JP6685434B2 - 回転電機のステータおよび回転電機のステータの製造方法 - Google Patents

回転電機のステータおよび回転電機のステータの製造方法 Download PDF

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Description

この発明は、インシュレータの形状の制約を低減することにより回転電機の小型化できる回転電機のステータおよび回転電機のステータの製造方法に関するものである。
回転電機の高効率化や小型化には、回転電機のステータに巻かれているコイルをより高密度に行うことが考えられる。コイルを高密度に巻回するためには、巻線のスペースを確保し、そこに整列性よく巻回することが求められる。回転電機のステータは、ステータコアとコイルとの絶縁を確保するため、薄肉の絶縁層からなるインシュレータを設ける。インシュレータの取り付け方法として、絶縁樹脂材料を予め射出成形して作成したインシュレータをステータコアに装着する方法や、ステータコアを成形金型にセットし、絶縁樹脂材料を一体成形することでインシュレータ付きのステータコアを作製する方法などがある。
後者は、特に小型の回転電機において、小さなインシュレータの装着作業が困難であるため、インシュレータの取り付け作業の簡素化に有効である。インシュレータ一体成形のためには、金型内でステータコアの一部を受けて、位置決めをする必要がある。このとき、ステータコアは肉厚0.5mm程度の磁性金属板を積層したものであるため、絶縁樹脂材料の射出成形圧力によってステータコアの破損や歪みが発生しやすい。このため、金型内でステータコアを適切に支持し、位置決めすることが重要である。
例えば、特許文献1では、ステータコアを金型内にセットする際、ティース部の両先端(シュー側およびコアバック側)およびティース部の中央部を金型で支持することにより、コアの変形を抑制し、インシュレータの肉厚を均一化している。また、特許文献2では、上部加圧金型から樹脂の射出圧力に抗する圧力を印加することにより、ステータコアの破損や歪みの発生を抑制している。
特開2008−278684号公報 特開2000−125524号公報
従来の回転電機のステータコアによれば、回転電機をさらに小型化しようとすると、インシュレータの一体成形における金型の金型受部の存在により、インシュレータの形状に制約を受け、コイルのスペースが低減するという問題点があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、インシュレータの形状の制約を低減することにより回転電機の小型化できる回転電機のステータおよび回転電機のステータの製造方法を提供することを目的とする。
この発明の回転電機のステータは、
板材を軸方向に複数積層して形成されたステータコアと、コイルと、前記ステータコアと前記コイルとを絶縁するインシュレータとを備えた回転電機のステータにおいて、
前記ステータコアは、複数の磁極片と少なくとも1つの継鉄片とが、複数の前記磁極片のうち周方向に隣り合う少なくとも1対の前記磁極片の間に前記継鉄片を有する構造を含み、前記磁極片および前記継鉄片の周方向の端部同士が折り曲げ可能に連結されて環状を形成し、
前記磁極片は、第一バックヨーク部および前記第一バックヨーク部から径方向内側に突出するティース部を有し、
前記継鉄片は、第二バックヨーク部を有し、
前記第一バックヨーク部と前記第二バックヨーク部とにて前記ステータコアの外周部となるバックヨーク部が形成され、
前記コイルは、前記ティース部に前記インシュレータを介して巻線を巻回して形成され、
前記インシュレータは、前記ステータコアと一体成形され、
当該インシュレータは、前記磁極片と前記継鉄片との連結箇所を含む所定の領域を除き、前記第一バックヨーク部と前記ティース部を有する前記磁極片の軸方向の両端面の全てを覆って形成され、
前記インシュレータは、前記継鉄片の軸方向の両端面の内、当該両端面の径方向内側の周方向の一部の当該両端面上を覆うように形成されるとともに、前記継鉄片の径方向内側の内側面上の一部を覆うように形成されるものである。
また、この発明の上記のように構成された回転電機のステータの製造方法は、
前記磁極片の前記第一バックヨーク部の周方向および前記継鉄片の前記第二バックヨーク部の周方向を直線状にした前記ステータコアを打ち抜いた前記板材を軸方向に複数積層する第一工程と、
前記継鉄片の軸方向の両端面内の少なくとも一部分を金型受部として、直線状の前記ステータコアを金型に設置し、前記金型内に絶縁材を射出して前記ステータコアに前記インシュレータを一体成形する第二工程と、
直線状の前記ステータコアの前記ティース部に前記インシュレータを介して前記巻線を巻回して前記コイルを形成する第三工程と、
前記コイルが形成された直線状の前記ステータコアの前記磁極片の前記第一バックヨーク部および前記継鉄片の前記第二バックヨーク部の周方向の端部同士を折り曲げて環状に形成する第四工程とを備え、
前記第二工程は、
前記インシュレータが、前記磁極片と前記継鉄片との連結箇所を含む所定の領域を除き、
前記継鉄片に前記金型受部を設ける場合には、前記第一バックヨーク部と前記ティース部を有する前記磁極片の軸方向の両端面の全てを覆い前記ステータコアと一体成形され、
前記継鉄片の軸方向の両端面の内、当該両端面の径方向内側の周方向の一部の当該両端面上を覆うように形成されるとともに、前記継鉄片の径方向内側の内側面上の一部を覆うように形成される工程である。
この発明の回転電機のステータおよび回転電機のステータの製造方法によれば、
インシュレータの形状の制約を低減することにより、回転電機の小型化できる。
この発明の実施の形態1における回転電機のステータの構成を示す上面図である。 図1に示したステータの製造方法を説明する図である。 図1に示したステータの製造方法を説明する図である。 図1に示したステータの製造方法を説明する図である。 図1に示したステータの製造方法を説明する図である。 図1に示したステータの製造方法を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態1における他の回転電機のステータの製造方法を説明する図である。 図7に示した他の回転電機のステータの製造方法を説明する図である。 この発明の実施の形態1における他の回転電機のステータの製造方法を説明する図である。 この発明の実施の形態1における他の回転電機のステータの製造方法を説明する図である。 この発明の実施の形態2における回転電機のステータの構成を示す上面図である。 図11に示したステータの製造方法を説明する図である。 この発明の実施の形態2における他の回転電機のステータの製造方法を説明する図である。 図13に示した他の回転電機のステータの製造方法を説明する図である。 図13に示した他の回転電機のステータの製造方法を説明する図である。 この発明の実施の形態2における他の回転電機のステータの製造方法を説明する図である。 図16に示した他の回転電機のステータの製造方法を説明する図である。 この発明の実施の形態2における他の回転電機のステータの製造方法を説明する図である。 図18に示した他の回転電機のステータの製造方法を説明する図である。 この発明の実施の形態2における他の回転電機のステータの製造方法を説明する図である。 図20に示した他の回転電機のステータの製造方法を説明する図である。 図20に示した他の回転電機のステータの製造方法を説明する図である。 この発明の実施の形態3における回転電機のステータの製造方法を説明する図である。 この発明の実施の形態3における回転電機のステータの製造方法を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態3における他の回転電機のステータの製造方法を説明する図である。 この発明の実施の形態4における回転電機のステータの構成を示す上面図である。 図26に示したステータの製造方法を説明する図である。 比較例の回転電機のステータの例を示す上面図である。 図28に示した比較例の回転電機のステータの製造方法を説明する図である。 他の比較例の回転電機のステータの例を示す上面図である。 この発明の実施の形態1における他の回転電機のステータの構成を示す上面図である。 この発明の実施の形態5における回転電機のステータの構成を示す上面図である。 図32に示したステータの構成を示す断面図である。 図32に示したステータの製造方法を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態5における他の回転電機のステータの構成を示す上面図である。 図35に示した他のステータの構成を示す断面図である。 この発明の実施の形態1における他の回転電機のステータの構成を示す上面図である。 この発明の実施の形態1における他の回転電機のステータの構成を示す上面図である。
実施の形態1.
