JPH10336941A - モータ - Google Patents

モータ

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Publication number
JPH10336941A
JPH10336941A JP9151620A JP15162097A JPH10336941A JP H10336941 A JPH10336941 A JP H10336941A JP 9151620 A JP9151620 A JP 9151620A JP 15162097 A JP15162097 A JP 15162097A JP H10336941 A JPH10336941 A JP H10336941A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator core
motor
rotor
motor housing
bearing
Prior art date
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Pending
Application number
JP9151620A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Matsubara
秀幸 松原
Tatsuya Komaki
達也 小牧
Ryuji Yamamoto
竜司 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP9151620A priority Critical patent/JPH10336941A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ステータコアを容易に、かつ適正な位置に設置
することができるとともに、ステータコアを確実に固定
することができるモータを提供する。 【解決手段】モータは、ステータと、ロータと、一体成
形されたモータハウジング32と、ホール素子とを有し
ている。ステータは、ステータコア1と、ステータコア
1の各磁極5に巻回されたコイルと、絶縁部材とで構成
され、ロータは、ヨークと、ヨークの中心に嵌入、固定
された回転軸と、ヨークに設置された永久磁石とで構成
されている。モータハウジング32は、モータ取付基板
9と、このモータ取付基板9に形成されている筒状の軸
受ホルダー14とで構成されている。ステータコア1の
環状部4の内周面には、凹部17が形成され、モータハ
ウジング32の軸受ホルダー14の外周面には、前記凹
部17と嵌合する凸部16が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータの位置を検
出するための素子を有するモータに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のモータであって、ロータ
を外した状態を示す平面図、図6は、ロータを装着した
状態の図6中のB−B線での断面図である。
【0003】これらの図に示すモータ500は、ステー
タコア51の外側に、永久磁石52を備えたロータ53
が配置されているアウターロータ形のブラシレスモータ
(ブラシレスDCモータ)である。
【0004】ステータコア51は、環状部54と、この
環状部54から放射状に円周方向等角度間隔に設けられ
た複数の磁極55とで構成されている。そして、磁極5
5にはU相、V相およびW相からなる3相のコイル58
が巻回されている。このステータコア51の環状部54
は、基板56に取り付けられた筒状の軸受ホルダー57
に挿入、固定されている。なお、軸受ホルダー57に
は、軸受け62が挿入、固定されている。
【0005】ロータ53は、ヨーク59と、ヨーク59
の中心に固定された回転軸60と、ヨーク59の外周壁
の内面に設置された永久磁石52とで構成され、前記軸
受け62により回転可能に支持されている。この場合、
永久磁石52には、N極とS極とが交互に設けられてい
る。
【0006】また、基板56上には、3つのホール素子
61が設置されている。各ホール素子61は、それぞ
れ、ロータ53の永久磁石52の下方で、かつ、所定の
隣接する磁極55と磁極55との間に配置されている。
【0007】このようなモータ500では、コイル58
への通電を切り替えると、回転磁界が発生し、この回転
磁界と永久磁石52との作用により、ロータ53が回転
する。
【0008】この場合、適正に、かつ効率良くモータ5
00を駆動させるために、ホール素子61により、ロー
