JP3390684B2 - ステータおよびその製造方法 - Google Patents

ステータおよびその製造方法

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JP3390684B2 JP35995298A JP35995298A JP3390684B2 JP 3390684 B2 JP3390684 B2 JP 3390684B2 JP 35995298 A JP35995298 A JP 35995298A JP 35995298 A JP35995298 A JP 35995298A JP 3390684 B2 JP3390684 B2 JP 3390684B2
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裕之 秋田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば電動機等
の回転電気機器のステータおよびその製造方法に係り、
特に部品点数を減らしてコストの低減を図ることを目的
として成されたものである。
【0002】
【従来の技術】図14は例えば特公平7−114537
号公報等に開示されるこの種の従来のステータの構成を
示す断面図、図15は図14におけるステータの要部の
組立分解図である。図において、1は円筒状のコア、2
はこのコア1の内周壁に周方向に所定の間隔を介してビ
ス3により螺着されたテイース片、4はこのテイース片
2に絶縁ボビン5を介して巻回される巻線である。そし
て、上記のように構成された従来のステータにおいて
は、図15に示すように巻線4を平坦な形状で絶縁ボビ
ン5に巻回した後、絶縁ボビン5にテイース片2を貫通
させビス3で締め付けることによってテイース片2をコ
ア1の内壁に螺着させ、この時の締付力により巻線4は
コア1の内壁に沿った円弧状に成型される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のステータは以上
のようにコア1から分割された複数のテイース片2を、
コア1にビス3を締め付けることにより螺着し、この時
の締付力により巻線4を円弧状に成型しているので、テ
イース片2をコア1から分割しただけ部品点数が増加し
てコストが増大し高価になるという問題点があった。
【0004】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、部品点数を減らしてコストの低
減を図ることにより安価なステータおよびその製造方法
を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るステータは、積層方向に相隣なる縁部同士が重なるよ
うに積層された複数の弧状コア片およびテイース片を連
結手段を介して帯状に連結してなるコア部材を、連結手
段を回動させることにより環状に形成して構成されるコ
アと、各テイース片に各弧状コア片の弧状に沿った形状
にそれぞれ巻回される複数の巻線とを備えたものであ
る。
【0006】又、この発明の請求項2に係るステータ
は、請求項1において、巻線間に変形容易な部材を介挿
するようにしたものである。
【0007】又、この発明の請求項3に係るステータ
は、請求項1において、各弧状コア片の相隣なる両巻線
の縁部と対向する位置に突起を設けるようにしたもので
ある。
【0008】又、この発明の請求項4に係るステータの
製造方法は、複数の弧状コア片およ びテイース片が連結
手段を介して帯状に連結してなるコア部材を打ち抜きに
より形成する工程と、各テイース片にそれぞれ巻線を巻
回する工程と、各巻線を弧状コア片の弧状に沿った形状
にそれぞれ成型する工程と、コア部材を連結手段を回動
させることにより環状に形成する工程とを包含したもの
である。
【0009】又、この発明の請求項5に係るステータの
製造方法は、複数の弧状コア片およびテイース片が連結
手段を介して帯状に連結してなるコア部材を打ち抜きに
より形成する工程と、各テイース片にそれぞれ巻線を弧
状コア片の弧状に沿った形状に巻回する工程と、コア部
材を連結手段を回動させることにより環状に形成する工
程とを包含したものである。
