JP2508115B2 - 自動生化学分析装置 - Google Patents
自動生化学分析装置Info
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- JP2508115B2 JP2508115B2 JP62186419A JP18641987A JP2508115B2 JP 2508115 B2 JP2508115 B2 JP 2508115B2 JP 62186419 A JP62186419 A JP 62186419A JP 18641987 A JP18641987 A JP 18641987A JP 2508115 B2 JP2508115 B2 JP 2508115B2
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- reaction
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- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は自動生化学分析装置に関する。さらに詳し
くは試料(血清、尿等)と試薬とを混合し、反応させて
その吸光度変化から試料中の目的成分の濃度を自動的に
測定する自動生化学分析装置に関する。
くは試料(血清、尿等)と試薬とを混合し、反応させて
その吸光度変化から試料中の目的成分の濃度を自動的に
測定する自動生化学分析装置に関する。
(ロ)従来の技術 血清、尿等の被検試料(検体)に第1試薬と必要に応
じて第2試薬を加えて反応させ、この反応液についての
光学濃度をエンドポイント法またはレート法で測定し、
試料中の被検物濃度を演算しうるように構成された自動
生化学分析装置としては、試料分注位置、試薬分注位
置、測光位置の順に反応管を移動しうる反応ラインと、
被検試料を順次搬送する試料サンプリングテーブルと、
被検試料の測定項目に対応する反応試薬を収容する反応
試薬槽と、上記反応ラインと上記サンプリングテーブル
との間を往復移動しかつ反応ライン上の試料分注位置の
反応管に試料サンプリングテーブル上の被検試料の所定
量を分注しうる試料分注手段と、前記反応試薬槽と反応
ラインとの間を往復移動しかつ反応ライン上の試薬分注
位置の反応管に所定の試薬の一定量を分注しうる試薬分
注手段と、前記測光位置の反応管内の試料−試薬混合液
について光学濃度を測定しうる測光手段と、上記測光手
段から得られた光学濃度のデータを被検物濃度に演算し
うる演算部を備え、上記反応ライン、サンプリングテー
ブル、試料分注手段、試薬分注手段、測光手段を適宜設
定された順序で駆動制御しうる制御部とを具備したもの
が知られている。上記のごとき装置では1つの測定対象
成分(被検成分)の測定に際し、反応管に分注される被
検試料量と反応試薬量との比は一定に固定されたもので
ある。
じて第2試薬を加えて反応させ、この反応液についての
光学濃度をエンドポイント法またはレート法で測定し、
試料中の被検物濃度を演算しうるように構成された自動
生化学分析装置としては、試料分注位置、試薬分注位
置、測光位置の順に反応管を移動しうる反応ラインと、
被検試料を順次搬送する試料サンプリングテーブルと、
被検試料の測定項目に対応する反応試薬を収容する反応
試薬槽と、上記反応ラインと上記サンプリングテーブル
との間を往復移動しかつ反応ライン上の試料分注位置の
反応管に試料サンプリングテーブル上の被検試料の所定
量を分注しうる試料分注手段と、前記反応試薬槽と反応
ラインとの間を往復移動しかつ反応ライン上の試薬分注
位置の反応管に所定の試薬の一定量を分注しうる試薬分
注手段と、前記測光位置の反応管内の試料−試薬混合液
について光学濃度を測定しうる測光手段と、上記測光手
段から得られた光学濃度のデータを被検物濃度に演算し
うる演算部を備え、上記反応ライン、サンプリングテー
ブル、試料分注手段、試薬分注手段、測光手段を適宜設
定された順序で駆動制御しうる制御部とを具備したもの
が知られている。上記のごとき装置では1つの測定対象
成分(被検成分)の測定に際し、反応管に分注される被
検試料量と反応試薬量との比は一定に固定されたもので
ある。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 従って試料量を少なくすれば直線性(測定可能濃度の
上限)は高くなるが、低濃度での再現性(S/N)は悪く
なり、一方試料量を多くすれば低濃度での再現性はよく
なるが、測定可能上限濃度は低くなるという矛盾する状
況にある。また酵素活性測定や免疫反応測定において
は、超高濃度の試料に対しては低濃度の試料と同じ測定
値になってしまう現象(プロゾーン現象)が起こるた
め、酵素活性測定では吸光度の絶対値をモニタする方法
がとられ、免疫反応の場合には反応のスピードをモニタ
したり、試薬として抗原または抗体を添加したりする方
法がとられているが、前者の場合では試料自身のもつ吸
光度が影響し、後者の場合では添加する抗原または抗体
が高価でありコストが高くつくという問題点がある。
上限)は高くなるが、低濃度での再現性(S/N)は悪く
なり、一方試料量を多くすれば低濃度での再現性はよく
なるが、測定可能上限濃度は低くなるという矛盾する状
