JP2003339141A - 車両用回転電機 - Google Patents

車両用回転電機

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JP2003339141A JP2002272696A JP2002272696A JP2003339141A JP 2003339141 A JP2003339141 A JP 2003339141A JP 2002272696 A JP2002272696 A JP 2002272696A JP 2002272696 A JP2002272696 A JP 2002272696A JP 2003339141 A JP2003339141 A JP 2003339141A
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中村  重信
Takuzo Mukai
向井  拓三
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    • H02K21/00Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets
    • H02K21/02Details
    • H02K21/04Windings on magnets for additional excitation ; Windings and magnets for additional excitation
    • H02K21/042Windings on magnets for additional excitation ; Windings and magnets for additional excitation with permanent magnets and field winding both rotating
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  • Synchronous Machinery (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 剛性の高い磁石保持器を有する車両用回転電
機を提供することを目的とする。 【解決手段】 シャフトと一体になって回転するポール
コアの隣り合う2つの爪状磁極間に配置され、これら爪
状磁極間の磁束の漏洩を減少する向きに着磁された複数
の永久磁石と、永久磁石を保持するために隣り合う2つ
の爪状磁極の側面間に嵌め合わされる磁石保持器とを備
えた車両用回転電機において、磁石保持器は、外径側の
面の周方向ほぼ中央部が外径方向に突出した突出部を有
する。これにより、磁石保持器の外径側の面の径方向の
厚さは増加するため、磁石保持器の外径側の面の周方向
中央部の剛性を高くすることができる。そのため、ロー
タの高回転時に永久磁石には、外径方向の遠心力が発生
するが、その遠心力により磁石保持器の外径側の面が変
形することを抑制できる。これにより、磁石保持器の破
壊が発生し難くなり、永久磁石の飛散も抑制することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用車、及びトラ
ック等に搭載される車両用回転電機に関し、例えば車両
用交流発電機に関する。
【0002】
【従来技術】従来より、車両用回転電機において、ロー
タに設けられたランデル型の爪状磁極間で発生する磁束
の漏洩を防止する目的で隣り合う爪状磁極の側面間に永
久磁石を配置したものが知られている。この永久磁石に
は、ロータが回転すると外径方向に遠心力がかかる。そ
の遠心力により永久磁石が外径方向に飛び出さないため
に永久磁石の外周に磁石保持器を設け、係止する必要が
ある。
【0003】その係止方法として、磁石保持器を、1個
ずつの永久磁石全体を包み込むように非磁性体の板材を
方形筒形状に形成している。もしくは、非磁性体の板材
をプレス加工にてコの字型に形成し、永久磁石の外周面
に設けている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】特開平7−123664号公報(第6
頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、磁石保持器
は、隣り合う爪状磁極と磁石保持器の外径側の面の両端
部でしか支えられていない。そのため、ロータが回転す
ると永久磁石には、外径方向に遠心力が発生するが、そ
の遠心力により磁石保持器の外径側の面は、外径方向に
変形してしまう。そのため、永久磁石にかかる遠心力に
より磁石保持機の破壊が発生し易くなる。そして、磁石
保持機の破壊が発生した場合、永久磁石は、飛散に至る
