ積み重ね、カシメ、溶接などにより積み重
ねた電磁鋼鈑がバラバラにならないように固定されてい
る。
【0021】 次に、この鉄心を用いて、巻線する例を図
3により説明する。鉄心に対地絶縁の目的で、絶縁物3
を取付け、鉄心保持治具20に薄肉連結されている固定
子片7a〜7cを固定する。フライヤ16は、その旋回
中心22を中心として矢印Aの方向または逆方向に旋回
でき、整列巻を行うためにフライヤ16の旋回と同期し
て、フライヤ16が矢印B方向へ揺動する。鉄心に巻き
付ける電線19は、フライヤ16の基端17からフライ
ヤ16内を通って電線19a,19bまでつながってい
る。鉄心に電線19を巻き付ける場合は、フライヤ16
の先端18より出ている電線19bの端末を鉄心保持治
具20等に固定した後、フライヤ16を旋回、揺動させ
ながら、固定子片7a〜7cに巻線を行う。所定の巻線
だけ巻終わった段階で、フライヤ16を停止させる。
【0022】 次に隣接した固定子片7bを中心として、
鉄心保持治具20をθ1 だけ旋回することにより、固定
子片7bへの巻線が可能な状態となる。このときフライ
ヤ16の先端18から出ている電線19bは切断せず
に、固定子片7bに電線を巻き付ける。同様に次に固定
子片7cの巻線を行うことにより、各固定子片7a〜7
cに巻かれたコイルは連続して巻くことができる。固定
子片7cの巻線の巻線が終わった時点で電線19bを切
断し、その端末は絶縁物3の一部にからげる等により固
定する。このようにして得られた巻線完了した状態の鉄
心を示すものが図1(b)である。
【0023】 図1(b)において、コイル4c〜4eは
それぞれ固定子片7a〜7cに巻かれ、各コイルは渡り
線10a、10bでつながっている。次に、図1(b)
のように巻線完了した状態の固定子片7a〜7cを薄肉
連結部9を中心として折り曲げたものを図1(c)に示
す。なお鉄心を折り曲げる際には、折り曲げ後の寸法精
度を出すために、治具(図示せず)に沿わせて折り曲げ
る。このようにして折り曲げ完了した鉄心を組み合わ
せ、円筒状にしたものが図である。各鉄心の接合部1
1a〜11cは溶接、接着等により一体化することによ
り、鉄心に巻線が完了した回転電機の固定子を得ること
ができる。
【0024】 この実施の形態1では、薄肉連結部9で接
続された固定子片7a〜7cが3個のものでユニットコ
アを構成し、このユニットコアを3個組み合わせて鉄心
とした例で説明したが、回転電機の固定子の仕様によっ
てユニットコアを構成する固定子片7a〜7cの数及び
鉄心を構成するユニットコアの数が変動し、その仕様に
合わせてこの発明を適用できることは言うまでもない。
【0025】 以上のように、この実施の形態1によれ
ば、薄肉連結部9で接続された固定子片7a〜7cが3
個のものでユニットコアを構成し、この固定子片7a〜
7cを鉄心保持治具20に固定した後、フライヤ16を
旋回、揺動させながら、固定子片7a〜7cに電線19
を連続して巻き、コイルを接続することができるため、
コイルの占積率を高めることができ、しかも巻始めの端
末、および巻終わり端末の接続回数を削減できるととも
に、組立性のよい鉄心構造を有する回転電機を得ること
ができるという効果が得られる。
【0026】 実施の形態2. 実施の形態2は、12スロット8極のDCブラシレスモ
ータにおいて、6つの固定子片を1つのユニットコアと
しており、2つのユニットコアを組み合わせて1つの固
定子を構成する事例である。図4(a)はこの発明の実
施の形態2による回転電機において6個の固定子片より
なるユニットコアを示す平面図、図4(b)は(a)に
示す固定子片にコイルを巻線した状態を示す平面図、図
4(c)は(b)に示す巻線が終わった状態の固定子片
を折り曲げた時の状態を示す平面図、図5は図4(c)
に示す固定子片を折り曲げた後、集めて組み合わせて構
成された回転電機の固定子を示す平面図、図6は図4の
ユニットコアに巻線を行っている状態を示す平面図であ
り、図において、実施の形態1のものと同一符号は同一
または相当部分を示すので説明を省略する。
【0027】 図において、70は薄肉連結部9で接続さ
れた固定子片7(従来の技術においては鉄心片として記
述した)が6個で構成される帯状ユニットコア(ユニッ
トコア)、71は帯状ユニットコア70の各固定子片7
にコイル4が巻線されたコイル巻線帯状ユニットコア、
72は半円状に折り曲げられ、一体化された半円状ユニ
ットコア、73は半円状ユニットコア72を囲むアルミ
フレーム(フレーム)、74は半円状ユニットコア72
の中心部に設けられるロータ軸、75はロータ軸74の
回りに設けられるロータマグネット、76はマグネット
ワイヤ77を各固定子片7の磁極ティース6に巻く巻線
ノズル、78は複数の巻線ノズル76が回転自在に支持
されるノズル支持台である。
【0028】 次に動作について説明する。まず、図4
(a)に示すような6つの固定子片7が帯状に連結され
