JP2007060877A - 環状積層鉄心及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 分割鉄心片をかしめ積層した積層分割鉄心の組立が容易で、かつ形状精度よくでき、しかも、連結された積層分割鉄心同士が十分な連結強度を有する環状積層鉄心及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 分割鉄心片30の周方向の両側にはそれぞれ連結部24の外側の同一位置に曲率中心を有する円弧状突起32、35と円弧状穴33、34が形成され、かつ、分割鉄心片30の両側にそれぞれ形成される円弧状突起32、35と円弧状穴33、34は、その一側と他側では半径方向にその位置を入れ替えて形成され、隣り合う積層分割鉄心11〜22同士は、互いに分割鉄心片30の円弧状穴33、34及び円弧状突起32、35を積層して形成された円弧状溝26、27及び円弧状凸条25、28が嵌合している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、モータ又は発電機の固定子又は回転子として用いられる環状積層鉄心及びその製造方法に関する。
固定子の中央に回転子が配置されるモータは各種用途に使用されている。モータを構成する主要部品の積層鉄心は、例えば固定子積層鉄心ではモータの出力向上や効率化等のために、ヨークから半径方向内側に突出して形成されている磁極に巻線が施される。磁極への巻線は固定子積層鉄心では隣り合う磁極間の間隔が狭いので作業が困難であり、また、巻線の作業性が劣ることから巻線を密度よく巻回するのが難しい。
かかる問題への対策として、固定子鉄心を展開した状態で、かつ、ヨーク部を分割し回転可能な連結箇所を形成して打抜き、所望枚数かしめ積層し、磁極に巻線した後に環状に連結する技術がある。これにより磁極への巻線作業が容易になり、更に巻線の密度を向上し得る等の効果がある。しかし、分割したヨーク部に回転可能な連結箇所を金型装置内で形成すると共に、回動自在に連結することから、それだけ高精度の金型装置が余分に必要になり、また高度の熟練を要する。
また、固定子鉄心を磁極毎に分割して最終的に、各積層分割鉄心を連結して一つの環状積層鉄心とする技術が、例えば、特許文献1に記載されている。この特許文献1には、図9に示すように、各分割鉄心片70の周方向の一側に円弧状穴71を、他側に円弧状突起72を設け、しかも、隣り合う分割鉄心片70の円弧状穴71と円弧状突起72とは外周部の角Pを中心とする同一曲率半径となっている。これによって、積層した状態の隣り合う分割鉄心片70の円弧状穴71に円弧状突起72を嵌入させて固定鉄心全体を組み立てている。なお、73は磁極部を示す。
特許第3568364号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、分割鉄心片70の一側に形成する円弧状穴71は一つであって特別なガイド等はないので、積層された分割鉄心片70(即ち、積層分割鉄心)の角Pの位置を正確に決めて円弧状突起72を相手の円弧状穴71に嵌入させる必要があり、その作業が極めて難しいという問題がある。
また、仮に円弧状突起72の先の部分だけ円弧状穴71に嵌入しても、一方の分割鉄心片70を正確に角Pを中心として回転させなけれは、嵌入動作が行えず、無理に入れようとして円周方向でない荷重がかかると円弧状突起72が塑性変形を起こす。かかることから製造された積層鉄心は形状精度が良くないことがあり、また、嵌合の連結強度が弱い等の問題がある。