タ53の永久磁石52の位置(周方向の位置)を検出
し、この検出信号に基づいて、最適なタイミングでコイ
ル58への通電を切り替える。
【0009】ここで、ホール素子61に対するステータ
コア51の位置が不適正な場合には、ロータ53の永久
磁石52の位置を正しく検出することができず、これに
より、コイル58への通電の切り替えのタイミングがず
れたり、コイル58への通電方向が逆になったり、通電
すべきではない相に通電したりし、このため、トルクが
低下したり、ロータ53が逆方向へ回転する等の不都合
を生じる。
【0010】従って、モータ500を組み立てる際は、
ホール素子61とステータコア51との位置関係を適正
にする必要がある。
【0011】このモータ500の組み立ての際は、ま
ず、軸受ホルダー57の図6中上側の円周端部をステー
タコア51にかしめることにより、ステータコア51を
軸受ホルダー57に固定し、この状態で、ステータコア
51の各磁極55にコイル58を巻回する。
【0012】次いで、予め各ホール素子61が取り付け
られている基板56に、前記軸受ホルダー57を挿入す
る。そして、位置決め用の冶具を用いて、ステータコア
57の磁極55をホール素子61に対して位置決めした
上で、軸受ホルダー57の図6中下側の円周端部を基板
56にかしめることにより、軸受ホルダー57を基板5
6に固定する。
【0013】しかしながら、前記従来のモータ500で
は、ステータコア51の位置決めの際に、位置決め用の
冶具を必要とし、作業に手間がかかるとともに、作業時
間が長くかかり、作業性、生産性が悪いという欠点があ
る。
【0014】また、位置決め用の冶具を用いることによ
り、ホール素子61が磁極55と磁極55との間に位置
するように、ステータコア51を位置決めすることはで
きるが、複数の磁極55のうちのいずれの磁極55と磁
極55との間にいずれのホール素子61を位置させるか
の判断は、作業者が行うので、その判断を誤り、ステー
タコア51を適正な位置に設置することができないおそ
れがある。
【0015】また、軸受ホルダー57の円周端部をかし
めてステータコア51を固定しているので、そのステー
タコア51の固定が不十分であり、モータ500の組み
立て後において、ステータコア51が周方向(回転方
向)にずれるおそれがある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ステ
ータコアを容易に、かつ適正な位置に設置することがで
きるとともに、ステータコアを確実に固定することがで
きるモータを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(6)の本発明により達成される。
【0018】(1) 基板と、この基板に設けられた軸
受支持部とが一体成形されたモータハウジングと、ステ
ータコアと、このステータコアの磁極に巻かれたコイル
とを備え、前記モータハウジングに設置されたステータ
と、前記軸受支持部により支持された軸受けと、前記軸
受けにより回転可能に支持されたロータと、前記基板上
に設けられ、前記ロータの位置を検出するための素子と
を有するモータであって、前記モータハウジングと前記
ステータコアとに、これらの位置決めを行う互いに嵌合
する凹部および凸部で構成された位置決め手段を設けた
ことを特徴とするモータ。
【0019】(2) 基板と、この基板に設けられた軸
受支持部とが一体成形されたモータハウジングと、前記
軸受支持部が挿入、固定された環状部を中央部に有する
ステータコアと、このステータコアの磁極に巻かれたコ
イルとを備えたステータと、前記軸受支持部により支持
された軸受けと、前記軸受けにより回転可能に支持され
たロータと、前記基板上に設けられ、前記ロータの位置
を検出するための素子とを有するモータであって、前記
軸受支持部と前記環状部とに、前記モータハウジングと
前記ステータコアとの位置決めを行う互いに嵌合する凹
部および凸部で構成された位置決め手段を設けたことを
特徴とするモータ。
【0020】(3) 前記モータハウジングの前記凹部
または凸部は、前記軸受支持部に一体的に形成されてい
る上記(1)または(2)に記載のモータ。
【0021】(4) 前記軸受支持部は、筒状であり、
該軸受支持部に前記軸受けが挿入、固定されている上記
(1)ないし(3)のいずれかに記載のモータ。
【0022】(5) 前記位置決め手段は、前記ステー
タコアの磁極に巻かれたコイルの巻き始め位置を示す指
標を兼ねる上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の
モータ。
