JPH10191615A - ステッピングモータ - Google Patents

ステッピングモータ

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JPH10191615A
JPH10191615A JP34417196A JP34417196A JPH10191615A JP H10191615 A JPH10191615 A JP H10191615A JP 34417196 A JP34417196 A JP 34417196A JP 34417196 A JP34417196 A JP 34417196A JP H10191615 A JPH10191615 A JP H10191615A
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JP
Japan
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stepping motor
connector
circuit board
printed circuit
terminal
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JP34417196A
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Tsutomu Murata
勉 村田
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、端子台に設けたコネクター部を改良
し小形化したステッピングモータの提供にある。 【解決手段】内部に回転子および固定子が設けられたケ
ース1の外周部に前記固定子の固定子巻線の端部が接続
される端子ピンを有する端子台を取り付け、この端子台
に取り付けられたプリント基板50に、プリント配線さ
れた薄膜導体からなる接続端子56a〜56fを設けた
コネクター部56を形成することによりコネクター部5
6を小形とすることにより小形としたステッピングモー
タ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、家庭用電気機
器、各種OA機器等に使用されているステッピングモー
ターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、風向調節ルーバーを備えたエアコ
ン装置等の家庭用電気機器、プリンター、フロッピーデ
ィスクドライブ装置等の各種OA機器等には、各種のス
テッピングモーターが使用されており、これらステッピ
ングモータは前記各種機器の小形化の要請に伴いその小
形化が要請されている。
【0003】そして、これらステッピングモータの小形
化を阻害する大きな要素の一つとして、固定子巻線の端
部を接続する接続ピンが設けられた端子台に取り付けら
れるプリント基板に一体に取り付けられ外部装置と接続
されるコネクターがある。
【0004】つまり、前記プリント基板に取り付けられ
たコネクターはステッピングモータのケース外周部から
大きく突出しているため、ステッピングモータの外形が
大きくなり、したがって、機器内に取り付ける際にステ
ッピングモータの配置空間が大きくなり、この機器の小
形化が阻害されることになっている。
【0005】ここで、従来の小型ステッピングモータの
小形化を阻害している前記コネクターが取り付けられて
いる部分の構成を図6ないし図8に基づいて説明する。
図6ないし図8に示すように、ステッピングモータ10
0は一端側を開口した略有底筒状の主ケース102とこ
の主ケース102の前記開口を閉蓋する蓋ケース103
とからなるケース101、このケース101内に設けら
れた固定子110、この固定子110の内側には回転自
在に配設された図示しない回転子およびこの回転子の出
力軸に設けた歯車を含む複数の歯車から構成される減速
機構等から構成されている。そして、前記減速機構の最
終段の歯車には出力軸104が設けられており、この出
力軸104は前記蓋ケース103から外部に突出させて
設けられている。また、この蓋ケース103の外周縁に
は外方に向けて突出するとともに取付孔105aが設け
られた一対の取付片105が設けられており、この取付
片105を介して図示しない各種機器に取り付けられる
ようになっている。
【0006】そして、前記固定子110は図示しない固
定子ヨーク、この固定子ヨークに設けられた巻枠112
