JP2011192373A - メモリ用ナノセンス増幅器 - Google Patents

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Abstract

【課題】大容量化してもセンス増幅器数の増大を回避し、チップ面積の低減が可能なメモリ用センス増幅器を提供する。
【解決手段】メモリの一連のセル用のセンス増幅器であって、CMOSインバータを備えており、その入力部が前記センス増幅器の入力端子へ直接または間接的に接続され、かつ、その出力部が前記一連のセルをアドレス指定する局所ビットラインへ接続されることを意図して前記センス増幅器の出力端子へ接続されている書き込みステージと、センストランジスタを備えており、そのゲートが前記インバータの出力部へ接続され、かつ、そのドレインが前記インバータの入力部へ接続されている読み取りステージとを含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、一般にメモリに関し、より詳細には一連のメモリセルのセンス増幅器に関する。
従来のセンス増幅器では一般に、ライン、いわゆるビットラインを介して約256〜1024個のメモリセルがアドレス指定される。この従来のセンス増幅器は更に詳しくは、ビットラインと、基準線として使用される相補的ビットラインとで作動する差動増幅器である。
動的なDRAMメモリの性能を増大させるための従来技術は、センス増幅器によってアドレス指定されたセルの数の減少にある(参照がビットラインの長さの減少に対しても行われる)。しかしながら、メモリを構成するセルのすべてをアドレス指定するためには、より多くのセンス増幅器を設ける必要があり、メモリの管理のために、有効表面積を消費して実際のメモリの不利益となる限り、これにより、全体的な有効性が失われることとなる。
この効率の損失に対処するために、非特許文献1には、局所ビットラインを介して、少しのセル(典型的には32個のセル)をアドレス指定するが、極めて少ない(典型的には3個の)トランジスタからなるセンス増幅器、いわゆるマイクロセンス増幅器に基づいたアーキテクチャ階層が示されている。
この論文は、異なるメモリセルが絶縁体上シリコン基板(SOI)上に作られるアーキテクチャを提案している、ということに留意されたい。これらの異なるマイクロセンス増幅器は、バルク基板上またはSOI基板上のいずれか一方に形成されている。
それぞれのマイクロセンス増幅器には、2本の主ビットラインRBL(読み取りビットライン)及びWBL(書き込みビットライン)に接続された2つの入力端子がある。これらの主ビットラインは、そのマイクロセンス増幅器の出力端子へ接続された局所ビットラインLBLを介して並列にアドレス指定されたセルの読み取り/書き込み操作を制御する。
2本の主ビットラインを採用することで、この論文によって提案されたアーキテクチャは、独立型メモリを製造するために置き換えられることができず、そのために、組込メモリの製造に制限されたままである、という問題が明らかになる。
更に、各マイクロセンス増幅器は、より少ないメモリセル(典型的には16〜32個)しかアドレス指定できないので、比較的多くのマイクロセンス増幅器(2Mbitメモリに対し64k〜128k)が必要になる。したがって、マイクロセンス増幅器のサイズが比較的小さくなる(3個のトランジスタのみ)にもかかわらず、センス増幅器機能のために著しく表面を消費し、メモリ機能の不利益になるという上記の短所が部分的に残される。
J.Barch氏ら、「A 500 MHz Random Cycle,1.5 ns Latency,SOI Embedded DRAM Macro Featuring a Three−Transistor Micro Sense Amplifier」、ISSCC(2007)(486〜487ページ)
本発明の目的は、上記論文において提案されたアーキテクチャ階層の短所を乗り越えることができる技術を提案することである。
課題を解決する手段
この目的のために、本発明は、第1の態様によれば、書き換え可能メモリの一連のセル用センス増幅器であって、
CMOSインバータを備えており、その入力部がセンス増幅器の入力端子へ直接または間接的に接続され、かつ、その出力部が一連のセルをアドレス指定する局所ビットラインへ接続されることを意図してセンス増幅器の出力端子へ接続されている書き込みステージと、
センストランジスタを備えており、そのゲートがインバータの出力部へ接続され、かつ、そのドレインがインバータの入力部へ接続されている読み取りステージと
を含むセンス増幅器を提案する。
第1実施形態によれば、書き込みステージの入力部は、インバータの入力端子へ直接、接続されており、該入力端子は、並列接続された複数のセンス増幅器をアドレス指定するであろう主ビットラインへ接続されるように意図されている。
第2実施形態によれば、読み取りステージは、センストランジスタに対して相補的である付加的トランジスタを備え、該付加的トランジスタとセンストランジスタとがCMOSインバータを形成しており、その入力部が書き込みステージの出力部へ接続され、かつ、その出力部が書き込みステージのインバータの入力部へ接続されている。
この第2実施形態では、書き込みステージの入力部は、トランジスタを備えている復号化用ステージを介してインバータの入力端子へ間接的に接続されていてもよく、このトランジスタのドレインはセンス増幅器の入力端子へ接続され、かつ、そのソースは書き込みステージの入力部へ接続されている。
センス増幅器の1つ以上のトランジスタは、マルチゲート・トランジスタである。これらのマルチゲート・トランジスタのゲートの1つのバイアスかけは、一連のセル内におけるデータの書き込み、読み取りおよび保持のための操作の間に修正することができる。
本発明の第1の態様によるセンス増幅器は、絶縁層によってベース基板から隔てられた半導体材料からなる薄い層を備えている絶縁体上半導体基板の上に優先的に作られており、トランジスタの各々は、ベース基板内でチャネルの下方に形成され、トランジスタの閾値電圧を調整するためにバイアスをかけることが可能なバック・コントロール・ゲートを有している。
第2の態様によれば、本発明は、SeOI基板の上に作られた本発明の第1の態様によるセンス増幅器を制御するための方法であって、バック・コントロール・ゲートのバイアスが、一連のセル内におけるデータの書き込み、読み取りおよび保持のための操作の間に修正される方法に関する。
読み取り操作の間に、バック・コントロール・ゲートのバイアスを制御することによって、書き込みステージのトランジスタの閾値電圧は上げることができ、また、読み取りステージのトランジスタの閾値電圧は下げることができる。
書き込み操作の間に、バック・コントロール・ゲートのバイアスを制御することによって、書き込みステージのトランジスタの閾値電圧は下げることができ、また、読み取りステージの1つの(または複数の)トランジスタの閾値電圧は上げることができる。
保持操作の間に、局所ビットラインは、書き込みステージのトランジスタの1つを介して放電することができ、そのために、バック・コントロール・ゲートのバイアスは、その閾値電圧を低下させるように制御される。
更に別の態様によれば、本発明は、局所ビットラインおよびワードラインへ接続されたセルのマトリックスアレイであって、本発明の第1の態様によるセンス増幅器を含むことを特徴とするセルのマトリックスアレイに関する。
これらのセルのマトリックスアレイでは、センス増幅器は、1つ以上のセンス増幅器バンクに配置されてもよく、また、このマトリックスアレイは、それぞれのバンクに隣接して配置され、かつ、該バンクを直接駆動するように構成されたカラム復号器を更に備えていてもよい。更に、論理回路をセンス増幅器バンクまたはカラム復号器に隣接して配置することができる。
別の態様によれば、本発明はセルのマトリックスアレイを含むメモリに関する。
メモリセルおよびメモリのセンス増幅器は、絶縁体上半導体基板の上に優先的に作られている。
