JPH09308144A - 電動機の固定子 - Google Patents
電動機の固定子Info
- Publication number
- JPH09308144A JPH09308144A JP8118692A JP11869296A JPH09308144A JP H09308144 A JPH09308144 A JP H09308144A JP 8118692 A JP8118692 A JP 8118692A JP 11869296 A JP11869296 A JP 11869296A JP H09308144 A JPH09308144 A JP H09308144A
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- JP
- Japan
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- welded
- stator
- pole tooth
- laminated
- motor
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- Pending
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電動機の固定子において、円周方向分割の積
層鉄心をもつ電動機の効率を良くし、生産性の良い電動
機を実現することを目的とする。 【解決手段】 極歯単位ごとに円周方向に分割された積
層鉄心１１に絶縁体１３を形成し、極歯部に直交して整
列状の高密度な巻線１２を施した後、積層鉄心１１を所
定数量結合して円筒状に形成し、積層鉄心の結合面の外
周部を積層方向に数箇所点で溶接することにより、溶接
部によって失われていた有効な磁気回路部分を最小限に
することができる。さらに溶接部を積層方向に対して斜
めに溶接することにより、溶接部が結合面を円周方向に
多少ずれても溶接することができ、モータの効率が良
く、生産性の良い固定子が実現でき、実用上きわめて有
利なものである。
層鉄心をもつ電動機の効率を良くし、生産性の良い電動
機を実現することを目的とする。 【解決手段】 極歯単位ごとに円周方向に分割された積
層鉄心１１に絶縁体１３を形成し、極歯部に直交して整
列状の高密度な巻線１２を施した後、積層鉄心１１を所
定数量結合して円筒状に形成し、積層鉄心の結合面の外
周部を積層方向に数箇所点で溶接することにより、溶接
部によって失われていた有効な磁気回路部分を最小限に
することができる。さらに溶接部を積層方向に対して斜
めに溶接することにより、溶接部が結合面を円周方向に
多少ずれても溶接することができ、モータの効率が良
く、生産性の良い固定子が実現でき、実用上きわめて有
利なものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種産業機械に用
いられる電動機（以下モータという）の固定子に関する
ものである。
いられる電動機（以下モータという）の固定子に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、モータの小型化，高性能化のため
に、巻線の高密度化と巻線端部の省スぺース化の必要性
が高まっている。特に産業用機器としてのロボットやＮ
Ｃ工作機の駆動源として使用されるＡＣサーボモータに
おいては、ロボットの高速化，省スぺース化，高出力化
の流れに対応するためには、モータの回転子に極めて磁
束密度の高い磁石を使用するとともに、固定子の巻線も
高密度化にする必要がある。前記巻線の高密度化を実現
するために、最近では鉄心を分割し、巻線を外部で整列
状に巻き込むことにより、高密度な巻線を可能にした固
定子が主流となってきた。
に、巻線の高密度化と巻線端部の省スぺース化の必要性
が高まっている。特に産業用機器としてのロボットやＮ
Ｃ工作機の駆動源として使用されるＡＣサーボモータに
おいては、ロボットの高速化，省スぺース化，高出力化
の流れに対応するためには、モータの回転子に極めて磁
束密度の高い磁石を使用するとともに、固定子の巻線も
高密度化にする必要がある。前記巻線の高密度化を実現
するために、最近では鉄心を分割し、巻線を外部で整列
状に巻き込むことにより、高密度な巻線を可能にした固
定子が主流となってきた。
【０００３】以下に従来のモータの固定子の構成につい
て説明する。図３（ａ），図３（ｂ）は従来のモータの
円周方向分割の積層鉄心により固定子を構成したものを
示すものである。図３（ａ），図３（ｂ）において、１
