JP6584331B2 - 単相ブラシレスモータおよび単相ブラシレスモータの製造方法 - Google Patents

単相ブラシレスモータおよび単相ブラシレスモータの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、単相ブラシレスモータおよび単相ブラシレスモータの製造方法に関する。
従来の単相ブラシレスモータとして、複数の磁極を備えるロータと、ロータと隙間を隔てて配置され、ロータの複数の磁極と同じ数の突極を有するステータとを備え、突極のそれぞれは、ロータに対向する突極面に円周方向の中央から端の方向に寄った位置に設けられた溝を有する、アウターロータ型の単相ブラシレスモータが提案されている。
特開2012−029515公報
従来の単相ブラシレスモータは以上のように構成され、ロータと対向する突極面に、突極の円周方向の中央から端の方向に寄った位置に溝を設けることにより起動不安定性を招くことなくコギングトルクのピーク値を下げることが可能であるが、コギングトルクがゼロとなる点を突極の中央からずらす作用はほとんどなく、充分な起動トルクを得ることは困難であるという問題点があった。また、突極面の円周方向の中央から端の方向に寄った位置に溝を設けると、溝が設けられた周辺部の磁束が乱れ、また磁束密度が局所的に高くなり、鉄損が増大する。
この発明は、前記のような問題点を解決して、コギングトルクを低減できるとともに充分な起動トルクを得ることができる単相ブラシレスモータを得ることおよび単相ブラシレスモータの製造方法を提供することを目的とする。
この発明に係る単相ブラシレスモータにおいては、
ロータとステータとを有する単相ブラシレスモータであって、
前記ロータは、円筒形状であって永久磁石により形成される複数の磁極を有するものであり、
前記ステータは、ステータコアとコイルとを有し、
前記ステータコアは、ヨークと複数の磁極ティースとを有し、
前記磁極ティースは、一方の端部および他方の端部を有し、前記一方の端部に前記ロータの中心線を中心とする円弧面および前記円弧面と接続部において接続して形成された隣接面を有するものであって、前記隣接面は前記円弧面と前記隣接面との前記接続部における前記円弧面の接平面と同じ位置または前記接平面よりも前記円弧面と同じ曲率で延長された仮想円弧面から遠い位置に位置するようにして形成された平面であり、
前記磁極ティースに前記コイルが巻回され、
前記磁極ティースは、前記円弧面が前記ロータの径方向に一定の間隙を設けて前記ロータと対向されるとともに、前記隣接面と前記ロータとの前記径方向の間隙が前記円弧面から遠ざかるに従って大きくなるようにして前記隣接面が前記ロータと対向配置され、前記他方の端部が前記ヨークに磁気的に結合されたものである。
この発明に係る単相ブラシレスモータの製造方法においては、円筒形の組み立て治具に磁極ティースの円弧面を当接させて前記磁極ティースの位置合わせを行う工程を有するものである。
この発明に係る単相ブラシレスモータの製造方法においては、複数の絶縁部材を有する絶縁部材集合体を製造する工程と、前記絶縁部材に前記磁極ティースを保持させる工程と、円筒形の組み立て治具に前記磁極ティースの前記円弧面を当接させて前記磁極ティースの位置合わせを行う工程を有するものである。
この発明に係る単相ブラシレスモータは、
前記磁極ティースは、一方の端部および他方の端部を有し、前記一方の端部に前記ロータの中心線を中心とする円弧面と前記円弧面と接続して形成された隣接面とを有するものであって、前記隣接面は前記円弧面と前記隣接面との接続部における前記円弧面の接平面と同じ位置または前記接平面よりも前記円弧面と同じ曲率で延長された仮想円弧面から遠い位置に位置するようにして形成された平面であるので、
コギングトルクを低減できるとともに充分な起動トルクを得ることができる単相ブラシレスモータを得ることができる。
この発明に係る単相ブラシレスモータの製造方法は、円筒形の組み立て治具に磁極ティースの円弧面を当接させて前記磁極ティースの位置合わせを行う工程を有するので、
コギングトルクを低減できるとともに充分な起動トルクを得ることができ、かつ組み立て精度を容易に確保できる単相ブラシレスモータの製造方法を提供することができる。
この発明に係る単相ブラシレスモータの製造方法は、複数の絶縁部材を有する絶縁部材集合体を製造する工程と、前記絶縁部材に前記磁極ティースを保持させる工程と、円筒形の組み立て治具に前記磁極ティースの前記円弧面を当接させて前記磁極ティースの位置合わせを行う工程とを有するので、コギングトルクを低減できるとともに充分な起動トルクを得ることができ、かつ組み立て精度を容易に確保できる単相ブラシレスモータの製造方法を提供することができる。
この発明の実施の形態1である単相ブラシレスモータの構成を示す断面図である。 図1の単相ブラシレスモータの要部を示す要部拡大図である。 角度θαとトルクとの関係を示す説明図である。 図1の単相ブラシレスモータと対比するための従来の単相ブラシレスモータの構成を示す断面図である。 図1の単相ブラシレスモータの特性を説明するための説明図である。 図5の部分拡大図である。 単相ブラシレスモータの組み立て手順を説明するための説明図である。 実施の形態2である単相ブラシレスモータのステータの構成を示す断面図である。 実施の形態3である単相ブラシレスモータのステータの構成を示す断面図である。
実施の形態1.