さらに別の態様によれば、本発明は、主ビットラインを介して、本発明の上記第1の態様における第1実施形態による複数のセンス増幅器へ接続されるように意図された主センス増幅器であって、読み取り操作の間にセルによって送信された信号を増幅するステージと、上記読み取り操作に続いて、増幅された上記信号を上記主ビットラインの上に返送する切換可能な高インピーダンス・インバータステージとを備えていることを特徴とする主センス増幅器に関する。
更に別の態様によれば、本発明は、センス増幅器であって、
CMOSインバータを備えており、その入力部がセンス増幅器の入力端子へ直接あるいは間接的に接続され、かつ、その出力部が局所ラインへ接続されるように意図されたセンス増幅器の出力端子へ接続されている書き込みステージと、
センストランジスタを備えており、そのゲートが上記インバータの出力部へ接続され、かつ、そのドレインが上記インバータの入力部へ接続されている読み取りステージと
を含んでおり、
上記書き込みステージおよび上記読み取りステージの1つ以上のトランジスタが独立型ダブルゲート・トランジスタである、センス増幅器に関する。
さらに別の態様によれば、本発明は、センス増幅器およびカラム復号器を備えているセルのマトリックスアレイであって、上記センス増幅器が1つ以上のセンス増幅器バンク内に交互配置のない(non−staggered)方式で配置されていると共に、カラム復号器がそれぞれのバンクに隣接して配置され、かつ、前記バンクを直接駆動するように構成されている、セルのマトリックスアレイに関する。
本発明の他の態様、目的および利点は、非限定的な例として付与されたその好ましい実施形態の以下の詳細な説明を読み、添付された図面を参照することで、いっそう明らかになるであろう。
本発明の第1実施形態に適用されたアーキテクチャ階層を示す図である。 本発明の第1実施形態によるナノセンス増幅器を示す図である。 バック・コントロール・ゲートを有する典型的なトランジスタを示す図である。 バック・コントロール・ゲートを有する典型的なトランジスタを示す図である。 図2によるナノセンス増幅器の可能なトポロジーを示す図である。 メモリマトリックスのカラムに沿った、図2によるナノセンス増幅器の可能な構成を示す図である。 図2による複数のナノセンス増幅器へ向けて/からデータを転送するように意図された主センス増幅器を示す図である。 本発明の第2実施形態によるナノセンス増幅器を示す図である。 従来技術のアレイアーキテクチャを示す図である。 本発明によるナノセンス増幅器を2バンクで使用する革新的なアレイアーキテクチャを示す図である。 図8aのアーキテクチャにおけるバンクのナノセンス増幅器の各々を復号化するためのバスの詳しい構成を示す図である。 本発明によるナノセンス増幅器を2バンクで使用する革新的な拡張アレイアーキテクチャを示す図である。 図9aのアーキテクチャにおけるバンクのナノセンス増幅器の各々を復号化するためのバスの詳しい構成を示す図である。
第1の態様による本発明は、メモリの一連のセルのセンス増幅器(いわゆるナノセンス増幅器)に関する。
本発明の第1実施形態に適用されたアーキテクチャ階層が図1に示されており、それによれば、ナノセンス増幅器nSAは、局所ビットラインLBLを介して、一連のメモリセル、典型的には128〜512個のメモリセルをカバーしている。
このナノセンス増幅器nSAは、主ビットラインMBLを介して、主センス増幅器MSAへ向けて/からデータを転送する。主ビットラインMBLは、一連のナノセンス増幅器nSA、典型的には16〜32個のナノセンス増幅器nSAをカバーしている。
主センス増幅器MSAは更にまた、ライン、いわゆるデータラインDLへ接続されており、データラインDL上では、読み取り/書き込みデータがメモリセル内で循環する。
本発明の第1実施形態の記載から、ナノセンス増幅器nSAが読み取りおよび書き込みの機能をもたらし、一方で、ナノセンス増幅器nSAと周辺回路との間のインターフェイスを形成する主センス増幅器MSAによって、リフレッシュ機能が達成されるということに留意されたい。
ナノセンス増幅器nSAは主センス増幅器MSAとの間に単一の接続部(主ビットラインMBL)を有しているということ、及び、組込メモリの領域と独立型メモリの領域との双方において金属化の幅(metallization width)の点に関する制約を満たすことができるということに、今から気づくであろう。
図2に示されたように、本発明の第1実施形態によるナノセンス増幅器nSAは、3つのトランジスタT1、T2、T3のみを含んでいる。
このナノセンス増幅器nSAは更に詳しくは、主ビットラインMBLへ接続された入力端子Eと、この入力端子Eを介して、局所ビットラインLBLへ接続された出力端子Sとを備えている。
このナノセンス増幅器nSAは、CMOSインバータを備える書き込みステージを備えており、その入力部が入力端子Eへ直接、接続され、かつ、その出力部が出力端子Sへ接続されている。
CMOSインバータは、電源電位を印加するための2つの端子、即ち、それぞれVDDおよびGNDの間に、第1型のチャネルがあるトランジスタと、これに直列状となる第2型のチャネルがあるトランジスタとを備えている。
図示されたこの実施形態では、インバータは、そのソースが電位VDD(高い電圧状態)へ接続されたP型トランジスタT1と、そのソースが電位GND(低い電圧状態)へ接続されたN型トランジスタT2とを備えている。
インバータのトランジスタのゲートは、結合され、かつ、主ビットラインMBLへ接続されている。トランジスタT1およびT2の直列状連結の中間点(インバータの出力部)は、局所ビットラインLBLへ接続されている。
このナノセンス増幅器nSAは、トランジスタT3、ここではN型チャネルトランジスタによって形成された読み取りステージを更に備えており、そのトランジスタのゲートは、インバータの出力部および局所ビットラインLBLに接続され、そのトランジスタのドレインは、インバータの入力部および主ビットラインMBLに接続され、更に、そのトランジスタのソースは、電源電位PGNDを印加するための端子に接続されている。
本発明の好ましい実施形態の範囲内で、ナノセンス増幅器nSAは、絶縁層によってベース基板から隔てられた半導体材料からなる薄い層を備える絶縁体上半導体基板(semiconductor-on-insulator substrate)の上に作られている。これらのトランジスタの各々は、ベース基板内でチャネルの下方に形成されていると共に、そのトランジスタの閾値電圧を調整するためにバイアスをかけることのできるバック・コントロール・ゲートを有している。トランジスタT1、T2およびT3のバック・コントロール・ゲートにそれぞれ印加されたバイアスは、参照符号Vbg1、Vbg2およびVbg3によって図に示されている。
閾値電圧の調整は、状況に左右されるものの、それによって、実際に阻止されるかまたは導通するかということを保証するように、トランジスタの動作を強制することができる点で特に有利である、ということに気づくであろう。これと共に、ナノセンス増幅器nSAの動作をいっそう確実に行うことができ、従って、その動作マージンは増大するであろう(これにより、より多数のメモリセルの、ナノセンス増幅器nSAとの関連が可能になる)。
図3aには、フロント・コントロール・ゲートGに対向して置かれるように、BOX絶縁層の下のベース基板内に配置されたバック・コントロール・ゲートBGを有するP型トランジスタが示されている。バック・コントロール・ゲートBGはここでは、ベース基板からN型伝導性ウェルCによって隔てられたP型ドープ領域により形成されている。
図3bには、フロント・コントロール・ゲートGに対向して置かれるように、絶縁層の下のベース基板内に配置されたバック・コントロール・ゲートBGを有するN型トランジスタが示されている。バック・コントロール・ゲートBGはここでは、ベース基板からP型伝導性ウェルCによって隔てられたN型ドープ領域により形成されている。
