JP2008211890A - 回転電機の製造方法 - Google Patents

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Yoshinari Asano
能成 浅野
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Abstract

【課題】電機子と界磁子とを容易に組み立てることができるとともに、電機子のコイルにダメージを与えることなく界磁子の永久磁石を着磁することができる技術を提供する。
【解決手段】ステータ11とロータ12とを所定の位置関係に組み立てた後、ロータコア12bの外周側に着磁器13のポールピース13dを接近させることにより、ロータ12内の永久磁石12aを着磁する。このため、ステータ11とロータ12とを容易に組み立てることができ、また、ステータ11のコイル11cにダメージを与えることなくロータ12内の永久磁石12aを着磁することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、コイルが巻回された複数のティース部を有する電機子と、複数の永久磁石を有する界磁子とを回転軸方向に対向配置させた回転電機の製造方法に関する。
従来より、電機子としてのステータと、界磁子としてのロータとを、回転軸方向に沿って対向配置させたいわゆるアキシャルギャップ型モータが知られている。アキシャルギャップ型モータのステータには、コイルが巻回された複数のティース部が設けられており、また、アキシャルギャップ型モータのロータには、複数の永久磁石が設けられている。そして、対向配置されたティース部と永久磁石との間に発生する磁束の作用により、ステータに対してロータが所定の回転軸周りに回転する構成となっている。アキシャルギャップ型モータは、多くの永久磁石を使用して高い回転力(トルク)を得ることができるとともに、モータ全体を薄型化することができる。
このようなアキシャルギャップ型モータを製造するときには、予め着磁された永久磁石をロータに組み込むか、あるいはロータに組み込まれた永久磁石に対して着磁を行い、その後、ステータとロータとを所定の位置関係に組み立てていた。また、ステータとロータとを組み立てた後に、ステータのコイルに電流を与えてティース部に磁束を発生させ、ティース部からロータ内の永久磁石に磁束を与えることにより永久磁石を着磁する場合もあった。
従来のアキシャルギャップ型モータの製造方法については、例えば特許文献1に開示されている。
特開平5−137300号公報
しかしながら、上記従来のアキシャルギャップ型モータの製造方法には、以下のような問題点があった。すなわち、永久磁石の着磁後にステータとロータとを組み立てる場合には、ステータとロータとの間に発生する大きな吸引力に抵抗しつつステータとロータとを接近させなければならなかった。このため、ステータとロータとを正確に位置決めすることが困難であった。一方、ステータとロータとを組み立てた後にステータを利用してロータ内の永久磁石を着磁する場合には、ステータのコイルが着磁時の大きな電流によってダメージを受ける恐れがあった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、回転電機の製造方法において、電機子と界磁子とを容易に組み立てることができるとともに、電機子のコイルにダメージを与えることなく界磁子の永久磁石を着磁することができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、複数のコイル(11c,21c,31c,41c,51c)を有する電機子(11,21,31,41,51)と複数の永久磁石(12a,22a,32a,42a,52a)を有する界磁子(12,22,32,42,52)とを回転軸方向に対向配置させた回転電機(10,20,30,40,50)の製造方法において、前記界磁子(12,22,32,42,52)は、前記複数の永久磁石(12a,22a,32a,42a,52a)のそれぞれの前記電機子(11,21,31,41,51)側に磁極毎に磁気的に独立した状態で設けられたロータコア(12b,22b,32b,42b,52b)を有しており、前記電機子(11,21,31,41,51)と前記界磁子(12,22,32,42,52)とを所定の位置関係に組み立てる第1工程(S1)と、前記第1工程(S1)の後、前記ロータコア(12b,22b,32b,42b,52b)の外周側に着磁器(13,23,33,43,53)のポールピース(13d,23d,33d,43d,53d)を近接または当接させた状態で前記着磁器(13,23,33,43,53)に通電することにより前記複数の永久磁石(12a,22a,32a,42a,52a)を着磁する第2工程(S2)と、を含むことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の回転電機(10,20,30,40)の製造方法において、前記電機子(11,21,31,41)は、前記コイル(11c,21c,31c,41c)が巻回された複数のティース部(11b,21b,31b,41b)を有しており、前記第2工程では、前記着磁器(13,23,33,43)の前記ポールピース(13d,