JP2003259572A - 回転電機 - Google Patents

回転電機

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JP2003259572A
JP2003259572A JP2002051007A JP2002051007A JP2003259572A JP 2003259572 A JP2003259572 A JP 2003259572A JP 2002051007 A JP2002051007 A JP 2002051007A JP 2002051007 A JP2002051007 A JP 2002051007A JP 2003259572 A JP2003259572 A JP 2003259572A
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stator ring
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譲 鈴木
Kunitake Matsushita
晋武 松下
Seiichi Matsuura
聖一 松浦
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    • H02K1/12Stationary parts of the magnetic circuit
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    • H02K1/146Stator cores with salient poles consisting of a generally annular yoke with salient poles
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータを小型化させたとしても、極歯リング
と極歯との間でギャップのない接触状態を保ち、安定し
たモータ特性を得ることができる回転電機を提供するこ
とである。 【解決手段】 極歯を有する複数の突極とステータリン
グとを有し、前記突極を前記ステータリングで囲って磁
気回路を形成する回転電機において、前記極歯の先端面
と接合する前記ステータリングの内側面を、前記極歯の
先端面と面接触するように平坦な状態にしたことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転電機に関し、特
に、分割型の突極構造を有するラジアルギャップ型回転
電機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、軟磁性板材(珪素鋼板等)の
平板リング状コイルから放射状に複数個の突極を形成
し、これを軸方向に多数枚積層してアーマチュアを形成
した回転電機が知られている。
【0003】この従来の回転電機では、複数個の突極を
有する状態で一体的にプレス抜き加工するため、構造上
突極が分割されず、磁気効率が優れている(磁気抵抗が
小さい)という利点がある。
【0004】しかしながら、特に小型機においては、巻
線は各突極に直巻きされるのが普通であるため、巻線作
業が煩雑であるという欠点があった。特にインナーロー
タ型の回転電機の場合、巻線作業は困難を極める。この
結果、巻線作業に長時間を要するとともに巻線の占積率
を上げることができないという問題点があった。またこ
の場合、巻線がフライヤ巻きとなるため、巻線作業時に
線材に対してねじれのストレスが加わり、巻線部の絶縁
信頼性を上げることができないという問題点があった。
【0005】このような状況の中、近年では、エネルギ
ー積の高い希土類磁石が開発されたこと、またコンピュ
ータを駆使した磁気回路解析によって回転電機の構造を
見直すことによって、突極を分割した構造であっても所
望のモータ特性を得ることができるようになってきた。
このような突極を分割した構造にすると、磁気抵抗が多
少増大するが、それにも増して、巻線作業が容易になる
こと、また占積率を上げることができることが大きな利
点となる。
【0006】このことから、最近では、分割アーマチュ
ア型の回転電機の方が総合的に見て高性能化および低コ
スト化が図れることがわかり、今日ではアーマチュアの
分割化の要求度が高まってきた。
【0007】この分割型アーマチュアの一例としては、
前述の軸方向に複数枚の平板を積層する従来型構成のア
ーマチュアヨークを突極部分ごとに軸と平行な方向に分
割し、この分割した突極部分ごとに巻線を施し、その
後、分割した箇所をレーザで溶接するなどの方法によっ
て接合してアーマチュアに再構成するものが知られてい
る。
【0008】しかし、この方法で作製したアーマチュア
の場合、従来のアーマチュアを一旦分割し、その後に再
度結合するため、手間がかかるという煩わしさがある。
また、再結合の際には積層状態を確保しながら行わなけ
ればならないので、組立精度が十分保証された金型等に
組付け且つ1枚1枚確実に溶接作業を行う必要があり、
精度維持が難しく作業性が悪いという問題がある。ま
