JP6400859B2 - 鉄心装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、電動機や変成器等の鉄心構造に関し、板状のコア片が積層された複数の分割積層鉄心を環状に連結する鉄心装置およびその製造方法に関するものである。
従来、電動機の固定子として、板状のコア片を積層してなる分割積層鉄心を円環状に連結して構成する鉄心装置において、隣接する板状コア片のそれぞれに重なり合い部分を設け、一方の略円形を成す凸部を他方の凸部外周に沿う形状の溝部に挿入することにより、回転自在に連結する構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、金型上に複数配列された分割積層鉄心において、鉄心同士は板状コア片の凸部と凹部を嵌合させることで回転可動を可能とし、両端のみを丸ピンを挿入して真円に形成した構成が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−328643号公報(段落[0013]〜[0015]および図1、3) 特開2002−320351号公報(段落[0004]、[0010])
しかし、特許文献1開示発明では、凸部が挿入された溝部には、挿入時に用いた開口部があるため、巻線や搬送時に分割積層鉄心を回転させると連結部が脱落する懸念がある。又、特許文献2開示発明では、連結に丸ピンを用いるが、別部材を使用するため材料費がかかり、丸ピンを分割積層鉄心に挿入する際、カジリが発生し端部まで挿入できない懸念がある。また、積巾の異なる鉄心装置を製造するには、複数種類の丸ピンを用意する必要があり管理が煩雑となる問題がある。
この発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、分割積層鉄心の連結部の脱落を防止した上で、連結に別部材が必要ない鉄心装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
この発明に係る第1の鉄心装置は、複数の分割積層鉄心を連結して環状または多角形状と成す鉄心装置であって、分割積層鉄心は、第1コア部材と第2コア部材とを積み重ねた構造を成し、第1コア部材の片端は溝部と顎型突起とを有し、第2コア部材の片端は円形の凸部を有し、第1コア部材の顎型突起は溝部の開口部を縮小させ、溝部を囲み、溝部と顎型突起の内周で穴部を形成するように変形可能な構造であり、分割積層鉄心の連結は、第1コア部材の穴部と第2コア部材の凸部で行う構造のものである。
この発明に係る第2の鉄心装置は、複数の分割積層鉄心を連結して環状または多角形状と成す鉄心装置であって、分割積層鉄心は、第1分割積層鉄心および第2分割積層鉄心から成り、第1分割積層鉄心は第1コア部材と第2コア部材とを積み重ねた構造を成し、第1コア部材の片端は溝部と顎型突起とを有し、第2コア部材の片端は円形の第1凸部を有し、第1コア部材の顎型突起は溝部の開口部を縮小させ、溝部を囲み、溝部と顎型突起の内周で穴部を形成するように変形可能な構造であり、第2分割積層鉄心は、第4コア部材と第5コア部材とを積み重ねた構造を成し、第4コア部材の片端は円形の第2凸部を有し、第5コア部材の片端は凹部を有し、分割積層鉄心の連結は、第1コア部材の穴部と第2コア部材の第1凸部または第4コア部材の第2凸部で行うか、あるいは第5コア部材の凹部と第2コア部材の第1凸部または第4コア部材の第2凸部で行う構造のものである。
この発明に係る第1の鉄心装置の製造方法は、複数の分割積層鉄心を連結して環状または多角形状と成す鉄心装置の製造方法であって、片端に溝部と顎型突起を有する第1コア部材と、片端に凸部を有する第2コア部材とから構成された分割積層鉄心を用い、第1コア部材の溝部に第2コア部材の凸部を挿入して第1の分割積層鉄心と第2の分割積層鉄心との位置合わせを行う位置合わせ工程と、第1コア部材の顎型突起を変形させ、溝部の開口部を縮小させ、溝部を囲み、溝部と顎型突起の内周で穴部を形成して、穴部と第2コア部材の凸部とを嵌合する連結工程と、複数の分割積層鉄心に巻線を巻き回す巻線工程と、連結され、巻線が巻き回された複数の分割積層鉄心を環状に配列し、両端部の第1コア部材の顎型突起を変形させ、第2コア部材の凸部と嵌合させ連結固定するコア閉じ工程と、から成るものである。
この発明に係る第2の鉄心装置の製造方法は、複数の分割積層鉄心を連結して環状または多角形状と成す鉄心装置の製造方法であって、分割積層鉄心は、第1分割積層鉄心および第2分割積層鉄心から成り、第1分割積層鉄心は、第1コア部材と第2コア部材とを積み重ねた構造を成し、第1コア部材の片端は溝部と顎型突起を有し、第2コア部材の片端は円形の第1凸部を有し、第2分割積層鉄心は、第4コア部材と第5コア部材とを積み重ねた構造を成し、第4コア部材の片端は円形の第2凸部を有し、第5コア部材の片端は凹部を有し、複数の分割積層鉄心の配列の片端部に第1分割積層鉄心を用い、その他の分割積層鉄心には、第2分割積層鉄心を使用し、第1コア部材、第2コア部材、第4コア部材、および第5コア部材を鉄心材料から打ち抜き、この打ち抜きと共に第1コア部材と第2コア部材は積層されて、第1分割積層鉄心が形成され、第4コア部材および第5コア部材は積層されて第2分割積層鉄心が形成されると共に、分割積層鉄心同士は、第1凸部および第2凸部と凹部とが金型内で嵌合された状態で積層される打ち抜き工程と、第1分割積層鉄心の第1コア部材の溝部に第2分割積層鉄心の第4コア部材の凸部を挿入して第1の分割積層鉄心と第2の分割積層鉄心との位置合わせを行う位置合わせ工程と、第1分割積層鉄心の第1コア部材の顎型突起を変形させ、溝部の開口部を縮小させ、溝部を囲み、溝部と顎型突起の内周で穴部を形成して、穴部と第4コア部材の第2凸部とを嵌合する連結工程と、複数の分割積層鉄心に巻線を巻き回す巻線工程と、連結され、巻線が巻き回された複数の分割積層鉄心を環状に配列し、両端部の第1コア部材の顎型突起を変形させ、第4コア部材の第2凸部と嵌合させ連結固定するコア閉じ工程と、から成るものである。
この発明に係る第1の鉄心装置によれば、第1コア部材の顎型突起は溝部の開口部を縮小させ、溝部を囲み、溝部と顎型突起の内周で穴部を形成するように変形可能な構造であり、分割積層鉄心の連結は、第1コア部材の穴部と第2コア部材の凸部で行う構造であるため、分割積層鉄心同士を回転可能としながら連結部の脱落を防ぐことができ、丸ピン等の別部品を必要としない鉄心装置とすることができる。