という問題がある。
【0006】本発明は、上記問題に鑑みなされたもので
あり、剛性の高い磁石保持器を有する車両用回転電機を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1では、外周側に形成された複数の爪状磁極
(323、324)が互いに噛合うように組付けられ、
シャフト(31)と一体になって回転するポールコア
(32)と、ポールコアの隣り合う2つの爪状磁極間に
配置され、これら爪状磁極間の磁束の漏洩を減少する向
きに着磁された複数の永久磁石(36)と、永久磁石を
保持するために隣り合う2つの爪状磁極の側面間に嵌め
合わされる磁石保持器(37)とを備えた車両用回転電
機(1)において、磁石保持器は、外径側の面の周方向
ほぼ中央部が外径方向に突出した突出部を有することを
特徴としている。
【0008】この構成により、磁石保持器の外径側の面
の径方向の厚さは増加するため、磁石保持器の外径側の
面の周方向中央部の剛性を高くすることができる。その
ため、ロータの高回転時に永久磁石には、外径方向の遠
心力が発生するが、その遠心力により磁石保持器の外径
側の面が変形することを抑制できる。これにより、磁石
保持器の破壊が発生し難くなり、永久磁石の飛散も抑制
することができる。
【0009】また、請求項2では、磁石保持器は、板状
の非磁性部材を永久磁石が嵌め込める空間を持たせて成
形され、板状の部材の両端部を合わせることにより突出
部を形成していることを特徴としている。
【0010】この構成により、磁石保持器に永久磁石を
嵌め込めることができる。さらに、磁石保持器の外径側
の面の径方向の厚さは、増加するため、磁石保持器の外
径側の面の剛性を高くすることができる。よって、請求
項1と同様の効果を得ることができる。
【0011】また、請求項3では、合わせ部は、溶接、
又は圧着して接合されていることを特徴としている。
【0012】この構成により、合わせ部は、強固に接合
される。そのため、磁石保持器の外径側の面の剛性をよ
り高くすることができる。
【0013】また、請求項4では、突出部には、プレス
により形成されていることを特徴としている。
【0014】この構成により、磁石保持器の外径側の面
の径方向の厚さは、増加するため、磁石保持器の外径側
の面の剛性を高くすることができる。よって、請求項1
と同様の効果を得ることができる。
【0015】また、請求項5では、磁石保持器は、軸方
向両端部に軸方向止め(373、374)を有し、磁石
保持器の周方向の一方の側面部(372)から他方の側
面部に延伸し、且つ軸方向止めの一端部は、一方の側面
部の軸方向一端部と結合され、軸方向止めの他端部は、
他方の側面部の仮想延長面上に位置しており、磁石保持
器は、軸方向に波上に湾曲しながら周方向に延伸してい
ることを特徴としている。
【0016】この構成により、磁石保持器は、隣り合う
2つの爪状磁極の側面間に嵌め込まれると、軸方向止め
の一端部、及び他端部は、爪状磁極の側面と接触し、周
方向に押される。これにより、永久磁石の軸方向端面と
接触している軸方向止めの湾曲部分には、永久磁石を挟
み込むように軸方向の力が発生するため、永久磁石の軸
方向への移動を抑制することができる。
【0017】また、請求項6では、側面部には、少なく
とも1つの磁極識別穴(375)が形成されていること
を特徴としている。
【0018】この構成により、永久磁石を磁石保持器へ
の組付け時に永久磁石のN極とS極を識別することがで
きる。これにより、誤組付けを防止することができる。
【0019】また、請求項7では、爪状磁極の外径方向
端部は、周方向に突出されていることを特徴としてい
る。
【0020】この構成により、磁石保持器の外径方向へ
の移動を抑制することができる。
【0021】また、請求項8では、界磁コイルと、界磁
コイルが巻装された円筒部、円筒部の軸方向端部から外
周方向に広がるディスク部及びディスク部と連結され、
且つ界磁コイルを包囲するように折り曲げられた一対の
爪状磁極を有するランデル型鉄心を備える回転子と、爪
状磁極の外周に対向配置され、且つ積層鉄心と電機子コ
イルとからなる固定子と、略直方体の永久磁石と、永久
磁石の長辺面を取り囲む非磁性金属板の磁石保持器とを
有する車両用回転電機において、爪状磁極は、外周部に
周方向に延びる鍔状部を有し、爪状磁極の周方向側面の
根本部は、ディスク部の界磁コイル側の内側面と連な
り、磁石保持器は、周方向に隣接する爪状磁極の周方向
側面と鍔状部とディスク部の界磁コイル側の内側面とに
囲まれて配置され、且つ鍔状部の周方向の間において、
端部が外径側に延びる突出部を有し、突出部は、磁石保
持器の長辺方向に設けられていることを特徴としてい
る。
