JP2581179Y2 - モータ - Google Patents

モータ

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JP2581179Y2
JP2581179Y2 JP1992055670U JP5567092U JP2581179Y2 JP 2581179 Y2 JP2581179 Y2 JP 2581179Y2 JP 1992055670 U JP1992055670 U JP 1992055670U JP 5567092 U JP5567092 U JP 5567092U JP 2581179 Y2 JP2581179 Y2 JP 2581179Y2
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慎二 竹花
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Sanyo Electric Co Ltd
Nidec Seimitsu Corp
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Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Seimitsu Co Ltd
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ステッピングモータの
ように複数のモータ端子にそれぞれ配線材が配線接続さ
れるモータに関し、とくに、モータ端子と被覆配線材と
の接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ステッピングモータなどにおいては、モ
ータケース内の複数の励磁巻線と、駆動回路側とを並列
的に配線接続する必要があるため、図に示すように、
モータケースから複数のモータ端子が突出している。こ
のため、モータ端子のそれぞれに対して被覆配線材を配
線接続するにあたっては、中継基板としての回路基板を
利用して配線接続を行うのが一般的である。たとえば、
に示す従来の接続構造において、回路基板(印刷配
線基板)51には、6本のモータ端子52に対応する6
つの貫通孔53と、これらの貫通孔53の周囲のランド
部54から配線部55に至る回路パターン56とが形成
してあり、そのうち、配線部55に対して、被覆配線材
57の先端側で露出した内部導線59をはんだ接続した
後に、貫通孔53にモータ端子52を挿着し、そこから
突出するモータ端子52とランド部54とをはんだ接続
して、モータ端子52と被覆配線材57とを配線接続し
てある。さらに、モータ本体から伝わる振動による配線
接続部の断線などを防止する目的に、回路基板51に対
して被覆配線材57を配線材押さえ58によって押え止
してある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
接続構造においては、回路基板51の配線部55と被覆
配線材57の内部導体59とをはんだ接続する第1のは
んだ付け工程と、モータ端子52とランド部54とをは
んだ接続する第2のはんだ付け工程とを必要とするた
め、作業能率が低いという問題点がある。また、回路基
板51にはランド部54と配線部55とが離隔している
ため、その間を接続する状態ための配線パターンの引回
しを必要とし、しかも、はんだ付け用の幅広の配線部5
5を並列形成する必要があるため、回路基板51の寸法
が大きくなってしまうので、モータ本体の小型化に対応
しにくいという問題点もある。
【0004】以上の問題点に鑑みて、本考案の課題は、
モータ端子と被覆配線材とのはんだ付けを簡略化可能で
あって、しかも、小さな回路基板で複数のモータ端子と
被覆配線材とを接続可能なモータを実現することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案に係るモータにおいて講じた手段は、モータ
本体から突出する複数のモータ端子に対応して形成され
た貫通孔周囲にランド部を備え、貫通孔にモータ端子が
貫通状態にある回路基板と、被覆配線材の先端側で露出
する内部導体が回路基板面に沿って延び、貫通孔のうち
の対応するモータ端子が挿着された貫通孔周囲のランド
部に到達する状態に被覆配線材を回路基板に対して位置
決めする配線材固定手段とを設け、被覆配線材の内部導
体とモータ端子とをランド部上で直接的にはんだ接続
て成るものである
【0006】そして、配線材固定手段としては、たとえ
ば、被覆配線材をその絶縁被覆層を介して保持する配線
材保持部と、そこに保持された被覆配線材の内部導体が
突出する絶縁被覆層の端面に当接して内部導体の到達位