た、何と言っても接合(溶接)箇所は機械的、磁気的特
性が著しく劣化する等の欠点があるため、結果的には完
成度に今一つ問題がある。
【0009】そこで、本発明者らは、特開2001−2
38377号公報として、分割した複数の突極とこれら
の突極を磁気的および機械的に接続するリングとを用い
て構成したラジアルギャップ型回転電機の分割アーマチ
ュアにおいて、突極の位置決めおよび固定をするための
極歯リングと、磁気的不連続性による漏洩磁束の低減を
図るためのステータリングとを用いる構成を開示した。
【0010】図9は、特開2001−238377号公
報に開示された回転電機の軸方向から見た部分断面正面
図である。
【0011】図9において、120はロータ組立体であ
り、106は突極であり、134は突極106に設けた
極歯であり、204は突極106と隣の突極106との
間のスペースであって、回転電機の完成時には樹脂が注
入される樹脂スペースであり、200は突極6を囲って
磁気回路を形成するためのステータリングである。
【0012】また、図10は、図9に示した回転電機の
断面図において極歯134とステータリング200との
接合部分を拡大して示す図である。
【0013】図10において、134aは極歯134の
先端面であり、201はステータリング200の内側面
であり、202は内側面201と先端面134aの中間
部分との間に生じたギャップである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の特開
2001−238377号公報に記載のような従来の回
転電機においては、以下のような問題があった。
【0015】図9および図10を参照して分かるよう
に、極歯134の先端面134a(ロータの反対側)は
平坦状であるが、ステータリング200は円筒状のた
め、その内側面201(極歯134の先端面134aと
の接合面)は円弧を有している。
【0016】このため、極歯134とステータリング2
00の両者の面を組立時に接合させると、極歯134の
先端面134aの両端だけがステータリング200の内
側面201と接合し、その中間部分にはギャップ202
が生じ、突極106の極歯134からステータリング2
00への磁束の流れとしては損失が発生してしまう構造
となっていた。
【0017】このような磁気効率の低下は、ステータリ
ング200の円弧の曲率を小さくすればするほど顕著と
なり、特性の劣化をもたらせるため、モータの径を小さ
くする小型化を進める上での大きな課題となっている。
【0018】さらに、上記従来技術においては、各突極
の極歯とステータリングとの接合状態が線接合、あるい
は組立てのバラツキによっては点接合になってしまうた
め、両者で安定したバラツキのない接触状態を維持する
ことはきわめて困難であった。
【0019】このため、極歯とステータリングの両者の
面の間に生ずる不安定な接触状態が、複数の突極とステ
ータリングとの間において磁気抵抗のバラツキを生じさ
せ、全体として磁気的アンバランスを引き起こすことと
なり、その結果トルクリップルを増大させ、モータ回転
時に振動が発生しやすくなることとなり、たとえばプリ
ンタ用モータとして使用した場合には印字ムラの発生要
因となるという問題があった。
【0020】本発明は上記の点にかんがみてなされたも
ので、モータを小型化させたとしても、ステータリング
と極歯との間でギャップのない接触状態を保ち、安定し
たモータ特性を得ることができる回転電機を提供するこ
とを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、ステータリングと、極歯を有する複数の
突極とを有し、前記突極を前記ステータリングで囲って
磁気回路を形成する回転電機において、前記極歯の先端
面と接合する前記ステータリングの内側面を、前記極歯
の先端面と面接触するように平坦な状態にしたことを特
徴とする。
【0022】また本発明は、前記ステータリングを断面
が多角形の筒状にしたことを特徴とする。
【0023】また本発明は、前記突極を囲って前記突極
の位置決めおよび固定を行う極歯リングをさらに有し、
前記極歯リングを前記ステータリングの内周部に設け、
前記極歯リングの形状が、前記ステータリングと同じ
く、断面が多角形の筒状であることを特徴とする。
【0024】また本発明は、前記多角形が12角形であ
ることを特徴とする。
【0025】また本発明は、前記ステータリングを、平
板の一端と他端とを繋ぎ合わせることによって筒状に形
成し、前記繋ぎ合わせの継ぎ目を前記多角形の辺部に設
けたことを特徴とする。
【0026】また本発明は、前記極歯リングと前記ステ
ータリングとの間に空隙部を設けたことを特徴とする。
【0027】また本発明は、前記ステータリングを筒状
に形成するためにステータリング用平板の一端と他端と
を繋ぎ合わせる際、また前記極歯リングを筒状に形成す
るために極歯リング用平板の一端と他端とを繋ぎ合わせ
る際に、前記ステータリングおよび前記極歯リングの2
つの繋ぎ合わせを一度で済ますため、前記ステータリン
グ用平板の一端と前記極歯リング用平板の他端とを繋
