JP4300702B2 - 交流発電機の界磁回転子 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、周方向にN極とS極とが交互に配置されるように複数個の爪状磁極片を一体的に設けたランデル型のポールコアを備えた交流発電機の界磁回転子に関するもので、特に車両に搭載された内燃機関により回転駆動されて、車載電源の充電および電気負荷への電力の供給を行う車両用交流発電機の界磁回転子に係わる。
【0002】
【従来の技術】
車両走行抵抗の低減のためのスラントノーズ化や、車室内居住空間の確保のニーズからエンジンルームが近年ますます狭小化する中で、交流発電機の搭載スペースに余裕がなくなってきている。また、交流発電機においても、燃費向上のためエンジン回転は下げられ交流発電機の回転も下がっている。しかし、その一方で、安全制御機器等の電気負荷の増加が求められ、ますます発電能力の向上が求められている。すなわち、小型で、高出力の車両用交流電機を安価に提供すること求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このようなニーズに対応して、体格当たりの出力を決定づける回転子、固定子の磁気回路は数々の改良が提案されている。例えば回転子の磁極間に磁石を挿入し、磁石の磁束加算により発生磁束を増加させ高出力化させるものが提案されている。この方式では、磁極数だけ磁石が必要であり、部品点数が多く組付工数がかかる問題や磁石固定のため高い磁極寸法精度が必要で製造コストがかかる問題があった。
【0004】
このため、爪状磁極部間の寸法吸収機能を持つ磁石ホルダを設けて磁石と一体部品として組み付けるものや、樹脂製磁石を磁極間に充填するものが提案されている。しかし、前者は磁石ホルダの形状が複雑で結局製造コストが十分下がらない問題があった。また、後者は、形状が複雑なため磁石の配向が難しく十分な磁石の磁界強度が得られない問題や、磁極と磁石の接着強度が不十分なため磁石が飛散する可能性があった。
【0005】
【発明の目的】
本発明は、上記問題点が、磁石を爪状磁極部間に配置されることに起因して発生するという点に着目し、界磁コイルの通電時に複数個の爪状磁極部の内周面に当接する当接面が同一極性となるべく着磁された略円筒形状の円筒磁石を採用することで、組み付けが容易で、且つ製造コストの安価な交流発電機を提供することを目的とする。また、高信頼性の交流発電機を提供することを目的とする。また、小型で高出力の交流発電機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明によれば、界磁コイルの通電時に複数個の爪状磁極部の内周面に当接する当接面が同一極性となるべく着磁された略円筒形状の円筒磁石を採用することで、部品点数も1点であることから組み付けが容易で、且つ製造コストの安価な交流発電機を得ることができる。また、複数の爪状磁極部の内周面と円筒磁石の外周面が当接しているため、外周方向に働く円筒磁石の遠心力を磁極で支えることができるので、高信頼性の交流発電機を得ることができる。
【0007】
また、磁極の内周面と円筒磁石の当接面が同一極性に着磁されているため、爪状磁極部に磁石磁束を供給することができ、爪状磁極部間に磁石を挿入させた場合と同様の出力向上効果を得ることができるので、小型で高出力の交流発電機を得ることができる。また、円筒磁石であるため形状が簡略化できるので、円筒磁石の配向が容易で、より磁界強度の高い磁石が使用できる効果もある。
【0008】
また、円筒磁石を、周方向に配向することにより、より磁界強度の高い磁石を得ることができるので、小型で高出力の交流発電機を得ることができる。
さらに、略円筒形状の磁性部材で、円筒磁石の内周面を包囲し、且つその磁性部材を円筒磁石の内周部に一体化することにより、円筒磁石の剛性を高めることができるので、耐遠心性が向上する。また、略円筒形状の磁性部材で円筒磁石の内周面を包囲し、且つその非磁性部材を円筒磁石と一体化することにより、円筒磁石のパーミアンス特性を改善できるので、界磁コイルの反磁界による円筒磁石の減磁を防止することができる。これらにより、高信頼性の交流発電機を得ることができる。
