JP2000156943A - 回転電機の固定子 - Google Patents
回転電機の固定子Info
- Publication number
- JP2000156943A JP2000156943A JP10327703A JP32770398A JP2000156943A JP 2000156943 A JP2000156943 A JP 2000156943A JP 10327703 A JP10327703 A JP 10327703A JP 32770398 A JP32770398 A JP 32770398A JP 2000156943 A JP2000156943 A JP 2000156943A
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- JP
- Japan
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- core
- stator
- teeth
- electric machine
- iron core
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】多相交流巻線や集中巻にも適用できる、高効率
で小型の回転電機の固定子を提供する。 【解決手段】固定子１はティース鉄心部２間がブリッジ
６で連結される。スロット５中に固定子巻線４を収納し
た後、カット部１０を設けたコアバック鉄心部３を挿入
し、角部１１が段部７に係合するまで押し圧する。ここ
で、ティース鉄心部２とコアバック鉄心部３の両側面を
テーパ状にしているので、両鉄心部２，３の分割面を限
りなくギャップゼロで合わせることができる。切り込み
部９を基準にエッジ部１２をコアバック鉄心部３側に傾
斜させることにより、コアバック鉄心部３を固定でき
る。
で小型の回転電機の固定子を提供する。 【解決手段】固定子１はティース鉄心部２間がブリッジ
６で連結される。スロット５中に固定子巻線４を収納し
た後、カット部１０を設けたコアバック鉄心部３を挿入
し、角部１１が段部７に係合するまで押し圧する。ここ
で、ティース鉄心部２とコアバック鉄心部３の両側面を
テーパ状にしているので、両鉄心部２，３の分割面を限
りなくギャップゼロで合わせることができる。切り込み
部９を基準にエッジ部１２をコアバック鉄心部３側に傾
斜させることにより、コアバック鉄心部３を固定でき
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラシレスモータ
や誘導モータなどの回転電機の固定子に関する。
や誘導モータなどの回転電機の固定子に関する。
【０００２】
【従来の技術】中，小容量のブラシレスモータや誘導モ
ータなどの回転電機においては、固定子巻線による銅損
が、発生する総損失の中で最も高い割合を占める。よっ
て、巻線部の温度上昇を抑えるためには巻線の電流密度
を低めに設定する必要があり、必然的にマシンサイズが
大きくなり、コスト高となる。
ータなどの回転電機においては、固定子巻線による銅損
が、発生する総損失の中で最も高い割合を占める。よっ
て、巻線部の温度上昇を抑えるためには巻線の電流密度
を低めに設定する必要があり、必然的にマシンサイズが
大きくなり、コスト高となる。
【０００３】特開平6−105487 号公報は、巻線端部の省
スペース化のために、極歯単位毎に固定子鉄心を分割
し、各々の分割された鉄心に整列状の高密度な固定子巻
線を施すという方法を記載する。
スペース化のために、極歯単位毎に固定子鉄心を分割
し、各々の分割された鉄心に整列状の高密度な固定子巻
線を施すという方法を記載する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、各ティースと各コアバックを単位毎（極歯単位）に
一体に分割し、極歯単位の各ティースに各々集中巻を施
した後、各コアバック間の合わせ面をレーザー溶接で固
定している。このため、スロット内のコイル占積率を向
上し、銅損を低減できるのでマシンサイズを低減でき
る。
は、各ティースと各コアバックを単位毎（極歯単位）に
一体に分割し、極歯単位の各ティースに各々集中巻を施