ぎ、且つ前記ステータリング用平板の他端と前記極歯リ
ング用平板の一端とを繋ぎ合わせることを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0029】図1は、本発明による回転電機の第1の実
施の形態を示す図であり、回転電機の軸方向断面図であ
る。
【0030】また、図2は、図1に示した回転電機の軸
方向から見た部分断面正面図である。
【0031】図1および図2において、6は突極、10
はアーマチュア組立体、12および13はフランジ、2
0はロータ組立体、21はシャフト、22はスリーブ、
23はロータ界磁磁石、23aはロータ位置検出磁石
部、24はスペーサ、25はボールベアリング、26は
スリーブベアリング、27は予圧ホルダ、28は予圧ば
ね、34は極歯、34aは先端面、36はボビン、38
はマグネットワイヤ、40は端子、50は極歯リング、
50aは極歯リングにおけるスリット、51はプリント
配線板、52はホールセンサ、53はコネクタ端子、5
7はコネクタ、60は樹脂、100はステータリング、
101は極歯リング50の継ぎ目、102はステータリ
ング100の継ぎ目、103は辺部、104は樹脂スペ
ースである。
【0032】なお、この実施の形態では、回転電機が、
突極数が6個でロータ磁極数が8極の3相インナーロー
タ型のDCブラシレスモータの場合を示す。
【0033】また、この図1および図2は、アーマチュ
ア組立体内部のロータ界磁磁石が入る部分を除く部分に
樹脂を充填して一体的にモールドした、いわゆる樹脂一
体モールドアーマチュア組立体を示している。
【0034】このDCブラシレスモータは、アーマチュ
ア組立体10と、その軸方向両端に設けられたフランジ
12および13と、アーマチュア組立体10の内部に回
転自在に配置されたロータ組立体20とで構成されてい
る。
【0035】アーマチュア組立体10は、外周に筒状の
ステータリング100を有し、その内周に沿って極歯リ
ング50が嵌挿され、極歯リング50の内部に6個の突
極6が60度の等角度間隔で放射状に配置されている。
【0036】本実施の形態において、ステータリング1
00および極歯リング50の形状は、図2に示すように
断面が12角形の筒状に形成されている。
【0037】このような多角形の形状にすることによっ
て、極歯34の先端面34aに接合するステータリング
100の内側部分を平坦にすることができる。これによ
り、極歯34の先端面34aとステータリング100の
内側の面との面接触が可能となり、複数の突極とステー
タリングとの間において磁気的バランスのよい接合状態
が得られ、モータ回転時での振動を抑えることができ
る。
【0038】また、極歯リング50の形状もステータリ
ング100の形状に合わせたことによって、極歯リング
50もステータリング100に密着した形で内接し、よ
り安定した磁気バランスを得ることができる。
【0039】さらに、極歯リング50やステータリング
100を板状の部材の両端を繋ぎ合わせることによって
筒状に形成する場合、その継ぎ目が、図2に示す極歯リ
ング50の継ぎ目101やステータリング100の継ぎ
目102のように、12角形の角の部分ではなく辺の部
分に来るようにするのがよい。
【0040】このようにすることによって、リング両端
の繋ぎ合わせ作業が平面上でなされ、従来のように断面
が円形の場合の円筒面上の作業と比べて容易となるとい
う効果がある。
【0041】次に、突極6の構造について説明する。
【0042】図3は、図1および図2に示した突極6を
分解して示す斜視図であり、(a)は突極6のうちのボ
ビン部分を示す斜視図、(b)は突極6のうちの極歯部
分を示す斜視図である。
【0043】また、図4は、図1および図2に示した突
極6を示す斜視図である。
【0044】図3(a)、図3(b)および図4におい
て、図1および図2と同じ構成部分には同じ参照番号を
付してある。
【0045】突極6は、表面が絶縁された板厚0.5m
mの電磁鋼板をほぼT字形状に加工し、これを7枚積層
した図3(b)に示す極歯34を、図3(a)に示す樹
脂製ボビン36の角穴36a(幅T1)に挿入し、ボビ
ン36の鍔部36bと36cとの間に、図4に示すよう
にマグネットワイヤ38を巻回して構成される。
【0046】極歯34は、ボビン36に挿入された際
に、その先端面(図3(b)において左側の側縁)全体
(長さT2)にわたって所定の高さ(高さT3)だけ、
鍔部36bの表面から突出するような寸法に形成されて
いる。
【0047】マグネットワイヤ38の端部はボビン36
の片方の鍔部36cの下端に挿入された端子40にから
げられる。
【0048】また、ボビン36の鍔部36cの両側縁に
は離れて2ヶ所にモールド用樹脂を注入するための樹脂
注入穴を形成する凹部36dが形成されている。
【0049】図5は、図1に示したアーマチュア組立体
10を分解して示す斜視図であり、(a)は6個の突極
6が鍔部36cどうしが接触するように60度の等角度
間隔で放射状に配置して構成した突極組立体を示す斜視
図、(b)は極歯リング50を示す斜視図、(c)はス
テータリング100を示す斜視図である。