さらに、円筒磁石の外周面を非磁性部材で包囲し、且つその非磁性部材を円筒磁石の外周部に一体化することにより、円筒磁石に割れ等が生じた場合の円筒磁石の飛散を防止することができ、また、異物の進入により円筒磁石の破壊を防止することができるので、高信頼性の交流発電機を得ることができる。また、非磁性部材であるため、爪状磁極部間の磁束の漏れを生じさせることがなく、小型で高出力の交流発電機を得ることができる。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、ポールコアの軸方向の両側端面に形状の異なる2つの第1、第2冷却ファンを設けているため、それぞれの第1、第2冷却ファンの吐出風量差により軸方向に圧力差が生じ、軸方向に冷却風が発生する。また、円筒磁石の内周面と界磁コイルの外周面に空隙部を設ける構成としているため、その空隙部に冷却風が流れ、円筒磁石や界磁コイルの両方を効率良く冷却でき、温度に対し負の磁力特性を持つ円筒磁石、界磁コイルの発生磁束を増加させることができるので、交流発電機の出力効率を向上させることができる。
【0012】
請求項3に記載の発明によれば、円筒磁石は強磁界の希土類磁石を素材とすることにより、同一発電出力を得るための磁石体積が小さくできるため、耐遠心性を向上することができるので、高信頼性の交流発電機を得ることができる。また、磁石スペースが小さくて良いため、界磁回転子を小型化でき、小型で高出力の交流発電機を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態の構成〕
図1ないし図6は本発明の第1実施形態を示したもので、図1は車両用交流発電機の全体構造を示した図で、図2は界磁回転子の主要構造を示した図で、図3は円筒磁石の全体構造を示した図である。
【0014】
本実施形態の車両用交流発電機は、回転界磁型の交流発電機で、界磁として働く界磁回転子1と、電機子として働く固定子4と、界磁回転子1および固定子4を支持するハウジング7と、車両用交流発電機の交流出力を直流出力に変換する三相整流装置8と、界磁電流量を増減して車両用交流発電機の発電量を制御する電圧調整装置9とから構成された車両用オルタネータである。
【0015】
界磁回転子1は、回転軸としてのシャフト11と一体になって回転するもので、ランデル型のポールコア12、2個の冷却ファン13、14、2個のスリップリング15、16、界磁コイル2、円筒磁石3等によって構成されている。シャフト11は、プーリ20に連結され、自動車等の車両に搭載された走行用のエンジン(図示せず)により回転駆動される。
【0016】
ポールコア12は、シャフト11の中央部の外周に圧入される円筒部21と、この円筒部21の外周より径方向に延長された継鉄部22と、この継鉄部22より略軸方向に延長された複数個の爪状磁極部23とが一体化された2組の上下鉄心により構成されている。なお、複数個の爪状磁極部23は、界磁コイル2に起磁力が発生すると周方向に交互にN極とS極とに励磁される。
【0017】
2個の冷却ファン13、14は、本発明の第1、第2冷却ファンに相当するもので、ランデル型のポールコア12の継鉄部22のフロント側、リヤ側の背面にそれぞれ溶接等の手段を用いて固定されており、それぞれの吐出風量に差が出るように形状を異ならせている。例えばフロント側の冷却ファン13には、軸方向の一方側(フロント側)より吸い込んだ冷却風を略半径方向および軸方向の他方側に吐出する複数枚の斜流式冷却翼を有する斜流式冷却ファンが使用され、リヤ側の冷却ファン14には、軸方向の他方側(リヤ側)より吸い込んだ冷却風を略半径方向のみに吐出する複数枚の遠心式冷却翼を有する遠心式冷却ファンが使用される。なお、冷却ファン13、14に斜流式冷却翼と遠心式冷却翼とを混在させても良い。
【0018】
2個のスリップリング15、16は、シャフト11のリヤ側端部の外周に固定されて、それらの外周面を摺動する2個のブラシ17、18から界磁コイル2に給電するための励磁電流が流れる。なお、2個のブラシ17、18は、ハウジング7に固定されたブラシホルダ19内に収容されている。
