JPH10313556A - 鉄心とその製造方法及び金型 - Google Patents

鉄心とその製造方法及び金型

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JPH10313556A
JPH10313556A JP9118550A JP11855097A JPH10313556A JP H10313556 A JPH10313556 A JP H10313556A JP 9118550 A JP9118550 A JP 9118550A JP 11855097 A JP11855097 A JP 11855097A JP H10313556 A JPH10313556 A JP H10313556A
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JP
Japan
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welding
hole
punched
core
iron core
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JP9118550A
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English (en)
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Nobutake Aikura
伸建 相倉
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K2201/00Specific aspects not provided for in the other groups of this subclass relating to the magnetic circuits
    • H02K2201/06Magnetic cores, or permanent magnets characterised by their skew

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Induction Machinery (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 このレーザ溶接孔はレーザの入射側が広い円
錐状であるので、抜板の表面に溶接ビードが0.1乃至
0.3mm盛り上がり、積層された抜板間に隙間が生じ
る。この為、鉄心の積層長さが大きくなってスロット内
の2次導体も長くなり、2次導体の電気抵抗が大きくな
って電動機の効率が低下する。又、抜板間に隙間が発生
することによりスロットへアルミニウムを鋳込んだ時、
2次導体部分からアルミニウムが抜板間より流れ出すア
ルミ漏れが発生し、鉄心では渦電流損の増加やロータの
アンバランス増加の原因になり、電動機の効率低下や振
動増加の問題がある。 【解決手段】 抜板の溶接孔に並んで溶接逃げ孔を穿設
し、積層抜板の一方の面で溶接孔と溶接逃げ孔とが位置
合わせて形成されている鉄心とその製造方法及び金型で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄心とその製造方
法及び金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転電機である電動機の鉄心とそ
の製造方法を図6乃至10を参照して説明する。鉄心1
を示す図7において、鉄心1を形成する抜板1aは、後
述する金型を使用してスロット1bとレーザ溶接孔1c
を打ち抜いて形成し、この抜板1aを規定枚数積層して
スキューしレーザ溶接孔1cにレーザ溶接を行うことに
より、損失の少ない鉄心1を形成して効率の高い電動機
を得ることができる。この鉄心1を生産性良く製造する
ために帯状鉄板を金型内で、プレス加工,積層,レーザ
溶接を行う製造方法が知られている。
【0003】この金型の一部を示す断面図が図6であ
る。図において、下型3cは図示しないプレスに固定さ
