JP2006067701A - 回転電機の固定子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 並列数が多くなったとしても固定子巻線の配線作業を簡便に行うことができる回転電機の固定子を提供する。
【解決手段】 回転電機の固定子Sが、磁極対を構成する一方の磁極1a、1e、1cに巻回される電源側固定子巻線3a、3e、3cと他方の磁極1d、1b、1fに巻回される中性点側固定子巻線3d、3b、3fとが渡り線6を介して電気的に接続され、電源側固定子巻線3a、3e、3cが、電源に接続される電源接続端4と渡り線6との間で巻回され、中性点側固定子巻線3d、3b、3fが、中性点に接続される中性点接続端5と渡り線6との間で巻回され、電源接続端4と中性点接続端5とが同じ側の固定子端面に設けられ、電源側固定子巻線3a、3e、3c及び中性点側固定子巻線3d、3b、3fが、電源接続端4及び中性点接続端5とは逆の側の固定子端面で渡り線6と接続されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、回転子の回転方向に並んで設けられた複数の磁極の夫々に固定子巻線が巻回されている回転電機の固定子に関する。
発電機や電動機などの回転電機の固定子には、一対の磁極によって一つの相が構成され、磁極対を構成する一方の磁極には電源に接続される電源側固定子巻線が巻回され、他方の磁極には中性点に接続される中性点側固定子巻線が巻回され、これら磁極間に配線された渡り線を用いて電源側固定子巻線と中性点側固定子巻線とが接続されているものがある。このとき、電源側固定子巻線が、電源に接続される電源接続端と渡り線に接続される渡り線接続端とを有し、中性点側固定子巻線が、中性点に接続される中性点接続端と渡り線に接続される渡り線接続端とを有した状態で、電源接続端と中性点接続端と渡り線とが同じ側の固定子端面に設けられている。また、上述したような電源側固定子巻線と渡り線と中性点側固定子巻線とで構成される固定子巻線を複数本並列して巻回することも行われており、例えば、2並列の固定子巻線が磁極対間に巻回されているときには、磁極対を構成する一方の磁極には2本の電源側固定子巻線が巻回され、他方の磁極には2本の中性点側固定子巻線が巻回され、それぞれの電源側固定子巻線と中性点側固定子巻線とを接続するための2本の渡り線が磁極間に配線されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−275291号公報
従来の回転電機の固定子では、固定子巻線の電源接続端と中性点接続端と渡り線とが同じ側の固定子端面に設けられているため、固定子巻線の並列数を増大させていくにつれて、固定子端面に設ける必要のある電源接続端と中性点接続端と渡り線とのスペースが大きくなるため、時として電源接続端と中性点接続端と渡り線とのスペースが重なり合ってしまい、固定子巻線の配線処理が複雑化してしまう可能性があるという問題がある。そのため、固定子巻線の巻回作業に多大な労力を要することにもなる。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、並列数が多くなったとしても固定子巻線の配線作業を簡便に行うことができる回転電機の固定子を提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係る回転電機の固定子の第1特徴構成は、回転子の回転方向に並んで設けられた複数の磁極の夫々に固定子巻線が巻回されている回転電機の固定子であって、磁極対を構成する一方の磁極に巻回される電源側固定子巻線と他方の磁極に巻回される中性点側固定子巻線とが渡り線を介して電気的に接続され、前記電源側固定子巻線が、電源に接続される電源接続端と前記渡り線との間で巻回され、前記中性点側固定子巻線が、中性点に接続される中性点接続端と前記渡り線との間で巻回され、前記電源接続端と前記中性点接続端とが同じ側の固定子端面に設けられ、前記電源側固定子巻線及び前記中性点側固定子巻線が、前記電源接続端及び前記中性点接続端とは逆の側の固定子端面で前記渡り線と接続されている点にある。
