JP3379461B2 - コア部材の積層金型装置、コア部材の積層方法および電動機 - Google Patents

コア部材の積層金型装置、コア部材の積層方法および電動機

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JP3379461B2
JP3379461B2 JP02012899A JP2012899A JP3379461B2 JP 3379461 B2 JP3379461 B2 JP 3379461B2 JP 02012899 A JP02012899 A JP 02012899A JP 2012899 A JP2012899 A JP 2012899A JP 3379461 B2 JP3379461 B2 JP 3379461B2
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裕之 秋田
裕治 中原
展明 三宅
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の板状のコ
ア片を帯状に整列配置して形成されるコア部材を、各コ
ア片の縁部同士が重なるように積層するとともに縁部同
士を回転自在に連結し、連結部を回転することにより環
状に形成して成る例えば電動機等の鉄心のコア部材の積
層金型装置および積層方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば特開平9−191588号公報に
開示された従来の電動機の鉄心は、図15および図16
に示すようにコア片1aが薄肉部1bを介して連結され
た磁性材料1を所定の枚数積層して、巻線性を良くする
ためにこの状態で巻線機(図示せず)により巻線2を施
した後、図15に示すように各薄肉部1bを折曲させる
ことにより環状に形成して構成されている。
【0003】しかしながら、上記のように構成された鉄
心においては、環状に形成される際に突き合わされる
面、すなわち、各薄肉部1bを介して相対向するコア片
1aおよび磁性材料1の両端に位置するコア片1aの端
面間に生じる隙間により、磁気抵抗が増大し鉄心の磁気
性能を低下させ、又、打ち抜かれた端面には皮膜が存在
しないため、各コア片1aの突き合わされる面の積層方
向全域にわたって生じる渦電流により、鉄損を生じ磁気
性能を低下させ、又、突き合わせ面では面に平行な方向
の外力に対する保持力が弱いため鉄心として剛性が低
く、さらに又、薄肉部1bを折曲させることにより環状
に形成しているので、機械的に高精度を得ることが困難
であるとともに、何度か折曲させると薄肉部1bに亀裂
が生じて機械的に強度が低下するのは勿論のこと、亀裂
により磁路抵抗が高くなり磁気性能を低下させる等の問
題点がある。
【0004】このため、例えば図17に示すように金型
装置(図示せず)で打ち抜かれた複数のコア片3を帯状
に整列配置することにより、第1のコア部材4を形成す
るとともに、第1のコア部材4のものと同様のコア片3
を、長手方向に勝手違いに第1のコア部材4上に並べ
て、帯状に整列配置することにより第2のコア部材5を
形成し、この動作を順次繰り返して第1および第2のコ
ア部材4、5の各コア片3の縁部3a同士が重なり合う
ように積層するとともに、ピン部材6により縁部3a同
士を回転自在に連結して構成することが提案され、縁部
3a同士を重なり合わせることにより磁気抵抗の増加お
よび渦電流の発生を抑制して、磁気性能および剛性の向
上を図るとともに、縁部3a同士をピン部材6により回
転自在に連結することにより、複数回の折り曲げに耐え
得るようになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のコア部材は以上
のように、打ち抜かれた複数のコア片3を順次帯状に整
列配置することにより第1のコア部材4を、又、同様の
コア片3を第1のコア部材4のものとは長手方向に勝手
違いに順次帯状に整列配置することにより第2のコア部
材5をそれぞれ形成するとともに、これら両コア部材
4、5を縁部3a同士が重なり合うように積層すること
により構成されているので、コア片3の整列配置および
積層作業に手数を要し、又、一体コアにするためには溶
接、接着あるいは絶縁性ボビン(図示せず)等の別部材
で保持する等の作業が必要となり、作業性が悪いという
問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、コア部材の整列配置および積層
作業の作業性の改善を図ることが可能なコア部材の積層
金型装置および積層方法を提供することを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るコア部材
の積層金型装置は、板状のコア片が縁部の端面を介して
複数個連続的に配置される第1のコア部材のコア片の
輪郭に相当する部位を打ち抜いて第1のコア部材を形成
する第1の打ち抜き手段と,板状のコア片が縁部の端面
を介して複数個連続的に配置され,積層方向に相対向す
る縁部の形状が第1のコア部材のコア片とは異なる第2
のコア部材のコア片の輪郭に相当する部位を打ち抜い
て第2のコア部材を形成する第2の打ち抜き手段とを備
え,第1の打ち抜き手段と第2の打ち抜き手段を交互に
動作させることにより,第1のコア部材および第2のコ
ア部材を各コア片の積層方向に相隣なる縁部同士が重な
り合うように交互に順次積層するものである。また、第
1の打ち抜き手段が第1のコア部材の各コア片の縁部の
端面および端面の周辺部に相当する部位を打ち抜く手段
と第1のコア部材の各コア片の残部の輪郭に相当する部
位を打ち抜く手段とを備え,第2の打ち抜き手段が第1
のコア部材のコア片とは異なる第2のコア部材の各コア
片の縁部の端面および端面の周辺部に相当する部位を打
ち抜く手段と第2のコア部材の各コア片の残部の輪郭に
相当する部位を打ち抜く手段とを備えたものである。
