JP2001320862A - 回転電機 - Google Patents
回転電機Info
- Publication number
- JP2001320862A JP2001320862A JP2000133884A JP2000133884A JP2001320862A JP 2001320862 A JP2001320862 A JP 2001320862A JP 2000133884 A JP2000133884 A JP 2000133884A JP 2000133884 A JP2000133884 A JP 2000133884A JP 2001320862 A JP2001320862 A JP 2001320862A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- commutator
- winding
- electric machine
- rotating electric
- yoke
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims abstract description 140
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 25
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 22
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 11
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 8
- 210000003298 dental enamel Anatomy 0.000 claims description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 34
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 16
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 16
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 11
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 9
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 230000008569 process Effects 0.000 description 8
- 230000009471 action Effects 0.000 description 6
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 6
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 6
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 5
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 230000008859 change Effects 0.000 description 4
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 4
- 238000005219 brazing Methods 0.000 description 3
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000005405 multipole Effects 0.000 description 3
- 239000005011 phenolic resin Substances 0.000 description 3
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 3
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 3
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 3
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 3
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 2
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 2
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 2
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 2
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 2
- 230000002035 prolonged effect Effects 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 102100032566 Carbonic anhydrase-related protein 10 Human genes 0.000 description 1
- 102100032768 Complement receptor type 2 Human genes 0.000 description 1
- 101000867836 Homo sapiens Carbonic anhydrase-related protein 10 Proteins 0.000 description 1
- 101000941929 Homo sapiens Complement receptor type 2 Proteins 0.000 description 1
- 230000004323 axial length Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000002788 crimping Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 238000003475 lamination Methods 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 1
- 238000005549 size reduction Methods 0.000 description 1
- 229910000679 solder Inorganic materials 0.000 description 1
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K23/00—DC commutator motors or generators having mechanical commutator; Universal AC/DC commutator motors
- H02K23/26—DC commutator motors or generators having mechanical commutator; Universal AC/DC commutator motors characterised by the armature windings
- H02K23/32—DC commutator motors or generators having mechanical commutator; Universal AC/DC commutator motors characterised by the armature windings having wave or undulating windings
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K23/00—DC commutator motors or generators having mechanical commutator; Universal AC/DC commutator motors
- H02K23/26—DC commutator motors or generators having mechanical commutator; Universal AC/DC commutator motors characterised by the armature windings
- H02K23/38—DC commutator motors or generators having mechanical commutator; Universal AC/DC commutator motors characterised by the armature windings having winding or connection for improving commutation, e.g. equipotential connection
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Dc Machiner (AREA)
- Control Of Direct Current Motors (AREA)
