JP2005325449A - タンタル粉末およびそれを用いた固体電解コンデンサ - Google Patents

タンタル粉末およびそれを用いた固体電解コンデンサ Download PDF

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Abstract

【課題】比表面積が大きく、タンタル固体電解コンデンサのアノードとして使用した場合に、静電容量が大きく、漏れ電流の少ないタンタル固体電解コンデンサを得ることができるタンタル粉末の提供。
【解決手段】タンタル粉末の比表面積(m/g)に対する前記タンタル粉末の水素含有量(ppm)の比が10〜100である水素を含有するタンタル粉末。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体電解コンデンサ(solid electrolyte capacitor)のアノード材料(anode material)として好適な水素含有タンタル粉末(hydrogen-containing tantalum powder)、および該タンタル粉末を焼結させた固体電解コンデンサ用アノードならびに該アノードを用いた固体電解コンデンサに関する。
近年、電子集積回路(electric integrated circuits)は、より低電圧での作動、高周波数化、低ノイズ化が求められていて、固体電解コンデンサについても、ESR(等価直列抵抗 equivalent series resistance)の低減、ESL(等価直列インダクタンス equivalent series inductance)の低減の要求が高まってきている。固体電解コンデンサのアノード材料に好適に用いられる金属粉末としては、例えば、タンタル、ニオブ、チタン、タングステン、モリブデン等が挙げられる。これらの中で特にタンタルが使用されたコンデンサは、ESRも低く、かつ静電容量(capacitance)も大きいため、携帯電話(cell phone)やパソコン(personal computer)等の部品として急速に普及した。最近では、コンデンサのより一層の高容量化と低ESR化が求められている。コンデンサの静電容量をより大きくするために、そのアノード材料として、比表面積(specific surface area)が大きく微細なタンタル粉末が開発されている。しかしながら、このように粉末の比表面積を大きくすると、粉末中の酸素含有量が増加し、結晶性酸化物(crystalline oxide)が、熱処理工程(heat treatment)や化成処理工程(anodic oxidation)において生成しやすくなる。その結果、漏れ電流が増加するという問題があった。またコンデンサの定格電圧(rated voltage)を低く設定すれば、誘電性酸化膜(dielectric oxide film)を形成する化成電圧(anodic oxidation voltage)も低下させることもできる。しかし、化成電圧が低下すると形成される誘電性酸化膜の膜厚が薄くなる傾向になり、漏れ電流(leakage current)も大きくなってしまうので、長期の信頼性に劣るという問題があった。このような酸素による影響を抑えるとともに、薄い膜の信頼性を向上させる方法として、非酸化性ガスや種々の元素をドープ(dope)する方法が知られている。
例えば、タンタル粉末に窒素をドープする技術に関しては、特許文献1ないし4に記載されている。
特許文献1には、タンタルに50〜20000ppmの窒素を固溶させることで静電容量が大きく漏れ電流の少ないアノード(anode)が得られることが開示されている。
特許文献2では、タンタルに50〜10000ppmの窒素を含有させることで高温での焼結収縮率(shrinkage percentage)を小さくしている。その結果、この粉末の焼結体(sintered body)をアノードとしたコンデンサは、静電容量が大きくなりやすく、また、漏れ電流も小さくなり、信頼性の高いコンデンサが得られることが開示されている。
