JP2001206714A - チタンシリカライトモレキュラーシーブおよびその製造方法 - Google Patents

チタンシリカライトモレキュラーシーブおよびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 触媒活性および安定性に優れ、特に酸化反応
の触媒として有用なチタンシリカライトモレキュラーシ
ーブおよびその製造方法を提供する。 【解決手段】 未処理のチタンシリカライトモレキュラ
ーシーブを、塩基性物質を含む塩基性液に浸漬して塩基
処理し、得られた生成物を回収する。塩基処理に先立
ち、前記未処理のチタンシリカライトモレキュラーシー
ブを、酸性物質を含む酸性液に浸漬して酸処理すること
を含むことが、より触媒活性および安定性に優れたチタ
ンシリカライトモレキュラーシーブが得やすいため好ま
しい。本発明のチタンシリカライトモレキュラーシーブ
は、図1に示すように、空の孔を有し、触媒活性および
安定性に優れ、特に酸化反応の触媒として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チタンシリカライ
トモレキュラーシーブおよびその製造方法に関し、詳し
くは、5員環を含むMFI構造を有するチタンシリカラ
イトモレキュラーシーブ(TS−1モレキュラーシー
ブ)およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】チタンシリカライトモレキュラーシーブ
は、1980年代にはじめて報告された新規なヘテロ原
子置換シリカライトモレキュラーシーブである。前記チ
タンシリカライトモレキュラーシーブとして現在報告さ
れているものには、MFI構造を有するTS−1モレキ
ュラーシーブ、MEL構造を有するTS−2モレキュラ
ーシーブ、より大きい細孔組織を有するTS−48モレ
キュラーシーブ等がある。これらチタンシリカライトモ
レキュラーシーブは、さまざまな有機基質の接触酸化、
例えば、オレフィン類のエポキシ化、芳香族化合物のヒ
ドロキシル化、シクロヘキサノールのオキシム化および
アルコール類の酸化等に適用することができ、これら接
触酸化において優れた反応性および選択性を発揮する。
酸化還元モレキュラーシーブ触媒として使用されるこれ
らチタンシリカライトモレキュラーシーブには、ある工
業プロセスへの応用において大いに成功する見込みがあ
る。
【0003】前記各種チタンシリカライトモレキュラー
シーブの中でも、TS−1モレキュラーシーブは、ZS
M−5と同様の構造を有する人造の結晶性多孔材料であ
り、その骨格内の一部のケイ素をチタンで置き換えるこ
とによって得られる。このTS−1モレキュラーシーブ
は、チタンの接触酸化特性およびZSM−5構造の形状
選択性効果により、さまざまな酸化反応において優れた
触媒活性および選択性を発揮する。前記TS−1モレキ
ュラーシーブによる接触酸化反応では、一般に、酸化剤
として過酸化水素(H22)を用いる。そのため、副生
成物が水であるので、従来の酸化反応と比較して環境へ
の害が少なく、かつ取り扱いが容易であるという利点が
ある。したがって、TS−1モレキュラーシーブは、新
たな工業プロセスの開発を可能にする。
【0004】TS−1モレキュラーシーブの合成方法
は、1981年にマルコ・タラマッソ(Marco Taramass
o)らによりはじめて開示された(英国特許2,07
1,071号公報および米国特許4,410,501号
公報)。その報告によれば、TS−1モレキュラーシー
ブの調製は、まず、シリカ源およびチタン源と、有機塩
基(RN+)およびアルカリ性酸化物(Men/2O)の
少なくとも一方とを含む反応混合物を調製する。続い
て、その反応混合物を、オートクレーブの中で130〜
200℃の範囲で6〜30日間水熱反応による結晶化を
行う。さらに、その結晶化生成物を濾過、洗浄、乾燥お
よびか焼して、最終生成物のTS−1モレキュラーシー
ブが得られる。前記シリカ源は、テトラアルキルオルト
ケイ酸塩、コロイド状のSiO2、またはアルカリ金属
ケイ酸塩から選ばれる。前記チタン源は、加水分解可能
なチタン化合物から選ばれ、好ましくはTi(OC
254である。また、前記有機塩基は、テトラプロピ
ルアンモニウムヒドロキシドが好ましい。前記反応混合
物は、一般に以下のような組成の範囲を示す。なお、数
値はmol%を表す。
【0005】 通常の場合 好ましい場合 SiO2/TiO2: 5〜200 35〜65 OH-/SiO2: 0.1〜1.0 0.3〜0.6 H2O/SiO2: 20〜200 60〜100 Me/SiO2: 0〜0.5 0 RN+/SiO2: 0.1〜2.0 0.4〜1.0
【0006】サンガラ(Thangaraj)らは、上記の方法
によって合成されたTS−1モレキュラーシーブの骨格
内のチタン含有量が極めて低いことを指摘した上で、合
成されたTS−1モレキュラーシーブの骨格に含まれる
チタンの量を効果的に増加させるTS−1モレキュラー
シーブ合成方法を開示した(ゼオライト(Zeolite)、
1992年、第12冊、第943頁〜第950頁)。そ
の方法によって、タラマッソの方法で調製されたモレキ
ュラーシーブのSi/Ti値を39から20へ低下させ
ることができたとしている。サンガラの方法は、以下の
工程を含む。まず、適量のテトラプロピルアンモニウム
ヒドロキシド(TPAOH)水溶液をテトラエチルケイ
酸エステル溶液に加え、一定時間攪拌しながらその溶液
を完全に溶解させる。つぎに、激しく攪拌した状態で、
テトラブチルチタン酸エステルのイソプロピルアルコー
ル溶液をゆっくりと加え、透明な液体混合物を得る。こ
のテトラブチルチタン酸エステル溶液は、テトラブチル
チタン酸エステルの急速な加水分解による白色のTiO
2沈殿物の生成を防ぐために、ゆっくりと滴下しなけれ
ばならない。15分間攪拌した後、新たに適量のTPA
OH水溶液をゆっくりと加え、ついで75〜80℃の範
囲で3〜6時間加熱し、反応混合物中のアルコールを除
去する。その後、前記混合物をオートクレーブ中に移
し、170℃で3〜6日間、水熱反応による結晶化を行
い、乾燥させて、TS−1モレキュラーシーブを得る。
この方法において、前記反応混合物の組成は、SiO2
1分子に対しTiO20.01〜0.10分子、TPA
OH0.36分子、H2O35分子という分子比で表わ
される。
【0007】デュ(Du)らは、中国特許1167082
号公報において、TS−1モレキュラーシーブの製造方
法を開示している。その方法は以下の手段を含む。ま
ず、チタン源をTPAOH水溶液に溶かし、固形のシリ
カゲル粒子と均質に混合して反応混合物を得る。つぎ
に、その反応混合物を、オートクレーブの中で130〜
