JP3681631B2 - 巻線機および巻線方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数のコア片を屈曲可能な連結手段を介して帯状に連結してなるコア部材の各磁極テイースに巻線を施す巻線機に係り、特に、巻線の整列性を向上させるための構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば特開平11−98774号公報に開示されたこの種従来の巻線機1は図9および図10に示すように、巻線機2のドラム2aに巻回され、連結手段を介して帯状に連結されたコア部材3の外側に突出された各磁極テイース3aに、ノズル1aを介してマグネットワイヤ4を順次巻回することにより巻線5を施しており、又、例えば特開平11−187630号公報に開示された従来の巻線機6は図11に示すように、円弧状経路を有する搬送ガイド7に沿って図中矢印で示すように搬送され、連結手段を介して帯状に連結されたコア部材8の内側に突出された各磁極テイース8aに、ノズル6aを介してマグネットワイヤ9を順次巻回することにより巻線10を施している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の各巻線機1、6は以上のように、それぞれ帯状コア部材3、8を弧状に配置することにより、同時3個の巻線5、10を巻回して巻線作業性の向上を図っているが、図11に示すように磁極テイース8aが内側になるように配置されたコア部材8へマグネットワイヤ9を巻回する場合は勿論のこと、図9に示すように磁極テイース3aが外側となるように配置され、スロット幅が拡大された状態のコア部材3にマグネットワイヤ4を巻回する場合においても、十分な巻回スペースを得ることが困難なため、いずれの場合においてもそれぞれノズル1a、6aによる巻回しかできないので、図12に示すように各ノズル1a、6aの吐出口(図中Aで示す)の内径側コーナ部の曲率半径が小さいため、各ノズル1a、6aの移動位置によって、例えば各マグネットワイヤ4、9が図中実線および破線で示す状態では、各マグネットワイヤ4、9とコーナ部の間の摩擦抵抗が異なり、各マグネットワイヤ4、9にかかる張力が変動するので、整列して巻回するのが困難であるという問題点があった。
【0004】
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、マグネットワイヤの巻回時における変形を防止して、巻線の整列性の向上を図ることが可能な巻線機および巻線方法を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係る巻線機は、磁極テイースがそれぞれ突出して形成される複数のコア片を、屈曲可能な連結手段を介して帯状に連結してなるコア部材の各磁極テイースに巻線を施す巻線機において、連結手段を介してコア部材を磁極テイースが互いに離間する方向と磁極ティースが互いに近接する方向とに屈曲させた状態にするとともに、巻線を施すコア片に対して両隣のコア片が、少なくとも巻線を施すコア片の磁極テイースが突出される面より磁極テイースとは異なる側となるように、コア部材の姿勢を変形させて保持する姿勢変形手段を備えたものである。
【0006】
又、この発明の請求項2に係る巻線機は、請求項1において、姿勢変形手段を、外周面に沿って少なくとも連続する3個のコア片を磁極テイースが外側となるように屈曲させて係止可能な回転部材で構成したものである。
【0007】
又、この発明の請求項3に係る巻線機は、請求項1において、姿勢変形手段を、所定の間隔で配置され相対向するコア片を同一円周上で磁極テイースが外側となるように屈曲させて係止可能な複数のチャックと、各チャックに係止されたコア片間にそれぞれ在する他のコア片を磁極テイースが内側となるように屈曲させて保持する保持部材で構成したものである。
【0008】
又、この発明の請求項4に係る巻線機は、請求項1ないし3のいずれかにおいて、フライヤにより巻線を施すようにしたものである。
【0009】
又、この発明の請求項5に係る巻線方法は、磁極テイースが少なくとも外側または内側となるようにコア部材を屈曲させ、巻線を施すコア片に対して両隣のコア片が、巻線を施すコア片の磁極テイースが突出される面より磁極テイースとは異なる側となるように変形させて巻線を施すようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における巻線機の構成およびこの巻線機による巻線の一工程を示す図、図2は図1における巻線機による巻線の工程の次工程を示す図、図3は図1における巻線機による巻線の図2の工程の次工程を示す図、図4は図1における巻線機の回転ローラの構成を示し、(A)は正面図、(B)は(A)における線B−Bに沿う断面を示す断面図、図5は図4における回転ローラの各部品の構成を示し、(A)は第1の爪車の正面図、(B)は第2の爪車の正面図、図6は図1における巻線機によって巻線を施し完成された固定子の構成を示す正面図である。