図1〜図6は、この発明を実施するための実施の形態1を示すものであり、図1は単相ブラシレスモータの構成を示す断面図、図2は単相ブラシレスモータの要部を示す要部拡大図、図3は角度θαとトルクとの関係を示す説明図である。図4は図1の単相ブラシレスモータと対比するための従来の単相ブラシレスモータの構成を示す断面図、図5は単相ブラシレスモータの特性を説明するための説明図、図6は図5の部分拡大図、図7は単相ブラシレスモータの組み立て手順を説明するための説明図である。図1は、単相ブラシレスモータ100の、ロータ10の径方向の断面を示したものであるが、単相ブラシレスモータ100は、ロータ10とシャフト18とステータ20とを有する。なお、図示を省略しているが、ステータ20の周囲には、ステータ20保持するフレームやロータ10を回転自在に支持するブラケットが設けられている。
ロータ10は、複数の磁極12が形成された円筒状の永久磁石11を有する。ロータ10はシャフト18に嵌合され、ステータ20の内周側に間隙を介して対向配置され、図示しないベアリングを介してブラケットに回転自在に支持されている。ロータ10は、N極S極計4極の磁極12を持ち、それぞれが一体に繋がった中空円筒状の形状を有する。永久磁石11は軟磁性材料よりも保磁力が高い硬磁性材料であるネオジム焼結磁石(残留磁束密度(Br)0.9〜1.4T)を採用している。永久磁石11の磁化方向は、全て同じ方向を向いた平行方向、回転中心から放射状に延びるラジアル方向、双曲線状に繋がる方向のいずれでもよく、磁石の製造時または着磁時のいずれかのタイミングで磁化方向が決定され、N極S極が形成される。シャフト18は、軟磁性材料、非磁性材料のいずれでもよいが、この実施の形態では軟磁性材料例えば日本工業規格に規定された機械構造用炭素鋼S10Cを調質して用いている。また、図示していないが、ロータ10の外周部には、飛散防止用の円筒部材が設けられている。円筒部材の一例として、厚さ0.2mm前後のSUS(ステンレス)製の薄板を円筒状にして周方向の端部を溶接などで固着してロータ10の外周に被せる、繊維強化プラスチック(FRP)をロータ10の外周に巻き付け円筒部材を形成する、などの製造方法がある。円筒部材は、必須のものではない。なお、ロータ10は、時計方向である矢印Rの方向に回転する。
次にステータ20の構成を説明する。ステータ20は、複数のステータ片21とこれらを磁気的に連結するヨーク結合片28とを有する。ステータ片21は、コア片22、インシュレータ26、コイル27を有する。コア片22は、ヨーク片23と、ヨーク片23の中央部から一方に向かって突設された磁極ティース24とを有する。コア片22は、T形に打ち抜かれた厚さ0.2〜1.2mm程度の電磁鋼板を所定枚数積層して形成されたものであり、ヨーク片23と磁極ティース24とは一体に形成されている。磁極ティース24は、一方の端部241と、反対側に他方の端部248(仮想線で示す)を有する。一方の端部241は、周方向両側にシュー242、243を有する。詳細は後述するが、一方の端部241に円弧面244および隣接面としての平面245が形成されている。なお、図2に示す仮想円弧面VCは、仮想の円弧面である。なお、ヨーク片23と磁極ティース24とを有するコア片22およびヨーク結合片28がこの実施の形態におけるステータコアである。
ここで、円弧面244、平面245、仮想円弧面VCについて図2により詳細に説明する。図2において、円弧面244はロータ10のシャフト中心線Eを中心とする半径r1の円弧面である。平面245は、接続部Lにおいて円弧面244と隣接する平面である。仮想円弧面VCは、円弧面244と平面245との接続部Lから図2における反時計方向に延長された、ロータ10のシャフト中心線Eを中心とする半径r1の円弧面である。ここに、接続部Lは磁極ティース24の長さ方向の中心面Faよりも反時計方向に一定の角度θA(反時計方向を正(プラス)とする)回転した平面Fb上にある。平面245は、直交平面Fcと接平面Fdとの間に位置しており、直交平面Fcとなす角度がθα(後述)に設定されている。なお、直交平面Fcは接続部Lを通り磁極ティース24の中心面Faと直交する平面である。接平面Fdは、円弧面244と平面245との接続部Lにおける円弧面244の接平面である。接平面Fdと直交平面Fcとのなす角度を角度θBとすると、角度θα<角度θB、角度θB=角度θAの関係にある。一方の端部241は、仮想円弧面VCが平面245により直線的に切り欠かれた形状を有している。平面245は、仮想円弧面VCよりも他方の端部248に近い位置に位置している。かつ、平面245は、接平面Fdよりも仮想円弧面VCに遠い位置に位置している。さらに、平面245は、直交平面Fcよりも仮想円弧面VCに近い位置に位置している。
