JP2009077588A - 車両用交流発電機 - Google Patents
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Abstract
【課題】磁石を確実に保護し、且つ、磁石のガタ付きを防止することができる車両用交流発電機を提供する。
【解決手段】本発明は、一対のポールコア123、143と、界磁コイル13と、磁石16を有するホルダ15とを含む回転子1を備える車両用交流発電機であって、ホルダ15は、磁石16を収容する磁石収容ホルダ151と、磁石収容ホルダ151の開口側に露出した磁石16を被覆するように磁石収容ホルダ151を収容する磁石被覆ホルダ152とを備え、磁石収容ホルダ151の内側の側面に、磁石16と当接し且つ磁石16に弾性力を付与する第一凸状部151a、151bが形成され、磁石収容ホルダ151の底面および磁石被覆ホルダ152の底面の少なくとも一方に、磁石16と当接し且つ磁石16に弾性力を付与する第二凸状部151cが形成されることを特徴とする。
【選択図】図5
【解決手段】本発明は、一対のポールコア123、143と、界磁コイル13と、磁石16を有するホルダ15とを含む回転子1を備える車両用交流発電機であって、ホルダ15は、磁石16を収容する磁石収容ホルダ151と、磁石収容ホルダ151の開口側に露出した磁石16を被覆するように磁石収容ホルダ151を収容する磁石被覆ホルダ152とを備え、磁石収容ホルダ151の内側の側面に、磁石16と当接し且つ磁石16に弾性力を付与する第一凸状部151a、151bが形成され、磁石収容ホルダ151の底面および磁石被覆ホルダ152の底面の少なくとも一方に、磁石16と当接し且つ磁石16に弾性力を付与する第二凸状部151cが形成されることを特徴とする。
【選択図】図5
Description
本発明は、車両用交流発電機に関するものである。
車両用交流発電機は、複数の爪部を有する一対のポールコア(いわゆるランデル型ポールコア)を用いた回転子を備えており、この回転子を高速に回転させることで発電を行っている。そして、ポールコアの各爪部間には、漏洩磁束を減じる方向に着磁された磁石が挿入されている。
ここで、上記磁石は、磁石の保護および装着性の観点から、例えば特開2005−80472号公報(特許文献1)に記載の車両用交流発電機のように、ホルダ(保持器)に収容された状態で各爪部間に挿入されることが多い。
特開2005−80472号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたホルダでは、磁石が露出している部分がある。これでは、回転子等が被水した場合に磁石が被水し易くなる。従って、被水があった場合、被水により磁石の腐食が進行し、磁気特性低下に伴う発電出力の低下が発生する虞がある。また、衝撃や劣化により磁石が欠けた際、その欠片がホルダから飛び出し、回転子と固定子(ステータ)との間に挟まり、回転をロックする虞もある。
一方で、ホルダに収容された磁石は、製造上の公差から、ガタが生じることがある。磁石がガタ付くことで、磁石が破損し易くなり、さらには、異音の原因となる。
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、磁石を確実に保護し、且つ、磁石のガタ付きを防止することができる車両用交流発電機を提供することを目的とする。
本発明の車両用交流発電機は、複数の第一の爪部が周状に配置された第一のポールコアと、複数の第二の爪部が周状に配置され、第一のポールコアに対して第一の爪部と第二の爪部とが周方向に交互に対向するように配置される第二のポールコアと、周状に配置された爪部の内径側に配置される界磁コイルと、磁石を収容し、それぞれ第一の爪部と第二の爪部との間に配置される複数のホルダと、を含む回転子を備える車両用交流発電機であって、ホルダは、一面が開口した箱状からなり、磁石を収容する磁石収容ホルダと、一面が開口した箱状からなり、磁石収容ホルダの開口側に露出した磁石を被覆するように磁石収容ホルダを収容し、開口方向が回転子の径方向となるように第一の爪部と第二の爪部との間に配置される磁石被覆ホルダと、を備え、磁石収容ホルダの内側の側面に、磁石と当接し且つ磁石に弾性力を付与する第一凸状部が形成され、磁石収容ホルダの底面および磁石被覆ホルダの底面の少なくとも一方に、磁石と当接し且つ磁石に弾性力を付与する第二凸状部が形成されることを特徴とする。