た帯状ユニットコア70を支持した後、3つの巻線ノズ
ル76の先端を各固定子片7の磁極ティース6に移動さ
せる。次に、この巻線ノズル76を磁極ティース6の回
りで周回させることにより、3つの磁極ティース6に対
して同時にマグネットワイヤ77の巻線を行うことがで
きる。そして、巻線後は、実施の形態1と同様にして折
り曲げ完了した2つの半円状ユニットコア72を組み合
わせ、円筒状にし、溶接、接着等により一体化または、
フレームに焼きばめすることにより、鉄心に巻線が完了
した回転電機の固定子を得ることができる。
【0029】 以上のように、この実施の形態2によれ
ば、コイル4を接続することができるため、コイルの占
積率を高めることができ、しかも巻始めの端末、および
巻終わり端末の接続回数を削減できるとともに、組立性
のよい鉄心構造を有する回転電機を得ることができると
いう効果が得られる。
【0030】 実施の形態3. 実施の形態3は、12スロット8極のDCブラシレスモ
ータにおいて、3つの固定子片を1つのユニットコアと
しており、4つのユニットコアを組み合わせて1つの固
定子を構成する事例である。図7(a)はこの発明の実
施の形態3による回転電機において3個の固定子片より
なるユニットコアを示す平面図、図7(b)は(a)の
ユニットコアにコイルを巻線した状態を示す平面図、図
8(a)は巻線が終わった状態のユニットコアを折り曲
げた状態を示す平面図、図8(b)は巻線が終わった状
態のユニットコアを折り曲げた後、集めて組み合わせて
樹脂モールドで一体化することで構成された回転電機の
固定子を示す平面図であり、図において、実施の形態1
および実施の形態2のものと同一符号は同一または相当
部分を示すので説明を省略する。
【0031】 この実施の形態3によれば、図7(a)で
示すように薄肉連結部9で連結された3つの固定子片7
を1つの3片ユニットコア(ユニットコア)79として
おり、この3片ユニットコア79に実施の形態1または
実施の形態2で示したようにコイル4を巻き付けた後
(図7(b))、4つの3片ユニットコア79を図8
(a)に示すように折り曲げた後、組み合わせて1つの
固定子を構成し、樹脂モールド(樹脂)80で一体化す
るものである。したがって、外径の大きい固定子または
積厚の厚い固定子の場合は、実施の形態3のようにユニ
ットコアの分割を増やすことにより、鉄心を得る工程、
巻線を行う工程において取り扱うワークの重量が軽減で
き、組立やすくなるという効果が得られる。
【0032】 実施の形態4. 図9(a)はこの発明の実施の形態4による回転電機に
おいて、複数枚積層された固定子片を示す正面図と、こ
れらの固定子片のうち固定子の外周部になる部分を薄肉
連結部により形成し連結一体化するユニットコアを示す
平面図、図9(b)は(a)に示す固定子片を折り曲げ
た後、組み合わせて構成した回転電機の固定子の一部斜
視図であり、図において、実施の形態1から実施の形態
3のものと同一符号は同一または相当部分を示すので説
明を省略する。81は鉄心であり、3つの固定子片7の
外周部になる部分を薄肉連結部9により形成し連結一体
化する3片ユニットコア79を上下4層に形成し、その
間に薄肉連結部9により連結されない固定子片7の層を
形成したものである。82は例えば3片ユニットコア7
9同士の突き合わせ面、83は固定子片7同士の突き合
わせ面である。
【0033】 この実施の形態4によれば、固定子片7を
折り曲げる際には、折り曲げ後の寸法精度を出すため
に、治具(図示せず)に沿わせて折り曲げるが、積厚が
大きくなるとそれにつれて曲げに必要な力も大きくな
る。そこで積層される少なくとも1層に3つの固定子片
7の外周部になる部分を薄肉連結部9により形成し連結
一体化する3片ユニットコア79を含めることで、曲げ
に必要な力を小さくすることができ、この力を発生する
駆動源(図示せず)、例えばエアシリンダやモータの大
きさを小さくすることが可能となり、折り曲げ作業が容
易になるという効果が得られる。
【0034】 実施の形態5. 図10はこの発明の実施の形態5による回転電機の固定
子の結線を示す配線図、図11はこの発明の実施の形態
5による回転電機の固定子の巻線と結線との状態を示す
配線図であり、図において、実施の形態1から実施の形
態4のものと同一符号は同一または相当部分を示すので
説明を省略する。実施の形態5は、12スロットの固定
子に12個のコイルを各々の磁極ティースに巻線する場
合において、1つのユニットコアに相当する6スロット
毎にU、V、W各々の同相のコイルを直列に結線したも
のをY結線し、2つのユニットコアを並列に接続した例
を示している。
【0035】 図中のN1 とN2 は、それぞれY結線の中
性点を示すものであり、点線で示しているのは、N1
2 を接続しても接続しなくてもいずれでもよいことを
示している。また、図11は、実施の形態2で説明した