更には、特許文献1の技術では、N個の積層された分割鉄心片があったとして、第1番目からN−1番目までの積層された分割鉄心片の組立に際しては、前記した組立作業で可能であるが、最後の第N番目の積層された分割鉄心片を第1番目の積層された分割鉄心片に組み付ける作業は前記した組立動作では不可能で、溶接等で接合することになる。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、分割鉄心片をかしめ積層した積層分割鉄心の組立が容易で、かつ形状精度よくでき、しかも、連結された積層分割鉄心同士が十分な連結強度を有する環状積層鉄心及びその製造方法を提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係る環状積層鉄心は、複数の分割鉄心片をかしめ積層した積層分割鉄心を連結部を介して環状に連結した環状積層鉄心において、
前記分割鉄心片の周方向の両側にはそれぞれ前記連結部の外側の同一位置に曲率中心を有する円弧状突起と円弧状穴が形成され、かつ、前記分割鉄心片の両側にそれぞれ形成される前記円弧状突起と円弧状穴は、その一側と他側では半径方向にその位置を入れ替えて形成され、前記積層分割鉄心は前記分割鉄心片の円弧状穴及び円弧状突起を積層して形成された円弧状溝及び円弧状凸条を有し、隣り合う前記積層分割鉄心同士の前記連結部は、互いに嵌合し合う前記円弧状溝及び円弧状凸条を有してなる。
なお、この第1の発明は、環状積層鉄心を構成する全部の積層分割鉄心に本発明を適用する場合の他、環状積層鉄心の一部の積層分割鉄心にも適用される。
ここで、第1の発明に係る環状積層鉄心において、前記分割鉄心片の両側にそれぞれ形成される前記円弧状突起及び円弧状穴は、前記円弧状突起を形成する一辺が前記円弧状穴を形成する一辺に連結されて同一円弧上にあるのが好ましい。
これによって、一方の円弧状凸条が他方の円弧状凸条のガイドとなって、曲率中心位置を合わせて少なくとも一方の積層分割鉄心を他方の積層分割鉄心に回転嵌合させることが容易となる。
また、第1の発明に係る環状積層鉄心において、複数の前記積層分割鉄心を連結する複数の前記連結部のうち、一つの連結部Aの円弧状溝と円弧状凸条の曲率中心は、該連結部Aが設けられている積層分割鉄心の他側の前記連結部の外側にある前記曲率中心と同一位置にあるのが好ましい。これによって最後に連結する積層分割鉄心をその一つ前の積層分割鉄心に組み込む動作中に行えることになる。
なお、ここで、最後の積層分割鉄心と最初の積層分割鉄心との連結部には、それぞれに円弧状凸条と円弧状溝を有することは必ずしも必要ではなく、一方の積層分割鉄心に凸条と他方の積層分割鉄心にこの凸条に嵌合する溝とを有すれば十分である。
そして、第1の発明に係る環状積層鉄心は、前記積層分割鉄心の半径方向内側には磁極部を備える固定子積層鉄心に適用できる他、前記積層分割鉄心の組立状態では磁石又は導体(巻線を含む)が装着される嵌入孔を備える回転子積層鉄心にも適用可能である(以下の製造方法においても同じ)。
また、第2の発明に係る環状積層鉄心の製造方法は、金属板から複数の分割鉄心片を打ち抜く第1工程と、前記分割鉄心片をかしめ積層して複数の積層分割鉄心を作成する第2工程と、複数の前記積層分割鉄心を連結部を介して環状に連結する第3工程とを有する環状積層鉄心の製造方法において、
前記第1工程での前記分割鉄心片には、周方向の両側にそれぞれ前記連結部の外側の同一位置に曲率中心を有する円弧状突起と円弧状穴が形成され、しかも、該分割鉄心片の両側に形成された前記円弧状突起と円弧状穴は、その一側と他側では半径方向にその位置を入れ替えて形成されていること、
前記第2工程における前記積層分割鉄心は、積層された前記分割鉄心片の前記円弧状突起によって円弧状凸条が形成されると共に積層された前記分割鉄心片の円弧状穴によって円弧状溝が形成され、隣り合う前記積層分割鉄心の互いの前記円弧状凸条が互いに相手の前記円弧状溝に嵌合して前記連結部を形成すること、及び
前記第3工程の前記積層分割鉄心の連結は、隣り合う前記積層分割鉄心の少なくとも一方を、前記円弧状溝と前記円弧状凸条の前記曲率中心を中心にして回転させながら、隣り合うそれぞれの前記円弧状溝に互いに相手の前記円弧状凸条を嵌合させていることを有している。
第2の発明に係る環状積層鉄心の製造方法において、前記第1工程で製造される前記分割鉄心片の両側にそれぞれ形成される前記円弧状突起及び円弧状穴は、前記円弧状突起を形成する一辺が前記円弧状穴を形成する一辺に連結されて同一円弧上にあるのが好ましい。これによって、各積層分割鉄心の組立が容易となる。
