JP3439673B2 - 積層鉄心 - Google Patents

積層鉄心

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電動機の固定子
に適用される積層鉄心に係り、磁気性能の向上を図るこ
とが可能なコア片間の連結部の構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば特開平8−182229号公報に
開示されたこの種従来の電動機の積層鉄心は、図7およ
び図8に示すように構成されている。図において、1は
複数のコア片2が薄肉部3を介して連結されたコア部材
で、相隣なるコア片2の端面2a同士に跨って楔状凹部
4がそれぞれ形成されている。5はコア部材1を所定の
枚数積層し、かしめにより一体化して形成される積層ヨ
ーク部材、6はコア部材1と同枚数積層され、一端に楔
状凹部4に嵌合可能な楔状部6aがそれぞれ形成された
複数の磁極部材、7はこれら各磁極部材6にボビン8を
介して巻回されるコイルである。
【0003】そして、図8に示すようにコイル7がそれ
ぞれ巻回された各磁極部材6の楔状部6aを、積層ヨー
ク部材5の楔状凹部4にそれぞれ嵌合させた後、図7に
示すように薄肉部3の部分を屈曲させることにより積層
ヨーク部材5を環状に形成し、継ぎ部分を例えば溶接等
で固着することにより楔状凹部4で楔状部6aを堅固に
拘持して積層鉄心10が完成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の積層鉄心は以上
のように構成され、モータトルクに対して磁極部材6の
固定を堅固にするために、楔状部6aの両側から楔状凹
部4の内面を当接させる必要があるので、相隣なるコア
片2の端面2a同士間にどうしても隙間ができ、この隙
間のために磁路抵抗が増大して電動機の効率が低下する
という問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、電動機の効率の低下を防止する
ことが可能な積層鉄心を提供することを目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る積層鉄心は、複数の板状のコア片を帯状に配列して形
成されるコア部材を各コア片の積層方向に相隣なる縁部
同士が重なり合うように積層されることにより形成され
た積層ヨーク部材と、積層ヨーク部材の重なり合ったコ
ア片の少なくとも一対の縁部同士を屈曲可能に連結する
連結手段と、積層ヨーク部材の各コア片の長手方向に相
隣なる端面同士に跨って形成される楔状凹部と、一端に
形成された楔状部が楔状凹部にそれぞれ嵌合される磁極
部材とを備え、連結手段を介して連結部を屈曲すること
により磁極部材の楔状部を各楔状凹部に拘持するととも
に環状に形成したものである。
【0007】又、この発明の請求項2に係る積層鉄心
は、請求項1において、連結手段をコア片間に形成され
る薄肉部で構成するようにしたものである。
【0008】又、この発明の請求項3に係る積層鉄心
は、請求項1において、連結手段を、コア片の一端側裏
表面の所定の位置に形成されコア片の積層方向に相隣な
る同士が嵌合可能な凹部および凸部で構成するようにし
たものである。
【0009】又、この発明の請求項4に係る積層鉄心
は、請求項1において、連結手段を、コア片のそれぞれ
相対向する端面を関節形状に形成することにより構成す
るようにしたものである。
【0010】又、この発明の請求項5に係る積層鉄心
は、請求項1において、連結手段を、各コア片の一端側
の所定の位置にそれぞれ形成された穴と、各穴を各コア
片の積層方向に回転可能に貫通するピン部材とで構成す
るようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態を図に基づいて説明する。図1はこの発明の
実施の形態1における積層鉄心の構成を示す平面図、図
2は図1における積層鉄心の組立の各工程を示す平面図
である。
【0012】図において、11は板状の各コア片11a
が連結手段としての薄肉部11bを介して連結され、各
コア片11aの長手方向に相隣なる端面同士に跨って楔
状凹部11cが形成された第1のコア部材、12は板状
の各コア片12aが連結手段としての薄肉部12bを介