- Windings For Motors And Generators (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
Abstract
る。 【解決手段】 この発明の回転電機は、ヨークと、この
ヨークの内壁面に固定された4極以上の多極で構成され
た界磁部と、このヨーク内に回転自在に設けられたシャ
フト4と、このシャフト4に固定され、コア9の外周面
に軸線方向に延びて形成された偶数のスロット11に導
線19が重巻方式で巻回された巻線21を有するアマチ
ュア20と、シャフト4の端部に固定され複数個のセグ
メント16から構成された整流子6と、この整流子6の
表面に当接した複数個のブラシとを備えたものである。
Description
ンドルの操作力をアシストする電動パワーステアリング
装置用モータに適用される回転電機に関するものであ
る。
装置用モータ(以下、電動モータと略称する。)100
の側断面図であり、この電動モータ100は、円筒状の
ヨーク1と、このヨーク1内に対向して固定され周方向
に2個配置された界磁永久磁石2と、ヨーク1内に軸受
3により回転自在に設けられたシャフト4と、このシャ
フト4に固定されたアマチュア5と、シャフト4の端部
に固定され複数個の銅製のセグメント16から構成され
た整流子6と、この整流子6の表面にスプリング7の弾
性力により当接したブラシ8とを備えている。
スロット11を有するコア9と、スロット11に導線が
重巻方式で巻回されて構成された巻線10とを備えてい
る。2極、重巻方式の上記電動モータ100では、セグ
メント16に当接するブラシ8を介して外部から電流を
巻線10に供給することにより、アマチュア5は電磁作
用により、シャフト4とともに回転する。
的軽い小排気量の車に主に用いられていたため、電動モ
ータ100のアシストトルクは小さく、従って、電動モ
ータ100の作動音は極めて小さく、車室内でも殆ど気
にならない程度の大きさであった。
向により、車の重量が大きい、中、大排気量車にも、省
燃費、軽量化のために、油圧式によるパワーステアリン
グ装置の代わりに、直流モータによるパワーステアリン
グ装置が採用され始めている。この場合、トルクの大き
な電動モータが必要となるが、2極、重巻方式のままで
設計すると、大きな体格のモータになってしまうので、
小型化、高トルクにするためには、4極化等の多極化が
必要となる。
の直流モータ(以下、2極モータと略称する。)と、多
極機の例として4極、スロット数21の直流モータ(以
下、4極モータと略称する。)とを比較した図である。
この図は、2極モータ及び4極モータにおいてアマチュ
アが偏心位置で作動した時にアマチュアに作用する磁気
吸引力の差異を本願発明者が磁界解析により求めたもの
である。図中、・印が固定子中心、即ち本来の回転中心
を示しており、×印が偏心時の回転中心を示している。
そして、この図から分かるように、4極モータは2極モ
ータと比較して、振動、騒音が発生し易いことが分か
る。
点として偏心方向角度0度から360度までの各方向に
それぞれ同一量偏心(偏心量0.1mm)させたときア
マチュアに作用する力を調べたときに、2極モータでは
偏心方向へは最大0.45N程度の磁気吸引力が作用す
るのに対して、4極モータでは偏心方向へは最大2.7
N程度(2極モータの6倍)の磁気吸引力が作用する。
2極モータでは偏心による磁気吸引力の方向性が顕著に
見られ、極間方向(偏心方向角度90度、270度)に
偏心した場合には、極中心方向(偏心方向角度0度、1
80度)に偏心した場合と比較して、偏心方向に対する
力を比較したときに約2倍(0.45/0.21)の磁
気吸引力が作用する。一方、4極モータでは顕著な方向
性が見られない。つまり、偏心方向角度0度から360
度までの全角度において偏心方向に対する力は2.7N
程度であり、このことは、「2極モータでは偏心に対し
て安定の方向が存在するが、4極モータでは安定な方向
が存在しない。」ということを意味しており、この差異
が振動、騒音の差異に関係していると考えられる。この
ように、小型化、高トルクにするためには、4極化等の
多極化が必要となるが、振動、騒音の問題が残る。
トルク化に対処するために多極化した場合の巻線方式と
して重巻の他、例えば一重波巻方式のアマチュアが考え
られる。重巻では、一般に極数と同数のブラシが設けら
れるが、一重波巻では2つのブラシを設けるのが一般的
である。図58および図59は多極化の一例として4
極、スロット数21のアマチュアに作用する磁気吸引力
を示す図であり、図58は重巻、4ブラシ方式、図59
は一重波巻、2ブラシ方式の場合を示している。両図を
比較したときに、アマチュアがコアの1スロット分回転
するときにアマチュアに作用する磁気吸引力は、一重波
巻のアマチュアの場合には矢印イに示すように常に一定
の半径外側方向であるのに対して、重巻、スロット数2
1のアマチュアの場合には矢印ロに示すように周方向に
変動しており、重巻、スロット数21のアマチュアでは
回転振動が生じ易く、それだけ作動音が生じやすいとい
う問題点があった。
合、ヨーク磁気回路のアンバランス、アマチュアの偏
心、ブラシを流れる電流の不均一、工作誤差等の影響に
より、アマチュアの巻線の回路間に誘起する起電力に差
が生じ、アマチュア内にはブラシを通じて流れる循環電
流が生じ、その結果ブラシ整流作用の悪化、ブラシから
発生する整流火花の増加に伴う、ブラシ及び整流子の高
温化、寿命低下、トルクリップルの増加、並びにこれら
の複合作用により、作動音が大きくなるといった問題点
もあった。一方、多極、奇数スロット、一重波巻方式の
場合には、トルクリップルが大きくなる(図58の重巻
方式の場合には、0.096%であるのに対して、図5
9の一重波巻方式の場合には、1.37%)という問題
点があった。
ることを課題とするものであって、作動音を低減するこ
とができる等の回転電機を得ることを目的とするもので
ある。
る回転電機は、ヨークと、このヨークの内壁面に固定さ
れた4極で構成された界磁部と、このヨーク内に回転自
在に設けられたシャフトと、このシャフトに固定され、
コアの外周面に軸線方向に延びて形成された偶数のスロ
ットに導線が二重波巻方式で巻回されて構成された巻線
を有するアマチュアと、前記シャフトの端部に固定され
複数個のセグメントから構成された整流子と、この整流
子の表面に当接した複数個のブラシとを備えたものであ
る。
スロット数は極数の倍数でない。
ヨークと、このヨークの内壁面に固定された4極で構成
された界磁部と、このヨーク内に回転自在に設けられた
シャフトと、このシャフトに固定され、コアの外周面に
軸線方向に延びて極対数の倍数で形成されたスロットに
導線が二重波巻方式で巻回されて構成された巻線を有す
るアマチュアと、前記シャフトの端部に固定され複数個
のセグメントから構成された整流子と、この整流子の表
面に当接した複数個のブラシとを備えたものである。
スロット数は、極対数の倍数であり、かつ極数の倍数で
ない。
ークと、このヨークの内壁面に固定された6極以上で構
成された界磁部と、このヨーク内に回転自在に設けられ
たシャフトと、このシャフトに固定され、コアの外周面
に軸線方向に延びて形成された極対数の倍数でかつ極数
の倍数でない数のスロットに導線が多重波巻方式で巻回
されて構成された巻線を有するアマチュアと、前記シャ
フトの端部に固定され複数個のセグメントから構成され
た整流子と、この整流子の表面に当接した複数個のブラ
シとを備えたものである。
アマチュア回路内に回路間に生じる誘導起電力の差によ
りブラシに流れる循環電流を防止するために、同電位で
あるべきセグメント同士を電気的に接続した均圧部材を
備えている。
均圧部材の個数をK、コアのスロット数をNs、ブラシ
のセグメントの跨ぎ数の最大値をnとしたときに、Ns
/(n×2)≦K≦Nsで構成したものである。
整流子の軸線上に整流子に隣接して設けられ軸線方向に
積層された複数の均圧部材を有する均圧装置を備えてい
る。
一方のセグメントに一端部が接続された均圧部材は、そ
の他端部がスロットを通って他方のセグメントに接続さ
れている。
は、均圧部材は、周方向に複数配列されたセグメントか
ら構成された円筒状の整流子本体の内側に設けられてい
る。
は、絶縁基板と、この絶縁基板に形成された導電膜から
なるとともにセグメントと電気的に接続された均圧部材
とから構成されたプリント配線板を有する。
は、均圧部材は、整流子の側面に密接して設けられてい
る。
は、PWM(pulse width modulation)駆動により巻線
の通電電流が制御されている。
は、導線はエナメル被覆の丸線である。
クの内壁面に間隔をおいて配設された複数個の永久磁石
で構成されている。
電動パワーステアリング装置用モータ(以下、電動モー
タと略称する。)の例を説明するが、従来と同一または
相当部材は同一符号を付して説明する。図1はこの発明
の実施の形態1の電動モータの内部構造の側断面図、図
2は図1の要部拡大図である。磁極数が4極、スロット
11の数が24、二重波巻、4ブラシ方式である電動モ
ータは、円筒状のヨーク1と、このヨーク1内に周方向
に間隔をおいて4個固定されたフェライトで構成された
永久磁石2と、ヨーク1内に軸受3により回転自在に設
けられたシャフト4と、このシャフト4に固定されたア
マチュア20と、シャフト4の端部に固定され複数個の
セグメント16から構成された整流子6と、この整流子
6の表面にスプリング7の弾性力により当接していると
ともに等分間隔で4個配設されたブラシ8と、アマチュ
ア20と整流子6との間にシャフト4に固定された均圧
装置22とを備えている。なお、図中において、ヨーク
1、永久磁石2、軸受3、スプリング7及びブラシ8は
示されていない。アマチュア20は、軸線方向に延びた
24個のスロット11を有するコア9と、数が24のス
