JP2015142913A5 - - Google Patents

Claims (13)

1. 水素供与体を処理する方法であって、
   太陽エネルギー集中装置によって太陽エネルギーを集中させるステップと、
   集中させた前記太陽エネルギーを、前記太陽エネルギー集中装置の焦点域に配置された反応領域に向けるステップと、
   前記反応領域において、集中させた前記太陽エネルギーを用いて水素供与体を分解生成物に分解するステップと、および、
   前記分解生成物から、
   （ａ）炭素、窒素、ホウ素、ケイ素、遷移金属、および、硫黄からなる群から選択される少なくともひとつをベースとする構造用ブロック材料、ならびに、
   （ｂ）水素ベース燃料、
   からなる群から選択される少なくともひとつを供給するステップと、
   を含むことを特徴とする方法。
2. 前記水素供与体が、メタンを含み、および、
   前記供給するステップが、水素、ならびに、炭素、二酸化炭素、および、一酸化炭素からなる群から選択される少なくともひとつを供給するステップを含む、
   ことを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 前記水素供与体が炭化水素を含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
4. 前記水素供与体が窒素化合物を含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
5. 前記太陽エネルギー集中装置と前記焦点域の間に配置された放射制御構造体を操作するステップをさらに含み、
   前記操作するステップは、
   前記放射制御構造体の、第一の放射エネルギー吸収率および第一の放射エネルギー射出率を有する第一の表面を、前記太陽エネルギーが閾値を上回るとき、前記太陽エネルギー集中装置に向けるように配置するステップと、ならびに、
   前記放射制御構造体の、前記第一の放射エネルギー吸収率より小さい第二の放射エネルギー吸収率、および、前記第一の放射エネルギー射出率よりも大きい第二の放射エネルギー射出率を有する第二の表面を、前記太陽エネルギーが前記閾値を下回るとき、前記焦点域に向けるように配置するステップと、
   によって操作される、
   ことを特徴とする請求項１に記載の方法。
6. 前記太陽エネルギーが閾値を上回るとき、
   前記太陽エネルギー集中装置を太陽に向けて配向させるステップと、および、
   集中させた前記太陽エネルギーを反応領域に向けるステップと、
   をさらに含み、ならびに、
   前記太陽エネルギーが前記閾値を下回るとき、
   前記構造用ブロック材料および前記水素ベース燃料の少なくともひとつを冷却するために、前記太陽エネルギー集中装置を放射エネルギーが比較的小さい空中の場所に向くように太陽からそむけて配向させることにより、前記焦点域における熱を分散するステップと、
   をさらに含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
7. 熱交換器を前記焦点域に整合させるステップと、および、
   前記構造用ブロック材料および前記水素ベース燃料の少なくともひとつに、前記熱交換器からの熱交換器流体を向けるステップと、
   をさらに含むことを特徴とする請求項６に記載の方法。
8. 反応体を処理する方法であって、
   反応器に入来している太陽エネルギーが、閾値を上回るときに、
   太陽エネルギー集中装置を太陽に向かうように配置することによって、太陽エネルギーを太陽エネルギー集中装置の焦点域に集中させるステップと、
   前記太陽エネルギー集中装置を反応領域に向けるステップと、
   前記反応体を前記反応領域に向けるステップと、および、
   前記反応領域において、前記反応体の吸熱反応を実行するステップと、
   を含み、ならびに、
   反応器に入来している太陽エネルギーが、閾値よりも下回るときに、
   放射エネルギーが比較的小さい空中の場所に向くように前記太陽エネルギー集中装置を太陽からそむけて配向させることにより、前記太陽エネルギー装置の前記焦点域における熱を分散させるステップと、
   を含むことを特徴とする方法。
9. 分解生成物から、
   （ａ）炭素、窒素、ホウ素、ケイ素、遷移金属、および、硫黄からなる群から選択される少なくともひとつをベースとする構造用ブロック材料、ならびに、
   （ｂ）水素ベース燃料、
   からなる群から選択される少なくともひとつを供給するステップ、
   をさらに含むことを特徴とする請求項８に記載の方法。
10. 前記吸熱反応を実行するステップが、前記反応領域において水素供与体を分解するステップを含み、および、
    前記熱を分散させるステップが、吸熱反応からの熱を分散させるステップを含む、
    ことを特徴とする請求項８に記載の方法。
11. 前記熱を分散させるステップが、メタノールの液化を含むことを特徴とする請求項８に記載の方法。
12. 前記熱を分散させるステップが、二酸化炭素の液化を含むことを特徴とする請求項８に記載の方法。
13. 前記熱を分散させるステップが、熱交換器を前記焦点域に整合させるために、前記熱交換器および前記太陽エネルギー集中装置の少なくともひとつを相対的に移動することによって、熱交換器流体を保有する熱交換器からの熱を分散させることを含む、
    ことを特徴とする請求項８に記載の方法。