図3aおよび図3bにおいて、これらのトランジスタは、(通常の電圧条件下の)トップコントロールゲートによって誘導された電界が埋め込み酸化層BOXに達することができる程度に十分薄いチャネル/ボディ領域によって定義された完全空乏型のSeOIトランジスタである。
チャネルがN型の伝導性とP型伝導性のバック・コントロール・ゲートとを有するトランジスタは、きわめて高い閾値電圧を持っている。この閾値電圧はその後、バック・コントロール・ゲートに正の電圧を印加することによって、減少するであろう。チャネルがN型の伝導性とN型伝導性のバック・コントロール・ゲートとを有するトランジスタは、それがバック・コントロール・ゲートに正の電圧を印加することによって減少するであろう名目上の(nominal)閾値電圧を有する。
バック・コントロール・ゲートを介するトランジスタの閾値電圧の変化は、Vth=Vt0−α.VBGと定式化することができる。ここで、Vthはトランジスタの閾値電圧を表し、VBGはバック・コントロール・ゲートに印加された電圧を表し、Vt0は(N型またはP型のいずれのバック・コントロール・ゲートが使用されるかに応じて仕事関数によってシフト可能な)名目上の閾値電圧を表し、αはトランジスタの形状に関する係数を表している。
図2のナノセンス増幅器によって適用することのできる異なった書き込み、読み取りおよび保持のための操作は、以下に説明される。
読み取り
局所ビットラインLBLへ接続されたメモリセルCi、Cj内に記憶され、かつ、ライン、いわゆるワードライン(図示せず)によって選択された、データの読み取り操作の間において、読み取りステージのトランジスタT3はセンサであり、一方、読み取りステージのトランジスタT1およびT2は、選択されたセルからの信号の毀損を回避するためにブロックされる。
インバータは、その入力部EにVDD/2の電圧(潜在的に浮動する電圧)を有する。
高い電圧が、P型トランジスタT1のバック・コントロール・ゲートへ印加されるが(Vbg1は例えば、高い電圧状態VDDにある)、その理由は、その閾値電圧をVDD/2より高く設定し、それによって、トランジスタT1をブロックするためである。もし、これが充分であると分からないときには、この読み取り操作の間にトランジスタT2の電源電位VDDを、VDD/2のような回路にすでに存在している電圧を典型的には用いて、減少させることも可能である。
更に、低い電圧が、N型トランジスタT2のバック・コントロール・ゲートへ印加されるが(Vbg2は例えば、低い電圧状態GNDにある)、その理由は、その閾値電圧をVDD/2より高く設定し、それによって、トランジスタT1をブロックするためである。もし、これが充分であると分からないときには、この操作の間にトランジスタT1の電源電位GNDを、VDD/2のような回路にすでに存在している電圧を典型的には用いて、例えば数百ミリボルトだけ増大させることも可能である。
読み取られるように選択されたセルは、典型的には、それが「1」を含んでいるときには200〜300mVをもたらし、「0」を含んでいるときには0mVをもたらす。
高い電圧が、N型センストランジスタT3のバック・コントロール・ゲートへ印加されるが(Vbg3は例えば、高い電圧状態VDDにある)、その理由は、その閾値電圧を局所ビットラインLBLによってゲートにもたらされた水準より低くするためである。トランジスタT3の電源電位PGNDはここでは、低い電圧状態、例えばGNDにある。
局所ビットラインLBLに「1」が存在している場合、センストランジスタT3は導通状態にされ、主センス増幅器MSAはその後、トランジスタT3を通って主ビットラインMBL内に流れている電流を検出するか、または、そのノードが初めに浮動していた場合には、主ビットラインMBLにおける電圧レベルの変動(T3が導通状態にあるため低下する)を感知する。
局所ビットラインLBLに「0」が存在している場合、センストランジスタT3はブロックされ、主センス増幅器MSAはその後、主ビットラインMBLにゼロ電流を検出するか、または、主ビットラインMBLに変更されなかった電圧レベルを感知する。
書き込み
局所ビットラインLBLへ接続されたメモリセルCi、Cj内に記憶され、かつ、ワードラインによって選択されたデータの書き込み操作の間において、読み取りステージのトランジスタT3は、主ビットラインMBLを介した主センス増幅器MSAからの信号の毀損を回避するためにブロックされ、一方、読み取りステージのトランジスタT1およびT2は、この主ビットラインMBLからの信号を局所ビットラインLBLに向けてできるだけ効率的に導く。
以下において、「0」の書き込み(0の書き込み操作)と「1」の書き込み(1の書き込み操作)との間で、区別が行われる。
0の書き込み
インバータステージは、その入力部において、主ビットラインMBLを介して、「1」を有している。
低い状態の電圧が、P型トランジスタT1のバック・コントロール・ゲート1へ印加されるが(Vbg1は例えば、GNDにある)、その理由は、その閾値電圧をできるだけ低くするためである(好ましくは、VDD/2よりも低く、例えば、絶対値で約100〜200mV)。トランジスタT1は、そのフロント・コントロール・ゲートに高い状態の電圧を受ける限り、ブロックされる。トランジスタT1の電源電位はVDDに維持されるので、並列接続された(すなわち、同一の電源電位を共有している)他のナノセンス増幅器は、同時に「1」の書き込みを実行することができる。
高い状態の電圧が、N型トランジスタT2のバック・コントロール・ゲートへ印加されるが(Vbg2は例えば、VDDにある)、その理由は、その閾値電圧を低くするためである(好ましくは、VDD/2よりも低く、例えば、絶対値で約100〜200mV)。トランジスタT2は、そのフロント・コントロール・ゲートに高い状態の電圧を受け、それゆえ導通している。その閾値電圧が低くされたものである限り、トランジスタT2の伝導レベルは増大される(または、更に、同一の伝導レベルが維持される場合には、トランジスタT2のサイズを減少させることができる)。
低い状態の電圧が、読み取りステージのN型トランジスタT3のバック・コントロール・ゲートへ印加されるので(Vbg3は例えば、低い電圧状態GNDにある)、それは、高い閾値電圧、好ましくはVDD/2よりも高い閾値電圧を有している。書き込みインバータのトランジスタT2の作用のために局所ビットラインLBLが低い電圧状態にあるので、トランジスタT3は、ブロックされ、従って、主ビットラインMBLに送信された「1」に悪い影響を及ぼすことがない。
トランジスタT3の電源電位PGNDはここでは、低い電圧状態、例えばGNDにある。しかしながら、この電源電位PGNDは、(T3の閾値電圧よりも低い)VDD/2に近い値を獲得するために増大させることができるが、その理由は、トランジスタT3が、主ビットラインMBLについて実際にトランスペアレントであり、特に異なる操作同士の間の移行の際に、その中にコンフリクトを発生させることがない、ということを保証するからである。
1の書き込み
インバータステージは、その入力部において、主ビットラインMBLを介して、「0」を有しており、また、トランジスタT1およびT2の操作の順序は、0の書き込み操作に対して逆である。
このようにして、高い状態の電圧が、N型トランジスタT2のバック・コントロール・ゲートへ印加されるが(Vbg2は例えば、VDDにある)、その理由は、その閾値電圧をできるだけ低くするためである(好ましくは、VDD/2よりも低く、例えば、絶対値で約100〜200mV)。トランジスタT2は、そのフロント・コントロール・ゲートに高い状態の電圧を受ける限り、ブロックされ、また、トランジスタT2の電源電位はGNDに維持されるので、並列接続された(すなわち、同一の電源電位を共有している)他のナノセンス増幅器は、同時に「0」の書き込みを実行することができる。
低い状態の電圧が、P型トランジスタT1のバック・コントロール・ゲートへ印加されるので(Vbg1は例えば、GNDにある)、それは、低い閾値電圧(好ましくは、VDD/2よりも低く、例えば、絶対値で約100〜200mV)を有している。トランジスタT1は、そのフロント・コントロール・ゲートに高い状態の電圧を受け、それゆえ、導通している。その閾値電圧が低くされたものである限り、トランジスタT1の伝導レベルは増大される(または、更に、同一の伝導レベルが維持される場合には、トランジスタT1のサイズを減少させることができる)。