【0023】(6) 前記ステータコアの前記凹部また
は凸部は、該ステータコアの磁極の径方向の延長線上に
設けられている上記(5)に記載のモータ。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明のモータを添付図面
に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
【0025】図1は、本発明のモータの第1実施例にお
いて、ロータを外した状態を示す平面図、図2は、ロー
タを装着した状態の図1中のA−A線での断面図、図3
は、図1に示すモータのステータコアおよびモータハウ
ジングを示す平面図である。
【0026】これらの図に示すモータ100は、アウタ
ーロータ形のブラシレスモータ(ブラシレスDCモー
タ)であり、ステータ31と、ロータ3と、一体成形さ
れたモータハウジング32とを有している。
【0027】ステータ31は、ステータコア1と、ステ
ータコア1の図2中上端および下端に設けられた絶縁部
材35および36とを有している。
【0028】ステータコア1は、積層された複数枚の鋼
板(金属板)で構成されている。このステータコア1
は、中央部に環状部4を有しており、この環状部4に
は、放射状に、円周方向等角度間隔(円周方向等間隔)
で複数個、本実施例では9個の磁極5が形成されてい
る。各磁極5の脚6には、それぞれ、コイル7が巻回さ
れている。このコイル7は、U相(図1中、符号Uで示
す)、V相(図1中、符号Vで示す)およびW相(図1
中、符号Wで示す)の3相からなる。すなわち、本実施
例では、ステータ31は、3相9極構造となっている。
【0029】図3に示すように、ステータコア1の環状
部4の内周面には、後述するモータハウジング32の凸
部(リブ)16と嵌合する凹部(溝)17が形成されて
いる。
【0030】この凹部17は、ステータコア1の厚さ方
向、すなわち、回転軸19の軸線と平行な方向(図2中
上下方向)に延在している。
【0031】また、この凹部17は、9個の磁極5のう
ち、コイル7の巻き始め(本実施例ではU相のコイル7
の巻き始め)の磁極5の径方向の延長線上、すなわち前
記磁極5の脚6の延長線上に位置している。換言すれ
ば、この凹部17は、ステータコア1の磁極5に巻かれ
たコイル7の巻き始め位置(本実施例ではU相のコイル
7の巻き始め位置)を示す指標を兼ねる。
【0032】前記ステータ31(ステータコア1)は、
後述するモータハウジング32に設置されている。な
お、本発明では、ステータコア1の磁極5の数は、9個
に限定されない。
【0033】また、本発明では、凹部17を、例えば、
V相またはW相のコイル7の巻き始め位置を示す指標と
して、V相またはW相のコイル7の巻き始めの磁極5の
径方向の延長線上に設けてもよい。
【0034】モータハウジング32は、モータ取付基板
(基板)9と、このモータ取付基板9の中央付近に形成
されている筒状の軸受ホルダー(軸受支持部)14とで
構成されている。前述したように、モータ取付基板9と
軸受ホルダー14とは、一体成形されている。
【0035】軸受ホルダー14は、モータ取付基板9の
図2中上側および下側にそれぞれ突出している。この軸
受ホルダー14には、筒状の軸受け20が挿入、固定さ
れている。また、軸受ホルダー14の下部には、ワッシ
ャー34が固定されている。
【0036】モータ取付基板9の図2中上側には、回路
基板(配線基板)10が固定されている。この場合、モ
ータ取付基板9の図2中上側面に突設された2つの突起
11が、回路基板10に穿設された2つの孔12に挿入
されることにより、モータ取付基板9に対して回路基板
10が位置決めされる。
【0037】回路基板10には、ロータ3の位置を検出
するための3つのホール素子(素子)13が設置されて
いる。各ホール素子13は、それぞれ、ロータ3の後述
する永久磁石2の下方に、ステータコア1の磁極55と
等角度間隔になるように配置されている。
【0038】前述したステータコア1の環状部4には、
モータハウジング32の軸受ホルダー14が挿入、固定
されている。
【0039】図3に示すように、モータハウジング32
の軸受ホルダー14の外周面には、凸部(リブ)16が
一体的に形成されている。
【0040】この凸部16は、軸受ホルダー14の長手
方向、すなわち、回転軸19の軸線と平行な方向(図2
中上下方向)に延在している。
【0041】この場合、凸部16の形成位置は、この凸
部16と前記ステータコア1の凹部17とが嵌合したと
き、ステータコア1が各ホール素子13に対して適正な
位置に位置するように設定される。
