JP2001512531A - タンタル粉末、その製造法およびそれから得られる焼結アノード - Google Patents

タンタル粉末、その製造法およびそれから得られる焼結アノード

Info

Publication number
JP2001512531A
JP2001512531A JP53620698A JP53620698A JP2001512531A JP 2001512531 A JP2001512531 A JP 2001512531A JP 53620698 A JP53620698 A JP 53620698A JP 53620698 A JP53620698 A JP 53620698A JP 2001512531 A JP2001512531 A JP 2001512531A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
tantalum powder
tantalum
ppm
content
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP53620698A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3794713B2 (ja
Inventor
ボルフ,リユデイガー
ライヘルト,カールハインツ
ビーアマン,ハイケ
レフエルホルツ,ヨズア
ブライトハウプト,デトレフ
Original Assignee
エイチ・シー・スタルク・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンジツトゲゼルシヤフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=26034082&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2001512531(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by エイチ・シー・スタルク・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンジツトゲゼルシヤフト filed Critical エイチ・シー・スタルク・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンジツトゲゼルシヤフト
Publication of JP2001512531A publication Critical patent/JP2001512531A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3794713B2 publication Critical patent/JP3794713B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C1/00Making non-ferrous alloys
    • C22C1/04Making non-ferrous alloys by powder metallurgy
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G9/00Electrolytic capacitors, rectifiers, detectors, switching devices, light-sensitive or temperature-sensitive devices; Processes of their manufacture
    • H01G9/004Details
    • H01G9/04Electrodes or formation of dielectric layers thereon
    • H01G9/048Electrodes or formation of dielectric layers thereon characterised by their structure
    • H01G9/052Sintered electrodes
    • H01G9/0525Powder therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22FWORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
    • B22F1/00Metallic powder; Treatment of metallic powder, e.g. to facilitate working or to improve properties
    • B22F1/14Treatment of metallic powder
    • B22F1/148Agglomerating
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22BPRODUCTION AND REFINING OF METALS; PRETREATMENT OF RAW MATERIALS
    • C22B34/00Obtaining refractory metals
    • C22B34/20Obtaining niobium, tantalum or vanadium
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C1/00Making non-ferrous alloys
    • C22C1/04Making non-ferrous alloys by powder metallurgy
    • C22C1/045Alloys based on refractory metals

