JP2001327130A - 永久磁石電動機の固定子 - Google Patents

永久磁石電動機の固定子

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JP2001327130A JP2000187005A JP2000187005A JP2001327130A JP 2001327130 A JP2001327130 A JP 2001327130A JP 2000187005 A JP2000187005 A JP 2000187005A JP 2000187005 A JP2000187005 A JP 2000187005A JP 2001327130 A JP2001327130 A JP 2001327130A
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慎二 道木
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睦雄 冨田
Mitsuhiko Sato
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Seiichi Kaneko
清一 金子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】3n(nは自然数)のスロットを有した固定子
において、2n極の逆突極性を有する埋め込み型永久磁
石回転子を着磁する方法。 【解決手段】3n(nは自然数)のスロットを有した固
定子であって、且つ、逆突極性を有する埋め込み型永久
磁石回転子において、前記回転子軸孔の中心を基準とし
て固定子内径側の歯部の両端部が成す角度が、回転子の
磁極間に面した永久磁石収容孔の内周側両外端部のなす
角度以下か、または、同じ開角であり、また前記回転子
軸孔の中心を基準として前記固定子内径側の歯部を挟む
両隣りの歯部において磁極中心寄りの歯部の端部が成す
角度が、前記回転子軸孔の中心を基準として回転子の磁
極中心に面した永久磁石収容孔の外周側両外端部が成す
角度以上か、または、同じ開角の範囲にある前記固定子
の歯部にすることにより、均等に組み込み着磁を可能と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業用機器、事務
機器、家電機器等に使用される永久磁石を界磁とする電
動機における界磁の着磁方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、産業用機器、事務機器、家電機器
等の小型化、高性能化が進み、これらの機器の駆動源と
して永久磁石を備えた電動機が多く用いられている。特
に、最近では、性能やコスト面より回転子外径を保護部
材等の非磁性材料を必要としない、リラクタンストルク
を有効に利用した逆突極性を有する永久磁石埋め込み型
電動機が多く見られる。一般には、電動機の回転子内の
磁石に着磁を施す場合、着磁巻線を備えた着磁装置にセ
ットし、この着磁巻線に直流電流を通電することによっ
て永久磁石化し界磁を製作している。しかしながら、前
記界磁を製作した回転子を電動機ハウジングに組み込む
までの工程において、永久磁石化された回転子に鉄粉等
が付着して回転子障害を生じる原因となったり、回転子
が磁性体の治具に吸着して扱い難いといった問題があっ
た。また、電動機の制御機器等の故障により固定子巻線
に異常な大電流が流れ回転子の永久磁石が減磁した場合
においても、電動機が取り付けられている装置によって
は、再着磁のため電動機からの取り外し及び、分解が困
難な場合が多かった。
【0003】前記問題を解決するために電動機ハウジン
グに固定子と回転子を組み立てた後に、この固定子巻線
を着磁巻線として使用することにより、固定子と対向配
置された回転子に着磁を施すいわゆる組み込み着磁と称
される着磁方法が採用されている。図20、図21は、
三相Y結線された固定子巻線Cu、Cv、Cwの各口出
線部Tu、Tv、Twを図のような結線で着磁電源Eへ
接続することで着磁されるものである。図20の結線は
固定子の三相巻線の全て使用する場合、図21の結線は
特定の2相を使用する場合をそれぞれ示しており、図2
0の結線の場合は図21のものに比べて回路抵抗が減少
するため、着磁電源Eの容量が軽減される。
【0004】一方、電動機ハウジング内において6スロ
ットに三相4極、9スロットに三相6極等、12スロッ
トに三相8極等の巻線を固定子の歯部に集中巻きされた
巻線を施した固定子と、この固定子と対向配置された永
久磁石を有する回転子を着磁する場合、前記回転子の永
久磁石の磁極配置は等配に配置されているのに対し、回
転子と対向配置された固定子の巻線配置の磁極が不等配
となり磁極のバランスが悪いため、固定子巻線を着磁ヨ
ークとして使用することができなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来例として示した図
22は、回転子の永久磁石の磁極配置は等配に配置され
ているのに対し、回転子と対向配置された固定子の巻線
配置の磁極が不等配となっているため磁極のバランスが
悪く固定子巻線を着磁ヨークとして使用することができ
ない例を示している。図22の固定子は6スロットに三
相4極の集中巻きされた巻線30を施している。ここで
は、固定子を着磁ヨークとして仮に使用する場合、着磁
時の磁束の流れを固定子と回転子の横断面図を用いて示
している。理想的には、固定子歯部から流入する着磁磁
束は、回転子外径部に存在する継鉄部を介し回転子内部
に埋め込まれた永久磁石5を通り、前記歯部の隣の固定
子歯部に着磁磁束が流れるのが良い。しかしながら、固
定子内径の歯部の開角、回転子の永久磁石収容孔4に埋
め込まれた永久磁石5の配置、並びに、永久磁石5の厚
さの設定によっては、図22の様に固定子歯部から流入
した着磁磁束は回転子外周部に存在する継鉄部を介して
回転子内部に埋め込まれた永久磁石5をほとんど通るこ
となく前記歯部の隣の固定子歯部に着磁磁束が漏れてし
まい回転子を着磁することができなかった。
【0006】また、別の組み込み着磁の方法として、例