また、第2の発明に係る環状積層鉄心の製造方法において、前記第3工程で連結される最後の前記積層分割鉄心の連結部を形成する前記円弧状溝と前記円弧状凸条との曲率中心は、一つ前の前記積層分割鉄心の連結部の前記円弧状溝と前記円弧状凸条との曲率中心と一致し、最後の前記積層分割鉄心をその一つ前に嵌め込んだ前記積層分割鉄心への嵌め込みと、最後の前記積層分割鉄心が連結されて環を形成する前記積層分割鉄心との前記曲率中心を中心とした回転による嵌め込みとが同時に行われるのがよい。
請求項1〜5記載の環状積層鉄心及び請求項6〜8記載の環状積層鉄心の製造方法においては、積層分割鉄心を構成する分割鉄心片の周方向の両側にはそれぞれ連結部の外側の同一位置に曲率中心を有する円弧状突起と円弧状穴を形成し、これらを分割鉄心片の一側と他側では半径方向にその位置を入れ替えて形成し、隣り合う積層分割鉄心は、これらの積層分割鉄心に個々に設けられた円弧状凸条と円弧状溝を介して連結されるので、結局は一つの積層分割鉄心の連結部には2つの円弧状凸条が存することになり、これらが半径方向に並んで噛合しているので、結合が強固となる。また、仮に積層分割鉄心の嵌め込み作業中に一つの積層分割鉄心に曲がり荷重を与えても、一つの円弧状凸条だけにその荷重がかかることはなく、相手側の円弧状凸条が当方の円弧状溝に入ることから両者にかかりスムーズに結合する。
従って、積層分割鉄心の組立作業が容易となり、組み立てられた環状積層鉄心はより強固に各積層分割鉄心が連結される。
特に、請求項2記載の環状積層鉄心及び請求項7記載の環状積層鉄心の製造方法においては、円弧状突起を形成する一辺(即ち、内円弧又は外円弧)が円弧状穴を形成する一辺(即ち、外円弧又は内円弧)に連結されて同一円弧上にあるので、これらの辺が相互にガイドとなって、円弧状凸条を円弧状溝に装入する動作が容易に行え、組立が容易となる。
請求項3記載の環状積層鉄心においては、一つの連結部Aの円弧状溝と円弧状凸条の曲率中心は、連結部Aが設けられている積層分割鉄心の他側の連結部の曲率中心と同一位置にあるので、最後に組み立てる積層分割鉄心はその両側をそれぞれの相手に積層分割鉄心の連結部を形成しながら環状積層鉄心を組み立てることができる。
また、請求項8記載の環状積層鉄心の製造方法においても同様に、最後の積層分割鉄心の取付けにあっては、その一つ前に嵌め込んだ積層分割鉄心への嵌め込みと、最後の積層分割鉄心が連結されて環を形成する積層分割鉄心との曲率中心を中心とした回転による嵌め込みとを同時に行うことができる。
これによって、各積層分割鉄心について、分割鉄心片の積層方向への圧入を行うことなく、全ての積層分割鉄心の組立を行うことができる。
また、請求項4記載の環状積層鉄心は、積層分割鉄心の半径方向内側には磁極部を備える固定子積層鉄心であるので、積層分割鉄心の段階で各磁極部に巻線を施すことができ、周囲に邪魔する他の磁極部がないため、巻線作業性が向上する。
そして、請求項5記載の環状積層鉄心は、積層分割鉄心の組立状態では磁石又は導体が装着される嵌入孔を備える回転子積層鉄心であるので、組立が簡単になる他、金属板(一般には磁性鋼板)の板取りの歩留りがよくなる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。
ここに、図1(A)は本発明の第1の実施の形態に係る環状積層鉄心の斜視図、(B)は分割鉄心片の平面図、図2は同環状積層鉄心の展開図、図3(A)〜(C)は同環状積層鉄心の製造過程を示す部分平面図、図4は同環状積層鉄心の製造過程を示す平面図、図5(A)、(B)、(C)はそれぞれ本発明の第2の実施の形態に係る環状積層鉄心の製造方法を示す説明図、図6は同環状積層鉄心の製造方法の説明図、図7は本発明の第3の実施の形態に係る環状積層鉄心の斜視図、図8は同環状積層鉄心に対応する従来の環状積層鉄心の斜視図である。