【0042】これら凸部16および凹部17により、モ
ータハウジング32とステータコア1との位置決めを行
う位置決め手段15が構成される。
【0043】ロータ3は、ヨーク18と、ヨーク18の
中心に嵌入、固定された回転軸19と、ヨーク18の外
周壁の内面に設置(固定)された永久磁石2とで構成さ
れている。
【0044】このロータ3は、ステータ31の外側に配
置、すなわち、永久磁石2がステータコア1の磁極5の
外側に所定の間隙を介して位置するように配置されてい
る。そして、ロータ3の回転軸19は、前述した軸受け
20により回転可能に支持されている。また、回転軸1
9の図2中下端は、前述したワッシャー34に当接し、
これによりロータ3の軸方向下方への位置が規制されて
いる。
【0045】ロータ3の永久磁石2には、N極とS極と
が交互に、本実施例では、合計で12極設けられてい
る。この永久磁石2は、多極着磁されたリング状のもの
でも、単位磁石を周方向に沿って複数個配置したもので
もよい。なお、本発明では、永久磁石2の極数は、12
極に限定されない。
【0046】このモータ100には、それを駆動する図
示しないモータ駆動回路が接続されている。
【0047】このモータ駆動回路は、各ホール素子13
により、ロータ3の永久磁石2の位置(周方向の位置)
を検出し、この検出信号に基づいて、最適なタイミング
でコイル7への通電を切り替えるように構成されてい
る。
【0048】このモータ駆動回路により、コイル7への
通電を予め設定されている所定のパターンで切り替える
と、ステータ31に回転磁界が発生し、この回転磁界と
永久磁石2との作用により、ロータ3が回転する。
【0049】次に、前述したモータ100の組み立て方
法を説明する。まず、ステータコア1を図示しない自動
巻き線機に取り付ける。この場合、ステータコア1の凹
部17を自動巻き線機側の凸部に嵌合させ、これによ
り、自動巻き線機に対するステータコア1の位置決めを
行う。
【0050】次いで、ステータコア1の凹部17と対応
する位置の磁極5の脚6に、U相のコイル7を巻き付け
る。そして、前記磁極5から円周方向に2つの磁極5を
おいて3つ目の磁極5の脚6に、続けて前記U相のコイ
ル7を巻き付ける。さらに、前記磁極5から円周方向に
2つの磁極5をおいて3つ目の磁極5の脚6に、続けて
前記U相のコイル7を巻き付ける。
【0051】また、U相のコイル7の巻き始めの磁極5
の図1中反時計回りの方向に隣接する磁極5の脚6に、
V相のコイル7を巻き付ける。そして、前記U相のコイ
ル7の場合と同様に、前記磁極5から円周方向に2つの
磁極5をおいて3つ目の磁極5の脚6に、前記V相のコ
イル7を巻き付け、さらに、円周方向に3つ目の磁極5
の脚6に前記V相のコイル7を巻き付ける。
【0052】また、V相のコイル7の巻き始めの磁極5
の図1中反時計回りの方向に隣接する磁極5の脚6に、
W相のコイル7を巻き付ける。そして、前記U相のコイ
ル7の場合と同様に、前記磁極5から円周方向に2つの
磁極5をおいて3つ目の磁極5の脚6に、前記W相のコ
イル7を巻き付け、さらに、円周方向に3つ目の磁極5
の脚6に前記W相のコイル7を巻き付ける。
【0053】このようにコイル7を巻き付けることによ
り、図1に示すように、U相、V相およびW相が、図1
中反時計回りの方向に、この順序で、それぞれ3極づつ
位置する。
【0054】なお、これらU相、V相およびW相のコイ
ル7のそれぞれについて、巻き始め側のリード線の長さ
と、巻き終わり側のリード線の長さとをそれぞれ、後述
する電極に接続するのに必要かつ十分な長さにする。
【0055】次いで、予め回路基板10を固定したモー
タハウジング32の軸受ホルダー14の凸部16と、ス
テータコア1の凹部17とを嵌合させつつ、ステータコ
ア1の環状部4を軸受ホルダー14に嵌挿させる。これ
ら凹部17および凸部16により、ステータコア1は、
適正な位置に位置決めされる。すなわち、ステータコア
1は、回路基板10上の各ホール素子13が、それぞ
れ、所定の隣接する磁極55と磁極55との間に位置す
るように位置決めされる。
【0056】次いで、軸受ホルダー14の図2中上側の
円周端部(縁部)をステータコア1にかしめる。これに
より、ステータコア1がモータハウジング32の軸受ホ
ルダー14に固定される。
【0057】次いで、U相、V相およびW相のコイル7
の巻き始め側のリード線の端部をそれぞれ、プリント基
板10上に形成されているU相接続用の電気接点部2
1、V相接続用の電気接点部22およびW相接続用の電
気接点部23に、ハンダ(ろう材)でろう接する。そし
て、U相、V相およびW相のコイル7の巻き終わり側の