23d,33d,43d)を、前記ロータコア(12b,22b,32b,42b)と、当該ロータコア(12b,22b,32b,42b)に対向する前記ティース部(11b,21b,31b,41b)の少なくとも一部とに対して近接または当接させることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の回転電機(40)の製造方法において、前記第2工程(S2)では、前記着磁器(43)は、前記ポールピース(43d)と前記ロータコア(42b)との位置関係を固定しつつ着磁することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の回転電機(40)の製造方法において、前記第2工程(S2)では、前記着磁器(43)を被覆する樹脂(43g)の表面と前記ロータコア(42b)の外周部とを嵌め合わせることにより、前記ポールピース(43d)と前記ロータコア(42b)との位置関係を固定することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4までのいずれかに記載の回転電機(30,40)の製造方法において、前記第2工程の前では、前記着磁器(33,43)の前記ポールピース(33d,43d)を外周側に後退させ、前記第2工程では、前記着磁器(33,43)の前記ポールピース(33d,43d)を内周側に前進させることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1から請求項5までのいずれかに記載の回転電機(10)の製造方法において、前記界磁子(12)の回転軸方向の両側に一対の前記電機子(11)が配置されており、前記界磁子(12)は、前記複数の永久磁石(12a)のそれぞれの回転軸方向の両側に一対の前記ロータコア(12b)を有しており、前記着磁器(13)は、一対の前記ロータコア(12b)のそれぞれに対向する一対の前記ポールピース(13d)を有していることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項6に記載の回転電機(10)の製造方法において、前記第2工程では、前記永久磁石(12a)、一対の前記ロータコア(12b)、および一対の前記ポールピース(13d)を含む磁気回路が形成されることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項6または請求項7に記載の回転電機(10)の製造方法において、前記着磁器(13)の一対の前記ポールピース(13d)は、前記界磁子(12)に向けて互いに接近する傾きを有することを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項1から請求項5までのいずれかに記載の回転電機(50)の製造方法において、前記界磁子(52)は、前記複数の永久磁石(52a)の反磁極面同士を磁気的に短絡させるバックヨーク(52c)を有し、前記バックヨーク(52c)の軸方向の厚みは回転中心ほど大きく、前記ロータコア(52b)の軸方向の厚みは回転中心ほど薄いことを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項1から請求項9までのいずれかに記載の回転電機(60)の製造方法において、前記回転電機(60)の駆動対象となる装置(90)に前記回転電機(60)を組み込んだ後に、前記第2工程(S2)の着磁を行うことを特徴とする。
請求項1〜10に記載の発明によれば、電機子と界磁子とを所定の位置関係に組み立てた後、ロータコアの外周側に着磁器のポールピースを近接または当接させることにより、界磁子内の永久磁石を着磁する。このため、電機子と界磁子とを容易に組み立てることができ、また、電機子のコイルにダメージを与えることなく界磁子の永久磁石を着磁することができる。
特に、請求項2に記載の発明によれば、着磁器のポールピースは、ロータコアとティース部の少なくとも一部とに対向するような広い磁極面を有する。このため、着磁器のポールピースが磁気飽和を起こすことはなく、着磁器に発生した磁束を効率よく界磁子へ与えることができる。
特に、請求項3に記載の発明によれば、ポールピースとロータコアとの位置関係を固定しつつロータ内の永久磁石を着磁する。このため、着磁時の吸引力により界磁子を変位または変形させることなく、安定して界磁子の永久磁石を着磁することができる。
特に、請求項4に記載の発明によれば、着磁器を被覆する樹脂の表面とロータコアの外周部とを嵌め合わせることにより、ポールピースとロータコアとの位置関係を固定する。このため、ポールピースとロータコアとの位置関係を容易に固定することができる。
特に、請求項5に記載の発明によれば、第2工程の前では、着磁器のポールピースを外周側に後退させ、第2工程では、着磁器のポールピースを内周側に前進させる。このため、着磁器のポールピースを界磁子に対してより近接または当接させて効率よく永久磁石を着磁することができる。
特に、請求項6に記載の発明によれば、界磁子の回転軸方向の両側に一対の電機子が配置された回転電機において、電機子と界磁子とを容易に組み立てることができ、また、電機子のコイルにダメージを与えることなく界磁子の永久磁石を着磁することができる。