えば特開昭63−157646号公報に開示されている
方法が知られている。この方法は、任意の2相の口出線
を直流電源へ接続してインパルス電流を通電することに
よって1回目の着磁を施し、次に固定子巻線の直流電源
への接続を組み換え固定子巻線と回転子の位置関係を所
定の角度分ずらし、次に組み換えられた前記直流電源に
接続された所定の2相の固定子巻線にインパルス電流を
通電することにより2回目の着磁を施す方法であるが、
この方法では、回転子軸孔側に永久磁石を深く埋め込ん
だ逆突極性を有する永久磁石回転子では、隣の固定子歯
部に着磁磁束が漏れてしまい有効に着磁することができ
ない。ここで、このような逆突極性を有する回転子を十
分に着磁をさせようとすると、この着磁磁束が漏れよう
とする固定子歯部の鉄心部分を磁気飽和させ、この部分
が磁気抵抗となり着磁磁束が流れないようにすればよい
が、このような磁気抵抗を発生させるには、大きな着磁
磁界が必要となる。この場合、大電流を固定子巻線に流
し着磁磁界を発生させることになるため、この大電流に
より固定子巻線が動き、巻線を傷つけることとなり品質
面において大きな問題となる。
【0007】従って、外部の着磁巻線を備えた着磁装置
で着磁する場合、電動機ハウジングに組み込むまでの工
程において、永久磁石化された回転子に鉄粉等が付着し
て回転子障害を生じる原因となったり、回転子が磁性体
の治具に吸着して扱い難いといった問題があった。ま
た、特開昭63−157646号公報に公報に開示され
た方法で確実に逆突極性を有する回転子を十分に着磁を
させようとすると、固定子巻線に大電流を流し着磁する
ことになるため巻線を傷つけることとなる。また、2回
着磁を施すため工程が複数係り大量生産する場合、作業
効率という点においても問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するため、3n個(nは自然数)のスロットを有し
た固定子において、固定子の歯部には集中巻きされた巻
線が施されている場合であって、固定子に対向配置させ
た2n極の逆突極性を有する埋め込み型永久磁石回転子
において、回転子軸孔の中心を基準として前記固定子内
径側の歯部の両端部が成す角度が、前記回転子軸孔の中
心を基準として前記回転子の磁極間に面した永久磁石収
容孔の内周側両外端部が成す角度以下か、または、同じ
開角であり、また前記回転子軸孔の中心を基準として前
記固定子内径側の歯部を挟む両隣りの歯部において磁極
中心寄りの歯部の端部同士が成す角度が、前記回転子軸
孔の中心を基準として前記回転子の磁極中心に面した永
久磁石収容孔の外周側両外端部が成す角度以上か、また
は、同じ開角の範囲になるような固定子の歯部とするこ
とにより集中巻きされた巻線を施した固定子で組み込み
着磁を可能とし、確実に十分且つ均等に着磁ができるよ
うになる。
【0009】特に、永久磁石回転子の同一界磁極内にお
いて前記回転子軸孔の中心を基準として、固定子内径の
歯部の両端部が成す角度をθ1aとし、前記回転子軸孔
の中心を基準として前記回転子磁極間と回転子外径面に
伸びた永久磁石収容孔の磁極中心に面した外周側外端部
の角部が成す角度をθ2aとし、前記回転子軸孔の中心
を基準として前記回転子の磁極中心に面した永久磁石収
容孔の内周側両外端部が成す角度をθ4aとし、前記回
転子軸孔の中心を基準として前記固定子内径側の歯部の
両隣りの歯部において磁極中心寄り歯部の端部と回転子
の磁極間が成す角度をθ3aとした場合、θ2a≧θ3
aであり、且つ、θ4a≧θ1aである時 θ3a≦θ1a/2−30°/n 但し、60°/n<θ1a<120°/n の関係となるようなθ3aに位置あわせして着磁をする
方法が好ましい。
【0010】また、永久磁石端部の幅が薄く着磁時の磁
気漏れが発生する埋め込み型永久磁石回転子において
は、回転子外径面に伸びた永久磁石端部の外周に空隙ま
たは切り欠きを設けて磁気漏れを防ぐようにしている回
転子に着磁を施す場合、回転子軸孔の中心を基準として
固定子内径側の歯部の両端部が成す角度が、前記回転子
軸孔の中心を基準として前記回転子の永久磁石収容孔の
外周に設けた空隙または切り欠きの磁極間に面した内周
側両外端部が成す角度以下か、または、同じ開角にし、
また前記回転子軸孔の中心を基準として前記固定子内径
側の歯部を挟む両隣りの歯部において磁極中心寄りの歯
部の端部同士が成す角度が、前記回転子軸孔の中心を基
準として前記回転子の永久磁石収容孔の外周に設けた空
隙または切り欠きの磁極中心に面した外周側両外端部が
成す角度以上か、または、同じ開角の範囲になるような
固定子の歯部とすることにより集中巻きされた巻線を施
した固定子で組み込み着磁を可能とし、確実に十分且つ
均等に着磁ができるようになる。
【0011】特に、先に述べた手段と同様に、永久磁石
回転子の同一界磁極内において前記回転子軸孔の中心を
基準として前記固定子内径の歯部の開角をθ1bとし、
前記回転子軸孔の中心を基準として前記回転子磁極間と
前記回転子外径面に伸びた永久磁石収容孔の外周に設け
た空隙または切り欠きの磁極中心に面した外周側両外端
部の角部が成す角をθ2bとし、前記回転子軸孔の中心
を基準として前記回転子の永久磁石収容孔の外周に設け
た空隙または切り欠きの磁極中心に面した内周側両外端
部が成す角度θ4bとし、前記回転子軸孔の中心を基準
として前記固定子内径側の歯部の両隣りの歯部において
磁極中心寄り歯部の端部と前記回転子の磁極間が成す角
度をθ3bとした場合、θ2b≧θ3bであり、且つ、
θ4b≧θ1bである時 θ3b≦θ1b/2−30°/n 但し、60°/n<θ1b<120°/n の関係となるようなθ3bに位置あわせして着磁をする
方法が好ましい。
【0012】また、本発明においては、リラクタンスト
ルクとマグネットトルクを有効に利用するために永久磁
石回転子の同一界磁極内において多層に永久磁石を埋め
込まれた回転子を着磁する事もできる。この場合は、多
層に永久磁石を埋め込まれた永久磁石収容孔の最外周層
において、前記回転子軸孔の中心を基準として前記固定
子内径側の歯部の両端部が成す角度が、前記回転子軸孔
の中心を基準として前記回転子の磁極間に面した永久磁
石収容孔の内周側両外端部のなす角度以下か、または、