【0022】この構成により、磁石保持器の径方向の位
置決めは、隣り合う爪状磁極の鍔状部によってなされ、
磁石保持器の軸方向の位置決めは、対向するディスク部
の内側面によってなされるので、磁石保持器による永久
磁石の飛散防止とともに、磁石保持器の保持を確実に行
うことができる。また、磁石保持器の外径側に延びる突
出部は、冷却フィンとして作用し、鍔状部を持つランデ
ル型鉄心においては特に爪状磁極の外周部の温度上昇低
減に寄与できる。さらに、磁石保持器は、永久磁石の長
辺面のみを取り囲むように金属板を成形していることか
ら、展開形状を材料歩留まりの良い形状とすることがで
きるため、材料コストを低減できる。また、磁石保持器
の成形も簡便に行えるので型費や製造工数の低減がで
き、以上により製造コストの低減が可能となる。
【0023】また、請求項9では、磁石保持器の軸方向
の長さは、各ランデル型鉄心の対向するディスク部の界
磁コイル側の内側面の斜行長さよりも短いことを特徴と
している。
【0024】この構成により、回転子の組み付け時や組
み付け後に、永久磁石への軸方向のストレスを防止しつ
つ軸方向の保持を行えるので、永久磁石の破壊及び飛散
を防止できる。
【0025】また、請求項10では、磁石保持器は、周
方向の側面に穴が設けられ、永久磁石、磁石保持器及び
爪状磁極は、熱硬化性の樹脂材によって固着されている
ことを特徴としている。
【0026】この構成により、磁石保持器の保持及び永
久磁石の飛散防止をより確実にできる。
【0027】また、請求項11では、磁石保持器の両端
部の一方の端部は、溝を有し、磁石保持器の他方の端部
が溝に装着されていることを特徴としている。この構成
により、永久磁石の保護をより確実にできる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施形態について
説明する。
【0029】(第1実施形態)図1は、車両用交流発電
機1全体を示した断面図である。図2は、本実施形態に
おけるロータ3の斜視図である。図3(a)は、本実施
形態における磁石保持器37の合わせ部371を溶接し
た図であり、図3(b)は、図3(a)のA部分を拡大
した図である。図4(a)は、本実施形態におけるロー
タ3の軸方向断面図であり、図4(b)は、図4(a)
の一部分の拡大図である。図5(a)は、本実施形態に
おけるロータ3の軸方向側面図であり、図5(b)は、
図5(a)の一部分の拡大図である。
【0030】図1に示すように本発明の車両用交流発電
機1は、ステータ2、ロータ3、ハウジング4、整流装
置5、カバー6、プーリ7等から構成されている。
【0031】ステータ2は、ステータコア21、及びス
テータコイル22で構成されており、ハウジング4によ
り支えられている。ステータコア21は、薄い鋼板を重
ね合わせたもので、その内周面には、多数のスロット
(図示せず)が形成されており、それらスロット内にス
テータコイル22が挿入されている。このステータコイ
ル22には、ロータ3の回転に伴って交流電圧が発生す
る。
【0032】ロータ3は、シャフト31と一体になって
回転するもので、ポールコア32、フィールドコイル3
3、2個のスリップリング34、35、16個の永久磁
石36、及び磁石保持器37等から構成されている。
【0033】シャフト31の一端は、プーリ7に連結さ
れ、車両に搭載された走行用のエンジン(図示せず)に
より回転駆動される。ここで、31aは、ポールコア3
2をシャフト31の外周に固定するためシャフト31に
一体的に形成されたリング状のストッパ部である。
【0034】ポールコア32は、シャフト31に組付け
られた円板部321、322、及びこの円板部321、
322の外周側より互いに噛合うように延びる8個の爪
状磁極323、324より構成されている。また、ポー
ルコア32の中央部分には、樹脂製のボビン331を介
してフィールドコイル33が複数回巻かれている被巻装
部325、326が形成されている。なお、ポールコア
32は、フィールドコイル33に電流が流れると、一方
の爪状磁極323が全てS極となり、他方の爪状磁極3
24が全てN極となる。
【0035】また、図1、図2、及び図4に示すよう
に、爪状磁極323、324の外径側の端面には、周方
向に突出させた鍔状部323a、323b、324a、
324bが形成されている。これにより、永久磁石36
を包囲した磁石保持器37がロータ3の高速回転時に外
径方向に飛び出すことが防止される。この鍔状部323
a、323b、324a、324bは、本発明の係止部
であり、16個の磁石保持器37の外径方向端面の周方
向両端部を係止している。
【0036】フィールドコイル33の巻き始めと巻き終
りは、リード線332を介してスリップリング34、3
