JP2000333388A - 固定子 - Google Patents
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- JP2000333388A JP2000333388A JP11141860A JP14186099A JP2000333388A JP 2000333388 A JP2000333388 A JP 2000333388A JP 11141860 A JP11141860 A JP 11141860A JP 14186099 A JP14186099 A JP 14186099A JP 2000333388 A JP2000333388 A JP 2000333388A
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- Japan
- Prior art keywords
- stator
- insulator
- stator piece
- winding
- piece
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- Pending
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 固定子のうず電流損を低減し、小型で効率の
良いモータを安価に提供することを目的とする。 【解決手段】 固定子ピース１１にインシュレータ１２
を一体成形することにより固定子ピース１１を固着する
ためのレーザ溶接を省略することができ、固着によるう
ず電流損をなくした固定子が得られる。
良いモータを安価に提供することを目的とする。 【解決手段】 固定子ピース１１にインシュレータ１２
を一体成形することにより固定子ピース１１を固着する
ためのレーザ溶接を省略することができ、固着によるう
ず電流損をなくした固定子が得られる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転子にマグネッ
トを用いるモータの固定子に関するものである。
トを用いるモータの固定子に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、各種産業用機器に使用されるモー
タは、その小型化、低コスト化のために、巻線の高密度
化と工程の自動化の必要性が高まっている。そのため、
極歯単位で円周方向に分割積層した固定子ピースに巻線
を施した固定子ピース完成品を所定数環状に接合して固
定子を形成している。
タは、その小型化、低コスト化のために、巻線の高密度
化と工程の自動化の必要性が高まっている。そのため、
極歯単位で円周方向に分割積層した固定子ピースに巻線
を施した固定子ピース完成品を所定数環状に接合して固
定子を形成している。
【０００３】以下、従来の固定子の構成例について図４
から図６を用いて説明する。
から図６を用いて説明する。
【０００４】図４，図５，図６において、２１は固定子
ピース、２１ｂは固定子ピース２１の極歯部、２１ｃは
固定子ピース２１を固着形成するためのレーザ溶接部、
２２はインシュレータ、２３は絶縁紙、２４は中継端子
である。２１ａは固定子ピース２１の分割面、２５は巻
線である。２６は巻線２５を接続するための配線を多層
に施したプリント基板である。
ピース、２１ｂは固定子ピース２１の極歯部、２１ｃは
固定子ピース２１を固着形成するためのレーザ溶接部、
２２はインシュレータ、２３は絶縁紙、２４は中継端子
である。２１ａは固定子ピース２１の分割面、２５は巻
線である。２６は巻線２５を接続するための配線を多層
に施したプリント基板である。
【０００５】極歯単位毎に円周方向に分割積層した鉄心
の内周部および外周部にレーザ溶接を施した固定子ピー
ス２１の極歯部２１ｂのスロット内面に絶縁紙２３を両
側に配設し、積層方向の両端面を覆い、鉄心と絶縁紙２
３を挟むようにインシュレータ２２を装着して絶縁処理
している。次にインシュレータ２２の片側に巻線２５の
中継端子２４を圧入し、極歯部２１ｂに巻線２５を施
す。巻線２５の巻始めと巻終わりを各々中継端子２４に
巻き付け後、ハンダ付け結線して固定子分割体が構成さ
れる。この固定子分割体を所定数量、分割面２１ａをあ
わせて環状に接合し、固定子ピース２１の外周接合部を
積層方向に続けてレーザ溶接して固着後、プリント基板
２６の穴に中継端子２４を挿入し、ハンダ付け結線して
固定子が構成される。
の内周部および外周部にレーザ溶接を施した固定子ピー
ス２１の極歯部２１ｂのスロット内面に絶縁紙２３を両
側に配設し、積層方向の両端面を覆い、鉄心と絶縁紙２
３を挟むようにインシュレータ２２を装着して絶縁処理
している。次にインシュレータ２２の片側に巻線２５の
中継端子２４を圧入し、極歯部２１ｂに巻線２５を施
す。巻線２５の巻始めと巻終わりを各々中継端子２４に
巻き付け後、ハンダ付け結線して固定子分割体が構成さ
れる。この固定子分割体を所定数量、分割面２１ａをあ
わせて環状に接合し、固定子ピース２１の外周接合部を
積層方向に続けてレーザ溶接して固着後、プリント基板
２６の穴に中継端子２４を挿入し、ハンダ付け結線して
固定子が構成される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、以下のような問題点があった。
の構成では、以下のような問題点があった。
【０００７】極歯単位毎に円周方向に分割積層した後、
その内周部および外周部をレーザ溶接するため、鉄板の
厚みに依存するうず電流損に悪影響を与えモータの損失
が増大し、モータの効率を低下させるという問題があっ