た、第1の打ち抜き手段が第1のコア部材の各コア片の
縁部の端面に相当する部位にスリットを設ける手段と第
1のコア部材の各コア片の残部の輪郭に相当する部位を
打ち抜く手段とを備え,第2の打ち抜き手段が第1のコ
ア部材のコア片とは異なる第2のコア部材の各コア片の
縁部の端面に相当する部位にスリットを設ける手段と第
2のコア部材の各コア片の残部の輪郭に相当する部位を
打ち抜く手段とを備えたものである。 また、第1の打ち
抜き手段における第1のコア部材の各コア片の残部の輪
郭に相当する部位を打ち抜く手段と第2の打ち抜き手段
における第2のコア部材の各コア片の残部の輪郭に相当
する部位を打ち抜く手段は同一としたものである。
た、第1のコア部材および第2のコア部材の各コア片に
おける両縁部の端面の一端が凸円弧状を,他端が凹円弧
状を呈し,配置方向において相隣なる各コア片の凹凸円
弧状の端面同士が嵌合可能に形成されたものである。
た、第1のコア部材と第2のコア部材を金型内で交互に
順次積層させる手段を備えたものである。 また、凹部お
よび凸部が,各コア片の凸円弧状の縁部の端面における
凸円弧の略中心に設けられたものである。 また、第1の
コア部材と第2のコア部材を金型内で交互に順次積層す
ると同時に,各コア部材を抜きかしめによって積層方向
に一体化する手段を備えたものである。 また、第1のコ
ア部材および第2のコア部材が交互に積層された積層コ
アの最上層に位置する第3のコア部材を構成する各コア
片に第1のコア部材あるいは第2のコア部材の凸部と嵌
合可能な透孔を形成する打ち抜き手段を備えたものであ
る。 また、第1のコア部材の各コア片および第2のコア
部材の各コア片がそれぞれ帯状に整列配置された状態で
打ち抜かれるものである。
【0008】また、第1のコア部材のコア片および第
2のコア部材のコア片がそれぞれ円状に配置された状
態でコア片を打ち抜くものである。
【0009】また、第1のコア部材のコア片および第
2のコア部材のコア片がそれぞれ渦巻状に配置された
状態でコア片を打ち抜くものである。
【0010】また、第1のコア部材のコア片および第
2のコア部材のコア片の縁部同士の重なり合う領域
に,積層方向においてお互いに嵌合可能な凹部および凸
部を形成する凹凸部形成手段を備えたものである。
【0011】この発明に係るコア部材の積層方法は、板
状のコア片が縁部の端面を介して複数個連続的に配置さ
れる第1のコア部材の各コア片の輪郭に相当する部位を
打ち抜いて第1のコア部材を形成する第1の工程と,
状のコア片が縁部の端面を介して複数個連続的に配置さ
れ,積層方向に相対向する縁部の形状が第1のコア部材
の各コア片とは異なる第2のコア部材の各コア片の輪郭
に相当する部位を打ち抜いて第2のコア部材を形成する
第2の工程とを包含し,第1のコア部材および第2のコ
ア部材を各コア片の積層方向に相隣なる縁部同士が重な
り合うように交互に順次積層するものである。
【0012】また、板状のコア片が縁部の端面を介して
複数個連続的に配置される第1のコア部材の各コア片の
縁部の端面および端面の周辺部に相当する部位を打ち抜
きにより形成する第1の工程と,板状のコア片が縁部の
端面を介して複数個連続的に配置され,積層方向に相対
向する縁部の形状が第1のコア部材のコア片とは異なる
第2のコア部材の各コア片の縁部の端面および端面の周
辺部に相当する部位を打ち抜きにより形成する第2の工
程と,第1のコア部材の各コア片の残部の輪郭に相当す
る部位を打ち抜きにより形成する第3の工程と第2の
コア部材の各コア片の残部の輪郭に相当する部位を打ち
抜きにより形成する第4の工程とを包含し,第1のコア
部材および第2のコア部材を各コア片の積層方向に相隣
なる縁部同士が重なり合うように交互に順次積層するも
のである。また、第1のコア部材の各コア片の縁部の端
面に相当する部位にスリットを設ける第1の工程と,積
層方向に相対向する縁部の形状が第1のコア部材のコア
片とは異なる第2のコア部材の各コア片の縁部の端面に
相当する部位にスリットを設ける第2の工程と,第1の
コア部材の各コア片の残部の輪郭に相当する部位を打ち
抜きにより形成する第3の工程と,第2のコア部材の各
コア片の残部の輪郭に相当する部位を打ち抜きにより形
成する第4の工程とを包含し,第1のコア部材および第
2のコア部材を各コア片の積層方向に相隣なる縁部同士
が重なり合うように交互に順次積層するものである。
た、第1のコア部材の各コア片および第2のコア部材の
各コア片の縁部同士の重なり合う領域にお互いに嵌合可
能な凹部および凸部を形成する工程を包含するものであ
る。 また、第1のコア部材および第2のコア部材の各コ
ア片の残部の輪郭に相当する部位を交互に打ち抜く際
に、第1のコア部材および第2のコア部材を金型内で順
次積層する工程を包含するものである。 また、第1のコ
ア部材および第2のコア部材の各コア片の残部の輪郭に
相当する部位を交互に打ち抜いて金型内で順次積層する
と同時に各コア部材を抜きかしめによって積層方向に一
体化する工程を包含するものである。 また、第1のコア
部材および第2のコア部材が交互に積層された積層コア
の最 上層に位置する第3のコア部材を構成する各コア片
に第1のコア部材あるいは第2のコア部材の凸部と嵌合
可能な透孔を形成する工程を包含するものである。
た、第1のコア部材の各コア片および第2のコア部材の
各コア片がそれぞれ帯状に整列配置された状態で打ち抜
かれるものである。
【0013】また、第1のコア部材のコア片および第
2のコア部材のコア片がそれぞれ円状に配置された状
態でコア片を打ち抜くものである。この発明に係る電動
機は、上述のコア部材の積層金型装置によって作製され
た鉄心を具備するものである。 また、上述のコア部材の
積層方法によって作製された鉄心を具備するものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態を図に基づいて説明する。図1はこの発明の