特許文献3には、タンタル粉末に500〜30000ppmの窒素を含有させ、各タンタル粉末の粒子間における窒素含有量のばらつきが、100%以下になるようにさせる技術が開示されている。この材料を焼結させると過剰な焼結が抑えられ、固体電解質(solid electrolyte)の形成に適した大きさの空孔(void)を均一に有する多孔質焼結体(porous sintered body)が得られる。その結果、該多孔質焼結体は、高CV(high capacitance voltage)コンデンサに最適であると開示されている。
特許文献4には比表面積が1.0〜4.0(m/g)のタンタルに対し、窒素の含有濃度(ppm)の比が、500〜3000になるように、窒素を含有させる例が開示されている。このタンタル粉末を固体電解コンデンサのアノード材料として使用した場合、静電容量が大きく漏れ電流が少なく、長期の信頼性に優れた固体電解コンデンサが得られると記載されている。
また、他の元素のドープに関しては、リンをドープすることが特許文献5に、ジルコニア、炭素、ホウ素、硫黄をドープすることが特許文献6に、チタン、ジルコニウム、ハフニウムをドープすることが特許文献7に開示されている。
特開200l−223141号公報 特開2001−345238号公報 特開2002−30301号公報 特開2003−55702号公報 特開2003−178935号公報 特開2002−173371号公報 特許第2632985号公報
ところで、固体電解コンデンサのアノード用のタンタル粉末は、タンタル粉未を電解液中で化成処埋(anodic oxidation)し、その粉未の表面に誘電性酸化膜を形成することにより作製される。よって静電容量はタンタル粉末の比表面積と関係し、比表面積が大きい程、静電容量が大きい固体電解コンデンサが得られることが知られている。しかしタンタル粉末の比表面積が大きくなると、特許文献1ないし7の記載にしたがって、たとえ、上述のドープ技術を用いて、タンタル粉末に窒素、あるいは他の元素をドープしても、必ずしも静電容量が大きく、かつ漏れ電流の少ない固体電解コンデンサが得られない。本発明者らは、特にタンタル粉末の比表面積が4m/g以上になると、その傾向が顕著であることを見出した。
即ち、本発明の目的は、固体電解コンデンサのアノードとして使用した場合に、静電容量が大きく、漏れ電流の少ない、タンタル固体電解コンデンサを得ることができる比表面積が大きいタンタル粉末を提供する。さらに、該タンタル粉末を焼結させた固体電解コンデンサ用アノード、ならびに該アノードを用いた固体電解コンデンサを提供することである。
本発明者らは、上記の目的を達成するため鋭意研究を行い、タンタル粉末の比表面積が大きい場合、従来タンタル粉末へのドーパント(dopant)として公知の窒素、リン、チタン、ジルコニア、ハフニウム、炭素、ホウ素、硫黄ではなく、水素を適量タンタル粉末に含有させることが有効であること、さらには水素および窒素を適量タンタル粉末に含有させることが有効であるという知見を得て、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、水素を含有するタンタル粉末であり、該タンタル粉末の比表面積(m/g)に対する該タンタル粉末の水素含有量(質量ppm、以下、単にppmと称す)の比が10〜100であるタンタル粉末を提供する。以下、本発明の比表面積は、BET法で測定された比表面積をいう。
また、本発明のタンタル粉未は、さらに窒素を含有し、該タンタル粉末の比表面積に対する該タンタル粉末の窒素含有量(質量ppm、以下単にppmと称す)の比が500以下であることが好ましい。
また、本発明のタンタル粉末は、さらに該タンタル粉末の比表面積が4〜10m/gであることが好ましい。
また、本発明はさらに、本発明のタンタル粉末を用いた固体電解コンデンサ用アノードおよび該アノードを使用した固体電解コンデンサを提供する。
本発明の固体電解コンデンサ用アノードおよび該アノードを使用した固体電解コンデンサにおいて、タンタル粉末は、好ましくは水素および窒素を含有し、該タンタル粉末の比表面積(m/g)が4〜10m/gであり、該タンタル粉末の比表面積(m/g)に対する該タンタル粉末の水素含有量(ppm)の比が10〜100であり、該タンタル粉末の比表面積(m/g)に対する該タンタル粉末の窒素含有量(ppm)の比が500以下である。