同じ開角であり、また最内周層においては、前記回転子
軸孔の中心を基準として前記固定子内径側の歯部を挟む
両隣りの歯部において磁極中心寄りの歯部の端部同士が
成す角度が、前記回転子軸孔の中心を基準として前記回
転子の磁極中心に面した永久磁石収容孔の外周側両外端
部が成す角度以上か、または、同じ開角の範囲になるよ
うに固定子の歯部をすることにより達成される。
【0013】また、多層に永久磁石を埋め込まれた永久
磁石収容孔端部の外周に空隙及び切り欠きを設けた場合
も先に述べた手段と同様に、最外周層において、前記回
転子軸孔の中心を基準として前記固定子内径側の歯部の
両端部が成す角度が、前記回転子軸孔の中心を基準とし
て永久磁石収容孔端部の外周に設けた空隙または切り欠
きの磁極間に面した内周側両外端部のなす角度以下か、
または、同じ開角とし、また最内周層においては、前記
回転子軸孔の中心を基準として前記固定子内径側の歯部
を挟む両隣りの歯部において磁極寄りの歯部の端部同士
が成す角度が、前記回転子軸孔の中心を基準として前記
回転子の永久磁石収容孔端部の外周に設けた空隙または
切り欠きの磁極中心に面した外周側両外端部が成す角度
以上か、または、同じ開角の範囲になるような固定子の
歯部とすることにより確実に十分且つ均等に着磁するこ
とができる。ここで、多層の磁石収容孔以外の埋め込ま
れた永久磁石の大きさや、形状または、層数について
は、限定されるものではない。また、磁石収容孔に埋め
込まれた永久磁石は、収容孔とほぼ同形状であるという
概念も含んでいる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の固定子と永久磁石埋め込
み回転子の実施の形態を図1及至図19の図を用いて説
明する。図1の実施の形態は、積層された固定子鉄心1
aに、3n(nは自然数)のスロットを有しており、こ
の固定子歯部には集中巻きが施された三相Y結線の巻線
30aを備え、2n極になる様に固定子巻線を装着され
ている。本実施例においては、固定子に6スロットを有
して三相4極となる様に固定子歯部に直接、集中巻き方
式により巻線を装着している。
【0015】また、図1の固定子鉄心1aの内径には、
積層された回転子鉄心2aを配置されており、この回転
子鉄心2aの軸孔3aに回転軸を圧入または、焼き嵌め
等により挿入して固定される。回転子鉄心2aの永久磁
石収容孔4aには、永久磁石5aを挿入しリラクタンス
トルクとマグネットトルクを有効に利用するために回転
子外周に継鉄部を設けた逆突極性を有する永久磁石埋め
込み型の回転子である。本実施例においては、先の固定
子で述べた様に三相4極になる様に90°等配にラジア
ル方向に4等配された回転子鉄心2aの各永久磁石収容
孔4aに永久磁石5aを等配配置されている。回転子鉄
心2aの軸方向両端部には端板を装着させている。この
端板の材質としては非磁性の材料を選ぶことが好まし
い。
【0016】この端板に設けられたピン孔と回転子鉄心
2aに設けられたピン孔6aにカシメピン7aを挿入し
回転子鉄心2aを一体化固着させる。カシメピン7aの
材質としては、鉄心等の磁性体や非磁性体を用いること
ができる。尚、回転子鉄心2aのピン孔6aは、磁束の
変化が少く電動機特性を悪化させない位置や、機械応力
の影響が受け難い位置に設けるのが好ましい。また、永
久磁石埋め込み回転子を形成する方法は前記方法に限定
されるものではない。
【0017】本実施例においては永久磁石収容孔4aは
V字形状をしているが、永久磁石収容孔形状を特定する
ものではない。したがって、円弧状、凹字状、凸字状、
長方形状等でもかまわない。ただし、回転子内部におい
て同一磁石の両極間での磁路の短絡が生じない様に、回
転子内部においてN極から同一磁石のS極間への磁路に
適宜狭部が生じるように、その形状や配置に配慮する。
この場合狭部の幅は、約0.2〜約2.0mmにするの
が好ましい。
【0018】第1実施例の図1は、3n個(nは自然
数)のスロット31aを有した固定子において、固定子
の歯部には集中巻きの巻線30aが施されている場合で
あって、固定子に対向配置させた2n極の逆突極性を有
する埋め込み型永久磁石回転子において、回転子軸孔3
aの中心を基準として固定子内径側の歯部の両端部が成
す角度θ1aが、回転子軸孔3aの中心を基準として回
転子の磁極間に面した永久磁石収容孔4a内周側両外端
部の各角部12aのなす角度θ4a以下か、または、同
じ開角であり、また回転子軸孔3aの中心を基準として
固定子内径側の前記歯部を挟む両隣りの歯部において磁
極中心寄りの歯部の端部同士が成す角度θ6aが、回転
子軸孔3aの中心を基準として回転子の磁極中心に面し
た永久磁石収容孔4aの外周側両外端部の各角部9aが
成す角度θ5a以上か、または、同じ開角の範囲に固定
子内径の歯部の両端部が位置する場合において、固定子
の巻線30aを着磁巻線として、この固定子と対向配置
された回転子に着磁を施すことが可能となる。
【0019】仮に、回転子軸孔3aの中心を基準として
固定子内径の歯部の両端部が成す角度θ1aを、回転子
の磁極間に面した永久磁石収容孔4aの内周側両外端部
の各角部12aが成す角度θ4a以上にした場合、固定
子歯部からの着磁磁束が永久磁石収容孔4aの内周側に
存在する回転子鉄心2aに大部分が流れてしまい永久磁
石5aを通過する着磁磁束が減少してしまうことになり
確実に永久磁石5aを着磁することができなくなる。
【0020】また、回転子軸孔3aの中心を基準として
固定子内径側の前記歯部を挟む両隣りの歯部において磁
極中心寄りの歯部の端部同士が成す角度θ6aが、回転
子軸孔3aの中心を基準として回転子の磁極間に面した
永久磁石収容孔4aの外周側両外端部の各角部9aが成
す角度θ5a以下の開角とした場合、固定子歯部からの
着磁磁束が永久磁石収容孔4aの外周側に存在する回転
子鉄心2aを介して前記歯部を挟む両隣りの歯部に大部
分が流れてしまい永久磁石5aを通過する着磁磁束が減
少してしまうことになり確実に永久磁石5aを着磁する
ことができなくなる。従って、固定子内径側の歯部の端
部を第1実施例の様な範囲にすることにより集中巻きの
巻線30aが施された固定子で組み込み着磁を可能と