【0010】又、この発明の請求項6に係るステータの
製造方法は、複数の弧状コア片およびテイース片が連結
手段を介して環状に連結してなるコア部材を打ち抜きに
より形成する工程と、コア部材を連結手段を回動させる
ことにより帯状に展開する工程と、各テイース片にそれ
ぞれ巻線を巻回する工程と、各巻線を弧状コア片の弧状
に沿った形状にそれぞれ成型する工程と、コア部材を連
結手段を回動させることにより環状に形成する工程とを
包含したものである。
【0011】又、この発明の請求項7に係るステータの
製造方法は、複数の弧状コア片およびテイース片が連結
手段を介して環状に連結してなるコア部材を打ち抜きに
より形成する工程と、コア部材を連結手段を回動させる
ことにより帯状に展開する工程と、各テイース片にそれ
ぞれ巻線を弧状コア片の弧状に沿った形状に巻回する工
程と、コア部材を連結手段を回動させることにより環状
に形成する工程とを包含したものである。
【0012】又、この発明の請求項8に係るステータの
製造方法は、複数の弧状コア片およびテイース片が連結
手段を介して環状に連結してなるコア部材を打ち抜きに
より形成する工程と、コア部材を連結手段を回動させる
ことにより帯状に展開する工程と、各テイース片にそれ
ぞれ巻線を巻回する工程と、コア部材を連結手段を回
させることにより環状に形成するとともに各巻線を弧状
コア片の弧状に沿った形状にそれぞれ成型する工程とを
包含したものである。
【0013】又、この発明の請求項9に係るステータの
製造方法は、請求項4または6において、各巻線を成型
治具により弧状コア片の弧状に沿った形状にそれぞれ成
型するようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1. 以下、この発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1はこの発明の実施の形態1におけるステータの構成
を示す断面図、図2はコア部材の構成を示す正面図、図
3はコア部材のテイース片に巻線を巻回する工程を示す
正面図、図4は図3における巻線をコア片の弧状に沿っ
た形状に成型した状態を示す正面図、図5はこの発明の
実施の形態1におけるステータの図1におけるとは異な
る第2の構成の要部を示す正面図、図6は巻線が巻回さ
れるボビンの形状を示す平面図、図7はこの発明の実施
の形態1におけるステータの図1におけるとはさらに異
なる第3の構成を示す正面図である。
【0015】図において、6は複数の弧状コア片6aお
よびテイース片6bが、連結手段としての薄肉部6cを
介して帯状に連結してなる薄板状部材を、所定の枚数積
層一体化してなるコア部材、7は両端にフランジ部7
a、7bがそれぞれ形成された筒状の絶縁ボビンで、2
分割され各テイース片6bを挟持するように一体化され
ており、変形しやすい例えばPETフィルム、ナイロン
等柔軟な部材で形成されている。8は各絶縁ボビン7の
一端にそれぞれ配設される接続端子、9は各絶縁ボビン
7に巻線機10でそれぞれ巻回される巻線、11は薄肉
部6cを回動させることによりコア部材6を環状に形成
して構成されるコアで、巻線9と共にステータ20を構
成している。
【0016】次に、上記のように構成される実施の形態
1におけるステータの製造方法を説明する。まず、図2
に示すように複数の弧状コア片6aおよびテイース片6
bが、薄肉部6cを介して帯状に連結してなる薄板状部
材をプレス打ち抜きにより形成し、所定の枚数積層一体
化してコア部材6を形成する。次いで、図3に示すよう
に各テイース片6bに絶縁ボビン7を装着するととも
に、巻線機10によって巻線9を巻回しそれぞれ各端末
を接続端子8に接続する。次いで、図4に示すように各
巻線9を成型治具(図示せず)により弧状コア片6aの
弧状に沿った形状に成型する。そして最後に、薄肉部6
cを回動させてコア部材6を環状に形成し、図示はしな
いが接合端部を例えばTIG溶接等で固着することによ
りコア11、ひいてはステータ20が完成する。
【0017】このように上記実施の形態1によれば、積
層一体化されたコア部材6に絶縁ボビン7を介して巻線
9を巻回し、巻線9をコア部材6の弧状コア片6aの弧