た。さらに、絶縁処理工程が煩雑で価格面にも課題があ
った。
その内周部および外周部をレーザ溶接するため、鉄板の
厚みに依存するうず電流損に悪影響を与えモータの損失
が増大し、モータの効率を低下させるという問題があっ
た。さらに、絶縁処理工程が煩雑で価格面にも課題があ
った。
【０００８】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、固定子のうず電流損を低減し、小型で効率の良いモ
ータを安価に提供することを目的とする。
で、固定子のうず電流損を低減し、小型で効率の良いモ
ータを安価に提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、極歯単位で円周方向に分割積層した固定子
ピースの巻線を施す部位をインシュレータで絶縁した後
に巻線を巻装した固定子分割体を所定数環状に接合固着
する固定子において、前記固定子ピースに前記インシュ
レータを一体成形で構成した固定子である。
に本発明は、極歯単位で円周方向に分割積層した固定子
ピースの巻線を施す部位をインシュレータで絶縁した後
に巻線を巻装した固定子分割体を所定数環状に接合固着
する固定子において、前記固定子ピースに前記インシュ
レータを一体成形で構成した固定子である。
【００１０】これによりモータのうず電流損を減少で
き、小型で低コストな固定子を提供することができる。
き、小型で低コストな固定子を提供することができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】この課題を解決するために本発明
は、極歯単位で円周方向に分割積層した固定子ピースの
巻線を施す部位をインシュレータで絶縁した後に巻線を
巻装した固定子分割体を所定数環状に接合固着する固定
子において、前記固定子ピースに前記インシュレータを
一体成形で構成した固定子である。
は、極歯単位で円周方向に分割積層した固定子ピースの
巻線を施す部位をインシュレータで絶縁した後に巻線を
巻装した固定子分割体を所定数環状に接合固着する固定
子において、前記固定子ピースに前記インシュレータを
一体成形で構成した固定子である。
【００１２】また、固定子ピースはロータマグネットと
対向しない外周部または内周部をレーザ溶接で固着した
請求項１記載の固定子である。
対向しない外周部または内周部をレーザ溶接で固着した
請求項１記載の固定子である。
【００１３】さらに、固定子ピースはロータマグネット
と対向する内周部または外周部を隣合う一枚ごとに千鳥
状にレーザ溶接で固着した請求項１記載の固定子であ
る。
と対向する内周部または外周部を隣合う一枚ごとに千鳥
状にレーザ溶接で固着した請求項１記載の固定子であ
る。
【００１４】このように、固定子ピースをレーザ溶接せ
ずに、インシュレータの一体成形と同時に形成するもの
で、積層鉄心と巻線間の絶縁が確保できるとともに、モ
ータのうず電流損を抑制できる。
ずに、インシュレータの一体成形と同時に形成するもの
で、積層鉄心と巻線間の絶縁が確保できるとともに、モ
ータのうず電流損を抑制できる。
【００１５】また、磁路の影響を受けにくいロータマグ
ネットと対向しない面をレーザ溶接した固定子ピースに
より、モータのうず電流損を抑制できる。
ネットと対向しない面をレーザ溶接した固定子ピースに
より、モータのうず電流損を抑制できる。
【００１６】さらに、磁路に影響を受けるロータマグネ
ットと対向する面を一枚ごとに千鳥状にレーザ溶接した
固定子ピースにより、モータのうず電流損を抑制でき
る。
ットと対向する面を一枚ごとに千鳥状にレーザ溶接した
固定子ピースにより、モータのうず電流損を抑制でき
る。
【００１７】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図を用いて
説明する。なお、巻線工程から後は、従来と同一のため
説明を省略する。
説明する。なお、巻線工程から後は、従来と同一のため
説明を省略する。
【００１８】（実施例1 ）図１において、１１は分割積
層した固定子ピース、１２はインシュレータである。イ
ンシュレータ１２は、樹脂成形金型で固定子ピース１１
と一体成形することで形成され、樹脂成形金型内で固定
子ピース１１の積厚と鉄心外形を規制することでインシ
ュレータ１２の厚みを確保し、さらに固定子ピース１１
を固着するためのレーザ溶接を省略している。
層した固定子ピース、１２はインシュレータである。イ
ンシュレータ１２は、樹脂成形金型で固定子ピース１１
と一体成形することで形成され、樹脂成形金型内で固定
子ピース１１の積厚と鉄心外形を規制することでインシ
ュレータ１２の厚みを確保し、さらに固定子ピース１１
を固着するためのレーザ溶接を省略している。
【００１９】これにより、固定子ピースを溶接固着する
ことで発生するうず電流損をなくすことができる。ま
た、インシュレータの一体成形により鉄心と巻線間の絶
縁が確実となり絶縁処理工程の合理化ができる。
ことで発生するうず電流損をなくすことができる。ま
た、インシュレータの一体成形により鉄心と巻線間の絶
縁が確実となり絶縁処理工程の合理化ができる。
【００２０】なお、固定子ピースの強度は、一体成形さ
れたインシュレータに加え、巻線と固定子完成品におけ
るワニス処理を経て、より確実なものになる。
れたインシュレータに加え、巻線と固定子完成品におけ
るワニス処理を経て、より確実なものになる。
【００２１】（実施例２）図２において、１１ｃは固定
子ピース１１の外周部で、固定子ピース１１を固着する
ためのレーザ溶接箇所である。
子ピース１１の外周部で、固定子ピース１１を固着する