した後、各コアバック間の合わせ面をレーザー溶接で固
定している。このため、スロット内のコイル占積率を向
上し、銅損を低減できるのでマシンサイズを低減でき
る。
【０００５】しかし、極歯単位毎に巻線を集中巻にする
ため、多相交流巻線の回転電機に対しては適用が困難で
ある。また、レーザー溶接を行っているのでうず電流損
の発生原因となり、極歯単位のコアバックの合わせ面に
ギャップが存在して磁気抵抗が増加し、電流増加によっ
て思ったように銅損を低減できない問題点がある。
ため、多相交流巻線の回転電機に対しては適用が困難で
ある。また、レーザー溶接を行っているのでうず電流損
の発生原因となり、極歯単位のコアバックの合わせ面に
ギャップが存在して磁気抵抗が増加し、電流増加によっ
て思ったように銅損を低減できない問題点がある。
【０００６】本発明は以上の点に鑑みなされたものであ
り、多相交流巻線や集中巻にも適用でき、レーザー溶接
によるうず電流損の発生がなく、分割面のギャップを限
りなくゼロにして、固定子巻線のスロット内占積率を向
上し、銅損を低減することによる高効率化，マシンサイ
ズの小型化が図れる回転電機の固定子を提供することを
目的とする。
り、多相交流巻線や集中巻にも適用でき、レーザー溶接
によるうず電流損の発生がなく、分割面のギャップを限
りなくゼロにして、固定子巻線のスロット内占積率を向
上し、銅損を低減することによる高効率化，マシンサイ
ズの小型化が図れる回転電機の固定子を提供することを
目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ティース鉄
心、隣り合うティース鉄心間で内周側に固定子巻線、お
よび、外周側にコアバック鉄心を有する回転電機の固定
子において、隣り合うティース鉄心を、内周側の端部ど
うしで連続にブリッジで接続することにより、達成され
る。
心、隣り合うティース鉄心間で内周側に固定子巻線、お
よび、外周側にコアバック鉄心を有する回転電機の固定
子において、隣り合うティース鉄心を、内周側の端部ど
うしで連続にブリッジで接続することにより、達成され
る。
【０００８】固定子鉄心をティース鉄心部とコアバック
鉄心部に分割し、ティース鉄心部間のスロット部に固定
子巻線を巻装した後、ティース鉄心部間にコアバック鉄
心部を径方向から押圧挿入するようにしているので、多
相交流巻線や集中巻にも適用でき、かつスロット内のコ
イル占積率を向上し、銅損を低減できる固定子鉄心を提
供できる。また、ティース鉄心部とコアバック鉄心部の
側面をテーパ状にし、ティース鉄心部間にコアバック鉄
心部を径方向から押圧挿入し、ティース鉄心部の外周側
の一端部を折曲げてコアバック鉄心部をティース鉄心部
に固定するようにしている。このため、レーザー溶接が
不要でうず電流損の発生がなく、ティース鉄心部とコア
バック鉄心部の合わせ面のギャップを限りなくゼロにで
きるので、高効率化およびマシンサイズの小型化が図れ
る回転電機の固定子を提供できる。
鉄心部に分割し、ティース鉄心部間のスロット部に固定
子巻線を巻装した後、ティース鉄心部間にコアバック鉄
心部を径方向から押圧挿入するようにしているので、多
相交流巻線や集中巻にも適用でき、かつスロット内のコ
イル占積率を向上し、銅損を低減できる固定子鉄心を提
供できる。また、ティース鉄心部とコアバック鉄心部の
側面をテーパ状にし、ティース鉄心部間にコアバック鉄
心部を径方向から押圧挿入し、ティース鉄心部の外周側
の一端部を折曲げてコアバック鉄心部をティース鉄心部
に固定するようにしている。このため、レーザー溶接が
不要でうず電流損の発生がなく、ティース鉄心部とコア
バック鉄心部の合わせ面のギャップを限りなくゼロにで
きるので、高効率化およびマシンサイズの小型化が図れ
る回転電機の固定子を提供できる。
【０００９】
【発明の実施の形態】（実施例１）図１に本発明の第１
の実施例である固定子の径方向断面形状を示す。図にお
いて、固定子１は同一形状のティース鉄心部２，コアバ
ック鉄心部３，固定子巻線４（集中巻のＵ相４ａ，Ｖ相
４ｂ，Ｗ相４ｃ）から構成される。図２に示すように、
ティース鉄心部２間のスロット５中には集中巻の固定子
巻線４が納められる。ティース鉄心部２間がブリッジ６