し、確実に十分且つ均等に着磁ができるようになる。
【0021】また、第2実施例として、図2及び図3
は、回転子の永久磁石収容孔端部の外周に空隙15aま
たは切り欠き18aが設けられている。この空隙15a
または切り欠き18aにおいては同様の位置関係となり
同様の効果が得られるため、空隙15aまたは切り欠き
18a以外の符号については、図を区別せず電動機構成
上支障がない部分には共通の符号を用いて説明する。
【0022】3n個(nは自然数)のスロット31aを
有した固定子において、固定子の歯部には集中巻きの巻
線30aが施されている場合であって、固定子に対向配
置させた2n極の逆突極性を有する埋め込み型永久磁石
回転子において、回転子軸孔3aの中心を基準として固
定子内径側の歯部の両端部が成す角度θ1bが、回転子
軸孔3aの中心を基準として回転子の永久磁石収容孔4
bの外周に設けられた空隙15aまたは切り欠き18a
の磁極間に面した内周側両外端部の各角部14aが成す
角度θ4b以下か、または、同じ開角であり、また回転
子軸孔3aの中心を基準として固定子内径側の前記歯部
を挟む両隣りの歯部において磁極中心寄りの歯部の端部
同士が成す角度θ6bが、回転子軸孔3aの中心を基準
として回転子の永久磁石収容孔4bの外周に設けた空隙
15aまたは切り欠き18aの磁極中心に面した外周側
両外端部の各角部13aが成す角度θ5b以上か、また
は、同じ開角の範囲にすることにより固定子の巻線30
aを着磁巻線として、この固定子と対向配置された回転
子に着磁を施すことが可能となる。
【0023】仮に、回転子軸孔3aの中心を基準として
固定子内径の歯部の両端部が成す角度θ1bを、回転子
軸孔3aの中心を基準として回転子の永久磁石収容孔4
bの外周に設けられた空隙15aまたは切り欠き18a
の磁極間に面した内周側両外端部の各角部14aが成す
角度θ4b以上にした場合、固定子歯部からの着磁磁束
が永久磁石収容孔4bの内周側に存在する回転子鉄心2
bに大部分が流れてしまい永久磁石を通過する着磁磁束
が減少してしまうことになり先に述べたのと同様に永久
磁石を着磁することができなくなる。
【0024】また、回転子軸孔3aの中心を基準として
固定子内径側の前記歯部を挟む両隣りの歯部において磁
極中心寄りの歯部の端部同士が成す角度θ6bが、回転
子軸孔3aの中心を基準として回転子の永久磁石収容孔
4bの外周に設けられた空隙15aまたは切り欠き18
aの磁極間に面した外周側両外端部の各角部13aが成
す角度θ5b以下の開角とした場合、固定子歯部からの
着磁磁束が永久磁石収容孔4bの外周側に存在する回転
子鉄心2bを介して前記歯部を挟む両隣りの歯部に大部
分が流れるので永久磁石5bを通過する着磁磁束が減少
することになる。従って、回転子の永久磁石収容孔端部
の外周に空隙または切り欠きが設けられているものにつ
いても固定子内径側の歯部の端部を第2実施例のように
することにより集中巻きの巻線が施させた固定子で組み
込み着磁を可能とし、確実に十分且つ均等に着磁ができ
るようになる。
【0025】また、この様に構成された固定子と永久磁
石回転子において、着磁の位置合せについて図4〜図7
について説明する。固定子と対向配置された回転子に電
動機ハウジング内に組み込んだ後、図20に示したよう
な三相巻線の全相を使用し着磁電源Eへ接続し着磁を施
す場合、固定子に配置されたスロット31aが3n個
(本実施例では、3n=6)の固定子の歯部には集中巻
きされた巻線30aを具備し、固定子内径の歯部の開角
をθ1aとし、固定子に対向配置させた2n極(本実施
例では、2n=4)の逆突極性を有する埋め込み型永久
磁石回転子の同一界磁極内において回転子軸孔3aの中
心を基準として回転子磁極間10aと回転子外径面に伸
びた永久磁石収容孔4cの外周側外端部の角部9cが成
す角をθ2aとし、回転子軸孔3aの中心を基準として
回転子磁極間10aと固定子内径側の前記歯部を挟む両
隣りの歯部において磁極中心寄りの歯部の端部11aが
成す角度をθ3aとした場合、着磁をすることができる
θ3aの固定子の歯部と回転子磁極間10aの位置関係
を、 θ3a=[360°/2n−{θ1a+2(360°/3n−θ1)}]/2… (1) とすることにより固定子のスロット31aが3nスロッ
トで、2n極の逆突極性を有する埋め込み型永久磁石回
転子を、容易に位置合わせし着磁することができる。
【0026】ここで、本発明の第3実施例において図4
の固定子の歯部と回転子の永久磁石収容孔4cの位置関
係を特定し、着磁を可能にするための角度θ1a及びθ
2a、θ3aの関係を、図4及至図7を用いて説明す
る。図4の様にθ2a>θ3aの場合、固定子に対向配
置させた4極の逆突極性を有する埋め込み型永久磁石回
転子において、永久磁石収容孔4cの外周側面を両端に
延長した際に、回転子外径面と囲む領域の回転子外径面
と、回転子磁極間10aと線対称にある永久磁石収容孔
4cの外周側面を両端に延長した際に、回転子外径面と
囲む領域の回転子外径面とが、同一の固定子歯部と接し
ない、位置であるので、磁気漏れが発生するような短絡
回路ができないため着磁することができる。
【0027】また、図5の様にθ2a=θ3aとした場
合は、図4にて説明したのと同様に、固定子に対向配置
させた4極の逆突極性を有する埋め込み型永久磁石回転
子において、永久磁石収容孔4dの外周側面を両端に延
長した際に、回転子外径面と囲む領域の回転子外径面
と、回転子磁極間10bと線対称にある永久磁石収容孔
4dの外周側面を両端に延長した際に、回転子外径面と
囲む領域の回転子外径面とが、同一の固定子歯部と接し
ない位置であるので、磁気漏れが発生するような短絡回
路ができないため着磁することができる。
【0028】また、図7の様にθ2a<θ3aの場合、
固定子に対向配置させた4極の逆突極性を有する埋め込
み型永久磁石回転子において、永久磁石収容孔4eの外
周側面を両端に延長した際に、回転子外径面と囲む領域
の回転子外径面と、回転子磁極間10cと線対称にある
永久磁石収容孔4eの外周側面を両端に延長した際に、
回転子外径面と囲む領域の回転子外径面とが、同一の固
定子歯部に接し、固定子歯部と回転子継鉄の短絡回路が