ユニットコアに図10の接続となるように巻線した状態
を示したものであるが、同相同志(例えばU1 とU2
の接続は、すなわち、コイル渡り線84はU1 のコイル
の巻終わりを切らずにU2 のコイルの巻始めに渡ってい
るため、巻線後にあらたに半田付けなどによって接続す
る必要がないという効果が得られる。
【0036】 実施の形態6. 図12はこの発明の実施の形態6による回転電機の固定
子の結線を示す配線図、図13はこの発明の実施の形態
6による回転電機の固定子の巻線と結線の状態を示す配
線図、図14は実施の形態6における巻線時のコイル端
末と巻枠の状態を示す斜視図、図15は実施の形態6に
おける巻線時のコイル渡り線と巻枠の状態を示す斜視図
である。図において、実施の形態1から実施の形態5の
ものと同一符号は同一または相当部分を示すので説明を
省略する。実施の形態6は、12スロットの固定子に1
2個のコイルを各々の磁極ティースに巻線する場合にお
いて、1つのユニットコアの半分に相当する3スロット
毎にU、V、WのコイルをY結線し、4つのY結線を並
列に接続した例を示している。
【0037】 図中のN1 とN2 とN3 とN4 は、それぞ
れY結線の中性点を示すものであり、点線で示している
のは、N1 とN2 とN3 とN4 を接続しても接続しなく
てもいずれでもよいことを示している。また、図10
は、実施の形態2で説明したユニットコアに図12の接
続となるように巻線した状態を示したものである。この
同相同志(例えばU1 とU2 )の接続は、U1 のコイル
の巻終わりを切らずに、一旦口出しリードと接続される
端子を介した後に、U2 のコイルの巻始めに渡っている
ため、巻線後にあらたに半田付けなどによって接続する
必要がない。また、口出しリード線と接続されるUVW
端末85は、ユニットコア1つあたり各々1カ所にまと
め、図14に示すようにコイル巻枠86に立てられた角
ピン87に絡げて処理することができる。
【0038】 また、コイル間を渡る際には、図15のよ
うに、巻枠の突起88にコイル渡り線84を引っかけて
コイル巻枠86の背後を通して処理することができる。
これらの処理はいずれも自動巻線機においてノズルをN
C駆動させることで人手を介することなく行うことがで
きるという効果が得られる。また、中性点N1 ,N2
接続は、図11の如く1ヵ所にまとめられており、かし
め等によって容易に接続できるという効果も得られる。
【0039】 実施の形態7. 図16はこの発明の実施の形態7による回転電機の固定
子の断面を一部拡大して示す平面図である。図におい
て、実施の形態1から実施の形態6のものと同一符号は
同一または相当部分を示すので説明を省略する。実施の
形態7は、ユニットコアに巻線を行い固定子片7を折り
曲げた後、集めて組み合わせて構成された回転電機の固
定子の断面の一部である。ユニットコアは、順送プレス
において製造される場合、抜きかしめによって一体化
し、積層されたコアがばらばらにならないようにするこ
とが可能である。その場合、抜きかしめの配置は、1つ
の固定子片7につき2つ設けることが強度的に望まし
い。
【0040】 しかしながら、抜きかしめされた部位は、
磁束の流れを妨げることが一般的に知られている。そこ
で、図16に示すように、磁極ティース6の部分とコア
外周部90にかしめを設ける場合において、磁極ティー
ス6部近傍の抜きかしめ91の大きさをコア外周部90
の抜きかしめ92の大きさよりも小さくし、2つの抜き
かしめ91,92によって必要となる強度を確保すると
ともに、回転電機の駆動時には抜きかしめ91,92が
磁極ティース6を通過する磁束93の流れを妨げる割合
が減らすことができるという効果が得られる。
【0041】 実施の形態8. 図17(a)はこの発明の実施の形態8による回転電機
の固定子片の薄肉連結部の折り曲げ前の状態を一部拡大
して示す平面図、図17(b)は(a)の固定子片を折
り曲げた後の状態一部拡大して示す平面図であり、図
において、実施の形態1から実施の形態7のものと同一
符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
この実施の形態8では、図17(a)に示すように、薄
肉連結部9の塑性変形する部位(部位)94を線対称の
形状にしておき、さらに、薄肉連結部9の中央部を中心
に両側の固定子片を回転させて、薄肉連結部9を折り曲
げることが必要となる。尚、ここで、塑性変形する部位
94の線対称の形状とは、後述する固定子コアの外周部
の分割面(線分D1 D2 、E1 E2 )の形状を言う
ものではなく、まさに、薄肉連結部9の一部である塑性
変形する部位94の形状が線対称であることを表す。
【0042】 そして、この薄肉連結部9を折り曲げるこ
とによって、塑性変形が生じ、固定子コアの外周部の分
割面(線分D1 D2 、E1 E2 )が接触することと
なる。また、線分D1 D2 、E1 E2 は、図に示す