１は円周方向に分割された積層鉄心、１２は巻線部、１
３は前記積層鉄心の極歯部に形成された絶縁体、３４は
溶接部、１５は極歯部である。本構成において、巻線部
１２を個々に分割された積層鉄心１１の鉄片に絶縁体１
３を挟んで極歯部１５に直交して整列状に高密度に巻き
込んだ完成品を所定数量結合して、円筒状に形成し、結
合面の外周部を積層方向にレーザ溶接してモータの固定
子が構成される。
て説明する。図３（ａ），図３（ｂ）は従来のモータの
円周方向分割の積層鉄心により固定子を構成したものを
示すものである。図３（ａ），図３（ｂ）において、１
１は円周方向に分割された積層鉄心、１２は巻線部、１
３は前記積層鉄心の極歯部に形成された絶縁体、３４は
溶接部、１５は極歯部である。本構成において、巻線部
１２を個々に分割された積層鉄心１１の鉄片に絶縁体１
３を挟んで極歯部１５に直交して整列状に高密度に巻き
込んだ完成品を所定数量結合して、円筒状に形成し、結
合面の外周部を積層方向にレーザ溶接してモータの固定
子が構成される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記モ
ータの固定子においては次のような問題を有する。すな
わち、溶接部３４のところは、有効な磁気回路を構成す
ることができず、さらに積層方向に切れ目なく溶接され
た場合、積層方向のどの断面においても、有効な磁気回
路を構成することができず、有効な磁気回路の部分を小
さくしモータの効率を悪くしていた。また溶接部を小さ
く（細く）し、結合面が円周方向にずれた場合、結合面
に溶接部がかからず、うまく結合することができなかっ
た。
ータの固定子においては次のような問題を有する。すな
わち、溶接部３４のところは、有効な磁気回路を構成す
ることができず、さらに積層方向に切れ目なく溶接され
た場合、積層方向のどの断面においても、有効な磁気回
路を構成することができず、有効な磁気回路の部分を小
さくしモータの効率を悪くしていた。また溶接部を小さ
く（細く）し、結合面が円周方向にずれた場合、結合面
に溶接部がかからず、うまく結合することができなかっ
た。
【０００５】本発明は上記従来の課題を解消するもの
で、高密度巻線をほどこした円周方向分割の積層鉄心を
もつ、よりモータ効率が良く、生産性の良い、モータの
固定子を提供することを目的とする。
で、高密度巻線をほどこした円周方向分割の積層鉄心を
もつ、よりモータ効率が良く、生産性の良い、モータの
固定子を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、極歯単位ごとに円周方向に分割した鉄板を
積層後、この内径および外径をレーザ溶接して積層鉄心
片とし、前記積層鉄心片の極歯部に直行する巻線部を備
え、前記積層鉄心片を所定数量環状に結合して、円筒状
に形成してなるモータの固定子において、前記積層鉄心
片の結合面の外周部に積層方向に数箇所点で溶接する構
成にした。また、前記積層鉄心片の結合面の外周部の数
箇所に積層方向に対して斜めに溶接する構成にした。
に本発明は、極歯単位ごとに円周方向に分割した鉄板を
積層後、この内径および外径をレーザ溶接して積層鉄心
片とし、前記積層鉄心片の極歯部に直行する巻線部を備
え、前記積層鉄心片を所定数量環状に結合して、円筒状
に形成してなるモータの固定子において、前記積層鉄心
片の結合面の外周部に積層方向に数箇所点で溶接する構
成にした。また、前記積層鉄心片の結合面の外周部の数
箇所に積層方向に対して斜めに溶接する構成にした。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明は、極歯単位ごとに円周方
向に分割した鉄板を積層した絶縁層を有する積層鉄心片
の極歯部に巻装した巻線を備えたこの積層鉄心片を所定
数量環状に結合して、円筒状に形成してなる電動機の固
定子において、前記積層鉄心片の結合面の外周部を積層
方向に数箇所、点で溶接してなることを特徴とした電動
機の固定子としたものであり、結合面の溶接部により失
われていた有効な磁気回路の部分を最小限にすることが
でき、よりモータの効率を良くすることができる作用を
有する。
向に分割した鉄板を積層した絶縁層を有する積層鉄心片
の極歯部に巻装した巻線を備えたこの積層鉄心片を所定
数量環状に結合して、円筒状に形成してなる電動機の固
定子において、前記積層鉄心片の結合面の外周部を積層
方向に数箇所、点で溶接してなることを特徴とした電動
機の固定子としたものであり、結合面の溶接部により失
われていた有効な磁気回路の部分を最小限にすることが
でき、よりモータの効率を良くすることができる作用を
