JP2010239718A - ステータの製造方法及び製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コイルを構成する平角線Wを、分布巻きでステータコア2に容易に配置できるステータの製造方法及び製造装置を提供する。
【解決手段】各直線部12を一端側が径方向内方に向かう方向に径方向に沿って傾斜させると共に、一端側の各連続部13aを曲げて、前記平角線Wの軸方向一端部の外接円の直径を前記ステータコア2の内径よりも小さくする。該平角線Wを装着した挿入治具16を該ステータコア2内に軸方向から挿入する。該挿入治具16を軸方向一端側に移動させることにより、各突部21により前記各直線部12を径方向外方に押して、該各直線部12の傾斜を変化させると共に、前記一端側の各連続部13aの曲げを伸ばす。そして、該各直線部12をスロット5内に配置する。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、回転電機用のステータの製造方法及び製造装置に係り、詳しくは、コイルの巻線(マグネットワイヤ)を構成する断面矩形の平角線を、分布巻きでステータコアに配置するステータの製造方法及び製造装置に関する。
一般に、誘導モータ、直流モータ(ジェネレータを含む)等の回転電機は、産業用又は車輌用の動力源として広く用いられており、そのステータのコイルのレイアウトは、比出力が高い分布巻きが多用されている。近時、ハイブリット駆動車輌及び電気自動車に用いられるモータとして、出力/寸法要求等からスロットの占積率の高い平角線をマグネットワイヤとして用いることが提案されている。
ステータコアにコイルを配置してステータとする場合、ステータコアの円周方向複数個所に径方向に形成したスロット内にコイルの一部を配置する。コイルのレイアウトとして集中巻きを使用する場合には、予め配置するスロットの形状に合わせてコイルを成形し、コイルをねじりつつ、各スロット内に挿入する方法が、従来から知られている。なお、このようにコイルをねじりつつ各スロット内に挿入するのは、ステータコアの各スロットは径方向に形成されているため、各スロットの径方向内方部分と外方部分とでは、円周方向の間隔が異なるためである(特許文献1参照)。
特開平10−271733号公報
上述の特許文献1に記載された発明は、集中巻きのコイルをステータコアに配置する方法であり、分布巻きのコイルに適用することは難しい。即ち、分布巻きのコイルは、複数の直線部、及び、隣り合う各直線部の一端部同士と他端部同士とを交互に連続させる複数の連続部を有する金属線からなり、複数の直線部を各スロット内にそれぞれ配置してステータを構成する。一方、集中巻きのコイルは、2個所の直線部分をそれぞれスロットに配置するだけであり、複数のスロットに各直線部を配置する分布巻きとは、大きく構成が異なる。したがって、このように構成が異なる集中巻きのコイルの配置方法を、分布巻きのコイルに適用することは容易ではない。
特に、コイルを構成する金属線を断面矩形の平角線とした場合、該平角線はスロットに挿入する際に方向性を有するため、ステータコアへの配置が、断面円形の丸線に比べて難しくなる。即ち、平角線の側面とスロットの内側面とを平行に保ちつつ、該平角線を該スロット内に挿入する必要がある。このため、平角線を分布巻きでスロット内に配置する場合、平角線の方向性を考慮する必要があり、配置作業が難しくなる。これに対して、丸線の場合、方向性がなく自由に変形させつつスロット内への配置が可能であるため、平角線ほど配置作業が難しくなることはない。
また、ステータコアにコイルを分布巻きで配置する作業を手作業で行うことが考えられる。具体的には、各連続部を弾性変形させつつ各直線部を各スロット内に径方向から順次配置していき、この作業を繰り返すことによりコイルをステータコアに分布巻きで配置することが考えられる。但し、このような作業は時間が掛かり、製造コストが高くなると考えられる。
そこで、本発明は、コイルを構成する平角線を、分布巻きでステータコアに容易に配置できるステータの製造方法及び製造装置を提供することを目的とするものである。
本発明に係るステータの製造方法は、それぞれが内周面に開口するように径方向に形成されたスロット(5)を円周方向複数個所に有するステータコア(2)と、
コイルの巻線を構成し、前記各スロット(5)内に配置される該各スロット(5)と平行な複数の直線部(12)と、隣り合う各直線部(12)の一端部同士と他端部同士とを交互に連続させる複数の連続部(13a,13b)とを有し、全体を略円筒状に形成した断面矩形の平角線(W)と、を備え、該平角線(W)を前記ステータコア(2)に分布巻きで配置してなるステータの製造方法において、