【0011】
図において、11は一側に磁極テイース11aが突出して、他側に係合溝11bがそれぞれ形成された複数のコア片、12はこれら各コア片11間に屈曲可能に配置され、各コア片11を帯状に連結する連結手段としての連結部材で、各コア片11と共にコア部材13を形成している。14は図示はしない駆動手段により回転軸15を介して間欠回転駆動される姿勢変形手段としての回転ローラで、図4および図5に示すように、中央に回転軸15に嵌合される貫通穴16a、一側に小径に形成されたボス部16b、他側に周方向に所定の間隔を介して大径に形成された複数のフランジ部16c、およびこのフランジ部16cの周方向一端にそれぞれ外方に突出して形成され、コア片11の係合溝11bに係合可能な爪部16dを有する第1の爪車16、中央に第1の爪車16のボス部16bに摺動可能に嵌合される内径部17a、外周に第1の爪車16の爪部16dと同一間隔を介して突出して形成され、コア片11の係合溝11bに係合可能な爪部17bを有する環状の第2の爪車17により構成されている。
【0012】
18は図示しない巻線ヘッドに装着された3基のフライヤで、回転ローラ14に係合されて連続する3個のコア片11にそれぞれ対応して配設され、各磁極テイース11aにそれぞれマグネットワイヤ19を巻回して巻線20を施す。21は回転ローラ14に係合された3個のコア片11の両外側に1個目のコア片11の各磁極テイース11aの先端に、それぞれ当接するように配設され回転可能な一対の大径ガイドローラ、22はこれら両大径ガイドローラ21が当接する両コア片11と、これらの外側にそれぞれ隣り合う両コア片11との間の連結部材12にそれぞれ当接するように配設され回転可能な一対の小径ガイドローラである。
【0013】
次に、上記のように構成された実施の形態1における巻線機の動作について各図を基に説明する。
まず、図1に示すようにコア部材13の先端側3個の各ヨーク片11の各係合溝11bを、回転ローラ14の第1および第2の爪車16、17の爪部16d、17bに係合させ、両爪車16、17を回転させて両爪部16d、17bを図4中矢印Aで示すようにお互い離反する方向に移動させることにより、両爪部16d、17bで各コア片11をそれぞれ係止し、回転ローラ14の回転により各3個のコア片11をフライヤ18と対応する位置にそれぞれ配置する。この時、各コア片11は回転ローラ14および両ガイドローラ21、22の規制により、各連結部材12を介してそれぞれ磁極テイース11aが互いに離間する方向と互いに近接する方向とに屈曲させた状態にするとともに、巻線20を施すコア片11に対して両隣の各コア片11が、巻線20を施すコア片11の磁極テイース11aが突出する面より、磁極テイース11aとは異なる側となるように変形されている。
【0014】
次に、フライヤ18を操作させることにより、各3個のコア片11の磁極テイース11aに、マグネットワイヤ19を巻回して巻線20が施される。以下、上記と同様の操作を繰り返すことにより、図2に示すように次の4番目から6番目の各3個のコア片11を回転ローラ14に係止し、フライヤ18により巻線20が施される。次いで、図3に示すように次の7番目から9番目の各3個のコア片11を回転ローラ14に係止し、フライヤ18により巻線20が施される。そして、このように全9個のコア片11の各磁極テイース11aに巻線20が施されると、最後に、図6に示すように各連結部材12を屈曲させて、巻線20が施された磁極テイース11aが内側となるようにコア部材13を環状に形成し、図示はしないが端部同士を例えば溶接等で固着させることにより固定子23が完成する。
【0015】
このように上記実施の形態1によれば、回転ローラ14の両爪車16、17によりコア部材13の3個ずつのコア片11を順次係止するとともに、回転ローラ14および両ガイドローラ21、22の規制により、コア部材13を磁極テイース11aが互いに離間する方向と互いに近接する方向とになるように連結部材12を介して屈曲させた状態にするとともに、巻線20を施すコア片11に対して両隣のコア片11が、少なくとも巻線20を施すコア片11の磁極テイース11aが突出される面より、磁極テイース11aとは異なる側となるように姿勢を変形させて保持し、巻線20を施すようにしているので、マグネットワイヤ19を巻回するのにフライヤ18の使用が可能となり、マグネットワイヤ19の巻回時における変形を防止することができるため、巻線20の整列性の向上を図ることが可能になる。
【0016】
又、コア片11を3個ずつ同時に巻線20を施すようにしているので、生産性の向上を図ることが可能になることは勿論、巻線20に渡り線を付けることにより、さらに生産性の向上を図ることが可能になる。なお、上記構成では、図4に示すような回転ローラ14を姿勢変形手段としているが、勿論これに限定されるものでないことは言うまでもない。
【0017】
実施の形態2.
