JPH11127561A - 磁石併用型回転電機の回転子及びその製造方法 - Google Patents
磁石併用型回転電機の回転子及びその製造方法Info
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- JPH11127561A JPH11127561A JP9289638A JP28963897A JPH11127561A JP H11127561 A JPH11127561 A JP H11127561A JP 9289638 A JP9289638 A JP 9289638A JP 28963897 A JP28963897 A JP 28963897A JP H11127561 A JPH11127561 A JP H11127561A
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- H02K21/04—Windings on magnets for additional excitation ; Windings and magnets for additional excitation
- H02K21/042—Windings on magnets for additional excitation ; Windings and magnets for additional excitation with permanent magnets and field winding both rotating
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- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/49002—Electrical device making
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Abstract
(57)【要約】
【課題】スリップリング装置への通電により形成される
爪状磁極の有効磁界を強化する方向に永久磁石の着磁方
向を確実に一致させることを容易に実現可能な磁石併用
型回転電機の回転子及びその製造方法を提供すること。 【解決手段】フィールドコイル(界磁コイル)8への通
電時における爪状磁極15、16の極性を示す情報を表
示する表示手段を構成するフィールドコイル8の巻き始
め端8a及び巻き終わり端8bの相対角度で表す。この
ようにすれば、表示にしたがって容易かつ確実に永久磁
石の着磁を行うことができ、着磁不良を低減して製品の
信頼性を向上することができる。
爪状磁極の有効磁界を強化する方向に永久磁石の着磁方
向を確実に一致させることを容易に実現可能な磁石併用
型回転電機の回転子及びその製造方法を提供すること。 【解決手段】フィールドコイル(界磁コイル)8への通
電時における爪状磁極15、16の極性を示す情報を表
示する表示手段を構成するフィールドコイル8の巻き始
め端8a及び巻き終わり端8bの相対角度で表す。この
ようにすれば、表示にしたがって容易かつ確実に永久磁
石の着磁を行うことができ、着磁不良を低減して製品の
信頼性を向上することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁石併用ロータを
使用する車両用交流発電機の回転子及びその製造方法に
関する。
使用する車両用交流発電機の回転子及びその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】ランデル型ポールコアの磁極爪間に永久
磁石(単に磁石ともいう)を装着して、漏洩磁束減少さ
せ、有効鎖交磁束を増大させて出力向上を図るることが
特開平7ー123644号に開示されている。
磁石(単に磁石ともいう)を装着して、漏洩磁束減少さ
せ、有効鎖交磁束を増大させて出力向上を図るることが
特開平7ー123644号に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁石を併用しな
い界磁コイルのみの回転子では、界磁コイルの巻線方
向、ボビンから取り出される巻線端の位置、巻線端とス
リップリングとの接続の具合によって両側の爪部の極性
が反対となっても何ら問題はなかった。しかし、上記公
報記載の磁石併用型回転電機の回転子の実用化に際して
以下の問題があることがわかった。すなわち、このよう
な磁石併用型回転電機の回転子はその製造に際して、界
磁コイルにより指定される爪状磁極の極性に磁石の極性
を一致させなければ出力の向上を期待できないどころ
か、かえって有効磁束が減少して出力が落ちてしまうの
で、不良品となってしまい、製品歩留まりが低下すると
いう問題を内包している。
い界磁コイルのみの回転子では、界磁コイルの巻線方
向、ボビンから取り出される巻線端の位置、巻線端とス
リップリングとの接続の具合によって両側の爪部の極性
が反対となっても何ら問題はなかった。しかし、上記公
報記載の磁石併用型回転電機の回転子の実用化に際して
以下の問題があることがわかった。すなわち、このよう
な磁石併用型回転電機の回転子はその製造に際して、界
磁コイルにより指定される爪状磁極の極性に磁石の極性
を一致させなければ出力の向上を期待できないどころ
か、かえって有効磁束が減少して出力が落ちてしまうの
で、不良品となってしまい、製品歩留まりが低下すると
いう問題を内包している。
【0004】ただ、現在の回転子製造設備の抜本的な変
更は製造費用の大幅な増大を招くので、このような大幅
な製造設備の変更を回避しつつ上記極性の一致を確実に
実施することが生産上、特に要求されていた。本発明
は、上記問題点に鑑みなされたものであり、ロ−タコイ
ルへの通電により形成される爪状磁極の有効磁界を強化
する方向に永久磁石の着磁方向を確実に一致させること
を容易に実現可能な磁石併用型回転電機の回転子及びそ
の製造方法を提供することをその目的としている。
更は製造費用の大幅な増大を招くので、このような大幅
な製造設備の変更を回避しつつ上記極性の一致を確実に
実施することが生産上、特に要求されていた。本発明
は、上記問題点に鑑みなされたものであり、ロ−タコイ
ルへの通電により形成される爪状磁極の有効磁界を強化
する方向に永久磁石の着磁方向を確実に一致させること
を容易に実現可能な磁石併用型回転電機の回転子及びそ
の製造方法を提供することをその目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の構成によ
れば、界磁コイルへの通電時における爪状磁極の極性を
示す情報を表示する表示手段を、界磁コイルが装着され
たポールコアと一体に配設した点をその特徴としてい
る。このようにすれば、表示にしたがって容易かつ確実
に永久磁石の着磁を行うことができ、着磁不良を低減し
て製品の信頼性を向上することができる。
れば、界磁コイルへの通電時における爪状磁極の極性を
示す情報を表示する表示手段を、界磁コイルが装着され
たポールコアと一体に配設した点をその特徴としてい
る。このようにすれば、表示にしたがって容易かつ確実
に永久磁石の着磁を行うことができ、着磁不良を低減し
て製品の信頼性を向上することができる。
【0006】請求項2記載の構成によれば、表示手段
は、前記両巻線端相互または前記両接続部材相互の外観
(例えば形状や色)、配設位置及び姿勢の少なくとも一
つの差異により構成される。このようにすれば、特別の
部材を必要とすることなく、既存の部材を用いて簡単、
安価に上記表示を行うことができる。請求項第3記載の
構成によれば、ポールコアの軸方向一端側へ取り出され
た両巻線端間のどちらが巻き始め端かを表示することに
より、着磁不良を簡単な構成で低減することができる。
以下、更に説明すると、永久磁石の誤着磁は以下の作業
の誤りにより生じる。 (1)界磁コイルは、その一端側に巻線端が取り出され
るように巻線機により巻回されるので、巻線端の取り出
し側からみて常に一定方向に巻回されている。また、こ
の界磁コイルは巻線端がスリップリング側となるように
ポールコアに嵌着される。したがって、一対の巻線端の
うち巻き始め端から電流を流入させるものと仮定すると