特に、請求項7に記載の発明によれば、界磁子の永久磁石ごとに1つの短い磁気回路を形成して着磁することができるので、少ない磁化力でより強く着磁できる。
特に、請求項8に記載の発明によれば、着磁器の一対のポールピースは、界磁子に向けて互いに接近する傾きを有する。このため、着磁器内において着磁コイルを巻回させるためのスペースを広く確保することができる。
特に、請求項9に記載の発明によれば、着磁器のポールピースからロータコアを介して永久磁石へ磁束が通り易く、また、バックヨーク内の磁路が短縮されるため、永久磁石をより効率よく着磁することができる。
特に、請求項10に記載の発明によれば、回転電機の駆動対象となる装置に回転電機を組み込んだ後に着磁を行う。このため、磁力の影響を受けることなく、回転電機の駆動対象となる装置に回転電機を取り付けることができる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る製造方法が適用されるモータ(回転電機)10および着磁器13の構成を示した上面図である。また、図2は、図1のII線に沿ってモータ10および着磁器13を切断した縦断面図である。図2に示したように、モータ10は、電機子としての一対のステータ11と、界磁子としてのロータ12とを、回転軸A方向に沿って配置した構成となっている。一対のステータ11は、ロータ12の上面および下面のそれぞれと対向するように配置されており、各ステータ11とロータ12との間には、所定のエアギャップが設けられている。
ステータ11は、回転軸Aの周りに配置された円環状のバックヨーク11aと、バックヨーク11aのロータ12側の面に立設された複数のティース部11bと、複数のティース部11bのそれぞれに巻回されたコイル11cとを有している。バックヨーク11aは、例えば、回転軸A方向に積層させた電磁鋼板(珪素鋼板など)により構成されている。また、ティース部11bは、例えば、圧粉磁心(圧粉鉄心など)により構成されている。ティース部11bは、回転軸Aに沿って立設された柱状部11dと、柱状部11dのロータ12側の先端に形成されたつば部11eとを有している。そして、つば部11eとバックヨーク11aとに挟まれた柱状部11dの周囲にコイル11cが巻回されている。
ロータ12は、複数(図1の例では6つ)の永久磁石12aを有している。複数の永久磁石12aは、隣り合う永久磁石12aの磁極の向きが交互に異なるように、周方向に沿って等間隔に配置されている。また、各永久磁石12aの上面および下面(回転軸A方向の両側)には、磁性体により構成された一対のロータコア12bが、磁極毎に磁気的に独立した状態で設けられている。ロータ12の内周側には、回転軸Aに沿ってシャフト14が延設されており、上記の永久磁石12aおよびロータコア12bは、所定の非磁性体からなる結合部材12cを介してシャフト14に結合固定されている。
このようなモータ10において、ステータ11のコイル11cに電流を与えると、各ステータ11の複数のティース部11bに回転軸A方向の磁束が発生する。そして、ステータ11のティース部11bとロータ12の永久磁石12aとの間の磁束の作用により回転力(トルク)が発生し、ステータ11に対してロータ12が回転軸A周りに回転する。ロータ12は、シャフト14とともに一体的に回転し、ロータ12の回転力はシャフト14を介して駆動対象となる装置に伝達される。
着磁器13は、ロータ12内の永久磁石12aを着磁するための器具である。着磁器13は、モータ10とは別体に構成されており、永久磁石12aを着磁するときに、図1および図2に示したようにモータ10の外周側に配置されて使用される。着磁器13は、着磁コイル13aが巻回された着磁コア13bを、周方向に沿って複数個備えている。着磁器13内の着磁コア13bの数は、ロータ12内の永久磁石12aの数と同数(図1の例では6つ)であり、各着磁コア13bは、複数の永久磁石12aのそれぞれと1対1に対応している。また、着磁器13内の複数の着磁コア13bは、樹脂等の結合部材13cにより互いに磁気的に独立した状態で一体化されている。
複数の着磁コア13bのそれぞれは、起立姿勢で内周側に開いた略コの字形の屈曲形状となっている。そして、外周側に配置された着磁コア13bの中央部付近に、着磁コイル13aが巻回されている。各着磁コア13bの両端部は、ロータ12に対して磁束を与えるための一対のポールピース13dとして機能する。このような着磁器13をモータ10の外周側に配置すると、各着磁コア13bの一対のポールピース13dは、それぞれロータ12の外周面に対向配置される。そして、このような状態で着磁コイル13aに電流を与えると、着磁コア13bに磁束が発生し、発生した磁束が一対のポールピース13dからロータコア12bを介して永久磁石12aに作用することにより、永久磁石12aが着磁される。
着磁コア13bの一対のポールピース13d付近は、図2に示したように、内周側に向けて互いに接近するような傾きを有している。すなわち、着磁コア13bの両端部の間隔は、ロータ12に最も接近する部分において最小となっている。このため、着磁コア13bは、その中央部付近において着磁コイル13aを巻回させるためのスペースを広く確保することができる。したがって、着磁コイル13aの巻数を向上させることができる。また、ポールピース13dはロータ12付近で永久磁石12aの磁極面付近まで近づけられるため、磁気回路が短くなり、より少ない磁化力で着磁できる。