れ内周に抜板1aの軸孔中心で回転可能な回転リング3
dを保持し、回転リング3dを任意の角度に位置決め可
能な駆動装置を内蔵している。この下型3cの上部には
上型3aがあってやはりプレスに固定されており、上型
3a内部にはプレス動作に連動してレーザ光を供給する
光ファイバー5bが配設されると共に、この光ファイバ
ー5bに連設するレーザー照射部5aを内部に有するポ
ンチ3bが、上型3aの下部に配設されている。
【0004】この上型3aと下型3c間に帯状鉄板4を
プレス動作に連動させて図中左から右へ間欠送りされ、
ポンチ3bでスロット1b,レーザ溶接孔1c,軸孔な
どを打ち抜いて円板状の抜板1aを形成し、打ち抜き毎
に抜板1aは下型3cの回転リング3d内周で摩擦によ
り保持され、スキューしながら規定枚数積層する。そし
て、積層された抜板1aのレーザ溶接孔1cにレーザ溶
接を行って鉄心1を形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このレーザ溶接孔1c
はレーザの入射側が広い円錐状であるので、図8に示す
ように抜板1aの表面に溶接ビードが0.1乃至0.3
mm盛り上がり、積層された抜板1a間に隙間が生じ
る。この為、鉄心1の積層長さが大きくなってスロット
1b内の2次導体も長くなり、2次導体の電気抵抗が大
きくなって電動機の効率が低下する。又、抜板1a間に
隙間が発生することにより、図9に示すようにスロット
1bへアルミニウムを鋳込んだ時、2次導体2a部分か
らアルミニウムが抜板1a間より流れ出すアルミ漏れが
発生し、鉄心1では渦電流損の増加やロータのアンバラ
ンス増加の原因になり、電動機の効率低下や振動増加の
問題がある。
【0006】また鉄心1を連続的に複数個製造する場合
には通常レーザ溶接を1サイクルだけ停止させるが、抜
板1aの厚さは0.3乃至0.65mmと薄いので、レ
ーザ溶接部1cの溶け込み深さのバラツキにより深くな
ると、図10に示すように、既に形成された前鉄心とこ
の前鉄心に積層され次鉄心となる抜板1aが分離されな
い状態となり、製品の歩留まりを低下させる問題もあっ
た。
【0007】本発明はこれらの課題を解決するもので、
抜板間の隙間による鉄心占積率の低下及びスロット内に
アルミニウムを鋳込む時のアルミニウムの漏れを防止す
る。又、溶接後の鉄心分離不良を防止した生産性の高い
製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明における鉄心とそ
の製造方法及びその金型は、請求項1では抜板の溶接孔
に並んで溶接逃げ孔を穿設し、積層抜板の一方の面で溶
接孔と溶接逃げ孔とが位置合わせて形成されている鉄心
である。このように構成すると、溶接側の頭部には空間
が形成されて溶接部のビード盛上り部が溶接逃げ孔で包
囲されて納まり、積層された隣接する抜板間には隙間が
なくなる。その結果、鉄心の占積率が向上して磁気特性
が良くなると共に、スロット内に鋳込まれたアルミニウ
ムの抜板間からの漏れを防止する。
【0009】請求項2は、請求項1の鉄心を製造する金
型で、溶接孔の周方向に並んで溶接逃げ孔を穿孔する溶
接逃げ孔穿孔用ポンチとダイを、溶接逃げ孔穿孔用ポン
チは前記上型にダイは前記下型に夫々配設した金型であ
る。このような金型にすると請求項1の鉄心を製造する
ことができる。
【0010】また請求項3は、プレスで打抜かれた鉄心
用で溶接孔と該溶接孔と並んで溶接逃げ孔を有する抜板
を1枚積層毎に前記溶接孔を移動して積層毎に溶接孔か
らレーザー溶接後、抜板の溶接孔での溶接側と続いて積
層される抜板の溶接逃げ孔とを位置合わせて積層し、続
いて積層される抜板の溶接孔からレーザー溶接する繰返
し順序で形成する鉄心の製造方法である。このような製
造方法にすると、請求項1の鉄心を製造することができ
る。
【0011】更に請求項4は、プレスで打抜かれた鉄心
用で溶接孔と該溶接孔と並んで溶接逃げ孔を有する抜板
を1枚積層毎に前記溶接孔を移動して積層毎に溶接孔か
らレーザー溶接後、抜板の溶接孔での溶接側と続いて積
層される抜板の溶接逃げ孔とを位置合わせて積層し、続
いて積層される抜板の溶接孔からレーザー溶接される抜