前記各直線部(12)を一端側が径方向内方に向かう方向に径方向に沿って傾斜させると共に、一端側の前記各連続部(13a)を曲げて、前記平角線(W)の軸方向一端部の外接円の直径を前記ステータコア(2)の内径よりも小さくし、
前記平角線(W)を一端側から前記ステータコア(2)内に軸方向に挿入し、前記各直線部(12)を前記各スロット(5)に整合させた状態で、該各直線部(12)の傾斜を一端側が径方向外方に向かう方向に径方向に沿って変化させると共に、前記一端側の各連続部(13a)の曲げを伸ばして、前記各直線部(12)を前記各スロット(5)内に配置することを特徴とするものである。
本発明に係るステータの製造装置は、それぞれが内周面に開口するように径方向に形成されたスロット(5)を円周方向複数個所に有するステータコア(2)と、
コイルの巻線を構成し、前記各スロット(5)内に配置される該各スロット(5)と平行な複数の直線部(12)と、隣り合う各直線部(12)の一端部同士と他端部同士とを交互に連続させる複数の連続部(13a,13b)とを有し、全体を略円筒状に形成した断面矩形の平角線(W)と、を備え、該平角線(W)を前記ステータコア(2)に分布巻きで配置してなるステータの製造装置において、
外周面の前記各直線部(12)を挿入する各スロット(5)と整合する複数個所に、径方向外方に突出する突部(21)を設けた挿入治具(16)を備え、
前記各直線部(12)を一端側が径方向内方に向かう方向に径方向に沿って傾斜させると共に、一端側の前記各連続部(13a)を曲げて、軸方向一端部の外接円の直径を前記ステータコア(2)の内径よりも小さくした前記平角線(W)を、前記各直線部(12)が前記各突部(21)と整合するように前記挿入治具(16)に装着し、
前記挿入治具(16)を一端側から前記ステータコア(2)内に軸方向に挿入し、前記各直線部(12)を前記各スロット(5)に整合させた状態で、前記各突部(21)を軸方向一端側に移動させることにより、前記各直線部(12)を該各突部(21)により径方向外方に押して、該各直線部(12)の傾斜を一端側が径方向外方に向かう方向に径方向に沿って変化させると共に、前記一端側の各連続部(13a)の曲げを伸ばし、該各直線部(12)を前記各スロット(5)内に配置することを特徴とするものである。
他端側の前記各連続部(13b)の外周面と当接し、該他端側の各連続部(13b)が径方向外方に移動することを防止する抑え治具(17)を備える。
前記各直線部(12)を挿入するスロット(5)と整合する位置に、軸方向に形成され一端が開口した複数の切り欠き(26)を有し、外径が前記ステータコア(2)の内径よりも小さい円筒状の案内治具(18)を備え、
前記各直線部(12)を、前記各切り欠き(26)の開口側に前記一端側の各連続部(13a)が位置するように、該各切り欠き(26)内にそれぞれ配置すると共に、前記挿入治具(16)を前記案内治具(18)内に前記各突部(21)が該各切り欠き(26)内に配置されるように配置した状態で、該挿入治具(16)を該案内治具(18)に対し軸方向に移動させる。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これにより各請求項の構成に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、平角線を分布巻きでステータコアに容易に配置できる。即ち、一端側の各連続部を曲げて、該平角線の軸方向一端部の外接円の直径をステータコアの内径よりも小さくしているため、該平角線を該ステータコア内に軸方向一端側から挿入可能である。また、前記各直線部の傾斜を各スロットの形成方向である径方向に沿って変化させるため、該各直線部の該各スロット内への配置を円滑に行える。この結果、前記平角線の前記ステータコア内への分布巻きを容易に行える。
請求項2に係る本発明によると、平角線を分布巻きでステータコアに容易に配置できる。即ち、挿入治具の各突部を軸方向一端側に移動させることにより、各直線部を径方向外方に押して傾斜を変化させると共に一端側の各連続部の曲げを伸ばすことができ、該各直線部を各スロット内に容易に配置できる。
請求項3に係る本発明によると、他端側の各連続部の径方向外方への移動を抑え治具により抑えているため、挿入治具の各突起により各直線部を押しても前記他端側の各連続部が径方向外方に移動することを防止でき、該各直線部の傾斜を変化させる作業を、より円滑に行える。