図3は、上記のモータ10を製造するときの手順を示したフローチャートである。モータ10を製造するときには、まず、着磁前の永久磁石(磁性体)12aが組み込まれたロータ12とシャフト14とを焼きばめ等により結合固定する。そして、一対のステータ11をシャフト14に挿通することにより、ロータ12と一対のステータ11とを所定の位置関係に組み立てる(ステップS1)。ロータ12および一対のステータ11は、図1に示したように、ロータ12の上面側および下面側の各ロータコア12bと各ステータ11のティース部11bとが所定のエアギャップを介して対向配置するように、それぞれ位置決めされる。
続いて、図1および図2に示したように、モータ10の外周側に着磁器13を配置し、複数のロータコア12bのそれぞれに着磁器13のポールピース13dを対向させる。そして、着磁器13の着磁コイル13aに電流を与えることにより着磁コア13bに磁束を発生させ、着磁コア13bのポールピース13dからロータ12に対して磁束を与える。着磁器13の一対のポールピース13dと、ロータ12の一対のロータコア12bとの間には、磁気回路が形成され、永久磁石12aは着磁される(ステップS2)。そして、着磁後に、着磁器13をモータ10から取り外す。
着磁器13の隣り合う着磁コイル13aには、互いに逆向きの電流が与えられる。これにより、隣り合う着磁コア13bには互いに逆向きの磁束が発生し、隣り合う永久磁石12aの磁束の向きが交互に逆向きとなるように、ロータ12内の各永久磁石12aが着磁される。
このように、本実施形態では、ステータ11とロータ12とを所定の位置関係に組み立てた後、ロータコア12bの外周側に着磁器13のポールピース13dを接近させることにより、ロータ12内の永久磁石12aを着磁する。このため、ステータ11とロータ12とを容易に組み立てることができ、また、ステータ11のコイル11cにダメージを与えることなくロータ12内の永久磁石12aを着磁することができる。ここで、ステータ11のコイル端子は互いに短絡して着磁すれば、コイルに渦電流が発生してステータコアに着磁界が進入するのを防止できる。逆に、ステータ10のコイル端子を開放して着磁すれば、ステータコイルに電流が流れるのを防止して発熱を防ぐことができる。
なお、図2の例では、着磁器13のポールピース13dは、ロータコア12bの外周面だけではなく、ステータ11のティース部11bの一部であるつば部11eの外周面にも対向するような広い磁極面を有している。このため、着磁器13のポールピース13dが磁気飽和を起こすことはなく、着磁コア13bに発生した磁束を効率よくロータ12へ与えることができる。なお、着磁界はステータ11のバックヨーク11aを通って短絡する分もあるが、それを考えても、専用の着磁器13を用いるので、大電流を流すことが可能である。
また、図1および図2の例では、着磁コア13bは着磁器13内に固定的に配置されていたが、着磁コア13bを内周方向および外周方向に進退移動させる機構を着磁器13に付加してもよい。このようにすれば、各着磁コア13bを外周側に後退させた状態でステータ11およびロータ12の組み立てや着磁器13の取り付けを行うことができるとともに、着磁コア13bを内周側に前進させた状態で永久磁石12aの着磁を行うことができる。これにより、着磁器13のポールピース13dをロータ12により接近または当接させて効率よく永久磁石12aを着磁することができる。また、着磁コア13bを内周側に接近させたときに、後述する第4実施形態のように、着磁器13を被覆する樹脂の表面とロータ12の外周部とを嵌合させるようにしてもよい。このようにすれば、ポールピース13dとロータコア42bとの位置関係を固定しつつロータ12内の永久磁石12aを安定して着磁することができる。特に、ステータ11の外径がロータ12の外径より大きい場合に好適である。
<2.第2実施形態>
図4は、本発明の第2実施形態に係る製造方法が適用されるモータ20および着磁器23の構成を示した上面図である。また、図5は、図4のV線に沿ってモータ20および着磁器23を切断した縦断面図である。図5に示したように、モータ20は、電機子としてのステータ21と、界磁子としてのロータ22とを、回転軸A方向に沿って配置した構成となっている。ステータ21は、ロータ22の上面と対向するように配置されており、ステータ21とロータ22との間には、所定のエアギャップが設けられている。
ステータ21は、回転軸Aの周りに配置された円環状のバックヨーク21aと、バックヨーク21aのロータ22側の面に立設された複数のティース部21bと、複数のティース部21bのそれぞれに巻回されたコイル21cとを有している。バックヨーク21aは、例えば、回転軸A方向に積層させた電磁鋼板(珪素鋼板など)により構成されている。また、ティース部21bは、例えば、圧粉磁心(圧粉鉄心など)により構成されている。ティース部21bは、回転軸Aに沿って立設された柱状部21dと、柱状部21dのロータ22側の先端に形成されたつば部21eとを有している。そして、つば部21eとバックヨーク21aとに挟まれた柱状部21dの周囲にコイル21cが巻回されている。
