JPH025632Y2 - - Google Patents

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JPH025632Y2
JPH025632Y2 JP1984039904U JP3990484U JPH025632Y2 JP H025632 Y2 JPH025632 Y2 JP H025632Y2 JP 1984039904 U JP1984039904 U JP 1984039904U JP 3990484 U JP3990484 U JP 3990484U JP H025632 Y2 JPH025632 Y2 JP H025632Y2
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JP
Japan
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polygonal
stator
halves
stator core
joined
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JP1984039904U
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JPS60151242U (ja
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Publication of JPH025632Y2 publication Critical patent/JPH025632Y2/ja
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、モータの固定子に関する。
トロイダル状に巻線を巻回するモータの固定子
にあつては、固定子鉄心を分割して接合するのが
巻線を施しやすくて好ましいものである。しか
し、その反面、固定子鉄心を分割するために分割
による磁気損失が生じるとともに鉄心を強固に接
合する必要が生じるものである。従来、このため
に、磁気損失を補償し、溶接時の火花で巻線を損
傷しないように半円弧状の固定子鉄心の分割面の
外周部に鋭角状の突起を突設し、この突設部を溶
接して固着しているものであつた。しかし、半円
弧状の固定子鉄心に鋭角状の突起を突設しなけれ
ばならないため、固定子形成の鉄心板の打抜金型
の形状が複雑化するとともに、鋭角状の突起を突
設するため、金型の耐久性が低下するものであつ
た。また、特開昭58−212336号公報のように固定
子鉄心を小判状ないし楕円形状として半分割し、
半分割体を突き合わせて固着するものが開示され
ているが、打抜き金型に工夫を要し、また固定子
鉄心が軸対称状でないので、磁力が不均一となつ
て所定の磁力を安定して得にくいものであつた。
本考案は上記のような点に鑑みたもので、上記
の点を解決するために、モータの固定子鉄心を正
六角形状または正八角形状の軸対称状の正多角形
状としてその対向するりよう部を結ぶりよう線部
で2分割し、上記多角形半割体に巻線をトロイダ
ル状に巻回して2分割した分割面にそつて接合す
るとともに接合した多角形半割体を両側端部のり
よう部で一体的に溶接接合したことを特徴とする
モータの固定子を提供するにある。
以下、本考案を実施例にもとずいて説明する。
第1図、第2図は本考案の小型のブラシレスモ
ータ用の固定子の一実施例である。固定子1は、
第1図のように正八角形状の固定子鉄心2に界磁
の巻線3をトロイダル状に巻回して、内部に可動
子(図示せず)を旋回駆動自在にできるようにし
ている。固定子鉄心2は、薄板のやや角丸の正八
角形状の鉄心板4を積層して形成しているもの
で、鉄心板4は、第2図のように各りよう部およ
び各りよう辺の中央部に磁極部5をそれぞれ内方
に向つて突設するとともに周部の環状継鉄部6が
平行状となるようにスロツト7を穿設しており、
さらに相対向するりようを結ぶりよう線で左右対
称状の2分割状に打抜きして形成している。この
2分割状に打抜いた鉄心板4を所定数積層して多
角形半割体8を形成し、所定の巻線機(図示せ
ず)によつて第1図のように環状継鉄部6に絶縁
体9を介して巻線3をトロイダル状に巻回し、そ
れぞれの多角形半割体8を2分割したりよう線に
そつて接合し、端部のりよう部を溶接して一体的
に結合して固定子1を形成しているものである。
このように、固定子鉄心を多角形状の鉄心板を
りよう線で2分割し、分割したりよう部で溶接接
合しているため、従来のように円環状の鉄心の分
割した外周部に鋭角状の結合用の突起を何ら突設
することなく、溶接時の火花による巻線の焼損も
防止できて溶接接合できるものである。また、多
角形状の最も断面積の広いりよう線部で分割し
て、接合するため、分割による磁気損失の補償を
特に行なうことなく、所定の出力のモータ固定子
を形成できるものである。さらに、外形を多角形
状としているため、巻線機のチヤツキング部で半
割体を把持する際、鋭角状のりよう部によつて半
割体を確実に把持できて取り扱いやすいものであ
る。
第3図は本考案の他の実施例で、固定子鉄心2