この発明に係る第2の鉄心装置によれば、第1コア部材の顎型突起は溝部の開口部を縮小させ、溝部を囲み、溝部と顎型突起の内周で穴部を形成するように変形可能な構造であり、第1コア部材の穴部と第2コア部材の第1凸部または第4コア部材の第2凸部で行う構造であるため、分割積層鉄心同士を回転可能としながら連結部の脱落を防ぐことができ、丸ピン等の別部品を必要としない鉄心装置とすることができる。
この発明に係る第1の鉄心装置の製造方法によれば、第1コア部材の顎型突起を変形させ、溝部の開口部を縮小させ、溝部を囲み、溝部と顎型突起の内周で穴部を形成して、穴部と第2コア部材の凸部とを嵌合する連結工程を備えるため、分割積層鉄心同士を回転可能としながら連結部の脱落を防ぐことができ、丸ピン等の別部品を必要としない鉄心装置とすることができる。
この発明に係る第2の鉄心装置の製造方法によれば、第1分割積層鉄心の第1コア部材の顎型突起を変形させ、溝部の開口部を縮小させ、溝部を囲み、溝部と顎型突起の内周で穴部を形成して、穴部と第4コア部材の第2凸部とを嵌合する連結工程を備えるため、分割積層鉄心同士を回転可能としながら連結部の脱落を防ぐことができ、丸ピン等の別部品を必要としない鉄心装置とすることができる。
この発明の実施の形態1に係る電動機の鉄心装置の構成を示す平面図である。 この発明の実施の形態1の鉄心装置に係る連結工程を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1の鉄心装置に係る分割積層鉄心の連結工程を示す平面図である。 この発明の実施の形態1の鉄心装置に係る分割積層鉄心の連結構成を示す断面図である。 この発明の実施の形態1の鉄心装置に係る分割積層鉄心の連結構成を示す平面図である。 この発明の実施の形態1の鉄心装置に係る分割積層鉄心の巻線工程を示す平面図である。 この発明の実施の形態1の鉄心装置に係る分割積層鉄心の他の連結構成を示す図である。 この発明の実施の形態1の鉄心装置に係る分割積層鉄心の他の連結構成を示す図である。 この発明の実施の形態1の鉄心装置に係る分割積層鉄心の他の連結構成を示す図である。 この発明の実施の形態1の鉄心装置に係る分割積層鉄心の他の連結構成を示す図である。 この発明の実施の形態1の鉄心装置に係る分割積層鉄心の他の連結構成を示す図である。 この発明の実施の形態1の鉄心装置に係る分割積層鉄心の製造工程の説明図である。 この発明の実施の形態1の鉄心装置に係る分割積層鉄心の製造工程の説明図である。 この発明の実施の形態1の鉄心装置に係る従来の分割積層鉄心の製造工程の説明図である。 この発明の実施の形態1の鉄心装置に係る分割積層鉄心の他の固定方法の説明図である。 この発明の実施の形態1の鉄心装置に係る分割積層鉄心の製造工程の説明図である。 この発明の実施の形態1の鉄心装置に係る分割積層鉄心の製造工程の説明図である。 この発明の実施の形態1の鉄心装置に係る分割積層鉄心の製造工程の説明図である。 この発明の実施の形態1の鉄心装置の製造方法に係るフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る零相変流器の鉄心装置の構成を示す平面図である。 この発明の実施の形態2の鉄心装置に係る分割積層鉄心の連結構成を示す図である。 この発明の実施の形態2の鉄心装置に係る分割積層鉄心の連結構成を示す図である。 この発明の実施の形態3の鉄心装置に係る電動機の鉄心装置の構成を示す平面図である。 この発明の実施の形態3の鉄心装置に係る分割積層鉄心の金型レイアウトを示す平面図である。 この発明の実施の形態3の鉄心装置に係る分割積層鉄心の斜視図である。 この発明の実施の形態3の鉄心装置に係る分割積層鉄心の製造工程の説明図(平面図)である。 この発明の実施の形態3の鉄心装置に係る分割積層鉄心の製造工程の説明図(平面図)である。 この発明の実施の形態3の鉄心装置の製造方法に係るフローチャートである。
実施の形態1.
実施の形態1は、片端に溝部と顎型突起とを有する第1コア部材と片端に凸部を有する第2コア部材とを交互に積み重ねた構造の分割積層鉄心を使用し、第1コア部材の顎型突起は溝部の開口部を縮小させ、溝部を囲み、溝部と顎型突起の内周で穴部を形成するように変形可能な構造であり、分割積層鉄心の連結は、第1コア部材の穴部と第2コア部材の凸部で行う構造の鉄心装置および位置合わせ工程と、連結工程と、巻線工程と、コア閉じ工程とを備える鉄心装置の製造方法に関するものである。
以下、本願発明の実施の形態1に係る鉄心装置の構成、および鉄心装置の製造方法について、電動機の鉄心装置の構成を示す平面図である図1、連結工程を示す斜視図である図2、分割積層鉄心の連結工程を示す平面図である図3、分割積層鉄心の連結構成を示す断面図である図4、分割積層鉄心の連結構成を示す平面図である図5、分割積層鉄心の巻線工程を示す平面図である図6、分割積層鉄心の他の連結構成を示す図である図7〜図11、分割積層鉄心の製造工程の説明図である図12、図13、従来の分割積層鉄心の製造工程の説明図である図14、分割積層鉄心の他の固定方法の説明図である図15、分割積層鉄心の製造工程の説明図である図16〜図18、鉄心装置の製造方法に係るフローチャートである図19、および零相変流器の鉄心装置の構成を示す平面図である図20に基づいて説明する。
まず、本願発明の対象である鉄心装置を適用する装置例として、電動機の鉄心装置の構成を図1に基づいて説明する。
図1は、電動機の鉄心装置の構成を示す平面図である。鉄心装置1は複数の分割積層鉄心10を環状連結した構成であり、分割積層鉄心10には巻線2が巻き回されている。分割積層鉄心10同士は、後で詳細を説明する凸部10aと穴部10hとを嵌合することで連結されている。また、分割積層鉄心10は、第1コア部材11と第2コア部材12とを鉄心装置1の軸方向に積層固定した構成である。
次に分割積層鉄心10を構成するコア部材、コア片、および分割積層鉄心10を連結して、鉄心装置1を組み立てる過程について、図1〜図5に基づいて説明する。
図2は図1を構成する分割積層鉄心10を連結する工程を説明するための斜視図である。図2(a)は隣接する分割積層鉄心10を連結する前、図2(b)は隣接する分割積層鉄心10の位置合わせをした状態、および図2(c)は分割積層鉄心10を連結した状態の斜視図である。
図3(a)〜図3(c)は、それぞれ図2(a)〜図2(c)に対応する平面図である。