200℃の範囲で1〜6日間、水熱反応により結晶化す
る。そして、結晶化した反応混合物を一般的な方法で濾
過、洗浄、乾燥、およびか焼する。
【0008】上記従来技術におけるTS−1モレキュラ
ーシーブの合成方法の主な欠点は、合成の過程で、比較
的多い割合のチタン原子が、モレキュラーシーブの骨格
形成に寄与できず、不純物を形成することである。その
不純物は、モレキュラーシーブの空孔内に留まる骨格外
チタンとなる。この骨格外チタン部分は、接触酸化にお
いて有効な役割を果たし得ないとされており、また、H
22等の酸化剤の分解を引き起こすと考えられている。
そのため、前記従来の方法で調製されたTS−1モレキ
ュラーシーブは、接触酸化の活性が低くなるおそれがあ
る。さらに、不安定な骨格外チタンを含むため、接触酸
化の活性が良好なTS−1モレキュラーシーブを着実に
得ることは非常に困難である。したがって、前記従来の
製造方法により得られたTS−1モレキュラーシーブ
は、活性の安定性に劣り従来技術によるTS−1モレキ
ュラーシーブの工業的利用を不利なものにするおそれが
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、触媒活性および安定性に優れ、特に酸化反応の
触媒として有用なチタンシリカライトモレキュラーシー
ブおよびその製造方法を提供することである。また、本
発明の目的は、特に、MFI構造を有し、さらに、独自
のクリスタリット形態を有するTS−1モレキュラーシ
ーブであって、かつ、前記のような特性を有する新規な
TS−1モレキュラーシーブおよびその製造方法を提供
することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のチタンシリカライトモレキュラーシーブ
は、前記モレキュラーシーブの各クリスタリットが空の
孔を有することを特徴とするチタンシリカライトモレキ
ュラーシーブである。ここで、「空の孔」とは、前記骨
格外チタン等の不純物により塞がれていない空孔を意味
する。
【0011】本発明のチタンシリカライトモレキュラー
シーブは、前記の構成を有することにより、触媒活性お
よび安定性に優れ、特に酸化反応の触媒として有用であ
る。
【0012】本発明のチタンシリカライトモレキュラー
シーブが触媒活性および安定性に優れる理由は、例え
ば、以下のように考えられる。すなわち、クリスタリッ
トが薄い壁と空の孔を有する構造を備えることにより、
分子、特に反応物質および生成物の中の大きな分子(例
えば芳香族化合物)の拡散を容易にすると推測される。
このため、本発明のチタンシリカライトモレキュラーシ
ーブは、触媒反応、とりわけ芳香族化合物または環式化
合物の接触酸化にとって好都合である。また、本発明に
よるチタンシリカライトモレキュラーシーブには骨格外
TiO2が少ないため、生成されるタールおよびコーク
スが少なく、触媒活性が低下しにくいと推測される。
【0013】本発明のチタンシリカライトモレキュラー
シーブは、MFI構造を有するチタンシリカライトモレ
キュラーシーブであることが、チタンの接触酸化特性お
よびZSM−5構造の形状選択性効果により、さまざま
な酸化反応において優れた触媒活性および選択性を発揮
するため好ましい。
【0014】本発明のチタンシリカライトモレキュラー
シーブにおいて、前記クリスタリットにおける空の孔の
長半径は5〜300nmが好ましく、特に好ましくは1
0〜200nmである。また、本発明のチタンシリカラ
イトモレキュラーシーブにおいて、前記空の孔の形状は
特に限定されず、円形、長方形、不規則な多角形、不規
則な円形またはこれらの組み合わせ等が可能である。
【0015】本発明のチタンシリカライトモレキュラー
シーブにおいて、25℃およびP/P0=0.10で1
時間測定された前記モレキュラーシーブのベンゼン吸着
能力が、少なくとも70mg/gであることが、さらに
触媒活性および安定性に優れやすいため好ましい。ここ
で、P/P0は相対圧力を表す。また、前記ベンゼン吸
着能力は通常の静的吸着法によって測定する。前記ベン
ゼン吸着能力は、より好ましくは80mg/g以上であ
る。
【0016】また、本発明のモレキュラーシーブにおい
て、前記モレキュラーシーブの結晶粒は、単一のクリス
タリットまたは複数のクリスタリットの集合体を含み、
前記クリスタリットが空の孔を有することが好ましい。
さらに、本発明のチタンシリカライトモレキュラーシー
ブにおいて、SiO2:TiO2のモル比は、5〜500
の範囲であることが好ましく、10〜200の範囲であ
ることがより好ましい。
【0017】つぎに、本発明のチタンシリカライトモレ
キュラーシーブの製造方法は、未処理のチタンシリカラ
イトモレキュラーシーブを、塩基性物質を含む塩基性液
に浸漬して塩基処理し、得られた生成物を回収すること
を含むチタンシリカライトモレキュラーシーブの製造方
法である。ここで、「未処理のチタンシリカライトモレ
キュラーシーブ」とは、本発明の製造方法に係る処理が
施されていないチタンシリカライトモレキュラーシーブ
をいう。前記未処理のチタンシリカライトモレキュラー
シーブは特に限定されず、例えば、前記従来の合成方法
等により合成されたものを適宜用いることができる。
【0018】本発明のチタンシリカライトモレキュラー
シーブの製造方法は、前記の構成を有することにより、
触媒活性および安定性に優れ、特に酸化反応の触媒とし
て有用なチタンシリカライトモレキュラーシーブを製造
することができる。
【0019】前記塩基処理におけるメカニズムは、例え
ば、以下のように考えられる。すなわち、前記塩基処理
により、前記骨格外チタンが再びチタンシリカライトモ
レキュラーシーブの骨格に入ることができるようにな
り、TiO2等の形態で存在する前記骨格外チタンの量
が減少し、空の孔が形成され、さらに、骨格内の有効な
チタンの量が増加する。その結果、本発明の製造方法に
より製造されたチタンシリカライトモレキュラーシーブ
は、従来のチタンシリカライトモレキュラーシーブと比
較して明らかに触媒活性および安定性に優れ、特に接触
酸化に有用に用いることができるのである。
【0020】前記未処理のチタンシリカライトモレキュ
ラーシーブは、MFI型チタンシリカライトモレキュラ
ーシーブであることが、チタンの接触酸化特性およびZ
SM−5構造の形状選択性効果により、さまざまな酸化
反応において優れた触媒活性および選択性を発揮するた
め好ましい。
【0021】本発明の製造方法において、前記塩基処理
に際し、未処理のチタンシリカライトモレキュラーシー
ブを前記塩基性液と均質に混合することが好ましい。
【0022】前記塩基性液は、前記本発明の効果を奏す
る範囲内で適宜選択することができるが、塩基性物質の
