JP5641446B2 - 車両用回転電機の回転子 - Google Patents

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Description

本発明は、乗用車やトラック等に搭載される車両用回転電機の回転子に関する。
従来から、ポールコアの爪状磁極の両側面に漏れ磁束低減用の磁石を装着するとともに、回転子の回転方向に作用する弾性力によって磁石保持器を爪状磁極の側面に押し付けることによって爪状磁極間に磁石を保持するようにした回転電機が知られている。(例えば、特許文献1参照。)。このような回転子の構造を採用することにより、回転子を回転させた際に、磁石が軸方向に移動することを防止している。
特開2010−16958号公報
ところで、特許文献1に開示された回転電機の回転子では、弾性力を持たせた磁石保持器の一部を爪状磁極の側面に押し付けることにより、それらの間で作用する摩擦力によって磁石保持器の移動を防止しているにすぎず、振動などのストレスに対して移動防止が十分でなく、磁石保持器の固定の信頼性が低下するという問題があった。この磁石保持器の移動については、磁石保持器の一部を爪状磁極の側面や界磁巻線のボビンに押し付ける力を強くすることで低減することできるが、この場合には、移動しないように強い力で磁石保持器の一部を爪状磁極の側面等に押し付けた状態で磁石保持器を爪状磁極間に挿入して組み付けることになるため、この挿入自体に大きな力が必要になり、磁石保持器の組み付けが容易でなく、作業性が悪化するという問題があった。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、磁石保持器の組み付けが容易であって磁石保持器の移動を確実に防止することができる車両用回転電機の回転子を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の車両用回転電機の回転子は、外径側端部において周方向に突出したつば部を有する複数の爪状磁極を備える一対のランデル型鉄心と、漏洩磁束を防ぐ向きに着磁されて一対のランデル型鉄心の爪状磁極間に配置された複数の磁石と、複数の磁石のそれぞれを保持するとともに、少なくとも一方の周方向側面に回転軸に沿った両方向の移動を拘束する突起部を有する磁石保持器とを備えている。
また、上述した磁石保持器は、磁石を挟んで周方向に隣り合う爪状磁極のつば部に対向する第1の面と、隣り合う一方の爪状磁極の周方向側面に対向する第2の面と、隣り合う他方の爪状磁極の周方向側面に対向する第3の面を含み、突起部は、磁石を挟んで隣接する2つの爪状磁極のそれぞれの回転軸方向の先端部に当接する。
あるいは、上述した突起部は、互いに向きが逆方向であり、爪状磁極は、突起部に対応する凹部を周方向側面に有する。
磁石保持器の突起部によって回転軸方向の移動が拘束されるため、磁石保持器の移動を確実に防止することができる。また、移動しないように強い力で押し付けた状態で磁石保持器を爪状磁極間に組み付ける必要がないため、磁石保持器の組み付けが容易となり、良好な作業性を確保することができる。
一実施形態の車両用交流発電機の主要部断面図である。 回転子の斜視図である。 爪状磁極の形状を示す部分的な平面図である。 爪状磁極の形状を示す部分的な側面図である。 隣接する爪状磁極とその間に配置された磁石保持器および磁石との関係を示す説明図である。 磁石と磁石保持器の説明図である。 磁石保持器の周方向側面に設けられた突起部の具体例を示す図である。 図7に示した磁石保持器の組み付け時の形状を示す図である。 磁石保持器の周方向側面に設けられた突起部の他の具体例を示す図である。 図9に示す磁石保持器の周方向側面311を示す図である。 爪状磁極にリング部材を取り付けた状態を示す部分的な断面図である。 リング部材に各磁石保持器を装着した状態を示す部分的な斜視図である。 磁石保持器をリング部材に取り付けるスナップフィット構造を示す図である。 磁石保持器の変形例を示す図である。 磁石保持器の変形例を示す図である。
以下、本発明を適用した一実施形態の車両用交流発電機について、図面を参照しながら説明する。図1に示すように、本実施形態の車両用交流発電機1は、電機子として働く固定子2と、界磁として働く回転子3と、固定子2および回転子3を支持するハウジング4と、交流電力を直流電力に変換する整流器5等を含んで構成されている。回転子3の軸方向端面には冷却ファンが固定されているが、図2ではこれらの冷却ファンが省略されている。
回転子3は、回転軸6と一体になって回転するものであり、一対のランデル型ポールコア(ランデル型鉄心)7と、ランデル型ポールコア7を磁化する界磁コイル8と、回転軸6の後方端部近傍に設けられて界磁コイル8の両端に接続されたスリップリング9、10と、それぞれのランデル型ポールコア7の軸方向端面に取り付けられた冷却ファン11、12と、一対のランデル型ポールコア7の間に配置されてこれらの間の漏洩磁束を低減する向き(図5)に着磁された磁石30を保持する磁石保持器31とを含んで構成されている。磁石30は、例えばネオジウム磁石などの希土類磁石が用いられている。また、磁石保持器31は、ステンレスなどの非磁性材料の金属板により成形されている。これにより、磁性材料により形成された磁石保持器31を用いた場合に比べて磁石30の磁束減少を抑制することができる。