本発明のタンタル粉末は、含有する水素量(ppm)と比表面積(m/g)との比が10〜100となる量で水素を含有し、好ましくは、さらに含有する窒素量(ppm)と比表面積(m/g)との比が500以下となる量で窒素を含有することで、比表面積が大きい、より好ましくは比表面積が4〜10m/gであるにもかかわらず、固体電解コンデンサをアノードとして使用した場合に、漏れ電流を低くおさえることができる。
したがって、本発明のタンタル粉末の焼結体をアノードとして使用した固体電解コンデンサは、静電容量が大きく、かつ漏れ電流が少ない信頼性の高い固体電解コンデンサである。特に、静電容量200000μFV/g以上、漏れ電流1.0nA/μFV以下のタンタル固体電解コンデンサを得ることができる。
本発明の固体電解コンデンサは、静電容量が大きいため、小型の、より好ましくは薄型のコンデンサとすることができ、電気機器(electric equipment)、電子機器の小型化に大いに寄与する。
以下、本発明を詳細に説明する。
(1)本発明のタンタル粉末
本発明のタンタル粉末は、水素を含有するタンタル粉末であり、該タンタル粉末の比表面積(m/g)に対する該タンタル粉末の水素含有量(ppm)の比が、10〜100の範囲のものである。なお、本発明の比表面積は、BET法により測定された比表面積の値を用いる。また、この比を、以下では「比(H)」と記す場合がある。
本発明のタンタル粉末において、水素は該タンタル粉末の焼結体を用いた固体電解コンデンサにおいて、漏れ電流を低く抑える効果を発現するものである。
本発明のタンタル粉末は、上記の比(H)を満たす量で水素を含有することにより、従来のタンタル粉末よりも比表面積が大きい場合であっても、漏れ電流が低く、長期の信頼性に優れた固体電解コンデンサを提供する。
上記の比(H)が10未満では、固体電解コンデンサの漏れ電流が多く、静電容量が十分大きくならない。一方、上記の比(H)が100超であると、かえって固体電解コンデンサの漏れ電流が増加し、静電容量が減少する。
水素はタンタル粉末の表面近傍に存在し、誘電体皮膜が形成される際、誘電体皮膜の特性に影響を与えるものと考えられる。特に上記の比(H)が10以上100以下の時に誘電体皮膜が緻密になり漏れ電流を減少させる効果が顕著となる。100を超えた場合には、逆に誘電体皮膜の水素量が多すぎ誘電体皮膜が劣化し漏れ電流が増加するとともに、水素の一部がタンタル粉末の内部に拡散し、タンタルの水素化物が内部に生成するため、静電容量が低下するものと考えられる。
本発明のタンタル粉末は、さらに窒素を含有し、該タンタル粉末の比表面積(m/g)に対する該タンタル粉末の窒素含有量(ppm)の比が500以下であることが好ましい。なお、この比を、以下では「比(N)」と記す場合がある。
上記の比(N)を満たす量で窒素を含有すると、固体電解コンデンサの漏れ電流を低くおさえる効果により優れている。上記の比(N)が500以下であれば、固体電解コンデンサの漏れ電流をより低く抑えることができ、しかも固体電解コンデンサの静電容量も大きい。上記の比(N)は、40以上300以下であることがより好ましい。
窒素も水素とほぼ同様な働きをするものと推定される。窒素もタンタル粉末の表面近傍に存在し、誘電体皮膜が形成される際、誘電体皮膜の特性に影響を与えるものと考えられる。上記の比(N)が500以下の時には誘電体皮膜が緻密になり漏れ電流を減少させる効果が顕著となるものと考えられる。
タンタル粉末中の水素量および窒素量は、以下の方法により求めることができる。例えば、分析試料を、抵抗加熱炉、高周波誘導加熱炉、インパクト炉等で、真空中または不活性ガス気流中で加熱または加熱融解させて、放散された水素および窒素を、熱伝導度方式分析法(thermal conductivity analysis method)により求める。また、化学的方法(ケルダール法(Kjeldahl method))により求めることもできる。
本発明の1つの特徴は、タンタル粉末が、水素、好ましくは水素および窒素を上記の比を満たす量で含有することである。すなわち、その結果として得られる固体電解コンデンサの漏れ電流を低くおさえる効果は、タンタル粉末の比表面積が大きい場合により効果的に発現する。
したがって、本発明のタンタル粉末は、比表面積が4〜10m/gであることが好ましい。