ロータ22は、複数(図4の例では6つ)の永久磁石22aと、各永久磁石22aのステータ21側の面に磁極毎に磁気的に独立した状態で設けられたロータコア22bと、永久磁石22aの反磁極面側に設けられたバックヨーク22cとを有している。複数の永久磁石22aは、隣り合う永久磁石22aの磁極の向きが交互に異なるように、周方向に沿って等間隔に配置されている。また、ロータコア22bおよびバックヨーク22cは、それぞれ磁性体により構成されている。ロータ12の内周側には、回転軸Aに沿ってシャフト14が延設されており、バックヨーク22cはシャフト14に固定的に取り付けられている。
このようなモータ20において、ステータ21のコイル21cに電流を与えると、ステータ21の複数のティース部21bに回転軸A方向の磁束が発生する。そして、ステータ21のティース部21bとロータ22の永久磁石22aとの間の磁束の作用により回転力(トルク)が発生し、ステータ21に対してロータ22が回転軸A周りに回転する。ロータ22は、シャフト24とともに一体的に回転し、ロータ22の回転力はシャフト14を介して駆動対象となる装置に伝達される。
着磁器23は、ロータ22内の永久磁石22aを着磁するための器具である。着磁器23は、モータ20とは別体に構成されており、永久磁石22aを着磁するときに、図4および図5に示したようにモータ20の外周側に配置されて使用される。着磁器23は、内周側に複数の突出部23bが形成された略円環状のヨーク部23cと、各突出部23bに巻回された着磁コイル23aとを有している。複数の突出部23bは、周方向に沿って等間隔に形成されており、その数は、ロータ22内の永久磁石22aの数と同数(図4の例では6つ)となっている。すなわち、複数の突出部23bは、複数の永久磁石22aと1対1に対応している。また、各突出部23bの内周側の端部は、ロータ22に対して磁束を与えるためのポールピース23dとして機能する。
このような着磁器23をモータ20の外周側に配置すると、各突出部23bのポールピース23dは、それぞれロータコア22bの外周面に対向配置される。そして、このような状態で各着磁コイル23aに電流を与えると、突出部23bに磁束が発生し、発生した磁束がポールピース23dからロータコア22bを介して永久磁石22aに作用することにより、永久磁石22aが着磁される。なお、隣り合う着磁コイル23aには、互いに逆方向の電流が与えられる。このため、着磁器23の隣り合うポールピース23dの間には、ロータ22のバックヨーク22cおよび着磁器23のヨーク部23cを介した磁気回路が形成される。これにより、隣り合う永久磁石22aの磁極の向きが逆向きとなるように、各永久磁石22aが着磁される。
続いて、上記のモータ20を製造するときの手順について、図4および図5と図3のフローチャートとを参照しつつ説明する。モータ20を製造するときには、まず、着磁前の永久磁石(磁性体)22aが組み込まれたロータ22とシャフト24とを焼きばめ等により結合固定する。そして、ステータ21をシャフト24に挿通することにより、ロータ22とステータ21とを所定の位置関係に組み立てる(ステップS1)。ロータ22およびステータ21は、図5に示したように、ロータ22のロータコア22bとステータ21のティース部21bとが所定のエアギャップを介して対向配置するように、それぞれの位置決めされる。
続いて、図4および図5に示したように、モータ20の外周側に着磁器23を配置し、複数のロータコア22bのそれぞれの外周面に、着磁器23のポールピース23dを対向させる。そして、着磁器23の着磁コイル23aに電流を与えることにより突出部23bに磁束を発生させ、突出部23bのポールピース23dからロータ22に対して磁束を与える。着磁器23の隣り合うポールピース23dの間には、ロータ22のバックヨーク22cおよび着磁器23のヨーク部23cを介して磁気回路が形成され、隣り合う永久磁石22aの磁束の向きが逆となるように、各永久磁石22aが着磁される(ステップS2)。
このように、本実施形態では、ステータ21とロータ22とを所定の位置関係に組み立てた後、ロータコア22bの外周側に着磁器23のポールピース23dを接近させることにより、ロータ22内の永久磁石22aを着磁する。このため、ステータ21とロータ22とを容易に組み立てることができ、また、ステータ21のコイル21cにダメージを与えることなくロータ22内の永久磁石22aを着磁することができる。
なお、図5の例では、着磁器23のポールピース23dは、ロータコア22bの外周面だけではなく、ステータ21のティース部21bの一部であるつば部21eの外周面にも対向するような広い磁極面を有している。このため、着磁器23のポールピース23dが磁気飽和を起こすことはなく、突出部23bに発生した磁束を効率よくロータ22へ与えることができる。
<3.第3実施形態>
図6は、本発明の第3実施形態に係る製造方法が適用されるモータ30および着磁器33の構成を示した上面図である。また、図7は、図6のVII線に沿ってモータ30および着磁器33を切断した縦断面図である。本実施形態のモータ30は、第2実施形態のモータ20と同等の構成を有している。このため、以下では着磁器33の構成および動作を中心に説明し、モータ30については重複説明を省略する。