低い状態の電圧が、読み取りステージのN型トランジスタT3のバック・コントロール・ゲートへ印加されるが(Vbg3は例えば、低い電圧状態VDDにある)、その理由は、その閾値電圧を好ましくはVDD/2よりも高く、増大させるためである。トランジスタT3の電源電位PGNDはここでは、低い電圧状態、例えばGNDにある。
書き込みインバータのトランジスタT1の作用のために局所ビットラインLBLが高い電圧状態にあるので、トランジスタT3は、導通しているが、そのソースおよびそのドレインが共に同一の値(低い電圧状態GND)にあるので、主ビットラインMBLに送信された「0」に悪い影響を及ぼすことがない。しかしながら、この電源電位PGNDは、(T3の閾値電圧よりも低い)VDD/2に近い値を獲得するために増大させることができるが、その理由は、トランジスタT3が、主ビットラインMBLについて実際にトランスペアレントであり、特に異なる操作同士の間の移行の際に、その中にコンフリクトを発生させることがない、ということを保証するからである。
保持
静電流を回避し、それによって、漏洩を理想的に最小限にすることで3個のトランジスタをブロックすることが必要である。
優先的な実施形態では、保持操作は、次に行われる読み取りまたは書き込みの操作を準備し、かつ、局所ビットラインを書き込みのための前状態である低い電圧状態GNDへ放電することで、適用される。
インバータは、その入力部にVDD/2の電圧(潜在的に浮動する電圧)を有する。
高い電圧が、P型トランジスタT1のバック・コントロール・ゲートへ印加されるが(Vbg1は例えば、高い電圧状態VDDにある)、その理由は、その閾値電圧をVDD/2より高く設定し、また、それによって、トランジスタT1をブロックするためである。もし、これが充分であると分からないときには、この保持操作の間にトランジスタT2の電源電位VDDを減少させることも可能である。
更に、高い電圧が、N型トランジスタT2のバック・コントロール・ゲートへ印加されるが(Vbg2は例えば、高い電圧状態VDDにある)、その理由は、その閾値電圧を低くする(約100〜150mVまで)ためである。トランジスタT2は導通しており、そのことは、局所ビットラインLBLが放電されて、低い電圧状態GNDに強制されることを可能にし、それによって、それを次のアクセスのために準備することができる。回路が保持状態にあるので、セルはまったく選択されず、従って、電流は存在しない。
局所ビットラインLBLが低い電圧状態GNDにある限り、トランジスタT3はブロックされ、従って、それを通って電流が流れることはない。低い電圧をトランジスタT3のバック・コントロール・ゲートへ印加することができ(Vbg3は例えば、低い電圧状態GNDにある)、これによって、その閾値電圧が増大すると共に、漏洩を最小限にすることができる。
図4aには、2つのカラム上に作られた図2のナノセンス増幅器の可能なトポロジーが示されている。3つの金属のみが必要である。すなわち、トランジスタの相互接続用の金属1、電源電位PGND、GNDおよびVDDの分配用の金属2、主ビットラインMBL用の金属3である。
ナノセンス増幅器の幅は、DRAMの場合には、セルの2つの金属ラインまたは2つのカラムに対応している。
3つのバック・コントロール・ゲートは、アクティブなものであり、従って、RC遅延を受けることがあるということに留意されたい。従って、理想的にはワードラインドライバと同一の反復周波数で、それらを周期的に再生(regenerate)させるために選択することは可能である。
メモリセルには、それを局所ビットラインへ取り付けるための金属1のラインと、それをワードラインへ取り付けるための金属2のラインとが必要である。このことによって、主ビットラインMBLを通すために、金属3のラインはフリー状態にされる。
メモリマトリックスの各々のカラムがナノセンス増幅器を必要とする限り、可能な構成は、図4bに示されるように、頭尾(head-to-tail)にナノセンス増幅器、即ち、その入力端子に信号MBLを有していると共に、その局所ビットラインを介して、第1(偶数の)カラムに沿った一連のセルをアドレス指定する第1のナノセンス増幅器と、その入力端子に信号MBLを有していると共に、その局所ビットラインを介して、メモリマトリックスにおける第1カラムに直接隣接する第2(奇数の)カラムに沿った一連のセルをアドレス指定する他のナノセンス増幅器と、を配置することからなっている。
図2のナノセンス増幅器の操作のための優先条件は、VDD/2に近い、トランジスタの閾値電圧であり、そして、100mVとVDD/2+150mVとの間におよそ含まれる範囲においてバック・コントロール・ゲートにバイアスをかけることによる、これらの閾値電圧の変動である。
これらの条件には、55〜45nmで始まるリソグラフィーレベル(1VのオーダーのVDD、350mVのオーダーであって、寸法効果と共に減少する閾値電圧。ノード45nmは2007年〜2008年に達成された。)と、SeOI基板の薄い層については2〜20nmのオーダーの厚さ、SeOI基板の埋め込み絶縁層については5〜50nmのオーダーの厚さとが含まれる。
このナノセンス増幅器は主としてDRAMメモリのために開発されているということに気づくであろう。しかしながら、それは、フラッシュメモリと同様に(この場合には、書き込み操作および削除(消去)操作の間における比較的高い電圧の維持という要件で。このことは例えば、トランジスタT1〜T3について単一のトランジスタではなく、2個のトランジスタを直列に使用することによって達成することができる)、任意の型のRAMメモリ(SRAM、PCRAM、CBRAM、ZRAM)で作動する。
DRAMの場合に関して先に見られたように、ナノセンス増幅器は、読み取り操作および書き込み操作を実行するが、リフレッシュ/リストア操作は実行することがなく、後者は、主センス増幅器MSAによって実行される。主センス増幅器MSAの可能な実施形態は、図5に関連して以下に説明される。DRAMセルは、電荷の損失を補償するために周期的にリフレッシュされると共に、各読み取りアクセスの後にリストアされることが実際に必要である。
主センス増幅器MSAは、一方では主ビットラインMBLを介してナノセンス増幅器へ接続され、他方ではデータラインDLを介して周辺回路へ接続されている。
増幅器MSAは、電位VDDと電位GNDとの間に、3個のトランジスタT6〜T8を直列状に備えている。トランジスタT6はP型トランジスタであり、そのフロント・コントロール・ゲートは信号Φ2によって制御される。トランジスタT7はN型トランジスタであり、そのフロント・コントロール・ゲートは主ビットラインMBLへ接続されている。トランジスタT8はP型トランジスタであり、そのフロント・コントロール・ゲートは信号Φ3によって制御される。
増幅器MSAは、主ビットラインMBLとVDD/2での電源電位との間にN型トランジスタT10を更に備えており、そのフロント・コントロール・ゲートは信号Φ1によって制御される。
増幅器MSAは、主ビットラインMBLと電源電位V+との間にP型トランジスタT9も備えており、そのフロント・コントロール・ゲートは、トランジスタT6とトランジスタT7との中間点に対応するノードAへ接続されている。
以下でさらに詳しく説明されるように、トランジスタT6〜T10の全体によって、読み取り操作の間に(ナノセンス増幅器へ向かう局所ビットラインLBLにおける)セルによって送信された信号を増幅するためのステージが形成されている。
ノードAは高インピーダンス・インバータHZ1へ接続されており、その逆関数の適用は、制御信号Φ4によって制御される(図5において、Φ4BはΦ4の相補を表している)。
高インピーダンス・インバータHZ1の出力部は、主ビットラインMBL上にループバックされている。