ように直線だけでなく凹凸があってもよい。これら線分
は隙間なく密着することが、回転電機の磁路を形成する
上で重要となり、しかも、折り曲げ時に、薄肉連結部9
が均等に曲がれば、固定子コアの内径を真円に近づける
ことができるという効果が得られる。
【0043】 実施の形態9. 図18はこの発明の実施の形態9による回転電機のユニ
ットコアのフィルム状絶縁材と巻枠とを組み合わせた状
態を示す斜視図、図19(a)はこの発明の実施の形態
9による回転電機のユニットコアのフィルム状絶縁材と
ユニットコアの断面を示す平面図、図19(b)は
(a)のユニットコアを折り曲げた状態のフィルム状絶
縁材とユニットコアの断面を示す平面図、図19(c)
は(a)とは異なる回転電機のユニットコアのフィルム
状絶縁材とユニットコアの断面を示す平面図、図19
(d)は(c)のユニットコアを折り曲げた状態のフィ
ルム状絶縁材とユニットコアの断面を示す平面図であ
り、図において、実施の形態1から実施の形態8のもの
と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略
する。
【0044】 ユニットコアに巻線を行う場合には、ユニ
ットコアとコイルとの絶縁とコイルを保持するための巻
枠が必要となる。したがって、この実施の形態9おいて
は、図18に示すように薄肉連結部9で連結されて隣接
する磁極ティース6間に、ユニットコア95とコイル4
を絶縁するためのフィルム状絶縁材96に折り曲げ部1
00を設けて配置し、さらに、絶縁樹脂材で形成され、
各ボビン97がボビン連結部98により連結された上側
ボビン(コイル巻枠)99aと下側ボビン(コイル巻
枠)99bとをユニットコア95の上方および下方より
両側からはめあわせることができる。
【0045】 また、図19(a)で示すように、巻線前
のユニットコア95に配置したフィルム状絶縁材96
は、ユニットコア95の薄肉連結部9の近傍に山形の折
り曲げ部100が設けられており、図19(b)のよう
に、巻線後、ユニットコア95を折り曲げた時に突起が
生じるようにしている。このようにすることで、ユニッ
トコア95とコイル4間の絶縁を容易に得ることができ
るという効果が得られる。また、図19(c)に示すよ
うに、フィルム状絶縁材101をユニットコア95の面
でラップするようにラップ部(折り曲げ部)102を形
成してもよく、巻線後、ユニットコア95を折り曲げた
状態では、図19(d)のようになる。
【0046】 実施の形態10. 図20(a)はこの発明の実施の形態10による回転電
機のユニットコアとフィルム状絶縁材との断面を示す平
面図、図20(b)はユニットコアと巻線後のフィルム
状絶縁材との断面を示す平面図、図20(c)はユニッ
トコアと折り曲げ後のフィルム状絶縁材との断面を示す
平面図であり、図において、実施の形態1から実施の形
態9のものと同一符号は同一または相当部分を示すので
説明を省略する。この実施の形態10では、フィルム状
絶縁材96に隣接するコイル4間同志の相間絶縁となる
ための遮蔽板103を一体に成形された状態を示してい
るため、コイル4とユニットコア95間、隣接するコイ
ル4間の絶縁が容易に実現できるという効果が得られ
る。
【0047】 実施の形態11. 図21(a)はこの発明の実施の形態11による回転電
機のユニットコアのフィルム状絶縁材とユニットコアの
断面を示す平面図、図21(b)はユニットコアと巻線
後のフィルム状絶縁材との断面を示す平面図、図21
(c)はユニットコアを折り曲げた状態のフィルム状絶
縁材とユニットコアの断面を示す平面図であり、実施の
形態1から実施の形態10のものと同一符号は同一また
は相当部分を示すので説明を省略する。この実施の形態
11では、図21(a)に示すように、折り曲げ部10
0の山形の折り目を大きく伸ばすことにより、折り曲げ
部100に隣接するコイル4間同志の相間絶縁となるた
め、コイル4とユニットコア95間、隣接するコイル4
間の絶縁が容易に実現できるという効果が得られる。
【0048】 実施の形態12. 図22(a)はこの発明の実施の形態12による回転電
機のユニットコアのフィルム状絶縁材とユニットコアの
断面を示す平面図、図22(b)はユニットコアと巻線
後のフィルム状絶縁材との断面を示す平面図、図22
(c)はユニットコアを折り曲げた状態のフィルム状絶
縁材とユニットコアの断面を示す平面図であり、実施の
形態1から実施の形態10のものと同一符号は同一また
は相当部分を示すので説明を省略する。
【0049】 この実施の形態12では、図22(a)に
示すように、フィルム状絶縁材96のローター対向面の
片側104を大きく伸ばし、巻線後、内側に折り曲げる
ことにより、フィルム状絶縁材96に隣接するコイル4
間同志の相間絶縁となるため、コイル4とユニットコア
95間、隣接するコイル4間の絶縁が容易に実現できる
という効果が得られる。