水溶液であることが好ましく、または、有機塩基もしく
はその水溶液であることが好ましい。さらに、前記有機
塩基は、脂肪族アミン、脂肪族アミノアルコールもしく
は4級アンモニウム塩基またはそれらの混合物からなる
群から選択されることがより好ましい。
【0023】前記脂肪族アミンは、一般式R2(NH2
nで表される脂肪族アミンであることが特に好ましい。
ただし、R2は炭素数1から6までの飽和炭化水素基を
表し、nは1または2である。また、前記脂肪族アミン
は、エチルアミン、ノルマルブチルアミン、ブタンジア
ミンまたはヘキサンジアミンからなる群から選択される
少なくとも一種類であることが最適である。
【0024】前記脂肪族アミノアルコールは、一般式
(HOR3mNH3-mで表される脂肪族アミノアルコー
ルであることが特に好ましい。ただし、R3は炭素数1
から4までの飽和炭化水素基を表し、mは1から3まで
の整数である。また、前記脂肪族アミノアルコールは、
モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタ
ノールアミンからなる群から選択される少なくとも一種
類であることが最適である。
【0025】前記4級アンモニウム塩基は、一般式R4 4
NOHで表される4級アンモニウム塩基であることが特
に好ましい。ただし、R4は炭素数1から4までの飽和
炭化水素基であり、好ましくは炭素数2から4までの飽
和炭化水素基である。また、前記4級アンモニウム塩基
はテトラプロピルアンモニウムヒドロキシドであること
が最適である。
【0026】前記塩基処理において用いる各試薬の使用
量比は、前記本発明の効果を奏する範囲内で適宜選択す
ることができるが、モレキュラーシーブ100gに対
し、有機塩基を0.0050〜0.50mol、水を5
〜200molの比で用いることが好ましく、モレキュ
ラーシーブ100gに対し、有機塩基を0.010〜
0.15mol、水を20〜80molの比で用いるこ
とがより好ましい。
【0027】前記塩基処理中の液温および浸漬する時間
は、前記本発明の効果を奏する範囲内で適宜選択するこ
とができるが、液温は120〜200℃の範囲が好まし
く、浸漬する時間は1〜192時間の範囲が好ましい。
前記液温は、特に好ましくは150〜180℃の範囲で
あり、前記浸漬時間は、特に好ましくは、2〜120時
間の範囲である。
【0028】前記塩基処理は、オートクレーブの中で行
うことが、高い圧力が得られるため好ましい。この時の
圧力は特に限定されないが、通常は自然発生圧力下で行
ってよく、また、より高い圧力をかけてもよい。
【0029】また、本発明の製造方法では、前記塩基処
理を複数回繰り返すことが、より触媒活性および安定性
に優れたチタンシリカライトモレキュラーシーブが得や
すいため好ましい。
【0030】本発明の製造方法において、前記塩基処理
に先立ち、前記未処理のチタンシリカライトモレキュラ
ーシーブを、酸性物質を含む酸性液に浸漬して酸処理す
ることを含むことが、より触媒活性および安定性に優れ
たチタンシリカライトモレキュラーシーブが得やすいた
め好ましい。この酸処理におけるメカニズムは、例え
ば、前記塩基処理について述べたメカニズムと同様であ
ると考えられる。
【0031】前記酸処理に際し、前記未処理のチタンシ
リカライトモレキュラーシーブを前記酸性液と均質に混
合することが好ましい。
【0032】前記酸性液は、前記の効果を奏する範囲内
で適宜選択することができるが、酸性物質の水溶液であ
ることが好ましい。また、前記酸性物質は、一般式R1
(COOH)xで表される脂肪酸を含むことが好まし
い。ただし、R1は炭素数1から4までの飽和炭化水素
基を表し、xは1または2である。さらに、前記酸性物
質は、塩化水素、硫酸、リン酸、硝酸およびフッ化水素
からなる群から選ばれる少なくとも一種類の無機酸を含
むことが好ましい。さらに、前記酸性物質は、塩化アン
モニウム、リン酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、硫
酸アンモニウムおよびフッ化アンモニウムからなる群か
ら選ばれる少なくとも一種類の酸性塩を含むことが好ま
しい。
【0033】前記酸処理において用いる各試薬の使用量
比は、前記の効果を奏する範囲内で適宜選択することが
できるが、モレキュラーシーブ100gに対し、酸性物
質を0.010〜2.0mol、水を5〜250mol
の比で用いることが好ましく、モレキュラーシーブ10
0gに対し、酸性物質を0.080〜0.80mol、
水を10〜100molの比で用いることがより好まし
い。
【0034】前記酸処理中の液温および浸漬する時間
は、前記の効果を奏する範囲内で適宜選択することがで
きるが、液温は5〜95℃の範囲が好ましく、浸漬する
時間は5〜360分の範囲が好ましい。前記液温は、特
に好ましくは15〜60℃の範囲であり、前記浸漬する
時間は、特に好ましくは10〜180分の範囲である。
【0035】前記酸処理は、複数回繰り返すことが、さ
らに触媒活性および安定性に優れたチタンシリカライト
モレキュラーシーブが得やすいため好ましい。また、前
記酸処理と前記塩基処理を交互に繰り返すことが、特に
触媒活性および安定性に優れたチタンシリカライトモレ
キュラーシーブが得やすいためより好ましい。
【0036】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0037】(実施形態1)以下に、本発明のチタンシ
リカライトモレキュラーシーブの製造方法の一例を示
す。まず、未処理のチタンシリカライトモレキュラーシ
ーブを準備する。この未処理のチタンシリカライトモレ
キュラーシーブとしては、特に限定されないが、TS−
1モレキュラーシーブが好ましい。合成方法も特に限定
されず、従来技術による合成方法、例えば前記サンガラ
らの文献(ゼオライト(Zeolite)、1992年、第1
2冊、第943頁〜第950頁)に記載の方法等により
合成したものを適宜用いることができる。前記未処理の
チタンシリカライトモレキュラーシーブは、合成したも
のをそのまま用いてもよいし、か焼した後用いてもよ
い。このときのか焼には有機テンプレートを用いてもよ
いし、用いなくてもよいが、有機テンプレートを用いて
か焼し、その後前記有機テンプレートを取り除いて用い
るのが好ましい。また、市販品が入手可能な場合は、そ
れをそのまま用いてもよい。
【0038】つぎに、前記未処理のチタンシリカライト
モレキュラーシーブを塩基処理する。まず、前記未処理
のチタンシリカライトモレキュラーシーブを、有機塩基
および水とよく混合する。有機塩基としては、前記各種
有機塩基を適宜用いることができる。これら有機塩基
は、単独で用いてもよいし、混合して用いてもよい。前