回転軸6は、プーリ20に連結されており、車両に搭載された走行用のエンジン(図示せず)により回転駆動される。プーリ側の一方のランデル型ポールコア7は、回転軸6に組み付けられたボス部711と、ボス部711のプーリ側端部より径方向に延びるディスク部721と、ディスク部721の外周側から軸方向に伸びる複数の爪状磁極731とにより構成されている。反プーリ側の他方のランデル型ポールコア7は、回転軸6に組み付けられたボス部712と、ボス部712の反プーリ側端部より径方向に延びるディスク部722と、ディスク部722の外周側から軸方向に伸びる複数の爪状磁極732とにより構成されている。これらのポールコア7は鍛造により成形される。複数の爪状磁極731と複数の爪状磁極732のそれぞれが互いに噛み合うとともに、ボス部711、712の外周側に界磁コイル8を配置した状態で、一対のランデル型ポールコア7が回転軸6に圧入されて組み付けられている。
爪状磁極731、732の極数は6〜8が一般的であるが、例えば本実施形態では極数が8に設定されている。レギュレータ13から界磁コイル8にスリップリング9、10を介して界磁電流が流れると、一方の爪状磁極731がN極に、他方の爪状磁極732がS極に磁化される。
図3および図4に示すように、爪状磁極731は、外径側端部において周方向両側に突出するつば部7311と、隣接する爪状磁極732に対向する周方向側面7312と、組み付けたときに内周側に配置される界磁コイル8に対向する内径面7313とを有する。爪状磁極732についても同様であり、つば部7321、周方向側面7322、内径面7323を有する。なお、周方向側面7312、7322については鍛造成形時の表面形状を維持した状態、もしくは切削などの加工が施されている状態のどちらでもよい。
図6に示すように、磁石保持器31は直方体形状を有し、一の面に磁石30が挿入される開口が形成され、それ以外の5面が磁石30を収納、保持する壁面となっている。磁石保持器31の一方の対向面(周方向側面)311は、周方向に対向する爪状磁極731、732の間において、それぞれの周方向側面7312、7322によって周方向に挟持される。また、磁石保持器31の他方の対向面312の外径側の一部3121が爪状磁極731、732のつば部7311、7321に当接している。このように爪状磁極731、732間に磁石保持器31が配置されている。なお、本実施形態では、周方向側面7312、7322の少なくとも一方には、磁石保持器31が軸方向(回転軸6に沿った方向)に移動することを拘束するための突起部が形成されており(図6ではこの突起部は省略されている)、突起部の具体例については後述する。
なお、磁石30と磁石保持器31は、1対1に対応している。また、各磁石保持器31は、軸方向にそれぞれが独立している。それぞれの磁石保持器31を軸方向に沿って独立させることにより、複数の磁石保持器31を連結する部材をランデル型ポールコア7の軸方向端面側に配置する必要がなく、この軸方向端面に冷却ファン11、12を溶接するための広い面積を確保することが可能となる。
また、磁石30は、界磁コイル8に電流を流したときにN極となる一方の爪状磁極、例えば爪状磁極731の周方向側面7312に対向する側面がN極に、界磁コイル8に電流を流したときにS極となる他方の爪状磁極、例えば爪状磁極732の周方向側面7322に対向する側面がS極になるように着磁されている。このように磁石30を着磁することにより、爪状磁極731、732間の磁束漏洩を防止している。
磁石30の着磁は、回転子3についての切削加工等が終了してから行われる。すなわち、爪状磁極731、732の間に磁石保持器31を組み付ける際に未着磁の磁石30が用いられる。回転子3としては、最終的にランデル型ポールコア7の外周面や回転軸6の外周面等を切削してそれらの面の寸法精度を確保する必要があり、これらの切削加工が終了してから磁石30の着磁が行われる。磁石30を着磁する前にこれらの切削加工を行っているため、この加工において生じた切削粉は磁性を帯びておらず、洗浄液を用いて容易に洗い流すことができる。なお、回転子3を組み立てた後に磁石30を着磁する方法としては、従来から行われている手法を用いることができる。例えば、特開2009−050131号公報で開示された着磁装置を用いて磁石30の着磁が行われる。
次に、磁石保持器31の周方向側面に設けられた突起部の詳細について説明する。図7に示す具体例では、磁石保持器31の一方の周方向側面311の端部には周方向に突出した突起部321が設けられている。この突起部321は、磁石保持器31を爪状磁極731、732間に組み付けたときに、一方の爪状磁極731の先端部に当接する。また、磁石保持器31の他方の周方向側面311の端部には周方向に突出した突起部322が設けられている。この突起部322は、磁石保持器31を爪状磁極731、732間に組み付けたときに、他方の爪状磁極732の先端部に当接する。