以下でいっそう詳しく説明されるように、インバータHZ1は、従って、読み取り操作に続いて主ビットラインにおける増幅信号を返送するための、切り換え可能な高インピーダンスのインバータステージを形成している。
信号Φ5(Φ5BはΦ5の相補を表している)によって制御される高インピーダンス・ステージHZ2により、データラインDLを主ビットラインMBLへ接続することができる。
MSA増幅器の初期化は、次のとおりである。
Φ2が「1」に設定され、Φ3が「0」に設定される。トランジスタT6およびT8がブロックされているので、T6、T7およびT8の設定は浮動的(floating)である。
更に、トランジスタT9の電源電位V+がVDD/2に設定される。
両方のステージHZ1およびHZ2は浮動的であり、トランジスタT10は、それに関し、制御信号Φ1による負のパルス適用によって、主ビットラインMBLをVDD/2まで予備充電(pre-charge)する。
MSAによって実施された、「1」を読み取ってこの「1」をリストアするための操作は、次のとおりである。
読み取られたセルが局所ビットラインLBL上に「1」を送信する。ナノセンス増幅器nSAのトランジスタT3が主ビットラインMBLを低い電圧状態GNDまで放電する。その後、トランジスタT7がブロックされる。
トランジスタT9の電源電位V+が、VDD/2からVDDまで増大される。
トランジスタT8のゲートの制御信号Φ3が、トランジスタT8を導通状態にするために、高い電圧状態VDDに設定される。トランジスタT7がブロックされているので、それはノードAへ向かうパスを切断するであろう。
トランジスタT6のゲートの制御信号Φ2が、トランジスタT6を導通状態にするために、低い電圧状態GNDに設定される。その後、ノードAの電位が、トランジスタT9のブロックを引き起こすVDDまで増大される。
制御信号Φ4によって、HZ1ステージが導通状態にされるであろう。HZ1ステージは、主ビットラインMBLを(ノードAの高い電圧状態の反転によって)低い電圧状態GNDへ導き、次いで、この低い電圧状態を、その後に「1」を書き換えるであろうナノセンス増幅器nSAに返送する(ナノセンス増幅器nSAによる1の書き込みについての先の考察を参照のこと)。
制御信号Φ5によって、HZ2ステージが導通状態にされるであろう。HZ2ステージはその後、(HZ1ステージに端を発する)主ビットラインの信号を、入力/出力用周辺回路による処理のためにデータラインDLまで送信するであろう(データラインDLは、主ビットラインMBLからの信号を受け入れるために浮動状態にある)。
増幅器MSAによって実行された、「0」を読み取ってこの「0」をリストアするための操作は、次のとおりである。
読み取られたセルが、「0」を局所ビットラインLBL上に送信する。ナノセンス増幅器nSAのトランジスタT3はブロックされたままであり、また、主ビットラインMBLはVDD/2に維持される。よって、トランジスタT7は導通している。
トランジスタT9の電位V+が、VDD/2からVDDまで増大される。
トランジスタT8のゲートの制御信号Φ3が、トランジスタT8を導通状態にするために、高い電圧状態VDDに設定される。
トランジスタT6のゲートの制御信号Φ2が、トランジスタT6を導通状態にするために、低い電圧状態GNDに設定される。
トランジスタT6は、トランジスタT7およびT8の直列関係と比べると、弱いトランジスタであり、ノードAの電位は「0」まで降下する。このことによって、トランジスタT9が導通(かつ弱い)状態になり、局所ビットラインが(V+から)VDDになるという結果がもたらされる。次いで、トランジスタT7がノードAを低い電圧状態GNDに近づけるであろう。
制御信号Φ4によって、ステージHZ1が導通状態にされるであろう。HZ1ステージは、主ビットラインMBLを(ノードAの低い電圧状態の反転によって)高い電圧状態VDDへ導き、次いで、この高い電圧状態を、その後に「0」を書き換えるであろうナノセンス増幅器nSAに返送する(ナノセンス増幅器nSAによる0の書き込みについての先の考察を参照のこと)。
制御信号Φ5によって、HZ2ステージが導通状態にされるであろう。HZ2ステージはその後、(HZ1ステージに端を発する)主ビットラインMBLからの信号を、入力/出力用周辺回路による処理のためにデータラインDLまで送信するであろう(データラインDLは、主ビットラインMBLからの信号を受け入れるために浮動状態にある)。
MSA増幅器によって実行された書き込み操作は次のとおりである。MSA増幅器の視点から見ると、この操作は読み取り操作に類似している。ただ1つの相違点は、HZ2ステージを介したデータラインからの電力供給のために、主ビットラインMBLの初期導通によって生じる。
以下の諸ステップは、書き込み操作に対し理由付けがない最後の点(データラインへの移送)に関するものを除いて、同一である。
図5において、異なるトランジスタT6〜T10がバック・コントロール・ゲートと共に示されていて、それぞれのゲートは対応するフロント・コントロール・ゲートへそれぞれ接続されていることに気づくであろう。この図示は、明瞭化のためにだけなされたものであり、実際には、これらのバック・コントロール・ゲートは、MSA増幅器の性能を増大させるために最も適した方式でバイアスがかけられている。
例として、トランジスタT7およびT9のバック・コントロール・ゲートは、これらのトランジスタが比較的高い閾値電圧を有し、それゆえ他のトランジスタよりも弱いように、バイアスをかけることができる。
上記の場合には、MSA増幅器の1つの実施形態がDRAMメモリへの適用の範囲内で報告されている。SRAMメモリが直面するノイズと変動性との問題のせいで、上記のMSA増幅器は、信号の質を高めるため、かつ、そのような回路の安全性を高めるためにその中で有利に使用することができる、ということが留意されるであろう。
同一種類のMSA増幅器を、RAMメモリ(PCRAM、CBRAM、FBC−DRAMなど)と共に使用することができる。また、該MSA増幅器を、メモリセルによって必要とされる比較的高い電圧を維持するという要件に留意しながら、フラッシュメモリと共に使用することもできる。
本発明の第2実施形態によるナノセンス増幅器μSAが、図6に示されている。
この第2実施形態によれば、ナノセンス増幅器nSAは、書き込み操作および読み取り操作に加えて、リフレッシュ/リストア操作も保証することができる、という点で有利であることがわかる。従って、主センス増幅器MSAを用いる必要がない。このことは、表面積の利得によって顕著に表現される。
更に、第1実施形態の範囲内で主ビットラインMBLとして使用される金属(金属3)は、ある状況の下では、メモリセルの寸法に対してあまりにも幅が広いことがわかるであろう。この第2実施形態によれば、この短所を乗り越えることができる。
図6のナノセンス増幅器nSAは、ソースが電位V1に接続されP型トランジスタT1と、ソースが電位V2に接続されたN型トランジスタT2とで形成されたCMOSインバータにより形成された、書き込みステージを含んでいる。
このインバータの入力部はノードN1へ接続され、このノードN1はナノセンス増幅器の入力端子(主ビットラインMBLへ接続されるように意図されている)へ間接的に接続されている。
このインバータの出力部はナノセンス増幅器の出力端子(局所ビットラインLBLへ接続されるように意図されている)へ接続されている。
図6のナノセンス増幅器nSAは、トランジスタT3を備えている読み取りステージを更に含んでおり、トランジスタT3のゲートは、インバータの出力部へ(従って、局所ビットラインLBLへも)接続されており、トランジスタT3のドレインは、インバータの入力部(ノードN1)へ接続されている。