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)
  • Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は一次粒子の大きさが150〜300nm、一次粒子を焼結することによってつくられる二次粒子の大きさが5μmより大きいアルカリおよびフッ素含量が低いタンタル粉末に関する。このタンタル粉末を1,200℃で10分間焼結させ16Vにおいてこれを成形することにより5nA/μFVより小さい残留電流において80,000〜120,000μFV/gのキャパシタンスを有するコンデンサーをつくることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 タンタル粉末、その製造法およびそれから得られる焼結アノード 本発明はタンタルの粉末、該タンタルの粉末から得られるプレスされ焼結され たアノード、およびタンタル粉末の製造法に関する。 金属タンタルの粉末は通常K2TaF7をナトリウムで還元することにより製造 される。タンタル粉末の物理的性質、例えば粒子の大きさまたは比表面積はKC l、NaCl、KF、NaFのような不活性な塩を加えることによって制御され る。不活性塩の含量が増加すると、得られるタンタル粉末は細かくなる。即ち得 られる金属の表面積は大きくなる。しかし不活性塩の濃度が増加するにつれて、 還元工程におけるタンタル金属の処理量は減少する。 塩を浸出して除去した後、タンタル粉末を乾燥し、真空下または不活性雰囲気 中において高温処理を行ないこれを精製する。この凝集化工程の間、比表面積は 著しく減少し、粉末の酸素含量が明らかに増加する。この酸素含量は還元作用を もった金属、特にマグネシウムによって再び低下させることができる。この還元 的な凝集化により表面積はさらに僅かに減少する。これらのタンタル粉末からつ くられるコンデンサー(capacitors)の電気的性質を最適化するため には、タンタル粉末と燐および/または硼素を含むドーピング剤とを組み合わせ て使用する。 タンタル粉末の電気的性質、例えば比キャパシタンスまたは残留電流は、プレ スして焼結し次いで陽極酸化してつくった、即ち成形したアノ ードについて試験する。μFV/g単位の比キャパシタンスはコンデンサーの静 電容量の目安であり、金属の表面積に正比例する。nA/μFV単位の残留電流 はコンデンサーが電荷を如何に良く保持するかを示す値である。 比キャパシタンスの値が18000〜70000μFV/gのコンデンサー用 粉末はK2TaF7を熔融塩中でナトリウムにより還元する従来の工業的な方法に よって経済的に製造される。静電容量が高いコンデンサーに必要とされる一次粒 径の小さいタンタル粉末を得るためには、ナトリウムによるK2TaF7の還元を 比較的高い希釈度で行ない(希釈用の塩はKCl、KF、NaCl)、その結果 小さい凝集物(一次粒径が約0.3μmの場合、二次粒径が1〜5μm)を得る 必要がある。凝集物の大きさを小さくするにはタンタル粉末を熱的に凝集させ( 予備焼結)、この場合一方では望ましくない不純物を除去し、他方では比表面積 をさらに減少させなければならない。従来公知のタンタルコンデンサー用粉末で 最も静電容量の高いものはドイツ特許195 36 013Alに記載されてい る。通常の熱的凝集化工程を省略した場合これからつくられた焼結したアノード では最高91810μFV/gの比キャパシタンスの値が得られている。これら のタンタル粉末は特性を劣化させるような不純物、例えばフッ化物を>100p pmの濃度で含んでいる。アノードを焼結する際に高含量のフッ化物は一部が除 去される。この方法で放出されるフッ化物は焼結炉の腐食の原因になる。即ちド イツ特許195 36 013Al号実施例6記載の方法でつくられたタンタル 粉末はフッ化物含量が460ppm、Mg含量が200ppmである。他の欠点 はそれからつくられる焼結されたアノードの残留電流の値が高い ことである。 公知のように、残留電流の値は、比キャパシタンスの値が30000μFV/ gより小さい中程度または低い静電容量の粉末の中に窒素または窒素と他の元素 、例えば炭素または硫黄との組み合わせをドーピングすることにより改善するこ とができる。このことは米国特許A−3 427 132号、同A3 825 802号、同A3 984 208号、同A4 154 609号、および同A 4 544 403号に記載されている。 これらの文献記載の方法では、粉末の酸素含量を減少させ、信頼性を増加させ るかまたは残留電流を改善するために窒素をドーピングする方法が使用されてい る。 さらに米国特許A−187 598号には、酸化物を除去した後500℃より 低い温度で表面を窒素化するが窒素含量は1000ppmよりも低く保ち、且つ 残留電流を最高30%改善する方法が記載されている。しかしこの方法は、50 0℃より高い温度においてはTa粉末が制御不能な変化を起こして窒化タンタル になるから、高い含量の窒素をドーピングするには不適当である。 米国特許5 448 447号には、窒素ガスまたは窒化マグネシウムを用い て窒素化を行なうが、高い含量でドーピングを行ない得る方法が記載されている 。この窒素化の方法は種々の窒素含量をもった空気に敏感な物質を使用しなけれ ばならないという欠点を有し、このことは或る値の窒素含量を再現性をもって正 確に得ることは困難であることを意味する。日本特許A 231 644号には 、温度1100℃においてアンモニアを用いて窒素化する方法が記載されている 。 しかし、これらすべての方法は静電容量の値がせいぜい30000μFV/g の粉末、および処理電圧が16Vより高い(成形電圧が70Vより高い)用途だ けに限定されている。従来静電容量の値が30000μFV/gより大きな窒化 物粉末は知られていない。 その理由の一つは、上記方法においては窒素またはアンモニアのような窒素含 有ガスの反応が制御困難な発熱反応であるため、表面積が比較的大きく(BET >1.5、静電容量の値>30000μFV/g)窒素含量が500ppmより も大きい細かいタンタル粉末を均一に混入することはできないという欠点がある ことである。米国特許A 187 598号に記載されているように、この反応 は制御不能の方法で進行して完了する。さらにこれらのすべての方法では、窒素 化を行なうためにはさらに余分の段階を必要とする欠点がある。 TaCl5を気相において水素で還元することにより非常に細かい微粉末が得 られる。この粉末はもはや自由流動性をもたない実質的に分離した粉末である。 工業的な条件下においてこのような粉末を処理するのは困難なため、コンデンサ ー工業には受け入れられていない。 本発明の目的は上記欠点を示さないタンタル粉末を提供することである。本発 明の他の目的は静電容量が極めて大きい(ultra−capasitive) タンタル粉末を製造する経済的な方法を提供することである。 この場合本発明は穏やかな還元条件で凝集化を行なうドイツ特許A 31 3 0 392号に既に記載された方法を用いる。この方法によれば還元用の金属を 用い穏やかに加熱処理を行なうことにより酸素含量の減少と、一次粒子を粗くせ ずに行なわれる凝集化(予備焼結)の両方を 達成することができる。 本発明においては、還元性の凝集化の前またはその途中において化学的に活性 をもった試薬として水素を用いることにより、低い温度においても、十分に安定 で例えばフッ素のような不純物を含ず、従ってコンデンサーの製造に適した凝集 物(焼結した凝固物)をつくることができることが見出された。 従って本発明においては、原料のタンタル粉末を熱的に凝集化することにより コンデンサー用の純粋な凝固したタンタル粉末を製造する方法において、該熱的 凝集化は水素の存在下において温度600〜1000℃、好ましくは950℃よ り低い温度で行なわれることを特徴とする方法が提供される。 使用するタンタル粉末はアルカリ金属のハロゲン化物の熔融物の中で七フッ化 タンタル酸カリウムから金属ナトリウムを用いて還元を行ない、次いで塩を浸出 することによってつくられた粉末であることが好ましい。この製造では、米国特 許A5 442 978号に従い五フッ化タンタルを含む約1000℃に保たれ た塩の熔融物にナトリウムを少量ずつ増やしながら添加することによって反応を 進行させることがことが好ましい。得られたタンタル粉末は直径100〜400 nm(SEM顕微鏡写真を視察的に評価して決定)の極めて細かい一次粒子が焼 結して直径1〜5μmの凝集物になったものから成っている。BET法(Qua ntabsorb 3点法)によって決定された比表面積は1.4〜3.5m2 /gである。しばしばFSSS(FisherのSub−Sieve Size r)による粒径の値が0.3〜0.4μmであることが当面の特性を与えると云 われている。 タンタル粉末はさらにフッ素を500ppm以上約1000ppmの量で含ん でいる。 本発明に従えば粗製のタンタル粉末に水素を作用させ、化学的に活性化された 凝集化を起こさせる。これによって粉末が部分的に焼結し、同時に不純物、特に フッ素の含量が減少する。 本発明に従えば、水素は水素を含む不活性ガス雰囲気、好ましくは純粋な水素 雰囲気の形で供給することができる。さらに本発明に従えば、熱的凝集化の条件 下において水素を放出する酸素を含まない化合物の形で水素を供給することが好 ましい。好適な水素放出性化合物はアンモニウム塩、特に塩化アンモニウム、お よびアルカリ土類金属の水素化物、例えば水素化カルシウムおよび水素化マグネ シウムである。 アンモニウム塩は二つの有利な効果、即ち第1に焼結を活性化する水素を供給 する効果、および第2にドーピング剤の窒素を供給する効果を同時に達成できる ため、特に好適であり、その中でも塩化アンモニウムが好適である。ドーピング された窒素はタンタル金属の中に拡散してその中に留まり、残留電流を改善する 。 水素放出性の化合物を使用する場合、熱処理中の温度は900℃より低いこと が有利であり、特に750〜850℃の範囲であることが好ましいが、ガス状の 水素を使用する場合にはこれよりも高い900〜950℃の温度が好適である。 化学的に活性化した凝集化は同時に還元作用をもつ金属片、特にマグネシウム 片を存在させて行なうことが有利である。 熱処理後、徐々に空気を導入し高度の反応性をもった粉末を不動化する。 化学的に活性化した凝集化の前および/または後において、1種またはそれ以 上の燐のドーピング剤によるドーピング処理を公知方法で行なうことが有利であ る。このためには、粉末を燐酸塩の溶液と一緒にして乾燥する。マグネシウム片 を存在させ還元条件下においてそれ自身は公知の方法によりさらに熱処理を行な うが、この熱処理の間酸素が粉末粒子の中へ拡散するのを防ぐ。本発明に従えば 、870℃以下の温度、好ましくは850℃以下の温度において還元性の熱処理 を行なう。 一好適具体化例においては、化学的に活性化した凝集化を行なう前に、粗製の タンタル一次粒子を湿潤状態で緻密化する。この工程は、洗滌後なお湿っている 一次粒子を皿の中で、この粉末/水の混合物の含水量を、振動によりチキソトロ ピー性をもった組成物に変わるような量になるように調節する。別法として、既 に乾燥した一次粒子を水を用いてペーストにし、振動によってチキソトロピーの 状態に変えることができる。この目的に必要とされる粉末/水混合物の含水量は 一般に約25重量%である。材料を乾燥し、緻密化された一次粉末から得られた 緻密化された塊を破砕し、現在の緻密化された形または粗く粉砕された形のいず れかで、或いはつくるべきコンデンサー用タンタル粉末の最終的な粒径(例えば <400μm)において化学的に活性化された凝集化を行なう。残りの工程段階 、例えばドーピングおよび低温における還元的な凝集化は前記の具体化例と変わ りはなく行なわれる。この改善された具体化例により主として嵩密度が増加し、 流動性が改善される。初期ドーピングに燐を用いるか、或いは塩化アンモニウム 溶液を用いて窒素のドーピングを行なう場合には、燐酸アンモニウムの水溶液を 用いて湿式緻密化を行なうこともできる。 本発明によって得られるタンタル粉末は、コンデンサーをつくるための処理お よびそれからつくられるコンデンサーの電気的性質の両方に関し著しく良好な性 質をもっている。 粉末の流動性に関しては、広がり角度が60°で出口の直径が3.9mmの振 動ホッパーを通すことにより測定された値が典型的には0.3〜1g/秒である 。 フッ素含量は200ppmより、好ましくは60ppmより少なく、これによ りコンデンサーのアノードを焼結させる間の装置の腐食が或る限度内に保たれ、 電気的性質に対する悪影響が避けられるような値である。 本発明の粉末は、その電気的性質に関し、緻密化された密度が5g/cm3に なるようにプレスした後、1200℃で10分間焼結させ16ボルトの電圧で成 形することにより、残留電流が5nA/μFVより、好ましくは3nA/μFV より、さらに好ましくは1.5nA/μFVより、極めて好ましくは1nA/μ FVより小さく、比キャパシタンスが80000〜120000μFV/g、好 ましくは90000μFV/gより、特に好ましくは100000μFV/gよ り大きい焼結されたアノードが得られる。このような粉末は本発明によって初め て得られる。 当面の結果に従えば、フッ素含量が最高200ppmであることを許容した場 合、水素放出性化合物を用いて化学的に活性化された凝集化を行ない、粉末の窒 素含量が2000〜12000ppmになるように窒素のドーピングを行なうと 最低の残留電流の値が1nA/μFVより小さくなる。 本発明のタンタル粉末は、その構造に関し、フッ素およびアルカリ金属の含量 が低く、BET比表面積が1.4〜3m2/gの場合でFSSSによって決定さ れた粒径が0.35〜1μm、好ましくは0.4〜0.65μmであるとい特徴 をもっている。 他のキャラクタリゼーションに従えば、本発明のフッ素およびアルカリ金属含 量が低いタンタル粉末は、SEM顕微鏡写真から視覚的に決定された一次粒径が 100〜400nmであり、これらの粒子は互いに焼結してMastersiz er D50値(ASTM−B−288)として決定された平均粒径が5μmよ り大きい二次粒子をつくっている。焼結した一次粒子から成る二次粒子の大きさ (D50)は好ましくは7μmより大きく、特に好ましくは8〜13μmである 。 Mastersizerを使用して粒径を決定する前に、超音波を用いて5分 間、解凝集化処理を行ない、比較的大きな不適切に焼結した凝集物を分離した。 超音波による解凝集化処理を行なわずに測定されたMastersizer D50値は、粉末が400μの篩または220μの篩のいずれを通されたかに依 存して、典型的には40〜180μmまたは40〜100μmの間にある。 本発明のタンタル粉末は燐の含量が好ましくは50〜1500ppm、特に好 ましくは最高300ppm、極めて好ましくは100〜200ppmである。 好適なタンタル粉末はさらに窒素含量が300〜15000ppm、特に好ま しくは1000〜12000ppmである。 本発明の粉末の酸素含量は表面1m2当たり3000μgの範囲、即 ち3000〜10000ppm、好ましくは4000〜6000ppmの間にあ る。 アルカリ金属の含量は50ppmより少なく、アルカリ土類金属の含量は20 0ppmより、好ましくは100ppmより少なく、炭素は100ppmより少 ない。 実施例 実施例 1 25kgのK2TaF7、75kgのKCl、75kgのKF、1kgの非常に 細かいタンタル粉末および140gのNa2SO4の混合物を原料にし、これをI nconelのレトルトに入れ、米国特許A5 442 978号記載の方法で 、温度約900℃においてナトリウムを順次増量して添加することによりタンタ ルの一次粒子をつくった。このタンタルの一次粒子を冷却し微粉砕した反応混合 物から弱酸性の水で洗滌して分離し、この際最終的な精製処理はフッ化水素酸お よび過酸化水素を含む洗滌溶液を用いて行なった。この方法で得られたタンタル の一次粒子は次の特性を示した。 Fisher Sub−Sieve Sizer(FSSS)による平均粒径 0.35μm BET比表面積(Quantasorb 3点法) 2.42m2/g 酸素 7230ppm フッ素 720ppm 第1段階:化学的に活性化した凝集化 180gのタンタル一次粒子を、タンタルのシートで内張りした鋼の 燃焼ボートの中に入れる。タンタル粉末の深さは25mmである。燃焼ボートを 耐熱性の鋼の管の中に挿入し、管の中の雰囲気をアルゴンで追い出し、管および 粉末の細孔の中の雰囲気が空気を含まずに不活性ガスだけから成るようにする。 次いでなおアルゴンを流しながら、充填した燃焼ボートを入れた管を予熱した管 状の炉の中に入れ、950℃に加熱する。次いでアルゴンの代わりに管の中の粉 末の上に水素を通す。水素の流速は空の冷たい管に関し約1cm/秒であった。 1時間後再び材料の上に水素の代わりにアルゴンを通し、温度を下げる。次に約 18時間に亙り空気が徐々に侵入するように管の端に小さい入口孔を開け、材料 を不動化する。 