5に接続されている。なお、本実施形態のフィールドコ
イル33は、円板部321の外周部分と爪状磁極323
の根元部との間に形成される谷部327より注入される
エポキシ系樹脂により含浸処理されている。この含浸処
理は、フィールドコイル33の位置ずれを防止すると共
に、その位置ずれによる異音の発生を防止するために行
われる。
【0037】2個のスリップリング34、35は、シャ
フト31の一端に取付けられている。このスリップリン
グ34、35の円周上には、ブラシ38、39が摺動し
て励磁電流をフィールドコイル33に供給するようにな
っている。
【0038】16個の永久磁石36は、直方体で形成さ
れ、フェライト磁石、ナイロン、Nd、Fe、B粉末を
焼結して成形した樹脂磁石、又は希土類磁石等から構成
されている。これら16個の永久磁石36は、隣り合う
2つの爪状磁極323、324の側面間に配され、隣り
合う2つの爪状磁極323、324間の磁束の漏洩を減
少する向きに着磁されている。永久磁石36の両側面
は、隣り合う2つの爪状磁極323、324の側面にそ
れぞれ当接している。また、永久磁石36の外周面は、
磁石保持器37に保持されている。
【0039】磁石保持器37は、ステンレス、又はアル
ミニウム等の板状の非磁性部材により成形されている。
この磁石保持器37は、図3(a)に示すように、永久
磁石36の外周面を包囲している。また、磁石保持機3
7の永久磁石36の長手方向と平行な一つの面には、そ
の面の長手方向と直交する方向の中央部に突出部が形成
されている。その突出部は、長手方向と直交する方向に
突出させることにより、長手方向全域に形成されてい
る。また、本実施形態では、突出部には、両端部を合わ
せるように両側から折り曲げ合わされることにより、合
わせ部371が形成されている。つまり、磁石保持器3
7の突出部が形成されている面の厚さは、長手方向と直
交する方向に増加している。さらに、合わせ部371の
長手方向と直交する方向の端部は、図3(b)に示すよ
うに、溶接により接合されている。また、磁石保持器3
7の突出部が形成されている面と直交する面である側面
部372の長手方向の一端部には、長手方向、及び突出
部の突出方向と直交する方向に伸びる軸方向止め37
3、374が設けられている。その軸方向止め373、
374は、側面部372の一端部から長手方向に波上に
湾曲しながらS字型に形成されている。また、軸方向止
め373、374の側面部372と接合されない側の端
部は、側面部372の仮想延長面上に位置している。ま
た、側面部372には、永久磁石36のN極とS極を識
別するため、少なくとも1つの磁極識別穴375が空け
られている。なお、着磁後の永久磁石36を仕様する場
合の磁極の識別方法としては、永久磁石36のN極、及
びS極のどちらか一方に印を付けておくことにより、識
別している。
【0040】ハウジング4は、椀状のフロント側フレー
ム41と同じく椀状のリア側フレーム42から構成され
ている。これらは、ステータ2、及びロータ3を含む構
成部品を支持し、固定するものである。フロント側フレ
ーム41とリア側フレーム42は、ボルト43で固定さ
れている。また、ステータ2は、ステータコア21の軸
方向の一端部がフロント側フレーム41の内側に当接
し、他端部がボルト43のフランジ部分431に当接し
て、フロント側フレーム41とフランジ部分431との
間で挟み込むような形で固定されている。
【0041】整流装置5は、リア側フレーム42の外側
に配置されており、図には記載されていない負極整流素
子と正極整流素子、負極放熱フィン51、正極放熱フィ
ン52、端子台53等から構成されている。負極整流素
子は、負極放熱フィン51に配置されており、正極整流
素子は正極放熱フィン52に配置されている。また、端
子台53には、整流素子とステータコイル21とを接続
する接続端子(図示せず)が配置されている。
【0042】カバー6は、アルミ製鋼板をプレス成形し
たものであり、整流装置5等の電気部品を覆い被せ、保
護するようにリア側フレーム42の外側に結合されてい
る。また、カバー6には、複数の冷却風の吸入口が形成
されている。
【0043】プーリ7は、ロータ3のフロント側の端部
と結合されており、図示しないエンジンからの動力をロ
ータ3にベルトを介して伝達するものである。このプー
リ7が回転することで、ロータ3を所定方向に回転させ
る。
【0044】次に、本実施形態のロータ3の組付け方法
を図に基づき簡単に説明する。先ず、磁石保持器37の
製作方法については、図3(a)に示すように非磁性部
材である一枚の板を磁石保持器37の内部に永久磁石3
6が嵌め込める空間を設けるように折り曲げる。そし
て、合わせ部371の外径方向端部を図3(b)に示す
ように溶接により接合させる。