およびこの巻枠112に巻回されたコイル巻線からなる
図示しないコイルとから構成されている。そして、前記
巻枠112にはこの巻枠112と一体に端子台113が
形成されており、この端子台113には図示しない回転
子の出力軸の軸方向つまり図8において紙面と直交する
方向に配列されて複数本(図8では1本のみ図示)端子
ピン114が設けてあり、これら端子ピン114には前
記図示しないコイルのコイル巻線の巻き始めおよび巻き
終わりであるコイル巻線の端部115が半田付け等によ
って接続されている。
【0007】そして、前記端子台113には、プリント
基板120が取り付けられており、このプリント基板1
20には前記端子ピン114に対応して端子ピン114
を貫通させる貫通孔121が複数個形成され、この貫通
孔121に端子ピン114を貫通させた状態で半田付1
22をすることにより、端子ピン114は図示しないプ
リント配線つまり薄膜導体に接続されているものであ
る。また、前記プリント基板120には複数の接続端子
131が設けられた雌型のコネクター130が取り付け
られており、このコネクター130は図に示すように図
示しない雄型コネクターと嵌合する一端側を開口した嵌
合穴132を有し、この嵌合穴132の底部に前記接続
端子131が前記開口側に向けて設けられており、ま
た、これら接続端子131は前記端子ピン114が接続
された図示しない薄膜導体と半田付されて接続されてい
る。
【0008】また、図に示すように前記端子台113お
よびプリント基板120はカバー135によって覆われ
ており、このカバー135の一端側は開口しており、ま
た、このカバー135の接続端子131の基部と対向す
る部位には細長状の貫通孔136が形成され、この貫通
孔136によって図示しない外部コネクターが確実にコ
ネクター130に接続されているか否かを確認できるよ
うになっている。
【0009】そして、前記コネクター130は、図から
明らかなように図示しない雄型コネクターと嵌合する嵌
合穴132が形成されている構成となっていることか
ら、前記主ケース101の外周から大きく突出すること
になり、結果としてステッピングモータ100の投影面
積つまり外形が大きくなり、各種機器内に取り付ける際
にステッピングモータ100を配置するための大きな配
置空間を必要とするものである。
【0010】また、従来のステッピングモータでは、図
に示すようにコネクター130は一方方向からの接続し
かできないために、機器内における配線とステッピング
モータ100の配置関係によっては配線がしにくくなり
また場合によって配線ができないという事態が生じる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のステッピングモータ100においては、端子台113
に設けたコネクター130がケース101の外周から外
側に向けて大きく突出する構造となっているため、ステ
ッピングモータ100の軸方向の投影面積つまり外形が
大きくなるとともに、各種機器内にステッピングモータ
100を配設するための大きな配置空間を必要とし、機
器の小形化が図れないという問題がある。また、コネク
ター130の構造は接続方向が一方のみとなっているこ
とから、コネクター130と外部コネクターとの関係が
対向する位置関係でない場合は、狭い配線空間における
配線がしにくく場合によっては配線ができないという事
態が生じてしまうという問題があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みなされたものであり、請求項1記載の発明は、ケース
内にに回転可能に軸支された回転子と、この回転子の周
囲に配置された固定子と、この固定子に設けられるとと
もに固定子巻線が巻装されるコイルボビンと、このコイ
ルボビンに設けられるとともに前記固定子巻線の端部を
接続する端子ピンが設けられた端子台と、基端側に前記
端子ピンが挿通される接続部を設けるとともに先端側に
前記接続部に電気的に接続された薄膜状の接続端子を形
成したコネクター部を設け前記端子台に取り付けられた
プリント基板と、このプリント基板の少なくとも前記接
続部を覆うカバーとを備えたステッピングモータとした
ものである。
【0013】このように構成した請求項1記載の発明
は、端子台に取り付けられたプリント基板に薄膜状の接
続端子を有するコネクター部を設ける構成であることか
ら、コネクター部のステッピングモータのケースの外周
からの突出量を少なくできるため、ステッピングモータ
