JP2002186212A - プリント基板を有するステータ構造 - Google Patents
プリント基板を有するステータ構造Info
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Abstract
を輪状ステータの外径位置の外側に位置させ、樹脂モー
ルド後でも、コネクタとリード線の何れでも接続可とす
ることを目的とする。 【解決手段】 本発明によるプリント基板を有するステ
ータ構造は、輪状ステータ(1)の絶縁カバー(4)に設けら
れたプリント基板(10)の突出基板部(10A)を輪状ステー
タ(1)の外径位置(1A)よりも外側に位置させ、この突出
基板部(10A)に対してコネクタ(30)又はリード線(5)を自
在に選択して接続できるようにした構成である。
Description
するステータ構造に関し、特に、輪状ステータの外径位
置よりも外側に突出する突出基板部にコネクタやリード
線を設けることができるようにしたことにより、ステー
タ巻線を樹脂封止した後においても、ステータ巻線に接
続する引出し手段としてコネクタとリード線の何れかを
自在に選択できるようにするための新規な改良に関す
る。
構造としては、一般に、図4及び図5で示される第1従
来例、図6及び図7で示される第2従来例を挙げること
ができる。すなわち、図4及び図5で示される第1従来
例の場合、符号1で示されるものは全体形状が輪状をな
し多層に積層された輪状ステータであり、この輪状ステ
ータ1の各スロット2内には、例えば、輪状に形成され
た絶縁カバー4を介してU、V、W相のステータ巻線3
が巻回されている。
は、前記ステータ巻線3に接続されたリード線5が保持
されて外部に導出されている。従って、前述の状態で、
ステータ巻線3と絶縁カバー4を輪状ステータ1に対し
て樹脂モールド部6を輪状に形成することによって一体
に樹脂封止することができ、リード線5が樹脂モールド
部6内に埋設されている。
6及び図7で示される第2従来例の場合、第1従来例と
同一又は同等部分には同一符号を付し、その説明は省略
すると共に、異なる部分についてのみ説明する。すなわ
ち、絶縁カバー4の上部に輪状に形成された輪状プリン
ト基板10が固設され、この輪状プリント基板10上に
形成されたプリントパターン11にはステータ巻線3が
接続されていると共に、このプリントパターン11に接
続されたリード線5は、前記絶縁カバー4の上部に保持
されている。前記ステータ巻線3と絶縁カバー4を輪状
ステータ1に対して樹脂モールド部6を輪状に形成する
ことによって一体に樹脂封止することができ、リード線
5が樹脂モールド部6内に埋設される。
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、図4及び図5で示される第
1従来例においては、ステータ巻線に接続されたリード
線が樹脂モールド部によって一体に埋設されているた
め、例えば、モータの場合には、モータからリード線の
みの引出し構成に限定されていた。そのため、コネクタ
によって引出しを希望するユーザーには対応することが
困難であった。また、図6及び図7で示される第2従来
例においては、輪状プリント基板を絶縁カバーに取付
け、ステータ巻線を輪状プリント基板を介してリード線
に接続しているため、樹脂モールド部6によって樹脂封
止を行うと、輪状プリント基板、ステータ巻線、絶縁カ
バー及びリード線を樹脂モールド部で一体化することに
なり、前述と同様にリード線引出しの構造に限られるこ
とになっていた。
めになされたもので、特に、輪状ステータの外径位置よ
りも外側に突出する突出基板部にコネクタやリード線を
設けることができるようにしたことにより、ステータ巻
線を樹脂封止した後においても、ステータ巻線に接続す
る引出し手段としてコネクタとリード線の何れかを自在
に選択できるようにしたプリント基板を有するステータ
構造を提供することを目的とする。
板を有するステータ構造は、輪状ステータの各スロット
に絶縁カバーを介して設けられたステータ巻線と、前記
絶縁カバーの一端側に設けられたプリント基板と、前記
プリント基板に形成され前記輪状ステータの外径位置よ
りも外側へ突出する突出基板部と、前記プリント基板か
ら前記突出基板部に連続して形成されたプリントパター
ンとを備え、前記プリントパターンの一端は前記ステー
タ巻線に接続されている構成であり、また、前記突出基
板部上に設けられた前記プリントパターンに形成され前
記突出基板部を貫通する貫通孔が設けられている構成で
あり、また、前記突出基板部(10A)には、前記輪状ステ
ータの外径位置に沿って配設されたコネクタが設けら
れ、前記コネクタのコネクタピンは前記貫通孔内に挿入