図4(a)は、図2(b)に対応し隣接する分割積層鉄心10の位置合わせをした状態を示す。図4(b)は、矢視XXの断面図、図4(c)はA部詳細図である。
図5は分割積層鉄心10の連結部が形成される過程の詳細を示す平面図である。図5(a)は、図2(b)に対応し、隣接する分割積層鉄心10の位置合わせをした状態を示し、図5(b)は図2(c)に対応し、分割積層鉄心10を連結した状態を示す。
まず、分割積層鉄心10を構成する第1コア部材11と第2コア部材12、およびこれらのコア部材を構成する磁性材料から作られる2種類の板状の第1コア片16、第2コア片17について説明する。
分割積層鉄心10は、第1コア部材11と第2コア部材12を鉄心装置の軸方向に積層固定した構成である。第1コア部材11は板状第1コア片16をカシメ13により積層固定したものであり、第2コア部材12は板状第2コア片17をカシメ13により積層固定したものである。
図2〜図4を参照して、分割積層鉄心10を構成する第1コア部材11と第2コア部材12の端部の構造を説明する。
第1コア部材11は、左端に凸円弧状端面10c、溝部10b、および顎型突起10gを有し、右端に凹円弧状端面10dを有する。
第2コア部材12は、左端に凹円弧状端面10fを有し、右端に凸円弧状端面10eおよび凸部10aを有する。
第1コア部材11と第2コア部材12とから構成された分割積層鉄心10は、連結手段として、左端に凸円弧状端面10c、溝部10b、および顎型突起10gを有し、右端に凸部10aを有する。なお、凸部10aと溝部10bを突合せて、顎型突起10gを変形させることで穴部10hを形成する。
次に、分割積層鉄心10同士を連結する手順について説明する。
図2(a)、図3(a)に示す隣接する分割積層鉄心10同士を、凸部10aと溝部10bを近づけて挿入し、図2(b)、図3(b)の位置決め状態とする。この時、溝部10bの開口幅は凸部10a直径より大きく形成されているため、凸部10aを溝部10bにスムーズに挿入することができる。
図3(b)に示すように、2台の分割積層鉄心10を連結するために位置合わせしたとき、溝部10b側の凸円弧状端面10cは、溝部10b内側の凸部10aと連結する円の中心を中心とした凸円弧状に形成されている。そして、分割積層鉄心10の他端側には隣接する分割積層鉄心10の凸円弧状端面10cと嵌合可能な凹円弧状端面10dが形成されている。
次に、図5(a)、図5(b)で示すように、溝部10bを囲む顎型突起10gに力を加えて変形させ、溝部10bの開口部を縮小させるとともに、溝部10b内周の一部と顎型突起10gの内周の一部で穴部10hを形成することで、図2(c)、図3(c)で示した連結された分割積層鉄心10が形成される。
この構造により、後で説明する積層鉄心10を逆反りさせた巻線工程(図6)および積層鉄心10を直線配置した搬送工程(図12(c))において、顎型突起10gを変形させて溝部10bの開口部が閉じられているため、積層鉄心10の連結部は脱落しにくい構造となっている。
次に、溝部10bを囲む顎型突起10gの変形を容易にするための分割積層鉄心10の端部の構造と機能について、図5、図6に基づいて説明する。
図6は、分割積層鉄心10に巻線を巻き回す工程を示している。巻線機(図示なし)のノズル31から繰出されたコイル30が、分割積層鉄心10に巻き回されて、巻線2が形成される。
図5(a)に示されているように、顎型突起10gは薄肉部10iを介して、第1コア部材11とつながっており、顎型突起10gの変形に必要な力を小さくする。さらに、変形逃がし溝10jが面外変形を抑制することで、穴部10h内径のR形状精度が向上する。また、略円形の外周形状を有する凸部10aと穴部10hのそれぞれの中心が同軸となり、この軸を回転軸として隣接する分割積層鉄心10をスムーズに相対回転することが可能となる。
その結果、図6に示すように、複数の分割積層鉄心10を連結した後に、隣接する分割積層鉄心10と巻線機のノズル31から繰出されたコイル30が干渉することなく、巻線作業をすることができる。
また、図6における積層鉄心10を逆反りさせた巻線工程において、顎型突起10gを変形させて溝部10bの開口部が閉じられているため、積層鉄心10の連結部は脱落しにくい。
次に、溝部10bを囲む顎型突起10gの変形を容易にするための他の連結構成、すなわち分割積層鉄心10の端部の構造を図7〜図11に基づいて説明する。
なお、図7(a)〜図11(a)は図2(b)に対応し、隣接する分割積層鉄心10の位置合わせをした状態を示す。図7(b)〜図11(b)は図2(c)に対応し、分割積層鉄心10を連結した状態を示す。図11(c)も分割積層鉄心10を連結した状態を示す。
鉤状突起10kを形成した例を図7で説明する。
図7(a)に示しているように、溝部10bを囲む形状の一部に鉤状突起10kを形成している。この鉤状突起10kは、図7(b)に示すように変形後の顎型突起10gを押さえ、スプリングバックによって顎型突起10gが元に戻ることを防止する。さらに、鉄心搬送中に受ける引張力を、薄肉部10iに加えて鉤状突起10kでも受けることで、鉄心搬送中に受ける引張力に対する耐力を向上することができる。
位置決め溝10mを形成した例を図8で説明する。
図8(a)に示しているように、溝部10bを囲む形状の一部に、位置決め溝10mを形成している。図7(b)に示すように顎型突起10gの変形時に突起先端部とこの位置決め溝10mを噛み合わせることで、穴部10hの内径精度を向上させ、鉄心装置1の形状精度を向上することができる。
顎型突起10g等をコア内周に配置した例を図9で説明する。
分割積層鉄心10の形状によっては、鉄心の外周部であるコアバックが厚く、顎型突起10g、薄肉部10i、変形逃し溝10jをコア外周に配置できない場合がある。この場合は、図9(a)に示すように第1コア部材11の顎型突起10g、薄肉部10i、および変形逃がし溝10jをコア内周に配置することも可能である。この場合、図9(b)で示すように、顎型突起10gを外部から治具で押す際に、第2コア部材12との干渉を防止するため、分割積層鉄心10の位置合わせ姿勢を変更している。
顎型突起10g等をコア内周と外周に配置した例を図10で説明する。