以下、本願発明の実施の形態について説明する。図1はこの発明の実施の形態1における回転電機のステータの構成を示す上面図である。図2から図5は図1に示したステータの製造方法を説明する図である。図2はステータコアを構成する板材を形成するために薄板の板取りを説明する図である。図3はステータコアにインシュレータを一体成形した後の状態を説明する図である。図4は図3に示したインシュレータを一体成形したステータコアに巻線を巻回する状態を説明する図である。図5は図4に示したコイルが形成されたステータコアを環状に形成する状態を説明する図である。
図6は図1に示したステータの製造方法を説明するフローチャートである。図7および図8はこの発明の実施の形態1における他の回転電機のステータの製造方法を説明する図である。図7はステータコアにインシュレータを一体成形した後の状態を説明する図である。図8は図7に示したインシュレータを形成する金型の構成を示す図であり、直線状のステータコアを設置した状態を示す図である。
図9はこの発明の実施の形態1における他の回転電機のステータの製造方法を説明する図である。図10はこの発明の実施の形態1における他の回転電機のステータの製造方法を説明する図である。図9および図10はステータコアにインシュレータを一体成形した後の状態を説明する図である。図31はこの発明の実施の形態1における他の回転電機のステータの構成を示す上面図である。また、以下の説明において、回転電機のステータ1における各方向を、周方向Z、軸方向Y、径方向X、径方向内側X1、径方向外側X2としてそれぞれ示す。尚、軸方向Yは、ステータ1の回転軸と同一方向である。また、軸方向Yは、以下の実施の形態における図14または図20にて示す。
図1において、回転電機のステータ1はステータコア2と、インシュレータ3と、コイル4とを備える。ステータコア2は、薄板の板材10を軸方向Yに複数積層して形成される。ステータコア2は、複数の磁極片5と複数の継鉄片6とが交互に環状に配置して形成される。ここでは、磁極片5が4個、継鉄片6が4個の例について示す。
尚、ここでは、ステータコア2は、複数の磁極片5と複数の継鉄片6とが交互に環状に配置して形成する例を示したが、これに限られることはなく、ステータコアは、複数の磁極片と少なくとも1つの継鉄片とが、複数の磁極片のうち周方向に隣り合う少なくとも1対の磁極片の間に継鉄片を有する構造を含み、磁極片および継鉄片の周方向の端部同士が折り曲げ可能に連結されて環状を形成する構成も考えられる。その場合、他の構成は本実施の形態1と同様に構成可能である。
各磁極片5は、第一バックヨーク部51とティース部52とを有する。第一バックヨーク部51は、周方向Zに延在して形成される。よって、第一バックヨーク部51の長手方向Zは周方向Zとなる。ティース部52は、第一バックヨーク部51の周方向Zの中央位置から径方向内側X1に突出して形成される。よって、ティース部52の長手方向Xは径方向Xと同一方向となる。
尚、本実施の形態1においては、第一バックヨーク部51の長手方向Zが周方向Zと同一方向となり、ティース部52の長手方向Xが径方向Xと同一方向となる例にて示したが、これに限られることはなく、第一バックヨーク部51の長手方向Zが径方向Xと同一方向となり、ティース部52の長手方向Xが周方向Zと同一方向となる構成も考えられる。その場合、他の構成は本実施の形態1と同様に構成可能である。
各継鉄片6は、第二バックヨーク部61を有する。第二バックヨーク部61は、第一バックヨーク部51と同様に周方向Zに延在して形成される。よって、第二バックヨーク部61の長手方向Zは周方向Zと同一方向となる。そして、ステータコア2の外周部となるバックヨーク部7は、第一バックヨーク部51と第二バックヨーク部61とにて構成される。
各継鉄片6の内少なくとも1つの継鉄片6は、分割箇所60を有する。分割箇所60は、当該1つの継鉄片6の周方向Zの一端または継鉄片6の周方向Z中のいずれかの位置に形成されていればよいが、ここでは1例として、継鉄片6の周方向Zの中央位置にて分割されたものを示す。尚、分割箇所60はこの位置に限られることはなく、例えば図31に示すように、分割箇所60を継鉄片6と磁極片5との境界部分、すなわち継鉄片6の周方向Zの一端に形成するなど、他の箇所に設定される場合も考えられる。また、ここでは1つの継鉄片6に分割箇所60を備える例を示したが、これに限られることはなく、2個の継鉄片6に分割箇所60をそれぞれ形成してもよい。この分割箇所60は、一方に結合凸部68が、他方に結合凹部69がそれぞれ形成される。結合凸部68と結合凹部69とが嵌合して結合される。
ステータコア2は、周方向Zに互いに隣接する磁極片5の第一バックヨーク部51と、継鉄片6の第二バックヨーク部61との周方向Zの端部同士は、折り曲げ可能な薄肉部21にて連結される。よって、薄肉部21の周方向Zの中央から一方側は第一バックヨーク部51であり、他方は第二バックヨーク部61である。
インシュレータ3は、各磁極片5を覆うように形成され、かつ、各継鉄片6を覆わないように形成される。インシュレータ3は、磁極片5のティース部52の周方向Zの周側面56、および磁極片5の軸方向Yの上下の両端面53を覆っている。但し、磁極片5の第一バックヨーク部51と、継鉄片6の第二バックヨーク部61との連結箇所および連結箇所近傍にはインシュレータ3は形成されていない。また、インシュレータ3は、第一バックヨーク部51の径方向外側X2の外側面54、および、ティース部52の径方向内側X1の内側面55には形成されていない。また、インシュレータ3は、各継鉄片6の軸方向Yの上下の両端面63を全て覆わない。
インシュレータ3は、ステータコア2と一体成形にて形成されるため、インサート成形に使用される絶縁材の樹脂にて形成される。具体的には、射出成形が可能な樹脂であればよく、耐熱性と巻線を巻回する際の荷重に耐え得ること、コイル4を保持できることを、求められる寸法精度で達成し得る樹脂収縮率、樹脂流動性などから選定すればよい。例えば、PPS樹脂(ポリフェニレンスルファイド樹脂)、LCP樹脂(液晶ポリマー樹脂)、POM樹脂(ポリアセタール樹脂)などのいわゆるエンジニアリングプラスチックが望ましい。コイル4は、ティース部52にインシュレータ3を介して巻線を巻回して形成される。