できるため磁気漏れが発生し着磁をすることができな
い。尚、図7では、着磁することができなっかったが、
回転子の寸法設定を変更することなく固定子スロット3
1b開口幅の寸法設定を変更することによっても着磁す
ることができる例を図6に示す。図6のθ2aとθ3a
は、θ2a>θ3aとなっている。また、固定子スロッ
ト31b開口部幅の寸法設定を変更してθ2aとθ3a
の関係をθ2a=θ3aに設定しても着磁することがで
きる。したがって、固定子のスロット31aまたは31
bが3n(本実施例では3n=6)個に三相2n(本実
施例では2n=4)極の巻線30aを施した集中巻きの
固定子においては、θ2a≧θ3aという条件において
着磁ができることになる。
【0029】また、図4を用いて説明するが、回転子軸
孔3aの中心を基準として固定子内径側の歯部の両端部
が成す角度θ1aが、回転子軸孔3aの中心を基準とし
て回転子の磁極間に面した永久磁石収容孔4cの内周側
両外端部の各角部12cが成す角度θ4a以上に大きい
と着磁磁束が漏れて永久磁石収容孔4c内の永久磁石5
cを通過する着磁磁束は少なくなり、着磁磁束の流れや
すい回転子外周部の継鉄の部分に大部分の着磁磁束が流
れることとなり有効に着磁することができない。仮に、
この永久磁石収容孔内4cの永久磁石5cを着磁する場
合、通常の着磁電流よりも大きな着磁電流が必要とな
る。したがって、好ましくはθ4a≧θ1aとすること
により少ない着磁電流で着磁することができる。
【0030】よって、着磁をするための固定子の歯部
と、回転子の永久磁石収容孔4cの位置関係はθ3aに
よって決めることができる。したがって、着磁が容易に
できる条件としては、θ2a≧θ3aであり、且つ、θ
4a≧θ1aという条件の時、 θ3a=[360°/2n−{θ1a+2(360°/3n−θ1a)}]/2 …(2) となり、 θ3a=θ1a/2−30°/n…(3) となる。また、固定子内径歯部の両端部の開角θ1a
は、隣接する固定子のスロットピッチと同じ開角以下と
するため、60°/n<θ1a<120°/nとするの
が望ましい。
【0031】図4の第3実施例においては、6スロット
に三相4極の巻線30aを施した集中巻きの固定子で回
転子を着磁する場合、回転子軸孔3aの中心を基準とし
て固定子内径歯部の両端部が成す開角θ1aとし、回転
子軸孔3aの中心を基準として回転子の磁極間10aと
回転子外径面に伸びた永久磁石収容孔4cの磁極中心に
面した外周側外端部の角部9cが成す角度θ2aとし、
回転子軸孔3aの中心を基準として回転子の磁極間に面
した永久磁石収容孔4cの内周側両端部の各角部12c
が成す角度θ4aとした場合、θ2a≧θ3a、且つ、
θ4a≧θ1aの時θ3aは、 θ3a=(θ1a/2)−15°…(4) 但し、30°<θ1a<60° とすることにより固定子の歯部と、回転子の永久磁石収
容孔4cの位置関係となり着磁をすることができる。
【0032】また、9スロットに三相6極の巻線を施し
た集中巻きの固定子で回転子を着磁する場合、、θ2a
≧θ3a、且つ、θ4a≧θ1aの時、 θ3a=(θ1a/2)−10°…(5) 但し、20°<θ1a<40° とすることにより着磁をすることができる。
【0033】また、第4実施例について回転子外径面に
伸びた永久磁石収容孔端部の外周に空隙または切り欠き
を設けた場合について図8と図12で説明する。尚、こ
こでは、永久磁石収容孔端部の外周の空隙15bまたは
切り欠き18bとは同様の位置配置となり同様の効果が
得られるため、空隙15bまたは切り欠き18b以外の
符号については、図を区別せず電動機構成上支障がない
部分には共通の符号を用いて説明する。固定子と対向配
置された回転子に電動機ハウジング内に組み込んだ後、
図20に示したように三相巻線の全相を使用し着磁電源
Eへ接続し着磁を施す場合、固定子に配置されたスロッ
ト31aが3n個(本実施例では、3n=6)の固定子
の歯部には集中巻きされた巻線30aを具備し、前記固
定子内径の歯部の開角をθ1bとし、前記固定子に対向
配置させた2n極(本実施例では、2n=4)の逆突極
性を有する埋め込み型永久磁石回転子の同一界磁極内に
おいて回転子軸孔3aの中心を基準として回転子磁極間
10dと前記回転子外径面に伸びた永久磁石収容孔端部
の外周に設けた空隙15bまたは切り欠き18bの磁極
間中心に面した永久磁石収容孔4fの外周側外端部の各
角部13fが成す角をθ2bとし、回転子軸孔3aの中
心を基準として回転子の磁極間10dと固定子内径側の
前記歯部を挟む両隣りの歯部において磁極中心寄りの歯
部の端部11dが成す角度をθ3bとした場合、着磁を
することができるθ3bの固定子の歯部と回転子磁極間
10dの位置関係を、 θ3b=[360°/2n−{θ1b+2(360°/3n−θ1b)}]/2 …(6) とすることにより固定子のスロットが3nスロットで、
2n極の逆突極性を有する埋め込み型永久磁石回転子に
おいて回転子外径面に伸びた永久磁石収容孔端部の外周
に空隙15bまたは切り欠き18bを設けたものでも着
磁することができる。
【0034】ここで、本発明第4実施例の固定子の歯部
と永久磁石回転子の回転子外径面に伸びた永久磁石収容
孔端部の外周の空隙15bまたは切り欠き18bの位置
関係を特定し、着磁を可能にするための角度θ1b及び
θ2b、θ3bの関係を図8及至図11、図12及至図
15を用いて説明する。図8または図12のθ2b>θ
3bの場合、例えば、固定子に対向配置させた4極の逆
突極性を有する埋め込み型永久磁石回転子において、永
久磁石収容孔4fの両端の空隙15bまたは切り欠き1
8bの角部13f間の回転子外径面と、回転子磁極間1
0dと線対称にある永久磁石収容孔4fの両端の空隙1
5bまたは切り欠き18bの角部13f間の回転子外径
面とが、同一の固定子歯部と接しない位置であるので、
磁気漏れが発生するような短絡回路ができないため着磁
することができる。
【0035】また、図9または図13の様にθ2b=θ
3bとした場合、図8または図12にて説明したのと同
様に、固定子に対向配置させた4極の逆突極性を有する
埋め込み型永久磁石回転子において、永久磁石収容孔4
gの両端の空隙15cまたは切り欠き18cの角部13