ロット11に導線19が二重波巻方式で巻回されて構成
された巻線21とを備えている。
図3(b)は図3(a)の均圧装置22の側面図であ
り、均圧装置22は、ベース23上に、均圧部材である
銅板等で構成されたターミナル24及び絶縁板25が交
互に12個積層されて構成されている。
面図、及び側面図であり、円環状のベース本体27に
は、12本のピン26が円周方向に沿って等分間隔で立
設されている。
面図であり、円環状のターミナル本体28には24箇所
に円周方向に沿って等分間隔で孔29が形成されてい
る。また、ターミナル本体28には互いに対向し、かつ
外側方向に延びた均圧線部30a、30bが設けられて
いる。
縁板25では、円環状の絶縁板本体31の24箇所に円
周方向に沿って等分間隔で孔32が形成されている。
線完了図ではない。)が示されており、図7の例では、
スロット数22のアマチュアの場合であり、実線の導線
19、破線の導線19が図に示すように波巻として巻回
され、実線の巻線回路と、破線の巻線回路との二つの巻
線回路ができている。
ミナル24及び絶縁板25を交互に各々12個ずつ積み
重ねて均圧装置22を組立る。このときターミナル24
を各々15度毎回転させ、ターミナル24の孔29にベ
ース23のピン26を貫通させて、ベース23にターミ
ナル24を固定する。また、絶縁板25の孔32にベー
ス23のピン26を貫通させて、ベース23に絶縁板2
5を固定する。その後、ピン26の先端部をかしめるこ
とで、一体化された均圧装置22が出来上がる。その
後、均圧装置22、整流子6の順序でシャフト4に嵌着
する。シャフト4には回転方向の位置決めのために軸線
方向に延びた突起部14が形成されており、この突起部
14にフェノール樹脂で構成された、ベース23及び整
流子本体15が弾性変形して係止している。
4に沿うように折り曲げ、コア9に導線19を二重波巻
方式で巻回して巻線21を形成して、アマチュア20を
形成する。このときには、図9に示すように、セグメン
ト16のフック34の一面で導線19が係止され、フッ
ク34の他面で均圧線部30a,30bの端部が当接し
ている。その後、フック34に導線19及び均圧線部3
0a,30bの端部をヒュージングにより電気的に同時
に24箇所接合する。
数が24個、二重波巻、4ブラシ方式の上記電動モータ
におけるアマチュア20に作用する磁気吸引力、及びト
ルクリップルを本願発明者が磁界解析で求めた図であ
る。先に図61に示した、4極、重巻、4ブラシで、ス
ロット数21のアマチュア5では、アマチュア5に作用
する磁気吸引力が、周方向に変動しており、アマチュア
5に回転振動が生じ易く、それだけ作動音が生じ易かっ
たのに対して、スロット数が偶数の24である二重波巻
のアマチュア20の場合には、アマチュア20に作用す
る磁気吸引力はゼロであり、回転振動によって生じる作
動音が生じないことが分かる。
が偶数の22の場合におけるアマチュアに作用する磁気
吸引力、及びトルクリップルを本願発明者が磁界解析で
求めた図である。この図から分かるようにスロット数2
2の二重波巻のアマチュアの場合にも、アマチュアに作
用する磁気吸引力はゼロであり、回転振動によって生じ
る作動音が生じないことが分かる。また、先の図59に
示した一重波巻のアマチュアの場合には、トルク波形の
高低差の値のトルク値に占める割合を示すトルクリップ
ル(p−p)が1.37%であるのに対して、スロット
数22で二重波巻のアマチュアの場合にはトルクリップ
ル(p−p)が0.876%と一重波巻の場合と比較し
て小さい。このため、図12に示すように、制御ユニッ
ト13からのモータ駆動信号により、PWM(pulse wi
dth modulation)駆動される電動モータ18のトルクリ
ップルが低減され、ハンドル12を握るドライバーの操
舵感が一重波巻の電動モータと比較して向上する。
状のターミナル本体28を用いたが、材料である銅の使
用量を節減するために、図13に示すように、ターミナ
ル52のターミナル本体50を円弧状にしてもよい。
圧装置60のターミナル24及び絶縁板25を各6個ず
つベース23に交互に積層し、フック34に一つおきに
ターミナル24を電気的に接続してもよいし、二つおき
にターミナル24を用いて電気的に接続してもよい。
りブラシに流れる循環電流を防止するには、均圧部材で
あるターミナルの数量が多いほど効果的であるが、前述
したように均圧装置の工作性、コストの点を加味して数
量を減らしてもよい。
スロット数をNs、ブラシのセグメントの跨ぎ数の最大
値をnとしたときに、Ns/(n×2)≦K≦Nsを満
たすターミナルの個数であれば、作動音は小さいことが
分かった。つまり、図16はNs=22、n=3のとき
の評価図であり、評価点が10点満点で6点以上が合格
であり、上式はこの評価点基準を満たす式である。
能にして製造コスト低減のために、巻線21の導線19
としてエナメル被覆の丸線を用いて、機械巻線ができる
ようになっているが、この機械巻線でも完全に整列して
巻回することができず、巻線の各回路間の抵抗、インダ
クタンスのばらつきが大きくなるおそれがある。しかし
ながら、均圧装置22を備えたことにより、各回路間で
生じる誘導起電力の差によりブラシに流れる循環電流は
防止されるので、巻線各回路間の抵抗、インダクタンス
のばらつきにより生じる不都合は生じない。
の相関性が大きいトルクリップルの低減のため、フェラ
イトで構成された界磁永久磁石2を用いている。界磁を
巻線方式としたときには、一般的には、磁束密度が永久
磁石よりも高くなり、磁極と対向する位置にコアのスロ
ットがある場合と、ティースがある場合とでは、アマチ
ュアの回転方向の位置変化による空隙磁束密度変化が大
きく、トルクリップルが大きくなる。通常、フェライト
の界磁永久磁石の場合の空隙平均磁束密度は約3〜40
00ガウスに対して、巻線方式の場合には約2倍の7〜
8000ガウスであり、巻線方式とした場合、トルクリ
ップルが大きくなり、またコアのティース部での磁気吸
引力の変動が大きく、電磁音も大きい。また、フェライ
トの界磁永久磁石を用いた場合、電動モータの小型化、
組付け作業性の向上及びコスト低減が可能となる。
界磁永久磁石を用いることが有効であるが、この場合、
界磁の磁束密度が低いため、アマチュアの導線の巻数を
多くしてトルク特性を確保するようになっている。この
ため、界磁磁石がアマチュア反作用の影響を大きく受
け、界磁磁極の磁束分布の磁気的中心点が、アマチュア
の回転方向と反対方向に大きくずれる。通常のモータで
はブラシ位置を幾何学的磁極中心位置からアマチュアの
回転方向と反対の回転方向にシフトさせてこの磁気的中
心点のずれを補償し、良好な磁束分布を確保している。
しかしながら、この電動モータでは左右の両方向に回転
するため、上記のようにブラシ位置をアマチュアの回転
方向と反対方向にシフトさせてこの磁気的中心点のずれ
を補償して良好な磁束分布を確保することができない。
布の悪化を補償するために、アマチュア20に均圧装置
22を設けることで、巻線の各回路の誘起電圧のバラン
ス性の向上と相俟って良好な磁束分布を確保でき、下記
の(1)〜(6)ような格別の効果を得ることができ
る。
ように低減するため、電動モータをハンドルコラムに取
り付けても、ドライバーに不快な操舵時の作動音を感じ
させない。そして、電動モータを車室内にあるコラムに
取り付けることが可能となるため、従来では、例えば図
18に示すようにエンジン室のラック40に電動モータ
100を取り付けていたが、その場合よりも、熱及び水
に対する耐環境性が格別に有利になるため、それだけ電
動モータを安価に製造できる。
め、トルクリップルの低減が図られ、電動モータが制御
ユニット13からのモータ駆動信号により、PWM駆動
されても、電動モータの駆動時の振動がハンドル12に
は殆ど伝達されず、ドライバーの操舵感は悪化されな
い。
するため、制御ユニット13のPWM駆動方式の設計自
由度が高くなり、応答性、微小電流での制御性の向上を
図り、操舵感を更に向上させることができる。
固定した状態でブラシ8とセグメント16との接触状態
の微小な変化によるアマチュア20に流れる電流の変化
によるトルク変化で電動モータが振動を起こして生じる
音をいう。電動モータが駆動していない状態で系のバッ
クラッシュ分の微小変位間で発生する振動音をいう。)
を低減することができる。従来の一重波巻の2ブラシ方
式では、トルクリップルが大きいため、保舵音が発生し
易かったが、この保舵音の発生を制御ユニット13で抑
えようとして、制御ゲインを大きくすると、図19に示
すように、保舵音の程度を示すトルク変動は小さくなる
が、作動音(半径方向磁気吸引力)が大きくなり、保舵
音と作動音との両方を抑えることができなかった。一
方、二重波巻、4ブラシ方式を用いた電動モータでは、
保舵音と作動音との両方の発生を抑制することができ
る。
め、ブラシ8の電流密度を低くすることができ、電動モ
ータの許容通電時間を長くすることができる。電動モー
タでは、車庫入れとか、車をUターンするときにハンド
ル12を最大角度迄切る、所謂「据切り・端当て状態」
で使われる頻度が高いが、この時は電動モータのアマチ
ュアは殆ど回転せずに、トルクのみ発生しており、電動
モータの拘束状態で使用されることになる。この時、温
度上昇の一番厳しいブラシ8の電流密度を下げることが
できるので、「据切り・端当て状態」での使用可能時間
が長くなり、電動モータの利便性が向上する。また、ブ
ラシ8の寿命が長くなり、電動モータの信頼性、耐久性
が向上する。
め、一重波巻と比較して、同一性能の条件下では巻線2
1の導線の断面積を略1/2にすることができ、導線が
変形し易くなり、巻線性が向上し、また導線の線径が小