脱フッ素化されたタンタルの一次粉末に関する最も重要なデータは次の通りで ある。 Fisher Sub−Sieve Sizer(FSSS)による平均粒径 0.44μm BET比表面積(Quantasorb 3点法) 2.3m2/g 酸素含量 11000ppm フッ素含量 120ppm 第2段階:50ppmの燐の第1回目のドーピング 第1段階で得られた材料150gを、1ml中に1mgの燐を含む燐酸二水素 アンモニウム溶液7.5mlで湿らせた。次いでこの材料を45℃で乾燥し、篩 にかけて粒径が220μmより小さくなるようにし、均一に混合した。 第3段階:還元凝集化 第2段階で得られた50ppmの燐をドーピングしたタンタルの一次粉末15 0gを4.95gのマグネシウム片(=化学量論的な量の2倍)と混合し、レト ルトの中でアルゴン雰囲気中においてタンタルの坩堝で覆いをして850℃に2 時間加熱する。冷却後、徐々に空気を侵入させて不動化を完了させる。 第4段階:酸による浸出 8重量%のH2SO4および1.8重量%のH22を含む酸0.6リットルを用 いて材料からマグネシウム残渣を浸出した。この酸の中で粉末を10分間撹拌し た後、デカンテーションを行ない、吸引濾過し、脱鉱物質の水を用いて酸がなく なるまで洗滌する。 第5段階:P含量を100〜150ppmだけ増加させるための第2回目のド ーピング 吸引濾過を行なってなお湿っている材料を、1ml中に燐1mgを含む燐酸二 水素アンモニウムの溶液15mlで湿らせ、45℃で乾燥する。この材料を篩に かけて粒径を<220μmにし、均一に混合する。このものをコンデンサー用の 粉末として試験した。表1参照。 実施例 2(実施例1の続き) 実施例1で得られた生成物(試料1)100gに対し、化学量論的な量の2倍 のマグネシウム(=材料100g当たりマグネシウム1.86g)と共に、85 0℃で2時間再び還元凝集化処理を行なう。0.22リットルの酸を用いて実施 例1と同様に浸出を行なった。酸を含まなくなるまで洗滌した材料を乾燥し、篩 にかけて粒径を<220μmにし、均一に混合する。このものをコンデンサー用 の粉末として試験した。表1参照。 実施例 3 原料はやはり実施例1記載の方法でつくられたタンタルの一次粉末であった。 この材料に関する最も重要なデータは次の通りである。 Fisher Sub−Sieve Sizer(FSSS)による平均粒径 0.34μm BET比表面積(Quantasorb 3点法) 2.35m2/g 酸素含量 7230ppm フッ素含量 740ppm 第1段階:化学的に活性化した凝集化 180gのタンタル一次粉末を実施例1と同じ装置において950℃で鋼製の 管の中に入れた鋼製のボートの中で1時間水素で処理し、次いで徐々に空気を入 れて不動化した。この方法で得られた材料に関する最も重要なデータは次の通り である。 酸素含量 12000ppm フッ素含量 181ppm 第2段階:第1回目の100ppmの燐のドーピング 第1段階で得られた材料150gを、1ml中に1mgの燐を含む燐酸二水素 アンモニウム溶液15mlで湿らせた。次いでこの材料を45℃で乾燥し、篩に かけて粒径を<220μmにし、均一に混合した。 第3段階:還元凝集化 100ppmの燐をドーピングしたタンタルの一次粉末150gを5.4gの マグネシウム片(=化学量論的な量の2倍)と混合し、実施例1と同じ装置の中 で800℃に2時間脱酸化物処理を行ない、徐々に空気 を侵入させて不動化する。 第4段階:酸による浸出 実施例1記載の酸0.65リットルを用いて材料からマグネシウム残渣を浸出 し、酸がなくなるまで洗滌する。 第5段階:燐含量を100ppmから150ppmへ増加させるための第2回 目のドーピング 吸引濾過を行なってなお湿っている材料を、1ml中に燐1mgを含む燐酸二 水素アンモニウムの溶液7.5mlで湿らせ、45℃で乾燥し、篩にかけて粒径 を<220μmにし、均一に混合する。図1はこの粉末の二つの異なった倍率に おけるSEM顕微鏡写真を示す。この図から識別し得る一次粒子の大きさは30 0nmより小さい。MastersizerのD50値の測定値は48μmであ った。5分間超音波で解凝集化を行なった後もこの値はなお5.32μmであっ た。このものをコンデンサー用の粉末として試験した。表2参照。 実施例 4 使用した原料は実施例3に使用したものと同じタンタルの一次粉末であった。 次に行なう洗滌は過酸化水素を含む洗浄水だけを用いて行なった。この一次粉末 に関する最も重要なデータは次の通りである。 Fisher Sub−Sieve Sizer(FSSS)による平均粒径 0.35μm BET比表面積(Quantasorb 3点法) 2.42m2/g 酸素含量 8000ppm フッ素含量 186ppm 第1段階:第1回目の100ppmの燐のドーピング 1kgのタンタル一次粉末を、1ml中に1mgの燐を含む燐酸二水素アンモ ニウム溶液100mlで湿らせた。次いでこの材料を45℃で乾燥し、篩にかけ て粒径を<220μmにし、均一に混合した。 第2段階:化学的に活性化した凝集化 100ppmのPをドーピングしたタンタル一次粉末を24gのマグネシウム 片と混合し、レトルトの中でアルゴン雰囲気中においてタンタルの坩堝で覆いを して800℃に2時間加熱する。冷却後、徐々に空気を侵入させて不動化を完了 させる。 第3段階:酸による浸出 実施例1記載の酸3リットルを用いて材料からマグネシウム残渣を浸出し、デ カンテーションし、吸引濾過し、酸がなくなるまで脱鉱物質の水で洗滌する。 第4段階:燐含量を100ppmから150ppmに増加させるための第2回 目のドーピング 吸引濾過を行なってなお湿っている材料を、P含量が50ppmだけ増加する ように燐酸二水素アンモニウムの溶液50mlで湿らせた。45℃で乾燥し、篩 にかけて粒径を<220μmにし、均一に混合する。このものをコンデンサー用 の粉末として試験した。表3参照。 実施例 5 原料は実施例1に使用したタンタルの一次粉末であった。 第1段階:化学的に活性化した凝集化 実施例1記載の方法と同じ方法を用いた。得られた材料の組成も同様であった (0が1.2%、Fが151ppm)。 第2段階:第1回目の100ppmの燐のドーピング 第1段階で得られた材料150gを、1ml中に1mgの燐を含む燐酸二水素 アンモニウム溶液15mlで湿らせ、この材料を45℃で乾燥し、篩にかけて粒 径を<220μmにし、均一に混合した。 第3段階:還元凝集化 100ppmの燐がドーピングされているタンタルの一次粉末150gを5. 4gのマグネシウム片(=化学量論的な量の2倍)と混合し、実施例1と同じ装 置の中で2時間脱酸化物処理を行なったが、処理温度は900℃であった。冷却 後、徐々に空気を侵入させて不動化する。 第4段階:酸による浸出 実施例1記載の酸0.65リットルを用いて材料からマグネシウム残渣を浸出 し、デカンテーションし、脱鉱物質の水で吸引濾過して酸がなくなるまで材料を 洗滌する。 第5段階:燐含量を100ppmから150ppmへ増加させるための第2回 目のドーピング 吸引濾過を行なってなお湿っている材料を、1ml中に燐1mgを含む燐酸二 水素アンモニウムの溶液7.5mlで湿らせ、45℃で乾燥する。篩にかけて粒 径を<220μmにし、均一に混合する。このものをコンデンサー用の粉末とし て試験した。表4参照。 実施例 6 実施例4に使用したタンタルの一次粉末を用いた。 第1段階:第1回目の100ppmの燐のドーピング 300gのタンタルの一次粉末を、1ml中に1mgの燐を含む燐酸二水素ア ンモニウム溶液30mlで湿らせた。この材料を45℃で乾燥し、篩にかけて粒 径を<220μmにし、均一に混合した。 第2段階:化学的に活性化した凝集化 100ppmの燐をドーピングしたタンタルの一次粉末300gを6.5gの マグネシウム片と混合し、レトルトの中でアルゴン雰囲気中においてタンタルの 坩堝で覆いをして850℃に2時間加熱する。冷却後、徐々に空気を侵入させて 不動化を完了させる。 第3段階:酸による浸出 8重量%のH2SO4および1.8重量%のH22を含む酸0.8リットルを用 いて材料からマグネシウム残渣を浸出した。この酸の中で粉末を10分か撹拌し た後、デカンテーションし、吸引濾過し、脱鉱物質の水で酸がなくなるまで材料 を洗滌する。 第4段階:燐含量を50ppmだけ増加させて150ppmにするための第2 回目のドーピング 吸引濾過を行なってなお湿っている材料を、1ml中に燐1mgを含む燐酸二 水素アンモニウムの溶液15mlで湿らせ、45℃で乾燥する。篩にかけて粒径 を<220μmにし、均一に混合する。このものをコンデンサー用の粉末として 試験した。表5参照。 実施例 7 実施例4の第1段階と同様にしてドーピングした材料300gを化学 量論的な量の2倍のマグネシウム(酸素含量に関し)および1%のNH4Clと 混合し、2時間850℃において脱酸化物処理および窒素化を行なった。 実施例6と同様にして0.8リットルの酸を用い浸出を行なった。酸を含まな くなるまで洗滌した後、材料を45℃で乾燥し、次いで篩にかけて粒径を<22 0μmにし、均一に混合した。このものをコンデンサー用の粉末として試験した 。表5参照。 実施例 8 実施例4の第1段階と同様にしてドーピングした材料300gに対し化学的に 活性化した凝集化処理を行なった。窒素含量がさらに多いことが望ましいからで ある。このためにTa粉末を化学量論的な量の2倍の量のマグネシウムおよび6 %のNH4Clと混合し、850℃で2時間熱処理を行なう。 実施例6と同様にして0.8リットルの酸を用い浸出を行なった。酸を含まな くなるまで洗滌した後、材料を45℃で乾燥し、次いで篩にかけて粒径を<22 0μmにし、均一に混合した。このものをコンデンサー用の粉末として試験した 。表5参照。 実施例 9 使用した原料は、実施例1の組成物を使用してK2TaF7を還元し、次いでフ ッ化水素酸および過酸化水素を含む洗滌溶液で洗滌してつくられたタンタルの一 次粉末であった。得られた一次粉末の乾燥した代表的な試料は下記のパラメータ を示した。 Fisher Sub−Sieve Sizer(FSSS)による平均粒径 0.36μm BET比表面積(Quantasorb 3点法) 2.19m2/g 嵩密度 11.2g/立方インチ 酸素 0.658% フッ素 596ppm 第1段階:湿式緻密化、乾燥および粉砕 なお湿っている一次粉末240gを磁器製の皿の上で一緒にし、同時に組成物 にチキソトロピー性を賦与する量の水を加えて匙で引っくり返し、振動板上で振 動させる。この状態で均一性を得るために皿および内容物を3分間振動させる。 皿の上に広く広げられた材料を空気循環乾燥器の中で45℃においてゆっくりと 乾燥させる。緻密化させ乾燥させた一次粉末は重い、比較的強い、粗い塊の形を している。これを注意して400μmの篩を通してプレスする。 第2段階:化学的に活性化した凝集化 緻密化し粒径が<400μmになるように粒状化した一次粉末を、実施例1に 記載したようなタンタルで内張りした鋼の燃焼ボートの中に深さ25mmになる まで入れ、これを耐熱性の鋼の管の中に挿入し、水素 を用いて950℃で1時間脱フッ化物処理を行ない、空気を用いて材料を不動化 する。 第3段階:粉砕 得られた一次粉末を400μmの篩に通す。この際粗くなった凝集物は容易に 砕いて<400ppmの粒径にすることができた。酸素含量は1.1%であった 。 第4段階:ドーピング 第3段階からは粒径が<400ppmの材料が180g得られた。この材料を 、1ml中に1mgの燐を含む燐酸二水素アンモニウム溶液27mlで湿らせた 。次いでこの材料を45℃で乾燥し、篩にかけて<400μmにし、均一に混合 した。 第5段階:還元凝集化 ドーピングした一次粉末を5.94gのマグネシウム片(=化学量論的な量の 2倍)と混合し、レトルトの中でアルゴン雰囲気中においてタンタルの坩堝で覆 いをして800℃に2時間加熱する。冷却後、徐々に空気を侵入させて不動化を 完了させる。 第6段階:酸による浸出 8重量%のH2SO4および1.8重量%のH22を含む酸0.7リットルを用 いて材料からマグネシウム残渣を浸出した。この酸の中で粉末を10分間撹拌し た後、デカンテーションを行ない、吸引濾過し、脱鉱物質の水を用いて酸がなく なるまで洗滌する。この材料を篩にかけて粒径を<400μmにし、均一に混合 する。このものをコンデンサー用の粉末として試験した。表6参照。 図2はこの粉末の二つの異なった倍率におけるSEM顕微鏡写真を示 す。この図から識別し得る一次粒子の大きさは約200nmであった。Mast ersizerのD50値は164μmであった。5分間超音波で解凝集化を行 なった後もこの値はなお11.3μmであった。 実施例10 使用した原料はこの場合も、実施例1の組成物を使用してK2TaF7からつく られたタンタルの一次粉末であった。次いで過酸化水素だけを含む水で洗滌を行 なった。この一次粉末の最も重要なデータを乾燥した代表的な試料について決定 した。 Fisher Sub−Sieve Sizer(FSSS)による平均粒径 0.36μm BET比表面積(Quantasorb 3点法) 2.45m2/g 嵩密度 11.6g/立方インチ 酸素 0.794% フッ素 215ppm 第1段階:湿式緻密化、乾燥および粉砕 なお湿っている一次粉末350gを、さらに水を加え振動させて実施例9と同 様にしてチキソトロピー性をもった組成物に変える。45℃においてゆっくりと 乾燥させた後、材料は重い、比較的強い塊の形をしている。これは手で簡単に壊 れて大きさが約1cmの片になった。 第2段階:化学的に活性化した凝集化 緻密化した一次粉末片を実施例9と同様にして水素で脱フッ化物化し、空気で 不動化する。 第3段階:粉砕 第2段階で得られた材料を実験室用の衝撃型粉砕機中で低い回転速度でアルゴ ンを流しながらゆっくりと摩砕して粒径を<400μmにする。 酸素含量は1.4%であった。 第4段階:ドーピング 第3段階から得られた粒径が<400μmの材料260gを、1ml中に1m gの燐を含む燐酸二水素アンモニウム溶液39mlで湿らせることにより150 ppmの燐をドーピングした。次いでこの材料を45℃で乾燥し、篩にかけて< 400μmにし、均一に混合した。 第5段階:還元凝集化 ドーピングした一次粉末260gを10.9gのマグネシウム片(=化学量論 的な量の2倍)と混合し、レトルトの中でアルゴン雰囲気中においてタンタルの 坩堝で覆いをして800℃に2時間加熱する。冷却後、徐々に空気を侵入させて 不動化を完了させる。 第6段階:酸による浸出 8重量%のH2SO4および1.8重量%のH22を含む酸1.1リットルを用 いて材料からマグネシウム残渣を浸出した。この酸の中で粉末を10分間撹拌し た後、デカンテーションを行ない、吸引濾過し、脱鉱物質の水を用いて酸がなく なるまで洗滌する。この材料を篩にかけて粒径を<400μmにし、均一に混合 する。このものをコンデンサー用の粉末として試験した。表6参照。 実施例11 第1段階:湿式緻密化、乾燥および粉砕 今回は実施例10に使用した一次粉末200gを乾燥した形で使用し、1ml 中に1mgの燐を含む燐酸二水素アンモニウム溶液30mlで湿 らせることにより150ppmの燐をドーピングした。さらに水を撹拌しながら 加え、組成物がチキソトロピーの状態になるまで振動させた。材料をペースト状 にして皿に入れ、45℃で乾燥し、得られた比較的強い塊を手で壊して大きさ約 1cmの片にした。 第2段階:化学的に活性化した凝集化 ドーピングし粉砕した一次粉末片を実施例9と同様にして水素で処理し、空気 で不動化する。 第3段階:粉砕 第2段階で得られた材料を実験室用の衝撃型粉砕機中で摩砕して粒径を<40 0μmにする。この材料は下記のデータを示した。 嵩密度 28g/立方インチ BET比表面積(Quantasorb 3点法) 2.27m2/g 酸素 1.3% フッ素 70ppm 第4段階:還元凝集化 第3段階から得られた粒径が<400μmの材料180gを7.02gのマグ ネシウム片(=化学量論的な量の2倍)と混合し、実施例6と同様に800℃で 2時間脱酸化物処理を行ない、不動化する。 第6段階:酸による浸出 実施例6記載の方法で8重量%のH2SO4および1.8重量%のH22を含む 酸1.1リットルを用いて材料からマグネシウム残渣を浸出した。次いで材料を 中性になるまで洗滌する。この材料を篩にかけて粒径を<400μmにし、均一 に混合する。このものをコンデンサー用の 粉末として試験した。表6参照。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01G 9/052 H01G 9/05 K (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,V N,YU,ZW (72)発明者 ビーアマン,ハイケ ドイツ・デー―38228ザルツギツター・レ ンブラントリング44ベー (72)発明者 レフエルホルツ,ヨズア ドイツ・デー―38685ランゲルスハイム・ ツムゼゲミユーレンフエルト22 (72)発明者 ブライトハウプト,デトレフ ドイツ・デー―38259ザルツギツター・ミ ユーレンベーク18