有する。
【０００８】また、積層鉄心片の結合面の外周部の数箇
所に積層方向に対し斜めに溶接した電動機の固定子とし
たものであり、溶接部が結合面を円周方向に多少ずれた
場合でも溶接することができ、より生産性を良くするこ
とができる作用を有する。
所に積層方向に対し斜めに溶接した電動機の固定子とし
たものであり、溶接部が結合面を円周方向に多少ずれた
場合でも溶接することができ、より生産性を良くするこ
とができる作用を有する。
【０００９】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
【００１０】図１（ａ），図１（ｂ）は本発明の第１の
実施例におけるモータの円周方向分割の積層鉄心に巻線
をほどこした構造と結合面の溶接部を示す。１１は極歯
単位毎に分割された積層鉄心、１２は巻線部、１３は前
記積層鉄心の極歯部に形成された絶縁体、１４は前記極
歯単位毎に分割された積層鉄心の隣合う結合部の外周面
を溶接した溶接部、１５は極歯部である。以上のように
構成されたモータの固定子において個々に分割された積
層鉄心１１の鉄片に絶縁体１３を挟んで極歯部１５に直
行して高密度な整列状の巻線部１２を施した後、前記積
層鉄心１１を所定数量結合して円筒状に形成し、積層鉄
心の結合面の外周部を積層方向に数箇所点で溶接するこ
とにより、溶接部によって失われていた有効な磁気回路
部分を最小限にすることができる。
実施例におけるモータの円周方向分割の積層鉄心に巻線
をほどこした構造と結合面の溶接部を示す。１１は極歯
単位毎に分割された積層鉄心、１２は巻線部、１３は前
記積層鉄心の極歯部に形成された絶縁体、１４は前記極
歯単位毎に分割された積層鉄心の隣合う結合部の外周面
を溶接した溶接部、１５は極歯部である。以上のように
構成されたモータの固定子において個々に分割された積
層鉄心１１の鉄片に絶縁体１３を挟んで極歯部１５に直
行して高密度な整列状の巻線部１２を施した後、前記積
層鉄心１１を所定数量結合して円筒状に形成し、積層鉄
心の結合面の外周部を積層方向に数箇所点で溶接するこ
とにより、溶接部によって失われていた有効な磁気回路
部分を最小限にすることができる。
【００１１】図２は本発明の第２の実施例のモータの固
定子の溶接部の外観斜視図である。積層鉄心１１の結合
面の外周部を数箇所、積層方向に対して斜めに溶接する
ことにより、溶接部２４が結合面を円周方向に多少ずれ
た場合でも溶接することができる。
定子の溶接部の外観斜視図である。積層鉄心１１の結合
面の外周部を数箇所、積層方向に対して斜めに溶接する
ことにより、溶接部２４が結合面を円周方向に多少ずれ
た場合でも溶接することができる。
【００１２】
【発明の効果】以上のように本発明のモータの固定子
は、極歯単位ごとに円周方向に分割した鉄板を積層した
絶縁層を有する積層鉄心片の極歯部に巻装した巻線を備
えたこの積層鉄心片を所定数量環状に結合して、円筒状
に形成し前記積層鉄心片の結合面の外周部を積層方向に
数箇所点で溶接することにより、溶接部によって失われ
ていた有効な磁気回路部分を最小限にすることができ、
よりモータの効率を良くすることができる。さらに、溶
接部を積層方向に対して斜めに溶接することにより、溶
接部が結合面を円周方向に多少ずれた場合でも溶接する
ことができ、モータの効率が良く、生産性の良いモータ
の固定子が実現でき、実用上きわめて効果のあるモータ
の固定子とすることができる。
は、極歯単位ごとに円周方向に分割した鉄板を積層した
絶縁層を有する積層鉄心片の極歯部に巻装した巻線を備
えたこの積層鉄心片を所定数量環状に結合して、円筒状
に形成し前記積層鉄心片の結合面の外周部を積層方向に
数箇所点で溶接することにより、溶接部によって失われ
ていた有効な磁気回路部分を最小限にすることができ、
よりモータの効率を良くすることができる。さらに、溶
接部を積層方向に対して斜めに溶接することにより、溶
接部が結合面を円周方向に多少ずれた場合でも溶接する
ことができ、モータの効率が良く、生産性の良いモータ
の固定子が実現でき、実用上きわめて効果のあるモータ
の固定子とすることができる。
【図１】（ａ）本発明の第１の実施例における固定子の
外観斜視図 （ｂ）本発明の第１の実施例における固定子の平面断面
図
外観斜視図 （ｂ）本発明の第１の実施例における固定子の平面断面
図
【図２】本発明の第２の実施例における固定子の外観斜
視図
視図
【図３】（ａ）従来の固定子の外観斜視図 （ｂ）従来の固定子の平面断面図
１１ 積層鉄心 １２ 巻線部 １３ 絶縁体 １４ 溶接部 １５ 極歯部
Claims (2)