さくなるため、コア9のスロット11内での隙間が少な
くなるため、スペースファクタを大きくとることがで
き、電動モータの小型化が可能となる。従って、操舵性
で重要な要因であるアマチュア20の慣性モーメント、
ロストルクを下げることができる。
ンスが良くなることにより、トルクリップルの一層の低
減が図られ、ハンドル12に伝達されるトルクリップル
が少なく、ドライバーの操舵感を一層向上させることが
できる。
ため、ブラシ8の寿命が長くなる、ブラシ8の温度上昇
を抑えることができる、ブラシ8の整流音(火花音)を
小さくすることができるといった効果に加えて、火花の
発生が少ないため、ラジオノイズ等に有利である。特
に、ハンドルコラムに取り付けてラジオの電源回路等と
接近して使用せざるを得ないときでも、ラジオノイズ等
に与える影響が少ない。また、火花発生が少ないため、
ブラシ8を整流子6に押圧するスプリング7の荷重を少
なくすることができるので、ブラシ押圧によるロストル
クを少なくすることができ、またブラシ8の押圧による
摩擦熱の発生を少なくすることができる。従って、二重
波巻、4ブラシ方式であっても、一重波巻、2ブラシ方
式と比較して同等のロストルクにすることが可能にな
る。
スロット及び22スロットで二重波巻の電動パワーステ
アリング装置用モータについて説明したが、スロット数
はこれに限定されるものではなく、アマチュアに対して
半径方向に磁気吸引力を生じない偶数のスロット数であ
れば騒音低減効果がある。加えて、極対数の倍数でない
数とすれば、トルクリップルも低減することができる。
て、4極20スロット、4極26スロット、4極28ス
ロットの場合における、アマチュアに作用する磁気吸引
力とトルクが示されており、いずれの例においても半径
方向の磁気吸引力は作用していないことがわかる。これ
らの結果をまとめたものが図23であり、スロット数を
偶数あるいは極対数の倍数に選定した場合には半径方向
に磁気吸引力を生じず、かつ極数の倍数でなければ、ト
ルクリップルも低減できることがわかる。
のではなく、6極、8極といった4極以上でもよい。図
24ないし図26には、三重波巻であって、6極、24
スロット、6極、21スロット、6極27スロットの例
が示されている。なお、図8には、6極、21スロッ
ト、三重波巻の例であり、実線の導線19、破線の導線
19、一点鎖線の導線19が図に示すように波巻として
巻回され、実線の巻線回路と、破線の巻線回路及び一点
鎖線の巻線回路の三つの巻線回路ができている。なお、
この巻線図は巻線完了図ではない。図24においては、
スロット数が極数の倍数であるので、トルクリップルが
大きくなっている。図25及び図26はスロット数が極
対数の倍数、かつ極数の倍数でない場合であり、いずれ
においても半径方向磁気吸引力は作用せず、かつトルク
リップルは小さく抑えられている。これらの結果をまと
めたものが図27であり、極対数の倍数であれば半径方
向に磁気吸引力を生じず、かつ極数の倍数でなければ、
トルクリップルも低減できることがわかる。8極以上の
場合も四重波巻として極対数の倍数かつ極数の倍数でな
ければ同様となる。なお、二重波巻、三重波巻、四重波
巻を多重波巻と称している。スロット数が極対数の倍数
である場合には、前述の均圧部材を設けることができる
ので、循環電流を防止し、整流作用を向上することがで
きる。
は、絶縁板25を介してターミナル24が積層された均
圧装置22は整流子6の片側に隣接して配置されてお
り、ターミナル24の積層された均圧装置22が受ける
遠心力は小さいので、遠心力により均圧装置22が破損
することは防止されるとともに、シャフト4の軸線方向
の長さは短くてすむ。また、均圧装置22の取り付け、
取り外し作業はブラシに干渉されることなく行うことが
できる。さらにまた、電動モータ自体の分解、組立の作
業性が向上する。
反対側に整流子6に隣接して設けてもよい。この場合に
は、アマチュア5と整流子6との間は空間であり、アマ
チュア5の導線19と整流子6のフック34との電気的
接続を均圧装置に干渉されることなく、行うことができ
る。また、均圧装置は、均圧装置のベースと整流子6の
整流子本体15とをフェノール樹脂で一体化したもので
もよい。この場合には、均圧装置と整流子とは一体化さ
れており、電動モータの組立作業、分解作業がそれだけ
簡単になる。また、均圧装置は、径寸法が異なる円弧状
のターミナル本体から両端部が半径方向に延び、かつタ
ーミナル本体が径方向に配設され、また端部が周方向に
間隔をおいて配設された複数のターミナルが絶縁樹脂部
で一体化されたものでもよい。この場合には、各ターミ
ナル本体は径方向に沿って配設されており、電動モータ
の軸線方向の寸法を短くすることができる。また、この
絶縁樹脂部を整流子本体とフェノール樹脂で一体化して
もよい。また、ターミナル同士の短絡を防止するため
に、均圧装置の表面に絶縁樹脂膜を形成するようにして
もよい。
形態2の電動モータの要部断面図であり、この電動モー
タは、シャフト4に固定されたアマチュア102と、こ
のアマチュア102の片側に設けられた整流子103と
を備えている。アマチュア102は、軸線方向に延びた
22個のスロットを有するコア104と、スロットにエ
ナメル被覆の銅線で構成された導線105が二重波巻方
式で巻回されて構成された巻線106とを備えている。
整流子103は、シャフト1の端部に固定され周方向に
複数配列されたセグメント108を有している。このセ
グメント108には均圧部材109が接続されており、
同電位であるべきセグメント108同士が電気的に接続
されている。この均圧部材109は導線105と同一部
材で構成されている。
士を電気的に接続した均圧部材109を示す図である。
この均圧線109は、一端部がセグメント108のフッ
ク131aに係止された状態でフック131aから18
0°反対側のコア104のスロット151aを通ってコ
ア104の一側面まで延びており、その後シャフト4を
跨ぎスロット151aと対向したスロット151bを通
ってコア104の他側面まで延びて、スロット151b
から180°反対側のセグメント108のフック131
bに係止されている。同様に、一端部がフック132a
に係止された均圧部材109はフック132aから18
0°反対側のコア104のスロット152aを通ってコ
ア104の一側面まで延びており、その後シャフト4を
跨ぎスロット152aと対向したスロット152bを通
って、コア104の他側面まで延びて、スロット152
bから180°反対側のセグメント108のフック13
2bに係止されている。以下、他9本の各均圧部材10
9も、それぞれ一端部がフック133a〜141aに係
止され、スロット153a〜161a、スロット153
b〜161bを通って、他端部がフック133b〜14
1bに係止されている。そして、上記のように各均圧部
材109が同電位であるべきセグメント108同士を物
理的に接続した後、コア104の各スロット151a〜
161a、151b〜161bに導線105を二重波巻
方式で巻回し、各フック131a〜141a、131b
〜141bと、均圧部材109及び導線105とをヒュ
ージング等により電気的に接続する。
圧部材109は、各フック131a〜141a、131
b〜141bと各スロット151a〜161a、151
b〜161bとの間、及びスロット151a〜161a
とスロット151b〜161bとの間では、それぞれシ
ャフト4を跨ぐようにして橋渡しされており、均圧部材
109はシャフト4の一部に当接して、確実に位置決め
されている。また、均圧部材109は幅の狭いスロット
151a〜161a、151b〜161bの底面に当接
しており、均圧部材109を設けたことにより、アマチ
ュア102の径方向の寸法が大きくなるようなことはな
い。
ックとコアの各スロットとの間では均圧部材110をシ
ャフト4を跨ぐようにして橋渡し、またスロットを通っ
てシャフト4で巻かれた後、再び同じスロットを通って
各フックに係止するようにしてもよい。この場合には、
均圧部材110は往路と復路とでは同じスロットを通っ
ており、均圧部材110で発生する誘起電圧は互いに相
殺されており、巻線106の回路間の誘起電圧の差によ
り生じる循環電流を防止するという効果を十分に得るこ
とができる。
ライザ片を用いてもよい。また、整流子とコアとの間で
均圧部材の一対の渡り部を並設するようにしてもよい。
この場合、均圧部材がコアのスロットに巻回される途中
において、巻線装置のノズルと、整流子及びコアとの相
対移動が一方向でよく、巻線作業性及び巻線装置の簡素
化を図ることができる。
形態3の整流子を含む電動モータの断面図、図34は図
33の要部拡大図である。
ヨーク220の内壁面に固定された永久磁石221と、
ヨーク220内に回転自在に設けられたシャフト4と、
シャフト4に固定されたアマチュア223と、アマチュ
ア223の片側にシャフト4に固定されて設けられた整
流子224とを備えている。アマチュア223は、軸線
方向に延びた複数のスロットを有するコア225と、ス
ロットに導線235が二重波巻方式で巻回されて構成さ
れた巻線226とを備えている。
周方向に複数配列されたセグメント227から構成され
た整流子本体228を備えている。このセグメント22
7には巻線226が電気的に接続されている。整流子本
体228の内側の空間部には複数の均圧部材229を固
定した絶縁樹脂部231が充填されている。均圧部材片
229は鉄製であり、銅で構成された同電位であるべき
セグメント227同士を電気的に接続している。
過程を示す部分断面図である。先ず、円筒状の筒体23
6の内壁面に均圧部材229を配置し、固定手段である
レーザ234を用いて均圧部材229を筒体236の所
定の内壁面に固定した後、筒体236内に絶縁樹脂を充