で連結され、ティース鉄心部２の両側面には段部７を、
ティース鉄心部２の外周面近傍の側面と外周面に切り込
み部８，９を形成している。図３に示すように、ティー
ス鉄心部２間のスロット５中に固定子巻線４を収納した
後、ティース鉄心部２間にカット部１０を設けたコアバ
ック鉄心部３を挿入し、図４に示すように、角部１１が
段部７に係合するまで押し圧する。ここで、ティース鉄
心部２とコアバック鉄心部３の両側面をテーパ状にして
いるので、ティース鉄心部２とコアバック鉄心部３との
分割面を限りなくギャップゼロで合わせることができ
る。次に、図５に示すように、切り込み部９を基準にテ
ィース鉄心部２の外周面両端部のエッジ部１２をコアバ
ック鉄心部３側に傾斜させることにより、コアバック鉄
心部３を固定できる。
の実施例である固定子の径方向断面形状を示す。図にお
いて、固定子１は同一形状のティース鉄心部２，コアバ
ック鉄心部３，固定子巻線４（集中巻のＵ相４ａ，Ｖ相
４ｂ，Ｗ相４ｃ）から構成される。図２に示すように、
ティース鉄心部２間のスロット５中には集中巻の固定子
巻線４が納められる。ティース鉄心部２間がブリッジ６
で連結され、ティース鉄心部２の両側面には段部７を、
ティース鉄心部２の外周面近傍の側面と外周面に切り込
み部８，９を形成している。図３に示すように、ティー
ス鉄心部２間のスロット５中に固定子巻線４を収納した
後、ティース鉄心部２間にカット部１０を設けたコアバ
ック鉄心部３を挿入し、図４に示すように、角部１１が
段部７に係合するまで押し圧する。ここで、ティース鉄
心部２とコアバック鉄心部３の両側面をテーパ状にして
いるので、ティース鉄心部２とコアバック鉄心部３との
分割面を限りなくギャップゼロで合わせることができ
る。次に、図５に示すように、切り込み部９を基準にテ
ィース鉄心部２の外周面両端部のエッジ部１２をコアバ
ック鉄心部３側に傾斜させることにより、コアバック鉄
心部３を固定できる。
【００１０】図６に本実施例の固定子の軸方向断面図を
示す。ティース鉄心部２間のスロット５中に納められ、
かつコアバック鉄心部３によって支持された集中巻の固
定子巻線４はエンドを短くできる利点がある。
示す。ティース鉄心部２間のスロット５中に納められ、
かつコアバック鉄心部３によって支持された集中巻の固
定子巻線４はエンドを短くできる利点がある。
【００１１】固定子鉄心を形成するには、１枚の電磁鋼
板から略円環状のティース鉄心部２を一体に打抜いても
よいが、以下のようにして形成してもよい。
板から略円環状のティース鉄心部２を一体に打抜いても
よいが、以下のようにして形成してもよい。
【００１２】図７に示す帯状の１枚の電磁鋼板１３か
ら、図８に示すように、ティース鉄心部２を相取りで打
抜く。打ち抜いたティース鉄心部２をブリッジ６を内周
にして巻き、スパイラルコアとする。ティース鉄心部２
を相取りで打抜くことにより、鉄心材の歩留りが向上す
る。図９に示すように、コアバック鉄心部３は１枚の帯
状の電磁鋼板１３から打抜けば良い。
ら、図８に示すように、ティース鉄心部２を相取りで打
抜く。打ち抜いたティース鉄心部２をブリッジ６を内周
にして巻き、スパイラルコアとする。ティース鉄心部２
を相取りで打抜くことにより、鉄心材の歩留りが向上す
る。図９に示すように、コアバック鉄心部３は１枚の帯
状の電磁鋼板１３から打抜けば良い。
【００１３】また、本実施例では固定子巻線を集中巻き
した場合について説明したが、図１０に示すように、多
相交流巻線の同心巻コイルをスロット５内に収納し、一
対のスロット５間で巻線を構成しても良い。この場合の
固定子の軸方向断面図を図１１に示す。型巻で同心巻の
コイルエンドがコアバック鉄心部３側に突出している
が、ティース鉄心部２間にコアバック鉄心部３を径方向
から押圧挿入する構成としているので、コイルエンドが
コアバック鉄心部３側に突出していても容易にかつ精度
よく組立てができる。そして、コイルエンドを短縮でき
るので、銅損を低減できる。
した場合について説明したが、図１０に示すように、多
相交流巻線の同心巻コイルをスロット５内に収納し、一
対のスロット５間で巻線を構成しても良い。この場合の
固定子の軸方向断面図を図１１に示す。型巻で同心巻の