状に沿った形状に成型治具を介して成型した後、薄肉部
6cを回動させることによりコア部材6を環状に形成し
てステータ20を構成するようにしているので、部品点
数を減らしてコストの低減を図り、ひいては安価なステ
ータ20を得ることが可能になり、又、絶縁ボビン7を
変形しやすい柔軟な部材で形成しているので、弧状コア
片6aの弧状に沿った形状に成型する成型作業が容易と
なり、さらに又、成型治具を用いることにより成型作業
が容易となることは勿論のこと、大きな力を与えること
ができるため確実に変形することが可能になる。
【0018】なお、上記では巻線9の成型作業を容易に
するために、絶縁ボビン7を柔軟な部材で形成するよう
にしているが、図6に示すように絶縁ボビン7の各フラ
ンジ部7a、7bに屈曲容易な部位としてのスリット1
2を形成するようにしても上記と同様の効果を得ること
ができ、又、図5(A)に示すように巻線9間に例えば
ウレタンゴム、発泡ウレタン、発泡スチロール等のよう
な変形容易な部材13を介挿するようにしても巻線9の
変形を容易とし、図5(B)に示すような成型作業がさ
らに容易となる。
【0019】又、上記では巻線9の成型作業を行った
後、薄肉部6cを回動させてコア部材6を環状に形成し
ているが、薄肉部6cを回動させてコア部材6を環状に
形成する工程で、同時に各弧状コア片6aにより各巻線
9を押圧することにより巻線9の成型作業を行うように
しても良く、さらに又、例えば図7(A)に示すように
弧状コア片6aの相隣なる巻線9の縁部と対向する位置
に、それぞれ突起14を設けてコア部材6を環状に形成
する工程で、この突起14により絶縁ボビン7のフラン
ジ部7bを押圧することにより巻線9を変形させるよう
にすれば、さらに成型作業が容易で且つ確実となる。
【0020】実施の形態2. 図8はこの発明の実施の形態2におけるステータの構成
を示す断面図、図9はコア部材のテイース片に巻線を巻
回する工程を示す正面図、図10は図9におけるA部の
製造の一工程を示し、(A)は正面図、(B)は背面
図、図11は図9におけるA部の図10に示すとは異な
る製造の一工程を示し、(A)は正面図、(B)は背面
図である。図において、上記実施の形態1におけると同
様な部分は同一符号を付して説明を省略する。15は各
絶縁ボビン7に巻線機10で弧状コア片6aの弧状に沿
った形状に巻回される巻線である。
【0021】次に、上記のように構成される実施の形態
2におけるステータの製造方法を説明する。まず、上記
実施の形態1におけると同様、図2に示すように複数の
弧状コア片6aおよびテイース片6bが、薄肉部6cを
介して帯状に連結してなる薄板状部材をプレス打ち抜き
により形成し、所定の枚数積層一体化してコア部材6を
形成する。次いで、図9に示すように各テイース片6b
に絶縁ボビン7を装着するとともに、巻線機10によっ
て巻線15を弧状コア片6aの弧状に沿った形状に巻回
しそれぞれ各端末を接続端子8に接続する。この時、巻
線15の端部15aを図10に示すように長手方向に若
干余裕を持たせて巻回しておくことにより、図11に示
すように端部15aを弧状コア片6aの弧状に沿った形
状に成型する際の作業が容易となる。そして最後に、薄
肉部6cを回動させてコア部材6を環状に形成し、図示
はしないが接合端部を例えばTIG溶接等で固着するこ
とによりコア11、ひいてはステータ20が完成する。
【0022】このように上記実施の形態2によれば、積
層一体化されたコア部材6に絶縁ボビン7を介して巻線
15を弧状コア片6aの弧状に沿った形状に巻回した
後、薄肉部6cを回動させることによりコア部材6を環
状に形成してステータ20を構成するようにしているの
で、上記実施の形態におけると同様に部品点数を減らし
てコストの低減を図ることができることは勿論のこと、
巻線15の成型作業を省略することが可能となり、さら
に安価なステータ20を得ることができる。なお、上記
各実施の形態1、2では説明しなかったが、各巻線9、
15に自己融着電線を用いれば、弧状コア片6aの弧状
に沿った形状における各巻線9、15の固定が容易とな
り、組立作業性の向上を図ることができる。
【0023】実施の形態3. 図12はこの発明の実施の形態3におけるステータの製