【0019】
界磁コイル2は、自身に励磁電流が流れると起磁力を発生して、一方のポールコア11の複数個の爪状磁極部23を全てN極に、他方のポールコア12の複数個の爪状磁極部23を全てS極に磁化する界磁巻線である。この界磁コイル2は、ポールコア12の円筒部21、継鉄部22および複数個の爪状磁極部23により囲まれた中空部に介装されたナイロン等の絶縁性樹脂製のコイルボビン24に巻装され、外周径が略同一の円筒形状をしている。
【0020】
円筒磁石3は、略円筒形状で、例えばネオジウム(Nd)磁石等の希土類磁石が用いられ、長期間磁気力を発生し続ける永久磁石で、界磁コイル2の外周面とポールコア12の複数個の爪状磁極部23との間に配設されて、外周面が複数個の爪状磁極部23の内周面に当接され、内周面が界磁コイル2の外周面より所定の円環状隙間を隔てて対向配置するように配設されている。そして、円筒磁石3は、界磁コイル2に励磁電流が流れている時に、複数個の爪状磁極部23の内周面に当接する当接面が同一極性となるべく着磁されている。
【0021】
そして、円筒磁石3は、外周面全体をステンレス等の非磁性部材(非磁性金属部材)31で包囲され、内周面全体を鉄系の金属等の磁性部材(磁性体)32で包囲されている。すなわち、円筒磁石3は、複数個の爪状磁極部23の内周面に対向する外周面全体が非磁性部材31で覆われ、界磁コイル2の外周面に対向する内周面全体が磁性部材32で覆われて、これらが一体化されている。また、円筒磁石3の外周面は、図2および図3に示したように、界磁コイル2に励磁電流が流れた際の複数個の爪状磁極部23の極性が同一となるべく着磁されており、外周部が複数個の爪状磁極部23の内周面に適当な圧縮力をもって当接固定されている。
【0022】
また、円筒磁石3の内周面と界磁コイル2の外周面との間には、適当な大きさの空隙部27が設けられている。その空隙部27は、冷却ファン13の回転に伴って軸方向の冷却風が流れる送風経路を形成している。なお、円筒磁石3は、強磁界を生成するネオジウム磁石等の希土類磁石またはネオジウム等の焼結体または樹脂磁石を素材とし、図2および図3に示したように、S極とN極とが径方向に配向されており、且つS極とN極とが内周面および外周面に周方向に交互に位置するように配置されている。そして、本実施形態では、円筒磁石3の軸方向の移動を規制する目的で、ランデル型のポールコア12の複数個の爪状磁極部23の内周面に、円筒磁石3が嵌合する切欠き部23aが設けられている。
【0023】
固定子4は、ステータコア(電機子鉄心)5、および三相のステータコイル(電機子コイル)6等から構成され、ハウジング7により支持されている。そのステータコア5は、内周側に多数のティース28が等間隔で形成され、また、隣設する2つのティース28間にスロット29が形成された略円環板形状の磁性材料製薄鋼板を軸方向に複数積層してなる積層コア(固定子鉄心)で、ハウジング7の内周部に固定されている。
【0024】
三相のステータコイル6は、Y結線またはΔ結線により電気的に接続された固定子巻線で、図4に示したように、2つの直線部を持つ略U字状の導電体セグメント33から構成されている。そして、片方の直線部は、図4に示したように、ステータコア5のスロット29の径方向の開口部側である内径側に配置されて内層側導電体33aを成し、他方の直線部は、スロット29の径方向の奥側である外径側に配置されて外層側導電体33bを成している。また、各スロット29内には、図5に示したように、ステータコア5と三相のステータコイル6とを電気的に絶縁するため、および導電体セグメント33の内層側導電体33aと導電体セグメント33の外層側導電体33bとを電気的に絶縁するための略S字形状のインシュレータ30が設けられている。
【0025】