置を規定する位置規定部と、自身を回路基板側に固定可
能とする係合機構とを有して成る。
【0007】また、配線材保持部は、被覆配線材を回路
基板の一方側領域上から対応する貫通孔周囲のランド部
に向かって並列配置可能に並設状態、すなわち、互いに
近接し合って並列状態に設けられていることがことが好
ましい。
【0008】更に、係合機構としては、前記回路基板面
上の前記貫通孔の位置を挟む三角形頂点に位置した被係
合縁に対し係合可能な係合爪を採用できる。
【0009】
【作用】上記手段を講じた本考案に係るモータにおいて
は、そのモータ端子が回路基板の貫通孔を貫通する状態
にある一方、被覆配線材は、その内部導体が貫通孔のう
ちの対応するモータ端子が挿着された貫通孔周囲のラン
ド部に到達する状態に配線材固定手段によって位置決め
されているため、被覆配線材の内部導体とモータ端子と
をランド部上で一括してはんだ接続することができる。
また、被覆配線材の内部導体とモータ端子とを直接的に
はんだ接続することができるので、回路基板上におい
て、被覆配線材の固定領域から貫通孔までに配線パター
ンを引き回す必要がないので、回路基板を縮小化でき
る。
【0010】特に、本考案では、配線材固定手段が、被
覆配線材をその絶縁被覆層を介して保持する配線材保持
部と、そこに保持された前記被覆配線材の内部導体が突
出する絶縁被覆層の端面に当接して内部導体の到達位置
を規定する位置規定部と、自身を回路基板側に位置決め
固定可能とする係合機構とを有するものであるから、被
覆配線層を配線材保持部にて保持させてから、内部導体
の先端を回路基板面に沿ってランド部に突き当てること
ができ、ランド部と内部導体との位置合わせが容易且つ
確実である。
【0011】また、配線材保持部が近接し合って並列形
成されている場合には、回路基板を最小寸法に設定で
き、この場合でも、被覆配線材同士は、その絶縁被覆層
によって絶縁が保たれているので、短絡などの問題は発
生しない。
【0012】更に、係合機構が、回路基板面上の貫通孔
の位置を挟む三角形頂点に位置した被係合縁に対し係合
可能な係合爪である場合、回路基板と配線材固定手段と
の位置決め固定を簡単に行うことができ、また、基板固
定の確実化を実現できるため内部導体とランド部との位
置決め精度を高めることができる。
【0013】
【実施例】つぎに、添付図面に基づいて、本考案の一実
施例について説明する。
【0014】図1は本考案の実施例に係るステッピング
モータの概略斜視図、図2はそのステッピングモータの
モータケースから突出する複数のモータ端子に対する被
覆配線材の接続構造を説明するための分解斜視図であ
る。
【0015】これらの図において、本例のステッピング
モータ1のモータ本体10の側には、モータケース11
の内部に、永久磁石で構成された回転子および複数相の
励磁巻線(いずれも図示せず。)を有しており、そのう
ち、各励磁巻線に印加する直流電流を切り換えて、回転
子に連結されたモータ回転軸12の回転角度を制御可能
になっている。このため、モータ本体10の側からは、
内部において励磁巻線側に配線接続された6本のモータ
端子131〜136が千鳥配列で突出している。一方、
モータ端子131〜136と駆動回路側(図示せず)と
を配線接続するための6本の被覆配線材201〜206
は、図2に示すように、いずれも、その先端側の絶縁被
覆層27が除去されて内部導線28(内部導体)が露出
する状態のまま、樹脂製の配線材固定部材40によって
回路基板(プリント配線基板)30に対して並列固定さ
れた状態にある。また、回路基板30には、モータ端子
131〜136の形成位置およびサイズに対応して6つ
の貫通孔301〜306が形成されており、いずれの貫
通孔301〜306の周囲にもランド部31が形成され
ている。ここで、モータ端子131〜136のうち、モ
ータ端子131,133,135とモータ端子131,
133,135とは2列になって突出しているため、回
路基板30の側において、貫通孔301,303,30
5と貫通孔302,304,306とが2列に形成され
ており、これらの貫通孔301〜306のうち、対応す
るモータ端子が挿着されるべき貫通孔周囲のランド部3
1に向けて、被覆配線材201〜206の内部導線28
が延びている。そして、いずれの内部導線28も貫通孔
301〜306およびモータ端子131〜136の突出
位置付近にまで到達する状態にある。なお、ランド部3
1の周囲に点線で示されているのは、回路基板30の銅
層32であり、回路基板30の表面は、ランド部31を
除いて絶縁層で覆われている。
【0016】ここで、モータ端子131〜136と被覆
配線材201〜206との接続構造は、図1に示すよう