造方法の一工程を示す正面図である。上記各実施の形態
1、2では、複数の弧状コア片6aおよびテイース片6
bが、薄肉部6cを介して帯状に連結してなる薄板状部
材をプレス打ち抜きにより形成し、所定の枚数積層一体
化してコア部材6を構成しているが、この実施の形態3
では、複数の弧状コア片16aおよびテイース片16b
が、薄肉部16cを介して図12に示すように環状に連
結してなる薄板状部材をプレス打ち抜きにより形成し、
所定の枚数積層一体化してコア部材16を構成した後、
薄肉部16cを回動させてコア部材16を帯状に展開
し、以下、上記各実施の形態1、2と同様の工程を経て
ステータを構成するようにしたものである。
【0024】このように上記実施の形態3によれば、コ
ア部材16を複数の弧状コア片16aおよびテイース片
16bが、薄肉部16cを介して連結してなる薄板状部
材をプレス打ち抜きにより形成し、所定の枚数積層一体
化することによって構成するようにしているので、薄肉
部16cを回動することによって帯状に展開し、巻線後
再び環状に形成した時の組立精度が良いため、組立調整
が容易となり組立作業性の向上を図ることが可能にな
る。
【0025】実施の形態4. 図13はこの発明の実施の形態4におけるステータのコ
ア部材の構成を示す正面図である。上記各実施の形態1
ないし3では、複数の弧状コア片6a、16aおよびテ
イース片6b、16bの連結手段として、薄肉部6c、
16cを用いた場合について説明したが、この実施の形
態4では、弧状コア片17aおよびテイース片17bを
ピン部材18で連結するとともに、弧状コア片17aと
テイース片17bの積層方向に相隣なる縁部同士が重な
り合うように積層して、コア部材17を構成するように
したものである。
【0026】このように上記実施の形態4によれば、弧
状コア片17aとテイース片17bの積層方向に相隣な
る縁部同士が重なり合うように積層して連結するように
しているので、弧状コア片17a、テイース片17b同
士の接合部の表面積を増大させ、磁気抵抗の増加を抑制
して磁気性能の向上を図ることができる。なお、上記実
施の形態1ないし3においても、各弧状コア片6a、1
6aおよびテイース片6b、16bの端部の形状に一工
夫することにより、積層方向に相隣なる縁部同士を重ね
合わせることができ、上記と同様の効果を得ることが可
能となる。
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、積層方向に相隣なる縁部同士が重なるように積層
された複数の弧状コア片およびテイース片を連結手段を
介して帯状に連結してなるコア部材を、連結手段を回動
させることにより環状に形成して構成されるコアと、各
テイース片に各弧状コア片の弧状に沿った形状にそれぞ
れ巻回される複数の巻線とを備えたので、部品点数を減
らしてコストの低減を図り安価なステータを提供するこ
とができる。
【0028】又、この発明の請求項2によれば、請求項
1において、巻線間に変形容易な部材を介挿するように
したので、組立作業性の向上を図りさらに安価なステー
タを提供することができる。
【0029】又、この発明の請求項3によれば、請求項
1において、各弧状コア片の相隣なる両巻線の縁部と対
向する位置に突起を設けるようにしたので、組立作業性
の向上を図りさらに安価なステータを提供することがで
きる。
【0030】又、この発明の請求項4によれば、複数の
弧状コア片およびテイース片が連結手段を介して帯状に
連結してなるコア部材を打ち抜きにより形成する工程
と、各テイース片にそれぞれ巻線を巻回する工程と、各
巻線を弧状コア片の弧状に沿った形状にそれぞれ成型す
る工程と、コア部材を連結手段を回動させることにより
環状に形成する工程とを包含したので、組立作業性の向
上を図り安価なステータを得ることが可能なステータの
製造方法を提供することができる。
【0031】又、この発明の請求項5によれば、複数の
弧状コア片およびテイース片が連結手段を介して帯状に
連結してなるコア部材を打ち抜きにより形成する工程
と、各テイース片にそれぞれ巻線を弧状コア片の弧状に
沿った形状に巻回する工程と、コア部材を連結手段を回