実施の形態1におけるコア部材の積層金型装置によりコ
ア部材を形成する工程を示す平面図、図2は図1に示す
工程を経て形成されたコア部材の連結部の構成を示す断
面図、図3は図1に示す工程を経て形成されたコア部材
が積層された状態を示す平面図、図4は図3に示すよう
に積層されたコア部材の各コア片の縁部の構成を示す断
面図、図5はこの発明の実施の形態1におけるコア部材
の積層金型装置によって得られるコア部材に巻線を施し
た後環状に形成して得られる電動機の鉄心の構成を示す
平面図である。
【0015】図において、7は磁性材料でなる板状のコ
ア片で、一端側縁部表裏面に連結手段としての凸部7b
および凹部7aが形成されるとともに、その端面7cは
これら凸部7bおよび凹部7aの中心を中心とした凸円
弧状に形成され、他端側には相隣なるコア片7の端面7
cと嵌合可能な凹円弧状端面7dが形成されている。図
2に示すように、8は複数のコア片7が各端面7c、7
dを介して連続的に配列された第1のコア部材である。
9は複数のコア片7が各端面7c、7dを介して連続的
に配列された第2のコア部材である。第1のコア部材8
のコア片7は一端側縁部表裏面に連結手段(すなわち連
結機構)としての凸部7bおよび凹部7aが形成されて
おり、第2のコア部材9のコア片7は他端側縁部表裏面
に連結手段(すなわち連結機構)としての凸部7bおよ
び凹部7aが形成されている。
【0016】図2、3、4のように、第1のコア部材8
と第2のコア部材9とは、交互に積層され、第1のコア
部材8の各コア片間位置(すなわち各コア片端面7c、
7d間位置)と上記第2のコア部材8の各コア片間位置
(すなわち各コア片端面7c、7d間位置)とが長手方
向にずれて、各コア片の積層方向に相隣なる縁部同士が
重なり合うように積層されている。そして積層方向に相
隣なるコア片7の縁部同士において、第1のコア部材8
のコア片7の一端側縁部の凸部7bおよび凹部7aと、
第2のコア部材9のコア片7の他端側縁部の凸部7bお
よび凹部7aとが嵌合されることにより、回動自在に連
結されている。図5の10は、各コア片7の磁極ティー
ス7f(図3)にそれぞれ巻き回された巻線、11は積
層された両コア部材8、9の各コア片7の凹、凸部7
a、7bを回動させることによって環状に形成された鉄
心である。
【0017】次に、この発明の実施の形態1におけるコ
ア部材の積層金型装置の動作について説明する。まず、
図1に矢印Tで示す位置において、コア部材の表裏面に
圧入嵌合可能な凸部および凹部が、各コア片につき3箇
所、凹凸部形成手段(図示せず)のプレス打ち抜き動作
によって形成される。この第1段階で、図2に示すよう
に、コア片7の縁部の凸部7bおよび凹部7aが形成さ
れ、積層コアの結合用凹凸部がコア片7の中央部に2個
形成される。矢印Aで示す位置において、矢印Tの段階
で凹凸部が形成された部分に、第1のコア部材8を加工
する第2段階として、図中ハッチングで示す部分を第1
の打ち抜き手段(図示せず)でプレス打ち抜きすること
により両端面7c、7d及び両端面7c、7dの周辺部
を形成する。又、矢印Bで示す位置においては、矢印T
の段階で凹凸部が形成された部分に、第2のコア部材9
を加工する第2段階として、図中ハッチングで示す部分
を第2の打ち抜き手段(図示せず)でプレス打ち抜きす
ることにより両端面7c、7d及び両端面7c、7dの
周辺部を形成する。
【0018】次いで、図2に矢印Cで示す位置におい
て、矢印Aの段階で、第1の打ち抜き手段によって両端
面7c、7dが形成された部分と、矢印Bの段階で、第
2の打ち抜き手段によって両端面7c、7dが形成され
た部分を、第1および第2の打ち抜き手段で順次交互に
図中ハッチングで示す部分をプレス打ち抜きすることに
より、それぞれ第1、第2のコア部材8、9が形成さ
れ、これら両コア部材8、9は金型内で順次積層され
る。
【0019】また、矢印Sで示す位置において、矢印T
の段階で形成する凹凸部と同じ位置に各コア片につき3
箇所の透孔が凹凸部形成手段のプレス打ち抜き動作によ
って形成される。これにより、積層コアの最上層となる
コア片7に、凸部7bが嵌合可能な3箇所の透孔7eが
形成される。矢印Bで示す位置において、矢印Sの段階
で透孔3eが形成された部分に、第3のコア部材91を
加工する第2段階として、図中ハッチングで示す部分
を、第1の打ち抜き手段でプレス打ち抜きすることによ
り両端面7c、7d及び両端面7c、7dの周辺部を形
成する。矢印Cで示す位置において、矢印Bの段階で両
端面7c、7dが形成された部分に図中ハッチングで示
す部分を第1の打ち抜き手段でプレス打ち抜きすること
により、第3のコア部材91が形成され、積層コアの最
上層として、金型内に積層される。
【0020】金型内で各コア片7の積層方向で相対向す
る凹部7aおよび凸部7b、透孔7eおよび凸部7b同
士が圧入嵌合されるとともに、抜きかしめがなされ図4
に示すように一体化される。そして、積層されたコア部
材8、9および91の各コア片7の磁極ティース7fに
は、図3に示す状態で巻線10(図示せず)が施された
後、嵌合された凹部7aおよび凸部7b、透孔7eおよ
び凸部7bを回動させることにより、図5に示すように
環状に形成して鉄心11が完成する。
【0021】このように上記実施の形態1によれば、第
1の打ち抜き手段によってコア片7を複数帯状に整列配
置して形成される第1のコア部材8の各コア片7の輪郭
に相当する部位を、打ち抜いて第1のコア部材8を形成
する動作と、第2の打ち抜き手段によって各コア片7が
第1のコア部材8とは長手方向に勝手違いに整列配置さ
れる第2のコア部材9の各コア片7の輪郭に相当する部
位を打ち抜いて第2のコア部材9を形成する動作を、同
位置で交互に行って両コア部材8、9の各コア片7の縁
部同士が重なり合うように積層させているので、多数の
コア片7を順次整列配置する作業を一括して行うことが
できるとともに、両コア部材8、9の形成と同時に積層