本実施形態の着磁器33は、複数の着磁部33eに分割されている。各着磁部33eは、略円弧状のヨーク部33cと、ヨーク部33cの内周側に形成された1つの突出部33bと、突出部33bに巻回された着磁コイル33aとを有している。着磁部33eの数は、ロータ22内の永久磁石32aの数と同数(図6の例では6つ)となっている。このため、各着磁部33eの突出部33bは、ロータ32内の複数の永久磁石32aのそれぞれと1対1に対応している。また、各着磁部33eの突出部33bの内周側の端部は、ロータ32に対して磁束を与えるためのポールピース33dとして機能する。
複数の着磁部33eには、図6において概念的に示した駆動機構33fが接続されている。駆動機構33fは、ボールねじ等の公知の機構を組み合わせて構成され、各着磁部33eを内周側および外周側に進退移動させる機能を有する。駆動機構33fにより着磁部33eを外周側へ後退させると、着磁部33eのポールピース33dはロータコア32bの外周面から引き離され、また、隣り合う着磁部33e同士も分離する(図6,図7中の仮想線の状態)。一方、駆動機構33fにより着磁部33eを内周側へ前進させると、着磁部33eのポールピース33dはロータコア32bの外周面に接近または当接し、また、隣り合う着磁部33eのヨーク部33c同士も当接する。
上記のモータ30を製造するときには、まず、着磁部33eを外周側へ後退させた状態でステータ31とロータ32とを組み立てる(図3のステップS1)。そして、ステータ31とロータ32とが所定の位置に配置された後、着磁部33eを内周側へ前進させるとともに着磁コイル33aに電流を与えることにより、ロータ32内の永久磁石32aを着磁する(図3のステップS2)。このため、ステータ31とロータ32とを容易に組み立てることができ、また、ステータ31のコイル31cにダメージを与えることなくロータ32内の永久磁石32aを着磁することができる。また、本実施形態の製造方法では、着磁を行うときにのみ着磁器33のポールピース33dを内周側に接近させる。このため、ステータ31とロータ32とを更に容易に組み立てることができるとともに、ロータ32内の永久磁石32aをより効率よく着磁することができる。特に、ステータ31の外径がロータ32の外形より大きい場合に好適である。
<4.第4実施形態>
図8は、本発明の第4実施形態に係る製造方法が適用されるモータ40および着磁器43の縦断面図である。また、図9は、着磁器43のみの縦断面図である。本実施形態のモータ40は、第3実施形態のモータ30と同等の構成を有している。また、本実施形態の着磁器43も、樹脂部43gを除いて第3実施形態の着磁器43と同等の構成を有している。このため、以下では着磁器43の樹脂部43g付近の構成を中心に説明し、他の部分の構成および動作については重複説明を省略する。
本実施形態の着磁器43の複数の着磁部43eは、それぞれ樹脂部43gにより被覆されている。そして、図9に示したように、樹脂部43gの内周側には、ステータ41およびロータ42の外周面の形状に対応する凹凸面43hが形成されている。このため、着磁部43eを内周側に接近させたときには、ロータコア42bやつば部41eを含むモータ40の外周面と樹脂部43gの凹凸面43hとが嵌合し、モータ40と着磁部43eとの位置関係が固定される。このため、本実施形態では、上記第3実施形態の効果に加えて、ポールピース43dとロータコア42bとの間の位置関係を固定しつつロータ42内の永久磁石42aを安定して着磁できるという効果を得ることができる。すなわち、着磁時の磁力によりロータ42等の部材を変位または変形させることなく、ロータ42内の永久磁石42aを着磁することができる。
<5.第5実施形態>
図10は、本発明の第5実施形態に係る製造方法が適用されるモータ50および着磁器53の構成を示した縦断面図である。本実施形態の着磁器53は第2実施形態の着磁器23と同等の構成を有する。また、本実施形態のモータ50も、ステータ51については第2実施形態のステータ21と同等の構成を有する。このため、以下ではモータ50のロータ52付近の構成を中心に説明し、他の部分の構成および動作については重複説明を省略する。
本実施形態のロータ52は、複数の永久磁石52aと、各永久磁石52aのステータ51側の面に設けられたロータコア52bと、永久磁石52aの反磁極面側に設けられたバックヨーク52cとを有している。複数の永久磁石22aは、隣り合う永久磁石22aの磁極の向きが交互に異なるように、周方向に沿って等間隔に配置されている。また、永久磁石52aは、その磁極面が回転軸A方向より所定角度外周側を向くように傾斜配置されている。ロータコア52bは磁性体により構成され、その下面(永久磁石52aと接する面)は永久磁石32aの傾きに応じた傾斜面となっている。すなわち、ロータコア52bの回転軸A方向の厚みは、回転中心ほど薄くなっている。また、バックヨーク52cも磁性体により構成され、その上面(永久磁石52aと接する面)は永久磁石32aの傾きに応じた傾斜面となっている。すなわち、バックヨーク52cの回転軸A方向の厚みは、回転中心ほど厚くなっている。また、ロータ52の内周側には、回転軸Aに沿ってシャフト54が延設されており、バックヨーク52cはシャフト54に固定的に取り付けられている。なお、ロータコア52bは、外周側から永久磁石52aへと、エアギャップ面から永久磁石52aへの磁束の流れがスムースである必要があるので、等方性の材料、例えば圧粉磁心により構成するのが好ましい。