の軸方向の投影面積つまり外形を小さくしてステッピン
グモータを小形とすることができるとともに、このステ
ッピングモータを使用する機器の小形化を図ることがで
きるという作用を有するものである。
【0014】また、請求項2記載の発明は、上記請求項
1記載の発明における、プリント基板に異なる方向に向
けて複数のコネクター部を設けたステッピングモータと
したものである。
【0015】このように構成した請求項2記載の発明
は、プリント基板にコネクター部を異なる方向に向けて
前記コネクターを複数設ける構成としたことから、請求
項1記載の発明の作用に加えて、機器内の狭い空間にお
いて配設する場合に配線位置に関係なく容易にコネクタ
ーと接続できるという作用を有するものである。
【0016】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2記載の発明における、前記カバーに前記コ
ネクター部を外部に突出させるスリット状の貫通孔を形
成するとともにこの貫通孔の対向する長手方向開口縁部
に前記プリント基板に当接するシール部材を形成したス
テッピングモータとしたものである。
【0017】上記のように構成した請求項3記載の発明
は、カバーに設けられコネクターの先端部を貫通させる
貫通孔の対向する長手方向開口縁部に前記プリント基板
に当接するシール部材を形成する構成としたことから、
請求項1および請求項2記載のそれぞれの発明の作用に
加えて、カバーの内部への塵埃の侵入を防止するととも
ににカバーの内部に位置するプリント基板の表面に湿気
に起因する結露を防止し前記薄膜導体の短絡等を防止で
きるという作用を有するものである。
【0018】また、請求項4記載の発明は、請求項1な
いし請求項3記載の発明において、不使用状態にあるコ
ネクター部を覆うキャップを設けたステッピングモータ
としたものである。
【0019】このように構成した請求項4記載の発明
は、請求項1ないし請求項3記載の発明において、不使
用状態にあるコネクター部をキャップによって覆う構成
としたことから、請求項1ないし請求項3記載のそれぞ
れの発明の作用に加えて、不使用状態のコネクター部へ
の塵埃の付着、結露等を防止できることから、塵埃の付
着、結露等に起因する短絡等を防止できとともに接続端
子の損傷を防止できるという作用を有するのである。こ
のことはコネクター部を複数設けた場合にとくに有効と
なるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態を
図1ないし図4に基づいて説明する。
【0021】図1ないし図3に示すように、ステッピン
グモータ1は一端側を開口した略有底筒状の主ケース2
aとこの主ケース2aの前記開口を閉蓋する蓋ケース2
bとからなるケース2、この主ケース2aおよび蓋ケー
ス2bに設けた軸孔4aおよび4bに固定された固定軸
11を貫通する軸受孔11bを有する軸11aを介して
回転自在に配設された回転子10、この回転子10を囲
んで配設された固定子20、前記回転子10の軸11a
の一端側に設けられた歯車12から回転力を伝達する歯
車13およびこの歯車13に噛合する図示しない歯車と
噛合する最終段の歯車14、この最終段の歯車14に設
けられ外部に回転力を出力する出力軸15等から構成さ
れている。なお、前記歯車12ないし歯車14等は減速
機構を構成しているものである。
【0022】そして、前記固定子20は重ね合わせたヨ
ーク21とヨーク24とから構成されており、前記ヨー
ク21は前記主ケース2aの底面を前記回転子10の周
面と対向させて折り曲げて形成した鋸歯状の多数の磁極
22aと前記底面をヨーク部22bとするヨーク片22
および前記回転子10の周面と対向する面に形成した鋸
歯状の多数の磁極23aとこの磁極23aに連設した円
形鍔状のヨーク部23bからなるヨーク片23とから構
成されており、そして、前記ヨーク片22と23とはそ
れぞれの磁極22a、23aが互いに入り込むようにし
て一体化して組み合わされている。また、前記ヨーク2
4は前記回転子10の周面と対向する面に形成した鋸歯
状の多数の磁極25aとこの磁極25aに連設した円形
鍔状のヨーク部25bからなるヨーク片25と、このヨ
ーク片25と同形状に形成され鋸歯状の多数の磁極26
aとこの磁極26aに連設した円形鍔状のヨーク部26
bとからなるヨーク片26とから構成されており、そし
て、前記ヨーク片25と26とはそれぞれの磁極25
a、26aが互いに入り込むようにして一体化して組み
合わされている。