【0050】 実施の形態13. 図23はこの発明の実施の形態13による回転電機の絶
縁巻枠をユニットコアに組み付ける状態を示す斜視図で
あり、図において、実施の形態1から実施の形態12の
ものと同一符号は同一または相当部分を示すので説明を
省略する。フィルム状絶縁材96を利用することなく簡
便にしてユニットコア95とコイル4の絶縁をする方法
がある。
【0051】 この実施の形態13では、図23に示すよ
うに、ユニットコア95の両端面に分割面をもつ状態で
形成された2つ別体のコイル巻枠105a,105b
を、各々の磁極ティース6に被せてコイル巻枠を形成す
る。このようにすることで、固定子の積厚の大きい場合
においても、別体のコイル巻枠105a,105bは、
樹脂金型の抜き勾配に関係することなくスロット部2の
絶縁膜を薄く形成でき、スロットの面積を有効に活用す
るとともに磁極ティース6を隙間なく絶縁できるという
効果が得られる。
【0052】実施の形態14. 図24(a)はこの発明の実施の形態14による回転電
機において、巻線後のユニットコアに装着された巻枠と
コイルの渡り線の状態を一部拡大して示す斜視図であ
り、この図24(a)から明らかなように、渡り線10
6はコイル巻枠86の外側面において斜状に渡ってい
る。また、図24(b)はこの発明の実施の形態14に
よる回転電機において、折り曲げ後のユニットコアに装
着された巻枠とコイルの渡り線との状態を一部拡大して
示す斜視図であり、この図24(b)から明らかなよう
に、渡り線106はコイル巻枠86の外側面において階
段状に渡っている。図24(a)及び(b)において、
実施の形態1から実施の形態13のものと同一符号は同
一または相当部分を示すので説明を省略する。
【0053】 この実施の形態14では、コイル4間の渡
り線106は実施の形態5または実施の形態6で紹介し
たように巻線時に連続して引き回されている。コイル巻
枠86の外径側に複数段の溝107を設けてあるため、
図24(b)に示すように、ユニットコア95を折り曲
げた状態において、複数段の溝107が渡り線106を
保持するようになっている。よって、この複数段の溝1
07が、渡り線106同志の絶縁に必要な距離を保つこ
とができる。さらに、超音波または熱潰しまたは接着剤
塗布によって渡り線106と複数段の溝107とを強固
に固定することもできるという効果が得られる。
【0054】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複数
の磁極ティースにコイルを各々集中巻してなる固定子を
備えたインナーローター型の回転電機において、1つの
上記磁極ティースを含む単位の固定子片の複数個が、上
記固定子の外周部になる部分で 折り曲げ可能な連結部に
より連結されることでユニットコアが構成され、上記固
定子片の磁極ティースに絶縁性のコイル巻枠が組み合わ
され、上記磁極ティースに巻線が施されることで上記コ
イルが形成され、かつ、上記コイルの巻終わりが切断さ
れることなく他のコイルの巻始めに渡っている渡り線に
より上記コイル同志が接続され、上記ユニットコアの連
結部が折り曲げられることで、隣接する上記固定子片同
志が密着され、上記ユニットコアの複数個が環状に接続
固定されて上記固定子が構成される回転電機であって、
上記渡り線同志が、上記固定子の外周部における上記コ
イル巻枠の外側面において、互いに間隔をおいて渡って
いるので、固定子片の複数個が固定子の外周部になる部
分で連結部により連結され、この連結部が折り曲げられ
るものであり、しかも、渡り線が固定子の外周部におけ
るコイル巻枠の外側面において渡っているから、組立性
が良く、渡り線同志の絶縁のために必要な距離を保つ
とができる効果がある。
【0055】 この 発明によれば、渡り線が、コイル巻枠
の外側面において階段状に渡っているので、固定子片の
複数個が固定子の外周部になる部分で連結部により連結
され、この連結部が折り曲げられるものであり、しか
も、渡り線が固定子の外周部におけるコイル巻枠の外側
面において階段状に渡っているから、組立性が良く、渡
り線同志の絶縁のために必要な距離を保つことができる
効果がある。
【0056】 この 発明によれば、渡り線が、コイル巻枠
の外側面において斜状に渡っているので、固定子片の複
数個が固定子の外周部になる部分で連結部により連結さ
れ、この連結部が折り曲げられるものであり、しかも、
渡り線が固定子の外周部におけるコイル巻枠の外側面に
おいて斜状に渡っているから、組立性が良く、渡り線同
志の絶縁のために必要な距離を保つことができる効果が
ある。
【0057】 この 発明によれば、複数個の固定子片に
は、同一形状のコイル巻枠がそれぞれ組み合わされてい
るので、固定子片の複数個が固定子の外周部になる部分
で連結部により連結され、この連結部が折り曲げられる
ものでありながら、渡り線が固定子の外周部における各
固定子片に同一形状のコイル巻枠の外径側において渡っ