比表面積が4m/g以上であれば、固体電解コンデンサの漏れ電流を低くおさえる効果が目立って発現される。これは誘電性酸化被膜が緻密になるためと考えられる。
一方、比表面積が10m/g超であると、タンタル粉末の表面活性が極めて高くなり、発火の危険性があるため、ハンドリングが困難になる。また、固体電解コンデンサのアノードとして使用するには、粉末の粒径が小さすぎるおそれがある。すなわち、固体電解コンデンサのアノードとして使用する場合、タンタル粉末は、焼結させた後、化成処理して酸化被膜を形成する。この際に、タンタルが酸化膜となって消費されて、酸化されず残るタンタルの量が減少する。比表面積が10m/g超で、タンタル粉末の粒径が小さすぎると、化成処理後、酸化されずに残るタンタルの量が少なくなる。したがって、電極面積が減少し、静電容量が大きい固体電解コンデンサを製造することが困難になる。タンタル粉末の比表面積は、より好ましくは4〜8.5m/gである。
なお、タンタル粉未は、葡萄の房、あるいは珊瑚状にお互いの粒子が二次集合体を形成していることが多い。よって本発明のタンタル粉末の好適な粒径は、本発明を好適に実施するためには、BET換算径(BET比表面積から求められる)で36nm〜90nmが好ましい。あるいは、走査型電子顕微鏡SEM(scanning electron microscope)の目視で−次粒子が20nm〜150nmが好ましい。このBET換算径およびSEMを用いた目視による一次粒子の径の下限値は,化成処理工程ですべて酸化物になり容量に寄与しなくなるという理由で規定し、上記の上限値は、大きな容量が得られなくなるという理由で規定した。
(2)タンタル粉末の製造方法
上記した本発明のタンタル粉末を製造するには、比表面積が大きいタンタル粉末が得られる限り、公知の製造方法から広く選択することができる。好ましくはBET比表面積が4〜10m/gのタンタル粉末である。
このような製造方法としては、具体的には、フッ化タンタル酸カリウムのナトリウム還元法、酸化タンタルのマグネシウム還元法、五塩化タンタルの気相水素還元法(Gas Phase Hydrogen Reduction Process)、タンタル金属の粉砕法等が挙げられる。
これらの製造方法により、所望の比表面積を有するタンタル粉末を製造し、得られたタンタル粉末を、上記した比を満たす量の水素、好ましくは水素および窒素を含有するよう後処理して本発明のタンタル粉末を得ることができる。
(3)タンタル粉末の水素含有量および窒素含有量の調整処理
上記で得られたタンタル粉末を、水素、アルゴン、ヘリウム、ネオン等の希ガス(noble gas)気流中(水素含有タンタル粉末を得る場合)あるいは、水素、窒素、およびアルゴン、ヘリウム、ネオン等の希ガス気流中(水素および窒素含有タンタル粉末を得る場合)で加熱処理することで、所定量の水素を含有する、または所在量の水素および窒素を含有するタンタル粉末を得ることができる。タンタル粉末に含まれる水素量および窒素量は、加熱処理温度、加熱処理時間もしくは加熱処理時に流通するガス組成のいずれか、またはこれらの組み合わせにより調整することができる。
好適な処理条件は、加熱処理温度が300〜1000℃、加熱処理時間が1〜60分である。
なお、本発明のタンタル粉末を得るには、上記した製造方法の中でも五塩化タンタルの気相水素還元法が最も好ましい。五塩化タンタルの気相水素還元法とは、プラズマCVD(plasma chemical vapor deposition)法を使用し、アルゴンプラズマ中に、五塩化タンタルおよび還元用の水素を導入し、このアルゴンプラズマ中で気相水素還元反応を行い、タンタル粉末を得る方法である。プラズマCVD法により製造されるタンタル粉末の比表面積は、プラズマ用アルゴンガス流量、還元用水素ガス流量、五塩化タンタル導入量を調整することで制御可能である。具体的には、Ar(mol)/TaCl(mol)=3〜90、H(mol)/TaCl(mol)=5〜400の範囲が好ましい。より好ましくは、Ar(mol)/TaCl(mol)=5〜90、H(mol)/TaCl(mol)=10〜400の範囲である。得られるタンタル粉末は比表面積にもよるが、通常500ppm〜1,200ppmの水素を含有する。