況にある。また酵素活性測定や免疫反応測定において
は、超高濃度の試料に対しては低濃度の試料と同じ測定
値になってしまう現象(プロゾーン現象)が起こるた
め、酵素活性測定では吸光度の絶対値をモニタする方法
がとられ、免疫反応の場合には反応のスピードをモニタ
したり、試薬として抗原または抗体を添加したりする方
法がとられているが、前者の場合では試料自身のもつ吸
光度が影響し、後者の場合では添加する抗原または抗体
が高価でありコストが高くつくという問題点がある。
この発明はかかる状況に鑑みなされたものであり、低
濃度試料に対しては再現性(S/N)をよくし、高濃度試
料にたいしてはプロゾーン現象かどうかを判定しうる自
動生化学分析装置を提供しようとするものである。
濃度試料に対しては再現性(S/N)をよくし、高濃度試
料にたいしてはプロゾーン現象かどうかを判定しうる自
動生化学分析装置を提供しようとするものである。
(ニ)問題点を解決するための手段 かくしてこの発明によれば、試料第1分注位置、試薬
分注位置、第1測光位置、試料第2分注位置、第2測光
位置の順に反応管を移動しうる反応ラインと、試料サン
プリングテーブルと、反応試薬群と、上記試料第1分注
位置および試料第2分注位置の反応管に上記試料サンプ
リングテーブル上の同一試料の所定量を分注しうる試料
分注手段と、前記試薬分注位置の反応管に所定の試薬の
一定量を分注しうる試薬分注手段と、前記第1測光位置
および第2測光位置の反応管内の試料−試薬混合液につ
いての光学濃度を測定しうる測光手段と、上記反応ライ
ン、試料サンプリングテーブル、試料分注手段、試薬分
注手段および測光手段を予め定められた順序で駆動しう
る制御部とを備えてなり、 上記制御部が、第1測光位置で測定し得られた、試料
−試薬第1混合液の第1光学濃度値(A1)と、上記測光
後の混合液に試料第2分注位置で再度同一試料を追加分
注して混合液中の残存試薬と反応させることにより得ら
れた第2混合液を第2測光位置で測定し得られた、第2
混合液の第2光学濃度値(A2)とを記憶する記憶部、上
記A1およびA2からそれぞれ対応する被検成分濃度(C1お
よびC2)を算出する演算部、上記算出濃度値C1とC2およ
び前記光学濃度A1とA2をそれぞれ比較する比較部と有
し、更に i)A2>A1,C2≧C1のときはC2を測定値として判定し、 ii)A2>A1,C2<C1のとき、これらの差|C2−C1|がC1
の所定%以内であればC2を測定値として判定し、上記差
が上記所定%を越えるものであればC2がプロゾーン現象
下での濃度であると判定しかつC1を測定値として判定
し、 iii)A2≦A1のとき、C1がプロゾーン現象下での濃度で
あると判定する判断部を有してなる自動生化学分析装置
が提供される。
分注位置、第1測光位置、試料第2分注位置、第2測光
位置の順に反応管を移動しうる反応ラインと、試料サン
プリングテーブルと、反応試薬群と、上記試料第1分注
位置および試料第2分注位置の反応管に上記試料サンプ
リングテーブル上の同一試料の所定量を分注しうる試料
分注手段と、前記試薬分注位置の反応管に所定の試薬の
一定量を分注しうる試薬分注手段と、前記第1測光位置
および第2測光位置の反応管内の試料−試薬混合液につ
いての光学濃度を測定しうる測光手段と、上記反応ライ
ン、試料サンプリングテーブル、試料分注手段、試薬分
注手段および測光手段を予め定められた順序で駆動しう
る制御部とを備えてなり、 上記制御部が、第1測光位置で測定し得られた、試料
−試薬第1混合液の第1光学濃度値(A1)と、上記測光
後の混合液に試料第2分注位置で再度同一試料を追加分
注して混合液中の残存試薬と反応させることにより得ら
れた第2混合液を第2測光位置で測定し得られた、第2
混合液の第2光学濃度値(A2)とを記憶する記憶部、上
記A1およびA2からそれぞれ対応する被検成分濃度(C1お
よびC2)を算出する演算部、上記算出濃度値C1とC2およ
び前記光学濃度A1とA2をそれぞれ比較する比較部と有
し、更に i)A2>A1,C2≧C1のときはC2を測定値として判定し、 ii)A2>A1,C2<C1のとき、これらの差|C2−C1|がC1
の所定%以内であればC2を測定値として判定し、上記差
が上記所定%を越えるものであればC2がプロゾーン現象
下での濃度であると判定しかつC1を測定値として判定
し、 iii)A2≦A1のとき、C1がプロゾーン現象下での濃度で
あると判定する判断部を有してなる自動生化学分析装置
が提供される。
この発明は、一定量の反応試薬に対して試料を追加分
注して複数回の測定を可能とした装置であることを特徴
とするものである。すなわち試料中の1つの被検成分を
測定するに際し、一定量の反応試薬量に対して所定量の
試料を混合することにより該試料中の被検成分量に対応
する光学濃度を測定した後、上記混合液にさらに同一の
被検成分を追加導入して該混合液中の残存試薬と反応さ
せることにより、前記被検成分量と上記追加被検成分量
との全量に対応する光学濃度を測定することが可能に構
成されている。
注して複数回の測定を可能とした装置であることを特徴
とするものである。すなわち試料中の1つの被検成分を
測定するに際し、一定量の反応試薬量に対して所定量の
試料を混合することにより該試料中の被検成分量に対応