ているから、組立性が良く、渡り線同志の絶縁のために
必要な距離を保つことができる効果がある。
【0058】 この 発明によれば、複数の磁極ティースに
コイルを各々集中巻してなる固定子を備えたインナーロ
ーター型の回転電機の製造方法において、1つの上記磁
極ティースを含む単位の固定子片の複数個が、上記固定
子の外周部になる部分で折り曲げ可能な連結部により連
結されたユニットコアを形成し、隣接する上記各磁極テ
ィース間を拡げた状態で各磁極ティース間のユニットコ
アを被覆し、上記各連結部に対向する位置で上記固定子
の内周側に張り出す折り曲げ部を有するフィルム状絶縁
材を設け、上記各磁極ティースに上記フィルム状絶縁材
を介在させて巻線を施し、上記各連結部を折り曲げて各
磁極ティース間を縮めて、上記各フィルム状絶縁材の上
記折り曲げ部がユニットコアとコイル間に張り出してユ
ニットコアとコイル間を絶縁し、隣接する上記各固定子
片同志が密着するようにし、上記ユニットコアの複数個
を環状に接続固定して固定子を形成するので、各磁極テ
ィース間を拡げた状態から縮めた状態に加工するもので
ありながら、フィルム状絶縁材が各連結部に対向する位
置で上記固定子の内周側に張り出す折り曲げ部を有する
から、ユニットコアとコイル間の絶縁を確実に得るとと
もに、簡便な加工法によって安価な回転電機を得ること
ができる効果がある。
【0059】 この 発明によれば、各折り曲げ部は、固定
子の内周側に張り出した山形であり、各磁極ティース間
を拡げた状態で、山形の底辺が拡がり、各磁極ティース
間を縮めた状態で山形の底辺が縮まるので、各磁極ティ
ース間を拡げた状態から縮めた状態に加工するものであ
りながら、フィルム状絶縁材が各連結部に対向する位置
で上記固定子の内周側に張り出す山形折り曲げ部を有す
るから、ユニットコアとコイル間の絶縁を確実に得ると
ともに、簡便な加工法によって安価な回転電機を得る
とができる効果がある。
【0060】 この 発明によれば、各連結部を折り曲げて
各磁極ティース間を縮めて、各フィルム状絶縁材の折り
曲げ部がユニットコアとコイル間及び隣接するコイル間
に張 り出して、ユニットコアとコイル間及び隣接するコ
イル間を絶縁し、隣接する各固定子片同志が密着するよ
うにするので、各磁極ティース間を拡げた状態から縮め
た状態に加工するものでありながら、フィルム状絶縁材
がユニットコアとコイル間及び隣接するコイル間に張り
出す折り曲げ部を有するから、ユニットコアとコイル間
及び隣接するコイル間の絶縁を確実に得るとともに、簡
便な加工法によって安価な回転電機を得ることができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)はこの発明の実施の形態1による回転
電機において3個の固定子片よりなるユニットコアを示
す平面図、(b)は(a)に示す固定子片にコイルを巻
線した状態を示す平面図、(c)は(b)に示す巻線が
終わった状態の固定子片を折り曲げた時の状態を示す平
面図である。
【図2】図1(c)に示す固定子片を折り曲げた後、集
めて組み合わせて構成された回転電機の固定子を示す平
面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による回転電機にお
いて、鉄心よりなるユニットコアを用いて巻線を行う方
法を示す平面図である。
【図4】 (a)はこの発明の実施の形態2による回転
電機において6個の固定子片よりなるユニットコアを示
す平面図、(b)は(a)に示す固定子片にコイルを巻
線した状態を示す平面図、(c)は(b)に示す巻線が
終わった状態の固定子片を折り曲げた時の状態を示す平
面図である。
【図5】 図4(c)に示す固定子片を折り曲げた後、
集めて組み合わせて構成された回転電機の固定子を示す
平面図である。
【図6】 図4のユニットコアに巻線を行っている状態
を示す平面図である。
【図7】 (a)はこの発明の実施の形態3による回転
電機において3個の固定子片よりなるユニットコアを示
す平面図、(b)は(a)のユニットコアにコイルを巻
線した状態を示す平面図である。
【図8】 (a)は巻線が終わった状態のユニットコア
を折り曲げた状態を示す平面図、(b)は巻線が終わっ
た状態のユニットコアを折り曲げた後、集めて組み合わ
せて樹脂モールドで一体化することで構成された回転電
機の固定子を示す平面図である。
【図9】 (a)はこの発明の実施の形態4による回転
電機において、複数枚積層された固定子片を示す正面図
と、これらの固定子片のうち固定子の外周部になる部分
を薄肉連結部により形成し連結一体化するユニットコア
を示す平面図、(b)は(a)に示す固定子片を折り曲
げた後、組み合わせて構成した回転電機の固定子の一部
斜視図である。
【図10】 この発明の実施の形態5,6による回転電
機の固定子の結線を示す配線図である。
【図11】 この発明の実施の形態5,6による回転電