(もちろん逆でもよい)、界磁コイルの巻き始め端を電
流送入側のスリップリングではなく、電流送出側のスリ
ップリングに接続してしまうという誤接続が生じた場
合。 (2)永久磁石の着磁は、回転子外周面において、周方
向略一方側がN極となり、周方向他方側がS極となる第
一の着磁パターンと、周方向略一方側がS極となり、周
方向他方側がN極となる第二の着磁パターンとが、周方
向交互に配置される。したがって、着磁機を基準とし
て、回転子の相対角度が正常な角度位置からずれた場
合。特に、正常な角度位置から一爪状磁極ピッチだけず
れて、着磁方向が反対となった場合。
は、前記両巻線端相互または前記両接続部材相互の外観
(例えば形状や色)、配設位置及び姿勢の少なくとも一
つの差異により構成される。このようにすれば、特別の
部材を必要とすることなく、既存の部材を用いて簡単、
安価に上記表示を行うことができる。請求項第3記載の
構成によれば、ポールコアの軸方向一端側へ取り出され
た両巻線端間のどちらが巻き始め端かを表示することに
より、着磁不良を簡単な構成で低減することができる。
以下、更に説明すると、永久磁石の誤着磁は以下の作業
の誤りにより生じる。 (1)界磁コイルは、その一端側に巻線端が取り出され
るように巻線機により巻回されるので、巻線端の取り出
し側からみて常に一定方向に巻回されている。また、こ
の界磁コイルは巻線端がスリップリング側となるように
ポールコアに嵌着される。したがって、一対の巻線端の
うち巻き始め端から電流を流入させるものと仮定すると
(もちろん逆でもよい)、界磁コイルの巻き始め端を電
流送入側のスリップリングではなく、電流送出側のスリ
ップリングに接続してしまうという誤接続が生じた場
合。 (2)永久磁石の着磁は、回転子外周面において、周方
向略一方側がN極となり、周方向他方側がS極となる第
一の着磁パターンと、周方向略一方側がS極となり、周
方向他方側がN極となる第二の着磁パターンとが、周方
向交互に配置される。したがって、着磁機を基準とし
て、回転子の相対角度が正常な角度位置からずれた場
合。特に、正常な角度位置から一爪状磁極ピッチだけず
れて、着磁方向が反対となった場合。
【0007】上記誤着磁は、ポールコアの軸方向一端側
へ取り出された両巻線端間のどちらが巻き始め端かを表
示することにより、容易、確実に防止することができ
る。詳しく説明すれば、一対の巻線端のうち巻き始め端
(電流送入端)が表示されているので、それに正確に電
流送入側のスリップリングを接続することができ、上記
(1)の問題を解消することができる。更に、これによ
り、界磁コイル中の電流通電方向すなわち界磁束の流れ
る方向が指定されるので、ランデル型ポールコアの各爪
状磁極の極性を確定することができる。すなわち、ポー
ルコアの一端側から突出する第一の爪状磁極群と、ポー
ルコアの他端側から突出する第二の爪状磁極群との通電
時の極性を確定することができる。これら第一の爪状磁
極群と第二の爪状磁極群とは、たとえばスリップリング
位置や巻線端の取り出しサイドにより着磁前に容易に確
認できるので、着磁機の所定回転角度位置にこれら第一
の爪状磁極群と第二の爪状磁極群とが配置されるよう
に、回転子を着磁機にセットすればよい。
へ取り出された両巻線端間のどちらが巻き始め端かを表
示することにより、容易、確実に防止することができ
る。詳しく説明すれば、一対の巻線端のうち巻き始め端
(電流送入端)が表示されているので、それに正確に電
流送入側のスリップリングを接続することができ、上記
(1)の問題を解消することができる。更に、これによ
り、界磁コイル中の電流通電方向すなわち界磁束の流れ
る方向が指定されるので、ランデル型ポールコアの各爪
状磁極の極性を確定することができる。すなわち、ポー
ルコアの一端側から突出する第一の爪状磁極群と、ポー
ルコアの他端側から突出する第二の爪状磁極群との通電
時の極性を確定することができる。これら第一の爪状磁
極群と第二の爪状磁極群とは、たとえばスリップリング
位置や巻線端の取り出しサイドにより着磁前に容易に確
認できるので、着磁機の所定回転角度位置にこれら第一
の爪状磁極群と第二の爪状磁極群とが配置されるよう
に、回転子を着磁機にセットすればよい。
【0008】また本構成によれば、着磁機の所定回転角
度位置に、回転子の界磁コイルの巻線端の一つであるこ
の巻き始め端を一致させつつ、着磁機に回転子をセット
すれば更に容易に(2)の問題を解決することができ
る。請求項4記載の構成によれば、シャフトを中心とし
て非点対称位置(180度回転対称位置でない位置)に
配設された界磁コイルの一対の巻線端(またはそれに接
続された一対の接続部材)が上記表示手段を兼ねる。こ
のようにすれば、なんら特別の部材やマークを追設する
ことなく爪状磁極の極性検出ができ、それに基づいて着
磁を確実、簡単に実現できるので、製造工程の短縮及び
製造費用の低減に有効である。また、誤った組み合わせ
で巻線端と接続部材とを結線使用としても、どちらか一
方の接続は困難となるので、結線相手の判別がきわめて
容易、確実となる。また、ロータを着磁装置に対してこ
の巻線端や接続部材の位置を基準に固定することがで
き、着磁作業の効率化、着磁装置の簡素化を実現するこ
とができる。更に、ことさら接続部材や巻線端の形状に
差異を設ける必要がなく、部品の共通化により部品点数
の削減を図ることができる。
度位置に、回転子の界磁コイルの巻線端の一つであるこ
の巻き始め端を一致させつつ、着磁機に回転子をセット
すれば更に容易に(2)の問題を解決することができ
る。請求項4記載の構成によれば、シャフトを中心とし
て非点対称位置(180度回転対称位置でない位置)に
配設された界磁コイルの一対の巻線端(またはそれに接
続された一対の接続部材)が上記表示手段を兼ねる。こ
のようにすれば、なんら特別の部材やマークを追設する
ことなく爪状磁極の極性検出ができ、それに基づいて着
磁を確実、簡単に実現できるので、製造工程の短縮及び
製造費用の低減に有効である。また、誤った組み合わせ
で巻線端と接続部材とを結線使用としても、どちらか一
方の接続は困難となるので、結線相手の判別がきわめて
容易、確実となる。また、ロータを着磁装置に対してこ
の巻線端や接続部材の位置を基準に固定することがで
き、着磁作業の効率化、着磁装置の簡素化を実現するこ
とができる。更に、ことさら接続部材や巻線端の形状に
差異を設ける必要がなく、部品の共通化により部品点数
の削減を図ることができる。
【0009】請求項5記載の構成によれば、ポールコア
の片側の爪部数は奇数に設定され、界磁コイルの巻線端
または接続部材は、ポールコアの片側の一対の爪部間の
鞍部から延設されるので、一対の巻線端や一対の接続部
材の外観、配線姿勢、配設位置にわざわざ差別を設けな
くとも、ただ単に任意の上記鞍部から両巻線端または両
接続部材を細工なしに直線的に延設するだけで、これら
両巻線端または両接続部材を非回転対称位置に配設する
ことができる。したがって、これら両巻線端または両接
続部材の位置関係のみにより界磁コイル通電時における
爪状磁極の極性検出ができ、それに基づいて着磁を確
実、簡単に実現できるので、製造工程の短縮及び製造費
用の低減に有効である請求項6記載の構成によれば、互
いに異なる長さを有する両巻線端(またはそれに接続さ
れる両接続部材)により表示手段を構成する。このよう
にすれば、なんら特別の部材やマークを追設することな
く爪状磁極の極性検出ができ、それに基づいて着磁を確
実、簡単に実現できるので、製造工程の短縮及び製造費
用の低減に有効である。また、誤った組み合わせで巻線
端と接続部材とを結線使用としても、どちらか一方の接
続は困難となるので、結線の判別が容易、確実となる。
また、ロータを着磁装置に対してこの巻線端や接続部材
の位置を基準に固定することができ、着磁作業の効率
化、着磁装置の簡素化を実現することができる。
の片側の爪部数は奇数に設定され、界磁コイルの巻線端
または接続部材は、ポールコアの片側の一対の爪部間の
鞍部から延設されるので、一対の巻線端や一対の接続部
材の外観、配線姿勢、配設位置にわざわざ差別を設けな
くとも、ただ単に任意の上記鞍部から両巻線端または両
接続部材を細工なしに直線的に延設するだけで、これら