記有機塩基は、4級アンモニウム塩を含むことが好まし
く、特に、脂肪族アミノアルコールもしくは4級アンモ
ニウム塩またはこれらの混合物を用いることが好まし
い。この時用いるモレキュラーシーブ、有機塩基および
水の使用量比は、例えば、モレキュラーシーブ100g
に対し有機塩基0.005〜0.50mol、水5〜2
00molであり、好ましくは、モレキュラーシーブ1
00gに対し有機塩基0.010〜0.15mol、水
20〜80molである。そして、前記混合物をオート
クレーブに移し、自然発生圧力下において、120〜2
00℃の範囲で1〜192時間、好ましくは、150〜
180℃の範囲で2〜120時間反応させる。このと
き、必要に応じ、自然発生圧力より高い圧力をかけても
よい。その結果得られた生成物を濾過し、ついで洗浄
し、そして乾燥し、さらにか焼して、目的のチタンシリ
カライトモレキュラーシーブを得ることができる。
【0039】前記塩基処理は、一回だけ行ってもよい
が、複数回繰り返して行うと、前記骨格外チタン等をよ
り効果的に取り除くことができ、触媒活性および安定性
に優れたチタンシリカライトモレキュラーシーブが得や
すいため好ましい。
【0040】(実施形態2)以下に、本発明のチタンシ
リカライトモレキュラーシーブの製造方法のその他の一
例を示す。まず、未処理のチタンシリカライトモレキュ
ラーシーブを、実施形態1と同様にして準備する。
【0041】つぎに、前記未処理のチタンシリカライト
モレキュラーシーブを酸処理する。まず、前記未処理の
チタンシリカライトモレキュラーシーブを、酸性物質お
よび水とよく混合する。酸性物質としては、前記各種酸
性物質を適宜用いることができる。これら酸性物質は、
単独で用いてもよいし、混合して用いてもよい。前記酸
性物質の中でも、無機酸が特に好ましい。この時用いる
モレキュラーシーブ、酸性物質および水の使用量比は、
例えば、モレキュラーシーブ100gに対し酸性物質
0.010〜2.0mol、水5〜250molであ
り、好ましくは、モレキュラーシーブ100gに対し酸
性物質0.080〜0.80mol、水10〜100m
olである。そして、前記混合物を、5〜95℃の範囲
で5〜360分、好ましくは、15〜60℃の範囲で1
0〜180分反応させて、酸処理されたチタンシリカラ
イトモレキュラーシーブを得る。
【0042】そして、前記酸処理されたチタンシリカラ
イトモレキュラーシーブを、実施形態1と同様にして塩
基処理する。必要に応じ、塩基処理に先立って、洗浄お
よび乾燥を行ってもよい。前記塩基処理の結果得られた
生成物を濾過し、ついで洗浄し、そして乾燥し、さらに
か焼して、目的のチタンシリカライトモレキュラーシー
ブを得ることができる。
【0043】前記酸処理および塩基処理は、一回ずつの
み行ってもよいが、それぞれ複数回行ってもよく、酸処
理と塩基処理を交互に行ってもよいし、塩基処理のみを
複数回繰り返してもよい。そのようにすると、前記骨格
外チタン等をより効果的に取り除くことができ、触媒活
性および安定性に優れたチタンシリカライトモレキュラ
ーシーブが得やすいため好ましい。
【0044】最終的に得られるチタンシリカライトモレ
キュラーシーブ中のクリスタリットの有する空孔は、実
施形態2の方が実施形態1よりも大きい傾向がある。し
かし、どちらの方法でも本発明の目的を達成することが
可能である。
【0045】以上のようにして本発明のチタンシリカラ
イトモレキュラーシーブを製造することができるが、本
発明のチタンシリカライトモレキュラーシーブは以上の
製造方法に限られず、他の製造方法により製造してもよ
い。
【0046】本発明のチタンシリカライトモレキュラー
シーブは、触媒活性および安定性に優れ、特に酸化反応
の触媒として有用である。その使用方法は特に限定され
ず、従来公知の触媒、特に公知のチタンシリカライトモ
レキュラーシーブと同様の方法で使用することができ
る。また、本発明のチタンシリカライトモレキュラーシ
ーブは、モレキュラーシーブとしての物性を有している
から、上記の用途に限定されるものでなく、従来公知の
モレキュラーシーブと同様の用途に適宜用いることがで
きる。
【0047】
【実施例】本発明について、さらに、さまざまな具体的
実施例とともに説明する。以下の実施例では、TPAO
Hは、東京化成株式会社(Tokyo Kasei Organic Chemic
als)製の製品を用いた。他の試薬はすべて市販品を用
いた。チタンシリカライトモレキュラーシーブの透過型
電子顕微鏡画像は、日本電子株式会社製のJEM−20
00 FX−II 透過型電子顕微鏡(TEM)によっ
て撮影した。低温でのN2吸着脱着等温線は、ASTM
D4222−98の標準的な方法にしたがって測定し
た。X線回折結晶状態図は、Bruker D5005
機器(独国製)によって測定した。
【0048】(実施例1)まず、未処理のTS−1モレ
キュラーシーブを、引例(ゼオライト(Zeolite)、1
992年、第12冊、第943頁〜第950頁)の記載
に従い、以下の方法で合成した。すなわち、まず、2
2.5gのTEOS(テトラエチルオルトケイ酸エステ
ル)と7.0gのTPAOH溶液および59.8gの蒸
留水とをよく混合した。さらに、大気圧下において、6
0℃で1時間加水分解を行い、TEOS加水分解溶液を
得た。この溶液に、1.1gのテトラブチルチタン酸エ
ステルおよび5.0gの無水イソプロピルアルコールか
らなる溶液を、激しく攪拌しながらゆっくりと加えた。
得られた混合物を、75℃で3時間攪拌し、澄んだ透明
なコロイドを得た。このコロイドをステンレス製オート
クレーブに移し、自然発生圧力下において、温度を17
0℃で一定に保ちながら6日間置いた。その後、このよ
うにして得られた結晶化生成物の混合物を濾過し、pH
値が6〜8の範囲になるまで蒸留水で洗浄し、110℃
で1時間乾燥させて、合成したままのTS−1材料粉末
を得た。この合成したままのTS−1材料粉末を、空気
中において550℃で4時間か焼し、未処理のTS−1
モレキュラーシーブを得た。
【0049】前記未処理のTS−1モレキュラーシーブ
と硫酸溶液および水とを、モレキュラーシーブ100g
に対し硫酸0.15mol、水150molの比で均質
に混合した。つぎに、この混合物を90℃で5時間反応
させた。そして、得られた生成物を通常の方法で濾過、
洗浄および乾燥して、酸処理されたTS−1モレキュラ
ーシーブを得た。前記酸処理されたTS−1モレキュラ
ーシーブとトリエタノールアミン、TPAOHおよび水
とを、モレキュラーシーブ100gに対しトリエタノー
ルアミン0.20mol、TPAOH0.15mol、
水180molの比で混合した。つぎに、この混合物を