ただし、この五塩化タンタルの気相水素還元法を採用した場合、水素含有量および窒素含有量の調整は気相水素還元反応と同時に行うことも可能である。すなわち、水素のみを含有するタンタル粉末の場合、気相水素還元反応の際、アルゴンプラズマ中の水素量を調整することで、所望量の水素を含有するタンタル粉末を得ることができ、水素と窒素を含有するタンタル粉末の場合、気相水素還元反応の際、水素とともに、窒素を同伴させることで、所望量の水素および窒素を含有するタンタル粉末を得ることができる。
(4)タンタル粉末を用いた固体電解コンデンサの製造方法
次に本発明のタンタル粉末を用いて固体電解コンデンサを製造する。図1に固体電解コンデンサの縦断面図を模式的に示す。固体電解コンデンサ10は、タンタル焼結体11、酸化タンタル12、固体電解質層13、グラファイト層14、銀層15が積層された構造となっている。
この固体電解コンデンサ10の製造工程は、以下のとおりである。
まず始めに、上記で得られたタンタル粉末に、バインダーを合計で3〜5質量%添加して、充分に混合させた後、プレス成形し、長さ2.4mm、幅3.4mm、厚さ1.8mmの直方体のぺレットに調製する。プレス時の荷重は、3〜15MN(Mega Newton)/m、プレス体の嵩密度は、3200〜4000kg/mが好ましい。好ましいバインダーとして、ショウノウ、ステアリン酸、ポリビニルアルコール、ナフタレン等から選ばれる少なくとも1種を例示できる。
該ぺレットを、炉内圧力1×10−3Pa以下の真空中で、約1000〜1400℃で0.3〜1時間程度加熱して焼結させる。なお、焼結温度は、比表面積に応じて適宜設定できる。これにより、多孔性のタンタルの焼結体が得られる。
得られたタンタルの焼結体を化成処理して、焼結体の表面に酸化被膜を形成させ、アノードを作成する。化成処理とは、例えば、温度80℃、濃度0.6質量%のリン酸水溶液で、140A/gの電流密度で10〜20Vまで昇圧して6時間処理するものである。
次に、該焼結体の表面上にポリピロール(polypyrrole)、ポリチオフェン(polythiophen)等の固体電解質層13、グラファイト層14、銀層15をこの順で順次形成する。
最後にタンタルの焼結体11に外部端子18(アノード)を接続し、銀層15に導電性接着剤16を介して外部端子19(カソード)を接続する。
最後に、全体を樹脂17で被覆し、エージング(aging)を行うことにより、固体電解コンデンサ10が得られる。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
(実施例1)
出力20kWのDCプラズマCVD装置に電極ガス(electrode working gas)としてアルゴン20NL(Normal Litter)/minを供給し、大気圧下でプラズマアークを発生させた。このプラズマアーク中に、350℃で気化させた五塩化タンタルのガス(五塩化タンタルの重量換算で15g/min)をアルゴン10NL/minに同伴させた混合ガスと還元用の水素ガス80NL/minをプラズマアーク中に導入し、気相水素還元反応を行いタンタル粉末を得た。
このタンタル粉末のうち10gを加熱炉に人れ、アルゴン5NL/minと窒素1NL/minとの混合ガス気流中で処理温度300℃まで10℃/minの速度で昇温し30分保持した。その後、アルゴン5NL/min気流中で室温まで降温した。このタンタル粉未について、水素含有量および窒素含有量を熱伝導方式ガス分析計(thermal conductivity gas analyzer)を用いて測定し、比表面積をBET法により測定した。なお、水素はLECO社製のRH404、窒素はLECO社製のTC600を用いた。その結果、水素含有量は400ppm、窒素含有量は200ppm、比表面積は4.2m/gであり、比表面積に対する水素含有量の比は95、比表面積に対する窒素含有量との比は48であった。
このタンタル粉末の電気特性について、日本電子機械工業規格(Standard of Electronic Industries Association of Japan)のEIAJ RC−2361Aの100,000CV粉末の試験条件に準拠して、タンタル焼結素子を製造し、漏れ電流および静電容量を測定した。その結果、焼結温度1250℃での漏れ電流は0.5nA/μFV、静電容量は200,000μFV/gであった(表1参照)。なお、EIAJ RC−2361Aは、タンタル電解コンデンサ用タンタル焼結素子の試験方法(Test method of tantalum sintered anodes for electric capacitors)(2002年2月改正)である。