本発明の車両用交流発電機によれば、ホルダが第一凸状部および第二凸状部を有することにより、ホルダに対する磁石のガタを吸収することができる。従って、磁石のガタ付きを防止することができる。さらに、磁石被覆ホルダが、磁石収容ホルダの開口から露出した磁石を被覆し、磁石破損による欠片の飛散、および、被水による磁石の腐食等を防止する。つまり、本発明によれば、確実に磁石を保護することができる。
ここで、第一凸状部は、異なる方向に弾性力を付与する複数からなることが好ましい。これにより、磁石収容ホルダは、磁石の多方向へのガタを吸収することができる。例えば、磁石収容ホルダが直方体形状である場合、第一凸状部をある側面に形成し、当該側面の隣の側面(対向しない側面)にも第一凸状部を形成する。この2つの第一凸状部は、磁石に対して互いに異なる方向(例えば、互いに直交する方向)に弾性力を付与することとなる。従って、ホルダを爪部間に配置した状態で、第一凸状部は、例えば、回転子の周方向と軸方向とに弾性力を付与し、周方向および軸方向へのガタを吸収することができる。また、磁石収容ホルダの側面が円筒形状である場合でも、複数の第一凸状部が異なる方向に弾性力を付与することにより、上記効果を得ることができる。
ここで、本発明の車両用交流発電機において、第一凸状部は、磁石の平坦部位に当接することが好ましい。例えば、磁石が角部を有している場合、第一凸状部は、角部以外の部位に当接することが好ましい。磁石が例えば直方体形状である場合、その側面や底面等が平坦部位であり、その頂点および辺の部位が角部(面取りされているものも含む)である。磁石の角部は、破損(欠ける等)し易い部位である。そこで、第一凸状部を平坦部位(角部以外の部位)に当接させることで、破損し易い角部に力(弾性力)を加えることなく、ガタを吸収することができる。つまり、ガタを吸収すると共に磁石の破損を防ぐことができる。
ここで、本発明の車両用交流発電機において、爪部は、外周端部から周方向に突出する外周鍔を有し、ホルダは、外周鍔に径方向に係合することが好ましい。これにより、回転子の回転によっても、ホルダが回転子の径方向外方へ飛び出すことはない。つまり、ホルダにより被覆された磁石は、径方向外方へ飛び出すことなく、安定して爪部間に配置される。
ここで、爪部は、さらに、内周端部から周方向に突出する内周鍔を有し、ホルダは、外周鍔および内周鍔に径方向に係合することがより好ましい。これにより、さらに、磁石の径方向内方への飛び出しを防止でき、磁石をより安定して爪部間に配置させることができる。
さらに、外周鍔と内周鍔の離間距離は、磁石収容ホルダの外側の底面と磁石被覆ホルダの外側の底面との離間距離よりも小さいことが好ましい。これで、ホルダが爪部間に配置される際、ホルダ(ホルダの周方向の両端部)は両鍔間に圧入される。つまり、ホルダが爪部間に配置された状態では、離間距離が小さい分、第二凸状部が変形し(潰され)、磁石に対して常に弾性力が付与される。これにより、磁石の径方向へのガタをより確実に防止することができる。
ここで、本発明の車両用交流発電機において、磁石被覆ホルダは、開口方向が回転子の径方向内側(外側)となるように第一の爪部と第二の爪部との間に配置され、底面と周方向側の側面とをつなぐR面取部の曲率R1が、爪部の周方向側の側面と外周鍔(内周鍔)とをつなぐ曲面状隅部の曲率R2(R3)よりも小さいことが好ましい。これにより、磁石被覆ホルダと鍔とを確実に面接触させることができ、回転子の回転時に鍔から磁石被覆ホルダが受ける面圧を低下させることができる。これに伴い、磁石が受ける単位面積当たりの応力も低下し、磁石の破損を防ぐことができる。
ここで、本発明の車両用交流発電機において、磁石被覆ホルダは、爪部に対向する側面に、爪部に当接し且つ爪部に弾性力を付与する第三凸状部を有することが好ましい。これにより、磁石被覆ホルダと爪部との間のガタ付きを確実に防止することができる。
また、磁石収容ホルダおよび磁石被覆ホルダの何れか一方は、磁石収容ホルダおよび磁石被覆ホルダの他方に当接し且つその他方に弾性力を付与する第四凸状部を有することが好ましい。これにより、磁石収容ホルダと磁石被覆ホルダとの間のガタ付きを確実に防止することができる。
ここで、ホルダは、さらに、複数の磁石収容ホルダまたは磁石被覆ホルダを連結する連結部を有することが好ましい。これにより、連結部で連結された複数のホルダを一部品として扱うことが可能となり、ポールコアへの組付けが容易となる。
また、本発明は、車両用交流発電機において、ホルダが、磁石収容ホルダと磁石被覆ホルダとを備え、磁石収容ホルダの内面と磁石の間に、磁石収容ホルダおよび磁石に当接する弾性部材を介在させたことを特徴とする車両用交流発電機としてもよい。この構成によれば、弾性部材により、磁石のガタ付きが吸収され、磁石のガタ付きを防止した固定が可能となる。さらに、磁石被覆ホルダにより、磁石欠片の飛散防止および磁石の腐食抑制が可能となる。