作業も行うことができるので、コア片7の整列配置およ
び積層工程の作業性が大幅に改善される。
【0022】又、積層と同時に抜きかしめができるた
め、コアの一体化も容易となり作業性が改善される。さ
らに又、凹部7aおよび凸部7bの嵌合部を回転させる
ことにより、コア部材8、9を折曲させて環状に形成す
るようにしているので、機械的な強度を低下させること
なく複数回折曲させることができるとともに、巻線作業
等の作業性の向上を図ることが可能なコア部材を容易に
得ることができる。
【0023】実施の形態2.図6はこの発明の実施の形
態2におけるコア部材の積層金型装置により形成、積層
されたコア部材の構成を示す平面図、図7は図6におけ
るコア部材を形成する工程の一部を示す平面図、図8は
図7に示す工程に続く次工程を示す平面図、図9は図8
に示す工程に続く次工程を示す平面図、図10は図9に
示す工程に続く次工程を示す平面図、図11は図6に示
す線X−Xに沿った断面を示す断面図である。
【0024】図において、12は磁性材料でなる板状の
コア片で、一端側表裏面に凹部12aおよび凸部12b
が形成されるとともに、その一端側端面12cはこれら
凹部12aおよび凸部12bの中心を中心とした段部を
有する弧状に形成され、他端側端面12dは相隣なるコ
ア片12の一端側端面12cの弧状部と嵌合可能な段部
を有する湾状に形成されている。13は複数のコア片1
2が各端面12c、12dを介して整列配置された第1
のコア部材である。なお最上層となる第1のコア部材1
3のコア片12には第2のコア部材15のコア片14の
凸部14bが嵌合可能な穴部12eが形成されている。
【0025】14は磁性材料でなる板状のコア片で、一
端側表裏面に凹部14aおよび凸部14bが形成される
とともに、その一端側端面14cはこれら凹部14aお
よび凸部14bの中心を中心とした段部を有する弧状に
形成され、他端側端面14dは相隣なるコア片14の一
端側端面14cの弧状部と嵌合可能な段部を有する湾状
に形成されている。15は複数のコア片14が各端面1
4c、14dを介して整列配置された第2のコア部材
で、第1のコア部材13と交互に積層され、図11に示
すように積層方向に相隣なるコア片12、14同士の凹
部12a、14aおよび凸部12b、14bが嵌合され
ることにより回転自在に連結されている。
【0026】次に、この発明の実施の形態2におけるコ
ア部材の積層金型装置の動作について説明する。まず、
図7に矢印Aで示す位置において、パイロット穴a、ス
リット用穴b、抜きかしめ穴c、各凹、凸部12a、1
4a、12b、14b、穴12eおよび軸穴dが順次プ
レス打ち抜きされる。次いで、図7に矢印Bで示す位置
において、図中ハッチングで示す部分を順次プレス打ち
抜きして、図示はしないがロータ鉄心を形成する。次い
で、図8に矢印Cで示す位置において、各スリット用穴
b間にそれぞれコア片12の両端面12c、12dの輪
郭に相当する形状のスリットを入れる。
【0027】次に、図8に矢印Dで示す位置において、
矢印Cの位置でスリットを入れた領域の次の領域の各ス
リット用穴b間に、それぞれコア片14の両端面14
c、14dの輪郭に相当する形状のスリットを入れる。
次いで、図9に矢印Eで示す位置において、図中ハッチ
ングで示す部分を順次プレス打ち抜きすることによりス
ロット穴の輪郭を形成する。次いで、図9に矢印Fで示
す位置において、図中ハッチングで示す部分を順次プレ
ス打ち抜きすることによりステータの内径側の輪郭を形
成する。
【0028】そして、最後に図10に矢印Gで示す位置
において、図中ハッチングで示す部分を順次プレス打ち
抜きすることにより両コア部材13、15が形成され、
これら両コア部材13、15は順次積層され、各コア片
12、14の積層方向で相対向する凹部12a、14a
および凸部12b、14b同士が嵌合されるとともに、
抜きかしめがなされて図6に示すように円状に一体化さ
れる。そして、このようにして積層一体化された両コア
部材13、15は、図示はしないが嵌合された凹部12
a、14aおよび凸部12b、14bを回転させること
により、一旦直線状に延ばした状態で巻線が施された
後、再び円状に戻されて例えば溶接、モールド、ピンか
しめ等により固定一体化されて鉄心が完成する。
【0029】このように上記実施の形態2によれば、複
数のコア片12、14をそれぞれ帯状且つ円状に整列配
置して形成される第1および第2のコア部材13、15
の各コア片12、14の輪郭に相当する部位を打ち抜い
て、第1および第2のコア部材13、15を形成し、こ
れら両コア部材13、15を各コア片12、14の縁部
同士が重なり合うように積層させているので、上記実施
の形態1におけると同様、コア片12、14の整列配置
および両コア部材13、15の積層工程の作業性を大幅
に改善し、コアの一体化を容易にし得ることは勿論のこ
と、両コア部材13、15を直線状に延ばして巻線を施
した後、図6に示すように再び円状に戻して鉄心を構成
しても、元々円状で打ち抜いているため真円度の高い鉄
心を得ることができるとともに、円状の両コア部材1
3、15を打ち抜く残りの中央部にロータ鉄心も同時に
打ち抜くことができるため、材料の歩留りの向上を図る
ことが可能になる。
【0030】実施の形態3.図12はこの発明の実施の
形態3におけるコア部材の積層金型装置により打ち抜き
積層されるコア部材の状態を示す平面図、図13は図1
2に示すコア部材を展開した状態を一部を破断して示す
平面図、図14は図12における積層コア部材を環状に
形成して構成される鉄心の構成を示す平面図である。
【0031】上記実施の形態2における積層金型装置
は、複数のコア片12、14が帯状で且つ円状に整列配
置された第1および第2のコア部材13、15を、交互
に打ち抜き積層することによりコア部材を形成するよう
にしているが、この実施の形態3における積層金型装置
は、図12示すように複数のコア片16が渦巻状に整列