図10(a)に示すように第1コア部材11の顎型突起10g、薄肉部10i、および変形逃がし溝10jをコア内周と外周の両側に配置することも可能である。この場合、図10(a)でわかるように、第1コア部材11の溝部10bが大きく広がるために、連結をさらに容易に行うことができる。この場合は、図10(b)で示すように、まずコアバック側の顎型突起10gを変形させた後、コア姿勢を変更して、コア内周側の顎型突起10gを変形させる。
治工具なしで連結を行える例を図11で説明する。
図7〜図10の分割積層鉄心10は、連結時に治工具や装置を必要とするのに対し、図11の連結構成では、治工具や装置なしで連結を行える。
分割積層鉄心10同士を近づけ、図11(a)の状態とすると、左側分割積層鉄心10の第1コア部材11の凹円弧状端面10dの一部である、凹円弧状端面突出部10sが右側分割積層鉄心10の第1コア部材11の顎型突起10gと接する。ここから右側分割積層鉄心10を図面上で時計方向に回転させると、回転させる力により、顎型突起10gが変形し、図11(b)の状態になる。
顎型突起10g変形後は、凹円弧状端面10d、凹円弧状端面突出部10sとは干渉することなく、図11(c)に示すように自由に回転できる。
次に、分割積層鉄心10の製作から鉄心装置1の組み立てまでの製造工程について、図12〜図18に基づいて説明する。
図12、図13はこの発明の実施の形態1における金型によるコア打抜きから、巻線および環状配列までの製造工程の説明図である。図12(a)〜図12(c)、および図13(a)〜図13(d)で一連の製造の流れを説明している。
一方、図14は従来の鉄心装置の製造工程の説明図であり、本願発明との対比および本願発明の優位な特徴を説明するために参照する。
図12(a)のように分割して打抜きされた分割積層鉄心10を、図12(b)のように連結していき、図12(c)に示す巻線前の鉄心装置1aを形成する。この分割積層鉄心10に巻線2を巻き回すことで図13(a)に示す環状配列前の鉄心装置1bとなる。
なお、図12(c)における積層鉄心10を直線配置した搬送工程において、顎型突起10gを変形させて溝部10bの開口部が閉じられているため、積層鉄心10の連結部は脱落しにくい。
図13(b)、(c)に示すように、図2〜図4で説明した分割積層鉄心10の連結工程と同様に凸部10aと溝部10bを突合せて位置を合わせ、顎型突起10gを変形させることで穴部10hを形成して、図13(d)の鉄心装置1の製造が完了する。
次に従来の鉄心装置の製造工程を図14に基づいて説明する。
図14(a)に示すように、従来の鉄心装置3を構成する従来の分割積層鉄心20同士を、分割積層鉄心20の凸部20aと凹部20bとで連結し、巻線前の鉄心装置3aを構成している。なお、分割積層鉄心20は、第4コア部材21と第5コア部材22から構成され、第4コア部材21は凸部20aを有し、第5コア部材22は凹部20bを有する。
次に、分割積層鉄心20の凸部20aと凹部20bとで構成される軸を中心に回転させ、逆反りさせることでコイルと分割積層鉄心20の干渉がない状態で巻線2を巻き回される。その後、1台の分割積層鉄心20を搬送し、隣の分割積層鉄心20に対して巻線を巻き回す工程を連続して実施していくことで、図14(b)の巻線2が巻き回された環状配列前の鉄心装置3bを構成する。
次に、図14(c)に示すように、環状を形成し、コア端部の凹円弧状端面20cとコア端部の凸円弧状端面20dを突合せる。さらに、図14(d)に示すように、溶接等の手段によりコア端部接合20eを形成し、従来の鉄心装置3の製造が完了する。
なお、コア端部に凹円弧状端面20cおよび凸円弧状端面20dを有する分割積層鉄心は、分割積層鉄心20とは形状が異なる別の分割積層鉄心であるが、実施の形態3で使用するのは分割積層鉄心20のみであるため説明は省略する。
以上説明したように、従来の鉄心装置3では、溶接等の手段によりコア端部接合20eを形成していた。これに対し、本実施の形態1の発明では図13(b)、(c)に示したように、凸部10aと溝部10bを突合せ、顎型突起10gを変形させることで穴部10hを形成し、溶接等の接合手段なしに鉄心装置1を得ることができる。
次に環状配列後の他の固定方法について、図15で説明する。
図15(a)は、環状を形成し、分割積層鉄心10の凸部10aと溝部10bを突合せた図13(c)と同じ状態を示している。次に図15(b)で顎型突起10gをパンチ等で切断した後、図15(c)では溶接等の手段によりコア端部接合20eを形成することで、鉄心装置1を得ることが可能である。
次に別の巻線方法について、図16で説明する。
先に説明した図12、図13の鉄心装置1の製造工程では、分割積層鉄心10を連結後、環状配列前の段階で巻線を巻き回していた。
図16(a)、(b)では、分割積層鉄心10毎に巻線2を巻き回している。図16(c)、(d)に示すように、2台の巻線後の分割積層鉄心10の凸部10aと溝部10bを突合せた後に連結治具40で顎型突起10gを押しこんで連結している。さらに図16(e)に示すように、図16(c)、(d)で連結した2台の分割積層鉄心10をさらに連結して、環状配列前の鉄心装置1bを構成している。
図16で説明した巻線方法は、図12、図13で説明した連結後に巻線を巻き回す場合に比較して生産速度は遅いが、安価な巻線機を使用できる利点がある。
図16は分割積層鉄心10を1台毎に巻線、連結した例であるが、分割積層鉄心10を2台や4台等、複数分割積層鉄心10を同時に巻線することも可能であり、生産ラインに応じて最適な工程とすることができる。
次に分割積層鉄心の連結方法の改善について、図17、図18に基づいて説明する。
図16では分割積層鉄心10を1台ずつ連結治具40で連結作業を行っていた。しかし、図17(a)、(b)のように巻線前の複数の分割積層鉄心10を同時に連結することが可能である。ここで、図17(a)は、分割積層鉄心10の略円形の凸部10aと溝部10bを突合せた後に同時連結治具41で顎型突起10gを押し込む前の状態を示している。図17(b)は、同時連結治具41で顎型突起10gを押し込んで連結した状態を示している。
図18(a)、(b)のように巻線後の複数の分割積層鉄心10を同時に連結することも可能である。ここで、図18(a)は、分割積層鉄心10の凸部10aと溝部10bを突合せた後に同時連結治具41で顎型突起10gを押し込む前の状態を示している。図18(b)は、同時連結治具41で顎型突起10gを押し込んで連結した状態を示している。
次に上記で説明した本実施の形態1の鉄心装置の製造方法について、図19のフローチャートに基づいて説明する。