請求項4に係る本発明によると、各切り欠きにより各直線部を案内できるため、該各直線部の各スロット内への配置作業を、より円滑に行える。
本発明により製造されるステータを示す斜視図。 そのコイル(U相)を示す斜視図。 本発明の実施の形態に係るステータの製造方法及び製造装置で使用する平角線の変形前と変形後との状態示す斜視図。 本発明の実施の形態に係るステータの製造装置を示す斜視図。 同じく平面図。 図5のa−a断面図。 挿入治具を取り出して、平角線の一部を配置した状態示す斜視図。 抑え治具を取り出して、平角線の一部を配置した状態示す斜視図。 案内治具の一部を取り出して、平角線の一部を配置した状態示す斜視図。 本発明の実施の形態に係るステータの製造方法及び製造装置により、平角線をステーコアに配置する第一工程を示す、別角度から見た2つの斜視図と図5のb−b断面斜視図。 第一工程をステータコアを外した状態で示す、別角度から見た2つの斜視図と図5のb−b断面に相当する斜視図。 同じく第二工程を示す、図10と同様の図。 第二工程をステータコアを外した状態で示す、図11と同様の図。 同じく第三工程を示す、図10と同様の図。 第三工程をステータコアを外した状態で示す、図11と同様の図。 同じく第四工程を示す、図10と同様の図。 第四工程をステータコアを外した状態で示す、図11と同様の図。 同じく第五工程を示す、図10と同様の図。 第五工程をステータコアを外した状態で示す、図11と同様の図。
本発明の実施の形態を図面に沿って説明する。まず、本発明のステータの製造方法及び製造装置により製造される対象となる回転電機(モータ、ジェネレータ等)のステータの1例について、図1及び図2に沿って説明する。本ステータ1は、ロータと共に電気モータ(ジェネレータを含む)を構成し、該電気モータは、電気自動車及びハイブリッド車輌の駆動源となる電気モータ(含むジェネレータ)、特にブラシレスDCモータに適用して好適である。ステータ1は、図1に示すように、多数の珪素鋼板の薄板を積層したステータコア2、及び、所定の素材であるマグネットワイヤ(導体、巻線)3を巻回したコイル4からなる。ステータコア2は、リング状からなり、内径側に開口するスロット5及びティース6が交互に多数形成されている。即ち、前記ステータコア2の内周面にそれぞれ開口するように径方向に形成されたスロット5を円周方向複数個所に形成し、該各スロット5の間部分をティース6としている。そして、所定ピッチ離れた2個のスロット5の間を分布巻きにて3相U,V,Wの各コイル4(4U,4V,4W)が巻かれている。
マグネットワイヤ3は、断面矩形状の平角線からなり、銅等からなる導体部の全周に絶縁樹脂等の絶縁被膜が形成されている。上記ワイヤ3からなる3相のコイル4U,4V,4Wは、同相のスロット5内においては、同相の複数本(例えば4本)のワイヤ3がステータコア2の径方向に並んで配置されており、かつステータコア2の軸方向Lの一端面7(図1の上端面)から突出した一端側コイルエンド部8においては、同相の複数本のワイヤ3がステータコア2の径方向内径側に屈曲すると共にステータコア2の径方向に並んで配置され、ステータコア2の軸方向Lの他端面9(図1の下端面)から突出した他端側コイルエンド部10においては、同相の複数本のワイヤ3がステータコア2の径方向(又は軸方向)に並んで配置されている。
代表してU相のコイル4Uを示すと、コイル4Uは、図2に示すように、隣接する2個のスロット5,5を占めるように、2組4U1,4U2がセットとなって、隣接する2個のスロット5,5の近い方同士、遠い方同士が所定間隔隔てて連結するようかつ上記2組が交互に連結するように構成されている。各組のコイル4U1,4U2は、スロット5内に配置されるスロット導体部11と、ステータコア2の一端面7から突出して、所定間隔離れたスロット導体部11と連結するように、内径方向R1に屈曲して周方向Mに延びる一端側コイルエンド部8(図2の上側のコイルエンド部)と、ステータコア2の他端面9から突出して、所定間隔隔てたスロット導体部11を連結するように、周方向Mに延びる他端側コイルエンド部10(図2の下側のコイルエンド部)と、からなる。両コイルエンド部8,10は、それぞれが軸方向L又は径方向Rに互いに干渉することなく並ぶように、周方向に(例えばY)又は軸方向に(例えばX)複数に屈曲して(折り曲げて)いる。