図1(A)に本発明の第1の実施の形態に係る環状積層鉄心の一例である固定子積層鉄心10を示すが、複数(この実施の形態においては12)の積層分割鉄心11〜22を組み合わせて構成され、各積層分割鉄心11〜22にはそれぞれ半径方向内側に磁極部23を備えている。この磁極部23には所定の巻線が施されているが省略して記載されている(以下の実施の形態においても同じ)。隣り合う積層分割鉄心11〜22は連結部24を介して嵌合連結されている。
この連結部24は、例えば一つの積層分割鉄心11の一端(即ち、図1において時計方向端部)に形成されている円弧状凸条25及び円弧状溝26と、相手となる積層分割鉄心12の他端(図1において反時計方向端部)に形成されている円弧状溝27及び円弧状凸条28を備えて構成されている。この円弧状凸条25、28及び円弧状溝26、27の曲率中心は、連結部24の外側の同一位置、即ち、この積層分割鉄心11、12の外位置にあり、この実施の形態では積層分割鉄心11、12の外側角部29に位置している。
各積層分割鉄心11〜22は同一形状で、図1(B)に示すように、それぞれ複数の分割鉄心片30を、かしめ部31を介して所定枚数かしめ積層して形成されている。そして、それぞれの分割鉄心片30の周方向の両側には、積層された円弧状凸条25、円弧状溝26、円弧状溝27、円弧状凸条28を形成する円弧状突起32、円弧状穴33、円弧状穴34、円弧状突起35がそれぞれ形成されている。この分割鉄心片30の一側(時計方向側)に形成されている円弧状突起32は、円弧状穴33の内側、即ち固定子積層鉄心10の半径方向内側に形成され、分割鉄心片30の他側(反時計方向)に形成されている円弧状穴34は円弧状突起35の内側に形成され、分割鉄心片30の一側及び他側に形成されている円弧状突起32及び円弧状穴33と、円弧状穴34及び円弧状突起35が半径方向にその位置を入れ替えて形成されている。
また、前述の円弧状凸条25、28及び円弧状溝26、27で説明したのと同様、円弧状突起32と円弧状穴33は分割鉄心片30の一側の外側角部29aを、円弧状穴34と円弧状突起35は分割鉄心片30の他側の外側角部29bを曲率中心として形成されている。また、詳細には嵌合する円弧状突起32と円弧状穴34は、また円弧状突起35と円弧状穴33はそれぞれ同一幅となっている。また、円弧状突起32の円弧状の一辺32aは円弧状穴33の円弧状の一辺33aに連続している。また、円弧状突起35の円弧状の一辺35aは円弧状穴34の円弧状の一辺34aに連続している。これによって、12枚の分割鉄心片30を環状に並べた場合、隣り合う円弧状突起32が円弧状穴34に、円弧状突起35が円弧状穴33に嵌入する構造となっている。
この実施の形態において、分割鉄心片30の一側及び他側に、それぞれ1つの円弧状突起32、円弧状穴33と、円弧状穴34、円弧状突起35とを設けたが、円弧状突起及び円弧状穴の数を更に増加する場合も、本発明は適用される。
続いて、この固定子積層鉄心10の製造方法について説明する。
図1(B)に示す分割鉄心片30を金属板(磁性鋼板)からプレス加工によって打ち抜き形成し、かしめ部31を介して所定枚数の分割鉄心片30を積層し、積層分割鉄心11〜22を製造する。これらの積層分割鉄心11〜22の磁極部23に所定のコイルを巻いて、図2に示すように並べる。なお、隣り合う積層分割鉄心11、12(13〜21も同様)を並べてその円弧状凸条25及び円弧状溝26と、円弧状溝27及び円弧状凸条28とを嵌入させる直前の状態を図3(A)に示すが、円弧状凸条25の半径方向内側壁25aが、円弧状凸条28の半径方向外側壁28aに当接し、相互に嵌入方向のガイドとなっている。
次にこのガイドに従って、円弧状凸条25を円弧状溝27に、円弧状凸条28を円弧状溝26に嵌入させた状態を、図3(B)に示す。この状態を図2に示すが、積層分割鉄心11〜21が横方向に並んで配置されている。この実施の形態では磁極部23への巻線は、それぞれの積層分割鉄心11〜22を独立させた状態で行ったが、図3(B)に示すように積層分割鉄心11〜21を並べた状態で、磁極部23への巻線を行ってもよい。この場合、一つだけ独立した積層分割鉄心22も、積層分割鉄心21の横に連結して巻線を行うのが好ましい。