リード線の端部をそれぞれ、共通端子接続用の電気接点
部24にハンダでろう接する。
【0058】以上説明したように、モータ100によれ
ば、位置決め用の治具を用いることなく、ステータコア
1を容易に、かつ適正な位置に配置することができる。
【0059】そして、ステータコア1の磁極5が各ホー
ル素子13に対して適正な位置に配置されるので、前記
各ホール素子13によりロータ3の永久磁石2の位置を
正確に検出することができ、これにより、コイル7への
通電を正しくかつタイミング良く切り替えることができ
る。このため、モータを適正に、かつ効率良く駆動する
ことができる。
【0060】また、ステータコア1の凹部17と、モー
タハウジング32の凸部16とが嵌合しているので、モ
ータ100の組み立て後におけるステータコア1の周方
向(回転方向)の位置ずれが防止される。従って、例え
ば、かしめ強度が比較的小さい構成材料を用いてもステ
ータコア1を容易かつ確実に固定することができる。
【0061】また、ステータコア1に、ステータコア1
の磁極5に巻かれたU相のコイル7の巻き始め位置を示
す指標が形成されているので、モータ100の組み立て
の際、誤配線を防止することができる。
【0062】この場合、ステータコア1の凹部17が前
記指標を兼ねるので、別途前記指標を設ける場合に比べ
構造が簡易であり、また、製造工数を増加することなく
前記指標を設けることができる。
【0063】また、モータハウジング32は、一体成形
されるので、製造工数を増加することなく、軸受ホルダ
ー14に凸部16を形成することができる。
【0064】また、モータハウジング32は、一体成形
されるので、容易かつ確実に、軸受ホルダー14の適正
な位置に凸部16を形成することができる。
【0065】次に、本発明のモータの第2実施例を説明
する。図4は、本発明のモータの第2実施例におけるス
テータコアおよびモータハウジングを示す平面図であ
る。なお、前述したモータ100との共通点については
説明を省略し、主な相違点を説明する。
【0066】同図に示すように、このモータ100で
は、ステータコア25の環状部26の内周面に凸部(リ
ブ)27が形成されている。そして、モータハウジング
33の軸受ホルダー28の外周面に、前記凸部27と嵌
合する凹部(溝)29が形成されている。これら凸部2
7および凹部29により、モータハウジング33とステ
ータコア25との位置決めを行う位置決め手段30が構
成される。
【0067】このモータ100でも前述した第1実施例
のモータ100と同様に、位置決め用の治具を用いるこ
となく、ステータコア25を容易に、かつ適正な位置に
配置することができる。
【0068】以上、本発明のモータを、図示の各実施例
に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるも
のではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の
構成のものに置換することができる。
【0069】例えば、前記各実施例では、互いに嵌合す
る凹部および凸部が一組設けられているが、本発明で
は、これら凹部および凸部を複数組設けてもよい。
【0070】前記凹部および凸部を複数組設ける場合に
は、これらを円周方向等角度の位置には設けないのが好
ましい。
【0071】また、本発明では、ステータコアに凹部お
よび凸部を設け、モータハウジングに、前記凹部および
凸部とそれぞれ嵌合する凸部および凹部を設けてもよ
い。
【0072】また、前記各実施例では、軸受ホルダー1
4、28の円周端部をかしめてステータコア1、25を
固定したが、本発明では、ステータコアの固定方法は、
これに限定されず、この他、ステータコア1、25を軸
受ホルダー14、28に圧入、または接着固定してもよ
い。
【0073】また、本発明のモータは、ロータの位置を
検出するための素子を有するモータであれば、アウター
ロータ形のブラシレスモータに限定されない。
【0074】また、本発明のモータの相数は、3相に限
定されず、例えば、2相または4相以上であってもよ
い。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のモータに
よれば、モータの組み立ての際、位置決め用の冶具を用
いることなく、ステータコアを容易かつ正確に位置決め
することができる。このため、モータ特性の良いモータ
を容易に組み立てることができるとともに、そのモータ
組み立ての作業時間を短縮することができる。すなわ
ち、作業性、生産性が向上する。
【0076】そして、凹部と凸部とを嵌合させるので、