ためのレーザ溶接箇所である。
【００２２】実施例１と異なるのは、所定の積厚分だけ
固定子ピース１１のロータマグネットと対向しない外周
部１１ｃの２ヵ所をレーザ溶接を施した後、インシュレ
ータを一体成形するもので、うず電流損を抑制すること
ができる。
固定子ピース１１のロータマグネットと対向しない外周
部１１ｃの２ヵ所をレーザ溶接を施した後、インシュレ
ータを一体成形するもので、うず電流損を抑制すること
ができる。
【００２３】（実施例３）図３において、１１ｄは固定
子ピース１１の内周部で、固定子ピース１１を固着する
ためのレーザ溶接箇所である。
子ピース１１の内周部で、固定子ピース１１を固着する
ためのレーザ溶接箇所である。
【００２４】実施例２と異なるのは、所定の積厚分だけ
固定子ピース１１のロータマグネットと対向する内周部
１１ｄを隣合う１枚ごとに千鳥状にレーザ溶接を施した
もので実施例２と同様の効果が得られる。
固定子ピース１１のロータマグネットと対向する内周部
１１ｄを隣合う１枚ごとに千鳥状にレーザ溶接を施した
もので実施例２と同様の効果が得られる。
【００２５】なお、実施例１，２，３では、いずれもイ
ンナーロータ型の固定子について述べたが、アウターロ
ータ型の固定子でも、ロータマグネットと対向する外周
部の隣合う１枚ごとに千鳥状にレーザ溶接を施せば同様
に実施することができる。
ンナーロータ型の固定子について述べたが、アウターロ
ータ型の固定子でも、ロータマグネットと対向する外周
部の隣合う１枚ごとに千鳥状にレーザ溶接を施せば同様
に実施することができる。
【００２６】また、実施例２と実施例３は組合わせて実
施してもよく、実施例３を内外周両側に実施してもよ
い。
施してもよく、実施例３を内外周両側に実施してもよ
い。
【００２７】
【発明の効果】上記の実施例から明らかなように請求項
１記載の発明によれば、固定子ピースを固着するための
レーザ溶接が省略できる。このため溶接に起因するうず
電流損をなくすことができ、絶縁処理工程の合理化も図
れるもので、安価で信頼性の高い固定子を得ることがで
きる。
１記載の発明によれば、固定子ピースを固着するための
レーザ溶接が省略できる。このため溶接に起因するうず
電流損をなくすことができ、絶縁処理工程の合理化も図
れるもので、安価で信頼性の高い固定子を得ることがで
きる。
【００２８】また、請求項２，３記載の発明によれば、
固定子ピースを固着するためにレーザ溶接を実施して
も、うず電流損を抑制した固定子を得ることができる。
固定子ピースを固着するためにレーザ溶接を実施して
も、うず電流損を抑制した固定子を得ることができる。
【００２９】上記固定子を用いることで、小型で効率の
良いモータを安価に提供することができる。
良いモータを安価に提供することができる。
【図１】本発明の実施例１の固定子ピースの斜視図
【図２】本発明の実施例２の固定子ピースの斜視図
【図３】本発明の実施例３の固定子ピースの斜視図
【図４】従来の固定子ピースの分解斜視図
【図５】従来の固定子分割体の斜視図
【図６】従来の固定子の斜視図
１１ 固定子ピース １１ｃ 外周部（レーザ溶接箇所） １１ｄ 内周部（レーザ溶接箇所） １２ インシュレータ
Claims (3)
- 【請求項１】 極歯単位で円周方向に分割積層した固定
子ピースの巻線を施す部位をインシュレータで絶縁した
後に巻線を巻装した固定子分割体を所定数環状に接合固
着する固定子において、前記固定子ピースに前記インシ
ュレータを一体成形で構成した固定子。 - 【請求項２】 固定子ピースはロータマグネットと対向
しない外周部または内周部をレーザ溶接で固着した請求
項１記載の固定子。 - 【請求項３】 固定子ピースはロータマグネットと対向
する内周部または外周部を隣合う一枚ごとに千鳥状にレ
ーザ溶接で固着した請求項１記載の固定子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11141860A JP2000333388A (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | 固定子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11141860A JP2000333388A (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | 固定子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000333388A true JP2000333388A (ja) | 2000-11-30 |
Family
ID=15301858
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11141860A Pending JP2000333388A (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | 固定子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000333388A (ja) |
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-
1999
- 1999-05-21 JP JP11141860A patent/JP2000333388A/ja active Pending
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