さらに、1つの導電体セグメント33の各直線部の一端部同士を接続するターン部33cは、図6に示したように、フロント側のコイルエンド群を構成する部分である。また、導電体セグメント33の直線部の他端部には接合部33dが設けられている。また、導電体セグメント33のうち、ステータコア5の端面から延び出す稜線部33eは、図6に示したように、内層側導電体33aと外層側導電体33bとで逆方向に傾斜している。そして、複数の導電体セグメント33は、ステータコア5のリヤ側端面より軸方向に突出して、各スロット29のプーリ側とは逆側(リヤ側)において2つの導電体セグメント33の接合部33d同士を接続してそれぞれリヤ側のコイルエンド群34(図1参照)を形成している。
【0026】
そして、リヤ側のコイルエンド群34の中で隣設する2つの導電体セグメント33間には、電気絶縁が確保できるように所定の隙間が形成されている。このため、複数の導電体セグメント33の接合部33dを円環状に配列したリヤ側のコイルエンド群34には、冷却風が横切ることにより、リヤ側のコイルエンド群34を冷却するための多数の通風路が形成される。これにより、三相のステータコイル6の冷却性能が高くなる。そして、複数の導電体セグメント33は、コイルエンドが整列するように重ねてステータコア5のスロット29の一方側(フロント側)端面から挿入されている。そして、ステータコア5のスロット29の他方側(リヤ側)端面から突出した内層側導電体33aまたは外層側導電体33bの各直線部の接合部33dをそれぞれステータコア5の周方向に曲げ、1極分ずれた各導電体セグメント33の異なる層の各直線部の接合部33dに溶接等の手段を用いて結線することで、三相のステータコイル6は構成されている。
【0027】
ハウジング7は、複数本のスルーボルト40により一体化される一対のフレーム(フロントフレーム41およびリヤフレーム42)により構成され、リヤフレーム42のリヤ側には、リヤカバー43が複数個の固定ボルト44およびナット45により締結されている。なお、フロントフレーム41、リヤフレーム42、リヤカバー43の周壁部および側壁部には、冷却風の通気孔41a、42a、43aが軸方向や径方向に多数開口している。
【0028】
また、フロントフレーム41およびリヤフレーム42は、一対のころがり軸受38、39を介して界磁回転子1を回転自在に支持し、且つ固定子4を保持固定すると同時に、エンジンのブラケット等の発電機取付部材(固定部材:図示せず)への取り付けを行うための取付ステー46〜48が径方向外方へ向けてそれぞれ延長されている。それらの取付ステー46、47の先端側には、図示しないボルト等の締結部材が挿通する挿通孔46a、47aが形成されている。なお、取付ステー48の先端側に形成される挿通孔48a内には、円筒状のスライドブッシュ49が嵌め込まれている。そのスライドブッシュ49内には、ボルト等の締結部材が挿通する挿通孔49aが形成されている。
【0029】
三相整流装置8は、三相のステータコイル6で発生した交流出力を直流出力に変換する複数個の整流素子(例えばダイオード:図示せず)、これらの整流素子を冷却するための冷却フィン51、および複数個の整流素子で整流された直流出力を外部に取り出す直流出力端子(図示せず)等から構成されている。なお、三相のステータコイル6の中性点および各端末線は、絶縁性樹脂製の端子台52にインサート成形された各交流入力端子を介して複数個の整流素子に電気的に接続されている。
【0030】
界磁電流調整手段としての電圧調整装置9は、車両用交流発電機が非稼働時に、界磁コイル2に電位がかからないように、界磁コイル2に対し高電位側に接続されている。この電圧調整装置9は、各外部接続端子53をインサート成形した絶縁性樹脂製の端子台54、およびこの端子台54に保持された発熱部品を冷却するため冷却フィン(図示せず)等から構成されている。なお、端子台54の内部には、ハイブリッドIC等の集積回路(電子制御回路:図示せず)を収容しており、外部に接続するための雄型コネクタ部55を一体的に形成している。
【0031】
〔第1実施形態の作用〕
次に、本実施形態の車両用交流発電機の作用を図1ないし図6に基づいて簡単に説明する。
【0032】