本発明の車両用交流発電機によれば、磁石を確実に保護し、且つ、磁石のガタ付きを防止することができる。
次に、実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。
まず、本実施形態の車両用交流発電機(オルタネータ)の基本構成について、図1および図2を参照して説明する。図1は、車両用交流発電機を軸方向に切断した断面図である。図2は、ロータ1の斜視図である。図1において、1はロータ、2はステータ、3はフロントフレーム、4はリヤフレーム、5はプーリ、6はスリップリング、7はブラシ、8は整流器、9はレギュレータである。
ステータ2は、ステータコア21にステータコイル22を巻装してなり、フロントフレーム3とリヤフレーム4により挟持固定されている。フロントフレーム3およびリヤフレーム4は、ボルトによりステータ2を囲んで締結され、軸受け31、41を介してロータ1の回転軸11を回転自在に支承している。
ロータ1は、回転軸11に固定された前側のポールコア12と、界磁コイル13と、後側のポールコア14と、永久磁石16をもつホルダ15とにより構成されている。ポールコア12、14は、いわゆるランデル型のポールコアである。詳しく説明すると、ポールコア12は、ボス部121と、ボス部121の前端部から径方向外側へ延在するディスク部122と、ディスク部122から軸方向後方へ延在する複数の爪部123とからなっている。この複数の爪部123は、周状に配置されている。
ポールコア14は、ポールコア12と同一形状をもつ。ただし、ポールコア14のボス部は141、ディスク部は142、爪部は143と付番されている。なお、ディスク部122、142は、ボス部121、141と一体に形成されている。また、ポールコア12、14は、軟磁性体からなっている。
界磁コイル13は、ポールコア12の後端面とポールコア14の前端面とが接面されて、ポールコア12、14により囲まれている。つまり、界磁コイル13は、爪部123、143の内径側に配置されている。そして、図2に示すように、ポールコア12の爪部123とポールコア14の爪部143とは、周方向に交互に対向するように配置されている。
永久磁石16は、周知の如く、漏洩磁束を減じる方向に着磁されており、ホルダ15に収容されている。ホルダ15は、各爪部123、143間に配置されている。上記説明した車両用交流発電機の構成自体は、周知であるため、これ以上の説明は省略する。そして、本発明の特徴部分であるホルダ15および爪部123、143について、以下に例を挙げて説明する。
<第一実施形態>
第一実施形態のホルダ15および爪部123、143について、図3〜図6を参照して説明する。図3は、図2のA−A断面図である。図4は、図3におけるP視図である。図5は、図3におけるQ視図である。図6は、第一実施形態の変形態様を示す図3に相当する図である。なお、図4および図5において、左右方向を周方向、上下方向を軸方向とする。また、図4および図5は、部分断面図である。
第一実施形態のホルダ15および爪部123、143について、図3〜図6を参照して説明する。図3は、図2のA−A断面図である。図4は、図3におけるP視図である。図5は、図3におけるQ視図である。図6は、第一実施形態の変形態様を示す図3に相当する図である。なお、図4および図5において、左右方向を周方向、上下方向を軸方向とする。また、図4および図5は、部分断面図である。
図3に示すように、爪部123は、外周端部から周方向(図3の略左右方向)に突出する外周鍔123aと、内周端部から周方向に突出する内周鍔123bとを有している。同様に、爪部143も、外周鍔143aと、内周鍔143bとを有している。ここで、爪部123(143)の周方向側の側面と外周鍔123a(143a)とは、曲面状につながれている。この曲面状隅部123c(143c)の曲率(曲率半径の逆数)をR2とする。同様に、爪部123(143)の周方向側の側面と内周鍔123b(143b)とは、曲面状につながれている。この曲面状隅部123d(143d)の曲率をR3とする。
ホルダ15は、ステンレス製であり、磁石収容ホルダ151と、磁石被覆ホルダ152とを備えている。磁石収容ホルダ151は、一面が開口した略直方体の箱状となっている。磁石収容ホルダ151は、開口が径方向外側となるように爪部123、143間に配置されている。図4および図5に示すように、磁石収容ホルダ151の側面には、第一凸状部151a、151bが形成されている。