尚、以下の説明において、第一バックヨーク部51および第二バックヨーク部61の図1の上面図における長手方向は、周方向Zに一致するため、第一バックヨーク部51および第二バックヨーク部61の長手方向Zとして説明する場合もある。また、ティース部52の図1の上面図における長手方向は、径方向Xに一致するため、ティース部52の長手方向Xとして説明する場合もある。また、金型を示す図以外の各図において、インシュレータが形成される箇所はハッチングを用いて示している。
次に上記のように構成された実施の形態1の回転電機のステータ1の製造方法について図6のフローチャートを交えて説明する。まず、図2に示すように、例えば電磁鋼板にて構成される薄板11からステータコア2を形成する板材10を、ここでは2つの板材10を板取りして打ち抜く。板材10は、磁極片5の第一バックヨーク部51の長手方向Zと継鉄片6の第二バックヨーク部61の長手方向Zとを一致させ、磁極片5と継鉄片6とが交互に配置された直線状にて形成される。この際、薄板11に無駄が出ないように、2つの板材10が、互いのティース部52が対向するように配置されるとともに、一方の板材10のティース部52の間に、もう一方の板材10のティース部52が収まるように、並列配置される。
そして、薄板11上に配置された2つの板材10を打ち抜き、直線状の板材10を、所定枚数積層し、カシメ(図示省略)により固定される。そして、複数の磁極片5および複数の継鉄片6からなる直線状のステータコア2が構成される第一工程としての打ち抜き工程が行われる(図6のステップST1)。
次に、継鉄片6の軸方向Yの両端面63の少なくとも一部、ここでは両端面63の全てを金型受部として、直線状のステータコア2を金型8に設置する。尚、この金型8への設置工程については後述にて説明する。そして、金型8内のキャビティに絶縁材を射出してステータコア2にインシュレータ3を一体成形する第二工程としてのインシュレータ一体成形工程が行われる(図6のステップST2)。そして、図3に示すようなインシュレータ3が一体成形された直線状のステータコア2が形成される。
この際、インシュレータ3は金型受部である継鉄片6の軸方向Yの両端面63上には形成されていない。これに対し、インシュレータ3は磁極片5の軸方向Yの上下の両端面53に形成される。また、インシュレータ3はティース部52の周方向Zの周側面56に形成される。また、インシュレータ3は第一バックヨーク部51の径方向外側X2の外側面54、および、ティース部52の径方向内側X1の内側面55には形成されない。
次に、直線状のステータコア2を、磁極片5の第一バックヨーク部51の長手方向Zと継鉄片6の第二バックヨーク部61の長手方向Zとを一致させた状態にて巻線機に設置する。つまり、ステータコア2はプレス機にて打ち抜かれた状態である直線状のままで、巻線作業が行われる。巻線機は、巻線供給巻付用のフライヤ45を有する。フライヤ45は、回転軸Fが磁極片5のティース部52の長手方向Xと一致するように配置される。
そして、磁極片5のティース部52の長手方向Xと一致する方向にスライド動作して巻線をティース部52に巻回し、コイル4を形成する。そして、1つの磁極片5のティース部52へのコイル4の形成が終了すると、フライヤ45を第一バックヨーク部51の長手方向Zにスライド移動し、隣接する他の磁極片5のティース部52にフライヤ45の回転軸Fが対向するまで移動し、再度巻線の巻回動作を行う。このとき、先に形成された磁極片5のティース部52のコイル4の巻き終わり部分を切断しないで行うため、ティース部52間を跨ぐ巻線が渡り線42となる。この巻線の巻回の動作を繰り返し行い、図4に示すように、全ての磁極片5のティース部52にコイル4を形成する第三工程としての巻線工程を終了する(図6のステップST3)。
次に、全ての磁極片5のティース部52にコイル4が形成されると、図5に示すように、磁極片5のティース部52の内側面55を円柱状の芯金88に順次押し当てていき、直線状のステータコア2を環状に折り曲げて閉じていく。そして、継鉄片6の結合凸部68と結合凹部69とを嵌合させる。嵌合後、嵌合箇所を径方向外側X2から、例えばTIG溶接(Tungsten Inert Gas溶接)のような溶接手段によって結合して一体化し第四工程としてのコア閉じ工程が終了する(図6のステップST4)。この際、結合凸部68と結合凹部69とを突き合わせて結合することで、突き合わせたときの径方向Xの位置ずれが抑制でき、ステータ1の真円度を向上できる。
次に、先に示した金型8に直線状のステータコア2を設置する工程について説明する。先に示したステータコア2は、4個の磁極片5と4個の継鉄片6とにて構成される場合について示したが、磁極片5および継鉄片6の数はこれに限られるものではない。ここでは、図7に示すようにステータコア2が、6個の磁極片5と6個の継鉄片6とにて構成される場合について説明する。但し、ティース部52の数が6個に増えたため、先に示したティース部52が4個の場合と比較すると、回転電機に生じるトルク脈動が抑制できる。尚、先に示した実施の形態1と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。
図7に示すような、インシュレータ3が一体成形されたステータコア2を形成する場合、図8に示すような金型8に直線状のステータコア2が設置されることとなる。尚、図8において、便宜上、磁極片5が設置された箇所は点線にて、継鉄片6が設置された箇所は実線にて示している。金型8は固定金型81、可動金型82および中子金型83にて構成される。
図に示すように、中子金型83にて継鉄片6の軸方向Yの両端面63の全面が金型受部となり、中子金型83により挟持されて、ステータコア2を金型8内にて軸方向Yに支持できる。よって、金型8内にて継鉄片6が載置される箇所には、キャビティが存在しないため、インシュレータ3が形成されない。尚、金型8の構成は、上記に記した、固定金型81、可動金型82および中子金型83の構成に限定されるものではなく、インシュレータ3を同様に形成できるものであればよい。
また、磁極片5の径方向内側X1の内側面55は、固定金型81に当接して支持される。また、磁極片5および継鉄片6の径方向外側X2の外側面54は可動金型82に当接して支持される。よって、磁極片5の径方向内側X1の内側面55、および、磁極片5の径方向外側X2の外側面54にはインシュレータ3が形成されない。