本実施の形態の場合、上述のようなコイル4を構成する平角線Wを、図3(A)に示すように、1周する毎に分断し、後述するように、各平角線Wを順次、ステータコア2に装着してステータ1とする。該各平角線Wは、複数の直線部12と、複数の連続部13a,13bとを有し、全体を略円筒状に形成している。このうちの各直線部12は、前述のスロット導体部11に相当し、ステータコア2の各スロット5内に配置されるもので、それぞれ該各スロット5と平行に形成されている。また、前記各連続部13a,13bは、隣り合う各直線部12の一端部同士と他端部同士とを交互に連続させるもので、該各直線部12の各端部から直角に折り曲げることにより形成されている。
なお、該各直線部12の一端部を径方向内方に折り曲げたり、同じく他端部を径方向外方に折り曲げる等して、前述の図1に示すようなコイル4を形成する。したがって、このように折り曲げた部分を含む前記各連続部13a,13bが、前述のコイルエンド部8,10に相当する。また、このように、各直線部12の端部を径方向に折り曲げる作業は、平角線Wをステータコア2に組み付ける前か後に行うが、本実施の形態では、この折り曲げ作業をステータコア2に組み付けた後に行う構造、或は、この折り曲げ作業を行わない構造について説明する。
次に、上述のような平角線Wをステータコア2に分布巻きで配置するステータの製造方法及び製造装置について説明する。まず、前述の図3(A)に示すように形成された平角線Wを、図3(B)に示すように、前記各直線部12を一端側が径方向内方に向かう方向に径方向に沿って傾斜させると共に、一端側の前記各連続部13aを曲げて、前記平角線Wの軸方向一端部の外接円の直径を前記ステータコア2の内径よりも小さくする。即ち、前記各直線部12を、一端側に向かう程径方向内方に向かう方向に、軸方向に対し傾斜させる。この際、該各直線部12をねじることなく、該各直線部12の円周方向側面が径方向と平行となるように傾斜させる。これと共に、前記一端側の各連続部13aの中央部を軸方向一端側に突出させるように折り曲げる。この際、該一端側の各連続部13aの両端部と各直線部12との曲げ角度が大きくなるようにする。これにより、前記平角線Wを略部分円すい状とし、前記各直線部12の円周方向側面と、該各直線部12を各スロット5内に配置した状態で該側面と対向する該各スロット5の内側面との平行を保ちつつ、前記平角線Wの軸方向一端部の外接円の直径を前記ステータコア2の内径よりも小さくする。
なお、前記一端側の各連続部13aの曲げ形状は、図示の例のように折り曲げる以外に、例えば、湾曲させても良い。また、折り曲げたり湾曲させる方向は、軸方向一端側以外に、例えば、径方向内方としても良い。但し、前記一端側の各連続部13aの外接円の直径が該ステータコア2の内径よりも小さくなるようにする。要は、該一端側の各連続部13aを曲げることにより、前記各直線部12を傾斜させ、前記平角線Wの軸方向一端部の外接円の直径がステータコア2の内径よりも小さくできれば、前記一端側の各連続部13aの曲げ形状は問わない。
上述のように変形させた平角線Wは、図3(B)に矢印で示す方向に、該平角線Wを一端側からステータコア2内に軸方向に挿入する。そして、この挿入に伴い、或は、挿入して該平角線Wを該ステータコア2の内径側に配置した後、各直線部12を前記各スロット5に整合させた状態で、前記各直線部12の傾斜を、一端側が径方向外方に向かう方向に、径方向に沿って変化させると共に、一端側の各連続部13aの曲げを伸ばし、前記各直線部12の傾斜を前記ステータコア2への配置状態(軸方向と平行)とする。これにより、該各直線部12を前記各スロット5内に配置できる。このような作業を、各平角線Wについて行えば、前述の図1に示したような、コイル4を分布巻きで配置したステータ1を得られる。
上述のように平角線Wをステータコア2に分布巻きで配置する、具体的なステータの製造装置について、図4ないし図19により説明する。なお、図4ないし図19では、平角線Wの状態を明確にするため、該平角線Wを黒く塗りつぶして示している。製造装置14は、図4ないし図6に示すように、円板状の基板15上に、挿入治具16と、抑え治具17と、案内治具18とを、互いに同心に載置してなる。このうちの案内治具18は、図6に示すように、前記基板15上に形成した凹溝19内に軸方向他端部を挿入することにより固定しているが、挿入治具16と抑え治具17とは、該基板15に固定せず、前記案内治具18に沿って軸方向に変位可能としている。なお、前記抑え治具17及び該案内治具18は、一方或は両方を省略しても良い。