エンジンの回転動力がベルト等の伝動手段を介してプーリ20に伝達されると、シャフト11が回転することにより、界磁回転子1が回転する。すなわち、シャフト11と一体的にランデル型のポールコア12、2個のスリップリング15、16および界磁コイル2が回転する。そして、電圧調整装置9の作用によりブラシ17、18、2個のスリップリング15、16を介して界磁コイル2に励磁電流が供給されることにより、および円筒磁石3の磁石磁束により、一方のポールコア12の複数個の爪状磁極部23が全てN極となり、他方のポールコア12の複数個の爪状磁極部23が全てS極となる。
【0033】
そして、界磁回転子1と相対回転する固定子4のステータコア5に巻かれた三相のステータコイル6に順次交流電流が誘起する。この三相の交流電流は、各端末線、各交流入力端子を経て複数個の整流素子に入力されることにより、三相の交流電流が整流されて直流電流に変換される。そして、三相のステータコイル6の発電電圧がバッテリ電圧を越えると、整流された直流電流が直流出力端子、導電線を経てバッテリに供給される。これにより、バッテリに充電電流が流れることによりバッテリが充電される。
【0034】
〔第1実施形態の効果〕
以上のように、本実施形態では、複数個の爪状磁極部23の内周面と円筒磁石3の当接面が同一極性に着磁されているため、界磁コイル2の起磁力によって発生する磁束に同一極性の磁石磁束を加算することができるので、従来の爪状磁極部間に永久磁石を挿入させた場合と同様の出力向上効果を得られることができる。すなわち、小型で、高出力の車両用交流発電機を提供することができる。
【0035】
また、従来の爪状磁極部分の磁石が必要であったのに対し、本実施形態では、1つの円筒磁石3のみで済むため、ホルダ等の付加部品も不要であり、ホルダへの磁石の組付工数も不要である。また、円筒磁石3の製造自体も数量が格段に減少するため、円筒磁石3の組付コストの低減に合わせて、一台当りの円筒磁石3の製造コストも低減できる。
【0036】
また、円筒磁石3は、単純な円筒形状であるため、円筒磁石3の配向が容易である。このため、高磁界強度の円筒磁石3を使用することができる。また、焼結、樹脂製磁石等の磁石製造法も任意に選択できる。また、複数個の爪状磁極部23の内周面と円筒磁石3の外周面とが当接しているため、外周方向に働く円筒磁石3の遠心力を剛性の高い爪状磁極部23で支えることができるので、高信頼性の車両用交流発電機を提供することができる。また、円筒磁石3の形状が円筒形状であるため、円筒磁石3単体の耐遠心強度を向上できる。
【0037】
また、円筒磁石3は、内周面に鉄等からなる磁性部材32の円筒部と一体化されているため、更に遠心強度を増すことができる。また、鉄等からなる磁性部材32で円筒磁石3の内周面を包囲しているため、円筒磁石3のパーミアンス特性を改善できるので、界磁コイル2の反磁界による円筒磁石の減磁を防止できる効果もある。これらにより、高信頼性の車両用交流発電機を提供できる。また、円筒磁石3のパーミアンス特性を改善できるため、回転子をアッセンブリにした後の円筒磁石3の着磁が容易となり、製造自由度の向上、着磁機の容量低減ができるので、車両用交流発電機の低コスト化が図れる。また、円筒磁石3の漏れ磁束も低減できるので、発電出力が向上する効果もある。
【0038】
また、本実施形態では、円筒磁石3は外周面を非磁性部材31で覆っている。外周面が非磁性部材31で覆われているため、円筒磁石3の割れ等が生じた場合の円筒磁石3の飛散を防止できることや、異物の進入により円筒磁石3の破壊を防止することができるので、高信頼性の車両用交流発電機を提供できる。また、非磁性部材31であるため、複数個の爪状磁極部23の磁束の漏れを生じさせることがなく、小型で高出力の車両用交流発電機を提供できる。また、前述の円筒磁石の外周面、内周面を覆う部材つまり、非磁性部材31と磁性部材32は、共に略円筒形状であるため、製造工程が簡素化でき、従来の磁石ホルダに対し格段に製造工程が簡素化できるので、製造コストを飛躍的に低減できる。
【0039】