次に、実施の形態1におけるステータコア2が、磁極片5と継鉄片6とから構成される場合と、図28から図30に示した比較例の場合とを比較して説明する。比較例はステータコアが磁極片105のみから構成される。図28において、磁極片105は、バックヨーク部151と、バックヨーク部151から径方向内側X1に突出するティース部152と備える。また、磁極片105は実施の形態1と同様に、軸方向Yに板材が複数積層されて形成される。そして、磁極片105にインシュレータ103が一体成形される。
インシュレータ103を形成するための金型108を図29に示す。図29において、金型108は、固定金型181、可動金型182および中子金型183にて構成される。そして、磁極片105を軸方向Yに挟持して支持するために、磁極片105の軸方向Yの両端面153の、径方向外側X2および径方向内側X1の両方の周方向Zの一部の露出箇所156、157を金型受部として支持する。
よって、当該金型108によって磁極片105に一体成形されたインシュレータ103は、図28に示すように、磁極片105の軸方向Yの両端面153の、径方向外側X2および径方向内側X1の両方の周方向Zの一部、露出箇所156、157の部分を覆わず露出して形成される。
インシュレータ103の形状として、幅W2は、端子挿入のためなどに必要となる幅と強度とを確保するために必要な幅である。また、幅W3は、巻回されたコイルのテンションにより、インシュレータ103が倒れないための強度を確保するために必要な幅である。そして、この各幅W2、W3が確保された残りの幅W4が、コイルの形成される箇所となる。
これに対し、金型の金型受部を磁極片105の両端面153に設ける必要が無い場合には、図30に示すようにインシュレータ103が形成される。この場合でもあっても、幅W2と幅W3との必要長さは変わらない。よって、磁極片105の径方向Xの幅W1が同一の場合、コイルの形成される箇所の幅W5は先に示した図28の幅W4より大きく確保することができる。図30の場合には、磁極片105を金型にて保持することができなく、インシュレータ103を一体成形することはできない。
しかしながら、本実施の形態1によれば、磁極片5と磁極片5との間の継鉄片6が金型8の金型受部となるため、インシュレータ3を磁極片5に一体成形する場合であっても、図30と同様にコイル4を形成する箇所を確保することができる。
上記のように構成された実施の形態1の回転電機のステータおよび回転電機のステータの製造方法によれば、ステータコアを複数の磁極片と複数の継鉄片とに分けて形成し、インシュレータが継鉄片の軸方向の両端面の全てを除いて覆って、ステータコアに一体形成にて形成される。このため、継鉄片の軸方向の両端面の全面をインシュレータを形成するための金型の金型受部とすることができる。よって、金型において、継鉄片の軸方向の両端面の全てを軸方向に挟持することができるので、一体成形時の樹脂圧によるステータコアの破損や変形を抑制することができ、それにより、金型とステータコアとのクリアランスが均一に確保され、インシュレータを形成するための樹脂材の肉厚を均一化でき、未充填箇所が防止できる。
また、磁極片に金型の金型受部が存在しないため、コイルを形成する領域を従来に比べて多く確保でき、そのため、コイルをより高密度に巻回でき、同じターン数でより太いコイルを巻線することができるので、回転電機の小型化、高効率化に寄与できる。
また、インシュレータをステータコアと一体成形するため、インシュレータの取り付け工程がなく、ステータの製造工程が簡素化できる。
また、ステータコアを複数の磁極片と複数の継鉄片とに分けて形成し、磁極片および継鉄片を互いに連結して形成しているため、直線状のステータコアにて巻線を巻回してコイルを形成する際に、自動的に巻線機とステータコアとの干渉を避けることができる。これにより巻回の高速化および整列化が可能となり、生産性向上および回転電機の効率向上および回転電機の小型化に寄与できる。
尚、上記実施の形態1においては、複数の磁極片5と複数の継鉄片6とが交互に環状に配置して形成する例を示したが、これに限られることはなく、例えば図37および図38に示すような例が考えられる。図37は、一対の磁極片5間に、複数の継鉄片6を備えた例である。また、図38は、全ての対の磁極片5間に、複数の継鉄片6を備えた例である。一対の磁極片5間の、継鉄片6の数はこれらの例に限られることはなく、いずれの場合であっても、他の構成は本実施の形態1と同様に構成可能であり、同様の効果を奏することができる。
尚、上記実施の形態1においては、インシュレータ3が磁極片5の軸方向Yの両端面53の全てを覆う(連結箇所を除く)例を示したが、これに限られることはなく、例えば、図9に示すように、インシュレータ3が、磁極片5の軸方向Yの両端面53の、径方向外側X2の周方向Zの一部を覆わず露出して露出箇所540を形成する例が考えられる。また、図10に示すように、インシュレータ3が、磁極片5の軸方向Yの両端面53の、径方向内側X1の周方向Zの一部を覆わず露出して露出箇所550を形成する例が考えられる。
このようにインシュレータ3が、磁極片5の軸方向Yの両端面53の、径方向外側X2または径方向内側X1の少なくとも一方の周方向Zの一部を覆わず露出して形成される場合、当該露出箇所540または露出箇所550が金型において金型受部に設定することができる。このため、上記に示した実施の形態1と比較して、金型におけるステータコア2の軸方向Yの保持を補強することができる。
よって、インシュレータの一体成形時の樹脂圧によるステータコアの破損や変形をさらに抑制することができ、それにより、金型とステータコアとのクリアランスがさらに均一に確保され、樹脂の肉厚がさらに均一化するとともに未充填部の発生がさらに低減できる。例えば、樹脂材の種類や成形条件によって、ステータコアの受け力が上記実施の形態1と比較してさらに必要な場合に有効である。
尚、インシュレータを、磁極片の軸方向の両端面の、径方向外側または径方向内側の少なくとも一方の周方向の一部を覆わず露出して形成する例は、以下の実施の形態においても同様に形成できるため、その説明は適宜省略する。
実施の形態2.