前記挿入治具16は、図7に示すように、円筒状の本体部20の外周面の複数個所に、軸方向一端側に向かう程径方向内方に傾斜するように、略三角形状に径方向外方に突出した突部21を設けている。該各突部21は、図4ないし図6に示すように、前記平角線Wの各直線部12を挿入する各スロット5と整合する位置に設けられ、径方向外側面が軸方向一端側に向かう程径方向内方に傾斜した傾斜面22としている。また、前記各突部21の円周方向の幅を前記各スロット5の円周方向の幅よりも小さくして、該各突部21が該各スロット5内を軸方向に通過可能としている。なお、該各突部21の径方向の突出量は、前記各直線部12が前記各スロット5に配置される径方向の位置に応じて定める。また、前記各突部21の軸方向長さは、前記各直線部12よりも長くても短くても良く、少なくとも、前記挿入治具16の軸方向他端部に存在すれば良い。
また、本実施の形態の場合、前記本体部20の外周面一端側の各突部21の間部分のうち、前記平角線Wを装着した状態で、一端側の各連続部13aが配置される部分に、1対ずつ略三角形状の凹部23をそれぞれ形成している。該1対の凹部23は、軸方向他端側の側面を、互いに近づく程軸方向一端側に向かう方向に傾斜させている。該傾斜方向は、前述の図3に示した変形後の平角線Wの一端側の各連続部13aの傾斜方向とほぼ同じとしている。そして、該変形後の一端側の各連続部13aを前記各凹部23内に配置した状態で、該各連続部13aを該各凹部23の他端側の側面に沿わせ、前記挿入治具16に装着した平角線Wが軸方向他端側にずれにくくしている。また、後述するように、前記挿入治具16を前記案内治具18に内嵌した状態で、前記各一端側の各連続部13aを前記各凹部23内に配置し、該各一端側の各連続部13aを前記案内治具18の内径側に配置可能としている。
また、本実施の形態の場合、図3(B)に示すように、変形後の一端側の各連続部13aの曲げ方向を、各直線部12の傾斜方向と一致させずに、軸方向と平行な方向に近づけている。これにより、前記一端側の各連続部13aを挿入治具16の外周面に形成した各凹部23内に配置し易くしている。なお、前記一端側の各連続部13aの曲げ形状が図示の例以外であれば、その形状に合わせて前記各凹部23の形状や深さを変えることもできる。また、該各凹部23に代えて、切り欠きや透孔としても良い。
前記抑え治具17は、図8に示すように、円輪状に形成され、内周面に他端側の前記各連続部13bの外周面を当接させる。そして、該他端側の各連続部13bが径方向外方に移動することを防止する。なお、前記抑え治具17の内径を、前記他端側の各連続部13bの自由状態での外接円の直径よりも僅かに小さくして、該他端側の各連続部13bを配置した状態で、内周面を該他端側の各連続部13bと弾性的に当接させている。そして、後述するように、平角線Wが軸方向に変位しても、前記抑え治具17が前記他端側の各連続部13bと共に変位可能としている。
前記案内治具18は、図9に示すような部分円筒状の複数のブレード24を、図4ないし図6に示すように、前記基板15上に形成した凹溝19内に、所定間隔あけて配置し、全体として円筒状とすることにより構成している。このように円筒状に配置した状態で、前記各ブレード24により構成される前記案内治具18の外径は、前記ステータコア2の内径よりも小さい。また、前記各ブレード24の円周方向の幅は、各直線部12を装着すべき各スロット5同士の円周方向の間隔に対応させている。
例えば、図示の例の場合、ステータコア2は、48個のスロット5を有し、一端側の各連続部13aの両隣の直線部12同士の間に4個のスロット5が存在するように、該各直線部12を8個所配置している。したがって、一端側の各連続部13aの両隣の各直線部12同士の間に配置する各ブレード24は、円周方向の幅を、間に4個のスロット5が存在し、6個のスロット5の開口部の円周方向内側面同士の間隔とほぼ同じか、僅かに小さくなるように定めている。
但し、図5から明らかなように、一端側の各連続部13aから外れた(即ち、他端側の各連側部13bの両隣の)直線部12同士の間には、6個のスロット5が存在することとなる。このため、この部分に配置するブレード24の両隣には、延出部25をそれぞれ一体に或は別体に配置して、両延出部25を含めた各ブレード24の円周方向の幅を、間に6個のスロット5が存在し、8個のスロット5の開口部の円周方向内側面同士の間隔とほぼ同じか、僅かに小さくなるようにしている。この結果、隣り合うブレード24同士の円周方向の間隔を、各スロット5の円周方向の幅とほぼ同じか、僅かに大きくしている。