ステンレス製オートクレーブに移し、自然発生圧力下に
おいて、温度を190℃で一定に保ちながら12時間反
応させた。その後、冷却し、常圧にもどし、通常の方法
で濾過、洗浄、乾燥を行い、さらに空気中において55
0℃で3時間か焼し、本発明による改良されたTS−1
モレキュラーシーブを得た。
【0050】(実施例2)まず、未処理のTS−1モレ
キュラーシーブを、実施例1と同様の方法で合成した。
つぎに、前記未処理のTS−1モレキュラーシーブとフ
ッ化水素酸溶液および水とを、モレキュラーシーブ10
0gに対しフッ化水素酸0.25mol、水60mol
の比で均質に混合した。そして、この混合物を50℃で
3時間反応させた。通常の方法で濾過、洗浄および乾燥
を行い、酸処理されたTS−1モレキュラーシーブを得
た。前記酸処理されたTS−1モレキュラーシーブとT
PAOHおよび水とを、モレキュラーシーブ100gに
対しTPAOH0.010mol、水80molの比で
均質に混合した。つぎに、この混合物をステンレス製オ
ートクレーブに移し、自然発生圧力下において、温度を
170℃で一定に保ちながら24時間置いた。その後、
冷却し、常圧にもどし、通常の方法で濾過、洗浄、乾燥
を行い、さらに空気中において550℃で3時間か焼
し、本発明による改良されたTS−1モレキュラーシー
ブを得た。
【0051】(実施例3)まず、未処理のTS−1モレ
キュラーシーブを、実施例1と同様の方法で合成した。
つぎに、前記未処理のTS−1モレキュラーシーブとリ
ン酸溶液および水とを、モレキュラーシーブ100gに
対しリン酸1.55mol、水250molの比で均質
に混合した。そして、この混合物を68℃で0.3時間
反応させた。通常の方法で濾過、洗浄および乾燥を行
い、酸処理されたTS−1モレキュラーシーブを得た。
前記酸処理されたTS−1モレキュラーシーブとヘキサ
ンジアミンおよび水とを、モレキュラーシーブ100g
に対しヘキサンジアミン0.50mol、水200mo
lの比で均質に混合した。つぎに、この混合物をステン
レス製オートクレーブに移し、自然発生圧力下におい
て、温度を140℃で一定に保ちながら6日間置いた。
その後、冷却し、常圧にもどし、通常の濾過、洗浄、乾
燥を行い、さらに空気中において550℃で3時間か焼
し、本発明による改良されたTS−1モレキュラーシー
ブを得た。
【0052】(実施例4)まず、未処理のTS−1モレ
キュラーシーブを、実施例1と同様の方法で合成した。
つぎに、前記未処理のTS−1モレキュラーシーブと硝
酸アンモニウム溶液および水とを、モレキュラーシーブ
100gに対し硝酸アンモニウム3.25mol、水2
00molの比で均質に混合した。そして、この混合物
を大気温度(25℃)で1.5時間反応させた。通常の
方法で濾過、洗浄および乾燥を行い、酸処理されたTS
−1モレキュラーシーブを得た。前記酸処理されたTS
−1モレキュラーシーブとノルマルブチルアミンおよび
水とを、モレキュラーシーブ100gに対しノルマルブ
チルアミン0.18mol、水30molの比で均質に
混合した。つぎに、この混合物をステンレス製オートク
レーブに移し、自然発生圧力下において、温度を160
℃で一定に保ちながら4日間置いた。その後、冷却し、
常圧にもどし、通常の方法で濾過、洗浄、乾燥を行い、
さらに空気中において500℃で4時間か焼し、本発明
による改良されたTS−1モレキュラーシーブを得た。
【0053】(実施例5)前記合成したままのTS−1
材料粉末を、実施例1と同様にして合成した。この合成
したままのTS−1材料粉末と塩酸溶液および水とを、
モレキュラーシーブ100gに対し塩酸0.75mo
l、水260molの比で均質に混合した。つぎに、こ
の混合物を15℃で6.0時間反応させた。通常の方法
で濾過、洗浄および乾燥を行い、酸処理されたTS−1
モレキュラーシーブを得た。前記酸処理されたTS−1
モレキュラーシーブとブタンジアミンおよび水とを、モ
レキュラーシーブ100gに対しブタンジアミン0.3
0mol、水10molの比で均質に混合した。つぎ
に、この混合物をステンレス製のオートクレーブに移
し、自然発生圧力下において、温度を155℃で一定に
保ちながら3日間置いた。その後、冷却し、常圧にもど
し、通常の方法で濾過、洗浄、乾燥を行い、さらに空気
中において600℃で2時間か焼し、本発明による改良
されたTS−1モレキュラーシーブを得た。
【0054】(実施例6)まず、未処理のTS−1モレ
キュラーシーブを、実施例1と同様の方法で合成した。
つぎに、前記未処理のTS−1モレキュラーシーブとシ
ュウ酸溶液および水とを、モレキュラーシーブ100g
に対しシュウ酸4.5mol、水30molの比で均質
に混合した。そして、この混合物を80℃で2.5時間
反応させた。通常の方法で濾過、洗浄および乾燥を行
い、酸処理されたTS−1モレキュラーシーブを得た。
前記酸処理されたTS−1モレキュラーシーブとジエタ
ノールアミンおよび水とを、モレキュラーシーブ100
gに対しジエタノールアミン0.30mol、水50m
olの比で均質に混合した。つぎに、この混合物をステ
ンレス製オートクレーブに移し、自然発生圧力下におい
て、温度を165℃で一定に保ちながら2日間置いた。
その後、冷却し、常圧にもどし、通常の方法で濾過、洗
浄、乾燥を行い、さらに空気中において550℃で3時
間か焼し、本発明による改良されたTS−1モレキュラ
ーシーブを得た。
【0055】(実施例7)まず、未処理のTS−1モレ
キュラーシーブを、実施例1と同様の方法で合成した。
つぎに、前記未処理のTS−1モレキュラーシーブとフ
ッ化アンモニウム溶液および水とを、モレキュラーシー
ブ100gに対しフッ化アンモニウム0.05mol、
水80molの比で均質に混合した。そして、この混合
物を35℃で4.5時間反応させた。通常の方法で濾
過、洗浄および乾燥を行い、酸処理されたTS−1モレ
キュラーシーブを得た。前記酸処理されたTS−1モレ
キュラーシーブとテトラエチルアンモニウムヒドロキシ
ドおよび水とを、モレキュラーシーブ100gに対しテ
トラエチルアンモニウムヒドロキシド0.25mol、
水60molの比で均質に混合した。つぎに、この混合
物をステンレス製オートクレーブに移し、自然発生圧力
下において、温度を175℃で一定に保ちながら3日間
置いた。その後、冷却し、常圧にもどし、通常の方法で
濾過、洗浄、乾燥を行い、さらに空気中において550
℃で3時間か焼し、本発明による改良されたTS−1モ
レキュラーシーブを得た。
【0056】(実施例8)前記未処理のTS−1モレキ
ュラーシーブの代わりに実施例7で得られたTS−1モ
レキュラーシーブを用いる以外は実施例7と同様にして
目的とする本発明のTS−1モレキュラーシーブを得