この読み取りステージは、センストランジスタに対して相補的なものである付加的トランジスタT4を備えており、この付加的トランジスタT4およびセンストランジスタT3はCMOSインバータを形成し、その入力部は書き込みステージの出力部へ(従って、局所ビットラインLBLへ)接続されており、その出力部は書き込みステージのインバータの入力部へ(従って、ノードN1へ)接続されている。トランジスタT4およびT3は、電源電位V4およびV3の間で直列状態にある。書き込みインバータT1,T2および読み取りインバータT3,T4は従って、たすきがけ状に結合されており、それによって、このナノセンス増幅器は単独で、リフレッシュ/リストア操作を実行することができるであろう。
つまり、図6のナノセンス増幅器nSAは、トランジスタT5(図示された例ではN型トランジスタ)によって形成された復号化用ステージを備えており、トランジスタT5のゲートは復号化信号YDECによって制御され、そのソースは主ビットラインMBLへ接続され、そのドレインはノードN1へ接続されている。
好ましい実施形態の範囲内で、図6のナノセンス増幅器nSAは絶縁体上半導体基板(SOI基板)の上に作られており、また、トランジスタT1〜T5の各々は、対応するトランジスタの閾値電圧を調整するためにバイアスをかけることのできるバック・コントロール・ゲートVbg1〜Vbg5を有している。
異なった書き込み操作、読み取り操作および保持操作は、図6のナノセンス増幅器によって実施することができ、これらは以下で説明される。
保持
静電流を回避することと、局所ビットラインLBLを低い電圧状態GNDへ放電後、読み取り操作または書き込み操作を準備することとが要求される。
電源電位V1は低い電圧状態にあり、トランジスタT1のバック・コントロール・ゲートは高い電圧状態にある。それゆえ、トランジスタT1の閾値電圧が上げられる。電源電位V1は低い電圧状態(典型的には0V)にあり、トランジスタT2のバック・コントロール・ゲートは高い電圧状態にある。それゆえ、トランジスタT2の閾値電圧が下げられる。
電源電位V3は高い電圧状態(VDD)にあり、トランジスタT3のバック・コントロール・ゲートは高い電圧状態にある。それゆえ、トランジスタT3の閾値電圧が下げられる。電源電位V4は高い電圧状態(VDD)にあり、トランジスタT4のバック・コントロール・ゲートは高い電圧状態にある。それゆえ、トランジスタT4の閾値電圧が上げられる。
これによって、ノードN1を高い電圧状態に導き、局所ビットラインLBLを低い電圧状態に導くことができる。
復号化信号YDECはトランジスタT5のゲートへ適用されず(復号器は保持操作の間に作動しない)、トランジスタT5はブロックされる。
(保持からの)読み取り
初期状態は次のとおりである。
局所ビットラインLBLは低い電圧状態にある。
電源電位V1は低い電圧状態にあり、トランジスタT1のバック・コントロール・ゲートは高い電圧状態にある。それゆえ、トランジスタT1の閾値電圧が上げられ、従って、トランジスタT1はブロックされる。
電源電位V2は高い電圧状態にあり、トランジスタT2のバック・コントロール・ゲートは低い電圧状態にある。それゆえ、トランジスタT2の閾値電圧が上げられ、従って、トランジスタT2はブロックされる。
電源電位V3は低い電圧状態(0V)にあり、トランジスタT3のバック・コントロール・ゲートは高い電圧状態にある。それゆえ、トランジスタT3の閾値電圧が下げられ、トランジスタT3はブロックされる。電源電位V4はVDD/2かまたはそれより高い電圧状態にあり、トランジスタT4のバック・コントロール・ゲートは低い電圧状態にある。それゆえ、トランジスタT4の閾値電圧が下げられる。その結果、ノードN1はVDD/2かまたはそれより高い電圧状態になる。
トランジスタT5は、復号器が作動しない限り、常にブロックされている。
読み取りは、セルを選択するであろうワードラインの開放に引き続いて、次のようにして続けられる。
読み取られるデータが「0」である場合には、局所ビットラインLBLは低い電圧状態のままである。この場合には実際に、局所ビットラインLBLは、セルと同様に、低い電圧状態(GND)にあるので、一方から他方への電荷の移送が可能であるときには、すでに均衡が存在しているので、何も起こらない。
電源電位V1は低い電圧状態にあり、トランジスタT1のバック・コントロール・ゲートは高い電圧状態にある。それゆえ、トランジスタT1の閾値電圧が上げられ、従って、トランジスタT1はブロックされる。電源電位V2は高い電圧状態にあり、トランジスタT2のバック・コントロール・ゲートは低い電圧状態にある。それゆえ、トランジスタT2の閾値電圧が上げられ、従って、トランジスタT2はブロックされる。
電源電位V3は低い電圧状態(0V)にあり、トランジスタT3のバック・コントロール・ゲートは高い電圧状態にある。それゆえ、トランジスタT3の閾値電圧が下げられるが、一方、トランジスタT3は、局所ビットラインLBLに接続されたそのゲートが0Vにあるので、ブロックされる。
電源電位V4はVDDまで上げられ、トランジスタT4のバック・コントロール・ゲートは低い電圧状態にある。それゆえ、トランジスタT4の閾値電圧が上げられる。その結果、ノードN1はVDDになる。
次いで、V1が上げられ、一方、トランジスタT1のバック・コントロール・ゲートは低い電圧状態にされる。トランジスタT1の閾値電圧は下げられ、T1は、そのゲートがVDDにあるノードN1に接続されている限り、ブロックされる。トランジスタT2は、そのゲートもVDDにあるノードN1に接続されているが、導通している。それゆえ、局所ビットラインLBLは、データをリフレッシュすることができるように、0Vになる。
トランジスタT5は、復号器が作動しない限り、ブロックされている。トランジスタT5は次いで、ノードN1の電位がVDDで安定しているときには、導通状態にされる。
読み取られるデータが「1」である場合、局所ビットラインLBLは、初めは低い電圧状態にある。この場合には実際に、ワードラインが開放されると、均衡が達成されない。従って、電荷は、セルと局所ビットラインLBLとの間で、電圧を等しくするために循環するであろう。最終的な電圧は、局所ビットラインLBLのキャパシタンスとセルのキャパシタンスとの比に対応する(局所ビットラインLBLが長ければ長いほど、その信号は弱くなるであろう)。この電圧は、ナノセンス増幅器nSAによって読み取られるであろう。
電源電位V1は低い電圧状態にあり、トランジスタT1のバック・コントロール・ゲートは高い電圧状態にある。それゆえ、トランジスタT1の閾値電圧が上げられ、従って、トランジスタT1はブロックされる。電源電位V2は高い電圧状態にあり、トランジスタT2のバック・コントロール・ゲートは低い電圧状態にある。それゆえ、トランジスタT2の閾値電圧が上げられ、従って、トランジスタT2はブロックされる。
電源電位V3は低い電圧状態(0V)にあり、トランジスタT3のバック・コントロール・ゲートは高い電圧状態にある。それゆえ、トランジスタT3の閾値電圧が下げられ、トランジスタT3は、局所ビットラインLBLに接続されたそのゲートがT3の閾値電圧よりも高い電位を有しているので、導通している。
電源電位V4はVDDまで上げられ、トランジスタT4のバック・コントロール・ゲートは低い電圧状態にある。それゆえ、トランジスタT4の閾値電圧が上げられる。その結果、ノードN1は0Vになる。
次に、V1が増大され、Vbg1は低い電圧状態にされる。トランジスタT1の閾値電圧は下げられ、T1は、そのゲートが0VにあるノードN1に接続されている限り、導通している。トランジスタT2は、そのゲートも0VにあるノードN1に接続されているが、ブロックされる。それゆえ、局所ビットラインLBLは、そのデータをリフレッシュすることができるように、VDDになる。
トランジスタT5は、復号器が作動しない限り、ブロックされている。トランジスタT5は次いで、ノードN1の電位が0Vで安定しているときには、導通状態にされる。その後、ノードN1に存在している信号が主ビットラインMBLへ転送される。
(初期状態からの)「0」の書き込み
主ビットラインMBLは高い電圧状態にある。
トランジスタT5は導通しており、ノードN1を高い電圧状態にする。
