JPS6041799Y2 - 回転電機の固定子鉄心 - Google Patents

回転電機の固定子鉄心

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Publication number
JPS6041799Y2
JPS6041799Y2 JP55-58331U JP5833180U JPS6041799Y2 JP S6041799 Y2 JPS6041799 Y2 JP S6041799Y2 JP 5833180 U JP5833180 U JP 5833180U JP S6041799 Y2 JPS6041799 Y2 JP S6041799Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
stator core
divided
electric machine
rotating electric
Prior art date
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Expired
Application number
JP55-58331U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56161951U (ja
Inventor
入江真一郎
Original Assignee
株式会社芝浦製作所
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社芝浦製作所 filed Critical 株式会社芝浦製作所
Priority to JP55-58331U priority Critical patent/JPS6041799Y2/ja
Publication of JPS56161951U publication Critical patent/JPS56161951U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、複数に分割して形成される回転電機の固定子
鉄心に関する。
複数に分割した鉄心で形成される回転電機の固定子鉄心
は、夫々の分割鉄心の結合のために第1図に示されるよ
うに、鉄心1の分割面2に結合部分としての噛合状の突
起2a、2bを形成したり、第2図に示されるように、
鉄心1の分割面2に結合部分としてのダフテール状の突
起2cおよび溝2dを形成して、夫々分割された鉄心1
を分割面2で結合することにより固定子鉄心を形成して
いた。
ところがこれらの分割、結合方法による固定子鉄心にお
いては、鉄心1の分割面2の結合部分の形状が複雑にな
るためコア板の打抜加工時にカエリが生じ易くなり、a
、カエリによる凹凸のために固定子鉄心の内径側を真円
に揃えにくく、回転子との空隙にむらが生じる。
b、結合部分を密着させにくく双方の分割面間に空隙を
生じ易いため磁気抵抗が増加する等あるいは、C9鉄心
の磁束密度が高いことから結合部分に生じるわずかな空
隙の影響が大きく、磁気効率が大幅に低下する等の問題
を有している。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであり、
鉄心の結合部分の磁路面積を広げて磁束密度を減少させ
、また分割面をほぼ平坦にして結合部分の磁気抵抗を低
減させて磁気効率の向上をなしたこと、および溶接によ
る接合を容易にする回転電機の固定子鉄心を提供するこ
とを目的としている。
以下に本考案を図面に示された一実施例に基づいて説明
する。
第3図は本考案の固定子鉄心の形状を示す図であり、第
4図はその分割状態を示す要部拡大図、第5図は結合部
分の磁路の状態を示す図である。
第3図において、固定子鉄心は二個に分割された鉄心1
を分割面2で夫々接合。
固定して形成されている。
分割面2はほぼ平坦になるように形成され、鉄心1は歯
部3で分割されると共に、この分割面2に沿って半径方
向外側に延出する延出部4が形成されている。
そして、延出部は4は、先端が細くなるように形成され
ており、先端が溶接容易に形成されている。
夫々の鉄心1は第4図に示されるように、分割面2を突
き合わせると共に歯部3の内径側3aを基準にして位置
決めを行い、分割面2の糊着等による接着、あるいは延
出部4の溶接等により結合、固定して固定子鉄心が形成
される。
以上の構成によれば、夫々の鉄心1の結合部分の断面積
が延出部4の断面積分だけ増加するため第5図に示すよ
うに磁束φの磁路が広がり、結合部分の磁束密度を低下
させることができる。
従って、分割面2を通過する磁束φの密度が小さくなる
ため結合部分のわずかな空隙の影響が少なくなり損失の
低減がなされる。
例えば通常の鉄心1内を通過する磁束の磁束密度は、1
6000〜20000G (ガウス)ときわめて高いが
、延出部4を形成したことにより結合部分の磁束密度を
8000〜100OOGに低下させることができるため
、磁束損失の低減効果は大゛となる。
また、分割面2は平坦に形成されることから夫々の分割
面2の接合時にカエリの影響が少なく、双方を容易に密
着させることができるため結合部分の空隙がわずかとな
り、磁気抵抗を大幅に低減させることができる。
さらに、鉄心1の歯部3の内径側3aを基準にして夫々
の鉄心1の位置決め、固定が行なえるため、固定子鉄心
の内周をほぼ真円とすることができ、回転子との空隙を
ほぼ均一に揃えることができる。
そして、夫々の鉄心1は延出部4を溶接することにより
確実に固定することができ、あるいは固定子を樹脂で一
体的にモールドしてフレームを形aするモールドモータ
においては、分割面2の面積が広いため夫々を装着する
だけで十分な仮固定を行うことができる。
特に、溶接による接合では、延出部4の先端を細く形成
しておくことにより、溶接されると細くなった先端の大
部分が溶けて確実な溶接が出来る。
また、分割状態の鉄心1にコイルを直巻する場合に、延
出部4aを基準にして巻線機への装着、位置決め、固定
が行えるため巻線作業が容易となる。
以上説明の通り、本考案の要旨とするところは複雑に分
割された鉄心において、分割面に沿って半径方向外側に
延出する延出部を形成することにあり、固定子鉄心の形
状や分割個数に拘らず適宜実施することができるもので
ある。
そして本考案によれば、分割鉄心の結合が簡単で磁気損
失の少ない回転電機の固定子鉄心を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来の固定子鉄心の結合部分を示す図
であり、第3図は本考案による固定子鉄心の形状を示す
図、第4図はその分割状態を示す要部拡大図、第5図は
結合部分の磁路状態を示す図である。 1・・・・・・鉄心、2・・・・・・分割面、3・・・
・・・歯部、4・・・・・・延出部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鉄心の内径側に歯部を形成すると共にこの歯部の位置の
    径方向外側に先端を細くして延出部を形成し、この延出
    部と歯部とを貫く径方向のほぼ平坦な分割面を形成して
    鉄心を複数に分割し、前記分割面で接合可能にすること
    を特徴とする回転電機の固定子鉄心。
JP55-58331U 1980-04-30 回転電機の固定子鉄心 Expired JPS6041799Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP55-58331U JPS6041799Y2 (ja) 1980-04-30 回転電機の固定子鉄心

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP55-58331U JPS6041799Y2 (ja) 1980-04-30 回転電機の固定子鉄心

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56161951U JPS56161951U (ja) 1981-12-02
JPS6041799Y2 true JPS6041799Y2 (ja) 1985-12-19

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