【0045】そして、上述のように製作された磁石保持
器37の軸方向の一端部に設けられている軸方向止め3
73を永久磁石36が嵌め込めるように外側に変形させ
る。そして、永久磁石36を磁石保持器37の内部に嵌
め込み、変形させた軸方向止め373を元の状態に戻
す。
【0046】そして、フィールドコイル33を包み込む
ように一方の爪状磁極323を有するポールコア32を
配設する。そして、上述のように永久磁石36が包囲さ
れた磁石保持器37をフィールドコイル33の外周側と
爪状磁極323の側面との間に沿って嵌め込む。そし
て、他方の爪状磁極324を有するポールコア32を爪
状磁極323の隣り合う2つの爪状磁極間に配設する。
【0047】これにより、図4(a)、及び図4(b)
に示すように、磁石保持器37の外径側の面は、爪状磁
極323、324に形成されている鍔状部323a、3
23b、324a、324bにより係止される。そし
て、軸心にシャフト31を打ち込んだ後に、シャフト3
1の外周にスリップリング34、35を取付けてロータ
3を製作する。
【0048】次に、本実施形態の車両用交流発電機1の
作動を図2に基づいて簡単に説明する。図示していない
車両のエンジンにより、プーリ7を介してシャフト31
が回転駆動されると、シャフト31と一体になってロー
タ3が回転する。そのため、ロータ3の回転に伴い、隣
り合う一方の爪状磁極323の側面と他方の爪状磁極3
24との間に配設された16個の磁石保持器37も回転
する。これにより、磁石保持器37に包囲されている1
6個の永久磁石36には、外径方向に遠心力がかかり、
外径方向に移動しようとする力が生じる。
【0049】また、フィールドコイル33に励磁電流が
流されるとポールコア32に磁束が発生する。このと
き、一方の爪状磁極323がS極に、他方の爪状磁極3
24がN極に励磁される。そして、永久磁石36の存在
により一方の爪状磁極323と他方の爪状磁極324と
の間の漏洩磁束を軽減すると共に、永久磁石36自体が
発生する磁束をステータコア21に作用する磁束に加え
ることによってステータコアコイル22には、交流電流
が発生する。
【0050】次に、本実施形態の効果について説明す
る。以上説明した車両用回転電機1の磁石保持器37
は、外径側の面の周方向中央部を外径方向に突出するよ
うに折り曲げ合わせることにより、合わせ部371が形
成されている。これにより、磁石保持器37の外径側の
面の径方向の厚さは増加するため、磁石保持器37の外
径側の面の剛性を高くすることができる。そのため、ロ
ータ3の高回転時に永久磁石36には、外径方向の遠心
力が発生するが、その遠心力により磁石保持器37の外
径側の面が変形することを抑制できる。これにより、磁
石保持機37の破壊が発生し難くなり、永久磁石36の
飛散も抑制することができる。
【0051】さらに、合わせ部371は、溶接により強
固に接合されている。そのため、磁石保持器37の外径
側の面の剛性をより高くすることができる。
【0052】また、磁石保持器37の側面部372の軸
方向一端部には、周方向に波上に湾曲しながら伸びるS
字型の軸方向止め373、374が設けられている。さ
らに、その軸方向止め373、374の側面部372と
接合されない側の端部は、側面部372の仮想延長面上
に位置している。そのため、磁石保持器37は、隣り合
う2つの爪状磁極323、324の側面間に嵌め込まれ
ると、一方の軸方向止め373の側面部372と接合さ
れない側の一端部は、爪状磁極323、324のどちら
か一方の側面と接触し、周方向に押される。さらに、他
方の軸方向止め374の側面部372と接合される側の
他端部は、爪状磁極323、324のどちらか一方の側
面と接触し、周方向に押される。これにより、永久磁石
36の軸方向端面と接触している軸方向止め373、3
74の曲面部分には、永久磁石36を挟み込むように軸
方向の力が発生するため、永久磁石36の軸方向への移
動を抑制することができる。
【0053】また、永久磁石36の存在により一方の爪
状磁極323と他方の爪状磁極324との間の漏洩磁束
を軽減することができる。
【0054】また、着磁後の永久磁石36を使用する場
合において、磁石保持器37の側面部372には、少な
くとも1つの磁極識別穴375が空けられているため、
永久磁石36を磁石保持器37への組付け時に永久磁石
36のN極とS極を識別することができる。これによ
り、誤組付けを防止することができる。
【0055】また、磁石保持器37の外径側の面は、爪
状磁極323、324に形成されている鍔状部323
a、323b、324a、324bにより係止されてい
る。そのため、磁石保持器37の外径方向への移動を抑
制することができる。
