JPH01264548A - 環状鉄心の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ５　［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、扇形に打抜いた多数のユニット板を円環状に
して積層することにより製作される回転電機用の環状鉄
心の製造方法に関する。

（従来の技術） 従来、比較的大形の回転電機に使用する環状鉄心は、第
１０図及び第１１図に示すような構造で、これは・：１
）状鉄板１から第１０図に示すように連続的に打抜いて
製作された多数枚の扇形をしたユニット板２を、図示を
省いた組立用治具を用いて作業者が手作業で一枚一枚第
１１図（イ）（ロ）に示すように環状に積重ねて製作１
ていた。

（発明か解決しようとする課題） しかしながら上記した従来のものは、ユニット板を一枚
一枚積層する作業が手作業で多大な労力を要するために
、鉄板を円環状に打抜いて積層することも行なわれてい
るが、環状鉄心が大型のものでは祠料の歩留りが悪く、
打抜きのためにプレス装置の大形の、ものを使用しなけ
ればならないから多大な設備費用が必要である。このた
めに、扇形のユニット板を使用する従来の方式で生産性
を高めることが要望されている。

そこで、本発明の目的は、扇形ユニット板を積層してぽ
状鉄心を組立てる方式のもので組立作業を充分能率的に
行い得るようにした環状鉄心の製造方法を提供するにあ
る。

［発明の構成コ （課題を解□決するための手段） 本発明の環状鉄心は、多数枚の扇形をしたユニット板か
そア外周縁の箇所において連結ｉ〜を介して相互・に連
結、された形態とさ・れたユニ・ソト板連結体を、長尺
鉄板を連続的に打抜加工することにより形成し、そのユ
・ニッ、ト板連結体を積層用治具に供給して前記の連結
部に変形を生じさせることにより、隣接するユニット板
の対向する両側端を互に当接させて円環状にして積層す
るところに特徴を有する。

（作用）　　　　　　　　　　　　　。

先ず、長尺鉄板を連続打抜加工して、多数枚の扇形のユ
ニット板が連結部を介して相互に連結されたユニット板
連結体を作る。次に、このユニット板連結体を積層用治
具に供給しつつ、各ユニット板がこの治具に沿うように
各連結部を曲げ変形させていくと、各ユニット板の両側
端が互に当接されて円環状になされて積層されて環状鉄
心が形成される。

（実施例） 以下本発明を電動機の固定子鉄心に適用した第一９実施
例につき、第１図乃至第８図を参照しながら説明する。

先ず、電動機全体の構造を略示した第８図において、１
１は固定子枠、１２・はその内周面に嵌着させた固定子
鉄心、１３は固定子巻線であり、１４は固定子枠１１に
組付けたベアリングブラケット、１５はベアリング、１
６は回転子、１７はその回転軸でベアリング１５に枢支
されている。

次に、第１図において固定子鉄心１２は円周の４６分の
１の円弧を有する扇形のユニット板１８の両側端が互に
当接される如き円環状にして積層された形態となって−
いる。各ユニット板１８はその外周縁の箇所において幅
の狭い連結部１９を介して隣接するユニット板１８が相
互に連結されている。

さて、次にユニット板連結体２０の製作順序について説
明する。第２図に示す２１はユニット板１８を打ち抜く
ための祠料である帯状の長尺鉄板で、これはユニット板
１８を第２図に示すように横並びに配置できるようにな
っており、長尺鉄板２１からプレスによって連続的に打
抜加工することによってユニット板１８を製作するもの
である。

そして、打抜きの際に隣接す゛る各ユニ・ソト板１Ｂの
両側端１８８．１８ａは連結部“１９を介して互に連結
された府警にされ、第３図にも示すようなユニット板連
結体２０が製作される。２２は各ユニット板１８の打抜
きの際に形成されたスロ・ソトである。

このユニット板連結体２０が打抜かれたままの状態で連
結部１９付近の細部”形状を第４図に示した。連結部１
９は各ユニ・ント板１８の外側縁１８ｂの近傍において
、その両外側縁１８ｂ、１８ｂを互に連結するよう゛に
なっているが、その外側縁１８ｂ側に浅いくぼみ２３を
設けると共に、その反対側に半楕円形の切欠部２４が設
けられている。

このような形状を有するユニット板連結体２０を用いて
固定子鉄心１２を組立てるには、第６図及び第７図に示
した組立用治具２５を用いる。この組立用治具２５は、
図示しない回転軸の周りに−５一 回転する回転体２６の下端周縁にフランジ２７を設け、
このフランジ２７の上面に前記スロット２２の形成間隔
に対応した所定間隔をぺだてて多数のビン２８を立設し
て構成されている。

さて、こめ穎“立川治具２５を用いた固定子鉄心１１の
組立手順について説明する。−６図に示したようにユニ
ット厳連結体２０δ始端となるユニット板１８の内周縁
を、組立用治具２５の回転体２６の外周上部に当接させ
、且つ婆の各スロット２３を第７図の如く各ピン２８に
挿嵌させることによっ組立用治具２５に第・６図の如く
セットする。

然る後、回転体２６を図示しない回動機構によりせ、同
時にユニット板連結体２０をこの回転速度に同期させる
。そして、図中に矢印Ｃで示したように順次繰出して供
給すると、ユニ・イト板連結体２９の各ユニット板１８
は連結部１９が折曲されながら、その両側端１８ａ、１
８ａが互に当接するようになって回転体２６に巻きつけ
られていく。