板の溶接孔からレーザー溶接する繰返し順序で前鉄心を
形成し、この前鉄心の抜板上にまず次鉄心の抜板を積層
後、前鉄心の端抜板の溶接逃げ孔と次鉄心の2枚目抜板
の溶接孔とを位置合わせ積層後2枚目抜板の溶接孔をレ
ーザー溶接して前記前鉄心と同様の順序でレーザー溶接
により次鉄心を形成し、前鉄心と次鉄心を分離可能に連
続溶接して形成する鉄心の製造方法である。
【0012】すると、抜板の溶接孔での2枚目下の位置
には、前鉄心の端抜板の溶接逃げ孔があるので、溶接深
さが抜板の3枚以上にならないように設定してあれば、
次鉄心の抜板と前鉄心の端抜板とが溶接により一体に固
定されることはない。この結果、前鉄心の端抜板と次鉄
心の抜板とは分離状態にあって、連続溶接状態にあるに
もかかわらず別の分離工程を設けることなく次鉄心と前
鉄心を分離することができ、生産性の向上と生産設備の
小形化が可能になる。
【0013】そして請求項5は、抜板のスロットピッチ
角度をα、スキュー付けの為に抜板を回転させる角度を
βとし、金型の溶接逃げ孔位置とレーザ溶接位置の位相
角度をn(α+β)、(n=1、2、3,・・)とする
と共に、抜板外周を打ち抜いてレーザ溶接後に回転リン
グをn(α+β)だけ回転させる金型である。このよう
な金型にすると、次の抜板外周打抜時に、前の抜板の溶
接孔の溶接側の頭部と抜板の溶接逃げ孔が一致して、鉄
心形成の上記機能が向上すると共に生産性が向上する。
請求項1の鉄心を製造することができる。
【0014】また請求項6は、抜板のスロットピッチ角
度をα、スキュー付けの為に抜板を回転させる角度をβ
とし、前鉄心の抜板の積層,接合完了後に回転リングを
逆方向に2n(α+β)、(n=1、2、3,・・)さ
せると共に、次鉄心の加工サイクルにおいてレーザー溶
接を止めて行う鉄心の製造方法である。このような製造
方法にすると、請求項4の鉄心を製造することができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の1実施例について図
1乃至図4を参照し、従来構成と同じものは同じ符号を
使用して説明する。図3は本発明の金型の一部を示す断
面図で、図において、下型13cは図示しないプレスに
固定されて胴部で帯状鉄板4供給側には上下方向に貫通
して設けられたダイ13fを有すると共に、内周には抜
板11aの軸孔中心で回転可能な回転リング13dを保
持し、回転リング13dを任意の角度に位置決め可能な
駆動装置を内蔵している。この下型13cの上部には上
型13aがあってやはりプレスに固定されており、上型
13a内部にはプレス動作に連動してレーザ光を供給す
る光ファイバー15bが配設されると共に、この光ファ
イバー15bに連設するレーザー照射部15aを内部に
有するポンチ13bが、上型13aの下部に配設されて
いる。また上型13aの下部には、前記ポンチ13bと
離れた位置で帯状鉄板4供給側に前記ダイ13fと係合
する円筒状の溶接逃げ孔穿孔用ポンチ13eが固定され
ている。
【0016】この上型13aと下型13c間に帯状鉄板
4をプレス動作に連動させて図中左から右へ間欠送りさ
れ、ポンチ13bでスロット11b,レーザ溶接孔11
c,軸孔などを打ち抜き、また溶接逃げ孔穿孔用ポンチ
13eで溶接逃げ孔11dを打ち抜いて円板状の抜板1
1aを形成し、打ち抜き毎に抜板11aは下型13cの
回転リング13d内周で摩擦により保持され、スキュー
しながら規定枚数積層する。そして、積層しながら複数
枚(図2では3枚の抜板)重ね合せた抜板21aの溶接
孔11cからレーザ溶接を行う。次に、この積層された
抜板21aの上部に重ね合わされた抜板21bの溶接逃
げ孔11dは、先の抜板21aの溶接孔11cの溶接側
頭部に空間形成させながら位置し、抜板21bの溶接孔
11cからレーザ溶接を行う。続いて抜板21c,抜板
21d,抜板21eを積重ね夫々溶接孔11cからレー
ザ溶接を行って夫々の溶接側頭部に溶接逃げ孔11dを
位置合せさせ、最後に抜板21eのレーザ溶接孔11c
からレーザ溶接を行い鉄心11を形成する。
【0017】このレーザ溶接時の金型において、抜板2
1a〜nのスロットピッチ角度をα、スキュー付けのた