次に、積層分割鉄心11、12のいずれか一方を、外側角部29を中心にして更に回転させて、円弧状凸条25を円弧状溝27に、円弧状溝26に円弧状凸条28を完全に嵌入させた状態を、図3(C)に示す。この状態では、積層分割鉄心11の一側の端部壁36と、積層分割鉄心12の他側の端部壁37が当接する(積層分割鉄心12〜21においても同じ)。この図に示すように、円弧状凸条25及び円弧状溝27の外側曲率半径をc、円弧状溝27及び円弧状凸条25の内側曲率半径並びに円弧状凸条28及び円弧状溝26の外側曲率半径をa、円弧状凸条28及び円弧状溝26の内側曲率半径をbとすると、a−b=c−aの関係がある。円弧状凸条25、28及び円弧状溝26、27の幅は実質同じであるが、完全に同じであると嵌合しにくいので、2μm〜50μm程度の嵌合代(即ち、円弧状溝の幅が円弧状凸条の幅より大きい)を有するのが好ましい(以下の実施の形態においても同じ)。
従って、図3(C)に示すように、各積層分割鉄心11〜21を嵌め込み連結(回転連結)させた場合には、図4に示すように、積層分割鉄心11〜21が略環状に並ぶことになる。但し、最後の積層分割鉄心22は、このようにして嵌め込み連結はできないので、最後に、各分割鉄心片30の積層方向(即ち、環状積層鉄心10の厚み方向)に押し込むことになる。この場合、プレス治具を用いて作業を行うのが好ましい。なお、この実施の形態では一つの積層分割鉄心22のみを積層分割鉄心11及び積層分割鉄心21に連結させたが、全部の積層分割鉄心11〜22をそれぞれ群に分割して組み立て、最後に2つの群を積層方向に嵌め込み各連結部24を形成することもできる。
続いて、図5を参照しながら、本発明の第2の実施の形態に係る環状積層鉄心の一例である固定子積層鉄心39について説明するが、第1の実施の形態に係る固定子積層鉄心10と同一の構成要素については同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
積層分割鉄心11〜20については固定子積層鉄心10と同一であり、積層分割鉄心11及び積層分割鉄心20に連結する積層分割鉄心21a、22aの連結部Aの構造が異なっている。即ち、積層分割鉄心22aと積層分割鉄心11との連結部40は前記した固定子積層鉄心10の連結部24と同一であるが、積層分割鉄心22aの他側の連結部Aを構成する円弧状溝41及び円弧状凸条42の曲率中心は、積層分割鉄心22aの一側の連結部40の外側に位置する外側角部29と同一となっている。また、積層分割鉄心21aの他側の連結部43は、積層分割鉄心11〜20の連結部24と同一構造となっているが、積層分割鉄心21aの一側の連結部Aを構成する円弧状溝44及び円弧状凸条45の曲率中心は前記した積層分割鉄心22aの一側の連結部40の外側に位置する外側角部29と同一となっている。
これによって、図6に示すように、積層分割鉄心21aを通常の状態で積層分割鉄心20に嵌め合わせた後、積層分割鉄心22aの一側を積層分割鉄心11と連結すると同時に、積層分割鉄心22aと積層分割鉄心21aの連結が行われる。
なお、連結部Aにおいて、円弧状凸条45の半径方向内側壁と円弧状溝41の半径方向内側壁は同一半径e上にあり、円弧状凸条45の半径方向外側壁、円弧状溝41の半径方向外側壁、及び円弧状凸条42の半径方向内側壁、円弧状溝44の半径方向内側壁は同一半径f上にそれぞれある。また、円弧状凸条42の半径方向外側壁と円弧状溝44の半径方向外側壁は同一半径g上にあり、半径e、f、gの中心はそれぞれ積層分割鉄心22aの外側角部29にある。このように積層分割鉄心21a、22aを構成することによって、積層分割鉄心22aも回転による嵌め込み結合が可能となる。なお、g−f=f−eとなって、円弧状凸条42、45及び円弧状溝41、44の幅は実質同一となっている。