【0023】そして、前記ヨーク21には、前記主ケー
ス2aの底面つまりヨーク片22bと鋸歯状の磁極22
a、ヨーク片23の磁極23a、ヨーク部23bによっ
て囲まれて断面コ字状の凹状溝が形成され、この凹状溝
は後述するコイルボビン(以下単にボビンという)31
を収納する環状のボビン収納溝となっている。また、同
様にヨーク24の外周には、ヨーク片25のヨーク部2
5b、磁極25a、ヨーク片26の磁極26aおよびヨ
ーク部26bによって囲まれて断面コ字状の凹状溝が形
成され、この凹状溝は後述するコイルボビン(以下単に
ボビンという)32を収納する環状のボビン収納溝とな
っている。
【0024】そして、前記ヨーク21および24のそれ
ぞれのボビン収納溝には、合成樹脂からなり、環状の垂
直壁とこの垂直壁に連続して形成された略円形状の上部
鍔と下部鍔からなる断面コ字状に形成され、それぞれ固
定子巻線(以下単に巻線という)31a、32aが巻回
された合成樹脂からなる前記ボビン31、32が収納さ
れている。つまり巻線31a、32aが巻回されたボビ
ン31、32を前記ボビン収納溝に収納することにより
前記ヨーク21、24つまり固定子20に巻線が巻装さ
れているものである。
【0025】また、ボビン31、32のそれぞれには図
に示すように上部鍔の外周縁から図3において上方に向
けて突出させて一体に形成された端子台41、42が設
けられており、これら端子台41、42はそれぞれ図2
に示すように一端側(図2において左側)の肉厚を他端
側(図2において右側)の肉厚よりも厚くつまり大きく
して一端側から他端側に向かってその突出量が次第に少
なくなるように傾斜させて形成されている。そして、前
記端子台41、42のそれぞれの前記一端側には取付孔
41aないし41cおよび42aないし42cがそれぞ
れ形成され、これら取付孔41aないし41cおよび4
2aないし42cには端子ピン45aないし45cおよ
び45dないし45fが圧入されて取り付けられてい
る。なお、これら端子ピン45aないし45fは前記回
転子10の軸11a方向に沿って配列して設けられてい
る。そして、この取付孔41aないし41cおよび42
aないし42cは肉厚の大きい部位に形成されているこ
とから前記端子ピン45aないし45fを挿入する挿入
長つまり圧入代を大きく取れていることから前記端子ピ
ン45aないし45fは確実に前記取付孔41aないし
41cおよび42aないし42cに圧入して固定される
ものである。
【0026】そして、前記端子ピン45aないし45f
の基部つまり圧入部近傍から先端部にかけて図に示すよ
うに前記巻線31a、32aの巻き始めおよび巻き終わ
りの端部31b、32bが巻回されて半田Hで接続され
ている(図2では端子45fに巻線32aの端部32b
を巻回した状態のみ図示)。また、前記端子台41およ
び42の前記他端側にはそれぞれその中央部に係合突起
42h(端子台41に設けた係合突起は図示しておらず
端子台42に設けた係合突起42hのみを図示)が形成
されている。
【0027】また、前記端子台41、42にはプリント
基板50が図示しない取付手段によって取り付けられて
おり、このプリント基板50の基端側には前記端子ピン
45aないし45fが挿通される接続部としての接続孔
51aないし51fが形成されるとともに、先端側には
前記端子台41および42に設けた係合突起42hに係
合する2個の係合孔51h(図2では1このみ図示)が
形成され、この係合孔51hを係合突起42hに係合す
ることにより面に沿った方向つまり図2において左右方
向への力が加わったとしても面に沿った方向への動きが
確実に規制されるものである。
【0028】また、前記プリント基板50には前記プリ
ント配線された複数条(図では6条)の薄膜導体55a
ないし55fが形成され、これら薄膜導体55aないし
55fの一端側の部分に前記接続孔51aないし51f
が形成されており、これら貫通孔に貫通した前記端子ピ
ン45aないし45fに前記巻線31a、32aの巻き
始めおよび巻き終わりの端部31b、32bを巻回して
前記半田Hで接続する際に、この半田Hによって薄膜導
体55aないし55fは端子ピン45aないし45fに
電気的に接続されるものである。
【0029】そして、前記の薄膜導体55aないし55
fは前記プリント基板50の他端側つまり前記接続孔5
1aないし51fが形成された側と反対側端部まで延出
して形成され、この延出された薄膜導体部分は薄膜導体
から構成された接続端子56aないし56fとなってい