を正六角形状とし、磁極部5を各りよう部にのみ
突設したものである。
本実施例にあつても、上記と全く同様であると
ともに、鉄心板が正六角形状なので、鉄心板を素
材から連続的に無駄なく、有効に打抜くことがで
きるものである。
第4図は本考案のさらに他の実施例で、固定子
鉄心2の多角形半割体8の分割面の内方部にそれ
ぞれ所定の係合凹部10と係合突部11とを設け
(鉄心板の1ないし2枚であつてもよい)、この係
合凸部10と係合突部11とを係合させて積層し
た多角形半割体8を溶接接合するようにしたもの
である。
本実施例では、多角形半割体を接合する際に、
半割体を容易に仮接合できるとともに、径方向に
も軸方向にも移動することなく仮に位置決めでき
て接合しやすいものである。
第5図は本考案のさらに他の実施例で、多角形
半割体8を仮接合する係合凹部10、係合突部1
1を磁路の障害にならない外周部のりよう部付近
に上記同様に設けたものである。
本実施例では、係合凹部、係合突部を設けて係
合しても、何ら磁路の障害とならずに多角形半割
体を接合しやすくできるものである。
以上の実施例では、通常のモータ用の固定子に
ついて説明したが、樹脂モールドの固定子につい
ても適用できるものである。
また、多角形半割をりよう部で溶接接合した
が、溶接歪を吸収できるようにりよう部の側部に
適宜に凹部等も設けるようにすることもできるも
のである。
以上のように本考案にあつては、固定子鉄心を
分割して形成するにもかかわらず、固定子鉄心の
外周部に結合用の突起を突設することなく固定子
の分割面の磁気損失の影響がないように固定子鉄
心を正六角形ないし正八角形の軸対称の正多角形
状として、その最も大きい面積となるその対向す
るりよう部を結ぶりよう線で分割して対処でき、
また多角形状のりよう部で多角形半割体を溶接接
合するので、溶接時の火花による巻線の焼損も極
力回避でき、さらに鋭角な結合用の突起を突設し
ないので、鉄心板の打抜金型の耐久性を低下する
ことなく量産することができるものである。さら
に、固定子鉄心を正六角形や正八角形の軸対称状
の正多角形状に形成してトロイダル状に巻線を巻
回しているので、できるだけ薄型にできて、各磁
極部に均一な磁力を得られて安定して所定の出力
を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の正面図、第2図は
同上の固定子鉄心を形成する鉄心板の正面図、第
3図は同上の他の実施例の一部省略した面図、第
4図、第5図はそれぞれさらに他の実施例の一部
貴略した固定子鉄心の半割体の正面図である。 1……固定子、2……固定子鉄心、3……巻
線、8……多角形半割体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モータの固定子鉄心を正六角形状または正八角
    形状の軸対称状の正多角形状としてその対向する
    りよう部を結ぶりよう線部で2分割し、上記多角
    形半割体に巻線をトロイダル状に巻回して2分割
    した分割面にそつて接合するとともに接合した多
    角形半割体を両側端部のりよう部で一体的に溶接
    接合したことを特徴とするモータの固定子。
JP3990484U 1984-03-19 1984-03-19 モ−タの固定子 Granted JPS60151242U (ja)

Priority Applications (1)

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JP3990484U JPS60151242U (ja) 1984-03-19 1984-03-19 モ−タの固定子

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JP3990484U JPS60151242U (ja) 1984-03-19 1984-03-19 モ−タの固定子

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Publication Number Publication Date
JPS60151242U JPS60151242U (ja) 1985-10-08
JPH025632Y2 true JPH025632Y2 (ja) 1990-02-09

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ID=30548291

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Families Citing this family (6)

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JPS58212336A (ja) * 1982-05-31 1983-12-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回転電機の固定子鉄心

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