上記第1特徴構成によれば、電源接続端と中性点接続端とが同じ側の固定子端面に設けられ、電源側固定子巻線及び中性点側固定子巻線が電源接続端及び中性点接続端とは逆の側の固定子端面で渡り線と接続されているので、電源接続端及び中性点接続端を設ける部位と、渡り線を設ける部位とが重複しないようになる。その結果、電源接続端及び中性点接続端を設けるスペース、並びに、渡り線を設けるスペースをそれぞれで十分に確保することが可能になって、固定子巻線の配線作業が煩雑にならないようにすることができる。
従って、並列数が多くなったとしても固定子巻線の配線作業を簡便に行うことができる回転電機の固定子が提供されることになる。
本発明に係る回転電機の固定子の第2特徴構成は、前記電源側固定子巻線と前記渡り線と前記中性点側固定子巻線とが、一続きの巻線用導体で構成されている点にある。
上記第2特徴構成によれば、上記電源側固定子巻線と上記渡り線と上記中性点側固定子巻線とが一続きの巻線用導体で構成されているので、電源側固定子巻線と渡り線と中性点側固定子巻線とを互いに結線する作業などが必要なくなる。その結果、固定子巻線の配線作業を容易に行えるようになる。
本発明に係る回転電機の固定子の第3特徴構成は、前記渡り線が、ガイド溝を通って前記電源側固定子巻線と前記中性点側固定子巻線とを接続している点にある。
上記第3特徴構成によれば、渡り線がガイド溝を通って配線されるようになるので、渡り線が型崩れを起こさないように固定子巻線の配線作業を行うことができる。
上記目的を達成するための本発明に係る回転電機の固定子の第4特徴構成は、回転子の回転方向に並んで設けられた複数の磁極の夫々に固定子巻線が巻回されている回転電機の固定子であって、磁極対を構成する一方の磁極に巻回される電源側固定子巻線と他方の磁極に巻回される中性点側固定子巻線とが渡り線を介して電気的に接続され、前記電源側固定子巻線が、電源に接続される電源接続端と前記渡り線との間で巻回され、前記中性点側固定子巻線が、中性点に接続される中性点接続端と前記渡り線との間で巻回され、前記電源接続端と前記中性点接続端とが同じ側の固定子端面に設けられ、前記電源接続端から前記渡り線に接続されるまでの前記電源側固定子巻線の巻回数、及び、前記中性点接続端から前記渡り線に接続されるまでの前記中性点側固定子巻線の巻回数が、(整数+1/2)回転である点にある。
上記第4特徴構成によれば、電源側固定子巻線の電源接続端と中性点側固定子巻線の中性点接続端とが同じ側の固定子端面に設けられた状態において、電源側固定子巻線の電源接続端から渡り線に接続されるまでの巻回数、及び、中性点側固定子巻線の中性点接続端から渡り線に接続されるまでの巻回数が、(整数+1/2)回転であるので、電源側固定子巻線及び中性点側固定子巻線が、電源接続端及び中性点接続端とは逆の側の固定子端面で渡り線と接続されることになる。つまり、上記渡り線が上記電源接続端及び上記中性点接続端とは逆の側の固定子端面に設けられているので、電源接続端及び中性点接続端を設ける部位と、渡り線を設ける部位とが重複しないようになる。その結果、電源接続端及び中性点接続端を設けるスペース、並びに、渡り線を設けるスペースをそれぞれで十分に確保することが可能になって、固定子巻線の配線作業が煩雑にならないようにすることができる。
従って、並列数が多くなったとしても固定子巻線の配線作業を簡便に行うことができる回転電機の固定子が提供されることになる。
本発明に係る回転電機の固定子の第5特徴構成は、複数の磁極に巻回されている夫々の前記中性点側固定子巻線の中性点接続端が、前記回転子の回転方向に沿った略C字形状の導電性部材で互いに電気的に接続されている点にある。
上記第5特徴構成によれば、複数の磁極に巻回され、且つ、回転子の回転方向に並んで設けられている各中性点接続端を互いに電気的に接続するために、それら中性点接続端と同様に回転子の回転方向に沿ってカーブしている略C字型という単純な形状の導電性部材が用いられるので、上記各中性点接続端と上記導電性部材との接続を容易に行うことができる。