図7はこの発明の実施の形態2における巻線機の構成およびこの巻線機による巻線の各工程を示す図、図8は図7における巻線機の姿勢変形手段の動作説明をするための図である。
図において、上記実施の形態1におけると同様な部分は同一符号を付して説明を省略する。24は周方向に90゜の間隔を介して配置され回転可能な4基の保持部材としての保持ローラで、径方向外側に所定の距離だけ移動し、巻線20が施されるコア片11間にそれぞれ在する他のコア片11を連結する連結部材12と当接可能に配設されている。
【0018】
25はこれら各保持ローラ24の中間にそれぞれ配置され、径方向外側に所定の距離だけ移動して先端に形成された係合部25aが対応する位置に配置され巻線20が施されるコア片11の係合溝11bと係合することにより、コア片11を係止する3基のチャックで、保持ローラ24と共に姿勢変形手段26を構成している。そして、これら各チャック25により係止された各コア片11に対応してフライヤ18が配置されている。27は保持ローラ24およびチャック25の外方に、周方向に所定の間隔を介して配置される複数の当接部材で、各保持ローラ24が外側に移動し各コア片11を外側に押圧した状態で、各コア片11の磁極テイース11aの先端にそれぞれ当接することによりコア部材13を環状に保持する。28はコア部材13が環状に保持された状態で、所定のコア片11の磁極テイース11aを把持し、コア片11の1ピッチ分だけ周方向に移動可能な複数の把持部材で、フライヤ18によるマグネットワイヤ19の巻回時には、当接部材27共々邪魔にならない位置に待避している。
【0019】
次に、上記のように構成された実施の形態2における巻線機の巻線およびコア部材の姿勢変形動作を図7および図8に基づいて説明する。
まず、図8(A)に示すように、各チャック25が外側に移動して係合部25aが、1番目、4番目および7番目のコア片11の各係合溝11bと係合してこれを係止し、各保持ローラ24が元の位置で2番目と3番目、5番目と6番目、および8番目と9番目の各コア片11間の連結部と当接することにより、1番目、4番目および7番目の各コア片11を同一円周上で磁極テイース11aがそれぞれ外側となるように、又、2番目、3番目、5番目、6番目、8番目および9番目の各コア片11を磁極テイース11aが内側となるようにそれぞれ屈曲された状態で、図7(A)に示すように、各チャック25で係止された1番目、4番目および7番目の各コア片11の磁極テイース11aに、フライヤ18によりマグネットワイヤ19を巻回して巻線20が施される。
【0020】
次に、図8(B)に示すように、各当接部材27を所定の位置に設定し、各チャック25の係合部25aをコア片11の係合溝11bから取り外すとともに、各保持ローラ24を外側に移動させて各コア片11を押圧することにより、各磁極テイース11aの先端を各当接部材27に当接させてコア部材13を円環状に変形させた後、把持部材28により2番目、5番目および8番目のコア片11の磁極テイース11aを把持し、図8(C)に示すように、保持ローラ24を元の位置に戻して、磁極テイース11aの1ピッチ分周方向に移動させる。すると、各コア片11が1ピッチずつずれて、1番目、4番目および7番目に代わって2番目、5番目および8番目の各コア片11がそれぞれフライヤ18と対応する位置に配置される。
【0021】
次いで、図8(D)に示すように、1番目、3番目、4番目、6番目、7番目および9番目のコア片11の磁極テイース11aと当接している各当接部材27を、内側に移動させて各コア片11の連結部を保持ローラ24に当接させることにより、2番目、5番目および8番目の各コア片11を、同一円周上で磁極テイース11aがそれぞれ外側となるように、又、1番目、3番目、4番目、6番目、7番目および9番目の各コア片11を、磁極テイース11aが内側となるようにコア部材13の姿勢を変形し、図7(B)に示すように、図7(A)に示した場合と同様に各チャック25で対応する各コア片11を係止し、2番目、5番目および8番目の各コア片11の磁極テイース11aに、それぞれフライヤ18によりマグネットワイヤ19を巻回して巻線20を施す。