本実施形態では、界磁回転子1は、ランデル型のポールコア12の継鉄部22のフロント側、リヤ側の背面、つまりポールコア12の軸方向両側端面に形状の異なる2個の冷却ファン13、14を備え、界磁コイル2の外周面と円筒磁石3の内周面との間には適当な大きさの空隙部27を設けている。すなわち、ポールコア12の軸方向両側端面に形状の異なる2個の冷却ファン13、14を備えているため、それぞれの冷却ファン13、14の吐出風量差により軸方向に圧力差が生じ、軸方向に冷却風が発生する。また、界磁コイル2の外周面と円筒磁石3の内周面との間に円環状の空隙部(送風経路)27を設ける構成としているため、その空隙部27に冷却風が流れ、円筒磁石3、界磁コイル2の両方を効率良く冷却でき、温度に対して負の磁力特性を持つ円筒磁石3、界磁コイル2の発生磁束を増加させることができるので、三相のステータコイルの発電出力(交流出力)を向上させることができる。
【0040】
本実施形態では、円筒磁石3は希土類磁石を素材としている。強磁界の希土類磁石で構成しているため、同一出力を得るための磁石体積を小さくできるため、耐遠心性を向上することができるので、高信頼性の車両用交流発電機を得ることができる。また、磁石スペースが小さくて良いため、界磁回転子1の磁極部、つまりランデル型のポールコア12の体格(径方向寸法)を小型化できるので、小型で高出力の車両用交流発電機を得ることができる。
【0041】
また、本実施形態では、三相のステータコイル6は2つの直線部を持つ略U字状の導電体セグメント33からなり、片方の直線部はスロット29の径方向の開口部側である内径側に配置されて内層側導電体33aを成し、他方の直線部は、スロット29の径方向の奥側である外径側に配置されて外層側導電体33bを成している。複数の導電体セグメント33は、コイルエンドが整列するように重ねてステータコア5のスロット29の一方側端面から挿入されている。
【0042】
そして、スロット29の他方側端面から突出した内層側導電体33aまたは外層側導電体33bの各直線部をそれぞれステータコア5の周方向に曲げ、1極分ずれた各導電体セグメント33の異なる層の各直線部の接合部33dに結線することで、三相のステータコイル6を構成している。このため、ステータコイル6は、コイルエンド部分で重なりがないため、高占積率、低コイルエンド高さで作成でき、低抵抗とすることができる。したがって、固定子を非常に小型化できるので、更に小型で高出力の車両用交流発電機を提供できる。
【0043】
〔第2実施形態〕
図7は本発明の第2実施形態を示したもので、図7(a)、(b)は円筒磁石の製造方法を示した図である。
【0044】
本実施形態の円筒磁石3は、ステンレス製の非磁性部材61と鉄系の金属製の磁性部材62との間に複数個の永久磁石63、64を周方向に等間隔で配している。なお、永久磁石63、64は、ネオジウム磁石等の希土類磁石を使用する。そして、永久磁石63は非磁性部材61側がS極、磁性部材62側がN極とされ、また、永久磁石64は非磁性部材61側がN極、磁性部材62側がS極とされる。ここで、本実施形態の円筒磁石3の製造は、平板形状の非磁性部材61と平板形状の磁性部材62との間に、界磁回転子1のランデル型のポールコア12の外周側に設けられる爪状磁極部23、つまり磁極数と同一個数分だけの永久磁石63、64を着磁方向が交互となるように、しかも爪状磁極部23の周方向の間隔と略同一となるように等間隔で配置する。
【0045】
そして、非磁性部材61と磁性部材62との隣設する永久磁石63、64の間を溶接またはかしめ等の手段65を用いて固定または凹ませることにより、複数個の永久磁石63、64を非磁性部材61と磁性部材62との間に保持固定した後に、非磁性部材61および磁性部材62を略円筒形状に曲げる。これにより、外径側に略円筒状の非磁性部材61を配し、内径側に略円筒状の磁性部材62を配し、周方向に複数個の永久磁石63、64を交互に等間隔で配した略円筒形状の円筒磁石3を容易に得ることができる。
【0046】
〔その他の実施形態〕
本実施形態では、円筒磁石3としてネオジウム磁石等の希土類磁石を使用したが、アルニコ磁石、フェライト磁石、あるいは樹脂磁石(ナイロン樹脂、Nd、Fe、B粉末を焼結して成形した磁石)を使用しても良い。また、円筒磁石の配向は無くても良い。この場合、前述の発電出力向上は得られないが、相当の効果は得られる。
