JP2008278684A - 一体成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コアの鍔部の破損や歪みの発生を抑制しうる一体成形方法を提供する。
【解決手段】射出成形の金型は、下金型32,側方金型34および上部加圧金型35とを有しており、これらの部材と分割コア11とによって囲まれる空間に樹脂が射出されて、インシュレータ20が分割コア11と一体的に形成される(インサート成形)。金型に通常の型締め力が印加されるとともに、上部加圧金型35から、樹脂の射出圧力に抗する圧力が印加され、鍔部11cに作用する応力を緩和している。
【選択図】図3

Description

本発明は、モータや発電機のステータの部品であるコアとインシュレータとの一体成形方法に係り、特に鍔部の破損抑制対策に関する。
近年、各種電気機器、電気自動車,ハイブリッド車,ロボットなどの新技術の進展に伴い、それらに用いられる回転電機(モータや発電機)に要求される性能が高度化してきている。たとえば、産業用モータ、電気自動車やハイブリッド車などにおいては、省スペース化が求められている。
そこで、個々のコアのティース部の周囲に被覆されるインシュレータをインサート成形(一体成形)する技術が提案されている。一般に、インシュレータは分割された複数の部品として成形された後、コアの表面を覆うように組み立てられるが、インサート成形を利用する場合には、金型にコアをセットしてコアの周囲に樹脂を流し込むことにより、インシュレータを成形することになる。
たとえば、特許文献1の技術では、コアの外縁側に不連続な露出部を設け、インシュレータの射出成形時には、内縁側と外縁側とを型締め力により加圧し、一体成形の成形精度の向上を図っている。特許文献2の技術では、インシュレータの薄肉化により放熱性の向上を図る一方、鍔部の厚肉化によりインシュレータ強度の向上を図っている。
特開平5−38084号公報 特開2004−208366号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術を用いると、コアの鍔部にひずみが生じて磁気性能が低下したり、鍔部の破損が生じることがあった。反面、特許文献2のごとく鍔部を厚肉化すると、高密度のコイル巻きができず、放熱性の低下やコイルの占積率低下を招くという不具合があった。
本発明の目的は、ステータのコアにインシュレータを一体的に成形する方法として、鍔部を厚肉化しなくても鍔部の破損を防止しうる一体成形方法を提供することにある。
本発明の一体成形方法は、ステータのコアに、インシュレータを一体的に成形する方法であって、コアを金型にセットして、金型に型締め力を加えるとともに、コアの鍔部にヨーク部方向への圧力を印加した状態で、インシュレータを形成する方法である。
これにより、コアの鍔部に型締め力や樹脂の流れによる応力が印加されても、鍔部にヨーク部方向への圧力が印加されているので、鍔部に対する応力が緩和され、鍔部の破損や歪みの発生が抑制されることになる。
鍔部に印加される合計圧力が100MPa以下であることにより、鍔部に過大な圧力を印加するのを回避することができる。
コアとして、絶縁皮膜を有する磁性粉末を圧縮成形して形成されている、いわゆる圧粉コアを用いることにより、比較的強度の弱い圧粉コアを用いた場合にも、鍔部の破損等を有効に抑制することができる。
本発明の一体成形方法によると、コアにインシュレータを一体的に成形する際におけるコアの鍔部の破損や歪みの発生を抑制することができる。
図1は、実施の形態における回転電機(モータや発電機)のステータ10の概略的な構造を示す断面図である。図2は、本実施の形態における分割コア11の構造を示す斜視図である。図1に示すように、ステータ10は、複数の分割コア11を環状に組み合わせた後、図示しないリング部材等を用いて外側から囲み込んで組み立てられる。本実施形態では、コアとして分割コア11を集合させたものを用いているが、コアが分割されずに一体化されたものであってもよい。
ステータ10の内方には、永久磁石を設けたロータ(図示せず)が配置される。また、図2に示すように、分割コア11は、ヨーク部11aと、ヨーク部11aからロータ側に突出したティース部11bと、ティース部11bの先端から外方に拡大した鍔部11cとを有している。分割コア11は、本実施の形態では、絶縁被膜を有する磁性粉末を圧縮成形して形成されている。ただし、多数の珪素鋼板を樹脂絶縁層を挟んで積層したものであってもよい。
そして、分割コア11のヨーク部11aと、ティース部11bと、鍔部11cとによって囲まれるサイド側の領域(スロット領域Rsl)には、インシュレータ20を挟んで、コイル12が巻き付けられている。本実施の形態では、インシュレータ20は、後述するように、インサート成形により分割コア11と一体的に形成されたものである。
−一体成形の手順−
まず、図2に示す形状の分割コア11を準備する。そして、分割コア11を射出成形の金型にセットする。
図3は、本実施の形態におけるインサート成形時の構造を示す図である。同図に示すように、射出成形金型は、金型ベース31と、下金型32と、側方金型34と、上部加圧金型35と、押さえジグ37とを備えている。