しかしながら、トランジスタT5は、基板効果(substrate effect)を有しており、N1上の信号の全体を通さないことを留意されたい。しかしながら、このことは、4個のトランジスタT1〜T4が、論理レベルをきれいにする(clean)ために、その信号を増幅し、リストアする限り、それほど重要ではない。
V4は、VDD/2またはそれよりも高い電圧状態から低い電圧状態にされる。その後、トランジスタT4はブロックされる。
V1は低い電圧状態からVDDにされ、Vbg1は高い電圧状態から低い電圧状態にされる。T1の閾値電圧は低く、T1はブロックされる(N1ゲートは高い電圧状態にある)。トランジスタT2は導通しており、トランジスタT3はブロックされ、これにより、局所ビットラインLBLを0Vにすることができる。
次に、V4は、低い電圧状態からVDDにされる。現状では、情報は、トランジスタT1〜T4によって形成された増幅器内で安定している。
(初期状態からの)「1」の書き込み
主ビットラインMBLは低い電圧状態にある。
トランジスタT5は導通しており、ノードN1を低い電圧状態にする。
V4は、VDD/2またはそれよりも高い電圧状態から低い電圧状態にされる。その後、トランジスタT4はブロックされる。
V1は低い電圧状態からVDDにされ、Vbg1は低い電圧状態にされる。T1の閾値電圧は低く、T1は導通しており、これにより、局所ビットラインLBLをVDDにすることができる。
トランジスタT2はブロックされ、トランジスタT3は導通している。
次に、V4は、低い電圧状態からVDDにされる。その後、T4はブロックされる。
図6のナノセンス増幅器に関して、さまざまな物理的考察が以下に提示される。
先に示されたように、局所ビットラインLBLはGNDへ予備充電され、主ビットラインMBLはVDDへ(または、読み取り操作の間にV4と同一のレベルへ)予備充電される。
トランジスタT1およびT2はできるだけ小さいものであり、これらの性能はバック・コントロール・ゲートにより増大しており、また、このことは、トランジスタT1およびT2が導通しているときとブロックされているときとの両方で当てはまる。
トランジスタT3は、読み取り操作の間に、ノードN1を駆動し、その後に主ビットラインMBLを駆動するであろう。T3は、局所ビットラインLBLにおけるそのフロントゲートの電荷を最小限にするために、できるだけ小さいものであり、また、その性能は、N1およびMBLを迅速に導くためのそのバック・コントロール・ゲートによって、高められるであろう。
トランジスタT4を用いて、リフレッシュ操作を保証することと、トランジスタT5のボディ効果(body effect)を乗り越えることとが可能である。それは、できるだけ小さいものとして選択される。
トランジスタT5は、バック・コントロール・ゲートに関して同一の選択が必要であれば、トランジスタT3と同一の大きさを近似的に有しているであろう。トランジスタT5は、本来、重要なものではないが、復号器として作動することができるためには、約8〜128本のバスを必要とする。
結局、図6のナノセンス増幅器は、基本的にはその復号化バスYDECのために、図2のそれよりも幅が広い。しかしながら、このバスは、2つのマトリックスが異なるデータビットを記憶するときには、これらのマトリックスの間で共有することができる。
しかしながら、図6のナノセンス増幅器は主センス増幅器を必要とせず、それにより、YDECバスが妥当な大きさを有している限り、大きさの増大を補償することができる。
それにより、主ビットラインが復号化される限り、第1実施形態の場合における金属3の起こりうる密集による制限を乗り越えることがさらに可能である。
図2に表わされた第1実施形態によるナノセンス増幅器は「ハーフラッチ」構造に基づいており、一方、図6に表わされた第2実施形態によるナノセンス増幅器は「フルラッチ」構造に基づいているということに気づくべきである。提案されたこれらの回路図は好ましいものであるが、これらの構造を、ラッチング部内、または復号器内もしくは予備充電部内のいずれかにより多くのトランジスタを備える他の回路図に組み込むことができる、ということは明らかである。
これらのナノセンス増幅器(両方の実施形態)の性能は、SeOIにおけるバックゲートの使用により得られている。しかしながら、この原理は、例えばマルチゲート型finFetのような第2のゲートを有する任意の型のダブルゲート・トランジスタに適用することもできるということは明らかである。
更に、装置の数の減少とそれらの大きさの縮小による回路図の簡略化によって、本発明によるナノセンス増幅器の適用が、例えば撮像装置またはアナログ変換器のように、メモリ以外の回路(例えばマトリックスアレイなど)にとって、きわめて魅力的となるということに気づくべきである。
先に示されたように、このナノセンス増幅器によれば、それ自体の参照(トランジスタT3の閾値電圧)がもたらされ、従って、図7に表わされた従来のアーキテクチャにおけるような参照として機能する第2のマトリックスの存在を必要としない(実際に、従来のシステムは、製造工程における不規則性による未知のオフセット値を補償するための参照マトリックスを必要とする)。
加えて、以下で更に詳しく検討されるように、このナノセンス増幅器はきわめてコンパクトなものであるので、それは、最先端のリソグラフィー技術で達成することのできるメモリアレイの最小ピッチに合う周期性で配置することができる。更に、隣接するメモリアレイ同士の間の付加的な領域は、他の回路、オンピッチ回路、またはピッチなし回路のために利用することができる。
このナノセンス増幅器は減少した幅を有しているので、スタッキング技術、いわゆる「交互配置」(staggering)技術を採用する必要がない。この交互配置技術は、センス増幅器とセルとの間のピッチ差を考慮に入れつつ、メモリセルのいくつかの隣接するカラムをアドレス指定するために、いくつかの従来型センス増幅回路について互いの後方に配置するための技術である。
128個の従来の交互配置型センス増幅器(図7)からなる単一バンクを使用するのではなく、図8aの例に示されたように、64個のナノセンス増幅器からなる2つのバンクを使用することができる(ここで、これらのナノセンス増幅器は、これらがセルのピッチの2倍の大きさである点で、有効に「オンピッチ」であるといわれており、セルと同程度の大きさである、完全に「オンピッチ」のナノセンス増幅器を提供することもまた可能である)。
図8aおよび図8bに表されたように、ナノセンス増幅器バンクの1つのバンクの「自由」端にカラム復号器の論理回路を配置することによって、これらのナノセンス増幅器を局所的に復号化することもまた可能になる。例えば、従来の回路のアーキテクチャが、図7におけるもののようなバンクの内で各センス増幅器を復号化するために、初めに128本のバスを必要とするときには、ナノセンス増幅器とその復号器との新しい構成は、同一の機能性を実現するために16本のバス(8個の最上位ビットMSBと、8個の最下位ビットLSB)を必要とするだけである。
この特徴は、ナノセンス増幅器が従来のセンス増幅器よりも顕著に少ない領域を占めるので特に有利であり、従って、バンクを復号化するためにその領域を覆うわずか2〜3本の金属バスだけが必要である。カラム復号器の大部分は、オンピッチ領域の中に集積化することができ、メモリの周辺にある必要はもはやなくなり、すなわち、オンピッチ回路になり、従って、それ自体、面積がきわめて小さくなり、また、ごく低い電力消費と、より高い速度とを有する。
ナノセンス増幅器バンクに隣接するオンピッチ領域の中への他の回路ブロックの集積化は、例えば、図9aおよび9bに示されたように、アドレスバッファそれら自体へ拡張することができる。これらのアドレスバッファは、カラム復号器の下に配置することができ、バスについての要件は、所与の例では3アドレスからなる2つの群まで減少する。この第2行の機能は、回路の数がアレイピッチに対応していないので、「オンピッチ」でなくてもよい。
他の機能性、例えば、電圧発生器、ポンプ、アナログ機能または冗長制御のようなものも、類似した方法で、ナノセンス増幅器バンクに隣接して配置することができる。実質的には制約はまったくなく、また、ナノセンス増幅器内にビットラインの参照がないので、回路のあらゆる周辺機能を最適化するための柔軟性がもたらされる。