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.FSSSで決定された粒径が0.35〜1μm、BET比表面積が1. 4〜3m2/gであることを特徴とするアルカリ金属およびフッ素の含量が低い タンタル粉末。 2.SEM顕微鏡写真から視覚的に決定された一次粒子の大きさが100〜 400nm、一次粒子を焼結させることによりつくられる二次粒子の大きさがM astersizer D50値として決定して5μmよりも大きいことを特徴 とするアルカリ金属およびフッ素の含量が低いタンタル粉末。 3.1200℃において10分間焼結し16Vにおいて成形することにより 5nA/μFVより小さい残留電流における比キャパシタンスが80000〜1 20000μFV/gのコンデンサーを得ることができることを特徴とするタン タル粉末。 4.燐の含量が50〜500ppmであることを特徴とする請求項1〜3記 載のタンタル粉末。 5.窒素の含量が30〜15000ppmであることを特徴とする請求項1 〜4記載のタンタル粉末。 6.七フッ化タンタル酸カリウムを不活性塩の熔融物中でナトリウムで還元 して得られる一次粒子の大きさが100〜400nmの粗製タンタル粉末から請 求項1〜5記載のタンタル粉末を製造する方法において、温度600〜950℃ において水素を存在させ粗製タンタル粉末に対し還元凝集化処理を行なうことを 特徴とする方法。 7.水素は水素雰囲気か、または水素を放出する化合物の形で供給されるこ とを特徴とする請求項6記載の方法。 8.一つまたはそれ以上の段階で、好ましくは二段階でタンタル粉末を燐ま たは燐化合物と一緒にし、次いで温度800〜870℃においてマグネシウム片 を存在させて脱酸化物処理を行なうことを特徴とする請求項6または7記載の方 法。 9.還元凝集化の前に、粗製タンタル粉末に対しこれを水または燐塩の溶液 の中に懸濁させて湿式緻密化を行ない、次いで乾燥することを特徴とする請求項 6〜8記載の方法。 10.請求項1〜3記載のタンタル粉末から製造されたコンデンサー用タンタ ル・アノード。 11.請求項10記載のタンタル・アノードを含むコンデンサー。
JP53620698A 1997-02-19 1998-02-09 タンタル粉末、その製造法およびそれから得られる焼結アノード Expired - Lifetime JP3794713B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19706414.0 1997-02-19
DE19706414 1997-02-19
DE19706415 1997-02-19
DE19706415.9 1997-02-19
PCT/EP1998/000699 WO1998037249A1 (de) 1997-02-19 1998-02-09 Tantalpulver, verfahren zu seiner herstellung, sowie daraus erhältliche sinteranoden

