JP3198875B2 - 電動機の固定子 - Google Patents
電動機の固定子Info
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Description
れる電動機(以下モータという)の固定子に関するもの
である。
に、巻線の高密度化と巻線端部の省スペース化の必要性
が高まっている。特に産業用機器としてのロボットやN
C工作機械の駆動源として使用されるACサーボモータ
においては、ロボットの高速化,省スペース化,高出力
化の流れに対応するためには、モータの回転子に極めて
磁束密度の高い磁石を使用するとともに、固定子の巻線
の密度を上げることが必要である。
明する。図2(a)は従来の固定子の平面断面図、図2
(b)は従来の固定子を構成する極歯完成品の平面断面
図である。図2において、11は円周方向分割の積層鉄
心、12は巻線部、23は絶縁体、14は積層鉄心の分
割面、15は極歯部、26は絶縁距離、27は隙間、1
8は環状接合部、19はレーザ溶接部である。
した積層鉄心の個片11に両側より絶縁体23を挟んで
15の極歯部に直交して整列状に高密度に巻き込んだ完
成品を所定数量接合して、円筒状に形成することにより
固定子が構成される。本構造では、隣合う極歯どうしの
絶縁体23はお互いに干渉しないように隙間27を設け
るようになっている。
の構成では、以下のような問題点を有していた。
品)ものであり、14の積層鉄心の分割面より外に長く
出る構造であると接合の妨げになり、短すぎると12の
巻線部と11の円周方向分割の積層鉄心の絶縁距離が小
さくなり、絶縁耐量も低くなり一定以上巻線の高密度化
ができなかった。
で、より高密度巻線をほどこした円周方向分割の積層鉄
心を持つモータを実現することを目的とする。
に本発明は、極歯単位ごとに円周方向に分割した鉄板を
積層後、その内径および外径をレーザ溶接して積層鉄心
片とし、前記積層鉄心片の極歯部のスロット内面に接す
るように配設された絶縁性薄膜部材と前記積層鉄心片の
極歯部に直行する巻線部を備え、前記積層鉄心片を所定
数量環状に接合し、接合面の外周部を積層方向に溶接し
固着してなる電動機の固定子において、積層鉄心片の分
割面近傍で絶縁性薄膜部材の折り返し部を突き合わせる
構造にした。
できる。
部材の折り返し部を突き合わせるという構造により絶縁
距離を大きくとることができる。
えば、ポリエステルフィルム)を用いたことにより極歯
を環状に構成し接合する際、絶縁体を互いに突き合わせ
押しつけても自在に変形するので機械化が可能となる。
に邪魔にならないように固定しておけば、電線を巻回す
るときも何等支障をきたさない。また積層鉄心片を所定
数量環状に接合する時も絶縁性薄膜部材は弾力性があ
り、復元し初期の絶縁機能を十分満足させる。
しながら説明する。
円周方向分割の積層鉄心に巻線をほどこした構造と絶縁
性薄膜部材の形状を示す。図1(a)は極歯単位ごとの
完成品を所定個数環状に接合した電動機固定子完成品、
図1(b)は極歯単位ごとの積層鉄心個片に絶縁性薄膜
部材を装着した状態、図1(c)は極歯単位ごとの積層
鉄心個片に電線を巻回した直後の完成品の状態、また組
合せる方向を示した図、図1(d)は本発明の絶縁体形
状の場合の電動機の円周方向分割の積層鉄心の組合せ構
造を示す図である。
ついて、図1を用いてその動作について説明する。図1
(a)において、18は積層鉄心個片11を所定個数環
状に接合した環状接合部である。図1(b)において、
11は本発明の絶縁性薄膜部材13がついた極歯単位ご
とに分割されたコア鉄心を積層し、その内径および外径
をレーザ溶接部19とすることにより一体化された積層
鉄心片である。13は積層鉄心個片11の極歯部に形成
された絶縁性薄膜部材、12は巻線部である。
膜部材の積層鉄心片の分割面近傍の形状は、図1(b)
のようにあらかじめ折り目をつけた概L型形状のもので
あり、電線を巻回する際には図1(c)のように絶縁性
薄膜部材の概L型形状部を折り返し巻線治具(図示せ
ず)に固定し巻回の妨げにならないようにする。これら
から図1(d)に環状に接合する際に隣合う絶縁体どう
し突き合わせ絶縁距離17を大きくすることができる。
くできるため絶縁耐量が高くなり高密度巻線(導体線積
率70%)を容易に実現でき、いっそうの小型,高出力
化が図れる。また、環状を構成する極歯を接合する際に
絶縁体に弾力性のある材料を用いることによって、絶縁
性薄膜部材を突き合わせ互いに押しつけても自在に変形
するので自動組立化が可能となり、生産性のよい小型高
出力のモータを実現できる。
断面図 (b)本発明の一実施例における積層鉄心個片に絶縁性
薄膜部材の装着状態を示す平面図 (c)本発明の一実施例における固定子を構成する極歯
完成品の平面断面図 (d)本発明の一実施例における積層鉄心の組合せ構造
の説明図
Claims (1)
- 【請求項1】 極歯単位ごとに円周方向に分割した鉄板
を積層後、この内径および外径をレーザ溶接して積層鉄
心片とし、前記積層鉄心片の極歯部のスロット内面に接
するように配設された絶縁性薄膜部材と、前記積層鉄心
片の極歯部に直交する巻線部を備え、前記積層鉄心片を
所定数量環状に接合し、接合面の外周部を積層方向に溶
接し固着してなる電動機の固定子において、前記積層鉄
心片の分割面近傍に前記絶縁性薄膜部材の折り返し部を
設け、隣合う前記折り返し部を突き合わせたことを特徴
とする電動機の固定子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15753695A JP3198875B2 (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 電動機の固定子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15753695A JP3198875B2 (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 電動機の固定子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH099535A JPH099535A (ja) | 1997-01-10 |
JP3198875B2 true JP3198875B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=15651833
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15753695A Expired - Fee Related JP3198875B2 (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 電動機の固定子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3198875B2 (ja) |
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-
1995
- 1995-06-23 JP JP15753695A patent/JP3198875B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH099535A (ja) | 1997-01-10 |
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