【0022】
以下、上記と同様の姿勢変形動作を繰り返し、図7(C)に示すように、各チャック25で係止された3番目、6番目および9番目の各コア片11の磁極テイース11aに、それぞれフライヤ18によりマグネットワイヤ19を巻回して巻線20を施す。そして、このように全9個のコア片11の各磁極テイース11aに巻線20が施されると、最後に、上記実施の形態1で説明した図6に示すと同様に各連結部材12を屈曲させて、巻線20が施された磁極テイース11aが内側となるようにコア部材13を環状に形成し、図示はしないが端部同士を例えば溶接等で固着させることにより固定子が完成する。
【0023】
このように上記実施の形態2によれば、チャック25によりコア部材13の(1番目、4番目、7番目)、(2番目、5番目、8番目)、(3番目、6番目、9番目)の3個ずつのコア片11を順次係止するとともに、チャック25および保持ローラ24の規制により、コア部材13を各磁極テイース11aが外側となるように連結部材12を介して屈曲させ、巻線20を施すコア片11に対して両隣のコア片11が、少なくとも巻線20を施すコア片11の磁極テイース11aが突出される面より、磁極テイース11aとは異なる側となるように姿勢を変形させて保持し、巻線20を施すようにしているので、マグネットワイヤ19を巻回するのにフライヤ18の使用が可能となり、マグネットワイヤ19の巻回時における変形を防止することができるため、巻線20の整列性の向上を図ることが可能になる。
【0024】
又、3個ずつのコア片11に対して同時に巻線20を施すようにしているので、生産性の向上を図ることが可能になることは勿論、巻線20に渡り線を付けることにより、さらに生産性の向上を図ることができ、さらに又、巻線20を施すコア片11を2個飛びに配置するようにしているので、スペース的にフライヤ18の設置が容易となる。なお、上記構成では、チャック25により90゜間隔でコア片11を2個飛びで順次係止するようにしているが、勿論これに限定されるものでないことは言うまでもない。
【0025】
【発明の効果】
以上のように、この発明の請求項1によれば、磁極テイースがそれぞれ突出して形成される複数のコア片を、屈曲可能な連結手段を介して帯状に連結してなるコア部材の各磁極テイースに巻線を施す巻線機において、連結手段を介してコア部材を磁極テイースが互いに離間する方向と上記磁極ティースが互いに近接する方向とに屈曲させた状態にするとともに、巻線を施すコア片に対して両隣のコア片が、少なくとも巻線を施すコア片の磁極テイースが突出される面より磁極テイースとは異なる側となるように、コア部材の姿勢を変形させて保持する姿勢変形手段を備えたので、マグネットワイヤの巻回時の変形を防止して、巻線の整列性の向上を図ることが可能な巻線機を提供することができる。
【0026】
又、この発明の請求項2によれば、請求項1において、姿勢変形手段を、外周面に沿って少なくとも連続する3個のコア片を磁極テイースが外側となるように屈曲させて係止可能な回転部材で構成したので、姿勢変形手段を簡単に構成し、巻線の整列性の向上を図ることが可能な巻線機を提供することができる。
【0027】
又、この発明の請求項3によれば、請求項1において、姿勢変形手段を、所定の間隔で配置され相対向するコア片を同一円周上で磁極テイースが外側となるように屈曲させて係止可能な複数のチャックと、各チャックに係止されたコア片間にそれぞれ在する他のコア片を磁極テイースが内側となるように屈曲させて保持する保持部材で構成したので、姿勢変形手段を簡単に構成し、巻線の整列性の向上を図ることが可能な巻線機を提供することができる。
【0028】
又、この発明の請求項4によれば、請求項1ないし3のいずれかにおいて、フライヤにより巻線を施すようにしたので、巻線の整列性の向上を図ることが可能な巻線機を提供することができる。