第一凸状部151aは、磁石収容ホルダ151の周方向側の側面において、当該側面の中央を磁石収容ホルダ151の内側に湾曲させてなる凸形状となっている。第一凸状部151aの突出方向は、周方向となっている。第一凸状部151bは、磁石収容ホルダ151の軸方向側の側面において、当該側面の中央を磁石収容ホルダ151の内側に湾曲させてなる凸形状となっている。第一凸状部151bの突出方向は、軸方向となっている。第一凸状部151a同士が対向し、第一凸状部151b同士が対向している。第一凸状部151aの突出方向と第一凸状部151bの突出方向は直交している。
ここで、永久磁石16は、略直方体形状となっている。そして、一方の第一凸状部151aの先端と、対向する他方の第一凸状部151aとの離間距離は、永久磁石16の一辺16a(短辺)の長さより小さくなっている。同様に、一方の第一凸状部151bの先端と、対向する他方の第一凸状部151bとの離間距離は、永久磁石16の一辺(長辺)16bの長さより小さくなっている。
図3および図5に示すように、磁石収容ホルダ151の底面には、第二凸状部151cが形成されている。第二凸状部151cは、底面の中央を磁石収容ホルダ151の内側に湾曲させてなる凸形状となっている。第二凸状部151cの突出方向は、径方向外方となっている。この第二凸状部151cの先端から開口までの距離は、永久磁石16の一辺(高さ)16cよりも小さくなっている。
そして、永久磁石16が、磁石収容ホルダ151に圧入され収容される。ここで、第一凸状部151a、151bは、永久磁石16の側面に当接し、且つ、圧入による変形を復元しようとして永久磁石16に弾性力を付与する。第一凸状部151aは永久磁石16に対して周方向に弾性力を付与し、第一凸状部151bは永久磁石16に対して軸方向に弾性力を付与している。つまり、第一凸状部151aと第一凸状部151bは、異なる方向に弾性力を付与している。第二凸状部151cは、永久磁石16の底面に当接し、永久磁石16に対して径方向外側に弾性力を付与する。
磁石被覆ホルダ152は、磁石収容ホルダ151を収容可能な、一面が開口した略直方体の箱状となっている。磁石被覆ホルダ152は、開口が径方向内側となるように爪部123、143間に配置されている。磁石被覆ホルダ152は、底面が永久磁石16に当接し、磁石収容ホルダ151の開口側に露出した永久磁石16を被覆するように磁石収容ホルダ151を収容している。ここで、磁石被覆ホルダ152において、底面と周方向側の側面とをつなぐ角(辺)部分は、面取りが為されており、曲面となっている。このR面取部152aの曲率R1は、上記曲率R2よりも小さくなっている(R1<R2)。
このように永久磁石16を含んだホルダ15は、爪部123、143間に配置される。
ホルダ15が配置された状態で、磁石収容ホルダ151の底面の周方向端部が内周鍔123b(143b)の径方向外側の面に当接し、磁石被覆ホルダ152の底面の周方向端部が外周鍔123a(143a)の径方向内側の面に当接している。
ここで、上記のとおり、曲率R1が曲率R2より小さくなっている。このため、磁石被覆ホルダ152が外周鍔123a、143aに対して、R面取部152aではなく、底面で当接する。従って、磁石被覆ホルダ152が外周鍔123a、143aから受ける面圧が低下し、永久磁石16への応力を抑制することができる。
磁石被覆ホルダ152の周方向の幅は、爪部123と爪部143の対向する側面の離間距離とほぼ等しくなっている。なお、磁石収容ホルダ151の周方向の幅は、収容の寸法上、磁石被覆ホルダ152の周方向の幅より僅かに小さくなっている。
ここで、外周鍔123a(143a)と内周鍔123b(143b)の離間距離は、磁石収容ホルダ151の外側の底面と磁石被覆ホルダ152の外側の底面との離間距離(ホルダ15の高さ)よりも小さくなっている。従って、ホルダ15は、爪部123、143間において、外周鍔123a(143a)と内周鍔123b(143b)との間に圧入されている。
このように、ホルダ15は、外周鍔123a(143a)および内周鍔123b(143b)に径方向に係合している。ホルダ15が圧入されて、第二凸状部151cは、永久磁石16に対してより確実に弾性力を付与する。
永久磁石16は、磁石収容ホルダ151内において、第一凸状部151aにより周方向に、第一凸状部151bにより軸方向に、第二凸状部151cにより径方向に、それぞれ弾性力を付与されている。そして、径方向内側に開口した磁石被覆ホルダ152により、永久磁石16が被覆されている。
つまり、磁石収容ホルダ151内において、永久磁石16のガタ付きは、第一凸状部151a、151bおよび第二凸状部151cにより吸収される。従って、永久磁石16のガタ付きを防止することができる。さらに、磁石被覆ホルダ152が、磁石収容ホルダ151の開口から露出した永久磁石16を被覆しているため、永久磁石16の破損による欠片の飛散や、被水による永久磁石16の腐食等を防止することができる。