【0056】(第2実施形態)図6は、本実施形態にお
ける磁石保持器37の合わせ部371を圧着した図であ
る。ここでは、第1実施形態と同様な箇所は省略し、相
違する箇所についてのみ説明する。
【0057】本実施形態での磁石保持器37の合わせ部
371は、圧着により接合される。本実施形態のロータ
3の組付け方法を図に基づき簡単に説明する。先ず、磁
石保持器37の製作方法については、図6に示すように
非磁性部材である一枚の板を磁石保持器37の内部に永
久磁石36が嵌め込めるように折り曲げる。そして、合
わせ部371を圧着により接合させる。
【0058】このことにより、第1実施形態と同様に磁
石保持器37の外径側の面の径方向の厚さは増加するた
め、磁石保持器37の外径側の面の中央部分の剛性を高
くすることができる。そのため、ロータ3の高回転時に
永久磁石36には、外径方向の遠心力が発生するが、そ
の遠心力により磁石保持器37の外径側の面が変形する
ことを抑制できる。これにより、永久磁石36の破壊が
発生し難いため、永久磁石36の飛散も抑制することが
できる。
【0059】(第3実施形態)図7(a)は、本実施形
態における磁石保持器の斜視図であり、図7(b)は、
図7(a)の永久磁石36の長手方向の断面図である。
ここでは、第1実施形態と同様な箇所は省略し、相違す
る箇所についてのみ説明する。
【0060】本実施形態での磁石保持器37は、コの字
型で形成されている。その磁石保持器37の長手方向と
直交する一つの面の長手方向中央部は、プレス加工等に
より長手方向と直交する方向に突出させることにより、
プレス部376が形成されている。これにより、第1実
施形態と同様に磁石保持器37の外径側の面の径方向の
厚さは増加するため、磁石保持器37の外径側の面の中
央部分の剛性を高くすることができる。そのため、ロー
タ3の高回転時に永久磁石36には、外径方向の遠心力
が発生するが、その遠心力により磁石保持器37の外径
側の面が変形することを抑制できる。これにより、永久
磁石36の破壊が発生し難いため、永久磁石36の飛散
も抑制することができる。
【0061】なお、本実施形態でも第1実施形態と同様
に磁石保持器37の側面部372に少なくとも1つ以上
の磁極識別穴375が空けられていてもよい。このこと
により、永久磁石36を磁石保持器37への組付け時に
永久磁石36のN極とS極を識別することができる。こ
れにより、誤組付けを防止することができる。
【0062】なお、以上説明した実施形態での爪状磁極
323、324は、爪状磁極323、324の外径方向
端面の両端部を周方向に突出させることにより、鍔状部
323a、323b、324a、324bが形成されて
いるが、軸心方向に向かって先細りとなるテーパー状に
形成されている爪状磁極323、324を用いても磁石
保持器37の軸方向面に遠心力がかかるため、本発明と
同様の効果を得ることができる。
【0063】なお、本実施形態での磁石保持器37に形
成される突出部は、外径側の面の周方向中央部に形成さ
れると記載したが、特に中央部に限定する必要はなく、
外径側の面の中央付近でもよい。
【0064】(第4実施形態)図8は、車両用交流発電
機の主要部断面図である。図9は、回転子のポ−ルコア
の部分平面図である。図10は、永久磁石と磁石保持器
との説明図である。図11は、磁石保持器の部分拡大図
である。図12は、回転子への磁石保持器の組み付け図
である。ここでは、第1から第3実施形態と同様な箇所
は省略し、相違する箇所についてのみ説明する。
【0065】図9に示すように、爪状磁極323の周方
向側面323cの根本部は、ディスク部を成す円板部3
22のフィールドコイル33側の内側面322aと連な
っている。
【0066】永久磁石36は、長辺方向の対向2平面3
61にN極とS極とが形成され、磁石保持器37が永久
磁石36の長辺側を取り囲むように、角形筒形状を為し
ている。また、図11に示すように、磁石保持器37
は、軸方向の端部371a、371bがN極とS極とに
対向する面と垂直な1面377において、反永久磁石3
6側に延びる突出部を有している。さらに、端部371
aは、先端に折り返されて溝371cが形成され、この
溝371cに端部371bが挿入されている。
【0067】また、磁石保持部材37は、周方向に対向
する爪状磁極323、324の間において、周方向側面
323cによって周方向に位置拘束され、円板部322
の内側面322aによって軸方向に位置拘束される。さ
らに、磁石保持部材37は、鍔状部323a、323b
によって遠心方向に位置拘束される。この時、図12に
示すように、磁石保持器37は、フィールドコイル33
によってN極となる爪状磁極323の周方向側面323
cに永久磁石36のN極が対向するように配置される。