なお、本実施の形態1の鉄心装置の製造方法は、複数の分割積層鉄心10を連結して環状と成す鉄心装置1の製造方法であって、片端に溝部10bと顎型突起10gを有する第1コア部材11と、片端に凸部10aを有する第2コア部材12とから構成された分割積層鉄心10を用い、以下のステップ1(S01)からステップ4(S04)の工程から成るものである。
ステップ1(S01)の位置合わせ工程では、第1コア部材11の溝部10bに第2コア部材12の凸部10aを挿入して第1の分割積層鉄心10との第2の分割積層鉄心10との位置合わせを行う。
ステップ2(S02)の連結工程では、第1コア部材11の顎型突起10gを変形させ、溝部10bの開口部を縮小させ、溝部10bを囲み、溝部10bと顎型突起10g内周の一部で穴部10hを形成して、穴部10hと第2コア部材12の凸部10aとを嵌合する。
ステップ3(S03)の巻線工程では、複数の分割積層鉄心10に巻線2を巻き回す。
ステップ4(S04)のコア閉じ工程では、連結され、巻線2が巻き回された複数の分割積層鉄心10を環状に配列し、両端部の第1コア部材11の顎型突起10gを変形させ、第2コア片の凸部10aと嵌合させ連結固定する。
なお、図19では、分割積層鉄心10の巻線を連結工程(S02)後に行っていたが、図16で説明したように、位置合わせ工程(S01)前に行うこともできる。
本実施の形態1では、本願発明の分割積層鉄心10を環状の鉄心装置の代表として電動機に適用した場合を説明した。本願発明の分割積層鉄心10を環状の鉄心装置だけでなく、多角形状の鉄心装置にも適用できる。次に多角形状の鉄心装置の例として、矩形形状の鉄心装置を有する零相変流器に適用する場合について説明する。
図20は、零相変流器の鉄心装置の構成を示す平面図である。図20(a)は、4台の分割積層鉄心10の3箇所の連結が完了した状態を示す。図20(b)は、最後の連結のために分割積層鉄心10の位置合わせをした状態を示す。図20(c)は、顎型突起10gを変形させて4台の分割積層鉄心10の連結を完了して状態を示す。なお、図20では、連結構造を中心に説明するため、ティース部、巻線部を省略している。
鉄心装置5は、4台の分割積層鉄心10を矩形状に連結した構成である。分割積層鉄心10は、第1コア部材11と第2コア部材12とを鉄心装置5の軸方向に積層固定した構成であり、分割積層鉄心10には巻線2が巻き回されている(図示なし)。
矩形状の鉄心装置の例として、零相変流器の鉄心装置を説明したが、三角形あるいは五角形以上の多角形状の鉄心装置であっても、同様に本願発明を適用できる。
以上説明したように、片端に溝部と顎型突起とを有する第1コア部材と片端に凸部を有する第2コア部材とを交互に積み重ねた構造の分割積層鉄心を使用し、第1コア部材の顎型突起は溝部の開口部を縮小させ、溝部を囲み、溝部と顎型突起の内周で穴部を形成するように変形可能な構造であり、分割積層鉄心の連結は、第1コア部材の穴部と第2コア部材の凸部で行う構造の鉄心装置、および位置合わせ工程と、連結工程と、巻線工程と、コア閉じ工程とを備える鉄心装置の製造方法に関するものである。
このため、実施の形態1の鉄心装置およびその製造方法は、分割積層鉄心同士を回転可能としながら連結部の脱落を防ぐことができ、丸ピン等の別部品を必要としない鉄心装置とすることができる。このため、鉄心装置の取り扱いや管理が容易となり、生産工程の改善を図ることができる。
実施の形態2.
実施の形態2の鉄心装置は、実施の形態1の分割積層鉄心に比較して、第1コア部材の積層枚数を第2コア部材の積層枚数より減らすことで、分割積層鉄心の連結を容易にしたものである。
以下、実施の形態2の鉄心装置について、分割積層鉄心の連結構成の側面図である図21、図22に基づいて、実施の形態1との差異を中心に説明する。図21、図22において、実施の形態1の図4と同一あるいは相当部分は、同一の符号を付している。
なお、図21、図22では、図4の分割積層鉄心を上下逆にした構成となっている。
図21は、実施の形態1の図4に対応する図であり、分割積層鉄心10の連結過程において分割積層鉄心10同士を挿入する状態を示した図である。図21では問題点を明確にするために、連結部を詳細にしている。図21(a)は平面図、図21(b)は矢視XXの断面図、図21(c)はA部詳細図である。
図21において、左端に凸円弧状端面10c、溝部10b、および顎型突起10gを有する第1コア部材11を、右端に凸部10aと凸円弧状端面10eを有する第2コア部材12の間に挿入する。なお、図21では、図を分かりやすくするために、凸円弧状端面10cと凸円弧状端面10eとのみを記載している。
積層鋼板の板厚バラつき等により第1コア部材11の凸円弧状端面10c、溝部10b、および顎型突起10gの厚みが、凸部10aと凸円弧状端面10eを有する第2コア部材12の間隔より大きい場合、第2コア部材12の凸円弧状端面10e部を押し広げながら挿入することになり、挿入に大きな力が必要となる。さらに、分割積層鉄心10を破壊する懸念がある。
この問題を解決する方法を図22で説明する。図22(a)は平面図、図22(b)は矢視XXの断面図、図21(c)はB部詳細図であり、各コア部材とコア片を合わせて記載している。
図21では第1コア部材11と、第2コア部材12を交互に同じ枚数を積層している。これに対し、図22では、第1コア部材11を第2コア部材12より1枚減らし、その代わりに両側が凹円弧状端面である第3コア部材14を1枚積層している。こうすることで、左側端部のコア部材の積層枚数と右側端部のコア部材に積層枚数が異なる非対称分割積層鉄心15を形成する。なお、第3コア部材14は第3コア片18を積層固定したものである。
非対称分割積層鉄心15は、図22(c)に示すようにコア部材2枚分の隙間があるため、スムーズに挿入することができる。図22では第1コア部材を1枚減らしているが、複数枚減らすことも可能である。その他の構成は実施の形態1と同様である。
以上説明したように、実施の形態2の鉄心装置は、実施の形態1の分割積層鉄心に比較して、第1コア部材の積層枚数を第2コア部材の積層枚数より減らすことで、分割積層鉄心の連結を容易にしたものである。このため、実施の形態2の鉄心装置は、分割積層鉄心同士を回転可能としながら連結部の脱落を防ぐことができ、丸ピン等の別部品を必要としない鉄心装置とすることができる。また、分割積層鉄心の連結が容易となるため、鉄心装置の生産工程の改善をさらに図ることができる。
実施の形態3.