する光学濃度を測定した後、上記混合液にさらに同一の
被検成分を追加導入して該混合液中の残存試薬と反応さ
せることにより、前記被検成分量と上記追加被検成分量
との全量に対応する光学濃度を測定することが可能に構
成されている。
上記一定量の反応試薬への同一試料の追加分注、すな
わち同一被検成分の追加導入は、試料が低濃度試料の場
合は測定可能上限濃度まで感度をあげて測定できうるこ
とを意図し、高濃度試料の場合は初回試料分注時点での
試料−試薬反応混合液におけるプロゾーン現象の有無を
判定しうると同時に初回の測定値により再現性(S/N)
よく測定しうることを意図するものである。
わち同一被検成分の追加導入は、試料が低濃度試料の場
合は測定可能上限濃度まで感度をあげて測定できうるこ
とを意図し、高濃度試料の場合は初回試料分注時点での
試料−試薬反応混合液におけるプロゾーン現象の有無を
判定しうると同時に初回の測定値により再現性(S/N)
よく測定しうることを意図するものである。
この発明の装置において、1つの被検成分の測定に用
いられる反応試薬量は、通常の生化学自動分析装置の場
合と同様に設定される。
いられる反応試薬量は、通常の生化学自動分析装置の場
合と同様に設定される。
この発明において、試料第1分注位置での試料の初回
分注量は上記試薬分注量に対する通常の設定量よりも比
較的少量に設定される。
分注量は上記試薬分注量に対する通常の設定量よりも比
較的少量に設定される。
この発明において、試料の追加分注量は予め固定され
た一定量であってもよいが、初回分注後の試料−試薬反
応混合液について得られる第1光学濃度値に基づいてそ
の都度決定されるような可変量であってもよい。この場
合上記光学濃度値と測定項目の正常値との差に基づいて
追加分注量が決定され、該分注量が制御部を通じて試料
分注手段にフィードバックされうるよう構成されること
が好ましい。
た一定量であってもよいが、初回分注後の試料−試薬反
応混合液について得られる第1光学濃度値に基づいてそ
の都度決定されるような可変量であってもよい。この場
合上記光学濃度値と測定項目の正常値との差に基づいて
追加分注量が決定され、該分注量が制御部を通じて試料
分注手段にフィードバックされうるよう構成されること
が好ましい。
この発明の装置に用いられる反応ラインは、多数の反
応管を有し、かつ試料第1分注位置、試薬分注位置、第
1測光位置、試料第2分注位置、第2測光位置が設定さ
れ、さらに前記反応管を上記設定位置順に移動しうるよ
う構成される以外は、通常のディスクリート型分析装置
の反応ラインが用いられる。
応管を有し、かつ試料第1分注位置、試薬分注位置、第
1測光位置、試料第2分注位置、第2測光位置が設定さ
れ、さらに前記反応管を上記設定位置順に移動しうるよ
う構成される以外は、通常のディスクリート型分析装置
の反応ラインが用いられる。
この発明の装置に用いられる試料サンプリングテーブ
ルは、当該分野で通常使用されるものがそのまま使用で
きる。
ルは、当該分野で通常使用されるものがそのまま使用で
きる。
この発明の装置に用いられる試料分注手段は、上記反
応ラインと上記サンプリングテーブルとの間を往復移動
しかつ反応ライン上の試料分注位置の反応管に試料サン
プリングテーブル上の所定の被検試料を所定量分注しう
るよう構成されたものが用いられる。これも通常の自動
生化学分析装置の試料分注手段が用いられる。この発明
の装置の試料第1分注位置と試料第2分注位置とにおい
ては、試料分注手段がそれぞれ独立して設定されていて
もよく、また1つの分注手段で兼用されるよう設定され
ていてもよい。
応ラインと上記サンプリングテーブルとの間を往復移動
しかつ反応ライン上の試料分注位置の反応管に試料サン
プリングテーブル上の所定の被検試料を所定量分注しう
るよう構成されたものが用いられる。これも通常の自動
生化学分析装置の試料分注手段が用いられる。この発明
の装置の試料第1分注位置と試料第2分注位置とにおい
ては、試料分注手段がそれぞれ独立して設定されていて
もよく、また1つの分注手段で兼用されるよう設定され
ていてもよい。
この発明の装置に用いられる測光手段は、当該分野で
通常使用される吸光度測定手段がそのまま使用できる。
この発明の装置の第1測光位置および第2測光位置に設
定される上記測光手段は、それぞれ独立して設定されて
いてもよいが、上記両位置を反応ラインに沿って往復移
動しうる1つの測光手段を用いて構成することが、測光
手段間での誤差が相殺できる点で好ましい。
通常使用される吸光度測定手段がそのまま使用できる。
この発明の装置の第1測光位置および第2測光位置に設
定される上記測光手段は、それぞれ独立して設定されて
いてもよいが、上記両位置を反応ラインに沿って往復移
動しうる1つの測光手段を用いて構成することが、測光
手段間での誤差が相殺できる点で好ましい。
この発明の装置の試薬分注手段としては、当該分野で
通常使用されるものがそのまま使用できる。
通常使用されるものがそのまま使用できる。
この発明の装置の制御部は、反応ライン、試料サンプ
リングテーブル、試料分注手段、試薬分注手段および測
光手段を予め定められた順序で駆動しうるようこれらに
作動を指令するプログラム並びに得られる光学濃度に基
づいて対応する被検成分濃度を算出しかつ適正な算出値
