JP4419510B2 - モータ、電機子、または発電機 - Google Patents

モータ、電機子、または発電機 Download PDF

Info

Publication number
JP4419510B2
JP4419510B2 JP2003359570A JP2003359570A JP4419510B2 JP 4419510 B2 JP4419510 B2 JP 4419510B2 JP 2003359570 A JP2003359570 A JP 2003359570A JP 2003359570 A JP2003359570 A JP 2003359570A JP 4419510 B2 JP4419510 B2 JP 4419510B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slot
cable component
slots
armature
cable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003359570A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005124360A (ja
Inventor
博史 深作
清 上辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2003359570A priority Critical patent/JP4419510B2/ja
Priority to US10/965,320 priority patent/US7256521B2/en
Priority to DE102004050825A priority patent/DE102004050825A1/de
Publication of JP2005124360A publication Critical patent/JP2005124360A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4419510B2 publication Critical patent/JP4419510B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K15/00Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
    • H02K15/06Embedding prefabricated windings in machines
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K15/00Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
    • H02K15/04Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of windings, prior to mounting into machines
    • H02K15/0435Wound windings
    • H02K15/0478Wave windings, undulated windings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/04Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors
    • H02K3/12Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors arranged in slots
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/46Fastening of windings on the stator or rotor structure
    • H02K3/50Fastening of winding heads, equalising connectors, or connections thereto
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K2203/00Specific aspects not provided for in the other groups of this subclass relating to the windings
    • H02K2203/15Machines characterised by cable windings, e.g. high-voltage cables, ribbon cables

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Windings For Motors And Generators (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Description