積層された電磁鋼板の固着は、例えば各電磁鋼板に加締め部(図示せず)を設けて相互に加締めて固着したり、積層した後に周方向のいずれかの位置で積層方向に溶接するか、各電磁鋼板の間に接着材を介在させて加熱固着するか、などの方法で行うことができる。磁極ティース24を周回してインシュレータ26が設けられ、その外周部にコイル27が巻回されている。4個のステータ片21が正方形の4辺に配置され、計4個のヨーク結合片28にて各ヨーク片23を磁気的に連結して環状のヨークを有する4極のステータ20が形成されている。なお、磁極ティース24間にスロット29が形成され、スロット29にコイル27が収容された形になっている。
なお、インシュレータ26は、コア片22とコイル27とを電気的に絶縁を行う部材であり、樹脂などの絶縁材料が使用される。薄膜のフィルム状であれば、コイル27を配設するスペースを広くすることができるため、コイル27の断面積を大きくして電気抵抗を下げることができ、モータの効率が良くなる。また、インシュレータ26を射出成形や圧縮成形によって形成すれば、インシュレータ26がコイル27をインシュレータ26を介して磁極ティース24に巻くときの巻枠や、コイル27の端末を固定支持する役割も果たすことができる。コイル27は、表面に数〜数十μmの絶縁被膜を持ち、断面が丸または角状の銅線やアルミ線などが使用される。コイル27に電流を供給することによりステータ20から電機子磁束を発生させるが、巻数が多いほど、またコイル27に流れる電流が大きいほど、ステータ20からの発生磁束は大きくなる。ゆえに、できるだけ抵抗を低くするか巻数を多くすることが好ましく、スロット29内に配設されるコイル27の断面積は大きければ大きいほどモータの性能が向上する。
前記のようなステータ20の内周部(内部)に、シャフト18に嵌合されたロータ10が磁極ティース24との間に間隙を設けて配置されている。円弧面244とロータ10とのロータ10の径方向(以下、単に径方向という)の間隙Gはあらかじめ決められた値であり、平面245とロータ10との径方向の間隙は接続部Lから反時計方向に遠ざかるに従って大きくなっている。
次に、角度θA,角度θB,角度θαについて、説明する。なお、角度θAは、接続部Lとシャフト中心線Eと結ぶ平面Fbと、磁極ティース24の中心面Faとのなす角と定義しているが、磁極ティース24の中心面Faがシャフト中心線Eを通ることを前提としている。従って、前述のように角度θAと角度θBは等しいことになる。よって、角度θBは、角度θAをどのように選ぶかによって一意的に決まる。角度θAは、シャフト中心線Eと同心の円弧面244の幅を決めるものであるから、組立時の磁極ティース24の軸方向の倒れをできるだけ小さくしたい場合は、角度θAはできるだけ大きい方がよく、逆に、倒れをある程度許容する場合は小さくするが、実用的な観点からは角度θA>=0、すなわち円弧面244の反時計方向の端線である接続部Lは少なくとも中心面Faよりも反時計側にあるように設定する。
次に、平面245と直交平面Fcとがなす角度θαの決め方について述べる。図3は、角度θAを所定の値に設定したときにおける、角度θαの大きさと、単相ブラシレスモータの特性として必要な3種類のトルクとの関係を示した図である。図3は、定常トルクτn、定常トルクτnのトルクリップルτr、起動トルクτsを示すが、定常トルクτn、トルクリップルτrは角度θαが大きくなるに従い増加し、起動トルクτsは角度θαが大きくなるに従い減少する。なお、トルクリップルτrは、トルクリップルτr=(定常トルクτnの最大値−定常トルクτnの最小値)/2として定義される。定常トルクτn、トルクリップルτr、起動トルクτsはそれぞれ単相ブラシレスモータを搭載する製品の要求仕様によって異なるので,それぞれの要求仕様に応じて角度θαの値を選ぶ。例えば,単相ブラシレスモータに取り付けられる負荷(例えば、ファンの羽根など)の慣性モーメントが大きい場合には、起動トルクτsが大きくなるように角度θαの値を小さくする。逆に,取り付けられる負荷の慣性モーメントは小さいが,運転中の負荷トルクが大きい場合には、定常トルクτnが大きくなるように角度θαの値を大きくする。また,トルクリップルτrは振動や騒音に繋がるので,低振動や低騒音を求められる場合には,トルクリップルτrが小さくなるように角度θαを小さい値に選ぶ。いずれにおいても、角度θAや角度θαは求められる仕様に応じて適宜選んでよい。