して連結され、各コア片12aの長手方向に相隣なる端
面同士に跨って楔状凹部12cが形成された第2のコア
部材で、薄肉部12bおよび楔状凹部12cの形状が第
1のコア部材11の薄肉部11bおよび楔状凹部11c
の形状と左右対称に形成され、これら第1および第2の
コア部材11、12が順次交互に所定の枚数積層される
ことにより積層ヨーク部材13が形成されている。14
は板状部材を第1および第2のコア部材11、12の枚
数だけ積層され、一端に各楔状凹部11c、12cと嵌
合可能な楔状部14aが形成された複数の磁極部材、1
5はこれら各磁極部材14にそれぞれボビン16を介し
て巻回された巻線、17は積層された第1および第2の
コア部材11、12の各薄肉部11b、12bを屈曲さ
せることによって環状に形成された積層鉄心である。
【0013】次に、上記のように構成された実施の形態
1における積層鉄心の組立方法について説明する。ま
ず、交互にプレス打ち抜きすることにより図2(A)、
(B)に示すように第1および第2のコア部材11、1
2を形成するとともに、これら第1および第2のコア部
材11、12を金型内で順次積層する。そして、これと
同時に打ち抜きかしめを行って図2(C)に示すように
一体化することにより積層ヨーク部材13が形成され
る。なお、この時積層方向に相隣なる両コア片11、1
2の縁部同士の一部(図中ハッチングで示す領域)は重
なり合った状態となっている。
【0014】一方、別工程で形成された各磁極部材14
には、図2(D)に示すようにそれぞれボビン16を介
して巻線15を巻回した後、図2(E)に示すように各
磁極部材14の楔状部14aを、積層された第1および
第2のコア部材11、12の各楔状凹部11c、12c
に嵌合させる。そして最後に、積層された第1および第
2のコア部材11、12の各薄肉部11b、12bを図
2(F)に示すように屈曲させて環状に形成し、図示は
しないが両端接ぎ部分を例えば溶接等で固着することに
より、各楔状凹部11c、12cで各磁極部材14の楔
状部14aを堅固に拘持して積層鉄心17が完成する。
なお、この時積層方向に相隣なる両コア片11、12の
縁部同士の一部(図中ハッチングで示す領域)は図2
(C)で示す場合より、さらに広い面積で重なり合った
状態となっている。
【0015】このように上記実施の形態1によれば、積
層方向に相隣なる両コア片11a、12aの縁部同士を
互い違いに重なり合わせて環状に形成しているので、各
コア片11a、12a同士の接合部の表面積が増大する
ことにより、磁気抵抗の増加を抑制して磁気性能の向上
を図ることができ、又、打ち抜かれた各コア片11a、
12aの端面が重なり合わされた寸法だけ交互にずれて
積層方向に分断され、同一平面に存在する部分の面積が
小さくなることにより、渦電流の発生を抑制して鉄損を
減少させ磁気性能の向上を図ることができるため、モー
タトルクに対して各磁極部材14の固定を堅固にするた
めに、楔状部14aの両側から積層された第1および第
2のコア部材11、12の各楔状凹部11c、12cの
内面を十分に当接させて拘持しても、従来の積層鉄心に
おけるように磁路抵抗が増大することもなく、電動機の
効率の低下を防止することができる。さらに又、図2
(C)に示す状態で、第1および第2のコア部材11、
12の積層方向に相隣なる各コア片11a、12aの縁
部同士が、すでに重なり合わされているので、屈曲時に
各コア片11a、12aの縁部同士がぶつかることなく
確実に、且つ容易に全域にわたって重なり合いながら屈
曲させることができるため、組立作業性の向上を図るこ
とができる。
【0016】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2における積層鉄心の組立の各工程を示す平面図、図
4は図3における積層鉄心の要部の構成を示す断面図、
図5は図3における積層鉄心の要部の図4とは異なる構
成を示す断面図である。
【0017】図において、21は板状のコア片で、一端
側裏表面に連結手段としての凹部21aおよび凸部21
bが形成されるとともに、その端面21cはこれら凹部
21aおよび凸部21bを中心とした円弧状に形成さ
れ、他端側には相隣なるコア片21の端面21cと嵌合
可能な端面21dが形成されている。22は図3(A)
に示すように複数のコア片21が各端面21c、21d