両巻線端または両接続部材を非回転対称位置に配設する
ことができる。したがって、これら両巻線端または両接
続部材の位置関係のみにより界磁コイル通電時における
爪状磁極の極性検出ができ、それに基づいて着磁を確
実、簡単に実現できるので、製造工程の短縮及び製造費
用の低減に有効である請求項6記載の構成によれば、互
いに異なる長さを有する両巻線端(またはそれに接続さ
れる両接続部材)により表示手段を構成する。このよう
にすれば、なんら特別の部材やマークを追設することな
く爪状磁極の極性検出ができ、それに基づいて着磁を確
実、簡単に実現できるので、製造工程の短縮及び製造費
用の低減に有効である。また、誤った組み合わせで巻線
端と接続部材とを結線使用としても、どちらか一方の接
続は困難となるので、結線の判別が容易、確実となる。
また、ロータを着磁装置に対してこの巻線端や接続部材
の位置を基準に固定することができ、着磁作業の効率
化、着磁装置の簡素化を実現することができる。
【0010】請求項7記載の方法によれば、界磁コイル
への通電時における爪状磁極の極性を示す情報を表示す
る表示手段を界磁コイル及び前記ポールコアと一体に形
成し、この情報に基づいて永久磁石を着磁するので、容
易かつ確実に永久磁石の着磁を行うことができ、不良率
を低減して製品の信頼性を向上することができる。請求
項8記載の方法によれば、界磁コイルへの通電時による
爪状磁極の極性をアセンブリ形成後におけるスリップリ
ング装置への通電により判別し、判別結果に基づいて永
久磁石を着磁するので、一対の巻線端や一対の接続部材
の形状、色彩、配線姿勢、配設位置にわざわざ差別を設
けなくとも、ただ単に任意の上記鞍部から両巻線端また
は両接続部材を延設するだけで、これら両巻線端または
両接続部材を非回転対称位置に配設することができ、そ
の結果、これら両巻線端または両接続部材の位置関係の
みにより界磁コイル通電時における爪状磁極の極性検出
ができ、それに基づいて着磁を確実、簡単に実現できる
ので、製造工程の短縮及び製造費用の低減に有効であ
る。
への通電時における爪状磁極の極性を示す情報を表示す
る表示手段を界磁コイル及び前記ポールコアと一体に形
成し、この情報に基づいて永久磁石を着磁するので、容
易かつ確実に永久磁石の着磁を行うことができ、不良率
を低減して製品の信頼性を向上することができる。請求
項8記載の方法によれば、界磁コイルへの通電時による
爪状磁極の極性をアセンブリ形成後におけるスリップリ
ング装置への通電により判別し、判別結果に基づいて永
久磁石を着磁するので、一対の巻線端や一対の接続部材
の形状、色彩、配線姿勢、配設位置にわざわざ差別を設
けなくとも、ただ単に任意の上記鞍部から両巻線端また
は両接続部材を延設するだけで、これら両巻線端または
両接続部材を非回転対称位置に配設することができ、そ
の結果、これら両巻線端または両接続部材の位置関係の
みにより界磁コイル通電時における爪状磁極の極性検出
ができ、それに基づいて着磁を確実、簡単に実現できる
ので、製造工程の短縮及び製造費用の低減に有効であ
る。
【0011】請求項9記載の方法によれば、アセンブリ
組み付け後、切削仕上げしてから着磁を行うので、ポー
ルコアなどから切削で生じる磁性粉末が着磁装置や永久
磁石に付着することがないという優れた効果を奏する。
請求項10記載の方法によれば、上記情報または判別結
果に基づいて決定される所定位置へ着磁装置に対してア
センブリを相対回転させた後、永久磁石を着磁するの
で、着磁変更を確実、簡単に実現でき、製造工程の短縮
及び製造費用の低減に有効である。
組み付け後、切削仕上げしてから着磁を行うので、ポー
ルコアなどから切削で生じる磁性粉末が着磁装置や永久
磁石に付着することがないという優れた効果を奏する。
請求項10記載の方法によれば、上記情報または判別結
果に基づいて決定される所定位置へ着磁装置に対してア
センブリを相対回転させた後、永久磁石を着磁するの
で、着磁変更を確実、簡単に実現でき、製造工程の短縮
及び製造費用の低減に有効である。
【0012】請求項11記載の構成によれば、上記情報
または判別結果に基づいて着磁装置の通電方向を設定し
た後、永久磁石を着磁するので、着磁変更を確実、簡単
に実現でき、製造工程の短縮及び製造費用の低減に有効
である。
または判別結果に基づいて着磁装置の通電方向を設定し
た後、永久磁石を着磁するので、着磁変更を確実、簡単
に実現でき、製造工程の短縮及び製造費用の低減に有効
である。
【0013】
【発明を実施するための形態】本発明でいう巻線端と
は、界磁コイルの先端だけでなく、ボビンからひきださ
れた部分、少なくともポールコアから外部に露出する部
分を言う。本発明の磁石併用型回転電機の回転子及びそ
の製造方法は、車両用交流発電機の他、各種発電機また
は電動機に用いることができる。
は、界磁コイルの先端だけでなく、ボビンからひきださ
れた部分、少なくともポールコアから外部に露出する部
分を言う。本発明の磁石併用型回転電機の回転子及びそ
の製造方法は、車両用交流発電機の他、各種発電機また
は電動機に用いることができる。
【0014】
(実施例1)以下、本発明の回転子の一実施例を図1〜
図5を参照して詳細に説明する。 (回転子の全体構成)この磁石併用型回転電機の回転子
の全体構成を図1、図2を参照して説明する。磁石併用
型回転電機1は、電機子として働く固定子2と、界磁子
として働く回転子3とを有している。
図5を参照して詳細に説明する。 (回転子の全体構成)この磁石併用型回転電機の回転子
の全体構成を図1、図2を参照して説明する。磁石併用
型回転電機1は、電機子として働く固定子2と、界磁子
として働く回転子3とを有している。
【0015】固定子2は、ステータコア4とステータコ
イル5からなり、図示しないフレームにより支えられと
いる。ステータコア4は、薄い鋼板を重ね合わせてな
り、その内周面には多数のスロット(図示せず)が形成
されている。これらのスロット内には3組のステータコ
イル5が挿入されており、ステータコイル5は回転子3
の回転に伴って交流電圧を発生する。
イル5からなり、図示しないフレームにより支えられと
いる。ステータコア4は、薄い鋼板を重ね合わせてな
り、その内周面には多数のスロット(図示せず)が形成
されている。これらのスロット内には3組のステータコ
イル5が挿入されており、ステータコイル5は回転子3
の回転に伴って交流電圧を発生する。
【0016】回転子3は、シャフト6に一体に嵌着され
ており、ランデル型ポールコア7、フィールドコイル
8、2個のスリップリング9、10を有している。スリ
ップリング9、10とフィールドコイル8の巻線端8
a、8bはコネクションバー11a、11bによりろう
付け等で個別に接続されており、フィールドコイル8の
巻線端8a、8bはチューブ12で絶縁保護されてい
る。更に、回転子3は、図2に示すように、永久磁石5
1およびそれを保持する磁石保持器54を有している。
ており、ランデル型ポールコア7、フィールドコイル
8、2個のスリップリング9、10を有している。スリ
ップリング9、10とフィールドコイル8の巻線端8
a、8bはコネクションバー11a、11bによりろう
付け等で個別に接続されており、フィールドコイル8の
巻線端8a、8bはチューブ12で絶縁保護されてい
る。更に、回転子3は、図2に示すように、永久磁石5
1およびそれを保持する磁石保持器54を有している。
【0017】シャフト6は、図示しないプーリに連結さ
れ、自動車に搭載された走行用のエンジン(図示せず)
により回転駆動される。6aはランデル型ポールコア7
の軸方向一方側への変位を防止するためにシャフト6に
一体的に形成されたリング状のストッパである。ランデ
ル型ポールコア7は、シャフト6に相対回転不能に嵌着
され、前後一対に組み合わされている。前側(図1で左
側)の上記ポ−ルコアは、円板部13および円板部13
の外周部から後方へ突出する7個の爪状磁極15を有
し、後側(図1で右側)の上記ポ−ルコアは、円板部1
4および円板部14の外周部から前方へ突出する7個の
爪状磁極16を有ししている。なお、各爪状磁極15,
16は互い違いかつ等角度ピッチで配置されている。
れ、自動車に搭載された走行用のエンジン(図示せず)