本実施の形態の場合、このような隣り合うブレード24同士の間(スリット)をそれぞれ、軸方向に形成され一端が開口した切り欠き26とし、前記平角線Wの各直線部12を配置可能としている。したがって、該各切り欠き26は、前記各ブレード24を各スロット5の位相に合わせて配置すると、前記各直線部12を挿入するスロット5と整合する位置に存在する。また、前記各切り欠き26の円周方向の幅は、前記各直線部12の円周方向の幅よりも僅かに大きくなる。このように、案内治具18を複数のブレード24により構成すれば、ステータコアのスロットの数や配置すべき平角線の各直線部の間隔等に応じて、円周方向の幅が異なるブレードを使用することにより、種々のステータに対応可能である。
上述のように構成される製造装置14に、平角線Wを、図4ないし図6に示すように配置する。即ち、基板15上に各ブレード24を固定して案内治具18とし、該案内治具18内に挿入治具16を内嵌配置し、各突部21を各切り欠き26内に配置する。また、該案内治具18の周囲に抑え治具17を配置する。この状態で、前述の図3(B)に示したように変形させた平角線Wを、前記製造装置14に装着する。
具体的には、各直線部12の円周方向位置を前記挿入治具16の各突部21と整合させ、該各直線部12を該各突部21の傾斜面22に沿うように、前記変形後の平角線Wを該挿入治具16に装着する。これと共に、前記各直線部12を、前記案内治具18の各切り欠き26の開口側に前記一端側の各連続部13aが位置するように、該各切り欠き26内にそれぞれ配置する。また、一端側の各連続部13aは、前記挿入治具16の外周面に形成した各凹部23内に、他端側の各連続部13bは、前記抑え治具17内に、それぞれ配置する。そして、ステーコア2を前記案内治具18の一端側に外嵌するように配置し、前記各直線部12を挿入するスロット5と、前記各突部21及び前記各切り欠き26との円周方向の位相を一致させる。
このように、製造装置14に平角線W及びステータコア2を配置したならば、図10ないし図19に示すような工程により、該平角線Wを該ステータコア2に配置する。まず、図10、11は、前述の図4ないし図6に示した状態である。
次に、図12、13に示すように、挿入治具16及び抑え治具17と共に平角線Wを、矢印で示すように、ステータコア2及び案内治具18に対し軸方向一端側に移動させる。この際、前記挿入治具16の各突部21が該案内治具18の各切り欠き26内を移動すると共に、前記ステータコア2の各スロット5内に進入する。これに伴い、前記平角線Wの各直線部12の軸方向中間部が前記各切り欠き26に案内されて、前記各スロット5内に進入する。また、前記抑え治具17が前記他端側の各連続部13bの径方向外方の移動を抑えた状態で、前記挿入治具16と共に軸方向一端側に移動する。
そして、図14、15に示すように、抑え治具17をステータコア2の他端面9に当接させる。この状態で、各直線部12の他端側が各スロット5の他端部の奥部(径方向外端部)に位置する。また、平角線Wがそれ以上、軸方向一端側に移動することが防止される。なお、該平角線Wの軸方向の移動を確実に防止するために、図14、15に示す状態で、図示しない押し治具を一端側の各連続部13aの一端面に当接させても良い。該押し治具は、前記挿入治具16の軸方向移動と、前記一端側の各連続部13aの径方向の移動とに拘らず、該一端側の各連続部13aの一端面を押し続けられる構造とする。例えば、平角線Wが図3(B)に示す状態の一端側の各連続部13aの内接円と同じか該内接円よりも小さい内径を有する治具を、挿入治具16の一端側への移動に伴い拡径させる構造が考えられる。
次いで、図16、17に示すように、挿入治具16を軸方向一端側に更に移動させることにより、各突部21を案内治具18の各切り欠き26に沿って軸方向一端側に移動させ、該各突部21により前記各直線部12を径方向外方に押す。これにより、該各直線部12の傾斜を一端側が径方向外方に向かう方向に変化させ始めると共に、一端側の各連続部13aの曲げを伸ばし始める。即ち、平角線Wの形状を、図3(B)に示す状態から、図3(A)に示す状態(軸方向とほぼ平行な状態)に近づけて(戻して)いく。これに伴い、前記各直線部12の中間部ないし一端部も、徐々に、各スロット5内に進入する。このような進入は、該各直線部12の円周方向側面と該側面と対向する該各スロット5の内側面との平行を保ちつつ行われる。なお、この場合に、前記押し治具により前記一端側の各連続部13aの一端面を軸方向他端側に押し付ければ、該一端側の各連続部13aの曲げの伸ばしを円滑に行える。