即ち、隣り合うN極とS極との爪状磁極323、324
の間の磁束漏洩を防止するように配置される。
【0068】また、磁石保持器37の突出部は、ロータ
3の外径方向に向き、外径方向の先端位置がポールコア
32の外径寸法よりも低くされる。なお、磁石保持器3
7は、一対のポールコア32をフィールドコイル33と
共に、シャフト31に組み付ける時に、同時に組み付け
られる。その後、ロータ3は、耐熱樹脂による含浸処理
によって、ポールコア32、フィールドコイル33及び
磁石保持器37が固着される。また、磁石保持器37の
周方向側面に穴375が設けられているので、この穴3
75にも樹脂が進入し、上記の固着をより強固にでき
る。
【0069】図8に示すように、ポールコア32の軸方
向両端には、冷却ファン328が設けられており、ポー
ルコア32の回転に伴い、冷却ファン328も同様に回
転することで、ハウジング4の通風窓44を介して冷却
風が発生し、ハウジング4の内部を冷却する。
【0070】以上により、磁石保持器37の位置決めと
固定とを確実に行えるため、磁石保持器37の飛散を防
止しつつ、永久磁石36によって有効磁束を増加させて
安定した高出力化を実現できる。
【0071】また、磁石保持器37の突出部は、鍔状部
323a、323bを含む爪状磁極323、324の外
周部に発生する渦電流による発熱に対する冷却フィンと
して作用できるので、温度低減に寄与できる。
【0072】さらに、磁石保持器37は、単純な長方形
の展開形状を折り曲げ加工することで成形できるため、
高い材料歩留まりによる材料コストの低減及び製造コス
トの低減を図ることができる。
【0073】なお、図13に示すように、磁石保持器3
7の外径側に延びる端部371a、371bを重ね合わ
せずに、間に隙間を持たせてもよい。この場合、冷却フ
ァン328によって、爪状磁極323、324間に流れ
る冷却風に対し、磁石保持器37の放熱面積を増やすこ
とができるため、渦電流による発熱に対してさらに冷却
に有利となる。
【0074】なお、図10は、磁石保持器37の長辺と
平行な突出部を示しているが、突出部が略軸方向に延び
ていれば、磁石保持器37の長辺と平行でなくてもよ
い。この場合でも、磁石保持器37の外周に流れる軸方
向の冷却風の通風抵抗を増加させることなく、冷却性を
確保できる。
【0075】なお、図8に示す被巻装部326は、特許
請求の範囲の円筒部に相当する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る車両用交流発電機
全体を示した断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る車両用交流発電機
のロータの斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る磁石保持器の合わ
せ部を溶接した図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係るロータの軸方向断
面図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係るロータの軸方向側
面図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る磁石保持器の合わ
せ部を圧着した図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る磁石保持器を示し
た図である。
【図8】車両用交流発電機の主要部断面図である。
【図9】ロータのポ−ルコアの部分平面図である。
【図10】永久磁石と磁石保持器との説明図である。
【図11】磁石保持器の部分拡大図である。
【図12】ロータへの磁石保持器の組み付け図である。
【図13】ロータの部分拡大図である。
【符号の説明】
1…車両用交流発電機、 2…ステータ、 3…ロータ、 21…ステータコア、 22…ステータコイル、 31…シャフト、 32…ポールコア、 33…フィールドコイル、 34、35…スリップリング、 36…永久磁石、 37…磁石保持器、 38、39…ブラシ、 321、322…円板部、 323、324…爪状磁極、 323a、323b、324a、324b…鍔状部、 325、326…被巻装部、 327…谷部、 331…ボビン、 332…リード線、 371…合わせ部、 372…側面部、 373、374…軸方向止め、 375…磁極識別穴、 376…プレス部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H619 AA03 AA05 BB02 BB18 PP02 PP05 PP08 5H621 BB07 BB10 GA07 GB10 HH01 JK02 JK17 5H622 CA02 CA10 CB05 PP03 PP10 PP17