本発明は、導体線が巻き付けられた電機子、並びに、その電機子を含むモータ及び発電機に係わる。
回転電機は、従来より、様々な分野において広く使用されてきている。ここで、回転電機は、モータおよび発電機を含み、特に限定されるものではないが、例えば、空調装置のコンプレッサを駆動するモータ、電気自動車(ハイブリッド車を含む)の走行用モータ、車載用の発電機等として使用されている。
回転電機は、一般に、回転磁界を発生させるための巻線(発電機の場合は、磁束の変化に応じた起電力を発生させるための巻線)を備えている。そして、従来の巻線を形成する方法としては、下記のものが知られている。
例えば、特許文献1に記載の回転電機においては、固定子(ステータ)のスロットに導体線を繰り返し巻き付けていくことにより巻線が形成されている。ただし、この固定子は複数の固定子片から構成されており、各固定子片ごとに巻線が形成された後にそれらの固定子片が結合されるようになっている。したがって、円筒状のステータコアに設けられているスロットに導体線を巻き付ける方法と比べると、巻線作業が簡単になるというメリットがある。
また、特許文献2には、インサート方式と呼ばれる技術が記載されている。インサート方式では、1本の導体線をリング状の型枠等に複数回巻き付けることにより巻線を作製しておき、そのリング状の巻線がインサータと呼ばれる装置を用いてステータコアの対応するスロットに挿入される。このインサート方式によれば、ステータコアのスロットに導体線を直接的に巻き付ける必要がないので、巻線を形成する作業が簡単になる。
特開平9−191588号公報(図1〜図2、段落0023〜0030) 特開昭58−33945公報(1〜2ページ)
ステータコアに設けられているスロットに導体線を直接的に巻き付けることにより巻線を形成する場合(特に、円筒形状のステータコアの内周側にスロットが設けられている場合)、その巻付け作業の労力が大きくなる。なお、特許文献1に記載の方法においては、この問題は緩和される。しかし、特許文献1に記載の方法では、ステータコアの構成が複雑であり、また、巻線は集中巻きに限られるものと思われる。
特許文献2に記載のインサート方式では、インサータ自体が比較的大きな装置であり、また高価である。また、インサート方式では、特に、ステータコアが細長い円筒形状である場合は、巻線を対応するスロットに挿入することが困難になる。
本発明の目的は、モータまたは発電機の巻線を容易に形成できるようにすることである。
本発明のモータは、導体線が巻き付けられた電機子を含むモータであって、上記電機子は、複数のスロットが設けられている電機子鉄心と、両端に1組のコネクタを有するケーブル部品とを有し、上記ケーブル部品は、互いに絶縁され、それぞれほぼ同じ長さの複数の導体線を束ねることにより形成されており、上記電機子鉄心に設けられている複数のスロットに渡って挿入され、上記1組のコネクタは、上記複数の導体線が直列的に接続されるように上記複数の導体線の端部同士を電気的に接続する
本発明によれば、複数の導体線から構成されるケーブル部品を電機子鉄心のスロットに装着し、その後、そのケーブル部品の両端を電気的に接続することにより巻線が構成される。したがって、巻線を構成する作業が簡単であり、また、高価または大規模な設備を必要としない。
さらに、本発明によれば、電機子鉄心のスロットに挿入されるべきケーブル部品を別途作製しておくことができるので、そのスロットの断面形状に略一致するように複数の導体線を整列させることが容易である。したがって、スロット内における導体線の占積率を高くすることができ、モータまたは発電機の効率を高くできる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下では、本発明を回転電機としての同期機に適用した場合について説明をする。ここで、実施形態の回転電機は、一般的な回転電機と同様に電機子としてのステータおよびロータを含むが、ロータの構成には特徴はない。したがって、ロータの構成についての説明は省略する。また、本発明の回転電機の製造方法において、ステータを製造する工程以外の工程は、一般的な技術または公知の技術により実現されるものとする。
図1は、実施形態の回転電機において巻線として使用されるケーブル部品を模式的に示す図である。なお、実施形態の回転電機は、モータ及び発電機を含むものとする。また、以下では、3相の回転電機であって、各相の極数がそれぞれ「6」であるケースを採り上げて説明する。
ケーブル部品10は、複数の導体線11を束ねることにより構成されている。ここで、各導体線11は、それぞれ絶縁被覆されている。また、各導体線11の長さは、ケーブル部品10がステータに装着されたときにその内周側に位置するものと外周側に位置するものとで若干異なるものの、概ね互いに同じである。さらに、各導体線11の断面積も、実質的に互いに同じである。
各導体線11の断面形状は、例えば「円(または、実質的に円)」または「長方形(または、実質的に長方形)」である。ここで、ケーブル部品10は、基本的には、互いに同じ断面形状の導体線を複数本束ねることにより構成されるが、断面形状の異なる導体線が混在することを排除するものではない。なお、以下では、断面形状が円形の導体線を「丸導体線」と呼ぶことがあり、また、断面形状が長方形または略長方形の導体線を「平角導体線」と呼ぶことがある。
さらに、ケーブル部品10の両端部には、それぞれコネクタ21、22が取り付けられている。なお、コネクタ21、22については、後で詳しく説明する。
図2(a)〜図2(c)は、ケーブル部品10の作製方法の一例を示す図である。ここでは、ケーブル部品10の断面形状が略正方形になるように9本の丸導体線を整列させて束ねる場合の実施例を示す。
複数の導体線を束ねるための束ね冶具30は、1組の冶具部材31、32から構成されている。そして、冶具部材31には、図2(a)に示すように、その長手方向に伸びる溝が形成されている。ここで、この溝の断面形状は、概ね正方形である。したがって、冶具部材31、32が結合されると、図2(b)または図2(c)に示すように、その断面形状が概ね正方形であり、且つ、束ね冶具30の長手方向に伸びる孔33が形成される。
複数の導体線11は、それらが互いに整列するように所定の順番で冶具部材31の溝の中に挿入される。このとき、複数の束ね冶具30を所定間隔ごとに配置しておき、各束ね冶具30の溝にそれぞれ複数の導体線11が挿入されるようにしてもよい。そして、冶具部材31の溝に複数の導体線11が挿入された状態で冶具部材31、32を結合し、ビス34等を用いてそれらを互いに固定する。これにより、断面形状が正方形のケーブル部品10が構成される。