そして、図18、19に示すように、挿入治具17をステータコア2及び案内治具18の軸方向一端側まで移動させる。これにより、各突部21が各スロット5内を通過し、各直線部12を径方向外方に押し切って、該各直線部12の一端部も該各スロット5内の径方向所定位置まで進入し、該各直線部12の傾斜が前記ステータコア2への配置状態となると共に、一端側の各連続部13aの曲げが伸ばされる。
この場合に、他端側の各連続部13bの径方向外方への変位は抑え治具17により抑えられているため、前記各直線部12の傾斜の変化と前記一端側の各連続部13aの曲げの伸ばしが円滑に行われる。即ち、前記抑え治具17がなければ、前記各直線部12が前記各突部21により径方向外方に押されることにより、前記他端側の各連続部13bも径方向外方に変位して、前記傾斜の変化と曲げの伸ばしが円滑に行われない可能性がある。これに対して、前記抑え治具17により前記他端側の各連続部13bの径方向外方への変位を抑えれば、このよう問題が生じることはない。但し、仮に、抑え治具17がなくても、前記各直線部12の他端側が前記各スロット5の奥面と当接して、それ以上径方向外方に変位することが防止されるが、より円滑に配置作業を行うためには、前記抑え治具17を配置することが好ましい。
また、前記一端側の各連続部13aは、上述のように各直線部12を各スロット5内に配置した状態でも、変形が残る可能性がある。このため、配置作業中に、図示しない前記押し治具により径方向一端側から他端側に向けて前記一端側の各連続部13aを押し、該一端側の各連続部13aの変形が残ることを確実に防止することが好ましい。なお、前記押し治具による押圧は、例えば、他端側の各連続部13bがステータコア2の他端面9に当接して平角線Wの軸方向移動が防止される構造の場合等には、該平角線Wを前記ステータコア2に配置する作業の終了後に行っても良い。
上述のように、挿入治具16をステータコア2及び案内治具18内を通過させて、一端側の各連続部13aの曲げを伸ばすと共に、各直線部12の傾斜を前記ステータコア2への配置状態としたならば、平角線Wを配置した前記ステータコア2を、前記案内治具18から外すと共に、該平角線Wの他端側の各連続部13bから抑え治具17を外す。そして、上述した工程と同様に、各平角線Wを前記ステータコア2に分布巻きで順次配置し、配置後に、平角線Wの各直線部12の一端部を径方向に曲げたり、他端部を径方向外方に曲げる等して、前述の図1に示したようなステータ1を得る。なお、予め、各直線部12の両端部が径方向の所定方向に曲げられた平角線を、上述した工程と同様に配置しても良い。
上述のように構成される本実施の形態によると、平角線Wを分布巻きでステータコア2に容易に配置できる。即ち、一端側の各連続部13aを曲げて、前記平角線Wの軸方向一端部の外接円の直径をステータコア2の内径よりも小さくしているため、該平角線Wを該ステータコア2内に軸方向一端側から挿入可能である。また、前記各直線部12の傾斜を各スロット5の形成方向である径方向に沿って変化させるため、該各直線部12の該各スロット5内への配置を円滑に行える。この結果、前記平角線Wの前記ステータコア2内への分布巻きを容易に行える。即ち、該各直線部12を該各スロット5内に配置する際に、該各直線部12の一部が該各スロット5の一部と干渉する等して、配置作業が妨げられることがないため、前記平角線Wの前記ステータコア2内への分布巻きを容易に行える。
特に、前述のような方法により平角線Wをステータコア2に配置すべく、前述した製造装置14を使用した場合、挿入治具16の各突部21を軸方向一端側に移動させることにより、前記各直線部12を径方向外方に押して傾斜を変化させると共に一端側の各連続部13aの曲げを伸ばすことができ、該各直線部12を各スロット5内に容易に配置できる。
また、この場合に、他端側の各連続部13bの径方向外方への移動を抑え治具17により抑えているため、前述したように、前記各突起21により前記各直線部12を押しても前記他端側の各連続部13bが径方向外方に移動することを防止でき、該各直線部12の傾斜を変化させる作業を、より円滑に行える。
更に、本実施の形態の場合には、案内治具18の各切り欠き26により、前記各直線部12を案内できるため、該各直線部12の各スロット5内への配置作業を、より円滑に行える。即ち、該各直線部12は、前記挿入治具16の各突部21の傾斜面22に沿って配置されているだけであるため、そのままでは、該傾斜面22から外れる可能性がある。これに対して前記各直線部12を各切り欠き26内に配置し、該各直線部12の前記各スロット5内への挿入を案内すれば、該各直線部12が前記傾斜面22から外れることを防止できる。また、前記各切り欠き26内に前記挿入治具16の各突部21を配置した状態で、該挿入治具16を移動させれば、該各突部21が前記各切り欠き26に案内され、移動時に、該各突部21と前記各スロット5との位相がずれることを防止できる。