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006003820A Division JP4077485B2 (ja) 1997-02-19 2006-01-11 タンタル粉末、その製造法およびそれから得られる焼結アノード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001512531A true JP2001512531A (ja) 2001-08-21
JP3794713B2 JP3794713B2 (ja) 2006-07-12

Family

ID=26034082

Family Applications (4)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53620698A Expired - Lifetime JP3794713B2 (ja) 1997-02-19 1998-02-09 タンタル粉末、その製造法およびそれから得られる焼結アノード
JP2006003820A Expired - Fee Related JP4077485B2 (ja) 1997-02-19 2006-01-11 タンタル粉末、その製造法およびそれから得られる焼結アノード
JP2007190595A Expired - Fee Related JP4619385B2 (ja) 1997-02-19 2007-07-23 タンタル粉末、その製造法およびそれから得られるコンデンサー用焼結アノード
JP2007190577A Expired - Lifetime JP4974798B2 (ja) 1997-02-19 2007-07-23 タンタル粉末

Family Applications After (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006003820A Expired - Fee Related JP4077485B2 (ja) 1997-02-19 2006-01-11 タンタル粉末、その製造法およびそれから得られる焼結アノード
JP2007190595A Expired - Fee Related JP4619385B2 (ja) 1997-02-19 2007-07-23 タンタル粉末、その製造法およびそれから得られるコンデンサー用焼結アノード
JP2007190577A Expired - Lifetime JP4974798B2 (ja) 1997-02-19 2007-07-23 タンタル粉末

Country Status (13)