【0050】図5(a)〜(c)において、図1〜図4
と同じ構成部分には同じ参照番号を付してある。
【0051】図5(a)から分かるように、隣接する2
つの突極6のボビン36の鍔部36cどうしが接触する
側縁には凹部36dどうしが合わさって樹脂注入穴37
が形成される。
【0052】図5(b)は、図5(a)に示した突極組
立体を受け入れる極歯リング50を示している。極歯リ
ング50は金属製円筒であり、たとえば絞り加工によっ
て形成してもよいし、板状の部材を折り曲げて断面が1
2角形の筒状に形成してもよい。
【0053】図5(b)を参照して分かるように、極歯
リング50の長手方向(ロータ界磁磁石の回転軸に平
行)には、円周方向に等間隔に6本のスリット50aが
設けられている。なお、円周方向におけるスリット50
aの割付け位置は必ずしも等間隔でなくてもよく、コギ
ングトルクを調整するねらいで任意に設定してもよい。
【0054】このスリット50aは図5(a)に示した
突極組立体を極歯リング50に入れる際に各突極6をガ
イドするとともに定位置に入れきったときに極歯リング
50に固定する機能を有する。
【0055】図5(c)に示すステータリング100
は、突極組立体を極歯リング50に挿入した状態で受け
入れるものであり、ステータリング100の内外面に
は、極歯リング50と異なり、位置決め機構も固定機構
も設けられていない。なお、回転電機がアウターロータ
型モータの場合には、ステータリング100は極歯リン
グ50の内周側に配置される構成となる。図中ステータ
リング100の下端の切り欠き100aはコネクタ57
(図1参照)の逃げ用の溝となっている。
【0056】なお、この実施の形態では、極歯リング5
0およびステータリング100の形状を、断面が12角
形の筒状としているが、本発明はこれに限られるもので
はなく、たとえば断面が6角形の筒状など、極歯34の
先端面34aに接合するステータリング100の内側部
分が平坦になる形状であればよい。
【0057】次に、本発明による回転電機の別の実施の
形態について説明する。
【0058】図6は、本発明による回転電機の第2の実
施の形態における部分断面図である。
【0059】この実施の形態では、突極間に位置する極
歯リング50の外側辺部とステータリング100の内側
辺部との間に、図6に示すような空隙部105を設けて
いる。
【0060】このような空隙部105を設けた本実施の
形態によれば、極歯リング50の外側とステータリング
100の内側とを全周に渡って接合させる必要が無くな
り、極歯リング50およびステータリング100の両者
の接合作業が容易になることで磁気的接合状態をより容
易に安定させることができる。また、本実施の形態で
は、図7に示す継ぎ目102のような段差のある継ぎ目
であっても同様な効果が得られるとともに、ステータリ
ング加工の精度を緩和することができ加工作業が容易に
なり、また、接合作業も容易となる。
【0061】次に、極歯リング50およびステータリン
グ100をリング状に成形する際の繋ぎ合わせ方の一例
について説明する。
【0062】図8は、極歯リング50およびステータリ
ング100をリング状に成形する際の繋ぎ合わせ方の一
例を示す図である。
【0063】まず、極歯リング50の両端およびステー
タリング100の両端を、図8に示すような凹凸の形状
に加工する。このとき、極歯リング50の一端の凹凸の
深さと他端の凹凸の深さとは同じにし、ステータリング
100の一端の凹凸の深さと他端の凹凸の深さとは同じ
にするのが望ましい。
【0064】その後、極歯リング50の部分A’とステ
ータリング100の部分Aとを溶接し、極歯リング50
の部分B’とステータリング100の部分Bとを溶接
し、極歯リング50の部分C’とステータリング100
の部分Cとを溶接し、極歯リング50の部分D’とステ
ータリング100の部分Dとを溶接し、極歯リング50
の部分E’とステータリング100の部分Eとを溶接
し、極歯リング50の部分F’とステータリング100
の部分Fとを溶接する。
【0065】このようにすることによって、一度に極歯
リング50およびステータリング100の両方を同時に
リング上に成形することができ、またさらに極歯リング
50とステータリング100との接合さえも行うことが
できる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、モ
ータを小型化させたとしても、極歯リングと極歯との間
でギャップのない接触状態を保ち、安定したモータ特性
を得ることができる回転電機を提供することができる。
【0067】すなわち、本発明によれば、極歯の先端面
と接合するステータリングの内側面を平坦にすることが
できるので、極歯の先端面とステータリングの内側面と
の面接触が可能となり、複数の突極とステータリングと
の間において磁気的バランスのよい接合状態が得られ、
安定した磁気回路を形成することができ、モータ回転時
での振動を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回転電機の第1の実施の形態を示