なお、例えば、ステータコア2を予め挿入治具16の一端側の周囲に配置するなどして、各突部21及び各直線部12と各スロット5との位相をずれにくくすれば、前記案内治具18を省略しても良い。また、前述の実施の形態では、平角線Wを1周で分断したものを順次組み付けていく方法について説明したが、該平角線Wの形状は、このようなものに限らず、例えば、該平角線Wとして複数巻回させたものを使用しても良いし、例えば、2/3周させたもの等、1周に満たないものとしても良い。
1 ステータ
2 ステータコア
3 巻線(マグネットワイヤ)
4 コイル
5 スロット
6 ティース
7 一端面
8 一端側コイルエンド部
9 他端面
10 他端側コイルエンド部
11 スロット導体部
12 直線部
13a,13b 連続部
14 製造装置
15 基板
16 挿入治具
17 抑え治具
18 案内治具
19 凹溝
20 本体部
21 突部
22 傾斜面
23 凹部
24 ブレード
25 延出部
26 切り欠き
W 平角線

Claims (4)

  1. それぞれが内周面に開口するように径方向に形成されたスロットを円周方向複数個所に有するステータコアと、
    コイルの巻線を構成し、前記各スロット内に配置される該各スロットと平行な複数の直線部と、隣り合う各直線部の一端部同士と他端部同士とを交互に連続させる複数の連続部とを有し、全体を略円筒状に形成した断面矩形の平角線と、を備え、該平角線を前記ステータコアに分布巻きで配置してなるステータの製造方法において、
    前記各直線部を一端側が径方向内方に向かう方向に径方向に沿って傾斜させると共に、一端側の前記各連続部を曲げて、前記平角線の軸方向一端部の外接円の直径を前記ステータコアの内径よりも小さくし、
    前記平角線を一端側から前記ステータコア内に軸方向に挿入し、前記各直線部を前記各スロットに整合させた状態で、該各直線部の傾斜を一端側が径方向外方に向かう方向に径方向に沿って変化させると共に、前記一端側の各連続部の曲げを伸ばして、前記各直線部を前記各スロット内に配置することを特徴とするステータの製造方法。
  2. それぞれが内周面に開口するように径方向に形成されたスロットを円周方向複数個所に有するステータコアと、
    コイルの巻線を構成し、前記各スロット内に配置される該各スロットと平行な複数の直線部と、隣り合う各直線部の一端部同士と他端部同士とを交互に連続させる複数の連続部とを有し、全体を略円筒状に形成した断面矩形の平角線と、を備え、該平角線を前記ステータコアに分布巻きで配置してなるステータの製造装置において、
    外周面の前記各直線部を挿入する各スロットと整合する複数個所に、径方向外方に突出する突部を設けた挿入治具を備え、
    前記各直線部を一端側が径方向内方に向かう方向に径方向に沿って傾斜させると共に、一端側の前記各連続部を曲げて、軸方向一端部の外接円の直径を前記ステータコアの内径よりも小さくした前記平角線を、前記各直線部が前記各突部と整合するように前記挿入治具に装着し、
    前記挿入治具を一端側から前記ステータコア内に軸方向に挿入し、前記各直線部を前記各スロットに整合させた状態で、前記各突部を軸方向一端側に移動させることにより、前記各直線部を該各突部により径方向外方に押して、該各直線部の傾斜を一端側が径方向外方に向かう方向に径方向に沿って変化させると共に、前記一端側の各連続部の曲げを伸ばし、該各直線部を前記各スロット内に配置することを特徴とするステータの製造装置。
  3. 他端側の前記各連続部の外周面と当接し、該他端側の各連続部が径方向外方に移動することを防止する抑え治具を備えた、請求項2に記載のステータの製造装置。
  4. 前記各直線部を挿入するスロットと整合する位置に、軸方向に形成され一端が開口した複数の切り欠きを有し、外径が前記ステータコアの内径よりも小さい円筒状の案内治具を備え、
    前記各直線部を、前記各切り欠きの開口側に前記一端側の各連続部が位置するように、該各切り欠き内にそれぞれ配置すると共に、前記挿入治具を前記案内治具内に前記各突部が該各切り欠き内に配置されるように配置した状態で、該挿入治具を該案内治具に対し軸方向に移動させる、請求項2又は3に記載のステータの製造装置。
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