を判断しうるプログラムを受け入れ得るコンピュータか
らなるものである。後者のプログラムを受け入れ得るコ
ンピュータは、第1測光位置で測定し得られた、試料−
試薬第1混合液の第1光学濃度値(A1)と、上記測光後
の混合液に試料第2分注位置で再度同一試料を追加分注
して混合液中の残存試薬と反応させることにより得られ
た第2混合液を第2測光位置で測定し得られた、第2混
合液の第2光学濃度値(A2)とを記憶する記憶部、上記
A1およびA2からそれぞれ試料中の被検成分濃度C1および
C2を算出する演算部、上記算出濃度値C1とC2および前記
光学濃度A1とA2をそれぞれ比較する比較部を有し、更に i)A2>A1,C2≧C1のときはC2を測定値として判定し、 ii)A2>A1,C2<C1のとき、これらの差|C2−C1|がC1
の所定%以内であればC2を測定値として判定し、上記差
が上記所定%を越えるものであればC2がプロゾーン現象
下での濃度である旨判定しかつC1を測定値として判定
し、 iii)A2≦A1のとき、C1がプロゾーン現象下での濃度で
ある旨判定する判断部を有して構成される。
リングテーブル、試料分注手段、試薬分注手段および測
光手段を予め定められた順序で駆動しうるようこれらに
作動を指令するプログラム並びに得られる光学濃度に基
づいて対応する被検成分濃度を算出しかつ適正な算出値
を判断しうるプログラムを受け入れ得るコンピュータか
らなるものである。後者のプログラムを受け入れ得るコ
ンピュータは、第1測光位置で測定し得られた、試料−
試薬第1混合液の第1光学濃度値(A1)と、上記測光後
の混合液に試料第2分注位置で再度同一試料を追加分注
して混合液中の残存試薬と反応させることにより得られ
た第2混合液を第2測光位置で測定し得られた、第2混
合液の第2光学濃度値(A2)とを記憶する記憶部、上記
A1およびA2からそれぞれ試料中の被検成分濃度C1および
C2を算出する演算部、上記算出濃度値C1とC2および前記
光学濃度A1とA2をそれぞれ比較する比較部を有し、更に i)A2>A1,C2≧C1のときはC2を測定値として判定し、 ii)A2>A1,C2<C1のとき、これらの差|C2−C1|がC1
の所定%以内であればC2を測定値として判定し、上記差
が上記所定%を越えるものであればC2がプロゾーン現象
下での濃度である旨判定しかつC1を測定値として判定
し、 iii)A2≦A1のとき、C1がプロゾーン現象下での濃度で
ある旨判定する判断部を有して構成される。
上記所定%は測定項目により若干異なるが、通常10〜
30%に設定されることが好ましい。しかしこれに限定さ
れない。
30%に設定されることが好ましい。しかしこれに限定さ
れない。
上記判断部におけるii)の判断は、とくに試料が高濃
度試料の場合第2測光時点でのプロゾーン現象の有無を
判定することが可能であり、かつ第1測光時点では初回
の試料量を通常より少なくしておくことにより、プロゾ
ーン現象が起こらないようにすることが可能である。
度試料の場合第2測光時点でのプロゾーン現象の有無を
判定することが可能であり、かつ第1測光時点では初回
の試料量を通常より少なくしておくことにより、プロゾ
ーン現象が起こらないようにすることが可能である。
(ホ)作用 この発明によれば、試料中の1つの被検成分を測定す
るに際し、一定量の反応試薬量に対して試料第1分注位
置で所定量の試料が添加混合されて該試料中の被検成分
量に対応する第1光学濃度が測定された後、該混合液に
さらに試料第2分注位置で同一試料が追加分注されるこ
とにより同一の被検成分が追加導入されて該混合液中の
残存試薬と反応し、光学濃度を変化させる。該光学濃度
は第2光学濃度として測定される。次いで前記第1光学
濃度に基づく被検成分濃度と上記第2光学濃度に基づく
同一被検成分濃度が算出され、これらの算出値の大小関
係に基づいていずれかの値が適正値として選択される。
るに際し、一定量の反応試薬量に対して試料第1分注位
置で所定量の試料が添加混合されて該試料中の被検成分
量に対応する第1光学濃度が測定された後、該混合液に
さらに試料第2分注位置で同一試料が追加分注されるこ
とにより同一の被検成分が追加導入されて該混合液中の
残存試薬と反応し、光学濃度を変化させる。該光学濃度
は第2光学濃度として測定される。次いで前記第1光学
濃度に基づく被検成分濃度と上記第2光学濃度に基づく
同一被検成分濃度が算出され、これらの算出値の大小関
係に基づいていずれかの値が適正値として選択される。
以下実施例によりこの発明を詳細に説明するが、これ
によりこの発明は限定されるものではない。
によりこの発明は限定されるものではない。
(ヘ)実施例 第1図はこの発明の自動生化学分析装置の一例の反応
セル直接測光方式のディスクリート型自動分析装置の構
成説明図である。図において該装置(1)は、多数の反
応セル(21)を回転移動する反応セル回転テーブル(以
下反応ディスク,2)、試料サンプリングテーブル
(3)、サンプリングピペッタ(4)、第1/第2試薬群
回転テーブル(5)、試薬ディスペンサ(6)(7)、
光源、回折格子およびアレイ型受光器を有する回転式吸
光光度計(8)、被測定液排出手段、洗浄液分注・排出
手段、乾燥手段を備えた反応セル洗浄部(9)から主と
して構成される測定部と、 キーボード(10)、CRTディスプレイ(11)、フロッ