なお、第二凸状部151cは、磁石被覆ホルダ152の底面に形成してもよい。この場合、第二凸状部151cは、磁石被覆ホルダ152の底面の中央を磁石被覆ホルダ152の内側に湾曲させてなる凸形状となる。また、第二凸状部151cは、同様に、磁石収容ホルダ151および磁石被覆ホルダ152の両方の底面に形成してもよい。これらによっても、上記同様の効果を得られる。
また、第一凸状部151aは、一方(図4の右側または左側)のみでもよい。例えば、図4の左側の第一凸状部151aのみ形成された場合、永久磁石16の右側の側面が磁石収容ホルダ151の側面に当接し、永久磁石16の左側の側面と第一凸状部151aが当接する。また、第一凸状部151bについても、同様に、一方(図4の上側または下側)のみでもよい。これらによっても、第一凸状部151a、151bが永久磁石16に当接し且つ弾性力を付与している。従って、上記同様の効果を得られる。ただし、永久磁石16に対する衝撃緩和の観点からは、両方に形成するのが好ましい。
また、図3は、磁石被覆ホルダ152の開口が径方向内側となるように爪部123、143間に配置されている形態であるが、図6に示すように磁石被覆ホルダ152の開口が径方向外側となるように爪部123、143間に配置されていてもよい。この場合、磁石被覆ホルダ152のR面取部152aの曲率R1は、曲面状隅部123d、143dの曲率R3よりも小さくなっている(R1<R3)。このため、磁石被覆ホルダ152が内周鍔123b、143bに対して、R面取部152aではなく、底面で当接する。従って、磁石被覆ホルダ152が内周鍔123b、143bから受ける面圧が低下し、永久磁石16への応力を抑制することができる。なお、図6では、第二凸状部151cが磁石被覆ホルダ152の底面の中央に設けられている。以上、この形態によっても、上記同様の効果が得られる。
<第二実施形態>
第二実施形態のホルダ17について図7を参照して説明する。図7は、ホルダ17の図4に相当する図である。なお、ホルダ17以外の構成は、第一実施形態と同一であるため、同符号を付して説明を省略する。
第二実施形態のホルダ17について図7を参照して説明する。図7は、ホルダ17の図4に相当する図である。なお、ホルダ17以外の構成は、第一実施形態と同一であるため、同符号を付して説明を省略する。
ホルダ17は、磁石収容ホルダ171と、磁石被覆ホルダ172とを備えている。磁石収容ホルダ171は、第一実施形態の磁石収容ホルダ151と同一の構成となっている。磁石被覆ホルダ172は、第一実施形態の磁石被覆ホルダ152とほぼ同一の構成となっており、以下、異なる点について説明する。
図7に示すように、磁石被覆ホルダ172は、爪部123、143に対向する側面(周方向側の側面)に、第三凸状部172aが形成されている。第三凸状部172aは、磁石被覆ホルダ172の当該側面の中央を、磁石被覆ホルダ172の外側に湾曲させてなる凸形状となっている。第三凸状部172aの突出方向は、周方向となっている。一方の第三凸状部172aの先端と、他方の第三凸状部172aの先端との離間距離は、爪部123と爪部143の対向する側面の離間距離よりも僅かに大きくなっている。
そして、ホルダ17は、爪部123、143間に圧入されている。ここで、第三凸状部172aは、圧入によりホルダ17の内側に変形する。つまり、第三凸状部172aは、爪部123、143の側面に当接し、且つ、爪部123、143に対して弾性力を付与している。これにより、ポールコア12、14に対する磁石被覆ホルダ172自身のガタ付きが吸収される。つまり、ホルダ17によれば、第一実施形態の効果に加えて、磁石被覆ホルダ172のガタ付きを防止することができる。
<第三実施形態>
第三実施形態のホルダ18について図8を参照して説明する。図8は、ホルダ18の図4に相当する図である。なお、ホルダ18以外の構成は、第一実施形態と同一であるため、同符号を付して説明を省略する。
第三実施形態のホルダ18について図8を参照して説明する。図8は、ホルダ18の図4に相当する図である。なお、ホルダ18以外の構成は、第一実施形態と同一であるため、同符号を付して説明を省略する。
ホルダ18は、磁石収容ホルダ181と、磁石被覆ホルダ182とを備えている。磁石収容ホルダ181は、第一実施形態の磁石収容ホルダ151と同一の構成となっている。磁石被覆ホルダ182は、第一実施形態の磁石被覆ホルダ152とほぼ同一の構成となっており、以下、異なる点について説明する。