図8は、図7に示した磁石保持器31の組み付け時の形状を示す図である。図8に示すように、組み付け前の状態では、磁石保持器31の一方の突起部321は、一方の周方向側面311と平行に折り畳まれており、他方の突起部322は、他方の周方向側面311と平行に折り畳まれている。これらの突起部321、322は、磁石保持器31を爪状磁極731、732間に挿入して組み付けた後に90°折り曲げられる。
このように、磁石保持器31を挟んで隣接する2つの爪状磁極731、732のそれぞれの先端部に当接する一対の突起部321、322を有しており、これら2つの突起部321、322の先端部を挟み込むことにより、磁石保持器31の軸方向の移動を確実に防止することができる。
図9は、磁石保持器31の周方向側面に設けられた突起部の他の具体例を示す図である。図10は、図9に示す磁石保持器31の周方向側面311を示す図である。図9および図10に示す他の具体例では、磁石保持器31の2つの周方向側面311のそれぞれに、周方向側面311の一部を外側に折り曲げた突起部323、324が設けられている。また、一方の突起部323に対応するように爪状磁極731の周方向側面7312の一部に凹部731aが形成され、他方の突起部324に対応するように爪状磁極732の周方向側面7322の一部に凹部732aが形成されている。磁石保持器31を爪状磁極721、732間に圧入して組み付けると、これらの凹部731a、732aに突起部323、324が嵌め込まれて収容される。これにより、磁石保持器31の軸方向の移動を確実に防止することができる。なお、突起部323、324の向きを逆方向にして、これらの突起部323、324に対応する凹部731a、732aを設けるようにしてもよい。
このように、本実施形態の車両用交流発電機1の回転子3では、磁石保持器31の突起部321、322、323、324によって回転軸6方向の移動が拘束されるため、磁石保持器31の移動を確実に防止することができる。また、移動しないように強い力で押し付けた状態で磁石保持器31を爪状磁極731、732間に組み付ける必要がないため、磁石保持器31の組み付けが容易となり、良好な作業性を確保することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、隣接する爪状磁極731、732間に各磁石保持器31を配置したが、あらかじめ、爪状磁極731、732の内径面7313、7323に当接するように円環状のリング部材74を組み付け、このリング部材74に各磁石保持器31を装着して固定するようにしてもよい。
図11および図12に示すように、爪状磁極731の内径面7313にはリング部材74を嵌合するための切り欠き部7314が設けられている。他の爪状磁極732についても同様であり、内径面7323にはリング部材74を嵌合するための切り欠き部7324が設けられている。これらの切り欠き部7314、7324にリング部材74を嵌合させた状態で一対のランデル型ポールコア7の組み付けが行われる。この時点では、磁石保持器31はリング部材74に装着されていない。その後、隣接する爪状磁極731、732間の空間に各磁石保持器31が挿入される。このとき、それぞれの磁石保持器31をリング部材74に係止して固定する。係止の具体的な方法としては、例えば、磁石保持器31の一の面(爪状磁極731、732間に挿入したときに内径側となる面)を折り返すことにより図13に示すようなスナップフィット構造を実現してリング部材74を挟み込むことができる係止部を形成し、この係止部をリング部材74に係止して磁石保持器31を固定する場合が考えられる。
このように、リング部材74を用いて磁石保持器31を固定することにより、磁石保持器31が軸方向にずれることを防止することができる。また、ランデル型ポールコア7にリング部材74を取り付けた後に各磁石保持器31を取り付けることにより、一対のランデル型ポールコア7の相対的な周方向位置が許容範囲内でずれた場合であっても、適切な位置に磁石保持器31を取り付けることができ、磁石保持器31の組付精度を向上させることができる。
また、図5に示した磁石保持器31と磁石30の間と、磁石保持器31と爪状磁極731、732との間の少なくとも一方(望ましくは両方)に樹脂材料を充填するようにしてもよい。樹脂材料としては、例えばエポキシ等の熱硬化性の液体材料が用いられる。これにより、磁石30が磁石保持器31内で移動したり、磁石保持器31が爪状磁極731、732間で移動することを防止することができる。
また、上述した実施形態では、磁石30が挿入される面以外の5面を壁面とする磁石保持器31(図6)を用いたが、爪状磁極731、732のつば部7311、7321に対向する第1の面と、爪状磁極731の周方向側面7312に対向する第2の面と、爪状磁極732の周方向側面7322に対向する第3の面を含み、その他の面を省略した磁石保持器を用いるようにしてもよい。第1の面を有することにより、磁石30全体の外形方向への移動を拘束することができるとともに、爪状磁極731、732のつば部7311、7321の端部近傍において磁石30に過大な応力集中が生じることを防止することができる。また、第2および第3の面を有することにより、鍛造成形時の表面形状を維持している爪状磁極731、732の周方向側面7312、7322における部分的な凹凸によって磁石30に過大な応力集中が生じることを防止することができる。
