JP4687433B2 - モーター用コア - Google Patents

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本発明は、圧粉コアからなるモーター用コアに関する。
モーター用コアとして、絶縁性結着剤で結着された鉄等の磁性粉体を加圧成形した圧粉コアが用いられている。圧粉コアは、電磁鋼板を積層して得られるコアと比較して、複雑な形状に成形し易いという利点を有しており、多用されている。
例えば、特許文献1には、周方向に分割された複数個の部分からなる圧粉コアが開示されている。該圧粉コアは、複数個の部分を環状に接触配置してなり、円筒状のハウジング内に収納して使用される。該ハウジングは、複数個の部分からなる圧粉コアを、外側から締結し、固定している。
特開2004−328965号公報
上記圧粉コアは、ハウジング(締結部材)により締結、固定されるため、外側から所定の圧縮応力を受ける。その為、圧粉コアの内部には歪みが生じやすく、その歪みの発生によりヒステリシス損が大きくなり、ひいては鉄損が大きくなるという問題があった。
本発明に係るモーター用コアは、絶縁性結着樹脂で結着した磁性金属粉を、加圧成型して得られる圧粉コアからなるモーター用コアであって、該コアは、環状基部と、環状基部の内側に突設され、コイルが巻回される複数のコイル巻回部と、を有し、円周方向に分割された複数の部分コアからなり、部分コアは、部分環状基部と、部分環状基部の内側に突設する少なくとも1個のコイル巻回部と、部分環状基部の上面における円周方向の両端部に形成された接合凸部と、を有し、部分コア同士の接合は、一方の部分コアの接合凸部と、隣接する他方の部分コアの接合凸部とを付き合わせ、当該接合凸部同士を溶接することにより行われることを特徴とする。
前記モーター用コアにおいて、部分環状基部の一方の側面には、面の上下よりも中央部が突出した凸部が設けられ、部分環状基部の他方の側面には、面の上下よりも中央部が凹んだ凹部が設けられ、隣接する部分コアの凸部及び凹部が嵌合されることが望ましい。
本発明によれば、鉄損の小さな圧粉コアからなるモーター用コアを提供することができる。
以下、本発明に係る実施形態について詳細に説明する。まず図1〜図3を用いて、本発明の第一実施形態に係るモーター用コアを説明する。図1は、第一実施形態に係るモーター用コアの斜視図を示す。該コア1は、環状基部2と、環状基部2の内側に突設され、コイルが巻回される複数のコイル巻回部3からなる。
図2に示されるように、該コア1は、円周方向に分割された複数個の部分コア4からなる。部分コア4は、環状基部2が円周方向に分割された部分環状基部5と、部分環状基部5の内側に突設する少なくとも1個のコイル巻回部3からなる。なお本実施形態に係る部分コア4はコイル巻回部3を1個のみ備えるが、他の実施形態においては2個以上のコイル巻回部3を備えるものであっても良い。コイル巻回部3は、コイルが巻回される領域であるコイル巻回領域部6と、コイル巻回領域部6の終端に位置し、コイル巻回領域部6よりも、環状基部2の円周方向に幅広くなっている周端部7からなる。このコイル巻回部3のコイル巻回領域部6にコイルが集中巻きされるが、通常、コイル巻回部3またはコイル巻回領域部6をプラスチック等の絶縁材料で被覆される。
部分コア4は、図2に示されるように、部分環状基部5の両側面8,8における上端部(部分環状基部5の上面における円周方向の両端部)に、接合凸部10を備える。本実施形態において、部分コア4同士の固定は、一方の部分コア4の接合凸部10と、隣接する他方の部分コア4の接合凸部10とを付き合わせ、接合凸部10を溶接することにより行われる。溶接方法としては、アーク溶接、ガス溶接、TIG溶接、MIG溶接、レーザー溶接、ロウ付け等の通常の溶接方法を適用することができる。
図3は、接合凸部10の溶接により固定された部分コア4の斜視図を示す。本発明に係るモーター用コア1の部分コア4同士の固定は、一方の部分コア4の部分環状基部5の側面8と、隣接する他方の部分コア4の部分環状基部5の側面8との接触面11において、接触面11の外周を溶接することにより行われる。また接合凸部10は、接触面11の外周の少なくとも一部に設けられる。なお、所望により、接合凸部10を設けることなく、接触面11の外周の一部または全部を溶接してもよい。
溶接個所において磁性粉末が集合し、その集合が、うず電流を発生させる原因となる場合がある。うず電流損は鉄損の原因となる。うず電流損の影響を少なくするため、接触面11の外周において接合凸部10同士を溶接して固定することが望ましい。
本実施形態に係る、複数の部分コア4からなるモーター用コア1は、例えば、絶縁性結着剤で結着した磁性金属粉を、所定の金型を用いて加圧成形することにより製造される。磁性金属粉としては、例えば、鉄、コバルト、ニッケル、鉄−シリコン系合金、鉄−窒素系合金、鉄−ニッケル系合金、鉄−炭素系合金、鉄−ホウ素系合金、鉄−コバルト系合金、鉄−リン系合金、鉄−ニッケル−コバルト系合金、鉄−アルミニウム−シリコン系合金等が用いられる。
絶縁性結着剤としては、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、イミド樹脂、エポキシ樹脂等の有機系絶縁性結着剤、Al、SiO、SiN、水ガラス、低融点ガラス等の無機系絶縁性結着剤を用いることが出来る。