ピーディスクドライブ(12)、プリンタ(13)を備えた
操作部と、マイクロコンピュータを内蔵したメインコン
ピュータ(14)、該メインコンピュータに接続される試
料サンプリングテーブルおよびサンプリングピペッタ制
御コンピュータ(15)、反応部制御コンピュータ(1
6)、ディスペンサ制御コンピュータ(17)、A/D変換・
log変換器(18)からなる制御部と、図示しない温調ユ
ニットおよび測定電源部からなる図示しない電源部とか
ら構成されている。
セル直接測光方式のディスクリート型自動分析装置の構
成説明図である。図において該装置(1)は、多数の反
応セル(21)を回転移動する反応セル回転テーブル(以
下反応ディスク,2)、試料サンプリングテーブル
(3)、サンプリングピペッタ(4)、第1/第2試薬群
回転テーブル(5)、試薬ディスペンサ(6)(7)、
光源、回折格子およびアレイ型受光器を有する回転式吸
光光度計(8)、被測定液排出手段、洗浄液分注・排出
手段、乾燥手段を備えた反応セル洗浄部(9)から主と
して構成される測定部と、 キーボード(10)、CRTディスプレイ(11)、フロッ
ピーディスクドライブ(12)、プリンタ(13)を備えた
操作部と、マイクロコンピュータを内蔵したメインコン
ピュータ(14)、該メインコンピュータに接続される試
料サンプリングテーブルおよびサンプリングピペッタ制
御コンピュータ(15)、反応部制御コンピュータ(1
6)、ディスペンサ制御コンピュータ(17)、A/D変換・
log変換器(18)からなる制御部と、図示しない温調ユ
ニットおよび測定電源部からなる図示しない電源部とか
ら構成されている。
上記反応ディスク(2)には、第1図に示されるごと
く、試料第1分注位置(S1)、第1試薬分注位置
(R1)、第2試薬分注位置(R2)、第1測光範囲
(D1)、試料第2分注位置(S2)、第2測光範囲
(D2)、洗浄位置(W)がそれぞれ順に設定されてい
る。
く、試料第1分注位置(S1)、第1試薬分注位置
(R1)、第2試薬分注位置(R2)、第1測光範囲
(D1)、試料第2分注位置(S2)、第2測光範囲
(D2)、洗浄位置(W)がそれぞれ順に設定されてい
る。
上記回転式吸光光度計(8)は、反応ディスク(2)
上に設定された第1測光範囲(D1)および第2測光範囲
(D2)を、反応ディスクに沿って往復移動することによ
り各測光範囲内の所定の反応セルについて測光しうるよ
う作動制御されている。
上に設定された第1測光範囲(D1)および第2測光範囲
(D2)を、反応ディスクに沿って往復移動することによ
り各測光範囲内の所定の反応セルについて測光しうるよ
う作動制御されている。
上記試料サンプリングテーブルおよびサンプリングピ
ペッタ制御コンピュータ(15)は試料サンプリングテー
ブル(3)およびサンプリングピペッタ(4)に接続さ
れ、これによって試料サンプリングテーブル(3)上の
試料分取位置(S0)の被検試料が、予め設定された分注
量ずつ反応ディスク(2)上の試料第1分注位置(S1)
および試料第2分注位置(S2)上の反応セルに供給され
るよう制御される。
ペッタ制御コンピュータ(15)は試料サンプリングテー
ブル(3)およびサンプリングピペッタ(4)に接続さ
れ、これによって試料サンプリングテーブル(3)上の
試料分取位置(S0)の被検試料が、予め設定された分注
量ずつ反応ディスク(2)上の試料第1分注位置(S1)
および試料第2分注位置(S2)上の反応セルに供給され
るよう制御される。
反応部制御コンピュータ(16)は、反応ディスク
(2)、洗浄部(9)および図示しない洗浄ポンプに接
続されており、反応ディスク(2)上の反応セルを順次
一定方向に搬送しかつ洗浄するよう制御する。
(2)、洗浄部(9)および図示しない洗浄ポンプに接
続されており、反応ディスク(2)上の反応セルを順次
一定方向に搬送しかつ洗浄するよう制御する。
ディスペンサ制御コンピュータ(17)は試薬群回転テ
ーブル(5)および試薬ディスペンサ(6)(7)に接
続されており、予め選択された第1試薬および第2試薬
が予め設定された分注量で反応ディスク(2)上の第1
試薬分注位置(R1)および第2試薬分注位置(R2)の各
反応セルに供給されるよう制御する。
ーブル(5)および試薬ディスペンサ(6)(7)に接
続されており、予め選択された第1試薬および第2試薬
が予め設定された分注量で反応ディスク(2)上の第1
試薬分注位置(R1)および第2試薬分注位置(R2)の各
反応セルに供給されるよう制御する。
A/D変換・log変換器(18)は回転式吸光光度計(7)
に接続されており、該光度計(8)で測定される各吸光
度値(光学濃度値)は順次A/D変換・log変換されてメイ
ンコンピュータに記憶される。
に接続されており、該光度計(8)で測定される各吸光
度値(光学濃度値)は順次A/D変換・log変換されてメイ
ンコンピュータに記憶される。
上記メインコンピュータに内蔵されるマイクロコンピ
ュータは、第1測光位置(D1)で得られる第1光学濃度
値(A1)と、第2測光位置(D2)で得られる第2光学濃
度値(A2)とを記憶する記憶部、上記A1およびA2からそ
れぞれ試料中の被検成分濃度C1およびC2を算出する演算
部、上記算出濃度値C1とC2および前記光学濃度A1とA2を