機の固定子の巻線と結線との状態を示す配線図である。
【図12】 この発明の実施の形態6による回転電機の
固定子の結線を示す配線図である。
【図13】 この発明の実施の形態6による回転電機の
固定子の巻線と結線の状態を示す配線図である。
【図14】 この発明の実施の形態6における巻線時の
コイル端末と巻枠の状態を示す斜視図である。
【図15】 この発明の実施の形態6における巻線時の
コイル渡り線と巻枠の状態を示す斜視図である。
【図16】 この発明の実施の形態7による回転電機の
固定子の断面を一部拡大して示す平面図である。
【図17】 (a)この発明の実施の形態8による回転
電機の固定子片の薄肉連結部の折り曲げ前の状態を一部
拡大して示す平面図、(b)は(a)の固定子片を折り
曲げた後の状態一部拡大して示す平面図である。
【図18】 この発明の実施の形態9による回転電機の
ユニットコアのフィルム状絶縁材と巻枠とを組み合わせ
た状態を示す斜視図である。
【図19】 (a)はこの発明の実施の形態9による回
転電機のユニットコアのフィルム状絶縁材とユニットコ
アの断面を示す平面図、(b)は(a)のユニットコア
を折り曲げた状態のフィルム状絶縁材とユニットコアの
断面を示す平面図、(c)は(a)とは異なる回転電機
のユニットコアのフィルム状絶縁材とユニットコアの断
面を示す平面図、(d)は(c)のユニットコアを折り
曲げた状態のフィルム状絶縁材とユニットコアの断面を
示す平面図である。
【図20】 (a)はこの発明の実施の形態10による
回転電機のユニットコアとフィルム状絶縁材との断面を
示す平面図、(b)はユニットコアと巻線後のフィルム
状絶縁材との断面を示す平面図、(c)はユニットコア
と折り曲げ後のフィルム状絶縁材との断面を示す平面図
である。
【図21】 (a)はこの発明の実施の形態11による
回転電機のユニットコアのフィルム状絶縁材とユニット
コアの断面を示す平面図、(b)はユニットコアと巻線
後のフィルム状絶縁材との断面を示す平面図、(c)は
ユニットコアを折り曲げた状態のフィルム状絶縁材とユ
ニットコアの断面を示す平面図である。
【図22】 (a)はこの発明の実施の形態12による
回転電機のユニットコアのフィルム状絶縁材とユニット
コアの断面を示す平面図、(b)はユニットコアと巻線
後のフィルム状絶縁材との断面を示す平面図、(c)は
ユニットコアを折り曲げた状態のフィルム状絶縁材とユ
ニットコアの断面を示す平面図である。
【図23】 この発明の実施の形態13による回転電機
の絶縁巻枠をユニットコアに組み付ける状態を示す斜視
図である。
【図24】 (a)はこの発明の実施の形態14による
回転電機において、巻線後のユニットコアに装着された
巻枠とコイルの渡り線の状態を一部拡大して示す斜視
図、(b)はこの発明の実施の形態14による回転電機
において、折り曲げ後のユニットコアに装着された巻枠
とコイルの渡り線との状態を一部拡大して示す斜視図で
ある。
【図25】 (a)は従来の回転電機の固定子の鉄心構
造を示す平面図、(b)は従来の回転電機の固定子に巻
線を行っている状態を示す平面図である。
【図26】 (a)は従来の回転電機の固定子の他の例
を示す平面図、(b)は2分割された鉄心のうちの外側
鉄心を示す平面図、(c)は2分割された鉄心のうちの
内側鉄心と巻線されたボビンとを示す平面図、(d)は
内側鉄心にボビンを装着し外側鉄心にはめ込み構成した
固定子を示す平面図である。
【図27】 (a)は従来の回転電機の固定子のさらに
他の例を示す平面図、(b)は磁極ティース毎にばらば
らに分割された固定子片を示す平面図、(c)は固定子
片に巻線した状態を示す平面図、(d)は巻線後の固定
子片を組み合わせ固定子を構成した状態を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1 鉄心,固定子、2 スロット、4 コイル、6 磁
極ティース、7,7a〜7c 固定子片、9 薄肉連結
部、70 帯状ユニットコア(ユニットコア)、73
アルミフレーム(フレーム)、79 3片ユニットコア
(ユニットコア)、80 樹脂モールド(樹脂)、8
6,105a,105b コイル巻枠、91 磁極ティ
ース部近傍の抜きかしめ、92 コア外周部近傍の抜き
かしめ、94 塑性変形する部位(部位)、95 ユニ
ットコア、96 フィルム状絶縁材、99a 上側ボビ
ン(コイル巻枠)、99b 下側ボビン(コイル巻
枠)、100 折り曲げ部、102 ラップ部(折り曲
げ部)、103 遮蔽板、106渡り線、107 複数