填して筒体236内に絶縁樹脂部231を形成する。そ
の後、筒体236を軸線方向に沿って周方向に等分間隔
で切断して複数のセグメント227を形成する。最後
に、セグメント227のフック237を折り曲げ、セグ
メント227と導線235とを電気的に接続する。
過程をそれぞれ示す図であり、図40はリング状の均圧
部材229に形成された一対の突出部229aが筒体2
36の所定のティース部236aにレーザ234により
溶接された状態を示す図(図36が対応図)である。図
41はインサートモールド成形により、筒体236の空
間部に絶縁樹脂が充填され絶縁樹脂部231が形成され
た状態を示す図(図37が対応図)である。図42は筒
体236を軸線方向に沿って周方向に等分間隔で切断し
て複数のセグメント227が形成された状態を示す図
(図38が対応図)である。
材229が整流子本体228の内側に配置され、コンパ
クトになるとともに、絶縁樹脂部231により確実に固
定され、同電位であるべきセグメント227同士は電気
的に確実に接続される。なお、上記実施の形態ではレー
ザ溶接により固定する例について説明したが、これ以外
の固定手段、例えばロー付けや導電性樹脂等を用いた
り、あるいはこれらを併用してもよい。この場合、均圧
部材の材料は鉄に限らず、銅等を用いてもよい。
る凹部を形成し、均圧部材の突出部に凹部と係合する係
止部である凸部を形成してもよい。この場合には、均圧
部材はセグメントに対して周方向に確実に位置決めさ
れ、かつ確実に電気的に接続される。また、セグメント
の根元部に被嵌着部を形成し、また均圧部材の突出部に
被嵌着部に嵌着する嵌着部を形成し、整流子の回転時に
セグメントが遠心力で飛び出すのを防止するようにして
もよい。
からの軸線方向の深さが異なる溝部を形成し、この溝部
の底面に均圧部材の突出部を固定することで、各均圧部
材を所定の間隔で配置するようにしてもよい。また、均
圧部材に隣接した均圧部材との間隙を確保するスペーサ
を設けることで、隣接した均圧部材同士、あるいは接続
すべきセグメント以外のセグメントと均圧部材との短絡
を確実に防止できる。また、複数の均圧部材を予め絶縁
樹脂でプリモールドして均圧部材本体を形成し、次にこ
の均圧部材本体を筒体の内側に挿着し、その後筒体と均
圧部材本体との間の空間に絶縁樹脂を充填し、最後に筒
体を軸線方向に沿って周方向に間隔をおいて複数に切断
して整流子片を形成するようにしてもよい。また、セグ
メントと均圧部材とが接続されるそれぞれの位置が整流
子本体の端面から同一の距離の長さにすることで、溶接
による高さ位置を一定にし、溶接装置を簡略化するよう
にしてもよい。また、均圧部材を整流子本体の内壁面に
沿って軸線方向に斜めに走っている同一形状にし、この
均圧部材を組み合わせることで、セグメントと均圧部材
とが接続されるそれぞれの位置が整流子本体の端面から
2位置に限定でき、均圧部材の使用材料量を低減するこ
とができるとともに、接続作業性が向上する。
形態4による電動モータの要部断面図であり、整流子3
06は、周方向に等分間隔で複数個配設されたセグメン
ト309と、このセグメント309の内側に設けられセ
グメント309の固定及びセグメント309間の絶縁を
行う整流子モールド部310とから構成されている。
あり、セグメント309の根元部には、セグメント30
9相互の距離を保つと共に、セグメント309と整流子
モールド部310とを固定するための嵌合部311が形
成されている。インサートモールド成形時に、金型内に
注入された樹脂が嵌合部311間に流れ込み、樹脂が固
化した後でセグメント309を支持する部分となる。ま
た、整流子モールド部310の内径側にはシャフト30
3を通す軸穴312が形成されている。即ち、整流子モ
ールド部310は、セグメント309を遠心力から支持
する役割、セグメント309相互の距離を確保する役割
とともに、整流子306をシャフト303に固定する役
割も果たしている。
装置307を示すものであり、均圧装置307は、絶縁
基板313の上に導体層をエッチング等の加工を施して
形成された均圧部材である接続板314を含むプリント
配線板315が複数個積層されて構成されている。絶縁
基板13の周縁部には等分間隔をおいて貫通孔316が
形成されている。この貫通孔316の数はセグメント3
09の数に対応しており、この実施の形態ではセグメン
ト数22、4極、スロット数22、二重波巻の直流電動
モータであり、22個の貫通孔316が形成されてい
る。均圧部材である接続板314は、常に同電位にある
べきセグメント309を結ぶようにパターンが形成され
ている。つまり、互いに対向した位置に半径外側方向に
突出した突出部317が形成されており、またこの突出
部317に貫通孔318が形成されている。
複数個のプリント配線板315を積層してもよいし、一
枚の絶縁板にエッチング加工により複数の接続板を設
け、この絶縁板を複数枚積層した後に、打ち抜き加工等
により個々の均圧装置307に分離して形成してもよ
い。また、接続板314の厚みtが70μm、接続板3
14の突出部17の幅Wが5mmとすれば、突出部31
7の断面積は0.35mm 2となり、直径0.7mmの
導線とほぼ同程度の電流容量を確保することができる。
315の接続板314との接続方法について、図49、
図50及び図51を用いて説明する。セグメント309
には図52に示した如く、予め丸棒形状の接続用突起3
19が一体加工により形成されている。一方、接続板3
14の貫通孔318、及びこの貫通孔318に重なった
絶縁基板313の貫通孔316の内壁面にはそれぞれ導
電膜320が形成されている。そして、貫通孔318及
び貫通孔316が重なって形成されたスルーホールに接
続用突起319を圧入することにより、セグメント30
9と接続板314とは電気的に接続される。
らない絶縁基板313の貫通穴316にも接続用突起3
19が貫通しており、この接続用突起319は他の接続
板314を介して同じ電位となるべきセグメント309
同士を電気的に接続している。
との位置関係を示している。この実施の形態の均圧装置
307は、11枚の均圧部材である接続板314a〜3
14kが積層されており、それぞれの接続板314a〜
314kはその突出部317が対向した位置にあるセグ
メント309同士と電気的に接続されている。なお、接
続板314a〜314kの積層順番は任意である。
たように、均圧装置307は、整流子306の側面でか
つフック320と反対側に配置されているので、コア3
04に巻線305を施す工程において、均圧装置307
が巻線作業の邪魔にならない。また、均圧装置307の
外径寸法は整流子306のブラシ接触面の外径よりも小
さいので、固定子に回転子を組み入れる組立工程におい
て、ブラシを整流子306の半径以上に半径外側方向に
移動させながら作業を行う必要が無くなり、電動モータ
の生産性を向上させることができる。
されるものではなく、角棒状の接続用突起であってもよ
い。この場合は、接続用突起の角の部分で部分的に導電
膜と接合することになるので、スルーホールに接続用突
起をより簡単に圧入することができる。また、接続用突
起の挿入後に、ハンダや銅等のロウ付け材によるロウ付
け等の手段を用いて接続用突起をプリント配線板に固定
してもよい。さらに、整流子は、セグメントの両端部に
鉤形状の係止部が形成されているものでもよい。また、
8極24スロットの電動モータでは、同電位となるべき
セグメントが4個ずつ、全部で6組存在するため、均圧
装置として、単一のプリント配線板の均圧部材で4つの
セグメントと電気的に接続されているものでもよい。
の数については、本来同電位となるべき整流子片のすべ
てと接続するのが望ましいが、必要に応じて省略するこ
とができる。また、均圧装置は、セグメントと別個であ
る接続ピンでプリント配線板を貫通したものでもよい。
この場合には、接続ピンの位置決め精度をより向上させ
ることができ、また接続ピンの断面寸法精度の管理が容
易となる。また、接続ピンは多数本にすることで、接続
板と接続ピンとの接触面積を広くすることができ、接触
部における電流容量を増加させることができる。
とを予め一体化しておき、プリント配線板から突出した
接続ピンの端部を整流子に挿入して、均圧装置と整流子
とを一体化してもよい。この場合には、機械的強度の弱
い複数個のプリント配線板を予めブロック化しており、
この状態で均圧装置が整流子と結合されるので、生産性
が向上する。また、均圧装置は、整流子の軸線方向端部
でセグメントのフック側に設け、かつ整流子の外径寸法
よりも小さい外径寸法であってもよい。この場合には、
例えば自動巻線機による巻線工程の妨げとなることな
く、コアに導線を巻回することができ、かつ電動モータ
の軸線方向の長さを短くすることができる。また、均圧
装置は、整流子の軸線方向端部で整流子と樹脂で一体化
してもよい。この場合には、両者は強固に固定されてお
り、機械的強度が向上する。
限定されるものではなく、常に同電位にあるべきセグメ
ントを結ぶような形状のパターンであればよい。また、
均圧装置は、絶縁基板の両面に接続板を形成するように
してもよい。この場合には、プリント配線板の積層枚数
を低減でき、電動モータの軸線方向の長さを小さくする
ことができる。
形態5の電動モータの要部断面図、図54は図53の電
動モータのA−A線に沿う断面図である。この電動モー
タでは、シャフト401の端部に固定され周方向に複数
配列された22個のセグメント407を有する整流子4
08に密接して均圧部材409が設けられている。
07のフック431aに係止され、他端部がフック43
1aに対向したフック431bに係止されている。同様
に、一端部がセグメント407のフック432aに係止
され、他端部がフック432aに対向したフック432