た。つまり、実施例7の手順を二回繰り返すことによっ
て、すなわち、本発明の方法による酸処理および塩基処
理をそれぞれ複数回行うことによって、本発明による改
良されたTS−1モレキュラーシーブを得た。
【0057】(実施例9)まず、未処理のTS−1モレ
キュラーシーブを、実施例1と同様の方法で合成した。
つぎに、前記未処理のTS−1モレキュラーシーブとテ
トラエチルアンモニウムヒドロキシドおよび水とを、モ
レキュラーシーブ100gに対しテトラエチルアンモニ
ウムヒドロキシド0.25mol、水60molの比で
均質に混合した。そして、この混合物をステンレス製オ
ートクレーブに移し、自然発生圧力下において、175
℃で3日間置いた。その後、冷却し、常圧にもどし、通
常の方法で濾過、洗浄、乾燥を行い、さらに空気中にお
いて550℃で3時間か焼し、本発明による改良された
TS−1モレキュラーシーブを得た。
【0058】(実施例10)まず、未処理のTS−1モ
レキュラーシーブを、実施例1と同様の方法で合成し
た。つぎに、前記未処理のTS−1モレキュラーシーブ
とトリエタノールアミンおよび水とを、モレキュラーシ
ーブ100gに対しトリエタノールアミン0.25mo
l、水60molの比で均質に混合した。そして、この
混合物をステンレス製オートクレーブに移し、自然発生
圧力下において、150℃で3日間置いた。その後、冷
却し、常圧にもどし、通常の方法で濾過、洗浄、乾燥を
行い、さらに空気中において550℃で3時間か焼し、
本発明による改良されたTS−1モレキュラーシーブを
得た。
【0059】(実施例11)まず、未処理のTS−1モ
レキュラーシーブを、実施例1と同様の方法で合成し
た。つぎに、前記未処理のTS−1モレキュラーシーブ
とテトラエチルアンモニウムヒドロキシド、エチルアミ
ンおよび水とを、モレキュラーシーブ100gに対しテ
トラエチルアンモニウムヒドロキシド0.15mol、
エチルアミン0.10mol、水80molの比で均質
に混合した。つぎに、この混合物をステンレス製オート
クレーブに移し、自然発生圧力下において、175℃で
3日間置いた。その後、冷却し、常圧にもどし、通常の
方法で濾過、洗浄、乾燥を行い、さらに空気中において
550℃で3時間か焼し、本発明による改良されたTS
−1モレキュラーシーブを得た。
【0060】(比較例)未処理のTS−1モレキュラー
シーブを、実施例1と同様の方法で合成し、この未処理
のTS−1モレキュラーシーブを比較例とした。
【0061】(TEMによる写真撮影)実施例1〜実施
例11および比較例のチタンシリカライトモレキュラー
シーブについて、透過型電子顕微鏡(TEM)画像の写
真撮影を行った。図1〜図11に実施例1〜実施例11
の、図12に比較例のチタンシリカライトモレキュラー
シーブのTEM写真を示す。倍率は、図3(実施例3)
のみ2万5千倍、それ以外はすべて5万倍である。図示
のように、実施例のチタンシリカライトモレキュラーシ
ーブでは、空孔の明瞭な像がTEM写真により示され
た。これに対し、比較例のチタンシリカライトモレキュ
ラーシーブでは、空孔がTEM写真により明瞭に示され
なかった。
【0062】(X線回折)実施例1〜実施例11および
比較例のチタンシリカライトモレキュラーシーブについ
て、X線回折を行った。図13に、実施例1のチタンシ
リカライトモレキュラーシーブのX線回折結晶状態図を
示す。実施例2〜実施例11および比較例については、
特に図示しないが、図13と同様のパターンを示し、実
施例1と同様の結晶構造を有することが示された。
【0063】(ヒステリシスループ)実施例1〜実施例
11および比較例のチタンシリカライトモレキュラーシ
ーブについて、低温でのN2吸着脱着ヒステリシスを測
定した。図14〜図24に実施例1〜実施例11の、図
25に比較例1のチタンシリカライトモレキュラーシー
ブの、前記測定による等温線を示す。なお、図中の「S
TP」は、標準温度および標準圧力での測定であること
を示す。図14〜図24に示す通り、実施例のチタンシ
リカライトモレキュラーシーブは、N2の吸着等温線と
脱着等温線との間に、明らかなヒステリシスループが存
在した。これに対し、図25に示す通り、比較例のチタ
ンシリカライトにおけるそれらの等温線の間には明らか
なヒステリシスループは確認されなかった。また、出願
人らの研究によると、ヒステリシスループは、上記チタ
ンシリカライトモレキュラーシーブのクリスタリットに
おける空洞構造に関係しているらしい。すなわち、クリ
スタリットの有する空孔が大きくなればなるほど、上記
ヒステリシスループが大きくなる傾向があるようであ
る。
【0064】(触媒活性および選択性)実施例1〜実施
例11および比較例のチタンシリカライトモレキュラー
シーブについて、それぞれ触媒活性および選択性を測定
した。測定方法を以下に示す。
【0065】まず、冷却器を取り付けた三つ口フラスコ
を準備した。つぎに、その中にチタンシリカライトモレ
キュラーシーブ、フェノール(ヒドロキシベンゼン)お
よびアセトンを入れてよく混合した。この混合物の組成
は、重量比で、TS−1モレキュラーシーブ:フェノー
ル:アセトン=1:20.0:16.0とした。さら
に、前記混合物を通常の方法により80℃まで加熱し、
攪拌しながら、30重量%濃度の過酸化水素水を、フェ
ノールとH22の重量比が1:0.39となるように加
えた。そして、前記温度を維持したまま6時間反応を継
続した。得られた生成物は、30m×0.25mmのO
V−101毛管カラムを備えたバリアン(Varian)34
00クロマトグラフで分析した。その結果を表1に示
す。なお、表1において、フェノール転化率、ジヒドロ
キシベンゼン選択性および各生成物の選択性は、式1〜
式5により定義するものとする。
【0066】(式1) フェノール転化率(%)=((カテコールのmol数+
ヒドロキノンのmol数+キノンのmol数)/投入さ
れたフェノールのmol数)×100
【0067】(式2) ジヒドロキシベンゼン選択性(%)=((カテコールの
mol数+ヒドロキノンのmol数)/(カテコールの
mol数+ヒドロキノンのmol数+キノンのmol
数))×100
【0068】(式3) カテコール選択性(%)=(カテコールのmol数/
(カテコールのmol数+ヒドロキノンのmol数+キ
ノンのmol数))×100
【0069】(式4) ヒドロキノン選択性(%)=(ヒドロキノンのmol数
/(カテコールのmol数+ヒドロキノンのmol数+
キノンのmol数))×100
【0070】(式5) キノン選択性(%)=(キノンのmol数/(カテコー
ルのmol数+ヒドロキノンのmol数+キノンのmo
l数))×100
【0071】
【表1】
【0072】表1からわかる通り、フェノール選択性