配置された第1および第2のコア部材17、18を、交
互に打ち抜き積層することによりコア部材を形成するよ
うにしているので、上記実施の形態1、2におけると同
様の効果を得ることは勿論、渦状に打ち抜くことにより
材料の歩留りの向上をさらに図ることができる。
【0032】なお、渦巻状に積層された第1および第2
のコア部材17、18は抜きかしめにより一体化され、
図13に示すように一旦直線状に延ばされて、巻線(図
示せず)が施された後、図14に示すように環状に形成
されて鉄心19が構成される。
【0033】
【発明の効果】この発明に係るコア部材の積層金型装置
では、板状のコア片が縁部の端面を介して複数個連続的
配置される第1のコア部材のコア片の輪郭に相当す
る部位を打ち抜いて第1のコア部材を形成する第1の打
ち抜き手段と,板状のコア片が縁部の端面を介して複数
個連続的に配置され,積層方向に相対向する縁部の形状
が第1のコア部材のコア片とは異なる第2のコア部材の
コア片の輪郭に相当する部位を打ち抜いて第2のコア
部材を形成する第2の打ち抜き手段とを備え,第1の打
ち抜き手段と第2の打ち抜き手段を交互に動作させるこ
とにより,第1のコア部材および第2のコア部材を各コ
ア片の積層方向に相隣なる縁部同士が重なり合うように
交互に順次積層するので、コア部材の配置および積層作
業の作業性の改善を図ることを可能とするコア部材の積
層金型装置を提供できる。 また、第1の打ち抜き手段が
第1のコア部材の各コア片の縁部の端面および端面の周
辺部に相当する部位を打ち抜く手段と第1のコア部材の
各コア片の残部の輪郭に相当する部位を打ち抜く手段と
を備え,第2の打ち抜き手段が第1のコア部材のコア片
とは異なる第2のコア部材の各コア片の縁部の端面およ
び端面の周辺部に相当する部位を打ち抜く手段と第2の
コア部材の各コア片の残部の輪郭に相当する部位を打ち
抜く手段とを備えたので、コア部材の配置および積層作
業の作業性の改善を図ることを可能とするコア部材の積
層金型装置を提供できる。 また、第1の打ち抜き手段が
第1のコア部材の各コア片の縁部の端面に相当する部位
にスリットを設ける手段と第1のコア部材の各コア片の
残部の輪郭に相当する部位を打ち抜く手段とを備え,第
2の打ち抜き手段が第1のコア部材のコア片とは異なる
第2のコア部材の各コア片の縁部の端面に相当する部位
にスリットを設ける手段と第2のコア部材の各コア片の
残部の輪郭に相当する部位を打ち抜く手段とを備えたの
で、コア部材の配置および積層作業の作業性の改善を図
ることを可能とするコア部材の積層金型装置を提供でき
る。 また、第1の打ち抜き手段における第1のコア部材
の各コア片の残部の輪郭に相当する部位を打ち抜く手段
と第2の打ち抜き手段における第2のコア部材の各コア
片の残部の輪郭に相当する部位を打ち抜く手段は同一と
したので、コア部材 の積層作業の作業性の改善を図るこ
とを可能とするコア部材の積層金型装置を提供できる。
また、第1のコア部材および第2のコア部材の各コア片
における両縁部の端面の一端が凸円弧状を,他端が凹円
弧状を呈し,配置方向において相隣なる各コア片の凹凸
円弧状の端面同士が嵌合可能に形成されたので、コア部
材の配置の作業性の改善を図ることを可能とするコア部
材の積層金型装置を提供できる。 また、第1のコア部材
と第2のコア部材を金型内で交互に順次積層させる手段
を備えたので、コア部材の配置および積層作業の作業性
の改善を図ることを可能とするコア部材の積層金型装置
を提供できる。 また、凹部および凸部が,各コア片の凸
円弧状の縁部の端面における凸円弧の略中心に設けられ
たので、抜きかしめを可能とすることによりコアの一体
化が容易なコア部材の積層金型装置を提供できる。
た、第1のコア部材と第2のコア部材を金型内で交互に
順次積層すると同時に,各コア部材を抜きかしめによっ
て積層方向に一体化する手段を備えたので、コア部材の
整列配置および積層作業の作業性の改善を図ることが可
能になるとともに、積層と同時に抜きかしめを可能とす
ることによりコアの一体化が容易なコア部材の積層金型
装置を提供できる。 また、第1のコア部材および第2の
コア部材が交互に積層された積層コアの最上層に位置す
る第3のコア部材を構成する各コア片に第1のコア部材
あるいは第2のコア部材の凸部と嵌合可能な透孔を形成
する打ち抜き手段を備えたので、コアの一体化が容易な
コア部材の積層金型装置を提供できる。 また、第1のコ
ア部材の各コア片および第2のコア部材の各コア片がそ
れぞれ帯状に整列配置された状態で打ち抜かれるので、
コア部材の整列配置および積層作業の作業性の改善を図
ることが可能になるとともに、コアの一体化が容易なコ
ア部材の積層金型装置を提供できる。
【0034】また、第1のコア部材のコア片および第
2のコア部材のコア片がそれぞれ円状に配置された状
態でコア片を打ち抜くので、コア部材の配置および積層
作業の作業性の改善を図ることが可能であることは勿
論、真円度の高い鉄心が得られ、材料の歩留りの向上を
図ることが可能なコア部材の積層金型装置を提供でき
る。
【0035】また、第1のコア部材のコア片および第
2のコア部材のコア片がそれぞれ渦巻状に配置された
状態でコア片を打ち抜くので、コア部材の配置および積
層作業の作業性の改善を図ることが可能であることは勿
論、材料の歩留りの向上をさらに図ることが可能なコア
部材の積層金型装置を提供できる。
【0036】また、第1のコア部材のコア片および第
2のコア部材のコア片の縁部同士の重なり合う領域
に,積層方向においてお互いに嵌合可能な凹部および凸
部を形成する凹凸部形成手段を備えたので、連結部の回
転が容易なコア部材を得ることが可能なコア部材の積層
金型装置を提供できる。
【0037】この発明に係るコア部材の積層方法は、板
状のコア片が縁部の端面を介して複数個連続的に配置さ
れる第1のコア部材の各コア片の輪郭に相当する部位を
打ち抜いて第1のコア部材を形成する第1の工程と,