しかし、角度θαが角度θBよりも大きく平面245が角度θBの範囲内に収まらない場合、すなわち平面245が接続部Lから引いた円弧面244の接平面Fdよりも内周側に出ると、平面245と芯型(図7の芯型CC参照)と干渉し、円弧面244を芯型CCに当接させて芯出しをすることができず、分割されたステータ片21を組立てる際に円弧面244で形成される内周円の真円度、同軸度などの精度の確保が難しくなる。また、平面245が、直交平面Fcよりも他方の端部248側に出ると、シュー243の径方向の厚みが薄くなり、トルクの低下を招く。角度θBの範囲内に平面245が収まれば(0=<θα<=θB)、組立精度を出しやすく、かつトルクの低下を招くこともない。なお、円弧面244の図2における時計方向の端部や平面245の反時計方向の端部に面取り加工やアール加工がなされたものであってもよい。
次に、このような構成を有する単相ブラシレスモータの特性を従来のものと対比させて説明する。まず、実施の形態1による単相ブラシレスモータは起動トルクτsが、従来のものに比して大きいという特色がある。図4は、特許文献特開2012−029515号公報に記載された発明(以下、単に先行技術という)を、本発明の実施の形態1と同等のサイズ、構成の単相ブラシレスモータに適用した場合の単相ブラシレスモータの構成を示す断面図である。但し、先行技術はアウターロータ型の単相ブラシレスモータである。図4に示すように、単相ブラシレスモータ900は、ステータ90を有する。ステータ90は、インシュレータ26、コイル27、磁極ティース94、環状のヨーク98、スロット99を有する。磁極ティース94は、環状のヨーク98の内周側から4箇所突設されている。磁極ティース94は、一方の端部941と、反対側に他方の端部948(仮想線で示す)を有する。一方の端部941は、周方向両側にシュー942を有し、円弧面944が形成されている。円弧面944は、ロータ10のシャフト中心線Eを中心とする半径r1の円弧面である。
また、一方の端部941には、円弧面944の中心よりも反時計方向に所定角度回転した位置(両側のシューのうち反時計方向側のシュー942)に断面矩形の溝を形成する溝部945が設けられている。ヨーク98および磁極ティース94は、環状部とこの環状部の4箇所から内側へ突出する突出部を有する形に打ち抜かれた厚さ0.2〜1.2mm程度の電磁鋼板を所定枚数積層して形成されたものであり、ヨーク98と磁極ティース94とは一体に形成されている。なお、WJは、コイル27を磁極ティース94に巻回するためのノズルであり、コイル27を磁極ティース94に巻回するときの状態を図示している。その他の構成については、図1に示した実施の形態1と同様のものであるので、相当するものに同じ符号を付して説明を省略する。
このように構成された単相ブラシレスモータは、磁極ティース94の一方の端部に溝部945を設けることにより、コギングトルクのピークを下げることが可能とされている。ところで、単相ブラシレスモータは、三相モータのような、複数の磁極ティースに位相の異なる交流電流を流す場合と異なり、各磁極ティースには同位相の交流電流を流す。また、磁極ティースの数とロータの磁極数は同数であるのが一般的である。このような構成の単相ブラシレスモータにおいては、トルクがゼロとなる点が存在する。また、極数が少ない場合(本実施の形態のように4極の場合など)、一般的には各磁極ティースのシューの間隔は広く開いていることが多く、コギングトルクが比較的大きい。コギングトルクが0になるポイント、すなわち磁極ティースとロータの磁極中心が一致する点では、磁極ティースとロータの永久磁石による磁極が径方向に強く引き合う。この点でロータが静止している場合、起動トルクを得ようとすると起動時に印加する直流電流を複雑に制御しなければならないなどの問題点があり、困難がともなう。