は、実施例6が比較例とほぼ同じであり、それ以外の実
施例ではいずれも比較例よりも高かった。また、ジヒド
ロキシベンゼン選択性においては、すべての実施例が、
比較例よりも高い値を示した。
【0073】(触媒活性の安定性)実施例1および比較
例のチタンシリカライトモレキュラーシーブをフェノー
ルのヒドロキシル化に用いた場合における接触酸化の触
媒活性の安定性を以下の方法により調べた。
【0074】まず、実施例1および比較例のチタンシリ
カライトモレキュラーシーブをそれぞれ型から押し出
し、直径0.9〜1.25mmの範囲の円筒状粒子に成
形した。つぎに、この粒子を固定床反応器に充填した。
さらに、フェノールとアセトンとH22の重量比が1:
1.25:0.39の組成を有する反応物を準備した。
そして、この反応物を、大気圧下において、80℃で、
毎時間、触媒1g当たり1.0gのフェノールの割合で
触媒床を通過させ、一定時間ごとに生成物の組成を追跡
した。生成物の組成の追跡は、30m×0.25mmの
OV−101毛管カラムを備えたバリアン(Varian)3
400クロマトグラフで分析した。その結果を表2に示
す。フェノール転化率は、前記と同様、式1で定義され
る。
【0075】 (表2) (種々の反応時間に対応するフェノール転化率) 反応時間(h) フェノール転化率(%) 実施例1 比較例 1 21.45 13.55 2 24.63 15.29 7 24.48 14.34 17 22.14 13.49 19 22.20 14.16 22 22.55 12.19 25 22.65 12.19 31 24.58 10.89 33 24.75 10.49 40 21.37 8.46 43 21.21 8.19 46 22.18 9.18 49 23.74 9.09 53 23.89 7.69 56 23.76 6.19 65 21.06 5.16 70 22.21 5.09 76 20.43 4.94 79 20.98 5.14 89 20.23 4.86 92 20.17 4.61 94 21.12 4.29 96 20.19 3.99 100 20.11 3.18 120 20.54 3.07 140 20.41 2.95 160 20.08 2.94
【0076】表2からわかるとおり、本発明によって得
られたチタンシリカライトモレキュラーシーブは、比較
例で得られたチタンシリカライトモレキュラーシーブに
比べ、接触酸化の反応性および活動安定性に優れてい
る。上記反応を、チタンシリカライトモレキュラーシー
ブの触媒再生を行うことなく160時間行った場合、本
発明によるチタンシリカライトモレキュラーシーブ触媒
は高い触媒反応性を維持したが、比較例によるチタンシ
リカライトの反応性は明らかに低下した。すなわち、本
発明のチタンシリカライトモレキュラーシーブは、触媒
反応における安定性に優れている。
【0077】以上、実施例を示したが、本発明はこれに
限定されるものではない。例えば、実施例ではTS−1
モレキュラーシーブを用いたが、本発明はこれ以外のチ
タンシリカライトモレキュラーシーブにも用いることが
できる。また、触媒活性とその選択性および安定性の調
査では、フェノールのヒドロキシル化を行ったが、本発
明のチタンシリカライトモレキュラーシーブは、これ以
外の反応、特に接触酸化の触媒として好適に用いること
ができる。
【0078】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、触
媒活性および安定性に優れ、特に酸化反応の触媒として
有用なチタンシリカライトモレキュラーシーブおよびそ
の製造方法を提供することができる。本発明のチタンシ
リカライトモレキュラーシーブは、とりわけ芳香族化合
物または環式化合物の接触酸化にとって好都合である。
また、本発明のチタンシリカライトモレキュラーシーブ
は、モレキュラーシーブとしての物性を有しているか
ら、触媒用に限定されるものでなく、従来公知のモレキ
ュラーシーブと同様の用途に適宜用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のモレキュラーシーブの顕微鏡写真
(TEM写真)である。
【図2】実施例2のモレキュラーシーブの顕微鏡写真
(TEM写真)である。
【図3】実施例3のモレキュラーシーブの顕微鏡写真
(TEM写真)である。
【図4】実施例4のモレキュラーシーブの顕微鏡写真
(TEM写真)である。
【図5】実施例5のモレキュラーシーブの顕微鏡写真
(TEM写真)である。
【図6】実施例6のモレキュラーシーブの顕微鏡写真
(TEM写真)である。
【図7】実施例7のモレキュラーシーブの顕微鏡写真
(TEM写真)である。
【図8】実施例8のモレキュラーシーブの顕微鏡写真
(TEM写真)である。
【図9】実施例9のモレキュラーシーブの顕微鏡写真
(TEM写真)である。
【図10】実施例10のモレキュラーシーブの顕微鏡写
真(TEM写真)である。
【図11】実施例11のモレキュラーシーブの顕微鏡写
真(TEM写真)である。
【図12】比較例のモレキュラーシーブの顕微鏡写真
(TEM写真)である。
【図13】実施例1のモレキュラーシーブのX線回折結
晶状態図である。
【図14】実施例1のモレキュラーシーブの、標準温度
および標準圧力におけるN2吸着脱着等温線である。
【図15】実施例2のモレキュラーシーブの、標準温度
および標準圧力におけるN2吸着脱着等温線である。
【図16】実施例3のモレキュラーシーブの、標準温度
および標準圧力におけるN2吸着脱着等温線である。
【図17】実施例4のモレキュラーシーブの、標準温度
および標準圧力におけるN2吸着脱着等温線である。
【図18】実施例6のモレキュラーシーブの、標準温度
および標準圧力におけるN2吸着脱着等温線である。
【図19】実施例6のモレキュラーシーブの、標準温度
および標準圧力におけるN2吸着脱着等温線である。
【図20】実施例7のモレキュラーシーブの、標準温度
および標準圧力におけるN2吸着脱着等温線である。
【図21】実施例8のモレキュラーシーブの、標準温度
および標準圧力におけるN2吸着脱着等温線である。
【図22】実施例9のモレキュラーシーブの、標準温度
および標準圧力におけるN2吸着脱着等温線である。
【図23】実施例10のモレキュラーシーブの、標準温
度および標準圧力におけるN2吸着脱着等温線である。
【図24】実施例11のモレキュラーシーブの、標準温
度および標準圧力におけるN2吸着脱着等温線である。
【図25】比較例のモレキュラーシーブの、標準温度お
よび標準圧力におけるN2吸着脱着等温線である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 汪 燮卿 中華人民共和国北京市海澱區學院路18號 (72)発明者 朱 斌 中華人民共和国北京市海澱區學院路18號