により回転駆動される。6aはランデル型ポールコア7
の軸方向一方側への変位を防止するためにシャフト6に
一体的に形成されたリング状のストッパである。ランデ
ル型ポールコア7は、シャフト6に相対回転不能に嵌着
され、前後一対に組み合わされている。前側(図1で左
側)の上記ポ−ルコアは、円板部13および円板部13
の外周部から後方へ突出する7個の爪状磁極15を有
し、後側(図1で右側)の上記ポ−ルコアは、円板部1
4および円板部14の外周部から前方へ突出する7個の
爪状磁極16を有ししている。なお、各爪状磁極15,
16は互い違いかつ等角度ピッチで配置されている。
【0018】2個のスリップリング9、10は、フィー
ルドコイル8に励磁電流を供給するための装置であっ
て、シャフト6の一端に嵌着、固定されている。スリッ
プリング9、10の円周上には、図示しないブラシが摺
動し、高電位側スリップリング(電流送入側のスリップ
リング)9にはバッテリ電位が印加され、低電位側スリ
ップリング(電流送出側のスリップリング)10は接地
されている。なお、この電流方向の設定により、ランデ
ル型ポールコア7は、フィールドコイル8の通電時に反
スリップリング側の爪状磁極15が全てS極となり、ス
リップリング側の爪状磁極16が全てN極となるものと
する。 (本実施例の特徴構成)フィールドコイル8の一対の巻
線端の巻線端8a、8bは図3に示すように、ポールコ
ア7の互いに隣接する一対の爪状磁極16の異なる鞍部
7aの最底部から中心方向へ延設されている。この実施
例では、爪状磁極16は7個、鞍部16aも7個である
ので、巻線端8aは巻線端8bから時計方向に180度
未満の角度、ここでは140度だけ離れて配設されるこ
とになる。
ルドコイル8に励磁電流を供給するための装置であっ
て、シャフト6の一端に嵌着、固定されている。スリッ
プリング9、10の円周上には、図示しないブラシが摺
動し、高電位側スリップリング(電流送入側のスリップ
リング)9にはバッテリ電位が印加され、低電位側スリ
ップリング(電流送出側のスリップリング)10は接地
されている。なお、この電流方向の設定により、ランデ
ル型ポールコア7は、フィールドコイル8の通電時に反
スリップリング側の爪状磁極15が全てS極となり、ス
リップリング側の爪状磁極16が全てN極となるものと
する。 (本実施例の特徴構成)フィールドコイル8の一対の巻
線端の巻線端8a、8bは図3に示すように、ポールコ
ア7の互いに隣接する一対の爪状磁極16の異なる鞍部
7aの最底部から中心方向へ延設されている。この実施
例では、爪状磁極16は7個、鞍部16aも7個である
ので、巻線端8aは巻線端8bから時計方向に180度
未満の角度、ここでは140度だけ離れて配設されるこ
とになる。
【0019】フィールドコイル8の巻回パターンを図4
に示す。フィールドコイル8は、ボビン17の一端側か
らボビン17上に、ボビン17の一端側からみて右回り
に巻回され、ボビン17の一端側に取り出される。した
がって、それぞれ巻線端である巻き始め端8a及び巻き
終わり端8bは、ボビン17の一端側へ取り出される。
更にこの実施例では、巻き始め端8aは、図4に示すよ
うに、ボビン17の一端側からみて巻き終わり端8bか
ら時計方向に140度だけ離れた位置で取り出されるよ
うに巻回されている。
に示す。フィールドコイル8は、ボビン17の一端側か
らボビン17上に、ボビン17の一端側からみて右回り
に巻回され、ボビン17の一端側に取り出される。した
がって、それぞれ巻線端である巻き始め端8a及び巻き
終わり端8bは、ボビン17の一端側へ取り出される。
更にこの実施例では、巻き始め端8aは、図4に示すよ
うに、ボビン17の一端側からみて巻き終わり端8bか
ら時計方向に140度だけ離れた位置で取り出されるよ
うに巻回されている。
【0020】一方、電流送入側(高電位側)スリップリ
ング9と巻き始め端8aとを接続するコネクションバー
11a、並びに、電流送出側(低電位側)スリップリン
グ10と巻き終わり端8bとを接続するコネクションバ
ー11bもまた、これら両スリップリング9、10の角
度関係に合わせて、遠心方向に突出されており、これに
より、スリップリング9、10とコネクションバー11
a、11bとはそれぞれ一直線に配置、接続されてい
る。
ング9と巻き始め端8aとを接続するコネクションバー
11a、並びに、電流送出側(低電位側)スリップリン
グ10と巻き終わり端8bとを接続するコネクションバ
ー11bもまた、これら両スリップリング9、10の角
度関係に合わせて、遠心方向に突出されており、これに
より、スリップリング9、10とコネクションバー11
a、11bとはそれぞれ一直線に配置、接続されてい
る。
【0021】14個の永久磁石51はフェライトなどの
焼結磁石や樹脂磁石を成形してなり、各永久磁石51は
隣合う2つの爪状磁極15、16の側面間に配置されて
いる。各永久磁石51は、前述したように、隣合う2つ
の爪状磁極15、16間の磁束の漏洩を減少する向き、
即ち対面する爪状磁極15、16と同一極性に着磁され
ている。図5は、角棒状の永久磁石51を内蔵する磁石
保持器54の斜視図である。ただし、図5は参考図であ
り、16個の永久磁石51を収容するタイプを示してい
る。
焼結磁石や樹脂磁石を成形してなり、各永久磁石51は
隣合う2つの爪状磁極15、16の側面間に配置されて
いる。各永久磁石51は、前述したように、隣合う2つ
の爪状磁極15、16間の磁束の漏洩を減少する向き、
即ち対面する爪状磁極15、16と同一極性に着磁され
ている。図5は、角棒状の永久磁石51を内蔵する磁石
保持器54の斜視図である。ただし、図5は参考図であ
り、16個の永久磁石51を収容するタイプを示してい
る。
【0022】この実施例では、ポールコア7の片側の爪
状磁極15または16の数を奇数(ここでは7個)と
し、かつ、ポールコア7の片側の爪状磁極16間の鞍部
7aからフィールドコイル8の巻き始め端8a及び巻き
終わり端8bを引き出しているので、これら巻き始め端
及び巻き終わり端8bの取り出し位置が必ずシャフト位
置に対し非点対称となる。
状磁極15または16の数を奇数(ここでは7個)と
し、かつ、ポールコア7の片側の爪状磁極16間の鞍部
7aからフィールドコイル8の巻き始め端8a及び巻き
終わり端8bを引き出しているので、これら巻き始め端
及び巻き終わり端8bの取り出し位置が必ずシャフト位
置に対し非点対称となる。
【0023】したがって、巻き始め端8aに電流送入側
(高電位側)スリップリング9側のコネクションバー1
1aを接続し、巻き終わり端8bに電流送出側(低電位
側)スリップリング10のコネクションバー11bを接
続するだけで、通電時における爪状磁極15、16の極
性を決定することができる。また、コネクションバー1
1a、11bも巻線端8a、8bに合わせて互いに同角
度に設定されているので、逆の結線が機械的に不可能と
なり、誤結線をきわめて容易かつ確実に防止することが
できる。
(高電位側)スリップリング9側のコネクションバー1
1aを接続し、巻き終わり端8bに電流送出側(低電位
側)スリップリング10のコネクションバー11bを接
続するだけで、通電時における爪状磁極15、16の極
性を決定することができる。また、コネクションバー1
1a、11bも巻線端8a、8bに合わせて互いに同角
度に設定されているので、逆の結線が機械的に不可能と
なり、誤結線をきわめて容易かつ確実に防止することが
できる。
【0024】更に、コネクションバー11a、11bま
たは巻線端8a、8bを基準として着磁機と回転子3と
の相対角度関係を決定することができ、着磁装置の電流
方向を変更する必要がない。本発明の磁石併用型回転電
機の回転子の他の各実施例を以下図面を参照して説明す
る。ただし、理解を容易とするため、本質的に同一機能
を有する構成要素には同一符号を付す。 (第2実施例)第2実施例の磁石併用型回転電機の回転
子を図6を参照して説明する。この実施例は第1実施例
の回転子3に対し、爪状磁極磁極極数(6極)とした点
が異なる。
たは巻線端8a、8bを基準として着磁機と回転子3と
の相対角度関係を決定することができ、着磁装置の電流