bに係止されている。以下、他の9本の各均圧部材40
9も、それぞれ一端部がフック433a〜441aに係
止され、他端部がフック433b〜441bに係止され
ている。
9と導線とが同一径、同一材料(銅線の表面にエナメル
皮膜が施されている。)の線材を用いて、整流子403
の側面に均圧部材409を密接し、またコア404に巻
線を設ける。この場合の製造手順は、先ず同電位である
べきセグメント407同士のフックに線材を係止した
後、切断する。この作業を繰り返して11本の各均圧部
材409の一端部をフック431a〜441aに他端部
をフック431b〜441bにそれぞれ接続する。その
後、線材をコア404にフック431a〜441bを介
して二重波巻方式で巻回して、コア404に巻線を設け
る。この線材の係止、切断及び巻回の一連の工程は巻線
機で行われるので、効率よく行われる。そして、このよ
うにして、各均圧部材409が同電位であるべきセグメ
ント407同士で物理的に接続され、かつコア404の
各スロットに導線406が二重波巻方式で巻回された
後、各フック431a〜441bは、ヒュージング等に
より、均圧部材409及び導線とそれぞれ同時に電気的
に接続される。
部材が係止される係止部を設けることで、均圧部材の接
続工程の後、引き続き巻線の製造を行う必要性がなく、
電動モータの製造工程の自由度が向上する。また、均圧
部材用係止部はフックの反対側に設けてもよい。この場
合には、均圧部材の影響を受けることなく、導線をフッ
クを介してスロットに巻回して円滑に導線を形成するこ
とができる。また、均圧部材用係止部に係止された均圧
部材と整流子とは樹脂で一体化するようにしてもよい。
この場合には、均圧部材と係止部との接続は確実であ
り、製造途中で外れるようなことはなく、生産性が向上
する。また、整流子の側面にシャフトに嵌着される筒状
のつばを設け、均圧部材をつばに巻き掛けされた状態で
セグメント同士を電気的に接続するようにしてもよい。
この場合には、均圧部材の係止はシャフトに巻き掛けし
て行う必要性がなくなり、製造工程の自由度が向上す
る。
について説明したが、この発明は、発電機にも適用する
ことができる。また、極数、スロット数及び均圧部材の
数についても、各実施の形態で述べた例に限定されるも
のではない。
1に係る回転電機によれば、ヨークと、このヨークの内
壁面に固定された4極で構成された界磁部と、このヨー
ク内に回転自在に設けられたシャフトと、このシャフト
に固定され、コアの外周面に軸線方向に延びて形成され
た偶数のスロットに導線が二重波巻方式で巻回されて構
成された巻線を有するアマチュアと、前記シャフトの端
部に固定され複数個のセグメントから構成された整流子
を備えたので、アマチュアに対する半径方向の磁気吸引
力のトータルはゼロであり、作動音の要因となる回転振
動は生じず、作動音を低減することができる。
では、スロットの個数は偶数であり、かつ極数の倍数で
ないので、作動音を低減することができるとともに、ト
ルクリップルも低減され、ハンドルを握るドライバーの
操舵感が向上する。
では、ヨークと、このヨークの内壁面に固定された4極
で構成された界磁部と、このヨーク内に回転自在に設け
られたシャフトと、このシャフトに固定され、コアの外
周面に軸線方向に延びて極対数の倍数だけ形成されたス
ロットに導線が二重波巻方式で巻回されて構成された巻
線を有するアマチュアと、前記シャフトの端部に固定さ
れ複数個のセグメントから構成された整流子とを備えた
ので、アマチュアに対する半径方向の磁気吸引力のトー
タルはゼロであり、作動音の要因となる回転振動は生じ
ず、作動音を低減することができる。
では、スロットの個数は、極対数の倍数であり、かつ極
数の倍数でないので、作動音を低減することができると
ともに、トルクリップルも低減され、ハンドルを握るド
ライバーの操舵感が向上する。
では、ヨークと、このヨークの内壁面に固定された6極
以上で構成された界磁部と、このヨーク内に回転自在に
設けられたシャフトと、このシャフトに固定され、コア
の外周面に軸線方向に延びて形成された極対数の倍数で
かつ極数の倍数でない数のスロットに導線が多重波巻方
式で巻回されて構成された巻線を有するアマチュアと、
前記シャフトの端部に固定され複数個のセグメントから
構成された整流子と、この整流子の表面に当接した複数
個のブラシとを備えたので、アマチュアに対する半径方
向の磁気吸引力のトータルはゼロであり、作動音の要因
となる回転振動は生じず、作動音を低減することができ
る。
では、アマチュア回路同士を均圧部材を用いて電気的に
接続したので、アマチュア回路間で生じる誘導起電力の
差によりブラシに流れる循環電流を防止することがで
き、その結果ブラシ整流作用を向上させることができ、
またブラシから発生する整流火花を抑制することができ
る。また、作動音、トルクリップルのそれぞれの大きさ
を低減することができる。
では、均圧部材の個数をK、コアのスロット数をNs、
ブラシのセグメントの跨ぎ数の最大値をnとしたとき
に、Ns/(n×2)≦K≦Nsになるように均圧部材
の本数を設定することができ、適当な個数に設定するこ
とができ、過剰品質を防止することができる。
では、整流子の軸線上に整流子に隣接して設けられ軸線
方向に積層された複数の均圧部材を有する均圧装置を備
えているので、均圧装置が配置された位置はシャフトに
隣接しており、均圧装置が受ける遠心力は小さくてす
み、遠心力により均圧装置が破損することを防止するこ
とができる。また、整流子及びモータの軸線方向の長さ
は短くてすむ。さらに、均圧装置の取り付け、取り外し
作業はブラシと干渉されることなく円滑に行われる。さ
らにまた、モータ自体の分解、組立の作業性も向上す
る。
では、一方のセグメントに一端部が接続された均圧部材
は、その他端部がスロットを通って他方のセグメントに
接続されているので、均圧部材はスロット内に収まって
おり、均圧部材を保持する部材が不要であるとともに、
小型化される。
機では、均圧部材は、周方向に複数配列されたセグメン
トから構成された円筒状の整流子本体の内側に設けられ
ているので、均圧部材は整流子本体の内側に配置され、
コンパクトになるとともに、絶縁樹脂部により確実に固
定され、同電位であるべきセグメント同士は電気的に確
実に接続される。
機では、絶縁基板と、この絶縁基板に形成された導電膜
からなるとともにセグメントと電気的に接続された均圧
部材とから構成されたプリント配線板を有するので、小
型化が図れる。また、整流子と均圧部材とは別体である
ので、均圧部材は、整流子よりも小さい、適切な静電容
量を設定することができる。
機では、均圧部材は、整流子の側面に密接して設けられ
ているので、均圧部材を支える部材が不要となり、部品
点数を削減することができるとともに、均圧部材が占め
る空間は小さくなり、全体を小型化することができる。
機によれば、PWM(pulse widthmodulation)駆動に
より巻線の通電電流が制御されているので、所望の電圧
を電力ロスを少なくして印加することができ、制御ユニ
ットを小型化することができる。
機によれば、導線はエナメル被覆の丸線であるので、コ
アに導線を巻回する工程を機械化することがより簡単に
なり、アマチュアの量産化が可能となり、製造コストが
低減される。
機によれば、界磁部はヨークの内壁面に間隔をおいて配
設された複数個の永久磁石で構成されているので、トル
クリップルの大きさを低減することができる。また、小
型化、組付け作業性の向上及びコスト低減を図ることが
できる。
グ装置用モータの内部の断面図である。
図3(b)は図3(a)の側面図である。
図、図4(b)は図4(a)の側面図である。
る。
場合の巻線図(巻線完了図ではない。)である。
図(巻線完了図ではない。)である。
の場合のアマチュアに作用する磁気吸引力を説明するた
めの図である。
の場合のアマチュアに作用する磁気吸引力を説明するた
めの図である。
る。
示す図である。
タ作動音との関係を示す図である。
子を示す斜視図である。
磁気吸引力との関係を示す図である。
ラシ方式のアマチュアに作用する電磁吸引力を説明する
ための図である。
シ方式のアマチュアに作用する電磁吸引力を説明するた
めの図である。
シ方式のアマチュアに作用する電磁吸引力を説明するた
めの図である。
24,26,28、4ブラシ方式の各電動パワーステア
リング装置用モータのトルクリップル、及び電磁吸引力
の関係を示す図である。
シ方式の電動パワーステアリング装置用モータのトルク
リップル、及び電磁吸引力の関係を示す図である。
シ方式の電動パワーステアリング装置用モータの電磁吸
引力及びトルクリップルを説明するための図である。
シ方式の電動パワーステアリング装置用モータの電磁吸
引力及びトルクリップルを説明するための図である。
27、6ブラシ方式の電動パワーステアリング装置用モ
ータの電磁吸引力及びトルクリップルを説明するための
図である。
アリング装置用モータの内部断面図である。
を説明する説明図である。
を説明する説明図である。
の内部断面図である。
動パワーステアリング装置用モータの内部断面図であ
る。
ータの要部拡大図である。
ある。
ある。
ある。
である。
る。
る。
る。
アリング装置用モータの要部断面図である。
図である。
概念図である。
図である。
ト配線板との接続状態を示す断面図である。
を示す図である。
アリング装置用モータの要部断面図である。
ータのAーA線に沿った断面図である。
タの断面図である。
を説明するための図である。
を説明するための図である。
式の電動パワーステアリング装置用モータの電磁吸引
力、及びトルクリップルを説明するための図である。
式の電動パワーステアリング装置用モータの電磁吸引