- 【請求項１】極歯単位ごとに円周方向に分割した鉄板を
積層した絶縁層を有する積層鉄心片の極歯部に巻装した
巻線を備えたこの積層鉄心片を所定数量環状に結合し
て、円筒状に形成してなる電動機の固定子において、前
記積層鉄心片の結合面の外周部を積層方向に数箇所点で
溶接してなることを特徴とした電動機の固定子。 - 【請求項２】積層鉄心片の結合面の外周部の数箇所に積
層方向に対し斜めに溶接した請求項１記載の電動機の固
定子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8118692A JPH09308144A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | 電動機の固定子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8118692A JPH09308144A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | 電動機の固定子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09308144A true JPH09308144A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=14742814
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8118692A Pending JPH09308144A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | 電動機の固定子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09308144A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009100503A (ja) * | 2007-10-15 | 2009-05-07 | Mitsubishi Electric Corp | リニアモータ |
| JP2009148050A (ja) * | 2007-12-13 | 2009-07-02 | Mitsubishi Electric Corp | 積層固定鉄心 |
| JP2011223704A (ja) * | 2010-04-07 | 2011-11-04 | Denso Corp | 回転電機のステータコア |
| CN108233644A (zh) * | 2017-12-14 | 2018-06-29 | 宁波德昌电机制造有限公司 | 一种电机定子制作工艺 |
| CN109309412A (zh) * | 2018-11-20 | 2019-02-05 | 卧龙电气集团股份有限公司 | 定子、电机及定子的制造方法 |
| WO2019087358A1 (ja) * | 2017-11-02 | 2019-05-09 | 三菱電機株式会社 | 回転電機の電機子鉄心、及び回転電機の電機子鉄心の製造方法 |
| EP3893365A1 (en) | 2020-04-08 | 2021-10-13 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Rotary electric machine and wheel steering system of vehicle |
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| JPH07298522A (ja) * | 1994-04-27 | 1995-11-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電動機の固定子 |
-
1996
- 1996-05-14 JP JP8118692A patent/JPH09308144A/ja active Pending
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| US11569708B2 (en) | 2020-04-08 | 2023-01-31 | Aisin Corporation | Rotary electric machine and wheel steering system of vehicle |
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