Country Link
US (1) US6238456B1 (ja)
EP (1) EP0964937B1 (ja)
JP (4) JP3794713B2 (ja)
KR (1) KR100522066B1 (ja)
CN (1) CN1088761C (ja)
AU (1) AU6495398A (ja)
BR (1) BR9807845B1 (ja)
CZ (2) CZ300529B6 (ja)
DE (1) DE59801636D1 (ja)
HK (1) HK1026458A1 (ja)
IL (1) IL131291A (ja)
PT (1) PT964937E (ja)
WO (1) WO1998037249A1 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6876542B2 (en) 2001-08-15 2005-04-05 Cabot Supermetals K.K. Nitrogen containing metal powder, production process therefor, and porous sintered body and solid electrolytic capacitor using same
JP2005325449A (ja) * 2004-04-15 2005-11-24 Jfe Mineral Co Ltd タンタル粉末およびそれを用いた固体電解コンデンサ
JP2007533854A (ja) * 2004-04-23 2007-11-22 ハー ツェー シュタルク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンデイトゲゼルシヤフト ニオブ粉末及びタンタル粉末の製造方法
JP2008504436A (ja) * 2004-06-24 2008-02-14 ハー ツェー シュタルク インコーポレイテッド 改善された物理的性質および電気的性質を有するバルブメタルの製造
JP2010034589A (ja) * 2003-04-28 2010-02-12 Showa Denko Kk 造粒紛、固体電解コンデンサ陽極用焼結体及び固体電解コンデンサ
JP2010150650A (ja) * 2008-11-27 2010-07-08 Cabot Supermetal Kk タンタル凝集粒子の製造方法、タンタルペレットおよびキャパシタ
WO2010131483A1 (ja) * 2009-05-15 2010-11-18 キャボットスーパーメタル株式会社 タンタル凝集粒子の製造方法、タンタル混合粉末及びその製造方法、タンタルペレット及びその製造方法、並びにキャパシタ
JP2012087371A (ja) * 2010-10-20 2012-05-10 Cabot Supermetal Kk タンタル粉体、その製造方法および脱酸素方法
JP2013159815A (ja) * 2012-02-03 2013-08-19 Global Advanced Metals Japan Kk タンタル粒子及びその製造方法