このようなモータ50を製造するときには、上記の第2実施形態と同じように、まず、ステータ51とロータ52とを組み立てる(図3のステップS1)。そして、ステータ51とロータ52とが所定の位置に配置された後、モータ50の外周側に着磁器53を配置させ、着磁コイル53aに電流を与えることにより、ロータ52内の永久磁石52aを着磁する(図3のステップS2)。このため、ステータ51とロータ52とを容易に組み立てることができ、また、ステータ51のコイル51cにダメージを与えることなくロータ52内の永久磁石52aを着磁することができる。特に、本実施形態では、永久磁石52aを傾斜配置しているため、ロータコア52bのポールピース53dに対向する面積が増加し、着磁器53のポールピース53dからロータコア52bを介して永久磁石52aへ磁束が通り易く、永久磁石52aをより効率よく着磁することができる。また、着磁中には、隣り合う永久磁石52aの間にバックヨーク52cを経由した磁路が形成されるが、本実施形態では、その磁路が比較的内周側に形成されるため、磁路が短縮され、永久磁石32aがより効率よく着磁される。
<6.第6実施形態>
図11および図12は、本発明の第6実施形態に係る製造方法が適用されるモータ60、着磁器63、およびモータ60の駆動対象となる圧縮機90の構成を示した縦断面図である。モータ60は、上記の第1実施形態〜第5実施形態で説明したモータ10,20,30,40,50のいずれの構成を有するものであってもよい。また、着磁器63も、上記の第1実施形態〜第5実施形態で説明した着磁器13,23,33,43,53のいずれの構成を有するものであってもよい。
圧縮機90は、モータ60を駆動源として使用することにより熱媒体を圧縮するための装置である。図11および図12に示したように、モータ60を含む圧縮機90の機構部は、所定のケーシング91および蓋部92の内部に収容される。本実施形態では、このような圧縮機90にモータ60を組み込んだ後に、モータ60の外周側に着磁器63を接近させ、着磁器63の着磁コイル63aに電流を与えることにより、モータ60内の永久磁石を着磁する(図11の状態)。そして、着磁が完了すると、着磁器63を取り外して蓋部92を取り付ける(図12の状態)。
このように、本実施形態では、着磁されていない状態でモータ60を圧縮機90に取り付け、圧縮機90に取り付けられたモータ60に対して着磁を行う。このため、磁力の影響を受けることなく、圧縮機90にモータ60を容易に取り付けることができる。なお、圧縮機90に限らず、モータ60の駆動対象となる装置にモータ60を組み込んだ状態で着磁を行えば、同様の効果を得ることができる。
第1実施形態に係るモータおよび着磁器の上面図である。 図1のII線に沿ってモータおよび着磁器を切断した縦断面図である。 モータを製造するときの手順を示したフローチャートである。 第2実施形態に係るモータおよび着磁器の上面図である。 図4のV線に沿ってモータおよび着磁器を切断した縦断面図である。 第3実施形態に係るモータおよび着磁器の上面図である。 図6のVII線に沿ってモータおよび着磁器を切断した縦断面図である。 第4実施形態に係るモータおよび着磁器の縦断面図である。 第4実施形態に係る着磁器の縦断面図である。 第5実施形態に係るモータおよび着磁器の縦断面図である。 第6実施形態に係るモータ、着磁器、および圧縮機の縦断面図である。 第6実施形態に係るモータ、着磁器、および圧縮機の縦断面図である。
符号の説明
10,20,30,40,50,60 モータ
11,21,31,41,51 ステータ
11a,21a,31a,41a,51a バックヨーク
11b,21b,31b,41b,51b ティース部
11c,21c,31c,41c,51c コイル
11d,21d,31d,41d,51d 柱状部
11e,21e,31e,41e,51e つば部
12,22,32,42,52 ロータ
12a,22a,32a,42a,52a 永久磁石
12b,22b,32b,42b,52b ロータコア
13,23,33,43,53,63 着磁器
13a,23a,33a,53a,63a 着磁コイル
13b 着磁コア
13d,23d,33d,43d,53d ポールピース
14,24,34,44,54 シャフト
22c,32c,42c,52c バックヨーク
23b,33b,43b,53b 突出部
23c,33c ヨーク部
33e,43e 着磁部
33f 駆動機構
43g 樹脂部
43h 凹凸面
90 圧縮機

Claims (10)

  1. 複数のコイル(11c,21c,31c,41c,51c)を有する電機子(11,21,31,41,51)と複数の永久磁石(12a,22a,32a,42a,52a)を有する界磁子(12,22,32,42,52)とを回転軸方向に対向配置させた回転電機(10,20,30,40,50)の製造方法において、