また、図14に示すように、磁石保持器31の周方向側面311の一部を内側に折り曲げて、磁石を周方向に押圧する第1の押圧部331を形成するようにしてもよい。これにより、磁石保持器31内で磁石30が周方向に移動することを防止することができる。但し、この場合には、図9に示した突起部323、324とは異なる位置に第1の押圧部331を形成する必要がある。
また、図15に示すように、磁石保持器31の周方向側面311の端部(図15では一方の端部のみを折り返しているが、両方の端部を折り返すようにしてもよい)を磁石30に向けて折り返し、磁石30を軸方向に押圧する第2の押圧部332を形成するようにしてもよい。これにより、磁石保持器31内で磁石30が軸方向に移動することを防止することができる。
また、上述した実施形態では、車両用交流発電機の回転子について説明したが、その他の回転電機、例えば、電動動作を行う回転電機や発電動作と電動動作の両方を行う回転電機の回転子についても本発明を適用することができる。
上述したように、本発明によれば、磁石保持器の突起部によって回転軸方向の移動が拘束されるため、磁石保持器の移動を確実に防止することができる。
6 回転軸
7 ランデル型ポールコア
30 磁石
31 磁石保持器
74 リング部材
321、322、323、324 突起部
331 第1の押圧部
332 第2の押圧部
731、732 爪状磁極
7311、7321 つば部

Claims (8)

  1. 外径側端部において周方向に突出したつば部(7311、7321)を有する複数の爪状磁極(731、732)を備える一対のランデル型鉄心(7)と、
    漏洩磁束を防ぐ向きに着磁されて前記一対のランデル型鉄心の前記爪状磁極間に配置された複数の磁石(30)と、
    前記複数の磁石のそれぞれを保持するとともに、少なくとも一方の周方向側面に回転軸(6)に沿った両方向の移動を拘束する突起部(321、322、323、324)を有する磁石保持器(31)と、
    を備え、前記磁石保持器は、前記磁石を挟んで周方向に隣り合う前記爪状磁極の前記つば部に対向する第1の面と、隣り合う一方の前記爪状磁極の周方向側面(7312)に対向する第2の面と、隣り合う他方の前記爪状磁極の周方向側面(7322)に対向する第3の面を含み、
    前記突起部は、前記磁石を挟んで隣接する2つの前記爪状磁極のそれぞれの回転軸方向の先端部に当接することを特徴とする車両用回転電機の回転子。
  2. 外径側端部において周方向に突出したつば部(7311、7321)を有する複数の爪状磁極(731、732)を備える一対のランデル型鉄心(7)と、
    漏洩磁束を防ぐ向きに着磁されて前記一対のランデル型鉄心の前記爪状磁極間に配置された複数の磁石(30)と、
    前記複数の磁石のそれぞれを保持するとともに、2つの周方向側面に回転軸(6)に沿った両方向の移動を拘束する突起部(323、324)を有する磁石保持器(31)と、
    を備え、前記突起部は、互いに向きが逆方向であり、前記爪状磁極は、前記突起部に対応する凹部(731a、732a)を周方向側面に有することを特徴とする車両用回転電機の回転子。
  3. 請求項1または2において、
    前記爪状磁極の内径側に前記磁石保持器を固定する円環状に形成されたリング部材(74)をさらに備えることを特徴とする車両用回転電機の回転子。
  4. 請求項3において、
    前記磁石保持器は、前記リング部材に前記磁石保持器を固定するスナップフィット構造を有することを特徴とする車両用回転電機の回転子。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、
    前記磁石保持器と前記磁石の間と、前記磁石保持器と前記爪状磁極との間に樹脂材料が充填されていることを特徴とする車両用回転電機の回転子。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項において、
    前記磁石保持器は、非磁性材料を用いて形成されていることを特徴とする車両用回転電機の回転子。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項において、
    前記磁石保持器は、周方向側面に内側に前記磁石を周方向に押圧する第1の押圧部(331)を有することを特徴とする車両用回転電機の回転子。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項において、
    前記磁石保持器は、周方向側面の軸方向端部に前記磁石を軸方向に押圧する第2の押圧部(332)を有することを特徴とする車両用回転電機の回転子。
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