JPH0767273A - 回転電機の鉄心 - Google Patents

回転電機の鉄心

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JPH0767273A
JPH0767273A JP22954993A JP22954993A JPH0767273A JP H0767273 A JPH0767273 A JP H0767273A JP 22954993 A JP22954993 A JP 22954993A JP 22954993 A JP22954993 A JP 22954993A JP H0767273 A JPH0767273 A JP H0767273A
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core plate
core
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electric machine
iron core
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Hiroshi Sakashita
広志 坂下
Yukio Fukuda
幸男 福田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コア板の両端の継目において、磁気回路特性
の劣化を最小限にした回転電機の鉄心を得る。 【構成】 ヨーク部1aから突出した複数の突極1bが
設けられ円環状に巻回されたコア板1を複数枚積層して
形成した回転電機の鉄心であって、巻回されたコア板1
の継ぎ目にコア板1の両端を密着させる継目体2を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転電機の鉄心に関す
るもので、特に、鉄心を構成するコア板に関する。
【0002】
【従来の技術】回転電機に使用される鉄心として、ヨー
ク部から突出した複数の突極を有するコア板を円環状に
巻回してなる鉄心が知られている。図8、図9にこのよ
うな回転電機の鉄心の例を示す。図8、図9において、
回転電機の鉄心を構成するコア板11は帯状の磁性板を
円環状に巻回してなるもので外周側にはヨーク部11
a、内周側にはヨーク部11aから突出した複数の突極
11bが形成されている。このようなコア板11を複数
枚積層することによって回転電機の鉄心が形成される。
【0003】コア板11は、帯状の素材の長手方向の一
側部に複数個の突極を形成した後、同一平面内でカーリ
ングし両端部を接続することによって形成される。この
ようなコア板11の両端部を接続し完全に固定するに
は、図8に示すように、両端部の継目の部分を溶接13
によって接続したり、あるいは、図9に示すように、一
端部に凹部を形成し、他端部に凸部11cを形成し、こ
のような両端の凹部と凸部11cを嵌め合わせることに
よって接続したりしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図8に示すよ
うに、コア板11の両端を溶接13によって接続する
と、接続される部分が塑性変形してしまうため、このよ
うなコア板11を複数枚積層して鉄心を形成し、回転電
機等に使用すると磁気回路特性が劣化してしまう。ま
た、コア板11が実際に溶接される部分は外周の一部分
であり、全面を接合することができないため、磁気的な
損失も大きくなってしまう。
【0005】また、図9に示すように、両端部にそれぞ
れ凹部及び凸部を形成し、凹部と凸部を嵌め合わせて接
合する手法を用いると、凹部と凸部の接合部分に隙間が
生じ、磁気回路特性が劣ってしまうという欠点がある。
【0006】本発明は、以上のような問題点を解決する
ためになされたもので、コア板の両端の継目において、
磁気回路特性の劣化を最小限にした回転電機の鉄心を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ヨーク部から突出した複数の突極が設けられ円環状に巻
回されたコア板を複数枚積層して形成した回転電機の鉄
心であって、巻回されたコア板の継ぎ目にコア板の両端
を密着させる継目体を設けたことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、コア板の継ぎ目に
継目体を組み込んだことを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、継目体の圧延方向
をヨーク部と平行としたことを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、コア板の圧延方向
を突極の突出方向と平行としたことを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明は、コア板の継ぎ目に
設けた凹凸部を継目体としてかしめ固定したことを特徴
とする。
【0012】
【作用】円環状に巻回されたコア板の両端は接続部分に
継目体を介在させることによって接続される。継目体に
よりコア板両端の隙間を解消し、磁気回路特性を向上さ
せることができる。継目体の圧延方向がヨーク部と平行
であり、また、コア板の圧延方向が突極の突出方向と平
行であることにより、コア板の磁気損失が少なくなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明にかかる回転電機の鉄心の実施
例について説明する。図1において、回転電機の鉄心
は、コア板1を複数枚積層することによって構成されて
いる。このようなコア板1は円環状のヨーク1部aと、
ヨーク部1aから外側に向かって放射状に突出した突極
1bとから構成されている。
【0014】コア板1は帯状の磁性材を同一面内におい
て円環状にカーリングし両端を接合することによって形
成されている。このため、両端が接合された部分が継目
1cとなってコア板1上に残っている。継目1cの部分
を中心にして両側に台形状の切り欠きが形成されてお
り、この切り欠きには双方の切り欠きを合わせた形と同
形状の鼓形の継目体2が組み込まれている。このよう
に、コア板1の継目1cの切り欠きの部分に継目体2を