それぞれ比較する比較部を有し、更に該比較部での大小
関係に基づいて後述するごとく所定の判定を行う判断部
を有して構成されている。
ュータは、第1測光位置(D1)で得られる第1光学濃度
値(A1)と、第2測光位置(D2)で得られる第2光学濃
度値(A2)とを記憶する記憶部、上記A1およびA2からそ
れぞれ試料中の被検成分濃度C1およびC2を算出する演算
部、上記算出濃度値C1とC2および前記光学濃度A1とA2を
それぞれ比較する比較部を有し、更に該比較部での大小
関係に基づいて後述するごとく所定の判定を行う判断部
を有して構成されている。
上記のごとき判定部での結果は、CRTディスプレイ(1
1)に表示されプリンタ(13)によりプリントアウトさ
れる。なお、分析項目の指定および順序は操作部のキー
ボード(10)およびフロッピーディスクドライブ(12)
によって任意に設定できる。
1)に表示されプリンタ(13)によりプリントアウトさ
れる。なお、分析項目の指定および順序は操作部のキー
ボード(10)およびフロッピーディスクドライブ(12)
によって任意に設定できる。
以上のごとく構成された自動生化学分析装置(1)の
作動を説明する。
作動を説明する。
サンプリングピペッタにより試料サンプリングテーブ
ル上の試料分取位置(S0)における被検試料から所定量
の試料を分取した後、反応ディスク上の試料第1分取位
置(S1)の反応セル内に上記被検試料を吐出分注する。
その後該反応セルが反応ディスクの回転に伴って1つず
つ移動する過程において、第1試薬分注位置(R1)およ
び必要に応じて第2試薬分注位置(R2)で、試薬ディス
ペンサによりそれぞれ所定量の反応試薬が添加されて反
応が進み、吸光度が変化する。該反応液(第1混合液)
の光学濃度は第1測光範囲(D1)の所定位置で回転式吸
光光度計により測定され、該測定値(A1)は制御部のメ
インコンピュータに記憶される。上記測光後の反応液を
有する反応セルが反応ディスク上の試料第2分注位置
(S1)に到達した時点で、試料サンプリングテーブル上
の試料分取位置(S0)に再び上記同一試料が配送され
る。これをサンプリングピペッタにより所定量分取し
て、上記試料第2分注位置(S2)上の反応セル内の反応
液に追加分注する。該追加分注された反応液は更に吸光
度が変化する。該反応液(第2混合液)の光学濃度は第
2測光範囲(D2)の所定位置で上記光度計により測定さ
れ、該測定値(A2)は制御部のメインコンピュータに記
憶される。その後該反応液を有する反応セルは洗浄部で
自動洗浄される。
ル上の試料分取位置(S0)における被検試料から所定量
の試料を分取した後、反応ディスク上の試料第1分取位
置(S1)の反応セル内に上記被検試料を吐出分注する。
その後該反応セルが反応ディスクの回転に伴って1つず
つ移動する過程において、第1試薬分注位置(R1)およ
び必要に応じて第2試薬分注位置(R2)で、試薬ディス
ペンサによりそれぞれ所定量の反応試薬が添加されて反
応が進み、吸光度が変化する。該反応液(第1混合液)
の光学濃度は第1測光範囲(D1)の所定位置で回転式吸
光光度計により測定され、該測定値(A1)は制御部のメ
インコンピュータに記憶される。上記測光後の反応液を
有する反応セルが反応ディスク上の試料第2分注位置
(S1)に到達した時点で、試料サンプリングテーブル上
の試料分取位置(S0)に再び上記同一試料が配送され
る。これをサンプリングピペッタにより所定量分取し
て、上記試料第2分注位置(S2)上の反応セル内の反応
液に追加分注する。該追加分注された反応液は更に吸光
度が変化する。該反応液(第2混合液)の光学濃度は第
2測光範囲(D2)の所定位置で上記光度計により測定さ
れ、該測定値(A2)は制御部のメインコンピュータに記
憶される。その後該反応液を有する反応セルは洗浄部で
自動洗浄される。
次にメインコンピュータに記憶された測定値の処理に
ついて説明する。該処理は前述したマイクロコンピュー
タにより行われる。すなわち、記憶された測定値A1およ
びA2は、適宜読みだされて演算部に出力され該演算部で
対応する検量線によりそれぞれの被検成分濃度C1および
C2が算出される。該算出濃度値C1とC2および上記光学濃
度A1とA2は比較部に出力される。該比較部における結果
は判断部に出力され i)A2>A1,C2≧C1のときはC2が測定値として判定さ
れ、 ii)A2>A1,C2<C1のとき、これらの差|C2−C1|がC1
の所定%(この実施例では30%)以内であればC2が測定
値として判定され、上記差が上記所定%を越えるもので
あればC2がプロゾーン現象下の濃度値であると判定され
るとともにC1が測定値と判定され、 iii)A2≦A1のとき、C1がプロゾーン現象下での濃度値
であると判定される。
ついて説明する。該処理は前述したマイクロコンピュー
タにより行われる。すなわち、記憶された測定値A1およ
びA2は、適宜読みだされて演算部に出力され該演算部で
対応する検量線によりそれぞれの被検成分濃度C1および
C2が算出される。該算出濃度値C1とC2および上記光学濃
度A1とA2は比較部に出力される。該比較部における結果
は判断部に出力され i)A2>A1,C2≧C1のときはC2が測定値として判定さ
れ、 ii)A2>A1,C2<C1のとき、これらの差|C2−C1|がC1