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MFI構造を有するチタンシリカライト
    モレキュラーシーブであって、前記モレキュラーシーブ
    の各クリスタリットが空の孔を有することを特徴とする
    チタンシリカライトモレキュラーシーブ。
  2. 【請求項2】 前記クリスタリットにおける空の孔の長
    半径が5〜300nmの範囲である請求項1に記載のチ
    タンシリカライトモレキュラーシーブ。
  3. 【請求項3】 25℃およびP/P0=0.10で1時
    間測定された前記モレキュラーシーブのベンゼン吸着能
    力が、少なくとも70mg/gである請求項1または2
    に記載のチタンシリカライトモレキュラーシーブ。
  4. 【請求項4】 前記モレキュラーシーブの結晶粒は、単
    一のクリスタリットまたは複数のクリスタリットの集合
    体を含み、前記クリスタリットが空の孔を有する請求項
    1から3のいずれかに記載のチタンシリカライトモレキ
    ュラーシーブ。
  5. 【請求項5】 未処理のMFI型チタンシリカライトモ
    レキュラーシーブを、有機塩基の水溶液と均質に混合
    し、オートクレーブの中で、自然発生圧力下において、
    120〜200℃の範囲で1〜192時間浸漬して塩基
    処理し、得られた生成物を回収することを含むチタンシ
    リカライトモレキュラーシーブの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記有機塩基は、脂肪族アミン、脂肪族
    アミノアルコールもしくは4級アンモニウム塩基または
    それらの混合物からなる群から選択される請求項5に記
    載の製造方法。
  7. 【請求項7】 脂肪族アミンが、一般式R2(NH2n
    で表される脂肪族アミンである請求項5または6に記載
    の製造方法。ただし、R2は炭素数1から6までの飽和
    炭化水素基を表し、nは1または2である。
  8. 【請求項8】 脂肪族アミンが、エチルアミン、ノルマ
    ルブチルアミン、ブタンジアミンまたはヘキサンジアミ
    ンからなる群から選択される少なくとも一種類である請
    求項5から7のいずれかに記載の製造方法。
  9. 【請求項9】 脂肪族アミノアルコールが、一般式(H
    OR3mNH3-mで表される脂肪族アミノアルコールで
    ある請求項5から8のいずれかに記載の製造方法。ただ
    し、R3は炭素数1から4までの飽和炭化水素基を表
    し、mは1から3までの整数である。
  10. 【請求項10】 脂肪族アミノアルコールが、モノエタ
    ノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールア
    ミンからなる群から選択される少なくとも一種類である
    請求項9に記載の製造方法。
  11. 【請求項11】 4級アンモニウム塩基が、一般式R4 4
    NOHで表される4級アンモニウム塩基である請求項5
    から10のいずれかに記載の製造方法。ただし、R4
    炭素数1から4までの飽和炭化水素基である。
  12. 【請求項12】 4級アンモニウム塩基がテトラプロピ
    ルアンモニウムヒドロキシドである請求項11に記載の
    製造方法。
  13. 【請求項13】 モレキュラーシーブ100gに対し、
    有機塩基を0.0050〜0.50mol、水を5〜2
    00molの比で用いる請求項5から12のいずれかに
    記載の製造方法。
  14. 【請求項14】 モレキュラーシーブ100gに対し、
    有機塩基を0.010〜0.15mol、水を20〜8
    0molの比で用いる請求項5から12のいずれかに記
    載の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記塩基処理を、自然発生圧力下にお
    いて、150〜180℃の範囲で、2〜120時間行う
    請求項5から14のいずれかに記載の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記塩基処理を複数回繰返す請求項5
    から15のいずれかに記載の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記塩基処理に先立ち、前記未処理の
    MFI型チタン−シリカライトモレキュラーシーブを、
    酸性物質の水溶液と均質に混合し、5〜95℃の範囲で
    5〜360時間浸漬して酸処理することをさらに含む請
    求項5から16のいずれかに記載の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記酸性物質は、一般式R1(COO
    H)xで表される脂肪酸を含む請求項17に記載の製造
    方法。ただし、R1は炭素数1から4までの飽和炭化水
    素基を表し、xは1または2である。
  19. 【請求項19】 前記酸性物質は、塩化水素、硫酸、リ
    ン酸、硝酸およびフッ化水素からなる群から選ばれる少
    なくとも一種類の無機酸を含む請求項17または18に
    記載の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記酸性物質は、塩化アンモニウム、
    リン酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、硫酸アンモニ
    ウムおよびフッ化アンモニウムからなる群から選ばれる
    少なくとも一種類の酸性塩を含む請求項17から19の
    いずれかに記載の製造方法。
  21. 【請求項21】 モレキュラーシーブ100gに対し、
    酸性物質を0.010〜2.0mol、水を5〜250
    molの比で用いる請求項17から20のいずれかに記
    載の製造方法。
  22. 【請求項22】 モレキュラーシーブ100gに対し、
    酸性物質を0.080〜0.80mol、水を10〜1
    00molの比で用いる請求項17から21のいずれか
    に記載の製造方法。
  23. 【請求項23】 前記酸処理を、15〜60℃の範囲で
    10〜180分行う請求項17から21のいずれかに記
    載の製造方法。
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