方向を変更する必要がない。本発明の磁石併用型回転電
機の回転子の他の各実施例を以下図面を参照して説明す
る。ただし、理解を容易とするため、本質的に同一機能
を有する構成要素には同一符号を付す。 (第2実施例)第2実施例の磁石併用型回転電機の回転
子を図6を参照して説明する。この実施例は第1実施例
の回転子3に対し、爪状磁極磁極極数(6極)とした点
が異なる。
【0025】本実施例において、ポールコア7の片側の
爪状磁極15または16の数は偶数であるが、巻き始め
端及び巻き終わり端8bの取り出し位置が必ずシャフト
位置に対し非点対称となるようにそれらの取り出しを行
っている。したがって、実施例1と同じ作用効果を奏す
ることができる。 (第3実施例)第3実施例の磁石併用型回転電機の回転
子を図7を参照して説明する。この実施例は第1実施例
に対し、ポールコア7に通し穴100を施し、巻線取り
出し位置の径寸法が異なる位置とし、更に、巻き始め端
8aと巻き終わり端8bとの長さに差を付け、それに合
わせてコネクションバー11a、11bの長さに差を付
けた点が異なっている。
爪状磁極15または16の数は偶数であるが、巻き始め
端及び巻き終わり端8bの取り出し位置が必ずシャフト
位置に対し非点対称となるようにそれらの取り出しを行
っている。したがって、実施例1と同じ作用効果を奏す
ることができる。 (第3実施例)第3実施例の磁石併用型回転電機の回転
子を図7を参照して説明する。この実施例は第1実施例
に対し、ポールコア7に通し穴100を施し、巻線取り
出し位置の径寸法が異なる位置とし、更に、巻き始め端
8aと巻き終わり端8bとの長さに差を付け、それに合
わせてコネクションバー11a、11bの長さに差を付
けた点が異なっている。
【0026】この構成により、フィールドコイル8の実
際の巻き始め端8aが巻き終わり端8bに対して180
度ずれている場合であっても、巻き始め端8aまたは巻
き終わり端8bの一方または両方を周方向に余分に巻回
する必要がなく、作業が容易となる。その結果、フィー
ルドコイル8の巻線端8a、8bを他の巻線部分に対し
て交差させることなく取り出すことができ、ボビン17
の形状が単純化でき、ストレスによるレアショートを防
止できる効果も生じる。
際の巻き始め端8aが巻き終わり端8bに対して180
度ずれている場合であっても、巻き始め端8aまたは巻
き終わり端8bの一方または両方を周方向に余分に巻回
する必要がなく、作業が容易となる。その結果、フィー
ルドコイル8の巻線端8a、8bを他の巻線部分に対し
て交差させることなく取り出すことができ、ボビン17
の形状が単純化でき、ストレスによるレアショートを防
止できる効果も生じる。
【0027】また、上記実施例と同様に、巻き始め端8
a及び巻き終わり端8bの長さ及びコネクションバー1
1a、11bの長さが異なるので、逆の結線が不可能あ
るいはきわめて困難となるので、誤結線が生じにくいと
いう効果も奏する。 (第4実施例)第4実施例の磁石併用型回転電機の回転
子を図8〜図10を参照して説明する。 この実施例は
第2実施例に対し、巻き始め端8aを巻き終わり端8b
に対して180度対称で取り出すとともに、図7と同様
に巻き始め端8a及び巻き終わり端8bの長さを変更
し、これにより巻き始め端8aとコネクションバー11
aとの接続点を、巻き終わり端8bとコネクションバー
11bとの接続点に対して非点対称位置に配置した点が
異なっている。
a及び巻き終わり端8bの長さ及びコネクションバー1
1a、11bの長さが異なるので、逆の結線が不可能あ
るいはきわめて困難となるので、誤結線が生じにくいと
いう効果も奏する。 (第4実施例)第4実施例の磁石併用型回転電機の回転
子を図8〜図10を参照して説明する。 この実施例は
第2実施例に対し、巻き始め端8aを巻き終わり端8b
に対して180度対称で取り出すとともに、図7と同様
に巻き始め端8a及び巻き終わり端8bの長さを変更
し、これにより巻き始め端8aとコネクションバー11
aとの接続点を、巻き終わり端8bとコネクションバー
11bとの接続点に対して非点対称位置に配置した点が
異なっている。
【0028】以下、更に詳細に説明すれば、図9は巻き
始め端8a及び巻き終わり端8bを求心方向へ屈曲する
前の状態を示し、図10はスリップリング9、10とコ
ネクションバー11a、11bとの接続状態を示す断面
図を示す。図10において、樹脂成形品からなるストッ
パ6aはスリップリング9、10を保持するスリップリ
ングホルダを兼ねており、このストッパ6aにはコネク
ションバー11a、11bを挿通するための貫通孔6
1、62が互いに180度離れて形成されている。銅バ
ーからなるコネクションバー11aの一端はスリップリ
ング9に接続され、銅バーからなるコネクションバー1
1bの一端はスリップリング10に接続されている。そ
して、コネクションバー11a、11bの他端は互いに
180度離れて遠心方向へ突出している。なお、88は
絶縁と巻き乱れ防止の為の巻装テープである。
始め端8a及び巻き終わり端8bを求心方向へ屈曲する
前の状態を示し、図10はスリップリング9、10とコ
ネクションバー11a、11bとの接続状態を示す断面
図を示す。図10において、樹脂成形品からなるストッ
パ6aはスリップリング9、10を保持するスリップリ
ングホルダを兼ねており、このストッパ6aにはコネク
ションバー11a、11bを挿通するための貫通孔6
1、62が互いに180度離れて形成されている。銅バ
ーからなるコネクションバー11aの一端はスリップリ
ング9に接続され、銅バーからなるコネクションバー1
1bの一端はスリップリング10に接続されている。そ
して、コネクションバー11a、11bの他端は互いに
180度離れて遠心方向へ突出している。なお、88は
絶縁と巻き乱れ防止の為の巻装テープである。
【0029】このようにすれば、上記各実施例と同様
に、巻き始め端8a及び巻き終わり端8bの長さ及びコ
ネクションバー11a、11bの長さが異なるので、逆
の結線が不可能あるいはきわめて困難となり、誤結線が
生じにくいという効果や、なんら追加の材料、工程なし
に爪状磁極15、16の極性を決定できるという効果を
奏する。
に、巻き始め端8a及び巻き終わり端8bの長さ及びコ
ネクションバー11a、11bの長さが異なるので、逆
の結線が不可能あるいはきわめて困難となり、誤結線が
生じにくいという効果や、なんら追加の材料、工程なし
に爪状磁極15、16の極性を決定できるという効果を
奏する。
【0030】更に本実施例では、図10からわかるよう
に、ポールコア16から近い側に配設されたスリップリ
ング9に一端が接続されるコネクションバー11aの他
端が図8に示すように、ポールコア16から遠い側に配
設されたスリップリング10に一端が接続されるコネク
ションバー11bの他端より径方向外側へ突出させてい
る。このようにすれば、両コネクションバー11a、1
1bを同一長さとすることができ、部品点数を従来より
削減することができるという追加の効果を奏することも
できる。当然、この実施例では、コネクションバー11
a、11bの長さが等しくなるので、それらに作用する
遠心力の差が少なくなり、回転子3の回転インバランス
が減少するという効果も奏する。 (第5実施例)第5実施例の磁石併用型回転電機の回転
子を図11〜図12を参照して説明する。
に、ポールコア16から近い側に配設されたスリップリ
ング9に一端が接続されるコネクションバー11aの他
端が図8に示すように、ポールコア16から遠い側に配
設されたスリップリング10に一端が接続されるコネク
ションバー11bの他端より径方向外側へ突出させてい
る。このようにすれば、両コネクションバー11a、1
1bを同一長さとすることができ、部品点数を従来より
削減することができるという追加の効果を奏することも
できる。当然、この実施例では、コネクションバー11
a、11bの長さが等しくなるので、それらに作用する
遠心力の差が少なくなり、回転子3の回転インバランス
が減少するという効果も奏する。 (第5実施例)第5実施例の磁石併用型回転電機の回転
子を図11〜図12を参照して説明する。
【0031】この実施例は図8及び図9に示す第4実施