上記実施の形態1においては、継鉄片6の全ての箇所において、インシュレータ3を設置しない例、すなわちインシュレータ3が、各継鉄片6の軸方向Yの上下の両端面63を全て覆わない例を示したが、本実施の形態2においては、継鉄片6の軸方向Yの両端面63の径方向内側X1の周方向Zの一部、および、継鉄片6の径方向内側X1の側面の一部を覆ってインシュレータ30を形成する例、すなわち、インシュレータ30が各継鉄片6の軸方向Yの両端面63の少なくとも一部を除いて覆う例について説明する。
図11はこの発明の実施の形態2における回転電機のステータの構成を示す上面図である。図12は図11に示したステータの製造方法を説明する図である。図13はこの発明の実施の形態2における他の回転電機のステータの製造方法を説明する図である。図14および図15は図13に示した他の回転電機のステータの製造方法を説明する図である。図16はこの発明の実施の形態2における他の回転電機のステータの製造方法を説明する図である。
図17は図16に示した他の回転電機のステータの製造方法を説明する図である。図18はこの発明の実施の形態2における他の回転電機のステータの製造方法を説明する図である。図19は図18に示した他の回転電機のステータの製造方法を説明する図である。図20はこの発明の実施の形態2における他の回転電機のステータの製造方法を説明する図である。図21および図22は図20に示した他の回転電機のステータの製造方法を説明する図である。
図11において、上記実施の形態1と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。インシュレータ30は、継鉄片6の軸方向Yの両端面63の径方向内側X1の周方向Zの一部、および、継鉄片6の径方向内側X1の内側面64の一部を覆って形成する。インシュレータ3、30を形成する際、金型は、上記実施の形態1からさらに、継鉄片6の軸方向Yの両端面63の径方向内側X1の周方向Zの一部以外を金型受部として形成され、このことにより、インシュレータ3およびインシュレータ30が形成される。
よって、図11に示すように、上記実施の形態1と比較すると、コイル4を継鉄片6側の周方向Zの空間にまで形成しても、継鉄片6に形成されたインシュレータ30により、絶縁性が確保されるため、コイル4の形成箇所を大きく確保できる。これにより、同一のステータコア2の形状であっても、よりコイル4の密度を高めた回転電機のステータ1を提供することができる。
また、回電電機が小型化されると、渡り線42を配置する空間を確保することが困難となるが、本実施の形態2においては、隣接する継鉄片6にインシュレータ30が形成されるため、当該箇所にて渡り線42を配置すればよく、その空間を容易に確保することができる。さらに、インシュレータ30が継鉄片6の軸方向Yの複数積層間に一体成形されるため、積層間に入り込んだ樹脂がアンカー効果となって、巻線の巻回時にテンションがかかっても、インシュレータ30がずれたり、取り外れたりすることが抑制できる。
また、他の例として、図15に示すように、継鉄片6の軸方向Yの両端面63の数枚に軸方向Yに開口する開口部67が形成される。そして、図13および図14に示すように、インシュレータ30は、開口部67内を埋め込むように形成される。よって、開口部67に埋め込まれたインシュレータ30により、巻線の巻回時にテンションがかかっても、継鉄片6に形成されたインシュレータ30が継鉄片6よりずれたり、取り外れたりすることが抑制される。
尚、インシュレータ30の強度の観点からすれば、開口部67を継鉄片6の軸方向Yの両端面63に貫通して形成することも考えられるが、回転電機としての磁路を確保する観点からは、上記に示したように(特に、図14参照)、開口部67は継鉄片6の軸方向Yの両端面63の数枚に軸方向Yに開口する場合の方が優れていると考えられる。
また、他の例として、図17に示すように、継鉄片6の径方向内側X1の内側面64に、凸部65を形成する。そして、図16に示すように、インシュレータ30は、凸部65を覆うように形成される。よって、継鉄片6に形成された凸部65により、巻線の巻回時にテンションがかかっても、継鉄片6に形成されたインシュレータ30が継鉄片6よりずれたり、取り外れたりすることが抑制される。
また、他の例として、図19に示すように、継鉄片6の径方向内側X1の内側面64に、凹部66が形成される。そして、図18に示すように、インシュレータ30は、凹部66を覆うように形成する。よって、継鉄片6に形成された凹部66により、巻線の巻回時にテンションがかかっても、継鉄片6に形成されたインシュレータ30が継鉄片よりずれたり、取り外れたりすることが抑制される。尚、回転電機としての磁路を確保する観点からは、継鉄片6に凸部65を形成する方が、凹部66を形成する場合より優れていると考えられる。
また、他の例として、図20から図22に示すように、インシュレータ30は、分割箇所60を有していない継鉄片6の軸方向Yの一方の端面63に、軸方向Yに突出する突出部31を備える。そして、図20に示すように突出部31には、コイル4の周方向Zに隣接するティース部52間を渡る渡り線42が係止される。よって、継鉄片6に形成された突出部31に渡り線42が係止できるため、継鉄片6を有さない従来のステータのように、渡り線を自ティース部のインシュレータに係り止めする必要がなく、従来に比べ、回転電機のステータが小型化されても、渡り線42を配置するために箇所(突出部31)が確保できる。このため、高速での渡り線42の設置でき、生産性が向上する。
尚、分割箇所60を有していない継鉄片6に当該突出部31を形成しない理由は、図22に示すように、分割箇所60を有する継鉄片6は、巻線の巻き始めおよび巻き終わりとなり、渡り線42が配置される箇所でないためである。
上記のように構成された実施の形態2の回転電機のステータおよび回転電機のステータの製造方法によれば、上記実施の形態1と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、ステータコアを複数の磁極片と複数の継鉄片とに分けて形成し、インシュレータが継鉄片の軸方向の両端面の少なくとも一部を除いて覆って、ステータコアに一体形成にて形成される。このため、継鉄片の軸方向の両端面の一部をインシュレータを形成するための金型の金型受部とすることができる。よって、金型において、継鉄片の軸方向の両端面の一部を軸方向に挟持することができるので、一体成形時の樹脂圧によるステータコアの破損や変形を抑制することができ、それにより、金型とステータコアとのクリアランスが均一に確保され、インシュレータを形成するための樹脂材の肉厚を均一化でき、未充填箇所が防止できる。
また、インシュレータが、継鉄片の軸方向の両端面の径方向内側の周方向の一部、および、継鉄片の径方向内側の側面の一部を覆って形成されるため、ティース部間を跨ぐ渡り線の継鉄片上における絶縁を確保しやすい。また、磁極片のティース部に形成するコイルが、継鉄片に形成されたインシュレータにより、周方向に拡張して設置することが可能となり、コイルの密度を高めた回転電機のステータを提供することができる。
また、継鉄片は、径方向内側の内側面に、凸部または凹部が形成され、インシュレータは、凸部または凹部を覆うように形成されるため、継鉄片に形成されたインシュレータが継鉄片よりずれたり、取り外れたりすることが抑制できる。
また、継鉄片の軸方向の両端面には、軸方向に開口する開口部が形成され、インシュレータは、開口部内を埋め込むように形成されるため、継鉄片に形成されたインシュレータが継鉄片よりずれたり、取り外れたりすることが抑制できる。
また、インシュレータは、分割箇所を有していない継鉄片の軸方向の一方の端面に、軸方向に突出する突出部を備え、突出部には、コイルの周方向に隣接するティース部間を渡る渡り線が係止されるため、渡り線の設置が確実となり、生産性が向上する。
また、従来に比べ、回転電機のステータが小型化されても、渡り線を確実に係止でき、巻線機を動作させる空間を広く確保することができる。このため、渡り線を高速で形成する動作ができ、生産性の向上ができる。また、回電電機が小型すぎると、渡り線そのものを配置する空間を取ることが困難となるが、継鉄片の突出部にて渡り線を係止すればよいため、その空間を容易に確保することができる。
尚、本実施の形態2にて示した、インシュレータが継鉄片の軸方向の両端面の少なくとも一部を除いて覆って形成する例は、以下の実施の形態においても同様に形成できるため、その説明は適宜省略する。
実施の形態3.