めに抜板21a〜nを回転させる角度をβとすると、金
型の溶接逃げ孔11d位置とレーザ溶接位置の位相角度
をn(α+β)、(n=1、2、3,・・)とすると共
に、抜板21a外周を打ち抜いてレーザ溶接後に回転リ
ング13dをn(α+β)だけ回転させる。すると、次
の抜板21b外周打抜時に、前の抜板21aの溶接孔1
1cの溶接側頭部と抜板21bの溶接逃げ孔11dが一
致する。
【0018】このように抜板11aに溶接逃げ孔11d
を形成させ、この溶接逃げ孔11dを次の抜板11aの
溶接部に位置させることにより、溶接側の頭部には空間
が形成されて溶接部のビード盛上り部が溶接逃げ孔11
dで包囲されて納まり、積層された隣接する抜板11a
間には隙間がなくなる。その結果、鉄心11の占積率が
向上して磁気特性が良くなると共に、スロット11b内
に鋳込まれたアルミニウムの抜板11a間からの漏れを
防止する。又、金型の溶接逃げ孔11d位置とレーザ溶
接位置の位相角度をn(α+β)、(n=1、2、3,
・・)とすると共に、抜板21a外周を打ち抜いてレー
ザ溶接後に回転リング13dをn(α+β)だけ回転さ
せることにより、次の抜板21b外周打抜時に、前の抜
板21aの溶接孔11cの溶接側の頭部と抜板21bの
溶接逃げ孔11dが一致して、鉄心11形成の上記機能
が向上すると共に生産性が向上する。
【0019】(他の実施例)図4は他の実施例を示し、
鉄心の分離不良のない構造である。図において、先に形
成された鉄心41の抜板41a〜dは夫々溶接孔41e
で溶接し且つこの溶接部に夫々の溶接逃げ孔41fを一
致させることにより、抜板41a〜d間に隙間のない鉄
心41が形成されている。そして、鉄心41の上部に次
鉄心31を形成する抜板31a〜cが積層される時、最
初の抜板31aは溶接しないがその溶接孔31d(図4
では溶接部として破線で示す)を、前鉄心41の端から
2枚目の抜板41eの溶接逃げ孔41fに位置合せする
ように配設する。次の抜板31bは溶接逃げ孔31eを
抜板31aの溶接孔31dに位置合せするように配設
し、抜板31bの溶接孔31dから溶接する。続いて、
抜板31bの上に抜板31bの溶接孔31dと抜板31
cの溶接逃げ孔31eを位置合わせしながら抜板31c
を配設し、抜板31cの溶接孔31dから溶接する。以
下同作業を続ける。
【0020】すると、抜板31bの溶接孔31dでの2
枚目下の位置には、前鉄心41の端抜板41dの溶接逃
げ孔41fがあるので、溶接深さが抜板の3枚以上にな
らないように設定してあれば、次鉄心31の抜板31
a,bと前鉄心41の端抜板41dとが溶接により一体
に固定されることはない。この結果、前鉄心41の端抜
板41dと次鉄心31の抜板31aとは分離状態にあっ
て、連続溶接状態にあるにもかかわらず別の分離工程を
設けることなく次鉄心31と前鉄心41を分離すること
ができ、生産性の向上と生産設備の小形化が可能にな
る。
【0021】この工程は、前鉄心41の抜板41dの積
層,接合完了後に、回転リング13dを逆方向に2n
(α+β)、(n=1、2、3,・・)させると共に、
次鉄心31の加工サイクルにおいてレーザー溶接を止め
て行う。更なる他の実施例は、図5に示すように固定子
鉄心に適用しても同様の効果がある。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、鉄心の占
積率を向上させて磁気特性を良くし鉄心スロット内への
アルミニウム鋳込時のスロットからアルミニウム漏れを
防止することができると共に、鉄心の生産性を良くする
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す鉄心の斜視図、
【図2】図1の積層断面図、
【図3】本発明の鉄心を形成する為の金型の断面図、
【図4】本発明の他の実施例を示す図2相当図、
【図5】本発明の他の実施例を示す図1相当図、
【図6】従来の図3相当図、
【図7】従来の図1相当図、
【図8】従来の図2相当図、
【図9】従来の鉄心構造でのアルミニウム漏れの説明
図、
【図10】従来の図2相当図。
【符号の説明】
1,11,31,41…鉄心、1a,11a,21a,