る。つまり前記プリント基板50の他端側は雄型のコネ
クター部56を構成するものであり、前記接続端子56
aないし56fはこのコネクター部56の接続端子を構
成するものである。そして、このコネクター部56に図
示しない外部装置に接続された雌型の外部コネクターが
接続されものであり、この外部コネクターを接続する際
にプリント基板50には面に沿う方向に外力が作用する
が、前述したように係合孔51hが端子台41および4
2に設けた係合突起42hと係合する際に前記外力によ
って面に沿う方向の動きは確実に規制されるものであ
る。また、前記プリント基板50の前記両側縁部には係
合凹部57、57が形成されている。
【0030】そして、前記コネクター部56はプリント
基板50の一部によって形成されていることから、コネ
クター部56の外周部は、主ケース2aつまりケース2
ケース2の外周部からの突出量を少なくでき、したがっ
て、ステッピングモータ1の軸方向の投影面積を小さく
することができステッピングモータ1を小形にすること
ができるものであり、また、端子台41、42の端子ピ
ン45aないし45fが取り付けられる部位は肉厚とな
っていることから、端子ピン45aないし45fの圧入
代は大きくとれることから端子台41、42への端子ピ
ン45aないし45fの取付が確実かつ強固にでき、前
記係合突起42hと係合孔51hの係合と相俟ってプリ
ント基板50を介して外力が加わったとしても動いた
り、前記端子ピン45aないし45fが抜けたりするこ
とを防止できるものである。
【0031】なお、プリント基板50の端子台41、4
2への取付は、端子ピン45aないし45fに巻線31
a、32aの端部32b、32bを巻回した後、これら
端子ピン45aないし45fを前記接続孔51aないし
51fに挿通して前記プリント基板50を図示しない取
付手段によって端子台41、42に取り付けることによ
ってなされるものである。
【0032】そして、前記端子台41、42および前記
コネクター部56を除くプリント基板50はケース2に
取り付けられたカバー60によって覆われている。この
カバー60には前記プリント基板50のコネクター部5
6を貫通させるスリット状の貫通孔61が形成されてお
り、そして、図4に示すようにこの貫通孔61の互いに
対向する長手方向つまり図4においては紙面と直交する
方向の開口の一方の開口縁部には内側に、また他方の開
口縁部には外側に位置させて互いの先端部が非対向とな
る位置関係として形成されたシール部材62および63
が設けられている。また、こられシール部材62および
63の先端部は前記プリント基板50に圧接状態で当接
するようになっており、これらシール部材62および6
3によってカバー60の内部への塵埃の侵入を防止する
とともににカバー60の内部に位置するプリント基板5
0の表面に湿気に起因する結露を防止し前記薄膜導体の
短絡等を防止するようになっている。
【0033】また、前記シール部材62および63の互
いの先端部を非対向とする位置関係として形成している
理由は、カバー60をケース2に取り付ける際にカバー
60を図4に二点鎖線で示すようにプリント基板50つ
まりコネクター部56との相対位置を正規の状態から僅
かに時計方向に回転せた位置関係とすることにより、両
シール部62、63の先端部のコネクター部56に対す
る間隙を大きくすることができ、コネクター部56の貫
通孔61への挿入が容易となるとともに、挿入後に反時
計方向戻して正規の位置関係とすることにより両先端部
のプリント基板50の両表面への圧接力を高めてシール
効果をより高めるようにするためである。
【0034】また、前記コネクター部56には不使用時
の状態つまり機器内に組み込む前等において、前記接続
端子56aないし56fの損傷あるいは塵埃の付着等を
防止するためのキャップ70が着脱可能に取り付けられ
るようになっている。このキャップ70は図1に示すよ
うに一端側に挿入開口71が形成された有底箱状に形成
されるとともに、挿入開口71の近傍に前記プリント基
板50の両側縁部に形成した係合凹部57、57(図1
では一方の図示)に係合する係合凸部72が互いに対向
して形成されており、前記コネクター部56の先端部を
前記挿入開口71に挿入しつつ、コネクター部56をキ
ャップ70に挿入していくと前記係合凸部72が前記係
合凹部57に係合しキャップ70はコネクター部56に
取り付けられようになっている。そして、コネクター部
56はキャップ70によって覆われることから、上述し