図3は、図2に示したケーブル部品10が装着される電機子鉄心としてのステータコアの一例の断面図である。ここで、このステータコア40に設けられているスロット41の断面形状は、概ね長方形(または、正方形)である。そして、ケーブル部品10は、その断面形状がスロット41の断面形状と略一致するように形成される。したがって、後で説明する手順によってケーブル部品10がステータコア40に対応するスロット41に挿入されると、スロット内における導体線の占積率が高くなる。
図4は、他の形態のステータコアの分解斜視図である。ステータコア50は、図4に示すように、内輪部材51および外輪部材52から構成される。ここで、内輪部材51は、それぞれ径方向に向かって突出する複数の突起部を備えている。そして、これらの突起部間に、それぞれ、スロット53が形成されている。他方、外輪部材52は、略円筒形状をしており、内輪部材51を包み込むようにして取り付けられる。
図5は、ステータコア50を上方から見た図である。ここでは、内輪部材51の外側に外輪部材52が取り付けられた状態が描かれている。このように、ステータコア50は、複数(この例では、18個)のスロット53を備えている。そして、各スロット53の断面形状は、この例では、それぞれ「台形(或いは、扇形)」である。
図6は、図4〜図5に示すステータコアのスロットに装着すべきケーブル部品を作製する方法の実施例である。すなわち、ケーブル部品10の断面形状が台形になるように9本の導体線を整列させて束ねる場合の実施例を示す。
図6(a)に示す束ね冶具30は、複数の導体線11を収容する孔33の断面形状が台形である。したがって、孔33の中に9本の導体線11を整列させることにより、ケーブル部品10の断面形状は略台形になる。すなわち、ケーブル部品10の断面形状がスロット53の断面形状と略一致するように複数の導体線11が配列される。
図6(b)に示す例では、導体線11として平角導体線が使用されているが、その基本的な構成は、図6(a)に示す例と同じである。なお、平角導体線でケーブル部品10を構成すると、丸導体線で構成した場合と比べて、それらを隙間なく整列させることが出来る。このため、平角導体線でケーブル部品10を構成すると、ケーブル部品10をステータコアのスロットに挿入したときに、スロット内における導体線の占積率がさらに高くなる。
なお、スロット内における導体線の占積率が高くなると、当業者によく知られているように、回転電機の効率が高くなる。
次に、図1および図7を参照しながら、ケーブル部品10をステータコアに装着する手順を説明する。なお、以下の説明では、図4〜図5に示したステータコア50にケーブル部品10が装着されるものとする。
図7は、ステータコアの対応するスロットにケーブル部品10が挿入された状態を描いた図である。ここで、図7(a)、図7(b)、図7(c)は、それぞれ、斜視図、ステータコアの上側に配置されるケーブル部品を模式的に描いた図、ステータコアの下側に配置されるケーブル部品を模式的に描いた図である。なお、ここでは、図面を見やすくするために、外輪部材52は省略されている。また、3相の回転電機を実現するためには、ステータコアに対して3個のケーブル部品10を装着する必要があるが、ここでは、ケーブル部品10を1個だけ描いている。
図7においては、図4〜図5に示すステータコアが使用されており、ケーブル部品10は、ステータコア50の外周側から対応するスロットに挿入される。なお、特には図示しないが、図3に示す形態の場合は、ケーブル部品10はステータコアの内周側から対応するスロットに挿入される。
上述のようにして作製されたケーブル部品10は、3スロット間隔で対応する6個のスロットに挿入される。具体的には、ケーブル部品10は、ステータコア50に設けられている18個のスロット13a〜13rの中のスロット13a、13p、13m、13j、13g、13dに順番に挿入されていく。このとき、図7に示す例では、ケーブル部品10の一方の端部(コネクタ21が取り付けられている側の端部)は、スロット53aの上端から引き出されており、ケーブル部品10の他方の端部(コネクタ22が取り付けられている側の端部)は、スロット53dの上端から引き出されている。また、ケーブル部品10は、下記の経路で波巻きを形成するように引き回される。
コネクタ21→スロット53aの上端→スロット53a→スロット53aの下端→スロット53pの下端→スロット53p→スロット53pの上端→スロット53mの上端→スロット53m→スロット53mの下端→スロット53jの下端→スロット53j→スロット53jの上端→スロット53gの上端→スロット53g→スロット53gの下端→スロット53dの下端→スロット53d→スロット53dの上端→コネクタ22
続いて、ステータコア50に装着されたケーブル部品10の両端を互いに接続することにより巻線を形成する。以下、図8を参照しながら、巻線を形成する方法について説明する。なお、図8に示す例では、9本の導体線11a〜11iを束ねることによりケーブル部品10が構成されているものとする。
ケーブル部品10の一方の端部には、コネクタ21が取り付けられている。そして、ケーブル部品10を構成する9本の導体線11a〜11iのうち、導体線11a〜11hの先端部がそれぞれコネクタ21の端子21a〜21hに接続されている。また、導体線11iの先端部は、コネクタ21に接続されることなく、外部に引き出されるようになっている。
ケーブル部品10の他方の端部には、コネクタ22が取り付けられている。そして、ケーブル部品10を構成する9本の導体線11a〜11iのうち、導体線11b〜11iの先端部がそれぞれコネクタ22の端子22b〜22iに接続されている。また、導体線11aの先端部は、コネクタ22に接続されることなく、外部に引き出されるようになっている。
コネクタ21、22は、コネクタ23を介して互いに接続される。ここで、コネクタ23は、コネクタ21の端子21a〜21hを、それぞれ、コネクタ22の端子22b〜22iに電気的に接続するように構成されている。したがって、コネクタ23を介してコネクタ21とコネクタ22とを接続すれば、9本の導体線11a〜11iが電気的に直列に接続され、1本の導体線が形成されることになる。