に、回路基板30の各貫通孔301〜306に、それぞ
れ、モータ端子131〜136が貫通する状態に挿着さ
れている一方、被覆配線材201〜206は配線材固定
部材40によって回路基板30に対して押さえ込み固定
されて、その内部導線28は、回路基板30の沿面方向
に延び、対応するモータ端子が挿着された貫通孔301
〜306周囲のランド部31上に位置しており、内部導
線28とモータ端子131〜136とは一括して直接的
にはんだ接続された状態にある。
【0017】このような接続構造を構成するのに使用し
た配線材固定部材40および回路基板30の構造を図3
(a),(b)および図4を参照して説明する。
【0018】図3(a)は配線材固定部材に被覆配線材
が保持された状態を示す斜視図、図3(b)は回路基板
の斜視図である。また、図4は配線材固定部材の下面側
の構造を示す斜視図である。
【0019】図3(a)において、配線材固定部材40
は、四角形の枠状を呈し、その対向する基端部41と先
端部42との間が側端部43,44によって連結された
樹脂体である。そのうち、基端部41の下面側には、図
4に示すように、7条の突状部411〜417がそれぞ
れ被覆配線部材201〜206の外径寸法に比してやや
狭い間隔をもって形成されており、それらの間が配線材
保持部421〜426になっている。このため、配線材
保持部421〜426においては、そこに押し込んだ被
覆配線材201〜206を絶縁被覆層27を介して突状
部411〜417の側面部が保持し、抜け落ちることが
ないようになっている。また、突状部411〜417の
先端側には、配線材保持部421〜426の先端側を遮
るように側方に張り出して、配線材保持部421〜42
6に保持された被覆配線材201〜206の内部導体2
8が突出する絶縁被覆層27の端面271に当接して内
部導体28の貫通孔301〜306およびランド部31
に向けての到達位置を規定する位置規定部41〜4
6を有する。このため、配線保持部421〜426に保
持された被覆配線材201〜206は、そこでの長手方
向に対する位置が規定された状態にあって、しかも、各
被覆配線材201〜206の内部導線28の露出長さ
は、図1または図2に示すように、回路基板30に配線
材固定部材40を固定した状態において、位置規定部4
01〜406から各貫通孔301〜306までの寸法に
応じて設定されている。従って、被覆配線材201〜2
06は、その内部導線28が貫通孔301〜306に常
に到達する状態で配線材保持部421〜426に保持さ
れた状態にある。
【0020】さらに、回路基板30は、図3(b)に示
すように、その側面の両端に張出部351〜354を有
し、そのうちの張出部351,352との離間距離およ
び張出部353,354の離間距離は、それらの内側に
配線材固定部材40が配置可能な寸法に設定されてい
る。ここで、配線材固定部材40の基端部41の両側に
おいて、その下方側には基端側に向かう第1の爪部45
を有し、これらの第1の爪部45は回路基板40の張出
部351,353の下面に係合可能になっている。ま
た、回路基板30には係合用孔部36が開口されている
一方、配線材固定部材40の先端部42の下面側には先
端側に向かう第2の爪部46を有し、この第2の爪部4
6は係合用孔部36に対して係合可能になっている。す
なわち、配線材固定部材40の第1の爪部45を回路基
板40の張出部351,353の下面に当接した状態
で、張出部351,352との間隔および張出部35
3,354の間隔を利用して、そこに配線材固定部材4
0を位置合わせした状態で、配線材固定部材40の先端
側を回路基板30の側に押し付けると、第2の爪部46
は係合用孔部36に対して自動的に係合して、配線材固
定部材40と回路基板30とが固定可能(位置決め係合
機構)になっている。
【0021】このような構成のステッピングモータ1の
製造工程のうち、モータ端子と被覆配線材とを接続する
工程について説明する。
【0022】まず、図4に示すように、6本の被覆配線
材201〜206の先端側の絶縁被覆層27を除去し
て、内部導線28を露出する。ここで、内部導線28の
露出長さについては、被覆配線材201〜206が対応
する貫通孔301〜306までの長さ寸法に応じて設定
される。すなわち、被覆配線材201〜206のうち、
基端側の列の貫通孔301,303,305に対応する
被覆配線材201,203,205については、その露
出長さは短く設定されているのに対して、先端側の列の
貫通孔302,304,306に対応する被覆配線材2
02,204,206については、その露出長さは長く
設定されている。
【0023】つぎに、図4に示すように、配線材固定部