続いて、図7に示す本発明の第3の実施の形態に係る環状積層鉄心の一例である回転子積層鉄心47について、図8に示す従来例に係る回転子積層鉄心48を参照しながら説明する。従来例の回転子積層鉄心48はかしめ部49で積層されたリング状の回転子鉄心50を所定枚数積層して構成されている。そして、この回転子積層鉄心48には半径方向外側近傍に永久磁石51aを入れる嵌入孔51が等間隔で複数(この実施の形態では20)設けられている。なお、モータによっては、嵌入孔の形状(例えば、切欠き孔)を変えて永久磁石の他に導体を入れる場合もある。
一方、第3の実施の形態に係る回転子積層鉄心47は、全体を複数(この実施の形態では5)に分割された積層分割鉄心52〜56を連結部57を介して環状に連結して構成されている。
連結部57の構造は、前記した第1の実施の形態に係る固定子積層鉄心10の連結部24と同一であって、各積層分割鉄心52〜56の一側に円弧状凸条25と円弧状溝26を、他側に円弧状溝27と円弧状凸条28を有している。その組立は、第1の実施の形態に係る固定子積層鉄心10と同一である。この回転子積層鉄心47の一つの連結部57の構造を変えて、第2の実施の形態に係る固定子積層鉄心39の連結部Aを適用することもでき、これによって、各積層分割鉄心の組立がより容易になる。
このように、回転子積層鉄心47を周方向に分割すると、各積層分割鉄心52〜56を構成する分割鉄心片、即ち回転子鉄心片の板取りの歩留りがよくなって、材料をより有効に使用することができる。
また、積層分割鉄心同士の連結は互いに形成した円弧状凸条が相手側の円弧状溝に入り込み、いわゆる二重に入り合うので連結強度が大で、この連結は容易にでき回転子積層鉄心の形状も優れる。
前記実施の形態においては、環状積層鉄心の形状を特定して説明したが、本発明の要旨を変更しない範囲でその変更は可能である。例えば、各積層分割鉄心の組立時の回転中心は、各積層分割鉄心の外側角部としたが、回転中心(即ち、曲率中心)を更に環状積層鉄心の半径方向外側とすることもできる。
また、第1の実施の形態に係る固定子積層鉄心10において、全ての積層分割鉄心11〜22を同一形状としたが、一部の積層分割鉄心に本発明を適用する場合も本発明の技術的範囲に含まれる。この場合、残った1又は複数の積層分割鉄心は、かしめ積層方向から入れ込む場合の他、半径方向外側から、場合によっては半径方向内側から嵌合させてもよい。
(A)は本発明の第1の実施の形態に係る環状積層鉄心(固定子積層鉄心)の斜視図、(B)は分割鉄心片の平面図である。 同環状積層鉄心の展開図である。 (A)〜(C)は同環状積層鉄心の製造過程を示す部分平面図である。 同環状積層鉄心の製造過程を示す平面図である。 (A)、(B)、(C)はそれぞれ本発明の第2の実施の形態に係る環状積層鉄心の製造方法を示す説明図である。 同環状積層鉄心の製造方法の説明図である。 本発明の第3の実施の形態に係る環状積層鉄心(回転子積層鉄心)の斜視図である。 同環状積層鉄心に対応する従来例に係る環状積層鉄心の斜視図である。 (A)、(B)はそれぞれ従来の分割鉄心片同士の係合連結を示す説明図である。
符号の説明
10:固定子積層鉄心、11〜22:積層分割鉄心、21a、22a:積層分割鉄心、23:磁極部、24:連結部、25:円弧状凸条、25a:半径方向内側壁、26、27:円弧状溝、28:円弧状凸条、28a:半径方向外側壁、29、29a、29b:外側角部、30:分割鉄心片、31:かしめ部、32:円弧状突起、32a:一辺、33:円弧状穴、33a:一辺、34:円弧状穴、34a:一辺、35:円弧状突起、35a:一辺、36、37:端部壁、39:固定子積層鉄心、40:連結部、41:円弧状溝、42:円弧状凸条、43:連結部、44:円弧状溝、45:円弧状凸条、47、48:回転子積層鉄心、49:かしめ部、50:回転子鉄心、51:嵌入孔、51a:永久磁石、52〜56:積層分割鉄心、57:連結部

Claims (8)

  1. 複数の分割鉄心片をかしめ積層した積層分割鉄心を連結部を介して環状に連結した環状積層鉄心において、