このような特徴を持つ単相ブラシレスモータにおいて、本発明の実施の形態1の単相ブラシレスモータ100と、従来の単相ブラシレスモータ900とのトルク特性を比較する。図5は、横軸をロータ10の回転角deg、縦軸をトルクとしたグラフである。図6は、図5の部分拡大図である。これらの図において、横軸の回転角degが0の位置は、ロータ10の磁極中心が、ステータ20(90)の磁極ティース24(94)の中心と重なった位置である。図5(a)および図6(a)は、従来の単相ブラシレスモータ900の特性を示すもので、グラフ中の曲線a1は交流電流を印加したときの定常トルク、曲線b1はコギングトルク、曲線c1は直流電流を印加したときの起動トルク(起動時には直流を印加する)を示す。曲線c1上のコギングトルクが0となる位置におけるトルクである起動トルクを表す点をp1とし、図中で◇型マークで示している。図5(b)および図6(b)は、本実施の形態における単相ブラシレスモータ100の特性を示すもので、グラフ中の曲線a2は交流電流を印加したときの定常トルク、曲線b2はコギングトルク、曲線c2は直流電流を印加したときのトルクである起動トルクを示す。曲線c2上のコギングトルクが0となる位置におけるトルクである起動トルクを表す点をp2とし、図中で◇型マークで示している。
両者において、コギングトルクが0となる位置において、どの程度の起動トルクが得られるかを見ると、従来の単相ブラシレスモータ900はコギングトルクが0となる位置と磁極ティース94の中心とのずれが小さいため、そのときの直流電流を印加したときのトルクである起動トルクはp1と小さい。一方本実施の形態の単相ブラシレスモータ100はコギングトルクが0となる位置と磁極ティース24の中心とのずれが大きいため、直流電流を印加したときのトルクである起動トルクはp2と大きな起動トルクが得られる。この理由を以下に簡単に述べる。コギングトルクが0となる位置は、磁極ティース24(94)と、ロータ10の磁極12が最も引きあう位置である。言い換えれば磁性体である磁極ティース24と磁極12との距離が最も近づく位置でコギングトルクが0となる。
従来の単相ブラシレスモータでは、溝部945の位置で引きあう力は弱まるものの、溝部945が設けられたシュー942は、溝部945の周方向両側におけるシュー942とロータ10との間隙は同じ寸法であり、溝部945を挟んで時計方向側及び反時計方向側の双方においてシュー942とロータ10の磁極12が引きあうため、結果としてコギングトルクが0となる位置は磁極ティース94の中心から大きくずれることがない。それに対して本実施の形態の単相ブラシレスモータ100では、磁極ティース24のロータ10との対向面である円弧面244および平面245は、接続部Lを境に反時計方向に徐々に間隙が広がっていき、反時計方向側にあるシュー243の端部で最も間隙が大きくなる。よって、磁極ティース24とロータ10の磁極12が引き合う力はシュー243の図2における反時計回り方向から、時計回り方向に向かって徐々に強まっていき、その位置(つまりコギングトルクが0となる位置)は、磁極ティース24の中心面Faよりも時計回り方向に大きくずれる。コギングトルクが0となる位置が磁極ティース24の中心面Faからずれるほど、起動トルクが得やすくなる。
本実施の形態による作用効果をもう一つ述べる。図7は、単相ブラシレスモータ100の組立途中を示している。前にも述べたように、コア片22とヨーク結合片28とは分離できるので、まず磁極ティース24にコイル27を巻回してステータ片21を製造し、次にステータ片21とヨーク結合片28とを組み立てるようにすれば、磁極ティース24にコイル27を巻回するときに、磁極ティース24の周囲を広くとることができ、フライヤなどでのコイル27の巻回が高速に容易にでき、また巻線ノズル(図4の巻線ノズルWJを参照)を容易に磁極ティース24に近づけることができるので、巻線ノズルWJを挿入するためのスペースを空けておく必要がなく、コイル27の断面積(巻数)を大きくすることができる。
一方、図4の従来の単相ブラシレスモータ900では図4に示すように磁極ティース94と環状のヨーク98とが一体となっているため、内周側から巻線ノズルWJを挿入してコイル27を巻回する必要がある。そうすると、巻線ノズルWJがスロット99の奥まで入るスペースを確保しなければならず、結果として、コイルの断面積(巻数)は、図1の単相ブラシレスモータ100よりも少なくならざるを得ない。すなわち、本実施の形態の単相ブラシレスモータ100は、コイル27の断面積が多く、銅損を従来よりも減らすことができる。また、従来のものは、溝部945を有するため、溝部945の付近のシュー943の厚み(ステータ90の径方向寸法)が小さく、当該部において磁束密度が局所的に高くなり、鉄損が増加する。一方、本実施の形態の単相ブラシレスモータ100は、平面245側のシュー243の厚みは徐々に小さくなるため、局所的に磁束密度が高くなることがなく、従来の単相ブラシレスモータと比較して鉄損を低く抑えることができる。以上から、本実施の形態の単相ブラシレスモータ100は、良好な起動トルクを得ることができるとともに、低銅損、低鉄損となり、高効率なものとすることができる。