そして、６枚のユニット板１８を巻き終ったとき、第１
図にその平面を示した固定子鉄心１２の一層分が形成さ
れる。その後更にユニット板連結体２０の供給及び回転
体２６の回転を継続することによって、所要積層数を有
する所望の固定子鉄心１２か形成される。このようなユ
ニット板連結体２０の巻き重ね過程において、巻き重ね
られたユニット板連結体２０は、回転体２６の周囲を下
方即ち下端フランジ２７上に向けて次第に下降するよう
になっている。

ここでユニット板連結体２０をその各連結部１９におい
て折曲させたことによる、この連結部１９の変形の有様
を第４図及び第５図を参照して説明する。」二連のよう
にユニット板連結体２０の各ユニット板１８の内周縁１
８ｃか、回転体２６の外周面に添イつピ°るようにして
巻き取られると、各連結部１９は夫々］ｈ曲されること
によりその連結部１９か固定子鉄心１２の外周側に膨出
変形する。

しかし、この部分には所定深さのくほみ２３を形成しで
あるので、その連結部１９の膨出部分１９ａか出来」−
がった固定子鉄心１２の外周面から突出し電動機の組立
に支障を来たすおそれはない。

このように本実施例によれば、各ユニット板１８は連結
部１９を介して相互に連結されたユニット板連結体２０
として長尺状に打抜成形されている。このため従来のよ
うに、−枚一枚の扇状ユニット板を人手によって順次円
筒状に積重ねていくという非態率な組立工程は一掃され
、この工程に替えて、一連となったユニット板連結体２
０を単純に組立用治具２５の外周に所定回数だけ連続的
に巻き重ねればよく、従来のものに比べて組立作業か極
めて容易になる。そして勿論、長尺鉄板２１からユニッ
ト板連結体２０を打抜く際に生ずる拐料損失は、従来の
円環板を打抜く方法に比べてので、第一の実施例と異る
点は、ユニット板連結体２０．２０を二枚重ねにして積
層用治具２５に供給するようにしたところにある。この
ようにしても第一の実施例と同様の作用効果か得られ、
巻回数の減少により組立時間の短縮化かできる。

また、この実施例では、ユニット板連結体２０゜２０の
夫々の始端部の側端１８ａ、１８ａを上下に重ね合せず
に、図示のようにスロット２２の配設間隔の焼焙かの間
隔、この場合は３倍の間隔だけずらして重ねている。そ
のため、出来上がった固定子鉄心１２には第一の実施例
の固定子鉄心１２とは異って、隣接ユニット板１８，１
８の両側端１８ａ、１８ａの重ね合わせ部分が、固定子
鉄心１２の積層方向に連続することが避けられ、固定子
鉄心の磁路の磁気抵抗増加は、第一の実施例のものに比
べて充分に低く押えることができる。

この第二の実施例のものでは、二枚以上のユニット板連
結体２０を上記の如く互にずらせて重ねても勿論良く、
その場合には、各ユニット板連結体２０の祠質、板厚或
いは表面の絶縁処理の仕方などが夫々相異するものを組
合わせて使用することによって、所望の特性や価格の電
動機をより容易に製作できるようになる。また、扇状の
ユニット板１８の横幅は円周の６分の１の幅でなくても
良い。

［発明の効果コ 本発明の環状鉄心の製造方法によれば、長尺鉄板を連続
打抜加工して、多数枚の扇状ユニット板の相互を連結部
を介して連結させた形態を有するユニット板連結体を作
り、これを積層用治具に供給して連結部を女形させなが
ら円環に丸めつつ積層することによって環状鉄心が形成
されるので、従来の扇形の１１１板を手作業で円筒状に
積み重ねる方法と比較すると格段に組立作業を能率的に
行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第８図は本発明を電動機の固定子鉄心に適用
した第一の実施例を示すもので、第１図は平面図、第２
図は長尺鉄板からユニット板連結体を打抜成形する場合
の材料取りを示す平面図、第３図はユニット板連結体の
平面図、第４図及び第５図は夫々連結部を変形させる前
及び変形させた後の細部の形状を示す部分拡大平面図、
第６図及び第７図は夫々積層用治具を用いて固定子鉄心
を組立ろ過程を示す説明図、第８図は電動機の部分破断
側面図である。 第９図は本発明の第二の実施例を示す第６図相当図であ
る。 第１０図及び第１１図は従来例を示すもので、第１０図
は第２図相当図、第１１図の（イ）及び（ロ）は夫々固
定子鉄心の平面図及び側面図である。 図中、１２は固定子鉄心（環状鉄心）、１８はユニット
板、１８ａは側端、１９は連結部、２０はユニット板連
結体、２２はスロワｌ−１２５は組立用治具である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、多数枚の扇形をしたユニット板がその外周縁の箇所
   において連結部を介して相互に連結された形態とされた
   ユニット板連結体を長尺鉄板を連続打抜加工することに
   より形成し、そのユニット板連結体を積層用治具に供給
   して前記連結部に変形を生じさせながら各ユニット板の
   両側端が互に当接する如き円環状にして積層するように
   したことを特徴とする環状鉄心の製造方法。