段の溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H02K 3/46 H02K 3/46 B 15/02 15/02 D (72)発明者 川村 浩司 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 三宅 展明 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 東 健一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 大川 義光 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 清水 敏夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 山岡 廣海 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−252141(JP,A) 特開 平1−264548(JP,A) 特開 平5−344696(JP,A) 特開 平6−22508(JP,A) 特開 平4−251538(JP,A) 特開 平4−210746(JP,A) 特開 平9−168257(JP,A) 特開 平5−300687(JP,A) 実開 昭63−51544(JP,U) 特許2888142(JP,B2) 実公 昭30−9111(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 1/12 - 1/18 H02K 3/18 H02K 3/34 H02K 3/46 H02K 15/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の磁極ティースにコイルを各々集中
    巻してなる固定子を備えたインナーローター型の回転電
    機において、 1つの上記磁極ティースを含む単位の固定子片の複数個
    が、上記固定子の外周部になる部分で折り曲げ可能な連
    結部により連結されることでユニットコアが構成され、 上記固定子片の磁極ティースに絶縁性のコイル巻枠が組
    み合わされ、 上記磁極ティースに巻線が施されることで上記コイルが
    形成され、かつ、上記コイルの巻終わりが切断されるこ
    となく他のコイルの巻始めに渡っている渡り線により上
    記コイル同志が接続され、 上記ユニットコアの連結部が折り曲げられることで、隣
    接する上記固定子片同志が密着され、 上記ユニットコアの複数個が環状に接続固定されて上記
    固定子が構成される回転電機であって、 上記渡り線同志は、上記固定子の外周部における上記コ
    イル巻枠の外側面において、互いに間隔をおいて渡って
    いる ことを特徴とする回転電機。
  2. 【請求項2】 渡り線は、コイル巻枠の外側面において
    階段状に渡っていることを特徴とする請求項1記載の回
    転電機。
  3. 【請求項3】 渡り線は、コイル巻枠の外側面において
    斜状に渡っていることを特徴とする請求項1記載の回転
    電機。
  4. 【請求項4】 複数個の固定子片には、同一形状のコイ
    ル巻枠がそれぞれ組み合わされていることを特徴とする
    請求項1記載の回転電機。
  5. 【請求項5】 複数の磁極ティースにコイルを各々集中
    巻してなる固定子を備えたインナーローター型の回転電
    機の製造方法において、 1つの上記磁極ティースを含む単位の固定子片の複数個
    が、上記固定子の外周部になる部分で折り曲げ可能な連
    結部により連結されたユニットコアを形成し、 隣接する上記各磁極ティース間を拡げた状態で各磁極テ
    ィース間のユニットコ アを被覆し、上記各連結部に対向
    する位置で上記固定子の内周側に張り出す折り曲げ部を
    有するフィルム状絶縁材を設け、 上記各磁極ティースに上記フィルム状絶縁材を介在させ
    て巻線を施し、 上記各連結部を折り曲げて各磁極ティース間を縮めて、
    上記各フィルム状絶縁材の上記折り曲げ部がユニットコ
    アとコイル間に張り出してユニットコアとコイル間を絶
    縁し、隣接する上記各固定子片同志が密着するように
    し、 上記ユニットコアの複数個を環状に接続固定して固定子
    を形成する回転電機の製造方法。
  6. 【請求項6】 各折り曲げ部は、固定子の内周側に張り
    出した山形であり、各磁極ティース間を拡げた状態で、
    山形の底辺が拡がり、各磁極ティース間を縮めた状態で
    山形の底辺が縮まることを特徴とする請求項5記載の回
    転電機の製造方法。
  7. 【請求項7】 各連結部を折り曲げて各磁極ティース間
    を縮めて、各フィルム状絶縁材の折り曲げ部がユニット
    コアとコイル間及び隣接するコイル間に張り出して、ユ
    ニットコアとコイル間及び隣接するコイル間を絶縁し、
    隣接する各固定子片同志が密着するようにしたことを特
    徴とする請求項5又は6記載の回転電機の製造方法。
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