また、ケーブル部品10は、図7を参照しながら説明したように、ステータコア50に設けられている所定の複数のスロットに渡って装着されている。したがって、ケーブル部品10の両端を適切に電気的に接続することにより導体線11a〜11iが直列的に接続された1本の長い導体線を形成すれば、ステータコア50の複数のスロットに巻き付けられた巻線が構成されることになる。このとき、この実施例では、ケーブル部品10が9本の導体線11から構成されているので、9ターンの波巻き巻線が構成されることになる。
さらに、他の2個のケーブル部品もステータコア50に装着され、同様の方法で巻線が構成される。そして、このようにしてケーブル部品10(すなわち、巻線)がステータコア50の内輪部材51に装着された後、外輪部材52がその内輪部材51を包み込むようにして取り付けられる。これにより、回転電機のステータが構成される。
このように、実施形態の回転電機の製造方法においては、複数の導体線11を束ねることにより得られるケーブル部品10をステータコアのスロットに装着し、その後、そのケーブル部品10の両端をコネクタを用いて電気的に接続することにより、巻線が構成される。このとき、ケーブル部品10を対応するスロットに装着する作業は、導体線を直接的に巻き付ける作業と比べて簡単である。また、実施形態の製造方法においては、インサート方式のように高価な装置を必要としない。
さらに、実施形態の製造方法においては、予め作製したケーブル部品10がステータコアのスロットに装着されるので、そのスロットの断面形状に略一致するように複数の導体線11を整列させることが容易である。したがって、スロット内における導体線の占積率を高くすることができ、回転電機の効率を高くすることができる。
なお、上述の実施例では、ケーブル部品10の端部にコネクタ21、22が取り付けられており、コネクタ23を用いてコネクタ21、22間が接続される構成であるが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、図9(a)または図9(b)に示すような構成であってもよい。
図9(a)に示す例では、ケーブル部品10の両端には、コネクタ21、24が取り付けられている。ここで、コネクタ24は、コネクタ22およびコネクタ23を一体成型したものである。したがって、コネクタ21とコネクタ24とを接続することにより、巻線が形成される。
図9(b)に示す例では、接続部品25を用いてケーブル部品10の両端が互いに接続される。ここで、接続部品25は、コネクタ26、27、および変換ケーブル28から構成されており、図8に示したコネクタ23と同様の役割を果たす。したがって、接続部品25を用いてコネクタ21、22間が接続されると、巻線が形成される。
また、ケーブル部品10をステータコアのスロットに挿入する前に、そのケーブル部品10に対して絶縁処理を施すようにしてもよい。ここで、絶縁処理は、特に限定されるものではないが、例えば、ケーブル部品10がステータコアに装着されるときにスロット内に収容される部分を絶縁紙、絶縁フィルム、樹脂材料等で覆う処理である。そして、このような手順を導入すれば、ステータコアのスロットに予め絶縁紙等を挿入しておく必要はなく、絶縁処理が施されたケーブル部品10を対応するスロットに挿入するだけで、巻線とステータコアとの間の絶縁が確保される。また、このような絶縁処理を施しておくことにより、ケーブル部品10をステータコアに装着する際に、そのケーブル部品10を構成する複数の導体線11の整列が崩れにくくなる。
さらに、上述の実施例では、ステータコアに設けられているスロットがオープンスロットであるが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、本発明は、図10(a)に示すようなクローズスロットを有するステータコアにも適用可能である。ここで、「オープンスロット」とは、ステータコアの外周方向にスロットが開口している形態(図4参照)、或いはステータコアの内周方向にスロットが開口している形態(図3参照)のことをいう。一方、「クローズスロット」は、ステータコアの外周方向または内周方向にスロットが開口しておらず、導体線を通すための貫通孔により実現される。そして、本発明をクローズスロットに適用する場合には、まず、図10(b)に示すように、対応する複数のクローズスロットを順番に貫通していくようにしてケーブル部品10がステータコアに装着される。その後、ケーブル部品10の両端にコネクタが取り付けられ、それら1組のコネクタが互いに接続される。
なお、ステータコアに設けられているスロットがセミクローズスロット(ステータコアの外周方向または内周方向に向かってスロットが開口しているが、そのスロットの開口幅が、スロット内の周方向の幅よりも狭いスロット)である場合も、クローズスロットの場合と同様に本発明が適用される。
さらに、回転電機は、3相に限定されるものではなく、各相の極数も「6」に限定されるものではない。例えば、各相の極数が「4」である場合は、ケーブル部品10は4スロットに渡って引き回され、各相の極数が「8」である場合は、ケーブル部品10は8スロットに渡って引き回される。
さらに、上述の実施例では、本発明が回転電機(特に、その電機子)に適用されているが、本発明は、リニアモータや誘導機(特に、それらの電機子)にも適用可能である。なお、電機子は、電機子鉄心および巻線から構成されており、起電力を生じ、主電流を通すための部分である。そして、本発明は、回転電機、リニアモータ、誘導機に使用される電機子に広く適用される。
実施形態の回転電機において巻線として使用されるケーブル部品を模式的に示す図である。 ケーブル部品の作製方法を示す図である。 図2に示したケーブル部品が装着されるステータコアの一例の断面図である。 他の形態のステータコアの分解斜視図である。 図4に示すステータコアを上方から見た図である。 図4〜図5に示すステータコアのスロットに装着すべきケーブル部品を作製する方法の実施例である。 ステータコアのスロットにケーブル部品を挿入した状態を示す図である。 ケーブル部品から巻線を形成する方法を説明する図である。 ケーブル部品の端部の接続方法の他の例を示す図である。 本発明をクローズスロットのステータに適用した場合の実施例である。
符号の説明
10 ケーブル部品
11(11a〜11i) 導体線
21〜24 コネクタ
25 接続部品
26、27 コネクタ
28 変換ケーブル
30 束ね冶具
31、32 冶具部材
33 孔
40、50 ステータコア
41 スロット
51 内輪部材
52 外輪部材
53(53a〜53r) スロット