実施の形態3は、実施の形態1の鉄心装置の分割積層鉄心を第1分割積層鉄心とし、さらに片端に凸部を有する第4コア部材と片端に凹部を有する第5コア部材とを交互に積み重ねた構造の分割積層鉄心を第2分割積層鉄心とし、これら第1分割積層鉄心および第2分割積層鉄心を組み合わせて、鉄心装置を構成し、分割積層鉄心の連結は、第1コア部材の穴部または第5コア部材の凹部と、第2コア部材の凸部または第4コア部材の凸部で行う構造の鉄心装置、および打ち抜き工程と、位置合わせ工程と、連結工程と、巻線工程と、コア閉じ工程と、を備える鉄心装置の製造方法に関するものである。
以下、実施の形態3の鉄心装置の構成、および鉄心装置の製造方法について、電動機の鉄心装置の構成を示す平面図である図23、分割積層鉄心の金型レイアウトを示す平面図である図24、分割積層鉄心の斜視図である図25、分割積層鉄心の製造工程の説明図である図26、図27、および鉄心装置の製造方法に係るフローチャートである図28に基づいて、実施の形態1との差異を中心に説明する。
図23〜図27において、実施の形態1の図1〜図14と同一あるいは相当部分は、同一の符号を付している。
また、実施の形態1の鉄心装置1と区別するために、鉄心装置4としている。
実施の形態3の鉄心装置4と実施の形態1の鉄心装置1との差異は、鉄心装置4を構成する分割積層鉄心として、実施の形態1で説明した分割積層鉄心10と従来の分割積層鉄心20(図14参照)の両方を組み合わせていることである。さらに、分割積層鉄心10と分割積層鉄心20の凹部、凸部の連結は金型でコアを打ち抜き、積層固定する工程内で完了させる。
分割積層鉄心10と従来の分割積層鉄心20の連結、および分割積層鉄心20間の連結は分割積層鉄心10、20の凹部20b、凸部10a、20aを用い、コア部材の打ち抜きの際に行う。打ち抜き工程後の環状配列時の連結は、後工程において実施の形態1で説明した分割積層鉄心10の溝部10b、顎型突起10gを用いて、顎型突起10gを変形させて行う。
図23は、電動機の鉄心装置の構成を示す平面図である。鉄心装置4は複数の分割積層鉄心10と分割積層鉄心20を環状連結した構成であり、分割積層鉄心10、20には巻線2が巻き回されている。
分割積層鉄心20同士は、実施の形態1の図14で説明した凸部20aと凹部20bとが嵌合することにより回転可能ができる状態で連結されている。
配列の片端部には分割積層鉄心10が配置され、分割積層鉄心10と分割積層鉄心20との連結は、分割積層鉄心10の凸部10aと分割積層鉄心20の凹部20bとが嵌合することにより回転可動ができる状態で連結されている。
図23では、1台の分割積層鉄心10と5台の分割積層鉄心20を連結した分割鉄心装置4aを2セット製作し、この2セットの分割鉄心装置4aを実施の形態1の顎型突起10gを変形させる連結方法で連結して、巻線前の鉄心装置4bを形成している。
さらに、巻線前の鉄心装置4bに巻線2を巻き回して、環状を形成し、最後に実施の形態1の顎型突起10gを変形させる連結方法で連結固定を行い、鉄心装置4の製造が完了する。
次に、鉄心装置4の製造方法について、図24〜図27に基づいて説明する。
図24は図23を構成する分割積層鉄心10、20を製造する金型の打ち抜きレイアウトの平面図であり、図25は製造された分割鉄心装置4aの斜視図である。図26(a)、(b)および図27(a)、(b)は分割積層鉄心10、20を連結、巻線、環状配列を行い、鉄心装置4を製造する工程を説明する平面図である。
図24は鉄心装置4の分割積層鉄心10、20を製造する金型のレイアウトであり、分割積層鉄心10と従来の分割積層鉄心20が直線状に配列されている。
分割積層鉄心10と従来の分割積層鉄心20の配列は、鉄心材料50から図示しないパンチにより打ち抜かれ、カシメ13により積層固定される。鉄心材料50はパイロット穴51により送られることで、プレス等で打ち抜き、積層固定を連続して行うことが可能となる。
図24では直線状に配列されているが、これを円弧状に配列することも可能である。
図24では、2列対の配列とすることで、材料歩留まりを向上させているが、1列のみとすることで、金型を小型化することも可能である。また、図24は鉄心装置4をコア片6個ずつの2分割で製造することを想定した例であるが、コアの分割数や分割されたコア片の数は設計者が自由に決めることができる。例えば、コア片3個ずつの4分割にしても良いし、コア片5個とコア片7個に2分割することも可能である。
図25は図24の金型で生産した分割鉄心装置4aである。分割鉄心装置4aは分割積層鉄心20を5台と分割積層鉄心10を1台のコア片、コア部材の配列を積層固定したものである。
図26(a)、(b)において、2セットの分割鉄心装置4aを連結する。1セット目の分割鉄心装置4a端部にある分割積層鉄心10の溝部10bに対して、2セット目の分割鉄心装置4a端部にある分割積層鉄心20の凸部20aを挿入した後、顎型突起10gを変形させ穴部10hを形成することで、10hと20aは回転可動ができる状態で連結され、巻線前の鉄心装置4bが形成される。
巻線前の鉄心装置4bは、全ての分割積層鉄心10、20が回転できる状態で連結されているため、図14の従来の鉄心装置3と同様に扱うことが可能であり、組立に従来の設備をそのまま用いることができる。
図27(a)は巻線前の鉄心装置4bに巻線2を巻き回した図であり、環状配列前の鉄心装置4cを示す。これを円環状に変形して、位置合わせを行い図27(b)の状態となる。この時、分割積層鉄心10の溝部10bに対して、分割積層鉄心20の凸部20aを挿入した後、顎型突起10gを変形させ穴部10hを形成することで両端部を連結し、鉄心装置4の製造が完了する。
ここで、両端部の連結については、図14(a)〜図14(d)に示した従来の鉄心装置3と同様に、両端部の形状を、凹円弧状端面20cと凸円弧状端面20dとし、溶接等でコア端部接合20eを形成してもよい。
また、図15(a)〜図15(c)に示したように、顎型突起10gを切断後に、溶接等でコア端部接合20eを形成してもよい。
次に上記で説明した本実施の形態3の鉄心装置の製造方法について、図28のフローチャートに基づいて説明する。
