JPH0628494B2 - 回転電機の製造方法 - Google Patents

回転電機の製造方法

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JPH0628494B2
JPH0628494B2 JP60154168A JP15416885A JPH0628494B2 JP H0628494 B2 JPH0628494 B2 JP H0628494B2 JP 60154168 A JP60154168 A JP 60154168A JP 15416885 A JP15416885 A JP 15416885A JP H0628494 B2 JPH0628494 B2 JP H0628494B2
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JP
Japan
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iron core
winding
electric machine
joining
tooth portion
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JP60154168A
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真一郎 入江
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Shibaura Mechatronics Corp
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Shibaura Engineering Works Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/12Stationary parts of the magnetic circuit
    • H02K1/16Stator cores with slots for windings

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、鉄心を複数に分割して巻線し、その後分割部
分で接合する回転電機の製造方法に関する。
[従来の技術] 回転電機は、鉄心に絶縁物を介在して巻線が施される
が、この巻線が内径の小さい鉄心の内径部分に施される
場合や、鉄心にトロイダル状、すなわちドーナツ状の鉄
心に鉄心と交差するように巻線が施される場合は、鉄心
自体が巻線の障害になるものである。
そして、その様な場合、鉄心を複数に分割して巻線し、
その後分割部分で接合すると巻線の問題は解消するが、
分割された部分での接合による問題が発生する。
すなわち、分割面を接合しても僅かに形成される空隙を
流れる磁束に抵抗を示すことになるため、結果として分
割面における磁気抵抗が増加すること、および接合後の
内径の真円が満足されず内径側に配置される回転子との
間に正確な空隙を形成することが困難になるといった問
題を生じる。
例えば、従来は、第5図および第6図に示されるよう
に、既にトロイダル状に巻線Aが施された鉄心1の分割
面2に結合部分としての噛合状の突起2a、2bを形成
したり、第6図に示されるように、鉄心1の分割面2に
結合部分としてのダフテール状の突起2cおよび溝2d
を形成して、夫々分割された鉄心1を分割面2で結合す
ることにより固定子鉄心を形成していた。
ところが、これらの分割、結合方法による固定子鉄心に
おいては、鉄心1の分割面2の結合部分の形状が複雑に
なるためコア板の打抜き加工時にカエリが生じ易くな
り、(a) カエリによる凹凸のために固定子鉄心の内径側
を真円に揃え難く、回転子との空隙にムラが生じる。
(b) 結合部分を密着させ難く双方の分割面間に隙間を生
じ易いため、磁気抵抗が増加するなど、あるいは、(c)
鉄心の磁束密度が高いことから結合部分が生じる僅かな
空隙の影響が大きく、磁気効率が大幅に低下するなどの
問題を有している。
そして、分割面における接合は、巻線後に行なわれるた
め、既に施された巻線Aに影響が出ないように行う必要
があり、鉄心1を分割して巻線Aの巻装が容易になって
も、組み立てに障害が多くなり採用が困難であると言う
のが通説であった。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、この様な事情に鑑みてなされたものであり、
鉄心を分割して巻線し、その後特性を損うことなく、確
実に分割面を接合することができる回転電機の製造方法
を提供しようとするものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、鉄心の内径側に歯部を形成すると共にこの歯
部の位置の径方向外側に延出される延出部を形成し、こ
の延出部と歯部とを貫く径方向のほぼ平坦な分割面を形
成して鉄心を複数に分割すると共に巻線後に前記分割面
を接合して前記延出部を溶接したことによって問題点を
解決している。
[作用] 磁気的特性は、分割面の面積が極めて大きくなり特性上
ほとんど問題を生じなくなる程度に改善され、製造上の
都合は、第一にトロイダル状に巻線を施しても障害を生
じることがなく、第二に分割部分における接合は、延出
部を溶接することが容易であり、溶接による高熱が巻線
に伝達され難く、巻線によって鉄心を構成するコア板、
すなわち電磁鋼板が積層方向に相互に堅く結合され、そ
の後の延出部の溶接により緩むことがなくなることか
ら、鉄心の電磁振動などの不都合な現象が発生しなくな
る。
第三に、分割面での接合が容易確実であり、不要な応力
の発生が少ないため鉄心の内径側の真円が正確に得ら
れ、回転子との空隙を損うことなく、効率の良い回転電
機を構成することが容易になる。
[実施例] 本発明を図面に示された一実施例に基づいて説明する
と、第1図は、本発明の回転電機の製造方法により製造
された回転電機を示す縦断面図であり、第2図は、本発
明の一実施例を説明するための要部を示す斜視図であ
る。第3図は、本発明の回転電機の製造方法を実施する
ための鉄心の平面図であり、第4図は、その磁気的特性