Claims (10)

  1. 導体線が巻き付けられた電機子を含むモータであって、
    上記電機子は、
    複数のスロットが設けられている電機子鉄心と、
    両端に1組のコネクタを有するケーブル部品と、
    を有し、
    上記ケーブル部品は、互いに絶縁され、それぞれほぼ同じ長さの複数の導体線を束ねることにより形成されており、上記電機子鉄心に設けられている複数のスロットに渡って挿入され
    上記1組のコネクタは、上記複数の導体線が直列的に接続されるように上記複数の導体線の端部同士を電気的に接続する
    ことを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータであって、
    当該モータは回転電機である
    ことを特徴とするモータ。
  3. 請求項1に記載のモータであって、
    上記ケーブル部品の断面形状が上記スロットの断面形状と略一致するように上記複数の導体線が配列されている
    ことを特徴とするモータ。
  4. 請求項1に記載のモータであって、
    上記複数の導体線は、それぞれ平角導体線である
    ことを特徴とするモータ。
  5. 複数のスロットが設けられている電機子鉄心と、
    両端に1組のコネクタを有するケーブル部品と、
    を有し、
    上記ケーブル部品は、互いに絶縁され、それぞれほぼ同じ長さの複数の導体線を束ねることにより形成されており、上記電機子鉄心に設けられている複数のスロットに渡って挿入され
    上記1組のコネクタは、上記複数の導体線が直列的に接続されるように上記複数の導体線の端部同士を電気的に接続する
    ことを特徴とする電機子。
  6. 導体線が巻き付けられた電機子を含む発電機であって、
    上記電機子は、
    複数のスロットが設けられている電機子鉄心と、
    両端に1組のコネクタを有するケーブル部品と、
    を有し、
    上記ケーブル部品は、互いに絶縁され、それぞれの長さがほぼ同じ長さの複数の導体線を束ねることにより形成されており、上記電機子鉄心に設けられる複数のスロットに渡って挿入され、
    上記1組のコネクタは、上記複数の導体線が直列的に接続されるように上記複数の導体線の端部同士を電気的に接続する
    ことを特徴とする発電機。
  7. 請求項1に記載のモータであって、
    上記各スロットは、その外周方向又は内周方向に開口部を有し、
    上記開口部は、上記スロットの内周側又は外周側から挿入される上記ケーブル部品が通る大きさである
    ことを特徴とするモータ。
  8. 請求項5に記載の電機子であって、
    上記各スロットは、その外周方向又は内周方向に開口部を有し、
    上記開口部は、上記スロットの内周側又は外周側から挿入される上記ケーブル部品が通る大きさである
    ことを特徴とする電機子。
  9. 請求項6に記載の発電機であって、
    上記各スロットは、その外周方向又は内周方向に開口部を有し、
    上記開口部は、上記スロットの内周側又は外周側から挿入される上記ケーブル部品が通る大きさである
    ことを特徴とする発電機。
  10. 請求項3に記載のモータであって、
    上記各スロットの断面形状は、台形である
    ことを特徴とするモータ。
JP2003359570A 2003-10-20 2003-10-20 モータ、電機子、または発電機 Expired - Fee Related JP4419510B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003359570A JP4419510B2 (ja) 2003-10-20 2003-10-20 モータ、電機子、または発電機
US10/965,320 US7256521B2 (en) 2003-10-20 2004-10-14 Motor or generator and method of producing the same
DE102004050825A DE102004050825A1 (de) 2003-10-20 2004-10-19 Motor oder Generator und Verfahren zu dessen Erzeugung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003359570A JP4419510B2 (ja) 2003-10-20 2003-10-20 モータ、電機子、または発電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005124360A JP2005124360A (ja) 2005-05-12
JP4419510B2 true JP4419510B2 (ja) 2010-02-24