力、及びトルクリップルを説明するための図である。
整流子、9,104コア、11 スロット、16,10
8,227,309,407 セグメント、19,10
5 導線、20,102,402 アマチュア、21,
106 巻線、22,307 均圧装置、24,10
9,229,409 均圧部材、315プリント配線
板。
Claims (15)
- 【請求項1】 ヨークと、 このヨークの内壁面に固定された4極で構成された界磁
部と、 このヨーク内に回転自在に設けられたシャフトと、 このシャフトに固定され、コアの外周面に軸線方向に延
びて形成された偶数のスロットに導線が二重波巻方式で
巻回されて構成された巻線を有するアマチュアと、 前記シャフトの端部に固定され複数個のセグメントから
構成された整流子と、 この整流子の表面に当接した複数個のブラシと、 を備えた回転電機。 - 【請求項2】 スロット数は極数の倍数でない請求項1
に記載の回転電機。 - 【請求項3】 ヨークと、 このヨークの内壁面に固定された4極で構成された界磁
部と、 このヨーク内に回転自在に設けられたシャフトと、 このシャフトに固定され、コアの外周面に軸線方向に延
びて極対数の倍数で形成されたスロットに導線が二重波
巻方式で巻回されて構成された巻線を有するアマチュア
と、 前記シャフトの端部に固定され複数個のセグメントから
構成された整流子と、 この整流子の表面に当接した複数個のブラシと、 を備えた回転電機。 - 【請求項4】 スロット数は、極対数の倍数であり、か
つ極数の倍数でない請求項3に記載の回転電機。 - 【請求項5】 ヨークと、 このヨークの内壁面に固定された6極以上で構成された
界磁部と、 このヨーク内に回転自在に設けられたシャフトと、 このシャフトに固定され、コアの外周面に軸線方向に延
びて形成された極対数の倍数でかつ極数の倍数でない数
のスロットに導線が多重波巻方式で巻回されて構成され
た巻線を有するアマチュアと、 前記シャフトの端部に固定され複数個のセグメントから
構成された整流子と、 この整流子の表面に当接した複数個のブラシと、 を備えた回転電機。 - 【請求項6】 アマチュア回路内に回路間に生じる誘導
起電力の差によりブラシに流れる循環電流を防止するた
めに、同電位であるべきセグメント同士を電気的に接続
した均圧部材を有する均圧装置を備えた請求項1ないし
請求項5の何れかに記載の回転電機。 - 【請求項7】 均圧部材の個数をK、コアのスロット数
をNs、ブラシのセグメントの跨ぎ数の最大値をnとし
たときに、Ns/(n×2)≦K≦Nsで構成した請求
項6に記載の回転電機。 - 【請求項8】 均圧部材は、整流子の軸線上に整流子に
隣接して設けられ軸線方向に積層されている請求項6ま
たは請求項7に記載の回転電機。 - 【請求項9】 一方のセグメントに一端部が接続された
均圧部材は、その他端部がスロットを通って他方のセグ
メントに接続されている請求項6または請求項7に記載
の回転電機。 - 【請求項10】 均圧部材は、周方向に複数配列された
セグメントから構成された円筒状の整流子本体の内側に
設けられている請求項6または請求項7に記載の回転電
機。 - 【請求項11】 絶縁基板と、この絶縁基板に形成され
た導電膜からなるとともにセグメントと電気的に接続さ
れた均圧部材とから構成されたプリント配線板を有する
請求項6または請求項7に記載の回転電機。 - 【請求項12】 均圧部材は、整流子の側面に密接して
設けれている請求項6または請求項7に記載の回転電
機。 - 【請求項13】 PWM(pulse width modulation)駆
動により巻線の通電電流が制御されている請求項1ない
し請求項12の何れかに記載の回転電機。 - 【請求項14】 導線はエナメル被覆の丸線である請求
項1ないし請求項13の何れかに記載の回転電機。 - 【請求項15】 界磁部はヨークの内壁面に間隔をおい
て配設された複数個の永久磁石で構成されている請求項
1ないし請求項14の何れかに記載の回転電機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000133884A JP3469164B2 (ja) | 2000-05-02 | 2000-05-02 | 回転電機 |
US09/727,074 US6462454B2 (en) | 2000-05-02 | 2000-12-01 | Rotary electric machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000133884A JP3469164B2 (ja) | 2000-05-02 | 2000-05-02 | 回転電機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001320862A true JP2001320862A (ja) | 2001-11-16 |
JP3469164B2 JP3469164B2 (ja) | 2003-11-25 |
Family
ID=18642281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000133884A Expired - Lifetime JP3469164B2 (ja) | 2000-05-02 | 2000-05-02 | 回転電機 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6462454B2 (ja) |
JP (1) | JP3469164B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005341654A (ja) * | 2004-05-24 | 2005-12-08 | Asmo Co Ltd | 電機子及びその製造方法 |
US8436505B2 (en) | 2008-10-07 | 2013-05-07 | Mitsuba Corporation | Electric motor and reduction motor |
US8604662B2 (en) | 2008-03-24 | 2013-12-10 | Mitsuba Corporation | Windshield wiper motor |
DE10331245B4 (de) * | 2002-12-27 | 2014-05-28 | Mitsubishi Denki K.K. | Bürstenmotor für elektrisches Lenkservosystem |
WO2015136632A1 (ja) * | 2014-03-12 | 2015-09-17 | 株式会社日立製作所 | 回転電機 |
USRE45912E1 (en) | 2008-06-30 | 2016-03-01 | Mitsuba Corporation | Electric motor |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3763453B2 (ja) * | 2000-12-25 | 2006-04-05 | 三菱電機株式会社 | 回転電機 |
JP3730869B2 (ja) * | 2001-02-02 | 2006-01-05 | 三菱電機株式会社 | 回転電機 |
US6836049B2 (en) | 2002-12-04 | 2004-12-28 | Asmo Co., Ltd. | Commutator having short-circuiting parts, motor having such a commutator and method for manufacturing such a commutator |
DE102004044700B4 (de) * | 2004-09-15 | 2008-04-24 | Siemens Ag | Synchronmaschine |
JP5007581B2 (ja) * | 2007-03-01 | 2012-08-22 | 日本電産株式会社 | モータ |
JP4468393B2 (ja) * | 2007-03-22 | 2010-05-26 | アスモ株式会社 | 回転電機の電機子、電機子の巻線方法、及び回転電機 |
JP5047717B2 (ja) * | 2007-07-24 | 2012-10-10 | 株式会社マキタ | 電動モータ |
JP2010273532A (ja) * | 2009-04-21 | 2010-12-02 | Asmo Co Ltd | 直流モータ |
DE102010041717A1 (de) * | 2010-09-30 | 2012-04-05 | Robert Bosch Gmbh | Anker für eine elektrische Maschine |
US20130298001A1 (en) | 2012-05-04 | 2013-11-07 | Quad/Graphics, Inc. | Presenting actionable elements on a device relating to an object |
JP6084684B2 (ja) | 2013-03-26 | 2017-02-22 | 株式会社ミツバ | 電動モータ |
CN104578507B (zh) * | 2013-10-22 | 2019-01-01 | 株式会社电装 | 电枢、电枢的绕组卷绕方法以及直流电动机 |
JP6530956B2 (ja) * | 2015-04-28 | 2019-06-12 | 株式会社ミツバ | 電動モータ |