    前記分割鉄心片の周方向の両側にはそれぞれ前記連結部の外側の同一位置に曲率中心を有する円弧状突起と円弧状穴が形成され、かつ、前記分割鉄心片の両側にそれぞれ形成される前記円弧状突起と円弧状穴は、その一側と他側では半径方向にその位置を入れ替えて形成され、前記積層分割鉄心は前記分割鉄心片の円弧状穴及び円弧状突起を積層して形成された円弧状溝及び円弧状凸条を有し、隣り合う前記積層分割鉄心同士の前記連結部は、互いに嵌合し合う前記円弧状溝及び円弧状凸条を有してなることを特徴とする環状積層鉄心。
  2. 請求項1記載の環状積層鉄心において、前記分割鉄心片の両側にそれぞれ形成される前記円弧状突起及び円弧状穴は、前記円弧状突起を形成する一辺が前記円弧状穴を形成する一辺に連結されて同一円弧上にあることを特徴とする環状積層鉄心。
  3. 請求項1及び2のいずれか1項に記載の環状積層鉄心において、複数の前記積層分割鉄心を連結する複数の前記連結部のうち、一つの連結部Aの円弧状溝と円弧状凸条の曲率中心は、該連結部Aが設けられている積層分割鉄心の他側の前記連結部の外側にある前記曲率中心と同一位置にあることを特徴とする環状積層鉄心。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の環状積層鉄心が、前記積層分割鉄心の半径方向内側には磁極部を備える固定子積層鉄心であることを特徴とする環状積層鉄心。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の環状積層鉄心が、前記積層分割鉄心の組立状態では磁石又は導体が装着される嵌入孔を備える回転子積層鉄心であることを特徴とする環状積層鉄心。
  6. 金属板から複数の分割鉄心片を打ち抜く第1工程と、前記分割鉄心片をかしめ積層して複数の積層分割鉄心を作成する第2工程と、複数の前記積層分割鉄心を連結部を介して環状に連結する第3工程とを有する環状積層鉄心の製造方法において、
    前記第1工程での前記分割鉄心片には、周方向の両側にそれぞれ前記連結部の外側の同一位置に曲率中心を有する円弧状突起と円弧状穴が形成され、しかも、該分割鉄心片の両側に形成された前記円弧状突起と円弧状穴は、その一側と他側では半径方向にその位置を入れ替えて形成されていること、
    前記第2工程における前記積層分割鉄心は、積層された前記分割鉄心片の前記円弧状突起によって円弧状凸条が形成されると共に積層された前記分割鉄心片の円弧状穴によって円弧状溝が形成され、隣り合う前記積層分割鉄心の互いの前記円弧状凸条が前記円弧状溝に嵌合して前記連結部を形成すること、及び
    前記第3工程の前記積層分割鉄心の連結は、隣り合う前記積層分割鉄心の少なくとも一方を、前記円弧状溝と前記円弧状凸条の前記曲率中心を中心にして回転させながら、隣り合うそれぞれの前記円弧状溝に互いに相手の前記円弧状凸条を嵌合させることを特徴とする環状積層鉄心の製造方法。
  7. 請求項6記載の環状積層鉄心の製造方法において、前記第1工程で製造される前記分割鉄心片の両側にそれぞれ形成される前記円弧状突起及び円弧状穴は、前記円弧状突起を形成する一辺が前記円弧状穴を形成する一辺に連結されて同一円弧上にあることを特徴とする環状積層鉄心の製造方法。
  8. 請求項6及び7のいずれか1項に記載の環状積層鉄心の製造方法において、前記第3工程で連結される最後の前記積層分割鉄心の連結部を形成する前記円弧状溝と前記円弧状凸条との曲率中心は、一つ前の前記積層分割鉄心の連結部の前記円弧状溝と前記円弧状凸条との曲率中心と一致し、最後の前記積層分割鉄心はその一つ前に嵌め込んだ前記積層分割鉄心への嵌め込みと、最後の前記積層分割鉄心が連結されて環を形成する前記積層分割鉄心との前記曲率中心を中心とした回転による嵌め込みとが同時に行われることを特徴とする積層鉄心の製造方法。
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