コイルエンドがコアバック鉄心部３側に突出している
が、ティース鉄心部２間にコアバック鉄心部３を径方向
から押圧挿入する構成としているので、コイルエンドが
コアバック鉄心部３側に突出していても容易にかつ精度
よく組立てができる。そして、コイルエンドを短縮でき
るので、銅損を低減できる。
【００１４】以上で示した本実施例では、固定子鉄心を
ティース鉄心部２とコアバック鉄心部３に分割し、ティ
ース鉄心部２間のスロット部５に固定子巻線４を巻装し
た後、ティース鉄心部２間にコアバック鉄心部３を径方
向から押圧挿入するようにしているので、多相交流巻線
や集中巻にも適用でき、かつスロット５内のコイル占積
率を向上し、コイルエンドを短くして銅損を低減できる
回転電機の固定子１を提供できる。また、ティース鉄心
部２とコアバック鉄心部３の側面をテーパ状にし、ティ
ース鉄心部２間にコアバック鉄心部３を径方向から押圧
挿入し、ティース鉄心部２の外周側のエッジ部１２を折
曲げてコアバック鉄心部３をティース鉄心部２に固定す
るようにしている。このため、レーザー溶接が不要でう
ず電流損の発生がなく、ティース鉄心部２とコアバック
鉄心部３の合わせ面のギャップを限りなくゼロにできる
ので、高効率化およびマシンサイズの小型化が図れる回
転電機の固定子を提供できる。
ティース鉄心部２とコアバック鉄心部３に分割し、ティ
ース鉄心部２間のスロット部５に固定子巻線４を巻装し
た後、ティース鉄心部２間にコアバック鉄心部３を径方
向から押圧挿入するようにしているので、多相交流巻線
や集中巻にも適用でき、かつスロット５内のコイル占積
率を向上し、コイルエンドを短くして銅損を低減できる
回転電機の固定子１を提供できる。また、ティース鉄心
部２とコアバック鉄心部３の側面をテーパ状にし、ティ
ース鉄心部２間にコアバック鉄心部３を径方向から押圧
挿入し、ティース鉄心部２の外周側のエッジ部１２を折
曲げてコアバック鉄心部３をティース鉄心部２に固定す
るようにしている。このため、レーザー溶接が不要でう
ず電流損の発生がなく、ティース鉄心部２とコアバック
鉄心部３の合わせ面のギャップを限りなくゼロにできる
ので、高効率化およびマシンサイズの小型化が図れる回
転電機の固定子を提供できる。
【００１５】（実施例２）図１２に本発明の第２の実施
例の固定子の巻線状態図を示す。図１０と異なるのはブ
リッジ６に切欠き１５を設けたものである。この切欠き
１５は図８に示したティース鉄心部２を巻回するときに
内周側が圧縮されるので、逃げ部として形成したもので
ある。すなわち、切欠き１５を基準にティース鉄心部２
を巻回することにより、ティース鉄心部２の内周の心円
度を確保できる。
例の固定子の巻線状態図を示す。図１０と異なるのはブ
リッジ６に切欠き１５を設けたものである。この切欠き
１５は図８に示したティース鉄心部２を巻回するときに
内周側が圧縮されるので、逃げ部として形成したもので
ある。すなわち、切欠き１５を基準にティース鉄心部２
を巻回することにより、ティース鉄心部２の内周の心円
度を確保できる。
【００１６】（実施例３）図１３に本発明の第３の実施
例の固定子の径方向断面図を示す。図５と異なるのはコ
アバック鉄心部３の内周側スロット５中に突出した凸部
１６を形成したものである。すなわち、ティース鉄心部
２間のスロット部５に固定子巻線４を巻装した後、ティ
ース鉄心部２間にコアバック鉄心部３を径方向から押圧
挿入した時、凸部１６が固定子巻線４を押圧するので、
コイル占積率を向上できる。
例の固定子の径方向断面図を示す。図５と異なるのはコ
アバック鉄心部３の内周側スロット５中に突出した凸部
１６を形成したものである。すなわち、ティース鉄心部
２間のスロット部５に固定子巻線４を巻装した後、ティ
ース鉄心部２間にコアバック鉄心部３を径方向から押圧
挿入した時、凸部１６が固定子巻線４を押圧するので、
コイル占積率を向上できる。
【００１７】（実施例４）図１４に本発明の第４の実施
例の固定子の径方向断面図を示す。図５と異なるのはコ
アバック鉄心部３の外周側を切り欠いて冷却用凹部１７
を形成したものである。すなわち、回転電機の固定子の
外周側には冷却風あるいは冷媒の通る空間を形成する
が、この冷却用凹部１７がその空間となる。そして、冷