動させることにより環状に形成する工程とを包含したの
で、組立作業性の向上を図り安価なステータを得ること
が可能なステータの製造方法を提供することができる。
【0032】又、この発明の請求項6によれば、複数の
弧状コア片およびテイース片が連結手段を介して環状に
連結してなるコア部材を打ち抜きにより形成する工程
と、コア部材を連結手段を回動させることにより帯状に
展開する工程と、各テイース片にそれぞれ巻線を巻回す
る工程と、各巻線を弧状コア片の弧状に沿った形状にそ
れぞれ成型する工程と、コア部材を連結手段を回動させ
ることにより環状に形成する工程とを包含したので、組
立作業性の向上を図り安価なステータを得ること が可能
なステータの製造方法を提供することができる。
【0033】又、この発明の請求項7によれば、複数の
弧状コア片およびテイース片が連結手段を介して環状に
連結してなるコア部材を打ち抜きにより形成する工程
と、コア部材を連結手段を回動させることにより帯状に
展開する工程と、各テイース片にそれぞれ巻線を弧状コ
ア片の弧状に沿った形状に巻回する工程と、コア部材を
連結手段を回動させることにより環状に形成する工程と
を包含したので、組立作業性の向上を図り安価なステー
タを得ることが可能なステータの製造方法を提供するこ
とができる。
【0034】又、この発明の請求項8によれば、複数の
弧状コア片およびテイース片が連結手段を介して環状に
連結してなるコア部材を打ち抜きにより形成する工程
と、コア部材を連結手段を回動させることにより帯状に
展開する工程と、各テイース片にそれぞれ巻線を巻回す
る工程と、コア部材を連結手段を回動させることにより
環状に形成するとともに各巻線を弧状コア片の弧状に沿
った形状にそれぞれ成型する工程とを包含したので、組
立作業性の向上を図り安価なステータを得ることが可能
なステータの製造方法を提供することができる。
【0035】又、この発明の請求項9によれば、請求項
4または6において、各巻線を成型治具により弧状コア
片の弧状に沿った形状にそれぞれ成型するようにしたの
で、組立作業性の向上を図り安価なステータを得ること
が可能なステータの製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1におけるステータの
構成を示す断面図である。
【図2】 コア部材の構成を示す正面図である。
【図3】 コア部材のテイース片に巻線を巻回する工程
を示す正面図である。
【図4】 図3における巻線を弧状コア片の弧状に沿っ
た形状に成型した状態を示す正面図である。
【図5】 この発明の実施の形態1におけるステータの
図1におけるとは異なる第2の構成の要部を示す正面図
である。
【図6】 巻線が巻回されるボビンの形状を示す正面図
である。
【図7】 この発明の実施の形態1におけるステータの
図1におけるとはさらに異なる第3の構成の要部を示す
正面図である。
【図8】 この発明の実施の形態2におけるステータの
構成を示す断面図である。
【図9】 コア部材のテイース片に巻線を巻回する工程
を示す正面図である。
【図10】 図9におけるA部の一工程を示し、(A)
は正面図、(B)は背面図である。
【図11】 図9におけるA部の図10に示すとは異な
る一工程を示し、(A)は正面図、(B)は背面図であ
る。
【図12】 この発明の実施の形態3におけるステー
タの製造方法の一工程を示す正面図である。
【図13】 この発明の実施の形態4におけるステータ
のコア部材の構成を示す正面図である。
【図14】 従来のステータの構成を示す断面図であ
る。
【図15】 図14におけるステータの要部の組立分解
図である。
【符号の説明】
6,16,17 コア部材、6a,16a,17a 弧
状コア沿、6b,16b,17b テイース片、6c,
16c 薄肉部、7 絶縁ボビン、7a,7b フラン
ジ部、9,15 巻線、10 巻線機、11 コア、1
2 スリット、13 部材、14 突起、18 ピン部