たように接続端子56ないし56fへの塵埃の付着ある
いは外力による損傷を防止できるものである。
【0035】なお、蓋ケース2bには互いに対向して取
付孔2dが形成された取付片2cが設けられている。
【0036】上記のように、端子台41、42に取り付
けられたプリント基板50に薄膜状の接続端子56aな
いし56fを有するコネクター部56を設ける構成とし
たことから、コネクター部56がステッピングモータ1
のケース2の外周からの突出量を少なくできるため、ス
テッピングモータ1の軸方向の投影面積つまり外形を小
さくできるものである。
【0037】また、カバー60に設けられプリント基板
50つまりコネクター部56の先端部を貫通させる貫通
孔61の対向する長手方向開口縁部に前記コネクター部
56に当接するシール部材62、63を設けたことか
ら、カバー60の内部への塵埃の侵入を防止てきるとと
もにプリント基板50の表面つまのりプリント配線面等
への塵埃の付着あるいは湿気に起因する結露を防止でき
るため短絡等の防止ができるものである。また、シール
部材62、63は互いの先端部が非対向となる位置関係
として形成したことから、カバー60を主ケース2aに
取り付ける際に、貫通孔61へのコネクター部56の挿
入が容易となるととも挿入後、かばー60とプリンと基
板50とを正規の位置関係としたときシール部材62、
63の先端部をプリント基板50の両面に確実に当接さ
せることができるものである。
【0038】また、不使用の状態にあるコネクター部5
6をキャップ70によって覆う構成としたことから、不
使用の状態にあるコネクター部56への塵埃の付着、結
露等を防止できるため使用時に際しての短絡等を防止で
きととともに接続端子の損傷を防止できるものである。
【0039】なお、上記実施の形態においては、プリン
ト基板50に設けたコネクター部56は1個としたが、
これは例えば図5に示すように左右方向および下方にそ
れぞれ突出させて3個つまり複数個形成するようにして
もよい。このように異なる方向に複数のコネクター部5
6を形成する構成とした場合は、機器の装置によってス
テッピングモータ1の取り付け方向あるいは外部コネク
ターの接続方向が異なったとしても、外部コネクターと
いずれかのコネクター部56とを対応させることができ
ることから、機器内の狭い空間において配設する場合に
配線位置等が異なったとしてもこれら配線位置に関係な
く容易にコネクター部56と外部コネクターとの接続が
できるため、配線を容易かつ確実にできるものである。
また、使用するコネクター部56を除いく不使用の状態
にある他のコネクター部56を前記キャップ70(図5
では1個のみ図示)によって覆うことにより、これら他
のコネクター部56の接続端子56aないし56fへの
塵埃の付着あるいは結露を防止できるため、これら塵埃
の付着あるいは結露に起因する短絡等を確実に防止でき
るものである。
【0040】また、上記実施の形態においては端子台4
1、42を一方側の肉厚を他方側の肉厚よりも厚くする
構成としたが、これは同一の肉厚として構成してもよい
ものである。
【0041】また、前記キャップ70は有底箱状に形成
したがこれは薄い伸縮性のあるゴム等からなる袋状部材
で形成するようにしてもよいものである。
【0042】
【発明の効果】上記のように請求項1記載の発明は、端
子台に取り付けられたプリント基板に薄膜状の接続端子
を有するコネクター部を設ける構成であることから、コ
ネクター部のステッピングモータのケースの外周からの
突出量を少なくできるため、ステッピングモータの軸方
向の投影面積つまり外形を小さくしてステッピングモー
タ自体を小形とすることができるとともに、このステッ
ピングモータを使用する機器の小形化を図ることができ
るという効果を有するものである。
【0043】また、請求項2記載の発明は、上記請求項
1記載の発明においてプリント基板に異なる方向に向け
て複数のコネクター部を設ける構成したことから、請求
項1記載の発明の効果に加えて、機器内の狭い空間にお
いて配設する場合に配線位置等に関係なく容易に外部コ
ネクターとの接続できるため取付作業を容易にできると
いう効果を有するものである。
【0044】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2記載の発明におけるカバーに設けられコネ
クターの先端部を貫通させる貫通孔の対向する長手方向
開口縁部に前記プリント基板に当接するシール部材を形