ステータコアが確実に固定される。すなわち、モータ組
み立て後におけるステータコアの周方向(回転方向)の
位置ずれが防止される。
【0077】また、位置決め手段が、ステータコアの磁
極に巻かれたコイルの巻き始め位置を示す指標を兼ねる
場合、特に、ステータコアの凹部または凸部が、ステー
タコアの磁極の径方向の延長線上に設けられている場合
には、モータ組み立ての際、誤配線を防止することがで
きる。そして、別途前記指標を設ける場合に比べ構造が
簡易であり、また、製造工数を増加することなく前記指
標を設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモータの第1実施例において、ロータ
を外した状態を示す平面図である。
【図2】ロータを装着した状態の図1中のA−A線での
断面図である。
【図3】図1に示すモータのステータコアおよびモータ
ハウジングを示す平面図である。
【図4】本発明のモータの第2実施例におけるステータ
コアおよびモータハウジングを示す平面図である。
【図5】従来のモータであって、ロータを外した状態を
示す平面図である。
【図6】ロータを装着した状態の図6中のB−B線での
断面図である。
【符号の説明】
1 ステータコア 2 永久磁石 3 ロータ 4 環状部 5 磁極 6 脚 7 コイル 9 モータ取付基板 10 回路基板 11 突起 12 孔 13 ホール素子 14 軸受ホルダー 15 位置決め手段 16 凸部 17 凹部 18 ヨーク 19 回転軸 20 軸受け 21 U相接続用の電気接点部 22 V相接続用の電気接点部 23 W相接続用の電気接点部 24 共通端子接続用の電気接点部 25 ステータコア 26 環状部 27 凸部 28 軸受ホルダー 29 凹部 30 位置決め手段 31 ステータ 32、33 モータハウジング 34 ワッシャー 35、36 絶縁部材 51 ステータコア 52 永久磁石 53 ロータ 54 環状部 55 磁極 56 基板 57 軸受ホルダー 58 コイル 59 ヨーク 60 回転軸 61 ホール素子 62 軸受け 100、500 モータ U U相 V V相 W W相

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、この基板に設けられた軸受支持
    部とが一体成形されたモータハウジングと、 ステータコアと、このステータコアの磁極に巻かれたコ
    イルとを備え、前記モータハウジングに設置されたステ
    ータと、 前記軸受支持部により支持された軸受けと、 前記軸受けにより回転可能に支持されたロータと、 前記基板上に設けられ、前記ロータの位置を検出するた
    めの素子とを有するモータであって、 前記モータハウジングと前記ステータコアとに、これら
    の位置決めを行う互いに嵌合する凹部および凸部で構成
    された位置決め手段を設けたことを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 基板と、この基板に設けられた軸受支持
    部とが一体成形されたモータハウジングと、 前記軸受支持部が挿入、固定された環状部を中央部に有
    するステータコアと、このステータコアの磁極に巻かれ
    たコイルとを備えたステータと、 前記軸受支持部により支持された軸受けと、 前記軸受けにより回転可能に支持されたロータと、 前記基板上に設けられ、前記ロータの位置を検出するた
    めの素子とを有するモータであって、 前記軸受支持部と前記環状部とに、前記モータハウジン
    グと前記ステータコアとの位置決めを行う互いに嵌合す
    る凹部および凸部で構成された位置決め手段を設けたこ
    とを特徴とするモータ。
  3. 【請求項3】 前記モータハウジングの前記凹部または
    凸部は、前記軸受支持部に一体的に形成されている請求
    項1または2に記載のモータ。
  4. 【請求項4】 前記軸受支持部は、筒状であり、該軸受
    支持部に前記軸受けが挿入、固定されている請求項1な
    いし3のいずれかに記載のモータ。
  5. 【請求項5】 前記位置決め手段は、前記ステータコア
    の磁極に巻かれたコイルの巻き始め位置を示す指標を兼
    ねる請求項1ないし4のいずれかに記載のモータ。
  6. 【請求項6】 前記ステータコアの前記凹部または凸部
    は、該ステータコアの磁極の径方向の延長線上に設けら
    れている請求項5に記載のモータ。
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