図23はこの発明の実施の形態3における回転電機のステータの製造方法を説明する図である。図24はこの発明の実施の形態3における回転電機のステータの製造方法を説明するフローチャートである。図25はこの発明の実施の形態3における他の回転電機のステータの製造方法を説明する図である。図において、上記各実施の形態と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。
本実施の形態3においては、磁極片5または継鉄片6の少なくともいずれか一方に、ステータコア2外に突出する受け部を形成する例について説明する。図23に示すように、磁極片5のステータコア2外に突出する受け部91、92を形成する。受け部91は、第一バックヨーク部51の径方向外側X2の外側面54に形成される。また、受け部92は、ティース部52の周方向Zの両方箇所に形成される。尚、受け部91、92は磁極片5から除去しやすくするために、受け部91、92の磁極片5と接する箇所は、細く形成される。
次に、この発明の実施の形態3における回転電機のステータの製造方法について説明する。まず、上記実施の形態1と同様に、打ち抜き工程(図24のステップST1)において、磁極片5に受け部91および受け部92を形成する。次に、インシュレータ一体成形工程(図24のステップST2)において、上記実施の形態1と同様に、継鉄片6の軸方向Yの両端面63を金型の金型受部にするとともに、先に作成した受け部91および受け部92を金型の金型受部として使用する。
よって、ステータコア2を金型に強固に把持することができるので、インシュレータ3の一体成形時の樹脂圧によるステータコア2の破損や変形を抑制することができる。また、金型とステータコアとのクリアランスが均一に確保され、樹脂材の肉厚が均一化するとともに未充填部の発生を低減することができる。また、ステータコア2を構成しない外部に設けた受け部91、92を利用することにより、磁極片5や継鉄片6に設定される金型の金型受部を縮小してもステータコア2の金型における位置決め、金型への把持を確実に実施することができるので、ステータコア2のサイズをさらに小さくでき、回転電機の小型化が可能となる。
次に、インシュレータ一体成形工程の後であって、巻線工程(図24のステップST3)の前において、受け部91、92をステータコア2から取り除く除去工程(図24のステップST10)を行う。すると、例えば図7に示すように、受け部91、92が存在しない、上記実施の形態1と同様のステータコア2が形成される。そして、以下、上記実施の形態1と同様の工程を行い、ステータ1を形成する。
また、他の例として、図25に示すように、継鉄片6のステータコア2外に突出する受け部93を形成する。受け部93は、第二バックヨーク部61の径方向外側X2の外側面62に形成される。尚、受け部93は継鉄片6から除去しやすくするために、受け部93の継鉄片6と接する箇所は、細く形成される。このように形成すれば、金型の金型受部としてさらに受け部93が追加され、上記示した効果がさらに向上できる。
尚、図25においては、磁極片5および継鉄片6にそれぞれ受け部91、92、93を形成する例を示したが、これに限られることはなく、継鉄片6のみに受け部93を形成する場合も考えられる。また、各受け部91、92、93の形成箇所および形成個数は、上記示した場合以外でも可能であり、ステータコア2外であって、除去が可能であり、金型に設置したときに金型受部として機能する構造であれば同様の効果を奏することができる。
上記のように構成された実施の形態3の回転電機のステータおよび回転電機の製造方法によれば、第一工程において、磁極片または継鉄片の少なくともいずれか一方に、ステータコア外に突出する受け部を形成し、第二工程において、受け部を金型受部として、直線状のステータコアを金型に設置し、第二工程の後であって、第三工程の前において、受け部をステータコアから取り除く除去工程を備えたので、磁極片または継鉄片の少なくともいずれか一方に、ステータコア外に突出する受け部が金型受部として機能し、ステータコアを強固に把持できるので、インシュレータの一体成形時の樹脂圧によるステータコアの破損や変形を抑制できる。
それにより、金型とステータコアとのクリアランスが均一に確保され、樹脂の肉厚が均一化するとともに未充填部の発生が防止できる。また、外部に設けた受け部を金型受部として利用することにより、磁極片や継鉄片の金型受部を縮小してもステータコアの位置決め、把持を確実に実施することができるので、ステータコアのサイズをさらに小さくでき、回転電機の小型化にさらに寄与できる。また、受け部はその後に除去しているため、ステータコアの形状が当該効果を得るために左右されることはない。
実施の形態4.