Family

ID=34509882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003359570A Expired - Fee Related JP4419510B2 (ja) 2003-10-20 2003-10-20 モータ、電機子、または発電機

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7256521B2 (ja)
JP (1) JP4419510B2 (ja)
DE (1) DE102004050825A1 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005124363A (ja) * 2003-10-20 2005-05-12 Toyota Industries Corp モータまたは発電機、およびその製造方法
US7508157B1 (en) * 2005-01-18 2009-03-24 Gabrys Christopher W Line synchronous air core motor
DE102009060955A1 (de) 2009-12-30 2011-07-07 Robert Bosch GmbH, 70469 Ständerwicklung für eine Transversalflussmaschine sowie hierzu Verfahren zur Herstellung einer Ständerwicklung
DE102009060956A1 (de) * 2009-12-30 2011-07-07 Robert Bosch GmbH, 70469 Ständerwicklung für eine Transversalflussmaschine
EP2388891A1 (en) * 2010-05-19 2011-11-23 Siemens Aktiengesellschaft Generator with compact single turn wave winding and wind turbine
DE102013000370B4 (de) * 2013-01-11 2022-06-02 Audi Ag Wicklungsträger, insbesondere Stator oder Rotor einer Drehstrom-Elektromaschine und Verfahren zur Herstellung der Wicklung eines Wicklungsträgers
US9923438B2 (en) * 2013-05-28 2018-03-20 Mitsubishi Electric Corporation Method for manufacturing a rotary electric machine
FR3019948B1 (fr) 2014-04-10 2017-12-22 Moteurs Leroy-Somer Rotor de machine electrique tournante.
FR3019947B1 (fr) * 2014-04-10 2017-12-08 Moteurs Leroy-Somer Stator de machine electrique tournante.
JP6305203B2 (ja) * 2014-05-19 2018-04-04 三菱電機株式会社 回転電機の固定子及び固定子の製造方法
GB2552367A (en) * 2016-07-21 2018-01-24 Valeo Air Man Uk Limited Stator windings in a switched reluctance motor of an electric supercharger
CN110445336A (zh) * 2019-08-20 2019-11-12 黄向阳 一种能发电的永磁同步电动机定子绕线方法
CN114731070A (zh) * 2019-11-12 2022-07-08 马威动力控制技术股份公司 用于电机的具有连续绕组的闭合槽定子和制造这种定子的方法
CN114731065A (zh) * 2019-11-12 2022-07-08 马威动力控制技术股份公司 利用永磁体助力磁阻的同步电机及其制造方法
FR3111243B1 (fr) * 2020-06-09 2023-06-09 Nidec Psa Emotors Stator de machine électrique tournante