このような単相ブラシレスモータ100は、あらゆる用途に用いることができる。例えば、限られたスペースにモータや駆動回路を配置する必要がある電気掃除機などの小型の家庭用電気製品の駆動源などに好適である。なお、単相駆動形のモータは相数が少ない分、駆動回路の構成も単純かつ小型にすることができ、省スペース化が可能である。
本実施の形態の単相ブラシレスモータは、コア片22を有するステータ片21とヨーク結合片28とを組み合わせてステータ20を製造する。分割されたステータ片21は、コイル27を磁極ティース24に巻回した後にヨーク片23をヨーク結合片28にて磁気的に接続して複数のステータ片21の円弧面244にてロータ10が収容される円筒部が形成されるように組み立てなければならない。以下、精度のよい組立方法について説明する。まず、磁極ティース24にコイル27を巻回し、4個のステータ片21を用意する。次に、図7に示すように、組み立て治具としての芯型CCを中央に配置する。芯型CCは、ロータ10の径に間隙分を加えた径で作られた円柱状のものである。次に、各ステータ片21は、磁極ティース24の円弧面244を利用し、芯型CCに円弧面244を当接させ、この状態でヨーク結合片28を各々のヨーク片23に当接させて円弧面244の芯合わせおよびステータ片21の周方向の位置合わせを行う。このようにすれば、複数の磁極ティース24の円弧面244の中心線とシャフト中心線E(図2参照)との位置合わせを精度良く行うことができ、磁極ティース24の円弧面244にて形成される円筒面の真円度を確保することができる。これにより、安定した起動トルクを得ることができるとともに、単相ブラシレスモータが回転したときの振動や騒音を抑えることができる。
また、さらに良好な例として、図2に示す平面Fbと、磁極ティース24の中心面Faとのなす角度θAが、プラス(反時計方向がプラス)に設定されているので、円弧面244を基準にして各ステータ片21を組み立てる際に、芯型CCに当接させる円弧面244の円弧の長さを大きくでき、ステータ片21が倒れにくく、高い精度で組み立てることができる。
実施の形態2.
図8は、実施の形態2である単相ブラシレスモータのステータの構成を示す断面図である。この実施の形態では、ステータ50は、連結部55を有する。連結部55は、ステータ片21のヨーク片23とヨーク結合片28とを塑性変形することにより折り曲げ可能に連結している。すなわち、ヨーク片23の外周部とヨーク結合片28とが連結部55により連結されており、連結部55が塑性変形することにより折り曲げ可能にされている。この連結部55を軸に、コア片22とヨーク結合片28は閉じたり開いたりすることができる。なお、ヨーク片23と磁極ティース24とを有するコア片22およびヨーク結合片28がこの実施の形態におけるステータコアである。その他の構成については、図1に示した実施の形態1と同様のものであるので、相当するものに同じ符号を付して説明を省略する。
コイル27を磁極ティース24に巻回するときは、コア片22を開いて巻回する。従って、実施の形態1と同様、コイル27を巻回しやすく、コイル面積を大きくすることができる。組み立てる際は実施の形態1と同様、ステータ片21の円弧面244を順次芯型CCに当接させながら、矢印Zの方向に折り曲げて行き、芯型CCを周回する形でステータ片21を配置する。
これにより、実施の形態1におけるのと同様に複数の磁極ティース24の円弧面244の中心線とシャフト中心線E(図2参照)との位置合わせを精度良く行うことができ、磁極ティース24の円弧面244にて形成される円筒面の真円度を確保することができる。従って、安定した起動トルクを得ることができるとともに、単相ブラシレスモータが回転したときの振動や騒音を抑えることができる。さらには、コア片22を連結部55にて連結した状態で一体に取り扱うことができ、製造ラインにおける搬送や取扱が容易となる。
実施の形態3.