を介して配列された第1のコア部材、23は長手方向に
相隣なるコア片21の各端面21c、21d同士に跨っ
て形成された楔状凹部である。
【0018】24は図3(B)に示すように各コア片2
1が第1のコア部材22とは長手方向に互い違いに配列
された第2のコア部材で図4に示すように第1のコア部
材22と交互に積層され積層方向に相隣なるコア片21
同士の凹部21aおよび凸部21bが嵌合されることに
より回転自在に連結されるとともに、打ち抜きかしめに
より一体化されて図3(C)に示すように積層ヨーク部
材25が形成される。なお、最上段のコア片21には凹
部21aおよび凸部21bの位置に穴部21eが形成さ
れ、次段の凸部21bが嵌合可能なように成されてい
る。26は板状部材が第1および第2のコア部材22、
24の枚数だけ積層され、一端に各楔状凹部23と嵌合
可能な楔状部26aが形成された複数の磁極部材、27
はこれら各磁極部材26にそれぞれボビン28を介して
巻回された巻線、29は積層された第1および第2のコ
ア部材22、24の凹部21aおよび凸部21bを回転
させ、屈曲させることによって環状に形成された積層鉄
心である。
【0019】次に、上記のように構成された実施の形態
2における積層鉄心の組立方法について説明する。ま
ず、交互にプレス打ち抜きをすることにより図3
(A)、(B)に示すように第1および第2のコア部材
22、24を形成するとともに、これら第1および第2
のコア部材22、24を金型内で順次積層する。そし
て、これと同時に打ち抜きかしめを行って図3(C)に
示すように一体化することにより積層ヨーク部材25が
形成される。なお、この時積層方向に相隣なる両コア片
21の縁部同士は当然のことながら重なり合った状態と
なっている。
【0020】一方、別工程で形成された各磁極部材26
には、図3(C)に示すようにそれぞれボビン28を介
して巻線27を巻回した後、各磁極部材26の楔状部2
6aを積層された第1および第2のコア部材22、24
の各楔状凹部23に嵌合させ、図3(D)に示すように
各凹、凸部21a、21bを回転させることにより、積
層ヨーク部材25を屈曲させて環状に形成し、図示はし
ないが両端接ぎ部分を例えば溶接等で固着することによ
り、各楔状凹部23で各磁極部材26の楔状部26aを
堅固に拘持して積層鉄心29が完成する。
【0021】このように上記実施の形態2によれば、積
層方向に相隣なる両コア片21の端面21c側の各縁部
同士を互い違いに重なり合わせて環状に形成しているの
で、上記実施の形態1におけると同様に、各コア片21
同士の接合部の表面積が増大することにより、磁気抵抗
の増加を抑制して磁気性能の向上を図ることができ、
又、打ち抜かれた各コア片21の端面が重なり合わされ
た寸法だけ交互にずれて積層方向に分断され、同一平面
に存在する部分の面積が小さくなることにより、渦電流
の発生を抑制して鉄損を減少させ磁気性能の向上を図る
ことができるため、モータトルクに対して各磁極部材2
6の固定を堅固にするために、楔状部26aの両側から
積層された第1および第2のコア部材22、24の各楔
状凹部23の内面を十分に当接させて拘持しても、従来
の積層鉄心におけるように磁路抵抗が増大することもな
く、電動機の効率の低下を防止することができる。
【0022】又、各コア片21の連結部を回転可能な
凹、凸部21a、21bで構成し、凹、凸部21a、2
1bを回転させることにより、積層ヨーク部材25を屈
曲させて環状に形成するようにしているので、機械的な
強度を低下させることなく、複数回屈曲させることが可
能になる。なお、上記実施の形態2では各コア片21の
連結部を、嵌合して回転可能な凹、凸部21a、21b
で構成するようにしているが、図5に示すように各コア
片21の凹、凸部21a、21bに相当する位置にそれ
ぞれ貫通穴21fを形成し、これら各貫通穴21fを回
転可能に貫通するピン部材30で各コア片21を連結す
るようにしても良く、上記と同様に磁気性能および機械
的強度の向上を図ることが可能であることは勿論、回転
がさらに容易で組立精度の向上を図ることが可能にな
る。
【0023】実施の形態3.図6はこの発明の実施の形
態3における積層鉄心の組立の各工程を示す平面図であ
る。図において、31は板状のコア片で、一端側には凹