状のコア片が縁部の端面を介して複数個連続的に配置さ
れ,積層方向に相対向する縁部の形状が第1のコア部材
の各コア片とは異なる第2のコア部材の各コア片の輪郭
に相当する部位を打ち抜いて第2のコア部材を形成する
第2の工程とを包含し,第1のコア部材および第2のコ
ア部材を各コア片の積層方向に相隣なる縁部同士が重な
り合うように交互に順次積層するので、コア部材の積層
作業の作業性の改善を図ることを可能とするコア部材の
積層方法を提供できる。
【0038】また、板状のコア片が縁部の端面を介して
複数個連続的に配置される第1のコア部材の各コア片の
縁部の端面および端面の周辺部に相当する部位を打ち抜
きにより形成する第1の工程と,板状のコア片が縁部の
端面を介して複数個連続的に配置され,積層方向に相対
向する縁部の形状が第1のコア部材のコア片とは異なる
第2のコア部材の各コア片の縁部の端面および端面の周
辺部に相当する部位を打ち抜きにより形成する第2の工
程と,第1のコア部材の各コア片の残部の輪郭に相当す
る部位を打ち抜きにより形成する第3の工程と第2の
コア部材の各コア片の残部の輪郭に相当する部位を打ち
抜きにより形成する第4の工程とを包含し,第1のコア
部材および第2のコア部材を各コア片の積層方向に相隣
なる縁部同士が重なり合うように交互に順次積層するの
で、コア部材の積層作業の作業性の改善を図ることを可
能とするコア部材の積層方法を提供できる。また、第1
のコア部材の各コア片の縁部の端面に相当する部位にス
リットを設ける第1の工程と,積層方向に相対向する縁
部の形状が第1のコア部材のコア片とは異なる第2のコ
ア部材の各コア片の縁部の端面に相当する部位にスリッ
トを設ける第2の工程と,第1のコア部材の各コア片の
残部の輪郭に相当する部位を打ち抜きにより形成する第
3の工程と,第2のコア部材の各コア片の残部の輪郭に
相当する部位を打ち抜きにより形成する第4の工程とを
包含し,第1のコア部材および第2のコア部材を各コア
片の積層方向に相隣なる縁部同士が重なり合うように交
互に順次積層するので、コア部材の積層作業の作業性の
改善を図ることを可能とするコア部材の積層方法を提供
できる。 また、第1のコア部材の各コア片および第2の
コア部材の各コア片の縁部同士の重なり合う領域にお互
いに嵌合可能な凹部および凸部を形成する工程を包含す
るので、コア部材の配置および積層作業の作業性の改善
を図ることが可能になるとともに、コア部材の一体化が
容易なコア部材の積層方法を提供できる。 また、第1の
コア部材および第2のコア部材の各コア片の残部の輪郭
に相当する部位を交互に打ち抜く際に、第1のコア部材
および第2のコア部材を金型内で順次積層する工程を包
含するので、コア部材の配置および積層作業の作業性の
改善を図ることが可能になるとともに、コア部材の一体
化が容易なコア部材の積層 方法を提供できる。 また、第
1のコア部材および第2のコア部材の各コア片の残部の
輪郭に相当する部位を交互に打ち抜いて金型内で順次積
層すると同時に各コア部材を抜きかしめによって積層方
向に一体化する工程を包含するので、コア部材の配置お
よび積層作業の作業性の改善を図ることが可能になると
ともに、コア部材の一体化が容易なコア部材の積層方法
を提供できる。 また、第1のコア部材および第2のコア
部材が交互に積層された積層コアの最上層に位置する第
3のコア部材を構成する各コア片に第1のコア部材ある
いは第2のコア部材の凸部と嵌合可能な透孔を形成する
工程を包含するので、コア部材の一体化が容易なコア部
材の積層方法を提供できる。 また、第1のコア部材の各
コア片および第2のコア部材の各コア片がそれぞれ帯状
に整列配置された状態で打ち抜かれるので、コア部材の
配置および積層作業の作業性の改善を図ることが可能な
コア部材の積層方法を提供できる。
【0039】また、第1のコア部材のコア片および第
2のコア部材のコア片がそれぞれ円状に配置された状
態でコア片を打ち抜くので、真円度の高い鉄心を製作す
ることが可能なコア部材の積層方法を提供することがで
きる。この発明に係る電動機は、上述のコア部材の積層
金型装置によって作製された鉄心を具備するので、作業
性良く製造可能な電動機を提供することができる。
た、上述のコア部材の積層方法によって作製された鉄心
を具備するので、作業性良く製造可能な電動機を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1におけるコア部材の
積層金型装置によりコア部材を形成する工程を示す平面
図である。
【図2】 図1に示す工程を経て形成されたコア部材の
連結部の構成を示す断面図である。
【図3】 図1に示す工程を経て形成されたコア部材が
積層された状態を示す平面図である。
【図4】 図3に示すように積層されたコア部材の各コ
ア片の縁部の構成を示す断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態1におけるコア部材の
積層金型装置によって得られるコア部材に巻線を施した
後環状に形成して得られる電動機の鉄心の構成を示す平
面図である。
【図6】 この発明の実施の形態2におけるコア部材の
積層金型装置により形成、積層されたコア部材の構成を
示す平面図である。
【図7】 図6におけるコア部材を形成する工程の一部
を示す平面図である。
【図8】 図7に示す工程に続く次工程を示す平面図で
ある。
【図9】 図8に示す工程に続く次工程を示す平面図で
ある。
【図10】 図9に示す工程に続く次工程を示す平面図
である。
【図11】 図6に示す線X−Xに沿った断面を示す断
面図である。
【図12】 この発明の実施の形態3におけるコア部材
の積層金型により打ち抜き積層されるコア部材の状態を
示す平面図である。
【図13】 図12に示すコア部材を展開した状態を一
部を破断して示す平面図である。
【図14】 図12における積層コア部材を環状に形成
して構成される鉄心の構成を示す平面図である。
【図15】 従来の電動機の鉄心の構成を示す平面図で
ある。
【図16】 図15に示すコア部材の構成を示す平面図
である。
【図17】 従来のコア部材の積層方法を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
7,12,14,16 コア片、7a,12a,14a
凹部、7b,12b,14b 凸部、7c,7d,1
2c,12d,14c,14d 端面、7e,12e
穴部、8,13,17 第1のコア部材、9,15,1
8 第2のコア部材、10 巻線、11,19 鉄心
フロントページの続き (72)発明者 東 健一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−7552(JP,A) 特開2000−201457(JP,A) 実開 昭61−134675(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 15/02 H02K 1/14 H02K 1/18

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状のコア片が縁部の端面を介して複数
    個連続的に配置される第1のコア部材のコア片の輪郭
    に相当する部位を打ち抜いて上記第1のコア部材を形成
    する第1の打ち抜き手段と,板状のコア片が縁部の端面
    を介して複数個連続的に配置され,積層方向に相対向す
    る縁部の形状が上記第1のコア部材のコア片とは異なる
    第2のコア部材のコア片の輪郭に相当する部位を打ち
    抜いて上記第2のコア部材を形成する第2の打ち抜き手
    段とを備え,上記第1の打ち抜き手段と上記第2の打ち
    抜き手段を交互に動作させることにより,上記第1のコ
    ア部材および上記第2のコア部材を上記各コア片の積層
    方向に相隣なる縁部同士が重なり合うように交互に順次
    積層させることを特徴とするコア部材の積層金型装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の打ち抜き手段が上記第1のコ
    ア部材の各コア片の縁部の端面および端面の周辺部に相
    当する部位を打ち抜く手段と上記第1のコア部材の各コ
    ア片の残部の輪郭に相当する部位を打ち抜く手段とを備
    え,上記第2の打ち抜き手段が上記第1のコア部材のコ
    ア片とは異なる第2のコア部材の各コア片の縁部の端面
    および端面の周辺部に相当する部位を打ち抜く手段と上
    記第2のコア部材の各コア片の残部の輪郭に相当する部
    位を打ち抜く手段とを備えたことを特徴とする請求項1
    記載のコア部材の積層金型装置。
  3. 【請求項3】 上記第1の打ち抜き手段が上記第1のコ
    ア部材の各コア片の縁部の端面に相当する部位にスリッ
    トを設ける手段と上記第1のコア部材の各コア片の残部
    の輪郭に相当する部位を打ち抜く手段とを備え,上記第
    2の打ち抜き手段が上記第1のコア部材のコア片とは異
    なる第2のコア部材の各コア片の縁部の端面に相当する
    部位にスリットを設ける手段と上記第2のコア部材の各
    コア片の残部の輪郭に相当する部位を打ち抜く手段とを
    備えたことを特徴とする請求項1記載のコア部材の積層
    金型装置。
  4. 【請求項4】 上記第1の打ち抜き手段における上記第
    1のコア部材の各コア片の残部の輪郭に相当する部位を
    打ち抜く手段と上記第2の打ち抜き手段における上記第
    2のコア部材の各コア片の残部の輪郭に相当する部位を
    打ち抜く手段は同一であることを特徴とする請求項2ま
    たは3記載のコア部材の積層金型装置
  5. 【請求項5】 上記第1のコア部材および上記第2のコ
    ア部材の各コア片における両縁部の端面の一端が凸円弧
    状を,他端が凹円弧状を呈し,配置方向において相隣な
    る上記各コア片の凹凸円弧状の端面同士が嵌合可能に形
    成されることを特徴とする請求項1ないし4記載のコア
    部材の積層金型装置。
  6. 【請求項6】 上記第1のコア部材と上記第2のコア部
    材を金型内で交互に順次積層させる手段を備えたことを
    特徴とする請求項1ないし5記載のコア部材の積層金型
    装置。
  7. 【請求項7】 上記第1のコア部材のコア片および
    第2のコア部材のコア片の縁部同士の重なり合う領
    域に,積層方向においてお互いに嵌合可能な凹部および
    凸部を形成する凹凸部形成手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1ないし6のいずれか1項記載のコア部材の積
    層金型装置。
  8. 【請求項8】 上記凹部および凸部が,上記各コア片の
    凸円弧状の縁部の端面における上記凸円弧の略中心に設
    けられたことを特徴とする請求項7記載のコア部材の積
    層金型装置。
  9. 【請求項9】 上記第1のコア部材と上記第2のコア部
    材を金型内で交互に順次積層すると同時に,上記各コア
    部材を抜きかしめによって積層方向に一体化する手段を
    備えたことを特徴とする請求項7または8記載のコア部
    材の積層金型装置。
  10. 【請求項10】 上記第1のコア部材および上記第2の
    コア部材が交互に積層された積層コアの最上層に位置す
    る第3のコア部材を構成する各コア片に上記第1のコア
    部材あるいは上記第2のコア部材の凸部と嵌合可能な透
    孔を形成する打ち抜き手段を備えたことを特徴とする請
    求項1ないし7のいずれか1項記載のコア部材の積層金
    型装置。
  11. 【請求項11】 上記第1のコア部材の各コア片および
    上記第2のコア部材の各コア片がそれぞれ帯状に整列配
    置された状態で打ち抜かれることを特徴とする請求項1
    ないし10のいずれか1項記載のコア部材の積層金型装
    置。
  12. 【請求項12】 上記第1のコア部材のコア片および
    上記第2のコア部材のコア片がそれぞれ円状に配置
    れた状態で打ち抜かれることを特徴とする請求項1ない
    し10のいずれか1項記載のコア部材の積層金型装置。
  13. 【請求項13】 上記第1のコア部材のコア片および
    上記第2のコア部材のコア片がそれぞれ渦巻状に配置
    された状態で打ち抜かれることを特徴とする請求項1な
    いし10のいずれか1項記載のコア部材の積層金型装
    置。
  14. 【請求項14】 板状のコア片が縁部の端面を介して複
    数個連続的に配置される第1のコア部材の各コア片の輪
    郭に相当する部位を打ち抜いて上記第1のコア部材を形
    成する第1の工程と,板状のコア片が縁部の端面を介し
    て複数個連続的に配置され,積層方向に相対向する縁部
    の形状が上記第1のコア部材の各コア片とは異なる第2
    のコア部材の各コア片の輪郭に相当する部位を打ち抜い
    て上記第2のコア部材を形成する第2の工程とを包含
    し,上記第1のコア部材および上記第2のコア部材を
    記各コア片の積層方向に相隣なる縁部同士が重なり合う
    ように交互に順次積層することを特徴とするコア部材の
    積層方法。
  15. 【請求項15】 板状のコア片が縁部の端面を介して複
    数個連続的に配置される第1のコア部材の各コア片の縁
    の端面および端面の周辺部に相当する部位を打ち抜き
    により形成する第1の工程と,板状のコア片が縁部の端
    面を介して複数個連続的に配置され,積層方向に相対向
    する縁部の形状が上記第1のコア部材のコア片とは異な
    る第2のコア部材の各コア片の縁部の端面および端面の
    周辺部に相当する部位を打ち抜きにより形成する第2の
    工程と,上記第1のコア部材の各コア片の残部の輪郭に
    相当する部位を打ち抜きにより形成する第3の工程と
    上記第2のコア部材の各コア片の残部の輪郭に相当する
    部位を打ち抜きにより形成する第4の工程とを包含し,
    上記第1のコア部材および上記第2のコア部材を上記各
    コア片の積層方向に相隣なる縁部同士が重なり合うよう
    交互に順次積層することを特徴とするコア部材の積層
    方法。
  16. 【請求項16】 第1のコア部材の各コア片の縁部の端
    面に相当する部位にスリットを設ける第1の工程と,積
    層方向に相対向する縁部の形状が上記第1のコア部材の
    コア片とは異なる第2のコア部材の各コア片の縁部の端
    面に相当する部位にスリットを設ける第2の工程と,上
    記第1のコア部材の各コア片の残部の輪郭に相当する部
    位を打ち抜きにより形成する第3の工程と,上記第2の
    コア部材の各コア片の残部の輪郭に相当する部位を打ち
    抜きにより形成する第4の工程 とを包含し,上記第1の
    コア部材および上記第2のコア部材を上記各コア片の積
    層方向に相隣なる縁部同士が重なり合うように交互に順
    次積層することを特徴とするコア部材の積層方法。
  17. 【請求項17】 上記第1のコア部材の各コア片および
    上記第2のコア部材の各コア片の縁部同士の重なり合う
    領域にお互いに嵌合可能な凹部および凸部を形成する工
    程を包含することを特徴する請求項14ないし16のい
    ずれか1項記載のコア部材の積層方法。
  18. 【請求項18】 上記第1のコア部材および上記第2の
    コア部材の各コア片の残部の輪郭に相当する部位を交互
    に打ち抜く際に、上記第1のコア部材および上記第2の
    コア部材を金型内で順次積層する工程を包含することを
    特徴とする請求項14ないし17のいずれか1項記載の
    コア部材の積層方法。
  19. 【請求項19】 上記第1のコア部材および上記第2の
    コア部材の各コア片の残部の輪郭に相当する部位を交互
    に打ち抜いて金型内で順次積層すると同時に上記各コア
    部材を抜きかしめによって積層方向に一体化する工程を
    包含することを特徴とする請求項18記載のコア部材の
    積層方法。
  20. 【請求項20】 上記第1のコア部材および上記第2の
    コア部材が交互に積層された積層コアの最上層に位置す
    る第3のコア部材を構成する各コア片に上記第1のコア
    部材あるいは上記第2のコア部材の凸部と嵌合可能な透
    孔を形成する工程を包含することを特徴とする請求項1
    7ないし19のいずれか1項記載のコア部材の積層方
    法。
  21. 【請求項21】 上記第1のコア部材の各コア片および
    上記第2のコア部材の各コア片がそれぞれ帯状に整列配
    置された状態で打ち抜かれることを特徴とする請求項1
    4ないし19のいずれか1項記載のコア部材の積層方
    法。
  22. 【請求項22】 上記第1のコア部材のコア片および
    上記第2のコア部材のコア片がそれぞれ円状に配置
    れた状態で打ち抜かれることを特徴とする請求項14な
    いし19のいずれか1項記載のコア部材の積層方法。
  23. 【請求項23】 請求項1ないし13のいずれか1項記
    載のコア部材の積層金型装置によって作製された鉄心を
    具備する電動機。
  24. 【請求項24】 請求項14ないし22のいずれか1項
    記載のコア部材の積 層方法によって作製された鉄心を具
    備する電動機。
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