す図であり、回転電機の軸方向断面図である。
【図2】図1に示した回転電機の軸方向から見た部分断
面正面図である。
【図3】図1および図2に示した突極を分解して示す斜
視図であり、(a)は突極のうちのボビン部分を示す斜
視図、(b)は突極のうちの極歯部分を示す斜視図であ
る。
【図4】図1および図2に示した突極を示す斜視図であ
る。
【図5】図1に示したアーマチュア組立体を分解して示
す斜視図であり、(a)は6個の突極が鍔部どうしが接
触するように60度の等角度間隔で放射状に配置して構
成した突極組立体を示す斜視図、(b)は極歯リングを
示す斜視図、(c)はステータリングを示す斜視図であ
る。
【図6】本発明による回転電機の第2の実施の形態にお
ける部分断面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の別形状を説明する
部分断面図である。
【図8】極歯リングおよびステータリングをリング状に
成形する際の繋ぎ合わせ方の一例を示す図である。
【図9】特開2001−238377号公報に開示され
た回転電機の軸方向から見た部分断面正面図である。
【図10】図9に示した回転電機の断面図において極歯
とステータリングとの接合部分を拡大して示す図であ
る。
【符号の説明】
6、106 突極 10 アーマチュア組立体 12、13 フランジ 20、120 ロータ組立体 21 シャフト 22 スリーブ 23 ロータ界磁磁石 23a ロータ位置検出磁石部 24 スペーサ 25 ボールベアリング 26 スリーブベアリング 27 予圧ホルダ 28 予圧ばね 34、134 極歯 34a、134a 先端面 36 ボビン 36a 角穴 36b、36c 鍔部 36d 凹部 37 樹脂注入穴 38 マグネットワイヤ 40 端子 50 極歯リング 50a スリット 51 プリント配線板 52 ホールセンサ 53 コネクタ端子 57 コネクタ 60 樹脂 100、200 ステータリング 100a 切り欠き 101、102 継ぎ目 103 辺部 104、204 樹脂スペース 201 内側面 105 空隙部 202 ギャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 29/00 H02K 29/00 Z (72)発明者 松浦 聖一 静岡県磐田郡浅羽町浅名1743−1 ミネベ ア株式会社浜松製作所内 Fターム(参考) 5H002 AA02 AB01 AB06 AC08 AE08 5H019 AA04 BB05 BB15 BB22 CC03 DD01 DD07 5H615 AA01 BB01 BB07 BB14 BB16 PP01 PP07 QQ02 SS16 5H621 GA01 GA04 GA12 GB08 JK07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータリングと、極歯を有する複数の
    突極とを有し、前記突極を前記ステータリングで囲って
    磁気回路を形成する回転電機において、前記極歯の先端
    面と接合する前記ステータリングの内側面を、前記極歯
    の先端面と面接触するように平坦な状態にしたことを特
    徴とする回転電機。
  2. 【請求項2】 前記ステータリングを断面が多角形の筒
    状にしたことを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  3. 【請求項3】 前記突極を囲って前記突極の位置決めお
    よび固定を行う極歯リングをさらに有し、前記極歯リン
    グを前記ステータリングの内周部に設け、前記極歯リン
    グの形状が、前記ステータリングと同じく、断面が多角
    形の筒状であることを特徴とする請求項2に記載の回転
    電機。
  4. 【請求項4】 前記多角形が12角形であることを特徴
    とする請求項2または3に記載の回転電機。
  5. 【請求項5】 前記ステータリングを、平板の一端と他
    端とを繋ぎ合わせることによって筒状に形成し、前記繋
    ぎ合わせの継ぎ目を前記多角形の辺部に設けたことを特
    徴とする請求項2に記載の回転電機。
  6. 【請求項6】 前記極歯リングと前記ステータリングと
    の間に空隙部を設けたことを特徴とする請求項3に記載
    の回転電機。
  7. 【請求項7】 前記ステータリングを筒状に形成するた
    めにステータリング用平板の一端と他端とを繋ぎ合わせ
    る際、また前記極歯リングを筒状に形成するために極歯
    リング用平板の一端と他端とを繋ぎ合わせる際に、前記
    ステータリングおよび前記極歯リングの2つの繋ぎ合わ
    せを一度で済ますため、前記ステータリング用平板の一
    端と前記極歯リング用平板の他端とを繋ぎ、且つ前記ス
    テータリング用平板の他端と前記極歯リング用平板の一
    端とを繋ぎ合わせることを特徴とする請求項3に記載の
    回転電機。
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