以下に図面を参照して本発明の回転電機の固定子について説明する。
図1に示すのは、発電機や電動機などの回転電機の固定子を一方の固定子端面から見た図であり、図2に示すのは、図1に示す固定子を線分x−x’で切断したときの断面図であり、図3に示すのは、回転電機の固定子を図1に示したのとは逆側の固定子端面から見た図である。図1及び図2に示すように、固定子Sには、回転子(図示せず)が回転可能に設けられた円筒状空間を囲むように、その回転子の回転方向に並んで複数の磁極(本実施形態では合計6極)1(1a、1b、1c、1d、1e、1f)が形成されている。各磁極1a、1b、1c、1d、1e、1fは、鉄心10の一部である巻枠部材2(2a、2b、2c、2d、2e、2f)に固定子巻線3を巻回して構成されている。そして、合計6極の磁極1のうちの2極が一対となり、夫々の磁極対がU相、V相、及び、W相を形成している。U相は磁極1a及び磁極1dによって形成され、V相は磁極1e及び磁極1bによって形成され、W相は磁極1c及び磁極1fによって形成されている。そして、磁極1a、磁極1e、及び、磁極1cに巻回されている固定子巻線3には電源接続端としての電源端子4(4a、4e、4c)を介して電源と接続され、磁極1d、磁極1b、及び、磁極1fに巻回されている固定子巻線3には中性点接続端としての中性点端子5(5d、5b、5f)が接続されるように構成されている。従って、以下の説明では、磁極1a、磁極1e、及び、磁極1cに巻回されている固定子巻線3のことを夫々電源側固定子巻線3a、3e、3cと呼び、磁極1d、磁極1b、及び、磁極1fに巻回されている固定子巻線3のことをそれぞれ中性点側固定子巻線3d、3b、3fと呼ぶ。
磁極1aの電源側固定子巻線3aと磁極1dの中性点側固定子巻線3dとは図2及び図3に示す渡り線6で互いに電気的に接続され、つまり、電源側固定子巻線3aは電源端子4aと渡り線6との間で巻回され、且つ、中性点側固定子巻線3dは中性点側端子5dと渡り線6との間で巻回されている。そして、図1から図3に示すように、電源端子4a及び中性点端子5dは、固定子Sの同じ側の固定子端面に設けられ、渡り線6は、電源端子4a及び中性点端子5dとは逆側の固定子端面に配線されている。
これと同様に、磁極1eの電源側固定子巻線3e及び磁極1bの中性点側固定子巻線3bは渡り線6で互いに電気的に接続され、つまり、電源側固定子巻線3eは電源端子4eと渡り線6との間で巻回され、且つ、中性点側固定子巻線3bは中性点側端子5bと渡り線6との間で巻回されている。そして、その電源端子4e及び中性点端子5bは固定子Sの同じ側の固定子端面に設けられ、渡り線6は電源端子4e及び中性点端子5bとは逆側の固定子端面に配線されている。
また、磁極1cの電源側固定子巻線3c及び磁極1fの中性点側固定子巻線3fは渡り線6で互いに電気的に接続され、つまり、電源側固定子巻線3cは電源端子4cと渡り線6との間で巻回され、且つ、中性点側固定子巻線3dは中性点側端子5dと渡り線6との間で巻回されている。そして、その電源端子4c及び中性点端子5fは固定子Sの同じ側の固定子端面に設けられ、渡り線6は電源端子4c及び中性点端子5fとは逆側の固定子端面に配線されている。
また、図1において中性点端子5fと電源端子4aと中性点端子5bと電源端子4cと中性点端子5dとが連続した部材であるかのように描かれているが、実際には図3に示すように中性点端子5fと中性点端子5bと中性点端子5dとは、回転子の回転方向に沿った略C字型の導電性部材9で互いに電気的に接続されているものの、電源端子4aと電源端子4cとは電気的に絶縁されている。
次に、電源側固定子巻線3a、3e、3cと渡り線6と中性点側固定子巻線3d、3b、3fとの夫々が一続きの巻線用導体で構成されているときの基本的な巻線構造について図4の概略図を参照して説明する。