    前記界磁子(12,22,32,42,52)は、前記複数の永久磁石(12a,22a,32a,42a,52a)のそれぞれの前記電機子(11,21,31,41,51)側に磁極毎に磁気的に独立した状態で設けられたロータコア(12b,22b,32b,42b,52b)を有しており、
    前記電機子(11,21,31,41,51)と前記界磁子(12,22,32,42,52)とを所定の位置関係に組み立てる第1工程(S1)と、
    前記第1工程(S1)の後、前記ロータコア(12b,22b,32b,42b,52b)の外周側に着磁器(13,23,33,43,53)のポールピース(13d,23d,33d,43d,53d)を近接または当接させた状態で前記着磁器(13,23,33,43,53)に通電することにより前記複数の永久磁石(12a,22a,32a,42a,52a)を着磁する第2工程(S2)と、
    を含むことを特徴とする回転電機(10,20,30,40,50)の製造方法。
  2. 請求項1に記載の回転電機(10,20,30,40)の製造方法において、
    前記電機子(11,21,31,41)は、前記コイル(11c,21c,31c,41c)が巻回された複数のティース部(11b,21b,31b,41b)を有しており、
    前記第2工程では、前記着磁器(13,23,33,43)の前記ポールピース(13d,23d,33d,43d)を、前記ロータコア(12b,22b,32b,42b)と、当該ロータコア(12b,22b,32b,42b)に対向する前記ティース部(11b,21b,31b,41b)の少なくとも一部とに対して近接または当接させることを特徴とする回転電機(10,20,30,40)の製造方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の回転電機(40)の製造方法において、
    前記第2工程(S2)では、前記着磁器(43)は、前記ポールピース(43d)と前記ロータコア(42b)との位置関係を固定しつつ着磁することを特徴とする回転電機(40)の製造方法。
  4. 請求項3に記載の回転電機(40)の製造方法において、
    前記第2工程(S2)では、前記着磁器(43)を被覆する樹脂(43g)の表面と前記ロータコア(42b)の外周部とを嵌め合わせることにより、前記ポールピース(43d)と前記ロータコア(42b)との位置関係を固定することを特徴とする回転電機(40)の製造方法。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載の回転電機(30,40)の製造方法において、
    前記第2工程の前では、前記着磁器(33,43)の前記ポールピース(33d,43d)を外周側に後退させ、
    前記第2工程では、前記着磁器(33,43)の前記ポールピース(33d,43d)を内周側に前進させることを特徴とする回転電機(30,40)の製造方法。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の回転電機(10)の製造方法において、
    前記界磁子(12)の回転軸方向の両側に一対の前記電機子(11)が配置されており、
    前記界磁子(12)は、前記複数の永久磁石(12a)のそれぞれの回転軸方向の両側に一対の前記ロータコア(12b)を有しており、
    前記着磁器(13)は、一対の前記ロータコア(12b)のそれぞれに対向する一対の前記ポールピース(13d)を有していることを特徴とする回転電機(10)の製造方法。
  7. 請求項6に記載の回転電機(10)の製造方法において、
    前記第2工程では、前記永久磁石(12a)、一対の前記ロータコア(12b)、および一対の前記ポールピース(13d)を含む磁気回路が形成されることを特徴とする回転電機(10)の製造方法。
  8. 請求項6または請求項7に記載の回転電機(10)の製造方法において、
    前記着磁器(13)の一対の前記ポールピース(13d)は、前記界磁子(12)に向けて互いに接近する傾きを有することを特徴とする回転電機(10)の製造方法。
  9. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の回転電機(50)の製造方法において、
    前記界磁子(52)は、前記複数の永久磁石(52a)の反磁極面同士を磁気的に短絡させるバックヨーク(52c)を有し、
    前記バックヨーク(52c)の軸方向の厚みは回転中心ほど大きく、
    前記ロータコア(52b)の軸方向の厚みは回転中心ほど薄いことを特徴とする回転電機(50)の製造方法。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれかに記載の回転電機(60)の製造方法において、
    前記回転電機(60)の駆動対象となる装置(90)に前記回転電機(60)を組み込んだ後に、前記第2工程(S2)の着磁を行うことを特徴とする回転電機(60)の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014096897A (ja) * 2012-11-08 2014-05-22 Honda Motor Co Ltd 着磁ヨーク
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