の所定%(この実施例では30%)以内であればC2が測定
値として判定され、上記差が上記所定%を越えるもので
あればC2がプロゾーン現象下の濃度値であると判定され
るとともにC1が測定値と判定され、 iii)A2≦A1のとき、C1がプロゾーン現象下での濃度値
であると判定される。
さらに上記の結果がCRTディスプレイに表示され、また
必要に応じてプリントアウトされる。
必要に応じてプリントアウトされる。
例えば、今試料第1分注位置で5μlを分注して、10
mg/dlまでプロゾーンを生じないCRPを分析した場合、試
薬分注後の反応液から被検成分濃度C1が1mg/dlで得られ
たとする。さらに試料第2分注位置で上記反応液に同一
試料を15μl追加分注して該反応液について測光した場
合4倍の感度で測定したことになる。従って該測光値に
基づいて得られる被検成分濃度C2が0.7mg/dl以上であれ
ば、被検成分濃度は高感度測定時の値をもって測定値と
判定される。C1が1mg/dlのとき上記C2が0.7mg/dlよりも
小さい値で得られることはない(こうなるように所定%
を決める必要がある)。またC1が3mg/dlでC2が2.1mg/dl
以下であれば、C2測定時プロゾーン現象が生じていた旨
判定され、C1の値が測定値と判定される。またA2≦A1で
あればC1測定時すでにプロゾーン現象が生じていた旨判
定される。
mg/dlまでプロゾーンを生じないCRPを分析した場合、試
薬分注後の反応液から被検成分濃度C1が1mg/dlで得られ
たとする。さらに試料第2分注位置で上記反応液に同一
試料を15μl追加分注して該反応液について測光した場
合4倍の感度で測定したことになる。従って該測光値に
基づいて得られる被検成分濃度C2が0.7mg/dl以上であれ
ば、被検成分濃度は高感度測定時の値をもって測定値と
判定される。C1が1mg/dlのとき上記C2が0.7mg/dlよりも
小さい値で得られることはない(こうなるように所定%
を決める必要がある)。またC1が3mg/dlでC2が2.1mg/dl
以下であれば、C2測定時プロゾーン現象が生じていた旨
判定され、C1の値が測定値と判定される。またA2≦A1で
あればC1測定時すでにプロゾーン現象が生じていた旨判
定される。
(ト)発明の効果 この発明によれば、測定可能濃度範囲の上限を下げる
ことなく低濃度試料に対する測定感度(S/N)をよくす
ることができる。また酵素活性や免疫反応における高濃
度試料の場合のプロゾーン現象のチェックを確実に行う
ことができる。プロゾーンチェックのための高価な試薬
を必要としない。
ことなく低濃度試料に対する測定感度(S/N)をよくす
ることができる。また酵素活性や免疫反応における高濃
度試料の場合のプロゾーン現象のチェックを確実に行う
ことができる。プロゾーンチェックのための高価な試薬
を必要としない。
第1図はこの発明の自動生化学分析装置の一例の構成説
明図である。 (2)……反応ディスク、(3)……試料サンプリング
テーブル、(4)……サンプリングピペッタ、(5)…
…試薬群回転テーブル、(6)(7)……試薬ディスペ
ンサ、(8)……回転式吸光光度計、(9)……洗浄
部、(10)……キーボード、(11)……CRTディスプレ
イ、(12)……フロッピーディスクドライブ、(13)…
…プリンタ、(14)……メインコンピュータ、(15)…
…試料サンプリングテーブルおよびサンプリングピペッ
タ制御コンピュータ、(16)……反応部制御コンピュー
タ、(17)……ディスペンサ制御コンピュータ、(18)
……A/D変換・log変換器。
明図である。 (2)……反応ディスク、(3)……試料サンプリング
テーブル、(4)……サンプリングピペッタ、(5)…
…試薬群回転テーブル、(6)(7)……試薬ディスペ
ンサ、(8)……回転式吸光光度計、(9)……洗浄
部、(10)……キーボード、(11)……CRTディスプレ
イ、(12)……フロッピーディスクドライブ、(13)…
…プリンタ、(14)……メインコンピュータ、(15)…
…試料サンプリングテーブルおよびサンプリングピペッ
タ制御コンピュータ、(16)……反応部制御コンピュー
タ、(17)……ディスペンサ制御コンピュータ、(18)
……A/D変換・log変換器。
Claims (1)
- 【請求項1】試料第1分注位置、試薬分注位置、第1測
光位置、試料第2分注位置、第2測光位置の順に反応管
を移動しうる反応ラインと、試料サンプリングテーブル
と、反応試薬群と、上記試料第1分注位置および試料第
2分注位置の反応管に上記試料サンプリングテーブル上
の同一試料の所定量を分注しうる試料分注手段と、前記
試薬分注位置の反応管に所定の試薬の一定量を分注しう
る試薬分注手段と、前記第1測光位置および第2測光位
置の反応管内の試料−試薬混合液についての光学濃度を
測定しうる測光手段と、上記反応ライン、試料サンプリ
ングテーブル、試料分注手段、試薬分注手段および測光
手段を予め定められた順序で駆動しうる制御部とを備え
てなり、 上記制御部が、第1測光位置で測定し得られた、試料−
試薬第1混合液の第1光学濃度値(A1)と、上記測定後
の混合液に試料第2分注位置で再度同一試料を追加分注
して混合液中の残存試薬と反応させることにより得られ