図26はこの発明の実施の形態4における回転電機のステータの構成を示す上面図である。図27は図26に示したステータの製造方法を説明する図である。図において、上記各実施の形態と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。図27に示すように、ステータコア2は、磁極片5の第一バックヨーク部51および継鉄片6の第二バックヨーク部61の長手方向Zが一致するように直線状に展開したときに、継鉄片6の第二バックヨーク部61の中心点Q2が、磁極片5の第一バックヨーク部51の中心点Q1よりも、径方向外側X2に位置して形成される。尚、ここで言う中心点Q1、Q2とは、周方向Z(長手方向Z)の中心で、かつ、径方向Xの中心である点を指すものとする。また、各磁極片5の中心点Q1を長手方向Zにおいて繋いだ線を、中心線H2として示す。
このような直線状のステータコア2を、図26に示すように環状に形成してステータ1を構成すると、磁極片5と継鉄片6とが周方向Zの端部において互いに突き合わされる継目71の延長線Gはステータ1の中心点Qを通らない。このとき、周方向Zに隣接している継目71の延長線G同士が交わってできる交点Pはステータ1の中心点Qから径方向外側X2に離れた位置に形成される。
そして、図27に示すように、ティース部52に巻線の巻回作業の際、フライヤ45の旋回面H1は中心線H2より径方向内側X1に位置し、延いては、継鉄片6の第二バックヨーク部61がフライヤ45の旋回面H1よりも径方向外側X2に位置することとなる。このため、第二バックヨーク部61がフライヤ45に干渉することを確実に避けることができる。これにより、ティース部52の巻線の整列巻回が容易にでき、かつ高速での巻回が可能となる。さらに、コイル4の高密度化による、回転電機のさらに小型化が期待できる。
上記のように構成された実施の形態4の回転電機のステータによれば、上記各実施の形態と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、直線状に展開したステータコアは、継鉄片の第二バックヨーク部の中心点が磁極片の第一バックヨーク部の中心点よりも、径方向外側に位置して形成されるため、第二バックヨーク部がフライヤに干渉せず、フライヤの作動範囲に制約を受けないため、コイルの形成が行いやすく、コイルをより高密度に巻回でき、同じターン数でより太いコイルを巻線することができ、回転電機の小型化、高効率化にさらに寄与できる。
実施の形態5.
上記のように示したステータ1の場合、ステータ1の放熱効果が低いと、ステータ1の径方向Xの大きさを大きくして放熱面積を増やす、または、冷却ファンなど別手段を設けて対応する必要がある。よって、このことを解消する場合について以下に説明する。上記各実施の形態においては、コア閉じ工程(ステップST4)まで行い、ステータ1を構成する例を示したが、本実施の形態5においては、コア閉じ行程の後に、ステータ1をモールド樹脂にてモールドし、モールド樹脂部を形成する。尚、上記各実施の形態の全てにおいて同様に行うことができるものの、ここでは、上記実施の形態2における図11の構成を例に示す。
図32はこの発明の実施の形態5における回転電機のステータの構成を示す上面図である。図33は図32に示したステータの構成の径方向Xの断面を示す断面上面図である。図34は図32に示したステータの製造方法を説明するフローチャートである。図35はこの発明の実施の形態5における他の回転電機のステータの構成を示す上面図である。図36は図35に示した他のステータの構成の径方向Xの断面を示す断面上面図である。各図において、モールド樹脂部が形成されている箇所は、太線のハッチングにて示す。また、図32および図35は、モールド樹脂部より内側に形成されている部分は、実際には見える部分ではないものの図示した状態とする。
図において、上記各実施の形態と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。モールド樹脂部300は、コイル4の全てを覆うとともに、複数の磁極片5、および、複数の継鉄片6の全てを覆う。図33に示すように、モールド樹脂部300はコイル4とコイル4との周方向Z間に充填して形成される。さらに、モールド樹脂部300の径方向外側X2の外側面301は、磁極片5および継鉄片6の径方向外側X2の外側面54より、径方向外側X2に形成される。また、モールド樹脂部300の径方向内側X1の内側面302は、磁極片5の径方向内側X1の内側面55と、径方向Xにおいてほぼ同一の大きさにて形成される。モールド樹脂部300は、例えばPPS樹脂(ポリフェニレンスルファイド樹脂)、POM樹脂(ポリアセタール樹脂)、EP樹脂(エポキシ樹脂)などにて形成される。
次に、この発明の実施の形態5における回転電機のステータの製造方法について説明する。まず、上記各実施の形態と同様に、打ち抜き工程(図34のステップST1)からコア閉じ工程(図34のステップST4)までを行い、例えば図11に示すようなステータ1を形成する。次に、図11に示したように構成されたステータ1を樹脂成形金型に入れ、モールド樹脂を充填して成形し、モールド樹脂部300を形成する第五工程としてのモールド工程が行われる(図34のステップST5)。そして、樹脂成形金型から取り出し、図32に示すようなステータ1が形成される。
上記のように構成された実施の形態5の回転電機のステータおよび回転電機の製造方法によれば、上記各実施の形態と同様の効果を奏する。さらに、モールド樹脂部にて発熱するコイルを覆っているため、コイルに通電した際に発生する熱が、上記各実施の形態と比較してモールド樹脂部を伝わって放熱しやすくなる。よって、ステータの小型化が可能となり、また、放熱に必要となる冷却ファンなどの別手段を設ける必要がなく低コストとなる。
さらに、巻回して形成したコイルの形状が、モールド樹脂部により保持されるため、回転電機の運転時の振動、または、ステータを運搬する際に発生する振動などによるコイルの形状の崩れを防止できる。よって、コイルの形状の崩れにより生じる、コイルが磁極片または継鉄片に接触することが防止できる。
さらに、ステータの冷媒、燃料、または油といった、回転電機を運転するために利用する物質がコイルに付着するのを、モールド樹脂部が防止し、コイルの劣化を抑制できる。
また、実施の形態5の他の例として、図35に示すように、モールド樹脂部310は、コイル4の全てを覆うとともに、複数の磁極片5、および、複数の継鉄片6の一部を覆う場合が考えられる。図35に示すように、モールド樹脂部310は、コイル4とコイル4との周方向Z間に充填して形成される。さらに、モールド樹脂部310の径方向外側X2の外側面311は、磁極片5および継鉄片6の径方向外側X2の外側面54より、径方向内側X1に形成される。また、モールド樹脂部310の径方向内側X1の内側面312は、磁極片5の径方向内側X1の内側面55と、径方向Xにおいてほぼ同一の大きさにて形成される。
このように、モールド樹脂部310の外側面311が、磁極片5および継鉄片6の外側面54より径方向内側X1に形成されるため、図11に示したように構成されたステータ1を樹脂成形金型に入れる際に、磁極片5および継鉄片6の外側面54を加圧して樹脂成形金型に設置できる。