なお、本実施の形態3の鉄心装置の製造方法は、複数の分割積層鉄心10と分割積層鉄心20とを連結して環状と成す鉄心装置4の製造方法であって、分割積層鉄心は、第1分割積層鉄心10と第2分割積層鉄心20から成り、第1分割積層鉄心10は、第1コア部材11と第2コア部材12とを交互に積み重ねた構造を成し、第1コア部材11の片端は溝部と顎型突起10gを有し、第2コア部材12の片端は略円形の凸部10aを有し、第2分割積層鉄心20は、第4コア部材21と第5コア部材22とを交互に積み重ねた構造を成し、第4コア部材21の片端は略円形の凸部20aを有し、第5コア部材22の片端は凹部20bを有し、この凹部20bは第2コア部材12の凸部10aおよび第4コア部材21の凸部20aと嵌合して回転し、複数の分割積層鉄心10、20の配列の片端部の分割積層鉄心に第1分割積層鉄心10を用い、その他の分割積層鉄心には、第2分割積層鉄心20を使用し、以下のステップ31(S31)からステップ35(S35)の工程から成るものである。
ステップ31(S31)の打ち抜き工程では、第1コア部材11、第2コア部材12、第4コア部材21、および第5コア部材22を鉄心材料50から打ち抜き、この打ち抜きと共に第1コア部材11と第2コア部材12は積層されて、第1分割積層鉄心10が形成され、第4コア部材21および第5コア部材22が積層されて第2分割積層鉄心20が形成されると共に、分割積層鉄心10、20同士は、凸部10a、20aと凹部20bが金型内で嵌合された状態で積層される。
ステップ32(S32)の位置合わせ工程では、第1分割積層鉄心10の第1コア部材11の溝部10bに第2分割積層鉄心20の第4コア部材21の凸部20aを挿入して第1分割積層鉄心10と第2分割積層鉄心20との位置合わせを行う。
ステップ33(S33)の連結工程では、第1分割積層鉄心10の第1コア部材11の顎型突起10gを変形させ、溝部10bの開口部を縮小させ、溝部10bを囲み、溝部10bと顎型突起10g内周の一部で穴部10hを形成して、穴部10hと第4コア部材21の凸部とを嵌合する。
ステップ34(S34)の巻線工程では、複数の分割積層鉄心10、20に巻線2を巻き回す。
ステップ35(S35)のコア閉じ工程では、連結され、巻線2が巻き回された複数の分割積層鉄心10、20を環状に配列し、両端部の第1コア部材11の顎型突起10gを変形させ、第2コア部材12の凸部10aと嵌合させ連結固定する。
なお、図28では、分割積層鉄心10、20の巻線を連結工程(S33)後に行っていたが、位置合わせ工程(S32)の前に行うこともできる。
なお、本願発明の第1分割積層鉄心は分割積層鉄心10、第2分割積層鉄心は分割積層鉄心20、第1凸部は凸部10a、第2凸部は凸部20aである。
実施の形態3では、分割鉄心装置4aを5台の分割積層鉄心20と1台の分割積層鉄心10とで構成した例を説明したが、分割積層鉄心10と分割積層鉄心20との台数の組み合わせは任意である。
また、分割積層鉄心10と分割積層鉄心20との嵌合、分割積層鉄心20間の嵌合を金型内で行う例を説明したが、各コア部材の積層のみを金型内で行い、分割積層鉄心10と分割積層鉄心20との嵌合、分割積層鉄心20間の嵌合を別工程で行うこともできる。
また、実施の形態3の発明を零相変流器の鉄心装置などの矩形あるいは多角形状の鉄心装置に適用できる。
以上説明したように、実施の形態3は、実施の形態1の鉄心装置の分割積層鉄心を第1分割積層鉄心とし、さらに片端に凸部を有する第4コア部材と片端に凹部を有する第5コア部材とを交互に積み重ねた構造の分割積層鉄心を第2分割積層鉄心とし、これら第1分割積層鉄心および第2分割積層鉄心を組み合わせて、鉄心装置を構成し、分割積層鉄心の連結は、第1コア部材の穴部または第5コア部材の凹部と、第2コア部材の凸部または第4コア部材の凸部で行う構造の鉄心装置、および打ち抜き工程と、位置合わせ工程と、連結工程と、巻線工程と、コア閉じ工程とを備える鉄心装置の製造方法に関するものである。
このため、実施の形態3の鉄心装置およびその製造方法は、分割積層鉄心同士を回転可能としながら連結部の脱落を防ぐことができ、丸ピン等の別部品を必要としない鉄心装置とすることができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
この発明は、連結部の脱落を防止した上で、連結に別部材が必要ない構造の分割積層鉄心に関するものであるため、複数の分割積層鉄心を環状に連結する鉄心装置およびその製造方法に広く適用できる。

Claims (16)

  1. 複数の分割積層鉄心を連結して環状または多角形状と成す鉄心装置であって、
    前記分割積層鉄心は、第1コア部材と第2コア部材とを積み重ねた構造を成し、
    前記第1コア部材の片端は溝部と顎型突起とを有し、
    前記第2コア部材の片端は円形の凸部を有し、
    前記第1コア部材の前記顎型突起は前記溝部の開口部を縮小させ、前記溝部を囲み、前記溝部と前記顎型突起の内周で穴部を形成するように変形可能な構造であり、
    前記分割積層鉄心の連結は、前記第1コア部材の前記穴部と前記第2コア部材の前記凸部で行う構造の鉄心装置。
  2. 前記顎型突起は、薄肉部を介して前記第1コア部材と繋がっている請求項1に記載の鉄心装置。
  3. 前記顎型突起は、変形逃し溝を介して前記第1コア部材と繋がっている請求項1または請求項2に記載の鉄心装置。
  4. 前記第1コア部材の前記溝部はさらに鉤状突起を有し、前記鉤状突起は前記分割積層鉄心の連結状態において前記顎型突起を押さえる形状を有する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の鉄心装置。
  5. 前記第1コア部材の前記溝部にさらに位置決め溝を有し、前記位置決め溝は前記分割積層鉄心の連結状態において前記顎型突起の先端部と噛み合う形状を有する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の鉄心装置。
  6. 前記第1コア部材の前記穴部と前記第2コア部材の前記凸部は同軸である請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の鉄心装置。