例において、爪状磁極15、16をそれぞれ6個とする
とともに、ポールコア7のスリップリング側の端面上に
おける巻線端8a、8bとコネクションバー11a、1
1bとの接続位置の半径を等しくしたものである(図1
1参照)。その代わりに、この実施例では、フィールド
コイル8が巻装されているボビン17の一端側に設けら
れた巻線端取り出し部17aの形状と、ポールコア7の
鞍部16aの形状とを変更することにより、巻き始め端
8aの認識が可能としている。
例において、爪状磁極15、16をそれぞれ6個とする
とともに、ポールコア7のスリップリング側の端面上に
おける巻線端8a、8bとコネクションバー11a、1
1bとの接続位置の半径を等しくしたものである(図1
1参照)。その代わりに、この実施例では、フィールド
コイル8が巻装されているボビン17の一端側に設けら
れた巻線端取り出し部17aの形状と、ポールコア7の
鞍部16aの形状とを変更することにより、巻き始め端
8aの認識が可能としている。
【0032】更に詳細に説明すると、ボビン17の一端
側にそれと一体成形された巻線端取り出し部17aは、
ポールコア7の6個の鞍部16aに被さる1個の軸方向
突部100a及び5個の軸方向突部100bを持つ。一
方、6個の鞍部16aは、その一個が平坦底面100c
をもち、残りの5個は湾曲底面100dを持つ。そし
て、軸方向突部100aは平坦底面100cだけに嵌合
し、軸方向突部100bは平坦底面100dだけに嵌合
する形状に作成されている。このようにすれば、このフ
ィールドコイル8が巻装されたポールコア7において、
この鞍部16aの底面形状を判別することにより簡単に
フィールドコイル8の巻き終わり端8bを識別すること
ができ、この識別した巻き終わり端8bにコネクション
バー11bを接続すれば、上記実施例と同等の作用効果
を奏することができる。 (第6実施例)第6実施例の磁石併用型回転電機の回転
子を図13を参照して説明する。
側にそれと一体成形された巻線端取り出し部17aは、
ポールコア7の6個の鞍部16aに被さる1個の軸方向
突部100a及び5個の軸方向突部100bを持つ。一
方、6個の鞍部16aは、その一個が平坦底面100c
をもち、残りの5個は湾曲底面100dを持つ。そし
て、軸方向突部100aは平坦底面100cだけに嵌合
し、軸方向突部100bは平坦底面100dだけに嵌合
する形状に作成されている。このようにすれば、このフ
ィールドコイル8が巻装されたポールコア7において、
この鞍部16aの底面形状を判別することにより簡単に
フィールドコイル8の巻き終わり端8bを識別すること
ができ、この識別した巻き終わり端8bにコネクション
バー11bを接続すれば、上記実施例と同等の作用効果
を奏することができる。 (第6実施例)第6実施例の磁石併用型回転電機の回転
子を図13を参照して説明する。
【0033】この実施例は、たとえば図5に示す実施例
1に対して永久磁石51の形状を変更した点が異なって
いる。この実施例の永久磁石510、511はそれぞれ
リング状に形成されており、永久磁石510は互いに隣
接する爪状磁極16の基部の間の間隙にはめ込まれ、永
久磁石511は互いに隣接する爪状磁極15の基部の間
の間隙にはめ込まれている。このような構造の永久磁石
を用いる場合でも、上記各実施例を適用できることは当
然である。 (第7実施例)磁石併用型回転電機の回転子の製造方法
の一例を図14に示す製造工程図を参照して説明する。
1に対して永久磁石51の形状を変更した点が異なって
いる。この実施例の永久磁石510、511はそれぞれ
リング状に形成されており、永久磁石510は互いに隣
接する爪状磁極16の基部の間の間隙にはめ込まれ、永
久磁石511は互いに隣接する爪状磁極15の基部の間
の間隙にはめ込まれている。このような構造の永久磁石
を用いる場合でも、上記各実施例を適用できることは当
然である。 (第7実施例)磁石併用型回転電機の回転子の製造方法
の一例を図14に示す製造工程図を参照して説明する。
【0034】上述したように、フィールドコイル8にお
ける巻き始め端8aがわかれば、フィールドコイル8に
対する通電による磁界方向は決定できる。ただし、巻き
始め端8aはフィールドコイル8へ電流を供給する側と
仮定し、かつ、この巻き始め端8aを基準として巻回方
向は一定であるとする。しかし、フィールドコイル8の
一対の巻線端8a、8bのどちらが巻き始め端か判別で
きない場合には、フィールドコイル8の巻回方向、ひい
ては爪状磁極16の通電時の極性を判定することはでき
ない。
ける巻き始め端8aがわかれば、フィールドコイル8に
対する通電による磁界方向は決定できる。ただし、巻き
始め端8aはフィールドコイル8へ電流を供給する側と
仮定し、かつ、この巻き始め端8aを基準として巻回方
向は一定であるとする。しかし、フィールドコイル8の
一対の巻線端8a、8bのどちらが巻き始め端か判別で
きない場合には、フィールドコイル8の巻回方向、ひい
ては爪状磁極16の通電時の極性を判定することはでき
ない。
【0035】そこで、本実施例では、フィールドコイル
8に実際に通電し、近傍に生じた磁界を判別することに
よりフィールドコイル8の巻回方向、すなわち一対の巻
線端8a、8bのどちらが巻き始め端8aかを判別する
ことを特徴としている。更に具体的に説明すると、まず
ボビン17にフィールドコイル8を巻回し、ポールコア
7を構成する一対のポ−ルコアの一方(第1ポールコア
という)を組み付け台にセットし、次に第1ポールコア
に未着磁の永久磁石51を組み付け、次に第1ポールコ
アにフィールドコイル8を組み付け、次にそれらに他方
のポ−ルーコア(第2ポールコアという)を組み付け
る。
8に実際に通電し、近傍に生じた磁界を判別することに
よりフィールドコイル8の巻回方向、すなわち一対の巻
線端8a、8bのどちらが巻き始め端8aかを判別する
ことを特徴としている。更に具体的に説明すると、まず
ボビン17にフィールドコイル8を巻回し、ポールコア
7を構成する一対のポ−ルコアの一方(第1ポールコア
という)を組み付け台にセットし、次に第1ポールコア
に未着磁の永久磁石51を組み付け、次に第1ポールコ
アにフィールドコイル8を組み付け、次にそれらに他方
のポ−ルーコア(第2ポールコアという)を組み付け
る。
【0036】次に、ポールコア7、永久磁石51及びフ
ィールドコイル8からなるサブアセンブリにシャフト6
を打ち込み、更にスリップリング9、10をシャフト6
にはめこみ、その後、スリップリング9、10から延設
されるコネクションバー11a、11bをフィールドコ
イル8の巻線端8a、8bに個別に接続する。ただし、
この段階では、一対の巻線端8a、8bのどちらが巻き
始め端8aであるか、更に、一対のコネクションバー1
1a、11bのうち、どちらが電流送入側(高電位側)
スリップリング9に接続されているかは全く不明であ
る。
ィールドコイル8からなるサブアセンブリにシャフト6
を打ち込み、更にスリップリング9、10をシャフト6
にはめこみ、その後、スリップリング9、10から延設
されるコネクションバー11a、11bをフィールドコ
イル8の巻線端8a、8bに個別に接続する。ただし、
この段階では、一対の巻線端8a、8bのどちらが巻き
始め端8aであるか、更に、一対のコネクションバー1
1a、11bのうち、どちらが電流送入側(高電位側)
スリップリング9に接続されているかは全く不明であ
る。
【0037】次に、接続部位の絶縁処理を行った後で、
ポールコア7の外周面120を切削仕上げ加工し、未着
磁の回転子3を完成する。次に、この未着磁の回転子3
のスリップリング9、10間に試験直流電圧を印加し、
生じた磁界を磁気センサで確認する。ただし、本来は高
電圧を印加されるスリップリング9には同様に高電圧を
印加するものとする。これにより、実際の使用時におけ
る爪状磁極15、16の極性が判別できる。
ポールコア7の外周面120を切削仕上げ加工し、未着
磁の回転子3を完成する。次に、この未着磁の回転子3
のスリップリング9、10間に試験直流電圧を印加し、
生じた磁界を磁気センサで確認する。ただし、本来は高
電圧を印加されるスリップリング9には同様に高電圧を
印加するものとする。これにより、実際の使用時におけ