g間の回転子外径面と、回転子磁極間10eと線対称に
ある永久磁石収容孔4gの両端の空隙15cまたは切り
欠き18cの角部13g間の回転子外径面とが、同一の
固定子歯部と接しない位置であるので、磁気漏れが発生
するような短絡回路ができないため着磁することができ
る。
【0036】また、図11または図15の様にθ2b<
θ3bの場合、固定子に対向配置させた4極の逆突極性
を有する埋め込み型永久磁石回転子において、永久磁石
収容孔4hの両端の空隙15dまたは切り欠き18dの
角部13h間の回転子外径面と、回転子磁極間10fと
線対称にある永久磁石収容孔4hの両端の空隙15dま
たは切り欠き18dの角部13h間の回転子外径面と
が、同一の固定子歯部と接し、固定子歯部と回転子継鉄
の短絡回路ができるため磁気漏れが発生し着磁をするこ
とができない。尚、図11または図15では、着磁する
ことができなっかったが、回転子の寸法設定を変更する
ことなく固定子スロット31b開口幅の寸法設定を変更
することによっても着磁することができる例を図10お
よび図14に示す。図10および図14のθ2bとθ3
bは、θ2b>θ3bとなっている。また、固定子スロ
ット31b開口部幅の寸法設定を変更してθ2bとθ3
bの関係をθ2b=θ3bに設定しても着磁することが
できる。したがって、固定子のスロット31aまたは3
1bが3n(本実施例では3n=6)個に三相2n(本
実施例では2n=4)極の巻線30aを施した集中巻き
の固定子では、θ2b≧θ3bという条件において固定
子の歯部、及び回転子磁石収容孔端部の外周に設けられ
た空隙15b〜dまたは切り欠き18b〜dのような形
状及び配置することで着磁ができることになる。
【0037】また、図8または図12を用いて説明する
が、回転子軸孔3aの中心を基準として固定子内径側の
歯部の両端部が成す角度θ1bが、回転子軸孔3aの中
心を基準として回転子の永久磁石収容孔端部の外周に設
けられた空隙15bまたは切り欠き18bの磁極間に面
した内周側両外端部の各角部14fが成す角度θ4b以
上に大きいと着磁磁束が漏れて永久磁石収容孔4f内の
永久磁石5fを通過する着磁磁束は少なくなり、着磁磁
束の流れやすい回転子外周部の継鉄の部分に大部分の着
磁磁束が流れることとなり有効に着磁することができな
い。仮に、この永久磁石収容孔内4fの永久磁石5fを
着磁する場合、前記継鉄を飽和させるために通常の着磁
電流よりも大きな着磁電流が必要となる。したがって、
好ましくはθ4b≧θ1bとすることにより少ない着磁
電流で着磁することができる。
【0038】よって、着磁をするための固定子の歯部
と、回転子の永久磁石収容孔端部の外周に設けられる空
隙または切り欠きの位置関係はθ3bによって決めるこ
とができる。したがって、着磁が容易にできる条件とし
ては、θ2b≧θ3bであり、且つ、θ4b≧θ1bと
いう条件の時、 θ3b=[360°/2n−{θ1b+2(360°/3n−θ1b)}]/2 …(7) となり、 θ3b=θ1b/2−30°/n…(8) となる。また、固定子内径歯部の両端部の開角θ1b
は、隣接する固定子のスロットピッチと同じ開角以下と
するため、60°/n<θ1b<120°/nとするの
が望ましい。
【0039】図8または、図12の第4実施例において
は、6スロットに三相4極の巻線30aを施した集中巻
きの固定子で回転子を着磁する場合、回転子軸孔3aの
中心を基準として固定子内径の歯部の両端部が成す開角
θ1bとし、回転子軸孔3aの中心を基準として回転子
磁極間10dと回転子外径面に伸びた永久磁石収容孔4
fの外周に設けられた空隙15bまたは切り欠き18b
の磁極中心に面した外周側外端部の角部13fと成す角
度θ2bとし、回転子軸孔の中心を基準として回転子の
永久磁石収容孔4fの外周に設けた空隙15bまたは切
り欠き18bの磁極間に面した内周側両外端部の各角部
14fが成す角度θ4bとした場合、θ2b≧θ3b、
且つ、θ4b≧θ1bの時θ3bは、 θ3b=(θ1b/2)−15°…(9) 但し、30°<θ1b<60° とすることにより固定子の歯部と、回転子の永久磁石収
容孔4fの外周に設けた空隙15bまたは切り欠き18
bの位置関係となり着磁をすることができる。
【0040】また、9スロットに三相6極の巻線を施し
た集中巻きの固定子で回転子を着磁する場合、θ2b≧
θ3b、且つ、θ4b≧θ1bの時、 θ3b=(θ1b/2)−10°…(10) 但し、20°<θ1b<40° とすることにより着磁をすることができる。
【0041】尚、本発明においては、固定子のスロット
31aが3n個の固定子の歯部には集中巻きされた巻線
30aを備え、2n極の逆突極性を有する埋め込み型永
久磁石回転子のものであれば上記組み合わせに限定され
るものではない。
【0042】また、本発明の第5実施例を、図16を用
いて説明する。固定子の歯部には集中巻きされた巻線3
0aを備え、回転子は、多層に永久磁石を埋め込まれた
永久磁石収容孔4i〜kを有する回転子であり、リラク
タンストルクとマグネットトルクを有効に利用するため
に永久磁石回転子の同一界磁極内において多層に永久磁
石5i〜kを埋め込まれた回転子である。この場合は、
多層に永久磁石5i〜kを埋め込まれた永久磁石収容孔
4i〜kの最外周層において、回転子軸孔3aの中心を
基準として固定子内径側の歯部の両端部が成す角度θ1
cが、回転子軸孔3aの中心を基準として永久磁石収容
孔4iの内周側両外端部16aが成す角度θ4c以下
か、または、同じ開角とし、また最内周層においては、
回転子軸孔3aの中心を基準として固定子内径側の前記
歯部を挟む両隣りの歯部において磁極中心寄りの歯部の
端部同士が成す角度θ6cが、回転子軸孔3aの中心を
基準とし磁極中心に面した永久磁石収容孔4kの外周側
外端部17aのなす角度θ5c以上か、または、同じ開
角の範囲にすることにより着磁することができる。
【0043】しかしながら、次の点について注意しなけ
ればならない。図17のように永久磁石収容孔4i〜k
のように多層に永久磁石5i〜kが埋め込まれた回転子
の場合、固定子内径の同一歯部において、多層に埋め込
まれた永久磁石収容孔4i〜kの層の端部が位置したと