組み込むことにより、コア板1の両端が引き付けられて
密着させられ、継目1cの部分の固定強度を飛躍的に向
上させることができる。また、コア板1の両端は継目体
2によって互いに引き寄せられるため、継目1cの部分
において隙間が生じず、密着度が向上し、磁気回路特性
も飛躍的に向上する。
【0015】一方、鉄心の磁気特性を向上させるため、
コア板1は、圧延方向Aと突極1bの突出方向が平行と
なるように構成されている。また、図2に示すように、
コア板1の継目1cの部分の切り欠きに組み付けられた
継目体2は、ヨーク部1aの形成方向に対して平行で、
しかも、コア板1の圧延方向に対して垂直となる方向B
に圧延形成されている。コア板1の素材として方向性電
磁鋼板を用いる場合は、その磁極方向をA方向とする。
また、継目体2の素材として方向性電磁鋼板を用いる場
合は、その磁極方向をB方向とする。
【0016】次に、以上のようなコア板1の形成手順に
ついて説明する。プレス打ち抜き等によって一側部に複
数の突極1bが形成された帯状の素材は、図3に示すよ
うに両端部が互いに向い合う方向に同一面内でカーリン
グされる。その後、図4に示すように、両端部の台形状
に切り欠かれた部分を互いに向い合わせ、この向い合っ
た双方の切り欠きの部分に継目体2を組み込んで両端部
を固定し、コア板1が形成される。このようにして形成
されたコア板1を複数枚積層することによって、回転電
機の鉄心が形成される。
【0017】コア板1の継目1cにコア板1の両端を密
着させる継目体2を組み付けたことによって、コア板1
の継目1cの部分の固定強度を飛躍的に向上させること
ができる。継目体2はコア板1に対し、両端を引き寄せ
るような形態で組み込まれているため、密着度が向上
し、磁気特性を向上させることができる。また、継目体
2は、ヨーク部1aが形成された方向に対して平行で、
しかも、コア板1の圧延方向A(突極の突出方向)に対
して垂直となるような方向Bに圧延形成されているた
め、継目1cによる磁気回路特性の損失を最小限に抑
え、良好な磁気回路特性を得ることができる。なお、上
記実施例では外周に突極がある回転電機の鉄心を構成す
るコア板について説明したが、内周側に複数の突極が形
成された回転電機の鉄心を構成するコア板についても継
目体2は適用可能である。又、継目に複数の継目体を形
成してもよい。
【0018】コア板1の両端を密着させる継目体として
は、例えば図6に示すような略ひょうたん形状等のもの
を使用してもよい。また、両端を密着する方法として
は、図5に示すように、コア板1の両端に台形状の凹部
1dと凸部1cを形成し、凹部1dと凸部1cを嵌め合
わせた後、凸部1cの縁の部分をかしめて固定するよう
にしてもよい。この場合、かしめた部分が継目体とな
る。図7に示すように、凸部の根本にストレート状の部
分1eを形成し、凸部の先端等にかしめ部1fを形成す
ることによって固定するようにしてもよい。
【0019】以上説明した実施例では、帯状の素材を円
環状にカーリングしていたが、本発明はこれに限られる
ものではなく、例えば、複数に分割したコア板を円環状
に継ぎ合わせてなる鉄心にも適用可能である。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、巻回され
たコア板の継ぎ目にコア板の両端を密着させる継目体を
設けたため、継目の機械的強度を向上させることができ
ると共に、コア板の両端を密着させることができるため
磁気回路特性の向上を図ることができる。
【0021】請求項2記載の発明によれば、コア板の継
ぎ目に継目体を組み込んだことにより、コア板の両端は
継目板によって引き寄せらるため、隙間等が生じず、磁
気的特性を向上させることが可能となる。
【0022】請求項3記載の発明によれば、継目体の圧
延方向はヨーク部と平行にしたため、磁気損失を少なく
して磁気特性を向上させることが可能となる。
【0023】請求項4記載の発明によれば、コア板の圧
延方向を突極の突出方向と平行にしたため、磁気特性を
向上させることが可能となる。
【0024】請求項5記載の発明によれば、コア板の継
ぎ目に設けた凹凸部を継目体としてかしめ固定したた
め、継目の部分の強度を向上させることができるし、継
目の部分に隙間が生じず完全に密着するため、磁気特性
を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる回転電機の鉄心に適用されるコ
ア板の実施例を示す平面図。
【図2】同上コア板の要部拡大平面図。
【図3】同上コア板の形成手順の一工程の例を示す平面
図。
【図4】同上コア板の形成手順の別工程の例を示す平面
図。
【図5】本発明にかかる回転電機の鉄心に適用されるコ
ア板の別の例を示す平面図。
【図6】本発明にかかる回転電機の鉄心に適用されるコ
ア板のさらに別の例を示す平面図。
【図7】本発明にかかる回転電機の鉄心に適用されるコ
ア板のさらに別の例を示す平面図。
【図8】従来の回転電機の鉄心に適用されるコア板の例
を示す平面図。
【図9】従来の回転電機の鉄心に適用されるコア板の別
の例を示す平面図。
【符号の説明】
1 コア板 1a ヨーク部 1b 突極 2 継目体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヨーク部から突出した複数の突極が設け
    られ円環状に巻回されたコア板を複数枚積層して形成し
    た回転電機の鉄心であって、上記巻回されたコア板の継
    ぎ目にコア板の両端を密着させる継目体を設けたことを
    特徴とする回転電磁の鉄心。
  2. 【請求項2】 コア板の継ぎ目に継目体を組み込んだ請
    求項1記載の回転電機の鉄心。
  3. 【請求項3】 継目体の圧延方向は上記ヨーク部と平行
    である請求項2記載の回転電機の鉄心。
  4. 【請求項4】 コア板の圧延方向は突極の突出方向と平
    行である請求項1記載の回転電機の鉄心。
  5. 【請求項5】 コア板の継ぎ目に設けた凹凸部を継目体
    としてかしめ固定した請求項1記載の回転電機の鉄心。
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