材、20 ステータ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−262203(JP,A) 特開 平8−191561(JP,A) 特開 平8−196061(JP,A) 特開 平10−271716(JP,A) 特開 平10−201146(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 1/14 H02K 1/18 H02K 3/46 H02K 15/02

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層方向に相隣なる縁部同士が重なるよ
    うに積層された複数の弧状コア片およびテイース片を連
    結手段を介して帯状に連結してなるコア部材を、上記連
    結手段を回動させることにより環状に形成して構成され
    るコアと、上記各テイース片に上記各弧状コア片の弧状
    に沿った形状にそれぞれ巻回される複数の巻線とを備え
    たことを特徴とするステータ。
  2. 【請求項2】 巻線間には変形容易な部材が介挿されて
    いることを特徴とする請求項1記載のステータ。
  3. 【請求項3】 各弧状コア片の相隣なる両巻線の縁部と
    対向する位置に突起が設けられていることを特徴とする
    請求項1記載のステータ。
  4. 【請求項4】 複数の弧状コア片およびテイース片が連
    結手段を介して帯状に連結してなるコア部材を打ち抜き
    により形成する工程と、上記各テイース片にそれぞれ巻
    線を巻回する工程と、上記各巻線を上記弧状コア片の弧
    状に沿った形状にそれぞれ成型する工程と、上記コア部
    材を上記連結手段を回動させることにより環状に形成す
    る工程とを包含してなるステータの製造方法。
  5. 【請求項5】 複数の弧状コア片およびテイース片が連
    結手段を介して帯状に連結してなるコア部材を打ち抜き
    により形成する工程と、上記各テイース片にそれぞれ巻
    線を上記弧状コア片の弧状に沿った形状に巻回する工程
    と、上記コア部材を上記連結手段を回動させることによ
    り環状に形成する工程とを包含してなるステータの製造
    方法。
  6. 【請求項6】 複数の弧状コア片およびテイース片が連
    結手段を介して環状に連結してなるコア部材を打ち抜き
    により形成する工程と、上記コア部材を上記連結手段を
    回動させることにより帯状に展開する工程と、上記各テ
    イース片にそれぞれ巻線を巻回する工程と、上記各巻線
    を上記弧状コア片の弧状に沿った形状にそれぞれ成型す
    る工程と、上記コア部材を上記連結手段を回動させるこ
    とにより環状に形成する工程とを包含してなるステータ
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 複数の弧状コア片およびテイース片が連
    結手段を介して環状 に連結してなるコア部材を打ち抜き
    により形成する工程と、上記コア部材を上記連結手段を
    回動させることにより帯状に展開する工程と、上記各テ
    イース片にそれぞれ巻線を上記弧状コア片の弧状に沿っ
    た形状に巻回する工程と、上記コア部材を上記連結手段
    を回動させることにより環状に形成する工程とを包含し
    てなるステータの製造方法。
  8. 【請求項8】 複数の弧状コア片およびテイース片が連
    結手段を介して環状に連結してなるコア部材を打ち抜き
    により形成する工程と、上記コア部材を上記連結手段を
    回動させることにより帯状に展開する工程と、上記各テ
    イース片にそれぞれ巻線を巻回する工程と、上記コア部
    材を上記連結手段を回動させることにより環状に形成す
    るとともに上記各巻線を上記弧状コア片の弧状に沿った
    形状にそれぞれ成型する工程とを包含してなるステータ
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 各巻線は成型治具により弧状コア片の弧
    状に沿った形状にそれぞれ成型されることを特徴とする
    請求項4または6記載のステータの製造方法。
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