る爪状磁極15、16の極性が判別できる。
【0038】なお、この実施例では、工程短縮のため
に、上記通電試験を、回転子3を着磁機にセットした
後、実施する。また、この着磁機は、セットされた回転
子3を1爪状磁極ピッチごとに回転させることができ、
かつ、回転子3は、着磁機内の安定(静止)状態位置に
おいて、正常な位置すなわち正常に着磁を受けることが
できる位置か、またはそれに対して1爪状磁極ピッチだ
け回転した位置にあるものとする。このような回動機構
自体は自明であるので、詳細図示は省略する。
に、上記通電試験を、回転子3を着磁機にセットした
後、実施する。また、この着磁機は、セットされた回転
子3を1爪状磁極ピッチごとに回転させることができ、
かつ、回転子3は、着磁機内の安定(静止)状態位置に
おいて、正常な位置すなわち正常に着磁を受けることが
できる位置か、またはそれに対して1爪状磁極ピッチだ
け回転した位置にあるものとする。このような回動機構
自体は自明であるので、詳細図示は省略する。
【0039】次に、上記判別の結果により、回転子3が
正常な位置にセットされていれば、ただちに着磁を行
い、そうでなければ、着磁機による着磁磁界と回転子3
との相対空間関係を1爪状磁極ピッチだけシフトさせ
る。このシフト配線、次の2つの方法で行う。第一の方
法によれば、回転子3を着磁機に対して機械的に1爪状
磁極ピッチだけ回動させる。第二の方法二よれば、着磁
機の着磁電流通電方向を反転するよう、着磁機の回路に
制御指令を出力する。
正常な位置にセットされていれば、ただちに着磁を行
い、そうでなければ、着磁機による着磁磁界と回転子3
との相対空間関係を1爪状磁極ピッチだけシフトさせ
る。このシフト配線、次の2つの方法で行う。第一の方
法によれば、回転子3を着磁機に対して機械的に1爪状
磁極ピッチだけ回動させる。第二の方法二よれば、着磁
機の着磁電流通電方向を反転するよう、着磁機の回路に
制御指令を出力する。
【0040】その後、着磁を行えば、正常な着磁を実現
することができる。この実施例によれば、正確かつ容易
に着磁制御を行うことができ、製造装置、製造工程の複
雑化も最小に押さえることができる。 (第8実施例)上記説明した第7実施例の回転子の製造
方法の他例を図15に示す製造工程図を参照して説明す
る。本実施例は、第1実施例〜第6実施例で説明した表
示手段を、回転子3に設け、その表示にしたがって接続
及び着磁を行うものである。具体的に説明すれば、この
実施例では、第7実施例における通電試験(9)及び着
磁切り替え工程(10)を省略し、巻線方向認識工程
(3−2)及び位置合わせ工程(4−2)を追加したも
のであるので、これらの点だけを説明する。具体的に説
明すれば、本実施例は、第1実施例〜第6実施例で説明
した表示手段を、回転子3に設け、その表示にしたがっ
て接続及び着磁を行うものである。巻線方向認識工程
(3−2)では、上述した各実施例の表示にしたがっ
て、巻き始め端8a、すなわち、電流をフィールドコイ
ル8に供給する側の端部を認識する。
することができる。この実施例によれば、正確かつ容易
に着磁制御を行うことができ、製造装置、製造工程の複
雑化も最小に押さえることができる。 (第8実施例)上記説明した第7実施例の回転子の製造
方法の他例を図15に示す製造工程図を参照して説明す
る。本実施例は、第1実施例〜第6実施例で説明した表
示手段を、回転子3に設け、その表示にしたがって接続
及び着磁を行うものである。具体的に説明すれば、この
実施例では、第7実施例における通電試験(9)及び着
磁切り替え工程(10)を省略し、巻線方向認識工程
(3−2)及び位置合わせ工程(4−2)を追加したも
のであるので、これらの点だけを説明する。具体的に説
明すれば、本実施例は、第1実施例〜第6実施例で説明
した表示手段を、回転子3に設け、その表示にしたがっ
て接続及び着磁を行うものである。巻線方向認識工程
(3−2)では、上述した各実施例の表示にしたがっ
て、巻き始め端8a、すなわち、電流をフィールドコイ
ル8に供給する側の端部を認識する。
【0041】次に、認識した巻き始め端8aの位置が第
1ポールコアの所定角度位置となるようにフィールドコ
イル8を第1ポールコア及び未着磁の永久磁石51に組
み付ける(4−2−1)。なお、フィールドコイル8自
体が巻き始め端8aを表示する場合には、この工程(4
−2−1)は省略してもよい。次に、上記サブアセンブ
リに打ち込む前のシャフト6に、スリップリング9、1
0、ストッパ6a及びコネクションバー11a、11b
からなるサブアセンブリをはめこむ。この時、上記識別
した巻き始め端8aの角度位置にコネクションバー11
aの角度位置を一致させる。なお、コネクションバー1
1aは上記第1〜第6実施例で説明したように、確実に
スリップリング9に接続され、かつ、それが表示可能と
なっているものとする。
1ポールコアの所定角度位置となるようにフィールドコ
イル8を第1ポールコア及び未着磁の永久磁石51に組
み付ける(4−2−1)。なお、フィールドコイル8自
体が巻き始め端8aを表示する場合には、この工程(4
−2−1)は省略してもよい。次に、上記サブアセンブ
リに打ち込む前のシャフト6に、スリップリング9、1
0、ストッパ6a及びコネクションバー11a、11b
からなるサブアセンブリをはめこむ。この時、上記識別
した巻き始め端8aの角度位置にコネクションバー11
aの角度位置を一致させる。なお、コネクションバー1
1aは上記第1〜第6実施例で説明したように、確実に
スリップリング9に接続され、かつ、それが表示可能と
なっているものとする。
【0042】このようにすれば、コネクションバー11
aと巻き始め端8aとを接続し、コネクションバー11
bと巻き終わり端8bとを接続するだけで、爪状磁極1
5、16の極性を確実に決定することができる。したが
って、この実施例では、爪状磁極15、16の配置パタ
ーンに合わせて、回転子3を着磁機にセットすれば必
ず、着磁機の着磁パターンが、フィールドコイル8通電
時のおける爪状磁極15、16の極性に一致するので、
製造装置、製造工程が複雑化することなく、正確な着磁
を実現することができることになる。
aと巻き始め端8aとを接続し、コネクションバー11
bと巻き終わり端8bとを接続するだけで、爪状磁極1
5、16の極性を確実に決定することができる。したが
って、この実施例では、爪状磁極15、16の配置パタ
ーンに合わせて、回転子3を着磁機にセットすれば必
ず、着磁機の着磁パターンが、フィールドコイル8通電
時のおける爪状磁極15、16の極性に一致するので、
製造装置、製造工程が複雑化することなく、正確な着磁
を実現することができることになる。
【図1】 本発明の磁石併用型回転電機の回転子の第1
実施例を示す軸方向断面図である。
実施例を示す軸方向断面図である。
【図2】 図1の回転子3の一部破断斜視図である。
【図3】 図1の回転子3の後端面を示す側面図であ
る。
る。
【図4】 図1のフィールドコイル8の巻回状態を示す
模式図である。
模式図である。
【図5】 図1の永久磁石51の斜視図である。
【図6】 第2実施例の回転子3の後端面を示す側面図
である。
である。
【図7】 第3実施例の回転子3の後端面を示す側面図
である。
である。
【図8】 第4実施例の回転子3の後端面を示す側面図
である。
である。
【図9】 第4実施例の回転子3に巻装されるフィール
ドコイル8の軸方向断面図である。
ドコイル8の軸方向断面図である。
【図10】 第4実施例の回転子3に用いられるスリッ
プリング9、10及びコネクションバー11a、11b
を示す軸方向断面図である。
プリング9、10及びコネクションバー11a、11b
を示す軸方向断面図である。
【図11】 第5実施例の回転子3に巻装されるフィー
ルドコイル8の軸方向断面図である。
ルドコイル8の軸方向断面図である。
【図12】 第5実施例の回転子3の後端面を示す側面
図である。
図である。
【図13】 第6実施例の回転子3の斜視図である。
【図14】 第7実施例の回転子の製造工程を示す工程
図である。
図である。
【図15】 第8実施例の回転子の製造工程を示す工程
図である。
図である。