却用凹部１７を形成した固定子をフレーム１８中に納め
たものが図１５である。
例の固定子の径方向断面図を示す。図５と異なるのはコ
アバック鉄心部３の外周側を切り欠いて冷却用凹部１７
を形成したものである。すなわち、回転電機の固定子の
外周側には冷却風あるいは冷媒の通る空間を形成する
が、この冷却用凹部１７がその空間となる。そして、冷
却用凹部１７を形成した固定子をフレーム１８中に納め
たものが図１５である。
【００１８】
【発明の効果】本発明によれば、固定子鉄心をティース
鉄心部とコアバック鉄心部に分割し、ティース鉄心部間
のスロット部に固定子巻線を巻装した後、ティース鉄心
部間にコアバック鉄心部を径方向から押圧挿入するよう
にしているので、多相交流巻線や集中巻にも適用でき、
かつスロット内のコイル占積率を向上し、銅損を低減で
きる固定子鉄心を提供できる。また、ティース鉄心部と
コアバック鉄心部の側面をテーパ状にし、ティース鉄心
部間にコアバック鉄心部を径方向から押圧挿入し、ティ
ース鉄心部の外周側の一端部を折曲げてコアバック鉄心
部をティース鉄心部に固定するようにしている。このた
め、レーザー溶接が不要でうず電流損の発生がなく、テ
ィース鉄心部とコアバック鉄心部の合わせ面のギャップ
を限りなくゼロにできるので、高効率化およびマシンサ
イズの小型化が図れる回転電機の固定子を提供できる。
鉄心部とコアバック鉄心部に分割し、ティース鉄心部間
のスロット部に固定子巻線を巻装した後、ティース鉄心
部間にコアバック鉄心部を径方向から押圧挿入するよう
にしているので、多相交流巻線や集中巻にも適用でき、
かつスロット内のコイル占積率を向上し、銅損を低減で
きる固定子鉄心を提供できる。また、ティース鉄心部と
コアバック鉄心部の側面をテーパ状にし、ティース鉄心
部間にコアバック鉄心部を径方向から押圧挿入し、ティ
ース鉄心部の外周側の一端部を折曲げてコアバック鉄心
部をティース鉄心部に固定するようにしている。このた
め、レーザー溶接が不要でうず電流損の発生がなく、テ
ィース鉄心部とコアバック鉄心部の合わせ面のギャップ
を限りなくゼロにできるので、高効率化およびマシンサ
イズの小型化が図れる回転電機の固定子を提供できる。
【図１】第１の実施例の固定子の径方向断面形状を示す
図。
図。
【図２】第１の実施例の固定子の巻線装着図。
【図３】第１の実施例の固定子のコアバック挿入図。
【図４】第１の実施例の固定子のコアバック装着図。
【図５】第１の実施例の固定子の部分断面図。
【図６】第１の実施例の固定子の軸方向断面図。
【図７】帯状の電磁鋼板を示す図。
【図８】第１の実施例のティース鉄心部の打抜き形状を
示す図。
示す図。
【図９】第１の実施例のコアバック鉄心部の打抜き形状
を示す図。
を示す図。
【図１０】第１の実施例のティース鉄心部の巻線状態
図。
図。
【図１１】第１の実施例の固定子の軸方向断面図。
【図１２】第２の実施例の固定子の巻線状態図。
【図１３】第３の実施例の固定子の径方向断面図。
【図１４】第４の実施例の固定子の径方向断面図。
【図１５】第４の実施例の固定子の径方向断面図。
１…固定子、２…ティース鉄心部、３…コアバック鉄心
部、４，１４…固定子巻線、５…スロット、６…ブリッ
ジ、７…段部、８，９…切り込み部、１０…カット部、
１１…角部、１２…エッジ部、１３…電磁鋼板、１５…
切欠き、１６…凸部、１７…冷却用凹部。
部、４，１４…固定子巻線、５…スロット、６…ブリッ
ジ、７…段部、８，９…切り込み部、１０…カット部、
１１…角部、１２…エッジ部、１３…電磁鋼板、１５…
切欠き、１６…凸部、１７…冷却用凹部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 妹尾 正治 千葉県習志野市東習志野七丁目１番１号 株式会社日立製作所産業機器事業部内 (72)発明者 佐藤 和雄 千葉県習志野市東習志野七丁目１番１号 株式会社日立製作所産業機器事業部内 Ｆターム(参考） 5H002 AA03 AA06 AB05 AB06 AC01 AC10 AD04 AE06 AE07 AE08
Claims (8)
- 【請求項１】ティース鉄心、隣り合う前記ティース鉄心
間で回転電機の回転中心側である内周側に固定子巻線、