(実施例2〜4)、(比較例1〜2)
実施例1の気相水素還元法で得られたタンタル粉末を、アルゴン5NL/minと窒素1NL/minとの混合ガス気流下で処理する際の処理温度を表1に示す温度に変えたこと以外は実施例1と同様に実施した。なお、比較例2で無処理とあるのは、アルゴン5NL/minと窒素1NL/minとの混合ガス気流中で加熱処理していないことを示す。結果を表1に示す。
本発明の範囲の実施例1および2〜4は、いずれも漏れ電流は、0.5nA/μFV以下、静電容量は、160,000μFV/g以上が得られたが、比較例1〜2は、比表面積に対する水素含有量の比が本発明の範囲を外れているので、実施例に比べ、大きな漏れ電流と、小さな静電容量となった。
(実施例5)
出力20kWのDCプラズマCVD装置に電極ガスとしてアルゴン20NL/minを供給し、大気圧下でプラズマアークを発生させた。このプラズマアーク中に、350℃で気化させた五塩化タンタルのガス(五塩化タンタルの重量換算で10g/min)をアルゴン10NL/minに同伴させた混合ガスおよび水素ガス100NL/minをプラズマアーク中に導入し、気相水素還元反応を行いタンタル粉末を得た。
このタンタル粉末のうち10gを加熱炉に入れ、アルゴン5NL/minと窒素1NL/minとの混合ガス気流中で処理温度200℃まで10℃/minの速度で昇温し30分保持した。その後、アルゴン5NL/min気流中で室温まで降温した。このタンタル粉末について、水素含有量および窒素含有量を熱伝導方式ガス分析計を用いて測定し、比表面積をBET法により測定した。その結果、水素含有量は600ppm、窒素含有量は400ppm、比表面積は8.8m/gであり、比表面積に対する水素含有量の比は68、比表面積に対する窒素含有量の比は45であった。
このタンタル粉末の電気特性について、日本電子機械工業規格のEIAJ RC−2361Aの100,000CV粉末の試験条件に準拠して、タンタル焼結素子を製造し、漏れ電流および容量を測定した。焼結温度1250℃での漏れ電流は0.8nA/μFV、静電容量は420,000μFV/gであった(表2参照)。
(実施例6〜8)、(比較例3〜4)
実施例5の気相水素還元法で得られたタンタル粉末をアルゴン5NL/minと窒素1NL/minとの混合ガス気流中で処理する際の処理温度を表2に示す温度に変えたこと以外は実施例5と同様に実施した。比較例4で無処理とはタンタル粉未をアルゴン5NL/minと窒素1NL/minとの混合ガス気流中で加熱処理していないことを示す。結果を表2に示す。
本発明の範囲の実施例5および6〜8は、いずれも漏れ電流は、0.9nA/μFV以下、静電容量は360,000μFV/g以上が得られたが、比較例3〜4は、比表面積に対する水素含有量の比が本発明の範囲を外れているので、実施例に比べ、大きな漏れ電流と、小さな静電容量となった。
(実施例9)
出力40kWのDCプラズマCVD装置に電極ガスとしてアルゴン20NL/minを供給し、大気圧下でプラズマアークを発生させた。このプラズマアーク中に、350℃で気化させた五塩化タンタルのガス(五塩化タンタルの重量換算で20g/min)をアルゴン10NL/minに同伴させた混合ガスおよび水素ガス100NL/minをプラズマアーク中に導入し、気相水素還元反応を行いタンタル粉末を得た。
このタンタル粉末のうち10gを加熱炉に入れ、アルゴン5NL/minと窒素1NL/minとの混合ガス気流中で処理温度400℃まで10℃/minの速度で昇温し30分保持した。その後、アルゴン5NL/min気流中で室温まで降温した。このタンタル粉末について、水素含有量および窒素含有量を実施例1と同様に熱伝導方式ガス分析計を用いて測定し、比表面積をBET法により測定した。その結果、水素含有量は200ppm、窒素含有量は150ppm、比表面積は3.2m/gであり、比表面積に対する水素含有量の比は63、比表面積に対する窒素含有量の比は47であった。
このタンタル粉末の電気特性について、日本電子機械工業規格のEIAJ RC−2361Aの100,000CV粉末の試験条件に準拠して、タンタル焼結素子を製造し、漏れ電流および容量を測定した。焼結温度1250℃での漏れ電流は0.4nA/μFV、容量は144,000μFV/gであった(表3参照)。
(実施例10〜11)(比較例5〜6)
実施例9の気相水素還元法で得られたタンタル粉末をアルゴン5NL/minと窒素1NL/minとの混合ガス気流中で処理する際の処理温度を表3に示す温度に変えたこと以外は実施例9と同様に行った。比較例6で無処理とはタンタル粉末をアルゴン5NL/minと窒素1NL/minとの混合ガス気流中で加熱処理していないことを示す。結果を表3に示す。
本発明の範囲の実施例9および10〜11は、いずれも漏れ電流は、0.5nA/μFV以下、静電容量は、144,000μFV/g以上が得られたが、比較例5〜6は、比表面積に対する水素含有量の比が本発明の範囲を外れているので、実施例に比べ、大きな漏れ電流と、小さな静電容量となった。
(実施例12)
実施例6と比較例3のタンタル粉末を使って、漏れ電流の経時変化を1000時間まで測定した結果を図2に示す。
その結果、本発明実施例6の固体電解コンデンサの漏れ電流は、長期間にわたって、経時変化が小さく、非常に信頼性のあることが示された。
一方、比較例3の場合は、試験開始直後から漏れ電流が増加し始めていることが分かった。
(実施例13)
実施例1においてプラズマアーク中に導入する水素ガス量を80NL/minから40NL/minに変えた以外は、実施例1と同一の装置および反応条件で反応を行いタンタル粉末を得た。この粉末はその後の熱処理をしなかった。結果を表4に示す。
このような実質的に窒素が含有しないタンタル粉末でも、本発明の範囲であり、漏れ電流が小さく、静電容量の高いものが得られた。
(実施例14)
実施例1においてプラズマアーク中に導入する水素ガス量を80NL/minのかわりに、水素ガス量40NL/minおよび窒素ガス量10NL/minの混合ガスに変えた以外は、実施例1と同一の装置および反応条件で反応を行いタンタル粉末を得た。この粉末はその後の熱処理をしなかった。結果を表4に示す。
気相水素還元反応の際、水素とともに窒素を同伴させた水素のみを含有したタンタル粉末でも、本発明の範囲であり、漏れ電流が小さく、静電容量の高いものが得られた。
(比較例7)
実施例13においてプラズマアーク中に導入する水素ガス量を80NL/minのかわりに、水素ガス量120NL/minに変えた以外は、実施例1と同ーの装置および反応条件で反応を行いタンタル粉末を得た。この粉末はその後の熱処埋をしなかった。結果を表4に示す。
このような実質的に窒素を含有しないタンタル粉末でも、本発明の範囲を外れると、実施例13に比べて、漏れ電流が大きく、静電容量が低いものとなった。
Figure 2005325449
Figure 2005325449
Figure 2005325449
Figure 2005325449
図1は、固体電解コンデンサの模式的断面図である。 図2は、漏れ電流の経時変化を示した図である。
符号の説明
10 固体電解コンデンサ
11 タンタル焼結体
12 酸化タンタル
13 固体電解質層
14 グラファイト層
15 銀層
16 導電性接着剤
17 樹脂
18 外部端子(アノード)
19 外部端子(カソード)

Claims (5)

  1. タンタル粉末の比表面積(m/g)に対する前記タンタル粉末の水素含有量(ppm)の比が10〜100である水素を含有するタンタル粉末。
  2. 請求項1において、前記タンタル粉末がさらに窒素を含有し、前記タンタル粉末の比表面積(m/g)に対する前記タンタル粉末の窒素含有量(ppm)の比が500以下であるタンタル粉末。
  3. 請求項1または2において、前記タンタル粉末の比表面積が4〜10m/gであるタンタル粉末。
  4. 請求項1〜3の任意のいずれかに記載のタンタル粉末を用いた固体電解コンデンサ用アノード。
  5. 請求項4に記載の固体電解コンデンサ用アノードを含む固体電解コンデンサ。
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