材40の基端部41の下面側において、互いに近接し合
った状態で並列形成された配線材保持部421〜426
に対して、被覆配線材201〜206を押し込む。それ
によって、配線材保持部421〜426は被覆配線材2
01〜206をその絶縁被覆層27を介して保持する状
態になる。ここで、配線材保持部421〜426におけ
る被覆配線材201〜206の長手方向の位置について
は、その内部導線258が突出する絶縁被覆層27の端
面271が位置規定部401〜406に当接することに
よって規定される。
【0024】この状態で、配線材固定部材40の第1の
爪部45を回路基板40の張出部351,353の下面
側に位置させ、この状態で、配線材固定部材40の先端
部42を回路基板30の側に押し付けて、回路基板30
の貫通孔301〜306に対して、モータ端子131〜
136を貫通させて、モータ端子131〜136を回路
基板30から突出する状態にする。また、配線材固定部
材40の回路基板30の側への押し付け動作によって、
配線材固定部材40の先端部42の下方側で突出する第
2の爪部46は、弾性変形しながら係合用孔部36を突
き抜けた後に、その形状復帰力によって係合用孔部36
に係合し、配線材固定部材40と回路基板30とが固定
される。
【0025】この状態において、被覆配線材201〜2
06は、配線材固定部材40の配線材保持部421〜4
26に保持された状態にあって、しかも、内部導体28
が突出する絶縁被覆層27の端面271と位置規定部4
31〜436とが当接して、その長手方向の位置が規定
されているため、内部導線28の長さ寸法どおりに、い
ずれの内部導線28も、回路基板30の各貫通孔301
〜306(ランド部31)にまで到達した状態となる。
しかも、貫通孔301〜306からはモータ端子131
〜136が突出した状態にある。そこで、モータ端子1
31〜136と内部導線28とをランド部31上におい
て一括してはんだ接続することによって、各モータ端子
131〜136と被覆配線材201〜206とを配線す
る。
【0026】以上のとおり、本例のステッピングモータ
1においては、モータ端子131〜136が回路基板3
0の貫通孔301〜306を貫通して突出する状態にあ
るとともに、被覆配線材201〜206を配線材固定部
材40の配線材保持部421〜426および位置規定部
401〜406によって、回路基板30の貫通孔301
〜306(モータ端子131〜136)に対する内部導
体28の到達位置を規定しているため、モータ端子13
1〜136と被覆配線材201〜206の内部導線28
とを確実に一括してはんだ接続することができる。この
ため、モータ端子131〜136と被覆配線材201〜
206とのはんだ付けを1工程で行うことができるの
で、作業効率が高い。また、回路基板30には、少なく
とも貫通孔301〜306とランド部31を設ければ、
モータ端子131〜136と被覆配線材201〜206
とを接続できるので、不要な配線パターンを必要としな
い。
【0027】さらに、被覆配線材201〜206の絶縁
被覆層27を利用して絶縁性を確保しながら、被覆配線
材201〜206同士を近接し合った状態で並列配置で
きるので、回路基板30を縮小化して、小型化されたス
テッピングモータ1に対しても回路基板30を利用した
接続構造を適用できる。
【0028】なお、回路基板の貫通孔周囲に形成される
ランド部の形状や大きさについても限定がなく、たとえ
ば、図5に示すように、ランド部31aの形状が貫通孔
301,303,305周囲から被覆配線材の固定領域
200の側に向かって延びているものであってもよい。
この場合には、被覆配線材201,203,205の内
部導線28の到達位置を貫通孔301,303,305
付近にまで到達させなくとも、ランド部31aのいずれ
かの領域上に内部導線28が到達しておれば、ランド部
31a上において、内部導線28とモータ端子とを一括
してはんだ接続することができる。また、ステッピング
モータに設けられるべきモータ端子の数なども、ステッ
ピングモータの用途などに応じて設定されるべき性質の
ものであって、その数は必然的に2以上になるが、その
数自身には限定がない。ただし、モータ端子およびそれ
らに接続すべき被覆配線材の数が増える程、本例のステ
ッピングモータに採用した接続構造の方が、従来の接続
構造に比して回路基板の小型化において有利である。
【0029】
【考案の効果】以上のとおり、本考案に係るモータにお
いては、そのモータ端子が回路基板の貫通孔を貫通する
状態にある一方、被覆配線材は、回路基板面に沿って延
び、その内部導体が貫通孔周囲のランド部に到達する状
態に配線材固定手段によって位置決めされて、内部導体