このように、先の図32にて示した構成の場合であれば、ステータの最外径はモールド樹脂部の外側面となるが、図35に示したように構成すれば、ステータの最外径は、磁極片および継鉄片の外側面となり、小型化できる。さらに、モールド樹脂部の形成において、磁極片および継鉄片の外側面を樹脂成形金型の支持面として利用できるため、安定的に任意の形状にてモールド樹脂部を形成できる。
また、上記実施の形態5においては、コイル4の周方向Zに隣接するティース部52間を渡る渡り線について特に示していないものの、図20に示したような渡り線42が形成される場合は、モールド樹脂部300、310にて渡り線42を覆うように構成してもよい。
このように構成すれば、上記効果に加えて、渡り線の位置がモールド樹脂部により固定されるため、回転電機の運転時の振動、または、ステータを運搬する際に発生する振動などによる渡り線の位置ずれを防止できる。よって、渡り線の位置ずれにより生じる、渡り線が磁極片または継鉄片に接触することが防止できる。
さらに、ステータの冷媒、燃料、または油といった、回転電機を運転するために利用する物質が渡り線に付着するのを、モールド樹脂部が防止し、渡り線の劣化を抑制できる。
尚、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。

Claims (11)

  1. 板材を軸方向に複数積層して形成されたステータコアと、コイルと、前記ステータコアと前記コイルとを絶縁するインシュレータとを備えた回転電機のステータにおいて、
    前記ステータコアは、複数の磁極片と少なくとも1つの継鉄片とが、複数の前記磁極片のうち周方向に隣り合う少なくとも1対の前記磁極片の間に前記継鉄片を有する構造を含み、前記磁極片および前記継鉄片の周方向の端部同士が折り曲げ可能に連結されて環状を形成し、
    前記磁極片は、第一バックヨーク部および前記第一バックヨーク部から径方向内側に突出するティース部を有し、
    前記継鉄片は、第二バックヨーク部を有し、
    前記第一バックヨーク部と前記第二バックヨーク部とにて前記ステータコアの外周部となるバックヨーク部が形成され、
    前記コイルは、前記ティース部に前記インシュレータを介して巻線を巻回して形成され、
    前記インシュレータは、前記ステータコアと一体成形され、
    当該インシュレータは、前記磁極片と前記継鉄片との連結箇所を含む所定の領域を除き、前記第一バックヨーク部と前記ティース部を有する前記磁極片の軸方向の両端面の全てを覆って形成され、
    前記インシュレータは、前記継鉄片の軸方向の両端面の内、当該両端面の径方向内側の周方向の一部の当該両端面上を覆うように形成されるとともに、前記継鉄片の径方向内側の内側面上の一部を覆うように形成される回転電機のステータ。
  2. 前記ステータコアは、複数の前記磁極片の内、周方向に隣り合う前記磁極片の間の前記継鉄片は周方向に分割されて複数有する構造である、または、当該継鉄片と隣り合う一方の前記磁極片と間が分割される構造である請求項1に記載の回転電機のステータ。
  3. 前記継鉄片は、径方向内側の前記内側面に、凸部または凹部が形成され、
    前記インシュレータは、前記凸部または前記凹部を覆うように形成される請求項1または請求項2に記載の回転電機のステータ。
  4. 前記継鉄片の軸方向の両端面には、軸方向に開口する開口部が形成され、
    前記インシュレータは、前記開口部内を埋め込むように形成される請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の回転電機のステータ。
  5. 前記インシュレータは、前記継鉄片の軸方向の一方の端面上に軸方向に突出する突出部を備え、
    前記突出部には、前記コイルの周方向に隣接する前記ティース部間を渡る渡り線が係止される請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回転電機のステータ。
  6. 前記ステータコアは、前記磁極片の前記第一バックヨーク部の周方向および前記継鉄片の前記第二バックヨーク部の周方向を直線状に展開したときに、前記継鉄片の前記第二バックヨーク部の中心点が前記磁極片の前記第一バックヨーク部の中心点よりも、径方向外側に位置して形成される請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の回転電機のステータ。
  7. 前記コイルの全てを覆うとともに、複数の前記磁極片、および、複数の前記継鉄片の少なくとも一部を覆うモールド樹脂部を備えた請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の回転電機のステータ。
  8. 前記コイルの周方向に隣接する前記ティース部間を渡る渡り線を備え、
    前記モールド樹脂部は、前記渡り線を覆う請求項7に記載の回転電機のステータ。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の回転電機のステータの製造方法において、前記磁極片の前記第一バックヨーク部の周方向および前記継鉄片の前記第二バックヨーク部の周方向を直線状にした前記ステータコアを打ち抜いた前記板材を軸方向に複数積層する第一工程と、
    前記継鉄片の軸方向の両端面内の少なくとも一部分を金型受部として、直線状の前記ステータコアを金型に設置し、前記金型内に絶縁材を射出して前記ステータコアに前記インシュレータを一体成形する第二工程と、
    直線状の前記ステータコアの前記ティース部に前記インシュレータを介して前記巻線を巻回して前記コイルを形成する第三工程と、
    前記コイルが形成された直線状の前記ステータコアの前記磁極片の前記第一バックヨーク部および前記継鉄片の前記第二バックヨーク部の周方向の端部同士を折り曲げて環状に形成する第四工程とを備え、
    前記第二工程は、
    前記インシュレータが、前記磁極片と前記継鉄片との連結箇所を含む所定の領域を除き、
    前記継鉄片に前記金型受部を設ける場合には、前記第一バックヨーク部と前記ティース部を有する前記磁極片の軸方向の両端面の全てを覆い前記ステータコアと一体成形され、
    前記継鉄片の軸方向の両端面の内、当該両端面の径方向内側の周方向の一部の当該両端面上を覆うように形成されるとともに、前記継鉄片の径方向内側の内側面上の一部を覆うように形成される工程である回転電機のステータの製造方法。
  10. 前記第一工程において、前記磁極片または前記継鉄片の少なくともいずれか一方に、前記ステータコア外に突出する受け部を形成し、
    前記第二工程において、前記受け部を前記金型受部として、直線状の前記ステータコアを前記金型に設置し、
    前記第二工程の後であって、前記第三工程の前において、前記受け部を前記ステータコアから取り除く除去工程を備えた請求項9に記載の回転電機のステータの製造方法。
  11. 前記コイルの全てを覆うとともに、複数の前記磁極片、および、複数の前記継鉄片の少なくとも一部を覆うモールド樹脂部を形成する第五工程を備えた請求項9または請求項10に記載の回転電機のステータの製造方法。
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