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周側に形成された複数の爪状磁極(3
    23、324)が互いに噛合うように組付けられ、シャ
    フト(31)と一体になって回転するポールコア(3
    2)と、 前記ポールコアの隣り合う2つの前記爪状磁極間に配置
    され、これら前記爪状磁極間の磁束の漏洩を減少する向
    きに着磁された複数の永久磁石(36)と、 前記永久磁石を保持するために隣り合う2つの前記爪状
    磁極の側面間に嵌め合わされる磁石保持器(37)とを
    備えた車両用回転電機(1)において、 前記磁石保持器は、外径側の面の周方向ほぼ中央部が外
    径方向に突出した突出部を有することを特徴とする車両
    用回転電機。
  2. 【請求項2】 前記磁石保持器は、板状の非磁性部材を
    前記永久磁石が嵌め込める空間を持たせて成形され、前
    記板状の部材の両端部を合わせることにより突出部を形
    成していることを特徴とする請求項1に記載の車両用回
    転電機。
  3. 【請求項3】 前記合わせ部は、溶接、又は圧着して接
    合されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用
    回転電機。
  4. 【請求項4】 前記突出部は、プレスにより形成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の車両用回転電
    機。
  5. 【請求項5】 前記磁石保持器は、軸方向両端部に軸方
    向止め(373、374)を有し、前記磁石保持器の周
    方向の一方の側面部(372)から他方の側面部に延伸
    し、且つ前記軸方向止めの一端部は、前記一方の側面部
    の軸方向一端部と結合され、前記軸方向止めの他端部
    は、前記他方の側面部の仮想延長面上に位置しており、
    前記磁石保持器は、軸方向に波上に湾曲しながら周方向
    に延伸していることを特徴とする請求項1から4のいず
    れか1つに記載の車両用回転電機。
  6. 【請求項6】 前記側面部には、少なくとも1つの磁極
    識別穴(375)が形成されていることを特徴とする請
    求項1から5のいずれか1つに記載の車両用回転電機。
  7. 【請求項7】 前記爪状磁極の外径方向端部は、周方向
    に突出されていることを特徴とする請求項1から6のい
    ずれか1つに記載の車両用回転電機。
  8. 【請求項8】 界磁コイルと、 前記界磁コイルが巻装された円筒部、前記円筒部の軸方
    向端部から外周方向に広がるディスク部及び前記ディス
    ク部と連結され、且つ前記界磁コイルを包囲するように
    折り曲げられた一対の爪状磁極を有するランデル型鉄心
    を備える回転子と、 前記爪状磁極の外周に対向配置され、且つ積層鉄心と電
    機子コイルとからなる固定子と、 略直方体の永久磁石と、 前記永久磁石の長辺面を取り囲む非磁性金属板の磁石保
    持器とを有する車両用回転電機において、 前記爪状磁極は、外周部に周方向に延びる鍔状部を有
    し、 前記爪状磁極の周方向側面の根本部は、前記ディスク部
    の前記界磁コイル側の内側面と連なり、 前記磁石保持器は、周方向に隣接する前記爪状磁極の周
    方向側面と前記鍔状部と前記ディスク部の前記界磁コイ
    ル側の内側面とに囲まれて配置され、且つ前記鍔状部の
    周方向の間において、端部が外径側に延びる突出部を有
    し、 前記突出部は、前記磁石保持器の長辺方向に設けられて
    いることを特徴とする車両用回転電機。
  9. 【請求項9】 前記磁石保持器の軸方向の長さは、各ラ
    ンデル型鉄心の対向する前記ディスク部の前記界磁コイ
    ル側の内側面の斜行長さよりも短いことを特徴とする請
    求項8記載の車両用回転電機。
  10. 【請求項10】 前記磁石保持器は、周方向の側面に穴
    が設けられ、 前記永久磁石、前記磁石保持器及び前記爪状磁極は、熱
    硬化性の樹脂材によって固着されていることを特徴とす
    る請求項8又は9記載の車両用回転電機。
  11. 【請求項11】 前記磁石保持器の両端部の一方の端部
    は、溝を有し、前記磁石保持器の他方の端部が前記溝に
    装着されていることを特徴とする請求項8から10のい
    ずれか1つに記載の車両用回転電機。
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