を示すための要部の平面図である。
第1図において、回転電機の製造方法は、鉄心3の内径
側に歯部4が形成されると共にこの歯部4の位置の径方
向外側に延出される延出部5が形成されており、この延
出部5の先端5aが溶接できるように突出されており、
この延出部5と歯部4とを貫く径方向のほぼ平坦な分割
面6が形成されて鉄心3が複数に分割されている。
そして、絶縁物7を介在して巻線8が施された後に前記
分割面6を接合して先端5aを溶接して組み立てられて
いる。
さらに、外側の全体が樹脂9によりモールドされてお
り、内径側に回転子10が備えられている。
第2図において、鉄心3に絶縁物7を介してトロイダル
状に巻線8が巻装されており、鉄心3の外周側に形成さ
れている延出部5は、その先端5aが溶接によって接合
されている。
第3図において、鉄心3は、内径側に歯部4が形成さ
れ、この歯部4の位置の径方向外側に延出された延出部
5が形成され、この延出部5と歯部4とを貫く径方向の
ほぼ平坦な分割面6が形成され鉄心3を複数に分割して
いる。
そして、延出部5の先端5aは、溶接によって先端5a
が一体になるように形成されている。
さらに、鉄心3にトロイダル状に巻線8を施すと溶接に
よる熱の影響を受けることになるが、その様な場合は延
出部5を径方向の外側へ長く形成して巻線8に影響を与
えないようにすることができる。
そして、巻線8は、絶縁物7を介在して鉄心3に巻装さ
れることから、この絶縁物7を利用して延出部5の溶接
の影響が巻線8に及ばないように構成することも可能で
ある。
第4図において、鉄心3における磁気的特性を示すもの
であり、延出部5と歯部4を貫いて分割面6が形成され
ており、この分割面6の面積が大きく図中の点線11に
よって示される通り、磁束が分割面6で分散して分散面
6における僅かな空隙による磁気抵抗の影響が少なくな
るよう構成されている。
この様な構成において、磁気的特性は、接合された分割
面6に空隙ができるため、磁気抵抗が大きくなるが、接
合面積が延出部5の形成によって極めて大きくなり磁束
密度が大きくなった場合、延出部5および歯部4の方向
へ磁束の流れが拡散し、実質上磁気抵抗が減少すること
になり、特性上ほとんど問題を生じなくなる。
また、製造上の都合は、第一にトロイダル状に巻線8を
施しても延出部5の部分には、巻線8が巻装されなくて
よいため、何等障害を生じることがなく、さらに、第二
に延出部5を溶接することが容易であり、溶接による高
熱が巻線8に伝達され難く、巻線8を施すと巻線8によ
って鉄心3を構成する電磁鋼板が積層方向に相互に堅く
結合され、その後の延出部5の溶接により緩むことがな
くなることから、鉄心3の電磁振動などの不都合な現象
が発生しなくなる。
そして、この様な回転電機の製造方法は、まず鉄心3を
形成する電磁鋼板を延出部5および歯部4の部分で分割
した形状にプレスなどによって打抜き成形し、それを積
層する。
さらに、絶縁物7を介在させてトロイダル状に巻線8を
巻装する。
このように巻線8を巻装すると巻線8によって鉄心3が
電磁鋼板の積層方向に強く締付ける作用が発生し、延出
部5を溶接するまでの間鉄心3が変形することなく、保
持でき巻線8の損傷などの不利益を生じることがなくな
る。
巻線8が施された後、分割された部分で接合して延出部
5を溶接によって接合する。
そして、巻線8トロイダル状に巻装される場合、巻線8
が鉄心3の外周側に及び延出部5の溶接の熱の影響を受
けることになるが、外形方向へ突出しているため、すば
やく溶接することにより影響を最小にすることができ
る。
この様に鉄心3に巻線8が施され、延出部5が溶接によ
って接合された後、全体を第1図に示すように樹脂でモ
ールドして回転電機を構成する。
また、巻線8が鉄心3にトロイダル状に巻装される場合
は、巻線8に鉄板などの磁性材料が近接すると磁束の漏
洩が発生するため、延出部5を径方向に大きくして巻線
8と磁性体が近接しないように構成するとよい。
勿論、本実施例によるトロイダル状の巻線8に限定され
るものではなく、鉄心3には、各種の巻線が可能であ
る。
[発明の効果] 本発明によれば、鉄心を分割して巻線し、その後特性を
損なうことなく、確実に分割面を接合することができる
回転電機の製造方法を得ることができ、巻線が容易であ
り、磁気特性が悪化することなく、回転子に対する空隙
を損うことなく、特性の良好な回転電機を製造すること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明により製造された回転電機を示す縦断
面図であり、第2図は、本発明の一実施例を説明するた
めの要部を示す斜視図である。第3図は、本発明の回転
電機の製造方法を実施するための鉄心の平面図であり、
第4図は、その磁気的特性を示すための要部の平面図で
ある。 第5図は、従来の電動機の構造を示す要部の図である。
第6図は、従来の電動機の構造を示す要部の図である。 3……鉄心、4……歯部、5……延出部、5a……先
端、6……分割面、8……巻線、7……絶縁物、10…
…回転子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄心の内径側に歯部を形成すると共にこの
    歯部の位置の径方向外側に延出される延出部を形成し、
    この延出部と歯部とを貫く径方向のほぼ平坦な分割面を
    形成して鉄心を複数に分割すると共に巻線後に前記分割
    面を接合して前記延出部を溶接したことを特徴とする回
    転電機の製造方法。
JP60154168A 1985-07-15 1985-07-15 回転電機の製造方法 Expired - Lifetime JPH0628494B2 (ja)

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JP4687433B2 (ja) * 2005-12-09 2011-05-25 トヨタ自動車株式会社 モーター用コア
WO2020261480A1 (ja) * 2019-06-27 2020-12-30 三菱電機株式会社 アクチュエータ装置及びバルブ装置

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