カラム復号器をナノセンス増幅器バンクに隣接して配置することにより、必要とされるバスの総計がファクター4で減少するということが示された。更にまた、残っているバスは、オンピッチ領域に集積化されているので、より短いものである。局所復号化手法(local decoding approach)の直接の結果は、面積の利得である。これは、近接性のおかげでバスドライバ(バッファ)の数が減少するためである。また、バスドライバは、より小さく、より少なく搭載される。電力消費も、同じ理由で減少する。寄生(parasitics)がより少ないため、余分なコストをかけずに速度を増加させることができる。
回路に対して、別の回路を配置することも有益であろう。例えば、異なる電圧発生器をそれらの負荷(Vplate、VBLHなど…)に隣接して配置する機会を有することで、これらの機能に対する障害の原因(オーミック損失、容量性結合)の大部分を減少または削除することができる。
図8a〜8bおよび9a〜9bに示された構成は例であること、また、当業者は他のブロック構成が可能であることを予期するであろうということは、明らかである。具体的には、アレイの一方側だけにセンス増幅器を構成してもよく、または、奇数のビットラインおよび偶数のビットラインをそれぞれアドレス指定するために、2つのブロックをアレイの両側に配置することができる。
Ci,Cj メモリセル
nSA ナノセンス増幅器
LBL 局所ビットライン
MBL 主ビットライン
MSA 主センス増幅器
T1,T2,T3,T4,T5,T6〜T10 トランジスタ
HZ1 高インピーダンス・インバータステージ
HZ2 高インピーダンス・ステージ

Claims (19)

  1. メモリの一連のセル(Ci、Cj)のセンス増幅器(nSA)であって、
    CMOSインバータ(T1〜T2)を備えており、その入力部が前記センス増幅器の入力端子へ直接または間接的に接続され、かつ、その出力部が前記一連のセルをアドレス指定する局所ビットライン(LBL)へ接続されることを意図して前記センス増幅器の出力端子へ接続されている書き込みステージと、
    センストランジスタ(T3)を備えており、そのゲートが前記インバータの出力部へ接続され、かつ、そのドレインが前記インバータの入力部へ接続されている読み取りステージと
    を含むセンス増幅器。
  2. 前記書き込みステージの入力部は、前記インバータの入力端子へ直接、接続され、前記入力端子は、並列接続された複数のセンス増幅器をアドレス指定するであろう主ビットライン(MBL)へ接続されるように意図されている、請求項1に記載のセンス増幅器。
  3. 前記読み取りステージは、前記センストランジスタに対して相補的である付加的トランジスタ(T4)を備えており、前記付加的トランジスタおよび前記センストランジスタがCMOSインバータを形成し、その入力部が前記読み取りステージの出力部へ接続され、かつ、その出力部が前記書き込みステージの前記インバータの入力部へ接続されている、請求項1に記載のセンス増幅器。
  4. 前記書き込みステージの入力部は、そのドレインが前記センス増幅器の入力端子へ接続され、かつ、そのソースが前記書き込みステージの入力部へ接続されているトランジスタ(T5)を備えている復号化用ステージを介して、前記インバータの入力端子へ間接的に接続されている、請求項3に記載のセンス増幅器。
  5. 前記トランジスタの1つ以上は、マルチゲート・トランジスタである、請求項1乃至4のいずれかに記載のセンス増幅器。
  6. 絶縁層によってベース基板から隔てられた半導体材料からなる薄い層を備えている絶縁体上半導体基板の上に作られていることと、前記トランジスタの各々は、前記ベース基板内でチャネルの下方に形成され、前記トランジスタの閾値電圧を調整するためにバイアスをかけることが可能なバック・コントロール・ゲートを有することとを特徴とする、請求項1乃至5のいずれかに記載のセンス増幅器。
  7. 前記トランジスタのゲートの1つのバイアスかけは、前記一連のセル内におけるデータの書き込み、読み取りおよび保持のための操作の間に修正される、請求項5に記載のセンス増幅器の制御方法。
  8. 前記バック・コントロール・ゲートのバイアスかけは、前記一連のセル内におけるデータの書き込み、読み取りおよび保持のための操作の間に修正される、請求項6に記載のセンス増幅器の制御方法。
  9. 読み取り操作の間に、前記バック・コントロール・ゲートのバイアスかけを制御することによって、前記書き込みステージのトランジスタの閾値電圧が上げられ、前記読み取りステージの1つの(または複数の)トランジスタの閾値電圧が下げられる、請求項8に記載の方法。
  10. 書き込み操作の間に、前記バック・コントロール・ゲートのバイアスかけを制御することによって、前記書き込みステージのトランジスタの閾値電圧が下げられ、前記読み取りステージの1つの(または複数の)トランジスタの閾値電圧が上げられる、請求項8に記載の方法。
  11. 保持操作の間に、前記局所ビットラインは、前記書き込みステージのトランジスタの1つを介して放電され、そのために、前記バック・コントロール・ゲートのバイアスかけは、その閾値電圧を下げるように制御される、請求項8に記載の方法。
  12. 請求項1乃至6のいずれかに記載の複数のセンス増幅器に主ビットライン(MBL)を介して接続されるように意図された主センス増幅器(MSA)であって、
    読み取り操作の間にセルによって送信された信号(T6〜T10)を増幅するステップと、前記読み取り操作に続いて、増幅された前記信号を前記主ビットラインの上に返送する切換可能な高インピーダンス・インバータステージ(HZ1)と
    を備えていることを特徴とする主センス増幅器。
  13. センス増幅器(nSA)であって、
    CMOSインバータ(T1〜T2)を備えており、その入力部が前記センス増幅器の入力端子へ直接または間接的に接続され、かつ、その出力部が局所ラインへ接続されるように意図された前記センス増幅器の出力端子へ接続されている書き込みステージと、
    センストランジスタ(T3)を備えており、そのゲートが前記インバータの出力部へ接続され、かつ、そのドレインが前記インバータの入力部へ接続されている読み取りステージと
    を含んでおり、
    前記書き込みステージおよび前記読み取りステージの1つ以上のトランジスタが独立型ダブルゲート・トランジスタである、
    センス増幅器。
  14. 局所ビットラインおよびワードラインへ接続されたセルのマトリックスアレイであって、請求項1乃至6のいずれかに記載の、または請求項13に記載のセンス増幅器を含むことを特徴とする、セルのマトリックスアレイ。
  15. 前記センス増幅器は絶縁体上半導体基板の上に作られている、請求項14に記載のセルのマトリックスアレイ。
  16. 前記センス増幅器は1つ以上のセンス増幅器バンクに配置されており、また、それぞれのバンクに隣接して配置され、かつ、前記バンクを直接駆動するように構成されたカラム復号器を更に備えている、請求項15に記載のセルのマトリックスアレイ。
  17. 前記センス増幅器バンクまたは前記カラム復号器に隣接して配置された論理回路を更に備えている、請求項16に記載のセルのマトリックスアレイ。
  18. 請求項14乃至17のいずれかに記載のセルのマトリックスアレイを含むメモリ。
  19. センス増幅器およびカラム復号器を備えているセルのマトリックスアレイであって、前記センス増幅器が1つ以上のセンス増幅器バンクに交互配置のない(non−staggered)方式で配置されていると共に、カラム復号器がそれぞれのバンクに隣接して配置され、かつ、前記バンクを直接駆動するように構成されている、セルのマトリックスアレイ。
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