  7. 前記顎型突起は、薄肉部および変形逃がし溝を介して前記第1コア部材と繋がり、前記顎型突起、前記薄肉部、および前記変形逃がし溝は前記分割積層鉄心の内周側に配置した請求項1に記載の鉄心装置。
  8. 前記顎型突起は、薄肉部および変形逃がし溝を介して前記第1コア部材と繋がり、前記顎型突起、前記薄肉部、および前記変形逃し溝は前記分割積層鉄心の内周と外周の両側に配置した請求項1に記載の鉄心装置。
  9. 前記第1コア部材の前記溝部を有する端部に対向する端部の凹円弧状端面の一部に突出部を設け、前記突出部は前記第1コア部材の前記溝部を前記第2コア部材の前記凸部に挿入して回転させた時、前記第1コア部材の前記顎型突起と干渉し、前記顎型突起を変形させることができる形状を有する請求項6に記載の鉄心装置。
  10. 前記第1コア部材の枚数を前記第2コア部材の枚数より減らし、その減らした枚数分の前記第2コア部材の代わりに両側が凹円弧状端面を有する第3コア部材を積層した請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の鉄心装置。
  11. 複数の分割積層鉄心を連結して環状または多角形状と成す鉄心装置であって、
    前記分割積層鉄心は、第1分割積層鉄心および第2分割積層鉄心から成り、
    前記第1分割積層鉄心は第1コア部材と第2コア部材とを積み重ねた構造を成し、
    前記第1コア部材の片端は溝部と顎型突起とを有し、
    前記第2コア部材の片端は円形の第1凸部を有し、
    前記第1コア部材の前記顎型突起は前記溝部の開口部を縮小させ、前記溝部を囲み、前記溝部と前記顎型突起の内周で穴部を形成するように変形可能な構造であり、
    前記第2分割積層鉄心は、第4コア部材と第5コア部材とを積み重ねた構造を成し、
    前記第4コア部材の片端は円形の第2凸部を有し、
    前記第5コア部材の片端は凹部を有し、
    前記分割積層鉄心の連結は、前記第1コア部材の前記穴部と前記第2コア部材の前記第1凸部または前記第4コア部材の前記第2凸部で行うか、
    あるいは前記第5コア部材の前記凹部と前記第2コア部材の前記第1凸部または前記第4コア部材の前記第2凸部で行う構造の鉄心装置。
  12. 複数の分割積層鉄心を連結して環状または多角形状と成す鉄心装置の製造方法であって、
    片端に溝部と顎型突起を有する第1コア部材と、片端に凸部を有する第2コア部材とから構成された前記分割積層鉄心を用い、
    前記第1コア部材の前記溝部に前記第2コア部材の前記凸部を挿入して第1の前記分割積層鉄心と第2の前記分割積層鉄心との位置合わせを行う位置合わせ工程と、
    前記第1コア部材の前記顎型突起を変形させ、前記溝部の開口部を縮小させ、前記溝部を囲み、前記溝部と前記顎型突起の内周で穴部を形成して、前記穴部と前記第2コア部材の前記凸部とを嵌合する連結工程と、
    複数の前記分割積層鉄心に巻線を巻き回す巻線工程と、
    前記連結され、巻線が巻き回された複数の前記分割積層鉄心を環状に配列し、両端部の第1コア部材の前記顎型突起を変形させ、前記第2コア部材の前記凸部と嵌合させ連結固定するコア閉じ工程と、
    からなる鉄心装置の製造方法。
  13. 前記位置合わせ工程の前に、前記分割積層鉄心に巻線を巻き回しを実施し、
    前記連結工程の次に前記コア閉じ工程を実施する請求項12に記載の鉄心装置の製造方法。
  14. 前記連結工程において、複数箇所の前記第1コア部材の前記顎型突起を同時に押し込む治具を用い、複数の前記分割積層鉄心を同時に連結する請求項12に記載の鉄心装置の製造方法。
  15. 前記連結工程と前記コア閉じ工程において、
    前記第1コア部材の前記顎型突起を切断し、連結した端部を溶接または接着で連結する
    請求項12に記載の鉄心装置の製造方法。
  16. 複数の分割積層鉄心を連結して環状または多角形状と成す鉄心装置の製造方法であって、
    前記分割積層鉄心は、第1分割積層鉄心および第2分割積層鉄心から成り、
    前記第1分割積層鉄心は、第1コア部材と第2コア部材とを積み重ねた構造を成し、
    前記第1コア部材の片端は溝部と顎型突起を有し、
    前記第2コア部材の片端は円形の第1凸部を有し、
    前記第2分割積層鉄心は、第4コア部材と第5コア部材とを積み重ねた構造を成し、
    前記第4コア部材の片端は円形の第2凸部を有し、
    前記第5コア部材の片端は凹部を有し、
    複数の前記分割積層鉄心の配列の片端部に第1分割積層鉄心を用い、その他の前記分割積層鉄心には、前記第2分割積層鉄心を使用し、
    前記第1コア部材、前記第2コア部材、前記第4コア部材、および前記第5コア部材を鉄心材料から打ち抜き、この打ち抜きと共に前記第1コア部材と前記第2コア部材は積層されて、第1分割積層鉄心が形成され、第4コア部材および第5コア部材は積層されて第2分割積層鉄心が形成されると共に、前記分割積層鉄心同士は、前記第1凸部および前記第2凸部と前記凹部とが金型内で嵌合された状態で積層される打ち抜き工程と、
    前記第1分割積層鉄心の前記第1コア部材の前記溝部に前記第2分割積層鉄心の前記第4コア部材の前記凸部を挿入して第1の前記分割積層鉄心と第2の前記分割積層鉄心との位置合わせを行う位置合わせ工程と、
    前記第1分割積層鉄心の前記第1コア部材の前記顎型突起を変形させ、前記溝部の開口部を縮小させ、前記溝部を囲み、前記溝部と前記顎型突起の内周で穴部を形成して、前記穴部と前記第4コア部材の前記第2凸部とを嵌合する連結工程と、
    複数の前記分割積層鉄心に巻線を巻き回す巻線工程と、
    前記連結され、巻線が巻き回された複数の前記分割積層鉄心を環状に配列し、両端部の第1コア部材の前記顎型突起を変形させ、前記第4コア部材の前記第2凸部と嵌合させ連結固定するコア閉じ工程と、
    から成る鉄心装置の製造方法。
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