部31aが、他端側には相隣なるコア片31の凹部31
aと嵌合可能な凸部31bがそれぞれ形成され、これら
凹、凸部31a、31bは積層方向にのみ離脱可能、す
なわち関節形状に形成され連結手段を構成している。3
2は図6(A)に示すように複数のコア片31が凹、凸
部31a、31bを介して連結された第1のコア部材、
33は長手方向に相隣なるコア片31の各端面に跨って
形成された楔状凹部である。
【0024】34は図6(B)に示すように各コア片2
1が第1のコア部材32とは長手方向に互い違いに連結
された第2のコア部材で、図6(C)に示すように第1
のコア部材32と交互に積層され、打ち抜きかしめによ
り一体化されて積層ヨーク部材35が形成される。36
は板状部材を第1および第2のコア部材32、34の枚
数だけ積層され、一端が各楔状凹部33と嵌合可能な楔
状部36aが形成された複数の磁極部材、37はこれら
各磁極部材36にそれぞれボビン38を介して巻回され
た巻線、39は積層された第1および第2のコア部材3
2、34の凹部31aおよび凸部31bを回転させ、屈
曲させることによって環状に形成された積層鉄心であ
る。
【0025】次に、上記のように構成された実施の形態
3における積層鉄心の組立方法について説明する。ま
ず、交互にプレス打ち抜きをすることにより図6
(A)、(B)に示すように第1および第2のコア部材
32、34を形成するとともに、これら第1および第2
のコア部材32、34を金型内で順次積層する。そし
て、これと同時に打ち抜きかしめを行って図6(C)に
示すように一体化することにより積層ヨーク部材35が
形成される。なお、この時積層方向に相隣なる両コア片
31の縁部、すなわち凸部31b同士は当然のことなが
ら重なり合った状態となっている。
【0026】一方、別工程で形成された各磁極部材36
には、図6(C)に示すようにそれぞれボビン38を介
して巻線37を巻回した後、各磁極部材36の楔状部3
6aを積層された第1および第2のコア部材32、34
の各楔状凹部33に嵌合させ、各凹、凸部31a、31
bを回転させることにより、積層ヨーク部材35を屈曲
させて環状に形成し、図示はしないが両端接ぎ部分を例
えば溶接等で固着することにより、各楔状凹部33で各
磁極部材36の楔状部36aを堅固に拘持して積層鉄心
39が完成する。
【0027】このように上記実施の形態3によれば、コ
ア片31の両端に関節形状に形成された凹部31aおよ
び凸部31bを形成し、これら凹、凸部31a、31b
により各コア片31を連結するとともに、凹、凸部31
a、31bを回転させることにより積層ヨーク部材35
を屈曲させるようにしているので、連結部の回転が容易
であることは勿論のこと、組立精度の向上を図ることが
できる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、複数の板状のコア片を帯状に配列して形成される
コア部材を各コア片の積層方向に相隣なる縁部同士が重
なり合うように積層されることにより形成された積層ヨ
ーク部材と、積層ヨーク部材の重なり合ったコア片の少
なくとも一対の縁部同士を屈曲可能に連結する連結手段
と、積層ヨーク部材の各コア片の長手方向に相隣なる端
面同士に跨って形成される楔状凹部と、一端に形成され
た楔状部が楔状凹部にそれぞれ嵌合される磁極部材とを
備え、連結手段を介して連結部を屈曲することにより磁
極部材の楔状部を各楔状凹部に拘持するとともに環状に
形成したので、電動機の効率の低下を防止することが可
能な積層鉄心を提供することができる。
【0029】又、この発明の請求項2によれば、請求項
1において、連結手段をコア片間に形成される薄肉部で
構成するようにしたので、電動機の効率の低下を防止す
ることが可能な積層鉄心を提供することができる。
【0030】又、この発明の請求項3によれば、請求項
1において、連結手段を、コア片の一端側裏表面の所定
の位置に形成されコア片の積層方向に相隣なる同士が嵌
合可能な凹部および凸部で構成するようにしたので、電
動機の効率の低下を防止することが可能であることは勿
論のこと、機械的な強度を低下させることなく、複数回
屈曲させることが可能な積層鉄心を提供することができ
る。
【0031】又、この発明の請求項4によれば、請求項
1において、連結手段を、コア片のそれぞれ相対向する