6 シャフト、 7 ランデル型ポールコア、 8 フィールドコイル、 8a 巻線端(巻き始め端)、表示手段、 8b 巻線端(巻き終わり端)、表示手段、 11a、11b コネクションバー、 15、16 爪状磁極、 51 永久磁石。
Claims (11)
- 【請求項1】両側から向かい合わせに交互に突出する複
数の爪部をもつランデル型ポールコアと、前記ポールコ
アに装着されて通電により一側の前記爪部に所定極性の
爪状磁極を、他側の前記爪部に反対極性の爪状磁極を形
成する界磁コイルと、前記爪部に隣接配置される有効磁
界増強用の永久磁石と、前記ポールコアを貫通するシャ
フトと、前記界磁コイルの一対の巻線端に直接または一
対の接続部材を介して個別に接続される一対のスリップ
リングとを備える磁石併用型回転電機の回転子におい
て、 前記界磁コイルが装着された前記ポールコアと一体に配
設されるとともに、前記界磁コイルへの通電時における
前記爪状磁極の極性を示す情報を表示する表示手段を備
えることを特徴とする磁石併用型回転電機の回転子。 - 【請求項2】請求第1記載の磁石併用型回転電機の回転
子において、 前記表示手段は、前記両巻線端または前記両接続部材間
の外観、配設位置及び姿勢の少なくとも一つの差異によ
り構成されることを特徴とする磁石併用型回転電機の回
転子。 - 【請求項3】請求項第2記載の磁石併用型回転電機の回
転子において、 前記表示手段は、前記ポールコアの軸方向一端側へ取り
出された前記両巻線端のどちらが巻き始め端かを表示す
ることを特徴とする磁石併用型回転電機の回転子。 - 【請求項4】請求項3記載の磁石併用型回転電機の回転
子において、 前記表示手段は、前記シャフトを中心として非点対称位
置に配設された前記両巻線端により前記巻き始め端を表
示することを特徴とする磁石併用型回転電機の回転子。 - 【請求項5】請求項4記載の磁石併用型回転電機の回転
子において、 前記ポールコアの片側の爪部の個数は奇数に設定され、
前記界磁コイルの巻線端または前記接続部材は、前記一
側の一対の前記爪部の間に形成される前記ポールコアの
鞍部から前記ポールコアの外側端面に沿って径内側へ延
設されることを特徴とする磁石併用型回転電機の回転
子。 - 【請求項6】請求項3記載の磁石併用型回転電機の回転
子において、 前記表示手段は、互いに異なる長さを有する前記両巻線
端により前記巻き始め端を表示することを特徴とする磁
石併用型回転電機の回転子。 - 【請求項7】両側から向かい合わせに交互に突出する複
数の爪部をもつランデル型ポールコアと、前記ポールコ
アに装着されて通電により一側の前記爪部に所定極性の
爪状磁極を、他側の前記爪部に反対極性の爪状磁極を形
成する界磁コイルと、前記爪部に隣接配置される未着磁
の永久磁石と、前記ポールコアを貫通するシャフトと、
前記シャフトと装着されて前記界磁コイルの一対の巻線
端に直接または一対の接続部材を介して個別に接続され
る一対のスリップリングとを一体に組み立ててアセンブ
リを形成した後、前記爪状磁極の有効磁界増強方向へ前
記永久磁石を着磁する磁石併用型回転電機の回転子の製
造方法において、前記界磁コイルへの通電時における前
記爪状磁極の極性を示す情報を表示する表示手段を前記
界磁コイル及び前記ポールコアと一体に形成した後、前
記情報に基づいて前記永久磁石を着磁することを特徴と
する磁石併用型回転電機の回転子の製造方法。 - 【請求項8】両側から向かい合わせに交互に突出する複
数の爪部をもつランデル型ポールコアと、前記ポールコ
アに装着されて通電により一側の前記爪部に所定極性の
爪状磁極を、他側の前記爪部に反対極性の爪状磁極を形
成する界磁コイルと、前記爪部に隣接配置される未着磁
の永久磁石と、前記ポールコアを貫通するシャフトと、
前記シャフトと装着されて前記界磁コイルの一対の巻線
端に直接または一対の接続部材を介して個別に接続され
る一対のスリップリングとを一体に組み立ててアセンブ
リを形成した後、前記爪状磁極の有効磁界増強方向へ前
記永久磁石を着磁する磁石併用型回転電機の回転子の製
造方法において、 前記界磁コイルへの通電時における前記爪状磁極の極性
を前記アセンブリ形成後のコイルへの通電により判別し
た後、判別結果に基づいて前記永久磁石を着磁すること
を特徴とする磁石併用型回転電機の回転子の製造方法。 - 【請求項9】請求項7または8記載の磁石併用型回転電
機の回転子の製造方法において、 前記アセンブリ組み付け後、切削仕上げしてから前記着
磁を行うことを特徴とする磁石併用型回転電機の回転子
の製造方法。 - 【請求項10】請求項7または8記載の磁石併用型回転
電機の回転子の製造方法において、 前記情報または判別結果に基づいて決定される所定位置
へ前記着磁装置に対して前記アセンブリを相対回転させ
た後、前記永久磁石を着磁することを特徴とする磁石併
用型回転電機の回転子の製造方法。 - 【請求項11】請求項7または8記載の磁石併用型回転
電機の回転子の製造方法において、 前記情報または判別結果に基づいて前記着磁装置の通電
方向を設定した後、前記永久磁石を着磁することを特徴
とする磁石併用型回転電機の回転子の製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9289638A JPH11127561A (ja) | 1997-10-22 | 1997-10-22 | 磁石併用型回転電機の回転子及びその製造方法 |
EP98119876A EP0911944A3 (en) | 1997-10-22 | 1998-10-20 | Electric-machine-rotor having field coil and auxiliary permanent magnets and method of manufacturing the same |
US09/175,336 US6311383B1 (en) | 1997-10-22 | 1998-10-20 | Method of manufacturing electric-machine-rotor having a field coil and permanent magnets |
US09/947,559 US6853111B2 (en) | 1997-10-22 | 2001-09-07 | Electric-machine-rotor having field coil and auxiliary permanent magnets amd method of manufacturing the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9289638A JPH11127561A (ja) | 1997-10-22 | 1997-10-22 | 磁石併用型回転電機の回転子及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11127561A true JPH11127561A (ja) | 1999-05-11 |
Family
ID=17745837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9289638A Pending JPH11127561A (ja) | 1997-10-22 | 1997-10-22 | 磁石併用型回転電機の回転子及びその製造方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US6311383B1 (ja) |
EP (1) | EP0911944A3 (ja) |
JP (1) | JPH11127561A (ja) |
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WO2015118641A1 (ja) * | 2014-02-06 | 2015-08-13 | 株式会社安川電機 | 回転電機 |
WO2020213028A1 (ja) * | 2019-04-15 | 2020-10-22 | 三菱電機株式会社 | 回転電機の固定子 |
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