Families Citing this family (94)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030061907A1 (en) * 1994-08-01 2003-04-03 Kroftt-Brakston International, Inc. Gel of elemental material or alloy and liquid metal and salt
US20030145682A1 (en) * 1994-08-01 2003-08-07 Kroftt-Brakston International, Inc. Gel of elemental material or alloy and liquid metal and salt
JP3391461B2 (ja) * 1994-08-01 2003-03-31 インターナショナル・タイテイニアム・パウダー・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー 元素材料の製造方法
US7445658B2 (en) 1994-08-01 2008-11-04 Uchicago Argonne, Llc Titanium and titanium alloys
US7435282B2 (en) 1994-08-01 2008-10-14 International Titanium Powder, Llc Elemental material and alloy
PT2055412E (pt) 1998-05-06 2012-09-26 Starck H C Gmbh Pós de metal produzidos por redução dos óxidos com magnésio gasoso
US6576038B1 (en) * 1998-05-22 2003-06-10 Cabot Corporation Method to agglomerate metal particles and metal particles having improved properties
JP3871824B2 (ja) * 1999-02-03 2007-01-24 キャボットスーパーメタル株式会社 高容量コンデンサー用タンタル粉末
JP2000306781A (ja) * 1999-04-21 2000-11-02 Showa Kyabotto Super Metal Kk 電解コンデンサ用金属粉末ならびにこれを用いた電解コンデンサ用陽極体および電解コンデンサ
JP3585791B2 (ja) * 1999-11-04 2004-11-04 Necトーキン株式会社 固体電解コンデンサ用陽極体の製造方法及びその製造方法に用いられる連続焼結装置
US6432161B1 (en) * 2000-02-08 2002-08-13 Cabot Supermetals K.K. Nitrogen-containing metal powder, production process thereof, and porous sintered body and solid electrolytic capacitor using the metal powder
AU2001239946B2 (en) 2000-03-01 2004-12-16 Cabot Corporation Nitrided valve metals and processes for making the same
JP3718412B2 (ja) * 2000-06-01 2005-11-24 キャボットスーパーメタル株式会社 ニオブまたはタンタル粉末およびその製造方法
US20030002043A1 (en) * 2001-04-10 2003-01-02 Kla-Tencor Corporation Periodic patterns and technique to control misalignment
US7442227B2 (en) * 2001-10-09 2008-10-28 Washington Unniversity Tightly agglomerated non-oxide particles and method for producing the same
JP3610942B2 (ja) * 2001-10-12 2005-01-19 住友金属鉱山株式会社 ニオブおよび/またはタンタルの粉末の製造法
DE10307716B4 (de) * 2002-03-12 2021-11-18 Taniobis Gmbh Ventilmetall-Pulver und Verfahren zu deren Herstellung
GB2410251B8 (en) * 2002-03-12 2018-07-25 Starck H C Gmbh Valve metal powders and process for producing them
US7632333B2 (en) * 2002-09-07 2009-12-15 Cristal Us, Inc. Process for separating TI from a TI slurry
UA79310C2 (en) * 2002-09-07 2007-06-11 Int Titanium Powder Llc Methods for production of alloys or ceramics with the use of armstrong method and device for their realization
AU2003298572A1 (en) * 2002-09-07 2004-04-19 International Titanium Powder, Llc. Filter cake treatment method
WO2004033737A1 (en) * 2002-10-07 2004-04-22 International Titanium Powder, Llc. System and method of producing metals and alloys
AU2003263082A1 (en) * 2002-10-07 2004-05-04 International Titanium Powder, Llc. System and method of producing metals and alloys
JP4727160B2 (ja) * 2003-04-28 2011-07-20 昭和電工株式会社 弁作用金属焼結体、その製造方法及び固体電解コンデンサ
JP2007511667A (ja) * 2003-06-10 2007-05-10 キャボット コーポレイション タンタル粉末およびその製造方法
US20070180951A1 (en) * 2003-09-03 2007-08-09 Armstrong Donn R Separation system, method and apparatus
GB0400290D0 (en) 2004-01-08 2004-02-11 Medivir Ab dUTPase inhibitors
JP2008504692A (ja) * 2004-06-28 2008-02-14 キャボット コーポレイション 高キャパシタンスのタンタルフレークス及びその生産方法
DE102004049040B4 (de) * 2004-10-08 2008-11-27 H.C. Starck Gmbh Verfahren zur Herstellung von Festelektrolytkondensatoren
BRPI0611539B1 (pt) * 2005-05-05 2017-04-04 Starck H C Gmbh método de aplicar um revestimento a uma superfície, camada de aspersão a frio e objeto revestido
CN101368262B (zh) * 2005-05-05 2012-06-06 H.C.施塔克有限公司 向表面施加涂层的方法
CN1311091C (zh) * 2005-05-24 2007-04-18 长沙南方钽铌有限责任公司 从钽粉-硝酸钇液-固掺杂体制造钽材的方法
US20070017319A1 (en) 2005-07-21 2007-01-25 International Titanium Powder, Llc. Titanium alloy
CN100339172C (zh) * 2005-09-29 2007-09-26 宁夏东方钽业股份有限公司 球化造粒凝聚金属粉末的方法,金属粉末和电解电容器阳极
EP1945394A2 (en) 2005-10-06 2008-07-23 International Titanium Powder, LLC. Titanium boride
US20080031766A1 (en) * 2006-06-16 2008-02-07 International Titanium Powder, Llc Attrited titanium powder
US20080078268A1 (en) * 2006-10-03 2008-04-03 H.C. Starck Inc. Process for preparing metal powders having low oxygen content, powders so-produced and uses thereof
RU2469126C2 (ru) * 2006-11-07 2012-12-10 Х.К. Штарк Гмбх Способ нанесения покрытия на поверхность субстрата и продукт с покрытием
GB0622463D0 (en) * 2006-11-10 2006-12-20 Avx Ltd Powder modification in the manufacture of solid state capacitor anodes
US20080145688A1 (en) * 2006-12-13 2008-06-19 H.C. Starck Inc. Method of joining tantalum clade steel structures
US7753989B2 (en) * 2006-12-22 2010-07-13 Cristal Us, Inc. Direct passivation of metal powder
JP5546105B2 (ja) 2007-01-19 2014-07-09 富士フイルム株式会社 ペロブスカイト型酸化物とその製造方法、圧電体膜、圧電素子、液体吐出装置
US9127333B2 (en) * 2007-04-25 2015-09-08 Lance Jacobsen Liquid injection of VCL4 into superheated TiCL4 for the production of Ti-V alloy powder
US7786656B2 (en) 2007-04-26 2010-08-31 Fujifilm Corporation Piezoelectric body, piezoelectric device, and liquid discharge apparatus
US8197894B2 (en) 2007-05-04 2012-06-12 H.C. Starck Gmbh Methods of forming sputtering targets
US7837743B2 (en) * 2007-09-24 2010-11-23 Medtronic, Inc. Tantalum anodes for high voltage capacitors employed by implantable medical devices and fabrication thereof
US7981191B2 (en) * 2007-10-15 2011-07-19 Hi-Temp Specialty Metals, Inc. Method for the production of tantalum powder using reclaimed scrap as source material
CA2661469A1 (en) * 2008-04-11 2009-10-11 Andre Foucault Leg rehabilitation apparatus
US8246903B2 (en) 2008-09-09 2012-08-21 H.C. Starck Inc. Dynamic dehydriding of refractory metal powders
DE102008048614A1 (de) 2008-09-23 2010-04-01 H.C. Starck Gmbh Ventilmetall-und Ventilmetalloxid-Agglomeratpulver und Verfahren zu deren Herstellung
US20100085685A1 (en) 2008-10-06 2010-04-08 Avx Corporation Capacitor Anode Formed From a Powder Containing Coarse Agglomerates and Fine Agglomerates
US8043655B2 (en) * 2008-10-06 2011-10-25 H.C. Starck, Inc. Low-energy method of manufacturing bulk metallic structures with submicron grain sizes
JP2009275289A (ja) * 2009-07-10 2009-11-26 Cabot Supermetal Kk 窒素含有金属粉末の製造方法
JPWO2011089941A1 (ja) * 2010-01-20 2013-05-23 住友電気工業株式会社 リアクトル
US8512422B2 (en) 2010-06-23 2013-08-20 Avx Corporation Solid electrolytic capacitor containing an improved manganese oxide electrolyte
US8619410B2 (en) 2010-06-23 2013-12-31 Avx Corporation Solid electrolytic capacitor for use in high voltage applications
US8477479B2 (en) 2011-01-12 2013-07-02 Avx Corporation Leadwire configuration for a planar anode of a wet electrolytic capacitor
US8687347B2 (en) 2011-01-12 2014-04-01 Avx Corporation Planar anode for use in a wet electrolytic capacitor
CN102181818B (zh) * 2011-04-19 2012-10-17 潘伦桃 钽金属表面钝化方法及装置
WO2013006600A1 (en) * 2011-07-05 2013-01-10 Orchard Material Technology, Llc Retrieval of high value refractory metals from alloys and mixtures
US8734896B2 (en) 2011-09-29 2014-05-27 H.C. Starck Inc. Methods of manufacturing high-strength large-area sputtering targets
US9105401B2 (en) 2011-12-02 2015-08-11 Avx Corporation Wet electrolytic capacitor containing a gelled working electrolyte
CN102513538B (zh) * 2011-12-23 2014-04-09 泰克科技(苏州)有限公司 一种钽电容阳极块的烧结方法
CN102779656A (zh) * 2012-07-10 2012-11-14 中国振华(集团)新云电子元器件有限责任公司 一种降低钽电容器漏电流值的烧结方法
CN102773486B (zh) * 2012-07-10 2014-07-16 中国振华(集团)新云电子元器件有限责任公司 一种提高钽丝机械强度的烧结方法
DE102013213723A1 (de) * 2012-07-19 2014-01-23 Avx Corporation Festelektrolytkondensator mit erhöhter Feucht-zu-Trocken-Kapazität
JP5933397B2 (ja) 2012-08-30 2016-06-08 エイヴィーエックス コーポレイション 固体電解コンデンサの製造方法および固体電解コンデンサ
JP2013136841A (ja) * 2013-01-30 2013-07-11 Cabot Supermetal Kk 窒素含有金属粉末の製造方法
GB2512486B (en) 2013-03-15 2018-07-18 Avx Corp Wet electrolytic capacitor
GB2512481B (en) 2013-03-15 2018-05-30 Avx Corp Wet electrolytic capacitor for use at high temperatures
US9892862B2 (en) 2013-05-13 2018-02-13 Avx Corporation Solid electrolytic capacitor containing a pre-coat layer
GB2517019B (en) 2013-05-13 2018-08-29 Avx Corp Solid electrolytic capacitor containing conductive polymer particles
US9472350B2 (en) 2013-05-13 2016-10-18 Avx Corporation Solid electrolytic capacitor containing a multi-layered adhesion coating
JP6141318B2 (ja) 2013-06-13 2017-06-07 石原ケミカル株式会社 Ta粉末の製造方法およびTa造粒粉の製造方法
US10403444B2 (en) 2013-09-16 2019-09-03 Avx Corporation Wet electrolytic capacitor containing a composite coating
US9165718B2 (en) 2013-09-16 2015-10-20 Avx Corporation Wet electrolytic capacitor containing a hydrogen protection layer
US9183991B2 (en) 2013-09-16 2015-11-10 Avx Corporation Electro-polymerized coating for a wet electrolytic capacitor
US9236193B2 (en) 2013-10-02 2016-01-12 Avx Corporation Solid electrolytic capacitor for use under high temperature and humidity conditions
CN104884195B (zh) * 2013-12-04 2017-10-27 宁夏东方钽业股份有限公司 一种超高比容钽粉末的团化方法及由该方法制备的钽粉
JP6367356B2 (ja) * 2013-12-10 2018-08-01 ニンシア オリエント タンタル インダストリー カンパニー、 リミテッド 高窒素含有量を有するコンデンサグレードのタンタル粉末の調製方法、その方法により調製したコンデンサグレードのタンタル粉末、並びにタンタル粉末から調製したアノード及びコンデンサ
JP2014218748A (ja) * 2014-06-18 2014-11-20 キャボットスーパーメタル株式会社 窒素含有金属粉末の製造方法
US10737322B2 (en) 2014-08-20 2020-08-11 Ningzia Orient Tanatum Industry Co., Ltd. Composite tantalum powder and process for preparing the same and capacitor anode prepared from the tantalum powder
EP3192595B1 (en) 2014-09-11 2019-04-17 Ishihara Chemical Co., Ltd. Ta-nb alloy powder and anode element for solid electrolytic capacitor
CZ309286B6 (cs) * 2014-11-03 2022-07-20 Ningxia Orient Tantalum Industry Co., Ltd Způsob výroby tantalového prášku
US10290430B2 (en) 2014-11-24 2019-05-14 Avx Corporation Wet Electrolytic Capacitor for an Implantable Medical Device
US9754730B2 (en) 2015-03-13 2017-09-05 Avx Corporation Low profile multi-anode assembly in cylindrical housing
US10014108B2 (en) 2015-03-13 2018-07-03 Avx Corporation Low profile multi-anode assembly
US9928963B2 (en) 2015-03-13 2018-03-27 Avx Corporation Thermally conductive encapsulant material for a capacitor assembly
JP2016166422A (ja) * 2016-04-12 2016-09-15 グローバルアドバンストメタルジャパン株式会社 窒素含有金属粉末の製造方法
US9870868B1 (en) 2016-06-28 2018-01-16 Avx Corporation Wet electrolytic capacitor for use in a subcutaneous implantable cardioverter-defibrillator
US9870869B1 (en) 2016-06-28 2018-01-16 Avx Corporation Wet electrolytic capacitor
US20180144874A1 (en) * 2016-10-21 2018-05-24 Global Advanced Metals, Usa, Inc. Tantalum Powder, Anode, And Capacitor Including Same, And Manufacturing Methods Thereof
US11534830B2 (en) * 2017-12-28 2022-12-27 Ningxia Orient Tantalum Industry Co., Ltd Tantalum powder and preparation method therefor
CN110261459A (zh) * 2019-06-17 2019-09-20 北京科技大学 一种用于控制气氛中极低氧含量并测量其氧分压的装置