配設されている構成であり、また、前記突出基板部の貫
通孔にはリード線が貫通して接続され、前記リード線は
前記輪状ステータ(1)の外径位置の外側に位置している
構成である。
リント基板を有するステータ構造の好適な実施の形態に
ついて説明する。なお、従来例と同一又は同等部分には
同一符号を付して説明する。図1から図3において符号
1で示されるものは全体形状が、輪状をなし多層に積層
された輪状ステータであり、この輪状ステータ1の各ス
ロット2内には、輪状に形成された絶縁カバー4を介し
てU、V、W相のステータ巻線3が巻回されている。
れるように、全体形状が半輪状をなしその一端に半径方
向に沿って突出する突出基板部10Aを一体に有する馬
締形のプリント基板10が固設されている。前記突出基
板部10Aは、平面形状としてほぼ長方形をなすと共
に、その形状の大部分の領域が輪状ステータ1の外径を
形成する外径位置1Aの外側に突出して位置している。
ターン11が、このプリント基板10から突出基板部1
0Aにわたり連続して形成されており、この突出基板部
10Aに位置する各プリントパターン11の一端には、
この突出基板部10Aを板厚方向に貫通する貫通孔20
が複数形成されている。また、前記プリントパターン1
1にはステータ巻線3が接続されている。
ーホール技術によって貫通孔20内にも前記プリントパ
ターン11と導通するように導電膜が構成されている。
従って、このステータ巻線3、絶縁カバー4及び輪状ス
テータ1は、樹脂モールド部6によって覆われて一体化
されている。
には、コネクタ30が取付けられ、このコネクタ30の
コネクタピン31は前記貫通孔20を貫通して半田等で
固定されていると共に、各コネクタピン31とプリント
パターン11とは互いに導通するように構成されてい
る。前記コネクタ30は、前記外径位置1Aの外側でか
つこの外径位置1Aに沿って長手状に設けられている。
は、前記突出基板部10Aの貫通孔20にリード線5が
挿入配設されており、このリード線5は前記外径位置1
Aの外側に位置している。従って、前述の図1及び図3
の形態において、ステータ巻線3に対する信号の入力あ
るいは出力は、前記コネクタ30又はリード線5を介し
て行うことができる。また、樹脂モールド部6を施した
後においても前記コネクタ30及びリード線5の何れで
も突出基板部10Aに取付けることができ、ユーザー側
の要望に応じて何れかを用いることができる。なお、プ
リント基板10は半輪状としたが、輪状でも可である。
ータ構造は、以上のように構成されているため、次のよ
うな効果を得ることができる。すなわち、輪状ステータ
に設けたプリント基板の突出基板部が、輪状ステータの
外径位置よりも外側へ突出しているため、ステータ巻線
3の樹脂モールド部の形成後においても、ユーザーの要
望に応じてコネクタ又はリード線を突出基板部に直接取
付けることができ、ユーザー側の要望を自在に受け入れ
ることにより、作業性を従来よりも大幅に向上させるこ
とができる。
造を示す断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 輪状ステータ(1)の各スロット(2)に絶縁
カバー(4)を介して設けられたステータ巻線(3)と、前記
絶縁カバー(4)の一端側に設けられたプリント基板(10)
と、前記プリント基板(10)に形成され前記輪状ステータ
(1)の外径位置(1A)よりも外側へ突出する突出基板部(10
A)と、前記プリント基板(10)から前記突出基板部(10A)
に連続して形成されたプリントパターン(11)とを備え、
前記プリントパターン(11)の一端は前記ステータ巻線
(3)に接続されていることを特徴とするプリント基板を
有するステータ構造。 - 【請求項2】 前記突出基板部(10A)上に設けられた前
記プリントパターン(11)に形成され前記突出基板部(10
A)を貫通する貫通孔(20)が設けられていることを特徴と
する請求項1記載のプリント基板を有するステータ構
造。 - 【請求項3】 前記突出基板部(10A)には、前記輪状ス
テータ(1)の外径位置(1A)に沿って配設されたコネクタ
(30)が設けられ、前記コネクタ(30)のコネクタピン(31)
は前記貫通孔(20)内に挿入配設されていることを特徴と
する請求項2記載のプリント基板を有するステータ構
造。 - 【請求項4】 前記突出基板部(10A)の貫通孔(20)には
リード線(5)が貫通して接続され、前記リード線(5)は前
記輪状ステータ(1)の外径位置(1A)の外側に位置してい
ることを特徴とする請求項2記載のプリント基板を有す
るステータ構造。
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