側方金型34は、本件では二方ないし四方に分割されている。そして、分割コア11と、下金型32,側方金型34および上部加圧金型35とによって囲まれる空間に樹脂が射出されて、インシュレータ20が形成される。つまり、分割コア11のティース部11bを包むようにインシュレータ20が形成され、分割コア11とインシュレータ20とが一体的に形成される(インサート成形)。
その際、本実施の形態では、金型に通常の型締め力が印加されるとともに、上部加圧金型35から、樹脂の射出圧力の50〜100%程度プラスした圧力が印加される。
インサート成形に使用される樹脂は、射出成形が可能な樹脂であればよいが、耐熱性とコイルを巻き付ける際の加重に耐えうる強度を必要とするので、PPS樹脂(ポリフェニルスルファイド樹脂),LCP樹脂(液晶ポリマー樹脂)などのいわゆるエンジニアリングプラスチックが好ましい。
図4は、射出成形後における分割コア11およびインシュレータ20の形状を概略的に示す斜視図である。同図に示すように、インシュレータ20は、分割コア11のヨーク部11aの内側面およびコイルサイド側の端面と、ティース部11bの外面と、鍔部11cの内側面とを覆い、かつ、鍔部11cよりもさらに外方に突出した形状を有している。つまり、インシュレータ20は、スロット領域Rsl全体をカバーして、コイル12(図1参照)と分割コア11とを確実に絶縁している。そして、一体成形であるので、インシュレータ20に継ぎ目は存在していない。
本実施の形態によると、インシュレータ20を分割コア11に一体的に成形(インサート成形)したので、以下のような一般的な効果を発揮することができる。第1に、組立構造ほどの強度が不要なので、全体的にインシュレータ20の厚みを薄くすることができることから、放熱性が向上する。第2に、組み立て工程が不要になることで、製造工程が簡略化されて、生産性の向上、製造コストの向上を図ることができる。第3に、組立構造のようにインシュレータ20の取付誤差が生じないので、分割コア11とインシュレータ20との相対的な位置精度が向上する。第4に、インシュレータ20に継ぎ目がないので、湿気の侵入などに起因する絶縁性能の悪化を防ぐことができる。
さらに、本実施の形態では、以上のような一体成形(インサート成形)による一般的な効果に加えて、樹脂の射出成形圧力や金型の型締め力による分割コア11の鍔部11cの破損や歪みの発生を抑制することができる。すなわち、図3に示す状態で、鍔部11cには、インシュレータ20を構成する樹脂の射出圧力が鍔部11cの下方から加わることで、鍔部11cへの曲げ力などの応力が作用している。ところが、本実施の形態では、下金型32および上部加圧金型35から、通常の型締め力に加えて、樹脂の射出圧力の50〜100%程度プラスした圧力が印加されるので、鍔部11cへの曲げ力を緩和することができる。よって、鍔部11cの破損や歪みの発生を抑制することができる。
(他の実施の形態)
上記実施の形態では、分割コア11は、絶縁被膜を有する磁性粉末を圧縮成形して形成されている(いわゆる圧粉コア)が、多数の珪素鋼板を樹脂絶縁層を挟んで積層したもの(いわゆる鋼板コア)であってもよい。ただし、鋼板コアの場合には、鍔部に作用する型締め力や射出圧力は、各鋼板の側面方向から作用するので、圧粉コアに比べると比較的強度が高く、破損や歪みの発生のおそれは比較的小さい。一方、圧粉コアは、鋼板コアに比べると、形状の自由度が高いので、インシュレータのインサート成形に適した形状を容易に採ることできる。よって、本発明は、絶縁被膜を有する磁性粉末を圧縮成形して形成されている分割コア(圧粉コア)に適用することにより、大きな効果を期待することができる。
上記開示された本発明の実施の形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明のステータは、産業用モータ、ハイブリッド車、電気自動車、燃料電池車,ロボットなどに配置されるモータや発電機に利用することができる。
実施の形態におけるステータの概略的な構造を示す断面図である。 実施の形態における分割コアの構造を概略的に示す斜視図である。 実施の形態におけるインサート成形時の金型への分割コアのセット状態を示す断面図である。 一体成形された分割コアおよびインシュレータの構造を概略的に示す斜視図である。
符号の説明
10 ステータ
11 分割コア
11a ヨーク部
11b ティース部
11c 鍔部
12 コイル
20 インシュレータ
31 金型ベース
32 下金型
34 側方金型
35 上部加圧金型
37 押さえジグ

Claims (3)

  1. ステータのコアにインシュレータを一体的に成形する方法であって、
    磁性材料を主成分とするコアを準備する工程(a)と、
    前記コアを金型にセットして、前記金型に型締め力を加えるとともに、前記コアの少なくとも鍔部にヨーク部方向への圧力を印加する工程(b)と、
    前記コアと金型との間の空間に樹脂を流し込んで、インシュレータを成形する工程(c)と、
    を含む一体成形方法。
  2. 請求項1記載のコアの一体成形方法において、
    前記工程(b)における鍔部に印加される合計圧力は、100MPa以下である、一体成形方法。
  3. 請求項1または2記載の一体成形方法において、
    前記工程(a)では、前記コアとして、絶縁皮膜を有する磁性粉末を圧縮成形して形成されているものを準備する、一体成形方法。
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