図8に示すように、磁石被覆ホルダ182の側面には、第四凸状部182a〜182hが形成されている。第四凸状部182a、182bは、磁石被覆ホルダ182における周方向の一方の側面(図8の左側)に形成されている。
第四凸状部182aは、当該側面の中央から軸方向の一方側(図8の上側)にずれた位置であって、当該側面を磁石被覆ホルダ182の内側に湾曲させてなる凸形状となっている。詳細には、第四凸状部182aの形成位置は、先端が磁石収容ホルダ181の側面に当接する位置、すなわち、先端が第一凸状部151aに当接しない位置となっている。
第四凸状部182bは、当該側面の中央から軸方向の他方側(図8の下側)にずれた位置であって、第四凸状部182aと同様に形成されている。第四凸状部182a、182bは、当該側面において、中央から対称的に形成されている。
第四凸状部182c、182dは、磁石被覆ホルダ182における周方向の他方の側面(図8の右側)に形成されている。第四凸状部182cは、当該側面の中央から軸方向の一方側(図8の上側)にずれた位置であって、当該側面を磁石被覆ホルダ182の内側に湾曲させてなる凸形状となっている。詳細には、第四凸状部182cの形成位置は、先端が磁石収容ホルダ181の側面に当接する位置、すなわち、先端が第一凸状部151aに当接しない位置となっている。
第四凸状部182dは、当該側面の中央から軸方向の他方側(図8の下側)にずれた位置であって、第四凸状部182cと同様に形成されている。第四凸状部182c、182dは、当該側面において、中央から対称的に形成されている。磁石被覆ホルダ182において、第四凸状部182cは第四凸状部182aに対向した位置にあり、第四凸状部182dは第四凸状部182bに対向した位置にある。
第四凸状部182e、182fは、磁石被覆ホルダ182における軸方向の一方の側面(図8の上側)に形成されている。第四凸状部182eは、当該側面の中央から周方向の一方側(図8の左側)にずれた位置であって、当該側面を磁石被覆ホルダ182の内側に湾曲させてなる凸形状となっている。詳細には、第四凸状部182eの形成位置は、先端が磁石収容ホルダ181の側面に当接する位置、すなわち、先端が第一凸状部151bに当接しない位置となっている。
第四凸状部182fは、当該側面の中央から周方向の他方側(図8の右側)にずれた位置であって、第四凸状部182eと同様に形成されている。第四凸状部182e、182fは、当該側面において、中央から対称的に形成されている。
第四凸状部182g、182hは、磁石被覆ホルダ182における軸方向の他方の側面(図8の下側)に形成されている。第四凸状部182gは、当該側面の中央から周方向の一方側(図8の左側)にずれた位置であって、当該側面を磁石被覆ホルダ182の内側に湾曲させてなる凸形状となっている。詳細には、第四凸状部182gの形成位置は、先端が磁石収容ホルダ181の側面に当接する位置、すなわち、先端が第一凸状部151bに当接しない位置となっている。
第四凸状部182hは、当該側面の中央から周方向の他方側(図8の右側)にずれた位置であって、第四凸状部182gと同様に形成されている。第四凸状部182g、182hは、当該側面において、中央から対称的に形成されている。磁石被覆ホルダ182において、第四凸状部182gは第四凸状部182eに対向した位置にあり、第四凸状部182hは第四凸状部182fに対向した位置にある。
そして、これら第四凸状部182a〜182hを有する磁石被覆ホルダ182に、永久磁石16を収容した磁石収容ホルダ181が圧入され、永久磁石16は被覆される。ここで、第四凸状部182a〜182hは、磁石収容ホルダ182に対して弾性力を付与する。第四凸状部182a〜182dは、周方向に弾性力を付与し、第四凸状部182e〜182hは、軸方向に弾性力を付与している。
これにより、磁石収容ホルダ181のガタ付きは吸収される。つまり、ホルダ18によれば、第一実施形態の効果に加えて、磁石収容ホルダ181のガタ付きを防止することができる。
また、磁石被覆ホルダ182に、第二実施形態の第三凸状部172aに相当する第三凸状部(図示せず)を形成してもよい。これにより、さらに、第二実施形態の効果を加えることができる。
<第四実施形態>
第四実施形態のホルダ19について図9を参照して説明する。図9は、ホルダ19の図3に相当する図である。なお、ホルダ19以外の構成は、第一実施形態と同一であるため、同符号を付して説明を省略する。
第四実施形態のホルダ19について図9を参照して説明する。図9は、ホルダ19の図3に相当する図である。なお、ホルダ19以外の構成は、第一実施形態と同一であるため、同符号を付して説明を省略する。