21b,21c,21d,21e…抜板、31a,31
b,31c,41a,41b,41c,41d…抜板、
1c,11c,31d,41e…溶接孔、3a,13a
…上型、 3b,13b…ポンチ、3c,
13c…下型、 3d,13d…回転リン
グ、4…帯状鉄板、 5b,15b
…レーザー照射部、11d,31e,41f…溶接逃げ
孔1、13e…溶接逃げ孔穿孔用ポンチ、 13f…ダ
イ、31…前鉄心、 41…次鉄
心、α…抜板のスロットピッチ角度、β…スキュー付け
の為に抜板を回転させる角度。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02K 1/06 H02K 1/06 C 1/18 1/18 B 17/16 17/16 A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレスで打抜かれた鉄心用で溶接孔を有
    する抜板を前記溶接孔を移動させながら積層し、溶接孔
    をレーザー溶接により固定して成る鉄心において、前記
    抜板の溶接孔に並んで溶接逃げ孔を穿設し、積層抜板の
    一方の面で溶接孔と溶接逃げ孔とが位置合わせて形成さ
    れていることを特徴とする鉄心。
  2. 【請求項2】 プレスに固定され帯状鉄板から打抜かれ
    た鉄心用の抜板に溶接孔を穿孔するポンチと該ポンチ内
    部にあって抜板を溶接するレーザー照射部を有する上型
    と、この上型の下部にあって内周に抜板を回転可能に積
    層保持する回転リングを有する下型と、前記回転リング
    を任意の角度に位置決め可能な駆動装置とで成る金型に
    おいて、前記溶接孔の周方向に並んで溶接逃げ孔を穿孔
    する溶接逃げ孔穿孔用ポンチとダイを、溶接逃げ孔穿孔
    用ポンチは前記上型にダイは前記下型に夫々配設したこ
    とを特徴とする金型。
  3. 【請求項3】 プレスで打抜かれた鉄心用で溶接孔と該
    溶接孔と並んで溶接逃げ孔を有する抜板を1枚積層毎に
    前記溶接孔を移動して積層毎に溶接孔からレーザー溶接
    後、抜板の溶接孔での溶接側と続いて積層される抜板の
    溶接逃げ孔とを位置合わせて積層し、続いて積層される
    抜板の溶接孔からレーザー溶接する繰返し順序で形成さ
    れることを特徴とする鉄心の製造方法。
  4. 【請求項4】 プレスで打抜かれた鉄心用で溶接孔と該
    溶接孔と並んで溶接逃げ孔を有する抜板を1枚積層毎に
    前記溶接孔を移動して積層毎に溶接孔からレーザー溶接
    後、抜板の溶接孔での溶接側と続いて積層される抜板の
    溶接逃げ孔とを位置合わせて積層し、続いて積層される
    抜板の溶接孔からレーザー溶接される抜板の溶接孔から
    レーザー溶接する繰返し順序で前鉄心を形成し、この前
    鉄心の抜板上にまず次鉄心の抜板を積層後、前鉄心の端
    抜板の溶接逃げ孔と次鉄心の2枚目抜板の溶接孔とを位
    置合わせ積層後2枚目抜板の溶接孔をレーザー溶接して
    前記前鉄心と同様の順序でレーザー溶接により次鉄心を
    形成し、前鉄心と次鉄心を分離可能に連続溶接して形成
    することを特徴とする鉄心の製造方法。
  5. 【請求項5】 抜板のスロットピッチ角度をα、スキュ
    ー付けの為に抜板を回転させる角度をβとし、金型の溶
    接逃げ孔位置とレーザ溶接位置の位相角度をn(α+
    β)、(n=1、2、3,・・)とすると共に、抜板外
    周を打ち抜いてレーザ溶接後に回転リングをn(α+
    β)だけ回転させる請求項2記載の金型。
  6. 【請求項6】 抜板のスロットピッチ角度をα、スキュ
    ー付けの為に抜板を回転させる角度をβとし、前鉄心の
    抜板の積層,接合完了後に回転リングを逆方向に2n
    (α+β)、(n=1、2、3,・・)させると共に、
    次鉄心の加工サイクルにおいてレーザー溶接を止めて行
    う請求項4記載の鉄心の製造方法。
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