【0047】
また、円筒磁石3の外周面を覆う非磁性部材31は金属材料で無くても良く、樹脂材料等であっても良い。また、円筒磁石3は、内周面および外周面を覆う磁性部材32および非磁性部材31と一体としたが、一体ではなく、順次組み付けられるものであっても良い。また、ランデル型のポールコアに対し、円筒磁石3は当接固定としたが、溶接、接着等の接合手段による固定であっても良い。
【0048】
本実施例では、本発明を、乗用車やトラック等の車両に搭載された走行用エンジンにより回転駆動される車両用ブラシレスオルタネータに適用した例を説明したが、本発明を、車両搭載用エンジンを除く内燃機関、電動モータ、水車、風車等の駆動源によりベルト駆動または直接駆動されるブラシレス交流発電機に適用しても良い。また、本実施例では、複数個の整流素子として複数個のダイオードを使用した例を説明したが、複数個の整流素子として複数個のMOS−FET等の半導体スイッチング素子を用いても良い。
【0049】
本実施例では、三相整流装置8をハウジング7の外側、つまりリヤフレーム42とリヤカバー43との間に配置したが、三相整流装置8をハウジング7の内側、つまりリヤフレーム42の内側に配置しても良い。また、本実施例では、電圧調整装置9をハウジング7の外側、つまりリヤフレーム42とリヤカバー43との間に配置したが、電圧調整装置9をハウジング7の内側、つまりリヤフレーム42の内側に配置しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用交流発電機の全体構造を示した断面図である(第1実施形態)。
【図2】界磁回転子の主要構造を示した部分断面図である(第1実施形態)。
【図3】円筒磁石の全体構造を示した斜視図である(第1実施形態)。
【図4】1つの導電体セグメントを示した斜視図である(第1実施形態)。
【図5】固定子の主要構造を示した部分断面図である(第1実施形態)。
【図6】三相のステータコイルのコイルエンドを示した斜視図である(第1実施形態)。
【図7】(a)、(b)は円筒磁石の製造方法を示した斜視図である(第2実施形態)。
【符号の説明】
1 界磁回転子
2 界磁コイル
3 円筒磁石
4 固定子
7 ハウジング
11 シャフト
12 ポールコア
13 冷却ファン(第1冷却ファン)
14 冷却ファン(第2冷却ファン)
23 爪状磁極部
27 空隙部
31 非磁性部材
32 磁性部材
61 非磁性部材
62 磁性部材
63 永久磁石
64 永久磁石
Claims (3)
- (a)通電されると起磁力を発生する界磁コイルと、
(b)内周側に前記界磁コイルが巻装されて、前記界磁コイルの起磁力により励磁される複数個の爪状磁極部を有するランデル型のポールコアと、
(c)前記界磁コイルの通電時に、前記複数個の爪状磁極部の内周面に当接する当接面が同一極性となるべく着磁された略円筒形状の円筒磁石とを備えた交流発電機の界磁回転子であって、
前記円筒磁石は、径方向に配向され、
前記円筒磁石の内周面には、略円筒形状の磁性部材が設けられ、前記磁性部材は、前記円筒磁石の内周部に一体化されており、
前記円筒磁石の外周面には、略円筒形状の非磁性部材が設けられ、前記非磁性部材は、前記円筒磁石の外周部に一体化されていることを特徴とする交流発電機の界磁回転子。 - 請求項1に記載の交流発電機の界磁回転子において、
前記界磁回転子は、前記ポールコアの軸方向の一端面に取り付けられた第1冷却ファン、この第1冷却ファンとは形状が異なり、前記ポールコアの軸方向の他端面に取り付けられた第2冷却ファン、および前記円筒磁石の内周面と前記界磁コイルの外周面に設けられた空隙部を備えたことを特徴とする交流発電機の界磁回転子。 - 請求項1または請求項2に記載の交流発電機の界磁回転子において、
前記円筒磁石は、強磁界の希土類磁石を素材としていることを特徴とする交流発電機の界磁回転子。
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