磁性金属粉を絶縁性結着剤で結着した本実施形態に係るコア1(部分コア4)は、磁性金属粉同士の間隔(絶縁性結着剤の厚み)が、0.005μm〜20μmの範囲であることが好ましい。当該間隔が0.005μm未満であると、磁性金属粉間の渦電流損失の低減を図ることが困難となり、当該間隔が20μmを超えると、絶縁材料(絶縁性結着剤)の割合が過剰となり、所望の磁束を得ることが出来ない。
部分コア4は、例えば、加圧成形により製造することができる。部分コア4は、例えば、所定の金型内に絶縁性結着剤で結着した磁性金属粉を充填し、所定の圧力を加えることにより、成形される。なお、部分コア4の脱型を円滑に行いやすくするために、ステアリン酸亜鉛等の潤滑剤を、絶縁性結着剤で結着した磁性金属粉に添加してもよい。
本実施形態に係るモーター用コア1は、該コア1の外周面(環状基部2の外側)より締結部材で締結することなく、部分コア4同士が固定される為、締結部材からの圧縮応力を原因とするヒステリシス損を生じさせない。したがって、本実施形態に係るモーター用コア1は、鉄損が少ないという利点を有する。また該コア1は、締結部材を必要としないため、その締結部材の分だけ外周を大きく取ることが可能となる。外周を大きくとることが可能になると、コイル巻回部3およびコイル巻回領域部6に巻回するコイルを太くし、コイルの抵抗を小さくすることができる。またコイルを多く巻回することが可能となり、磁力を大きくすることが可能となり、大きなトルクを得ることが可能となる。
次いで、参考例であるモーター用コア21について、図4および図5を用いて説明する。図4は、参考例であるモーター用コア21の斜視図である。該コア21は、環状基部2と、環状基部2の内側に突設され、コイルが巻回される複数のコイル巻回部3からなる。該コア21は、円周方向に分割された部分コア24からなる。図5に、固定された2個の部分コア24の斜視図を示す。部分コア24は、環状基部2が円周方向に分割された部分環状基部5と、部分環状基部5の内側に突設する少なくとも1個のコイル巻回部3からなる。なお、上記第一実施形態と同じ構成の部分については同一符号を用い、説明を省略する。
参考例のコア21は、環状基部2の外周面上に溶接個所がある。各部分コア24の部分環状基部5の外周面において、周方向の両端部に接合凸部10を備える。一方の部分コア24の接合凸部10と、他方の部分コア24の接合凸部10とを付き合わせ、溶接することにより、部分コア24同士が固定される。
参考例のコア21は、上記第一実施形態に係るコア1と同様にして、外周面(環状基部2の外側)より締結部材で締結することなく、部分コア24同士が固定される為、締結部材からの圧縮応力を原因とするヒステリシス損を生じさせない。したがって、本参考例のモーター用コア21も、鉄損が少ないという利点を有する。
更に、他の実施形態として、図6に示されるように、部分コア34の部分環状基部5の側面において、一方の面に凸部35を備え、他方の面に凹部36を設けてもよい。このように部分コア34の部分環状基部5の一方の側面の凸部35を、隣接する他の部分コア34の部分環状基部5の凹部36に嵌め合わせることにより、部分コア34同士の位置決めが行い易くなる。このようにして位置決めされた部分コア34同士は、溶接し易くなり、作業効率の向上を図ることができる。
本発明の第一実施形態に係るモーター用コアの斜視図を示す。 部分コアの斜視図を示す。 部分環状基部の上面の接合凸部を溶接固定した2個の部分コアの斜視図を示す。 本発明の参考例であるモーター用コアの斜視図を示す。 部分環状基部の外周面の接合凸部を溶接固定した2個の部分コアの斜視図を示す。 他の実施形態に係る部分コアの斜視図を示す。
符号の説明
1,21 モーター用コア、2 環状基部、3 コイル巻回部、4,24,34 部分コア、5 部分環状基部、6 コイル巻回領域部、7 周端部、8 部分環状基部の側面、9 部分環状基部の上面、10 接合凸部、11 接触面、35 凸部、36 凹部。

Claims (2)

  1. 絶縁性結着樹脂で結着した磁性金属粉を、加圧成型して得られる圧粉コアからなるモーター用コアであって、
    該コアは、
    環状基部と、
    環状基部の内側に突設され、コイルが巻回される複数のコイル巻回部と、を有し、
    円周方向に分割された複数の部分コアからなり、
    部分コアは、
    部分環状基部と、
    部分環状基部の内側に突設する少なくとも1個のコイル巻回部と、
    部分環状基部の上面における円周方向の両端部に形成された接合凸部と、を有し、
    部分コア同士の接合は、一方の部分コアの接合凸部と、隣接する他方の部分コアの接合凸部とを付き合わせ、当該接合凸部同士を溶接することにより行われることを特徴とするモーター用コア。
  2. 請求項1記載のモーター用コアであって、
    部分環状基部の一方の側面には、面の上下よりも中央部が突出した凸部が設けられ、
    部分環状基部の他方の側面には、面の上下よりも中央部が凹んだ凹部が設けられ、
    隣接する部分コアの凸部及び凹部が嵌合されることを特徴とするモーター用コア。
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