端面を関節形状に形成することにより構成するようにし
たので、電動機の効率の低下を防止することが可能であ
ることは勿論のこと、機械強度の向上および回転の容易
化が可能な積層鉄心を提供することができる。
【0032】又、この発明の請求項5によれば、請求項
1において、連結手段を、各コア片の一端側の所定の位
置にそれぞれ形成された穴と、各穴を各コア片の積層方
向に回転可能に貫通するピン部材とで構成するようにし
たので、電動機の効率の低下を防止することが可能であ
ることは勿論のこと、機械強度の向上および回転の容易
化が可能な積層鉄心を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における積層鉄心の
構成を示す平面図である。
【図2】 図1における積層鉄心の組立の各工程を示す
平面図である。
【図3】 この発明の実施の形態2における積層鉄心の
組立の各工程を示す平面図である。
【図4】 図3における積層鉄心の要部の構成を示す断
面図である。
【図5】 図3における積層鉄心の要部の図4とは異な
る構成を示す断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態3における積層鉄心の
組立の各工程を示す平面図である。
【図7】 従来の積層鉄心の構成を示す平面図である。
【図8】 図7における積層鉄心の組立の一工程を示す
平面図である。
【符号の説明】
11,22,32 第1のコア部材、12,24,34
第2のコア部材、11a,12a,21,31 コア
片、11b,12b 薄肉部、11c,12c,21
a,31a 凹部、21f 貫通穴、23,33 楔状
凹部、13,25,35 積層ヨーク部、14,26,
36 磁極部材、14a,26a,36a 楔状部、1
5,27,37 巻線、16,28,38 ボビン、1
7,29,39 積層鉄心。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−285880(JP,A) 特開 平8−196061(JP,A) 特開 平10−155248(JP,A) 特開 平8−19196(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 1/18 H02K 1/14

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の板状のコア片を帯状に配列して形
    成されるコア部材を上記各コア片の積層方向に相隣なる
    縁部同士が重なり合うように積層されることにより形成
    された積層ヨーク部材と、上記積層ヨーク部材の重なり
    合ったコア片の少なくとも一対の縁部同士を屈曲可能に
    連結する連結手段と、上記積層ヨーク部材の各コア片の
    長手方向に相隣なる端面同士に跨って形成される楔状凹
    部と、一端に形成された楔状部が上記楔状凹部にそれぞ
    れ嵌合される磁極部材とを備え、上記連結手段を介して
    上記連結部を屈曲することにより上記磁極部材の楔状部
    を上記各楔状凹部に拘持するとともに環状に形成したこ
    とを特徴とする積層鉄心。
  2. 【請求項2】 連結手段はコア片間に形成される薄肉部
    で構成されていることを特徴とする請求項1記載の積層
    鉄心。
  3. 【請求項3】 連結手段はコア片の一端側裏表面の所定
    の位置に形成され上記コア片の積層方向に相隣なる同士
    が嵌合可能な凹部および凸部で構成されていることを特
    徴とする請求項1記載の積層鉄心。
  4. 【請求項4】 連結手段はコア片のそれぞれ相対向する
    端面を関節形状に形成することにより構成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の積層鉄心。
  5. 【請求項5】 連結手段は各コア片の一端側の所定の位
    置にそれぞれ形成された穴と、上記各穴を上記各コア片
    の積層方向に回転可能に貫通するピン部材とで構成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の積層鉄心。
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