しても永久磁石収容孔4i〜k間の幅Lを、約0.5m
m〜約2.0mmにすることにより電動機鉄心が磁気飽
和し磁気漏れを極力発生させることがないようにするこ
とにより矯正的に着磁磁束を永久磁石収容孔4i〜kに
流すことが可能である。言いかえるならば、電動機鉄心
が磁気飽和する約2.0T以上であれば、前記幅Lの電
動機鉄心を磁気飽和させる程度の着磁電流の増加で可能
となる。
【0044】また、第6実施例について図18及び図1
9を用いて説明する。永久磁石収容孔4l〜m端部の外
周に存在する空隙15e〜g及び切り欠き18e〜gを
設けた場合も先に述べた手段と同様に、最外周層の空隙
15eまたは切り欠き18eにおいて、回転子軸孔3a
の中心を基準として、固定子内径側の歯部の両端部が成
す角度θ1dが、回転子軸孔3aの中心を基準とし永久
磁石収容孔41端部の外周に設けた空隙15eまたは切
り欠き18eの内周側両外端部のなす角度θ4d以下
か、または、同じ開角とし、また最内周層においては、
回転子軸孔3aの中心を基準として固定子内径側の前記
歯部を挟む両隣りの歯部において磁極中心寄りの歯部の
端部同士が成す角度θ6dが、回転子軸孔3aの中心を
基準とし磁極中心に面した永久磁石収容孔4n端部の外
周に設けた空隙15gまたは切り欠き18gの外周側外
端部が成す角度θ5d以上か、または、同じ開角の範囲
にすることにより固定子の歯部と回転子の永久磁石収容
孔4l及び4n端部の外周に設けられた空隙15e及び
15g、切り欠き18e及び18gの位置関係を合せる
ことにより着磁することができる。尚、永久磁石収容孔
端部の外周に存在する空隙または切り欠きは、多層に永
久磁石が埋め込まれた収容孔の外周端部の各層にある場
合と、任意層の外周端部にある場合においても同様の効
果が得られる。
【0045】
【発明の効果】3n(nは自然数)のスロットを有した
固定子において固定子の歯部には集中巻きによる磁極が
不等配の巻線が施されている場合であっても、固定子巻
線を着磁ヨークとして2n極の逆突極性を有する埋め込
み型永久磁石回転子を、着磁することができる。従っ
て、本発明により電動機ハウジングに組み込んだ後に回
転子に着磁を施すことができるため、回転子に鉄粉等が
付着して回転子障害を生じたり、回転子が磁性体の治具
に吸着して扱い難いといった問題を生じることもない。
また、大電流を巻線に通電させることもないため巻線を
傷つけることもない。また、着磁を施すための複数の工
程を必要とせず大量生産する場合、作業効率という点に
おいても非常に都合がよい。また、本発明は、エアコン
や冷蔵庫の圧縮機内の駆動用電動機や、電動機を駆動源
とする洗濯機、掃除機及び、電気自動車等の駆動用電動
機等に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す固定子と回転子の横
断面図。
【図2】本発明の第2実施例を示す固定子と回転子の横
断面図。
【図3】本発明の第2実施例を示す固定子と回転子の横
断面図。
【図4】本発明の第3実施例を示す固定子と回転子の着
磁位置関係を示す横断面図。
【図5】本発明の第3実施例を示す固定子と回転子の着
磁位置関係を示す横断面図。
【図6】本発明の第3実施例を示す固定子と回転子の着
磁位置関係を示す横断面図。
【図7】固定子と回転子の着磁ができない位置関係を示
す横断面図。
【図8】本発明の第4実施例を示す固定子と回転子の着
磁位置関係を示す横断面図。
【図9】本発明の第4実施例を示す固定子と回転子の着
磁位置関係を示す横断面図。
【図10】本発明の第4実施例を示す固定子と回転子の
着磁位置関係を示す横断面図。
【図11】固定子と回転子の着磁ができない位置関係を
示す横断面図。
【図12】本発明の第4実施例を示す固定子と回転子の
着磁位置関係を示す横断面図。
【図13】本発明の第4実施例を示す固定子と回転子の
着磁位置関係を示す横断面図。
【図14】本発明の第4実施例を示す固定子と回転子の
着磁位置関係を示す横断面図。
【図15】固定子と回転子の着磁ができない位置関係を
示す横断面図。
【図16】本発明の第5実施例を示す固定子と回転子の
着磁位置関係を示す横断面図。
【図17】本発明の第5実施例を示す固定子と回転子の
着磁位置関係を示す横断面図。
【図18】本発明の第6実施例を示す固定子と回転子の
着磁位置関係を示す横断面図。
【図19】本発明の第6実施例を示す固定子と回転子の
着磁位置関係を示す横断面図。
【図20】固定子コイル三相を利用して着磁する場合の
固定子コイルの結線図。
【図21】別の固定子コイル二相を利用して着磁する場
合の固定子コイルの結線図。
【図22】従来の固定子と回転子での組み合わせにおけ
る着磁の磁束の流れを示した横断面図。
【符号の説明】
1、1a…固定子鉄心、2、2a、2b…回転子鉄心、
3、3a…回転子軸孔、4、4a〜4m…永久磁石収容
孔、5、5a〜5m…永久磁石,6、6a…ピン孔、
7、7a…カシメピン、9a〜9e…角部、10a〜1
0h…磁極、11a〜11f…歯部端部、12a〜12
e…角部、13a〜13h…角部、14a〜14h…角
部、15a〜15g…空隙、16a…角部、17a…角
部、18a〜18g…切り欠き、30、30a…巻線、
31、31a、31b…スロット、Cu、Cv、Cw…
固定子巻線、Tu、Tv、Tw…口出し線、E…着磁電
源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 1/27 501 H02K 1/27 501M 501C 501K 19/10 19/10 A 21/14 21/14 M (72)発明者 金子 清一 三重県桑名郡木曽岬町栄68−4 (72)発明者 鈴木 光広 愛知県名古屋市緑区鳴海町字山ノ神72 Fターム(参考) 5H002 AA02 AA09 AB06 AB07 AE07 AE08 5H619 AA05 BB01 BB06 BB15 BB24 PP01 PP02 PP04 PP05 PP08 PP14 5H621 BB10 GA01 GA04 GA12 GA16 HH01 HH09 JK02 JK05 5H622 CA02 CA03 CA07 CA13 CB01 CB04 CB05 QB01 QB09 QB10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子に配置された3n個(nは自然