図9は実施の形態3である単相ブラシレスモータのステータの構成を示すものであり、図9(a)は磁極ティース64近傍の断面図、図9(b)はヨークの平面図である。この実施の形態では、ステータ片61の磁極ティース64とヨーク68とが分割して製作されている。磁極ティース64は、図9(a)に示すように露出した他方の端部648を有する。また、絶縁部材集合体としてのインシュレータ集合体67を有し、インシュレータ集合体67は単相ブラシレスモータ1台分である4個の磁極ティース64をそれぞれ収容し保持する4個の絶縁部材としてのインシュレータ66が例えば絶縁樹脂により一体に形成されている。また、インシュレータ66は、断面矩形の筒状部66aを有し、筒状部66aにそれぞれ磁極ティース64が図9(a)に示すように収容され、筒状部66aの外周部にはコイル27が巻回されている。従って、磁極ティース64とインシュレータ66とが組み合わされた状態では、4個の磁極ティース64が、一体に形成された4個のインシュレータ66によって支持されている。なお、磁極ティース64とヨーク68とがこの実施の形態におけるステータコアである。その他の構成については、図1に示した実施の形態1と同様のものであるので、相当するものに同じ符号を付して説明を省略する。
コイル27を磁極ティース64に巻回するのに先立ち、まずインシュレータ集合体67の内周側から4個のインシュレータ66に磁極ティース64を順次挿入する。このとき、磁極ティース64が全て挿入された状態で磁極ティース64の円弧面244にて形成される円筒面の内径は、芯型CCの径よりも僅かに大きくなるようにされている。そして、磁極ティース64が全て挿入された状態で芯型CCを挿入し、芯型CCに磁極ティース64の円弧面244を当接させ4個の磁極ティース64の位置決めをする。次に、磁極ティース64の側方に巻線機を置き、インシュレータ66にコイル27を巻回していく。その後、ヨーク68を図9(a)の紙面に垂直な方向から挿入し、磁極ティース24と一体に固定する。なお、固定方法は、圧入、やきばめ、接着、溶接等いずれの接合方法であってもよい。また、インシュレータ66にコイル27を巻回してからインシュレータ66に磁極ティース64を順次挿入して保持させてもよい。
このように分割された磁極ティース64は、インシュレータ集合体67によって一体に保持可能であるので、磁極ティース64がヨーク68に固定されるまでの間の取り扱いが容易となる。また、コイル27を4極分巻回する作業やコイル27を相互に結線する作業が容易になる。なお、一体にされた2個のインシュレータを有するインシュレータ集合体を2個用いることもでき、同様の効果を奏する。
以上のような単相ブラシレスモータは、実施の形態1と同様に、複数の磁極ティース64の円弧面244の中心線とシャフト中心線Eとの位置合わせを精度行うことができ、磁極ティース64の円弧面244にて形成される円筒面の真円度を確保することができる。従って、安定した起動トルクを得ることができるとともに、単相ブラシレスモータが回転したときの振動や騒音を抑えることができる。
以上の各実施の形態においては、各磁極が一体に形成された円筒型の永久磁石11を有するロータ10を示したが、磁極ごとに分割された複数の永久磁石によって構成されたものであってもよい。また、磁極毎に分割された複数の永久磁石を用いる場合に、永久磁石により形成される磁極同士をつなぐヨーク体を設けていてもよい。
ロータ10を形成する永久磁石11は軟磁性材料よりも保磁力が高い硬磁性材料である。永久磁石11の材料はどんな種類でもよく、例えばフェライト磁粉と樹脂によって構成されるフェライトボンド磁石(残留磁束密度(Br)0.2〜0.3T)、フェライト焼結磁石(Br0.35〜0.45T)、ネオジムボンド磁石(Br0.5〜0.8T)、サマ鉄窒素ボンド磁石(Br0.5〜0.8T)、ネオジム焼結磁石(Br0.9〜1.4T)などがあげられる。前記にあげた材料は、磁力、密度、強度などが異なるが、単相ブラシレスモータに求められるトルク、出力、使用環境に応じて適宜選択すればよい。通常は、トルクや出力が大きいほど、残留磁束密度Brが高い材料を選択する。また、高温下で使われる場合には、高温で減磁しないフェライト磁石や、保磁力が高いネオジム焼結磁石などが望ましい。
シャフト18は、軟磁性材料、非磁性材料のいずれでもよい。軟磁性材料としては例えば日本工業規格に規定された機械構造用炭素鋼S10C、SS400などの鋼材があり、非磁性材料としては例えばステンレス鋼(SUS)などがある。また、強度を大きくするために、これらの材料に焼き入れをしてもよい。
磁極ティースやヨークには、電磁鋼板、SPCCなどの厚さ0.2〜1.2mm程度の薄板の磁性材料を用いることができる。磁性材料は、単相ブラシレスモータに求められるトルク、回転数、出力に応じて適宜選択する。例えば、回転数が高いモータにおいては、保持力が小さく、かつ薄ければ薄いほど、鉄損が低くなり効率が良くなる。
また、以上のように、単相ブラシレスモータを製造するに際し、磁極ティースの円弧面を芯型に当接させて位置決めすることにより、磁極ティースの位置決めを迅速かつ精度良く行うことができ、安定した起動トルクを得ることができるとともに、回転したときの振動や騒音を抑えることができ、かつ組み立て精度を容易に確保できる単相ブラシレスモータの製造方法を提供することができる。