た第2混合液を第2測光位置で測定し得られた、第2混
合液の第2光学濃度値(A2)とを記憶する記憶部、上記
A1およびA2からそれぞれ対応する被検成分濃度(C1およ
びC2)を算出する演算部、上記算出濃度値C1とC2および
前記光学濃度A1とA2をそれぞれ比較する比較部を有し、
更に i)A2>A1,C2≧C1のときはC2を測定値として判定し、 ii)A2>A1,C2<C1のとき、これらの差|C2−C1|がC1
の所定%以内であればC2を測定値として判定し、上記差
が上記所定%を越えるものであればC2がプロゾーン現象
下での濃度であると判定しかつC1を測定値として判定
し、 iii)A2≦A1のとき、C1がプロゾーン現象下での濃度で
あると判定する判断部を有してなる自動生化学分析装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62186419A JP2508115B2 (ja) | 1987-07-24 | 1987-07-24 | 自動生化学分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62186419A JP2508115B2 (ja) | 1987-07-24 | 1987-07-24 | 自動生化学分析装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6429743A JPS6429743A (en) | 1989-01-31 |
| JP2508115B2 true JP2508115B2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=16188096
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62186419A Expired - Lifetime JP2508115B2 (ja) | 1987-07-24 | 1987-07-24 | 自動生化学分析装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2508115B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018110006A1 (ja) * | 2016-12-15 | 2018-06-21 | 株式会社堀場製作所 | 免疫凝集反応を用いた濃度測定における被験物質濃度の適正性の判定方法およびそのための処理部を有する試料分析装置 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11127561A (ja) | 1997-10-22 | 1999-05-11 | Denso Corp | 磁石併用型回転電機の回転子及びその製造方法 |
| JP2021135295A (ja) * | 2020-02-21 | 2021-09-13 | キヤノンメディカルシステムズ株式会社 | 自動分析装置 |
| CN114965843A (zh) * | 2022-05-11 | 2022-08-30 | 浙江树人学院 | 一种多通道检测的离子色谱仪及其使用方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59202065A (ja) * | 1983-04-30 | 1984-11-15 | Shimadzu Corp | 自動分析装置 |
| JPS6060558A (ja) * | 1983-09-13 | 1985-04-08 | Shimadzu Corp | 複数測定分析法 |
-
1987
- 1987-07-24 JP JP62186419A patent/JP2508115B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018110006A1 (ja) * | 2016-12-15 | 2018-06-21 | 株式会社堀場製作所 | 免疫凝集反応を用いた濃度測定における被験物質濃度の適正性の判定方法およびそのための処理部を有する試料分析装置 |
| JPWO2018110006A1 (ja) * | 2016-12-15 | 2019-10-24 | 株式会社堀場製作所 | 免疫凝集反応を用いた濃度測定における被験物質濃度の適正性の判定方法およびそのための処理部を有する試料分析装置 |
| JP2022046716A (ja) * | 2016-12-15 | 2022-03-23 | 株式会社堀場製作所 | 免疫凝集反応を用いた濃度測定における被験物質濃度の適正性の判定方法およびそのための処理部を有する試料分析装置 |
| JP7101124B2 (ja) | 2016-12-15 | 2022-07-14 | 株式会社堀場製作所 | 免疫凝集反応を用いた濃度測定における被験物質濃度の適正性の判定方法およびそのための処理部を有する試料分析装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6429743A (en) | 1989-01-31 |
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