    数)のスロットを有し、前記固定子の歯部には集中巻き
    された巻線を具備し、前記固定子に対向配置させた2n
    極の逆突極性を有する埋め込み型永久磁石回転子におい
    て、前記回転子軸孔の中心を基準として前記固定子内径
    側の歯部の両端部が成す角度が、前記回転子軸孔の中心
    を基準として前記回転子の磁極間に面した永久磁石収容
    孔の内周側両外端部が成す角度以下か、または、同じ開
    角であり、また前記回転子軸孔の中心を基準として、前
    記固定子内径側の歯部を挟む両隣りの歯部において磁極
    中心寄りの歯部の端部同士が成す角度が、前記回転子軸
    孔の中心を基準として前記回転子の磁極中心に面した永
    久磁石収容孔の外周側両外端部が成す角度以上か、また
    は、同じ開角の範囲にある前記固定子の歯部を有してい
    ることを特徴とする永久磁石電動機の固定子。
  2. 【請求項2】 固定子に配置された3n個(nは自然
    数)のスロットを有し、前記固定子の歯部には集中巻き
    された巻線を具備し、前記固定子に対向配置させた2n
    極の逆突極性を有する埋め込み型永久磁石回転子におい
    て、前記回転子の軸孔の中心を基準として前記固定子内
    径側の歯部の両端部が成す角度が、前記回転子軸孔の中
    心を基準として前記回転子の永久磁石収容孔の外周に設
    けた空隙または切り欠きの磁極間に面した内周側両外端
    部が成す角度以下か、または、同じ開角であり、また前
    記回転子軸孔の中心を基準として前記固定子内径側の歯
    部を挟む両隣りの歯部において磁極中心寄りの歯部の端
    部同士が成す角度が、前記回転子軸孔の中心が基準とし
    て前記回転子の永久磁石収容孔の外周に設けた空隙また
    は切り欠きの磁極中心に面した外周側両外端部が成す角
    度以上か、または、同じ開角の範囲にある前記固定子の
    歯部を有していることを特徴とする永久磁石電動機の固
    定子。
  3. 【請求項3】 前記永久磁石回転子の同一界磁極内にお
    いて、前記回転子軸孔の中心を基準として前記固定子内
    径の歯部の両端部が成す角度をθ1aとし、前記回転子
    軸孔の中心を基準として前記回転子磁極間と前記回転子
    外径面に伸びた永久磁石収容孔の磁極中心に面した外周
    側外端部が成す角度をθ2aとし、前記回転子の磁極中
    心に面した永久磁石収容孔の外周側両外端部が成す角度
    をθ4aとし、前記固定子内径側の歯部の隣りの歯部に
    おいて磁極中心寄り歯部の端部と前記回転子の磁極間が
    成す角度をθ3aとした場合、θ2a≧θ3aであり、
    且つ、θ4a≧θ1aである時 θ3a≦θ1a/2−30°/n 但し、60°/n<θ1a<120°/n の関係となるようなθ3aに位置あわせして着磁をする
    ことを特徴とする請求項1記載の永久磁石電動機の着磁
    方法。
  4. 【請求項4】 前記永久磁石回転子の同一界磁極内にお
    いて、前記回転子軸孔の中心を基準として前記固定子内
    径の歯部の開角をθ1bとし、前記回転子軸孔の中心を
    基準として前記回転子磁極間と前記回転子外径面に伸び
    た永久磁石収容孔端部の外周に設けた空隙または切り欠
    きの磁極中心に面した外周側外端部が成す角度をθ2b
    とし、前記回転子の永久磁石収容孔の外周に設けた空隙
    または切り欠きの磁極中心に面した外周側両外端部が成
    す角度をθ4bとし、前記固定子内径側の歯部の隣りの
    歯部において磁極中心寄り歯部の端部と前記回転子の磁
    極間が成す角度をθ3bとした場合、θ2b≧θ3bで
    あり、且つ、θ4b≧θ1bである時 θ3b≦θ1b/2−30°/n 但し、60°/n<θ1b<120°/n の関係となるようなθ3bに位置あわせして着磁をする
    ことを特徴とする請求項2記載の永久磁石電動機の着磁
    方法。
  5. 【請求項5】 前記永久磁石回転子の同一界磁極内にお
    いて多層に永久磁石を埋め込まれた収容孔の最外周層に
    おいて、前記回転子軸孔の中心を基準として前記固定子
    内径側の歯部の両端部が成す角度が、磁極間に面した永
    久磁石収容孔の内周側両外端部が成す角度以下か、また
    は、同じ開角であり、また最内周層においては、前記回
    転子軸孔の中心を基準として前記固定子内径側の歯部を
    挟む両隣りの歯部において磁極中心寄りの歯部の端部同
    士が成す角度が、前記回転子の磁極中心に面した永久磁
    石収容孔の外周側両外端部が成す角度以上か、または、
    同じ開角の範囲にある前記固定子の歯部を有しているこ
    とを特徴とする請求項1または3記載の永久磁石電動機
    の固定子。
  6. 【請求項6】 前記永久磁石回転子の同一界磁極内にお
    いて多層に永久磁石を埋め込まれた収容孔の最外周層に
    おいて、前記回転子軸孔の中心を基準として前記固定子
    内径側の歯部の両端部が成す角度が、前記回転子軸孔の
    中心を基準として永久磁石収容孔端部の外周に設けた空
    隙または切り欠きの磁極間に面した内周側両外端部が成
    す角度以下か、または、同じ開角であり、また最内周層
    においては、前記回転子軸孔の中心を基準として前記固
    定子内径側の歯部を挟む両隣りの歯部において磁極中心
    寄りの歯部の端部同士が成す角度が、前記回転子軸孔の
    中心を基準として前記回転子の永久磁石収容孔の外周に
    設けた空隙または切り欠きの磁極中心に面した外周側両
    外端部が成す角度以上か、または、同じ開角の範囲にあ
    る前記固定子の歯部を有していることを特徴とする請求
    項2または4記載の永久磁石電動機の固定子。
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