以上の実施の形態においては、隣接面が平面(平面245)であるものについて示したが、平面に限られるものではなく、接続部Lにて接続するステータの径方向の断面がクロソイド曲線であるクロソイド曲面やインボリュート曲線であるインボリュート曲面等であってもよい。
なお、以上の実施の形態においては、ステータの内側に設けられたロータが回転するインナーロータ型のものについて示したが、内側のステータが固定され外側に配設されたロータが回転するアウターロータ型のものであっても同様の効果を奏する。
また、本発明はその発明の範囲内において、上述した各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変更、省略したりすることが可能である。
10 ロータ、11 永久磁石、12 磁極、20 ステータ、21 ステータ片、
22 コア片、23 ヨーク片、24 磁極ティース、27 コイル、
28 ヨーク結合片、50 ステータ、55 連結部、61 ステータ片、
64 磁極ティース、66 インシュレータ、67 インシュレータ集合体、
68 ヨーク、94 磁極ティース、100 単相ブラシレスモータ、
200 単相ブラシレスモータ、241 端部、244 円弧面、245 平面、
248,648 端部。

Claims (12)

  1. ロータとステータとを有する単相ブラシレスモータであって、
    前記ロータは、円筒形状であって永久磁石により形成される複数の磁極を有するものであり、
    前記ステータは、ステータコアとコイルとを有し、
    前記ステータコアは、ヨークと複数の磁極ティースとを有し、
    前記磁極ティースは、一方の端部および他方の端部を有し、前記一方の端部に前記ロータの中心線を中心とする円弧面および前記円弧面と接続部において接続して形成された隣接面を有するものであって、前記隣接面は前記円弧面と前記隣接面との前記接続部における前記円弧面の接平面と同じ位置または前記接平面よりも前記円弧面と同じ曲率で延長された仮想円弧面から遠い位置に位置するようにして形成された平面であり、
    前記磁極ティースに前記コイルが巻回され、
    前記磁極ティースは、前記円弧面が前記ロータの径方向に一定の間隙を設けて前記ロータと対向されるとともに、前記隣接面と前記ロータとの前記径方向の間隙が前記円弧面から遠ざかるに従って大きくなるようにして前記隣接面が前記ロータと対向配置され、前記他方の端部が前記ヨークに磁気的に結合されたものである
    単相ブラシレスモータ。
  2. 前記一方の端部は、第1のシューおよび第2のシューを有し、前記第1のシューに前記円弧面が形成され、かつ前記第2のシューに前記径方向の厚みが前記円弧面から遠ざかるに従って小さくなるようにして前記隣接面が形成されたものである
    請求項1に記載の単相ブラシレスモータ。
  3. 前記接続部は、前記磁極ティースの中心面上、または前記中心面よりも前記第2のシュー側に位置するものである
    請求項に記載の単相ブラシレスモータ。
  4. 前記接続部は、前記磁極ティースの中心面上に位置し、
    前記隣接面は、前記接続部における前記円弧面の接平面と同じ位置に位置するものである
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の単相ブラシレスモータ。
  5. 前記隣接面は、前記接続部を通過し前記磁極ティースの中心面と直交する直交平面と同じか前記直交平面よりも前記仮想円弧面に近い位置に位置するようにして形成されたものである
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の単相ブラシレスモータ。
  6. 前記ステータコアは、前記磁極ティースおよび前記磁極ティースに対応するヨーク片を有する複数のコア片を組み合わせて構成されたものである
    請求項1からは請求項のいずれか1項に記載の単相ブラシレスモータ。
  7. 前記コア片は、前記磁極ティースと前記ヨーク片とが一体に形成されたものである
    請求項に記載の単相ブラシレスモータ。
  8. 前記ステータコアは、前記ヨーク片を磁気的に結合するヨーク結合片を有するものである請求項または請求項に記載の単相ブラシレスモータ。
  9. 前記ステータコアは、前記複数のコア片が相互に折り曲げ可能に連結されて構成されたものである
    請求項から請求項のいずれか1項に記載の単相ブラシレスモータ。
  10. 前記ステータコアは、前記ヨークとは別体に形成された複数の前記磁極ティースと前記ヨークとを組み合わせて構成されたものである
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載の単相ブラシレスモータ。
  11. 請求項から請求項10のいずれか1項に記載の単相ブラシレスモータの製造方法であって、円筒形の組み立て治具に前記磁極ティースの前記円弧面を当接させて前記磁極ティースの位置合わせを行う工程を有するものである
    単相ブラシレスモータの製造方法。
  12. 請求項10に記載の単相ブラシレスモータの製造方法であって、複数の絶縁部材を有する絶縁部材集合体を製造する工程と、前記絶縁部材に前記磁極ティースを保持させる工程と、
    円筒形の組み立て治具に前記磁極ティースの前記円弧面を当接させて前記磁極ティースの位置合わせを行う工程とを有するものである
    単相ブラシレスモータの製造方法。
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