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2055595A (en) * 1933-12-09 1936-09-29 Surjaninoff Maria Winding for electric machines
DE2048063C2 (de) * 1970-09-30 1974-03-14 Klein, Schanzlin & Becker Ag, 6710 Frankenthal Ständerwicklung für in axialer Richtung hintereinander angeordnete Motoren
JPS5833945A (ja) 1981-08-19 1983-02-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd インナ−ロ−タ型電動機のステ−タ鉄心
US5327637A (en) * 1992-02-07 1994-07-12 Kabelmetal Electro Gmbh Process for repairing the winding of an electrical linear drive
JP3017085B2 (ja) 1995-11-02 2000-03-06 三菱電機株式会社 回転電機及びその製造方法
JP2002186212A (ja) 2000-12-11 2002-06-28 Tamagawa Seiki Co Ltd プリント基板を有するステータ構造
JP4834823B2 (ja) 2001-07-30 2011-12-14 多摩川精機株式会社 プリント基板を有するステータ構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005124360A (ja) 2005-05-12
DE102004050825A1 (de) 2005-05-25
US20050082924A1 (en) 2005-04-21
US7256521B2 (en) 2007-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4419510B2 (ja) モータ、電機子、または発電機
JP4486678B2 (ja) 回転電動機の電機子、回転電動機及びその製造方法
JP2012139075A (ja) 回転電機
US20110025164A1 (en) Rotating electric machine and method for manufacturing stator
JP2005124362A (ja) 巻き線用ケーブル及び電機子
JP4344695B2 (ja) アウタロータ型多極発電機用ステータ及びその組立方法
JPH11178265A (ja) 磁石発電機用固定子
JP3712119B2 (ja) ステータコアへの巻線方法
JP2005224052A (ja) 電動機およびその製造方法
EP2782220A2 (en) A wound component, a coil, a rotating electrical machine, and a manufacturing method of such a coil
JPH1127886A (ja) 回転電機の固定子
WO2012169059A1 (ja) 回転電機の固定子、回転電機の固定子の製造方法、及び回転電機
US20120001516A1 (en) Stator for electric rotating machine and method of manufacturing the same
JP4137864B2 (ja) 回転電機のステータ
JP4197570B2 (ja) 電動機の固定子
JP2010183660A (ja) ステータ、ブラシレスモータ、ステータの製造方法、及び、ブラシレスモータの製造方法
US7352097B2 (en) Motor or generator and method of producing the same
JP4749056B2 (ja) モータのステータ構造
JP6895326B2 (ja) 三相モータの結線構造、結線方法及び三相モータ
GB2250384A (en) Securing armature lead wire on insulated commutator base
JP2005124361A (ja) 回転電機およびその製造方法
JP6080964B2 (ja) 回転電機の固定子
JP2004208464A (ja) 電動機の巻線構造
JP2010051052A (ja) 車両用回転電機
EP2782219A2 (en) A wound component, a coil, a rotating electrical machine and manufacturing method of such a coil

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090728

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091110

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091123

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131211

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees