JPH0928061A - モータの固定子 - Google Patents
モータの固定子Info
- Publication number
- JPH0928061A JPH0928061A JP7178497A JP17849795A JPH0928061A JP H0928061 A JPH0928061 A JP H0928061A JP 7178497 A JP7178497 A JP 7178497A JP 17849795 A JP17849795 A JP 17849795A JP H0928061 A JPH0928061 A JP H0928061A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stator
- motor
- winding
- laminated
- iron core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 モータの固定子の積層鉄心に関するもので、
より高密度巻線をほどこした円周方向分割の積層鉄心を
持つモータの絶縁耐量を高め小型高出力のモータを実現
することを目的としている。 【構成】 極歯単位ごとに極方向に分割された積層鉄心
11に絶縁部13を形成し、極歯部に直交して整列状の
高密度な巻線12をほどこす。その後、積層鉄心11を
所定数量結合して円筒状に形成してなるモータの固定子
において、絶縁部の結合に凹部を設け、前記凹部に別な
絶縁体を挿入することにより、巻線と前記積層鉄心の絶
縁距離を大きくした。
より高密度巻線をほどこした円周方向分割の積層鉄心を
持つモータの絶縁耐量を高め小型高出力のモータを実現
することを目的としている。 【構成】 極歯単位ごとに極方向に分割された積層鉄心
11に絶縁部13を形成し、極歯部に直交して整列状の
高密度な巻線12をほどこす。その後、積層鉄心11を
所定数量結合して円筒状に形成してなるモータの固定子
において、絶縁部の結合に凹部を設け、前記凹部に別な
絶縁体を挿入することにより、巻線と前記積層鉄心の絶
縁距離を大きくした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種産業機械に用いられ
るモータの固定子に関するものである。
るモータの固定子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、モータの小型化,高性能化のため
に、巻線の高密度化と巻線端部の省スペース化の必要性
が高まっている。特にロボットなどに使用されるサーボ
モータにおいては、ロボットの高速化,省スペース化,
高出力化の流れに対応するためにはモータの回転子に極
めて磁束密度の高い磁石を使用するとともに、固定子の
巻線も高密度化にする必要がある。前記巻線の高密度化
を実現するために最近では鉄心を分割し、巻線を外部で
整列状に巻き込むことにより高密度な巻線を可能にした
固定子が主流となってきた。
に、巻線の高密度化と巻線端部の省スペース化の必要性
が高まっている。特にロボットなどに使用されるサーボ
モータにおいては、ロボットの高速化,省スペース化,
高出力化の流れに対応するためにはモータの回転子に極
めて磁束密度の高い磁石を使用するとともに、固定子の
巻線も高密度化にする必要がある。前記巻線の高密度化
を実現するために最近では鉄心を分割し、巻線を外部で
整列状に巻き込むことにより高密度な巻線を可能にした
固定子が主流となってきた。
【0003】以下に従来の固定子の構造について説明す
る。図3は従来の分割した鉄心により固定子を構成した
ものを示すものである。図3において、31は極歯方向
に分割された鉄心、12は巻線部、13bは絶縁部、3
1aは結合部である。上記構成において、巻線12は個
々に分割された積層鉄心31を個々に絶縁部13bに直
行して整列状に高密度に巻き込まれ、前記完成品を所定
数量結合して、円筒状に形成することにより固定子が構
成される。
る。図3は従来の分割した鉄心により固定子を構成した
ものを示すものである。図3において、31は極歯方向
に分割された鉄心、12は巻線部、13bは絶縁部、3
1aは結合部である。上記構成において、巻線12は個
々に分割された積層鉄心31を個々に絶縁部13bに直
行して整列状に高密度に巻き込まれ、前記完成品を所定
数量結合して、円筒状に形成することにより固定子が構
成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では絶縁部13bに絶縁紙のようなシート状の
もの(例えばポリエステルフィルム)を使用する場合、
前記積層鉄心の結合部内面の絶縁部13bの結合部に隙
間が生じるため、巻線12と積層鉄心31との絶縁距離
35が小さく(沿面距離現行1.5〜2.5mm)なり、
絶縁耐量が不足するという問題点を有していた。
来の構成では絶縁部13bに絶縁紙のようなシート状の
もの(例えばポリエステルフィルム)を使用する場合、
前記積層鉄心の結合部内面の絶縁部13bの結合部に隙
間が生じるため、巻線12と積層鉄心31との絶縁距離
35が小さく(沿面距離現行1.5〜2.5mm)なり、
絶縁耐量が不足するという問題点を有していた。
【0005】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、高絶縁耐量のモータの固定子を提供することを目的
とする。
で、高絶縁耐量のモータの固定子を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のモータの固定子は、極歯単位ごとに極方向に
分割された積層鉄心と前記積層鉄心の極歯部に直交する
巻線と絶縁部とを備え、前記積層鉄心を所定数量結合し
て、円筒状に形成してなるモータの固定子において、前
記絶縁部の結合部に凹部を設け、前記凹部に別な絶縁体
を挿入する構成を有している。
に本発明のモータの固定子は、極歯単位ごとに極方向に
分割された積層鉄心と前記積層鉄心の極歯部に直交する
巻線と絶縁部とを備え、前記積層鉄心を所定数量結合し
て、円筒状に形成してなるモータの固定子において、前
記絶縁部の結合部に凹部を設け、前記凹部に別な絶縁体
を挿入する構成を有している。
【0007】
【作用】このような構成によって、巻線と前記積層鉄心
との絶縁距離が大きくとれる(沿面距離3mm以上可能)
ので絶縁耐量が高くなる。
との絶縁距離が大きくとれる(沿面距離3mm以上可能)
ので絶縁耐量が高くなる。
【0008】
(実施例1)以下本発明の第1の実施例について、図面
を参照しながら説明する。
を参照しながら説明する。
【0009】図1は本発明の第1の実施例におけるモー
タの固定子を示すものである。図1(a)は固定子の平
面図である。図1(b)は固定子の部分拡大図である。
図1において、11は極歯単位ごとに分割された積層鉄
心、12は巻線部、13は前記積層鉄心の極歯部に形成
された絶縁部である。16は絶縁部の結合部に設けた凹
部、14は前記凹部に挿入された別な絶縁体である。個
々に分割された積層鉄心11に高密度な整列状の巻線部
12をほどこした後、前記積層鉄心11を所定数量結合
して円筒状に形成する際、絶縁部の結合部を図1(b)
のような形状にすることにより絶縁距離15が大きくと
れるので、絶縁不良を防止することができる。
タの固定子を示すものである。図1(a)は固定子の平
面図である。図1(b)は固定子の部分拡大図である。
図1において、11は極歯単位ごとに分割された積層鉄
心、12は巻線部、13は前記積層鉄心の極歯部に形成
された絶縁部である。16は絶縁部の結合部に設けた凹
部、14は前記凹部に挿入された別な絶縁体である。個
々に分割された積層鉄心11に高密度な整列状の巻線部
12をほどこした後、前記積層鉄心11を所定数量結合
して円筒状に形成する際、絶縁部の結合部を図1(b)
のような形状にすることにより絶縁距離15が大きくと
れるので、絶縁不良を防止することができる。
【0010】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0011】図2は本発明の第2の実施例におけるモー
タの固定子を示すものである。図2(a)は固定子の平
面図である。図2(b)は固定子の部分拡大図である。
図2において、絶縁部の結合部を図2(b)のような形
状にすることにより絶縁距離15aを大きくしたもので
ある。
タの固定子を示すものである。図2(a)は固定子の平
面図である。図2(b)は固定子の部分拡大図である。
図2において、絶縁部の結合部を図2(b)のような形
状にすることにより絶縁距離15aを大きくしたもので
ある。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明のモータの固定子
は、極歯単位ごとに極方向に分割された積層鉄心と前記
積層鉄心の極歯部に直交してほどこした巻線とを備え、
前記積層鉄心を所定数量結合して円筒状に形成する際、
絶縁部の結合部に凹形の形状を設け、前記凹部に別な絶
縁体を挿入することにより絶縁距離が大きくなり(3倍
以上)、絶縁耐量を高くすることができより高密度巻線
が容易にでき、一層の小型,高出力化が図れ、実用上極
めて効果のあるモータの固定子とすることができる。
は、極歯単位ごとに極方向に分割された積層鉄心と前記
積層鉄心の極歯部に直交してほどこした巻線とを備え、
前記積層鉄心を所定数量結合して円筒状に形成する際、
絶縁部の結合部に凹形の形状を設け、前記凹部に別な絶
縁体を挿入することにより絶縁距離が大きくなり(3倍
以上)、絶縁耐量を高くすることができより高密度巻線
が容易にでき、一層の小型,高出力化が図れ、実用上極
めて効果のあるモータの固定子とすることができる。
【図1】(a)本発明の第1の実施例における固定子の
平面図 (b)本発明の第1の実施例における固定子の部分拡大
図
平面図 (b)本発明の第1の実施例における固定子の部分拡大
図
【図2】(a)本発明の第2の実施例における固定子の
平面図 (b)本発明の第2の実施例における固定子の部分拡大
図
平面図 (b)本発明の第2の実施例における固定子の部分拡大
図
【図3】従来の固定子の平面図
11,31 積層鉄心 12 巻線部 13,13a,13b 絶縁部 14,14a 絶縁体 15,15a,35 絶縁距離 16 凹部 31a 結合部
Claims (1)
- 【請求項1】極歯単位ごとに極方向に分割された積層鉄
心と前記積層鉄心の極歯部に直交する巻線と絶縁部を備
え、前記積層鉄心を所定数量結合して、円筒状に形成し
てなるモータの固定子において、前記積層鉄心の結合部
の内側に両極歯より張り出した絶縁体の端面に凹部を設
け、別な絶縁体を挿入したモータの固定子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7178497A JPH0928061A (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | モータの固定子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7178497A JPH0928061A (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | モータの固定子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0928061A true JPH0928061A (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=16049497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7178497A Pending JPH0928061A (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | モータの固定子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0928061A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002209359A (ja) * | 2001-01-11 | 2002-07-26 | Matsushita Seiko Co Ltd | 電動機の固定子とその接続装置 |
JP2011120473A (ja) * | 2004-03-23 | 2011-06-16 | Emerson Electric Co | セグメント化された固定子用端部キャップ |
-
1995
- 1995-07-14 JP JP7178497A patent/JPH0928061A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002209359A (ja) * | 2001-01-11 | 2002-07-26 | Matsushita Seiko Co Ltd | 電動機の固定子とその接続装置 |
JP2011120473A (ja) * | 2004-03-23 | 2011-06-16 | Emerson Electric Co | セグメント化された固定子用端部キャップ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
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