図4に概略的に示すように、磁極1aの電源端子4aから巻枠部材2aに設定回数だけ巻回された電源側固定子巻線3aは渡り線6を介して磁極1dに至り、その磁極1dの巻枠部材2dに設定回数だけ巻回された後で中性点端子5dに到達するように構成されるのが基本的な巻線構造である。このとき、上述したように電源端子4a及び中性点端子5dが、渡り線6と逆側の固定子端面に設けられているので、電源側固定子巻線3aの巻回数、及び、中性点側固定子巻線3dの巻回数は、(整数+1/2)回転(図4に示す例では、巻回数は(1+1/2)回転)となっている。
この基本的な巻線構造は、磁極1e及び磁極1bによる磁極対における固定子巻線3の巻回構造、並びに、磁極1c及び磁極1fによる磁極対の固定子巻線3の巻回構造であっても同様である。
次に、図4の概略図に示した基本的な巻線構造の応用例として、図5の概略図に示す巻線構造を示す。
図5に示す巻線構造では、図4に示した基本的な巻線構造に加えて、それと並列に電源側固定子巻線3aと渡り線6と中性点側固定子巻線3dとが巻回されている。つまり、図4に示した巻線構造と同様にして電源端子4aから渡り線6を経て中性点端子5dに到達した固定子巻線3は、再度、磁極1dの巻枠部材2dに設定回数だけ巻回された後で渡り線6を介して磁極1aに至り、その磁極1aの巻枠部材2aに設定回数だけ巻回された後で電源端子4aに到達するように構成されている。このようにして、2並列の電源側固定子巻線3aと渡り線6と中性点側固定子巻線3dとが一続きの巻線用導体で構成される。
尚、図5では図面の簡略化のために磁極1a及び磁極1dの間に巻回されている固定子巻線3a、3d及び渡り線6の巻線構造のみを図示しているが、磁極1e及び磁極1bの間に巻回されている固定子巻線3e、3b及び渡り線6の巻線構造、並びに、磁極1c及び磁極1fの間に巻回されている固定子巻線3c、3f及び渡り線6の巻線構造も同様である。
このように、図5に示す例では電源端子4aと中性点端子5dとの間に2つの固定子巻線3が設けられ、それらが並列の関係にある2並列の巻線構造が形成されているが、更に多数の固定子巻線3を電源端子4aと中性点端子5dとの間で巻回することも可能である。例えば、先に図1から図3に示した巻線構造では9並列の巻線構造が形成されている。
具体的には、磁極1aの電源側固定子巻線3aは、電源端子4aの接続部Aから巻回を開始し、設定回数だけ巻線部材2aに巻回された後で渡り線6として引き出される。このとき、電源端子4aが渡り線6とは逆側の固定子端面に設けられているので、電源側固定子巻線3aの巻回数は、上述したように(整数+1/2)回転となっている。そして、渡り線6は、図2に示すようなガイド溝部材7によって形成される二重のガイド溝8を通って磁極1dに至り、そこで磁極1dの中性点側固定子巻線3dとして設定回数((整数+1/2)回転)だけ巻線部材2dに巻回される。そして、巻回された中性点側固定子巻線3dは、中性点端子5dの接続部A’に一旦引き出された後で再度巻回部材2dへの設定回数の巻回が行われ、渡り線6として引き出される。そして、渡り線6によって磁極1aに至って設定回数だけの巻枠部材2aに巻回された後で、電源端子4aの接続部Bに一旦引き出された後で再度巻枠部材2aへの設定回数の巻回が行われ、渡り線6として引き出される。また、電源端子4及び中性点端子5の各接続部と固定子巻線3とは、抵抗溶接などの手法によって電気的に接続することができる。
このように、上述した巻線構造によって巻枠部材2aと巻枠部材2dとの間で固定子巻線3の巻回が繰り返し行われることで、図1から図3に示したような9並列(巻線部材2aと巻線部材2dとの間に9本の渡り線6が存在している)の巻線構造が形成されることになる。この場合、電源側固定子巻線3aと渡り線6と中性点側固定子巻線3dとが一続きの巻線用導体によって構成されているので、巻き始めが電源端子4aの接続部Aであり、巻き終わりが中性点端子5dの接続部E’である。