成する構成としたことから、請求項1および請求項2記
載のそれぞれの発明の効果に加えて、カバーの内部への
塵埃の侵入を防止するとともににカバーの内部に位置す
るプリント基板の表面に湿気に起因する結露を防止し前
記薄膜導体の短絡等を防止できるという効果を有するも
のである。
【0045】また、請求項4記載の発明は、請求項1な
いし請求項3記載の発明において、不使用の状態にある
コネクター部を覆うキャップを設けた構成としたことか
ら、請求項1ないし請求項3記載のそれぞれの発明の効
果に加えて、不使用の状態にあるコネクター部への塵埃
の付着、結露等を防止できることから塵埃の付着、結露
等に起因する短絡等を防止できととともに接続端子の損
傷を防止できるという効果を有するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すステッピングモータ
の斜示図。
【図2】上記実施の形態のステッピングモータの一部を
断面した平面図。
【図3】上記実施の形態のステッピングモータの断面
図。
【図4】上記実施の形態のステッピングモータのカバー
とプリント基板の関係を示す一部の断面図。
【図5】上記実施の形態のステッピングモータのコネク
ター部の他の実施の形態を示した斜示図。
【図6】従来のステッピングモータの斜示図。
【図7】上記従来のステッピングモータの側面図。
【図8】上記従来のステッピングモータの一部を断面し
た平面図。
【符号の説明】
1 電動機 2 電動機のケース 10 回転子 20 固定子 31、32 コイルボビン 31a、32a 固定子巻線 31b、32b 固定子巻線の端部 41、42 端子台 45a〜45f 端子ピン 50 プリント基板 51a〜51f プリント基板の接続孔 56 コネクター 56a〜56f 接続端子 60 カバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース内に回転可能に軸支された回転子
    と、この回転子の周囲に配置された固定子と、この固定
    子に設けられるとともに固定子巻線が巻装されるコイル
    ボビンと、このコイルボビンに設けられるとともに前記
    固定子巻線の端部を接続する端子ピンが設けられた端子
    台と、基端側に前記端子ピンが挿通される接続部を設け
    るとともに先端側に前記接続部に電気的に接続された薄
    膜状の接続端子を形成したコネクター部を設け前記端子
    台に取り付けられたプリント基板と、このプリント基板
    の少なくとも前記接続部を覆うカバーとを備えたことを
    特徴とするステッピングモータ。
  2. 【請求項2】前記プリント基板に異なる方向に向けて前
    記コネクター部を複数設けたことを特徴とする請求項1
    記載のステッピングモータ。
  3. 【請求項3】前記カバーに前記コネクター部を外部に突
    出させるスリット状の貫通孔を形成するとともにこの貫
    通孔の対向する長手方向開口縁部に前記プリント基板に
    当接するシール部材を形成したことを特徴とする請求項
    1または請求項2記載のステッピングモータ。
  4. 【請求項4】不使用状態にある前記コネクター部を覆う
    キャップを設けたことを特徴とする請求項1ないし請求
    項3記載のステッピングモータ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6710475B2 (en) 2000-12-11 2004-03-23 Tamagawa Seiki Kabushiki Kaisha Stator structure having a printed board
GB2397179A (en) * 2002-05-30 2004-07-14 Tamagawa Seiki Co Ltd Stator structure having a printed circuit board with terminals connected thereto
JP2010057330A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Nidec Copal Corp ステッピングモータ
CN113270975A (zh) * 2016-06-17 2021-08-17 美蓓亚三美株式会社 旋转型的位置传感器、旋转装置以及交通工具

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