とモータ端子とがランド部上ではんだ接続されて成り、
その配線材固定手段は、被覆配線材をその絶縁被覆層を
介して保持する配線材保持部と、絶縁被覆層の端面に当
接する位置規定部と、回路基板側との係合機構をを有す
ることを特徴とする。従って、本考案は次の効果を奏す
る。
【0030】 被覆配線層を配線材保持部にて保持さ
せてから、内部導体の先端を回路基板面に沿ってランド
部に突き当てることができ、ランド部と内部導体との位
置合わせが容易且つ確実である。
【0031】 配線材保持部が近接し合って並列形成
されている場合には、回路基板を最小寸法に設定でき、
この場合でも、被覆配線材同士は、その絶縁被覆層によ
って絶縁が保たれているので、短絡などの問題は発生し
ない。
【0032】 係合機構が、回路基板面上の貫通孔の
位置を挟む三角形頂点に位置した被係合縁に対し係合可
能な係合爪である場合、回路基板と配線材固定手段との
位置決め固定を簡単に行うことができ、また、基板固定
の確実化を実現できるため内部導体とランド部との位置
決め精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るステッピングモータの概
略斜視図である。
【図2】図1に示すステッピングモータのモータ端子と
被覆配線材との接続構造を説明するための分解斜視図で
ある。
【図3】(a)は図1に示すステッピングモータに用い
た配線材固定部材に被覆配線材が保持された状態を示す
斜視図、(b)は図1に示すステッピングモータに用い
た回路基板の斜視図である。
【図4】図1に示すステッピングモータに用いた配線材
固定部材の下面側の構造を示す斜視図である。
【図5】図3(b)に示す回路基板に対する変形例に係
る回路基板の斜視図である。
【図6】従来のステッピングモータのモータ端子と被覆
配線材との接続構造を説明するための分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1・・・ステッピングモータ 10・・・モータ本体 11・・・モータケース 27・・・絶縁被覆層 28・・・内部導線(内部導体) 30・・・回路基板 31・・・ランド部 36・・・係合用孔部 40・・・配線材固定部材 41・・・基端部 42・・・先端部 43,44・・・側端部 45・・・第1の爪部 46・・・第2の爪部 131〜136・・・・モータ端子 201〜206・・・被覆配線材 301〜306・・・貫通孔 351〜356・・・張出部 411〜417・・・突状部 421〜426・・・配線材保持部 41〜46・・・位置規定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 3/00 - 3/52 H02K 5/22

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ本体から突出する複数のモータ端
    子に対応して形成された貫通孔周囲にランド部を備え、
    前記貫通孔に前記モータ端子が貫通状態にある回路基板
    と、被覆配線材の先端側で露出する内部導体が基板面に
    沿って前記貫通孔のうちの対応するモータ端子が挿着さ
    れた貫通孔周囲のランド部上に到達する状態に前記被覆
    配線材を前記回路基板に対して位置決めする配線材固定
    手段と、を有し、前記被覆配線材の内部導体と前記モー
    タ端子とは前記ランド部上で直接的にはんだ接続されて
    成るモータにおいて、 前記配線材固定手段は、前記被覆配線材をその絶縁被覆
    層を介して保持する配線材保持部と、そこに保持された
    前記被覆配線材の前記内部導体が突出する前記絶縁被覆
    層の端面に当接して前記内部導体の到達位置を規定する
    位置規定部と、自身を前記回路基板側に位置決め固定可
    能とする係合機構とを有する成る ことを特徴とするモー
    タ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記配線材保持部
    は、前記被覆配線材を前記回路基板の一方側領域上から
    対応する前記貫通孔周囲のランド部に向かって並列配置
    可能に並設されていることを特徴とするモータ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、前記係
    合機構は、前記回路基板面上の前記貫通孔の位置を挟む
    三角形頂点に位置した被係合縁に対し係合可能な係合爪
    であることを特徴とするモータ。
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