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3427132A (en) 1967-04-12 1969-02-11 Nat Res Corp Tantalum nitride powder and method for its preparation
FR2218633B1 (ja) 1973-02-19 1977-07-22 Lignes Telegraph Telephon
US3825802A (en) 1973-03-12 1974-07-23 Western Electric Co Solid capacitor
DE2610224C2 (de) 1976-03-11 1983-01-05 Fa. Hermann C. Starck Berlin, 1000 Berlin Verfahren zur Herstellung von porösen Anodenkörpern durch Pressen und Sintern von Pulvern aus Ventilmetallen
DE3130392C2 (de) 1981-07-31 1985-10-17 Hermann C. Starck Berlin, 1000 Berlin Verfahren zur Herstellung reiner agglomerierter Ventilmetallpulver für Elektrolytkondensatoren, deren Verwendung und Verfahren zur Herstellung von Sinteranoden
DE3140248C2 (de) 1981-10-09 1986-06-19 Hermann C. Starck Berlin, 1000 Berlin Verwendung von dotiertem Ventilmetallpulver für die Herstellung von Elektrolytkondensatoranoden
JPS60149706A (ja) * 1984-01-18 1985-08-07 Showa Kiyabotsuto Suupaa Metal Kk タンタル粉末の製造方法
US4544403A (en) 1984-11-30 1985-10-01 Fansteel Inc. High charge, low leakage tantalum powders
JPS61284501A (ja) * 1985-06-10 1986-12-15 Showa Kiyabotsuto Suupaa Metal Kk タンタル粉末の製造方法
JPS6386509A (ja) 1986-09-30 1988-04-16 松下電器産業株式会社 タンタル多孔質焼結体
US4740238A (en) * 1987-03-26 1988-04-26 Fansteel Inc. Platelet-containing tantalum powders
US5211741A (en) 1987-11-30 1993-05-18 Cabot Corporation Flaked tantalum powder
US5261942A (en) 1987-11-30 1993-11-16 Cabot Corporation Tantalum powder and method of making same
US4940490A (en) * 1987-11-30 1990-07-10 Cabot Corporation Tantalum powder
US5580367A (en) 1987-11-30 1996-12-03 Cabot Corporation Flaked tantalum powder and method of using same flaked tantalum powder
DE3820960A1 (de) 1988-06-22 1989-12-28 Starck Hermann C Fa Feinkoernige hochreine erdsaeuremetallpulver, verfahren zu ihrer herstellung sowie deren verwendung
JPH02310301A (ja) * 1989-05-24 1990-12-26 Showa Kiyabotsuto Suupaa Metal Kk タンタル粉末及びその製造法
US4968481A (en) * 1989-09-28 1990-11-06 V Tech Corporation Tantalum powder with improved capacitor anode processing characteristics
US5448447A (en) 1993-04-26 1995-09-05 Cabot Corporation Process for making an improved tantalum powder and high capacitance low leakage electrode made therefrom
EP0665302B1 (en) 1994-01-26 2000-05-03 H.C. Starck, INC. Nitriding tantalum powder
US5442978A (en) 1994-05-19 1995-08-22 H. C. Starck, Inc. Tantalum production via a reduction of K2TAF7, with diluent salt, with reducing agent provided in a fast series of slug additions
JPH0897096A (ja) * 1994-09-28 1996-04-12 Sutaruku Buitetsuku Kk タンタル粉末及びそれを用いた電解コンデンサ
JP3434041B2 (ja) 1994-09-28 2003-08-04 スタルクヴイテック株式会社 タンタル粉末及びそれを用いた電解コンデンサ
US5954856A (en) * 1996-04-25 1999-09-21 Cabot Corporation Method of making tantalum metal powder with controlled size distribution and products made therefrom

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6876542B2 (en) 2001-08-15 2005-04-05 Cabot Supermetals K.K. Nitrogen containing metal powder, production process therefor, and porous sintered body and solid electrolytic capacitor using same
JP2010034589A (ja) * 2003-04-28 2010-02-12 Showa Denko Kk 造粒紛、固体電解コンデンサ陽極用焼結体及び固体電解コンデンサ
JP2005325449A (ja) * 2004-04-15 2005-11-24 Jfe Mineral Co Ltd タンタル粉末およびそれを用いた固体電解コンデンサ
JP4527590B2 (ja) * 2004-04-15 2010-08-18 Jfeミネラル株式会社 タンタル粉末、固体電解コンデンサ用アノード及び固体電解コンデンサ
JP2007533854A (ja) * 2004-04-23 2007-11-22 ハー ツェー シュタルク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンデイトゲゼルシヤフト ニオブ粉末及びタンタル粉末の製造方法
JP2008504436A (ja) * 2004-06-24 2008-02-14 ハー ツェー シュタルク インコーポレイテッド 改善された物理的性質および電気的性質を有するバルブメタルの製造
JP2010150650A (ja) * 2008-11-27 2010-07-08 Cabot Supermetal Kk タンタル凝集粒子の製造方法、タンタルペレットおよびキャパシタ
WO2010131483A1 (ja) * 2009-05-15 2010-11-18 キャボットスーパーメタル株式会社 タンタル凝集粒子の製造方法、タンタル混合粉末及びその製造方法、タンタルペレット及びその製造方法、並びにキャパシタ
JP2010265520A (ja) * 2009-05-15 2010-11-25 Cabot Supermetal Kk タンタル混合粉末及びその製造方法、並びにタンタルペレット及びその製造方法。
JP2012087371A (ja) * 2010-10-20 2012-05-10 Cabot Supermetal Kk タンタル粉体、その製造方法および脱酸素方法
JP2013159815A (ja) * 2012-02-03 2013-08-19 Global Advanced Metals Japan Kk タンタル粒子及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
BR9807845B1 (pt) 2009-05-05
CN1088761C (zh) 2002-08-07
EP0964937B1 (de) 2001-10-04
CZ296099A3 (cs) 2000-08-16
JP4619385B2 (ja) 2011-01-26
HK1026458A1 (en) 2000-12-15
IL131291A0 (en) 2001-01-28
CZ300529B6 (cs) 2009-06-10
JP2006188765A (ja) 2006-07-20
WO1998037249A1 (de) 1998-08-27
AU6495398A (en) 1998-09-09
JP4077485B2 (ja) 2008-04-16
BR9807845A (pt) 2000-10-03
EP0964937A1 (de) 1999-12-22
PT964937E (pt) 2002-03-28
DE59801636D1 (de) 2001-11-08
JP4974798B2 (ja) 2012-07-11
KR100522066B1 (ko) 2005-10-18
US6238456B1 (en) 2001-05-29
JP3794713B2 (ja) 2006-07-12
IL131291A (en) 2003-01-12
KR20000071176A (ko) 2000-11-25
JP2007335883A (ja) 2007-12-27
CN1247576A (zh) 2000-03-15
CZ302792B6 (cs) 2011-11-09
JP2007332461A (ja) 2007-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001512531A (ja) タンタル粉末、その製造法およびそれから得られる焼結アノード
JP5197369B2 (ja) 金属粒子を球状に造粒し塊成化する方法
JP2001512530A (ja) タンタル粉体、その製造方法、及びそれから得ることができる焼結したアノード
JP2000508378A (ja) バルブ金属材中の酸素含有率を下げる方法
JP2002515543A (ja) 粉末冶金用途のための焼結活性金属粉末及び合金粉末、それらの製造方法並びにそれらの使用
JP2002544375A (ja) 気体状マグネシウムを用いる酸化物の還元により製造される金属粉末
JP2006525222A (ja) 高純度一酸化ニオブ(NbO)の製造及びそれから作ったコンデンサ製品
JP4828016B2 (ja) タンタル粉末の製法、タンタル粉末およびタンタル電解コンデンサ
RU2408450C2 (ru) Получение порошков вентильных металлов с улучшенными физическими и электрическими свойствами
CN103934452A (zh) 一种超高比容钽粉末的团化方法及由该方法制备的钽粉末
JPH08505350A (ja) 微細セラミックス粉末の鍛造方法及びその生成物
JPH058241B2 (ja)
CN111676371A (zh) 一种从钨坩埚中分离提纯铂的方法
JPH11236631A (ja) 固相還元法による微細ニッケル粉末の製造方法および該方法により得られた微細ニッケル粉末
JP2003531961A (ja) 親水コロイドの結合剤を炭素源として用いて炭素鋼の部品を焼結させる方法
RU2032496C1 (ru) Способ получения алюминидов переходных металлов
JP3266909B2 (ja) 窒化アルミニウムの製造方法
JPH04231407A (ja) 金属粉末の製造方法
JPH08311509A (ja) 流動性タングステン/銅複合粉末の製造法
CA1073474A (en) Process for preparing titanium carbide base powder for cemented carbide alloys
JP3879256B2 (ja) 低酸素金属バナジウム粉末およびその製造方法
JPH0524810A (ja) 窒化アルミニウム粉末の製造方法
WO2013115366A1 (ja) タンタル粒子及びその製造方法
JPH09324229A (ja) 炭化チタン粒子分散型金属基複合材料の製造方法
JP2544017B2 (ja) 粉末冶金用銅粉の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20050802

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20050920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051004

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20051228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060111

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20060220

A72 Notification of change in name of applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A721

Effective date: 20060111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090421

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100421

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110421

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120421

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120421

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130421

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130421

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140421

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term