および、隣り合う前記ティース鉄心間で回転電機の外側
である外周側にコアバック鉄心を有する回転電機の固定
子において、 前記ティース鉄心は、前記ティース鉄心の内周側の端部
と、隣り合う他のティース鉄心の内周側の端部とを連続
に接続するブリッジを有することを特徴とする回転電機
の固定子。 - 【請求項２】前記コアバック鉄心は、外周側から内周側
に向かって押圧されて、隣り合う前記ティース鉄心と嵌
合することを特徴とする請求項１の回転電機の固定子。 - 【請求項３】前記ティース鉄心と前記コアバック鉄心と
は、外周側の端部で互いに係合することを特徴とする請
求項１の回転電機の固定子。 - 【請求項４】前記ブリッジは、内周側に切欠きを有する
ことを特徴とする請求項１の回転電機の固定子。 - 【請求項５】前記ティース鉄心はスパイラルコアである
ことを特徴とする請求項１の回転電機の固定子。 - 【請求項６】前記コアバック鉄心は、外周側に切欠きを
有することを特徴とする請求項１の回転電機の固定子。 - 【請求項７】前記固定子巻線が前記ティース鉄心の両側
面に巻回された集中巻であることを特徴とする請求項１
の回転電機の固定子。 - 【請求項８】前記固定子巻線の各コイル郡を凹状に初期
巻線し、該凹状コイル郡を前記ティース鉄心部間の前記
スロット内に順次収納して該固定子巻線としたことを特
徴とする請求項１の回転電機の固定子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10327703A JP2000156943A (ja) | 1998-11-18 | 1998-11-18 | 回転電機の固定子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10327703A JP2000156943A (ja) | 1998-11-18 | 1998-11-18 | 回転電機の固定子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000156943A true JP2000156943A (ja) | 2000-06-06 |
Family
ID=18202047
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10327703A Pending JP2000156943A (ja) | 1998-11-18 | 1998-11-18 | 回転電機の固定子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000156943A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003017447A1 (fr) * | 2001-08-09 | 2003-02-27 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Stator et son procede de fabrication |
| US6838800B2 (en) | 2001-10-03 | 2005-01-04 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Stator and method for producing the stator |
| JP2006325295A (ja) * | 2005-05-17 | 2006-11-30 | Honda Motor Co Ltd | ステータ |
| US7268456B2 (en) | 2003-11-20 | 2007-09-11 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Stator of rotary electric machine |
| JP2008199854A (ja) * | 2007-02-15 | 2008-08-28 | Toyota Motor Corp | ステータコアおよび回転電機 |
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