図9に示すように、ホルダ19は、磁石収容ホルダ191と、磁石被覆ホルダ192と、弾性部材193とを備えている。磁石収容ホルダ191は、第一実施形態の磁石収容ホルダ151から第一凸状部151a、151bを除いた構成となっている。つまり、磁石収容ホルダ191は、径方向外側の一面が開口した略直方体の箱状となっている。磁石被覆ホルダ192は、第一実施形態の磁石被覆ホルダ152と同一の構成となっている。つまり、磁石被覆ホルダ192は、径方向内側の一面が開口した略直方体の箱状となっている。
弾性部材193は、磁石収容ホルダ191の内面全体に敷き詰められている。そして、永久磁石16が磁石収容ホルダ191に圧入される。つまり、弾性部材193は、磁石収容ホルダ191および永久磁石16に当接し、磁石収容ホルダ191の内面と永久磁石16の間に介在している。
ホルダ19によれば、弾性部材193により、永久磁石16のガタ付きが吸収され、永久磁石16のガタ付きを防止した固定が可能となる。さらに、磁石被覆ホルダ192により、永久磁石16の欠片の飛散防止および永久磁石16の腐食抑制が可能となる。
なお、ホルダ19は、磁石被覆ホルダ152の開口が径方向外側となるように爪部123、143間に配置されていてもよく、この場合も上記同様の効果が得られる。
<その他の実施形態>
上記した本実施形態(第一〜第四実施形態)において、ホルダが、複数のホルダを連結する連結部100を備えるようにしてもよい。例えば、第一実施形態の構成を用いた場合、図10に示すようになる。図10は、複数のホルダ15を示す模式図である。図10に示すように、連結部100は、隣り合う磁石収容ホルダ151同士を連結している。これにより、連結部100で連結された複数のホルダ15を一部品として扱うことが可能となり、ポールコア12、14への組付けが容易となる。
上記した本実施形態(第一〜第四実施形態)において、ホルダが、複数のホルダを連結する連結部100を備えるようにしてもよい。例えば、第一実施形態の構成を用いた場合、図10に示すようになる。図10は、複数のホルダ15を示す模式図である。図10に示すように、連結部100は、隣り合う磁石収容ホルダ151同士を連結している。これにより、連結部100で連結された複数のホルダ15を一部品として扱うことが可能となり、ポールコア12、14への組付けが容易となる。
なお、図10は、磁石被覆ホルダ152の開口が径方向内側となるように爪部123、143間に配置されている形態であるが、図3および図6について説明したように、磁石被覆ホルダ152の開口が径方向外側となるように爪部123、143間に配置されていても同様の効果が得られる。また、連結部100は、隣り合う磁石被覆ホルダ152同士を連結してもよい。
また、連結部100により、配置されるホルダ15すべてを連結してもよく、または、少数(例えば、2〜4個)のホルダ15を連結してもよい。また、連結部100は、磁石被覆ホルダ152に形成されてもよい。
また、本実施形態の各凸状部は、湾曲形状以外でもよく、対象物に当接し且つ弾性力を付与可能に突出していればよい。これにより、上記と同様の効果を得ることができる。
1:ロータ、 2:ステータ、 21:ステータコア、 22:ステータコイル、
3:フロントフレーム、 4:リヤフレーム、 31、41:軸受け
5:プーリ、 6:スリップリング、 7:ブラシ、 8:整流器、
9:レギュレータ、 11:回転軸、
12、14:ポールコア、 121、141:ボス部、
122、142:ディスク部、 123、143:爪部、
123a、143a:外周鍔、 123b、143b:内周鍔、
123c、123d、143c、143d:曲面状隅部、
13:界磁コイル、 16:永久磁石、
15、17、18、19:ホルダ、
151、171、181、191:磁石収容ホルダ、
152、172、182、192:磁石被覆ホルダ、
151a、151b:第一凸状部、 151c:第二凸状部、 152a:R面取部、
172a:第三凸状部、 182a〜182h:第四凸状部、
193:弾性部材、 100:連結部
3:フロントフレーム、 4:リヤフレーム、 31、41:軸受け
5:プーリ、 6:スリップリング、 7:ブラシ、 8:整流器、
9:レギュレータ、 11:回転軸、
12、14:ポールコア、 121、141:ボス部、
122、142:ディスク部、 123、143:爪部、
123a、143a:外周鍔、 123b、143b:内周鍔、
123c、123d、143c、143d:曲面状隅部、
13:界磁コイル、 16:永久磁石、
15、17、18、19:ホルダ、
151、171、181、191:磁石収容ホルダ、