【0029】
又、この発明の請求項5によれば、磁極テイースが少なくとも外側または内側となるようにコア部材を屈曲させ、巻線を施すコア片に対して両隣のコア片が、巻線を施すコア片の磁極テイースが突出される面より磁極テイースとは異なる側となるように変形させて巻線を施すようにしたので、マグネットワイヤの巻回時の変形を防止して、巻線の整列性の向上を図ることが可能な巻線方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における巻線機の構成およびこの巻線機による巻線の一工程を示す図である。
【図2】 図1における巻線機による巻線の工程の次工程を示す図である。
【図3】 図1における巻線機による巻線の図2の工程の次工程を示す図である。
【図4】 図1における巻線機の回転ローラの構成を示し、(A)は正面図、(B)は(A)における線B−Bに沿う断面を示す断面図である。
【図5】 図4における回転ローラの各部品の構成を示し、(A)は第1の爪車の正面図、(B)は第2の爪車の正面図である。
【図6】 図1における巻線機によって巻線を施し完成された固定子の構成を示す正面図である。
【図7】 この発明の実施の形態2における巻線機の構成およびこの巻線による巻線の各工程を示す図である。
【図8】 図7における巻線機の姿勢変形手段の動作説明をするための図である。
【図9】 従来の巻線機の構成を示す平面図である。
【図10】 図9における従来の巻線機の構成を示す平面図である。
【図11】 従来の巻線機の図9とは異なる構成を示す平面図である。
【図12】 従来の巻線機による巻線の問題点を説明するための詳細図である。
【符号の説明】
11 コア片、11a 磁極テイース、11b 係合溝、12 連結部材、
13 コア部材、14 回転ローラ、16 第1の爪車、17 第2の爪車、
18 フライヤ、19 マグネットワイヤ、20 巻線、
21 大径ガイドローラ、22 小径ガイドローラ、23 固定子、
24 保持ローラ、25 チャック、26 姿勢変形手段、27 当接部材、
28 把持部材。
Claims (5)
- 磁極テイースがそれぞれ突出して形成される複数のコア片を、屈曲可能な連結手段を介して帯状に連結してなるコア部材の上記各磁極テイースに巻線を施す巻線機において、上記連結手段を介して上記コア部材を上記磁極テイースが互いに離間する方向と上記磁極ティースが互いに近接する方向とに屈曲させた状態にするとともに、巻線を施す上記コア片に対して両隣の上記コア片が、少なくとも上記巻線を施すコア片の上記磁極テイースが突出される面より上記磁極テイースとは異なる側となるように、上記コア部材の姿勢を変形させて保持する姿勢変形手段を備えたことを特徴とする巻線機。
- 姿勢変形手段は、外周面に沿って少なくとも連続する3個のコア片を磁極テイースが外側となるように屈曲させて係止可能な回転部材であることを特徴とする請求項1記載の巻線機。
- 姿勢変形手段は、所定の間隔で配置され相対向するコア片を同一円周上で磁極テイースが外側となるように屈曲させて係止可能な複数のチャックと、上記各チャックに係止されたコア片間にそれぞれ在する他のコア片を上記磁極テイースが内側となるように屈曲させて保持する保持部材であることを特徴とする請求項1記載の巻線機。
- フライヤにより巻線は施されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の巻線機。
- 磁極テイースが少なくとも外側または内側となるようにコア部材を屈曲させ、巻線を施すコア片に対して両隣の上記コア片が、上記巻線を施すコア片の上記磁極テイースが突出される面より上記磁極テイースとは異なる側となるように変形させて巻線を施すことを特徴とする巻線方法。
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