また、磁極1eの巻枠部材2e及び磁極1bの巻枠部材2bの間に巻回されている固定子巻線3e、3b及び渡り線6の巻線構造、並びに、磁極1cの巻枠部材2c及び磁極1fの巻枠部材2fの間に巻回されている固定子巻線3c、3f及び渡り線6の巻線構造も同様である。
以上のように、電源端子4及び中性点端子5は固定子Sの同じ側の固定子端面に設けられ、渡り線6は、電源端子4及び中性点端子5とは逆側の固定子端面に配線されているので、図1から図3に示した9並列のような並列数が多い巻線構造になったとしても、電源端子4用のスペース、中性点端子5用のスペース、渡り線6を引き回すためのスペースを十分に確保することが可能となっている。
<別実施形態>
上記実施形態では、固定子巻線3が9並列で巻回された場合について例示したが、本発明の回転機器の固定子の特徴は並列数には限定されず、9並列以外の他の並列数であってもよい。
上記実施形態では磁極数が6極の固定子Sを例示したが、本発明の回転機器の固定子の特徴は磁極数には限定されず、6極以外の他の磁極数であってもよい。
上記実施形態では渡り線6が二重に設けられたガイド溝8中を配線される形態について説明したが、渡り線6が一つのガイド溝或いは更に多重に設けられたガイド溝中を配線されるように改変してもよい。
固定子の一方の固定子端面から見た図 図1の線分x−x’における断面図 図1とは逆側から固定子を見た図 固定子巻線の基本的な巻線構造を説明する概略図 固定子巻線の並列巻線構造を説明する概略図
符号の説明
1a、1b、1c、1d、1e、1f 磁極
3 固定子巻線
3a、3e、3c 電源側固定子巻線
3d、3b、3f 中性点側固定子巻線
4 電源端子(電源接続端)
5 中性点端子(中性点接続端)
6 渡り線
S 固定子

Claims (5)

  1. 回転子の回転方向に並んで設けられた複数の磁極の夫々に固定子巻線が巻回されている回転電機の固定子であって、
    磁極対を構成する一方の磁極に巻回される電源側固定子巻線と他方の磁極に巻回される中性点側固定子巻線とが渡り線を介して電気的に接続され、
    前記電源側固定子巻線が、電源に接続される電源接続端と前記渡り線との間で巻回され、
    前記中性点側固定子巻線が、中性点に接続される中性点接続端と前記渡り線との間で巻回され、
    前記電源接続端と前記中性点接続端とが同じ側の固定子端面に設けられ、
    前記電源側固定子巻線及び前記中性点側固定子巻線が、前記電源接続端及び前記中性点接続端とは逆の側の固定子端面で前記渡り線と接続されている回転電機の固定子。
  2. 前記電源側固定子巻線と前記渡り線と前記中性点側固定子巻線とが、一続きの巻線用導体で構成されている請求項1記載の回転電機の固定子。
  3. 前記渡り線が、ガイド溝を通って前記電源側固定子巻線と前記中性点側固定子巻線とを接続している請求項2記載の回転電機の固定子。
  4. 回転子の回転方向に並んで設けられた複数の磁極の夫々に固定子巻線が巻回されている回転電機の固定子であって、
    磁極対を構成する一方の磁極に巻回される電源側固定子巻線と他方の磁極に巻回される中性点側固定子巻線とが渡り線を介して電気的に接続され、
    前記電源側固定子巻線が、電源に接続される電源接続端と前記渡り線との間で巻回され、
    前記中性点側固定子巻線が、中性点に接続される中性点接続端と前記渡り線との間で巻回され、
    前記電源接続端と前記中性点接続端とが同じ側の固定子端面に設けられ、
    前記電源接続端から前記渡り線に接続されるまでの前記電源側固定子巻線の巻回数、及び、前記中性点接続端から前記渡り線に接続されるまでの前記中性点側固定子巻線の巻回数が、(整数+1/2)回転である回転電機の固定子。
  5. 複数の磁極に巻回されている夫々の前記中性点側固定子巻線の中性点接続端が、前記回転子の回転方向に沿った略C字形状の導電性部材で互いに電気的に接続されている請求項1〜4の何れか一項に記載の回転電機の固定子。
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