152、172、182、192:磁石被覆ホルダ、
151a、151b:第一凸状部、 151c:第二凸状部、 152a:R面取部、
172a:第三凸状部、 182a〜182h:第四凸状部、
193:弾性部材、 100:連結部
Claims (12)
- 複数の第一の爪部が周状に配置された第一のポールコアと、
複数の第二の爪部が周状に配置され、前記第一のポールコアに対して前記第一の爪部と前記第二の爪部とが周方向に交互に対向するように配置される第二のポールコアと、
周状に配置された前記爪部の内径側に配置される界磁コイルと、
磁石を収容し、それぞれ前記第一の爪部と前記第二の爪部との間に配置される複数のホルダと、
を含む回転子を備える車両用交流発電機であって、
前記ホルダは、
一面が開口した箱状からなり、前記磁石を収容する磁石収容ホルダと、
一面が開口した箱状からなり、前記磁石収容ホルダの開口側に露出した前記磁石を被覆するように前記磁石収容ホルダを収容し、開口方向が前記回転子の径方向となるように前記第一の爪部と前記第二の爪部との間に配置される磁石被覆ホルダと、
を備え、
前記磁石収容ホルダの内側の側面に、前記磁石と当接し且つ前記磁石に弾性力を付与する第一凸状部が形成され、
前記磁石収容ホルダの底面および前記磁石被覆ホルダの底面の少なくとも一方に、前記磁石と当接し且つ前記磁石に弾性力を付与する第二凸状部が形成されることを特徴とする車両用交流発電機。 - 前記第一凸状部は、異なる方向に弾性力を付与する複数からなる請求項1に記載の車両用交流発電機。
- 前記第一凸状部は、前記磁石の平坦部位に当接する請求項1または2に記載の車両用交流発電機。
- 前記爪部は、外周端部から周方向に突出する外周鍔を有し、
前記ホルダは、外周鍔に径方向に係合する請求項1〜3の何れか一項に記載の車両用交流発電機。 - 前記爪部は、さらに、内周端部から周方向に突出する内周鍔を有し、
前記ホルダは、前記外周鍔および前記内周鍔に径方向に係合する請求項4に記載の車両用交流発電機。 - 前記外周鍔と前記内周鍔の離間距離は、前記磁石収容ホルダの外側の底面と前記磁石被覆ホルダの外側の底面との離間距離よりも小さい請求項5に記載の車両用交流発電機。
- 前記磁石被覆ホルダは、開口方向が前記回転子の径方向内側となるように前記第一の爪部と前記第二の爪部との間に配置され、底面と周方向側の側面とをつなぐR面取部の曲率R1が、前記爪部の周方向側の側面と前記外周鍔とをつなぐ曲面状隅部の曲率R2よりも小さい請求項4〜6の何れか一項に記載の車両用交流発電機。
- 前記磁石被覆ホルダは、開口方向が前記回転子の径方向外側となるように前記第一の爪部と前記第二の爪部との間に配置され、底面と周方向側の側面とをつなぐR面取部の曲率R1が、前記爪部の周方向側の側面と前記内周鍔とをつなぐ曲面状隅部の曲率R3よりも小さい請求項4〜6の何れか一項に記載の車両用交流発電機。
- 前記磁石被覆ホルダは、前記爪部に対向する側面に、前記爪部に当接し且つ前記爪部に弾性力を付与する第三凸状部を有する請求項1〜8の何れか一項に記載の車両用交流発電機。
- 前記磁石収容ホルダおよび前記磁石被覆ホルダの何れか一方は、前記磁石収容ホルダおよび前記磁石被覆ホルダの他方に当接し且つ前記他方に弾性力を付与する第四凸状部を有する請求項1〜9の何れか一項に記載の車両用交流発電機。
- 前記ホルダは、さらに、複数の前記磁石収容ホルダまたは前記磁石被覆ホルダを連結する連結部を有する請求項1〜10の何れか一項に記載の車両用交流発電機。
- 複数の第一の爪部が周状に配置された第一のポールコアと、
複数の第二の爪部が周状に配置され、前記第一のポールコアに対して前記第一の爪部と前記第二の爪部とが周方向に交互に対向するように配置される第二のポールコアと、
周状に配置された前記爪部の内径側に配置される界磁コイルと、
磁石を収容し、それぞれ前記第一の爪部と前記第二の爪部との間に配置される複数のホルダと、
を含む回転子を備える車両用交流発電機であって、
前記ホルダは、
一面が開口した箱状からなり、前記磁石を収容する磁石収容ホルダと、
一面が開口した箱状からなり、前記磁石収容ホルダの開口側に露出した前記磁石を被覆するように前記磁石収容ホルダを収容し、開口方向が前記回転子の径方向となるように前記第一の爪部と前記第二の爪部との間に配置される磁石被覆ホルダと、
を備え、
前記磁石収容ホルダの内面と前記磁石の間に、前記磁石収容ホルダおよび前記磁石に当接する弾性部材を介在させたことを特徴とする車両用交流発電機。
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