ITUB20159564A1 (it) * | 2015-12-21 | 2017-06-21 | Cebi Motors S P A | Struttura perfezionata di motore elettrico a corrente continua compatto, collettore per tale struttura di motore elettrico e attrezzatura per realizzare tale collettore |
WO2021117765A1 (ja) | 2019-12-09 | 2021-06-17 | 株式会社 東芝 | 回転電機の電機子巻線および回転電機 |
CN112383166A (zh) * | 2020-11-11 | 2021-02-19 | 东风博泽汽车系统有限公司 | 一种转子组件及其绕线工艺 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56149565A (en) | 1980-04-22 | 1981-11-19 | Fuji Electric Co Ltd | Refrigerated commercial display equipment |
JPS5986847A (ja) | 1982-11-10 | 1984-05-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 温水ボイラ |
US4583016A (en) * | 1983-06-28 | 1986-04-15 | Itsuki Ban | Direct current motor |
JPS60103270U (ja) * | 1983-12-20 | 1985-07-13 | 株式会社 三ツ葉電機製作所 | 直流機 |
JPH07108074B2 (ja) * | 1987-03-10 | 1995-11-15 | 株式会社三ツ葉電機製作所 | 回転電機におけるロータコアのスロット構造 |
CA1312901C (en) * | 1988-09-12 | 1993-01-19 | Kouji Kobayashi | Dc motor with u-shaped rotor-coil wire having inclined intermediate portion |
JPH062455Y2 (ja) * | 1989-04-25 | 1994-01-19 | 株式会社三ツ葉電機製作所 | 六極四刷子式直流電動機の刷子配置構造 |
JPH03112350A (ja) * | 1989-09-21 | 1991-05-13 | Mitsubishi Electric Corp | スタータ装置 |
US5202599A (en) * | 1992-05-08 | 1993-04-13 | Kao Wen Chung | Electric motor |
JP3333359B2 (ja) * | 1995-09-22 | 2002-10-15 | 三菱電機株式会社 | 永久磁石式モータ |
JP3450732B2 (ja) * | 1999-01-08 | 2003-09-29 | 三菱電機株式会社 | 回転電機 |
-
2000
- 2000-05-02 JP JP2000133884A patent/JP3469164B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 2000-12-01 US US09/727,074 patent/US6462454B2/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10331245B4 (de) * | 2002-12-27 | 2014-05-28 | Mitsubishi Denki K.K. | Bürstenmotor für elektrisches Lenkservosystem |
JP2005341654A (ja) * | 2004-05-24 | 2005-12-08 | Asmo Co Ltd | 電機子及びその製造方法 |
US8604662B2 (en) | 2008-03-24 | 2013-12-10 | Mitsuba Corporation | Windshield wiper motor |
US9059622B2 (en) | 2008-03-24 | 2015-06-16 | Mitsuba Corporation | Windshield wiper motor |
USRE45912E1 (en) | 2008-06-30 | 2016-03-01 | Mitsuba Corporation | Electric motor |
US8436505B2 (en) | 2008-10-07 | 2013-05-07 | Mitsuba Corporation | Electric motor and reduction motor |
US8618712B2 (en) | 2008-10-07 | 2013-12-31 | Mitsuba Corporation | Electric motor and reduction motor |
US8643247B2 (en) | 2008-10-07 | 2014-02-04 | Mitsuba Corporation | Electric motor and reduction motor |
US8941283B2 (en) | 2008-10-07 | 2015-01-27 | Mitsuba Corporation | Electric motor and reduction motor |
WO2015136632A1 (ja) * | 2014-03-12 | 2015-09-17 | 株式会社日立製作所 | 回転電機 |
JPWO2015136632A1 (ja) * | 2014-03-12 | 2017-04-06 | 株式会社日立製作所 | 回転電機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3469164B2 (ja) | 2003-11-25 |
US20010038252A1 (en) | 2001-11-08 |
US6462454B2 (en) | 2002-10-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3469164B2 (ja) | 回転電機 | |
JP4486678B2 (ja) | 回転電動機の電機子、回転電動機及びその製造方法 | |
US7462971B2 (en) | Armature winding, method for manufacturing armature winding, and slotless motor | |
JP2014150724A (ja) | 電動モータ、および減速機付モータ | |
JP2002171708A (ja) | 回転電機 | |
JP2000166185A (ja) | 電動パワーステアリング装置用モータ | |
JP2000069703A (ja) | 回転電機及びそのボビン | |
JP4728765B2 (ja) | 回転機 | |
JP2002354733A (ja) | 直流モータ | |
JP2000224822A (ja) | 電動パワーステアリング装置用モータ | |
JP2000209793A (ja) | 回転電機の固定子 | |
JP2015208223A (ja) | 電動パワーステアリング装置用モータ | |
JP2003259572A (ja) | 回転電機 | |
JPH114570A (ja) | 永久磁石界磁スタータモータ | |
US7679257B2 (en) | Planar commutator, rotor and direct current electric motor | |
JP2001104882A (ja) | 扁平型振動モータ | |
JP3379892B2 (ja) | 直流モータ | |
CN114830500A (zh) | 包括互连器的定子 | |
JP2002044925A (ja) | 電動パワーステアリング装置用モータ | |
US20140084746A1 (en) | Dc commutator motor and auxiliary machine for motor vehicle using the same | |
JP6429400B2 (ja) | ステータコア、ステータ及び回転電機 | |
KR100527814B1 (ko) | 편심로터와 그 로터를 구비한 편평형 진동모터 | |
JP4410060B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置用モータ | |
JPH10336941A (ja) | モータ | |
JPS60234438A (ja) | 多相回転機の電機子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3469164 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090905 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090905 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100905 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130905 Year of fee payment: 10 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |