JP7483023B2 - 抗ウイルス化合物 - Google Patents

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Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年2月18日に出願されたANTIVIRAL COMPOUNDSと題される米国特許仮出願第62/977,881号の優先権の利益を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれている。
(0001.1)
(配列表)
本出願は、ASCIIフォーマットで電子的に提出された配列表を含み、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。2021年2月17日に作成された当該ASCIIコピーの名称は1223-WO-PCT_SL.txtであり、サイズは800バイトである。
ニューモウイルス科ウイルスは、多くの一般的なヒト及び動物疾患に関与するマイナス鎖一本鎖RNAウイルスである。「ニューモウイルス科」のウイルスには、ヒト呼吸器合胞体ウイルス(human respiratory syncytial virus、HRSV)及びヒトメタニューモウイルスが含まれる。ほとんど全ての小児は、2歳になるまでにHRSV感染症にかかっているであろう。HRSVは、幼児期及び小児期における下気道感染症の主要な原因であり、感染者の0.5%~2%が入院を必要とする。
HRSV感染症を予防するワクチンは、現時点では利用可能ではない。モノクローナル抗体パリビズマブが免疫予防に利用可能であるが、その使用は、高リスク、例えば、未熟児又は先天的な心臓若しくは肺のいずれかの疾患を有するものに制限されており、一般使用の費用は、非常に高額であることが多い。加えて、ヌクレオシド類似体リバビリンは、HRSV感染症の治療のための唯一の抗ウイルス剤として承認されているが、有効性が限られている。したがって、抗ニューモウイルスの治療薬が必要とされている。
ウイルス感染症を治療するのに有用なピロロ[2,3-d]ピリミジン化合物の例は、米国特許出願公開第2012/0009147(A1)号(Choら)、米国特許出願公開第2012/0020921(A1)号(Choら)、国際公開第2008/089105(A2)号(Babuら)、国際公開第2008/141079(A1)号(Babuら)、国際公開第2009/132135(A1)号(Butlerら)、国際公開第2010/002877(A2)号(Francom)、国際公開第2011/035231(A1)号(Choら)、国際公開第2011/035250(A1)号(Butlerら)、国際公開第2011/150288(A1)号(Choら)、国際公開第2012/012465号(Choら)、国際公開第2012/012776(A1)号(Mackmanら)、国際公開第2012/037038号(Clarkeら)、国際公開第2012/087596(A1)号(Delaneyら)、及び国際公開第2012/142075(A1)号(Girijavallabhanら)に記載されている。
したがって、有効であり、かつ許容可能な毒性プロファイルを有する、ニューモウイルス科ウイルス感染症、例えば、HRSV感染症、デング熱を含むフラビウイルス科感染症、及びEBOV感染症を治療するための組成物及び方法が必要とされている。本開示は、これらの必要及び他の必要性に対処する。
米国特許出願公開第2012/0009147号明細書 米国特許出願公開第2012/0020921号明細書 国際公開第2008/089105号 国際公開第2008/141079号 国際公開第2009/132135号 国際公開第2010/002877号 国際公開第2011/035231号 国際公開第2011/035250号 国際公開第2011/150288号 国際公開第2012/012465号 国際公開第2012/012776号 国際公開第2012/037038号 国際公開第2012/087596号 国際公開第2012/142075号
一部の実施形態では、本開示は、式(II):
の化合物又はその薬学的に許容される塩であって、式中、
塩基が、
であり、
1A及びR2Aが、それぞれ独立して、
(A)1~3個のR1Bで任意に置換されたC1~12アルキル、
(B)N、O、及びSから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を有する、1~3個のR1Cで任意に置換された、3~6員ヘテロシクリル、又は
(C)フェニルであり、それぞれのR1Bが、独立して、ハロゲン、-OH、-NH、C1~6アルコキシ、メトキシエトキシ、C3~8シクロアルキル、若しくはN、O、及びSから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を有する3~6員ヘテロシクリルであり、それぞれのR1Cは、独立して、C1~3アルキルであり、Rが、-N(H)R3A又は-N=C(R3B)(R3C)であり、R3Aが、H、-CHOP(O)(OH)、又は-C(O)R3Dであり、R3Dは、1個のメトキシで任意に置換されたC1~6アルキル、又はN、O、及びSから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を有する、C1~3アルキルで任意に置換された3~6員ヘテロシクリルであり、R3Bが、H又はC1~3アルキルであり、R3Cが、-N(R3C1)(R3C2)であり、R3C1及びR3C2が、それぞれ独立して、H若しくはC1~6アルキルであるか、又はR3C1及びR3C2が、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、及びSから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を有する、C1~6アルキルで任意に置換された3~6員ヘテロシクリルを形成し、
4Aが、O又はSであり、
4B及びR4Cが、それぞれ独立して、
(A)-OH、
(B)-OR4B1(式中、R4B1は、1~3個のR4B2基で任意に置換されたC1~6アルキル、若しくはC6~12アリールであり、それぞれのR4B2基は、独立して、C1~6アルコキシ、-S-R4B3、若しくは-S(O)-R4B3であり、それぞれのR4B3基は、独立して、C1~6アルキルである)、
(C)
(式中、mは、0、1、2、3、4、若しくは5であり、それぞれのR4Dは、独立して、1~3個のR4D1基で任意に置換されたC1~3アルキル、1~3個のR4D2基で任意に置換されたC1~3アルコキシ、若しくは-C(O)N(R4D3であり、それぞれのR4D1基は、独立して、-NH若しくは-C(O)OR4D3であり、それぞれのR4D2は、独立して、C1~3アルコキシであり、それぞれのR4D3は、独立して、C1~3アルキルである)、
(D)
(式中、R4E1及びR4E2は、それぞれ独立して、H若しくはC1~6アルキルであり、R4F1及びR4F2は、それぞれ独立して、H若しくはC1~6アルキルであるか、又はR4F1及びR4F2は、一緒になって、オキソであり、R4Gは、1~3個のR4G1で任意に置換されたC1~12アルキル、1~3個のR4G2で任意に置換されたC3~7シクロアルキル、N、O、及びSから選択される1~3個のヘテロ原子を有する、1~3個のR4G3で任意に置換された3~8員ヘテロシクリル、若しくは-C(O)R4G4であり、それぞれのR4G1は、独立して、-OH、C1~6アルキル、C1~3アルコキシ、-(CHOCH1-5-CH、-N(R4G8、-OP(O)(OH)、1~3個のR4G9で任意に置換されたC3~7シクロアルキル、N、O、及びSから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を有する、1~3個のR4G10で任意に置換された3~6員ヘテロシクリル、若しくはフェニルであり、それぞれのR4G2は、独立して、C1~6アルキル、C1~3ハロアルキル、-OH、若しくは-NHであり、それぞれのR4G3は、独立して、ハロゲン若しくはC1~3アルキルであり、それぞれのR4G4は、独立して、C1~12アルキルであり、それぞれのR4G8は、独立して、C1~6アルキルであり、それぞれのR4G9は、独立して、C1~3ハロアルキル、-OH、若しくは-NHであり、それぞれのR4G10は、独立して、C1~3ハロアルキルである)、あるいは
(E)-(OP(O)(OH))1-2-OHであり、
5A及びR5Bが、それぞれ、-OP(O)(OH)で置換されたC1~6アルキルである、化合物又はその薬学的に許容される塩を提供する。
別の実施形態では、本開示は、薬学的に有効な量の本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される担体又は賦形剤とを含む、医薬製剤を提供する。
別の実施形態では、本開示は、ニューモウイルス科ウイルス感染症の治療を、ニューモウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行う方法であって、ヒトに、治療有効量の本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法を提供する。
別の実施形態では、本開示は、ピコルナウイルス科ウイルス感染症の治療を、ピコルナウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行う方法であって、ヒトに、治療有効量の本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法を提供する。
別の実施形態では、本開示は、フラビウイルス科ウイルス感染症の治療を、フラビウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行う方法であって、ヒトに、治療有効量の本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法を提供する。
別の実施形態では、本開示は、フィロウイルス科ウイルス感染症の治療を、フィロウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行う方法であって、ヒトに、治療有効量の本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法を提供する。
別の実施形態では、本開示は、ニューモウイルス科ウイルス感染症の治療を、ニューモウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行うための医薬品を製造するための方法であって、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩が使用されることを特徴とする、方法を提供する。
別の実施形態では、本開示は、ピコルナウイルス科ウイルス感染症の治療を、ピコルナウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行うための医薬品を製造するための方法であって、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩が使用されることを特徴とする、方法を提供する。
別の実施形態では、本開示は、フラビウイルス科ウイルス感染症の治療を、フラビウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行うための医薬品を製造するための方法であって、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩が使用されることを特徴とする、方法を提供する。
別の実施形態では、本開示は、フィロウイルス科ウイルス感染症の治療を、フィロウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行うための医薬品を製造するための方法であって、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩が使用されることを特徴とする、方法を提供する。
別の実施形態では、本開示は、ヒトにおけるニューモウイルス科ウイルス感染症の治療のための医薬品の製造のための、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩の使用を提供する。
別の実施形態では、本開示は、ヒトにおけるピコルナウイルス科ウイルス感染症の治療のための医薬品の製造のための、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩の使用を提供する。
別の実施形態では、本開示は、ヒトにおけるフラビウイルス科ウイルス感染症の治療のための医薬品の製造のための、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩の使用を提供する。
別の実施形態では、本開示は、ヒトにおけるフィロウイルス科ウイルス感染症の治療のための医薬品の製造のための、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩の使用を提供する。
別の実施形態では、本開示は、ニューモウイルス科ウイルス感染症の治療を、ニューモウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行う際に使用するための、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩を提供する。
別の実施形態では、本開示は、ピコルナウイルス科ウイルス感染症の治療を、ピコルナウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行う際に使用するための、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩を提供する。
別の実施形態では、本開示は、フラビウイルス科ウイルス感染症の治療を、フラビウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行う際に使用するための、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩を提供する。
別の実施形態では、本開示は、フィロウイルス科ウイルス感染症の治療を、フィロウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行う際に使用するための、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩を提供する。
別の実施形態では、本開示は、ウイルス感染症による呼吸器状態の増悪の治療又は予防を、呼吸器状態の増悪の治療又は予防を必要とするヒトにおいて行うための方法であって、ヒトに、治療有効量の本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含み、呼吸器状態が、慢性閉塞性肺疾患である、方法を提供する。
別の実施形態では、本開示は、ウイルス感染症による呼吸器状態の増悪の治療又は予防を、呼吸器状態の増悪の治療又は予防を必要とするヒトにおいて行うための医薬品を製造するための方法であって、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩が使用されることを特徴とし、呼吸器状態が、慢性閉塞性肺疾患である、方法を提供する。
別の実施形態では、本開示は、ヒトにおけるウイルス感染症による呼吸器状態の増悪の治療又は予防のための医薬品の製造のための、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩の使用であって、呼吸器状態が、慢性閉塞性肺疾患である、使用を提供する。
別の実施形態では、本開示は、ウイルス感染症による呼吸器状態の増悪の治療又は予防を、呼吸器状態の増悪の治療又は予防を必要とするヒトにおいて行う際に使用するための、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩であって、呼吸器状態が、慢性閉塞性肺疾患である、化合物又はその薬学的に許容される塩を提供する。
I.概論
本開示は、エボラ、ジカ、ウエストナイル熱、黄熱病、デング熱、HCV、RSVなどのウイルス感染症の治療のための2’,3’-ジエステル-4’-シアノヌクレオシド化合物を提供する。
II.定義
「アルキル」は、直鎖又は分岐鎖の飽和一価炭化水素である。例えば、アルキル基は、1~18個の炭素原子(すなわち、C1~18アルキル)又は1~8個の炭素原子(すなわち、C1~8アルキル)又は1~6個の炭素原子(すなわち、C1~6アルキル)又は1~4個の炭素原子(すなわち、C1~4アルキル)を有し得る。アルキル基の例としては、メチル(Me、-CH)、エチル(Et、-CHCH)、1-プロピル(n-Pr、n-プロピル、-CHCHCH)、2-プロピル(i-Pr、i-プロピル、-CH(CH)、1-ブチル(n-Bu、n-ブチル、-CHCHCHCH)、2-メチル-1-プロピル(i-Bu、i-ブチル、-CHCH(CH)、2-ブチル(s-Bu、s-ブチル、-CH(CH)CHCH)、2-メチル-2-プロピル(t-Bu、t-ブチル、-C(CH)、1-ペンチル(n-ペンチル、-CHCHCHCHCH)、2-ペンチル(-CH(CH)CHCHCH)、3-ペンチル(-CH(CHCH)、2-メチル-2-ブチル(-C(CHCHCH)、3-メチル-2-ブチル(-CH(CH)CH(CH)、3-メチル-1-ブチル(-CHCHCH(CH)、2-メチル-1-ブチル(-CHCH(CH)CHCH)、1-ヘキシル(-CHCHCHCHCHCH)、2-ヘキシル(-CH(CH)CHCHCHCH)、3-ヘキシル(-CH(CHCH)(CHCHCH))、2-メチル-2-ペンチル(-C(CHCHCHCH)、3-メチル-2-ペンチル(-CH(CH)CH(CH)CHCH)、4-メチル-2-ペンチル(-CH(CH)CHCH(CH)、3-メチル-3-ペンチル(-C(CH)(CHCH)、2-メチル-3-ペンチル(-CH(CHCH)CH(CH)、2,3-ジメチル-2-ブチル(-C(CHCH(CH)、及び3,3-ジメチル-2-ブチル(-CH(CH)C(CHが挙げられるが、これらに限定されない。他のアルキル基としては、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、ペンタデシル(pentadcyl)、ヘキサデシル、ヘプタデシル、及びオクタデシルが挙げられる。
「アルコキシ」とは、アルキル基を結合点に連結する酸素原子を有するアルキル基:アルキル-O-を指す。アルキル基に関して、アルコキシ基は、任意の好適な数の炭素原子、例えば、C1~6を有し得る。アルコキシ基としては、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソ-プロポキシ、ブトキシ、2-ブトキシ、イソ-ブトキシ、sec-ブトキシ、tert-ブトキシ、ペントキシ、ヘキソキシなどが挙げられる。アルコキシ基は、本明細書内に記載される様々な置換基で更に置換され得る。アルコキシ基は、置換又は非置換であり得る。
「アルコキシ-アルコキシ」は、アルコキシ基が第2のアルコキシ基(化合物の残りに連結される)に連結されたものを指す。アルコキシは、上記で定義された通りであり、これには、メトキシ-メトキシ(CHOCHO-)、メトキシ-エトキシ(CHOCHCHO-)などを挙げることができるが、これらに限定されない。
「ヒドロキシ」は、-OHを指す。
「ハロ」又は「ハロゲン」は、本明細書で使用される場合、フルオロ(-F)、クロロ(-Cl)、ブロモ(-Br)、及びヨード(-I)を指す。
「ハロアルキル」は、本明細書で使用される場合、本明細書で定義されるアルキルを指し、アルキルの1個以上の水素原子は、独立して、ハロ置換基によって置き換えられ、これは、同じであり得るか、又は異なり得る。例えば、C1~4ハロアルキルは、C1~4アルキルの水素原子のうちの1つ以上がハロ置換基によって置き換えられているC1~4アルキルである。ハロアルキル基の例としては、フルオロメチル、フルオロクロロメチル、ジフルオロメチル、ジフルオロクロロメチル、トリフルオロメチル、1,1,1-トリフルオロエチル、及びペンタフルオロエチルが挙げられるが、これらに限定されない。
「シクロアルキル」は、3~20個の環状炭素原子(すなわち、C3~20シクロアルキル)、例えば、3~12個の環状原子、例えば、3~10個の環状原子、又は3~8個の環状原子、又は3~6個の環状原子、又は3~5個の環状原子、又は3~4個の環状原子を有する飽和又は部分不飽和の全炭素単環を指す。「シクロアルキル」という用語はまた、飽和及び部分不飽和の全炭素縮合多環系(例えば、2、3、又は4個の炭素環式環を含む環系)を含む。したがって、シクロアルキルは、多環式炭素環、例えば、二環式炭素環(例えば、ビシクロ[3.1.0]ヘキサン及びビシクロ[2.1.1]ヘキサンなどの約6~12個の環状炭素原子を有する二環式炭素環)並びに多環式炭素環(例えば、最大約20個の環状炭素原子を有する三環式及び四環式炭素環)を含む。縮合多環系の環は、原子価要件によって許容される場合、縮合、スピロ、及び架橋結合を介して互いに接続することができる。単環式シクロアルキルの非限定的な例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、1-シクロペンタ-1-エニル、1-シクロペンタ-2-エニル、1-シクロペンタ-3-エニル、シクロヘキシル、1-シクロヘキサ-1-エニル、1-シクロヘキサ-2-エニル、及び1-シクロヘキサ-3-エニルが挙げられる。
本明細書で使用される場合、「ヘテロシクリル」又は「複素環」又は「ヘテロシクロアルキル」は、環内に少なくとも1個のヘテロ原子(すなわち、酸素、窒素、及び硫黄から選択される少なくとも1個の環状ヘテロ原子)を有する飽和又は部分不飽和の非芳香族単環又は非芳香族多環系を指す。別途指定されない限り、ヘテロシクリル基は、3~約20個の環状原子、例えば3~12個の環状原子、例えば3~10個の環状原子、又は3~8個の環状原子、又は3~6個の環状原子、又は3~5個の環状原子、又は4~6個の環状原子、又は4~5個の環状原子を有する。したがって、この用語は、環内に約1~6個の環状炭素原子、並びに酸素、窒素、及び硫黄からなる群から選択される約1~3個の環状ヘテロ原子を有する飽和又は部分不飽和の単環(例えば、3、4、5、6、又は7員環)を含む。縮合多環(例えば、二環式ヘテロシクリル)系の環は、原子価要件によって許容される場合、縮合、スピロ、及び架橋結合を介して互いに接続することができる。複素環としては、アゼチジン、アジリジン、イミダゾリジン、モルホリン、オキシラン(エポキシド)、オキセタン、チエタン、ピペラジン、ピペリジン、ピラゾリジン、ピペリジン、ピロリジン、ピロリジノン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェン、ジヒドロピリジン、テトラヒロドピリジン、キヌクリジン、2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル、6-オキサ-1-アザスピロ[3.3]ヘプタン-1-イル、2-チア-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル、2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル、2-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-2-イル、3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサニル、2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル、4-アザスピロ[2.4]ヘプタニル、5-アザスピロ[2.4]ヘプタニルなどが挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用される場合、「アリール」は、環のうちの少なくとも1つが芳香族である、全炭素芳香族単環又は全炭素環縮合多環系を指す。例えば、一部の実施形態では、アリール基は、6~20個の炭素原子、6~14個の炭素原子、又は6~12個の炭素原子を有する。アリールは、フェニルラジカルを含む。アリールはまた、少なくとも1つの環が芳香族であり、他の環が芳香族である場合も芳香族でない場合もある(すなわち、炭素環)、約9~20個の炭素原子を有する縮合多環系(例えば、2、3、又は4個の環を含む環系)を含む。そのような縮合多環系は、縮合多環系の任意の炭素環部分上の1つ以上の(例えば、1、2、又は3つの)オキソ基で任意に置換される。縮合多環系の環は、原子価要件によって許容される場合、縮合、スピロ、又は架橋結合を介して互いに接続することができる。ある特定の原子範囲員アリール(例えば、6~10員アリール)を参照する場合、原子範囲は、アリールの総環原子に対するものであることも理解されたい。例えば、6員アリールは、フェニルを含み、10員アリールは、ナフチル及び1,2,3,4-テトラヒドロナフチルを含むであろう。アリール基の非限定的な例としては、フェニル、インデニル、ナフチル、1,2,3,4-テトラヒドロナフチル、アントラセニルなどが挙げられるが、これらに限定されない。
「ヘテロアリール」は、本明細書で使用される場合、環内に炭素以外の、酸素、窒素、及び硫黄からなる群から選択される少なくとも1つの原子を有する芳香族単環を指し、「ヘテロアリール」はまた、少なくとも1つのそのような芳香環を有する縮合多環系を含み、この縮合多環系は、下記で更に説明される。したがって、「ヘテロアリール」は、約1~6個の炭素原子の芳香族単環、並びに酸素、窒素、及び硫黄からなる群から選択される約1~4個のヘテロ原子を含む。環が芳香族であることを条件として、硫黄原子及び窒素原子も酸化形態で存在し得る。例示的なヘテロアリール環系には、ピリジル、ピリミジニル、オキサゾリル、又はフリルが含まれるが、これらに限定されない。「ヘテロアリール」はまた、上記で定義されたようなヘテロアリール基が、ヘテロアリール(例えば、1,8-ナフチリジニルを形成するため)、複素環(例えば、1,2,3,4-テトラヒドロ-1,8-ナフチリジニルを形成するため)、炭素環(例えば、5,6,7,8-テトラヒドロキノリルを形成するため)、及びアリール(例えば、インダゾリルを形成するため)から選択される1つ以上の環と縮合して、縮合多環系を形成した、縮合多環系(例えば、2、3、又は4つの環を含む環系)を含む。したがって、ヘテロアリール(芳香族単環又は縮合多環系)は、ヘテロアリール環内に約1~20個の炭素原子及び約1~6個のヘテロ原子を有する。そのような縮合多環系は、縮合環の炭素環又は複素環部分上の1つ以上の(例えば、1、2、3、又は4つの)オキソ基で任意に置換され得る。縮合多環系の環は、原子価要件によって許容される場合、縮合、スピロ、又は架橋結合を介して互いに接続することができる。縮合多環系の個々の環は、互いに対して任意の順序で接続され得ることを理解されたい。ヘテロアリール又はヘテロアリールの縮合多環系の結合点は、炭素原子及びヘテロ原子(例えば、窒素)を含むヘテロアリール又はヘテロアリール縮合多環系の任意の好適な原子にあり得ることを理解されたい。また、ある特定の原子範囲員ヘテロアリール(例えば、5~10員ヘテロアリール)を参照する場合、原子範囲は、ヘテロアリールの総環原子に対するものであり、炭素原子及びヘテロ原子を含むことも理解されたい。例えば、5員ヘテロアリールは、チアゾリルを含み、10員ヘテロアリールは、キノリニルを含むであろう。例示的なヘテロアリールとしては、ピリジル、ピロリル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラゾリル、チエニル、インドリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、フリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、キノリル、イソキノリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、インダゾリル、キノキサリル、キナゾリル、5,6,7,8-テトラヒドロイソキノリニル、ベンゾフラニル、ベンズイミダゾリル、チアナフテニル、ピロロ[2,3-b]ピリジニル、キナゾリニル-4(3H)-オン、及びトリアゾリルが挙げられるが、これらに限定されない。
「本開示の化合物」は、本明細書に開示される化合物を含み、例えば、本開示の化合物は、実施例の化合物を含む、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、及び(IIn)の化合物を含む。
「薬学的に有効な量」とは、所望される治療的又は薬学的結果を提供する、製剤又はその組み合わせにおける本開示の化合物の量を指す。
「薬学的に許容される賦形剤」には、ヒト又は飼育動物における使用が許容されるものとして米国食品医薬品局によって承認されている、任意のアジュバント、担体、賦形剤、滑剤、甘味剤、希釈剤、保存剤、染料/着色剤、風味増強剤、界面活性剤、湿潤剤、分散剤、懸濁剤、安定剤、等張剤、溶媒、又は乳化剤が含まれるが、これらに限定されない。
本明細書で使用される場合、「治療」又は「治療する」又は「治療すること」とは、有益な又は所望される結果を得るためのアプローチを指す。本開示の目的のために、有益な又は所望される結果としては、症状の緩和、及び/又は症状の程度の減少、及び/又は疾患若しくは状態に関連する症状の悪化の予防が挙げられるが、これらに限定されない。一実施形態では、「治療」又は「治療すること」は、以下の(a)疾患若しくは状態を阻害すること(例えば、疾患若しくは状態から生じる1つ以上の症状を減少させること、及び/又は疾患若しくは状態の程度を減少させること)、(b)疾患又は状態に関連する1つ以上の症状の発症を遅延又は停止すること(例えば、疾患又は状態を安定化させること、疾患又は状態の悪化又は進行を遅延させること)、並びに(c)疾患又は状態を緩和すること、例えば、臨床症状の退縮を引き起こすこと、疾患状態を改善すること、疾患の進行を遅延させること、生活の質を高めること、及び/又は生存期間を延長することのうちの1つ以上を含む。
「予防」とは、ウイルス感染症を患う患者における臨床疾患の進行を予防又は遅延させることを指す。
「呼吸器状態」とは、ウイルス感染症によって引き起こされる呼吸器感染症、アレルギー性鼻炎、鼻閉、鼻漏、通年性鼻炎、鼻炎、あらゆる種類の喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性若しくは急性気管支収縮、慢性気管支炎、小気道閉塞、肺気腫、慢性好酸球性肺炎、成人型呼吸促迫症候群、他の薬物療法の結果としての気道過敏症の増悪、肺血管疾患(肺動脈高血圧症を含む)、急性肺傷害、気管支拡張症、副鼻腔炎、アレルギー性結膜炎、特発性肺線維症若しくはアトピー性皮膚炎、特に、喘息、又はアレルギー性鼻炎、又はアトピー性皮膚炎、又はアレルギー性結膜炎などの疾患又は状態を指す。
「呼吸器状態の増悪」は、ウイルス感染症によって誘導される増悪を指す。代表的なウイルス感染症としては、呼吸器合胞体ウイルス(respiratory syncytial virus、RSV)、ライノウイルス、及びメタニューモウイルスが挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用される場合、「治療有効量」又は「有効量」は、疾患を治療するために対象に投与された場合、疾患のそのような治療を行うのに十分な化合物の量を含む、所望される生物学的又は医学的応答を誘起するのに有効な量を指す。有効量は、化合物、疾患、及びその重症度、並びに治療される対象の年齢、体重などに応じて変動する。有効量は、ある範囲の量を含むことができる。当該技術分野において理解されるように、有効量は、1つ以上の用量であってもよく、すなわち、所望の治療エンドポイントを達成するために単回用量又は複数回用量が必要とされてもよい。有効量は、1つ以上の治療剤を投与する文脈において考えることができ、単一の薬剤は、1つ以上の他の薬剤と併用して、望ましい若しくは有益な結果が達成され得るか、又は達成される場合に、有効量で投与されると見なされ得る。任意の共投与される化合物の好適な用量は、任意選択的に、化合物の併用作用(例えば、相加効果又は相乗効果)に起因して、低下され得る。
本明細書で使用される場合、「共投与」は、単位投与量の1つ以上の追加の治療剤の投与前又は投与後の、単位投与量の本明細書に開示される化合物の投与を指し、例えば、1つ以上の追加の治療剤の投与の数秒、数分、又は数時間以内の、本明細書に開示される化合物の投与を指す。例えば、一部の実施形態では、単位用量の本開示の化合物を最初に投与し、続いて数秒又は数分以内に、単位用量の1つ以上の追加の治療剤を投与する。代替的に、他の実施形態では、単位用量の1つ以上の追加の治療剤を最初に投与し、続いて数秒又は数分以内に、単位用量の本開示の化合物を投与する。一部の実施形態では、単位用量の本開示の化合物を最初に投与し、続いて数時間(例えば、1~12時間)後に、単位用量の1つ以上の追加の治療剤を投与する。他の実施形態では、単位用量の1つ以上の追加の治療剤を最初に投与し、続いて数時間(例えば、1~12時間)後に、単位用量の本開示の化合物を投与する。本明細書に開示される化合物と1つ又は複数の追加の治療剤との共投与は、概して、本明細書に開示される化合物と1つ又は複数の追加の治療剤との、治療有効量の各剤が患者の体内に存在するような、同時投与又は連続投与を指す。
本明細書に記載の化合物の薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和物、互変異性体、多形、及びプロドラッグも提供される。「薬学的に許容される」又は「生理学的に許容される」は、獣医学的又はヒトの医薬としての使用に適した医薬組成物を調製するのに有用である化合物、塩、組成物、剤形、及び他の物質を指す。
本明細書に記載の化合物は、薬学的に許容される塩として、又は遊離塩基として適切な場合に調製及び/又は製剤化され得る。薬学的に許容される塩は、遊離塩基の所望される薬理学的活性を有する化合物の遊離塩基形態の非毒性塩である。これらの塩は、無機又は有機酸又は塩基に由来し得る。例えば、塩基性窒素を含有する化合物は、化合物を無機酸又は有機酸と接触させることによって、薬学的に許容される塩として調製され得る。薬学的に許容される塩の非限定的な例には、硫酸塩、ピロ硫酸塩、二硫酸塩、亜硫酸塩、重亜硫酸塩、リン酸塩、一水素リン酸塩、二水素リン酸塩、メタリン酸塩、ピロリン酸塩、塩化物、臭化物、ヨウ化物、酢酸塩、プロピオン酸塩、デカン酸塩、カプリル酸塩、アクリル酸塩、ギ酸塩、イソ酪酸塩、カプロン酸塩、ヘプタン酸塩、プロピオール酸塩、オキサル酸塩、マロン酸塩、コハク酸塩、スベリン酸塩、セバシン酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、ブチン-1,4-二酸塩、ヘキシン-1,6-二酸塩、安息香酸塩、クロロ安息香酸塩、メチル安息香酸塩、ジニトロ安息香酸塩、ヒドロキシ安息香酸塩、メトキシ安息香酸塩、フタル酸塩、スルホン酸塩、メチルスルホン酸塩、プロピルスルホン酸塩、ベシル酸塩、キシレンスルホン酸塩、ナフタレン-1-スルホン酸塩、ナフタレン-2-スルホン酸塩、フェニル酢酸塩、フェニルプロピオン酸塩、フェニル酪酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、γ-ヒドロキシ酪酸塩、グリコール酸塩、酒石酸塩、及びマンデル酸塩が含まれる。他の好適な薬学的に許容される塩の一覧は、Remington:The Science and Practice of Pharmacy,21st Edition,Lippincott Wiliams and Wilkins,Philadelphia,Pa.,2006に見出される。
本明細書に開示される化合物の「薬学的に許容される塩」の例にはまた、アルカリ金属(例えば、ナトリウム、カリウム)、アルカリ土類金属(例えば、マグネシウム)、アンモニウム、及びNX (式中、Xは、C~Cアルキルである)などの適切な塩基に由来する塩も含まれる。ナトリウム塩又はカリウム塩などの塩基付加塩も含まれる。
本明細書に記載される化合物、又はそれらの薬学的に許容される塩、異性体、若しくは混合物もまた提供され、ここで、炭素原子に結合した1~n個の水素原子は、重水素原子又はDによって置き換えられ得、nは、分子中の水素原子の数である。当該技術分野で既知であるように、重水素原子は、水素原子の非放射性同位体である。そのような化合物は、代謝に対する耐性を高めることができ、したがって、哺乳動物に投与される場合、本明細書に記載の化合物、又はそれらの薬学的に許容される塩、異性体、若しくは混合物の半減期を増加させるのに有用であり得る。例えば、Foster,「Deuterium Isotope Effects in Studies of Drug Metabolism」,Trends Pharmacol.Sci.,5(12):524-527(1984)を参照されたい。そのような化合物は、当該技術分野で周知の手段によって、例えば、1個以上の水素原子が重水素によって置き換えられた出発物質を用いることによって合成される。
開示された化合物に組み込むことができる同位体の例には、水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素、塩素、及びヨウ素の同位体、例えば、それぞれH、H、11C、13C、14C、13N、15N、15O、17O、18O、31P、32P、35S、18F、36Cl、123I、及び125Iが含まれる。陽電子放出同位体での置換、例えば、11C、18F、15O及び13Nは、基質受容体占有率を調べるための陽電子放出トポグラフィー(Positron Emission Topography、PET)研究において有用であり得る。式(I)の同位体標識化合物は、一般に、以前に用いられた非標識試薬の代わりに適切な同位体標識試薬を使用して、当業者に既知の従来の技術によって、又は後述の実施例に記載されるものと類似したプロセスによって調製され得る。
本明細書に開示される実施形態の化合物、又はそれらの薬学的に許容される塩は、1つ以上の不斉中心を含み得、したがって、絶対立体化学に関して、(R)-若しくは(S)-として、又はアミノ酸については(D)-若しくは(L)-として定義され得る鏡像異性体、ジアステレオマー、及び他の立体異性体形態を生じさせ得る。本開示は、全てのそのような可能な異性体、並びにそれらのラセミ体形態及び光学的に純粋な形態を含むことを意味する。光学活性な(+)及び(-)、(R)-及び(S)-、又は(D)-及び(L)-異性体は、キラルシントン若しくはキラル試薬を使用して調製され得るか、又は従来の技術、例えば、クロマトグラフィー及び分別結晶化を使用して分割され得る。個々の鏡像異性体の調製/単離のための従来の技術は、好適な光学的に純粋な前駆体からのキラル合成、あるいは例えば、キラル高圧液体クロマトグラフィー(high pressure liquid chromatography、HPLC)を使用したラセミ体(又は塩若しくは誘導体のラセミ体)の分割を含む。本明細書に記載の化合物が、オレフィン性二重結合、又は他の幾何学的不斉中心を含有するとき、かつ別段特定されない限り、これらの化合物は、E及びZ幾何異性体の両方を含むことが意図される。同様に、全ての互変異性型も含まれることが意図される。化合物がそれらのキラル形態で表される場合、実施形態は、特定のジアステレオマー的又は鏡像異性的に濃縮された形態を包含するが、これらに限定されないことが理解される。キラリティが特定されていないが存在する場合、実施形態は、特定のジアステレオマー的若しくは鏡像異性的に濃縮された形態、又はそのような化合物のラセミ若しくはスカレミック混合物のうちのいずれかを対象とすることが理解される。本明細書で使用される場合、「スカレミック混合物」は、1:1以外の比での立体異性体の混合物である。
「ラセミ体」は、鏡像異性体の混合物を指す。混合物は、等しいか又は等しくない量のそれぞれの鏡像異性体を含み得る。
「立体異性体」は、1つ以上の立体中心のキラリティが異なる化合物を指す。立体異性体には、鏡像異性体及びジアステレオマーが含まれる。化合物が、1つ以上の不斉中心又は非対称置換を有する二重結合を有し、したがって、個々の立体異性体として、又は混合物として生成され得る場合、その化合物は、立体異性体形態で存在し得る。別途示されない限り、この説明は、個々の立体異性体並びに混合物を含むことを意図している。立体化学の決定及び立体異性体の分離のための方法は、当該技術分野において周知である(例えば、Chapter 4 of Advanced Organic Chemistry,4th ed.,J.March,John Wiley and Sons,New York,1992を参照されたい)。
「互変異性体」とは、プロトンの位置が異なる化合物の代替形態、例えば、エノール-ケト及びイミン-エナミン互変異性体、又はピラゾール、イミダゾール、ベンズイミダゾール、トリアゾール、及びテトラゾールなど、環-NH-及び環=N-の両方に結合した環原子を含有するヘテロアリール基の互変異性形態を指す。
別途定義されない限り、本明細書で使用される全ての技術用語及び科学用語は、当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。化学基の前部又は末端のダッシュは、便宜上のものであり、化学基は、それらの通常の意味を失うことなく、1つ以上のダッシュを伴うか又は伴わずに示され得る。構造内の線を横切って引かれた波線は、基の結合点を示す。破線は、任意選択の結合を示す。化学的又は構造的に必要とされない限り、化学基が書き込まれる順序又は分子の残りの部分に結合している点によって、指向性が示されるものでも含意されるものでもない。例えば、基「-SOCH-」は、「-CHSO-」と同等であり、いずれも、いずれの方向で接続されてもよい。同様に、「アリールアルキル」基は、例えば、基のアリール部分又はアルキル部分のいずれかにおいて、分子の残りの部分に結合し得る。「Cu~v」又は「C~C」などの接頭辞は、それに続く基がu~v個の炭素原子を有することを示す。例えば、「C1~6アルキル」及び「C~Cアルキル」は、アルキル基が1~6個の炭素原子を有することを示す。
本明細書で使用される場合、「溶媒和物」は、溶媒と化合物との相互作用の結果を指す。本明細書に記載の化合物の塩の溶媒和物も提供される。本明細書に記載の化合物の水和物も提供される。
本明細書で使用される場合、「プロドラッグ」は、ヒト体内への投与の際に、いくつかの化学的経路又は酵素経路に従って親薬物に変換される、薬物の誘導体を指す。
III.化合物
本開示は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、及び(IIn)の化合物を提供する。
一部の実施形態では、本開示は、式(II):
の化合物又はその薬学的に許容される塩であって、式中、
塩基が、
であり、
1A及びR2Aが、それぞれ独立して、
(A)1~3個のR1Bで任意に置換されたC1~12アルキル、
(B)N、O、及びSから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を有し、1~3個のR1Cで任意に置換された、3~6員ヘテロシクリル、又は
(C)フェニルであり、それぞれのR1Bが、独立して、ハロゲン、-OH、-NH、C1~6アルコキシ、メトキシエトキシ、C3~8シクロアルキル、若しくはN、O、及びSから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を有する3~6員ヘテロシクリルであり、それぞれのR1Cは、独立して、C1~3アルキルであり、Rが、-N(H)R3A又は-N=C(R3B)(R3C)であり、R3Aが、H、-CHOP(O)(OH)、又は-C(O)R3Dであり、R3Dは、1個のメトキシで任意に置換されたC1~6アルキル、又はN、O、及びSから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を有する、C1~3アルキルで任意に置換された3~6員ヘテロシクリルであり、R3Bが、H又はC1~3アルキルであり、R3Cが、-N(R3C1)(R3C2)であり、R3C1及びR3C2が、それぞれ独立して、H若しくはC1~6アルキルであるか、又はR3C1及びR3C2は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、及びSから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を有する、C1~6アルキルで任意に置換された3~6員ヘテロシクリルを形成し、
4Aが、O又はSであり、
4B及びR4Cが、それぞれ独立して、
(A)-OH、
(B)-OR4B1(式中、R4B1は、1~3個のR4B2基で任意に置換されたC1~6アルキル、若しくはC6~12アリールであり、それぞれのR4B2基は、独立して、C1~6アルコキシ、-S-R4B3、若しくは-S(O)-R4B3であり、それぞれのR4B3基は、独立して、C1~6アルキルである)、
(C)
(式中、mは、0、1、2、3、4、若しくは5であり、それぞれのR4Dは、独立して、1~3個のR4D1基で任意に置換されたC1~3アルキル、1~3個のR4D2基で任意に置換されたC1~3アルコキシ、若しくは-C(O)N(R4D3であり、それぞれのR4D1基は、独立して、-NH若しくは-C(O)OR4D3であり、それぞれのR4D2は、独立して、C1~3アルコキシであり、それぞれのR4D3は、独立して、C1~3アルキルである)、
(D)
(式中、R4E1及びR4E2は、それぞれ独立して、H若しくはC1~6アルキルであり、R4F1及びR4F2は、それぞれ独立して、H若しくはC1~6アルキルであるか、又はR4F1及びR4F2は、一緒になって、オキソであり、R4Gは、1~3個のR4G1で任意に置換されたC1~12アルキル、1~3個のR4G2で任意に置換されたC3~7シクロアルキル、N、O、及びSから選択される1~3個のヘテロ原子を有する、1~3個のR4G3で任意に置換された3~8員ヘテロシクリル、若しくは-C(O)R4G4であり、それぞれのR4G1は、独立して、-OH、C1~6アルキル、C1~3アルコキシ、-(CHOCH1-5-CH、-N(R4G8、-OP(O)(OH)、1~3個のR4G9で任意に置換されたC3~7シクロアルキル、N、O、及びSから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を有する、1~3個のR4G10で任意に置換された3~6員ヘテロシクリル、若しくはフェニルであり、それぞれのR4G2は、独立して、C1~6アルキル、C1~3ハロアルキル、-OH、若しくは-NHであり、それぞれのR4G3は、独立して、ハロゲン若しくはC1~3アルキルであり、それぞれのR4G4は、独立して、C1~12アルキルであり、それぞれのR4G8は、独立して、C1~6アルキルであり、それぞれのR4G9は、独立して、C1~3ハロアルキル、-OH、若しくは-NHであり、それぞれのR4G10は、独立して、C1~3ハロアルキルである)、あるいは
(E)-(OP(O)(OH))1-2-OHであり、
5A及びR5Bが、それぞれ、-OP(O)(OH)で置換されたC1~6アルキルである、化合物又はその薬学的に許容される塩を提供する。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、塩基は、
である。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、塩基は、
である。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、塩基は、
である。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、塩基は、
である。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R1A及びR2Aは、それぞれ独立して、(A)1~3個のR1Bで任意に置換されたC1~12アルキル、(B)N、O、及びSから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を有する、1~3個のR1Cで任意に置換された3~6員ヘテロシクリル、又は(C)フェニルであり、それぞれのR1Bは、独立して、-OH、-NH、C1~6アルコキシ、メトキシエトキシ、C3~8シクロアルキル、又はN、O、及びSから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を有する3~6員ヘテロシクリルであり、それぞれのR1Cは、独立して、C1~3アルキルである。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R1A及びR2Aは、1~3個のR1Bで任意に置換されたC1~12アルキルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R1A及びR2Aは、それぞれ、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、及びイソペンチルからなる群から選択され、それぞれ、1~3個のR1Bで任意に置換される。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、それぞれのR1Bは、独立して、メトキシ、メトキシエトキシ、モルホリニル、-OH、又は-NHであり得る。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R1A及びR2Aは、それぞれ独立して、メトキシ、メトキシエトキシ、若しくはモルホリニルで任意に置換されたメチル、メトキシで任意に置換されたエチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、-OH若しくは-NHで任意に置換されたイソブチル、tert-ブチル、又はイソペンチルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R1A及びR2Aは、それぞれ独立して、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、又はイソペンチルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R1A及びR2Aは、それぞれ独立して、メチル、エチル、又はイソプロピルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R1A及びR2Aは、それぞれ、メチルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R1A及びR2Aは、それぞれ、エチルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R1A及びR2Aは、それぞれ、イソプロピルである。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R1A及びR2Aは、それぞれ、N、O、及びSから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を有する、1~3個のR1Cで任意に置換された、3~6員ヘテロシクリルであり、それぞれのR1Cは、独立して、C1~3アルキル、ヒドロキシ、又はハロゲンである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R1A及びR2Aは、それぞれ、N及びOから選択される1個のヘテロ原子を有する、1個のR1Cで任意に置換された、4~6員ヘテロシクリルであり、それぞれのR1Cは、独立して、C1~3アルキルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R1A及びR2Aは、それぞれ、それぞれが1個のR1Cで任意に置換されたオキセタニル、テトラヒドロピラニル、又はピペリジニルであり、それぞれのR1Cは、独立して、C1~3アルキルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、それぞれのR1Cは、メチルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R1A及びR2Aは、それぞれ独立して、メチルで任意に置換されたオキセタニル、テトラヒドロピラニル、又はピペリジニルである。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R1A及びR2Aは、それぞれ、フェニルである。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、Rは、-N(H)R3A又は-N=C(R3B)(R3C)であり、R3Aは、H、-CHOP(O)(OH)、又は-C(O)R3Dであり、R3Dは、1個のメトキシで任意に置換されたC1~6アルキル、又はN、O、及びSから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を有する、C1~3アルキルで任意に置換された3~6員ヘテロシクリルであり、R3Bは、H又はC1~3アルキルであり、R3Cは、-N(R3C1)(R3C2)であり、R3C1及びR3C2は、それぞれ独立して、H若しくはC1~6アルキルであるか、又はR3C1及びR3C2は、それらが結合する原子と一緒になって、N、O、及びSから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を有する、C1~6アルキルで任意に置換された3~6員ヘテロシクリルを形成する。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、Rは、-N(H)R3Aであり、R3Aは、H、-CHOP(O)(OH)、又は-C(O)R3Dであり、R3Dは、1個のメトキシで任意に置換されたC1~6アルキル、又はN、O、及びSから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を有する、C1~3アルキルで任意に置換された、3~6員ヘテロシクリルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、Rは、-N(H)R3Aであり、R3Aは、H、-CHOP(O)(OH)、又は-C(O)R3Dであり、R3Dは、1個のメトキシで任意に置換されたC1~3アルキル、又はメチルで任意に置換されたピペリジンである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R3Aは、Hである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、Rは、-NHである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、Rは、-N=C(R3B)(R3C)であり、R3Bは、H又はメチルであり、R3Cは、-N(R3C1)(R3C2)であり、R3C1及びR3C2は、それぞれ独立して、H若しくはメチルであるか、又はR3C1及びR3C2は、それらが結合する原子と一緒になって、メチルで任意に置換されたピペラジンを形成する。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4Aは、O又はSである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4Aは、Oである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4Aは、Sである。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4B及びR4Cは、-OHである。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4B及びR4Cは、-OR4B1であり、R4B1は、1~3個のR4B2基で任意に置換されたC1~6アルキル、又はC6~12アリールであり、それぞれのR4B2基は、独立して、C1~6アルコキシ、-S-R4B3、又は-S(O)-R4B3であり、それぞれのR4B3基は、独立して、C1~6アルキルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4B1は、1~3個のR4B2基で任意に置換されたC1~6アルキルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、それぞれのR4B2基は、独立して、C1~6アルコキシ、-S-R4B3、又は-S(O)-R4B3であり、それぞれのR4B3基は、独立して、C1~6アルキルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4B1は、1~3個のR4B2基で任意に置換されたC1~6アルキルであり、それぞれのR4B2基は、独立して、C1~6アルコキシ、-S-R4B3、又は-S(O)-R4B3であり、それぞれのR4B3基は、メチルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4B及びR4Cは、メトキシ、メチルチオ、又はメチルスルホニルで任意に置換された-O-C1~6アルキルである。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4B及びR4Cは、
であり、
mは、0、1、2、3、4、又は5であり、それぞれのR4Dは、独立して、1~3個のR4D1基で任意に置換されたC1~3アルキル、1~3個のR4D2基で任意に置換されたC1~3アルコキシ、又は-C(O)N(R4D3であり、それぞれのR4D1基は、独立して、-NH又は-C(O)OR4D3であり、それぞれのR4D2は、独立して、C1~3アルコキシであり、それぞれのR4D3は、独立して、C1~3アルキルである。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、mは、0、1、又は2であり、それぞれのR4Dは、独立して、1個のR4D1基で任意に置換されたC1~3アルキル、メトキシで任意に置換されたC1~3アルコキシ、又は-C(O)N(R4D3であり、それぞれのR4D1基は、独立して、-NH又は-C(O)OR4D3であり、それぞれのR4D3は、独立して、C1~3アルキルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、mは、0又は1である。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、mは、0である。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4B及びR4Cのうちの一方は、
であり、R4E1及びR4E2は、それぞれ独立して、H又はC1~6アルキルであり、R4F1及びR4F2は、それぞれ独立して、H若しくはC1~6アルキルであるか、又はR4F1及びR4F2は、一緒になって、オキソであり、R4Gは、1~3個のR4G1で任意に置換されたC1~12アルキル、1~3個のR4G2で任意に置換されたC3~7シクロアルキル、N、O、及びSから選択される1~3個のヘテロ原子を有する、1~3個のR4G3で任意に置換された3~8員ヘテロシクリル、又は-C(O)R4G4であり、それぞれのR4G1は、独立して、-OH、C1~6アルキル、C1~3アルコキシ、-(CHOCH1-5-CH、-N(R4G8、-OP(O)(OH)、1~3個のR4G9で任意に置換されたC3~7シクロアルキル、N、O、及びSから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を有する、1~3個のR4G10で任意に置換された3~6員ヘテロシクリル、又はフェニルであり、それぞれのR4G2は、独立して、C1~6アルキル、C1~3ハロアルキル、-OH、又は-NHであり、それぞれのR4G3は、独立して、ハロゲン又はC1~3アルキルであり、それぞれのR4G4は、独立して、C1~12アルキルであり、それぞれのR4G8は、独立して、C1~6アルキルであり、それぞれのR4G9は、独立して、C1~3ハロアルキル、又は-NHであり、それぞれのR4G10は、独立して、C1~3ハロアルキルである。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4B及びR4Cのうちの一方は、
であり、
4B及びR4Cのうちの他方は、
である。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4E1及びR4E2は、それぞれ独立して、H又はC1~6アルキルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4E1及びR4E2は、それぞれ独立して、H又はメチルである。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4F1及びR4F2は、それぞれ独立して、H若しくはC1~6アルキルであるか、又はR4F1及びR4F2は、一緒になって、オキソである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4F1及びR4F2は、それぞれ独立して、H若しくはメチルであるか、又はR4F1及びR4F2は、一緒になって、オキソである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4F1及びR4F2は、一緒になって、オキソである。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4B及びR4Cのうちの一方は、
である。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4B及びR4Cのうちの一方は、
である。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4Gは、1~3個のR4G1で任意に置換されたC1~12アルキルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4Gは、それぞれが1~3個のR4G1で任意に置換されたメチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、t-ブチル、又は2-エチル-ブチルである。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、それぞれのR4G1は、独立して、-OH、C1~6アルキル、C1~3アルコキシ、-(CHOCH1-5-CH、-N(R4G8、-OP(O)(OH)、1~3個のR4G9で任意に置換されたC3~7シクロアルキル、N、O、及びSから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を有する、1~3個のR4G10で任意に置換された3~6員ヘテロシクリル、又はフェニルであり、それぞれのR4G8は、独立して、C1~6アルキルであり、それぞれのR4G9は、独立して、C1~3ハロアルキル、又は-NHであり、それぞれのR4G10は、独立して、C1~3アルキルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、それぞれのR4G1は、独立して、-OH、C1~6アルキル、C1~3アルコキシ、-(CHOCH1-5-CH、-N(R4G8、-OP(O)(OH)、1~3個のR4G9で任意に置換されたC4~6シクロアルキル、N及びOから独立して選択される1~2個のヘテロ原子を有する、1~3個のR4G10で任意に置換された4~6員ヘテロシクリル、又はフェニルであり、それぞれのR4G8は、独立して、C1~6アルキルであり、それぞれのR4G9は、独立して、C1~3ハロアルキル又は-NHであり、それぞれのR4G10は、独立して、C1~3ハロアルキルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、それぞれのR4G1は、独立して、-OH、メチル、OMe、-(CHOCH-CH、-N(iPr)、-OP(O)(OH)、シクロプロピル、シクロブチル、-NH若しくはCFで任意に置換されたシクロヘキシル、オキセタニル、CF若しくはCHCFで任意に置換されたピペリジニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、又はフェニルである。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4Gは、R4G1で任意に置換されたメチル、モルホリニル若しくは-N(R4G8で任意に置換されたエチル、メトキシ若しくはモルホリニルで任意に置換されたn-プロピル、イソプロピル、C1~3アルキルで任意に置換されたn-ブチル、-OH若しくは-OP(O)(OH)で任意に置換されたイソブチルであり、R4G1は、シクロプロピル、シクロブチル、R4G9で任意に置換されたシクロヘキシル、オキセタニル、R4G10で任意に置換されたピペリジニル、テトラヒドロピラニル、又はフェニルである。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4G8は、C1~3アルキルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4G8は、イソプロピルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4G9は、C1~3ハロアルキル又は-NHである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4G9は、-CF又は-NHである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4G10は、C1~3ハロアルキルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4G10は、-CF又は2,2,2-トリフルオロエチルである。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4Gは、R4G1で任意に置換されたメチル、モルホリニル若しくは-N(C1~3アルキル)で任意に置換されたエチル、メトキシ若しくはモルホリニルで任意に置換されたn-プロピル、イソプロピル、C1~3アルキルで任意に置換されたn-ブチル、-OH若しくは-OP(O)(OH)で任意に置換されたイソブチルであり、R4G1は、シクロプロピル、シクロブチル、-NH若しくはC1~3ハロアルキルで任意に置換されたシクロヘキシル、オキセタニル、C1~3アルキル若しくはC1~3ハロアルキルで任意に置換されたピペリジニル、テトラヒドロピラニル、又はフェニルである。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4Gは、1~3個のR4G2で任意に置換されたC3~7シクロアルキルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4Gは、それぞれ1~3個のR4G2で任意に置換されたシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、それぞれのR4G2は、独立して、C1~6アルキル、C1~3ハロアルキル、又は-NHである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、それぞれのR4G2は、tert-ブチル、-CF、又は-NHである。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4Gは、N、O、及びSから選択される1~3個のヘテロ原子を有する、1~3個のR4G3で任意に置換された、3~8員ヘテロシクリルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4Gは、N、O、及びSから選択される1~3個のヘテロ原子を有する、1~3個のR4G3で任意に置換された、3~6員ヘテロシクリルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4Gは、N及びOから選択される1~2個のヘテロ原子を有する、1~3個のR4G3で任意に置換された、4~6員ヘテロシクリルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4Gは、それぞれ1~3個のR4G3で任意に置換されたオキセタニル、ピロリジニル、ピペリジニル、テトラヒドロフラニル、又はテトラヒドロピラニルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、それぞれのR4G3は、独立して、ハロゲン又はC1~3アルキルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、それぞれのR4G3は、独立して、F、メチル、又はエチルである。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4Gは、-C(O)R4G4である。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、それぞれのR4G4は、独立して、C1~12アルキルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4Gは、-C(O)C1~6アルキルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4Gは、-C(O)-tert-ブチルである。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4B及びR4Cは、-(OP(O)(OH))1-2-OHである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4B及びR4Cのうちの1つが、-(OP(O)(OH))1-2-OHであり、R4B及びR4Cのうちの1つが、-OHである。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、若しくは(IIb)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R5A及びR5Bは、それぞれ、-CHOP(O)(OH)である。一部の実施形態では、化合物は、式(II)又は(IIa)によって表され得、R5Aは、-CHOP(O)(OH)である。一部の実施形態では、化合物は、式(II)若しくは(IIb)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R5Bは、-CHOP(O)(OH)である。
一部の実施形態では、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩は、式(IIa)によって表され、
式中、R5Aは、-CHOP(O)(OH)である。
一部の実施形態では、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩は、式(IIb)によって表され、
式中、R5Bは、-CHOP(O)(OH)である。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、
1A及びR2Aは、それぞれ独立して、メトキシ、メトキシエトキシ、若しくはモルホリニルで任意に置換されたメチル、メトキシで任意に置換されたエチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、-OH若しくは-NHで任意に置換されたイソブチル、tert-ブチル、イソペンチル、オキセタニル、テトラヒドロピラニル、メチルで任意に置換されたピペリジニル、又はフェニルであり、
は、-N(H)R3A又は-N=C(R3B)(R3C)であり、R3Aは、H、-C(H)OP(O)(OH)、又は-C(O)R3Dであり、R3Dは、メチル、メトキシで任意に置換されたエチル、イソプロピル、又はメチルで任意に置換されたピペリジニルであり、R3Bは、H又はメチルであり、R3Cは、-N(R3C1)(R3C2)であり、R3C1及びR3C2は、独立して、H若しくはメチルであるか、あるいはR3C1及びR3C2は、それらが結合している原子と一緒になって、メチルで任意に置換されたピペラジニルを形成し、
4Aは、O又はSであり、
4B及びR4Cは、それぞれ独立して、
(A)-OH、
(B)メトキシ、メチルチオ、若しくはメチルスルホニルで任意に置換された-O-C1~6アルキル、
(C)
(式中、mは、0、1、若しくは2であり、それぞれのR4Dは、独立して、1個のR4D1基で任意に置換されたC1~3アルキル、メトキシで任意に置換されたC1~3アルコキシ、若しくは-C(O)N(R4D3であり、それぞれのR4D1基は、独立して、-NH若しくは-C(O)OR4D3であり、それぞれのR4D3は、独立して、C1~3アルキルである)、あるいは
(D)
(式中、R4E1及びR4E2は、それぞれ独立して、H若しくはメチルであり、R4F1及びR4F2は、それぞれ独立して、H若しくはメチルであるか、又はR4F1及びR4F2は、一緒になって、オキソであり、R4Gは、R4G1で任意に置換されたメチル、モルホリニル若しくは-N(C1~3アルキル)で任意に置換されたエチル、メトキシ若しくはモルホリニルで任意に置換されたn-プロピル、イソプロピル、C1~3アルキルで任意に置換されたn-ブチル、-OH若しくは-OP(O)(OH)で任意に置換されたイソブチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、それぞれ独立して-NH、C1~6アルキル、若しくはC1~3ハロアルキルである1~3個の基で任意に置換されたシクロヘキシル、オキセタニル、1~3個のメチルで任意に置換されたピロリジニル、ハロゲン若しくはC1~3アルキルで任意に置換されたピペリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、又は-C(O)C1~6アルキルであり、R4G1は、シクロプロピル、シクロブチル、-NH若しくはC1~3ハロアルキルで任意に置換されたシクロヘキシル、オキセタニル、C1~3ハロアルキルで任意に置換されたピペリジニル、テトラヒドロピラニル、又はフェニルである)である。
一部の実施形態では、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩は、式(IIc)によって表され得る。
一部の実施形態では、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩は、式(IId)によって表され得る。
一部の実施形態では、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩は、式(IId)によって表され得る。
一部の実施形態では、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩は、式(IIf)によって表され得る。
一部の実施形態では、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩は、式(IIg)によって表され得、
式中、mは、0又は1である。
一部の実施形態では、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩は、式(IIh)によって表され得る。
一部の実施形態では、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩は、式(IIi)によって表され得る。
一部の実施形態では、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩は、式(IIj)によって表され得る。
一部の実施形態では、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩は、式(IIk)によって表され得る。
一部の実施形態では、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩は、式(IIm)によって表され得る。
一部の実施形態では、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩は、式(IIn)によって表され得る。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R1A及びR2Aは、それぞれ独立して、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、又はイソペンチルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R1A及びR2Aは、それぞれ独立して、メチル、エチル、又はイソプロピルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R1A及びR2Aは、それぞれ独立して、メチルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R1A及びR2Aは、それぞれ独立して、エチルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R1A及びR2Aは、それぞれ独立して、イソプロピルである。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4Gは、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、t-ブチル、又は2-エチル-ブチルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4Gは、メチルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4Gは、エチルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4Gは、n-プロピルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4Gは、イソプロピルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4Gは、n-ブチルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4Gは、t-ブチルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R4Gは、2-エチル-ブチルである。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R1A及びR2Aは、それぞれ独立して、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、又はイソペンチルであり、R4Gは、R4G1で任意に置換されたメチル、モルホリニル若しくは-N(C1~3アルキル)で任意に置換されたエチル、メトキシ若しくはモルホリニルで任意に置換されたn-プロピル、イソプロピル、C1~3アルキルで任意に置換されたn-ブチル、-OH若しくは-OP(O)(OH)で任意に置換されたイソブチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、それぞれ独立して-NH、C1~6アルキル、若しくはC1~3ハロアルキルである1~3個の基で任意に置換されたシクロヘキシル、オキセタニル、1~3個のメチルで任意に置換されたピロリジニル、ハロゲン若しくはC1~3アルキルで任意に置換されたピペリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、又は-C(O)C1~6アルキルであり、R4G1は、シクロプロピル、シクロブチル、-NH若しくはC1~3ハロアルキルで任意に置換されたシクロヘキシル、オキセタニル、C1~3アルキル若しくはC1~3ハロアルキルで任意に置換されたピペリジニル、テトラヒドロピラニル、又はフェニルである。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R1A及びR2Aは、それぞれ独立して、メチル、エチル、又はイソプロピルであり、R4Gは、R4G1で任意に置換されたメチル、モルホリニル若しくは-N(C1~3アルキル)で任意に置換されたエチル、メトキシ若しくはモルホリニルで任意に置換されたn-プロピル、イソプロピル、C1~3アルキルで任意に置換されたn-ブチル、-OH若しくは-OP(O)(OH)で任意に置換されたイソブチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、それぞれ独立して-NH、C1~6アルキル、若しくはC1~3ハロアルキルである1~3個の基で任意に置換されたシクロヘキシル、オキセタニル、1~3個のメチルで任意に置換されたピロリジニル、ハロゲン若しくはC1~3アルキルで任意に置換されたピペリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、又は-C(O)C1~6アルキルであり、R4G1は、シクロプロピル、シクロブチル、-NH若しくはC1~3ハロアルキルで任意に置換されたシクロヘキシル、オキセタニル、C1~3アルキル若しくはC1~3ハロアルキルで任意に置換されたピペリジニル、テトラヒドロピラニル、又はフェニルである。
一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R1A及びR2Aは、それぞれ独立して、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、又はイソペンチルであり、R4Gは、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、t-ブチル、又は2-エチル-ブチルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R1A及びR2Aは、それぞれ独立して、メチル、エチル、又はイソプロピルであり、R4Gは、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、t-ブチル、又は2-エチル-ブチルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R1A及びR2Aは、それぞれ、メチルであり、R4Gは、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、t-ブチル、又は2-エチル-ブチルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R1A及びR2Aは、それぞれ、エチルであり、R4Gは、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、t-ブチル、又は2-エチル-ブチルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R1A及びR2Aは、それぞれ、イソプロピルであり、R4Gは、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、t-ブチル、又は2-エチル-ブチルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R1A及びR2Aは、それぞれ独立して、メチル、エチル、又はイソプロピルであり、R4Gは、メチルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R1A及びR2Aは、それぞれ独立して、メチル、エチル、又はイソプロピルであり、R4Gは、エチルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R1A及びR2Aは、それぞれ独立して、メチル、エチル、又はイソプロピルであり、R4Gは、n-プロピルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R1A及びR2Aは、それぞれ独立して、メチル、エチル、又はイソプロピルであり、R4Gは、イソプロピルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R1A及びR2Aは、それぞれ独立して、メチル、エチル、又はイソプロピルであり、R4Gは、n-ブチルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R1A及びR2Aは、それぞれ独立して、メチル、エチル、又はイソプロピルであり、R4Gは、t-ブチルである。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、R1A及びR2Aは、それぞれ独立して、メチル、エチル、又はイソプロピルであり、R4Gは、2-エチル-ブチルである。
本開示の化合物は、表1A、表1B、表1C、表1D、表1E、表1F、表1G、表1H、及び表1Iの化合物を含む。一部の実施形態では、化合物は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)によって表され得るか、又はその薬学的に許容される塩であり得、化合物は、表1A、表1B、表1C、表1D、表1E、表1F、表1G、表1H、及び表1Iの化合物からなる群から選択される。
(表1Bの続き)
一部の実施形態では、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩は、構造:
を有する。
一部の実施形態では、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩は、構造:
を有する。
一部の実施形態では、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩は、化合物が、
である。
一部の実施形態では、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩は、化合物が、
である。
一部の実施形態では、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩は、化合物が、
である。
一部の実施形態では、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩は、化合物が、
である。
一部の実施形態では、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩は、化合物が、
である。
一部の実施形態では、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩は、化合物が、
である。
一部の実施形態では、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩は、化合物が、
である。
一部の実施形態では、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩は、化合物が、
である。
一部の実施形態では、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩は、化合物が、
である。
本明細書に記載の化合物のインビボ代謝産物もまた、そのような生成物が新規であり、先行技術にわたって明らかでない程度で、本明細書の範囲内に含まれる。そのような生成物は、主に酵素プロセスによる投与化合物の例えば酸化、還元、加水分解、アミド化、エステル化などをもたらし得る。したがって、その代謝産物を得るのに十分な期間、化合物を哺乳動物と接触させることを含む、プロセスによって生成された新規かつ明らかでない化合物が含まれる。そのような生成物は、典型的に、放射標識化(例えば、14C又はH)化合物を調製し、それを検出可能な用量(例えば、約0.5mg/kgを上回る)で、動物、例えば、ラット、マウス、モルモット、サル、又はヒトに投与し、十分な時間(典型的には約30秒間~30時間)代謝を生じさせ、その変換産物を、尿、血液、又は他の生物学的サンプルから単離することによって、特定される。これらの生成物は、標識されているため、容易に単離される(他のものは、代謝産物中で生存するエピトープに結合することができる抗体の使用によって単離される)。代謝産物構造は、従来の様式で、例えば、MS分析又はNMR分析によって決定される。一般に、代謝産物の分析は、当業者に周知の従来の薬物代謝研究と同じ方法で行われる。変換産物は、インビボで別途見出されない限り、それ自体のHSV抗ウイルス活性を有さない場合であっても、化合物の治療的投与のための診断アッセイにおいて有用である。
代理胃腸分泌における化合物の安定性を決定するためのレシピ及び方法は既知である。化合物は、本明細書では、37℃で1時間インキュベーションする際に、保護基の約50モルパーセント未満が、代理腸液又は胃液中で脱保護される胃腸管において安定であると定義される。単純に、化合物は胃腸管に対して安定であるため、それらはインビボで加水分解できないことを意味しない。プロドラッグは、典型的には、消化器系で安定であるが、消化管腔、肝臓、肺若しくは他の代謝器官、又は一般に細胞内で親薬物に実質的に加水分解され得る。本明細書で使用される場合、プロドラッグは、経口送達に対する生物学的障壁を克服した後、親薬物を効率的に遊離させるように化学的に設計された化合物であると理解される。
IV.医薬製剤
一部の実施形態では、本開示は、薬学的に有効な量の本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される担体又は賦形剤と、を含む、医薬製剤を提供する。薬学的に有効な量の式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、及び(IIn)の化合物、又はその薬学的に許容される塩、溶媒和物、及び/又はエステルと、薬学的に許容される担体又は賦形剤と、を含む、医薬製剤もまた本明細書において提供される。
本明細書の化合物は、慣例に従って選択される従来的な担体及び賦形剤とともに製剤化される。錠剤は、賦形剤、滑剤、充填剤、結合剤などを含有するであろう。水性製剤は、無菌形態で調製され、経口投与以外による送達が意図される場合、概して等張であろう。全ての製剤は、任意選択で、「Handbook of Pharmaceutical Excipients」(1986)に記載されているものなどの賦形剤を含有するであろう。賦形剤としては、アスコルビン酸及び他の抗酸化剤、EDTAなどのキレート剤、デキストラン、ヒドロキシアルキルセルロース、ヒドロキシアルキルメチルセルロース、ステアリン酸などの炭水化物が挙げられる。製剤のpHは、約3~約11の範囲であるが、通常、約7~10である。
活性成分を単独で投与することが可能であるが、それらを医薬製剤として提示することが好ましい場合がある。製剤は、獣医学及びヒトでの使用の両方について、少なくとも1つの活性成分を、上記に定義されるように、1つ以上の許容可能な担体及び任意選択の他の治療成分、特に、本明細書において考察される追加の治療成分と一緒に含む。(複数の)担体は、製剤の他の成分と適合性であり、そのレシピエントに対して生理学的に無害であるという意味で、「許容可能」である必要がある。
製剤には、前述の投与経路に好適なものが含まれる。製剤は、従来的には、単位剤形で提示され得、薬学の分野において周知の方法のうちのいずれかによって調製され得る。技法及び製剤は、一般に、Remington’s Pharmaceutical Sciences(Mack Publishing Co.、Easton、PA)において見出される。そのような方法は、活性成分を、1つ以上の補助成分を構成する担体と会合させるステップを含む。概して、製剤は、活性成分を、液体担体若しくは微細に分割された固体担体又はその両方と均一かつ密接に会合させ、次いで、必要に応じて生成物を成形することによって調製される。
経口投与に好適な製剤は、それぞれが所定量の活性成分を含有するカプセル、カシェ、若しくは錠剤などの別個の単位として、粉末若しくは顆粒として、水性若しくは非水性液体中の溶液若しくは懸濁液として、又は水中油型液体エマルジョン若しくは油中水型液体エマルジョンとして、提示され得る。活性成分はまた、ボーラス、舐剤、又はペースト剤として投与されてもよい。
錠剤は、任意に1つ以上の補助成分とともに圧縮又は成形することによって作製される。圧縮錠剤は、任意に結合剤、滑沢剤、不活性希釈剤、保存剤、表面活性剤、又は分散剤と混合された、粉末又は顆粒などの自由流動性形態で、活性成分を、好適な機械で圧縮することによって調製され得る。成形錠剤は、不活性液体希釈剤で湿らせた粉末活性成分の混合物を、好適な機械で成形することによって作製され得る。錠剤は、任意にコーティング又はスコアリングされてもよく、任意に、そこから活性成分の徐放又は制御放出を提供するように製剤化される。
眼又は他の外部組織、例えば、口及び皮膚の感染症について、製剤は、好ましくは、例えば、0.075~20%重量/重量(0.1%重量/重量、例えば、0.6%重量/重量、0.7%重量/重量などの増分で0.1%~20%の範囲の活性成分を含む)、好ましくは0.2~15%重量/重量、及び最も好ましくは0.5~10%重量/重量の量の活性成分を含有する局所用軟膏又はクリームとして適用される。軟膏で製剤化される場合、活性成分は、パラフィン系又は水混和性軟膏基剤のいずれかとともに用いられ得る。あるいは、活性成分は、水中油型クリーム基剤を有するクリーム中に製剤化され得る。
所望される場合、クリーム基剤の水相は、例えば、少なくとも30%重量/重量の多価アルコール、すなわち、2つ以上のヒドロキシル基を有するアルコール、例えば、プロピレングリコール、ブタン1,3-ジオール、マンニトール、ソルビトール、グリセロール、及びポリエチレングリコール(PEG 400を含む)、並びにこれらの混合物を含み得る。局所用製剤は、望ましくは、皮膚又は他の罹患した領域からの活性成分の吸収又は浸透を促進する化合物を含み得る。そのような皮膚浸透促進剤の例としては、ジメチルスルホキシド及び関連する類似体が含まれる。
エマルジョンの油相は、公知の成分から公知の様式で構成され得る。相は、単に乳化剤(あるいは利尿剤として知られる)を含み得るが、望ましくは、少なくとも1つの乳化剤と脂質若しくは油との混合物、又は脂質及び油の両方との混合物を含む。好ましくは、親水性乳化剤が、安定剤として機能する親油性乳化剤とともに含まれる。油及び脂質の両方を含むことも好ましい。まとめると、(複数種の)乳化剤は、(複数種の)安定剤あり又はなしで、いわゆる乳化ワックスを構成し、このワックスが、油及び脂質とともに、クリーム製剤の油性分散相を形成するいわゆる乳化軟膏基剤を構成する。
製剤における使用に好適なエマルジェント及びエマルジョン安定剤としては、Tween(登録商標)60、Span(登録商標)80、セトステアリルアルコール、ベンジルアルコール、ミリスチルアルコール、グリセリルモノステアレート、及びラウリル硫酸ナトリウムが挙げられる。
製剤に好適な油又は脂質の選択は、所望される化粧品特性を達成することに基づく。クリームは、好ましくは、チューブ又は他の容器からの漏れを回避するために好適な稠度を有するベタベタしない非染色性の洗浄可能な製品であるべきである。直鎖又は分岐鎖一塩基性又は二塩基性アルキルエステル、例えば、ジ-イソアジペート、イソセチルステアレート、ココナツ脂肪酸のプロピレングリコールジエステル、ミリスチン酸イソプロピル、オレイン酸デシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、パルミチン酸2-エチルヘキシル、又はCrodamolCAPとして知られる分岐鎖エステルのブレンドを使用してもよく、最後の3つが、好ましいエステルである。これらは、必要とされる特性に応じて、単独で、又は組み合わせて使用され得る。あるいは、高融点脂質、例えば、白色軟質パラフィン及び/若しくは液体パラフィン、又は他の鉱油が使用される。
本明細書における医薬製剤は、1つ以上の薬学的に許容される担体又は賦形剤及び任意に他の治療剤との組み合わせを含む。活性成分を含有する医薬製剤は、意図される投与方法に好適な任意の形態であり得る。例えば、経口使用に使用される場合、錠剤、トローチ、ロゼンジ、水性若しくは油懸濁液、分散性粉末若しくは顆粒、エマルジョン、硬質若しくは軟質カプセル、溶液、シロップ剤、又はエリキシル剤が、調製され得る。経口使用が意図される組成物は、医薬組成物の製造のための当該技術分野で既知の任意の方法に従って調製され得、そのような組成物は、口当たりのよい調製物を提供するために、甘味剤、香味剤、着色剤、及び保存剤を含む1つ以上の薬剤を含有し得る。錠剤の製造に適した非毒性の薬学的に許容される賦形剤との混合物中に活性成分を含有する錠剤が許容される。これらの賦形剤は、例えば、不活性希釈剤、例えば、炭酸カルシウム又は炭酸ナトリウム、ラクトース、リン酸カルシウム又はリン酸ナトリウム;造粒剤及び崩壊剤、例えば、トウモロコシデンプン又はアルギン酸;結合剤、例えば、デンプン、ゼラチン、又はアカシア;並びに滑沢剤、例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、又はタルクであり得る。錠剤は、コーティングされていない場合があるか、又は胃腸管内での崩壊及び吸着を遅延させ、それによって長期間にわたって持続的作用を提供するためのマイクロカプセル化を含む既知の技術によってコーティングされ得る。例えば、モノステアリン酸グリセリル又はジステアリン酸グリセリルなどの時間遅延物質は、単独で、又はワックスとともに用いられ得る。
経口使用のための製剤はまた、活性成分が不活性固体希釈剤、例えば、リン酸カルシウム若しくはカオリンと混合された硬質ゼラチンカプセルとして、又は活性成分が水若しくは油媒体、例えば、ピーナッツ油、液体パラフィン、若しくはオリーブ油と混合された軟質ゼラチンカプセルとして、提示され得る。
水性懸濁液は、水性懸濁液の製造に好適な賦形剤と混合した活性材料を含有する。そのような賦形剤は、懸濁剤、例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、トラガカントガム、及びアカシアガム、並びに分散剤又は湿潤剤、例えば、天然に存在するリン脂質(例えば、レシチン)、アルキレンオキシドと脂肪酸との縮合生成物(例えば、ステアリン酸ポリオキシエチレン)、エチレンオキシドと長鎖脂肪族アルコールとの縮合生成物(例えば、ヘプタデカエチレンオキシセタノール)、エチレンオキシドと脂肪酸及びヘキシトール無水物に由来する部分エステルとの縮合生成物(例えば、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート)が挙げられる。水性懸濁液はまた、1つ以上の保存剤、例えば、エチル又はn-プロピルp-ヒドロキシ-ベンゾエート、1つ以上の着色剤、1つ以上の香味剤、並びに1つ以上の甘味剤、例えば、スクロース及びサッカリンも含有し得る。
油懸濁液は、植物油、例えば、落花生油、オリーブ油、ゴマ油、若しくはココナツ油、又は鉱油、例えば、液体パラフィン中に活性成分を懸濁させることによって製剤化され得る。経口懸濁液は、増粘剤、例えば、蜜蝋、硬質パラフィン、又はセチルアルコールを含有し得る。甘味剤、例えば、上述のもの、及び香味剤を添加して、味のよい経口調製物を提供することができる。これらの組成物は、抗酸化剤、例えば、アスコルビン酸の添加によって保存され得る。
水の添加による水性懸濁液の調製に好適な分散性粉末及び顆粒は、分散剤又は湿潤剤、懸濁剤、及び1つ以上の保存剤と混合した活性成分を提供する。好適な分散剤又は湿潤剤及び懸濁剤は、上記に開示されたものによって例示される。追加の賦形剤、例えば、甘味剤、香味剤、及び着色剤も存在し得る。
医薬組成物はまた、水中油型エマルジョンの形態であってもよい。油相は、植物油、例えば、オリーブ油及び落花生油、鉱油、例えば、液体パラフィン、又はこれらの混合物であり得る。好適な乳化剤としては、天然に存在するガム、例えば、アカシアガム及びトラガカントガム、天然に存在するリン脂質、例えば、ダイズレシチン、脂肪酸及びヘキシトール無水物に由来するエステル又は部分エステル、例えば、モノオレイン酸ソルビタン、並びにこれらの部分エステルとエチレンオキシドとの縮合生成物、例えば、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエートが挙げられる。エマルジョンはまた、甘味剤及び香味剤を含有し得る。シロップ剤及びエリキシル剤は、甘味剤、例えば、グリセロール、ソルビトール、又はスクロースとともに製剤化され得る。そのような製剤はまた、粘着剤、保存剤、香味剤、又は着色剤を含有し得る。
医薬組成物は、滅菌注射用又は静脈内用調製物、例えば、滅菌注射用水性又は油性懸濁液の形態であってもよい。この懸濁液は、上述の好適な分散剤又は湿潤剤及び懸濁剤を使用して、公知の技術に従って製剤化され得る。滅菌注射用又は静脈内用調製物はまた、非毒性の非経口的に許容される希釈剤若しくは溶媒中の滅菌注射用溶液若しくは懸濁液、例えば、1,3-ブタン-ジオール中の溶液であってもよく、又は凍結乾燥粉末として調製されてもよい。用いられ得る許容可能なビヒクル及び溶媒の中には、水、リンゲル液、及び等張塩化ナトリウム溶液がある。更に、滅菌固定油は、従来的に、溶媒又は懸濁媒体として用いられ得る。この目的のために、合成モノグリセリド又はジグリセリドを含む任意の無刺激性の固定油を用いることができる。更に、脂肪酸、例えば、オレイン酸も同様に注射剤の調製に使用され得る。
単一剤形を生成するために担体材料と組み合わされてもよい活性成分の量は、治療される宿主及び特定の投与様式に応じて変動するであろう。例えば、ヒトへの経口投与を意図とした徐放製剤は、総組成物の約5~約95%まで変動し得る適切かつ便宜的な量の担体材料とともに調合される、約1~1000mgの活性材料を含有し得る(重量:重量)。医薬組成物は、投与のために容易に測定可能な量を提供するように調製することができる。例えば、静脈内注入が意図される水溶液は、約30mL/時の速度で好適な体積の注入が生じ得るために、溶液1ミリリットル当たり約3~500μgの活性成分を含有し得る。
また、眼への局所投与に好適な製剤には、活性成分が好適な担体、特に、活性成分の水性溶媒中に、溶解又は懸濁された、点眼薬が含まれる。活性成分は、好ましくは、0.5~20%、有利には、0.5~10%、具体的には、約1.5%重量/重量の濃度でそのような製剤中に存在する。
口内での局所投与に好適な製剤としては、風味基剤、通常、スクロース及びアカシア又はトラガカント中に活性成分を含むロゼンジ;不活性基剤、例えば、ゼラチン及びグリセリン中に活性成分を含むトローチ剤;並びに好適な液体担体中に活性成分を含むマウスウォッシュが挙げられる。
直腸投与用の製剤は、例えば、カカオバター又はサリチル酸塩を含む好適な基剤を用いた坐剤として提示され得る。
肺内又は経鼻投与に好適な製剤は、例えば、0.1~500ミクロン、例えば、0.5、1、30、35などの範囲の粒子サイズを有し、これは、肺胞に到達するように、鼻腔からの急速吸入又は口からの吸入によって投与される。好適な製剤としては、活性成分の水性又は油性溶液が挙げられる。エアロゾル又は乾燥粉末投与に好適な製剤は、従来の方法に従って調製することができ、他の治療剤、例えば、以下に記載されるようなニューモウイルス科感染症の治療又は予防においてこれまでに使用されている化合物とともに、送達され得る。
別の実施形態は、ニューモウイルス科感染症及び可能性として関連する細気管支炎を治療するのに好適な式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)の化合物、又はその薬学的に許容される塩を含む、新規な有効で安全な非刺激性かつ生理学的に適合性のある吸入用組成物を提供する。好ましい薬学的に許容される塩は、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、又はリン酸塩を含む無機酸塩であり、これらは、引き起こし得る肺刺激がより少なくあり得る。好ましくは、吸入用製剤は、約1~約5μmの空気動力学的中央粒子径(mass median aerodynamic diameter、MMAD)を有する粒子を含むエアロゾルにおいて、気管支内空間に送達される。好ましくは、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、又は(IIn)の化合物は、ネブライザー、加圧定量吸入器(pressurized metered dose inhaler、pMDI)、又は乾燥粉末吸入器(dry powder inhaler、DPI)を使用したエアロゾル送達用に製剤化される。
ネブライザーの非限定的な例としては、噴霧、ジェット、超音波、加圧、振動多孔質プレート、又は適応エアロゾル送達技術を利用するネブライザーを含む、同等のネブライザーが挙げられる(Denyer,J.Aerosol medicine Pulmonary Drug Delivery 2010,23 Supp 1,S1-S10)。ジェットネブライザーは、空気圧を利用して、液体溶液をエアロゾル液滴に破砕する。超音波ネブライザーは、液体を小さなエアロゾル液滴に剪断する圧電結晶によって機能する。加圧噴霧システムは、圧力下において溶液を小さな細孔を通して押し出して、エアロゾル液滴を生成する。振動多孔質プレートデバイスは、急速な振動を利用して、液体の流れを適切な液滴サイズに剪断する。
好ましい実施形態では、噴霧のための製剤は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、又は(IIn)の化合物の製剤を、必要とされるMMADの粒子へ噴霧することができるネブライザーを使用して、主として約1μm~約5μmのMMADを有する粒子を含むエアロゾルにおいて、気管支内空間に送達される。最適に治療的に有効であり、上部消化管及び全身的な副作用を回避するためには、エアロゾル化された粒子の大半が、約5μmを上回るMMADを有さないべきである。エアロゾルが5μmより大きいMMADを有する多数の粒子を含有する場合、粒子は上部気道に堆積され、下気道の炎症部位及び気管支狭窄に送達される薬物の量が減少する。エアロゾルのMMADが約1μmよりも小さい場合、粒子は吸入空気中に懸濁されたままとなる傾向にあり、続いて、呼気の際に吐き出される。
本明細書の方法に従って製剤化及び送達される場合、噴霧用のエアロゾル製剤は、治療有効用量の式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、又は(IIn)の化合物を、ニューモウイルス科感染症を治療するのに十分なニューモウイルス科感染症の部位に送達する。投与される薬物の量は、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、又は(IIn)の化合物の治療有効用量の送達の効率を反映するように調整されなければならない。好ましい実施形態では、水性エアロゾル製剤と噴霧、ジェット、加圧、振動多孔質プレート、又は超音波ネブライザーとの組み合わせにより、ネブライザーに応じて、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、又は(IIn)の化合物の投与用量の少なくとも約20~約90%、典型的には約70%が、気道に送達されるのを可能にする。好ましい実施形態では、活性化合物の少なくとも約30~約50%が、送達される。より好ましくは、約70~約90%の活性化合物が送達される。
別の実施形態では、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)の化合物、又はその薬学的に許容される塩は、乾燥吸入用粉末として送達される。化合物は、乾燥粉末又は定量吸入器を使用して化合物の微粒子を気管支内空間に有効に送達するように、乾燥粉末製剤として気管支内に投与される。DPIによる送達については、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、又は(IIn)の化合物は、粉砕噴霧乾燥、臨界流体加工、又は溶液からの沈殿によって、主として約1μm~約5μmのMMADを有する粒子に加工される。約1μm~約5μmのMMADを有する粒子サイズを生成することができる媒体粉砕、ジェット粉砕、及び噴霧乾燥デバイス及び手順は、当該技術分野において周知である。一実施形態では、賦形剤は、必要とされるサイズの粒子に加工する前に、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、又は(IIn)の化合物に添加される。別の実施形態では、賦形剤は、例えば、ラクトースを賦形剤として使用することによって、薬物粒子の分散を補助するために、必要なサイズの粒子とブレンドされる。
粒子サイズの判定は、当該技術分野において周知のデバイスを使用して行われる。例えば、複数ステージのアンダーソンカスケードインパクター、又は米国薬局方第601章内で定量吸入器及び乾燥粉末吸入器内のエアロゾルの特性評価装置として具体的に引用されているような他の好適な方法がある。
別の好ましい実施形態では、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、又は(IIn)の化合物は、乾燥粉末吸入器又は他の乾燥粉末分散デバイスなどのデバイスを使用して、乾燥粉末として送達される。乾燥粉末吸入器及びデバイスの非限定的な例としては、米国特許第5,458,135号、米国特許第5,740,794号、米国特許第5775320号、米国特許第5,785,049号、米国特許第3,906,950号、米国特許第4,013,075号、米国特許第4,069,819号、米国特許第4,995,385号、米国特許第5,522,385号、米国特許第4,668,218号、米国特許第4,667,668号、米国特許第4,805,811号、及び米国特許第5,388,572号に開示されているものが挙げられる。2つの主要な乾燥粉末吸入器の設計が存在する。1つの設計は、薬物のリザーバがデバイス内に配置され、患者が吸入チャンバ内にある用量の薬物を追加する計量デバイスである。第2の設計は、それぞれ個々の用量が別々の容器において製造されている、工場計量型デバイスである。いずれのシステムも、薬物を1μm~約5μmのMMADの小さな粒子に製剤化することに依存し、限定されないが、ラクトースなどのより大きな賦形剤粒子との共製剤化を伴うことが多い。薬物粉末を吸入チャンバに入れ(デバイスで計量するか又は工場で計量された投与量を開封することによって)、患者の吸気流により、粉末が加速されデバイスから口腔内に入る。粉末経路の非層流の特徴により、賦形剤-薬物凝集体の分解がもたらされ、大きな賦形剤粒子の質量によって、それらは喉の奥にぶつかり、一方でより小さい薬物粒子は、肺の深部に堆積される。好ましい実施形態では、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)の化合物、又はその薬学的に許容される塩は、本明細書に記載されるいずれかの種類の乾燥粉末吸入器を使用して、乾燥粉末として送達され、乾燥粉末のMMADは、任意の賦形剤を除き、主として1μm~約5μmの範囲である。
別の実施形態では、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、又は(IIn)の化合物は、定量吸入器を使用して、乾燥粉末として送達される。定量吸入器及びデバイスの非限定的な例としては、米国特許第5,261,538号、米国特許第5,544,647号、米国特許第5,622,163号、米国特許第4,955,371号、米国特許第3,565,070号、米国特許第3,361306号、及び米国特許第6,116,234号に開示されるものが挙げられる。好ましい実施形態では、式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、若しくは(IIn)の化合物、又はその薬学的に許容される塩は、定量吸入器を使用して、乾燥粉末として送達され、乾燥粉末のMMADは、任意の賦形剤を除き、主として約1~5μmの範囲である。
膣内投与に好適な製剤は、活性成分に加えて、適切であることが当該技術分野において公知であるような担体などを含有する、ペッサリー、タンポン、クリーム、ゲル、ペースト、泡沫体、又は噴霧製剤として提示され得る。
非経口投与に好適な製剤としては、抗酸化剤、緩衝液、殺細菌剤、及び製剤を意図されたレシピエントの血液と等張にする溶質を含有し得る水性及び非水性滅菌注射溶液、並びに懸濁剤及び増粘剤を含み得る水性及び非水性滅菌懸濁液が挙げられる。
製剤は、単位用量又は多用量容器、例えば密封されたアンプル及びバイアルで提示され、使用直前に、滅菌液体担体、例えば、注射用水の添加のみを必要とする凍結乾燥(低温乾燥)状態で保管され得る。即時注射溶液及び懸濁液は、前述の種類の滅菌粉末、顆粒、及び錠剤から調製される。好ましい単位投薬量製剤は、本明細書において上記に列挙されるような、活性成分の1日用量若しくは1日単位部分用量、又はそれらの適切な画分を含有するものである。
具体的に上述された成分に加えて、製剤は、問題の製剤の種類に関して当該技術分野において従来的な他の薬剤を含み得、例えば、経口投与に好適なものは、香味剤を含み得ることを理解されたい。
上記に定義される少なくとも1つの活性成分を、そのための獣医学的担体とともに含む獣医学的組成物が更に提供される。
獣医学的担体は、組成物を投与する目的で有用な材料であり、それ以外の点では獣医学的技術において不活性であるか又は許容可能であり、活性成分と適合性がある、固体、液体、又は気体材料であり得る。これらの獣医学的組成物は、経口、非経口、又は任意の他の所望される経路によって投与され得る。
本明細書の化合物は、活性成分として化合物のうちの1つ以上を含有する制御放出医薬製剤(「制御放出製剤」)を提供するために使用され、ここで、活性成分の放出は、より少ない頻度の投与を可能にするか、又は所与の活性成分の薬物動態若しくは毒性プロファイルを改善するように制御及び調節される。
活性成分の有効用量は、少なくとも、治療されている状態の性質、毒性、化合物が予防的(低用量)に使用されるか又は活動的なウイルス感染症に対して使用されるか、送達の方法、並びに医薬製剤に依存し、従来的な用量漸増研究を使用して、臨床医によって決定されるであろう。それは、1日当たり約0.0001~約100mg/体重kg、典型的には、1日当たり約0.01~約10mg/体重kg、より典型的には、1日当たり約0.01~約5mg/体重kg、最も典型的には、1日当たり約0.05~約0.5mg/体重kgであると予測され得る。例えば、約70kgの体重の成人の候補1日用量は、1mg~1000mg、好ましくは5mg~500mgの範囲となり、単回又は複数回投与の形態を取り得る。
V.投与経路
式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、又は(IIn)の化合物(本明細書では活性成分と称される)のうちの1つ以上は、治療される状態に適した任意の経路によって投与される。好適な経路としては、経口、直腸、鼻、肺、局所(頬側及び舌下を含む)、膣、並びに非経口(皮下、筋肉内、静脈内、皮内、髄腔内、及び硬膜外を含む)などが挙げられる。好ましい経路は、例えば、レシピエントの状態によって変動し得ることが理解されるであろう。本明細書の化合物の利点は、それらが経口でバイオアベイラブルであり、経口投与することができることである。
本開示の化合物(本明細書では活性成分とも称される)は、治療される状態に適切な任意の経路によって投与することができる。好適な経路としては、経口、直腸、鼻、局所(頬側及び舌下を含む)、経皮、膣、並びに非経口(皮下、筋肉内、静脈内、皮内、髄腔内、及び硬膜外を含む)などが挙げられる。好ましい経路は、例えば、レシピエントの状態によって変動し得ることが理解されるであろう。本明細書に開示されるある特定の化合物の利点は、それらが経口でバイオアベイラブルであり、経口投与することができることである。
本開示の化合物は、少なくとも約1ヶ月、少なくとも約2ヶ月、少なくとも約3ヶ月、少なくとも約6ヶ月、又は少なくとも約12ヶ月以上など、所望される期間又は持続時間にわたって、有効な投薬レジメンに従って個体に投与され得る。一変形形態では、化合物は、個体の寿命の期間にわたって毎日又は断続的なスケジュールで投与される。
本開示の化合物の投与量又は投与頻度は、投与医師の判断に基づいて、治療の過程にわたって調整され得る。
化合物は、有効量で、個体(例えば、ヒト)に投与され得る。一部の実施形態では、化合物を1日1回投与する。
化合物は、経口又は非経口(例えば、静脈内)投与などの任意の有用な経路及び手段によって投与することができる。化合物の治療有効量としては、1日当たり約0.00001mg/体重kg~1日当たり約10mg/体重kg、例えば、1日当たり約0.0001mg/体重kg~1日当たり約10mg/体重kg、又は例えば、1日当たり約0.001mg/体重kg~1日当たり約1mg/体重kg、又は例えば、1日当たり約0.01mg/体重kg~1日当たり約1mg/体重kg、又は例えば、1日当たり約0.05mg/体重kg~1日当たり約0.5mg/体重kg、又は例えば、1日当たり約0.3mg~約30mg、又は例えば、1日当たり約30mg~約300mgを挙げることができる。
本開示の化合物は、本開示の化合物の任意の投薬量(例えば、1mg~1000mgの化合物)で1つ以上の追加の治療剤と組み合わせることができる。治療有効量としては、1用量当たり約1mg~1用量当たり約1000mg、例えば、1用量当たり約50mg~1用量当たり約500mg、又は例えば、1用量当たり約100mg~1用量当たり約400mg、又は例えば、1用量当たり約150mg~1用量当たり約350mg、又は例えば、1用量当たり約200mg~1用量当たり約300mgを挙げることができる。本開示の化合物の他の治療有効量は、1用量当たり約100、125、150、175、200、225、250、275、300、325、350、375、400、425、450、475、又は約500mgである。本開示の化合物の他の治療有効量は、1用量当たり約100mg、又は1用量当たり約125、150、175、200、225、250、275、300、350、400、450、又は約500mgである。単回投与は、毎時間、毎日、又は毎週投与することができる。例えば、単回投与は、1、2、3、4、6、8、12、16時間毎に1回、又は24時間毎に1回投与することができる。単回投与はまた、1、2、3、4、5、6日毎に1回、又は7日毎に1回投与することもできる。単回投与はまた、1、2、3週間毎に1回、又は4週間毎に1回投与することもできる。一部の実施形態では、単回投与は、1週間毎に1回投与され得る。単回投与は、毎月1回投与することもできる。
本開示の化合物の他の治療有効量は、1用量当たり約20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、又は約100mgである。
本開示の化合物の投薬の頻度は、個々の患者の必要性によって決定され、例えば、1日当たり1回、又は1日に2回、又はそれ以上の回数であり得る。ウイルス感染症を治療するために必要である限り、化合物の投与は、継続される。例えば、化合物は、ウイルスに感染しているヒトに、20日~180日の期間、又は例えば、20日~90日の期間、又は例えば、30日~60日間の期間にわたって、投与することができる。
投与は、断続的であってもよく、数日間以上の期間の間、患者は本開示の化合物の1日用量を受容し、続いて数日間以上の期間の間、患者は化合物の1日用量を受容しない。例えば、患者は、1日おきに、又は1週間に3回、化合物の用量を受容し得る。更に一例として、患者は、1~14日間の期間の間、毎日化合物の用量を受容することができ、続いて7~21日間の期間の間、患者は化合物の用量を受容せず、続いてその後の期間(例えば、1~14日間)の間、患者は再び化合物の1日用量を受容する。化合物の投与、続いて化合物を投与しない、交互の期間は、患者を治療するのに臨床的に必要とされるように繰り返され得る。
一実施形態では、1つ以上(例えば、1、2、3、4つ、1若しくは2つ、1~3つ、又は1~4つ)の追加の治療剤と組み合わせて、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される賦形剤と、を含む、医薬組成物が提供される。
一実施形態では、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩を、1つ以上(例えば、1、2、3、4つ、1若しくは2つ、1~3つ、又は1~4つ)の追加の治療剤と組み合わせて含む、キットが提供される。
一部の実施形態では、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩は、1、2、3、4つ、又はそれより多くの追加の治療剤と組み合わされる。一部の実施形態では、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩は、2つの追加の治療剤と組み合わされる。他の実施形態では、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩は、3つの追加の治療剤と組み合わされる。更なる実施形態では、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩は、4つの追加の治療剤と組み合わされる。1、2、3、4つ、又はそれより多くの追加の治療剤は、同じクラスの治療剤から選択される異なる治療剤であってもよく、及び/又は異なるクラスの治療剤から選択されてもよい。
一部の実施形態では、本開示の化合物を本明細書に記載の1つ以上の追加の治療剤と組み合わせる場合、組成物の成分は、同時又は連続レジメンとして投与される。連続的に投与される場合、組み合わせは、2回以上の投与で投与されてもよい。
一部の実施形態では、本開示の化合物は、例えば経口投与のための固体剤形として、患者への同時投与のための単位剤形において1つ又は複数の追加の治療剤と組み合わされる。
一部の実施形態では、本開示の化合物は、1つ又は複数の追加の治療剤と共投与される。
本開示の化合物の効果を延長するために、皮下又は筋肉内注射からの化合物の吸収を遅らせることが所望される場合が多い。これは、水溶性が乏しい結晶質材料又は非晶質材料の液体懸濁液の使用によって達成され得る。そのため、化合物の吸収速度は、その溶解速度に依存し、溶解速度は、結晶サイズ及び結晶形態に依存し得る。あるいは、非経口で投与される化合物形態の遅延吸収は、化合物を油性ビヒクル中に溶解又は懸濁することによって達成される。注射可能なデポー形態は、ポリラクチド-ポリグリコリドなどの生分解性ポリマー中に、化合物のマイクロカプセルマトリックスを形成することによって作製される。化合物対ポリマーの比、及び用いられる特定のポリマーの性質に応じて、化合物放出速度を制御することができる。他の生分解性ポリマーの例としては、ポリ(オルトエステル)及びポリ(無水物)が挙げられる。デポー注射可能製剤はまた、身体組織と適合性のあるリポソーム又はマイクロエマルジョン中に化合物を封入することによっても調製される。
VI.併用療法
式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、又は(IIn)の化合物、及び本明細書に提供される組成物は、ウイルス感染症、例えば、ニューモウイルス科、ピコルナウイルス科、フラビウイルス科、又はフィロウイルス科ウイルス感染症の治療のために他の活性治療剤と組み合わせて使用される。
ニューモウイルス科の治療のための併用療法
本明細書に提供される化合物及び組成物はまた、他の活性治療剤と組み合わせて使用される。ニューモウイルス科ウイルス感染症の治療のために、好ましくは、他の活性治療剤は、ニューモウイルス科ウイルス感染症、特に、呼吸器合胞体ウイルス感染症及び/又はメタニューモウイルス感染症に対して活性である。RSVに対して活性なこれらの他の活性治療剤の非限定的な例は、リバビリン、パリビズマブ、モタビズマブ、RSV-IGIV(RespiGam(登録商標))、MEDI-557、A-60444(RSV604としても知られる)、MDT-637、BMS-433771、ALN-RSV0、ALX-0171、及びそれらの混合物である。呼吸器合胞体ウイルス感染症に対して活性な他の活性治療剤の他の非限定的な例としては、呼吸器合胞体ウイルスタンパク質F阻害剤、例えば、AK-0529、RV-521、ALX-0171、JNJ-53718678、BTA-585、及びプレサトビル;RNAポリメラーゼ阻害剤、例えば、ルミシタビン及びALS-8112;抗RSV Gタンパク質抗体、例えば、抗Gタンパク質mAb;ウイルス複製阻害剤、例えば、ニタゾキサニドが挙げられる。
一部の実施形態では、他の活性治療剤は、MVA-BN RSV、RSV-F、MEDI-8897、JNJ-64400141、DPX-RSV、SynGEM、GSK-3389245A、GSK-300389-1A、RSV-MEDI deltaM2-2ワクチン、VRC-RSVRGP084-00VP、Ad35-RSV-FA2、Ad26-RSV-FA2、及びRSV融合糖タンパク質サブユニットワクチンを含むがこれらに限定されない、RSVの治療又は予防のためのワクチンであり得る。
メタニューモウイルス感染症に対して活性な他の活性治療剤の非限定的な例としては、シアリダーゼモジュレーター、例えば、DAS-181;RNAポリメラーゼ阻害剤、例えば、ALS-8112;及びメタニューモウイルス感染症の治療のための抗体、例えば、EV-046113が挙げられる。
一部の実施形態では、他の活性治療剤は、mRNA-1653及びrHMPV-Paワクチンを含むがこれらに限定されない、メタニューモウイルス感染症の治療又は予防のためのワクチンであり得る。
ピコルナウイルス科の治療のための併用療法
本明細書に提供される化合物及び組成物はまた、他の活性治療剤と組み合わせて使用される。ピコルナウイルス科ウイルス感染症の治療のために、好ましくは、他の活性治療剤は、ピコルナウイルス科ウイルス感染症、特に、エンテロウイルス感染症に対して活性である。これらの他の活性治療剤の非限定的な例は、キャプシド結合阻害剤、例えば、プレコナリル、BTA-798(バペンダビル)、並びにWuら(米国特許第7,078,403号)及びWatson(米国特許第7,166,604号)によって開示される他の化合物;融合シアリダーゼタンパク質、例えば、DAS-181;キャプシドタンパク質VP1阻害剤、例えば、VVX-003及びAZN-001;ウイルスプロテアーゼ阻害剤、例えば、CW-33;ホスファチジルイノシトール4キナーゼβ阻害剤、例えば、GSK-480及びGSK-533;抗EV71抗体である。
一部の実施形態では、他の活性治療剤は、EV71ワクチン、TAK-021、及びEV-D68アデノベクターに基づくワクチンを含むがこれらに限定されない、ピコルナウイルス科ウイルス感染症の治療又は予防のためのワクチンであり得る。
呼吸器感染症のための併用療法
ニューモウイルス科及びピコルナウイルス科のウイルスの感染症の多くは、呼吸器感染症である。したがって、感染症の呼吸器症状及び続発症を治療するために使用される追加の活性治療薬は、本明細書に提供される化合物と組み合わせて使用され得る。追加の薬剤は、好ましくは、経口投与されるか、又は直接吸入によって投与される。例えば、ウイルス性呼吸器感染症の治療のために本明細書に提供される化合物と組み合わせる、他の好ましい追加の治療剤としては、気管支拡張薬及びコルチコステロイドが挙げられるが、これらに限定されない。
グルココルチコイド
1950年に喘息療法として最初に導入されたグルココルチコイド(Carryer,Journal of Allergy,21,282-287,1950)は、この疾患に対して最も強力な一貫して有効な治療法であり続けているが、それらの作用機序は、まだ完全には理解されていない(Morris,J.Allergy Clin.Immunol.,75(1 Pt)1-13,1985)。残念なことに、経口グルココルチコイド療法には、望ましくない顕著な副作用、例えば、体幹肥満、高血圧、緑内障、グルコース不耐性、白内障形成の加速、骨ミネラル喪失、及び心理的効果が付随し、これらの全てにより、長期治療剤としてそれを使用することは制限される(Goodman and Gilman,10th edition,2001)。全身的な副作用に対する解決策は、ステロイド薬を炎症の部位に直接送達することである。経口ステロイドの重度の有害作用を軽減するために、吸入型コルチコステロイド(inhaled corticosteroid、ICS)が開発されている。本明細書に提供される化合物と組み合わせて使用され得るコルチコステロイドの非限定的な例は、デキサメタゾン、リン酸デキサメタゾンナトリウム、フルオロメトロン、酢酸フルオロメトロン、ロテプレドノール、エタボン酸ロテプレドノール、ヒドロコルチゾン、プレドニゾロン、フルドロコルチゾン、トリアムシノロン、トリアムシノロンアセトニド、ベタメタゾン、ジプロピオン酸ベクロメタゾン(beclomethasone diproprionate)、メチルプレドニゾロン、フルオシノロン、フルオシノロンアセトニド、フルニソリド、フルオコルチン-21-ブチレート、フルメタゾン、ピバル酸フルメタゾン、ブデソニド、プロピオン酸ハロベタゾール、フロ酸モメタゾン、フルチカゾン、AZD-7594、シクレソニド、又はその薬学的に許容される塩である。
抗炎症剤
抗炎症カスケード機序を通じて作用する他の抗炎症剤もまた、ウイルス性呼吸器感染症の治療のために本明細書に提供される化合物と組み合わせる追加の治療剤として有用である。ホスホジエステラーゼ阻害剤(例えば、PDE-4、PDE-5、若しくはPDE-7特異的)、転写因子阻害剤(例えば、IKK阻害を通じてNFκBを遮断する)、又はキナーゼ阻害剤(例えば、P38 MAP、JNK、PI3K、EGFR、若しくはSyk)などの「抗炎症性シグナル伝達モジュレーター」(本明細書ではAISTMと称される)を適用することは、これらの小分子が限られた数の一般的な細胞内経路、すなわち抗炎症性治療介入の重要な点であるシグナル伝達経路を標的とするため、炎症を停止させるための論理的なアプローチである(P.J.Barnes,2006による考察を参照されたい)。これらの非限定的な追加の治療剤としては、5-(2,4-ジフルオロ-フェノキシ)-1-イソブチル-1H-インダゾール-6-カルボン酸(2-ジメチルアミノ-エチル)-アミド(P38 Mapキナーゼ阻害剤ARRY-797)、3-シクロプロピルメトキシ-N-(3,5-ジクロロ-ピリジン-4-イル)-4-ジフルオロメトキシ-ベンズアミド(PDE-4阻害剤ロミフルミラスト)、4-[2-(3-シクロペンチルオキシ-4-メトキシフェニル)-2-フェニル-エチル]-ピリジン(PDE-4阻害剤CDP-840)、N-(3,5-ジクロロ-4-ピリジニル)-4-(ジフルオロメトキシ)-8-[(メチルスルホニル)アミノ]-1-ジベンゾフランカルボキサミド(PDE-4阻害剤オグレミラスト)、N-(3,5-ジクロロ-ピリジン-4-イル)-2-[1-(4-フルオロベンジル)-5-ヒドロキシ-1H-インドール-3-イル]-2-オキソ-アセトアミド(PDE-4阻害剤AWD 12-281)、8-メトキシ-2-トリフルオロメチル-キノリン-5-カルボン酸(3,5-ジクロロ-1-オキシ-ピリジン-4-イル)-アミド(PDE-4阻害剤Sch 351591)、4-[5-(4-フルオロフェニル)-2-(4-メタンスルフィニル-フェニル)-1H-イミダゾール-4-イル]-ピリジン(P38阻害剤SB-203850)、4-[4-(4-フルオロ-フェニル)-1-(3-フェニル-プロピル)-5-ピリジン-4-イル-1H-イミダゾール-2-イル]-ブタ-3-イン-1-オール(P38阻害剤RWJ-67657)、4-シアノ-4-(3-シクロペンチルオキシ-4-メトキシ-フェニル)-シクロヘキサンカルボン酸2-ジエチルアミノ-エチルエステル(シロミラストの2-ジエチル-エチルエステルプロドラッグ、PDE-4阻害剤)、(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-[7-メトキシ-6-(3-モルホリン-4-イル-プロポキシ)-キナゾリン-4-イル]-アミン(ゲフィチニブ、EGFR阻害剤)、及び4-(4-メチル-ピペラジン-1-イルメチル)-N-[4-メチル-3-(4-ピリジン-3-イル-ピリミジン-2-イルアミノ)-フェニル]-ベンズアミド(イマチニブ、EGFR阻害剤)が挙げられる。
β2-アドレナリン受容体アゴニスト気管支拡張薬
吸入型β2-アドレナリン受容体アゴニスト気管支拡張薬、例えば、フォルモテロール、アルブテロール、又はサルメテロールを、本明細書に提供される化合物とともに含む組み合わせもまた、好適であるが非限定的な、呼吸器ウイルス感染症の治療に有用な組み合わせである。
吸入型β2-アドレナリン受容体アゴニスト気管支拡張薬、例えば、フォルモテロール又はサルメテロールと、ICSとの組み合わせもまた、気管支狭窄及び炎症の両方を治療するために使用される(それぞれSymbicort(登録商標)及びAdvair(登録商標))。これらのICS及びβ2-アドレナリン受容体アゴニストを本明細書に提供される化合物とともに含む組み合わせもまた、好適であるが、非限定的な、呼吸器ウイルス感染症の治療に有用な組み合わせである。
β2アドレナリン受容体アゴニストの他の例は、ベドラドリン、ビランテロール、インダカテロール、オロダテロール、ツロブテロール、フォルモテロール、アベジテロール、サルブタモール、アルフォルモテロール、レバルブテロール、フェノテロール、及びTD-5471である。
抗コリン作用薬
肺気管支収縮の治療又は予防のために、抗コリン作用薬が有用である可能性があり、したがって、ウイルス性呼吸器感染症の治療のために本明細書に提供される化合物と組み合わせる追加の治療剤として有用である。これらの抗コリン作用薬としては、COPDのコリン作動性緊張の制御に関して、ヒトにおける治療有効性を示している(Witek,1999)ムスカリン受容体(特にM3サブタイプのもの)のアンタゴニスト、1-{4-ヒドロキシ-1-[3,3,3-トリス-(4-フルオロ-フェニル)-プロピオニル]-ピロリジン-2-カルボニル}-ピロリジン-2-カルボン酸(1-メチル-ピペリジン-4-イルメチル)-アミド、3-[3-(2-ジエチルアミノ-アセトキシ)-2-フェニル-プロピオニルオキシ]-8-イソプロピル-8-メチル-8-アゾニア-ビシクロ[3.2.1]オクタン(イプラトロピウム-N,N-ジエチルグリシネート)、1-シクロヘキシル-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-カルボン酸1-アザ-ビシクロ[2.2.2]オクト-3-イルエステル(ソリフェナシン)、2-ヒドロキシメチル-4-メタンスルフィニル-2-フェニル-酪酸1-アザ-ビシクロ[2.2.2]オクト-3-イルエステル(レバトロペート)、2-{1-[2-(2,3-ジヒドロ-ベンゾフラン-5-イル)-エチル]-ピロリジン-3-イル}-2,2-ジフェニル-アセトアミド(ダリフェナシン)、4-アゼパン-1-イル-2,2-ジフェニル-ブチルアミド(ブゼピド)、7-[3-(2-ジエチルアミノ-アセトキシ)-2-フェニル-プロピオニルオキシ]-9-エチル-9-メチル-3-オキサ-9-アゾニア-トリシクロ[3.3.1.02,4]ノナン(オキシトロピウム-N,N-ジエチルグリシネート)、7-[2-(2-ジエチルアミノ-アセトキシ)-2,2-ジ-チオフェン-2-イル-アセトキシ]-9,9-ジメチル-3-オキサ-9-アゾニア-トリシクロ[3.3.1.02,4]ノナン(チオトロピウム-N,N-ジエチルグリシネート)、ジメチルアミノ-酢酸2-(3-ジイソプロピルアミノ-1-フェニル-プロピル)-4-メチル-フェニルエステル(トルテロジン-N,N-ジメチルグリシネート)、3-[4,4-ビス-(4-フルオロ-フェニル)-2-オキソ-イミダゾリジン-1-イル]-1-メチル-1-(2-オキソ-2-ピリジン-2-イル-エチル)-ピロリジニウム、1-[1-(3-フルオロ-ベンジル)-ピペリジン-4-イル]-4,4-ビス-(4-フルオロ-フェニル)-イミダゾリジン-2-オン、1-シクロオクチル-3-(3-メトキシ-1-アザ-ビシクロ[2.2.2]オクト-3-イル)-1-フェニル-プロパ-チオフェン-2-イル-アセトキシ]-1-(3-フェノキシ-プロピル)-1-アゾニア-ビシクロ[2.2.2]オクタン(アクリジニウム-N,N-ジエチルグリシネート)、又は(2-ジエチルアミノ-アセトキシ)-ジ-チオフェン-2-イル-酢酸1-メチル-1-(2-フェノキシ-エチル)-ピペリジン-4-イルエステル、レベフェナシン、臭化グリコピロニウム、臭化ウメクリジニウム、臭化チオトロピウム、臭化アクリジニウム、臭化ベンシクロキジウムが挙げられるが、これらに限定されない。
粘液溶解剤
本明細書に提供される化合物及び本明細書に提供される組成物はまた、呼吸器感染症の感染及び症状の両方を治療するために、粘液溶解剤と組み合わされ得る。粘液溶解剤の非限定的な例は、アンブロキソールである。同様に、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ij)、(Ik)、(Im)、又は(In)の化合物は、呼吸器感染症の感染及び症状の両方を治療するために、去痰剤と組み合わされ得る。去痰剤の非限定的な例は、グアイフェネシンである。
噴霧型の高張生理食塩水が、肺疾患を有する患者における小気道の即時及び長期のクリアランスを改善するために使用される(Kuzik,J.Pediatrics 2007,266)。したがって、本明細書に提供される化合物はまた、特に、ニューモウイルス科ウイルス感染症が細気管支炎と併発している場合に、噴霧型の高張生理食塩水と組み合わされ得る。式(I)又は式(II)の化合物と高張生理食塩水との組み合わせはまた、上述の追加の薬剤のうちのいずれかを含み得る。一実施形態では、噴霧型の約3%の高張生理食塩水が使用される。
COPDの治療のための併用療法
本明細書に提供される化合物及び組成物はまた、他の活性治療剤と組み合わせて使用される。COPDの呼吸器増悪の治療のために、他の活性治療剤は、COPDに対して活性な他のものを含む。これらの他の活性治療剤の非限定的な例としては、抗IL5抗体、例えば、ベンラリズマブ、メポリズマブ;ジペプチジルペプチダーゼI(DPP1)阻害剤、例えば、AZD-7986(INS-1007);DNAジャイラーゼ阻害剤/トポイソメラーゼIV阻害剤、例えば、シプロフロキサシン塩酸塩;MDR関連タンパク質4/ホスホジエステラーゼ(PDE)3及び4阻害剤、例えば、RPRL-554;CFTR刺激剤、例えば、アイバカフトール、QBW-251;MMP-9/MMP-12阻害剤、例えば、RBx-10017609;アデノシンA1受容体アンタゴニスト、例えば、PBF-680;GATA3転写因子阻害剤、例えば、SB-010;ムスカリン受容体モジュレーター/ニコチン性アセチルコリン受容体アゴニスト、例えば、ASM-024;MARCKSタンパク質阻害剤、例えば、BIO-11006;キットチロシンキナーゼ/PDGF阻害剤、例えば、マシチニブ;ホスホジエステラーゼ(PDE)4阻害剤、例えば、ロフルミラスト、CHF-6001;ホスホイノシチド-3キナーゼデルタ阻害剤、例えば、ネミラシリブ;5-リポキシゲナーゼ阻害剤、例えば、TA-270;ムスカリン受容体アンタゴニスト/β2アドレナリン受容体アゴニスト、例えば、コハク酸バテフェンテロール、AZD-887、臭化イプラトロピウム;TRN-157;エラスターゼ阻害剤、例えば、エルドステイン;メタロプロテアーゼ12阻害剤、例えば、FP-025;インターロイキン18リガンド阻害剤、例えば、タデキニグアルファ;骨格筋トロポニン活性化因子、例えば、CK-2127107;p38 MAPキナーゼ阻害剤、例えば、アキュマピモド(acumapimod);IL-17受容体モジュレーター、例えば、CNTO-6785;CXCR2ケモカインアンタゴニスト、例えば、ダニリキシン;白血球エラスターゼ阻害剤、例えば、POL-6014;エポキシド加水分解酵素阻害剤、例えば、GSK-2256294;HNE阻害剤、例えば、CHF-6333;VIPアゴニスト、例えば、アビプタジル;ホスホイノシチド-3キナーゼδ/γ阻害剤、例えば、RV-1729;補体C3阻害剤、例えば、APL-1;並びにGタンパク質共役型受容体-44アンタゴニスト、例えば、AM-211が挙げられる。
活性治療剤の他の非限定的な例としては、ブデソニド、脂肪細胞(adipocell)、一酸化窒素、PUR-1800、YLP-001、LT-4001、アジスロマイシン、ガムネックス、QBKPN、ピルビン酸ナトリウム、MUL-1867、マンニトール、MV-130、MEDI-3506、BI-443651、VR-096、OPK-0018、TEV-48107、ドキソフィリン、TEV-46017、OligoG-COPD-5/20、Stempeucel(登録商標)、ZP-051、アセチルサリチル酸リジンも挙げられる。
一部の実施形態では、他の活性治療剤は、MV-130及びGSK-2838497Aを含むがこれらに限定されない、COPDに対して活性であるワクチンであり得る。
デング熱の治療のための併用療法
本明細書に提供される化合物及び組成物はまた、他の活性治療剤と組み合わせて使用される。フラビウイルス科ウイルス感染症の治療のために、好ましくは、他の活性治療剤は、フラビウイルス科ウイルス感染症、特に、デング熱感染症に対して、活性である。これらの他の活性治療剤の非限定的な例は、宿主細胞因子モジュレーター、例えば、GBV-006;フェンレチニドABX-220、BRM-211;α-グルコシダーゼ1阻害剤、例えば、セルゴシビル;血小板活性化因子受容体(platelet activating factor receptor、PAFR)アンタゴニスト、例えば、モジパファント;カドヘリン-5/第Ia因子モジュレーター、例えば、FX-06;NS4B阻害剤、例えば、JNJ-8359;ウイルスRNAスプライシングモジュレーター、例えば、ABX-202;NS5ポリメラーゼ阻害剤;NS3プロテアーゼ阻害剤;及びTLRモジュレーターである。
一部の実施形態では、他の活性治療剤は、TetraVax-DV、Dengvaxia(登録商標)、DPIV-001、TAK-003、生弱毒化デング熱ワクチン、四価デング熱ワクチン、四価DNAワクチン、rDEN2delta30-7169、及びDENV-1 PIVを含むがこれらに限定されない、デング熱の治療又は予防のためのワクチンであり得る。
エボラの治療のための併用療法
本明細書に提供される化合物及び組成物はまた、他の活性治療剤と組み合わせて使用される。フィロウイルス科ウイルス感染症の治療のために、好ましくは、他の活性治療剤は、フィロウイルス科ウイルス感染症、特に、マールブルグウイルス、エボラウイルス、及びクエバウイルス感染症に対して活性である。これらの他の活性治療剤の非限定的な例は、リバビリン、パリビズマブ、モタビズマブ、RSV-IGIV(RespiGam(登録商標))、MEDI-557、A-60444、MDT-637、BMS-433771、アミオダロン、ドロネダロン、ベラパミル、エボラ回復期血漿(Ebola Convalescent Plasma、ECP)、TKM-100201、BCX4430((2S,3S,4R,5R)-2-(4-アミノ-5H-ピロロ[3,2-d]ピリミジン-7-イル)-5-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-3,4-ジオール)、TKM-エボラ、T-705一リン酸塩、T-705二リン酸塩、T-705三リン酸塩、FGI-106(1-N,7-N-ビス[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-3,9-ジメチルキノリノ[8,7-h]キノロン-1,7-ジアミン)、rNAPc2、OS-2966、ブリンシドフォビル、レムデシビル;RNAポリメラーゼ阻害剤、例えば、ガリデシビル、ファビピラビル(T-705又はアビガンとしても知られる)、JK-05;宿主細胞因子モジュレーター、例えば、GMV-006;カドヘリン-5/第Ia因子モジュレーター、例えば、FX-06;並びにエボラの治療のための抗体、例えば、REGN-3470-3471-3479及びZMappである。
エボラに対して活性な他の非限定的な活性治療剤としては、α-グルコシダーゼ1阻害剤、カテプシンB阻害剤、CD29アンタゴニスト、樹状細胞性ICAM-3グラビング非インテグリン1阻害剤、エストロゲン受容体アンタゴニスト、第VII因子アンタゴニストHLAクラスII抗原モジュレーター、宿主細胞因子モジュレーター、インターフェロンαリガンド、中性αグルコシダーゼAB阻害剤、ニーマン-ピックC1タンパク質阻害剤、核タンパク質阻害剤、ポリメラーゼ補因子VP35阻害剤、セリンプロテアーゼ阻害剤、組織因子阻害剤、TLR-3アゴニスト、ウイルスエンベロープ糖タンパク質阻害剤、及びエボラウイルス進入阻害剤(NPC1阻害剤)が挙げられる。
一部の実施形態では、他の活性治療剤は、VRC-EBOADC076-00-VP、アデノウイルスに基づくエボラワクチン、rVSV-EBOV、rVSVN4CT1-EBOVGP、MVA-BNフィロ+Ad26-ZEBOVレジメン、INO-4212、VRC-EBODNA023-00-VP、VRC-EBOADC069-00-VP、GamEvac-コンビワクチン、SRC VBベクター、HPIV3/EboGPワクチン、MVA-EBOZ、エボラ組換え糖タンパク質ワクチン、Vaxartアデノウイルスベクター5に基づくエボラワクチン、FiloVaxワクチン、GOVX-E301、及びGOVX-E302を含むがこれらに限定されない、エボラの治療又は予防のためのワクチンであり得る。
本明細書に提供される化合物及び組成物はまた、特定のRNA配列と塩基対二重鎖を形成することによって翻訳プロセスに干渉するように設計された合成アンチセンスオリゴヌクレオチド類似体である、ホスホルアミデートモルホリノオリゴマー(phosphoramidate morpholino oligomer、PMO)と組み合わせて使用され得る。PMOの例としては、AVI-7287、AVI-7288、AVI-7537、AVI-7539、AVI-6002、及びAVI-6003が挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書に提供される化合物及び組成物はまた、非経口流体(デキストロース食塩水及び乳酸リンゲル液を含む)及び栄養素、抗生物質(メトロニダゾール抗生物質及びセファロスポリン抗生物質、例えば、セフトリアキソン及びセフロキシムを含む)並びに/又は抗真菌予防薬、熱及び疼痛薬、制吐剤(例えば、メトクロプラミド)並びに/又は止瀉剤、ビタミン及びミネラル補助物質(ビタミンK及び硫酸亜鉛を含む)、抗炎症剤(例えば、イブプロフェン)、疼痛薬、並びに患者集団における他の一般的な疾患の医薬品、例えば、抗マラリア剤(アーテメーター及びアーテスネート-ルメファントリン併用療法を含む)、腸チフス薬(キノロン抗生物質、例えば、シプロフロキサシン抗生物質、マクロライド抗生物質、例えば、アジスロマイシン抗生物質、セファロスポリン抗生物質、例えば、セフトリアキソン、若しくはアミノペニシリン、例えば、アンピシリンを含む)、又は細菌性赤痢薬を含む、フィロウイルス科ウイルス感染症を有する患者に提供される一般的な医療とともに使用することも意図される。
VII.ウイルス感染症を治療する方法
本開示は、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ij)、(Ik)、(Im)、又は(In)の化合物を使用して、様々な疾患、例えば、呼吸器合胞体ウイルス(RSV)、エボラ、ジカ、ウエストナイル、デング熱、及びHCVを治療するための方法を提供する。
パラミクソウイルス科
一部の実施形態では、本開示は、パラミクソウイルス科感染症を治療するための方法であって、パラミクソウイルス科ウイルスに感染した個体(例えば、ヒト)に、治療有効量の本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法を提供する。パラミクソウイルス科ウイルスとしては、ニパウイルス及びパラインフルエンザ(parainfluenze)ウイルスが挙げられるが、これらに限定されない。
ニューモウイルス科
一部の実施形態では、本開示は、ニューモウイルス科ウイルス感染症の治療を、ニューモウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行う方法であって、ヒトに、治療有効量の本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法を提供する。ニューモウイルス科ウイルスとしては、呼吸器合胞体ウイルス、及びヒトメタニューモウイルスが挙げられるが、これらに限定されない。一部の実施形態では、ニューモウイルス科ウイルス感染症は、呼吸器合胞体ウイルス感染症である。一部の実施形態では、ニューモウイルス科ウイルス感染症は、ヒトメタニューモウイルス感染症である。
一部の実施形態では、本開示は、ニューモウイルス科ウイルス感染症の治療を、ニューモウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行うための医薬品を製造するための方法であって、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩が使用されることを特徴とする、方法を提供する。一部の実施形態では、本開示は、ヒトにおけるニューモウイルス科ウイルス感染症の治療のための医薬品の製造のための、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩の使用を提供する。一部の実施形態では、ニューモウイルス科ウイルス感染症は、呼吸器合胞体ウイルス感染症である。一部の実施形態では、ニューモウイルス科ウイルス感染症は、ヒトメタニューモウイルス感染症である。
一部の実施形態では、本開示は、ニューモウイルス科ウイルス感染症の治療を、ニューモウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行う際に使用するための、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩を提供する。一部の実施形態では、ニューモウイルス科ウイルス感染症は、呼吸器合胞体ウイルス感染症である。一部の実施形態では、ニューモウイルス科ウイルス感染症は、ヒトメタニューモウイルス感染症である。
一部の実施形態では、本開示は、RSV感染症を治療するための方法であって、呼吸器合胞体ウイルスに感染した個体(例えば、ヒト)に、治療有効量の本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法を提供する。典型的には、個体は、慢性呼吸器合胞体ウイルス感染症を罹患しているが、RSVに急性感染した人物を治療することは、本開示の範囲内である。
一部の実施形態では、RSV複製を阻害する方法であって、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩を、個体(例えば、ヒト)に投与することを含む、方法が、提供される。
一部の実施形態では、本開示は、RSV感染症と関連するウイルス負荷を低減させるための方法であって、RSVに感染した個体(例えば、ヒト)に、治療有効量の本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含み、治療有効量が、個体におけるRSVウイルス負荷を低減させるのに十分である、方法を、提供する。
本明細書により詳細に説明されるように、本開示の化合物は、1つ以上の追加の治療剤とともに、RSVに感染した個体(例えば、ヒト)に投与することができる。追加の(複数の)治療剤は、本開示の化合物と同時に、又は本開示の化合物の投与前若しくは後に、感染した個体(例えば、ヒト)に投与することができる。
一部の実施形態では、RSV感染症の治療又は予防に使用するための本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩が提供される。一部の実施形態では、RSV感染症を治療又は予防するための医薬品の製造のための、本開示の化合物(例えば、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ij)、(Ik)、(Im)、若しくは(In)の化合物)又はその薬学的に許容される塩が提供される。
本明細書により詳細に説明されるように、本開示の化合物は、1つ以上の追加の治療剤とともに、RSVに感染した個体(例えば、ヒト)に投与することができる。更に、一部の実施形態では、RSVを治療又は予防するために使用される場合、本開示の化合物は、RSV併用薬、RSVワクチン、RSV DNAポリメラーゼ阻害剤、免疫モジュレーター、Toll様受容体(toll-like receptor、TLR)モジュレーター、インターフェロンα受容体リガンド、ヒアルロニダーゼ阻害剤、呼吸器合胞体表面抗原阻害剤、細胞毒性Tリンパ球関連タンパク質4(ipi4)阻害剤、シクロフィリン阻害剤、RSVウイルス進入阻害剤、ウイルスmRNAを標的とするアンチセンスオリゴヌクレオチド、低分子干渉RNA(short interfering RNA、siRNA)及びddRNAiエンドヌクレアーゼモジュレーター、リボヌクレオチド還元酵素阻害剤、RSV E抗原阻害剤、共有結合により閉環された環状DNA(covalently closed circular DNA、cccDNA)阻害剤、ファルネソイドX受容体アゴニスト、RSV抗体、CCR2ケモカインアンタゴニスト、チモシンアゴニスト、サイトカイン、核タンパク質モジュレーター、レチノイン酸誘導性遺伝子1刺激因子、NOD2刺激因子、ホスファチジルイノシトール3-キナーゼ(phosphatidylinositol 3-kinase、PI3K)阻害剤、インドールアミン-2,3-ジオキシゲナーゼ(IDO)経路阻害剤、PD-1阻害剤、PD-L1阻害剤、組換えチモシンα-1、ブルトン型チロシンキナーゼ(bruton's tyrosine kinase、BTK)阻害剤、KDM阻害剤、RSV複製阻害剤、アルギナーゼ阻害剤、並びに他のRSV薬からなる群から選択される、1つ以上(例えば、1、2、3、4つ、又はそれ以上)の追加の治療剤とともに投与され得る。
ピコルナウイルス科
一部の実施形態では、本開示は、ピコルナウイルス科ウイルス感染症の治療を、ピコルナウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行う方法であって、ヒトに、治療有効量の本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法を提供する。ピコルナウイルス科ウイルスは、水疱性口峡炎、無菌性髄膜炎、普通感冒様症候群(ヒトライノウイルス感染症)、非麻痺性灰白髄炎様症候群、流行性胸膜痛(流行時に一般に発生する急性、熱病性、感染性疾患)、手足口症候群、小児及び成人の膵臓炎、並びに重度の心筋炎を含む、不均一な群の感染症を引き起こすエンテロウイルスである。一部の実施形態では、ピコルナウイルス科ウイルス感染症は、ヒトライノウイルス感染症である。
一部の実施形態では、本開示は、ピコルナウイルス科ウイルス感染症の治療を、ピコルナウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行うための医薬品を製造するための方法であって、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩が使用されることを特徴とする、方法を提供する。一部の実施形態では、本開示は、ヒトにおけるピコルナウイルス科ウイルス感染症の治療のための医薬品の製造のための、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩の使用を提供する。一部の実施形態では、ピコルナウイルス科ウイルス感染症は、ヒトライノウイルス感染症である。
一部の実施形態では、本開示は、ピコルナウイルス科ウイルス感染症の治療を、ピコルナウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行う際に使用するための、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩を提供する。一部の実施形態では、ピコルナウイルス科ウイルス感染症は、ヒトライノウイルス感染症である。
フラビウイルス科
一部の実施形態では、本開示は、フラビウイルス科ウイルス感染症の治療を、フラビウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行う方法であって、ヒトに、治療有効量の本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法を提供する。代表的なフラビウイルス科ウイルスとしては、デング熱、黄熱病、ウエストナイル、ジカ、日本脳炎ウイルス、及びC型肝炎(Hepatitis C、HCV)が挙げられるが、これらに限定されない。一部の実施形態では、フラビウイルス科ウイルス感染症は、デング熱ウイルス感染症である。一部の実施形態では、フラビウイルス科ウイルス感染症は、黄熱病ウイルス感染症である。一部の実施形態では、フラビウイルス科ウイルス感染症は、ウエストナイルウイルス感染症である。一部の実施形態では、フラビウイルス科ウイルス感染症は、ジカウイルス感染症である。一部の実施形態では、フラビウイルス科ウイルス感染症は、日本脳炎ウイルス感染症である。一部の実施形態では、フラビウイルス科ウイルス感染症は、C型肝炎ウイルス感染症である。
一部の実施形態では、本開示は、フラビウイルス科ウイルス感染症の治療を、フラビウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行うための医薬品を製造するための方法であって、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩が使用されることを特徴とする、方法を提供する。一部の実施形態では、本開示は、ヒトにおけるフラビウイルス科ウイルス感染症の治療のための医薬品の製造のための、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩の使用を提供する。一部の実施形態では、フラビウイルス科ウイルス感染症は、デング熱ウイルス感染症である。一部の実施形態では、フラビウイルス科ウイルス感染症は、黄熱病ウイルス感染症である。一部の実施形態では、フラビウイルス科ウイルス感染症は、ウエストナイルウイルス感染症である。一部の実施形態では、フラビウイルス科ウイルス感染症は、ジカウイルス感染症である。一部の実施形態では、フラビウイルス科ウイルス感染症は、C型肝炎ウイルス感染症である。
一部の実施形態では、本開示は、フラビウイルス科ウイルス感染症の治療を、フラビウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行う際に使用するための、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩を提供する。一部の実施形態では、フラビウイルス科ウイルス感染症は、デング熱ウイルス感染症である。一部の実施形態では、フラビウイルス科ウイルス感染症は、黄熱病ウイルス感染症である。一部の実施形態では、フラビウイルス科ウイルス感染症は、ウエストナイルウイルス感染症である。一部の実施形態では、フラビウイルス科ウイルス感染症は、ジカウイルス感染症である。一部の実施形態では、フラビウイルス科ウイルス感染症は、C型肝炎ウイルス感染症である。
フィロウイルス科
一部の実施形態では、本開示は、フィロウイルス科ウイルス感染症の治療を、フィロウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行う方法であって、ヒトに、治療有効量の本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法を提供する。代表的なフィロウイルス科ウイルスとしては、エボラ及びマールブルグが挙げられるが、これらに限定されない。一部の実施形態では、フィロウイルス科ウイルス感染症は、エボラウイルス感染症である。
一部の実施形態では、本開示は、フィロウイルス科ウイルス感染症の治療を、フィロウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行うための医薬品を製造するための方法であって、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩が使用されることを特徴とする、方法を提供する。一部の実施形態では、本開示は、ヒトにおけるフィロウイルス科ウイルス感染症の治療のための医薬品の製造のための、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩の使用を提供する。一部の実施形態では、フィロウイルス科ウイルス感染症は、エボラウイルス感染症である。
一部の実施形態では、本開示は、フィロウイルス科ウイルス感染症の治療を、フィロウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行う際に使用するための、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩を提供する。一部の実施形態では、フィロウイルス科ウイルス感染症は、エボラウイルス感染症である。
VIII.ウイルス感染症による呼吸器状態の増悪の治療又は予防の方法
式(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(IIk)、(IIm)、又は(IIn)の化合物はまた、ウイルス感染症による呼吸器状態の増悪の治療又は予防を、呼吸器状態の増悪の治療又は予防を必要とするヒトにおいて行うために使用することができる。
一部の実施形態では、本開示は、ウイルス感染症による呼吸器状態の増悪の治療又は予防を、呼吸器状態の増悪の治療又は予防を必要とするヒトにおいて行うための方法であって、ヒトに、治療有効量の本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含み、呼吸器状態が、慢性閉塞性肺疾患である、方法を提供する。一部の実施形態では、ウイルス感染症は、呼吸器合胞体ウイルス、ライノウイルス、又はメタニューモウイルスによって引き起こされる。
一部の実施形態では、本開示は、ウイルス感染症による呼吸器状態の増悪の治療又は予防を、呼吸器状態の増悪の治療又は予防を必要とするヒトにおいて行うための方法であって、ヒトに、治療有効量の本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含み、呼吸器状態が、喘息である、方法を提供する。一部の実施形態では、ウイルス感染症は、呼吸器合胞体ウイルス、ライノウイルス、エンテロウイルス、又はメタニューモウイルスによって引き起こされる。
一部の実施形態では、本開示は、ウイルス感染による呼吸器状態の増悪の治療又は予防を、呼吸器状態の増悪の治療又は予防を必要とするヒトにおいて行うための医薬品を製造するための方法であって、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩が使用されることを特徴とし、呼吸器状態が、慢性閉塞性肺疾患である、方法を提供する。一部の実施形態では、ウイルス感染症は、呼吸器合胞体ウイルス、ライノウイルス、又はメタニューモウイルスによって引き起こされる。
一部の実施形態では、本開示は、ウイルス感染による呼吸器状態の増悪の治療又は予防を、呼吸器状態の増悪の治療又は予防を必要とするヒトにおいて行うための医薬品を製造するための方法であって、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩が使用されることを特徴とし、呼吸器状態が、喘息である、方法を提供する。一部の実施形態では、ウイルス感染症は、呼吸器合胞体ウイルス、ライノウイルス、エンテロウイルス、又はメタニューモウイルスによって引き起こされる。
一部の実施形態では、本開示は、ヒトにおけるウイルス感染による呼吸器状態の増悪の治療又は予防のための医薬品の製造のための、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩の使用であって、呼吸器状態が、慢性閉塞性肺疾患である、使用を提供する。一部の実施形態では、ウイルス感染症は、呼吸器合胞体ウイルス、ライノウイルス、又はメタニューモウイルスによって引き起こされる。
一部の実施形態では、本開示は、ヒトにおけるウイルス感染による呼吸器状態の増悪の治療又は予防のための医薬品の製造のための、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩の使用であって、呼吸器状態が、喘息である、使用を提供する。一部の実施形態では、ウイルス感染症は、呼吸器合胞体ウイルス、ライノウイルス、エンテロウイルス、又はメタニューモウイルスによって引き起こされる。
一部の実施形態では、本開示は、ウイルス感染による呼吸器状態の増悪の治療又は予防を、呼吸器状態の増悪の治療又は予防を必要とするヒトにおいて行う際に使用するための、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩であって、呼吸器状態が、慢性閉塞性肺疾患である、化合物又はその薬学的に許容される塩を提供する。一部の実施形態では、ウイルス感染症は、呼吸器合胞体ウイルス、ライノウイルス、又はメタニューモウイルスによって引き起こされる。
一部の実施形態では、本開示は、ウイルス感染による呼吸器状態の増悪の治療又は予防を、呼吸器状態の増悪の治療又は予防を必要とするヒトにおいて行う際に使用するための、本開示の化合物又はその薬学的に許容される塩であって、呼吸器状態が、喘息である、化合物又はその薬学的に許容される塩を提供する。一部の実施形態では、ウイルス感染症は、呼吸器合胞体ウイルス、ライノウイルス、エンテロウイルス、又はメタニューモウイルスによって引き起こされる。
IX.(実施例)
略語。ある特定の略語及び頭字語は、実験の詳細を説明する際に使用される。これらのほとんどは当業者によって理解されるが、表2は、これらの略語及び頭字語の多くのリストを含む。
化合物を、分取HPLC(Phenomenex Gemini 10u C18 110Å AXIA 250×21.2mmカラム、30~70%アセトニトリル/水の勾配、0.1%TFAを含む)に供することができる。一部の化合物は、この分取HPLCプロセス後にTFA塩として得られる。
「P」又は「P」という表記を使用した化合物の構造は、その位置における特定の立体化学が割り当てられていない(R)-又は(S)-異性体を指す。
A.中間体
中間体1.(2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-3,4-ジヒドロキシ-2-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-2-カルボニトリル
生成物は、国際公開第2015/069939号に従って調製することができる。例えば、国際公開第2015/069939号の43~54ページは、国際公開第2015/069939号において化合物1として特定される化合物を調製するためのプロセスを提供している。
中間体2.(7-((3aS,4S,6R,6aS)-6-シアノ-6-(ヒドロキシメチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)ピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-イル)カルバミン酸tert-ブチル
THF(400mL)中の国際公開第2015/069939号からの化合物14j(21.79g、39.93mmol)を、氷浴において冷却した。THF(50.0mL、50.0mmol)中1.0MのTBAFを一度に添加した。混合物を周囲温度に戻し、約30分間撹拌した。反応は、LCMSによって完了を判定した。反応混合物を、水でクエンチし、有機物を、減圧下で除去した。粗製物を、EtOAcと水とに分割した。層を分離し、水層をEtOAcで洗浄した。有機物を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させた。固体を濾別し、溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、330gカラム、ヘキサン中30~100%EtOAcのシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、生成物を得た。MS m/z=431.74[M+1]。H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ10.53(s,1H),8.25(s,1H),7.21(s,1H),7.03(d,J=4.6Hz,1H),5.77(t,J=6.1Hz,1H),5.59(d,J=4.0Hz,1H),5.27(dd,J=6.7,4.1Hz,1H),4.94(d,J=6.7Hz,1H),3.66(dd,J=6.1,2.4Hz,2H),1.62(s,3H),1.50(s,9H),1.33(s,3H)。
中間体3.(3aS,4R,6S,6aS)-6-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-4-(((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-カルボニトリル
生成物は、国際公開第2015/069939号に従って調製することができる。例えば、国際公開第2015/069939号の127~138ページは、国際公開第2015/069939号において化合物14kとして特定される化合物を調製するためのプロセスを提供している。
中間体4.(3aS,4R,6S,6aS)-6-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-4-(ヒドロキシメチル)-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-カルボニトリル
中間体3(8.41g、18.87mmol)を、THF(100mL)中に入れた。THF中1.0MのTBAF(28.31mL、28.31mmol)を、周囲温度で一度に添加した。周囲温度で10分間撹拌させた。反応物は、LCMSによって完了を判定した。反応混合物を、水でクエンチし、有機物を、減圧下で除去した。粗製物を、EtOAcと水とに分割した。層を分離し、水層をEtOAcで洗浄した。有機物を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させた。固体を濾別し、溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、120gカラム、CHCl中0~10%のCHOHのシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。LC/MS:t=0.76分、MS m/z=332.14[M+1];LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC。MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.00mm。溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水。勾配:0分~2.4分2~100%ACN、2.4分~2.80分100%ACN、2.8分~2.85分100%~2%ACN、2.85分~3.0分2%ACN、1.8mL/分。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ7.87-7.80(m,3H),6.85(d,J=4.5Hz,1H),6.82(d,J=4.5Hz,1H),5.74(t,J=5.8Hz,1H),5.52(d,J=4.2Hz,1H),5.24(dd,J=6.8,4.2Hz,1H),4.92(d,J=6.8Hz,1H),3.65(dd,J=6.1,1.7Hz,2H),1.61(s,3H),1.33(s,3H)。
中間体5.(2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-(((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-カルボニトリル
中間体1(2g、6.18mmol)を、50mLのDMF中に溶解させ、この溶液に、tert-ブチルクロロジメチルシラン(1g、7mmol)及びイミダゾール(1.26g、19mmol)を添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌し、反応物を、EtOAcで希釈し、NHCl溶液で洗浄し、有機溶媒を蒸発させ、残渣を、ヘキサン中0~100%EtOAcで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。LCMS:MS m/z=406.36[M+1]、t=1.45分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=3.25分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
中間体6.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-(((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)-2-シアノテトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
中間体5(1.8g、4.44mmol)を、15mLのTHF中に溶解させ、この溶液に、無水イソ酪酸(1.54g、9.8mmol)及びDMAP(179mg、1.45mmol)を添加した。得られた混合物を室温で5分間撹拌し、反応物を、MeOHでクエンチし、次いで、EtOAcで希釈し、ブラインで洗浄し、有機溶媒をNaSOで乾燥させ、真空下で蒸発させた。残渣を、ヘキサン中0~100%EtOAcで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。LCMS:MS m/z=546.16[M+1]、t=1.92分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=3.88分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
中間体7.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
100mLのプラスチック製ボトルにおいて、25mLのTHF中に中間体6(3.2g、5.86mmol)を溶解させ、この溶液に、HF-ピリジン(10g、0.35mmol)を添加した。得られた混合物を室温で3時間撹拌し、反応物を、NaHCOでクエンチし、次いで、EtOAcで希釈し、ブラインで洗浄し、有機溶媒を、NaSOで乾燥させ、真空下で蒸発させた。残渣を、ヘキサン中0~100%EtOAcで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.90(s,1H),6.83-6.74(m,2H),6.33(s,2H),5.84-5.74(m,2H),5.62(d,J=5.4Hz,1H),4.31(dd,J=8.4,5.2Hz,1H),3.94(dd,J=12.2,5.0Hz,1H),3.87(dd,J=12.2,8.4Hz,1H),2.70(hept,J=7.0Hz,1H),2.56(hept,J=7.0Hz,1H),1.28-1.17(m,6H),1.12(dd,J=15.1,7.0Hz,6H)。LCMS:MS m/z=432.24[M+1]、t=1.47分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=2.74分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
中間体8.シクロペンチルL-アラニネートHCl塩
アセトニトリル(100mL)中の(tert-ブトキシカルボニル)-L-アラニン(3.95g、20.9mmol)、シクロペンタノール(1.5g、17.4mmol)、及び1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドHCl塩(EDCI)(3.5g、22.6mmol)の混合物に、4-(ジメチルアミノ)ピリジン(DMAP、3.2g、26.1mmol)を添加した。次いで、混合物を室温で2時間撹拌し、次いで、反応混合物を、EtOAcで希釈し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで有機溶媒を乾燥させ、次いで、真空下で濃縮した。得られた残渣を、ヘキサン中0~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、中間体を得、これを、10mLのDCM中に溶解させ、この溶液に、ジオキサン中4NのHCl(3mL)を添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、溶媒を蒸発させ、残渣を、高真空で乾燥させて、粗生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.75-8.42(m,2H),5.20(tt,J=5.6,2.5Hz,1H),4.22-4.07(m,1H),1.87-1.58(m,8H),1.54(dd,J=12.6,7.2Hz,3H)。
中間体9.シクロプロピルL-アラニネートHCl塩
アセトニトリル(100mL)中の(tert-ブトキシカルボニル)-L-アラニン(5.86g、31mmol)、シクロプロパノール(1.5g、25.8mmol)、及び1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドHCl塩(EDCI)(5.2g、33.6mmol)の混合物に、4-(ジメチルアミノ)ピリジン(DMAP、4.7g、38.7mmol)を添加した。次いで、混合物を室温で2時間撹拌し、次いで、反応混合物を、EtOAcで希釈し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで有機溶媒を乾燥させ、次いで、真空下で濃縮した。得られた残渣を、ヘキサン中0~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、中間体を得、これを、10mLのDCM中に溶解させ、この溶液に、ジオキサン中4NのHCl(3mL)を添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、溶媒を蒸発させ、残渣を、高真空で乾燥させて、粗生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.68(s,2H),4.22(tt,J=6.3,3.2Hz,1H),1.68(d,J=7.3Hz,3H),1.42(s,1H),0.86-0.69(m,2H),0.70(dd,J=7.1,3.6Hz,2H)。
中間体10.ホルムアセタール1及び2:1,1-ジメトキシ-N,N-ジメチルメタンアミン及び1-(ジメトキシメチル)-4-メチルピペラジン
N-メチルピペラジン(1.5mL、15.93mmol)及びDMF-ジメチルアセタール(1mL、7.50mmol)の混合物を、密封チューブにおいて、100℃で3日間加熱し、高真空下において60℃で濃縮して、過剰なN-メチルピペラジンを除去した後、次の反応に使用した。次の反応の生成物の組成に基づくと、生成物は、約1:2の比のホルムアセタール1及びホルミアセタール2の混合物であった。
中間体11.(S)-シクロヘキシル2-アミノプロパノエート塩酸塩
L-アラニン(5g、56.12mmol)及びシクロヘキサノール(56g、561mmol)の混合物に、TMSCl(20mL)を添加した。得られた混合物を、約70℃で約15時間撹拌し、約80℃で真空下において濃縮し、トルエンで共蒸発させ、ヘキサン中に溶解させ、約室温で撹拌し、その間に固体が沈殿した。固体を濾過により収集し、濾過ケークを、ヘキサン中の5%EtOAcで数回洗浄し、高真空下で約15時間乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.76(s,3H),4.85(tt,J=8.7,3.8Hz,1H),4.17(p,J=6.5Hz,1H),1.84(dd,J=9.9,5.5Hz,2H),1.70(d,J=7.3Hz,5H),1.57-1.42(m,3H),1.32(ddddd,J=20.3,12.8,9.9,6.4,3.1Hz,3H)。
中間体12.(S)-2-エチルブチル2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-4-メチルペンタノエート
(S)-2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-4-メチルペンタン酸(1.09g、4.71mmol)を、アセトニトリル(10mL)中に入れ、2-エチル-1-ブタノール(2.88mL、23.56mmol)を添加し、続いてEDCI(878mg、5.66mmol)及びDMAP(863mg、7.07mmol)を一度に添加した。室温で一晩撹拌した。濃縮し、CHClで希釈した。0~40%EtOAc/Hexのシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ7.19(d,J=8.7Hz,1H),4.00-3.84(m,3H),1.67-1.22(m,17H),0.91-0.80(m,12H)。
中間体13.(S)-2-エチルブチル2-アミノ-4-メチルペンタノエート塩酸塩
(S)-2-エチルブチル2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-4-メチルペンタノエートをCHCl(10mL)中に入れ、ジオキサン中の4N HCl(10mL、40mmol)を添加した。周囲温度で1時間撹拌した。減圧下で濃縮し、ヘキサンで共蒸発させた。高真空下に1時間置き、生成物を、精製することなく次のステップで使用した。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ8.43(s,3H),4.08(d,J=5.6Hz,2H),3.92(m,1H),1.69(m,1H),1.61(m,2H),1.47(m,1H),1.34(m,4H),0.83(m,12H)。
中間体14.2-(ベンジルオキシ)-2-メチルプロピル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
アセトニトリル(20mL)中のBoc-L-アラニン(1.26g、6.66mmol)、2-ベンジルオキシ-2-メチルプロパノール(1.0g、5.55mmol)、及びEDCI(1.12g、7.21mmol)の混合物に、DMAP(2.04g、8.32mmol)を添加した。次いで、混合物を室温で2時間撹拌し、次いで、EtOAcで希釈し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中、EtOAc 0~60%)によって精製して、Boc-L-アラニンプロピルエステルを得、これを、DCM(10mL)中に溶解させ、ジオキサン中の4N HCl(5.5mL、22.19mmol)を、室温で添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌し、真空下で濃縮して、ACN(10mL)中に再溶解させ、一晩凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.82(s,3H),7.42-7.07(m,5H),4.44(s,2H),4.24(m,2H),4.08(d,J=11.2Hz,1H),1.70(d,J=7.0Hz,3H),1.28(d,J=2.4Hz,6H)。LCMS m/z=251.97(遊離塩基M+H)、t=0.85分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
2-(ベンジルオキシ)-2-メチルプロピル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート。DCM(20mL)中の2-(ベンジルオキシ)-2-メチルプロピルL-アラニネートHCl塩(832mg、2.89mmol)の溶液に、ホスホロジクロリド酸フェニル(0.43mL、2.89mmol)を-78℃で一度に添加し、トリエチルアミン(0.80mL、5.76mmol)を、5分間にわたって-78℃で滴下添加した。得られた混合物を、ドライアイス浴を除去した後に30分間撹拌し、-78℃に冷却し、p-ニトロフェノール(402mg、2.89mmol)を一度に添加し、トリエチルアミン(0.40mL、2.89mmol)を、5分間にわたって-78℃で添加した。得られた混合物を、ドライアイス浴を除去した後に50分間撹拌し、次いで、DCMで希釈し、ブラインで洗浄し、真空下で濃縮し、得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中、EtOAc 0~60%)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.23-8.13(m,2H),7.41-7.27(m,3H),7.28-7.14(m,4H),4.45(m,2H),4.27-4.15(m,2H),4.07(m,1H),3.89(m,1H),1.41(m,3H),1.27(m,6H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ-3.10,-3.18。LCMS m/z=528.78(M+H)、t=1.70分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
中間体15.シクロブチルメチル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
L-アラニンシクロブチルメチルエステル-HCl(1.2g、7.16mmol)を、塩化メチレン(10mL)中に懸濁させ、-78℃に冷却し、ジクロロリン酸フェニル(1.07mL、7.16mmol)を迅速に添加した。トリエチルアミン(2.0mL、14.32mmol)を、60分間にわたって-78℃で添加し、得られた混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を、0℃に冷却し、4-ニトロフェノール(996mg、7.16mmol)を一度に添加した。次いで、トリエチルアミン(1.0mL、7.16mmol)を、60分間にわたって添加した。次いで、混合物を室温で3時間撹拌し、濾過し、濾液を、3分の1の体積まで濃縮し、再度濾過した。濾液を濃縮し、残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中、EtOAc 0~35%)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.28-8.16(m,2H),7.45-7.32(m,4H),7.29-7.16(m,3H),4.23-4.01(m,3H),3.95-3.83(m,1H),2.59(m,1H),2.03(m,2H),1.98-1.80(m,2H),1.73(m,2H),1.42(d,J=3.2Hz,1.5H),1.40(d,J=3.3Hz,1.5H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ-3.06,-3.11。
中間体16.2-エチルブチル((ベンジルオキシ)(4-ニトロフェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
4-ニトロフェニルホスホロジクロリダート(2.00g、7.81mmol)及びトリエチルアミン(2.18mL、15.6mmol)を、ジクロロメタン(23mL)中の2-エチルブチルL-アラニネート塩酸塩(1.091g、18.9mmol)の懸濁液に、0℃でアルゴン雰囲気下において、逐次的に添加した。次いで、1時間後に、ベンジルアルコール(0.810mL、7.81mmol)及びトリエチルアミン(1.09mL、7.81mmol)を0℃で逐次的に添加し、次いで、得られた混合物を室温まで温めた。1時間後に、反応混合物をジクロロメタン(50mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(50mL)及びブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中0~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.30-8.07(m,2H),7.42-7.28(m,7H),5.18-5.09(m,2H),4.70(s,1H),4.08-3.95(m,2H),3.68(q,J=9.4Hz,1H),1.55-1.18(m,8H),0.87(t,J=7.4Hz,6H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ2.32(s),2.28(s)。LCMS:MS m/z=463.00[M-1]、t=1.56分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。
中間体17.2-エチルブチル((S)-(4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)(ホスホリル)-L-アラニネート
国際公開第2016/069825号に記載されているように調製した。
中間体18.イソプロピル((S)-(4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
Cho et al.,J.Med.Chem.2014,57,1812-1825に記載されているように調製した。
中間体19.エチル((S)-(4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
米国特許出願公開第20120009147(A1)号に記載されているように調製した。
中間体20.シクロプロピルメチル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
L-アラニンシクロプロピルメチルエステル-HCl(1.0g、5.57mmol)を、塩化メチレン(10mL)中に懸濁させ、-78℃に冷却し、ジクロロリン酸フェニル(0.83mL、5.57mmol)を迅速に添加した。DCM(1.5mL)中のトリエチルアミン(1.54mL、11.13mmol)を、30分間にわたって-78℃で添加し、30分間撹拌した。4-ニトロフェノール(774mg、5.57mmol)を、-78℃で一度に添加した。次いで、DCM(2mL)中のトリエチルアミン(0.77mL、7.16mmol)を、30分間にわたって添加した。次いで、混合物を、同じ温度で30分間撹拌し、水、飽和NaCO溶液、及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中、EtOAc 0~20%)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.22(m,2H),7.58-7.29(m,4H),7.32-7.14(m,3H),4.25-4.07(m,1H),4.07-3.80(m,3H),1.44(d,J=2.9Hz,1.5H),1.42(d,J=2.9Hz,1.5H),1.26-1.01(m,1H),0.66-0.49(m,2H),0.42-0.15(m,2H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ-3.07,-3.11。MS m/z=420.97。
中間体21.ピバル酸2-(((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)アミノ)エチル
ピバル酸2-アミノエチル塩酸塩。塩化ピバロイル(3.82mL、31.0mmol)を、ジクロロメタン(150mL)中の(2-ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert-ブチル(4.8mL、31.0mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(5.4mL、31.0mmoL)の溶液に室温で添加した。4時間後に、得られた混合物を、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(150mL)及びブライン(150mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。無色の粗製油を、ジオキサン中の塩酸溶液(4M、50mL)に入れ、室温で撹拌し、白色の固体が、溶液から緩徐に沈殿した。3時間後に、固体を、真空濾過によって収集して、生成物を得た。H NMR(400MHz,CDOD)δ4.32-4.25(m,2H),3.26(t,J=5.4Hz,2H),1.23(s,9H)。
ピバル酸2-(((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)アミノ)エチル。ジクロロメタン(23mL)中のピバル酸2-アミノエチル塩酸塩(0.861g、4.74mmol)及びジクロロリン酸フェニル(0.705mL、4.74mmol)の溶液に、トリエチルアミン(1.2mL、9.4mmol)を0℃でアルゴン雰囲気下において添加した。得られた混合物を室温まで温め、1.5時間撹拌した。次いで、4-ニトロフェノール(660mg、4.74mmol)及びトリエチルアミン(0.66mL、4.7mmol)を添加した。1時間後に、反応混合物を、ジクロロメタン(50mL)で希釈し、得られた混合物を、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(50mL)及びブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(40g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~100%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ8.23(d,J=9.2Hz,2H),7.47-7.31(m,4H),7.29-7.16(m,3H),4.18-4.06(m,2H),3.45-3.31(m,2H),1.17(s,9H)。31P NMR(162MHz,DMSO-d)δ-1.48(s)。MS m/z=422.95[M+1]。
中間体22.(2S)-テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル2-(((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)アミノ)プロパノエート
(S)-テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル2-アミノプロパノエート塩酸塩。L-アラニン(500mg、5.61mmol)及びテトラヒドロ-2H-ピラン-4-オール(5g、49.0mmol)の混合物に、TMSCl(2mL)を添加した。得られた混合物を、70℃で15時間撹拌し、真空下で濃縮し、得られた固体を、ヘキサン中5%EtOAcで粉砕し、濾過し、ヘキサン中5%EtOAcで数回洗浄し、高真空下で15時間乾燥させて、生成物を得、これをいずれの特徴付けも行わずに次の反応で使用した。
(2S)-テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル2-(((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)アミノ)プロパノエート。(S)-テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル2-アミノプロパノエート塩酸塩(1.33g、6.34mmol)を、塩化メチレン(15mL)中に溶解させ、-78℃に冷却し、ジクロロリン酸フェニル(1.137mL、7.61mmol)を迅速に添加した。トリエチルアミン(2.2mL、15.2mmol)を、30分間にわたって-78℃で添加し、得られた混合物を、-78℃で30分間撹拌した。次いで、4-ニトロフェノール(882mg、6.34mmol)を一度に添加し、トリエチルアミン(1.1mL、7.61mmol)を、30分間にわたって-78℃で添加した。混合物を、-78℃で30分間撹拌し、水で2回及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中、EtOAc 0~70%)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.22(m,2H),7.49-7.06(m,7H),4.95(m,1H),4.14(m,1H),4.07-3.80(m,3H),3.52(m,2H),1.95-1.81(m,2H),1.64m,2H),1.42(m,3H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ-3.09,-3.13。MS m/z=451(M+H)
中間体23.(S)-1-メチルピロリジン-3-イル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
(S)-1-メチルピロリジン-3-イル(tert-ブトキシカルボニル)-L-アラニネート。Boc-L-アラニン(2.1g、11mmol)及び(R)-3-ヒドロキシ-1-メチルピロリジン(1.1mL、10mmol)を、無水THF(20mL)中に溶解させた。トリフェニルホスフィン(3.4g、13mmol)を一度に添加した。アゾジカルボン酸ジイソプロピル(2.4mL、12mmol)を滴下添加した。反応物を、2時間撹拌した。更なるアゾジカルボン酸ジイソプロピル(240uL、1.2mmol)を滴下添加し、反応物を16時間撹拌した。反応物を、EtOAc(10mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(10mL)で洗浄した。次いで、有機物を5%クエン酸水溶液(30mL)で抽出した。クエン酸抽出物を、EtOAc(2×5mL)で洗浄した。クエン酸部分を、1N NaOH水溶液で塩基性にして、pH9を得、EtOAc(2×10mL)で抽出した。有機抽出物を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、次いで、減圧下で濃縮して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ5.24(m,1H),5.01(m,1H),4.27(m,1H),2.88-2.69(m,2H),2.64(m,1H),2.37(s,3H),2.29(m,1H),1.96-1.80(m,1H),1.44(s,9H),1.37(d,J=7.2Hz,3H)。
(S)-1-メチルピロリジン-3-イル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート。(S)-1-メチルピロリジン-3-イル(tert-ブトキシカルボニル)-L-アラニネート(545mg、2mmol)を、ジオキサン中4N HCl 10mLと混合し、1時間撹拌した。反応物を、減圧下で濃縮して、泡沫体を得、次いで、これを20mLの無水DCMと混合し、氷浴において窒素雰囲気下で撹拌した。ジクロロリン酸フェニル(298uL、2mmol)を、反応物に一度に添加した。反応物を、15分間撹拌した。トリエチルアミン(837uL、6mmol)を、反応物に滴下添加した。反応物を1時間撹拌した。トリエチルアミン(279μL、2mmol)を、反応物に滴下添加し、次いで、30分間撹拌した。p-ニトロフェノール(250mg、1.8mmol)を一度に添加した。反応混合物を、16時間撹拌した。反応物を、DCM(20mL)で希釈し、水(5×20mL)で洗浄した。有機物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(12g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~10%メタノール/DCM)によって精製した。画分を合わせ、減圧下で濃縮して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.28-8.15(m,2H),7.46-7.28(m,4H),7.28-7.13(m,3H),5.17(m,1H),4.21-4.04(m,1H),4.01-3.85(m,1H),2.81(m,1H),2.70-2.55(m,2H),2.35(s,3H),2.33-2.21(m,2H),1.84-1.70(m,1H),1.39(m,3H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ-3.16,-3.21。LCMS:MS m/z=450.3[M+1];448.1[M-1]、t=1.15分;LCシステム:Thermo Dionex Ultimate 3000 UHPLC;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ C18 100A、50×3mm;溶媒:A:0.1%酢酸を含む水、B:0.1%酢酸を含むアセトニトリル;勾配:0分~0.3分5%B、0.3分~1.5分5~100%B、1.5分~2分100%B、2分~2.2分100~5%B、2mL/分。HPLC:t=2.61分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Phenomenex Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:5分で2~98%B、2mL/分。
中間体24.(R)-1-メチルピロリジン-3-イル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
(R)-1-メチルピロリジン-3-イル(tert-ブトキシカルボニル)-L-アラニネート。Boc-L-アラニン(5.2g、27.5mmol)及び(R)-3-ヒドロキシ-1-メチルピロリジン(2.74mL、25mmol)を、無水THF(25mL)中に溶解させた。N,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(4.67mL、30mmol)を滴下添加した。反応物を、2時間撹拌した。更なるN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(467uL、3mmol)を滴下添加し、反応物を、2時間撹拌した。更なるN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(467uL、3mmol)を滴下添加し、反応物を16時間撹拌した。
反応物を、EtOAc(25mL)で希釈し、10分間撹拌した。固体を濾別し、少量のEtOAcで洗浄した。濾液を、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(3×10mL)で洗浄した。次いで、有機物を5%クエン酸水溶液(50mL)で抽出した。クエン酸抽出物を、EtOAc(5mL)で洗浄した。クエン酸部分を、1N NaOH水溶液で塩基性にして、pH9を得、EtOAc(3×15mL)で抽出した。有機抽出物を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、次いで、減圧下で濃縮して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ5.28-5.18(m,1H),5.02(m,1H),4.28(m,1H),2.84-2.75(m,1H),2.69(d,J=4.2Hz,2H),2.36(s,3H),2.34-2.22(m,2H),1.87-1.76(m,1H),1.44(s,9H),1.37(d,J=7.2Hz,3H)。
(R)-1-メチルピロリジン-3-イル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート。(R)-1-メチルピロリジン-3-イル(tert-ブトキシカルボニル)-L-アラニネート(3.9g、14.3mmol)を、ジオキサン中4N HCl 30mLと混合し、3時間撹拌した。反応物を、減圧下で濃縮して、泡沫体を得、次いで、これを30mLの無水DCMと混合し、氷浴において窒素雰囲気下で撹拌した。ジクロロリン酸フェニル(2.34mL、15.75mmol)を、反応物に一度に添加した。反応物を、15分間撹拌した。トリエチルアミン(4.4mL、31.5mmol)を、無水DCM(5mL)と混合し、反応物に滴下添加した。反応物を、1時間撹拌した。トリエチルアミン(2.2mL、15.75mmol)を、無水DCM(3mL)と混合し、反応物に滴下添加した。反応物を、15分間撹拌した。p-ニトロフェノール(1.8g、12.87mmol)を一度に添加した。反応混合物を、2時間撹拌した。
反応物を、DCM(20mL)で希釈し、重炭酸ナトリウム水溶液(3×20mL)で洗浄した。有機物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(40g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~10%メタノール/DCM)によって精製した。画分を合わせ、減圧下で濃縮して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.29-8.15(m,2H),7.48-7.29(m,4H),7.29-7.13(m,3H),5.20(m,1H),4.21-4.07(m,1H),3.99(m,1H),2.86(m,1H),2.70(m,1H),2.63(m,1H),2.37(m,3H),2.35-2.21(m,2H),1.86-1.73(m,1H),1.40(m,3H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ-3.12,-3.14。LCMS:MS m/z=450.3[M+1];448.1[M-1]、t=1.24分;LCシステム:Thermo Dionex Ultimate 3000 UHPLC;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ C18 100A、50×3mm;溶媒:A:0.1%酢酸を含む水、B:0.1%酢酸を含むアセトニトリル;勾配:0分~0.3分5%B、0.3分~1.5分5~100%B、1.5分~2分100%B、2分~2.2分100~5%B、2mL/分。HPLC:t=2.63分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Phenomenex Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:5分で2~98%B、2mL/分。
中間体25.(2S)-シクロヘキシル2-(((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)アミノ)プロパノエート
中間体11(3.4g、16.37mmol)を、塩化メチレン(45mL)中に溶解させ、-78℃に冷却し、ジクロロリン酸フェニル(2.45mL、16.37mmol)を、迅速に添加した。トリエチルアミン(4.54mL、32.74mmol)を、60分間にわたって-78℃で添加し、次いで、4-ニトロフェノール(2277mg、16.37mmol)を一度に添加した。トリエチルアミン(2.27mL、16.37mmol)を、60分間にわたって-78℃で添加した。得られた混合物を、-78℃で2時間撹拌し、塩化メチレン(100mL)で希釈し、水で2回及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中、EtOAc 0~20%)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.22(m,2H),7.46-7.30(m,4H),7.29-7.09(m,3H),4.76(m,1H),4.20-4.02(m,1H),3.92(m,1H),1.87-1.64(m,4H),1.54(m,2H),1.46-1.18(m,7H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ-2.94,-3.00。MS m/z=449(M+H)
中間体26.tert-ブチル4-(((2S)-2-(((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)アミノ)プロパノイル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート
tert-ブチル4-((L-アラニル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート。アセトニトリル(15mL)中の((ベンジルオキシ)カルボニル)-L-アラニン(1.26g、5.65mmol)、tert-ブチル4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレート(5.68g、28.22mmol)、及びEDCI(1.05g、6.77mmol)の混合物に、DMAP(1.03g、8.47mmol)を添加した。次いで、混合物を室温で15時間撹拌し、EtOAcで希釈し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中、EtOAc 0~100%)によって精製して、Cbz-L-アラニンピペリジルエステルを得、これを、THF(10mL)中に溶解させ、20%水酸化パラジウム(400mg)炭素を添加した。得られた混合物を、Hガス下で2時間撹拌し、濾過し、濾液を、真空下で濃縮した。得られた残渣を、高真空下で乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ4.95(tt,J=7.9,3.8Hz,1H),3.79-3.62(m,2H),3.56(q,J=7.0Hz,1H),3.25(ddd,J=13.6,8.5,3.7Hz,2H),1.85(ddd,J=13.4,6.4,3.4Hz,2H),1.73(s,2H),1.62(ddq,J=12.7,8.7,4.3,3.9Hz,2H),1.46(s,9H),1.34(d,J=7.0Hz,3H)。MS m/z=273[M+H]。
tert-ブチル4-(((2S)-2-(((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)アミノ)プロパノイル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート。tert-ブチル4-((L-アラニル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(0.9g、3.31mmol)を、塩化メチレン(10mL)中に溶解させ、-78℃に冷却し、ジクロロリン酸フェニル(0.49mL、3.31mmol)を迅速に添加した。トリエチルアミン(0.46mL、3.31mmol)を、30分間にわたって-78℃で添加し、4-ニトロフェノール(460mg、3.31mmol)を一度に添加した。次いで、トリエチルアミン(0.49mL、3.31mmol)を、30分間にわたって-78℃で添加した。得られた混合物を、-78℃で2時間撹拌し、塩化メチレンで希釈し、水で2回及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中、EtOAc 0~70%)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.23(m,2H),7.42-7.31(m,4H),7.25-7.16(m,3H),4.93(m,1H),4.26-4.03(m,1H),3.85(m,1H),3.75-3.56(m,2H),3.21(m,2H),1.91-1.75(m,2H),1.66-1.48(m,2H),1.46(s,9H),1.44-1.38(m,3H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ-3.07,-3.13。MS m/z=550(M+H)
中間体27.トランス-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
トランス-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシルL-アラニネート。生成物を、中間体26について記載されているものと類似の様式で、Cbz-l-アラニン(900mg、4.03mmol)、及びトランス-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキサン-1-オール(1.02g、6.05mmol)から調製した。MS m/z=240[M+H]。
トランス-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート。生成物(840mg)を、中間体25について記載されているものと類似の様式で、トランス-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシルL-アラニネート(974mg、4.07mmol)から異性体混合物として調製した。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.27-8.19(m,2H),7.43-7.31(m,4H),7.26-7.16(m,3H),4.68(m,1H),4.11(m,1H),3.84(m,1H),2.02(m,4H),1.50-1.27(m,8H)。19F NMR(377MHz,クロロホルム-d)δ-73.91(d,J=7.7Hz)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ-3.08,-3.12。MS m/z=517[M+H]。
生成物を、Chiralpak SFC(Chiralpak IF 20×250mmカラム、30%イソプロパノール)によって分離して、中間体28及び中間体29を得た。
中間体28.トランス-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル((R)(4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート。中間体27の第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.22(d,J=9.1Hz,2H),7.42-7.31(m,4H),7.29-7.16(m,3H),4.69(tt,J=10.7,4.2Hz,1H),4.19-4.04(m,1H),3.90(dd,J=11.9,9.5Hz,1H),2.12-1.97(m,5H),1.52-1.21(m,7H)。19F NMR(376MHz,クロロホルム-d)δ-73.90(d,J=7.7Hz)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ-3.07。
中間体29.トランス4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル((S)(4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート。中間体27の第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.21(d,J=9.08Hz,2H),7.42-7.31(m,4H),7.26-7.13(m,3H),4.67(tt,J=10.8,4.2Hz,1H),4.11(ddt,J=15.8,8.9,7.1Hz,1H),3.97(dd,J=12.0,9.4Hz,1H),2.07-1.91(m,5H),1.51-1.19(m,7H)。19F NMR(376MHz,クロロホルム-d)δ-73.90(d,J=7.9Hz)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ-3.08。
中間体30.1-メチルピペリジン-4-イル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
1-メチルピペリジン-4-イルL-アラニネート。アセトニトリル(20mL)中のN-Cbz-L-アラニン(1.047g、4.688mmol)、4-ヒドロキシ-N-メチルピペリジン(450mg、3.907mmol)、及びEDCI(788mg、5.079mmol)の混合物に、DMAP(716mg、5.861mmol)を添加した。次いで、混合物を室温で15時間撹拌し、次いで、EtOAcで希釈し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィー(DCM中、MeOH 0~10%)によって精製して、Cbz-L-アラニン4-ピペリジルエステルを得、これを、THF(10mL)中に溶解させ、20%Pd(OH)(300mg、0.427mmol)を、室温で添加した。得られた混合物を、Hガス下において室温で2時間撹拌し、濾過し、真空下で濃縮し、DCMで数回共蒸発させ、高真空下で一晩乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz、クロロホルム-d)δ4.81(td,J=8.3,7.7,3.8Hz,1H),3.52(q,J=7.0Hz,1H),2.63(s,2H),2.29(s,5H),2.14-1.86(m,4H),1.73(ddt,J=12.9,8.8,4.5Hz,2H),1.32(d,J=7.0Hz,3H)。LCMS:MS m/z=187.09[M+1];t=0.12分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
1-メチルピペリジン-4-イル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート。DCM(10mL)中の1-メチルピペリジン-4-イルL-アラニネート(360mg、1.706mmol)の溶液に、ホスホロジクロリド酸フェニル(0.255mL、1.706mmol)を、-78℃で一度に添加し、次いで、DCM(2.76mL)中のトリエチルアミン(0.24mL、1.706mmol)を、30分間にわたって-78°で添加した。得られた混合物を、ドライアイス浴を除去した後に30分間撹拌し、次いで、-78℃に再冷却した。p-ニトロフェノール(0.237g、1.706mmol)を一度に添加し、トリエチルアミン(0.237mL、1.706mmol)を、30分間にわたって-78℃で添加した。得られた混合物を、ドライアイス浴を除去した後に30分間撹拌し、次いで、EtOAcで希釈し、水及びブラインで洗浄し、真空下で濃縮し、得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM中、MeOH 0~10%)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.28-8.15(m,2H),7.36(m,4H),7.25-7.17(m,3H),4.80(s,1H),4.19-4.04(m,1H),3.93(m,1H),2.64(s,2H),2.31(m,5H),1.90(m,2H),1.78-1.67(m,2H),1.47-1.33(m,3H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ-3.04,-3.07。LCMS:MS m/z=464.32[M+1];t=0.74分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
中間体31.(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル((ベンジルオキシ)カルボニル)-L-アラニネート。Cbz-L-Ala(446mg、2mmol)を、無水MeCN(10mL)中に溶解させた。EDCI(422mg、2.2mmol)を一度に添加し、反応物を、15分間撹拌した。テトラヒドロピラン-4-メタノール(279uL、2.4mmol)を添加した。次いで、DMAP(269mg、2.2mmol)を一度に添加した。反応物を16時間撹拌した。
反応物を、EtOAc(30mL)で希釈し、5%クエン酸水溶液(10mL)、続いて飽和重炭酸ナトリウム水溶液(10mL)、及び最後にブライン(10mL)で洗浄した。有機物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(12g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~80%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製した。画分を合わせ、減圧下で濃縮して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ7.40-7.28(m,5H),5.28(d,J=7.9Hz,1H),5.11(s,2H),4.39(t,J=7.4Hz,1H),4.07-3.84(m,4H),3.38(t,J=11.7Hz,2H),1.92(s,1H),1.68-1.50(m,3H),1.39(m,4H)。
(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート。(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル((ベンジルオキシ)カルボニル)-L-アラニネート(530mg、1.65mmol)を、無水THF(12mL)中に溶解させた。デグサタイプの10%Pd/Cを添加し、反応混合物を、水素雰囲気下で2時間撹拌した。触媒を濾過し、濾液を、生成することなく使用した。
ジクロロリン酸フェニル(294uL、1.98mmol)を、無水DCM(10mL)中に溶解させ、氷浴において窒素雰囲気下で撹拌した。上述のTHF溶液を、反応物に滴下添加し、次いで、10分間撹拌した。トリエチルアミン(300uL、2.15mmol)を滴下添加し、次いで、30分間撹拌した。p-ニトロフェノール(207mg、1.49mmol)及びトリエチルアミン(300uL、2.15mmol)を添加した。氷浴を除去し、反応混合物を室温で14時間撹拌した。
反応物を、EtOAc(30mL)で希釈し、0.2M炭酸ナトリウム溶液(2×10mL)、及び続いてブライン(10mL)で洗浄した。有機物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(12g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~50%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製した。画分を合わせ、減圧下で濃縮して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.23(d,J=9.0Hz,2H),7.45-7.30(m,4H),7.30-7.16(m,3H),4.23-4.07(m,2H),3.97(m,4H),3.85(t,J=10.5Hz,1H),3.35(t,J=11.8Hz,2H),1.99-1.79(m,1H),1.56(d,J=8.4Hz,3H),1.48-1.29(m,4H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ-3.13(s),-3.16(s)。MS m/z=464.9[M+1];463.1[M-1]。
中間体32.トランス-4-(tert-ブチル)シクロヘキシル((S)-(4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
トランス-4-(tert-ブチル)シクロヘキシルL-アラニネート。生成物(845mg)を、中間体26について記載されているものと類似の様式で、Cbz-l-アラニン(960mg、4.03mmol)及びトランス-4-(tert-ブチル)シクロヘキサノール(1.0g、6.45mmol)から調製した。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ4.65(tt,J=11.2,4.5Hz,1H),3.51(q,J=7.1Hz,1H),2.07-1.93(m,2H),1.87-1.73(m,4H),1.40-1.23(m,4H),1.19-0.94(m,4H),0.85(d,J=2.6Hz,9H)。MS m/z=228[M+H]。
トランス-4-(tert-ブチル)シクロヘキシル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート。生成物(520mg)を、中間体25について記載されているものと類似の様式で、トランス-4-(tert-ブチル)シクロヘキシルL-アラニネート(420mg、1.85mmol)から異性体混合物として調製した。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.27-8.19(m,2H),7.37(m,4H),7.28-7.16(m,3H),4.62(m,1H),4.17-4.00(m,1H),3.88(m,1H),1.95(m,2H),1.80(m,2H),1.39(m,3H),1.35-1.22(m,2H),1.15-0.92(m,3H),0.85(s,9H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ-2.98,-3.04。MS m/z=505[M+H]。
中間体33.((1r,4S)-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メチル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
((1s,4s)-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メタノール。無水テトラヒドロフラン(40mL)中の(1s,4s)-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキサンカルボン酸(3g、15.29mmol)の氷冷溶液に、水素化アルミニウムリチウム(0.871g、22.94mmol)を、30分間で少量ずつ添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。0℃に冷却し、水(0.8mL)、5N水酸化ナトリウム水溶液(0.8mL)、続いて水(2.4mL)でクエンチした。分離した固体を、濾過し、濾液を、酢酸エチル及び飽和重炭酸ナトリウム水溶液で希釈した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。酢酸エチルを濾過し、減圧下で濃縮して、生成物を得た。得られた残渣を、高真空で1時間乾燥させ、その状態で後続の反応で使用した。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ3.47(dd,J=6.3,1.9Hz,2H),2.08-1.77(m,5H),1.62-1.18(m,4H),0.99(qd,J=13.0,3.2Hz,2H)。19F NMR(376MHz,クロロホルム-d)δ-74.33(d,J=8.2Hz)。
((1r,4S)-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メチル(tert-ブトキシカルボニル)-L-アラニネート。生成物(1.48g)を、中間体12について記載されているものに類似の様式で調製した。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ5.00(s,1H),4.30(s,1H),4.04-3.89(m,2H),2.08-1.79(m,5H),1.74-1.57(m,1H),1.44(s,9H),1.38(d,J=7.2Hz,3H),1.30(m,2H),1.12-0.93(m,2H)。19F NMR(376MHz,クロロホルム-d)δ-74.38(d,J=7.8Hz)。
(S)-1-オキソ-1-(((1r,4S)-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メトキシ)プロパン-2-アミニウム塩化物。生成物(1.184g)を、中間体13について記載されているものに類似の様式で調製した。H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ8.55(s,3H),4.17-3.88(m,3H),2.21(dtd,J=12.2,8.8,3.3Hz,1H),1.83(ddd,J=29.5,13.4,3.4Hz,4H),1.63(tdd,J=11.9,6.0,3.3Hz,1H),1.41(d,J=7.2Hz,3H),1.32-0.93(m,4H)。19F NMR(377MHz,DMSO-d6)δ-72.84(d,J=8.8Hz)。
((1r,4S)-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メチル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート。生成物(1.4g)を、中間体35について記載されているものに類似の様式で調製した。H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ8.37-8.22(m,2H),7.56-7.31(m,4H),7.30-7.14(m,2H),6.72(ddd,J=13.7,10.1,8.6Hz,1H),4.10-3.91(m,1H),3.88-3.75(m,2H),2.20-1.99(m,1H),1.86-1.63(m,4H),1.54-1.41(m,1H),1.29-1.06(m,5H),0.98(td,J=12.7,3.2Hz,2H)。MS m/z=531.02[M+1]。
中間体34.エチル((S)-(ペルフルオロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
DCM(15mL)中のL-アラニンエチルエステル-HCl(631mg、2.465mmol)の溶液に、ホスホロジクロリド酸フェニル(0.368mL、2.465mmol)を、-78℃で一度に添加し、トリエチルアミン(0.68mL、4.93mmol)を、5分間にわたって-78℃で滴下添加した。得られた混合物を、ドライアイス浴を除去した後に30分間撹拌し、次いで、-78℃に冷却した。ペンタフルオロフェノール(454mg、2.465mmol)を一度に添加し、トリエチルアミン(0.34mL、2.465mmol)を、5分間にわたって-78℃で添加した。得られた混合物を、ドライアイス浴を除去した後に1時間撹拌し、次いで、DCMで希釈し、ブラインで洗浄し、真空下で濃縮し、得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中、EtOAc 0~60%)によって精製して、ジアステレオマー混合物を得、これに、ジイソプロピルエーテル(4mL)を添加した。懸濁液を、超音波処理し、濾過した。濾過ケークのH NMRは、それが3:1の比の混合物であることを示した。ジイソプロピルエーテル(5mL)を、濾過ケークに添加し、懸濁液を、70℃まで加熱して、透明な溶液にした。加熱浴を除去した後、針状の結晶が形成され始め、10分後に、混合物を濾過し、濾過ケークを、高真空下で30分間乾燥させてSp異性体を得た。
ジアステレオマー混合物:H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ7.43-7.30(m,2H),7.32-7.17(m,3H),4.29-4.11(m,3H),3.94(m,1H),1.52-1.42(m,3H),1.28(q,J=7.0Hz,3H)。
Sp異性体:H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.50-7.36(m,2H),7.32-7.21(m,3H),4.75(t,J=11.5Hz,1H),4.17-3.98(m,3H),1.37(dd,J=7.1,1.1Hz,3H),1.22(t,J=7.1Hz,3H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ-0.51。19F NMR(376MHz、アセトニトリル-d3)δ-155.48--155.76(m)、-162.73(td,J=21.3,3.7Hz),-165.02--165.84(m)。LCMS m/z=440.5(M-エチル+H)、t=1.57分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
中間体35.(2S)-2-エチルブチル2-シクロヘキシル-2-(((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)アミノ)アセテート
(S)-2-エチルブチル2-アミノ-2-シクロヘキシルアセテート塩酸塩。L-シクロヘキシルグリシン(0.90g、5.75mmol)を、2-エチル-1-ブタノール(20mL)中に入れ、クロロトリメチルシラン(1.31mL、10.30mmol)を一度に添加した。予熱した60℃の油浴に16時間入れた。濃縮し、60℃の回転式エバポレーター浴においてトルエンで5回共蒸発させた。高真空下に一晩置いて、生成物を得た。材料を、そのまま次のステップに使用した。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ8.38(s,3H),4.17-3.96(m,2H),3.84(d,J=4.5Hz,1H),1.90-1.40(m,5H),1.41-0.88(m,11H),0.83(t,J=7.3Hz,6H)。
(2S)-2-エチルブチル2-シクロヘキシル-2-(((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)アミノ)アセテート。ジクロロメタン(50mL)中の(S)-2-エチルブチル2-アミノ-2-シクロヘキシルアセテート塩酸塩(1.50g、5.39mmol)及びジクロロリン酸フェニル(0.803mL、5.39mmol)の溶液に、トリエチルアミン(1.56mL、11.16mmol)を、0℃でアルゴン雰囲気下において添加した。得られた混合物を室温まで温め、1時間撹拌した。次いで、4-ニトロフェノール(713mg、5.13mmol)及びトリエチルアミン(0.81mL、5.63mmol)を添加した。2時間後に、反応混合物を、EtO(100mL)で希釈し、固体を濾別した。粗製物を、減圧下で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(120g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~50%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製し、続いて、モディファイアなしで、水中20~100%のACNの逆相HPLCによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ8.28(br d,J=9.3Hz,2H),7.55-7.28(m,4H),7.28-7.01(m,3H),6.61-6.52(m,1H),3.85(d,J=4.0Hz,2H)3.75-3.53(m,1H),1.67-1.31(m,7H),1.25(m,6H),1.16-0.67(m,9H)。LC/MS:t=1.48分、MS m/z=519.03[M+1];LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC。MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.00mm。溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水。勾配:0分~2.4分2~100%ACN、2.4分~2.80分100%ACN、2.8分~2.85分100%~2%ACN、2.85分~3.0分2%ACN、1.8mL/分。
中間体36.(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)メチル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)アラニネート
(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)メチル(tert-ブトキシカルボニル)アラニネート。生成物(3.8g)を、中間体12について記載されているものに類似の様式で調製した。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ7.25(d,J=7.4Hz,1H),4.08-3.72(m,3H),3.10(q,J=10.3Hz,2H),2.88(d,J=11.0Hz,2H),2.37-2.18(m,2H),1.66-1.47(m,3H),1.36(s,9H),1.21(d,J=7.5Hz,5H)。19F NMR(376MHz,DMSO-d)δ-68.52(t,J=10.3Hz)。
(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)メチルアラニネート塩酸塩。生成物(3.52g)を、中間体13について記載されているものに類似の様式で調製した。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ8.67(s,3H),4.44-3.75(m,5H),3.49-2.81(m,4H),2.00-1.61(m,5H),1.43(d,J=7.2Hz,3H)。19F NMR(376MHz,DMSO-d)δ-63.30(d,J=443.2Hz)。
(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)メチル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)アラニネート。生成物(4.25g)を、中間体35について記載されているものに類似の様式で調製した。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ8.32-8.24(m,2H),7.53-7.40(m,2H),7.39(ddd,J=8.1,6.8,3.1Hz,2H),7.24(ddd,J=17.4,6.5,1.6Hz,3H),6.69(ddd,J=13.7,10.0,8.4Hz,1H),4.07-3.92(m,1H),3.88-3.77(m,2H),3.08(qd,J=10.3,1.6Hz,2H),2.87-2.79(m,2H),2.25-2.14(m,2H),1.56-1.39(m,3H),1.26-1.08(m,5H)。31P NMR(162MHz,DMSO-d)δ-1.26,-1.49。19F NMR(376MHz,DMSO-d)δ-68.45(td,J=10.2,2.4Hz)。LCMS:MS m/z=546.27[M+1];];t=1.12分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
中間体37.(1-エチル-3,3-ジフルオロピペリジン-4-イル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
tert-ブチル4-((((ベンジルオキシ)カルボニル)-L-アラニル)オキシ)-3,3-ジフルオロピペリジン-1-カルボキシレート。アセトニトリル(20mL)中のN-Cbz-L-アラニン(2.0g、8.96mmol)、tert-ブチル3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレート(2.12g、8.96mmol)、及びEDCI(1.67g、10.75mmol)の混合物に、DMAP(1.64g、13.44mmol)を添加した。次いで、混合物を室温で15時間撹拌し、次いで、EtOAcで希釈し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中、EtOAc 50~100%)によって精製して、生成物を得た。19F NMR(377MHz,クロロホルム-d)δ-114.32(m),-117.73--121.11(m)。LCMS:MS m/z=343.14[M+1-Boc]、386.82(M+1-t-Bu);t=1.23分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
3,3-ジフルオロピペリジン-4-イル((ベンジルオキシ)カルボニル)-L-アラニネート。DCM(5mL)中のtert-ブチル4-((((ベンジルオキシ)カルボニル)-L-アラニル)オキシ)-3,3-ジフルオロピペリジン-1-カルボキシレート(330mg、0.746mmol)の混合物に、ジオキサン(0.9mL)中の4M HCLを、室温で緩徐に添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌し、真空下で濃縮し、DCMで数回共蒸発させ、高真空下で15時間乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ7.33(m,5H),5.59(m,1H),5.27-5.01(m,3H),4.53-4.25(m,1H),3.12(m,1H),3.03-2.76(m,2H),2.73(s,1H),1.94(s,1H),1.80(s,1H),1.41(d,J=7.2Hz,3H)。19F NMR(376MHz,クロロホルム-d)δ-114.66(dd,J=245.9,61.8Hz),-119.63。
1-エチル-3,3-ジフルオロピペリジン-4-イル((ベンジルオキシ)カルボニル)-L-アラニネート。DCM(9mL)中の3,3-ジフルオロピペリジン-4-イル((ベンジルオキシ)カルボニル)-L-アラニネート(450mg、1.190mmol)、アセトアルデヒド(0.194mL、2.629mmol)、及び酢酸(0.15mL、2.629mmol)の混合物を室温で20分間撹拌し、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(330mg、5.258mmol)を添加した。得られた混合物を、1時間撹拌し、分取HPLC(Phenominex Gemini 10u C18 110Å 250×21.2mmカラム、20~80%アセトニトリル(0.1%TFA)/水(0.1%TFA)の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d)δ10.18(bs,2H),7.38(m,5H),6.19(m,1H),5.47-5.26(m,1H),4.33(m,1H),3.82-2.98(m,6H),2.30(s,1H),2.16(s,1H),1.42(m,3H),1.31(td,J=7.3,1.5Hz,3H)。LCMS:MS m/z=371.27[M+1];t=0.66分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
1-エチル-3,3-ジフルオロピペリジン-4-イルL-アラニネート。THF(10mL)中の1-エチル-3,3-ジフルオロピペリジン-4-イル((ベンジルオキシ)カルボニル)-L-アラニネート(450mg、0.929mmol)及び20%Pd(OH)/Cの混合物を室温でHガス下において1時間撹拌し、濾過し、真空下で濃縮して、DCMで数回共蒸発させ、高真空下で1時間乾燥させて、生成物を得た。LCMS:MS m/z=237.09[M+1];t=0.15分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
(1-エチル-3,3-ジフルオロピペリジン-4-イル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート。塩化メチレン(10mL)を、1-エチル-3,3-ジフルオロピペリジン-4-イルL-アラニネート(480mg、1.37mmol)、及びTEA(0.190mL、0.370mmol)のシロップに添加して溶液を得、これを、-78℃に冷却し、ジクロロリン酸フェニル(0.205mL、1.370mmol)を、迅速に添加した。トリエチルアミン(0.190mL、1.37mmol)を、30分間にわたって-78°で添加した。得られた混合物を、同じ温度で30分間撹拌し、4-ニトロフェノール(191mg、1.370mmol)を一度に添加した。次いで、トリエチルアミン(0.190mL、1.370mmol)を、30分間にわたって-78℃で添加した。次いで、混合物を室温で2時間撹拌し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。次いで、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中、EtOAc 0~100%)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.29-8.15(m,2H),7.44-7.28(m,4H),7.27-7.11(m,3H),5.03(m,1H),4.34-4.14(m,1H),3.94-3.75(m,1H),2.88(s,1H),2.63-2.49(m,4H),2.39(m,1H),2.03-1.93(m,1H),1.93-1.77(m,1H),1.44(m,3H),1.09(td,J=7.2,1.0Hz,3H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ-3.21,-3.26,-3.32,-3.46。19F NMR(377MHz,クロロホルム-d)δ-110.50(d,J=244.0Hz),-116.76(m)。LCMS:MS m/z=514.29[M+1];t=0.80分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
中間体38.4-ニトロフェニル-N,N’-エチルL-アラニネートホスホロジアミデート
DCM(20mL)中のエチルL-アラニネートHCl塩(1.8g、11.72mmol)の溶液に、4-ニトロフェニルホスホロジクロリダート(1.5g、5.86mmol)を一度に添加した。得られた混合物を、0℃に冷却し、トリエチルアミン(2.37g、23.44mmol)を滴下添加した。得られた混合物を、氷浴を除去した後に30分間撹拌し、一晩撹拌した。次いで、反応混合物をEtOAcで希釈し、水及びブラインで洗浄し、有機溶媒を真空下で濃縮し、得られた残渣を、ヘキサン中0~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。LCMS:MS m/z=417.93[M+1]、t=1.23分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=3.02分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
中間体39.ベンジル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
ジクロロリン酸フェニル(1.49mL、10mmol)を、20mLの無水ジクロロメタン中に溶解させ、氷浴において窒素雰囲気下で撹拌した。L-アラニンベンジルエステルHCl(2.2g、10mmol)を、反応溶液に一度に添加し、10分間撹拌した。トリエチルアミン(3mL、22mmol)を、5mLの無水ジクロロメタン中に溶解させ、反応物に滴下添加した。反応混合物を2時間撹拌した。p-ニトロフェノール(1.25g、9mmol)を一度に添加した。トリエチルアミン(1.5mL、11mmol)を、3mLの無水ジクロロメタン中に溶解させ、反応物に滴下添加した。反応混合物を、1時間撹拌し、ジクロロメタン(10mL)で希釈し、水(3×10mL)で洗浄した。有機抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~30%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製した。所望される生成物を含有する画分を合わせ、減圧下で濃縮して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.24-8.10(m,2H),7.40-7.10(m,12H),5.14(m,2H),4.19(m,1H),3.87(m,1H),1.47-1.36(m,3H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ-3.15,-3.29。LCMS:MS m/z=457.1[M+1];455.1[M-1]、t=1.45分;LCシステム:Thermo Dionex ultimate 3000 UHPLC;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ C18 100A、50×3mm;溶媒:A:0.1%酢酸を含む水、B:0.1%酢酸を含むアセトニトリル;勾配:0分~0.3分5%B、0.3分~1.5分5~100%B、1.5分~2分100%B、2分~2.2分100~5%B、2mL/分。HPLC:t=4.03分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Phenomenex Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:5分で2~98%B、2mL/分。
中間体40.4-ニトロフェニル-N,N’-メチルL-アラニネートホスホロジアミデート
トリエチルアミン(3.68mL、26.4mmol)を、ジクロロメタン(23mL)中のメチルL-アラニネート塩酸塩(1.63g、12.0mmol)及び4-ニトロフェニルホスホロジクロリダート(1.5g、5.9mmol)の溶液に、0℃でアルゴン雰囲気下において添加した。3時間後に、反応混合物を、ジクロロメタン(50mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(50mL)及びブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中0~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)8.25-8.16(m,2H),7.38(dd,J=9.3,1.0Hz,2H),4.17-3.95(m,2H),3.73(br s,6H),3.61(br t,J=10.0Hz,2H),1.42(s,3H),1.40(s,1H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ7.82(s)。LCMS:MS m/z=389.98[M+1]、t=1.11分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=2.81分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~5.0分2~98%ACN、5.0分~6.0分98%ACN、2mL/分。
中間体41.メチル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
ジクロロリン酸フェニル(2.81mL、18.9mmol)及びトリエチルアミン(5.38mL、37.9mmol)を、ジクロロメタン(100mL)中のメチルL-アラニネート塩酸塩(2.64g、18.9mmol)の懸濁液に、0℃で逐次的に添加した。次いで、1時間後に、4-ニトロフェノール(2.64g、18.9mmol)及びトリエチルアミン(2.64mL、18.9mmol)を、0℃で逐次的に添加し、次いで、得られた混合物を室温まで温めた。2.5時間後に、反応混合物を、ジクロロメタン(100mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(100mL)及びブライン(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中0~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.25-8.18(m,2H),7.43-7.29(m,4H),7.29-7.15(m,3H),4.24-4.07(m,1H),3.97(br q,J=9.8Hz,1H),3.70(s,3H),1.45-1.35(m,3H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ-3.12(s),-3.17(s)。LCMS:MS m/z=380.98[M+1]、t=1.59分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=3.49分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~5.0分2~98%ACN、5.0分~6.0分98%ACN、2mL/分。
中間体42.メチル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
4-ニトロフェニルホスホロジクロリダート(2.00g、7.81mmol)及びトリエチルアミン(2.18mL、15.6mmol)を、ジクロロメタン(23mL)中のメチルL-アラニネート塩酸塩(1.091g、18.9mmol)の懸濁液に、0℃でアルゴン雰囲気下において、逐次的に添加した。次いで、1時間後に、ベンジルアルコール(0.810mL、7.81mmol)及びトリエチルアミン(1.09mL、7.81mmol)を、0℃で逐次的に添加し、次いで、得られた混合物を室温まで温めた。1時間後に、反応混合物をジクロロメタン(50mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(50mL)及びブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中0~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.32-8.09(m,2H),8.32-8.09(m,7H),5.15(app t,J=8.4Hz,2H),4.70(s,1H),4.07-3.93(m,1H),3.73-3.65(m,3H),1.42-1.31(m,3H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ2.23(s),2.15(s)。LCMS:MS m/z=394.9[M+1]、t=1.34分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。
中間体43.イソプロピル((4-(ジメチルカルバモイル)フェノキシ)(4-ニトロフェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
DCM-THF(10:3mL)中の4-ニトロフェニルホスホロジクロリダート(620mg、2.422mmol)及びイソプロピルL-アラニン-HCl(406mg、2.422mmol)の溶液に、DCM(3.32mL)中のTEA(0.68mL、4.844mmol)を、30分間にわたって-78℃で添加した。得られた混合物を、ドライアイス浴を除去した後に30分間撹拌し、-78℃に冷却し、N,N-ジメチル-4-ヒドロキシベンズアミド(400mg、2.422mmol)を一度に添加し、DCM(3.66mL)中のTEA(0.34mL、2.422mmol)を、30分間にわたって-78℃で添加した。得られた混合物を、ドライアイス浴を除去した後に1時間撹拌し、次いで、EtOAcで希釈し、ブラインで洗浄し、真空下で濃縮し、得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中、EtOAc 0~100%)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.26-8.18(m,2H),7.45-7.35(m,3H),7.27(m,2H),6.76(m,1H),5.01(m,1H),4.17-3.94(m,2H),3.19-2.84(m,6H),1.39(m,3H),1.27-1.16(m,6H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ-3.13,-3.21。MS m/z=480(M+H)。LCMS:MS m/z=480.26[M+1];t=1.00分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
中間体44.オキセタン-3-イル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
オキセタン-3-イル((ベンジルオキシ)カルボニル)-L-アラニネート。アセトニトリル(100mL)中の((ベンジルオキシ)カルボニル)-L-アラニン(1.8g、8.1mmol)、3-ヒドロキシオキセタン(0.5g、6.75mmol)、及び1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドHCl塩(EDCI)(1.68g、8.77mmol)の混合物に、4-(ジメチルアミノ)ピリジン(DMAP、1.24g、10.12mmol)を添加した。次いで、混合物を室温で2時間撹拌し、次いで、反応混合物を、EtOAcで希釈し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで有機溶媒を乾燥させ、次いで、真空下で濃縮した。得られた残渣を、ヘキサン中0~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ7.40-7.28(m,5H),5.47(p,J=5.9Hz,1H),5.30(d,J=8.0Hz,1H),5.10(s,2H),4.88(t,J=7.1Hz,2H),4.62(ddd,J=17.5,7.7,5.3Hz,2H),4.41(p,J=7.3Hz,1H),1.44(d,J=7.3Hz,3H)。LCMS:MS m/z=280.04[M+1]、t=1.11分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=2.82分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
オキセタン-3-イルL-アラニネート。オキセタン-3-イル((ベンジルオキシ)カルボニル)-L-アラニネート(0.1g、0.36mmol)をDCM(5mL)中に溶解させ、この溶液に、15mgのPd-C(10%、湿式)を添加し、反応フラスコを、脱気し、次いで、Hバルーンを充填し、室温で2時間撹拌し、次いで、反応混合物を濾過し、溶媒を真空下で蒸発させ、残渣を高真空で5分間乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ5.42(p,J=5.7Hz,1H),4.87(t,J=6.9Hz,2H),4.65-4.54(m,2H),3.58(qd,J=7.0,2.1Hz,1H),1.49(d,J=7.1Hz,2H),1.34(dd,J=7.2,2.1Hz,3H)。
オキセタン-3-イル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート。DCM(10mL)中のオキセタン-3-イルL-アラニネート(120mg、0.83mmol)の溶液に、ホスホロジクロリド酸フェニル(175mg、0.83mmol)を一度に添加した。得られた混合物を、0℃に冷却し、トリエチルアミン(252mg、2.49mmol)を滴下添加した。得られた混合物を、氷浴を除去した後に30分間撹拌し、0℃に冷却し、パラ-ニトロフェノール(115mg、0.83mmol)を一度に添加し、トリエチルアミン(252mg、2.49mmol)を滴下添加した。得られた混合物を、氷浴を除去した後に30分間撹拌し、EtOAcで希釈し、水及びブラインで洗浄し、有機溶媒を真空下で濃縮し、得られた残渣を、ヘキサン中0~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。LCMS:MS m/z=423.06[M+1]、t=1.25分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=3.15分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
中間体45.プロピル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
プロピル(tert-ブトキシカルボニル)-L-アラニネート。N-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(6.08g、31.71mmol)を、アセトニトリル(125mL)中のBoc-Ala-OH(5g、26.43mmol)及びn-プロピルアルコール(6.02mL、80.6mmol)の溶液に室温で添加した。15分後に、4-(ジメチルアミノ)ピリジン(3.23g、26.43mmol)を添加した。16時間後に、反応混合物を、半分の体積まで濃縮し、混合物を、酢酸エチル(250mL)で希釈し、得られた混合物を、飽和炭酸ナトリウム水溶液(2×200mL)及びブライン(200mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中0~20%EtOAcで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに供して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d)δ5.57(s,1H),4.19-3.92(m,3H),1.63(h,J=7.1Hz,2H),1.40(s,9H),1.30(d,J=7.3Hz,3H),0.93(t,J=7.4Hz,3H)。LCMS:MS m/z=231.60[M+1]、t=1.10分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
プロピルL-アラニネート塩酸塩。ジオキサン中の4M塩酸溶液(16.91mL)を、ジクロロメタン(10mL)中のプロピル(tert-ブトキシカルボニル)-L-アラニネート(3.91g、16.91mmol)に室温で添加した。16時間後に、反応混合物を減圧下で濃縮して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d)δ8.45(s,3H),4.22-4.11(m,2H),4.11-3.99(m,1H),1.68(dtd,J=14.0,7.4,6.6Hz,2H),1.60(d,J=7.2Hz,3H),0.95(t,J=7.4Hz,3H)。LCMS:MS m/z=131.94[M+1]、t=0.32分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
プロピル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート。ジクロロメタン(12mL)中のジクロロリン酸フェニル(0.89mL、5.97mmol)を、15分間にわたって0℃で、ジクロロメタン(12mL)中のプロピルL-アラニネート塩酸塩(1.0g、5.97mmol)の溶液に滴下添加した。添加が完了した後、ジクロロメタン(2.5mL)中のトリエチルアミン(2.0mL、14.32mmol)を5分間にわたって添加した。次いで、3.5時間後に、4-ニトロフェノール(0.83g、5.97mmol)及びトリエチルアミン(1.0mL、7.16mmol)を、0℃で逐次的に添加し、次いで、得られた混合物を室温まで温めた。2時間後に、反応混合物を、ジクロロメタン(50mL)で希釈し、水(2×100mL)及びブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中0~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d)δ8.28-8.20(m,2H),7.49-7.35(m,4H),7.31-7.19(m,3H),4.72-4.56(m,1H),4.14-4.02(m,1H),3.99(td,J=6.6,2.5Hz,2H),1.58(dtdd,J=13.9,7.4,6.5,0.9Hz,2H),1.31(ddd,J=7.1,4.2,1.1Hz,3H),0.88(t,J=7.4Hz,3H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d)δ-2.12,-2.22。LCMS:MS m/z=409.12[M+1]、t=1.15分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.73分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
中間体46.オキセタン-3-イルメチル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
オキセタン-3-イルメチル((ベンジルオキシ)カルボニル)-L-アラニネート。アセトニトリル(100mL)中の((ベンジルオキシ)カルボニル)-L-アラニン(6.08g、27.24mmol)、オキセタン-3-イルメタノール(2g、22.7mmol)、及び1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドHCl塩(EDCI)(5.66g、29.51mmol)の混合物に、4-(ジメチルアミノ)ピリジン(DMAP、4.16g、34.05mmol)を添加した。次いで、混合物を室温で2時間撹拌し、次いで、反応混合物をEtOAcで希釈し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで有機溶媒を乾燥させ、次いで、真空下で濃縮した。得られた残渣を、ヘキサン中0~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。LCMS:MS m/z=280.04[M+1]、t=1.11分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=2.88分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
オキセタン-3-イルメチルL-アラニネート。オキセタン-3-イルメチル((ベンジルオキシ)カルボニル)-L-アラニネート(2.2g、8mmol)をDCM(25mL)中に溶解させ、この溶液に、500mgのPd-C(10%、湿式)を添加し、反応フラスコを、脱気し、次いで、Hバルーンを充填し、室温で2時間撹拌し、次いで、反応混合物を濾過し、溶媒を真空下で蒸発させ、残渣を高真空で5分間乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ4.77(dd,J=7.9,6.3Hz,2H),4.44(td,J=6.1,2.5Hz,2H),4.38-4.23(m,2H),3.55(q,J=7.0Hz,1H),3.34-3.19(m,1H),1.31(d,J=7.0Hz,3H)。
オキセタン-3-イルメチル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート。DCM(20mL)中のオキセタン-3-イルメチルL-アラニネート(1.19g、7.11mmol)の溶液に、ホスホロジクロリド酸フェニル(1.5g、7.11mmol)を一度に添加した。得られた混合物を、0℃に冷却し、トリエチルアミン(1.44g、14.22mmol)を滴下添加した。得られた混合物を、氷浴を除去した後に30分間撹拌し、0℃に冷却し、パラ-ニトロフェノール(0.99g、7.1mmol)を一度に添加し、トリエチルアミン(1.44g、14.22mmol)を滴下添加した。得られた混合物を、氷浴を除去した後に30分間撹拌し、EtOAcで希釈し、水及びブラインで洗浄し、有機溶媒を真空下で濃縮し、得られた残渣を、ヘキサン中0~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。LCMS:MS m/z=437.14[M+1]、t=1.25分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=3.36分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
中間体47.シクロブチル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
氷浴において窒素雰囲気下で、DCM(10mL)中のL-アラニン、シクロブチルエステル(1.8g、10mmol)の溶液に、ホスホロジクロリド酸フェニル(2.1g、10mmol)を一度に添加した。次いで、トリエチルアミン(1.11g、11mmol)を滴下添加した。得られた混合物を、氷浴を除去した後に2時間撹拌し、0℃に冷却し、パラ-ニトロフェノール(2.5g、18mmol)を一度に添加し、トリエチルアミン(1.11g、11mmol)を滴下添加した。得られた混合物を、氷浴を除去した後に2時間撹拌し、EtOAcで希釈し、5%クエン酸水溶液で2回洗浄し、続いてブラインで洗浄し、有機溶媒を真空下で濃縮し、得られた残渣を、ヘキサン中0~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。MS m/z=422.0(M+H)
Sp及びRpジアステレオマーの分割。生成物を、キラル分取HPLC(Chiralpak IA、150×4.6mm、ヘプタン70%、IPA 30%)によって精製して、中間体48及び中間体49を形成した。
中間体48.中間体47の第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.33-8.23(m,2H),7.52-7.33(m,4H),7.33-7.17(m,3H),4.96-4.85(m,1H),4.07-3.96(m,1H),2.27(m,2H),2.07-1.91(m,2H),1.83-1.70(m,1H),1.70-1.55(m,1H),1.32(ddd,J=7.2,5.3,1.2Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ1.36。LCMS:MS m/z=421.05[M+1]、t=1.42分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=8.07分;HPLCシステム:Chiralpak IC、150×4.6mm、5ミクロン、CN=IC00CD-QC005、1 CV=2.49mL、CV番号1、Colバルブ:3位、1mL/分で15mL/15分。Pmax=300バール;溶媒バルブ:D:ヘプタン70%、#6:IPA。
中間体49.中間体47の第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.33-8.23(m,2H),7.52-7.33(m,4H),7.33-7.17(m,3H),4.96-4.85(m,1H),4.07-3.96(m,1H),2.27(m,2H),2.07-1.91(m,2H),1.83-1.70(m,1H),1.70-1.55(m,1H),1.32(ddd,J=7.2,5.3,1.2Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ1.59。LCMS:MS m/z=420.90[M+1]、t=1.42分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=11.50分;HPLCシステム:Chiralpak IC、150×4.6mm、5ミクロン、CN=IC00CD-QC005、1 CV=2.49mL、CV番号1、Colバルブ:3位、1mL/分で15mL/15分。Pmax=300バール;溶媒バルブ:D:ヘプタン70%、#6:IPA30%。
中間体50.メチル((S)-(ペルフルオロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
L-アラニンメチルエステル塩酸塩(14g、100mmol)を、50mLの無水DCMと混合し、氷浴において窒素雰囲気下で撹拌した。ジクロロリン酸フェニル(16.4mL、110mmol)を、反応物に滴下添加し、反応混合物を、30分間撹拌した。トリエチルアミン(29.4mL、210mmol)を、20mLの無水DCMと混合し、反応物に滴下添加した。反応物を、1時間撹拌した。ペンタフルオロフェノール(18.4g、100mmol)を一度に添加した。トリエチルアミン(14.7mL、105mmol)を、30mLの無水DCMと混合し、反応物に滴下添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。
反応物を、DCM(50mL)で希釈し、水(5×10mL)で洗浄した。有機物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、次いで、減圧下で濃縮して、固体を得た。イソプロピルエーテル(130mL)を、固体に添加した。大きな固体片を、破砕し、次いで、20分間超音波処理し、その後に、混合物を、次いで、24時間撹拌した。
固体を収集し、少量のイソプロピルエーテル(30mL)で洗浄した。固体を、高真空下で乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ7.40-7.32(m,2H),7.28-7.19(m,3H),4.20(m,1H),3.96-3.85(m,1H),3.74(s,3H),1.47(d,J=7.1Hz,3H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ-1.62。19F NMR(376MHz,クロロホルム-d)δ-153.82(dd,J=18.5,2.7Hz),-159.99(td,J=21.8,3.8Hz),-162.65(dd,J=22.2,17.6Hz)。LCMS:MS m/z=425.9[M+1]、423.9[M-1]、t=1.68分;LCシステム:Thermo Dionex Ultimate 3000 UHPLC;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ C18 100A、50×3mm;溶媒:A:0.1%酢酸を含む水、B:0.1%酢酸を含むアセトニトリル;勾配:0分~0.3分5%B、0.3分~1.5分5~100%B、1.5分~2分100%B、2分~2.2分100~5%B、2mL/分。HPLC:t=3.76分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Phenomenex Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:5分で2~98%B、2mL/分。
中間体51.イソプロピル((4-(2-メトキシエトキシ)フェノキシ)(4-ニトロフェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
ジクロロメタン(20mL)中の4-ニトロフェニルホスホロジクロリダート(503mg、1.97mmol)を、10分間にわたって0℃で、ジクロロメタン(20mL)中のL-アラニンイソプロピルエステル塩酸塩(329mg、1.97mmol)の溶液に滴下添加した。添加が完了した後、トリエチルアミン(0.55mL、3.93mmol)を滴下添加した。90分後に、4-(2-メトキシ-エトキシ)フェノール(331mg、1.97mmol)及びトリエチルアミン(0.28mL、1.97mmol)を、0℃で逐次的に添加し、次いで、得られた混合物を室温まで温めた。30分後に、反応混合物を、水(2×50mL)及びブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中20~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ8.32-8.24(m,2H),7.51-7.39(m,2H),7.24-7.12(m,2H),6.97-6.90(m,2H),4.94(heptd,J=6.2,3.2Hz,1H),4.12-4.07(m,2H),4.05-3.93(m,1H),3.76-3.68(m,2H),3.41(d,J=0.5Hz,3H),1.32(td,J=7.1,1.2Hz,3H),1.19(dt,J=6.3,2.0Hz,6H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ-0.86,-1.06。LCMS:MS m/z=483.06[M+1]、t=1.39分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.58分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
中間体52.ブチル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
ジクロロメタン(12mL)中のジクロロリン酸フェニル(0.89mL、5.97mmol)を、15分間にわたって0℃で、ジクロロメタン(12mL)中のブチルL-アラニネート塩酸塩(CAS番号81305-85-3、1.0g、5.97mmol)の溶液に滴下添加した。添加が完了した後、ジクロロメタン(2.5mL)中のトリエチルアミン(2.0mL、14.32mmol)を5分間にわたって添加した。次いで、3.5時間後に、4-ニトロフェノール(0.83g、5.97mmol)及びトリエチルアミン(1.0mL、7.16mmol)を、0℃で逐次的に添加し、次いで、得られた混合物を室温まで温めた。2時間後に、反応混合物を、ジクロロメタン(50mL)で希釈し、水(2×100mL)及びブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中0~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ8.31-8.23(m,1H),7.52-7.34(m,2H),7.32-7.18(m,2H),4.04(td,J=6.6,2.7Hz,2H),1.60-1.48(m,1H),1.40-1.26(m,3H),0.89(t,J=7.4Hz,2H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ-1.36,-1.59。LCMS:MS m/z=423.13[M+1]、t=1.22分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
中間体53.3-メトキシプロピル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
3-メトキシプロピルL-アラニネート。アセトニトリル(40mL)中のCbz-L-アラニン(2.80g、12.54mmol)、3-メトキシプロパノール(1.00mL、10.45mmol)、及びEDCI(2.11g、13.59mmol)の混合物に、DMAP(1.92g、15.68mmol)を添加した。次いで、混合物を室温で15時間撹拌し、次いで、EtOAcで希釈し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中、EtOAc 0~50%、35分間の泳動)によって精製して、Cbz-L-アラニンエステル(2.78g)を得、これを、THF(20mL)中に溶解させ、20%Pd(OH)(800mg、1.14mmol)を、室温で添加した。得られた混合物を室温で4時間、水素ガス雰囲気下で撹拌し、濾過し、真空下で濃縮し、高真空下で乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ4.28-4.14(m,2H),3.55(q,J=7.0Hz,1H),3.43(t,J=6.2Hz,2H),3.32(s,3H),1.98-1.85(m,4H),1.33(d,J=7.0Hz,3H)。LCMS m/z=161.98(M+H),t=0.12分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
3-メトキシプロピル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート。DCM(20mL)中の3-メトキシプロピルL-アラニネート(1.32g、8.20mmol)の溶液に、ホスホロジクロリド酸フェニル(1.23mL、8.20mmol)を、-78℃で迅速に一度に添加した。次いで、トリエチルアミン(1.14mL、8.20mmol)を、5分間にわたって-78℃で添加した。得られた混合物を、ドライアイス浴を除去した後に30分間撹拌し、-78℃に冷却した。p-ニトロフェノール(1.14g、8.20mmol)を一度に添加し、トリエチルアミン(1.14mL、8.20mmol)を、5分間にわたって-78℃で添加した。得られた混合物を、ドライアイス浴を除去した後に2時間撹拌した。DCMで希釈した後、混合物を、ブラインで洗浄し、真空下で濃縮し、得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中、EtOAc 0~100%)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.26-8.19(m,2H),7.36(m,4H),7.27-7.15(m,3H),4.20(m,2H),4.17-4.06(m,1H),3.91(m,1H),3.40(m,2H),3.30(m,3H),1.87(m,2H),1.40(m,3H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ-3.07,-3.10。LCMS:m/z=439.11(M+H)。t=1.36分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
中間体54.(2S)-2-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)-3-(4-(((((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(4-ニトロフェノキシ)ホスホリル)オキシ)フェニル)プロパン酸メチル
ジクロロメタン(20mL)中のL-アラニンメチルエステル塩酸塩(275mg、1.97mmol)を、10分間にわたって0℃で、ジクロロメタン(20mL)中の4-ニトロフェニルホスホロジクロリダート(504mg、1.97mmol)の溶液に滴下添加した。添加が完了した後、トリエチルアミン(0.55mL、3.93mmol)を滴下添加した。60分後に、N-カルボベンジルオキシ-L-チロシンメチルエステル(649mg、1.97mmol)及びトリエチルアミン(0.28mL、1.97mmol)を、0℃で逐次的に添加し、次いで、得られた混合物を室温まで温めた。3時間後に、反応混合物を、水(2×50mL)及びブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中0~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ8.34-8.17(m,2H),7.53-7.37(m,2H),7.37-7.09(m,9H),5.02(s,2H),4.43(dd,J=9.4,5.2Hz,1H),4.19-3.97(m,1H),3.70(s,3H),3.62(d,J=4.4Hz,3H),3.16(dd,J=14.0,5.4Hz,1H),2.93(dd,J=14.1,9.8Hz,1H),1.32(td,J=7.3,1.2Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ-1.30,-1.51。LCMS:MS m/z=616.03[M+1]、t=1.63分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.81分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
中間体55.(S)-テトラヒドロフラン-3-イル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)
(S)-テトラヒドロフラン-3-イル-L-アラニネート。アセトニトリル(20mL)中のN-Cbz-L-アラニン(3.31、14.83mmol),(S)-THF-3-オール(1.0mL、12.34mmol)、及びEDCI(2.49g、16.04mmol)の混合物に、DMAP(2.26g、18.51mmol)を添加した。次いで、混合物を室温で15時間撹拌し、次いで、EtOAcで希釈し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中、EtOAc 0~80%)によって精製して、Cbz-L-アラニン4-THFエステルを得、これを、THF(20mL)中に溶解させ、20%水酸化パラジウム(433mg、0.617mmol)を、室温で添加した。得られた混合物を室温で2時間、Hガス下において撹拌し、濾過し、真空下で濃縮し、数回DCMで共蒸発させ、高真空下で15時間乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ5.37-5.29(m,1H),3.97-3.77(m,4H),3.61-3.52(m,1H),2.27-2.12(m,1H),2.02(dt,J=12.8,5.6Hz,1H),1.76(s,2H),1.34(dd,J=7.1,1.5Hz,3H)。LCMS m/z=159.94(M+H)、t=0.12分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
(S)-テトラヒドロフラン-3-イル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート。DCM(20mL)中の(S)-テトラヒドロフラン-3-イル-L-アラニネート(1.45g、9.10mmol)の溶液に、ホスホロジクロリド酸フェニル(1.37mL、9.10mmol)を、-78℃で迅速に一度に添加した。次いで、トリエチルアミン(1.27mL、9.10mmol)を、5分間にわたって-78℃で添加した。得られた混合物を、ドライアイス浴を除去した後に30分間撹拌し、-78℃に冷却した。p-ニトロフェノール(1.27g、9.10mmol)を一度に添加し、トリエチルアミン(1.27mL、9.10mmol)を、5分間にわたって-78℃で添加した。得られた混合物を、ドライアイス浴を除去した後に2時間撹拌した。DCMで希釈した後、混合物を、ブラインで洗浄し、真空下で濃縮し、得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中、EtOAc 0~100%)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.22(m,2H),7.49-7.31(m,4H),7.30-7.12(m,3H),5.29(m,1H),4.14(m,1H),4.00-3.79(m,4H),3.82-3.60(m,1H),2.17(m,1H),1.95(m,1H),1.40(m,3H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ-3.18,-3.20。LCMS:m/z=437.05(M+H)、t=1.41分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
中間体56.3-モルホリノプロピル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
ジクロロメタン(20mL)中の4-ニトロフェニルホスホロジクロリダート(503mg、1.97mmol)を、10分間にわたって0℃で、ジクロロメタン(20mL)中の3-モルホリノプロピルL-アラニネート塩酸塩(496mg、1.97mmol)の溶液に滴下添加した。添加が完了した後、トリエチルアミン(0.55mL、3.93mmol)を滴下添加した。90分後に、フェノール(185mg、1.97mmol)及びトリエチルアミン(0.28mL、1.97mmol)を、0℃で逐次的に添加し、次いで、得られた混合物を室温まで温めた。30分後に、反応混合物を、水(2×50mL)及びブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中20~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ8.32-8.24(m,2H),7.51-7.39(m,2H),7.24-7.12(m,2H),6.97-6.90(m,2H),4.94(m,1H),4.12-4.07(m,2H),4.05-3.93(m,1H),3.76-3.68(m,2H),3.41(d,J=0.5Hz,3H),1.32(td,J=7.1,1.2Hz,3H),1.19(dt,J=6.3,2.0Hz,6H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d)δ-2.12,-2.22。LCMS:MS m/z=494.35[M+1]、t=1.03分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
中間体57.(R)-テトラヒドロフラン-3-イル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)
(R)-テトラヒドロフラン-3-イル-L-アラニネート。アセトニトリル(20mL)中のN-Cbz-L-アラニン(3.31g、14.83mmol)、(R)-THF-3-オール(1.0mL、12.34mmol)、及びEDCI(2.49g、16.04mmol)の混合物に、DMAP(2.26g、18.51mmol)を添加した。次いで、混合物を室温で15時間撹拌し、次いで、EtOAcで希釈し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中、EtOAc 0~50%、35分間の泳動)によって精製して、Cbz-L-アラニンエステル(2.78g)を得、これを、THF(20mL)中に溶解させ、20%Pd(OH)(433mg、0.617mmol)を室温で添加した。得られた混合物を室温で4.5時間、水素雰囲気下で撹拌し、濾過し、真空下で濃縮し、高真空下で乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ5.32(ddt,J=6.5,4.3,1.9Hz,1H),3.98-3.78(m,4H),3.56(q,J=7.0Hz,1H),2.19(dtd,J=13.7,8.4,6.4Hz,1H),2.05-1.92(m,1H),1.79(s,2H),1.34(d,J=7.0Hz,3H)。LCMS:m/z=159.92(M+H)、t=0.21分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
(R)-テトラヒドロフラン-3-イル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート。DCM(40mL)中の(R)-テトラヒドロフラン-3-イル-L-アラニネート(1.66g、10.44mmol)の溶液に、ホスホロジクロリド酸フェニル(1.56mL、10.44mmol)を、-78℃で迅速に一度に添加した。次いで、トリエチルアミン(1.45mL、10.44mmol)を、5分間にわたって-78℃で添加した。得られた混合物を、ドライアイス浴を除去した後に30分間撹拌し、-78℃に冷却した。p-ニトロフェノール(1.45g、10.44mmol)を一度に添加し、トリエチルアミン(1.45mL、10.44mmol)を、5分間にわたって-78℃で添加した。得られた混合物を、ドライアイス浴を除去した後に2時間撹拌した。DCMで希釈した後、混合物を、ブラインで洗浄し、真空下で濃縮し、得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中、EtOAc 0~100%)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.22(m,2H),7.43-7.31(m,4H),7.25-7.14(m,3H),5.29(m,1H),4.21-4.10(m,1H),3.93-3.79(m,4H),3.79-3.71(m,1H),2.17(m,1H),1.97-1.85(m,1H),1.44-1.37(m,3H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ-3.24,-3.26。LCMS:m/z=437.02(M+H)、t=1.42分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
中間体58.メチル(クロロ(フェノキシ)ホスホロチオイル)-L-アラニネート
塩化チオホスホリル(5.08mL、50.0mmol)及びトリエチルアミン(6.97mL、50.0mmol)を、TBME(72mL)中のフェノール(4.70mg、50.0mmol)の溶液に、-78℃でアルゴン雰囲気下において、逐次的に添加した。次いで、反応混合物を室温まで温めた。1時間後に、得られた混合物を、濾過し、濾液を、減圧下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン(72mL)中に溶解させ、L-アラニンメチルエステル塩酸塩(6.97mg、50.0mmol)を添加した。得られた懸濁液を、-78℃に冷却し、トリエチルアミン(13.9mL、100mmol)を滴下添加した。次いで、反応混合物を室温まで温めた。16時間後に、反応混合物を減圧下で濃縮し、TBME(100mL)を残渣に添加した。得られた白色固体を、真空濾過によって除去し、濾液を、減圧下で濃縮して、生成物を得、次のステップで直接使用した。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ7.45-7.12(m,5H),4.67-4.44(m,1H),4.44-4.24(m,1H),3.81(s,1.5H),3.78(s,1.5H),1.53(app t,J=6.8Hz,3H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ64.78(s),64.63(s)。
中間体59.シクロヘキシル((((S)-1-(2-エチルブトキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(4-ニトロフェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート及びシクロヘキシル((((S)-1-シクロヘキシルオキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(4-ニトロフェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
THF(10mL)中の(S)-1-(シクロヘキシルオキシ)-1-オキソプロパン-2-アミニウム塩化物、中間体11(680mg、3.27mmol)の溶液に、4-ニトロフェニルホスホロジクロリダート(838mg、3.27mmol)を一度に添加した。得られた混合物を氷浴において冷却し、THF(2mL)中のトリエチルアミン(1.0mL、6.54mmol)を、30分間にわたって添加した。得られた混合物を、氷浴下で1.5時間撹拌し、(S)-1-(2-エチルブトキシ)-1-オキソプロパン-2-アミニウム塩化物(687mg、3.27mmol)を一度に添加し、THF(2mL)中のトリエチルアミン(1.0mL、6.54mmol)を、氷浴下において30分間にわたって添加した。得られた混合物を、氷浴下において1.5時間撹拌し、EtOAcで希釈し、水及びブラインで洗浄し、真空下で濃縮し、得られた残渣を、分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、25分間の泳動で0%~100%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.20(m,2H),7.38(m,2H),4.77(m,1H),4.15-3.91(m,4H),3.60(m,2H),1.91-1.77(m,2H),1.75-1.67(m,2H),1.51(m,2H),1.45-1.23(m,15H),0.88(m,6H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ8.04。LCMS:MS m/z=528.10[M+1]。
中間体60.4-ニトロフェニル-N,N’-シクロヘキシルL-アラニネートホスホロジアミデート
(S)-シクロヘキシル2-アミノプロパノエート塩酸塩。L-アラニン(891mg、10mmol)をシクロヘキサノール(10mL)と混合した。塩化トリメチルシリル(12.7mL、100mmol)を滴下添加し、20分間撹拌した。反応混合物を、60℃まで加熱し、16時間撹拌した。反応物を、減圧下で濃縮し、トルエン(5×)と共沸混合して、油を得た。ヘキサン(100mL)を添加し、15時間撹拌して、固体を得、それを収集し、ヘキサン(100mL)で洗浄し、高真空下で乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ8.45(s,3H),4.77(tt,J=8.4,3.7Hz,1H),4.02(q,J=7.2Hz,1H),1.71(m,4H),1.53-1.17(m,9H)。
4-ニトロフェニル-N,N’-シクロヘキシルL-アラニネートホスホロジアミデート。4-ニトロフェニルジクロロホスフェート(256mg、1mmol)を、無水ジクロロメタン(10mL)中に溶解させ、氷浴において窒素雰囲気下で撹拌した。(S)-シクロヘキシル2-アミノプロパノエート塩酸塩(415mg、2mmol)を一度に添加した。トリエチルアミン(698μL、5mmol)を滴下添加し、2時間撹拌した。反応物を、ジクロロメタン(15mL)で希釈し、2%クエン酸水溶液(20mL)で洗浄した。有機物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗製物を、SiOカラムクロマトグラフィー(12g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~50%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ8.30-8.13(m,2H),7.49-7.27(m,2H),5.50(m,2H),4.62(m,2H),3.85(m,2H),1.67(m,8H),1.51-1.18(m,18H)。31P NMR(162MHz,DMSO-d)δ9.50。MS m/z=526.0[M+1]、524.1[M-1]。
中間体61.4-ニトロフェニル-N,N’-イソプロピルL-アラニネートホスホロジアミデート
DCM(20mL)中のイソプロピルL-アラニネートHCl塩(1.97g、11.72mmol)の溶液に、4-ニトロフェニルホスホロジクロリダート(1.5g、5.86mmol)を一度に添加した。得られた混合物を、約0℃に冷却し、トリエチルアミン(2.37g、23.44mmol)を滴下添加した。得られた混合物を、氷浴を除去した後に約30分間撹拌し、一晩撹拌した。次いで、反応混合物をEtOAcで希釈し、水及びブラインで洗浄し、有機溶媒を真空下で濃縮し、得られた残渣を、ヘキサン中0~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。LCMS:MS m/z=445.96[M+1]。
中間体62.4-ニトロフェニル-N,N’-シクロブチルメチルL-アラニネートホスホロジアミデート
DCM(20mL)中のシクロブチルメチルL-アラニネートHCl塩(1.51g、7.8mmol)の溶液に、4-ニトロフェニルホスホロジクロリダート(1g、3.9mmol)を一度に添加した。得られた混合物を、0℃に冷却し、トリエチルアミン(1.58g、15.6mmol)を滴下添加した。得られた混合物を、氷浴を除去した後に30分間撹拌し、一晩撹拌した。次いで、反応混合物をEtOAcで希釈し、水及びブラインで洗浄し、有機溶媒を真空下で濃縮し、得られた残渣を、ヘキサン中0~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。LCMS:MS m/z=497.98[M+1]。
中間体63.(1r,4S)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
(1r,4S)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル((ベンジルオキシ)カルボニル)-L-アラニネート。4-ジメチルアミノピリジン(2.84g、23mmol)を、アセトニトリル(100mL)中の((1r,4r)-4-ヒドロキシシクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル(4.00g、19.0mmol)及び((ベンジルオキシ)カルボニル)-L-アラニン(4.98g、22.0mmol)、及びEDCI(3.13g、20.0mmol)の溶液に室温で添加した。4時間後に、反応混合物を、ジクロロメタン(200mL)で希釈し、ブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中0~50%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ7.40-7.28(m,5H),5.29(br d,J=7.7Hz,1H),5.10(s,2H),4.78-4.60(m,1H),4.47-4.19(m,2H),3.45(s,1H),2.08-1.89(m,4H),1.54-1.34(m,14H),1.28-1.16(m,2H)。LCMS:MS m/z=420.99[M+1]。
(1r,4S)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート。水素バルーンを、テトラヒドロフラン(50mL)中の(1r,4S)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル((ベンジルオキシ)カルボニル)-L-アラニネート(1.96g、4.66mmol)及びパラジウム炭素(10重量%、2.0g)の溶液を含むフラスコに、室温でアルゴン雰囲気下において付加した。容器を排気し、水素雰囲気(3x)で再充填し、反応混合物を、激しく撹拌した。1.5時間後に、反応混合物を、セライトのパッドを通して濾過し、濾液を、減圧下で濃縮して、粗製Cbz脱保護材料を得た。粗残渣を、ジクロロメタン(23mL)中に入れ、得られた混合物を、0℃に冷却した。ジクロロリン酸フェニル(0.70mL、4.7mmol)及びトリエチルアミン(0.66mL、4.7mmol)を、逐次的に添加した。1時間後に、4-ニトロフェノール(660mg、4.74mmol)及びトリエチルアミン(0.66mL、4.7mmol)を、次いで、添加した。1.5時間後に、反応混合物を、ジクロロメタン(50mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(50mL)及びブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中0~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.26-8.18(m,2H),7.43-7.30(m,4H),7.25-7.17(m,3H),4.77-4.58(m,1H),4.40(br s,1H),4.18-3.99(m,1H),3.93-3.80(m,1H),3.44(br s,1H),2.07-1.87(m,4H),1.52-1.36(m,14H),1.30-1.16(m,2H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ-3.15(s)。LCMS:MS m/z=563.88[M+1]。
中間体64.((1r,4S)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)メチル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
方法1.
((1r,4S)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)メチル((ベンジルオキシ)カルボニル)-L-アラニネート。Cbz-L-アラニン(223mg、1.00mmol)を、無水MeCN(10mL)中に溶解させた。トランス-1-(Boc-アミノ)-4-(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン(229mg、1.00mmol)及びEDCI(230mg、1.2mmol)を反応物に添加し、次いで、これを25分間撹拌した。DMAP(122mg、1mmol)を一度に添加し、反応物を、4時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(15mL)で希釈し、5%クエン酸水溶液(2×5mL)、続いてブライン(10mL)で洗浄した。有機抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(12g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~40%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製した。所望される生成物を含有する画分を合わせ、減圧下で濃縮して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ7.41-7.27(m,5H),5.29(d,J=7.6Hz,1H),5.11(s,2H),4.47-4.24(m,2H),3.96(d,J=6.6Hz,2H),3.37(bs,1H),2.03(m,2H),1.78(m,2H),1.58(m,2H),1.44(m,12H),1.10(m,4H)。
((1r,4S)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)メチル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート。((1r,4S)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)メチル((ベンジルオキシ)カルボニル)-L-アラニネート(348mg、0.800mmol)を、12mLの無水テトラヒドロフラン中に溶解させた。デグサタイプの10%パラジウム炭素(25mg)を反応物に添加し、次いで、水素雰囲気下で3時間撹拌した。パラジウム炭素を濾別し、濾液を、更なる精製なしに次の反応で使用した。ジクロロリン酸フェニル(119μL、0.800mmol)を、15mLの無水ジクロロメタン中に溶解させ、氷浴において窒素雰囲気下で撹拌した。次いで、上記で得られた濾液を反応溶液に滴下添加し、次いで、30分間撹拌した。トリエチルアミン(120μL、0.88mmol)を滴下添加し、1時間撹拌した。p-ニトロフェノール(100mg、0.72mmol)を一度に添加した。トリエチルアミン(123μL、0.88mol)を滴下添加し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、反応混合物をジクロロメタン(10mL)で希釈し、水(3×10mL)で洗浄した。有機抽出物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(12g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~40%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製した。所望される生成物を含有する画分を合わせ、減圧下で濃縮して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.27-8.18(m,2H),7.44-7.30(m,4H),7.27-7.17(m,3H),4.35(s,1H),4.22-4.06(m,1H),3.99-3.88(m,2H),3.85(t,J=10.6Hz,1H),3.36(s,1H),2.03(m,2H),1.75(m,2H),1.57(m,2H),1.48-1.36(m,12H),1.15-0.98(m,4H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ3.12,3.13。LCMS:MS m/z=478.2[M+1]。
方法2.
((1r,4S)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)メチル((ベンジルオキシ)カルボニル)-L-アラニネート。トランス-1-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-4-(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン(510mg、2.18mmol)、続いて、N-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(509g、2.62mmol)を、アセトニトリル(22mL中の)Z-Ala-OH(489g、2.18mmol)の溶液に室温で添加した。30分後に、4-(ジメチルアミノ)ピリジン(267mg、2.18mmol)を添加した。18時間後に、反応物を、酢酸エチル(100mL)で希釈し、得られた混合物を、10%クエン酸水溶液(2×100mL)及びブライン(100mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、酢酸エチル中0~50%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに供して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ7.41-7.29(m,5H),5.28(s,1H),5.11(s,2H),4.46-4.27(m,2H),3.96(d,J=6.6Hz,2H),3.37(s,1H),2.03(s,2H),1.78(s,2H),1.56(s,2H),1.44(s,9H),1.42(d,J=7.2Hz,3H),1.08(t,J=9.7Hz,4H)。LCMS:MS m/z=434.87[M+1]、t=1.21分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.96分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
((1r,4S)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)メチルL-アラニネート。パラジウム炭素(198mg、10重量%)を、アルゴンでパージした、テトラヒドロフラン(24mL)中の((1r,4S)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)メチル((ベンジルオキシ)カルボニル)-L-アラニネート(719g、1.65mmol)の溶液に添加した。次いで、混合物を水素でパージし、室温で撹拌した。1時間後に、混合物を、セライトを通して濾過し、フィルターを、テトラヒドロフランですすぎ、揮発物を減圧下で除去して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ4.38(s,1H),4.02-3.85(m,2H),3.55(q,J=7.0Hz,1H),3.38(s,1H),2.04(d,J=7.1Hz,2H),1.83-1.73(m,2H),1.63(s,2H),1.44(s,10H),1.34(d,J=7.0Hz,3H),1.09(t,J=10.0Hz,4H)。LCMS:MS m/z=300.93[M+1]、t=0.65分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
((1r,4S)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)メチル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート。テトラヒドロフラン(24mL)中の((1r,4S)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)メチルL-アラニネート(553mg、1.65mmol)に、0℃で、ジクロロメタン(30mL)中のジクロロリン酸フェニル(247μL、1.65mmol)の溶液を、15分間にわたって緩徐に添加した。添加が完了した後、トリエチルアミン(0.26mL、1.82mmol)を滴下添加した。次いで、1時間後に、4-ニトロフェノール(240mg、1.65mmol)及びトリエチルアミン(0.26mL、1.82mmol)を、0℃で逐次的に添加し、次いで、得られた混合物を室温まで温めた。1時間後に、反応混合物をジクロロメタン(50mL)で希釈し、水(3×75mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中0~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.23(ddd,J=9.3,1.3,0.6Hz,2H),7.44-7.31(m,4H),7.25-7.16(m,3H),4.36(s,1H),4.22-4.06(m,1H),3.96-3.90(m,2H),3.84(t,J=10.6Hz,1H),3.36(s,1H),2.02(s,2H),1.83-1.68(m,2H),1.57(s,2H),1.44(s,9H),1.41(dd,J=7.1,3.2Hz,3H),1.06(t,J=9.6Hz,3H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ-3.13(d,J=2.9Hz)。LCMS:MS m/z=577.8[M+1]、t=1.28分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=6.35分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
中間体65.4-ニトロフェニル-N,N’-ブトリルL-アラニネートホスホロジアミデート
ブチル(tert-ブトキシカルボニル)-L-アラニネート。Boc-L-アラニン(380mg、2.0mmol)を、無水MeCN(10mL)中に溶解させた。1-ブタノール(920μL、10.0mmol)及びEDCI(460mg、2.4mmol)を反応物に添加し、次いで、これを15分間撹拌した。DMAP(240mg、2.0mmol)を一度に添加し、反応物を、14時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(15mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(2×10mL)、続いてブライン(5mL)で洗浄した。有機抽出物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(12g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~20%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製した。所望される生成物を含有する画分を合わせ、減圧下で濃縮して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ5.04(m,1H),4.29(m,1H),4.18-4.07(m,2H),1.67-1.59(m,2H),1.44(s,9H),1.38(m,5H),0.93(t,J=7.4Hz,3H)。
4-ニトロフェニル-N,N’-ブトリルL-アラニネートホスホロジアミデート。ブチル(tert-ブトキシカルボニル)-L-アラニネート(291mg、1.18mmol)を、ジオキサン中4M HCl 7mL中に溶解させ、1時間撹拌した。反応混合物を、減圧下で濃縮して、油を得、次いで、これを無水ジクロロメタン(10mL)中に溶解させ、氷浴において窒素雰囲気下で撹拌した。4-ニトロフェニルホスホロジクロリダート(152mg、0.59mmol)を一度に添加し、反応物を10分間撹拌した。トリエチルアミン(270μL、1.95mmol)を、1mLの無水ジクロロメタン中に溶解させ、反応溶液に滴下添加した。反応混合物を1時間撹拌した。トリエチルアミン(270μL、1.95mmol)を、700μLの無水ジクロロメタン中に溶解させ、反応物に滴下添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を、ジクロロメタン(15mL)で希釈し、水(3×20mL)で洗浄した。有機抽出物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(12g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~50%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製した。所望される生成物を含有する画分を合わせ、減圧下で濃縮して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.27-8.15(m,2H),7.43-7.34(m,2H),4.19-3.98(m,5H),3.80-3.61(m,1H),3.58(m,2H),1.67-1.59(m,4H),1.45-1.30(m,10H),0.93(m,6H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ7.93。LCMS:MS m/z=474.0[M+1]。
中間体66.(2S)-2-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)-3-(4-(((((S)-1-イソプロポキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(4-ニトロフェノキシ)ホスホリル)オキシ)フェニル)プロパン酸メチル
ジクロロメタン(20mL)中の4-ニトロフェニルホスホロジクロリダート(504mg、1.97mmol)を、10分間にわたって0℃で、ジクロロメタン(20mL)中のL-アラニンイソプロピルエステル塩酸塩(330mg、1.97mmol)の溶液に滴下添加した。添加が完了した後、トリエチルアミン(0.55mL、3.93mmol)を滴下添加した。60分後に、N-カルボベンジルオキシ-L-チロシンメチルエステル(649mg、1.97mmol)及びトリエチルアミン(0.28mL、1.97mmol)を、0℃で逐次的に添加し、次いで、得られた混合物を室温まで温めた。30分後に、反応混合物を、水(2×50mL)及びブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中20~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ8.32-8.22(m,2H),7.49-7.37(m,2H),7.35-7.13(m,9H),5.02(s,2H),4.93(pd,J=6.3,1.1Hz,1H),4.43(dd,J=9.4,5.2Hz,1H),4.00(dtd,J=10.1,7.7,6.5Hz,1H),3.70(s,3H),3.15(dd,J=14.0,5.4Hz,1H),2.93(dd,J=13.9,9.6Hz,1H),1.32(td,J=7.2,1.2Hz,3H),1.20-1.16(m,6H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ-1.26,-1.49。LCMS:MS m/z=644.11[M+1]、t=1.56分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=6.21分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
中間体67.2-モルホリノエチル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
ジクロロメタン(20mL)中の4-ニトロフェニルホスホロジクロリダート(505mg、1.97mmol)を、10分間にわたって0℃で、ジクロロメタン(20mL)中の2-モルホリノエチルL-アラニネート塩酸塩(496mg、1.97mmol)の溶液に滴下添加した。添加が完了した後、トリエチルアミン(0.55mL、3.93mmol)を滴下添加した。90分後に、フェノール(185mg、1.97mmol)及びトリエチルアミン(0.28mL、1.97mmol)を、0℃で逐次的に添加し、次いで、得られた混合物を室温まで温めた。30分後に、反応混合物を、水(2×50mL)及びブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中20~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ8.28-8.14(m,2H),7.41-7.29(m,4H),7.24-7.16(m,4H),6.87-6.81(m,1H),4.14-4.04(bs,2H),2.61-2.57(bs,4H),2.45-3.40(bs,4H),1.42(dt,J=6.3,2.0Hz,6H)。31P NMR(162MHz,CDCl)δ-2.70。LCMS:MS m/z=480.27[M+1]、t=0.96分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.23分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Kinetx 2.6u 100A C18、100mm×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~8.5分2~98%ACN、8.5分~10.0分98%ACN、1.5mL/分。
中間体68.2-(ジイソプロピルアミノ)エチル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
2-(ジイソプロピルアミノ)エチル((ベンジルオキシ)カルボニル)-L-アラニネート。N-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(2.06g、10.8mmol)を、アセトニトリル(125mL)中のZ-Ala-OH(2.00g、8.96mmol)及び2-(ジイソプロピルアミノ)エタノール(3.2mL、17.9mmol)の溶液に室温で添加した。10分後に、4-(ジメチルアミノ)ピリジン(1.09g、8.96mmol)を添加した。2日後に、反応混合物を、半分の体積まで濃縮し、混合物を、酢酸エチル(100mL)で希釈し、得られた混合物を、飽和炭酸ナトリウム水溶液(100mL)及びブライン(100mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、酢酸エチル中0~20%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに供して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d)δ7.48-7.23(m,5H),5.96(s,1H),5.07(s,2H),4.30-4.00(m,3H),2.28(t,J=7.1Hz,2H),2.14(s,6H),1.73(p,J=6.9Hz,2H),1.34(d,J=7.3Hz,3H)。LCMS:MS m/z=351.26[M+1]、t=1.05分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=3.10分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
2-(ジイソプロピルアミノ)エチルL-アラニネート。パラジウム炭素(587mg、10重量%)を、アルゴンでパージした、エタノール(50mL)中の2-(ジイソプロピルアミノ)エチル((ベンジルオキシ)カルボニル)-L-アラニネート(1.93g、5.52mmol)の溶液に添加した。次いで、混合物を水素でパージし、室温で撹拌した。18時間後に、混合物を、セライトを通して濾過し、フィルターを、酢酸エチルですすぎ、揮発物を減圧下で除去して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ4.06-3.90(m,2H),3.43(q,J=7.0Hz,1H),3.01(hept,J=6.5Hz,2H),2.65(t,J=6.9Hz,2H),1.22(d,J=7.0Hz,3H),0.99(d,J=6.6Hz,12H)。LCMS:MS m/z=217.01[M+1]、t=0.17分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
2-(ジイソプロピルアミノ)エチル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート。テトラヒドロフラン(7mL)中の2-(ジイソプロピルアミノ)エチルL-アラニネート(511mg、2.43mmol)を、15分間にわたって0℃で、テトラヒドロフラン(25mL)中のジクロロリン酸フェニル(0.36mL、2.43mmol)の溶液に滴下添加した。添加が完了した後、トリエチルアミン(0.36mL、2.43mmol)を滴下添加した。次いで、90分後に、4-ニトロフェノール(337mg、2.43mmol)及びトリエチルアミン(1.0mL、7.16mmol)を、0℃で逐次的に添加し、次いで、得られた混合物を室温まで温めた。17時間後に、反応混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、水(2×100mL)及びブライン(100mL)で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d)δ8.29-8.18(m,2H),7.49-7.35(m,4H),7.30-7.21(m,3H),4.71-4.52(m,1H),4.12-3.99(m,2H),4.00-3.83(m,3H),3.06-2.86(m,2H),2.56(td,J=7.0,3.8Hz,2H),1.31(ddd,J=7.1,4.7,1.1Hz,4H),0.94(d,J=6.5Hz,13H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d)δ-2.15,-2.30。LCMS:MS m/z=494.25[M+1]、t=1.27分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=3.97分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
中間体69.(2S)-2-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)-3-(4-(((((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(4-ニトロフェノキシ)ホスホリル)オキシ)フェニル)プロパン酸イソプロピル
イソプロピル((ベンジルオキシ)カルボニル)-L-チロシネート。クロロギ酸ベンジル(0.94mL、6.58mmol)を、アセトン(4.5mL)中のL-チロシンイソプロピルエステル(1.0g、4.48mmol)及び7重量%の炭酸ナトリウム水溶液(4.5mL)の混合物に滴下添加した。2時間後に、反応混合物を酢酸エチル(25mL)で希釈し、得られた混合物を、水(10mL)及びブライン(10mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中0~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに供して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.39-7.20(m,5H),7.06-6.97(m,2H),6.74-6.62(m,2H),5.05(d,J=2.6Hz,2H),4.94(p,J=6.3Hz,1H),4.31(dd,J=8.6,6.1Hz,1H),2.99(dd,J=13.9,6.1Hz,1H),2.84(dd,J=13.9,8.6Hz,1H),1.22(d,J=6.3Hz,3H),1.14(d,J=6.3Hz,3H)。LCMS:MS m/z=357.87[M+1]、t=1.36分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.19分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
(2S)-2-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)-3-(4-(((((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(4-ニトロフェノキシ)ホスホリル)オキシ)フェニル)プロパン酸イソプロピル。ジクロロメタン(8.0mL)中のL-アラニンイソプロピルエステル塩酸塩(97.2mg、0.70mmol)を、ジクロロメタン(7.5mL)中の4-ニトロフェニルホスホロジクロリダート(179.7mg、0.70mmol)の溶液に0℃で添加した。添加が完了した後、トリエチルアミン(0.22mL、1.57mmol)を滴下添加した。60分後に、ジクロロメタン(8.0mL)中のイソプロピル((ベンジルオキシ)カルボニル)-L-チロシネート(250.9mg、0.70mmol)及びトリエチルアミン(0.11mL、0.78mmol)を、0℃で逐次的に添加し、次いで、得られた混合物を室温まで温めた。20分後に、反応混合物を、水(2×20mL)及びブライン(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中0~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ8.32-8.24(m,2H),7.43(ddd,J=16.0,9.2,1.1Hz,2H),7.36-7.09(m,9H),5.03(s,2H),4.97(p,J=6.2Hz,1H),4.35(d,J=8.2Hz,1H),4.14-3.95(m,1H),3.62(d,J=4.5Hz,3H),3.12(dt,J=12.6,5.9Hz,1H),2.92(t,J=11.6Hz,1H),1.35-1.30(m,3H),1.22(d,J=6.2Hz,3H),1.16(d,J=6.2Hz,4H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ-1.31,-1.52。LCMS:MS m/z=644.07[M+1]、t=1.56分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=6.17分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
中間体70.イソプロピル((2-(メチルチオ)エトキシ)(4-ニトロフェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
4-ニトロフェニルホスホロジクロリダート(512mg、2mmol)を、10mLの無水ジクロロメタンと混合し、氷浴において窒素雰囲気下で撹拌した。L-アラニンイソプロピルエステル塩酸塩(335mg、2mmol)を、無水ジクロロメタン(3mL)中に溶解させ、反応物に滴下添加した。反応混合物を、30分間撹拌した。トリエチルアミン(927μL、6.6mmol)を、無水ジクロロメタン(1mL)中に溶解させ、反応物に滴下添加し、反応物を、60分間撹拌した。2-(メチルチオ)エタノール(74μL、2mmol)を一度に添加し、反応混合物を16時間撹拌した。反応混合物を、ジクロロメタン(15mL)で希釈し、水(3×20mL)で洗浄した。有機抽出物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(12g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~50%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製した。所望される生成物を含有する画分を合わせ、減圧下で濃縮して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.27-8.18(m,2H),7.44-7.33(m,2H),5.02(m,1H),4.33-4.21(m,2H),4.07-3.94(m,1H),3.70(m,1H),2.84-2.73(m,2H),2.14(m,3H),1.40(m,3H),1.29-1.19(m,6H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ2.08,2.20。LCMS:MS m/z=834.5[2M+Na];405.1[M-1]、t=1.33分;LCシステム:Thermo Dionex ultimate 3000 UHPLC;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ C18 100A、50×3mm;溶媒:A:0.1%酢酸を含む水、B:0.1%酢酸を含むアセトニトリル;勾配:0分~0.3分5%B、0.3分~1.5分5~100%B、1.5分~2分100%B、2分~2.2分100~5%B、2mL/分。HPLC:t=3.60分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Phenomenex Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:5分で2~98%B、2mL/分。
中間体71.イソプロピル((2-メトキシエトキシ)(4-ニトロフェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
4-ニトロフェニルホスホロジクロリダート(512mg、2mmol)を、10mLの無水ジクロロメタンと混合し、氷浴において窒素雰囲気下で撹拌した。L-アラニンイソプロピルエステル塩酸塩(335mg、2mmol)を、無水ジクロロメタン(3mL)中に溶解させ、反応物に滴下添加した。反応混合物を、30分間撹拌した。トリエチルアミン(927μL、6.6mmol)を、無水ジクロロメタン(1mL)中に溶解させ、反応混合物に滴下添加した。反応混合物を、60分間撹拌した。2-メトキシエタノール(158μL、2mmol)を一度に添加し、反応混合物を16時間撹拌した。反応混合物を、ジクロロメタン(15mL)で希釈し、水(3×10mL)で洗浄した。有機抽出物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~50%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製した。所望される生成物を含有する画分を合わせ、減圧下で濃縮して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.25-8.15(m,2H),7.43-7.32(m,2H),5.00(m,1H),4.36-4.17(m,2H),4.06-3.82(m,2H),3.65-3.55(m,2H),3.37(m,3H),1.41-1.34(m,3H),1.27-1.18(m,6H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ2.52,2.69。LCMS:MS m/z=391.0[M+1];389.1[M-1]、t=1.24分;LCシステム:Thermo Dionex ultimate 3000 UHPLC;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ C18 100A、50×3mm;溶媒:A:0.1%酢酸を含む水、B:0.1%酢酸を含むアセトニトリル;勾配:0分~0.3分5%B、0.3分~1.5分5~100%B、1.5分~2分100%B、2分~2.2分100~5%B、2mL/分。HPLC:t=3.29分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Phenomenex Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:5分で2~98%B、2mL/分。
中間体72.イソプロピル((2-(メチルスルホニル)エトキシ)(4-ニトロフェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
オキシ塩化リン(280μL、3mmol)を、無水テトラヒドロフラン(10mL)中に溶解させ、氷浴において窒素雰囲気下で撹拌した。2-(メチルスルホニル)エタノール(280μL、3mmol)を、無水テトラヒドロフラン(2mL)中に溶解させ、反応物に滴下添加した。反応物を、1時間撹拌した。L-アラニンイソプロピルエステル塩酸塩(503mg、3mmol)を一度に添加し、反応混合物を、1時間撹拌した。トリエチルアミン(1.38mL、9.9mmol)を、無水テトラヒドロフラン(2mL)中に溶解させ、反応物に滴下添加した。反応物を、90分間撹拌した。p-ニトロフェノール(417mg、3mmol)を一度に添加した。トリエチルアミン(460μL、3.3mmol)を添加した。反応混合物を16時間撹拌した。
反応混合物を酢酸エチル(20mL)で希釈し、水(5×15mL)、続いてブライン(5mL)で洗浄した。有機抽出物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~80%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製した。所望される生成物を含有する画分を合わせ、減圧下で濃縮して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.28-8.16(m,2H),7.44-7.32(m,2H),5.00(m,1H),4.71-4.51(m,2H),4.06-3.85(m,2H),3.51-3.33(m,2H),2.96(m,3H),1.40-1.35(m,3H),1.27-1.20(m,6H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ2.06,2.29。LCMS:MS m/z=439.0[M+1];t=1.18分;LCシステム:Thermo Dionex ultimate 3000 UHPLC;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ C18 100A、50×3mm;溶媒:A:0.1%酢酸を含む水、B:0.1%酢酸を含むアセトニトリル;勾配:0分~0.3分5%B、0.3分~1.5分5~100%B、1.5分~2分100%B、2分~2.2分100~5%B、2mL/分。HPLC:t=3.08分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Phenomenex Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:5分で2~98%B、2mL/分。
中間体73.2-(2-エトキシエトキシ)エチル((ペルフルオロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート単一異性体
2-(2-エトキシエトキシ)エチル(tert-ブトキシカルボニル)-L-アラニネート。乾燥ジクロロメタン(100mL)中の(tert-ブトキシカルボニル)-L-アラニン(12.41g、66mmol)及び2-(2-エトキシエトキシ)エタン-1-オール(8.00g、60mmol)の撹拌溶液に、N-メチルモルホリン(19.67mL、179mmol)、4-(ジメチルアミノ)ピリジン(0.15g、1.2mmol)、及びトリ-プロピルホスホン酸環状無水物(42.6mL、72mmol、酢酸エチル中50%)を、0℃でアルゴン雰囲気下において添加した。次いで、反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を、水(50mL)で洗浄し、10%クエン酸溶液(2×40mL)で2回洗浄し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(2×40mL)で2回洗浄し、ブライン(50mL)で1回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、3cmのシリカゲル層を通して濾過し、これを追加のジクロロメタンで洗浄した。合わせた有機物を、減圧下で濃縮し、ジクロロメタンで共蒸留し、高真空下で一晩乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ7.27(d,J=7.4Hz,1H),4.23-4.14(m,1H),4.14-4.06(m,1H),4.05-3.94(m,1H),3.64-3.56(m,2H),3.55-3.49(m,2H),3.49-3.39(m,4H),1.38(s,9H),1.23(d,J=7.4Hz,3H),1.09(t,J=7.0Hz,3H)。
2-(2-エトキシエトキシ)エチル((ペルフルオロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート単一異性体。中間体2-(2-エトキシエトキシ)エチル(tert-ブトキシカルボニル)-L-アラニネート(18.3g、59.93mmol)を、1,4-ジオキサン中の4M HCl 50mL中に溶解させ、反応混合物を室温で2時間撹拌し、減圧下で濃縮し、トルエンで共蒸留して、固体を得、これを高真空下で1時間乾燥させた。固体を、ジクロロメタン(100mL)中に懸濁させ、ジクロロリン酸フェニル(9.81mL、65.92mmol)及びトリエチルアミン(18.28mL、131.84mmol)を、-78℃で逐次的に添加し、得られた混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を、0℃に冷却し、次いで、ペンタフルオロフェノール(11.03g、59.93mmol)及びトリエチルアミン(10.80mL、78.05mmol)を逐次的に添加し、次いで、得られた混合物を室温まで温めた。3時間後に、反応混合物を、0℃に冷却し、固体を濾別し、濾液を、飽和塩化アンモニウム水溶液(100mL)、水(100mL)、及びブライン(50mL)で洗浄した。有機物を、硫酸ナトリウムで乾燥させ、3cmのシリカゲル層を通して濾過し、これを、酢酸エチル及びジクロロメタンの1:1混合物(100mL)で洗浄した。合わせた有機物を、減圧下で濃縮して、21.7gの(NMRに基づくリンの両方の異性体の混合物として)粗生成物を得た。固体を、最低量の沸騰ジイソプロピルエーテル中に溶解させ、混合物を室温で一晩激しく撹拌した。固体生成物を濾別し、低温ジイソプロピルエーテル(2×20mL)及びヘキサン(3×40mL)で洗浄して、生成物を得た(NMRに基づくリンである単一異性体)。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ7.47-7.36(m,2H),7.30-7.20(m,3H),6.92(dd,J=14.2,9.9Hz,1H),4.21-4.08(m,2H),4.07-3.92(m,1H),3.62-3.56(m,2H),3.53-3.47(m,2H),3.45-3.36(m,4H),1.29(d,J=7.1Hz,3H),1.07(t,J=7.0Hz,3H)。19F NMR(376MHz,DMSO-d)δ-154.24(d,J=21.5Hz,2F),-160.86(t,J=23.1Hz,1F),-163.68(t,J=21.7Hz,2F)。31P NMR(162MHz,DMSO-d)δ0.40。LCMS:MS m/z=528.06[M+1]、t=1.64分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~0.2分2%アセトニトリル、0.2分~1.5分2~100%アセトニトリル、1.5分~2.2分100%アセトニトリル、2.2分~2.4分100%~2%アセトニトリル、2.4分~2.5分2%アセトニトリル、2μL/分。
中間体74.シクロヘキシル((S)-(4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
中間体25(1.3g、2.90mmol)を、ジイソプロピルエーテル(3mL)中に懸濁させ、パラ-ニトロフェノール(14mg、0.1mmol)及びDBU(0.05mL、0.335mmol)を室温で添加した。得られた混合物を、4時間撹拌し、1N塩酸水溶液及び酢酸エチルを添加した。有機層を、分割し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた残渣を、ジイソプロピルエーテル(2mL)中に入れ、超音波処理して固体を分散させた。固体を、真空濾過によって収集して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ8.27(d,J=9.1Hz,2H),7.51-7.44(m,2H),7.38(dd,J=8.6,7.2Hz,2H),7.28-7.17(m,3H),4.68(dt,J=8.9,4.6Hz,1H),4.02(dq,J=9.9,7.2Hz,1H),1.80-1.64(m,5H),1.52(s,1H),1.57-1.46(m,1H),1.44-1.22(m,9H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ-1.32。MS m/z=449(M+H)
B.化合物前駆体
実施例1.(S)-イソプロピル2-(((S)-(((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)アミノ)プロパノエート
中間体1(50mg、0.172mmol)及び中間体18(84mg、0.206mmol)を、無水N,N-ジメチルホルムアミド(2mL)中で混合した。塩化マグネシウム(36mg、0.378mmol)を一度に添加した。反応混合物を50℃で加熱した。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(75μL、0.43mmol)を添加し、反応物を50℃で4.5時間撹拌した。反応混合物を冷却し、酢酸エチル(30mL)で希釈し、5%クエン酸水溶液(10mL)、次いでブライン(10mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗生成物を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~2~5%メタノール/ジクロロメタン)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.79(s,1H),7.36-7.25(m,2H),7.25-7.12(m,3H),6.84(d,J=4.5Hz,1H),6.73(d,J=4.5Hz,1H),5.49(d,J=5.1Hz,1H),4.91-4.84(m,1H),4.62(dd,J=5.6,5.0Hz,1H),4.47(d,J=5.6Hz,1H),4.45-4.30(m,2H),3.85(dq,J=10.0,7.1Hz,1H),1.25(d,J=7.2Hz,3H),1.15(t,J=6.4Hz,6H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.31。MS m/z=561.0[M+1]、559.0[M-1]。
実施例2.(2S)-シクロブチルメチル2-(((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)アミノ)プロパノエート
中間体2(50mg、0.116mmol)及び中間体15(60mg、0.139mmol)を無水テトラヒドロフラン(3mL)中に溶解させた。塩化マグネシウム(17mg、0.174mmol)を一度に添加した。反応物を60℃に温め、20分間撹拌した。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(50μL、0.29mmol)を添加し、反応物を60℃で17時間撹拌した。反応物を室温まで冷却し、酢酸エチル(30mL)で希釈し、5%炭酸ナトリウム水溶液(3×20mL)、次いでブライン(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣を、アセトニトリル(2mL)中に溶解させ、氷浴において撹拌した。12M塩酸(330μL)を滴下添加し、20時間撹拌した。反応物を酢酸エチル(30mL)で希釈し、氷浴において冷却した。1N水酸化ナトリウム溶液を滴下添加して、pH10を得た。有機層を収集し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(10mL)、次いでブライン(10mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗生成物を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~3~8%メタノール/ジクロロメタン)によって精製した。所望される生成物を有する画分を合わせ、減圧下で濃縮した。残渣を、アセトニトリル及び水中に溶解させ、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.79(m,1H),7.37-7.10(m,5H),6.84(dd,J=4.5,2.3Hz,1H),6.73(dd,J=4.5,2.4Hz,1H),5.53-5.45(m,1H),4.62(q,J=5.5Hz,1H),4.54-4.28(m,3H),4.10-3.80(m,3H),2.65-2.45(m,1H),2.08-1.62(m,6H),1.26(d,J=7.2Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.25,3.24。MS m/z=587.2[M+1]、585.2[M-1]。
実施例3.(2S)-エチル2-(((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)アミノ)-3-フェニルプロパノエート
中間体4(52.0mg、0.121mmol)、中間体19(68.0mg、0.145mmol)、及び塩化マグネシウム(17.2mg、0.181mmol)の混合物に、THF(1.0mL)を室温で添加した。得られた懸濁液を、50℃まで温め、10分間撹拌した。次いで、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.052mL、0.301mmol)を添加し、得られた混合物を、50℃で30分間撹拌した。次いで、反応混合物を室温まで冷却し、濃塩酸水溶液(12M、0.200mL、2.4mmol)を添加した。1時間後に、反応混合物を、氷浴において冷却し、飽和炭酸ナトリウム水溶液でクエンチして、pH=7にした。粗混合物を、分取HPLC(Phenominex Gemini NX 10u C18 250×30mmカラム、40~100%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。LC/MS:t=1.27分、MS m/z=623.00[M+1];LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC。MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.00mm。溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水。勾配:0分~2.4分2~100%ACN、2.4分~2.80分100%ACN、2.8分~2.85分100%~2%ACN、2.85分~3.0分2%ACN、1.8mL/分。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ7.88(m,3H),7.37-6.84(m,12H),6.71(t,J=4.2Hz,2H),6.22(ddd,J=23.7,12.9,10.5Hz,1H),5.36(dd,J=9.2,6.1Hz,1H),4.39(s,1H),4.16(dd,J=16.2,5.3Hz,1H),4.09-3.83(m,5H),2.93(dt,J=14.3,7.3Hz,1H),2.78(td,J=13.2,12.2,8.6Hz,1H),1.01(t,7.1Hz,3H)。31P NMR(162MHz,DMSO-d)δ3.85(s),2.86(s)。
実施例4.(2S)-シクロヘキシル2-(((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)アミノ)プロパノエート
DMF(4mL)中の中間体4(99mg、0.30mmol)、中間体25(201mg、0.45mmol)、及びMgCl(43mg、0.45mmol)の混合物に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.13mL、0.75mmol)を室温で滴下添加した。得られた混合物を室温で15時間撹拌し、分取HPLC(Phenominex Synergi 4u Hydro-RR 80Å 150×30mmカラム、10~100%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、中間体を得、これを、ACN(3mL)中に溶解させ、c-HCl(0.1mL)を添加した。得られた混合物を50℃で2時間撹拌し、冷却し、分取HPLC(Phenominex Synergi 4u Hydro-RR 80Å 150×30mmカラム、10~80%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.80(s,0.5H),7.78(s,0.5H),7.42-7.05(m,5H),6.84(m,1H),6.73(m,1H),5.50(m,1H),4.64(m,2H),4.57-4.25(m,3H),3.86(m,1H),1.91-1.61(m,4H),1.61-1.09(m,9H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.3。MS m/z=601(M+H)
ジアステレオマーの分離。生成物を、キラル分取HPLC(Chiralpak IA、150×4.6mm、ヘプタン70%エタノール30%)によって精製した。
実施例5.シクロヘキシル((R)-(((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
実施例4の第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.78(s,1H),7.34-7.23(m,2H),7.19-7.10(m,3H),6.85(d,J=4.5Hz,1H),6.73(d,J=4.5Hz,1H),5.51(d,J=5.0Hz,1H),4.69(td,J=8.8,4.2Hz,1H),4.62(t,J=5.3Hz,1H),4.53-4.44(m,2H),4.36(dd,J=10.9,5.2Hz,1H),3.86(dq,J=9.4,7.1Hz,1H),1.85-1.62(m,4H),1.58-1.20(m,9H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.31。
実施例6.シクロヘキシル((S)-(((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
実施例4の第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.80(s,1H),7.37-7.27(m,2H),7.26-7.13(m,3H),6.84(d,J=4.5Hz,1H),6.73(d,J=4.5Hz,1H),5.49(d,J=5.0Hz,1H),4.71-4.56(m,2H),4.46(d,J=5.6Hz,1H),4.45-4.30(m,2H),3.87(dq,J=10.0,7.1Hz,1H),1.80-1.61(m,4H),1.55-1.21(m,9H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.31。
実施例7.
中間体2(60mg、0.139mmol)を、無水テトラヒドロフラン(2mL)中に溶解させた。オキシ塩化リン(25μL、0.278mmol)を一度に添加し、30分間撹拌した。更なるオキシ塩化リン(100μL)を添加し、30分間撹拌した。(S)-2-エチルブチル2-アミノプロパノエート塩酸塩(87mg、0.417mmol)及びトリエチルアミン(116μL、0.834mmol)を添加し、30分間撹拌した。更なる(S)-2-エチルブチル2-アミノプロパノエート塩酸塩(500mg)を添加した。トリエチルアミンを添加して、pH9を得た。反応物を16時間撹拌し、酢酸エチル(20mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(2×20mL)、5%クエン酸水溶液(20mL)、続いてブライン(20mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣を、アセトニトリル(2mL)中に溶解させ、12M塩酸(400uL)を添加し、混合物を4時間撹拌した。反応物を、酢酸エチル(30mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(2×10mL)、続いてブライン(10mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗生成物を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~3~8%メタノール/ジクロロメタン)によって精製した。所望される生成物を有する画分を合わせ、減圧下で濃縮した。残渣を、アセトニトリル及び水中に溶解させ、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.82(s,1H),6.86(d,J=4.5Hz,1H),6.77(d,J=4.5Hz,1H),5.50(d,J=4.8Hz,1H),4.64-4.57(m,1H),4.49(d,J=5.7Hz,1H),4.31(dd,J=11.1,7.1Hz,1H),4.21(dd,J=11.1,5.8Hz,1H),4.11-3.94(m,4H),3.94-3.84(m,2H),1.58-1.29(m,10H),0.98-0.82(m,18H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ13.61。MS m/z=682.1[M+1]、680.1[M-1]。
実施例8.(2S)-シクロプロピルメチル2-(((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)アミノ)プロパノエート
THF(3mL)中の中間体4(70mg、0.211mmol)、中間体20(133mg、0.32mmol)、及びMgCl(30mg、0.32mmol)の混合物に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.092mL、0.53mmol)を室温で滴下添加した。得られた混合物を、60℃で15時間撹拌し、EtOAcで希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。得られた残渣を、ACN(3mL)中に溶解させ、c-HCl(0.3mL)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌し、分取HPLC(Phenominex Synergi 4u Hydro-RR 80Å 150×30mmカラム、10~70%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.79(m,1H),7.39-7.10(m,5H),6.85(m,1H),6.73(m,1H),5.50(m,1H),4.62(m,1H),4.58-4.24(m,3H),4.00-3.69(m,3H),1.27(m,3H),1.17-0.95(m,1H),0.49(m,2H),0.29-0.15(m,2H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.29,3.22。MS m/z 573(M+H)
(S)及び(R)ジアステレオマーの分離。生成物を、キラル分取HPLC(Chiralpak IA、150×4.6mm、ヘプタン80%エタノール20%)によって分離して、ジアステレオマーを得た。
実施例9.実施例8の第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.78(s,1H),7.29(dd,J=8.7,7.1Hz,2H),7.22-7.06(m,3H),6.85(d,J=4.5Hz,1H),6.73(d,J=4.5Hz,1H),5.50(d,J=5.0Hz,1H),4.63(t,J=5.3Hz,1H),4.55-4.44(m,2H),4.36(dd,J=10.9,5.1Hz,1H),3.97-3.77(m,3H),1.26(dd,J=7.2,1.2Hz,3H),1.15-1.04(m,1H),0.58-0.45(m,2H),0.32-0.18(m,2H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.30。
実施例10.実施例8の第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.80(s,1H),7.38-7.26(m,2H),7.29-7.11(m,3H),6.84(d,J=4.5Hz,1H),6.73(d,J=4.5Hz,1H),5.49(d,J=5.1Hz,1H),4.62(t,J=5.3Hz,1H),4.47(d,J=5.6Hz,1H),4.42(dd,J=10.9,6.3Hz,1H),4.34(dd,J=10.9,5.4Hz,1H),3.98-3.82(m,2H),3.78(dd,J=11.4,7.3Hz,1H),1.27(dd,J=7.2,1.1Hz,3H),1.11-0.98(m,1H),0.52-0.45(m,2H),0.25-0.14(m,2H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.23。
実施例11.ピバル酸2-(((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)アミノ)エチル
中間体4(22.0mg、0.066mmol)、中間体21(28.1mg、0.066mmol)、及び塩化マグネシウム(6.3mg、0.166mmol)の混合物に、アセトニトリル(0.50mL)を室温で添加した。得られた懸濁液を、50℃まで温め、5分間撹拌した。次いで、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.03mL、0.066mmol)を添加し、得られた混合物を、50℃で1時間撹拌した。次いで、反応混合物を室温まで冷却し、濃塩酸水溶液(12M、0.077mL、0.93mmol)を添加した。1時間後に、反応混合物を飽和炭酸ナトリウム水溶液(20mL)及び酢酸エチル(20mL)で希釈した。層を分割し、有機層をブライン(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、分取HPLC(Phenominex Synergi 4u Hydro-RR 80Å 150×30mmカラム、40~100%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。MS m/z=575.00[M+H]。
(S)及び(R)ジアステレオマーの分離。生成物を、キラル分取HPLC(Chiralpak IC、150×4.6mm、ヘプタン80%エタノール20%)によって精製して、ジアステレオマーを得た。
実施例12.実施例11の第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,CDOD)δ7.80(s,1H),7.33(t,J=7.9Hz,2H),7.27-7.13(m,3H),6.84(d,J=4.5Hz,1H),6.74(d,J=4.5Hz,1H),5.50(d,J=4.9Hz,1H),4.63(t,J=5.3Hz,1H),4.47(d,J=5.6Hz,1H),4.45-4.29(m,2H),3.96(t,J=5.7Hz,2H),3.14(dt,J=11.8,5.7Hz,2H),1.12(s,9H)。31P NMR(162MHz,CDOD)δ5.24(s)。MS m/z=575.00[M+H]。
実施例13.実施例11の第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,CDOD)δ7.77(s,1H),7.32-7.25(m,2H),7.19-7.12(m,3H),6.85(d,J=4.5Hz,1H),6.72(d,J=4.5Hz,1H),5.50(d,J=4.9Hz,1H),4.62(t,J=5.2Hz,1H),4.49(d,J=5.5Hz,1H),4.42(dd,J=10.9,6.1Hz,1H),4.33(dd,J=10.9,5.5Hz,1H),3.99(d,J=5.3Hz,1H),3.19-3.10(m,2H),1.15(s,9H)。31P NMR(162MHz,CDOD)δ5.05(br s)。MS m/z=575.00[M+H]。
実施例14.
中間体4(50mg、0.15mmol)及び中間体60(95mg、0.18mmol)を、無水テトラヒドロフラン(3mL)中に溶解させた。塩化マグネシウム(21mg、0.225mmol)を一度に添加した。反応物を50℃まで温め、30分間撹拌した。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(65μL、0.375mmol)を添加し、反応物を50℃で16時間撹拌した。反応物を、室温まで冷却し、酢酸エチル(30mL)で希釈し、5%炭酸ナトリウム水溶液(3×20mL)、次いでブライン(20mL)で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣を、アセトニトリル(2mL)中に溶解させ、氷浴において撹拌した。12M塩酸(300μL)を滴下添加し、氷浴において60分間撹拌した。反応物を、酢酸エチル(30mL)で希釈し、氷浴において冷却した。飽和重炭酸ナトリウム水溶液を滴下添加して、pH16を得た。有機層を収集し、ブライン(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗生成物を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~3~8%メタノール/ジクロロメタン)によって精製した。所望される生成物を有する画分を合わせ、減圧下で濃縮した。残渣を、アセトニトリル及び水中に溶解させ、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.82(s,1H),6.86(d,J=4.5Hz,1H),6.77(d,J=4.5Hz,1H),5.51(d,J=4.8Hz,1H),4.70(m,2H),4.61(dd,J=5.7,4.9Hz,1H),4.49(d,J=5.7Hz,1H),4.36-4.17(m,2H),3.86(m,2H),1.88-1.63(m,8H),1.58-1.25(m,18H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ13.64。MS m/z=678.1[M+1]、676.2[M-1]。
実施例15.(S)-1-メチルピロリジン-3-イル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
中間体4(99mg、0.3mmol)及び中間体23(162mg、0.36mmol)を、混合し、2mLの無水THF中に溶解させた。塩化マグネシウム(86mg、0.9mmol)を一度に添加した。DIPEA(131uL、0.75mmol)を添加し、反応物を50℃で5時間撹拌した。
反応物を、EtOAc(15mL)で希釈し、水(4×15mL)、次いでブライン(5mL)で洗浄した。有機抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~5~10~20%メタノール/DCM)によって精製した。所望される生成物を有する画分を合わせ、減圧下で濃縮した。残渣を、MeCN(7mL)中に溶解させ、氷浴において撹拌した。濃塩酸水溶液(500uL)を滴下添加した。反応物を、氷浴において2時間撹拌した。反応物を、EtOAc(30mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(30mL)を添加した。混合物を10分間撹拌した。有機抽出物を収集し、水性部分を、EtOAc(2×10mL)で抽出した。有機抽出物を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣を、MeCN及び水中に溶解させ、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.79(m,1H),7.39-7.26(m,2H),7.26-7.10(m,3H),6.84(m,1H),6.73(m,1H),5.49(m,1H),5.18-4.98(m,1H),4.62(m,1H),4.55-4.28(m,3H),3.89(m,1H),2.78(m,1H),2.69-2.54(m,2H),2.32(m,4H),2.23-2.08(m,1H),1.78(m,1H),1.27(m,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.28,3.14。LCMS:MS m/z=602.2[M+1]、600.2[M-1]、t=0.99分;LCシステム:Thermo Dionex Ultimate 3000 UHPLC;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ C18 100A、50×3mm;溶媒:A:0.1%酢酸を含む水、B:0.1%酢酸を含むアセトニトリル;勾配:0分~0.3分5%B、0.3分~1.5分5~100%B、1.5分~2分100%B、2分~2.2分100~5%B、2mL/分。HPLC:t=1.84分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Phenomenex Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:5分で2~98%B、2mL/分。HPLC:t=3.868分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例16.トランス-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
生成物を、実施例3について記載されているものと類似の様式で、中間体27(129mg、0.25mmol)及び中間体4(55mg、0.25mmol)から得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.78(m,1H),7.32(m,2H),7.25-7.12(m,3H),6.84(m,1H),6.73(m,1H),5.50(dd,J=5.1,1.9Hz,1H),4.69-4.49(m,2H),4.49-4.32(m,3H),3.93-3.75(m,1H),2.23-1.71(m,5H),1.44-1.20(m,7H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.28,3.22。19F NMR(377MHz,メタノール-d4)δ-75.31-75.40(m)。MS m/z=669[M+H]。
生成物を、30%エタノール(AD-H4.6X100mカラム)を使用して、SFCによって分離した。
実施例17.トランス-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル((R)-(((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート。
実施例16の第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.78(s,1H),7.29(t,J=7.9Hz,2H),7.21-7.10(m,3H),6.85(d,J=4.5Hz,1H),6.73(d,J=4.5Hz,1H),5.50(d,J=5.0Hz,1H),4.62(q,J=5.2Hz,2H),4.52(d,J=5.6Hz,1H),4.47(dd,J=10.9,6.0Hz,1H),4.35(dd,J=10.9,5.1Hz,1H),3.83(dq,J=9.1,7.1Hz,1H),2.10(m,1H),1.96(m,4H),1.38(m,4H),1.23(dd,J=7.1,1.2Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.29。19F NMR(377MHz,メタノール-d4)δ-75.41(d,J=8.6Hz)。
実施例18.トランス-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル((S)-(((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
実施例16の第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.79(s,1H),7.39-7.27(m,2H),7.29-7.13(m,3H),6.84(d,J=4.5Hz,1H),6.73(d,J=4.5Hz,1H),5.50(d,J=5.0Hz,1H),4.58(m,2H),4.43(m,2H),4.35(dd,J=10.9,5.5Hz,1H),3.86(dq,J=9.9,7.4Hz,1H),2.14-1.81(m,5H),1.32(m,4H),1.24(dd,J=7.1,1.0Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.22。19F NMR(377MHz,メタノール-d4)δ-75.33(d,J=8.5Hz)。
生成物はまた、実施例3について記載されているものと類似の様式で、中間体29(701mg、1.36mmol)及び中間体4(300mg、0.91mmol)からも得た。
実施例19.1-メチルピペリジン-4-イル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
THF(3mL)中の中間体4(70mg、0.211mmol)、中間体30(293mg、0.317mmol)、及びMgCl(30mg、0.317mmol)の混合物に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.09mL、0.528mmol)を室温で滴下添加した。得られた混合物を、50℃で2時間撹拌し、分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、25分間の泳動で0%~100%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、アセトニド中間体を得、これを、アセトニトリル(3mL)中に溶解させ、c-HCl(0.5mL)を添加した。得られた混合物を、2時間撹拌し、真空下で濃縮し、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.85(m,1H),7.41-7.12(m,5H),6.97(m,1H),6.79(m,1H),5.51(m,1H),5.04(m,1H),4.62(m,1H),4.53-4.31(m,3H),3.98(m,1H),3.66(m,5H),2.82(m,2H),2.10(m,4H),1.30(m,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.32,3.10。LCMS:MS m/z=616.24[M+1-HCl];t=0.54分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
実施例20.(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
中間体4(50mg、0.15mmol)及び中間体31(84mg、0.18mmol)を混合し、無水THF(5mL)中に溶解させた。塩化マグネシウム(86mg、0.906mmol)を一度に添加し、反応物を50℃で10分間撹拌した。DIPEA(158uL、0.906mmol)を添加し、反応物を50℃で2時間撹拌した。更なる塩化マグネシウム(50mg)を添加し、50℃で16時間撹拌した。
反応物を、EtOAc(20mL)で希釈し、水(5×20mL)及びブライン(10mL)で洗浄した。有機層を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮し、次いで、これをMeCN(5mL)中に溶解させた。12M HCl(水溶液)(300uL)を滴下添加した。反応物を、1時間撹拌した。反応物を、EtOAc(25mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(10mL)、次いでブライン(10mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~10%メタノール/DCM)によって精製した。所望される生成物を含有する画分を合わせ、減圧下で濃縮して、油を得、次いで、これをMeCN及び水中に溶解させ、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.79(m,1H),7.41-7.07(m,5H),6.84(m,1H),6.73(m,1H),5.57-5.40(m,1H),4.62(m,1H),4.56-4.28(m,3H),3.87(m,5H),3.31(m,2H),1.94-1.72(m,1H),1.63-1.46(m,2H),1.34-1.16(m,5H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.23(s),3.19(s)。MS m/z=617.1[M+1];615.0[M-1]。
実施例21.トランス-4-(tert-ブチル)シクロヘキシル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
生成物を、実施例3について記載されているものと類似の様式で、中間体32(116mg、0.23mmol)及び中間体4(51mg、0.15mmol)から得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.79(m,1H),7.32(m,2H),7.25-7.18(m,2H),7.19-7.10(m,1H),6.85(m,1H),6.76-6.69(m,1H),5.51(m,1H),4.65-4.57(m,1H),4.51(m,1H),4.47-4.39(m,2H),4.35(m,1H),3.93-3.76(m,1H),1.93(m,2H),1.74(m,2H),1.24(m,5H),1.13-0.89(m,3H),0.84(m,9H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.35,3.28。MS m/z=657[M+H]。
混合物を、Chiralpak SFC(Chiralpak ID 21X250mmカラム、30%メタノール)によって分離した。
実施例22.トランス-4-(tert-ブチル)シクロヘキシル((S)-(((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
実施例21の第1の溶出ジアステレオマー。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.80(s,1H),7.33(t,J=7.8Hz,2H),7.26-7.12(m,3H),6.85(d,J=4.5Hz,1H),6.74(d,J=4.5Hz,1H),5.51(d,J=4.9Hz,1H),4.59(t,J=5.3Hz,1H),4.51(tt,J=11.3,4.5Hz,1H),4.46-4.39(m,2H),4.35(dd,J=10.9,5.6Hz,1H),3.89-3.81(m,1H),1.99-1.86(m,2H),1.75(t,J=12.0Hz,2H),1.31-1.18(m,5H),1.12-0.89(m,3H),0.83(s,9H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.25。
実施例23.トランス-4-(tert-ブチル)シクロヘキシル((R)-(((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
実施例21の第2の溶出ジアステレオマー。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.78(s,1H),7.29(t,J=7.8Hz,2H),7.18-7.11(m,3H),6.85(d,J=4.5Hz,1H),6.73(d,J=4.5Hz,1H),5.51(d,J=5.0Hz,1H),4.62(t,J=5.3Hz,1H),4.59-4.43(m,3H),4.36(dd,J=10.9,5.2Hz,1H),3.82(q,J=7.9Hz,1H),1.94(m,2H),1.79(m,2H),1.36-1.20(m,5H),1.13-0.94(m,3H),0.85(s,9H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.32。
実施例24.2-エチルブチル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(ベンジルオキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
アセトニトリル(2.5mL)を、中間体4(200mg、0.604mmol)、中間体16(280mg、0.604mmol)、及び塩化マグネシウム(57mg、0.60mmol)の混合物に室温で添加した。混合物を、5分間50℃まで加熱し、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.263mL、0.604mmol)を添加した。22時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、濃塩酸水溶液(0.5mL)を滴下添加した。1時間後に、反応混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、得られた混合物を、飽和炭酸ナトリウム水溶液(50mL)及びブライン(50mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中0~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに供して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.78(s,0.6H),7.75(s,0.4H),7.40-7.26(m,5H),6.85-6.80(m,1H),6.75-6.69(m,1H),5.54-5.48(m,2H),5.06(d,J=7.5Hz,1.2H),4.99(d,J=7.3Hz,0.8H),4.64-4.58(m,1H),4.52-4.46(m,1H),4.41-4.20(m,2H),4.07-3.77(m,2H),1.54-1.21(m,8H),0.95-0.77(m,6H)31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ7.90(s),7.82(s)。LCMS:MS m/z=617.14[M+1]、t=1.26分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=3.057分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~5.0分2~98%ACN、5.0分~6.0分98%ACN、2mL/分。
実施例25.2-エチルブチル((S)-(((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)アラニネート
中間体4(700mg、2.113mmol)、中間体17(998mg、2.218mmol)、及び塩化マグネシウム(302mg、3.169mmol)の混合物に、テトラヒドロフラン(8.5mL)を、室温で添加し、続いて、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.92mL、5.282mmol)を添加した。得られた混合物を、50℃で3時間撹拌した。次いで、反応混合物を減圧下で濃縮し、得られた残渣を、飽和塩化ナトリウム水溶液及びジクロロメタンで希釈した。層を分割し、有機層を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(80g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、100%ジクロロメタン~14%メタノール、溶離剤としてジクロロメタン中)によって精製した。得られた純粋な材料を、無水アセトニトリル(10mL)中に溶解させ、氷浴において冷却し、続いて濃塩酸(4mL、48mmol)を滴下添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。1時間後に、反応混合物を、氷浴において冷却し、水で希釈した。3N水酸化ナトリウムで溶液を中和し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(40g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、100%ジクロロメタン~20%メタノール、ジクロロメタン中)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.80(s,1H),7.38-7.29(m,2H),7.27-7.13(m,3H),6.84(d,J=4.5Hz,1H),6.74(d,J=4.5Hz,1H),5.49(d,J=5.0Hz,1H),4.61(t,J=5.3Hz,1H),4.49-4.29(m,3H),4.04-3.82(m,3H),1.43(dq,J=12.5,6.1Hz,1H),1.37-1.23(m,7H),0.84(td,J=7.5,1.1Hz,6H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ2.73。MS m/z=603[M+1]。
実施例26.((1r,4S)-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メチル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)アラニネート
中間体4(0.06g、0.181mmol)、中間体33(0.115g、0.217mmol)、及び塩化マグネシウム(0.028g、0.29mmol)の混合物に、テトラヒドロフラン(1.5mL)を、室温で添加し、続いて、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.079mL、0.453mmol)を添加した。得られた混合物を、50℃で3時間撹拌した。次いで、反応混合物を減圧下で濃縮し、得られた残渣を、飽和塩化ナトリウム水溶液及びジクロロメタンで希釈した。層を分割し、有機層を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(40g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、100%ジクロロメタン~14%メタノール、溶離剤としてジクロロメタン中)によって精製した。得られた純粋な材料を、無水アセトニトリル(2mL)中に溶解させ、氷浴において冷却し、続いて濃塩酸(0.1mL、1.2mmol)を滴下添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。1時間後に、反応混合物を、氷浴において冷却し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(1mL)で希釈した。得られた混合物を、分取HPLC(Phenominex Synergi 4u Hydro-RR 80Å 150×30mmカラム、30分間の泳動で15%~85%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.82(d,J=3.1Hz,1H),7.40-7.10(m,5H),6.81-6.67(m,2H),6.54(s,2H),5.50(t,J=5.0Hz,1H),4.72-4.26(m,6H),4.05-3.69(m,3H),2.17-1.93(m,1H),1.88(dt,J=13.3,3.6Hz,2H),1.82-1.69(m,2H),1.55(dtq,J=12.0,5.8,3.0Hz,1H),1.33-1.14(m,5H),1.10-0.86(m,2H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ2.77,-2.68。19F NMR(376MHz,アセトニトリル-d3)δ-74.72(d,J=8.7Hz)。MS m/z=683.20[M+1]。
(S)及び(R)ジアステレオマーの分離。生成物を、キラル分取HPLC(AD-H 5um 21×250mm、ヘプタン70%、エタノール30%)によって精製して、ジアステレオマーを得た。
実施例27.実施例26の第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.88(s,1H),7.35(t,J=7.8Hz,2H),7.25-7.15(m,3H),6.79-6.71(m,2H),6.23(s,2H),5.48(d,J=4.9Hz,1H),4.66-4.55(m,1H),4.50(t,J=6.0Hz,1H),4.43(dd,J=11.1,6.5Hz,1H),4.37-4.17(m,3H),4.07-3.83(m,4H),1.93(d,J=13.5Hz,2H),1.81(d,J=13.5Hz,2H),1.62(d,J=6.2Hz,1H),1.40-1.20(m,6H),1.03(q,J=12.9Hz,2H)。19F NMR(376MHz,アセトニトリル-d3)δ-74.83(d,J=8.8Hz)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ2.59。MS m/z=683.20[M+1]。
実施例28.実施例26の第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.89(s,1H),7.37(t,J=7.8Hz,2H),7.31-7.14(m,3H),6.75(s,2H),6.24(s,2H),5.47(d,J=4.9Hz,1H),4.58(q,J=5.1Hz,1H),4.48(t,J=6.0Hz,1H),4.43-4.20(m,4H),4.05-3.73(m,4H),1.91(d,J=13.2Hz,2H),1.78(d,J=13.0Hz,2H),1.65-1.47(m,1H),1.39-1.19(m,6H),1.01(t,J=13.0Hz,2H)。19F NMR(376MHz,アセトニトリル-d3)δ-74.83(d,J=8.8Hz)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ2.67。MS m/z=683.20[M+1]。
実施例29.エチル((S)-(((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
THF(6mL)中の中間体4(150mg、0.45mmol)、中間体34(298mg、0.68mmol)、及びMgCl(65mg、0.68mmol)の混合物に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.20mL、1.13mmol)を滴下添加した。得られた混合物を、50℃で2時間撹拌し、冷却し、EtOAc(150mL)で希釈し、ブライン(50mL×2)で洗浄し、乾燥させ、真空下で濃縮し、アセトニトリル(6mL)中に再溶解させ、c-HCL(0.3mL)を、氷浴において添加した。得られた混合物を、氷浴において1時間及び室温で1時間撹拌し、飽和NaHCO(2mL)で処理し、HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、25分間の泳動で5~70%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.80(s,1H),7.31(d,J=7.7Hz,2H),7.25-7.14(m,3H),6.84(d,J=4.5Hz,1H),6.73(d,J=4.6Hz,1H),5.49(d,J=5.1Hz,1H),4.62(t,J=5.3Hz,1H),4.46(d,J=5.6Hz,1H),4.40(dd,J=10.9,6.2Hz,1H),4.33(dd,J=10.9,5.4Hz,1H),4.11-3.98(m,2H),3.87(dd,J=9.9,7.1Hz,1H),1.25(dd,J=7.1,1.0Hz,3H),1.16(t,J=7.1Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.26。LCMS:MS m/z=547.12[M+1];t=0.76分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.03分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例30.シクロヘキシル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(((S)-1-(2-エチルブトキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)ホスホリル)-L-アラニネート
THF(2mL)中の中間体4(65mg、0.196mmol)、中間体59(124mg、0.235mmol)、及びMgCl(40mg、0.42mmol)の混合物に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.085mL、0.490mmol)を滴下添加した。得られた混合物を、約50℃で約2時間撹拌し、冷却し、分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、25分間の泳動で0%~100%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、アセトニド中間体を得、これを、アセトニトリル(2mL)中に溶解させ、c-HCl(0.1mL)を、氷浴下において添加した。次いで、得られた混合物を氷浴下において約2時間撹拌し、飽和NaHCO(2mL)を緩徐に添加した。次いで、得られた混合物を分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、25分間の泳動で0%~80%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.86(s,1H),6.81-6.67(m,2H),6.48(s,2H),5.53-5.44(m,2H),4.71(m,1H),4.58(m,1H),4.50(m,1H),4.29(m,1H),4.18(m,1H),4.13-3.69(m,7H),1.72(m,4H),1.58-1.19(m,17H),0.88(m,6H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ12.68,12.66。LCMS:MS m/z=680.31[M+1]。
実施例31.(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)メチル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)アラニネート
中間体4(0.5g、1.509mmol)、中間体36(0.905g、1.66mmol)、及び塩化マグネシウム(0.206g、2.264mmol)の混合物に、テトラヒドロフラン(7mL)を添加し、続いてN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.657mL、3.773mmol)を添加し、得られた混合物を、50℃で3時間撹拌した。次いで、反応混合物を減圧下で濃縮し、得られた残渣を、アセトニトリル(11mL)で希釈し、0℃に冷却した。濃塩酸(1mL、12mmol)を添加し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。2時間後に、反応混合物を、氷浴において冷却し、5N水酸化ナトリウム水溶液で中和した。得られた混合物を、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(80g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、100%ジクロロメタン~20%メタノール、ジクロロメタン中)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.79(d,J=8.8Hz,1H),7.38-7.12(m,5H),6.85(dd,J=4.5,1.8Hz,1H),6.74(dd,J=4.5,3.2Hz,1H),5.49(t,J=5.2Hz,1H),4.63(q,J=5.5Hz,1H),4.55-4.30(m,3H),3.98-3.86(m,3H),3.91-3.76(m,2H),3.07-2.86(m,4H),2.32-2.17(m,2H),1.61(t,J=12.5Hz,4H),1.26(ddd,J=7.1,3.5,1.1Hz,4H)。19F NMR(377MHz,メタノール-d)δ-71.22(td,J=9.8,4.6Hz)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.23,3.18。LCMS:MS m/z=349.86[M+1];t=0.70分(マイナー異性体)~0.72分(メジャー異性体);LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=3.525分(マイナー異性体)、3.56分(メジャー異性体);HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例32.1-エチル-3,3-ジフルオロピペリジン-4-イル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
THF(2mL)中の中間体4(50mg、0.151mmol)、中間体37(116mg、0.226mmol)、及びMgCl(22mg、0.226mmol)の混合物に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.1mL、0.574mmol)を滴下添加した。得られた混合物を、50℃で2時間撹拌し、冷却し、分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、25分間の泳動で0%~100%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、アセトニド中間体を得、これを、ACN(2mL)中に溶解させ、c-HCl(0.1mL)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌し、5N NaOHで中和し、分取HPLC(Phenominex Gemini 10u C18 110Å 250×21.2mmカラム、20~65%アセトニトリル(0.1%TFA)/水(0.1%TFA)の勾配)によって精製した。濃縮した後、残渣を、EtOAc中に溶解させ、飽和NaHCO溶液で洗浄し、真空下で濃縮し、DCM中に再溶解させ、c-HClを一滴添加し、白色の沈殿物を得た。濃縮した後、残渣を、水-アセトニトリル中に溶解させ、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.91(m,1H),7.40-7.10(m,6H),6.86(m,1H),5.55-5.47(m,1H),5.30(m,1H),4.57(m,1H),4.49-4.30(m,3H),4.06(m,1H),3.68(m,2H),3.32-3.09(m,2H),2.19(s,2H),1.40-1.23(m,8H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.19,3.01,2.97,2.96。19F NMR(376MHz,メタノール-d)δ-77.5。LCMS:MS m/z=666.23[M+1]、中性形態として;t=0.68分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=3.35、3.37、3.38、3.41分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例33.(1r,4S)-4-アミノシクロヘキシル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
(1r,4S)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル((((3aS,4R,6S,6aS)-6-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-4-シアノ-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート。アセトニトリル(4.5mL)を、中間体4(300mg、0.91mmol)、中間体63(510mg、0.91mmol)、及び塩化マグネシウム(86mg、0.91mmol)の混合物に室温で添加した。混合物を、20分間50℃まで加熱し、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.39mL、2.26mmol)を添加した。3.5時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、反応混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、得られた混合物を、飽和炭酸ナトリウム水溶液(200mL)及びブライン(200mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ジクロロメタン中0~10%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに供して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ7.92(s,0.25H),7.91(s,0.75H),7.35-7.08(m,5H),6.71-6.68(m,1H),6.66-6.62(m,1H),5.92(br s,2H),5.65-5.60(m,1H),5.27-5.22(m,1H),5.10(d,J=6.7Hz,0.25H),5.00(d,J=6.6Hz,0.75H),4.69-4.57(m,1H),4.51-4.27(m,3H),4.06-3.92(m,1H),3.86-3.74(m,1H),3.41(br s,1H),2.03-1.84(m,4H),1.76(br s,3H),1.44(br s,9H),1.41-1.29(m,8H),1.24-1.12(m,2H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ-3.15(s)。LCMS:MS m/z=756.11[M+1]。
(1r,4S)-4-アミノシクロヘキシル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート。濃塩酸溶液(12M、0.47mL)を、アセトニトリル(4.7mL)中の(1r,4S)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル((((3aS,4R,6S,6aS)-6-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-4-シアノ-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート(470mg、0.62mmol)の溶液に室温で添加した。1時間後に、反応混合物を酢酸エチル(20mL)で希釈し、飽和炭酸ナトリウム水溶液でpH=7に中和した。得られた混合物を、減圧下で濃縮し、メタノール(4mL)を、残渣に添加した。次いで、酢酸エチル(2mL)を添加し、得られた固体を、濾過によって除去した。濾液を、減圧下で濃縮し、粗残渣を、分取HPLC(Gemini 5u C18 100Å 100×30mmカラム、10~100%アセトニトリル/水の勾配、0.1%TFA)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ8.03(s,0.75H),7.99(s,0.25H),7.42-7.12(m,6H),6.96-6.92(m,1H),5.57-5.51(m,1H),4.74-4.60(m,1H),4.56-4.49(m,1H),4.49-4.34(m,3H),3.96-3.84(m,1H),3.18-3.04(m,1H),2.12-1.99(m,4H),1.57-1.42(m,4H),1.33-1.28(m,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.36(s),3.24(s)。LCMS:MS m/z=616.07[M+1]。
実施例34.
THF(2mL)中の中間体61(161mg、0.36mmol)、中間体4(100mg、0.3mmol)、及びMgCl(43mg、0.45mmol)の混合物に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(98mg、0.76mmol)を滴下添加した。得られた混合物を、約50℃で約2時間撹拌し、反応混合物を冷却し、EtOAcで希釈し、水及びブラインで洗浄し、有機溶媒を真空下で蒸発させ、次いで、残渣をアセトニトリル(2mL)中に溶解させ、氷浴において冷却し、濃HClを滴下添加した。得られた混合物を、約室温で約2時間撹拌し、氷浴において冷却し、2N NaOH及びNaHCO溶液の滴下添加によって中和し、EtOAc(150mL)で希釈し、水(50mL)及びブライン(50mL)で洗浄した。水相を、EtOAc(50mL×2)で抽出し、合わせた有機層を、硫酸ナトリウム下で乾燥させ、真空下で濃縮し、残渣を、分取HPLCによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.83(s,1H),6.87(d,J=4.5Hz,1H),6.78(d,J=4.5Hz,1H),5.50(d,J=4.9Hz,1H),5.00-4.92(m,1H),4.91-4.85(m,1H),4.62(t,J=5.3Hz,1H),4.50(d,J=5.7Hz,1H),4.35-4.12(m,2H),3.91-3.72(m,2H),1.34-1.13(m,18H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ13.61。LCMS:MS m/z=598.05[M+1]。
実施例35.((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イルl)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メチルビス-エチルL-アラニネートホスフェート
THF(2mL)中の中間体38(100mg、0.3mmol)、中間体4(151mg、0.36mmol)、及びMgCl(43mg、0.45mmol)の混合物に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(98mg、0.76mmol)を滴下添加した。得られた混合物を、50℃で2時間撹拌し、反応混合物を冷却し、EtOAcで希釈し、水及びブラインで洗浄し、有機溶媒を真空下で蒸発させ、次いで、残渣をアセトニトリル(2mL)中に溶解させ、氷浴において冷却し、濃HClを滴下添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌し、氷浴において冷却し、2N NaOH及びNaHCO溶液の滴下添加によって中和し、EtOAc(150mL)で希釈し、水(50mL)及びブライン(50mL)で洗浄した。水相を、EtOAc(50mL×2)で抽出し、合わせた有機層を、硫酸ナトリウム下で乾燥させ、真空下で濃縮し、残渣を、分取HPLCによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.82(s,1H),6.85(d,J=4.5Hz,1H),6.77(d,J=4.5Hz,1H),5.50(d,J=4.9Hz,1H),4.63(t,J=5.3Hz,1H),4.50(d,J=5.7Hz,1H),4.30(dd,J=11.1,7.0Hz,1H),4.23-3.99(m,5H),3.86(ddq,J=19.6,9.4,7.1Hz,2H),1.35-1.13(m,12H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ13.61。LCMS:MS m/z=570.10[M+1]、t=0.99分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=2.19分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例36.(2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メチルビス-シクロブチルメチルL-アラニネートホスフェート
THF(2mL)中の中間体62(132mg、0.27mmol)、中間体4(80mg、0.24mmol)、及びMgCl(34mg、0.36mmol)の混合物に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(78mg、0.6mmol)を滴下添加した。得られた混合物を、50℃で2時間撹拌し、反応混合物を冷却し、EtOAcで希釈し、水及びブラインで洗浄し、有機溶媒を真空下で蒸発させ、次いで、残渣をアセトニトリル(2mL)中に溶解させ、氷浴において冷却し、濃HClを滴下添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌し、氷浴において冷却し、2N NaOH及びNaHCO溶液の滴下添加によって中和し、EtOAc(150mL)で希釈し、水(50mL)及びブライン(50mL)で洗浄した。水相を、EtOAc(50mL×2)で抽出し、合わせた有機層を、硫酸ナトリウム下で乾燥させ、真空下で濃縮し、残渣を、分取HPLCによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.82(s,1H),6.85(d,J=4.5Hz,1H),6.77(d,J=4.5Hz,1H),5.50(d,J=4.9Hz,1H),4.61(t,J=5.3Hz,1H),4.49(d,J=5.7Hz,1H),4.30(dd,J=11.1,7.1Hz,1H),4.20(dd,J=11.1,5.7Hz,1H),4.14-3.98(m,3H),3.98-3.80(m,3H),2.60(dp,J=22.0,7.4Hz,2H),2.10-1.95(m,4H),1.94-1.64(m,8H),1.39-1.17(m,6H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ13.54。LCMS:MS m/z=650.12[M+1]。
実施例37.ベンジル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
中間体4(83mg、0.25mmol)を、中間体39(126mg、0.275mmol)と混合し、2mLの無水テトラヒドロフラン中に溶解させた。塩化マグネシウム(71mg、0.75mmol)を一度に添加した。次いで、DIPEA(87μL、0.5mmol)を添加し、反応物を、60℃で16時間撹拌した。
更なる中間体39(30mg)及びDIPEA(52μL)を追加した。反応混合物を、60℃で6時間撹拌した。次いで、反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチル(10mL)で希釈し、水(5×10mL)、続いてブライン(5mL)で洗浄した。有機抽出物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた材料を、5mLのMeCN中に溶解させ、氷浴において撹拌した。濃HCl(水溶液)(300μL)を滴下添加し、反応物を、氷浴において2時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(10mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液、続いてブラインで洗浄した。有機抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、ジクロロメタン中0~10%メタノール)によって精製した。所望される生成物を含有する画分を合わせ、減圧下で油として濃縮し、次いで、これをMeCN及び水中に溶解させ、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.77(m,1H),7.35-7.08(m,10H),6.83(m,1H),6.71(m,1H),5.52-5.48(m,1H),5.14-4.93(m,2H),4.61(m,1H),4.53-4.27(m,3H),4.01-3.87(m,1H),1.26(m,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.22,3.19。LCMS:MS m/z=609.1[M+1];607.4[M-1]、t=1.19分;LCシステム:Thermo Dionex ultimate 3000 UHPLC;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ C18 100A、50×3mm;溶媒:A:0.1%酢酸を含む水、B:0.1%酢酸を含むアセトニトリル;勾配:0分~0.3分5%B、0.3分~1.5分5~100%B、1.5分~2分100%B、2分~2.2分100~5%B、2mL/分。HPLC:t=2.78分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Phenomenex Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:5分で2~98%B、2mL/分。HPLC:t=4.626分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例38.
アセトニトリル(1mL)を、中間体4(150mg、0.453mmol)、中間体40(176mg、0.453mmol)、及び塩化マグネシウム(43mg、0.453mmol)の混合物に室温で添加した。混合物を、10分間50℃まで加熱し、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.197mL、1.13mmol)を添加した。2時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、濃塩酸水溶液(0.25mL)を滴下添加した。1時間後に、反応混合物を酢酸エチル(20mL)で希釈し、得られた混合物を、飽和炭酸ナトリウム水溶液(20mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中0~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに供して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.82(s,1H),6.86(d,J=4.5Hz,1H),6.77(d,J=4.5Hz,1H),5.50(d,J=4.9Hz,1H),4.64(dd,J=5.6,5.0Hz,1H),4.51(d,J=5.7Hz,1H),4.30(dd,J=11.1,6.9Hz,1H),4.19(dd,J=11.1,5.6Hz,1H),3.86(ddd,J=14.7,9.4,7.2Hz,2H),3.69(s,3H),3.64(s,3H),1.30(dd,J=7.2,1.0Hz,3H),1.25(dd,J=7.2,0.8Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ13.58(s)。LCMS:MS m/z=542.08[M+1]、t=0.88分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=1.87分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~5.0分2~98%ACN、5.0分~6.0分98%ACN、2mL/分。HPLC:t=3.052分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例39.メチル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
アセトニトリル(5mL)を、中間体4(348mg、1.05mmol)、中間体41(399mg、1.05mmol)、及び塩化マグネシウム(100mg、1.05mmol)の混合物に室温で添加した。混合物を、10分間50℃まで加熱し、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.475mL、2.63mmol)を添加した。2.5時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、濃塩酸水溶液(0.5mL)を滴下添加した。1時間後に、反応混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、得られた混合物を飽和炭酸ナトリウム水溶液(100mL)及びブライン(100mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中0~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに供して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.80(s,0.65H),7.78(s,0.35H),7.37-7.25(m,2H),7.25-7.12(m,3H),6.87-6.82(m,1H),6.75-6.71(m,1H),5.52-5.47(m,1H),4.66-4.60(m,1H),4.55-4.29(m,3H),3.95-3.80(m,1H),3.64(s,1H),3.60(s,2H),1.27-1.22(m,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.24(s)。LCMS:MS m/z=533.13[M+1]、t=1.02分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=2.28分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~5.0分2~98%ACN、5.0分~6.0分98%ACN、2mL/分。HPLC:t=3.712分(マイナー異性体)、3.775分(メジャー異性体);HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例40.イソプロピル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(2-(メチルチオ)エトキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
中間体4(50mg、0.15mmol)及び中間体70(67mg、0.165mmol)を混合し、1.5mLの無水テトラヒドロフラン中に溶解させた。塩化マグネシウム(43mg、0.45mmol)を一度に添加した。DIPEA(65μL、0.75mmol)を添加し、反応物を室温で36時間撹拌した。反応物を酢酸エチル(15mL)で希釈し、水(5×10mL)、次いでブライン(5mL)で洗浄した。有機抽出物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~3%メタノール/ジクロロメタン)によって精製した。所望される生成物を含有する画分を合わせ、減圧下で濃縮した。残渣を、MeCN(5mL)中に溶解させ、氷浴において撹拌した。濃塩酸水溶液(300μL)を滴下添加した。反応混合物を、氷浴において2時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(15mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(10mL)を添加した。混合物を、10分間撹拌した。有機抽出物を収集し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(10mL)、次いでブライン(5mL)で洗浄した。有機抽出物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~5%メタノール/ジクロロメタン)によって精製した。所望される生成物を含有する画分を合わせ、減圧下で濃縮した。残渣を、MeCN及び水中に溶解させ、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.81(m,1H),6.85(m,1H),6.76(m,1H),5.50(m,1H),4.92(m,1H),4.64(m,1H),4.50(m,1H),4.40-4.21(m,2H),4.17(m,1H),4.09(m,1H),3.85-3.72(m,1H),2.72(m,2H),2.09(m,3H),1.29(m,3H),1.25-1.21(m,3H),1.17(m,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ7.74,7.82。LCMS:MS m/z=559.0[M+1];557.2[M-1]、t=1.04分;LCシステム:Thermo Dionex ultimate 3000 UHPLC;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ C18 100A、50×3mm;溶媒:A:0.1%酢酸を含む水、B:0.1%酢酸を含むアセトニトリル;勾配:0分~0.3分5%B、0.3分~1.5分5~100%B、1.5分~2分100%B、2分~2.2分100~5%B、2mL/分。HPLC:t=2.36分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Phenomenex Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:5分で2~98%B、2mL/分。HPLC:t=3.976、4.022分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例41.イソプロピル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(2-メトキシエトキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
中間体4(50mg、0.15mmol)及び中間体71(64mg、0.165mmol)を混合し、1.5mLの無水テトラヒドロフラン中に溶解させた。塩化マグネシウム(43mg、0.45mmol)を一度に添加した。次いで、DIPEA(65μL、0.375mmol)を添加し、反応物を室温で20時間撹拌した。
反応混合物を酢酸エチル(15mL)で希釈し、水(5×10mL)、次いでブライン(5mL)で洗浄した。有機抽出物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~3%メタノール/ジクロロメタン)によって精製した。所望される生成物を含有する画分を合わせ、減圧下で濃縮した。得られた材料を、MeCN(5mL)中に溶解させ、氷浴において撹拌した。濃塩酸水溶液(300μL)を滴下添加した。反応混合物を、氷浴において2時間撹拌した。反応物を、酢酸エチル(15mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液を添加した。混合物を10分間撹拌した。有機抽出物を、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(10mL)、次いでブライン(5mL)で洗浄した。有機抽出物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~5%メタノール/ジクロロメタン)によって精製した。所望される生成物を含有する画分を合わせ、減圧下で濃縮した。残渣を、MeCN及び水中に溶解させ、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.82(s,1H),6.89-6.83(m,1H),6.76(m,1H),5.50(m,1H),5.01-4.84(m,1H),4.63(m,1H),4.50(m,1H),4.35(m,1H),4.30-4.19(m,1H),4.19-4.13(m,2H),3.77(m,1H),3.63-3.51(m,2H),3.35(m,3H),1.28(m,3H),1.17(m,6H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ7.98,8.04。LCMS:MS m/z=543.1[M+1];541.2[M-1]、t=0.96分;LCシステム:Thermo Dionex ultimate 3000 UHPLC;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ C18 100A、50×3mm;溶媒:A:0.1%酢酸を含む水、B:0.1%酢酸を含むアセトニトリル;勾配:0分~0.3分5%B、0.3分~1.5分5~100%B、1.5分~2分100%B、2分~2.2分100~5%B、2mL/分。HPLC:t=2.18分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Phenomenex Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:5分で2~98%B、2mL/分。HPLC:t=3.599、3.619分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例42.イソプロピル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(2-(メチルスルホニル)エトキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
中間体4(66mg、0.2mmol)及び中間体72(100mg、0.22mmol)を混合し、2mLの無水テトラヒドロフラン中に溶解させた。塩化マグネシウム(57mg、0.6mmol)を一度に添加した。DIPEA(87μL、0.5mmol)を添加し、反応物を35℃で16時間撹拌した。反応物を酢酸エチル(15mL)で希釈し、水(5×10mL)、次いでブライン(5mL)で洗浄した。有機抽出物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~100%B/ヘキサン(B=酢酸エチル中3%MeOH))によって精製した。所望される生成物を含有する画分を合わせ、減圧下で濃縮した。
得られた材料を、MeCN(5mL)中に溶解させ、氷浴において撹拌した。濃塩酸水溶液(250μL)を滴下添加した。反応物を、氷浴において2時間撹拌した。反応物を、酢酸エチル(15mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(10mL)を添加した。混合物を10分間撹拌した。有機抽出物を、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(10mL)、次いでブライン(5mL)で洗浄した。有機抽出物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~10%メタノール/ジクロロメタン)によって精製した。所望される生成物を含有する画分を合わせ、減圧下で濃縮した。残渣を、MeCN及び水中に溶解させ、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.82(m,1H),6.86(m,1H),6.77(m,1H),5.50(m,1H),5.03-4.85(m,1H),4.64(m,1H),4.54-4.44(m,2H),4.43-4.21(m,2H),3.80(m,1H),3.57-3.36(m,2H),2.97(m,3H),1.30(m,3H),1.26-1.14(m,6H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ7.79,7.92。LCMS:MS m/z=591.1[M+1]、t=0.92分;LCシステム:Thermo Dionex ultimate 3000 UHPLC;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ C18 100A、50×3mm;溶媒:A:0.1%酢酸を含む水、B:0.1%酢酸を含むアセトニトリル;勾配:0分~0.3分5%B、0.3分~1.5分5~100%B、1.5分~2分100%B、2分~2.2分100~5%B、2mL/分。HPLC:t=2.07分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Phenomenex Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:5分で2~98%B、2mL/分。HPLC:t=3.435分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例43.イソプロピル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(4-(ジメチルカルバモイル)フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
THF(3mL)中の中間体4(70mg、0.211mmol)、中間体43(160mg、0.317mmol)、及びMgCl(30mg、0.317mmol)の混合物に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.1mL、0.528mmol)を室温で滴下添加した。得られた混合物を50℃で2時間撹拌し、分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、25分間の泳動で0%~100%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、アセトニド中間体を得、これを、アセトニトリル(2mL)中に溶解させ、c-HCl(0.2mL)を添加した。混合物を、2時間撹拌し、NaHCO水溶液(2mL)を、氷浴下で添加し、分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、25分間の泳動で0%~100%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.80(m,1H),7.40(m,1H),7.37-7.28(m,2H),7.23(m,1H),6.86(m,1H),6.74(m,1H),5.50(m,1H),5.00-4.81(m,1H),4.61(m,1H),4.54-4.38(m,2H),4.35(m,1H),3.92-3.79(m,1H),3.07(d,J=3.4Hz,3H),2.95(m,3H),1.28(m,3H),1.22-1.12(m,6H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.18。LCMS:MS m/z=632.32[M+1];t=0.67分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=3.84分(18%)、3.85(81%);HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例44.オキセタン-3-イル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
オキセタン-3-イル((((3aS,4R,6S,6aS)-6-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-4-シアノ-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート。THF(5mL)中の中間体44(133mg、0.31mmol)、中間体4(130mg、0.39mmol)、及びMgCl(45mg、0.47mmol)の混合物に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(127mg、0.98mmol)を滴下添加した。得られた混合物を、50℃で2時間撹拌し、反応混合物を冷却し、EtOAcで希釈し、水及びブラインで洗浄し、有機溶媒を真空下で蒸発させ、残渣を、DCM中0~100%MeOHで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。LCMS:MS m/z=615.18[M+1]、t=1.18分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=3.40分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
オキセタン-3-イル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート。オキセタン-3-イル((((3aS,4R,6S,6aS)-6-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-4-シアノ-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート(500mg、0.81mmol)を、10mLのACN中に溶解させ、10mLの水とともに20mLのTFAと混合し、次いで、TFA溶液を上記の反応混合物に添加し、室温で30分間撹拌し、NaHCO水溶液でクエンチし、EtOAcで抽出し、有機溶媒を蒸発させ、分取HPLCによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.79(d,J=9.7Hz,1H),7.38-7.11(m,5H),6.85(d,J=4.5Hz,1H),6.73(dd,J=5.6,4.5Hz,1H),5.50(t,J=4.5Hz,1H),5.32(dtt,J=23.9,6.3,5.1Hz,1H),4.82-4.73(m,2H),4.63(td,J=5.3,4.1Hz,1H),4.60-4.44(m,4H),4.44-4.26(m,2H),4.01-3.85(m,1H),1.29(dt,J=7.2,1.3Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.3,3.29。LCMS:MS m/z=575.11[M+1]、t=0.98分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=3.63、3.70分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例45.プロピル((S)-(((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.33mL、1.89mmol)及び塩化マグネシウム(107.8mg、1.13mmol)を、テトラヒドロフラン(7.5mL)中の中間体4(250.0mg、0.76mmol)及び中間体45(462.16mg、1.13mmol)の混合物に室温で添加した。混合物を55℃まで加熱した。2時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチル(30mL)で希釈し、得られた混合物を、水(5×20mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。濃塩酸水溶液(0.53mL)を、アセトニトリル(7.5mL)中の粗残渣に0℃で滴下添加した。混合物を室温まで温めた。2時間後に、反応混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、得られた混合物を、飽和炭酸ナトリウム水溶液(75mL)及びブライン(75mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ジクロロメタン中0~20%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに供して生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.80(d,J=7.2Hz,1H),7.37-7.27(m,2H),7.26-7.13(m,3H),6.85(dd,J=4.5,2.9Hz,1H),6.74(dd,J=4.6,2.1Hz,1H),5.50(t,J=5.3Hz,1H),4.63(q,J=5.3Hz,1H),4.54-4.31(m,3H),4.07-3.82(m,3H),1.68-1.49(m,2H),1.31-1.26(m,3H),0.90(dt,J=9.9,7.4Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.27。LCMS:MS m/z=561.20[M+1]、t=0.78分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=3.70分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。生成物を、キラルSFC(Chiralpak AD-H、5um、21×250mm、イソプロピルアルコール30%)によって精製して、ジアステレオマーを得た。
実施例46.実施例45の第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.79(s,1H),7.33-7.26(m,2H),7.20-7.12(m,3H),6.85(d,J=4.5Hz,1H),6.73(d,J=4.5Hz,1H),5.51(d,J=5.0Hz,1H),4.68-4.60(m,1H),4.53(d,J=5.6Hz,1H),4.48(dd,J=10.9,6.0Hz,1H),4.36(dd,J=10.9,5.1Hz,1H),4.06-3.95(m,2H),3.88(dq,J=9.4,7.1Hz,1H),1.62(h,J=7.3Hz,2H),1.26(dd,J=7.1,1.3Hz,3H),0.91(t,J=7.5Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.26。LCMS:MS m/z=561.21[M+1]、t=0.76分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=3.63分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
実施例47.実施例45:の第2の溶出ジアステレオマー H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.80(s,1H),7.37-7.29(m,2H),7.26-7.14(m,3H),6.84(d,J=4.5Hz,1H),6.74(d,J=4.5Hz,1H),5.50(d,J=5.0Hz,1H),4.62(dd,J=5.6,5.1Hz,1H),4.47(d,J=5.6Hz,1H),4.42(dd,J=10.9,6.3Hz,1H),4.34(dd,J=10.9,5.5Hz,1H),4.02-3.85(m,3H),1.58(dtd,J=14.0,7.4,6.6Hz,2H),1.27(dd,J=7.2,1.1Hz,3H),0.88(t,J=7.5Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.27。LCMS:MS m/z=561.26[M+1]、t=0.77分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=3.74分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
実施例48.オキセタン-3-イルメチル((((3aS,4R,6S,6aS)-6-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-4-シアノ-2,2-ジメチルテトラヒドロフロ[3,4-d][1,3]ジオキソール-4-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
THF(10mL)中の中間体46(350mg、1.06mmol)、中間体4(507mg、1.16mmol)、及びMgCl(130mg、1.37mmol)の混合物に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(341mg、2.64mmol)を滴下添加した。得られた混合物を、50℃で2時間撹拌し、反応混合物を冷却し、EtOAcで希釈し、水及びブラインで洗浄し、有機溶媒を真空下で蒸発させ、残渣を、DCM中0~100%MeOHで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。LCMS:MS m/z=629.10[M+1]、t=1.21分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=3.51分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例49.オキセタン-3-イルメチル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
実施例48(385mg、0.61mmol)を、12mLのACN中に溶解させ、12mLの水とともに17mLのTFAと混合し、次いで、上記の反応混合物に、TFA溶液を添加し、室温で30分間撹拌し、NaHCO3水溶液でクエンチし、EtOAcで抽出し、有機溶媒を蒸発させ、分取HPLCによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.80(d,J=8.5Hz,1H),7.31(dt,J=16.0,7.8Hz,2H),7.25-7.10(m,3H),6.86(dd,J=4.6,2.8Hz,1H),6.74(t,J=4.3Hz,1H),5.49(t,J=4.9Hz,1H),4.72(dddd,J=11.0,7.9,6.3,3.6Hz,2H),4.67-4.57(m,1H),4.55-4.29(m,5H),4.29-4.23(m,1H),4.24-4.09(m,1H),3.91(td,J=9.4,8.9,6.9Hz,1H),3.28-3.10(m,1H),1.27(ddd,J=7.2,2.7,1.2Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.22,3.15。LCMS:MS m/z=589.15[M+1]、t=1.01分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=3.66、3.72分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例50.シクロブチル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート単一ジアステレオマー
THF(10mL)中の中間体48(330mg、0.79mmol)、中間体4(260mg、0.79mmol)、及びMgCl(97mg、1.02mmol)の混合物に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(254mg、1.96mmol)を滴下添加した。得られた混合物を50℃で2時間撹拌し、反応混合物を冷却し、EtOAcで希釈し、水及びブラインで洗浄し、有機溶媒を真空下で蒸発させ、残渣を、DCM中0~100%MeOHで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、アセトニド中間体を得、次いで、これをアセトニトリル(10mL)中に溶解させ、氷浴において冷却し、濃HClを滴下添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌し、氷浴において冷却し、2N NaOH及びNaHCO溶液の滴下添加によって中和し、EtOAc(150mL)で希釈し、水(50mL)及びブライン(50mL)で洗浄した。水相を、EtOAc(50mL×2)で抽出し、合わせた有機層を、硫酸ナトリウム下で乾燥させ、真空下で濃縮し、残渣を、DCM中に溶解させ、DCM中0~100%MeOHで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.78(s,1H),7.31(dd,J=8.7,7.1Hz,2H),7.22(dt,J=8.6,1.3Hz,2H),7.20-7.08(m,1H),6.84(d,J=4.5Hz,1H),6.72(d,J=4.5Hz,1H),5.51(dt,J=5.0,1.4Hz,1H),4.82-4.80(m,1H),4.63(t,J=5.3Hz,1H),4.53-4.38(m,2H),4.35(ddd,J=10.3,5.0,1.4Hz,1H),3.86(dq,J=9.7,7.1Hz,1H),2.32-2.09(m,2H),2.04-1.89(m,2H),1.79-1.64(m,1H),1.64-1.46(m,1H),1.29-1.18(m,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.25。LCMS:MS m/z=573.11[M+1]、t=1.12分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=4.395分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例51.シクロブチル(((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート単一ジアステレオマー
THF(10mL)中の中間体49(355mg、0.85mmol)、中間体4(280mg、0.85mmol)、及びMgCl(105mg、1.1mmol)の混合物に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(273mg、2.1mmol)を滴下添加した。得られた混合物を、50℃で2時間撹拌し、反応混合物を冷却し、EtOAcで希釈し、水及びブラインで洗浄し、有機溶媒を真空下で蒸発させ、残渣を、DCM中0~100%MeOHで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、アセトニド中間体を得、次いで、これをアセトニトリル(10mL)中に溶解させ、氷浴において冷却し、濃HClを滴下添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌し、氷浴において冷却し、2N NaOH及びNaHCO溶液の滴下添加によって中和し、EtOAc(150mL)で希釈し、水(50mL)及びブライン(50mL)で洗浄した。水相を、EtOAc(50mL×2)で抽出し、合わせた有機層を、硫酸ナトリウム下で乾燥させ、真空下で濃縮し、残渣を、DCM中に溶解させ、DCM中0~100%MeOHで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.78(s,1H),7.28(dd,J=8.8,7.0Hz,2H),7.20-7.08(m,3H),6.85(d,J=4.5Hz,1H),6.73(d,J=4.6Hz,1H),5.51(d,J=5.0Hz,1H),4.97-4.86(m,1H),4.63(t,J=5.3Hz,1H),4.52(d,J=5.6Hz,1H),4.47(dd,J=10.9,5.9Hz,1H),4.35(dd,J=10.9,5.1Hz,1H),3.84(dq,J=9.2,7.1Hz,1H),2.34-2.19(m,2H),2.13-1.91(m,2H),1.84-1.69(m,1H),1.69-1.52(m,1H),1.25(dd,J=7.2,1.2Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.21。LCMS:MS m/z=573.10[M+1]、t=1.15分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=4.364分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例52.メチル((S)-(((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
方法1.N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.12mL、0.68mmol)及び塩化マグネシウム(38.8mg、0.41mmol)を、テトラヒドロフラン(3mL)中の中間体4(100.0mg、0.30mmol)及び中間体50(141.2mg、0.33mmol)の混合物に室温で添加した。混合物を、50℃まで加熱した。1時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチル(25mL)で希釈し、得られた混合物を、水(5×10mL)及びブライン(10mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。濃塩酸水溶液(0.2mL)を、アセトニトリル(3mL)中の粗残渣に、0℃で滴下添加した。混合物を室温まで温めた。3時間後に、反応混合物を酢酸エチル(25mL)で希釈し、得られた混合物を、飽和炭酸ナトリウム水溶液(20mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ジクロロメタン中0~20%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに供して生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d)δ7.87(s,1H),7.40-7.30(m,2H),7.27-7.14(m,3H),6.73(s,2H),6.20(s,2H),5.46(d,J=5.0Hz,1H),4.63-4.51(m,1H),4.51-4.40(m,1H),4.35(dd,J=11.1,6.6Hz,2H),4.28(dd,J=11.1,6.4Hz,2H),4.00-3.83(m,2H),3.59(s,3H),1.26(dd,J=7.1,1.0Hz,3H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d)δ2.64。LCMS:MS m/z=533.15[M+1]、t=0.65分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=3.03分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
方法2.中間体4(150mg、0.5mmol)及び中間体50(234mg、0.55mmol)を混合し、4mLの無水THF中に溶解させた。塩化マグネシウム(143mg、1.5mmol)を一度に添加した。DIPEA(218uL、1.25mmol)を添加し、反応物を50℃で4時間撹拌した。
反応物を、EtOAc(20mL)で希釈し、水(5×15mL)、次いでブライン(5mL)で洗浄した。有機抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣を、MeCN(10mL)中に溶解させ、氷浴において撹拌した。濃塩酸水溶液(500uL)を滴下添加した。反応物を、氷浴において4時間撹拌した。反応物を、EtOAc(30mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(30mL)を添加した。混合物を10分間撹拌した。有機抽出物を収集し、ブライン(10mL)で洗浄した。有機抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(12g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~10%メタノール/DCM)によって精製した。所望される生成物を有する画分を合わせ、減圧下で濃縮した。残渣を、MeCN及び水中に溶解させ、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.79(s,1H),7.37-7.27(m,2H),7.22(m,2H),7.16(m,1H),6.83(d,J=4.5Hz,1H),6.73(d,J=4.5Hz,1H),5.51(d,J=5.1Hz,1H),4.63(t,J=5.3Hz,1H),4.48(d,J=5.6Hz,1H),4.45-4.30(m,2H),3.90(m,1H),3.59(s,3H),1.25(d,J=7.1Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.24。LCMS:MS m/z=533.0[M+1]、531.0[M-1]、t=1.31分;LCシステム:Thermo Dionex Ultimate 3000 UHPLC;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ C18 100A、50×3mm;溶媒:A:0.1%酢酸を含む水、B:0.1%酢酸を含むアセトニトリル;勾配:0分~0.3分5%B、0.3分~1.5分5~100%B、1.5分~2分100%B、2分~2.2分100~5%B、2mL/分。HPLC:t=2.29分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Phenomenex Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:5分で2~98%B、2mL/分。HPLC:t=3.791分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例53.イソプロピル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL、0.33mmol)及び塩化マグネシウム(12.0mg、0.13mmol)を、テトラヒドロフラン(1.5mL)中の中間体4(41.8mg、0.13mmol)及び中間体51(60.9mg、0.13mmol)の混合物に室温で添加した。混合物を55℃まで加熱した。5時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチル(20mL)で希釈し、得られた混合物を、水(5×15mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。濃塩酸水溶液(0.06mL)を、アセトニトリル(1.5mL)中の粗残渣に、0℃で滴下添加した。混合物を室温まで温めた。2時間後に、反応混合物を酢酸エチル(20mL)で希釈し、得られた混合物を、飽和炭酸ナトリウム水溶液(20mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ジクロロメタン中0~20%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに供して生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.80(d,J=3.7Hz,1H),7.14(dd,J=9.0,1.4Hz,1H),7.09-7.03(m,1H),6.90-6.80(m,3H),6.73(dd,J=4.8,1.0Hz,1H),5.50(dd,J=7.8,5.0Hz,1H),4.99-4.86(m,1H),4.62(q,J=5.1Hz,1H),4.53-4.29(m,3H),4.10-4.01(m,2H),3.90-3.77(m,1H),3.77-3.68(m,2H),3.41(d,J=2.1Hz,3H),1.26(ddd,J=7.1,3.7,1.1Hz,3H),1.23-1.13(m,6H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.71。LCMS:MS m/z=635.19[M+1]、t=0.95分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=3.68分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
実施例54.ブチル((S)-(((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.13mL、0.76mmol)及び塩化マグネシウム(43mg、0.45mmol)を、テトラヒドロフラン(7.5mL)中の中間体4(100.0mg、0.30mmol)及び中間体52(191mg、0.45mmol)の混合物に室温で添加した。混合物を55℃まで加熱した。2時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチル(30mL)で希釈し、得られた混合物を、水(5×20mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。濃塩酸水溶液(0.53mL)を、アセトニトリル(7.5mL)中の粗残渣に0℃で滴下添加した。混合物を室温まで温めた。2時間後に、反応混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、得られた混合物を、飽和炭酸ナトリウム水溶液(75mL)及びブライン(75mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ジクロロメタン中0~20%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに供して生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.79(d,J=7.2Hz,1H),7.37-7.10(m,4H),6.84(dd,J=4.5,2.8Hz,1H),6.73(dd,J=4.5,2.0Hz,1H),5.49(t,J=5.2Hz,1H),4.62(q,J=5.3Hz,1H),4.55-4.28(m,3H),4.15-3.80(m,3H),1.68-1.46(m,2H),1.46-1.22(m,5H),0.99-0.83(m,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.25。LCMS:MS m/z=575.14[M+1]、t=0.83分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=6.50分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~19.0分2~95%ACN、19.0分~20.0分95%ACN、2mL/分。
実施例55.テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
アセトニトリル(40mL)中の中間体22(1.7g、3.77mmol)、中間体4(1g、3mmol)、及びMgCl(359mg、3.77mmol)の混合物に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.98g、8mmol)を滴下添加した。得られた混合物を、50℃で2時間撹拌し、反応混合物を冷却し、EtOAcで希釈し、水及びブラインで洗浄し、有機溶媒を真空下で蒸発させ、次いで、残渣をアセトニトリル中に溶解させ、氷浴において冷却し、濃HClを滴下添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌し、氷浴において冷却し、2N NaOH及びNaHCO溶液の滴下添加によって中和し、EtOAc(150mL)で希釈し、水(50mL)及びブライン(50mL)で洗浄した。水相を、EtOAc(50mL×2)で抽出し、合わせた有機層を、硫酸ナトリウム下で乾燥させ、真空下で濃縮し、残渣を、DCM中0~100%MeOHで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.80(s,1H),7.78(s,1H),7.33-7.24(m,2H),7.24-7.10(m,3H),6.84(d,J=4.5Hz,1H),6.73(d,J=4.5Hz,1H),5.50(d,J=5.0Hz,1H),4.62(t,J=5.3Hz,1H),4.54-4.42(m,2H),4.35(dd,J=10.9,5.2Hz,1H),3.97-3.80(m,3H),3.56-3.44(m,2H),1.89-1.81(m,2H),1.60(dtd,J=12.9,8.6,3.9Hz,2H),1.27(dd,J=7.2,1.3Hz,4H),1.14(d,J=6.1Hz,5H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.23。LCMS:MS m/z=603.14[M+1]、t=1.20分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=2.87分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例56.テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネートの単一ジアステレオマー
実施例55の第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.78(s,1H),7.29(dd,J=8.7,7.0Hz,2H),7.16(ddd,J=7.1,2.1,1.1Hz,3H),6.85(d,J=4.5Hz,1H),6.73(d,J=4.5Hz,1H),5.50(d,J=5.0Hz,1H),4.88(dq,J=9.4,5.1,4.7Hz,1H),4.63(t,J=5.3Hz,1H),4.55-4.44(m,2H),4.36(dd,J=10.9,5.2Hz,1H),3.86(m,3H),3.50(dtd,J=11.3,5.4,2.7Hz,2H),1.94-1.76(m,2H),1.60(dtd,J=12.9,8.4,3.9Hz,2H),1.27(dd,J=7.1,1.3Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.23。MS m/z=603(M+H)
実施例57.テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネートの単一ジアステレオマー
実施例55の第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.80(s,1H),7.33(dd,J=8.6,7.2Hz,2H),7.27-7.11(m,3H),6.84(d,J=4.5Hz,1H),6.74(d,J=4.5Hz,1H),5.49(d,J=5.0Hz,1H),4.80(m,1H),4.61(t,J=5.3Hz,1H),4.50-4.38(m,2H),4.35(dd,J=10.9,5.5Hz,1H),3.90(dq,J=9.9,7.1Hz,1H),3.85-3.75(m,2H),3.46(dddd,J=11.8,8.9,6.0,3.2Hz,2H),1.81(tdd,J=9.6,4.6,2.5Hz,2H),1.57(dtd,J=12.7,8.4,3.9Hz,2H),1.27(dd,J=7.1,1.1Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.23。MS m/z=603(M+H)
実施例58.3-3-メトキシプロピル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
THF(5mL)中の中間体4(127mg、0.38mmol)、中間体53(252mg、0.58mmol)、及びMgCl(55mg、0.58mmol)の混合物に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.17mL、0.97mmol)を室温で滴下添加した。得られた混合物を、50℃で2時間撹拌し、分取HPLC(Phenominex Gemini-NX 10u C18 110Å 250×30mmカラム、水中、ACN 10~100%)によって精製した。得られた残渣を、ACN(8mL)中に溶解させ、c-HCl(0.2mL)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌し、氷浴において冷却し、NaHCO水溶液(4mL)を緩徐に添加した。混合物を、半分の体積まで濃縮し、分取HPLC(Phenominex Gemini-NX 10u C18 110Å 250×30mmカラム、水中、ACN 10~100%)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.80(s,0.64H),7.78(s,0.36H),7.31(m,2H),7.25-7.12(m,3H),6.84(m,1H),6.73(m,1H),5.50(m,1H),4.62(m,1H),4.53-4.38(m,2H),4.34(m,1H),4.17-4.00(m,2H),3.93-3.83(m,1H),3.39(m,2H),3.27(m,3H),1.81(m,2H),1.26(m,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.24。LCMS:m/z=591.18(M+H)、t=0.96分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=3.96分(35%)及び4.02分(64%);HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。生成物を、IA SFC 5um、21X250mm(30%2-プロパノール)によって分離して、ジアステレオマーを得た。
実施例59.実施例58の第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.78(s,1H),7.33-7.25(m,2H),7.19-7.12(m,3H),6.84(d,J=4.5Hz,1H),6.72(d,J=4.5Hz,1H),5.51(d,J=5.0Hz,1H),4.63(t,J=5.3Hz,1H),4.52(d,J=5.6Hz,1H),4.47(dd,J=10.9,6.0Hz,1H),4.35(dd,J=10.9,5.1Hz,1H),4.12(td,J=6.5,2.1Hz,2H),3.89(ddd,J=14.4,10.8,6.6Hz,1H),3.39(t,J=6.2Hz,2H),3.26(s,3H),1.83(m,2H),1.25(dd,J=7.1,1.2Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.24。HPLC:t=3.96分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例60.実施例58の第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.79(s,1H),7.32(dd,J=8.6,7.2Hz,2H),7.22(dt,J=8.6,1.3Hz,2H),7.20-7.13(m,1H),6.83(d,J=4.5Hz,1H),6.73(d,J=4.5Hz,1H),5.50(d,J=5.0Hz,1H),4.62(t,J=5.3Hz,1H),4.47(d,J=5.6Hz,1H),4.41(dd,J=10.9,6.3Hz,1H),4.34(dd,J=10.9,5.5Hz,1H),4.07(qt,J=10.9,6.4Hz,2H),3.90(dq,J=10.0,7.1Hz,1H),3.37(t,J=6.2Hz,2H),3.25(s,3H),1.79(m,2H),1.26(dd,J=7.2,1.0Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.24。HPLC:t=4.02分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例61.(R)-1-メチルピロリジン-3-イル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
中間体4(50mg、0.15mmol)及び中間体24(81mg、0.18mmol)を混合し、1.5mLの無水THF中に溶解させた。塩化マグネシウム(43mg、0.45mmol)を一度に添加した。DIPEA(65uL、0.375mmol)を添加し、反応物を50℃で16時間撹拌した。
反応物をEtOAc(15mL)で希釈し、水(6×10mL)、次いでブライン(5mL)で洗浄した。有機抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~5~10~20%メタノール/DCM)によって精製した。画分を合わせ、減圧下で濃縮した。残渣を、MeCN(5mL)中に溶解させ、氷浴において撹拌した。濃塩酸水溶液(300uL)を滴下添加した。反応物を、氷浴において2時間撹拌した。反応物を、EtOAc(20mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(30mL)を添加した。混合物を10分間撹拌した。有機抽出物を収集し、水性部分を、EtOAc(2×10mL)で抽出した。有機抽出物を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣を、MeCN及び水中に溶解させ、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.80(m,1H),7.41-7.09(m,5H),6.85(m,1H),6.74(m,1H),5.49(m,1H),5.33-5.15(m,1H),4.70-4.58(m,1H),4.56-4.28(m,3H),4.00-3.86(m,1H),3.28-3.07(m,3H),3.03-2.83(m,1H),2.69(m,3H),2.35(m,1H),2.00(m,1H),1.28(m,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.39,3.05。LCMS:MS m/z=602.2[M+1]、599.9[M-1]、t=1.00分;LCシステム:Thermo Dionex Ultimate 3000 UHPLC;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ C18 100A、50×3mm;溶媒:A:0.1%酢酸を含む水、B:0.1%酢酸を含むアセトニトリル;勾配:0分~0.3分5%B、0.3分~1.5分5~100%B、1.5分~2分100%B、2分~2.2分100~5%B、2mL/分。HPLC:t=1.85分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Phenomenex Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:5分で2~98%B、2mL/分。HPLC:t=3.142、3.190分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例62.(2S)-3-(4-(((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)ホスホリル)オキシ)フェニル)-2-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)プロパン酸メチル
(2S)-3-(4-(((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)ホスホリル)オキシ)フェニル)-2-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)プロパン酸メチル。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.11mL、0.604mmol)及び塩化マグネシウム(23mg、0.24mmol)を、テトラヒドロフラン(3.8mL)中の中間体4(80mg、0.24mmol)及び中間体54(178mg、0.29mmol)の混合物に室温で添加した。混合物を55℃まで加熱した。2時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチル(50mL)で希釈し、得られた混合物を水(5×50mL)及びブライン(50mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。濃塩酸水溶液(0.11mL)を、アセトニトリル(3.8mL)中の粗残渣に、0℃で滴下添加した。混合物を室温まで温めた。3.5時間後に、反応混合物を酢酸エチル(50mL)で希釈し、得られた混合物を飽和炭酸ナトリウム水溶液(2×50mL)及びブライン(50mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ジクロロメタン中0~25%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに供して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.78(d,J=9.1Hz,1H),7.38-7.25(m,5H),7.19-7.09(m,3H),7.06(dd,J=8.7,1.2Hz,1H),6.84(dd,J=4.5,1.3Hz,1H),6.72(dd,J=7.2,4.5Hz,1H),5.56-5.46(m,1H),5.03(d,J=2.9Hz,2H),4.63(td,J=5.3,4.4Hz,1H),4.54-4.29(m,4H),3.87(ddq,J=16.7,9.4,7.1Hz,1H),3.69(d,J=3.0Hz,3H),3.61(d,J=15.9Hz,4H),3.20-3.06(m,1H),2.91(dt,J=14.0,8.4Hz,1H),1.24(td,J=7.1,1.1Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.27(d,J=2.1Hz)。LCMS:MS m/z=768.49[M+1]、t=1.12分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=3.95分、4.02分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
(2S)-3-(4-(((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)ホスホリル)オキシ)フェニル)-2-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)プロパン酸メチル。パラジウム炭素(10.3mg、10重量%)を、アルゴンでパージした、エタノール(5mL)中の(2S)-3-(4-(((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)ホスホリル)オキシ)フェニル)-2-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)プロパン酸メチル(30.6mg、0.04mmol)の溶液に添加した。次いで、混合物を水素でパージし、室温で撹拌した。18時間後に、混合物を、セライトを通して濾過し、フィルターを、エタノールですすぎ、揮発物を減圧下で除去した。粗残渣を、分取HPLC(Phenomenex Synergi 4um Polar-RP 80Å 150×21.2mmカラム、10~60%アセトニトリル/水の勾配、0.1%TFAを含有)に供して、生成物をTFAとして得た。
実施例62.第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.95(s,1H),7.29-7.16(m,5H),6.93(s,1H),5.53(d,J=5.3Hz,1H),4.59(t,J=5.4Hz,1H),4.52-4.43(m,2H),4.37(dd,J=10.9,5.2Hz,1H),4.30(dd,J=7.6,6.1Hz,1H),4.03-3.87(m,1H),3.81(s,3H),3.69(s,3H),3.25(dd,J=14.5,6.1Hz,1H),3.13(dd,J=14.6,7.4Hz,1H),1.34(dd,J=7.4,1.2Hz,3H)。19F NMR(376MHz,メタノール-d)δ-77.68。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.54。LCMS:MS m/z=634.18[M+1]、t=0.77分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=2.30分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
実施例63.第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.94(s,1H),7.32-7.22(m,4H),7.14(s,1H),6.89(s,1H),5.52(d,J=4.9Hz,1H),4.58(t,J=5.3Hz,1H),4.40(dd,J=12.5,5.8Hz,2H),4.37-4.28(m,2H),3.92(dd,J=10.0,7.3Hz,1H),3.83(s,3H),3.61(s,3H),3.27-3.08(m,2H),1.31(d,J=7.1Hz,3H)。19F NMR(376MHz,メタノール-d)δ-77.65。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.48。LCMS:MS m/z=634.24[M+1]、t=0.80分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=2.43分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
実施例64.(S)-テトラヒドロフラン-3-イル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
THF(5mL)中の中間体4(132mg、0.40mmol)、中間体55(234mg、0.54mmol)、及びMgCl(46mg、0.48mmol)の混合物に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.10mL、0.60mmol)を室温で滴下添加した。得られた混合物を、50℃で2時間撹拌し、分取HPLC(Phenominex Gemini-NX 10u C18 110Å 250×30mmカラム、水中、ACN 10~100%)によって精製した。得られた残渣を、ACN(4mL)中に溶解させ、c-HCl(0.2mL)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌し、氷浴下で冷却し、5N NaOHで中和し、分取HPLC(Phenominex Gemini-NX 10u C18 110Å 250×30mmカラム、水中、ACN 10~100%)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.80(s,0.67H),7.78(s,0.33H),7.37-7.13(m,5H),6.84(m,1H),6.73(m,1H),5.49(m,1H),5.25-5.20(m,0.33H),5.18-5.10(m,0.67H),4.62(m,1H),4.53-4.30(m,3H),3.93-3.63(m,5H),2.20-1.99(m,1H),1.98-1.87(m,1H),1.25(m,3H)。LCMS:m/z=589.02(M+H)、t=1.06分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=3.75分(29%)、3.81分(68%);HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。混合物を、Chiralpak AD-H、150×4.6mm、5um(100%EtOH)によって分離した。
実施例65.(S)-テトラヒドロフラン-3-イル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネートの単一ジアステレオマー
実施例64の第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.78(s,1H),7.28(m,2H),7.16(dt,J=8.1,1.3Hz,3H),6.84(d,J=4.5Hz,1H),6.73(d,J=4.6Hz,1H),5.50(d,J=5.0Hz,1H),5.23(t,J=5.5Hz,1H),4.63(t,J=5.3Hz,1H),4.51(d,J=5.5Hz,1H),4.47(dd,J=10.9,5.9Hz,1H),4.35(dd,J=10.9,5.2Hz,1H),3.92-3.68(m,5H),2.23-2.06(m,1H),2.01-1.91(m,1H),1.25(dd,J=7.1,1.3Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.22。LCMS:m/z=589.02(M+H)、t=1.06分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=3.75分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例66.(S)-テトラヒドロフラン-3-イル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネートの単一ジアステレオマー
実施例64の第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.80(s,1H),7.33(dd,J=8.6,7.2Hz,2H),7.25-7.21(m,2H),7.20-7.15(m,1H),6.84(d,J=4.5Hz,1H),6.74(d,J=4.5Hz,1H),5.48(d,J=5.0Hz,1H),5.14(dd,J=6.0,4.1Hz,1H),4.62(t,J=5.3Hz,1H),4.46(d,J=5.7Hz,1H),4.41(dd,J=10.9,6.4Hz,1H),4.33(dd,J=10.9,5.4Hz,1H),3.95-3.65(m,5H),2.11-1.98(m,1H),1.96-1.82(m,1H),1.25(dd,J=7.1,1.1Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.19。LCMS:m/z=589.02(M+H)、t=1.07分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=3.82分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例67.3-モルホリノプロピル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.11mL、0.62mmol)及び塩化マグネシウム(23.8mg、0.25mmol)を、テトラヒドロフラン(2.5mL)中の中間体4(82.7mg、0.25mmol)及び中間体56(133mg、0.27mmol)の混合物に室温で添加した。混合物を55℃まで加熱した。4.5時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチル(25mL)で希釈し、得られた混合物を、水(2×15mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。濃塩酸水溶液(0.12mL)を、アセトニトリル(5mL)中の粗残渣に滴下添加した。4.5時間後に、反応混合物を、減圧下で濃縮した。20mgの得られた粗残渣を、分取HPLC(Phenomenex Gemini 10u C18 110Å AXIA 250×21.2mmカラム、30~70%アセトニトリル/水の勾配、0.1%TFAを含有)、続いてジクロロメタン中0~25%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに供して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d)δ7.94(s,1H),7.43-7.19(m,6H),5.51(d,J=4.4Hz,1H),4.55-4.43(m,3H),4.43-4.33(m,2H),4.09(dt,J=9.4,4.9Hz,2H),3.95(d,J=13.1Hz,3H),3.77(m,2H),3.38(s,2H),3.13(q,J=8.7,7.9Hz,2H),2.08-1.99(m,2H),1.30(t,J=8.6Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ2.70,2.40。LCMS:MS m/z=646.35[M+1]、t=1.05分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=3.23分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Kinetx 2.6u 100A C18、100mm×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~8.5分2~98%ACN、8.5分~10.0分98%ACN、1.5mL/分。
実施例68.(R)-テトラヒドロフラン-3-イル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
THF(5mL)中の中間体4(130mg、0.40mmol)、中間体57(256mg、0.59mmol)、及びMgCl(46mg、0.48mmol)の混合物に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.10mL、0.60mmol)を室温で滴下添加した。得られた混合物を、50℃で2時間撹拌し、分取HPLC(Phenominex Gemini-NX 10u C18 110Å 250×30mmカラム、水中、ACN 10~100%)によって精製した。得られた残渣を、ACN(4mL)中に溶解させ、c-HCl(0.2mL)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌し、氷浴下で冷却し、5N NaOHで中和し、分取HPLC(Phenominex Gemini-NX 10u C18 110Å 250×30mmカラム、水中、ACN 10~100%)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.80(s,0.71H),7.78(s,0.29H),7.31(m,2H),7.25-7.13(m,3H),6.84(m,1H),6.73(m,1H),5.49(m,1H),5.23(s,0.29H),5.20-5.14(m,0.71H),4.66-4.59(m,1H),4.53-4.30(m,3H),3.95-3.69(m,5H),2.22-2.05(m,1H),1.99-1.85(m,1H),1.25(m,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.22,3.17。LCMS:m/z=589.03(M+H)、t=1.07分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=3.77分(25%)、3.82分(75%);HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。混合物を、Chiralpak IA(150×4.6mm、5ミクロン、100%EtOH)によって分離して、ジアステレオマーを得た。
実施例69.実施例68の第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.78(s,1H),7.32-7.26(m,2H),7.19-7.13(m,3H),6.84(d,J=4.5Hz,1H),6.73(d,J=4.6Hz,1H),5.50(d,J=5.0Hz,1H),5.26-5.20(m,1H),4.62(t,J=5.3Hz,1H),4.50(d,J=5.6Hz,1H),4.47(dd,J=11.0,6.0Hz,1H),4.35(dd,J=10.9,5.2Hz,1H),3.94-3.69(m,5H),2.15(td,J=14.5,8.3Hz,1H),1.99-1.86(m,1H),1.25(dd,J=7.2,1.2Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.22。LCMS:m/z=589.09(M+H)、t=0.95分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=3.76分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例70.実施例68の第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.80(s,1H),7.40-7.25(m,3H),7.28-7.12(m,2H),6.84(d,J=4.5Hz,1H),6.74(d,J=4.5Hz,1H),5.49(d,J=5.1Hz,1H),5.17(td,J=4.1,2.1Hz,1H),4.62(t,J=5.3Hz,1H),4.46(d,J=5.6Hz,1H),4.41(dd,J=10.9,6.4Hz,1H),4.34(dd,J=10.9,5.4Hz,1H),3.98-3.68(m,5H),2.18-2.03(m,1H),1.96-1.83(m,1H),1.25(dd,J=7.2,1.1Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.17。LCMS:m/z=589.10(M+H)、t=0.96分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=3.81分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例71.メチル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホロチオイル)-L-アラニネート
トリエチルアミン(170μl、1.2mmol)を、アセトニトリル(6mL)中の中間体4(0.40g、1.2mmol)及び中間体58(0.35g、1.2mmol)の溶液に室温で添加した。反応混合物を、65℃まで温めた。3時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、濃塩酸水溶液(300μL)を添加した。1時間後に、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(5mL)を緩徐に添加し、得られた混合物を、ジクロロメタン(3×5mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中0~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに供して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.95(br s,1H),7.40-7.02(m,5H),6.90-6.72(m,2H),5.52-5.45(m,1H),4.58-4.49(m,1H),4.43-4.30(m,2H),3.90-3.77(m,2H),3.71-3.54(m,3H),1.38-1.29(m,3H)。LCMS:MS m/z=549.27[M+1]、t=1.23分(マイナー異性体)、1.25(メジャー異性体);LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=3.21分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~5.0分2~98%ACN、5.0分~6.0分98%ACN、2mL/分。HPLC:t=5.124分(マイナー異性体)、5.221分(メジャー異性体);HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例72.(2S)-3-(4-(((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(((S)-1-イソプロポキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)ホスホリル)オキシ)フェニル)-2-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)プロパン酸メチル
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL、0.33mmol)及び塩化マグネシウム(12.3mg、0.13mmol)を、テトラヒドロフラン(1.5mL)中の中間体4(42.7mg、0.13mmol)及び中間体66(82.9mg、0.13mmol)の混合物に室温で添加した。混合物を55℃まで加熱した。4時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチル(20mL)で希釈し、得られた混合物を、水(5×15mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。濃塩酸水溶液(0.06mL)を、アセトニトリル(1.5mL)中の粗残渣に、0℃で滴下添加した。混合物を室温まで温めた。2時間後に、反応混合物を酢酸エチル(20mL)で希釈し、得られた混合物を、飽和炭酸ナトリウム水溶液(20mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ジクロロメタン中0~20%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに供して生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.79(d,J=8.0Hz,1H),7.31(ddd,J=11.2,6.2,3.3Hz,5H),7.20-7.10(m,3H),7.06(d,J=8.3Hz,1H),6.87-6.80(m,1H),6.72(dd,J=5.5,4.7Hz,1H),5.56-5.44(m,1H),5.03(d,J=3.6Hz,2H),4.91(ddd,J=24.9,12.6,6.3Hz,1H),4.62(t,J=5.4Hz,1H),4.48(dd,J=11.8,5.5Hz,1H),4.45-4.28(m,3H),3.90-3.77(m,1H),3.69(d,J=3.5Hz,3H),3.16-3.05(m,1H),2.91(dt,J=14.0,8.8Hz,1H),1.25(dt,J=7.2,1.4Hz,3H),1.20(d,J=6.3Hz,3H),1.16(t,J=6.3Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.36,3.33。LCMS:MS m/z=796.45[M+1]、t=1.17分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=3.44分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
実施例73.(2S)-3-(4-(((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)ホスホリル)オキシ)フェニル)-2-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)プロパン酸イソプロピル
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.11mL、0.0.62mmol)及び塩化マグネシウム(23.8mg、0.25mmol)を、テトラヒドロフラン(2.5mL)中の中間体4(82.7mg、0.25mmol)及び中間体69(176.6mg、0.27mmol)の混合物に室温で添加した。混合物を55℃まで加熱した。4.5時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチル(25mL)で希釈し、得られた混合物を、水(2×15mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。濃塩酸水溶液(0.12mL)を、アセトニトリル(5mL)中の粗残渣に滴下添加した。4.5時間後に、反応混合物を酢酸エチル(25mL)で希釈し、得られた混合物を、飽和炭酸ナトリウム水溶液(2×20mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ジクロロメタン中0~25%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに供して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.79(d,J=9.3Hz,1H),7.36-7.21(m,5H),7.20-7.10(m,3H),7.09-7.03(m,1H),6.84(dd,J=4.5,1.0Hz,1H),6.73(dd,J=7.4,4.5Hz,1H),5.51(t,J=4.8Hz,1H),5.04(d,J=2.2Hz,2H),5.01-4.89(m,1H),4.66-4.60(m,1H),4.55-4.28(m,4H),3.87(ddd,J=16.3,9.6,7.1Hz,1H),3.61(d,J=16.9Hz,3H),3.09(dt,J=14.2,5.8Hz,1H),2.91(dt,J=15.3,8.2Hz,1H),1.24(dtd,J=9.4,4.9,4.3,1.6Hz,6H),1.16(dd,J=6.3,3.8Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.27。LCMS:MS m/z=796.51[M+1]、t=1.25分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.331分、4.395分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
実施例74.2-(ジイソプロピルアミノ)エチル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.20mL、1.17mmol)及び塩化マグネシウム(44.7mg、0.47mmol)を、テトラヒドロフラン(5.47mL)中の中間体4(155.6mg、0.47mmol)及び中間体68(231.8mg、0.47mmol)の混合物に室温で添加した。混合物を55℃まで加熱した。2時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチル(50mL)で希釈し、得られた混合物を、水(2×50mL)及びブライン(50mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。濃塩酸水溶液(0.40mL)を、アセトニトリル(5mL)中の粗残渣に、0℃で滴下添加した。混合物を室温まで温めた。20時間後に、揮発物を減圧下で除去した。水相を凍結乾燥して、生成物を得、これを更なる精製なしに使用した。LCMS:MS m/z=635.19[M+1]、t=0.95分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
実施例75.2-(2-エトキシエトキシ)エチル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート単一異性体
テトラヒドロフラン(1.4mL)を、中間体4(202mg、0.610mmol)、中間体73(418mg、0.793mmol)、塩化マグネシウム(87mg、0.914mmol)の混合物に室温で添加した。混合物を、10分間40℃まで加熱し、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.265mL、1.524mmol)を添加した。40℃で2時間撹拌した後、反応混合物を室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。粗残渣を、酢酸エチル(40mL)中に溶解させ、得られた混合物を、水(30mL)及びブライン(30mL)で洗浄した。有機層を分離し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、アセトニトリル(10mL)中に溶解させ、濃塩酸水溶液(0.508mL)を、0℃で滴下添加した。0℃で4時間後に、反応混合物を、0℃で酢酸エチル(50mL)及び水(30mL)で希釈し、得られた混合物を、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(20mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、水中10~100%アセトニトリルの勾配を使用する分取HPLC(Phenomenex Gemini 5μm C18 110Å 100×30mmカラム)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ7.86(s,1H),7.77(bs,2H),7.41-7.32(m,2H),7.27-7.12(m,3H),6.85(d,J=4.4Hz,1H),6.74(d,J=4.5Hz,1H),6.25-6.07(m,2H),5.50(d,J=5.9Hz,1H),5.38(d,J=6.2Hz,1H),4.54-4.42(m,1H),4.35-4.21(m,2H),4.22-4.08(m,2H),4.07-3.95(m,1H),3.92-3.77(m,1H),3.55-3.49(m,2H),3.49-3.44(m,2H),3.43-3.36(m,4H),1.20(d,J=7.1Hz,3H),1.07(t,J=7.0Hz,3H)。31P NMR(162MHz,DMSO-d)δ3.24。LCMS:MS m/z=635.07[M+1]、t=1.17分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~0.2分2%アセトニトリル、0.2分~1.5分2~100%アセトニトリル、1.5分~2.2分100%アセトニトリル、2.2分~2.4分100%~2%アセトニトリル、2.4分~2.5分2%アセトニトリル、2μL/分。HPLC:t=2.45分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~5.0分2~98%ACN、5.0分~6.0分98%ACN、2mL/分。HPLC:t=4.09分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例76.メチル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(ベンジルオキシ)ホスホリル)-L-アラニネート。
アセトニトリル(2.5mL)を、中間体4(150mg、0.453mmol)、中間体42(179mg、0.453mmol)、及び塩化マグネシウム(43mg、0.453mmol)の混合物に室温で添加した。混合物を、5分間50℃まで加熱し、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.197mL、0.453mmol)を添加した。22時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、濃塩酸水溶液(0.5mL)を滴下添加した。1時間後に、反応混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、得られた混合物を、飽和炭酸ナトリウム水溶液(50mL)及びブライン(50mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中0~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに供して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.78(s,0.7H),7.73(s,0.3H),7.41-7.22(m,5H),6.88-6.79(m,1H),6.76-6.67(m,1H),5.56-5.43(m,1H),5.09-4.93(m,2H),4.69-4.18(m,4H),3.92-3.72(m,1H),3.61(s,0.9H),3.60(s,2.1H),1.31-1.22(m,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ7.88(s),7.81(s)。LCMS:MS m/z=547.06[M+1]、t=1.04分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=2.381分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~5.0分2~98%ACN、5.0分~6.0分98%ACN、2mL/分。
C.化合物
実施例77.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-(シクロヘキシルオキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
実施例6(10mg、0.0167mmol)を、無水DMF(1mL)中に溶解させた。イソ酪酸(6.2uL、0.0667mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(10.4uL、0.0667mmol)を反応物に添加し、20分間撹拌した。DMAP(2mg、0.0167mmol)を添加し、反応物を16時間撹拌した。更なるイソ酪酸(7uL、0.067mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(11uL、0.067mmol)を反応物に添加し、次いで、これを6時間撹拌した。更なるイソ酪酸(4uL、0.034mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(6uL、0.034mmol)を反応物に添加し、これを、18時間撹拌した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~100%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製した。画分を合わせ、減圧下で油として濃縮し、次いで、これをMeCN及び水中に溶解させ、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ7.91(s,1H),7.35-7.22(m,2H),7.22-7.08(m,3H),6.68(d,J=4.5Hz,1H),6.58(d,J=4.5Hz,1H),5.98-5.71(m,3H),5.67(d,J=3.7Hz,1H),4.73(dq,J=8.7,4.2Hz,1H),4.40(d,J=6.3Hz,2H),4.07-3.83(m,2H),2.64(dq,J=13.8,6.9Hz,2H),1.98-1.59(m,7H),1.57-1.08(m,18H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ2.42(s)。MS m/z=741.1[M+1];739.2[M-1]。
実施例78.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-(シクロヘキシルオキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(4-メチルペンタノエート)
実施例6(10mg、0.016mmol)を、無水DMF(1mL)中に溶解させた。4-メチル吉草酸(10.4uL、0.083mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(13uL、0.083mmol)を反応物に添加し、20分間撹拌した。DMAP(2mg、0.0167mmol)を添加し、反応物を16時間撹拌した。
更なる4-メチル吉草酸(10.4uL、0.083mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(13uL、0.083mmol)を反応物に添加し、次いで、これを5時間撹拌した。反応物を、EtOAc(20mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(10mL)、次いでブライン(10mL)で洗浄した。有機画分を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~70%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製した。画分を合わせ、減圧下で油として濃縮し、次いで、これをMeCN及び水中に溶解させ、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.82(s,1H),7.31(m,2H),7.24-7.10(m,3H),6.84(d,J=4.5Hz,1H),6.73(d,J=4.5Hz,1H),5.89(d,J=5.8Hz,1H),5.79(t,J=5.4Hz,1H),5.68(d,J=4.9Hz,1H),4.68(dt,J=8.8,4.5Hz,1H),4.51-4.36(m,2H),3.95-3.79(m,1H),2.54-2.26(m,4H),1.83-1.45(m,10H),1.45-1.26(m,10H),0.97-0.82(m,12H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.07(s)。MS m/z=797.1[M+1];795.4[M-1]。
実施例79.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-オキソ-1-((トランス-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)オキシ)プロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
DMF(5mL)中の実施例18(355mg、0.50mmol)、イソ酪酸(0.23mL、2.51mmol)、及びN,N-ジイソプロピルカルボジイミド(0.40mL、2.51mmol)の混合物を室温で20分間撹拌し、DMAP(61.2mg、0.50mmol)を添加した。得られた混合物を室温で2.5時間撹拌し、EtOAcで希釈し、ブラインで洗浄し、真空下で濃縮した。得られた残渣を、分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、25分間の泳動で0%~70%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.90(s,1H),7.34(dd,J=8.6,7.3Hz,2H),7.23-7.14(m,3H),6.75(m,2H),6.37(s,2H),5.86(d,J=6.0Hz,1H),5.80(dd,J=5.9,4.6Hz,1H),5.68(d,J=4.6Hz,1H),4.60(tt,J=10.6,4.2Hz,1H),4.52-4.27(m,3H),3.87(tq,J=9.6,7.1Hz,1H),2.64(m,2H),2.18-2.05(m,1H),2.02-1.86(m,4H),1.49-1.12(m,19H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ2.46。19F NMR(376MHz,アセトニトリル-d3)δ-74.35(d,J=8.7Hz)。LCMS:MS m/z=809.32[M+1];t=1.41分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=6.56分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例80.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-((((S)-(((S)-1-(((1r,4S)-4-(tert-ブチル)シクロヘキシル)オキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)-2-シアノテトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
DMF(1mL)中の実施例22の(S)-異性体(40mg、0.061mmol)、イソ酪酸(0.023mL、0.244mmol)、及びN,N-ジイソプロピルカルボジイミド(0.038mL、0.244mmol)の混合物を室温で20分間撹拌し、DMAP(8mg、0.065mmol)を添加した。得られた混合物を室温で6時間撹拌し、追加のイソ酪酸(0.023mL、0.244mmol)及びDIC(0.038mL、0.244mmol)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌し、分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、25分間の泳動で0%~70%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.83(s,1H),7.34-7.26(m,2H),7.23-7.11(m,3H),6.84(d,J=4.6Hz,1H),6.73(d,J=4.6Hz,1H),5.89(d,J=5.9Hz,1H),5.77(dd,J=5.8,4.8Hz,1H),5.68(d,J=4.8Hz,1H),4.55(tt,J=11.2,4.4Hz,1H),4.45(dd,J=5.8,1.2Hz,2H),3.86(dq,J=10.0,7.1Hz,1H),2.64(dhept,J=17.2,7.0Hz,2H),1.94(d,J=10.6Hz,2H),1.82-1.71(m,2H),1.31-1.13(m,17H),1.12-0.91(m,3H),0.84(s,9H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.03。LCMS:MS m/z=797.37[M+1];t=1.45分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=7.33分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例81.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-(シクロヘキシルオキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジアセテート
実施例6(25mg、0.0416mmol)を、無水THF(1mL)中に溶解させた。酢酸(12uL、0.208mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(32uL、0.208mmol)を反応物に添加し、20分間撹拌した。DMAP(5mg、0.0416mmol)を添加し、反応物を、4時間撹拌した。反応物を、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~100%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製した。画分を合わせ、減圧下で油として濃縮し、次いで、これをMeCN及び水中に溶解させ、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ7.88(s,1H),7.32-7.23(m,2H),7.23-7.09(m,3H),6.63(d,J=4.5Hz,1H),6.52(d,J=4.5Hz,1H),5.93(bs,2H),5.85(d,J=5.7Hz,1H),5.79(dd,J=5.7,4.1Hz,1H),5.68(d,J=4.1Hz,1H),4.73(m,1H),4.42(d,J=6.4Hz,2H),4.20-4.01(m,2H),2.13(s,6H),1.82-1.61(m,4H),1.50(m,1H),1.45-1.28(m,8H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ2.49(s)。MS m/z=685.3[M+1];683.3[M-1]。
実施例82.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-(シクロヘキシルオキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジプロピオネート
実施例6(25mg、0.0416mmol)を、無水THF(1mL)中に溶解させた。プロピオン酸(16uL、0.208mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(32uL、0.208mmol)を反応物に添加し、20分間撹拌した。DMAP(5mg、0.0416mmol)を添加し、反応物を、4時間撹拌した。反応物を、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~100%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製した。画分を合わせ、減圧下で油として濃縮し、次いで、これをMeCN及び水中に溶解させ、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ7.89(s,1H),7.35-7.22(m,2H),7.22-7.09(m,3H),6.65(d,J=4.5Hz,1H),6.54(d,J=4.5Hz,1H),5.95(bs,2H),5.87(d,J=5.8Hz,1H),5.81(dd,J=5.7,3.9Hz,1H),5.68(d,J=3.9Hz,1H),4.73(m,1H),4.41(d,J=6.3Hz,2H),4.08-3.92(m,2H),2.49-2.34(m,4H),1.83-1.61(m,4H),1.56-1.45(m,1H),1.45-1.21(m,8H),1.17(m,6H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ2.46(s)。MS m/z=713.1[M+1];711.2[M-1]。
実施例83.(2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-(シクロヘキシルオキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジベンゾエート
無水N,N’-ジメチルホルムアミド(1mL)中の実施例6(50mg、0.083mmol)の溶液に、安息香酸(31mg、0.25mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(0.039mL、0.25mmol)を添加した。反応混合物を室温で5分間撹拌し、続いて、4-ジメチルアミノピリジン(10mg、0.083mmol)を添加した。4時間撹拌を続けた後、アセトニトリル(1mL)で希釈し、分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、30分間の泳動で25%~95%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d)δ8.00(dt,J=8.4,1.1Hz,4H),7.95(s,1H),7.63(td,J=7.4,5.7Hz,2H),7.45(t,J=7.7Hz,4H),7.30(t,J=7.8Hz,2H),7.16(d,J=7.9Hz,3H),6.85(d,J=4.6Hz,1H),6.79(d,J=4.5Hz,1H),6.38-6.15(m,4H),5.95(d,J=3.9Hz,1H),4.74-4.44(m,3H),4.23(t,J=11.0Hz,1H),3.98-3.80(m,1H),1.82-1.58(m,5H),1.50(s,1H),1.42-1.21(m,7H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d)δ2.49。LCMS:MS m/z=809.32[M+1];t=1.28分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=6.539分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例84.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-イソプロポキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
実施例1(10mg、0.0178mmol)を、無水THF(1mL)中に溶解させた。イソ酪酸(6.6uL、0.0714mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(11uL、0.0714mmol)を反応物に添加し、15分間撹拌した。DMAP(2mg、0.0178mmol)を添加し、反応物を、2時間撹拌した。更なるイソ酪酸(7uL、0.0714mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(11uL、0.0714mmol)を添加し、反応物を2時間撹拌した。メタノール(500uL)を添加し、10分間撹拌した。反応物を、EtOAc(15mL)で希釈し、ブライン(2×10mL)で洗浄した。有機物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~100%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製した。画分を合わせ、減圧下で油として濃縮し、次いで、これをMeCN及び水中に溶解させ、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ7.91(s,1H),7.33-7.23(m,2H),7.22-7.09(m,3H),6.66(d,J=4.5Hz,1H),6.54(d,J=4.6Hz,1H),5.88(d,J=5.8Hz,1H),5.85-5.70(m,2H),5.66(d,J=3.7Hz,1H),4.95(p,J=6.3Hz,1H),4.40(d,J=6.3Hz,2H),4.03-3.89(m,2H),2.64(m,2H),1.36-1.28(m,3H),1.25-1.17(m,18H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ2.41(s)。MS m/z=701.3[M+1];699.4[M-1]。
実施例85.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-((((ベンジルオキシ)(((S)-1-(2-エチルブトキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)ホスホリル)オキシ)メチル)-2-シアノテトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
無水イソ酪酸(0.073mL、0.44mmol)及び4-ジメチルアミノピリジン(4mg、0.03mmol)を、2-メチル-テトラヒドロフラン(2.0mL)中の実施例24(135mg、0.219mmol)の溶液に室温で逐次的に添加した。3.5時間後に、反応混合物を、ヘキサン中0~100%の酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに直接供して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.82(s,0.6H),7.78(s,0.4H),7.38-7.26(m,5H),6.84-6.82(m,1H),6.78-6.74(m,1H),5.95(d,J=5.8Hz,0.4H),5.91(d,J=5.9Hz,0.6H),5.86-5.79(m,1H),5.71-5.66(m,1H),5.06-4.98(m,2H),4.45-4.28(m,2H),4.05-3.75(m,3H),2.74-2.55(m,2H),1.49-1.13(m,20H),0.87-0.81(m,6H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ7.73(s),7.64(s)。LCMS:MS m/z=757.04[M+1]、t=1.57分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=3.787分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~5.0分2~98%ACN、5.0分~6.0分98%ACN、2mL/分。
実施例86.(2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-(2-エチルブトキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
無水N,N’-ジメチルホルムアミド(0.4mL)中の実施例25(15mg、0.025mmol)の溶液に、イソ酪酸(22mg、0.25mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(0.039mL、0.25mmol)を添加した。反応混合物を室温で5分間撹拌し、続いて、4-ジメチルアミノピリジン(3mg、0.025mmol)を添加した。4時間撹拌を続けた後、アセトニトリル(1mL)で希釈し、分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、30分間の泳動で25%~95%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d)δ7.91(s,1H),7.34(t,J=7.9Hz,2H),7.20(dd,J=8.3,6.8Hz,3H),6.78(s,2H),6.49(s,2H),5.88-5.75(m,2H),5.67(d,J=4.5Hz,1H),4.49-4.33(m,2H),4.31-4.16(m,1H),4.04-3.84(m,3H),2.64(dp,J=28.2,7.0Hz,2H),1.46(dt,J=12.6,6.3Hz,1H),1.38-1.21(m,8H),1.24-1.11(m,11H),0.86(td,J=7.5,1.1Hz,6H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d)δ2.45。LCMS:MS m/z=743.79[M+1];t=1.5分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=6.547分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例87.(2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-(2-エチルブトキシ)-1-オキソ-1-((((1r,4S)-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メトキシ)プロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
無水N,N’-ジメチルホルムアミド(1mL)中の実施例26(72mg、0.105mmol)の溶液に、イソ酪酸(93mg、1.055mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(0.164mL、1.055mmol)を添加した。反応混合物を室温で5分間撹拌し、続いて、4-ジメチルアミノピリジン(13mg、0.105mmol)を添加した。4時間撹拌を続けた後、アセトニトリル(1mL)で希釈し、分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、30分間の泳動で25%~95%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d)δ7.90(d,J=6.5Hz,1H),7.35(s,2H),7.18(dd,J=12.9,8.1Hz,3H),6.81-6.73(m,2H),6.33(s,2H),5.93-5.75(m,2H),5.68(dd,J=6.8,4.5Hz,1H),4.53-4.33(m,2H),4.26(m,1H),3.95-3.73(m,2H),2.74-2.55(m,2H),2.14(s,3H),1.91(d,J=13.2Hz,3H),1.79(s,2H),1.35-1.11(m,15H),1.05-0.95(m,2H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d)δ2.40,2.35。19F NMR(376MHz,アセトニトリル-d)δ-74.83(d,J=8.6Hz)。LCMS:MS m/z=823.59[M+1];t=1.27分(マイナー異性体)、1.28(メジャー異性体);LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=6.599分(マイナー異性体)、6.658分(メジャー異性体);HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例88.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-(2-エチルブトキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジアセテート
実施例25(15mg、0.025mmol)を、1mLの無水テトラヒドロフラン中に溶解させた。酢酸(7μL、0.12mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(19μL)、0.12mmol)を反応物に添加し、20分間撹拌した。DMAP(3mg、0.025mmol)を添加し、反応物を、14時間撹拌した。メタノール(1mL)を反応物に添加し、5分間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(10mL)で希釈し、ブライン(3×5mL)で洗浄した。有機抽出物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~100%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製した。所望される生成物を含有する画分を合わせ、減圧下で油として濃縮し、次いで、これをMeCN及び水中に溶解させ、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ7.90(s,1H),7.33-7.24(m,2H),7.22-7.10(m,3H),6.65(d,J=4.5Hz,1H),6.53(d,J=4.6Hz,1H),5.85(m,3H),5.79(dd,J=5.7,4.1Hz,1H),5.69(d,J=4.0Hz,1H),4.42(d,J=6.3Hz,2H),4.11-4.00(m,3H),3.95(m,1H),2.14(s,6H),1.53-1.43(m,1H),1.38-1.26(m,7H),0.85(t,J=7.5Hz,6H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ2.41(s)。LCMS:MS m/z=701.3[M+1];699.4[M-1]、t=1.32分;LCシステム:Thermo Dionex ultimate 3000 UHPLC;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ C18 100A、50×3mm;溶媒:A:0.1%酢酸を含む水、B:0.1%酢酸を含むアセトニトリル;勾配:0分~0.3分5%B、0.3分~1.5分5~100%B、1.5分~2分100%B、2分~2.2分100~5%B、2mL/分。HPLC:t=3.39分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Phenomenex Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:5分で2~98%B、2mL/分。HPLC:t=5.738分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例89.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-イソプロポキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジアセテート
THF(1mL)中の実施例1(70mg、0.125mmol)、酢酸(0.04mL、0.624mmol)、及びN,N-ジイソプロピルカルボジイミド(0.06mL、0.400mmol)の混合物を室温で20分間撹拌し、DMAP(17mg、0.139mmol)を添加した。得られた混合物を室温で80分間撹拌し、メタノール(0.5mL)を添加することによってクエンチし、分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、25分間の泳動で0%~100%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz、アセトニトリル-d3)δ7.90(s,1H),7.38-7.31(m,2H),7.23-7.15(m,3H),6.76(q,J=4.6Hz,2H),6.38(s,2H),5.86-5.75(m,2H),5.68(d,J=4.5Hz,1H),4.87(p,J=6.3Hz,1H),4.47(dd,J=11.2,6.7Hz,1H),4.42-4.30(m,2H),3.86(tq,J=9.6,7.1Hz,1H),2.15(s,3H),2.08(s,3H),1.26(dd,J=7.1,0.9Hz,3H),1.16(d,J=6.4Hz,3H),1.15(d,J=6.4Hz,3H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ2.54。LCMS:MS m/z=645.24[M+1];t=1.00分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.03分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例90.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-イソプロポキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジプロピオネート
THF(1mL)中の実施例1(70mg、0.125mmol)、プロピオン酸(0.047mL、0.624mmol)、及びN,N-ジイソプロピルカルボジイミド(0.06mL、0.400mmol)の混合物を室温で20分間撹拌し、DMAP(17mg、0.139mmol)を添加した。得られた混合物を室温で80分間撹拌し、EtOAcで希釈し、ブラインで洗浄し、乾燥させ、真空下で濃縮し、残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中、EtOAc 40~100%)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.90(s,1H),7.34(m,2H),7.24-7.16(m,3H),6.80-6.72(m,2H),6.45(s,2H),5.90-5.80(m,2H),5.69(d,J=4.5Hz,1H),4.87(p,J=6.3Hz,1H),4.53-4.44(m,2H),4.40(dt,J=11.2,5.6Hz,1H),3.87(tq,J=9.6,7.1Hz,1H),2.51-2.36(m,4H),1.26(dd,J=7.1,1.0Hz,3H),1.19-1.07(m,12H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ2.57。LCMS:MS m/z=673.29[M+1];t=1.10分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.45分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例91.(2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-(シクロブチルメトキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4ジイルジプロピオネート
無水N,N’-ジメチルホルムアミド(1mL)中の実施例2(60mg、0.102mmol)の溶液に、プロピオン酸(38mg、0.511mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(0.08mL、0.511mmol)を添加した。反応混合物を室温で5分間撹拌し、続いて、4-ジメチルアミノピリジン(12mg、0.102mmol)を添加した。1時間撹拌を続けた後、N,N’-ジメチルホルムアミド(1mL)で希釈した。分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、30分間の泳動で25%~95%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d)δ7.90(d,J=6.4Hz,1H),7.34(td,J=8.0,3.2Hz,2H),7.25-7.13(m,3H),6.83-6.73(m,2H),6.30(s,2H),5.91-5.77(m,2H),5.69(dd,J=6.8,4.6Hz,1H),4.54-4.32(m,2H),4.24(q,J=12.3,11.9Hz,1H),4.10-3.80(m,3H),2.62-2.44(m,1H),2.48-2.33(m,4H),2.15(s,3H),1.95-1.79(m,1H),1.74(q,J=8.3Hz,2H),1.25(ddd,J=17.0,7.1,1.0Hz,3H),1.13(dtd,J=17.3,7.5,2.6Hz,6H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d)δ2.42,2.36 LCMS:MS m/z=699.26[M+1];t=1.13分(マイナー)、1.28(メジャー);LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.763分(マイナー異性体)、5.8分(メジャー異性体);HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。生成物を、キラル分取HPLC(SFC AD-H 5um 21×250mm、ヘプタン70%エタノール30%)によって精製して、ジアステレオマーを得た。
実施例92.第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.80(s,1H),7.30(t,J=7.9Hz,2H),7.16(ddd,J=8.1,2.2,1.1Hz,3H),6.85(d,J=4.5Hz,1H),6.77(d,J=4.6Hz,1H),5.96(d,J=5.9Hz,1H),5.85(dd,J=5.9,4.5Hz,1H),5.69(d,J=4.6Hz,1H),4.51(dd,J=11.1,5.8Hz,1H),4.42(dd,J=11.1,5.1Hz,1H),4.10-3.94(m,2H),3.91-3.78(m,1H),2.58(p,J=7.5Hz,1H),2.53-2.35(m,4H),2.06-1.67(m,6H),1.31-1.09(m,9H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.05 LCMS:MS m/z=699.30[M+1]、t=1.13分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.736分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例93.第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.83(s,1H),7.30(t,J=7.8Hz,2H),7.23-7.12(m,3H),6.84(d,J=4.5Hz,1H),6.74(d,J=4.5Hz,1H),5.90(d,J=6.0Hz,1H),5.80(dd,J=5.9,4.7Hz,1H),5.68(d,J=4.7Hz,1H),4.43(dd,J=5.8,4.3Hz,2H),4.01(dd,J=10.9,6.8Hz,1H),3.96-3.85(m,2H),2.62-2.43(m,2H),2.47-2.34(m,3H),1.99(ddd,J=10.6,8.2,4.8Hz,2H),1.96-1.77(m,2H),1.80-1.66(m,2H),1.28(dd,J=7.1,1.1Hz,3H),1.15(dt,J=13.8,7.5Hz,6H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.01 LCMS:MS m/z=699.29[M+1]、t=1.13分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.793分;Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例94.(2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-(シクロブチルメトキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジアセテート
無水N,N’-ジメチルホルムアミド(1mL)中の実施例2(60mg、0.102mmol)の溶液に、酢酸(31mg、0.511mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(0.08mL、0.511mmol)を添加した。反応混合物を室温で5分間撹拌し、続いて、4-ジメチルアミノピリジン(12mg、0.102mmol)を添加した。1時間撹拌を続けた後、N,N’-ジメチルホルムアミド(1mL)で希釈した。分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、30分間の泳動で25%~95%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d)δ7.90(d,J=6.7Hz,1H),7.40-7.30(m,2H),7.25-7.13(m,3H),6.83-6.73(m,2H),6.30(s,2H),5.88-5.75(m,2H),5.69(dd,J=6.5,4.6Hz,1H),4.47(ddd,J=17.5,11.2,6.5Hz,1H),4.38(ddd,J=11.2,8.8,5.6Hz,1H),4.24(q,J=12.5,12.0Hz,1H),4.10-3.83(m,3H),2.56(tt,J=14.7,7.3Hz,1H),2.15(d,J=3.3Hz,6H),1.95-1.79(m,1H),1.80-1.68(m,2H),1.25(ddd,J=17.2,7.1,1.0Hz,3H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d)δ2.42,2.36 LCMS:MS m/z=671.25[M+1];t=1.49分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.346分(マイナー異性体)、5.38分(メジャー異性体);HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。生成物を、キラル分取HPLC(SFC AD-H 5um 21×250mm、ヘプタン70%エタノール30%)によって精製して、ジアステレオマーを得た。
実施例95.第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.80(s,1H),7.30(t,J=7.9Hz,2H),7.20-7.11(m,3H),6.85(d,J=4.6Hz,1H),6.77(d,J=4.6Hz,1H),5.93(d,J=5.9Hz,1H),5.83(dd,J=5.9,4.7Hz,1H),5.69(d,J=4.7Hz,1H),4.51(dd,J=11.1,5.8Hz,1H),4.42(dd,J=11.1,5.1Hz,1H),4.10-3.94(m,2H),3.91-3.73(m,1H),2.57(dq,J=14.6,7.3Hz,1H),2.13(d,J=19.4Hz,6H),2.06-1.67(m,6H),1.23(dd,J=7.1,1.3Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.04。LCMS:MS m/z=671.43[M+1]、t=1.03分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.343分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例96.第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.82(s,1H),7.30(dd,J=8.6,7.2Hz,2H),7.23-7.12(m,3H),6.83(d,J=4.5Hz,1H),6.74(d,J=4.5Hz,1H),5.87(d,J=6.0Hz,1H),5.79(dd,J=5.9,4.9Hz,1H),5.68(d,J=4.9Hz,1H),4.43(t,J=5.6Hz,2H),4.01(dd,J=10.9,6.7Hz,1H),3.90(ddd,J=10.1,8.7,6.8Hz,2H),2.55(hept,J=7.4Hz,1H),2.12(d,J=19.7Hz,6H),2.06-1.66(m,6H),1.27(dd,J=7.1,1.1Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.02。LCMS:MS m/z=671.30[M+1]、t=1.03分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.376分;Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例97.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-(((フェノキシ((2-(ピバロイルオキシ)エチル)アミノ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
N,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(0.14mL、0.87mmol)及び4-ジメチルアミノピリジン(21.0mg、0.174mmol)を、テトラヒドロフラン(1.0mL)中の実施例11(100mg、0.174mmol)及びイソ酪酸(0.081mL、0.87mmol)の溶液に室温で添加した。2時間後に、メタノール(0.2mL)を添加し、得られた混合物を、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中0~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに供して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.83(s,0.55H),7.80(s,0.45H),7.34-7.26(m,2H),7.21-7.12(m,3H),6.88-6.82(m,1H),6.78-6.73(m,1H),5.94(t,J=5.8Hz,1H),5.85-5.77(m,1H),5.68(d,J=4.5Hz,1H),4.49-4.36(m,2H),4.01-3.93(m,2H),3.20-3.07(m,2H),1.25-1.12(m,27H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ5.02(s),4.86(s)。LCMS:MS m/z=715.47[M+1]、t=1.38分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=3.53分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~5.0分2~98%ACN、5.0分~6.0分98%ACN、2mL/分。HPLC:t=5.96分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例98.(2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-(シクロプロピルメトキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジプロピオネート
無水N,N’-ジメチルホルムアミド(1mL)中の実施例8(65mg、0.112mmol)の溶液に、プロピオン酸(38mg、0.511mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(0.042mL、0.568mmol)を添加した。反応混合物を室温で5分間撹拌し、続いて、4-ジメチルアミノピリジン(14mg、0.114mmol)を添加した。1時間撹拌を続けた後、N,N’-ジメチルホルムアミド(1mL)で希釈し、分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、30分間の泳動で25%~95%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d)δ7.90(d,J=6.3Hz,1H),7.34(td,J=8.0,3.4Hz,2H),7.20(s,1H),7.25-7.14(m,2H),6.83-6.72(m,2H),6.28(s,2H),5.92-5.77(m,2H),5.69(dd,J=7.2,4.5Hz,1H),4.55-4.33(m,2H),4.23(d,J=13.3Hz,1H),3.97-3.74(m,3H),2.54-2.33(m,4H),1.26(ddd,J=17.5,7.1,1.0Hz,3H),1.13(dtd,J=17.6,7.5,2.6Hz,7H),0.51(ddt,J=8.4,5.9,4.4Hz,2H),0.24(dq,J=6.2,4.5Hz,2H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d)δ2.41,2.37。LCMS:MS m/z=685.26[M+1];t=1.07分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.476分(マイナー異性体)、5.515分(メジャー異性体);HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。生成物を、キラル分取HPLC(SFC AD-H 5um 21×250mm、ヘプタン70%エタノール30%)によって精製して、ジアステレオマーを得た。
実施例99.第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.71(s,1H),7.25-7.17(m,2H),7.08(d,J=7.5Hz,3H),6.68(d,J=4.5Hz,1H),5.88(d,J=5.9Hz,1H),5.76(dd,J=5.8,4.5Hz,1H),5.60(d,J=4.5Hz,1H),4.43(dd,J=11.1,5.8Hz,1H),4.34(dd,J=11.0,5.0Hz,1H),3.86-3.68(m,3H),2.46-2.26(m,4H),1.14(dd,J=7.2,1.2Hz,3H),1.06(dt,J=13.0,7.5Hz,7H),0.45-0.36(m,2H),0.19-0.12(m,2H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.1。LCMS:MS m/z=685.26[M+1]、t=1.06分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.464分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例100.第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.83(s,1H),7.30(dd,J=8.5,7.4Hz,2H),7.24-7.12(m,3H),6.83(d,J=4.6Hz,1H),6.74(d,J=4.5Hz,1H),5.90(d,J=5.9Hz,1H),5.81(dd,J=5.9,4.8Hz,1H),5.68(d,J=4.7Hz,1H),4.44(dd,J=5.8,2.9Hz,2H),3.96-3.74(m,3H),2.55-2.35(m,4H),1.29(dd,J=7.2,1.1Hz,3H),1.16-1.08(dd,J=13.9,7.5Hz,7H),0.54-0.45(m,2H),0.26-0.19(m,2H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.01。LCMS:MS m/z=685.22[M+1]、t=1.06分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.506分;Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例101.(2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-(シクロプロピルメトキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジアセテート
無水N,N’-ジメチルホルムアミド(1mL)中の実施例8(65mg、0.114mmol)の溶液に、酢酸(34mg、0.568mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(0.088mL、0.568mmol)を添加した。反応混合物を室温で5分間撹拌し、続いて、4-ジメチルアミノピリジン(14mg、0.114mmol)を添加した。1時間撹拌を続けた後、N,N’-ジメチルホルムアミド(1mL)で希釈し、分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、30分間の泳動で25%~95%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d)δ7.90(d,J=6.5Hz,1H),7.40-7.30(m,2H),7.25-7.14(m,3H),6.83-6.72(m,2H),6.29(s,2H),5.88-5.75(m,2H),5.69(dd,J=6.9,4.5Hz,1H),4.55-4.33(m,2H),4.23(d,J=11.8Hz,1H),3.99-3.74(m,3H),2.12(m,6H),1.26(ddd,J=17.7,7.1,1.0Hz,3H),1.13-0.97(m,1H),0.51(ddd,J=8.2,4.5,1.6Hz,2H),0.25(ddt,J=9.2,6.0,4.4Hz,2H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d)δ2.42,2.36。LCMS:MS m/z=657.20[M+1];t=0.98分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.051分(マイナー異性体)、5.088分(メジャー異性体);HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。生成物を、キラル分取HPLC(SFC AD-H 5um 21×250mm、ヘプタン70%エタノール30%)によって精製して、ジアステレオマーを得た。
実施例102.第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.58(s,1H),7.08(dd,J=8.7,7.1Hz,2H),6.98-6.89(m,3H),6.63(d,J=4.5Hz,1H),6.55(d,J=4.5Hz,1H),5.72(d,J=5.9Hz,1H),5.62(dd,J=5.9,4.7Hz,1H),5.47(d,J=4.7Hz,1H),4.30(dd,J=11.1,5.8Hz,1H),4.21(dd,J=11.1,5.0Hz,1H),3.73-3.55(m,3H),1.91(d,J=19.4Hz,6H),1.01(dd,J=7.1,1.3Hz,3H),0.86(dddd,J=15.2,12.3,7.8,4.8Hz,1H),0.32-0.23(m,2H),0.05(m,2H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.09。LCMS:MS m/z=657.23[M+1]、t=0.96分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.040分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例103.第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.61(s,1H),7.13-7.04(m,2H),7.02-6.90(m,3H),6.62(d,J=4.5Hz,1H),6.52(d,J=4.6Hz,1H),5.66(d,J=5.9Hz,1H),5.57(dd,J=5.9,4.9Hz,1H),5.46(d,J=4.9Hz,1H),4.29-4.14(m,2H),3.74-3.58(m,2H),3.57(dd,J=11.4,7.3Hz,1H),1.90(d,J=20.1Hz,6H),1.07(dd,J=7.2,1.0Hz,3H),0.91-0.76(m,1H),0.32-0.21(m,2H),0.05(m,2H);31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.04。LCMS:MS m/z=657.28[M+1]、t=0.97分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.080分;Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例104.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-エトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジアセテート
THF(1mL)中の実施例29(70mg、0.128mmol)、酢酸(0.04mL、0.64mmol)、及びN,N-ジイソプロピルカルボジイミド(0.06mL、0.39mmol)の混合物を室温で20分間撹拌し、DMAP(16mg、0.128mmol)を添加した。得られた混合物を室温で80分間撹拌し、メタノール(0.5mL)を添加することによってクエンチし、分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、25分間の泳動で0%~100%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.90(s,1H),7.39-7.29(m,2H),7.25-7.16(m,3H),6.76(d,J=3.8Hz,2H),6.39(s,2H),5.86-5.76(m,2H),5.69(d,J=4.3Hz,1H),4.47(dd,J=11.2,6.6Hz,1H),4.38(dd,J=11.2,5.7Hz,1H),4.10-3.96(m,2H),3.90(tq,J=9.6,7.1Hz,1H),2.15(s,3H),2.07(s,3H),1.26(dd,J=7.1,0.9Hz,3H),1.16(t,J=7.1Hz,3H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ2.48。LCMS:MS m/z=631.18[M+1];t=0.94分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.80分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例105.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-エトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジプロピオネート
THF(1mL)中の実施例29(70mg、0.128mmol)、プロピオン酸(0.05mL、0.64mmol)、及びN,N-ジイソプロピルカルボジイミド(0.06mL、0.39mmol)の混合物を室温で20分間撹拌し、DMAP(16mg、0.128mmol)を添加した。得られた混合物を室温で80分間撹拌し、メタノール(0.5mL)を添加することによってクエンチし、分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、25分間の泳動で0%~100%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.90(s,1H),7.34(t,J=7.8Hz,2H),7.20(ddd,J=8.1,2.4,1.2Hz,3H),6.81-6.69(m,2H),6.40(s,2H),5.87-5.76(m,2H),5.68(d,J=4.4Hz,1H),4.42(dd,J=21.1,6.0Hz,2H),4.12-3.96(m,2H),3.89(td,J=9.6,7.0Hz,1H),2.45(qd,J=7.5,3.4Hz,2H),2.38(q,J=7.6Hz,2H),1.29-1.24(m,3H),1.15(td,J=7.4,4.3Hz,6H),1.10(t,J=7.6Hz,3H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ2.49。LCMS:MS m/z=659.30[M+1];t=1.04分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.25分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例106.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-イソプロポキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
実施例1(40mg、0.071mmol)を、3mLの無水テトラヒドロフラン中に溶解させた。イソ酪酸(26μL、0.27mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(44μL、0.29mmol)を反応物に添加し、それを、15分間撹拌した。DMAP(8.7mg、0.71mmol)を添加し、反応混合物を、4時間撹拌した。更なるイソ酪酸(26μL、0.29mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(44μL、0.286mmol)を添加し、反応物を、1時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(10mL)で希釈し、ブライン(4×5mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~80%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製した。所望される生成物を含有する画分を合わせ、減圧下で油として濃縮し、次いで、これをMeCN及び水中に溶解させ、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.12(s,1H),7.32-7.20(m,3H),7.20-7.09(m,3H),6.85(d,J=4.8Hz,1H),5.81(d,J=5.8Hz,1H),5.77(dd,J=5.8,3.8Hz,1H),5.71(d,J=3.7Hz,1H),4.95(m,1H),4.41(d,J=6.1Hz,2H),4.05-3.91(m,2H),3.02(m,1H),2.63(m,2H),1.32(d,J=6.4Hz,3H),1.30-1.25(m,6H),1.21(m,18H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ2.41。LCMS:MS m/z=771.3[M+1];769.5[M-1]、t=1.46分;LCシステム:Thermo Dionex ultimate 3000 UHPLC;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ C18 100A、50×3mm;溶媒:A:0.1%酢酸を含む水、B:0.1%酢酸を含むアセトニトリル;勾配:0分~0.3分5%B、0.3分~1.5分5~100%B、1.5分~2分100%B、2分~2.2分100~5%B、2mL/分。HPLC:t=6.686分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例107.(2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-オキソ-1-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メトキシ)プロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジプロピオネート
無水N,N’-ジメチルホルムアミド(1mL)中の実施例20(75mg、0.122mmol)の溶液に、プロピオン酸(45mg、0.608mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(0.095mL、0.608mmol)を添加した。反応混合物を室温で5分間撹拌し、続いて、4-ジメチルアミノピリジン(15mg、0.122mmol)を添加した。1時間撹拌を続けた後、N,N’-ジメチルホルムアミド(1mL)で希釈し、分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、30分間の泳動で25%~95%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.82(d,J=8.8Hz,1H),7.31(s,2H),7.18(dd,J=15.0,7.9Hz,3H),6.88-6.72(m,2H),5.93-5.76(m,2H),5.69(t,J=4.2Hz,1H),4.54-4.37(m,2H),3.95-3.79(m,5H),3.3(m,2H),2.50-2.35(m,4H),1.85(s,1H),1.55(d,J=13.0Hz,2H),1.31-1.08(m,11H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ2.99,3.04。LCMS:MS m/z=729.25[M+1];];t=1.00分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.159分(マイナー異性体)、5.216分(メジャー異性体);HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。生成物を、キラル分取HPLC(SFC AD-H 5um 21×250mm、ヘプタン70%エタノール30%)によって精製して、ジアステレオマーを得た。
実施例108.第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.81(s,1H),7.35-7.26(m,2H),7.20-7.12(m,3H),6.85(d,J=4.5Hz,1H),6.78(d,J=4.5Hz,1H),5.97(d,J=5.9Hz,1H),5.86(dd,J=5.9,4.6Hz,1H),5.69(d,J=4.6Hz,1H),4.46(ddd,J=36.1,11.1,5.5Hz,2H),3.94-3.79(m,5H),3.3(m,2H),2.54-2.36(m,4H),1.86(dp,J=10.6,3.8Hz,1H),1.64-1.46(m,2H),1.35-1.09(m,11H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.03。LCMS:MS m/z=729.30[M+1]、t=1.00分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.151分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例109.第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.83(s,1H),7.31(t,J=7.9Hz,2H),7.24-7.13(m,3H),6.84(d,J=4.6Hz,1H),6.75(d,J=4.5Hz,1H),5.89(d,J=5.9Hz,1H),5.80(dd,J=5.9,4.8Hz,1H),5.68(d,J=4.9Hz,1H),4.50-4.37(m,2H),3.97-3.78(m,5H),3.34(m,2H),2.53-2.35(m,4H),1.95-1.68(m,1H),1.55(d,J=13.3Hz,2H),1.34-1.22(m,5H),1.15(dt,J=14.3,7.5Hz,6H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ2.98。LCMS:MS m/z=729.27[M+1]、t=1.01分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.214分;Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例110.(2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-オキソ-1-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メトキシ)プロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジアセテート
無水N,N’-ジメチルホルムアミド(1mL)中の実施例20(75mg、0.122mmol)の溶液に、酢酸(37mg、0.608mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(0.095mL、0.608mmol)を添加した。反応混合物を室温で5分間撹拌し、続いて、4-ジメチルアミノピリジン(15mg、0.122mmol)を添加した。1時間撹拌を続けた後、N,N’-ジメチルホルムアミド(1mL)で希釈し、分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、30分間の泳動で25%~95%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.82(d,J=9.3Hz,1H),7.36-7.26(m,2H),7.24-7.13(m,3H),6.88-6.71(m,2H),5.90-5.75(m,2H),5.69(dd,J=4.8,3.7Hz,1H),4.56-4.37(m,2H),3.97-3.78(m,3H),2.13(dd,J=20.6,4.2Hz,6H),1.84(s,1H),1.55(d,J=13.1Hz,2H),1.34-1.20(m,5H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ2.99,3.03。LCMS:MS m/z=701.27[M+1];];t=0.90~0.91分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.726分(マイナー異性体)、4.786分(メジャー異性体);HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。生成物を、キラル分取HPLC(SFC AD-H 5um 21×250mm、ヘプタン70%エタノール30%)によって精製して、ジアステレオマーを得た。
実施例111.第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.80(s,1H),7.30(t,J=7.9Hz,2H),7.20-7.12(m,3H),6.85(d,J=4.5Hz,1H),6.77(d,J=4.6Hz,1H),5.94(d,J=5.9Hz,1H),5.84(dd,J=5.9,4.8Hz,1H),5.69(d,J=4.8Hz,1H),4.51(dd,J=11.1,5.9Hz,1H),4.42(dd,J=11.1,5.1Hz,1H),3.94-3.80(m,5H),3.34(d,J=11.6Hz,2H),2.13(d,J=20.4Hz,6H),1.86(s,1H),1.56(d,J=13.6Hz,2H),1.35-1.20(m,5H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.02。LCMS:MS m/z=701.28[M+1]、t=0.89分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.721分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例112.第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.83(s,1H),7.31(dd,J=8.7,7.2Hz,2H),7.24-7.13(m,3H),6.83(d,J=4.6Hz,1H),6.74(d,J=4.6Hz,1H),5.87(d,J=5.9Hz,1H),5.78(dd,J=5.9,4.9Hz,1H),5.68(d,J=4.9Hz,1H),4.44(t,J=5.5Hz,2H),3.97-3.78(m,5H),3.35(dt,2H),2.15(s,3H),2.09(s,3H),1.83(ddd,J=11.6,7.8,5.0Hz,1H),1.55(d,J=11.8Hz,2H),1.34-1.18(m,5H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ2.99。LCMS:MS m/z=701.28[M+1]、t=0.90分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.779分;Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例113.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イルl)-2-シアノ-2-((((((S)-1-(シクロヘキシルオキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(((S)-1-(2-エチルブトキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジアセテート
THF(3mL)中の実施例30(47mg、0.069mmol)、酢酸(0.05mL、0.874mmol)、及びN,N-ジイソプロピルカルボジイミド(0.05mL、0.319mmol)の混合物を室温で20分間撹拌し、DMAP(16mg、0.131mmol)を添加した。得られた混合物を室温で80分間撹拌し、メタノール(0.5mL)を添加することによってクエンチし、分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、25分間の泳動で0%~100%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.91(s,1H),6.82(d,J=4.6Hz,1H),6.77(d,J=4.5Hz,1H),6.48(s,2H),5.80(d,J=2.4Hz,2H),5.71-5.64(m,1H),4.70(qd,J=8.5,3.8Hz,1H),4.33(dd,J=11.3,7.1Hz,1H),4.22(ddd,J=11.3,5.8,2.3Hz,1H),4.05(td,J=11.0,5.7Hz,1H),3.94(ddd,J=20.8,10.9,5.6Hz,1H),3.88-3.72(m,4H),2.16(s,3H),2.07(s,3H),1.78(m,2H),1.73-1.65(m,2H),1.51(m,2H),1.35(m,9H),1.26(m,6H),0.88(m,6H)。LCMS:MS m/z=764.54[M+1];t=1.19分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=6.05分(37%)、6.07分(60%);HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例114.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-(2-エチルブトキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(((2S)-1-(2-エチルブトキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジアセテート
THF(3mL)中の実施例7(60mg、0.088mmol)、酢酸(0.05mL、0.874mmol)、及びN,N-ジイソプロピルカルボジイミド(0.05mL、0.319mmol)の混合物を室温で20分間撹拌し、DMAP(16mg、0.131mmol)を添加した。得られた混合物を室温で80分間撹拌し、メタノール(0.5mL)を添加することによってクエンチし、分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、25分間の泳動で0%~100%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.91(s,1H),6.82(d,J=4.6Hz,1H),6.77(d,J=4.6Hz,1H),6.46(s,2H),5.84-5.76(m,2H),5.72-5.63(m,1H),δ4.33(dd,J=11.3,7.1Hz,1H),4.22(dd,J=11.3,5.8Hz,1H),4.10-3.89(m,4H),3.88-3.73(m,4H),2.16(s,3H),2.07(s,3H),1.57-1.43(m,2H),1.34(hd,J=7.3,2.0Hz,8H),1.29-1.23(m,6H),0.88(td,J=7.5,4.6Hz,12H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ12.10。LCMS:MS m/z=766.51[M+1];t=1.22分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=6.25分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例115.(2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-オキソ-1-((1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)プロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジプロピオネート
無水N,N’-ジメチルホルムアミド(1mL)中の実施例31.(100mg、0.143mmol)の溶液に、プロピオン酸(53mg、0.717mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(0.112mL、0.717mmol)を添加した。反応混合物を室温で5分間撹拌し、続いて、4-ジメチルアミノピリジン(18mg、0.143mmol)を添加した。1時間撹拌を続けた後、N,N’-ジメチルホルムアミド(1mL)で希釈し、分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、30分間の泳動で25%~95%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.82(d,J=8.9Hz,1H),7.35-7.26(m,2H),7.24-7.13(m,3H),6.88-6.71(m,2H),5.92-5.76(m,2H),5.69(t,J=4.5Hz,1H),4.55-4.37(m,2H),3.95-3.78(m,3H),3.09-2.88(m,4H),2.49-2.35(m,4H),2.26(t,J=11.8Hz,2H),1.61(d,J=12.3Hz,3H),1.35-1.08(m,11H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ2.99,3.05。LCMS:MS m/z=405.90[M+1];];t=1.01~1.02分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.633分(マイナー異性体)、4.677分(メジャー異性体);HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。生成物を、キラル分取HPLC(SFC AD-H 5um 21×250mm、ヘプタン70%エタノール30%)によって精製して、ジアステレオマーを得た。
実施例116.第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.81(s,1H),7.35-7.26(m,2H),7.20-7.12(m,3H),6.85(d,J=4.6Hz,1H),6.78(d,J=4.5Hz,1H),5.96(d,J=5.9Hz,1H),5.85(dd,J=5.9,4.6Hz,1H),5.69(d,J=4.6Hz,1H),4.56-4.37(m,2H),3.94-3.78(m,3H),3.04-2.87(m,4H),2.53-2.35(m,4H),2.26(t,J=12.0Hz,2H),1.61(s,3H),1.35-1.20(m,5H),1.15(dt,J=13.2,7.5Hz,6H)。19F NMR(376MHz,メタノール-d)δ-71.22(t,J=10.0Hz)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.05。LCMS:MS m/z=405.89[M+1]、t=1.03分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.628分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例117.第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.83(s,1H),7.31(dd,J=8.6,7.1Hz,2H),7.24-7.12(m,3H),6.84(d,J=4.5Hz,1H),6.74(d,J=4.6Hz,1H),5.89(d,J=5.9Hz,1H),5.80(dd,J=5.9,4.8Hz,1H),5.68(d,J=4.8Hz,1H),4.50-4.37(m,2H),3.97-3.78(m,3H),3.04-2.88(m,4H),2.53-2.35(m,4H),2.26(t,J=11.7Hz,2H),1.65-1.51(m,3H),1.34-1.08(m,11H)。19F NMR(376MHz,メタノール-d)δ-71.22(t,J=9.9Hz)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ2.99。LCMS:MS m/z=405.88[M+1]、t=1.04分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.673分;Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例118.(2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-オキソ-1-((1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)プロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジアセテート
無水N,N’-ジメチルホルムアミド(1mL)中の実施例31.(100mg、0.143mmol)の溶液に、酢酸(43mg、0.717mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(0.112mL、0.717mmol)を添加した。反応混合物を室温で5分間撹拌し、続いて、4-ジメチルアミノピリジン(18mg、0.143mmol)を添加した。1時間撹拌を続けた後、N,N’-ジメチルホルムアミド(1mL)で希釈し、分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、30分間の泳動で25%~95%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.82(d,J=10.0Hz,1H),7.31(ddd,J=10.2,7.4,2.9Hz,2H),7.25-7.12(m,3H),6.89-6.72(m,2H),5.90-5.75(m,2H),5.69(t,J=4.6Hz,1H),4.56-4.38(m,2H),3.97-3.78(m,3H),3.05-2.83(m,4H),2.26(t,J=11.8Hz,2H),2.13(dd,J=20.1,4.5Hz,6H),1.65-1.51(m,3H),1.26(ddd,J=20.1,7.2,1.2Hz,5H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.02,3.06。19F NMR(377MHz,メタノール-d)δ-71.22(t,J=9.9Hz)LCMS:MS m/z=391.90[M+1];];t=0.89分(マイナー異性体)~0.91分(メジャー異性体);LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.217分(マイナー異性体)、4.258分(メジャー異性体);HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。生成物を、キラル分取HPLC(SFC AD-H 5um 21×250mm、ヘプタン70%エタノール30%)によって精製して、ジアステレオマーを得た。
実施例119.第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.80(s,1H),7.35-7.26(m,2H),7.20-7.11(m,3H),6.85(d,J=4.5Hz,1H),6.77(d,J=4.6Hz,1H),5.94(d,J=5.9Hz,1H),5.84(dd,J=5.9,4.8Hz,1H),5.69(d,J=4.8Hz,1H),4.51(dd,J=11.1,5.9Hz,1H),4.42(dd,J=11.1,5.1Hz,1H),3.94-3.78(m,3H),2.95(dd,J=28.2,10.6Hz,4H),2.26(t,J=11.9Hz,2H),2.13(d,J=19.8Hz,6H),1.60(s,3H),1.34-1.20(m,5H)。19F NMR(376MHz,メタノール-d)δ-71.21(t,J=10.0Hz)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.04。LCMS:MS m/z=391.83[M+1]、t=0.91分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.212分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例120.第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.83(s,1H),7.35-7.26(m,2H),7.24-7.12(m,3H),6.83(d,J=4.5Hz,1H),6.74(d,J=4.6Hz,1H),5.87(d,J=5.9Hz,1H),5.79(dd,J=5.9,5.0Hz,1H),5.68(d,J=5.0Hz,1H),4.44(t,J=5.5Hz,2H),3.97-3.78(m,3H),3.04-2.88(m,4H),2.26(t,J=11.8Hz,2H),2.15(s,3H),2.09(s,3H),1.60(d,J=12.8Hz,3H),1.35-1.20(m,5H)。19F NMR(376MHz,メタノール-d)δ-71.22(t,J=9.9Hz)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.00。LCMS:MS m/z=391.87[M+1]、t=0.92分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.256分;Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例121.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-(シクロヘキシルオキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(((S)-1-シクロヘキシルオキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジアセテート
THF(3mL)中の実施例14(52mg、0.077mmol)、酢酸(0.0544mL、0.762mmol)、及びN,N-ジイソプロピルカルボジイミド(0.044mL、0.278mmol)の混合物を室温で20分間撹拌し、DMAP(15mg、0.124mmol)を添加した。得られた混合物を室温で80分間撹拌し、メタノール(0.5mL)を添加することによってクエンチし、分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、25分間の泳動で0%~100%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.92(s,1H),6.82(d,J=4.6Hz,1H),6.77(d,J=4.6Hz,1H),6.45(s,2H),5.80(m,2H),5.68(t,J=2.3Hz,1H),4.69(qd,J=8.7,3.8Hz,2H),4.33(dd,J=11.3,7.2Hz,1H),4.22(dd,J=11.3,5.8Hz,1H),3.88-3.67(m,4H),2.16(s,3H),2.07(s,3H),1.86-1.59(m,8H),1.51(m,2H),1.38(m,10H),1.25(m,6H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ12.16。LCMS:MS m/z=762.53[M+1];t=1.14分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.86分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例122.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-(シクロヘキシルオキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイル(2S,2’S)-ビス(2-アミノ-3-メチルブタノエート)
実施例6(50mg、0.083mmol)を、1mLの無水テトラヒドロフラン中に溶解させた。Boc-L-バリン(72mg、0.33mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(52μL、0.33mmol)を反応物に添加し、得られた混合物を、20分間撹拌した。DMAP(10mg、0.083mmol)を添加し、混合物を、16時間撹拌した。メタノール(0.5mL)を反応物に添加し、25分間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(10mL)で希釈し、2%クエン酸水溶液(10mL)、次いでブライン(5mL)で洗浄した。有機抽出物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~100%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製した。所望される生成物を含有する画分を合わせ、減圧下で濃縮した。残渣を、MeCN(5mL)中に溶解させ、氷浴において窒素雰囲気下で撹拌した。濃HCl(水溶液)(300μL)を滴下添加し、反応混合物を、4時間撹拌した。粗反応混合物を、分取HPLCカラムに直接ロードし、酸性モディファイアなしで5~100%MeCNの線形勾配で溶出した。所望される生成物を含有する画分を合わせ、凍結乾燥させた。得られた材料を、TFAをモディファイアとして用いて分取HPLC(5~100%MeCN/水)によって再精製した。所望される生成物を含有する画分を合わせ、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ8.03(s,1H),7.37-7.29(m,2H),7.27(d,J=4.7Hz,1H),7.24-7.15(m,3H),6.99(d,J=4.7Hz,1H),6.32(d,J=5.8Hz,1H),6.04(dd,J=5.8,3.2Hz,1H),5.87(d,J=3.2Hz,1H),4.59(m,1H),4.50(qd,J=11.5,6.4Hz,2H),4.14(dd,J=9.7,4.1Hz,2H),3.79(dq,J=10.1,7.1Hz,1H),2.51(m,2H),1.79-1.60(m,4H),1.57-1.44(m,1H),1.44-1.20(m,8H),1.20-1.06(m,12H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.15(s)。LCMS:MS m/z=799.3[M+1];797.6[M-1]、t=1.00分;LCシステム:Thermo Dionex ultimate 3000 UHPLC;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ C18 100A、50×3mm;溶媒:A:0.1%酢酸を含む水、B:0.1%酢酸を含むアセトニトリル;勾配:0分~0.3分5%B、0.3分~1.5分5~100%B、1.5分~2分100%B、2分~2.2分100~5%B、2mL/分。HPLC:t=2.65分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Phenomenex Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:5分で2~98%B、2mL/分。HPLC:t=4.472分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例123.((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジプロピオネートテトラヒドロフラン-2-イル)メチルビス-イソプロピルL-アラニネートホスフェート
実施例34(20mg、0.033mmol)を、3mLのTHF中に溶解させ、この溶液に、プロピオン酸(20mg、0.27mmol)及びDIC(17mg、0.13mmol)を添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌し、次いで、DMAP(8.2mg、0.07mmol)を添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、溶媒を蒸発させた。残渣を、分取HPLCによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.91(s,1H),6.86(d,J=4.6Hz,1H),6.82(d,J=4.5Hz,1H),5.91(d,J=6.0Hz,1H),5.84(dd,J=5.9,4.6Hz,1H),5.00-4.90(m,1H),4.90-4.83(m,1H),4.35(dd,J=11.2,6.8Hz,1H),4.27(dd,J=11.2,5.2Hz,1H),3.82(dp,J=9.2,7.1Hz,2H),2.56-2.34(m,4H),1.35-1.07(m,24H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ13.51。LCMS:MS m/z=710.29[M+1]、t=1.34分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=3.14分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例124.((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジプロピオネートテトラヒドロフラン-2-イル)メチルビス-エチルL-アラニネートホスフェート
実施例35(21mg、0.037mmol)を、3mLのTHF中に溶解させ、この溶液に、プロピオン酸(22mg、0.30mmol)及びDIC(19mg、0.15mmol)を添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌し、次いで、DMAP(9mg、0.07mmol)を添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、溶媒を蒸発させた。残渣を、分取HPLCによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.93(s,1H),7.00(d,J=4.6Hz,1H),6.89(d,J=4.6Hz,1H),5.88(d,J=6.0Hz,1H),5.84(dd,J=5.9,4.6Hz,1H),5.69(d,J=4.6Hz,1H),4.36(dd,J=11.2,6.7Hz,1H),4.27(dd,J=11.2,5.1Hz,1H),4.11(dp,J=18.8,7.1Hz,4H),3.89-3.75(m,2H),2.58-2.32(m,4H),1.37-1.04(m,18H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ13.49。LCMS:MS m/z=682.14[M+1]、t=1.25分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=2.92分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例125.((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジプロピオネートテトラヒドロフラン-2-イル)メチルビス-シクロブチルメチルL-アラニネートホスフェート
実施例36(17mg、0.026mmol)を、3mLのTHF中に溶解させ、この溶液に、プロピオン酸(15.5mg、0.21mmol)及びDIC(13mg、0.11mmol)を添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌し、次いで、DMAP(6mg、0.05mmol)を添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、溶媒を蒸発させた。残渣を、分取HPLCによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.86(s,1H),6.87(d,J=4.5Hz,1H),6.82(d,J=4.6Hz,1H),5.90(d,J=6.0Hz,1H),5.83(t,J=5.3Hz,1H),5.68(d,J=4.7Hz,1H),4.35(dd,J=11.2,6.7Hz,1H),4.26(dd,J=11.2,5.1Hz,1H),4.15-3.81(m,6H),2.65-2.34(m,6H),2.02(dq,J=13.7,7.0Hz,4H),1.96-1.65(m,8H),1.29(d,J=7.1Hz,6H),1.16(dt,J=21.0,7.5Hz,6H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ13.44。LCMS:MS m/z=762.36[M+1]、t=1.47分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=3.51分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例126.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-((((((S)-1-(ベンジルオキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)-2-シアノテトラヒドロフラン-3,4-ジイルジアセテート
実施例37(25mg、0.041mmol)を、1.5mLの無水テトラヒドロフラン中に溶解させた。酢酸(12μL、0.205mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(32μL、0.205mmol)を反応物に添加し、これを、30分間撹拌した。DMAP(5mg、0.041mmol)を添加し、反応物を、14時間撹拌した。更なる酢酸(5μL)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(12μL)を添加し、反応物を、45分間撹拌した。反応物を、酢酸エチル(10mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(2×10mL)、次いでブライン(2×5mL)で洗浄した。有機抽出物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~100%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製した。所望される生成物を含有する画分を合わせ、減圧下で油として濃縮し、次いで、これをMeCN及び水中に溶解させ、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ7.86(m,1H),7.36-7.21(m,7H),7.21-7.07(m,3H),6.63(m,1H),6.50(m,1H),6.02(bs,2H),5.95-5.75(m,2H),5.68(m,1H),5.16-4.98(m,2H),4.58-4.19(m,3H),4.11-3.97(m,1H),2.14(m,6H),1.31(m,3H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ2.32,2.33。LCMS:MS m/z=693.2[M+1];691.4[M-1]、t=1.32分;LCシステム:Thermo Dionex ultimate 3000 UHPLC;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ C18 100A、50×3mm;溶媒:A:0.1%酢酸を含む水、B:0.1%酢酸を含むアセトニトリル;勾配:0分~0.3分5%B、0.3分~1.5分5~100%B、1.5分~2分100%B、2分~2.2分100~5%B、2mL/分。HPLC:t=3.16分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Phenomenex Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:5分で2~98%B、2mL/分。HPLC:t=5.287、5.309分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例127.
N,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(0.086mL、0.55mmol)及び4-ジメチルアミノピリジン(14.0mg、0.11mmol)を、テトラヒドロフラン(1.0mL)中の実施例38(60mg、0.110mmol)及び酢酸(0.032mL、0.55mmol)の溶液に室温で添加した。1.5時間後に、メタノール(0.2mL)を添加し、得られた混合物を減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中0~100%の酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに供して、生成物と実施例128のトリアセテート化合物との混合物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.87(s,1H),6.86(d,J=4.6Hz,1H),6.86(d,J=4.6Hz,1H),5.93-5.80(m,2H),5.69(d,J=4.8Hz,1H),4.35(dd,J=11.2,6.7Hz,1H),4.26(dd,J=11.2,5.1Hz,1H),3.91-3.76(m,2H),3.67(s,3H),3.65(s,3H),2.18(s,3H),2.10(s,3H),1.31-1.22(m,6H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ13.49(s)。LCMS:MS m/z=626.32[M+1]、t=1.07分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=2.38分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~5.0分2~98%ACN、5.0分~6.0分98%ACN、2mL/分。HPLC:t=3.93分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例128.
実施例127の方法によって調製したトリアセテート。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ8.25(s,1H),7.21(d,J=4.8Hz,1H),7.05(d,J=4.7Hz,1H),5.89-5.82(m,2H),5.78(d,J=3.9Hz,1H),4.36(dd,J=11.2,6.6Hz,1H),4.28(dd,J=11.2,5.1Hz,1H),3.92-3.77(m,2H),3.67(s,3H),3.65(s,3H),2.39(s,3H),2.19(s,3H),2.10(s,3H),1.32-1.23(m,6H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ13.48(s)。LCMS:MS m/z=668.08[M+1]、t=1.11分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=2.66分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~5.0分2~98%ACN、5.0分~6.0分98%ACN、2mL/分。HPLC:t=4.28分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例129.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジアセテート
N,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(0.307mL、1.97mmol)及び4-ジメチルアミノピリジン(48.0mg、0.394mmol)を、テトラヒドロフラン(2.0mL)中の実施例39(210mg、0.394mmol)及び酢酸(0.113mL、1.97mmol)の溶液に室温で添加した。1.5時間後に、メタノール(0.2mL)を添加し、得られた混合物を減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中0~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに供して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.82(s,0.66H),7.80(s,0.33H),7.36-7.25(m,2H),7.22-7.12(m,3H),6.86-6.81(m,1H),6.78-6.71(m,1H),5.96(d,J=5.9Hz,0.33H),5.89(d,J=5.9Hz,0.66H),5.87-5.78(m,1H),5.71-5.68(m,1H),4.54-4.35(m,2H),3.95-3.75(m,1H),3.62(s,1H),3.60(s,2H),2.16(s,1H),2.15(s,2H),2.11(s,1H),2.10(s,2H),1.27(dd,J=7.2,1.1Hz,2H),1.21(dd,J=7.2,1.3Hz,1H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.02(s),3.00(s)。LCMS:MS m/z=617.16[M+1]、t=1.18分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=2.74分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~5.0分2~98%ACN、5.0分~6.0分98%ACN、2mL/分。HPLC:t=4.513分(マイナー異性体)、4.570分(メジャー異性体);HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。生成物を、キラル分取SFC(Chiralpak ADH、30%エタノール)によって精製した。
実施例130.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((R)-(((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジアセテート
実施例129の第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.80(s,1H),7.34-7.24(m,2H),7.19-7.12(m,3H),6.85(d,J=4.5Hz,1H),6.77(d,J=4.5Hz,1H),5.95(d,J=5.9Hz,1H),5.85(dd,J=5.9,4.6Hz,1H),5.70(d,J=4.6Hz,1H),4.52(dd,J=11.1,5.9Hz,1H),4.42(dd,J=11.1,4.9Hz,1H),3.80(dq,J=9.4,7.1Hz,1H),3.63(s,3H),2.16(s,3H),2.11(s,3H),1.21(dd,J=7.2,1.3Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.00(s)。LCMS:MS m/z=617.16[M+1]、t=1.18分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLCt=4.51分;Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例131.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジアセテート
実施例129の第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.82(s,1H),7.34-7.26(m,2H),7.23-7.11(m,3H),6.82(d,J=4.5Hz,1H),6.74(d,J=4.6Hz,1H),5.89(d,J=5.9Hz,1H),5.81(dd,J=5.9,4.9Hz,1H),5.69(d,J=4.9Hz,1H),4.49-4.37(m,2H),3.96-3.83(m,1H),3.60(s,3H),2.15(s,3H),2.10(s,3H),1.27(dd,J=7.1,1.1Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.02(s)。LCMS:MS m/z=617.16[M+1]、t=1.18分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLCt=4.57分;Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例132.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アセトアミドピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジアセテート
N,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(0.307mL、1.97mmol)及び4-ジメチルアミノピリジン(48.0mg、0.394mmol)を、テトラヒドロフラン(2.0mL)中の実施例39(210mg、0.394mmol)及び酢酸(0.113mL、1.97mmol)の溶液に室温で添加した。1.5時間後に、メタノール(0.2mL)を添加し、得られた混合物を減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中0~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに供して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ8.20(s,0.6H),8.18(s,0.4H),7.37-7.25(m,2H),7.23-7.12(m,3H),6.99(d,J=4.8Hz,0.4H),6.95(d,J=4.7Hz,0.6H),5.93-5.76(m,2H),4.57-4.37(m,2H),3.95-3.75(m,1H),3.63(s,1.2H),3.61(s,1.8H),2.38(d,J=1.7Hz,3H),2.17(s,1.2H),2.16(s,1.8H),2.11(s,1.2H),2.10(s,1.8H),1.28(dd,J=7.2,1.1Hz,1.8H),1.23(dd,J=7.2,1.3Hz,1.2H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.04(s),3.02(s)。LCMS:MS m/z=659.24[M+1]、t=1.22分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=2.38分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~5.0分2~98%ACN、5.0分~6.0分98%ACN、2mL/分。HPLC:t=4.92分(マイナー異性体)、4.95分(メジャー異性体);HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例133.((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジアセテートテトラヒドロフラン-2-イル)メチルビス-イソプロピルL-アラニネートホスフェート
((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メチルビス-イソプロピルL-アラニネートホスフェート実施例34(40mg、0.067mmol)を、3mLのTHF中に溶解させ、この溶液に、酢酸(32mg、0.54mmol)及びDIC(34mg、0.27mmol)を添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌し、次いで、DMAP(16mg、0.13mmol)を添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、溶媒を蒸発させた。残渣を、分取HPLCによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.86(s,1H),6.86(d,J=4.5Hz,1H),6.81(d,J=4.6Hz,1H),5.88(d,J=6.0Hz,1H),5.82(dd,J=6.0,4.8Hz,1H),5.68(d,J=4.8Hz,1H),4.92(dp,J=27.0,6.3Hz,2H),4.36(dd,J=11.2,6.8Hz,1H),4.27(dd,J=11.2,5.2Hz,1H),3.82(dt,J=9.1,7.2Hz,2H),2.17(s,3H),2.10(s,3H),1.34-1.09(m,18H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ13.52。LCMS:MS m/z=682.40[M+1]、t=1.25分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=3.02分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例134.((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジアセテートテトラヒドロフラン-2-イル)メチルビス-エチルL-アラニネートホスフェート
実施例35(30mg、0.053mmol)を、3mLのTHF中に溶解させ、この溶液に、酢酸(25mg、0.42mmol)及びDIC(27mg、0.21mmol)を添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌し、次いで、DMAP(13mg、0.11mmol)を添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、溶媒を蒸発させた。残渣を、分取HPLCによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.86(s,1H),6.86(d,J=4.5Hz,1H),6.82(d,J=4.6Hz,1H),5.88(d,J=6.0Hz,1H),5.83(dd,J=6.0,4.8Hz,1H),5.68(d,J=4.8Hz,1H),4.35(dd,J=11.2,6.7Hz,1H),4.26(dd,J=11.2,5.1Hz,1H),4.19-3.99(m,4H),3.84(dq,J=9.2,7.1Hz,2H),2.17(s,3H),2.10(s,3H),1.27(dt,J=7.1,1.1Hz,6H),1.22(dt,J=14.1,7.1Hz,6H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ13.50。LCMS:MS m/z=654.35[M+1]、t=1.17分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=3.58分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例135.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((2S)-1-((1-エチル-3,3-ジフルオロピペリジン-4-イル)オキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジプロピオネート
1-エチル-3,3-ジフルオロピペリジン-4-イル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート。THF(2mL)中の中間体4(70mg、0.211mmol)、中間体37(130mg、0.254mmol)、及びMgCl(30mg、0.317mmol)の混合物に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.14mL、0.574mmol)を滴下添加した。得られた混合物を、50℃で2時間撹拌し、冷却し、分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、25分間の泳動で5%~100%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、アセトニド中間体を得、これを、ACN(3mL)中に溶解させ、c-HCl(0.1mL)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌し、EtOAcで希釈し、飽和NaHCO溶液で洗浄し、真空下で濃縮し、塩化メチレンで数回共蒸発させ、次の反応で使用した。
(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((2S)-1-((1-エチル-3,3-ジフルオロピペリジン-4-イル)オキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジプロピオネート。THF(2mL)中の((((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニル)オキシ)-1-エチルピペリジン(44mg、0.066mmol、粗製)、プロピオン酸(0.026mL、0.331mmol)、及びN,N-ジイソブチルカルボジイミド(0.03mL、0.193mmol)の混合物を室温で20分間撹拌し、DMAP(8.08mg、0.066mmol)を添加した。得られた混合物を室温で80分間撹拌し、メタノール(0.5mL)を添加することによってクエンチし、分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、25分間の泳動で0%~100%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.90(m,1H),7.34(m,2H),7.24-7.12(m,3H),6.82-6.71(m,2H),6.36(s,2H),5.93-5.76(m,2H),5.73-5.66(m,1H),5.08-4.89(m,1H),4.53-4.32(m,3H),4.00(m,1H),2.82(m,1H),2.70-2.51(m,1H),2.50-2.28(m,8H),1.95-1.82(m,1H),1.75(m,1H),1.33-1.24(m,3H),1.13(m,6H),1.06-0.99(m,3H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ2.34,2.31,2.25。19F NMR(376MHz,アセトニトリル-d3)δ-110.35(d,J=51.7Hz),-110.99(d,J=54.2Hz),166.55。LCMS:MS m/z=778.27[M+1];t=1.01分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.38、4.41、4.44分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例136.(2R,3S,4S,5S)-2-((((((S)-1-(((1r,4S)-4-アミノシクロヘキシル)オキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノテトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
実施例33(142mg、0.195mmol)を、5mLのジオキサン及び5mLの水中に溶解させ、室温で撹拌した。0.1M炭酸ナトリウム溶液を添加して、pH9~10を得た。無水Boc(47mg、0.214mmol)を、1mLのジオキサン中に溶解させ、反応混合物に添加した。2時間後に、反応混合物を酢酸エチル(10mL)で希釈し、ブライン(2×10mL)で洗浄した。有機抽出物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、ジクロロメタン中0~5%メタノール)によって精製した。所望される生成物を含有する画分を合わせ、減圧下で濃縮して、モノBoc保護材料を得た。モノ保護Boc材料(57mg、0.08mmol)を、2mLの無水テトラヒドロフラン中に溶解させた。イソ酪酸(30μL、0.32mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(50μL、0.32mmol)を反応物に添加し、25分間撹拌した。DMAP(10mg、0.08mmol)を添加し、16時間撹拌した。更なるイソ酪酸(30μL)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(50μL)を反応物に添加し、1時間撹拌した。次いで、メタノール(0.5mL)を添加し、30分間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(10mL)で希釈し、ブライン(4×5mL)で洗浄した。有機抽出物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~100%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製した。所望される生成物を含有する画分を合わせ、減圧下で濃縮した。得られた材料を、ジクロロメタン(2mL)中に溶解させ、氷浴において撹拌した。TFA(200μL)を滴下添加し、混合物を、1.5時間撹拌した。次いで、トリエチルアミンを滴下添加して、pH3~4を得た。混合物を、減圧下で濃縮し、粗残渣を、MeOH中に溶解させ、中性条件下において分取HPLCで精製した。所望される生成物を含有する画分を合わせ、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.84(m,1H),7.35-7.25(m,2H),7.23-7.12(m,3H),6.91(m,1H),6.77(m,1H),5.92(m,1H),5.82(m,1H),5.68(d,J=4.8Hz,1H),4.67(m,1H),4.57-4.37(m,2H),3.96-3.78(m,1H),3.08(m,1H),2.74-2.55(m,2H),2.13-1.94(m,4H),1.57-1.37(m,4H),1.34-1.06(m,15H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.00,3.07。LCMS:MS m/z=756.4[M+1]。754.5[M-1]、t=1.19分;LCシステム:Thermo Dionex ultimate 3000 UHPLC;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ C18 100A、50×3mm;溶媒:A:0.1%酢酸を含む水、B:0.1%酢酸を含むアセトニトリル;勾配:0分~0.3分5%B、0.3分~1.5分5~100%B、1.5分~2分100%B、2分~2.2分100~5%B、2mL/分。HPLC:t=2.80分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Phenomenex Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:5分で2~98%B、2mL/分。HPLC:t=4.671、4.727分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例137.((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジイソブチレートテトラヒドロフラン-2-イル)メチルビス-エチルL-アラニネートホスフェート。
実施例35(36mg、0.063mmol)を、3mLのTHF中に溶解させ、この溶液に、イソ酪酸(45mg、0.51mmol)及びDIC(32mg、0.04mmol)を添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌し、次いで、DMAP(15mg、0.13mmol)を添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、溶媒を蒸発させた。残渣を、分取HPLCによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.34(d,J=4.8Hz,1H),7.05(d,J=4.7Hz,1H),5.88-5.75(m,2H),5.71(d,J=4.1Hz,1H),4.37(dd,J=11.3,6.6Hz,1H),4.29(dd,J=11.3,5.2Hz,1H),4.21-4.02(m,4H),3.90-3.75(m,2H),2.78-2.66(m,1H),2.66-2.55(m,1H),1.31(ddd,J=6.9,5.7,0.9Hz,6H),1.27-1.09(m,18H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ13.47。LCMS:MS m/z=710.36[M+1]、t=1.34分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=3.12分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例138.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
実施例39.(54mg、0.1mmol)を、2mLの無水テトラヒドロフラン中に溶解させた。イソ酪酸(37μL、0.4mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(62μL、0.4mmol)を添加し、反応混合物を、30分間撹拌した。DMAP(12mg、0.1mmol)を添加し、反応混合物を、16時間撹拌した。メタノール(0.5mL)を添加し、反応混合物を、20分間撹拌した。反応混合物を、酸性モディファイアなしでHPLCによって精製した(5~100%MeCN/水)。所望される生成物を含有する画分を合わせ、酢酸エチル(15mL)で抽出した。有機抽出物を、ブライン(2×10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた材料を、MeCN及び水中に溶解させ、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.81(m,1H),7.35-7.25(m,2H),7.24-7.10(m,3H),6.84(m,1H),6.75(m,1H),5.95(m,1H),5.83(m,1H),5.68(m,1H),4.58-4.34(m,2H),3.98-3.74(m,1H),3.61(m,3H),2.74-2.52(m,2H),1.33-1.09(m,15H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.04。LCMS:MS m/z=673.2[M+1];671.3[M-1]、t=1.37分;LCシステム:Thermo Dionex ultimate 3000 UHPLC;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ C18 100A、50×3mm;溶媒:A:0.1%酢酸を含む水、B:0.1%酢酸を含むアセトニトリル;勾配:0分~0.3分5%B、0.3分~1.5分5~100%B、1.5分~2分100%B、2分~2.2分100~5%B、2mL/分。HPLC:t=3.24分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Phenomenex Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:5分で2~98%B、2mL/分。HPLC:t=5.415、5.469分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。生成物を、キラル分取HPLC(Chiralpak AD-H、150×4.6mm、SFC 35%イソプロピルアルコール、均一濃度)によって精製した。
実施例139.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((R)-(((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
実施例138の第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.81(s,1H),7.35-7.25(m,2H),7.16(m,3H),6.88(d,J=4.5Hz,1H),6.78(d,J=4.5Hz,1H),5.97(d,J=5.8Hz,1H),5.85(dd,J=5.8,4.3Hz,1H),5.68(d,J=4.3Hz,1H),4.57-4.36(m,2H),3.80(m,1H),3.63(s,3H),2.65(m,2H),1.27-1.06(m,15H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.02(s)。MS m/z=673.2[M+1]。HPLC:t=5.406分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例140.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
実施例138の第2の溶出ジアステレオマー。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.84(s,1H),7.36-7.23(m,2H),7.23-7.11(m,3H),6.85(d,J=4.5Hz,1H),6.75(d,J=4.6Hz,1H),5.91(d,J=5.9Hz,1H),5.80(dd,J=5.9,4.7Hz,1H),5.68(d,J=4.7Hz,1H),4.52-4.37(m,2H),3.98-3.83(m,1H),3.61(s,3H),2.73-2.55(m,2H),1.35-1.07(m,15H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.03(s)。MS m/z=673.2[M+1]、HPLC:t=5.463分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例141.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジプロピオネート
実施例39.(54mg、0.1mmol)を、2mLの無水テトラヒドロフラン中に溶解させた。プロピオン酸(30μL、0.4mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(62μL、0.4mmol)を添加し、30分間撹拌した。DMAP(12mg、0.1mmol)を添加し、16時間撹拌した。メタノール(0.5mL)を添加し、20分間撹拌した。粗製物を、酸性モディファイアなしで分取HPLCによって精製した(5~100%MeCN/水)。所望される生成物を含有する画分を合わせ、酢酸エチル(15mL)で抽出した。有機抽出物を、ブライン(2×10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた材料を、MeCN及び水中に溶解させ、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.86(m,1H),7.36-7.24(m,2H),7.24-7.10(m,3H),6.97(m,1H),6.81(m,1H),5.99-5.75(m,2H),5.71(m,1H),4.57-4.38(m,2H),3.96-3.71(m,1H),3.62(m,3H),2.55-2.34(m,4H),1.34-1.03(m,9H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.03。LCMS:MS m/z=645.2[M+1];643.3[M-1]、t=1.24分;LCシステム:Thermo Dionex ultimate 3000 UHPLC;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ C18 100A、50×3mm;溶媒:A:0.1%酢酸を含む水、B:0.1%酢酸を含むアセトニトリル;勾配:0分~0.3分5%B、0.3分~1.5分5~100%B、1.5分~2分100%B、2分~2.2分100~5%B、2mL/分。HPLC:t=3.00分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Phenomenex Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:5分で2~98%B、2mL/分。HPLC:t=4.986、5.041分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。生成物を、キラル分取HPLC(Chiralpak IF、150×4.6mm、SFC 30%エタノール、均一濃度)によって精製した。
実施例142.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((R)-(((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジプロピオネート
実施例141の第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.80(s,1H),7.35-7.23(m,2H),7.21-7.10(m,3H),6.85(d,J=4.6Hz,1H),6.77(d,J=4.5Hz,1H),5.98(d,J=5.8Hz,1H),5.87(dd,J=5.8,4.4Hz,1H),5.69(d,J=4.4Hz,1H),4.56-4.37(m,2H),3.80(m,1H),3.63(s,3H),2.55-2.36(m,4H),1.24-1.10(m,9H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.01(s)。HPLC:t=4.982分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例143.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジプロピオネート
実施例141の第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.82(s,1H),7.35-7.25(m,2H),7.23-7.12(m,3H),6.83(d,J=4.6Hz,1H),6.74(d,J=4.5Hz,1H),5.91(d,J=5.9Hz,1H),5.82(dd,J=5.9,4.8Hz,1H),5.69(d,J=4.7Hz,1H),4.51-4.36(m,2H),3.98-3.83(m,1H),3.61(s,3H),2.54-2.35(m,4H),1.27(d,J=7.1,3H),1.20-1.09(m,6H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.02(s)。HPLC:t=5.043分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例144.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-エトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
実施例29のジオール(54mg、0.099mmol)及びイソ酪酸(70mg、0.8mmol)を、THF(3mL)中に溶解させ、N,N’-ジシクロヘキシルカルボジイミド(82mg、0.4mmol)を、室温でアルゴン下において添加した。溶液を、5分間撹拌し、次いで、DMAP(24mg、0.19mmol)を添加した。50分間撹拌した後、反応物を、MeOH(0.5mL)でクエンチし、揮発物を除去し、残渣を、分取HPLCによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.83(s,1H),7.30(dd,J=8.5,7.3Hz,2H),7.23-7.12(m,3H),6.83(d,J=4.5Hz,1H),6.74(d,J=4.5Hz,1H),5.91(d,J=5.9Hz,1H),5.80(dd,J=5.9,4.7Hz,1H),5.66(d,J=4.7Hz,1H),4.43(dd,J=5.7,2.6Hz,2H),4.11-3.97(m,2H),2.64(dp,J=17.4,7.0Hz,2H),1.32-1.06(m,15H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.05。LCMS:MS m/z=687.42[M+1]、t=1.41分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=3.353分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例145.((2R,3S,4R,5S)-5-(4-イソブチラミドピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジイソブチレートテトラヒドロフラン-2-イル)メチルビス-エチルL-アラニネートホスフェート
実施例35(36mg、0.063mmol)を、3mLのTHF中に溶解させ、この溶液に、イソ酪酸(45mg、0.51mmol)及びDIC(32mg、0.04mmol)を添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌し、次いで、DMAP(15mg、0.13mmol)を添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、溶媒を蒸発させた。残渣を、分取HPLCによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.22(d,J=4.8Hz,1H),7.06(d,J=4.8Hz,1H),5.91-5.80(m,2H),5.76(d,J=4.4Hz,1H),4.43-4.30(m,1H),4.32-4.20(m,1H),4.18-3.98(m,4H),3.84(p,J=7.6Hz,2H),2.66(dp,J=29.7,7.0Hz,2H),1.35-1.07(m,30H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ13.49。LCMS:MS m/z=780.15[M+1]、t=1.44分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=3.26分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例146.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-オキソ-1-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)プロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
THF(2mL)中の実施例55.(27mg、0.066mmol)、イソ酪酸(0.020mL、0.224mmol)、及びN,N-ジイソプロピルカルボジイミド(0.022mL、0.143mmol)の混合物を室温で20分間撹拌し、DMAP(5.47mg、0.045mmol)を添加した。得られた混合物を室温で80分間撹拌し、メタノール(0.5mL)を添加することによってクエンチし、分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、25分間の泳動で0%~100%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d)δ7.90(m,1H),7.34(m,2H),7.26-7.14(m,3H),6.81-6.71(m,2H),6.40(s,2H),5.92-5.77(m,2H),5.68(m,1H),4.84(m,1H),4.54-4.32(m,3H),3.98-3.84(m,1H),3.79(m,2H),3.46(m,2H),2.75-2.55(m,2H),1.88-1.74(m,2H),1.55(m,2H),1.30-1.14(m,15H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d)δ2.50,2.41。LCMS:MS m/z=743.42[M+1];t=1.18分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。生成物を、SFC(IF、5u、21×250mm、20%MeOH)によって分離して、ジアステレオマーを得た。
実施例147.実施例146の第1の溶出異性体:H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.89(s,1H),7.34(t,J=7.8Hz,2H),7.23-7.13(m,3H),6.81-6.75(m,2H),6.34(s,2H),5.89(d,J=6.0Hz,1H),5.83(dd,J=5.9,4.5Hz,1H),5.69(d,J=4.5Hz,1H),4.87(tt,J=8.4,4.1Hz,1H),4.49(dd,J=11.2,6.1Hz,1H),4.40(dd,J=11.2,5.3Hz,1H),4.29(d,J=11.0Hz,1H),3.92-3.73(m,3H),3.52-3.42(m,2H),2.64(dh,J=28.0,7.0Hz,2H),1.82(d,J=8.9Hz,2H),1.56(dtd,J=12.9,8.6,3.9Hz,2H),1.25-1.20(m,9H),1.18(d,J=7.0Hz,3H),1.15(d,J=7.0Hz,3H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ2.39。HPLC:t=5.43分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例148.実施例146の第2の溶出異性体:H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.90(s,1H),7.34(t,J=7.9Hz,2H),7.24-7.16(m,3H),6.76(d,J=1.2Hz,2H),6.36(s,2H),5.86(d,J=6.0Hz,1H),5.80(dd,J=6.0,4.6Hz,1H),5.67(d,J=4.5Hz,1H),4.84(tt,J=8.3,4.0Hz,1H),4.49-4.30(m,3H),3.91(ddt,J=16.8,9.6,7.1Hz,1H),3.78(dt,J=10.7,4.9Hz,2H),3.45(ddt,J=12.0,8.0,3.7Hz,2H),2.64(dp,J=29.4,7.0Hz,2H),1.87-1.75(m,2H),1.53(dtd,J=12.7,8.4,4.0Hz,2H),1.28(dd,J=7.1,0.9Hz,3H),1.21(t,J=7.0Hz,6H),1.17(d,J=7.0Hz,3H),1.14(d,J=7.0Hz,3H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ2.48。HPLC:t=5.50分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例149.((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジイソブチレートテトラヒドロフラン-2-イル)メチルビス-メチルL-アラニネートホスフェート
実施例38.(58mg、0.11mmol)を、3mLのTHF中に溶解させ、この溶液に、イソ酪酸(76mg、0.86mmol)及びDIC(54mg、0.43mmol)を添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌し、次いで、DMAP(26mg、0.21mmol)を添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、溶媒を蒸発させた。残渣を、分取HPLCによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.86(s,1H),6.86(d,J=4.6Hz,1H),6.81(d,J=4.6Hz,1H),5.92(d,J=5.9Hz,1H),5.85(dd,J=5.9,4.6Hz,1H),5.67(d,J=4.6Hz,1H),4.35(dd,J=11.2,6.6Hz,1H),4.25(dd,J=11.2,5.0Hz,1H),3.92-3.75(m,2H),3.65(d,J=10.8Hz,6H),2.65(dp,J=26.5,7.0Hz,2H),1.32-1.09(m,18H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ13.48。LCMS:MS m/z=682.32[M+1]、t=1.27分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=2.92分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例150.((2R,3S,4R,5S)-5-(4-イソブチラミドピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジイソブチレートテトラヒドロフラン-2-イル)メチルビス-メチルL-アラニネートホスフェート
実施例38.(58mg、0.11mmol)を、3mLのTHF中に溶解させ、この溶液に、イソ酪酸(76mg、0.86mmol)及びDIC(54mg、0.43mmol)を添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌し、次いで、DMAP(26mg、0.21mmol)を添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、溶媒を蒸発させた。残渣を、分取HPLCによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.24(s,1H),7.22(d,J=4.7Hz,1H),7.06(d,J=4.7Hz,1H),5.90-5.81(m,2H),5.76(d,J=4.4Hz,1H),4.36(dd,J=11.2,6.5Hz,1H),4.27(dd,J=11.2,5.0Hz,1H),3.84(dt,J=9.3,7.0Hz,2H),3.65(d,J=8.9Hz,6H),2.96(h,J=6.8Hz,1H),2.66(dp,J=30.4,7.0Hz,2H),1.34-1.10(m,24H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ13.48。LCMS:MS m/z=752.24[M+1]、t=1.37分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=3.51分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例151.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-イソプロポキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メトキシアセテート)
N,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(0.04mL、0.27mmol)を、テトラヒドロフラン(6mL)中の実施例1(40.0mg、0.07mmol)及び2-メトキシ酢酸(52mg、0.57mmol)の溶液に室温で添加した。5分後に、4-ジメチルアミノピリジン(18.0mg、0.15mmol)を添加した。1.5時間後に、メタノール(0.2mL)を添加し、反応混合物を酢酸エチル(20mL)で希釈し、得られた混合物を、水(15mL)及びブライン(15mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、分取HPLC(Phenomenex Gemini 10u C18 110Å 250×30.0mmカラム、5~75%アセトニトリル/水の勾配)に供して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.84(s,1H),7.36-7.27(m,2H),7.24-7.13(m,2H),6.85(d,J=4.6Hz,1H),6.77(d,J=4.6Hz,1H),6.04(d,J=5.9Hz,1H),5.94(dd,J=5.9,4.6Hz,1H),5.72(d,J=4.6Hz,1H),4.47(t,J=5.9Hz,2H),4.26-4.03(m,2H),3.91-3.78(m,1H),3.43(d,J=16.4Hz,6H),1.27(dd,J=7.2,1.1Hz,3H),1.16(dd,J=6.2,5.4Hz,6H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.14。LCMS:MS m/z=705.45[M+H]、t=0.94分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.96;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6μ C18 110A、100×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~8.5.0分2~98%ACN、8.5分~10.0分98%ACN、1.5mL/分。
実施例152.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-イソプロポキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(3-ヒドロキシ-3-メチルブタノエート)
N,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(0.04mL、0.27mmol)を、テトラヒドロフラン(6mL)中の実施例1(40mg、0.07mmol)及び3-ヒドロキシ-3-メチルブタン酸(67mg、0.57mmol)の溶液に室温で添加した。5分後に、4-ジメチルアミノピリジン(15.0mg、0.11mmol)を添加した。1.5時間後に、メタノール(0.2mL)を添加し、反応混合物を酢酸エチル(20mL)で希釈し、得られた混合物を、水(15mL)及びブライン(15mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、分取HPLC(Phenomenex Gemini 10u C18 110Å 250×30.0mmカラム、5~75%アセトニトリル/水の勾配)に供して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.82(s,1H),7.30(t,J=7.8Hz,2H),7.24-7.12(m,3H),6.83(d,J=4.5Hz,1H),6.73(d,J=4.6Hz,1H),5.92(d,J=6.0Hz,1H),5.84(dd,J=6.0,5.0Hz,1H),5.68(d,J=5.0Hz,1H),4.87(q,J=6.2Hz,1H),4.52-4.38(m,2H),3.91-3.78(m,1H),2.67-2.50(m,4H),1.35(d,J=1.7Hz,6H),1.33-1.20(m,9H),1.15(t,J=5.9Hz,6H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.14。LCMS:MS m/z=761.65[M+H]、t=0.91分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.54分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
実施例153.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-(シクロヘキシルオキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイル(2R,2’R)-ビス(2-アミノ-3-メチルブタノエート)
実施例6(10mg、0.0166mmol)を、1.5mLの無水テトラヒドロフラン中に溶解させた。Boc-D-バリン(14mg、0.067mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(10μL、0.067mmol)を添加し、30分間撹拌した。DMAP(2mg、0.017mmol)を添加し、反応混合物を、16時間撹拌した。更なるBoc-D-バリン(14mg)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(10μL)を添加した。反応混合物を、2時間撹拌した。メタノール(200μL)を添加し、得られた混合物を、30分間撹拌した。混合物を、酢酸エチル(10mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(2×10mL)及びブライン(5mL)で洗浄した。有機抽出物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~80%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製した。所望される生成物を含有する画分を合わせ、減圧下で濃縮し、ジクロロメタン(2mL)中に溶解させ、氷浴において撹拌した。TFA(200μL)を滴下添加し、反応混合物を、2時間撹拌した。更なるTFA(200μL)を添加し、反応混合物を、2時間撹拌した。トリエチルアミンを、ジクロロメタン中に溶解させ、滴下添加して、pH3~4を得た。得られた混合物を、減圧下で濃縮し、酸性モディファイアなしで分取HPLCによって精製した(5~100%MeCN/水)。所望される生成物を含有する画分を合わせ、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.95(s,1H),7.42-7.28(m,2H),7.28-7.12(m,3H),7.06(d,J=4.6Hz,1H),6.90(d,J=4.6Hz,1H),6.20-6.00(m,2H),5.79-5.66(m,1H),4.68-4.45(m,3H),4.06(m,2H),3.85(m,1H),2.51-2.34(m,2H),1.84-1.59(m,4H),1.59-1.23(m,11H),1.18(dd,J=9.4,6.9Hz,6H),1.00(dd,J=17.8,7.0Hz,6H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.45。LCMS:MS m/z=799.3[M+1];797.6[M-1]、t=1.06分;LCシステム:Thermo Dionex ultimate 3000 UHPLC;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ C18 100A、50×3mm;溶媒:A:0.1%酢酸を含む水、B:0.1%酢酸を含むアセトニトリル;勾配:0分~0.3分5%B、0.3分~1.5分5~100%B、1.5分~2分100%B、2分~2.2分100~5%B、2mL/分。HPLC:t=2.66分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Phenomenex Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:5分で2~98%B、2mL/分。HPLC:t=4.478分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例154.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-イソプロポキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイル(2R,2’R)-ビス(2-メトキシプロパノエート)
N,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(0.04mL、0.29mmol)を、テトラヒドロフラン(6mL)中の実施例1(43mg、0.07mmol)及び(R)-(+)-2-メトキシプロピオン酸(68.3mg、0.66mmol)の溶液に室温で添加した。5分後に、4-ジメチルアミノピリジン(18.3mg、0.14mmol)を添加した。1.5時間後に、メタノール(0.5mL)を添加し、反応混合物を酢酸エチル(20mL)で希釈し、得られた混合物を、水(15mL)及びブライン(15mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、分取HPLC(Phenomenex Gemini 10u C18 110Å 250×30.0mmカラム、5~75%アセトニトリル/水の勾配)に供して、生成物及び実施例155の2-メトキシプロパンアミド化合物を得た。
生成物:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.84(s,1H),7.32(t,J=7.8Hz,2H),7.23(d,J=8.1Hz,2H),7.18(t,J=7.4Hz,1H),6.85(d,J=4.5Hz,1H),6.75(d,J=4.6Hz,1H),5.97-5.89(m,2H),5.67(t,J=2.6Hz,1H),4.93-4.88(m,1H),4.50(qd,J=11.2,6.1Hz,2H),4.08(q,J=6.8Hz,1H),3.92(q,J=6.8Hz,1H),3.87(dd,J=9.9,7.2Hz,1H),3.43(s,3H),3.33(s,3H),1.46(d,J=6.9Hz,3H),1.33(d,J=6.9Hz,3H),1.28(dd,J=7.1,1.1Hz,3H),1.18(d,J=4.6Hz,3H),1.16(d,J=4.6Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.17。LCMS:MS m/z=733.46[M+1]、t=1.00分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.65分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
実施例155.(2R,3S,4S,5S)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-イソプロポキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)-5-(4-((R)-2-メトキシプロパンアミド)ピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイル(2R,2’R)-ビス(2-メトキシプロパノエート)
実施例154の第1の溶出実施例:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ8.26(s,1H),7.38-7.28(m,2H),7.27-7.20(m,3H),7.20-7.14(m,1H),7.02(d,J=4.8Hz,1H),5.93(d,J=5.4Hz,2H),5.79(d,J=4.6Hz,1H),4.92-4.88(m,1H),4.55-4.46(m,2H),4.15(q,J=6.5Hz,1H),4.09(q,J=6.9Hz,1H),3.93(q,J=6.8Hz,1H),3.87(dd,J=10.1,7.3Hz,1H),3.48(s,3H),3.43(s,3H),3.33(s,3H),1.48(d,J=2.5Hz,3H),1.47(d,J=2.7Hz,3H),1.34(d,J=6.9Hz,3H),1.29(dd,J=7.1,1.0Hz,3H),1.18(d,J=3.7Hz,3H),1.16(d,J=3.8Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.20。LCMS:MS m/z=819.43[M+1]、t=1.15分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.84分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
実施例156.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-イソプロポキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-カルボキシレート)
N,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(0.04mL、0.29mmol)を、テトラヒドロフラン(6mL)中の実施例1(40mg、0.071mmol)及びテトラヒドロ-2H-ピラン-4-カルボン酸(74mg、0.57mmol)の溶液に室温で添加した。5分後に、4-ジメチルアミノピリジン(15.0mg、0.11mmol)を添加した。1.5時間後に、メタノール(0.2mL)を添加し、反応混合物を酢酸エチル(20mL)で希釈し、得られた混合物を、水(15mL)及びブライン(15mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、分取HPLC(Phenomenex Gemini 10u C18 110Å 250×30.0mmカラム、5~75%アセトニトリル/水の勾配)に供して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.83(s,1H),7.31(t,J=7.8Hz,2H),7.18(dd,J=16.1,7.9Hz,2H),6.84(d,J=4.6Hz,1H),6.74(d,J=4.6Hz,1H),5.97(d,J=5.8Hz,1H),5.87-5.79(m,1H),5.68(d,J=4.4Hz,1H),4.47-4.41(m,2H),3.95-3.78(m,4H),3.52-3.46(m,2H),3.45(s,1H),2.70(dt,J=10.9,4.2Hz,2H),1.88(q,J=15.7,14.5Hz,4H),1.82-1.66(m,4H),1.26(d,J=7.2Hz,3H),1.16(t,J=5.8Hz,5H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.12。LCMS:MS m/z=[M+1]、t = 0.94分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.68分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
実施例157.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-イソプロポキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイル(2S,2’S)-ビス(2-アミノ-3-メチルブタノエート)
Boc-L-バリン(87mg、0.4mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(62μL、0.4mmol)を、混合し、1mLの無水テトラヒドロフラン中に溶解させた。混合物を、20分間撹拌した。実施例1(55mg、0.1mmol)を、1mLの無水テトラヒドロフラン中に溶解させ、上記の混合物に添加した。DMAP(12mg、0.1mmol)を添加し、2時間撹拌した。
メタノール(0.5mL)を添加し、12時間撹拌した。反応物を、酢酸エチル(15mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(2×10mL)、次いでブライン(5mL)で洗浄した。有機抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~50~80%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製した。所望される生成物を含有する画分を合わせ、減圧下で油として濃縮し、これは、ジクロロメタン(4mL)中に溶解した材料であり、氷浴において撹拌した。TFA(300μL)を滴下添加した。反応物を、1時間撹拌した。更なるTFA(200μL)を添加し、反応物を、2時間撹拌した。反応物を、減圧下で濃縮した。残渣を、無水ジオキサン中に溶解させ、減圧下で数回濃縮して、泡沫体を得た。材料を、MeCN中に溶解させ、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ8.08(s,1H),7.43-7.26(m,3H),7.26-7.10(m,3H),7.03(d,J=4.7Hz,1H),6.27(d,J=5.8Hz,1H),6.04(dd,J=5.8,3.3Hz,1H),5.89(d,J=3.3Hz,1H),4.83(m,1H),4.50(m,2H),4.16(m,2H),3.88-3.73(m,1H),3.69(m,1H),2.50(m,1H),1.34-1.22(m,3H),1.22-1.05(m,18H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.18。LCMS:MS m/z=759.3[M+1];757.5[M-1]、t=0.99分;LCシステム:Thermo Dionex ultimate 3000 UHPLC;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ C18 100A、50×3mm;溶媒:A:0.1%酢酸を含む水、B:0.1%酢酸を含むアセトニトリル;勾配:0分~0.3分5%B、0.3分~1.5分5~100%B、1.5分~2分100%B、2分~2.2分100~5%B、2mL/分。HPLC:t=2.42分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Phenomenex Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:5分で2~98%B、2mL/分。HPLC:t=4.068分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例158.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-イソプロポキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイル(2S,2’S)-ビス(2-メトキシプロパノエート)
N,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(0.03mL、0.21mmol)を、テトラヒドロフラン(4.5mL)中の実施例1(30.0mg、0.05mmol)及び(S)-(-)-2-メトキシプロピオン酸(46.6mL、0.43mmol)の溶液に室温で添加した。5分後に、4-ジメチルアミノピリジン(14.3mg、0.11mmol)を添加した。1.5時間後に、メタノール(0.5mL)を添加し、反応混合物を酢酸エチル(20mL)で希釈し、得られた混合物を、水(15mL)及びブライン(15mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、分取HPLC(Phenomenex Gemini 10u C18 110Å AXIA 250×21.2mmカラム、40~80%アセトニトリル/水の勾配、0.1%TFAを含む)に供し、得られた材料を、EtOAc(25mL)中に溶解させ、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(20mL)及びブライン(20mL)で洗浄して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.86(s,1H),7.38-7.26(m,2H),7.26-7.12(m,3H),6.86(d,J=4.5Hz,1H),6.79(d,J=4.5Hz,1H),6.13(d,J=5.9Hz,1H),5.92(dd,J=5.9,4.1Hz,1H),5.75(d,J=4.1Hz,1H),4.87-4.82(m,1H),4.45(d,J=5.7Hz,2H),4.01(dq,J=17.4,6.9Hz,2H),3.85(dq,J=9.5,6.9Hz,1H),3.42(s,3H),3.35(s,3H),1.45(dd,J=9.6,6.9Hz,6H),1.27(d,J=7.1Hz,3H),1.16(dd,J=6.2,5.1Hz,6H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.10。LCMS:MS m/z=733.49[M+1]、t=0.99分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.51分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
実施例159.(2R,3S,4S,5S)-2-((((((S)-1-(((1r,4S)-4-アミノシクロヘキシル)メトキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノテトラヒドロフラン-3,4-ジイルジプロピオネート
中間体4(71mg、0.214mmol)及び中間体64(124mg、0.214mmol)を混合し、3mLの無水テトラヒドロフラン中に溶解させた。塩化マグネシウム(61mg、0.642mmol)を一度に添加した。DIPEA(187μL、1.07mmol)を添加し、反応物を50℃で16時間撹拌した。
反応混合物を酢酸エチル(15mL)で希釈し、水(5×10mL)、次いでブライン(10mL)で洗浄した。有機抽出物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた材料を、5mLのMeCN中に溶解させ、氷浴において撹拌した。濃HCl(水溶液)(300μL)を滴下添加し、次いで、氷浴において2時間撹拌した。更なる濃HCl(水溶液)(200μL)を滴下添加し、次いで、氷浴において2時間撹拌した。1M炭酸ナトリウム水溶液を反応物に添加して、pH9~10を得た。無水Boc(47mg、0.14mmol)を添加し、反応物を、室温で16時間撹拌した。
反応物を、酢酸エチル(15mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(2×10mL)、次いでブライン(5mL)で洗浄した。有機抽出物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣を、ジオキサン(5mL)及び水(3mL)中に溶解させ、120℃で2時間撹拌した。反応物を冷却し、酢酸エチル(15mL)で希釈し、ブライン(3×5mL)で洗浄した。有機抽出物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~100%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製した。所望される生成物を含有する画分を合わせ、減圧下で濃縮した。残渣を、無水テトラヒドロフラン(4mL)中に溶解させた。プロピオン酸(37μL、0.493mmol)を、無水テトラヒドロフラン(1mL)中に溶解させた。N,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(77μL、0.493mmol)を、プロピオン酸溶液に一度に添加し、30分間撹拌した。得られた混合物を、反応物に一度に添加した。DMAP(15mg、0.123mmol)を添加し、反応物を16時間撹拌した。
反応混合物を酢酸エチル(15mL)で希釈し、ブライン(3×10mL)で洗浄した。有機抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~100%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製した。所望される生成物を含有する画分を合わせ、減圧下で濃縮した。得られた材料を、無水ジクロロメタン(5mL)中に溶解させ、氷浴において窒素雰囲気下で撹拌した。TFA(500μL)を滴下添加し、反応物を、0℃で3時間撹拌した。反応混合物を、無水MeCNで希釈し、減圧下で濃縮した。残渣を、無水ジオキサン(3×)で共蒸発させた。残渣を、無水MeCN(3×)で共蒸発させた。残渣を、MeCN及び水中に溶解させ、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ8.04(m,1H),7.43-7.25(m,3H),7.25-7.11(m,3H),6.97(m,1H),5.88-5.69(m,1H),4.59-4.40(m,2H),4.01-3.84(m,3H),3.73-3.49(m,2H),3.01(m,1H),2.54-2.37(m,4H),2.02(m,2H),1.92-1.79(m,2H),1.64(m,1H),1.44-1.27(m,5H),1.22-1.05(m,8H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.00,3.10。LCMS:MS m/z=742.3[M+1];740.5[M-1]、t=1.06分;LCシステム:Thermo Dionex ultimate 3000 UHPLC;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ C18 100A、50×3mm;溶媒:A:0.1%酢酸を含む水、B:0.1%酢酸を含むアセトニトリル;勾配:0分~0.3分5%B、0.3分~1.5分5~100%B、1.5分~2分100%B、2分~2.2分100~5%B、2mL/分。HPLC:t=2.59分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Phenomenex Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:5分で2~98%B、2mL/分。HPLC:t=4.389、4.429分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例160.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-イソプロポキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(オキセタン-3-カルボキシレート)
N,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(0.04mL、0.29mmol)を、テトラヒドロフラン(6mL)中の実施例1(40mg、0.071mmol)及びオキセタン-3-カルボン酸(58mg mL、0.57mmol)の溶液に室温で添加した。5分後に、4-ジメチルアミノピリジン(15.0mg、0.11mmol)を添加した。1.5時間後に、メタノール(0.2mL)を添加し、反応混合物を酢酸エチル(20mL)で希釈し、得られた混合物を、水(15mL)及びブライン(15mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、分取HPLC(Phenomenex Gemini 10u C18 110Å 250×30.0mmカラム、5~75%アセトニトリル/水の勾配)に供して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.84(s,1H),7.35-7.26(m,2H),7.24-7.12(m,3H),6.85(d,J=4.5Hz,1H),6.77(d,J=4.6Hz,1H),6.10(d,J=5.9Hz,1H),5.94(dd,J=5.8,4.2Hz,1H),5.72(d,J=4.2Hz,1H),4.95-4.72(m,7H),4.54-4.40(m,2H),4.09-3.77(m,2H),3.60(q,J=7.0Hz,1H),2.02(s,2H),1.26(dd,J=7.1,1.1Hz,3H),1.27-1.07(m,8H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.31。LCMS:MS m/z=729.50[M+H]、t=0.89分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.11分、HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
実施例161.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-イソプロポキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-(2-メトキシエトキシ)アセテート)
N,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(0.04mL、0.27mmol)を、テトラヒドロフラン(4.5mL)中の実施例1(31.0mg、0.05mmol)及び2-(2-メトキシエトキシ)酢酸(0.05mL、0.43mmol)の溶液に室温で添加した。5分後に、4-ジメチルアミノピリジン(15.0mg、0.11mmol)を添加した。1.5時間後に、メタノール(0.2mL)を添加し、反応混合物を酢酸エチル(20mL)で希釈し、得られた混合物を、水(15mL)及びブライン(15mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、分取HPLC(Phenomenex Gemini 10u C18 110Å 250×30.0mmカラム、5~75%アセトニトリル/水の勾配)に供して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d)δ7.90(s,1H),7.38-7.28(m,2H),7.22-7.14(m,3H),6.77(d,J=4.6Hz,1H),6.74(d,J=4.6Hz,1H),6.28(s,2H),5.92(d,J=6.2Hz,1H),5.88(dd,J=6.1,4.6Hz,1H),5.67(d,J=4.6Hz,1H),4.84(p,J=6.3Hz,1H),4.46(dd,J=11.2,6.8Hz,1H),4.37(dd,J=11.2,5.8Hz,1H),4.29-4.17(m,4H),4.15(d,J=0.8Hz,1H),3.90-3.77(m,1H),3.69-3.64(m,2H),3.64-3.58(m,2H),3.52-3.48(m,2H),3.48-3.43(m,2H),3.30(s,3H),3.26(s,3H),1.23(dd,J=7.1,0.9Hz,3H),1.13(dd,J=7.0,6.2Hz,6H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d)δ2.56。LCMS:MS m/z=739.63[M+1]、t=0.94分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.29分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
実施例162.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-((1-メチルピペリジン-4-イル)オキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
DMF(2mL)中の実施例19(50mg、0.069mmol)、イソ酪酸(0.031mL、0.343mmol)、及びN,N-ジイソプロピルカルボジイミド(0.053mL、0.343mmol)の混合物を室温で20分間撹拌し、DMAP(25.12mg、0.206mmol)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌し、追加のN,N-ジイソブチルカルボジイミド(0.053mL、0.343mmol)を添加した。2時間撹拌した後、反応物を、メタノール(0.5mL)を添加することによってクエンチし、分取HPLC(Phenominex Gemini 10u C18 110Å 250×21.2mmカラム、30分間の泳動で20~65%アセトニトリル(0.1%TFA)/水(0.1%TFA)の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.95(m,1H),7.32(m,2H),7.25-7.11(m,4H),6.88(m,1H),5.90-5.73(m,2H),5.70(m,1H),5.04(m,0.7H),4.09(m,0.3H),4.50(m,2H),3.97(s,1H),3.54(m,0.7H),3.34(m,1.3H),3.14(m,2H),2.91-2.76(m,3H),2.74-2.55(m,2H),2.20(m,1H),2.03(m,2H),1.83(m,1H),1.41-1.27(m,3H),1.26-1.08(m,12H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ2.44。LCMS:MS m/z=756.32[M+1-TFA];t=0.84分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.66(29%)、4.70分(69%);HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例163.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-オキソ-1-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)プロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジアセテート
THF(2mL)中の実施例55.(53mg、0.083mmol)、酢酸(0.023mL、0.415mmol)、及びN,N-ジイソプロピルカルボジイミド(0.15mL、0.963mmol)の混合物を室温で20分間撹拌し、DMAP(20.27mg、0.166mmol)を添加した。得られた混合物を室温で80分間撹拌し、メタノール(0.5mL)を添加することによってクエンチし、分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、25分間の泳動で0%~100%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d)δ7.90(m,1H),7.38-7.31(m,2H),7.25-7.13(m,3H),6.81-6.73(m,2H),6.39(s,2H),5.88-5.75(m,2H),5.69(m,1H),4.84(m,1H),4.56-4.29(m,3H),3.98-3.84(m,1H),3.83-3.72(m,2H),3.45(m,2H),2.16(s,1H),2.15(s,2H),2.08(s,1H),2.07(s,2H),1.87-1.73(m,2H),1.62-1.47(m,2H),1.28(dd,J=7.1,1.0Hz,2H),1.24(dd,J=7.1,1.1Hz,1H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d)δ2.51,2.39。LCMS:MS m/z=687.39[M+1];t=0.84,0.86分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。生成物を、SFC(IF、5u、21×250mm、20%MeOH)によって分離して、ジアステレオマーを得た。
実施例164.第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.89(s,1H),7.34(t,J=7.8Hz,2H),7.23-7.13(m,3H),6.82-6.74(m,2H),6.34(s,2H),5.88-5.78(m,2H),5.70(d,J=4.8Hz,1H),4.87(tt,J=8.6,4.2Hz,1H),4.50(dd,J=11.2,6.3Hz,1H),4.40(dd,J=11.2,5.4Hz,1H),4.27(t,J=11.1Hz,1H),3.93-3.75(m,3H),3.52-3.42(m,2H),2.16(s,3H),2.08(s,3H),1.82(q,J=6.4,5.2Hz,2H),1.56(dtd,J=12.8,8.7,3.9Hz,2H),1.23(dd,J=7.1,1.1Hz,3H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ2.37。LCMS:MS m/z=687.35[M+1];t=0.85分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.62分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例165.第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.91(s,1H),7.35(t,J=7.8Hz,2H),7.21(ddd,J=8.3,2.6,1.4Hz,3H),6.77(q,J=4.6Hz,2H),6.35(s,2H),5.83-5.74(m,2H),5.68(d,J=4.6Hz,1H),4.84(tt,J=8.2,4.0Hz,1H),4.46(dd,J=11.2,6.7Hz,1H),4.42-4.26(m,2H),4.00-3.83(m,1H),3.78(dt,J=10.6,4.8Hz,2H),3.51-3.39(m,2H),2.15(s,3H),2.07(s,3H),1.80(q,J=10.4,7.4Hz,2H),1.53(dtd,J=12.7,8.4,3.9Hz,2H),1.28(dd,J=7.1,1.0Hz,3H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ2.49。LCMS:MS m/z=687.37[M+1];t=0.86分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.69分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例166.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイル(2R,2’R)-ビス(2-メトキシプロパノエート)
N,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(0.05mL、0.31mmol)を、テトラヒドロフラン(6mL)中の実施例52(40.0mg、0.08mmol)及び(R)-(+)-2-メトキシプロピオン酸(62.6mg、0.60mmol)の溶液に室温で添加した。5分後に、4-ジメチルアミノピリジン(18.4mg、0.14mmol)を添加した。2時間後に、メタノール(0.5mL)を添加し、反応混合物を酢酸エチル(20mL)で希釈し、得られた混合物を、水(15mL)及びブライン(15mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、分取HPLC(Phenomenex Gemini 10u C18 110Å AXIA 250×21.2mmカラム、30~60%アセトニトリル/水の勾配、0.1%TFAを含む)に供して、生成物をTFA塩として得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d)δ7.93(s,1H),7.34(t,J=7.9Hz,2H),7.23-7.16(m,4H),6.93(d,J=4.8Hz,1H),5.82-5.76(m,2H),5.69(d,J=4.7Hz,1H),4.50(dd,J=11.4,6.8Hz,1H),4.42(dd,J=11.3,6.1Hz,1H),4.34-4.24(m,1H),4.05(q,J=6.9Hz,1H),3.97-3.86(m,2H),3.60(s,3H),3.38(s,3H),3.29(s,3H),1.42(d,J=6.9Hz,3H),1.32(d,J=6.8Hz,3H),1.29(dd,J=7.1,1.0Hz,3H)。19F NMR(376MHz,アセトニトリル-d)δ-77.14。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d)δ2.47。LCMS:MS m/z=705.43[M+1]、t=0.89分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.12分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
実施例167.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-オキソ-1-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)プロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジプロピオネート
DMF(2mL)中の実施例55(54mg、0.085mmol)、プロピオン酸(0.032mL、0.423mmol)、及びN,N-ジイソプロピルカルボジイミド(0.132mL、0.423mmol)の混合物を室温で20分間撹拌し、DMAP(20.65mg、0.169mmol)を添加した。得られた混合物を室温で80分間撹拌し、メタノール(0.5mL)を添加することによってクエンチし、分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、25分間の泳動で0%~100%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物及び実施例170のプロピオンアミドを得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d)δ7.90(dd,J=4.7,1.6Hz,1H),7.44-7.27(m,2H),7.28-7.13(m,3H),6.77(m,2H),6.40(s,2H),5.95-5.76(m,2H),5.68(m,1H),4.84(m,1H),4.56-4.33(m,3H),4.03-3.69(m,3H),3.52-3.38(m,2H),2.57-2.29(m,4H),1.88-1.75(m,2H),1.54(m,2H),1.26(m,3H),1.13(m,6H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d)δ2.50,2.40。LCMS:MS m/z=715.33[M+1];t=0.95分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。生成物を、SFC(IF、5u、21×250mm、30%EtOH)によって分離して、ジアステレオマーを得た。
実施例168.第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.90(s,1H),7.34(t,J=7.8Hz,2H),7.22-7.14(m,3H),6.79(q,J=4.6Hz,2H),6.35(s,2H),5.88(d,J=6.0Hz,1H),5.83(dd,J=6.1,4.7Hz,1H),5.70(d,J=4.6Hz,1H),4.87(tt,J=8.3,4.1Hz,1H),4.50(dd,J=11.2,6.3Hz,1H),4.40(dd,J=11.2,5.4Hz,1H),4.30-4.21(m,1H),3.83(ddt,J=21.2,10.5,5.9Hz,3H),3.55-3.38(m,2H),2.46(qd,J=7.6,3.3Hz,2H),2.39(q,J=7.5Hz,2H),1.81(s,2H),1.56(dtd,J=12.7,8.6,3.9Hz,2H),1.23(dd,J=7.1,1.1Hz,3H),1.15(t,J=7.5Hz,3H),1.11(t,J=7.6Hz,3H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ2.37。LCMS:MS m/z=715.46[M+1];t=0.95分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.07分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例169.第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.91(s,1H),7.35(t,J=7.9Hz,2H),7.25-7.15(m,3H),6.81-6.72(m,2H),6.38(s,2H),5.87-5.77(m,2H),5.68(d,J=4.6Hz,1H),4.84(tt,J=8.4,4.1Hz,1H),4.46(dd,J=11.2,6.7Hz,1H),4.41-4.26(m,2H),3.91(ddt,J=16.9,9.8,7.1Hz,1H),3.78(dt,J=10.6,4.9Hz,2H),3.46(ddd,J=9.5,8.1,4.1Hz,2H),2.45(qd,J=7.5,3.3Hz,2H),2.38(q,J=7.5Hz,2H),1.86-1.75(m,2H),1.53(dtd,J=12.7,8.4,3.9Hz,2H),1.28(dd,J=7.1,1.0Hz,3H),1.15(t,J=7.5Hz,3H),1.10(t,J=7.6Hz,3H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ2.48。LCMS:MS m/z=715.48[M+1];t=0.96分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.14分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例170.(2R,3S,4S,5S)-2-シアノ-2-((((((S)-1-オキソ-1-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)プロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)-5-(4-プロピオンアミドピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジプロピオネート
実施例167によって調製したプロパンアミド。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d)δ8.90(s,1H),8.27-8.09(m,1H),7.34(m,2H),7.23-7.13(m,4H),6.96(m,1H),5.90-5.74(m,3H),4.96-4.69(m,1H),4.59-4.27(m,3H),4.05-3.69(m,3H),3.55-3.34(m,2H),2.72(m,2H),2.55-2.34(m,4H),1.81(s,2H),1.66-1.49(m,2H),1.39-0.93(m,12H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d)δ2.49,2.35。LCMS:MS m/z=771.52[M+1];t=1.10分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.77分(22%)、5.79分(71%);HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例171.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-オキソ-1-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)プロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2,2-ジメチルプロパノエート)
DMF(2mL)中の実施例55(54mg、0.066mmol)、ピバル酸(0.049mL、0.423mmol)、及びN,N-ジイソプロピルカルボジイミド(0.132mL、0.845mmol)の混合物を室温で20分間撹拌し、DMAP(21mg、0.172mmol)を添加した。得られた混合物を室温で80分間撹拌し、メタノール(0.5mL)を添加することによってクエンチし、分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、25分間の泳動で0%~100%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d)δ7.89(m,1H),7.38-7.30(m,2H),7.25-7.14(m,3H),6.76(m,2H),6.39(s,2H),5.91(m,1H),5.80(m,1H),5.65(m,1H),4.84(m,1H),4.52-4.31(m,3H),3.98-3.84(m,1H),3.79(m,2H),3.45(m,2H),1.89-1.74(m,2H),1.55(m,2H),1.28(m,12H),1.22(m,9H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d)δ2.48,2.42。LCMS:MS m/z=771.52[M+1];t=1.10分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。生成物を、SFC(IF、5u、21×250mm、30%2-プロパノール)によって分離して、ジアステレオマーを得た。
実施例172.第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.89(s,1H),7.38-7.28(m,2H),7.25-7.14(m,3H),6.77(s,2H),6.33(s,2H),5.93(d,J=5.8Hz,1H),5.86-5.77(m,1H),5.66(d,J=4.0Hz,1H),4.87(tt,J=8.4,4.1Hz,1H),4.48(dd,J=11.2,6.1Hz,1H),4.40(dd,J=11.2,5.4Hz,1H),4.31-4.18(m,1H),3.91-3.75(m,3H),3.47(ddt,J=11.7,8.8,3.0Hz,2H),1.89-1.76(m,2H),1.56(dtd,J=12.8,8.7,4.0Hz,2H),1.28(s,9H),1.23(s,12H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ2.41。LCMS:MS m/z=771.47[M+1];t=1.14分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.90分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例173.第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.90(s,1H),7.38-7.30(m,2H),7.23-7.16(m,3H),6.76(s,2H),6.35(s,2H),5.89(d,J=5.8Hz,1H),5.79(dd,J=5.8,4.1Hz,1H),5.64(d,J=4.2Hz,1H),4.84(tt,J=8.3,4.1Hz,1H),4.49-4.36(m,2H),4.33(dd,J=12.0,9.9Hz,1H),3.97-3.86(m,1H),3.78(dt,J=10.6,4.8Hz,2H),3.51-3.40(m,2H),1.88-1.72(m,2H),1.54(dtd,J=12.7,8.5,3.9Hz,2H),1.28(s,12H),1.22(s,9H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ2.47。LCMS:MS m/z=771.51[M+1];t=1.14分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.97分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例174.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-(オキセタン-3-イルオキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジプロピオネート
実施例44.(20mg、0.035mmol)を、3mLのTHF中に溶解させ、この溶液に、プロピオン酸(10mg、0.14mmol)及びDIC(22mg、0.17mmol)を添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌し、次いで、DMAP(8.5mg、0.07mmol)を添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、溶媒を蒸発させた。残渣を、分取HPLCによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.82(d,J=12.0Hz,1H),7.38-7.25(m,2H),7.24-7.10(m,3H),6.85(t,J=4.5Hz,1H),6.76(dd,J=8.5,4.6Hz,1H),5.94(dd,J=24.6,5.9Hz,1H),5.84(ddd,J=18.2,5.9,4.7Hz,1H),5.69(dd,J=4.7,2.7Hz,2H),5.32(dtt,J=16.5,6.3,5.1Hz,1H),4.81-4.71(m,1H),4.58-4.37(m,4H),3.92(ddq,J=23.9,9.5,7.1Hz,1H),2.54-2.33(m,4H),1.28(ddd,J=16.2,7.2,1.2Hz,3H),1.15(dtd,J=15.1,7.6,2.8Hz,6H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ2.95,2.89。LCMS:MS m/z=687.18[M+1]、t=1.24分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=4.88及び4.95分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。生成物を、キラル分取HPLC(Chiralpak IA、150×4.6mm、ヘプタン80%エタノール20%)によって精製して、ジアステレオマーを得た。
実施例175.第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.83(s,1H),7.36-7.26(m,2H),7.25-7.12(m,3H),6.84(d,J=4.5Hz,1H),6.75(d,J=4.5Hz,1H),5.91(d,J=5.9Hz,1H),5.82(dd,J=5.9,4.8Hz,1H),5.69(d,J=4.8Hz,1H),5.30(tt,J=6.3,5.1Hz,1H),4.78(tdd,J=7.5,6.4,1.0Hz,2H),4.57-4.47(m,2H),4.43(dt,J=11.1,5.9Hz,2H),4.02-3.84(m,1H),2.50-2.33(m,4H),1.30(dd,J=7.2,1.1Hz,3H),1.20-1.07(m,6H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ2.95。LCMS:MS m/z=687.15[M+1]、t=1.26分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=4.94分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例176.第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.80(s,1H),7.30(dd,J=8.8,7.0Hz,2H),7.21-7.09(m,3H),6.85(d,J=4.5Hz,1H),6.77(d,J=4.5Hz,1H),5.97(d,J=5.9Hz,1H),5.86(dd,J=5.9,4.6Hz,1H),5.69(d,J=4.5Hz,1H),5.34(tt,J=6.3,5.1Hz,1H),4.82-4.75(m,2H),4.56-4.48(m,3H),4.42(dd,J=11.1,5.0Hz,1H),3.97-3.80(m,1H),2.54-2.32(m,4H),1.26(dd,J=7.2,1.3Hz,3H),1.21-1.05(m,6H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ2.89。LCMS:MS m/z=687.14[M+1]、t=1.25分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=4.88分;Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例177.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((4-(ジメチルカルバモイル)フェノキシ)(((S)-1-イソプロポキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
THF(4mL)中の実施例43(48mg、0.076mmol)及び無水イソ酪酸(0.028mL、0.167mmol)の混合物に、DMAP(3mg、0.323mmol)を添加した。得られた混合物を室温で5分間撹拌し、メタノール(1mL)を添加することによってクエンチし、分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、25分間の泳動で0%~80%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.89(m,1H),7.36(m,2H),7.20(m,2H),6.76(m,2H),6.47(s,2H),5.89(m,1H),5.82(m,1H),5.68(m,1H),4.89(m,1H),4.56-4.36(m,3H),3.97-3.74(m,1H),2.96(m,6H),2.76-2.50(m,2H),1.28-1.10(m,21H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d)δ2.43,2.34。LCMS:MS m/z=772.48[M+1];t=1.02分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.39分(18%)、3.85(81%);HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。生成物を、SFC(AD-H、5u、21×250mm、30%2-プロパノール)によって分離して、ジアステレオマーを得た。
実施例178.第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.89(s,1H),7.35(d,J=8.5Hz,2H),7.23-7.11(m,2H),6.77(t,J=3.4Hz,2H),6.40(s,2H),5.89(d,J=6.0Hz,1H),5.83(dd,J=5.9,4.4Hz,1H),5.69(d,J=4.3Hz,1H),4.91(p,J=6.3Hz,1H),4.50(dd,J=11.2,6.1Hz,1H),4.43(dd,J=11.2,5.6Hz,1H),4.36(dd,J=12.3,10.0Hz,1H),3.80(ddt,J=16.5,9.5,7.1Hz,1H),3.01(s,3H),2.91(s,3H),2.66(m,2H),1.35-1.08(m,21H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ2.31。LCMS:MS m/z=772.48[M+1];t=1.03分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.39分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分
実施例179.第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.90(s,1H),7.40-7.33(m,2H),7.22(dd,J=8.7,1.2Hz,2H),6.79-6.70(m,2H),6.40(s,2H),5.87(d,J=6.0Hz,1H),5.81(d,J=4.5Hz,1H),5.67(d,J=4.4Hz,1H),4.87(hept,J=6.3Hz,1H),4.47(dd,J=11.2,6.7Hz,1H),4.39(ddd,J=12.0,8.2,2.5Hz,2H),3.87(tq,J=9.5,7.0Hz,1H),3.02(s,3H),2.91(s,3H),2.65(m,2H),1.30-1.06(m,21H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ2.40。LCMS:MS m/z=772.42[M+1];t=1.02分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.39分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例180.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-(2-エチルブトキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジプロピオネート
無水プロピオン酸(13μL、0.10mmol)を、2-メチルテトラヒドロフラン(1.0mL)中の実施例25(30mg、0.050mmol)の溶液に室温で添加した。次いで、4-ジメチルアミノピリジン(1mg、0.007mmol)を添加した。40分後に、反応混合物を、ヘキサン中0~100%の酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに供して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.83(s,1H),7.34-7.26(m,2H),7.23-7.13(m,3H),6.84(d,J=4.6Hz,1H),6.74(d,J=4.6Hz,1H),5.90(d,J=5.9Hz,1H),5.80(dd,J=5.9,4.7Hz,1H),5.68(d,J=4.7Hz,1H),4.49-4.38(m,2H),4.01(dd,J=10.9,5.7Hz,1H),3.95-3.85(m,2H),2.53-2.34(m,5H),1.51-1.39(m,1H),1.37-1.25(m,9H),1.15(dt,J=13.8,7.5Hz,7H),0.86(td,J=7.5,1.1Hz,7H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.04(s)。LCMS:MS m/z=715.44[M+1]、t=1.50分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=3.61分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~5.0分2~98%ACN、5.0分~6.0分98%ACN、2mL/分。HPLC:t=6.22分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例181.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-オキソ-1-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メトキシ)プロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
無水イソ酪酸(32μL、0.19mmol)を、2-メチルテトラヒドロフラン(1.0mL)中の実施例20(60mg、0.10mmol)の溶液に室温で添加した。次いで、4-ジメチルアミノピリジン(2mg、0.02mmol)を添加した。40分後に、反応混合物を、ヘキサン中0~100%の酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに供して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.84(s,0.55H),7.81(s,0.45H),7.35-7.27(m,2H),7.23-7.13(m,3H),6.88-6.82(m,1H),6.79-6.72(m,1H),5.97(d,J=5.9Hz,0.45H),5.90(d,J=5.9Hz,0.55H),5.85(dd,J=5.9,4.5Hz,0.45H),5.79(dd,J=5.9,4.7Hz,0.55H),5.69-5.65(m,1H),4.55-4.37(m,2H),3.98-3.79(m,5H),3.38-3.30(m,2H),2.73-2.54(m,2H),1.91-1.78(m,1H),1.62-1.50(m,2H),1.33-1.11(m,17H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.06(s),2.97(s)。LCMS:MS m/z=757.45[M+1]、t=1.40分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=3.33分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~5.0分2~98%ACN、5.0分~6.0分98%ACN、2mL/分。HPLC:t=5.60分(マイナー異性体)、5.66分(メジャー異性体);HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。生成物を、キラル分取SFC(Chiralpak ADH、20%イソプロピルアルコール)によって精製して、ジアステレオマーを得た。
実施例182.第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.82(s,1H),7.35-7.26(m,2H),7.20-7.13(m,3H),6.86(d,J=4.5Hz,1H),6.78(d,J=4.6Hz,1H),5.97(d,J=5.9Hz,1H),5.85(dd,J=5.9,4.4Hz,1H),5.68(d,J=4.5Hz,1H),4.51(dd,J=11.0,5.7Hz,1H),4.42(dd,J=11.1,5.0Hz,1H),3.95-3.79(m,5H),3.38-3.29(m,2H),2.75-2.55(m,2H),1.94-1.78(m,1H),1.62-1.50(m,2H),1.35-1.11(m,17H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.05(s)。LCMS:MS m/z=757.30[M+1]、t=1.43分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=3.33分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~5.0分2~98%ACN、5.0分~6.0分98%ACN、2mL/分。HPLC:t=5.59分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例183.第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.83(s,1H),7.36-7.27(m,2H),7.23-7.13(m,3H),6.84(d,J=4.5Hz,1H),6.74(d,J=4.5Hz,1H),5.90(d,J=5.9Hz,1H),6.74(d,J=4.5Hz,1H),5.90(d,J=5.9Hz,1H),5.79(dd,J=5.9,4.7Hz,1H),5.67(d,J=4.7Hz,1H),4.49-4.39(m,2H),3.96-3.79(m,5H),3.37-3.27(m,2H),2.73-2.54(m,2H),1.91-1.77(m,1H),1.58-1.52(m,2H),1.33-1.11(m,17H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ2.97(s)。LCMS:MS m/z=757.50[M+1]、t=1.45分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=3.34分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~5.0分2~98%ACN、5.0分~6.0分98%ACN、2mL/分。HPLC:t=5.65分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例184.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-(オキセタン-3-イルオキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
実施例44(99mg、0.17mmol)を、10mLのTHF中に溶解させ、この溶液に、イソ酪酸(38mg、0.43mmol)及びDIC(65mg、0.52mmol)を添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌し、次いで、DMAP(42mg、0.34mmol)を添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、溶媒を蒸発させた。残渣を、分取HPLCによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.82(d,J=12.8Hz,1H),7.31(ddd,J=8.2,6.7,4.1Hz,2H),7.25-7.10(m,3H),6.85(t,J=4.5Hz,1H),6.76(dd,J=8.2,4.6Hz,1H),5.94(dd,J=23.8,5.9Hz,1H),5.82(ddd,J=19.6,5.9,4.6Hz,1H),5.67(dd,J=4.6,2.2Hz,1H),5.32(dtt,J=16.6,6.4,5.1Hz,1H),4.82-4.71(m,2H),4.52(dddd,J=12.6,7.4,5.0,1.2Hz,2H),4.42(ddd,J=11.2,5.9,4.4Hz,2H),3.99-3.84(m,1H),2.72-2.56(m,2H),1.34-1.09(m,15H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ2.94,2.90。LCMS:MS m/z=715.22[M+1]、t=1.34分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=5.31及び5.38分;Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。生成物を、キラル分取HPLC(Chiralpak IA、150×4.6mm、ヘプタン80%エタノール20%)によって精製して、ジアステレオマーを得た。
実施例185.第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.83(s,1H),7.31(dd,J=8.7,7.1Hz,2H),7.23-7.11(m,3H),6.84(d,J=4.5Hz,1H),6.75(d,J=4.5Hz,1H),5.91(d,J=5.9Hz,1H),5.80(dd,J=5.9,4.6Hz,1H),5.67(d,J=4.7Hz,1H),5.30(tt,J=6.4,5.1Hz,1H),4.82-4.72(m,2H),4.52(dddd,J=12.9,7.6,5.1,1.0Hz,2H),4.46-4.38(m,2H),3.95(dq,J=10.3,7.2Hz,1H),2.64(dp,J=17.3,7.0Hz,2H),1.35-1.26(m,3H),1.24-1.08(m,12H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ2.94。LCMS:MS m/z=715.21[M+1]、t=1.35分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=5.38分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例186第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.80(s,1H),7.33-7.24(m,2H),7.19-7.10(m,3H),6.85(d,J=4.6Hz,1H),6.77(d,J=4.6Hz,1H),5.97(d,J=5.8Hz,1H),5.85(dd,J=5.9,4.4Hz,1H),5.68(d,J=4.4Hz,1H),5.37-5.31(m,1H),4.83-4.78(m,2H),4.57-4.47(m,3H),4.42(dd,J=11.1,5.0Hz,1H),3.96-3.81(m,1H),2.64(dq,J=15.2,7.0Hz,2H),1.26(dd,J=7.2,1.3Hz,3H),1.25-1.13(m,12H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ2.90。LCMS:MS m/z=715.28[M+1]、t=1.34分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=5.30分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例187.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-イソプロポキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジプロピオネート
無水プロピオン酸(23.5μL、0.18mmol)を、テトラヒドロフラン(1.8mL)中の実施例45.(51.2mg、0.09mmol)及び4-ジメチルアミノピリジン(1.8mg、0.1mmol)の溶液に室温で添加した。20分後に、反応混合物を酢酸エチル(15mL)で希釈し、得られた混合物を、飽和炭酸ナトリウム水溶液(10mL)及びブライン(10mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中20~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.82(d,J=9.0Hz,1H),7.38-7.26(m,2H),7.25-7.09(m,3H),6.85(dd,J=7.1,4.6Hz,1H),6.76(dd,J=11.7,4.6Hz,1H),6.02-5.87(m,1H),5.88-5.79(m,1H),5.69(t,J=4.7Hz,1H),4.57-4.37(m,2H),4.07-3.76(m,3H),2.55-2.26(m,4H),1.59(dtd,J=14.0,7.4,6.6Hz,2H),1.26(ddd,J=18.1,7.2,1.2Hz,3H),1.16(dtd,J=14.0,7.6,2.9Hz,6H),0.90(td,J=7.4,2.9Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.05。LCMS:MS m/z=673.40[M+1]、t=1.03分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.83分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。生成物を、キラルSFC(Chiralpak AD-H、5um、21×250mm、イソプロピルアルコール30%)によって精製して、ジアステレオマーを得た。
実施例188.第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.81(s,1H),7.35-7.26(m,2H),7.20-7.12(m,3H),6.86(d,J=4.5Hz,1H),6.78(d,J=4.5Hz,1H),5.97(d,J=5.9Hz,1H),5.86(dd,J=5.9,4.5Hz,1H),5.70(d,J=4.5Hz,1H),4.52(dd,J=11.1,5.8Hz,1H),4.43(dd,J=11.1,5.0Hz,1H),4.08-3.94(m,2H),3.84(dq,J=9.4,7.2Hz,1H),2.55-2.35(m,4H),1.61(dtd,J=14.1,7.4,6.6Hz,2H),1.24(dd,J=7.1,1.3Hz,3H),1.16(dt,J=13.4,7.5Hz,6H),0.90(t,J=7.4Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.05。LCMS:MS m/z=673.41[M+1]、t=1.03分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.82分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
実施例189.第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.83(s,1H),7.36-7.26(m,2H),7.24-7.12(m,3H),6.84(d,J=4.5Hz,1H),6.75(d,J=4.6Hz,1H),5.91(d,J=5.9Hz,1H),5.82(dd,J=5.9,4.7Hz,1H),5.69(d,J=4.7Hz,1H),4.51-4.37(m,2H),4.06-3.83(m,3H),2.54-2.35(m,4H),1.59(dtd,J=14.0,7.4,6.6Hz,2H),1.29(dd,J=7.1,1.1Hz,3H),1.15(dt,J=14.0,7.6Hz,6H),0.89(t,J=7.4Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.05。LCMS:MS m/z=673.34[M+1]、t=1.04分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.87分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
実施例190.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-イソプロポキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
無水イソ酪酸(30.3μL、0.18mmol)を、テトラヒドロフラン(1.8mL)中の実施例45.(51.2mg、0.09mmol)及び4-ジメチルアミノピリジン(1.8mg、0.1mmol)の溶液に室温で添加した。30分後に、反応混合物を酢酸エチル(15mL)で希釈し、得られた混合物を、飽和炭酸ナトリウム水溶液(10mL)及びブライン(10mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中20~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.82(d,J=9.5Hz,1H),7.30(tt,J=6.9,1.9Hz,2H),7.25-7.06(m,3H),6.85(dd,J=7.3,4.5Hz,1H),6.76(dd,J=11.6,4.6Hz,1H),5.94(dd,J=23.8,5.9Hz,1H),5.83(ddd,J=20.0,5.9,4.5Hz,1H),5.68(t,J=4.4Hz,1H),4.60-4.35(m,2H),4.08-3.75(m,3H),2.75-2.52(m,2H),1.59(dtd,J=14.0,7.5,6.6Hz,2H),1.33-1.14(m,15H),0.89(td,J=7.4,2.7Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.06,3.04。LCMS:MS m/z=701.47[M+1]、t=1.13分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.23分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。生成物を、キラルSFC(Chiralpak AD-H、5um、21×250mm、イソプロピルアルコール30%)によって精製して、ジアステレオマーを得た。
実施例191.第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.81(s,1H),7.34-7.26(m,2H),7.20-7.11(m,3H),6.86(d,J=4.6Hz,1H),6.77(d,J=4.6Hz,1H),5.97(d,J=5.9Hz,1H),5.85(dd,J=5.9,4.4Hz,1H),5.68(d,J=4.4Hz,1H),4.52(dd,J=11.1,5.7Hz,1H),4.42(dd,J=11.0,4.9Hz,1H),4.08-3.95(m,2H),3.84(dq,J=9.4,7.2Hz,1H),2.65(dhept,J=14.0,7.0Hz,2H),1.61(dtd,J=14.0,7.4,6.6Hz,2H),1.26-1.16(m,15H),0.90(t,J=7.4Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.07。LCMS:MS m/z=701.48[M+1]、t=1.14分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.21分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
実施例192.第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.84(s,1H),7.35-7.26(m,2H),7.23-7.14(m,3H),6.84(d,J=4.6Hz,1H),6.74(d,J=4.5Hz,1H),5.91(d,J=5.9Hz,1H),5.80(dd,J=5.9,4.7Hz,1H),5.67(d,J=4.7Hz,1H),4.49-4.38(m,2H),4.05-3.84(m,3H),2.64(dhept,J=17.1,7.0Hz,2H),1.59(dtd,J=13.9,7.4,6.6Hz,2H),1.29(dd,J=7.1,1.1Hz,3H),1.26-1.14(m,12H),0.89(t,J=7.4Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.04。LCMS:MS m/z=701.47[M+1]、t=1.13分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.24分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
実施例193.
中間体4(50mg、0.15mmol)及び中間体65(85mg、0.18mmol)を混合し、1.5mLの無水テトラヒドロフラン中に溶解させた。塩化マグネシウム(43mg、0.45mmol)を一度に添加した。DIPEA(65μL、0.375mmol)を添加し、反応物を、35℃で48時間撹拌した。
反応物を、酢酸エチル(10mL)で希釈し、水(5×10mL)、次いでブライン(5mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣を、5mLのMeCN中に溶解させ、氷浴において撹拌した。濃HCl(水溶液)(250μL)を滴下添加し、次いで、氷浴において2時間撹拌した。反応物を、酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(10mL)、次いでブライン(5mL)で洗浄した。有機抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~10%メタノール/ジクロロメタン)によって精製した。所望される生成物を含有する画分を合わせ、減圧下で濃縮した。
残渣を、無水テトラヒドロフラン(5mL)中に溶解させた。無水プロピオン酸(26μL、0.2mmol)を添加した。DMAP(1.8mg、0.014mmol)を添加し、30分間撹拌した。反応物を、酢酸エチル(15mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(2×10mL)、続いてブライン(5mL)で洗浄した。有機抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~100%B/ヘキサン(B=酢酸エチル中3%MeOH))によって精製した。所望される生成物を含有する画分を合わせ、減圧下で濃縮した。残渣を、MeCN及び水中に溶解させ、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.86(s,1H),6.86(d,J=4.5Hz,1H),6.82(d,J=4.6Hz,1H),5.90(d,J=6.0Hz,1H),5.84(dd,J=6.0,4.7Hz,1H),5.69(d,J=4.7Hz,1H),4.41-4.23(m,2H),4.08-3.95(m,3H),3.92-3.80(m,2H),2.58-2.34(m,4H),1.66-1.51(m,4H),1.36(m,4H),1.29(m,6H),1.16(m,6H),0.91(m,6H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ13.47。LCMS:MS m/z=738.5[M+1]、736.5[M-1]、t=1.43分;LCシステム:Thermo Dionex ultimate 3000 UHPLC;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ C18 100A、50×3mm;溶媒:A:0.1%酢酸を含む水、B:0.1%酢酸を含むアセトニトリル;勾配:0分~0.3分5%B、0.3分~1.5分5~100%B、1.5分~2分100%B、2分~2.2分100~5%B、2mL/分。HPLC:t=3.41分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Phenomenex Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:5分で2~98%B、2mL/分。HPLC:t=5.862分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例194.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-(((ビス(((S)-1-エトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)ホスホリル)オキシ)メチル)-2-シアノテトラヒドロフラン-3,4-ジイルジペンタノエート
THF(4mL)中の実施例35(64mg、0.112mmol)、吉草酸(0.05mL、0.455mmol)、及びN,N-ジイソプロピルカルボジイミド(0.040mL、0.255mmol)の混合物に、DMAP(14mg、0.115mmol)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌し、追加のN,N-ジイソプロピルカルボジイミド(0.04mL、0.255mmol)を添加した。2時間撹拌した後、追加の吉草酸(0.05mL、0.455mmol)を添加した。次いで、混合物を、30分間撹拌し、メタノール(1mL)を添加することによってクエンチし、分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、25分間の泳動で0%~100アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz、アセトニトリル-d3)δ7.91(s,1H),6.81(d,J=4.5Hz,1H),6.78(d,J=4.6Hz,1H),6.55(s,2H),5.86-5.80(m,2H),5.67(dd,J=2.8,1.8Hz,1H),4.33(dd,J=11.3,7.0Hz,1H),4.22(dd,J=11.3,5.5Hz,1H),4.18-3.98(m,4H),3.95-3.73(m,4H),2.46(td,J=7.4,4.7Hz,2H),2.36(t,J=7.4Hz,2H),1.70-1.50(m,4H),1.36(m,4H),1.27-1.17(m,12H),0.94(t,J=7.4Hz,3H),0.89(t,J=7.4Hz,3H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ12.18。LCMS:MS m/z=738.49[M+1];t=1.13分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.86分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例195.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-シクロブトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジプロピオネート
実施例50.(50mg、0.087mmol)を、3mLのTHF中に溶解させ、この溶液に、プロピオン酸(16mg、0.218mmol)及びDIC(33mg、0.262mmol)を添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌し、次いで、DMAP(21mg、0.175mmol)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、溶媒を蒸発させた。残渣を、分取HPLCによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.83(s,1H),7.35-7.25(m,2H),7.24-7.10(m,3H),6.84(d,J=4.6Hz,1H),6.74(d,J=4.5Hz,1H),5.91(d,J=5.9Hz,1H),5.81(dd,J=5.9,4.7Hz,1H),5.68(d,J=4.7Hz,1H),4.81(ddd,J=7.9,7.1,1.0Hz,1H),4.50-4.35(m,2H),3.85(dq,J=10.0,7.1Hz,1H),2.54-2.35(m,4H),2.31-2.13(m,2H),2.09-1.90(m,2H),1.74(tddt,J=11.6,9.0,2.8,1.4Hz,1H),1.67-1.49(m,1H),1.26(dd,J=7.2,1.1Hz,3H),1.14(dt,J=13.5,7.5Hz,6H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.07。LCMS:MS m/z=685.27[M+1]、t=1.40分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6msm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=5.59分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例196.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((R)-(((S)-1-シクロブトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジプロピオネート
実施例51(40mg、0.07mmol)を、3mLのTHF中に溶解させ、この溶液に、プロピオン酸(13mg、0.18mmol)及びDIC(26mg、0.21mmol)を添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌し、次いで、DMAP(17mg、0.14mmol)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、溶媒を蒸発させた。残渣を、分取HPLCによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.80(s,1H),7.29(dd,J=8.7,7.0Hz,2H),7.20-7.12(m,3H),6.85(d,J=4.6Hz,1H),6.77(d,J=4.5Hz,1H),5.96(d,J=5.9Hz,1H),5.85(dd,J=5.9,4.5Hz,1H),5.69(d,J=4.5Hz,1H),4.95-4.86(m,1H),4.52(dd,J=11.0,5.8Hz,1H),4.42(dd,J=11.1,5.1Hz,1H),3.80(dq,J=9.2,7.1Hz,1H),2.48-2.36(m,4H),2.27(ddt,J=10.8,7.0,2.1Hz,2H),2.09-1.92(m,2H),1.76(dtdt,J=11.6,8.9,2.7,1.4Hz,1H),1.67-1.54(m,1H),1.23(dd,J=7.2,1.3Hz,3H),1.15(dt,J=13.7,7.6Hz,6H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.04。LCMS:MS m/z=685.33[M+1]、t=1.40分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=5.55分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例197.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-シクロブトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
実施例50.(50mg、0.087mmol)を、3mLのTHF中に溶解させ、この溶液に、イソ酪酸(31mg、0.35mmol)及びDIC(55mg、0.44mmol)を添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌し、次いで、DMAP(21mg、0.18mmol)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、溶媒を蒸発させた。残渣を、分取HPLCによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.83(s,1H),7.35-7.25(m,2H),7.22-7.10(m,3H),6.84(d,J=4.5Hz,1H),6.74(d,J=4.5Hz,1H),5.91(d,J=5.9Hz,1H),5.79(dd,J=5.9,4.6Hz,1H),5.66(d,J=4.6Hz,1H),4.83-4.79(m,1H),4.43(dd,J=5.8,4.3Hz,2H),3.85(dq,J=9.9,7.1Hz,1H),2.64(dp,J=16.1,7.0Hz,2H),2.31-2.14(m,2H),1.99(dtdd,J=11.1,9.9,8.9,7.8Hz,2H),1.82-1.65(m,1H),1.67-1.49(m,1H),1.30-1.11(m,15H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.05。LCMS:MS m/z=713.37[M+1]、t=1.48分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=6.02分;Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例198.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-シクロブトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジアセテート
実施例50.(50mg、0.087mmol)を、3mLのTHF中に溶解させ、この溶液に、酢酸(21mg、0.35mmol)及びDIC(55mg、0.44mmol)を添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌し、次いで、DMAP(21mg、0.18mmol)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、溶媒を蒸発させた。残渣を、分取HPLCによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.82(s,1H),7.36-7.25(m,2H),7.23-7.11(m,3H),6.84(d,J=4.6Hz,1H),6.74(d,J=4.5Hz,1H),5.88(d,J=5.9Hz,1H),5.83-5.75(m,1H),5.68(d,J=4.8Hz,1H),4.81(dd,J=7.5,6.6Hz,1H),4.51-4.35(m,2H),3.85(dq,J=10.0,7.1Hz,1H),2.30-2.17(m,2H),2.15(d,J=3.8Hz,4H),2.10(d,J=1.2Hz,4H),2.06-1.91(m,2H),1.80-1.67(m,1H),1.59(dddd,J=18.2,11.0,10.2,8.1Hz,1H),1.30-1.19(m,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.07。LCMS:MS m/z=657.23[M+1]、t=1.31分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=5.15分;Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例199.
無水プロピオン酸(19μL、0.19mmol)を、2-メチルテトラヒドロフラン(1.0mL)中の実施例38.(40mg、0.07mmol)の溶液に室温で添加した。次いで、4-ジメチルアミノピリジン(1mg、0.07mmol)を添加した。30分後に、反応混合物を、ジクロロメタン中0~20%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに供して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.87(s,1H),6.87(d,J=4.6Hz,1H),6.83(d,J=4.6Hz,1H),5.92(d,J=6.0Hz,1H),5.86(dd,J=6.0,4.7Hz,1H),5.69(d,J=4.7Hz,1H),4.35(dd,J=11.2,6.7Hz,1H),4.26(dd,J=11.2,5.0Hz,1H),3.92-3.76(m,2H),3.67(s,3H),3.65(s,3H),2.58-2.34(m,4H),1.31-1.23(m,6H),1.19(t,J=7.5Hz,3H),1.13(t,J=7.6Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ13.49(s)。LCMS:MS m/z=654.28[M+1]、t=1.22分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=2.70分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~5.0分2~98%ACN、5.0分~6.0分98%ACN、2mL/分。HPLC:t=4.46分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例200.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-(オキセタン-3-イルメトキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
実施例49(60mg、0.1mmol)を、5mLのTHF中に溶解させ、この溶液に、イソ酪酸(50mg、0.6mmol)及びDIC(80mg、0.6mmol)を添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌し、次いで、DMAP(50mg、0.6mmol)を添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、溶媒を蒸発させた。残渣を、分取HPLCによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.82(d,J=10.1Hz,1H),7.36-7.24(m,2H),7.17(dddd,J=13.7,7.3,3.5,2.3Hz,3H),6.84(dd,J=7.2,4.5Hz,1H),6.75(dd,J=11.2,4.5Hz,1H),5.93(dd,J=24.5,5.8Hz,1H),5.82(ddd,J=23.2,5.9,4.6Hz,1H),5.67(dd,J=4.5,3.6Hz,1H),4.72(ddd,J=8.0,6.2,4.2Hz,2H),4.42(dh,J=7.2,3.4,2.4Hz,4H),4.31-4.11(m,2H),3.89(ddq,J=26.9,9.2,7.1Hz,1H),3.23(dtt,J=12.5,8.0,6.2Hz,1H),2.72-2.54(m,2H),1.31-1.10(m,15H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.01,2.94。LCMS:MS m/z=729.27[M+1]、t=1.37分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=5.30及び5.36分;Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。生成物を、キラル分取HPLC(Chiralpak IA、150×4.6mm、ヘプタン80%エタノール20%)によって精製して、ジアステレオマーを得た。
実施例201.第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.83(s,1H),7.31(t,J=7.7Hz,2H),7.18(dd,J=15.0,7.7Hz,3H),6.83(d,J=4.5Hz,1H),6.74(d,J=4.5Hz,1H),5.90(d,J=5.9Hz,1H),5.79(t,J=5.3Hz,1H),5.67(d,J=4.7Hz,1H),4.71(ddd,J=8.0,6.2,1.9Hz,2H),4.51-4.35(m,4H),4.20(qd,J=11.3,6.3Hz,2H),3.93(dq,J=9.6,7.2Hz,1H),3.22(tt,J=7.6,5.9Hz,1H),2.63(dp,J=17.6,7.0Hz,2H),1.29(d,J=7.1Hz,3H),1.26-1.06(m,12H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ2.94。LCMS:MS m/z=729.22[M+1]、t=1.35分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=5.36分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例202.第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.81(s,1H),7.30(dd,J=8.7,7.0Hz,2H),7.16(ddd,J=8.1,2.4,1.2Hz,3H),6.85(d,J=4.5Hz,1H),6.77(d,J=4.5Hz,1H),5.96(d,J=5.8Hz,1H),5.85(dd,J=5.9,4.5Hz,1H),5.68(d,J=4.4Hz,1H),4.72(ddd,J=7.9,6.3,4.2Hz,2H),4.51(dd,J=11.0,5.7Hz,1H),4.46-4.36(m,3H),4.33-4.19(m,2H),3.86(dq,J=9.2,7.1Hz,1H),3.27-3.19(m,1H),2.64(dp,J=15.4,7.0Hz,2H),1.26-1.10(m,15H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.01。LCMS:MS m/z=729.21[M+1]、tR=1.34分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=5.30分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例203.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-(オキセタン-3-イルメトキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジプロピオネート
実施例49(92mg、0.16mmol)を、5mLのTHF中に溶解させ、この溶液に、プロピオン酸(46mg、0.63mmol)及びDIC(99mg、0.78mmol)を添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌し、次いで、DMAP(95mg、0.78mmol)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、溶媒を蒸発させた。残渣を、分取HPLCによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.82(d,J=9.3Hz,1H),7.37-7.23(m,2H),7.24-7.08(m,3H),6.83(dd,J=7.2,4.5Hz,1H),6.75(dd,J=11.1,4.5Hz,1H),5.94(dd,J=25.1,5.9Hz,1H),5.84(ddd,J=21.2,5.9,4.6Hz,1H),5.69(t,J=4.3Hz,1H),4.71(ddd,J=7.9,6.1,4.0Hz,2H),4.55-4.35(m,4H),4.31-4.10(m,2H),3.99-3.79(m,1H),3.22(dddd,J=12.8,7.9,6.3,1.8Hz,1H),2.52-2.32(m,4H),1.34-1.21(m,3H),1.14(dtd,J=13.8,7.5,3.1Hz,6H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ2.99,2.95。LCMS:MS m/z=701.28[M+1]、t=1.27分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=4.87及び4.94分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。生成物を、キラル分取HPLC(Chiralpak IA、150×4.6mm、ヘプタン80%エタノール20%)によって精製して、ジアステレオマーを得た。
実施例204.第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.83(s,1H),7.37-7.27(m,2H),7.23-7.11(m,3H),6.84(d,J=4.5Hz,1H),6.75(d,J=4.6Hz,1H),5.90(d,J=5.9Hz,1H),5.81(dd,J=5.9,4.8Hz,1H),5.68(d,J=4.8Hz,1H),4.72(ddd,J=8.1,6.3,1.9Hz,2H),4.48-4.35(m,4H),4.20(qd,J=11.3,6.3Hz,2H),3.99-3.86(m,1H),3.22(tt,J=8.0,6.1Hz,1H),2.53-2.33(m,4H),1.29(dd,J=7.1,1.2Hz,3H),1.15(dt,J=14.9,7.5Hz,6H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ2.95。LCMS:MS m/z=701.12[M+1]、t=1.31分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=4.94分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例205.第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.81(s,1H),7.34-7.22(m,2H),7.20-7.10(m,3H),6.85(d,J=4.6Hz,1H),6.78(d,J=4.5Hz,1H),5.96(d,J=5.9Hz,1H),5.86(dd,J=5.9,4.6Hz,1H),5.69(d,J=4.6Hz,1H),4.72(ddd,J=7.9,6.2,4.1Hz,2H),4.51(dd,J=11.0,5.8Hz,1H),4.42(tdd,J=6.0,4.7,2.0Hz,3H),4.33-4.19(m,2H),3.93-3.79(m,1H),3.29-3.20(m,1H),2.56-2.33(m,4H),1.24(dd,J=7.1,1.3Hz,3H),1.15(dt,J=14.2,7.6Hz,6H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ2.99。LCMS:MS m/z=701.20[M+1]、t=1.30分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=4.87分;Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例206.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-(オキセタン-3-イルオキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2,2-ジメチルプロパノエート)
実施例44(67mg、0.12mmol)を、5mLのTHF中に溶解させ、この溶液に、ピバル酸(96mg、0.94mmol)及びDIC(148mg、1.16mmol)を添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌し、次いで、DMAP(142mg、1.16mmol)を添加した。得られた混合物を、75℃で一晩撹拌し、次いで、溶媒を蒸発させた。残渣を、分取HPLCによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.82(d,J=13.5Hz,1H),7.35-7.25(m,2H),7.25-7.11(m,3H),6.85(t,J=4.4Hz,1H),6.75(dd,J=6.5,4.5Hz,1H),5.95(dd,J=21.5,5.8Hz,1H),5.79(ddd,J=19.6,5.7,4.2Hz,1H),5.68-5.59(m,1H),5.32(dtt,J=16.6,6.3,5.1Hz,1H),4.82-4.74(m,2H),4.52(dddd,J=13.9,7.8,3.7,1.0Hz,3H),4.45-4.34(m,1H),3.91(ddq,J=32.6,9.2,7.1Hz,1H),1.28(d,J=0.8Hz,12H),1.22(d,J=4.0Hz,9H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ2.93,2.91。LCMS:MS m/z=743.22[M+1]、t=1.43分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=5.71及び5.78分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例207.(2R,3S,4S,5S)-2-((((((S)-1-(((1r,4S)-4-アミノシクロヘキシル)メトキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノテトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
((1r,4S)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)メチル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.19mL、1.06mmol)及び塩化マグネシウム(61.5mg、0.63mmol)を、テトラヒドロフラン(3.0mL)中の中間体4(68.8mg、0.21mmol)及び中間体64(130.9mg、0.21mmol)の混合物に室温で添加した。混合物を55℃まで加熱した。90分後に、反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチル(25mL)で希釈し、得られた混合物を、水(2×20mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。濃塩酸水溶液(0.20mL)を、アセトニトリル(5mL)中の粗残渣に、0℃で滴下添加した。混合物を室温まで温めた。1時間後に、混合物を、冷凍室に入れた。16時間後に、反応物を、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(6mL)で塩基性にし、室温まで温めた。混合物に、ジ-tert-ブチルジカーボネート(49.8mg、0.21mmol)を添加した。6時間後に、更なるジ-tert-ブチルジカーボネート(31.4mg、0.14mmol)を添加した。16時間後に、混合物を、酢酸エチル(25mL)で希釈し、相を分離した。有機層を、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(20mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中20~100%の酢酸エチル、続いて酢酸エチル中0~10%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.80(d,J=8.8Hz,1H),7.37-7.26(m,2H),7.26-7.12(m,3H),6.86(dd,J=4.5,1.4Hz,1H),6.74(dd,J=4.6,2.8Hz,1H),5.53-5.45(m,1H),4.66-4.58(m,1H),4.55-4.38(m,2H),4.38-4.30(m,1H),3.96-3.70(m,3H),3.23(s,1H),1.93-1.84(m,2H),1.78-1.67(m,2H),1.43(d,J=1.3Hz,9H),1.28-1.25(m,3H),1.18-0.95(m,4H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.22。LCMS:MS m/z=730.18[M+1]、t=0.92分、0.93分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.47分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-((((((S)-1-(((1r,4S)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)メトキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)-2-シアノテトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)。無水イソ酪酸(46.2μL、0.28mmol)を、2-メチルテトラヒドロフラン(3.0mL)中の((1r,4S)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)メチル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート(101.7mg、0.14mmol)及び4-ジメチルアミノピリジン(3.3mg、0.03mmol)の溶液に室温で添加した。10分後に、反応混合物を酢酸エチル(15mL)で希釈し、得られた混合物を、飽和炭酸ナトリウム水溶液(10mL)及びブライン(10mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中20~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.83(d,J=10.3Hz,1H),7.36-7.26(m,2H),7.23-7.13(m,3H),6.86(dd,J=5.9,4.5Hz,1H),6.77(dd,J=12.0,4.6Hz,1H),5.94(dd,J=27.9,5.9Hz,1H),5.82(ddd,J=24.4,5.9,4.6Hz,1H),5.68(t,J=4.6Hz,1H),4.55-4.37(m,2H),3.98-3.72(m,3H),3.23(s,1H),2.74-2.51(m,2H),1.89(d,J=13.7Hz,2H),1.73(d,J=12.5Hz,3H),1.62-1.48(m,2H),1.43(d,J=1.1Hz,9H),1.30-1.15(m,15H),1.13-0.94(m,5H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.00。LCMS:MS m/z=870.36[M+1]、t=1.24分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.66分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
(2R,3S,4S,5S)-2-((((((S)-1-(((1r,4S)-4-アミノシクロヘキシル)メトキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノテトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)。トリフルオロ酢酸(0.5mL)を、ジクロロメタン(5.0mL)中の(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-((((((S)-1-(((1r,4S)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)メトキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)-2-シアノテトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)(92.4mg、0.11mmol)の溶液に、0℃で添加した。4.5時間後に、反応混合物を、アセトニトリル(15mL)で希釈し、減圧下で濃縮した。材料を、2,4-ジオキサン(2×10mL)及びアセトニトリル(10mL)で共蒸発させて、生成物をTFA塩として得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.92(d,J=9.4Hz,1H),7.38-7.27(m,2H),7.26-7.14(m,3H),7.08(s,1H),6.92-6.81(m,1H),5.93-5.73(m,2H),5.70(d,J=4.9Hz,1H),4.58-4.38(m,2H),4.01-3.83(m,3H),3.07-2.94(m,1H),2.77-2.57(m,2H),2.03(d,J=12.4Hz,2H),1.86(d,J=13.1Hz,2H),1.63(s,1H),1.46-1.27(m,5H),1.27-1.15(m,12H),1.12(d,J=13.3Hz,2H)。19F NMR(376MHz,メタノール-d)δ-77.65。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.08。LCMS:MS m/z=770.27[M+1]、t=0.91分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.11分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。生成物を、キラルSFC(Chiralpak IA、5um、4.6×150mm、メタノール30%)によって精製して、ジアステレオマーを得た。
実施例208.第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.88(s,1H),7.35-7.26(m,2H),7.20-7.14(m,3H),7.00(d,J=4.6Hz,1H),6.84(d,J=4.6Hz,1H),5.93(d,J=5.9Hz,1H),5.84(dd,J=6.0,4.5Hz,1H),5.69(d,J=4.5Hz,1H),4.53(dd,J=11.1,5.5Hz,1H),4.44(dd,J=11.0,5.1Hz,1H),3.99-3.84(m,3H),3.07-2.93(m,1H),2.73-2.58(m,2H),2.01(d,J=12.7Hz,2H),1.85(d,J=13.4Hz,2H),1.63(s,1H),1.34(d,J=12.3Hz,2H),1.28(dd,J=7.2,1.2Hz,3H),1.26-1.16(m,12H),1.12(d,J=11.8Hz,2H)。19F NMR(376MHz,メタノール-d)δ-77.59。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.05。LCMS:MS m/z=770.29[M+1]、t=1.13分;LCシステム:Thermo Dionex UltiMate 3000 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.02分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
実施例209.第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.97(s,1H),7.36-7.29(m,2H),7.24-7.18(m,3H),7.14(s,1H),6.87(d,J=4.7Hz,1H),5.85(d,J=5.7Hz,1H),5.79-5.74(m,1H),5.71(d,J=4.9Hz,1H),4.51-4.40(m,2H),4.00-3.85(m,3H),3.06-2.94(m,1H),2.65(dp,J=19.3,7.0Hz,2H),2.03(d,J=12.4Hz,2H),1.86(d,J=13.3Hz,2H),1.64(s,1H),1.41-1.30(m,5H),1.26-1.15(m,12H),1.13(d,J=13.7Hz,2H)。19F NMR(376MHz,メタノール-d)δ-77.67。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.09。LCMS:MS m/z=770.35[M+1]、t=1.14分;LCシステム:Thermo Dionex UltiMate 3000 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.08分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
実施例210.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-イソプロポキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(2-(メチルスルホニル)エトキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
イソ酪酸(4μL、0.0446mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(6.6μL、0.0426mmol)を混合し、1mLの無水テトラヒドロフラン中に溶解させ、30分間撹拌した。実施例42(5mg、0.0085mmol)を添加した。DMAP(1mg、0.0085mmol)を添加し、4時間撹拌した。
メタノール(0.2mL)を添加し、20分間撹拌した。粗残渣を、中性条件下において分取HPLCによって精製した(5~100%MeCN/水)。所望される生成物を含有する画分を合わせ、減圧下で濃縮した。残渣を、MeCN及び水中に溶解させ、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.87(m,1H),6.87(m,1H),6.82(m,1H),5.92(m,1H),5.84(m,1H),5.68(m,1H),5.01-4.85(m,1H),4.50-4.30(m,4H),3.85-3.71(m,1H),3.52-3.38(m,2H),2.97(m,3H),2.78-2.53(m,2H),1.35-1.12(m,21H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ7.64,7.78。LCMS:MS m/z=731.3[M+1]、t=1.60分;LCシステム:Thermo Dionex ultimate 3000 UHPLC;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ C18 100A、50×3mm;溶媒:A:0.1%酢酸を含む水、B:0.1%酢酸を含むアセトニトリル;勾配:0分~0.3分5%B、0.3分~1.5分5~100%B、1.5分~2分100%B、2分~2.2分100~5%B、2mL/分。HPLC:t=3.05分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Phenomenex Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:5分で2~98%B、2mL/分。HPLC:t=5.139、5.199分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例211.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-(((ビス(((S)-1-エトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)ホスホリル)オキシ)メチル)-2-シアノテトラヒドロフラン-3,4-ジイルジペンタノエート
THF(4mL)中の実施例35(64mg、0.112mmol)、吉草酸(0.05mL、0.455mmol)、及びN,N-ジイソプロピルカルボジイミド(0.040mL、0.255mmol)の混合物に、DMAP(14mg、0.115mmol)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌し、追加のN,N-ジイソプロピルカルボジイミド(0.04mL、0.255mmol)を添加した。2時間撹拌した後、追加の吉草酸(0.05mL、0.455mmol)を添加した。次いで、混合物を、30分間撹拌し、メタノール(1mL)を添加することによってクエンチし、分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、25分間の泳動で0%~100アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz、アセトニトリル-d3)δ7.91(s,1H),6.81(d,J=4.5Hz,1H),6.78(d,J=4.6Hz,1H),6.55(s,2H),5.86-5.80(m,2H),5.67(dd,J=2.8,1.8Hz,1H),4.33(dd,J=11.3,7.0Hz,1H),4.22(dd,J=11.3,5.5Hz,1H),4.18-3.98(m,4H),3.95-3.73(m,4H),2.46(td,J=7.4,4.7Hz,2H),2.36(t,J=7.4Hz,2H),1.70-1.50(m,4H),1.36(m,4H),1.27-1.17(m,12H),0.94(t,J=7.4Hz,3H),0.89(t,J=7.4Hz,3H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ12.18。LCMS:MS m/z=738.49[M+1];t=1.13分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.86分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例212.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-(((ビス(((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)ホスホリル)オキシ)メチル)-2-シアノテトラヒドロフラン-3,4-ジイルジブチレート
THF(3mL)中の実施例38(46mg、0.085mmol)、酪酸(0.109mL、1.189mmol)、及びN,N-ジイソプロピルカルボジイミド(0.033mL、0.212mmol)の混合物に、DMAP(11mg、0.090mmol)を添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌し、メタノール(1mL)を添加することによってクエンチし、分取HPLC(Phenomenex Gemini-NX 10μ C18 110°A 250×30mmカラム、25分間の泳動で0%~100%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.91(s,1H),6.81(d,J=4.6Hz,1H),6.77(d,J=4.5Hz,1H),6.50(s,2H),5.87-5.83(m,2H),5.67(dd,J=3.2,1.3Hz,1H),4.33(dd,J=11.3,7.0Hz,1H),4.22(dd,J=11.3,5.6Hz,1H),3.83(m,4H),3.65(s,3H),3.63(s,3H),2.51-2.37(m,2H),2.34(t,J=7.3Hz,2H),1.65(dq,J=25.7,7.4Hz,4H),1.30-1.19(m,6H),0.98(t,J=7.4Hz,3H),0.92(t,J=7.4Hz,3H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ12.04。LCMS:MS m/z=682.40[M+1];t=0.94分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.97分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例213.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-イソプロポキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(2-(メチルチオ)エトキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
イソ酪酸(5μL、0.0525mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(8μL、0.05mmol)を、1mLの無水テトラヒドロフラン中に溶解させ、30分間撹拌した。実施例40(5.6mg、0.01mmol)及びDMAP(1.2mg、0.01mmol)を添加し、4時間撹拌した。
メタノール(0.2mL)を添加し、20分間撹拌した。粗残渣を、中性条件下において分取HPLCによって精製した(5~100%MeCN/水)。所望される生成物を含有する画分を合わせ、減圧下で濃縮した。残渣を、MeCN及び水中に溶解させ、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.86(m,1H),6.87(m,1H),6.81(m,1H),5.93(m,1H),5.84(m,1H),5.67(m,1H),5.02-4.84(m,1H),4.45-4.27(m,2H),4.20-4.04(m,2H),3.84-3.68(m,1H),2.79-2.55(m,4H),2.09(m,3H),1.33-1.12(m,21H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ7.57,7.67。LCMS:MS m/z=699.3[M+1]、697.4[M-1]、t=1.70分;LCシステム:Thermo Dionex ultimate 3000 UHPLC;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ C18 100A、50×3mm;溶媒:A:0.1%酢酸を含む水、B:0.1%酢酸を含むアセトニトリル;勾配:0分~0.3分5%B、0.3分~1.5分5~100%B、1.5分~2分100%B、2分~2.2分100~5%B、2mL/分。HPLC:t=3.33分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Phenomenex Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:5分で2~98%B、2mL/分。HPLC:t=5.662、5.687分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例214.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-イソプロポキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(2-メトキシエトキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
イソ酪酸(4μL、0.045mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(7μL、0.045mmol)を1mLの無水テトラヒドロフラン中に溶解させ、30分間撹拌した。実施例41(5.1mg、0.009mmol)及びDMAP(1mg、0.009mmol)を添加し、4時間撹拌した。
メタノール(0.2mL)を添加し、20分間撹拌した。粗残渣を、中性条件下において分取HPLCによって精製した(5~100%MeCN/水)。所望される生成物を含有する画分を合わせ、減圧下で濃縮した。残渣を、MeCN及び水中に溶解させ、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.86(m,1H),6.90-6.84(m,1H),6.81(m,1H),5.92(m,1H),5.83(m,1H),5.68(m,1H),4.91(m,1H),4.44-4.27(m,2H),4.19-4.06(m,2H),3.77(m,1H),3.56(m,2H),3.35(m,3H),2.65(m,2H),1.32-1.12(m,21H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ7.79,7.88。LCMS:MS m/z=683.2[M+1]、681.3[M-1]、t=1.65分;LCシステム:Thermo Dionex ultimate 3000 UHPLC;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ C18 100A、50×3mm;溶媒:A:0.1%酢酸を含む水、B:0.1%酢酸を含むアセトニトリル;勾配:0分~0.3分5%B、0.3分~1.5分5~100%B、1.5分~2分100%B、2分~2.2分100~5%B、2mL/分。HPLC:t=3.18分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Phenomenex Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:5分で2~98%B、2mL/分。HPLC:t=5.362分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例215.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-イソプロポキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(4-(2-メトキシエトキシ)フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルジプロピオネート
無水プロピオン酸(16.2μL、0.13mmol)を、テトラヒドロフラン(1.5mL)中の実施例53(45.0mg、0.07mmol)及び4-ジメチルアミノピリジン(1.3mg、0.01mmol)の溶液に室温で添加した。10分後に、反応混合物を酢酸エチル(20mL)で希釈し、得られた混合物を、飽和炭酸ナトリウム水溶液(20mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中20~100%の酢酸エチル、続いて酢酸エチル中0~25%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.83(d,J=3.6Hz,1H),7.09(ddd,J=13.9,9.2,1.4Hz,2H),6.89-6.81(m,3H),6.75(dd,J=18.1,4.5Hz,1H),5.92(dd,J=13.2,5.9Hz,1H),5.82(ddd,J=21.0,5.8,4.7Hz,1H),5.69(dd,J=7.0,4.7Hz,1H),4.98-4.85(m,1H),4.55-4.37(m,2H),4.07(ddd,J=6.2,3.0,1.5Hz,2H),3.90-3.75(m,1H),3.72(ddt,J=4.5,3.1,1.4Hz,2H),3.41(d,J=1.0Hz,3H),2.54-2.34(m,4H),1.26(ddd,J=20.2,7.2,1.1Hz,3H),1.22-1.11(m,12H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.49。LCMS:MS m/z=747.45[M+1]、t=1.31分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.66分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
実施例216.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-イソプロポキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-モルホリノアセテート)
N,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(0.04mL、0.29mmol)を、テトラヒドロフラン(6mL)中の実施例1(40mg、0.071mmol)及び2-モルホリノ酢酸塩酸塩(107mg、0.57mmol)の溶液に室温で添加した。5分後に、4-ジメチルアミノピリジン(15.0mg、0.11mmol)を添加した。1.5時間後に、メタノール(0.2mL)を添加し、反応混合物を酢酸エチル(20mL)で希釈し、得られた混合物を、水(15mL)及びブライン(15mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、分取HPLC(Phenomenex Gemini 10u C18 110Å 250×30.0mmカラム、5~75%アセトニトリル/水の勾配)に供して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.83(s,1H),7.31(dd,J=8.7,7.2Hz,2H),7.26-7.12(m,3H),6.84(d,J=4.5Hz,1H),6.75(d,J=4.6Hz,1H),6.00(d,J=5.9Hz,1H),5.90(dd,J=5.9,4.9Hz,1H),5.72(d,J=4.9Hz,1H),4.88(q,J=6.3Hz,4H),4.54-4.40(m,2H),3.91-3.82(m,1H),3.82-3.63(m,6H),3.45-3.32(m,4H),2.69-2.53(m,7H),1.98(d,J=17.7Hz,1H),1.30-1.17(m,5H),1.17-1.09(m,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.17。LCMS:MS m/z=815.35[M+H]、t=1.00分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=3.11分、HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
実施例217.(2R,3S,4S,5S)-2-((((4-((S)-2-アミノ-3-メトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)(((S)-1-イソプロポキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)ホスホリル)オキシ)メチル)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノテトラヒドロフラン-3,4-ジイルジプロピオネート
(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-((((4-((S)-2-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)-3-メトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)(((S)-1-イソプロポキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)ホスホリル)オキシ)メチル)-2-シアノテトラヒドロフラン-3,4-ジイルジプロピオネート。無水プロピオン酸(20.5μL、0.16mmol)を、テトラヒドロフラン(1.5mL)中の実施例72(63.4mg、0.08mmol)及び4-ジメチルアミノピリジン(1.5mg、0.01mmol)の溶液に室温で添加した。15分後に、反応混合物を酢酸エチル(20mL)で希釈し、得られた混合物を、飽和炭酸ナトリウム水溶液(20mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中20~100%の酢酸エチル、続いて酢酸エチル中0~25%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.81(d,J=12.8Hz,1H),7.36-7.20(m,5H),7.17-7.04(m,4H),6.83(t,J=4.6Hz,1H),6.74(dd,J=4.5,1.0Hz,1H),5.93(dd,J=11.1,5.9Hz,1H),5.83(ddd,J=10.5,5.9,4.6Hz,1H),5.69(t,J=4.9Hz,1H),5.02(d,J=5.3Hz,2H),4.97-4.85(m,1H),4.57-4.36(m,3H),3.81(ddq,J=21.0,9.1,7.0Hz,1H),3.69(d,J=1.2Hz,3H),3.12(dd,J=13.9,5.3Hz,1H),2.92(ddd,J=14.0,9.1,2.2Hz,1H),2.54-2.35(m,4H),1.28-1.09(m,15H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.13(d,J=4.0Hz)。LCMS:MS m/z=908.59[M+1]、t=1.44分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.21分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
(2R,3S,4S,5S)-2-((((4-((S)-2-アミノ-3-メトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)(((S)-1-イソプロポキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)ホスホリル)オキシ)メチル)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノテトラヒドロフラン-3,4-ジイルジプロピオネート。パラジウム炭素(17.7mg、10重量%)を、アルゴンでパージしたエタノール(5mL)中の(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-((((4-((S)-2-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)-3-メトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)(((S)-1-イソプロポキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)ホスホリル)オキシ)メチル)-2-シアノテトラヒドロフラン-3,4-ジイルジプロピオネート(62.5mg、0.07mmol)の溶液に添加した。次いで、混合物を水素でパージし、室温で撹拌した。17時間後に、混合物をセライトを通して濾過し、フィルターをエタノールですすぎ、揮発物を減圧下で除去した。残渣を凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.82(d,J=8.5Hz,1H),7.17-7.07(m,4H),6.85(dd,J=6.9,4.6Hz,1H),6.76(t,J=4.7Hz,1H),5.92(dd,J=9.5,5.9Hz,1H),5.88-5.78(m,1H),5.69(dd,J=8.6,4.6Hz,1H),4.98-4.85(m,1H),4.55-4.37(m,2H),3.82(ddd,J=17.7,9.4,7.0Hz,1H),3.70(d,J=6.0Hz,1H),3.67(d,J=3.2Hz,3H),2.99(ddd,J=13.5,6.1,4.1Hz,1H),2.89(dd,J=13.6,7.0Hz,1H),2.54-2.36(m,4H),1.26(ddd,J=15.1,7.1,1.2Hz,3H),1.22-1.11(m,12H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.14。LCMS:MS m/z=774.20[M+1]、t=1.08分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=3.70分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
実施例218.(2R,3S,4S,5S)-2-シアノ-5-(4-(((E)-(ジメチルアミノ)メチレン)アミノ)ピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-((((((S)-1-オキソ-1-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)プロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)の単一ジアステレオマー
実施例148(50mg、0.067mmol)の溶液に、N,N-ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(16mg、0.14mmol)を滴下添加した。得られた混合物を、一晩撹拌し、次いで、反応混合物を分取HPLCによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ8.90(s,1H),8.06(s,1H),7.34(dd,J=8.4,7.4Hz,2H),7.20(dddd,J=8.2,4.4,1.8,0.9Hz,3H),6.87-6.78(m,2H),5.91-5.79(m,2H),5.70(d,J=4.6Hz,1H),4.83(tt,J=8.3,4.1Hz,1H),4.43(qd,J=11.2,6.3Hz,2H),4.26(dd,J=12.0,9.9Hz,1H),3.98-3.83(m,1H),3.78(dt,J=11.3,5.5Hz,1H),3.45(ddt,J=11.6,8.5,3.0Hz,2H),3.25-3.19(m,6H),2.64(ddq,J=31.2,13.9,7.0Hz,2H),2.16(s,4H),1.79(ddp,J=8.0,5.9,4.0Hz,1H),1.60-1.46(m,1H),1.53(s,1H),1.32-1.10(m,15H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.54。LCMS:MS m/z=798.61[M+1]、t=1.72分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=3.77分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例219.(2R,3S,4S,5S)-2-シアノ-5-(4-(((E)-1-(ジメチルアミノ)エチリデン)アミノ)ピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-((((((S)-1-オキソ-1-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)プロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)の単一ジアステレオマー
DMF中の実施例147(65mg、0.088mmol)の溶液に、N,N-ジメチルアセトアミドジメチルアセタール(26mg、0.19mmol)を滴下添加した。得られた混合物を、一晩撹拌し、次いで、反応混合物を分取HPLCによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ8.06(s,1H),7.34(dd,J=8.7,7.1Hz,2H),7.24-7.16(m,3H),6.77(d,J=4.4Hz,1H),6.67(d,J=4.4Hz,1H),5.92-5.79(m,2H),5.69(d,J=4.6Hz,1H),4.84(tt,J=8.3,4.1Hz,1H),4.50-4.35(m,2H),4.30-4.20(m,1H),3.78(dt,J=10.6,4.9Hz,2H),3.45(ddt,J=11.8,8.4,3.3Hz,2H),3.20(t,J=9.9Hz,6H),2.65(dp,J=30.7,7.0Hz,2H),2.29(s,3H),1.53(dtd,J=12.6,8.9,8.4,3.7Hz,2H),1.31-1.11(m,16H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.52。LCMS:MS m/z=812.48[M+1]、t=1.47分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=3.52分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例220.(2R,3S,4S,5S)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)-5-(4-(1-メチルピペリジン-4-カルボキサミド)ピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(1-メチルピペリジン-4-カルボキシレート)
実施例52(22mg、0.04mmol)を、2mLの無水THF中に溶解させた。1-メチルピペリジン-4-カルボン酸塩酸塩(29mg、0.16mmol)及びEDAC(31mg、0.16mmol)を反応物に添加し、10分間撹拌した。重炭酸ナトリウム(200mg)を添加し、DMAP(5mg、0.04mmol)を反応物に添加し、室温で20時間撹拌した。更なる1-メチルピペリジン-4-カルボン酸塩酸塩(29mg、0.16mmol)及びEDAC(31mg、0.16mmol)を反応物に添加した。重炭酸ナトリウム(200mg)及びDMAP(10mg)を反応物に添加し、次いで、これを室温で16時間撹拌した。反応物を、EtOAc(15mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(3×10mL)、続いてブライン(5mL)で洗浄した。有機抽出物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、次いで、減圧下で濃縮した。粗材料をDCM(10mL)中に溶解させた。1-メチルピペリジン-4-カルボン酸塩酸塩(29mg、0.16mmol)、EDAC(31mg、0.16mmol)、及びDMAP(50mg)を添加した。反応物を3時間撹拌した。反応物をDCM(10mL)で希釈し、重炭酸ナトリウム溶液(2×5mL)で洗浄した。有機物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~10~20%メタノール/DCM、1%トリエチルアミンを含む)によって精製した。画分を合わせ、減圧下で濃縮した。残渣を、MeCN及び水中に溶解させ、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ8.19(s,1H),7.34-7.26(m,2H),7.23-7.11(m,4H),6.96(d,J=4.7Hz,1H),5.91(d,J=5.7Hz,1H),5.83(dd,J=5.7,4.6Hz,1H),5.78(d,J=4.6Hz,1H),4.54-4.36(m,2H),3.90(dq,J=10.2,7.1Hz,1H),3.61(s,3H),2.98(m,2H),2.93-2.72(m,5H),2.47(m,2H),2.36-2.23(m,9H),2.23-2.07(m,6H),2.07-1.64(m,13H),1.28(d,J=7.2,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.08。LCMS:MS m/z=908.3[M+1]、906.7[M-1]、t=0.94分;LCシステム:Thermo Dionex Ultimate 3000 UHPLC;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ C18 100A、50×3mm;溶媒:A:0.1%酢酸を含む水、B:0.1%酢酸を含むアセトニトリル;勾配:0分~0.3分5%B、0.3分~1.5分5~100%B、1.5分~2分100%B、2分~2.2分100~5%B、2mL/分。HPLC:t=2.08分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Phenomenex Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:5分で2~98%B、2mL/分。HPLC:t=3.473分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例221.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-オキソ-1-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)プロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイル(2S,2’S)-ビス(2-アミノ-3-メチルブタノエート)の単一ジアステレオマー
THF中の実施例57(30mg、0.05mmol)の溶液に、Boc-Val(43mg、0.2mmol)及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(25mg、0.2mmol)を添加し、反応混合物を室温で20分間撹拌した後、DMAP(6mg、0.05mmol)を添加した。次いで、反応混合物を一晩撹拌した。次いで、反応物をMeOHでクエンチし、次いで、EtOAcで希釈し、2%クエン酸水溶液、次いでブラインで洗浄した。有機相を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲルカラム(ヘキサン中0~100%EtOAc)で精製した。次いで、精製した中間体をMeCN(5mL)中に溶解させ、氷浴において窒素雰囲気下で撹拌した。濃HCl(水溶液)(300uL)を滴下添加した。反応物を、4時間撹拌した。粗反応混合物を、分取HPLCカラムにロードし、TFAモディファイアを含む5~100%MeCNの線形勾配で溶出して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.87(s,1H),7.33(dd,J=8.6,7.2Hz,2H),7.25-7.10(m,3H),6.90(d,J=4.6Hz,1H),6.86-6.75(m,1H),6.44(d,J=5.9Hz,1H),6.04(dd,J=5.9,3.1Hz,1H),5.80(d,J=3.1Hz,1H),4.77(tt,J=8.2,4.0Hz,1H),4.49(dd,J=6.1,2.4Hz,2H),4.11(dd,J=12.2,4.1Hz,2H),3.90-3.72(m,3H),3.44(dtd,J=11.9,8.8,3.3Hz,2H),2.49(dtt,J=14.1,7.0,4.0Hz,2H),1.85-1.69(m,2H),1.54(dddd,J=13.5,8.7,6.8,4.1Hz,2H),1.34-1.21(m,3H),1.19-1.02(m,12H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.65。LCMS:MS m/z=801.14[M+1]、t=1.07分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=2.48分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例222.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-(3-メトキシプロポキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
THF(3mL)中の実施例60.(30mg、0.051mmol)及び無水イソ酪酸(0.019mL、0.164mmol)の混合物に、DMAP(2mg、0.016mmol)を添加した。得られた混合物を室温で5分間撹拌し、メタノール(0.5mL)を添加することによってクエンチし、分取HPLC(Phenominex Synergi 4u Hydro-RR 80Å 150×30mmカラム、10~100%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d)δ7.90(s,1H),7.34(dd,J=8.4,7.4Hz,2H),7.25-7.13(m,3H),6.76(d,J=0.8Hz,2H),6.40(s,2H),5.87(d,J=6.0Hz,1H),5.81(dd,J=6.0,4.5Hz,1H),5.68(d,J=4.5Hz,1H),4.50-4.34(m,3H),4.13-3.98(m,2H),3.91(m,1H),3.36(t,J=6.2Hz,2H),3.25(s,3H),2.65(m,2H),1.78(m,2H),1.27(dd,J=7.1,0.9Hz,3H),1.22(t,J=6.9Hz,6H),1.18(d,J=7.0Hz,3H),1.15(d,J=7.0Hz,3H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ2.48。LCMS:m/z=731.36(M+H)、t=1.37分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.66分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例223.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-(2-モルホリノエトキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.13mL、0.76mmol)及び塩化マグネシウム(43mg、0.45mmol)を、テトラヒドロフラン(7.5mL)中の中間体4(100.0mg、0.30mmol)及び中間体67(216mg、0.45mmol)の混合物に室温で添加した。混合物を55℃まで加熱した。2時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチル(30mL)で希釈し、得られた混合物を、水(5×20mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。濃塩酸水溶液(0.53mL)を、アセトニトリル(7.5mL)中の粗残渣に0℃で滴下添加した。混合物を室温まで温めた。2時間後に、反応混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、得られた混合物を、飽和炭酸ナトリウム水溶液(75mL)及びブライン(75mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた粗残渣80mgを、室温で、テトラヒドロフラン(6mL)中のN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.13mL、0.76mmol)、N,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(0.113g、1.0mmol)、4-ジメチルアミノピリジン(33mg、0.27mmol)、及びイソ酪酸(89mg、1.01mmol)に供した。室温で20時間の後に、メタノール(0.5mL)を添加し、反応混合物を酢酸エチル(20mL)で希釈し、得られた混合物を、水(15mL)及びブライン(15mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、分取HPLC(Phenomenex Gemini 10u C18 110Å AXIA 250×21.2mmカラム、30~70%アセトニトリル/水の勾配、0.1%TFAを含む)に供して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.99(d,J=11.7Hz,1H),7.34(dt,J=15.6,8.1Hz,2H),7.28-7.13(m,2H),6.99-6.83(m,2H),5.87(dd,J=8.6,5.9Hz,1H),5.83-5.75(m,1H),5.73(d,J=4.8Hz,1H),4.80-4.14(m,6H),3.85(s,6H),3.56-3.31(m,7H),2.79-2.50(m,3H),1.56-0.74(m,13H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.36,3.42。LCMS:MS m/z=772.47[M+1]、t=1.10分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.66分、HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
実施例224.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-(2-(ジイソプロピルアミノ)エトキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
無水イソ酪酸(36μL、0.39mmol)を、テトラヒドロフラン(3mL)及びアセトニトリル(1mL)中の粗製実施例74(50mg、約0.08mmol)の溶液に室温で添加した。10分後に、4-ジメチルアミノピリジン(1.8mg、0.1mmol)を添加した。30分後に、反応混合物を、水(3.5mL)で希釈した。粗溶液を、分取HPLC(Phenomenex Synergi 4um Polar-RP 80Å 150×21.2mmカラム、35~55%アセトニトリル/水の勾配、0.1%TFAを含む)に供して、生成物をTFA塩として得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d)δ8.89(s,1H),7.95(s,1H),7.33(t,J=7.8Hz,2H),7.26-7.10(m,4H),6.89(dd,J=8.6,4.7Hz,1H),5.76(dq,J=9.9,5.9Hz,2H),5.69(dd,J=5.9,4.0Hz,1H),4.65(ddd,J=49.2,12.4,9.2Hz,1H),4.54-4.26(m,4H),3.91(h,J=8.5,7.9Hz,1H),3.63(s,2H),3.28(s,2H),2.73-2.52(m,3H),1.33-1.25(m,15H),1.22-1.13(m,12H)。19F NMR(376MHz,アセトニトリル-d)δ-76.83。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d)δ2.31。LCMS:MS m/z=786.22[M+1]、t=1.31分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.00分、4.06分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
実施例225.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-((((((S)-1-ブトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)-2-シアノテトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
無水イソ酪酸(30μL、0.14mmol)を、2-メチルテトラヒドロフラン(6mL)中の実施例54(40mg、0.07mmol)及び4-ジメチルアミノピリジン(5.5mg、0.05mmol)の溶液に室温で添加した。30分後に、反応混合物を酢酸エチル(15mL)で希釈し、得られた混合物を、飽和炭酸ナトリウム水溶液(20mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中20~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,CDCN)δ7.82(d,J=9.9Hz,1H),7.35-7.27(m,2H),7.23-7.13(m,3H),6.85(dd,J=7.5,4.5Hz,1H),6.76(dd,J=11.1,4.6Hz,1H),5.95(dd,J=23.4,5.9Hz,1H),5.83(ddd,J=19.6,5.9,4.5Hz,1H),5.68(t,J=4.4Hz,1H),4.58-4.37(m,2H),4.16-3.96(m,2H),3.94-3.76(m,1H),2.77-2.55(m,2H),1.31-1.14(m,20H)。31P NMR(162MHz,CDCN)δ2.49,2.37。LCMS:MS m/z=715.05[M+1]、t=1.21分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.34分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。実施例225を、キラルSFC(Chiralpak IF、5um、4.6×150mm、メタノール30%)によって精製して、ジアステレオマーを得た。
実施例226.第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.80(s,1H),7.34-7.25(m,2H),7.24-7.11(m,3H),6.85(d,J=4.6Hz,1H),6.77(d,J=4.5Hz,1H),5.96(d,J=5.9Hz,1H),5.84(dd,J=5.9,4.4Hz,1H),5.68(d,J=4.5Hz,1H),4.51(dd,J=11.0,5.7Hz,1H),4.41(dd,J=11.1,4.9Hz,1H),4.05(td,J=6.6,5.6Hz,1H),3.94-3.74(m,1H),2.64(dp,J=14.0,7.0Hz,2H),1.64-1.50(m,3H),1.43 1.13(m,16H),0.89(t,J=7.4Hz,4H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.07。LCMS:MS m/z=715.14[M+1]、t=1.21分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=6.183分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
実施例227.第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.85(s,1H),7.30(t,J=7.9Hz,2H),7.23-7.10(m,3H),6.94-6.84(m,1H),6.75(d,J=4.5Hz,1H),5.89(d,J=5.9Hz,1H),5.78(dd,J=5.9,4.6Hz,1H),5.67(d,J=4.7Hz,1H),4.43(dd,J=5.8,2.4Hz,2H),4.09-3.83(m,1H),2.64(dp,J=16.7,7.0Hz,2H),1.60-1.48(m,2H),1.43-1.29(m,4H),1.29-1.25(m,3H),1.25-1.12(m,12H),0.89(t,J=7.4Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.03。LCMS:MS m/z=715.14[M+1]、t=1.21分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=6.185分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Kinetx 2.6u C18、100mm×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
実施例228.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-(((S)-1-メチルピロリジン-3-イル)オキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
実施例15(15mg、0.025mmol)を、2mLの無水THF中に溶解させ、室温で撹拌した。無水イソ酪酸(8.3uL、0.05mmol)及びDMAP(0.3mg、0.0025mmol)を添加し、反応物を、60分間撹拌した。更なる無水イソ酪酸(3uL)を添加し、反応物を45分間撹拌した。
メタノール(500uL)を添加し、30分間撹拌した。次いで、反応物をEtOAc(10mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(2×5mL)、続いてブライン(5mL)で洗浄した。有機抽出物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、次いで、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~10~20%メタノール/DCM)によって精製した。画分を合わせ、減圧下で濃縮した。残渣を、MeCN中に溶解させ、水で希釈し、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.83(m,1H),7.36-7.24(m,2H),7.23-7.10(m,3H),6.85(m,1H),6.76(m,1H),5.92(m,1H),5.82(m,1H),5.67(m,1H),5.16-4.99(m,1H),4.57-4.37(m,2H),3.88(m,1H),2.76(m,1H),2.72-2.53(m,4H),2.32(m,4H),2.25-2.06(m,1H),1.86-1.70(m,1H),1.37-1.06(m,15H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.04,2.99。LCMS:MS m/z=742.3[M+1]、740.3[M-1]、t=1.34分;LCシステム:Thermo Dionex Ultimate 3000 UHPLC;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ C18 100A、50×3mm;溶媒:A:0.1%酢酸を含む水、B:0.1%酢酸を含むアセトニトリル;勾配:0分~0.3分5%B、0.3分~1.5分5~100%B、1.5分~2分100%B、2分~2.2分100~5%B、2mL/分。HPLC:t=2.75分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Phenomenex Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:5分で2~98%B、2mL/分。HPLC:t=4.669、4.701分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。生成物を、キラル分取HPLC(Chiralpak IA、150×4.6mm、SFC 30%エタノール、均一濃度)によって精製して、ジアステレオマーを得た。
実施例229.第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.81(s,1H),7.35-7.25(m,2H),7.21-7.11(m,3H),6.86(d,J=4.5Hz,1H),6.77(d,J=4.5Hz,1H),5.94(d,J=5.8Hz,1H),5.84(dd,J=5.8,4.6Hz,1H),5.68(d,J=4.6Hz,1H),5.13(m,1H),4.59-4.36(m,2H),3.86(dq,J=9.3,7.1Hz,1H),2.83(m,1H),2.78-2.55(m,4H),2.42(m,1H),2.36(s,3H),2.23(m,1H),1.82(m,1H),1.35-1.10(m,15H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.04(s)。HPLC:t=4.655分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例230.第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.84(s,1H),7.37-7.25(m,2H),7.25-7.12(m,3H),6.84(d,J=4.5Hz,1H),6.75(d,J=4.6Hz,1H),5.90(d,J=5.9Hz,1H),5.83-5.75(m,1H),5.67(d,J=4.6Hz,1H),5.04(m,1H),4.52-4.35(m,2H),3.89(dq,J=9.8,7.1Hz,1H),2.76(m,1H),2.71-2.54(m,4H),2.30(m,4H),2.22-2.06(m,1H),1.77(m,1H),1.36-1.07(m,15H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ2.99(s)。HPLC:t=4.703分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例231.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(3-メトキシプロパノエート)
実施例52(20mg、0.038mmol)を、1.5mLの無水THF中に溶解させた。3-メトキシプロピオン酸(14uL、0.15mmol)を添加した。N,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(23uL、0.15mmol)を添加し、反応物を、30分間撹拌した。次いで、DMAP(5mg、0.038mmol)を添加し、反応物を2時間撹拌した。
メタノール(0.5mL)を添加し、2時間撹拌した。反応物を、EtOAc(10mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(2×5mL)、続いてブライン(5mL)で洗浄した。有機抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~5%メタノール/DCM)によって精製した。画分を合わせ、減圧下で濃縮した。残渣を、MeCN及び水中に溶解させ、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.83(s,1H),7.36-7.25(m,2H),7.24-7.10(m,3H),6.83(d,J=4.5Hz,1H),6.74(d,J=4.5Hz,1H),5.97(d,J=5.9Hz,1H),5.85(dd,J=6.0,4.4Hz,1H),5.69(d,J=4.5Hz,1H),4.50-4.36(m,2H),3.89(dq,J=10.0,7.1Hz,1H),3.73-3.63(m,4H),3.59(s,3H),3.33(s,3H),3.29(s,3H),2.71(t,J=6.1Hz,2H),2.65(td,J=6.0,1.7Hz,2H),1.26(dd,J=7.2,1.1Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.01。LCMS:MS m/z=705.3[M+1]、703.2[M-1]、t=1.43分;LCシステム:Thermo Dionex Ultimate 3000 UHPLC;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ C18 100A、50×3mm;溶媒:A:0.1%酢酸を含む水、B:0.1%酢酸を含むアセトニトリル;勾配:0分~0.3分5%B、0.3分~1.5分5~100%B、1.5分~2分100%B、2分~2.2分100~5%B、2mL/分。HPLC:t=2.83分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Phenomenex Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:5分で2~98%B、2mL/分。HPLC:t=4.748分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例232.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-(((R)-1-メチルピロリジン-3-イル)オキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
実施例61(23mg、0.038mmol)を、4mLの無水THF中に溶解させ、室温で撹拌した。無水イソ酪酸(12uL、0.076mmol)及びDMAP(0.5mg、0.0038mmol)を添加し、反応物を、60分間撹拌した。更なる無水イソ酪酸(3uL)を添加し、反応物を45分間撹拌した。
メタノール(500uL)を添加し、30分間撹拌した。次いで、反応物をEtOAc(10mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(2×5mL)、続いてブライン(5mL)で洗浄した。有機抽出物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、次いで、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~10~20%メタノール/DCM)によって精製した。画分を合わせ、減圧下で濃縮した。残渣を、MeCN中に溶解させ、水で希釈し、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.83(m,1H),7.37-7.25(m,2H),7.25-7.11(m,3H),6.85(m,1H),6.76(m,1H),5.92(m,1H),5.81(m,1H),5.68(m,1H),5.16-5.00(m,1H),4.56-4.36(m,2H),3.87(m,1H),2.79(m,1H),2.73-2.49(m,4H),2.31(m,4H),2.26-2.12(m,1H),1.85-1.67(m,1H),1.33-1.10(m,15H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.03,3.01。LCMS:MS m/z=742.5[M+1]、740.4[M-1]、t=1.29分;LCシステム:Thermo Dionex Ultimate 3000 UHPLC;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ C18 100A、50×3mm;溶媒:A:0.1%酢酸を含む水、B:0.1%酢酸を含むアセトニトリル;勾配:0分~0.3分5%B、0.3分~1.5分5~100%B、1.5分~2分100%B、2分~2.2分100~5%B、2mL/分。HPLC:t=2.74分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Phenomenex Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:5分で2~98%B、2mL/分。HPLC:t=4.687、4.706分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。生成物を、キラル分取HPLC(Chiralpak IF、150×4.6mm、SFC 30%エタノール、均一濃度)によって精製して、ジアステレオマーを得た。
実施例233.第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.81(s,1H),7.36-7.22(m,2H),7.22-7.10(m,3H),6.85(d,J=4.5Hz,1H),6.77(d,J=4.6Hz,1H),5.95(d,J=5.8Hz,1H),5.84(dd,J=5.8,4.5Hz,1H),5.69(d,J=4.5Hz,1H),5.11(m,1H),4.57-4.37(m,2H),3.85(dq,J=9.2,7.1Hz,1H),2.77(m,1H),2.71-2.56(m,4H),2.39-2.32(m,1H),2.30(s,3H),2.22(m,1H),1.76(m,1H),1.30-1.13(m,15H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.03(s)。HPLC:t=4.681分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例234.第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.84(s,1H),7.37-7.26(m,2H),7.25-7.11(m,3H),6.84(d,J=4.6Hz,1H),6.75(d,J=4.6Hz,1H),5.90(d,J=5.9Hz,1H),5.79(dd,J=5.9,4.7Hz,1H),5.67(d,J=4.7Hz,1H),5.06(ddt,J=8.1,5.4,2.5Hz,1H),4.51-4.37(m,2H),3.89(dq,J=9.9,7.1Hz,1H),2.80(m,1H),2.74-2.50(m,4H),2.32(m,4H),2.20(m,1H),1.75(m,1H),1.28(d,J=7.1Hz,3H),1.26-1.12(m,12H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.01(s)。HPLC:t=4.706分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例235.(2R,3S,4S,5S)-2-((((4-((S)-2-アミノ-3-メトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)(((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)ホスホリル)オキシ)メチル)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノテトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-((((4-((S)-2-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)-3-メトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)(((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)ホスホリル)オキシ)メチル)-2-シアノテトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)。無水イソ酪酸(20.0μL、0.12mmol)を、2-メチルテトラヒドロフラン(1.5mL)中の実施例62(53.3mg、0.07mmol)及び4-ジメチルアミノピリジン(1.3mg、0.01mmol)の溶液に室温で添加した。5分後に、反応混合物を酢酸エチル(25mL)で希釈し、得られた混合物を、飽和炭酸ナトリウム水溶液(20mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、酢酸エチル中0~25%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.80(d,J=16.5Hz,1H),7.36-7.22(m,5H),7.17-7.04(m,4H),6.84(t,J=4.8Hz,1H),6.74(d,J=4.6Hz,1H),5.94(dd,J=20.9,5.8Hz,1H),5.83(ddd,J=15.4,5.8,4.5Hz,1H),5.68(dd,J=4.5,1.6Hz,1H),5.02(d,J=3.9Hz,2H),4.58-4.34(m,3H),3.96-3.72(m,1H),3.70(s,3H),3.61(d,J=8.9Hz,3H),3.12(dd,J=14.0,5.3Hz,1H),2.91(dd,J=14.0,9.2Hz,1H),2.75-2.54(m,2H),1.29-1.14(m,15H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.07,3.02。LCMS:MS m/z=908.56[M+1]、t=1.47分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.424分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
(2R,3S,4S,5S)-2-((((4-((S)-2-アミノ-3-メトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)(((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)ホスホリル)オキシ)メチル)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノテトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)。パラジウム炭素(10.6mg、10重量%)を、アルゴンでパージした、エタノール(5mL)中の(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-((((4-((S)-2-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)-3-メトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)(((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)ホスホリル)オキシ)メチル)-2-シアノテトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)(37.3mg、0.04mmol)の溶液に添加した。次いで、混合物を水素でパージし、室温で撹拌した。17時間後に、混合物をセライトを通して濾過し、フィルターをエタノールですすぎ、揮発物を減圧下で除去した。粗残渣を、分取HPLC(Phenomenex Synergi 4um Polar-RP 80Å 150×21.2mmカラム、20~70%アセトニトリル/水の勾配、0.1%TFAを含む)に供して、生成物をTFA塩として得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.94(dd,J=21.1,1.3Hz,1H),7.27-7.18(m,4H),7.17-7.09(m,1H),6.93(d,J=4.6Hz,1H),5.96-5.79(m,2H),5.71(dd,J=4.6,2.2Hz,1H),4.62-4.39(m,2H),4.37-4.24(m,1H),3.88(ddd,J=19.6,9.8,7.1Hz,1H),3.81(d,J=3.0Hz,3H),3.65(d,J=17.3Hz,3H),3.25(ddd,J=14.4,6.2,4.4Hz,1H),3.14(dd,J=14.6,7.5Hz,1H),2.66(dpd,J=21.1,7.2,4.7Hz,2H),1.34-1.27(m,3H),1.27-1.15(m,12H)。19F NMR(376MHz,メタノール-d)δ-77.65。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.34(d,J=2.3Hz)。LCMS:MS m/z=774.25[M+1]、t=1.10分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=3.82分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
実施例236.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-((((((S)-1-(ベンジルオキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)-2-シアノテトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
実施例37(15mg、0.024mmol)を、1.5mLの無水THF中に溶解させ、室温で撹拌した。無水イソ酪酸(8uL、0.048mmol)及びDMAP(0.3mg、0.0024mmol)を添加し、反応物を、30分間撹拌した。
メタノール(500uL)を添加し、30分間撹拌した。次いで、反応物をEtOAc(10mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(2×5mL)、続いてブライン(5mL)で洗浄した。有機抽出物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、次いで、減圧下で濃縮した。粗残渣を、SiOカラムクロマトグラフィー(4g SiO Combiflash(登録商標) HP Goldカラム、0~100%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製した。画分を合わせ、減圧下で濃縮した。残渣を、MeCN中に溶解させ、水で希釈し、凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.81(m,1H),7.36-7.22(m,7H),7.21-7.08(m,3H),6.83(m,1H),6.74(m,1H),5.93(m,1H),5.82(m,1H),5.67(m,1H),5.11-4.94(m,2H),4.53-4.34(m,2H),4.01-3.81(m,1H),2.72-2.54(m,2H),1.33-1.10(m,15H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.03,2.97。LCMS:MS m/z=749.5[M+1]、747.1[M-1]、t=1.75分;LCシステム:Thermo Dionex Ultimate 3000 UHPLC;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ C18 100A、50×3mm;溶媒:A:0.1%酢酸を含む水、B:0.1%酢酸を含むアセトニトリル;勾配:0分~0.3分5%B、0.3分~1.5分5~100%B、1.5分~2分100%B、2分~2.2分100~5%B、2mL/分。HPLC:t=3.57分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Phenomenex Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:5分で2~98%B、2mL/分。HPLC:t=6.128、6.162分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例237.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-(3-モルホリノプロポキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
無水イソ酪酸(29.0μL、0.17mmol)を、2-メチルテトラヒドロフラン(2.0mL)中の実施例67(78.4mg、0.10mmol)及び4-ジメチルアミノピリジン(1.8mg、0.02mmol)の溶液に室温で添加した。10分後に、反応混合物を酢酸エチル(20mL)で希釈し、得られた混合物を、飽和炭酸ナトリウム水溶液(2×15mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。100mgの得られた粗残渣を、分取HPLC(Phenomenex Gemini 10u C18 110Å AXIA 250×21.2mmカラム、30~70%アセトニトリル/水の勾配、0.1%TFAを含む)、ジクロロメタン中0~25%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに供して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.96(d,J=2.6Hz,1H),7.41-7.27(m,3H),7.27-7.15(m,3H),6.95(dd,J=6.1,4.7Hz,2H),5.75(m,4H),4.57-4.38(m,4H),4.16-3.98(m,3H),3.94(d,J=12.9Hz,2H),3.79(s,1H),3.38(d,J=12.1Hz,2H),3.10(q,J=7.2Hz,2H),2.94(s,1H),2.75-2.57(m,2H),2.00(d,J=13.8Hz,3H),1.38-1.13(m,12H)。31P NMR(162MHz,CDCN)δ-1.45,-1.59。LCMS:MS m/z=786.41[M+1]、t=1.24分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.72分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Kinetx 2.6u 100A C18、100mm×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
実施例238.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-(シクロプロピルメトキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
実施例10(84mg、0.15mmol)を、3mLのTHF中に溶解させ、この溶液に、無水イソ酪酸(51mg、0.32mmol)及びDMAP(6mg、0.05mmol)を添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌し、反応物をMeOHでクエンチシ、次いで、溶媒を蒸発させた。残渣を、分取HPLCによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.83(s,1H),7.34-7.25(m,2H),7.24-7.12(m,3H),6.83(d,J=4.6Hz,1H),6.73(d,J=4.5Hz,1H),5.90(d,J=5.9Hz,1H),5.79(dd,J=5.9,4.7Hz,1H),5.66(d,J=4.7Hz,1H),4.44(dd,J=5.7,1.3Hz,2H),3.96-3.74(m,3H),2.63(dp,J=17.0,7.0Hz,2H),1.34-1.12(m,15H),1.05(dqd,J=12.5,7.6,3.8Hz,1H),0.54-0.44(m,2H),0.26-0.19(m,2H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.00。LCMS:MS m/z=713.12[M+1]、t=1.72分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=3.44分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例239.((2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ビス(イソブチリルオキシ)テトラヒドロフラン-2-イル)メチル((S)-1-(2-エチルブトキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)ホスホルアミデート
重炭酸ナトリウム(50mg)及びPd/C(10重量%、40mg)を、メタノール(2.0mL)中の実施例85(38mg、0.050mmol)の溶液に室温で添加した。反応容器を排気し、水素ガス(3×)を再充填した。10分後に、得られた混合物をセライトを通して濾過し、減圧下で濃縮した。粗残渣を、水中10~100%アセトニトリルで溶出する分取HPLC(Gemini 5u C18 100Å 100×30mmカラム)に供して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.83(s,1H),6.87(app q,J=4.6Hz,2H),5.81(d,J=5.7Hz,1H),5.76(t,J=5.4Hz,1H),5.68(d,J=5.2Hz,1H),4.19-4.10(m,2H),4.02(dd,J=10.9,5.7Hz,1H),3.91-3.81(m,2H),2.68(h,J=7.0Hz,1H),2.58(h,J=7.0Hz,1H),1.51-1.20(m,14H),1.16(d,J=7.0Hz,3H),1.13(d,J=7.0Hz,3H),0.86(td,J=7.5,1.1Hz,6H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ5.04(s)。LCMS:MS m/z=667.05[M+1]、t=1.55分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=5.955分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例240.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-オキソ-1-(((S)-テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)プロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)の単一ジアステレオマー
THF(2mL)中の実施例66(28mg、0.048mmol)及び無水イソ酪酸(0.034mL、0.38mmol)の混合物に、DMAP(5.8mg、0.048mmol)を添加した。得られた混合物を室温で5分間撹拌し、メタノール(0.5mL)を添加することによってクエンチし、分取HPLC(Phenominex Synergi 4u Hydro-RR 80Å 150×30mmカラム、10~100%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.90(s,1H),7.40-7.30(m,2H),7.24-7.15(m,3H),6.82-6.69(m,2H),6.40(s,2H),5.86(d,J=6.0Hz,1H),5.81(dd,J=6.0,4.5Hz,1H),5.67(d,J=4.5Hz,1H),5.14(ddt,J=6.3,4.5,1.8Hz,1H),4.50-4.35(m,2H),3.90(m,1H),3.81-3.62(m,5H),2.64(m,2H),2.05(m,1H),1.91-1.81(m,1H),1.25(dd,J=7.1,1.0Hz,3H),1.21(m,6H),1.18(d,J=7.0Hz,3H),1.15(d,J=7.0Hz,3H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ2.47。LCMS:m/z=729.17(M+H)、t=1.37分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.47分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例241.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-オキソ-1-(((S)-テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)プロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)の単一ジアステレオマー
THF(2mL)中の実施例65(37mg、0.063mmol)及び無水イソ酪酸(0.031mL、0.190mmol)の混合物に、DMAP(4mg、0.033mmol)を添加した。得られた混合物を室温で5分間撹拌し、メタノール(0.5mL)を添加することによってクエンチし、分取HPLC(Phenominex Synergi 4u Hydro-RR 80Å 150×30mmカラム、10~100%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.89(s,1H),7.37-7.30(m,2H),7.22-7.15(m,3H),6.77(q,J=4.6Hz,2H),6.40(s,2H),5.90(d,J=6.0Hz,1H),5.84(dd,J=6.0,4.4Hz,1H),5.69(d,J=4.4Hz,1H),5.20(m,1H),4.49(dd,J=11.2,6.1Hz,1H),4.44-4.34(m,2H),3.92-3.62(m,5H),2.65(m,2H),2.12(m,1H),1.92-1.83(m,1H),1.22(m,9H),1.18(d,J=7.0Hz,3H),1.15(d,J=7.0Hz,3H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ2.37。LCMS:m/z=729.16(M+H)、t=1.36分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.41分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例242.((2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ビス(イソブチリルオキシ)テトラヒドロフラン-2-イル)メチル((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)ホスホルアミデート
(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-((((ベンジルオキシ)(((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)ホスホリル)オキシ)メチル)-2-シアノテトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)。無水イソ酪酸(0.055mL、0.33mmol)及び4-ジメチルアミノピリジン(3mg、0.03mmol)を、2-メチル-テトラヒドロフラン(2.0mL)中の実施例76(91mg、0.167mmol)の溶液に室温で逐次的に添加した。3.5時間後に、反応混合物を、ヘキサン中0~100%の酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに直接供して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.82(s,0.7H),7.75(s,0.3H),7.38-7.23(m,5H),6.85-6.81(m,1H),6.78-6.74(m,1H),5.98(d,J=5.8Hz,0.3H),5.91(d,J=5.9Hz,0.7H),5.88-5.81(m,1H),5.70-5.66(m,1H),5.06-4.97(m,2H),4.44-4.27(m,2H),3.86-3.64(m,1H),3.61(s,2.1H),3.60(s,0.9H),2.71-2.53(m,2H),1.31-1.11(m,15H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ7.72(s),7.60(s)。LCMS:MS m/z=687.22[M+1]、t=1.38分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=3.27分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~5.0分2~98%ACN、5.0分~6.0分98%ACN、2mL/分。
((2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ビス(イソブチリルオキシ)テトラヒドロフラン-2-イル)メチル((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)ホスホルアミデート。重炭酸ナトリウム(50mg)及びPd/C(10重量%、50mg)を、メタノール(2.0mL)中の(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-((((ベンジルオキシ)(((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)ホスホリル)オキシ)メチル)-2-シアノテトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)(70mg、0.102mmol)の溶液に室温で添加した。反応容器を排気し、水素ガス(3×)を再充填した。10分後に、得られた混合物をセライトを通して濾過し、減圧下で濃縮した。粗残渣を、水中10~100%アセトニトリルで溶出する分取HPLC(Gemini 5u C18 100Å 100×30mmカラム)に供して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.83(s,1H),6.88(d,J=4.6Hz,1H),6.86(d,J=4.6Hz,1H),5.82(d,J=5.7Hz,1H),5.77(t,J=5.4Hz,1H),5.68(d,J=5.2Hz,1H),4.14(qd,J=10.8,4.4Hz,2H),3.87-3.75(m,1H),3.61(s,3H),2.68(h,J=7.0Hz,1H),2.58(p,J=7.0Hz,1H),1.27-1.21(m,9H),1.16(d,J=7.0Hz,3H),1.13(d,J=7.0Hz,3H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ5.02(s)。LCMS:MS m/z=597.17[M+1]、t=1.19分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=5.013分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例243.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-オキソ-1-(((R)-テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)プロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)の単一ジアステレオマー
THF(2mL)中の実施例70(32mg、0.054mmol)及び無水イソ酪酸(0.027mL、0.163mmol)の混合物に、DMAP(6.6mg、0.048mmol)を添加した。得られた混合物を室温で5分間撹拌し、メタノール(0.5mL)を添加することによってクエンチし、分取HPLC(Phenominex Synergi 4u Hydro-RR 80Å 150×30mmカラム、10~100%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.91(s,1H),7.40-7.29(m,2H),7.26-7.15(m,3H),6.78-6.74(m,2H),6.39(s,2H),5.86(d,J=5.9Hz,1H),5.81(dd,J=6.0,4.5Hz,1H),5.68(d,J=4.5Hz,1H),5.16(ddt,J=6.2,4.1,1.8Hz,1H),4.51-4.34(m,3H),3.91(ddt,J=16.8,9.8,7.1Hz,1H),3.83-3.63(m,4H),2.65(m,2H),2.10(dtd,J=14.5,8.3,6.4Hz,1H),1.90-1.77(m,1H),1.26(dd,J=7.1,1.0Hz,3H),1.22(t,J=6.9Hz,6H),1.18(d,J=7.0Hz,3H),1.15(d,J=7.0Hz,3H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ2.44。LCMS:m/z=729.16(M+H)、t=1.37分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.47分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例244.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-オキソ-1-(((R)-テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)プロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)の単一ジアステレオマー
THF(2mL)中の実施例69(19mg、0.032mmol)及び無水イソ酪酸(0.016mL、0.097mmol)の混合物に、DMAP(4mg、0.033mmol)を添加した。得られた混合物を室温で5分間撹拌し、メタノール(0.5mL)を添加することによってクエンチし、分取HPLC(Phenominex Synergi 4u Hydro-RR 80Å 150×30mmカラム、10~100%アセトニトリル/水の勾配)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.89(s,1H),7.41-7.27(m,2H),7.26-7.16(m,3H),6.86-6.71(m,2H),6.37(s,2H),5.89(d,J=6.0Hz,1H),5.84(dd,J=6.0,4.4Hz,1H),5.69(d,J=4.4Hz,1H),5.21(ddt,J=6.3,4.6,1.7Hz,1H),4.49(dd,J=11.2,6.1Hz,1H),4.43-4.27(m,2H),3.92-3.64(m,5H),2.65(m,2H),2.19-2.07(m,1H),1.93-1.82(m,1H),1.22(m,9H),1.19(d,J=7.0Hz,3H),1.15(d,J=7.0Hz,3H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ2.38。LCMS:m/z=729.20(M+H)、t=1.36分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.41分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例245.実施例162のSp及びRpジアステレオマーの分割。
実施例162の混合物を、SFC IA(12×250mm、5μm、15%MeOH)によって分離して、ジアステレオマーを得た。
実施例246.第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.90(s,1H),7.40-7.31(m,2H),7.26-7.12(m,3H),6.83-6.65(m,2H),6.34(s,2H),5.90(d,J=6.0Hz,1H),5.83(dd,J=6.0,4.5Hz,1H)。5.69(d,J=4.5Hz,1H),4.67(dq,J=8.5,4.2Hz,1H),4.49(dd,J=11.2,6.1Hz,1H),4.40(dd,J=11.2,5.4Hz,1H),4.31-4.23(m,1H),3.84(ddd,J=10.0,9.0,7.1Hz,1H),2.65(dp,J=26.9,7.0Hz,2H),2.58-2.39(m,2H),2.25-2.14(m,5H),1.79(d,J=6.8Hz,2H),1.61(dtd,J=12.6,8.6,3.8Hz,2H),1.22(m,9H),1.19(d,J=7.0Hz,3H),1.15(d,J=7.0Hz,3H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)2.41。LCMS:m/z=756.17、t=1.13分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.68分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例247.第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.91(s,1H),7.34(dd,J=8.9,6.9Hz,2H),7.25-7.15(m,3H),6.76(s,2H),6.36(s,2H),5.86(d,J=6.0Hz,1H),5.82-5.77(m,1H),5.67(d,J=4.5Hz,1H),4.65(dt,J=8.0,3.9Hz,1H),4.45(dd,J=11.2,6.7Hz,1H),4.39(dd,J=11.3,5.8Hz,1H),4.33(dd,J=12.1,10.0Hz,1H),3.97-3.81(m,1H),2.78-2.36(m,4H),2.20(s,5H),1.87-1.73(m,2H),1.59(dp,J=12.7,4.3Hz,2H),1.27(dd,J=7.1,0.9Hz,3H),1.22m,6H),1.18(d,J=7.1Hz,3H),1.15(d,J=7.0Hz,3H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ2.48。LCMS:m/z=756.18、t=1.13分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.71分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例248.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-エトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
無水イソ酪酸(85.2μL、0.51mmol)を、2-メチルテトラヒドロフラン(6mL)中の国際公開第2015/069939号の実施例35(165.2mg、0.30mmol)及び4-ジメチルアミノピリジン(5.5mg、0.05mmol)の溶液に室温で添加した。30分後に、反応混合物を酢酸エチル(15mL)で希釈し、得られた混合物を、飽和炭酸ナトリウム水溶液(20mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中20~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.82(d,J=9.9Hz,1H),7.35-7.27(m,2H),7.23-7.13(m,3H),6.85(dd,J=7.5,4.5Hz,1H),6.76(dd,J=11.1,4.6Hz,1H),5.95(dd,J=23.4,5.9Hz,1H),5.83(ddd,J=19.6,5.9,4.5Hz,1H),5.68(t,J=4.4Hz,1H),4.58-4.37(m,2H),4.16-3.96(m,2H),3.94-3.76(m,1H),2.77-2.55(m,2H),1.31-1.14(m,18H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.06。LCMS:MS m/z=687.13[M+1]、t=1.43分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.94分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。生成物を、キラルSFC(Chiralpak IF、5um、4.6×150mm、メタノール30%)によって精製した。
実施例249.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((R)-(((S)-1-エトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
実施例248の第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.81(s,1H),7.36-7.26(m,2H),7.20-7.12(m,3H),6.86(d,J=4.5Hz,1H),6.78(d,J=4.5Hz,1H),5.97(d,J=5.9Hz,1H),5.85(dd,J=5.8,4.4Hz,1H),5.68(d,J=4.4Hz,1H),4.52(dd,J=11.1,5.8Hz,1H),4.42(dd,J=11.1,4.9Hz,1H),4.10(qd,J=7.2,2.5Hz,2H),3.81(dq,J=9.5,7.3Hz,1H),2.65(dp,J=13.9,7.0Hz,2H),1.26-1.16(m,18H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.07。LCMS:MS m/z=687.14[M+1]、t=1.43分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.89分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
実施例248の第2の溶出ジアステレオマーは、実施例144である。
実施例250.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホロチオイル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
無水イソ酪酸(11μL、0.066mmol)を、2-メチルテトラヒドロフラン(1.0mL)中の実施例71(18mg、0.33mmol)の溶液に室温で添加した。次いで、4-ジメチルアミノピリジン(1mg、0.006mmol)を添加した。3時間後に、反応混合物を、ヘキサン中0~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに供して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ8.21-7.78(m,1H),7.38-6.98(m,5H),7.00-6.65(m,2H),5.99-5.42(m,3H),4.66-4.20(m,3H),3.75-3.41(m,3H),2.75-2.53(m,2H),1.47-1.02(m,15H)。LCMS:MS m/z=688.98[M+1]、t=1.50分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=4.195分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~5.0分2~98%ACN、5.0分~6.0分98%ACN、2mL/分。
実施例251.(2R,3S,4S,5S)-2-((((4-((S)-2-アミノ-3-イソプロポキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)(((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)ホスホリル)オキシ)メチル)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノテトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-((((4-((S)-2-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)-3-イソプロポキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)(((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)ホスホリル)オキシ)メチル)-2-シアノテトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)。無水イソ酪酸(29.0μL、0.17mmol)を、2-メチルテトラヒドロフラン(2.0mL)中の実施例73(78.4mg、0.10mmol)及び4-ジメチルアミノピリジン(1.8mg、0.02mmol)の溶液に室温で添加した。10分後に、反応混合物を酢酸エチル(20mL)で希釈し、得られた混合物を、飽和炭酸ナトリウム水溶液(2×15mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、ヘキサン中0~100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.81(d,J=17.1Hz,1H),7.36-7.23(m,5H),7.19-7.13(m,2H),7.13-7.04(m,2H),6.84(t,J=4.4Hz,1H),6.75(d,J=4.6Hz,1H),5.94(dd,J=21.4,5.9Hz,1H),5.83(ddd,J=15.4,5.7,4.6Hz,1H),5.68(dd,J=4.5,1.4Hz,1H),5.03(d,J=4.1Hz,2H),4.97(p,J=12.2,6.1Hz,1H),4.57-4.28(m,3H),3.97-3.73(m,1H),3.62(d,J=9.7Hz,3H),3.10(dd,J=14.1,6.0Hz,1H),2.91(dd,J=14.0,8.9Hz,1H),2.74-2.55(m,2H),1.31-1.13(m,21H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.04(d,J=7.6Hz)。LCMS:MS m/z=936.26[M+1]、t=1.57分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.55分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
(2R,3S,4S,5S)-2-((((4-((S)-2-アミノ-3-イソプロポキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)(((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)ホスホリル)オキシ)メチル)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノテトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)。パラジウム炭素(18.6mg、10重量%)を、アルゴンでパージした、テトラヒドロフラン(5mL)中の(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-((((4-((S)-2-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)-3-イソプロポキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)(((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)ホスホリル)オキシ)メチル)-2-シアノテトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)(67.6mg、0.07mmol)の溶液に添加した。次いで、混合物を水素でパージし、室温で撹拌した。23時間後に、混合物をセライトを通して濾過し、フィルターをテトラヒドロフランですすぎ、揮発物を減圧下で除去した。粗残渣を、分取HPLC(Phenomenex Synergi 4um Polar-RP 80Å 150×21.2mmカラム、20~70%アセトニトリル/水の勾配、0.1%TFAを含む)に供した。関連する生成物を含有する画分を合わせ、揮発物を減圧下で除去した。重炭酸ナトリウム(3g)を水溶液に添加し、得られた混合物を酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣を凍結乾燥させて、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.82(d,J=11.6Hz,1H),7.20-7.06(m,4H),6.86(dd,J=7.2,4.6Hz,1H),6.77(t,J=4.7Hz,1H),5.94(dd,J=21.4,5.9Hz,1H),5.83(ddd,J=18.0,5.9,4.6Hz,1H),5.68(t,J=4.6Hz,1H),5.01-4.89(m,1H),4.60-4.34(m,2H),3.96-3.74(m,1H),3.71-3.59(m,4H),3.06-2.84(m,2H),2.75-2.54(m,2H),1.31-1.14(m,21H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.07。LCMS:MS m/z=802.13[M+1]、t=1.16分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=3.97分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。生成物を、キラルSFC(Chiralpak IF、5um、4.6×150mm、エタノール30%)によって精製して、ジアステレオマーを得た。
実施例252.第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.80(s,1H),7.20-7.13(m,2H),7.13-7.07(m,2H),6.86(d,J=4.5Hz,1H),6.77(d,J=4.6Hz,1H),5.96(d,J=5.9Hz,1H),5.85(dd,J=5.8,4.4Hz,1H),5.68(d,J=4.4Hz,1H),4.94(p,J=6.2Hz,1H),4.51(dd,J=11.1,5.8Hz,1H),4.39(dd,J=11.1,4.8Hz,1H),3.86-3.74(m,1H),3.69-3.58(m,4H),2.93(qd,J=13.6,6.6Hz,2H),2.65(dp,J=16.1,7.0Hz,2H),1.26-1.13(m,21H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.07。LCMS:MS m/z=802.14[M+1]、t=1.19分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.04分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
実施例253.第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,メタノール-d)δ7.84(s,1H),7.20-7.08(m,4H),6.85(d,J=4.5Hz,1H),6.76(d,J=4.5Hz,1H),5.91(d,J=5.9Hz,1H),5.81(dd,J=5.9,4.7Hz,1H),5.67(d,J=4.7Hz,1H),4.94(p,J=6.2Hz,1H),4.48-4.36(m,2H),3.90(dq,J=9.9,7.4Hz,1H),3.67-3.58(m,4H),3.02-2.84(m,2H),2.65(dp,J=20.9,7.0Hz,2H),1.28(dd,J=7.1,1.0Hz,3H),1.26-1.14(m,18H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.06。LCMS:MS m/z=802.17[M+1]、t=1.18分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=4.01分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~9.0分2~95%ACN、9.0分~10.0分95%ACN、2mL/分。
実施例254.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-(シクロペンチルオキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
中間体8(75mg、0.27mmol)及びホスホロジクロリド酸フェニル(57mg、0.27mmol)を、5mLのDCM中に溶解させ、この溶液に、TEA(110mg、1mmol)を、0℃で添加した。得られた混合物を、氷浴を除去した後に30分間撹拌した。反応物を、再度0℃に冷却し、中間体7(45mg、0.1mmol)を添加し、続いて、tert-ブチルマグネシウムブロミド(0.27mL、1M THF溶液)を添加した。反応物を、氷浴を除去した後に10分間撹拌した。反応物を、NHClでクエンチし、次いで、EtOAcで希釈し、NaHCO及びブラインで洗浄し、有機溶媒を真空下で蒸発させた。残渣を、分取HPLCによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.82(d,J=8.2Hz,1H),7.41-7.24(m,4H),7.24-7.05(m,6H),6.75(dd,J=11.8,4.6Hz,1H),5.93(dd,J=18.2,5.9Hz,1H),5.81(ddd,J=18.9,5.9,4.5Hz,1H),5.67(dd,J=6.1,4.6Hz,1H),5.20-4.98(m,3H),4.56-4.32(m,2H),3.87(dddd,J=38.4,16.3,9.3,7.1Hz,3H),2.74-2.55(m,2H),1.93-1.75(m,6H),1.75-1.49(m,17H),1.38-1.28(m,5H),1.28-1.11(m,17H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ9.85,3.09。LCMS:MS m/z=727.27[M+1]、t=1.77分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=3.56分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例255.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-シクロプロポキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
中間体9(90mg、0.55mmol)及びホスホロジクロリド酸フェニル(115mg、0.55mmol)を、5mLのDCM中に溶解させ、この溶液に、TEA(165mg、2mmol)を、0℃で添加した。得られた混合物を、氷浴を除去した後に30分間撹拌した。反応物を、再度0℃に冷却し、中間体7(24mg、0.05mmol)を添加し、続いて、tert-ブチルマグネシウムブロミド(0.06mL、1M THF溶液)を添加した。反応物を、氷浴を除去した後に10分間撹拌した。反応物を、NHClでクエンチし、次いで、EtOAcで希釈し、NaHCO及びブラインで洗浄し、有機溶媒を真空下で蒸発させた。残渣を、分取HPLCによって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ7.82(d,J=8.7Hz,1H),7.34-7.24(m,2H),7.17(dddd,J=15.3,6.7,2.5,1.2Hz,3H),6.86(dd,J=7.9,4.5Hz,1H),6.76(dd,J=9.7,4.6Hz,1H),5.93(dd,J=19.6,5.9Hz,1H),5.82(ddd,J=17.6,5.9,4.5Hz,1H),5.67(dd,J=4.5,2.6Hz,1H),4.54-4.34(m,2H),3.88-3.70(m,1H),2.75-2.53(m,2H),1.28-1.09(m,15H),0.70-0.51(m,4H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.02,3.00。LCMS:MS m/z=699.09[M+1]、t=1.69分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~2.0分2~100%アセトニトリル、2.0分~3.05分100%アセトニトリル、3.05分~3.2分100%~2%アセトニトリル、3.2分~3.5分2%ACN、2μL/分。HPLC:t=3.36分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例256.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
2-(ベンジルオキシ)-2-メチルプロピル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート。DMF(5mL)中の中間体1(50mg、0.172mmol)、中間体14(143mg、0.223mmol)、及びMgCl(20mg、2.54mmol)の混合物に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.045mL、0.257mmol)を室温で滴下添加した。得られた混合物を、50℃で15時間撹拌し、分取HPLC(Phenominex Gemini-NX 10u C18 110Å 250×30mmカラム、水中、ACN 10~100%)によって精製して、生成物を得た。LCMS:m/z=681.07(M+H)、t=1.22分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-((((((S)-1-(2-(ベンジルオキシ)-2-メチルプロポキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)-2シアノテトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)。THF(3mL)中の2-(ベンジルオキシ)-2-メチルプロピル((((2R,3S,4R,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート(60mg、0.060mmol)の溶液に、無水イソ酪酸(30μL、0.181mmol)、次いでDMAP(4mg、0.033mmol)を、室温で添加した。得られた混合物を、10分間撹拌し、LCMSでモニタリングし、メタノールを添加することによってクエンチし、分取HPLC(Phenominex Gemini-NX 10u C18 110Å 250×30mmカラム、水中、ACN 10~100%)によって精製して、生成物を得た。LCMS m/z=821.18(M+H)、t=1.63分:LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)。THF(1mL)中の(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-((((((S)-1-(2-(ベンジルオキシ)-2-メチルプロポキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)-2シアノテトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)(30mg、0.037mmol)の溶液に、10%Pd/C(19mg、0.018mmol)を添加した。得られた混合物を室温でHガス下において15時間撹拌し、セライトを通して濾過し、濾過ケークを、メタノールで数回洗浄し、濾液を、真空下で濃縮し、ACN中に溶解させ、分取HPLC(Phenominex Gemini-NX 10u C18 110Å 250×30mmカラム、水中、ACN 10~100%)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.91(s,0.4H),7.90(s,0.6H),7.39-7.31(m,2H),7.24-7.15(m,3H),6.77(m,2H),6.40(m,2H),5.91(m,0.6H),5.88-5.77(m,1.4H),5.68(m,1H),4.56-4.34(m,3H),4.03-3.78(m,3H),2.74-2.55(m,2H),1.33-1.11(m,21H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ2.55,2.48。MS m/z=731.14、t=1.35分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.30分(53%)及び5.34分(44%);HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
Sp及びRpジアステレオマーの分割。生成物(20mg)を、IE SFC 5 um、21×250mm(30%エタノール)によって分離して、ジアステレオマーを得た。
実施例257.第1の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.90(s,1H),7.33(t,J=7.8Hz,2H),7.25-7.12(m,3H),6.82-6.71(m,2H),6.35(s,2H),5.90(d,J=6.0Hz,1H),5.84(dd,J=5.9,4.4Hz,1H),5.68(d,J=4.3Hz,1H),4.50(dd,J=11.2,6.1Hz,1H),4.40(dd,J=11.2,5.3Hz,1H),4.35-4.23(m,1H),3.90(m,3H),2.64(m,2H),1.30-1.08(m,21H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ2.45。LCMS:m/z=731.14(M+H)、t=1.36分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.32分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例258.第2の溶出ジアステレオマー:H NMR(400MHz,アセトニトリル-d)δ7.90(s,1H),7.34(dd,J=8.6,7.1Hz,2H),7.23-7.13(m,3H),6.80-6.73(m,2H),6.34(s,2H),5.86(d,J=6.0Hz,1H),5.81(dd,J=5.9,4.5Hz,1H),5.67(d,J=4.5Hz,1H),4.52-4.31(m,3H),4.03-3.87(m,2H),3.82(d,J=10.8Hz,1H),2.64(m,2H),1.30(dd,J=7.2,1.0Hz,3H),1.26-1.09(m,21H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ2.52。LCMS:m/z=731.14(M+H)、t=1.36分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.36分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例259.(2R,3S,4S,5S)-2-シアノ-5-(4-イミノ-3-((ホスホノオキシ)メチル)-3,4-ジヒドロピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-((((S)-(((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
式中、R5A及びR5Bは、それぞれ独立して、H又は-CHOP(O)(O-ベンジル)であり、
5A及びR5Bのうちの少なくとも1つは、-CHOP(O)(O-ベンジル)である。
(2R,3S,4S,5S)-5-(3-(((ビス(ベンジルオキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)-4-イミノ-3,4-ジヒドロピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)。HMPA(3mL)中の実施例140(115mg、0.171mmol)、クロロメチルジベンジルホスフェート(67mg、0.205mmol)、及びヨウ化ナトリウム(77mg、0.514mmol)の混合物を室温で24時間撹拌し、DCMで希釈し、飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、水層を、DCMで逆抽出した。合わせた有機層を、真空下で濃縮し、分取HPLC(Phenominex Gemini-NX 10u C18 110Å 250×30mmカラム、水中、ACN 10~100%)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ7.96(s,1H),7.56(d,J=4.7Hz,1H),7.37-7.12(m,11H),6.77(d,J=4.7Hz,1H),5.76-5.67(m,3H),5.67-5.63(m,1H),5.60(d,J=4.3Hz,1H),4.92(d,J=7.7Hz,2H),4.80(t,J=11.2Hz,1H),4.45(qd,J=11.4,6.1Hz,2H),4.04-3.84(m,1H),2.63(m,2H),3.58(s,3H),1.30(d,J=7.1Hz,3H),1.23-1.13(m,12H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ2.68,-0.49。LCMS:m/z=873.17(M+H)、t=1.38分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
式中、R5A及びR5Bは、それぞれ独立して、H又は-CHOP(O)(OH)であり、
5A及びR5Bのうちの少なくとも1つは、-CHOP(O)(OH)である。
(2R,3S,4S,5S)-2-シアノ-5-(4-イミノ-3-((ホスホノオキシ)メチル)-3,4-ジヒドロピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-((((S)-(((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)。(2R,3S,4S,5S)-5-(3-(((ビス(ベンジルオキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)-4-イミノ-3,4-ジヒドロピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)(69mg、0.079mmol)を、THF(5mL)中に溶解させ、10%Pd/C(40mg、0.038mmol)を添加した。得られた混合物を室温でHガス下において2時間撹拌し、濾過し、濾過ケークを、MeOHで数回洗浄した。合わせた濾液を、真空下で濃縮し、分取HPLC(Phenominex Gemini 10u C18 110Å 250×21.2mmカラム、30分間の泳動で30~85%アセトニトリル(0.1%TFA)/水(0.1%TFA)の勾配)によって再精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ8.28(s,1H),7.43(d,J=4.8Hz,1H),7.33(t,J=7.8Hz,2H),7.19(dd,J=14.4,7.6Hz,3H),6.96(d,J=4.8Hz,1H),5.90-5.54(m,5H),4.46(dt,J=8.8,4.7Hz,2H),3.92(dq,J=10.3,7.1Hz,1H),3.64(s,3H),2.65(m,2H),1.32(d,J=7.1Hz,3H),1.28-1.06(m,12H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d4)δ3.07,0.66(ブロード)。LCMS:m/z=783.12(M+H)、t=1.27分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。HPLC:t=5.81分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
実施例260.(2R,3S,4S,5S)-2-シアノ-5-(4-(((E)-(ジメチルアミノ)メチレン)アミノ)ピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-((((S)-(((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
実施例140(80mg、0.119mmol)及び中間体10(62mg、0.357mmol)の混合物を室温で1.5時間撹拌し、真空下で濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(50分間の泳動でDCM中MeOH 0~15%)によって精製して、第1の溶出生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ8.89(s,1H),8.05(s,1H),7.34(dd,J=8.8,7.0Hz,2H),7.25-7.16(m,3H),6.83(q,J=4.5Hz,2H),5.88(d,J=6.0Hz,1H),5.83(dd,J=5.9,4.6Hz,1H),5.71(d,J=4.6Hz,1H),4.50-4.33(m,2H),4.30-4.21(m,1H),3.99-3.82(m,1H),3.58(s,3H),3.22(s,3H),3.22(d,J=0.7Hz,3H),2.65(m,2H),1.36-1.02(m,15H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ2.39。LCMS:m/z=728.25(M+H)、t=1.44分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
実施例261.(2R,3S,4S,5S)-2-シアノ-2-((((S)-(((S)-1-メトキシ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)-5-(4-(((E)-(4-メチルピペラジン-1-イル)メチレン)アミノ)ピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
実施例140(80mg、0.119mmol)及び中間体10(62mg、0.357mmol)の混合物を室温で1.5時間撹拌し、真空下で濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(50分間の泳動でDCM中MeOH 0~15%)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,アセトニトリル-d3)δ8.92(s,1H),8.06(s,1H),7.34(dd,J=8.8,7.0Hz,2H),7.27-7.17(m,3H),6.82(s,2H),5.88(d,J=6.0Hz,1H),5.86-5.82(m,1H),5.71(d,J=4.6Hz,1H),4.49-4.35(m,2H),4.32-4.23(m,1H),3.99-3.78(m,3H),3.62(dd,J=5.9,4.3Hz,2H),3.58(s,3H),2.65(m,2H),2.47(dt,J=12.1,5.1Hz,4H),2.29(s,3H),1.34-1.10(m,15H)。31P NMR(162MHz,アセトニトリル-d3)δ2.39。LCMS:m/z=783.27(M+H)、t=1.30分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Phenomenex Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×3.0mm;溶媒:0.1%ギ酸を含むアセトニトリル、0.1%ギ酸を含む水;勾配:0分~1.8分2~100%アセトニトリル、1.8分~1.85分100%~2%アセトニトリル、1.85分~2.00分2%ACN、1800μL/分。
実施例262.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-(2-メチル-2-(ホスホノオキシ)プロポキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)
2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル(tert-ブトキシカルボニル)-L-アラニネート。アセトニトリル(40mL)中のBoc-L-アラニン(2.53g、13.38mmol)、2-ヒドロキシ-2-メチルプロパノール(1.0mL、11.15mmol)、及びEDCI(2.25g、14.50mmol)の混合物に、DMAP(2.04g、16.73mmol)を添加した。得られた混合物を室温で15時間撹拌し、次いで、濃縮し、EtOAcで希釈し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中、酢酸エチル0~80%)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ5.00(s,1H),4.45-4.24(m,1H),4.15-3.91(m,2H),1.44(s,9H),1.41(d,J=7.2Hz,3H),1.25(d,J=2.4Hz,6H)。MS m/z=283.99(M+Na)。
2-((ビス(ベンジルオキシ)ホスホリル)オキシ)-2-メチルプロピル(tert-ブトキシカルボニル)-L-アラニネート。DCM(20mL)中の2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル(tert-ブトキシカルボニル)-L-アラニネート(1500mg、5.74mmol)、ジベンジル-N,N-ジイソプロピルホスホロアミダイト(3.64mL、11.48mmol)、及び1H-テトラゾール(1.21g、17.22mmol)の混合物を室温で30分間撹拌した。得られた混合物を、氷水浴下で冷却し、t-BuOOH(2.3mL、11.48mmol、デカン中5~6M)を添加した。得られた混合物を、1時間撹拌し、DCMで希釈し、NHCl溶液及びブラインで洗浄した。有機層を、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮し、0.1%TFAで修飾した分取HPLCによって精製して、生成物を得た。MS m/z=521.80(M+H)。
2-((ビス(ベンジルオキシ)ホスホリル)オキシ)-2-メチルプロピル(S)-2-(クロロ-l5-アザネイル)プロパノエート。2-((ビス(ベンジルオキシ)ホスホリル)オキシ)-2-メチルプロピル(tert-ブトキシカルボニル)-L-アラニネート(460mg、60%の純度、0.529mmol)を、ジクロロメタン(10mL)中に溶解させ、氷水浴下で冷却した。ジオキサン中の4M-HCl(2.65mL、10.58mmol)を添加した。得られた混合物を、氷水浴下で3時間撹拌し、DCMで希釈し、水で洗浄し、硫酸ナトリウム下で乾燥させ、濃縮して、生成物を得た。MS m/z 422.01(M+H)。
2-((ビス(ベンジルオキシ)ホスホリル)オキシ)-2-メチルプロピル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート。ジクロロメタン(10mL)中の2-((ビス(ベンジルオキシ)ホスホリル)オキシ)-2-メチルプロピル(S)-2-(クロロ-l5-アザネイル)プロパノエート(434mg、0.948mmol)の溶液に、ホスホロジクロリド酸フェニル(0.142mL、0.948mmol)及びトリエチルアミン(0.26mL、1.90mmol)を、-78℃で添加した。ドライアイス浴を除去し、得られた混合物を、40分間撹拌した。混合物を、-78℃に冷却し、p-ニトロフェノール(132mg、0.948mmol)を一度に添加し、トリエチルアミン(0.13mL、0.948mmol)を-78℃で滴下添加した。得られた混合物を、ドライアイス浴を除去した後に60分間撹拌し、次いで、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄し、真空下で濃縮し、得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中、EtOAc 90%まで)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ8.18(dd,J=9.2,3.4Hz,2H),7.43-7.13(m,19H),4.98(ddd,J=8.0,6.2,2.7Hz,4H),4.61(dd,J=12.0,9.6Hz,1H),4.25-4.03(m,3H),1.47-1.40(m,6H),1.37(dd,J=7.1,5.0Hz,3H)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ-2.66,-2.74,-5.44,-5.46。MS m/z 698.87(M+H)。
(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-((((((S)-1-(2-((ビス(ベンジルオキシ)ホスホリル)オキシ)-2-メチルプロポキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)-2-シアノテトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)。THF(5mL)中の中間体7(73mg、0.169mmol)、2-((ビス(ベンジルオキシ)ホスホリル)オキシ)-2-メチルプロピル((4-ニトロフェノキシ)(フェノキシ)ホスホリル)-L-アラニネート(165mg、0.237mmol)、及びMgCl(21mg、0.220mmol)の混合物に、ジイソプロピルエチルアミン(0.047mL、0.271mmol)を室温で滴下添加した。得られた混合物を、50℃で2時間撹拌した。得られた混合物を、分取HPLC(水中、MeCN 10~90%、0.1%TFAモディファイアを含む)によって精製して、中間体を得た。MS m/z=991.04(M+H)。
(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-((((((S)-1-(2-((ビス(ベンジルオキシ)ホスホリル)オキシ)-2-メチルプロポキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)-2-シアノテトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)を、THF(10mL)中に溶解させ、10%Pd/C(140mg、0.131mmol)を添加した。得られた混合物を室温で水素ガス雰囲気下において30分間撹拌した。得られた混合物を、濾過し、濾液を、減圧下で濃縮した。粗残渣を、分取HPLC(水中10~90%アセトニトリルの勾配、0.1%TFAモディファイアを含む)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ8.04(s,0.5H),8.03(s,0.5H),7.38-7.26(m,3H),7.23-7.11(m,3H),6.97(m,1H),5.88-5.69(m,3H),4.56(dd,J=11.2,5.6Hz,0.5H),4.51-4.41(m,1.5H),4.21-4.08(m,1.5H),4.03(dd,J=11.2,1.1Hz,0.5H),3.92(ddt,J=16.2,9.0,7.1Hz,1H),2.81-2.48(m,2H),1.51-1.42(m,6H),1.35(dd,J=7.2,1.0Hz,0.5H),1.31(dd,J=7.2,1.3Hz,0.5H).,1.27-1.09(m,12H)。31P NMR(162MHz,メタノール-d)δ3.07,-3.72。MS m/z=811.06(M+H)。
実施例263.(2R,3S,4S,5S)-5-(4-アミノピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-7-イル)-2-シアノ-2-((((((S)-1-(2-(2-エトキシエトキシ)エトキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)(フェノキシ)ホスホリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイルビス(2-メチルプロパノエート)単一異性体
実施例75(232mg、0.366mmol)を、アルゴン下で無水テトラヒドロフラン(10.0mL)中に溶解させた。無水イソ酪酸(121mg、0.768mmol)及び4-ジメチルアミノピリジン(4mg、0.04mmol)を添加し、反応混合物を室温で撹拌した。4時間後に、反応混合物を酢酸エチル(20mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(10mL)で2回、ブライン(10mL)で1回、洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残渣を、水中10~100%アセトニトリルの勾配を使用する分取HPLC(Phenomenex Gemini 5μm C18 110Å 100×30mmカラム)によって精製して、生成物を得た。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ8.02-7.78(m,3H),7.42-7.28(m,2H),7.25-7.11(m,3H),6.87(d,J=4.5Hz,1H),6.81(d,J=4.5Hz,1H),6.22(dd,J=13.5,10.0Hz,1H),5.81-5.70(m,2H),5.67-5.62(m,1H),4.48-4.41(m,1H),4.39-4.29(m,1H),4.16-4.08(m,1H),4.03-3.94(m,1H),3.92-3.76(m,1H),3.55-3.49(m,2H),3.49-3.44(m,2H),3.43-3.37(m,4H),2.71-2.52(m,2H),1.26-0.98(m,18H)。31P NMR(162MHz,DMSO-d)δ3.08。LCMS:MS m/z=775.09[M+1]、t=1.54分;LCシステム:Thermo Accela 1250 UHPLC;MSシステム:Thermo LCQ Fleet;カラム:Kinetex 2.6μ XB-C18 100A、50×4.6mm;溶媒:0.1%酢酸を含むアセトニトリル、0.1%酢酸を含む水;勾配:0分~0.2分2%アセトニトリル、0.2分~1.5分2~100%アセトニトリル、1.5分~2.2分100%アセトニトリル、2.2分~2.4分100%~2%アセトニトリル、2.4分~2.5分2%アセトニトリル、2μL/分。HPLC:t=3.31分;HPLCシステム:Agilent 1100シリーズ;カラム:Gemini 5μ C18 110A、50×4.6mm;溶媒:0.1%TFAを含むアセトニトリル、0.1%TFAを含む水;勾配:0分~5.0分2~98%ACN、5.0分~6.0分98%ACN、2mL/分。HPLC:t=5.67分;HPLCシステム:Agilent 1290 II;カラム:Phenomenex Kinetex C18、2.6u 110A、100×4.6mm;溶媒:A:0.1%TFAを含む水、B:0.1%TFAを含むアセトニトリル;勾配:8.5分で2~98%のBの勾配、1.5mL/分。
D.生物学的実施例
実施例264.DENV Pol IC50
配列5’-(UCAG)20(UCCAAG)14(UCAG)20-3’(配列番号1)を有する244ヌクレオチドの二次無構造ヘテロポリマーRNA(sshRNA)を、DENV2-NS5ポリメラーゼアッセイにおいて、5’-CUG-3’プライマーとともに、鋳型として使用する。200nMから開始する化合物の6つの2倍希釈物、及び阻害剤なしの対照を、96ウェルプレートに播種する。100nMのDENV2 NS5を、40mMのトリス-HCl(pH7.5)、10mMのNaCl、3mMのDTT、0.2単位/μLのRNasin Plus RNase阻害剤、200ng/μLのsshRNA、20μMのCUG、及び2mMのMgCl2を含有する反応混合物において、室温で5分間事前インキュベートする。酵素ミックスを、化合物の希釈物に添加し、20μMの3つの天然のNTPに加えて2μMの以下の類似体:1:100のα-33P-NTPを含有する塩基が一致する競合する天然のNTPを含有する混合物の添加によって、反応を開始させる。30℃で90分間の後、5μLの反応混合物を、DE81アニオン交換紙にスポットする。濾紙を、NaHPO(125mM、pH9)で5分間、3回洗浄し、水及びエタノールですすぎ、次いで、空気乾燥させ、ホスホイメージャーに曝露する。合成されたRNAを、Typhoon Trioイメージャー及びImage Quant TLソフトウェアを使用して定量し、反応速度を、GraphPad Prism 5.0を使用して線形回帰によって計算する。IC50値を、用量応答(可変傾斜)等式(4パラメーターのロジスティック等式)を使用して、非線形回帰分析によって、Prismで計算する:Y=Bottom+(Top-Bottom)/(1+10^((LogIC50-X)HillSlope))。
実施例265.RSV RNP調製
RSVリボ核タンパク質(RNP)複合体を、Masonら(1)由来の修正した方法により調製した。HEp-2細胞を、MEM+10%ウシ胎児血清(FBS)において7.1×10個の細胞/cmの密度で播種し、37℃(5%CO)で一晩結合させた。結合後に、細胞を、35mLのMEM+2%FBSにおいてRSV A2(MOI=5)に感染させた。感染の20時間後に、培地を、2μg/mLのアクチノマイシンDを補充したMEM+2%FBSと置き換え、1時間で37℃に戻した。次いで、細胞をPBSで1回洗浄し、35mLのPBS+250μg/mLのlyso-レシチンで1分間処理し、その後に、全ての液体を吸引した。細胞を、1.2mLの緩衝液A[50mMのトリス酢酸(pH8.0)、100mMの酢酸カリウム、1mMのDTT、及び2μg/mLのアクチノマイシンD]中にスクラップすることによって採取し、18ゲージのニードルを繰り返し通過させることによって(10回)溶解させた。細胞溶解物を氷上に10分間置き、次いで、4℃で10分間、2400gで遠心分離した。上清(S1)を除去し、ペレット(P1)を、1%Triton(登録商標) X-100を補充した600μLの緩衝液B[10mMのトリス酢酸(pH8.0)、10mMの酢酸カリウム、及び1.5mMのMgCl]において、18ゲージのニードルを繰り返し通過させることによって(10回)、破砕した。再懸濁させたペレットを、氷上に10分間置き、次いで、4℃で10分間、2400gで遠心分離した。上清(S2)を除去し、ペレット(P2)を、0.5%デオキシコレート及び0.1%Tween(登録商標) 40を補充した、600μLの緩衝液Bにおいて、破砕した。再懸濁させたペレットを、氷上に10分間置き、次いで、4℃で10分間、2400gで遠心分離した。濃縮されたRSV RNP複合体を含有する上清(S3)画分を、回収し、タンパク質濃度を、280nmでのUV吸光によって判定した。アリコートしたRSV RNP S3画分を、-80℃で保管した。
実施例266.RSV RNPアッセイ
転写反応物は、30μLの反応緩衝液[50mMのトリス-酢酸(pH8.0)、120mMの酢酸カリウム、5%グリセロール、4.5mMのMgCl、3mMのDTT、2mMのエチレングリコール-ビス(2-アミノエチルエーテル)-四酢酸(EGTA)、50μg/mLのBSA、2.5UのRNasin(Promega)、ATP、GTP、UTP、CTP、及び1.5uCiの[α-32P]NTP(3000Ci/mmol)]中、25μgの粗製RSV RNP複合体を含有していた。転写アッセイにおいて使用される放射標識されたヌクレオチドは、RSV RNP転写の阻害について評価されているヌクレオチド類似体と一致するように選択した。低温の競合的NTPを、そのKm(ATP=20μM、GTP=12.5μM、UTP=6μM、及びCTP=2μM)の半分の最終濃度で添加した。3つの残りのヌクレオチドを、100μMの最終濃度で添加した。
ヌクレオチド類似体が、RSV RNP転写を阻害したかどうかを判定するために、化合物は、5倍の増分で6段階連続希釈を使用して、添加された。30℃で90分間のインキュベーションの後に、RNP反応を、350μLのQiagen RLT溶解緩衝液により停止させ、RNAを、Qiagen RNeasy 96キットを使用して精製した。精製したRNAを、RNAサンプルローディング緩衝液(Sigma)において、65℃で10分間変性させ、2Mホルムアルデヒドを含有する1.2%アガロース/MOPSゲルで泳動させた。アガロースゲルを乾燥させ、Stormホスホイメージャースクリーンに曝露し、Stormホスホイメージャー(GE Healthcare)を使用して現像した。合計の放射標識した転写産物を50%低減させる化合物の濃度(IC50)を、2つの複製物の非線形回帰分析によって計算した。
実施例267.DENV moDC EC50
ヒト単球由来樹状細胞(monocyte-derived dendritic cell、moDC)を、GM-CSF及びIL-4(Miltenyi Biotec)を含有するヒトMo-DC分化培地において培養したCD14+単球(AllCells)から誘導した。7日目に、moDCを、機械的破壊によって採取し、洗浄し、無血清RPMI中に懸濁させた。moDCに、無血清RPMIにおいて、MOI=0.1でVero由来デング熱2ニューギニア株(NGC)を、37℃で2時間、緩徐に撹拌しながら感染させた。細胞を洗浄し、10%血清含有RPMI(Gibco、ピルビン酸ナトリウム、NEAA、ペニシリン-ストレプトマイシンを補充)中に再懸濁させた。10^5個の細胞を、96ウェルプレートに三連に播種し、化合物を段階用量で分注した(Hewlett-Packard D300デジタルディスペンサー)。全てのウェルを0.25%DMSOに対して正規化した。48時間の時点で、細胞を、1×PBSで洗浄し、全ての上清を除去した。全てのRNAを、RNEasy 96プレート(Qiagen)を使用して抽出し、XLT cDNA 5×Supermix(QuantaBio)を使用して1本目のcDNAを生成した。cDNAを、DENV2ウイルス及びGAPDH遺伝子発現に特異的なTaqman qPCR二重鎖反応において、鋳型として使用した。EC50値を、陽性対照及び化合物なしの陰性対照ウェルに対する正規化で、Prism Graphpadソフトウェアを使用して判定した。
実施例268.moDC CC50
ヒト単球由来樹状細胞(monocyte-derived dendritic cell、moDC)を、GM-CSF及びIL-4(Miltenyi Biotec)を含有するヒトMo-DC分化培地において培養したCD14+単球(AllCells)から誘導した。7日目に、moDCを、機械的破壊によって採取し、1×10^5~5×10^4個の細胞/ウェルで、96ウェルプレートにおいて三連に培養し、化合物を段階用量で分注した(Hewlett-Packard D300デジタルディスペンサー)。全てのウェルを0.25%DMSOに対して正規化した。48時間後に、CellTiter Glo(Promega)を添加し、室温で10分間インキュベートした後、ルミノメーターで読み取った。生存率%曲線を、化合物なし及び細胞なしの対照ウェルに対して計算した。CC50値を、Prism Graphpadソフトウェアを使用して判定した。
実施例269.DENV-2 Huh-7 EC50
Huh7(Human hepatocarcinoma 7、ヒト肝細胞癌7)細胞を、10%FCSを含有するDMEM完全培地において維持した。アッセイの日に、細胞をトリプシン処理し(0.1%トリプシン-EDTA)、洗浄し、無血清DMEMにおいて、MOI=0.1で、デング熱血清型2ニューギニアC(New Guinea C、NGC)株を、37℃で2時間、緩徐に撹拌しながら感染させた。2時間後に、細胞を、無血清培地で洗浄し、10%FCSを含有するDMEM(Gibco、ピルビン酸ナトリウム、NEAA、ペニシリン-ストレプトマイシンを補充)中に懸濁させた。10^5個の細胞を、96ウェルプレートに三連に播種し、化合物を段階用量で分注した(Hewlett-Packard D300デジタルディスペンサー)。全てのウェルを0.25%DMSOに対して正規化した。48時間の時点で、細胞を、1×PBSで洗浄し、全ての上清を除去した。全てのRNAを、RNEasy 96プレート(Qiagen)を使用して抽出し、XLT cDNA 5×Supermix(QuantaBio)を使用して1本目のcDNAを生成した。cDNAを、DENV2ウイルス及びGAPDH遺伝子発現に特異的なTaqman qPCR二重鎖反応において、鋳型として使用した。EC50値を、陽性対照及び化合物なしの陰性対照ウェルに対する正規化で、Prism Graphpadソフトウェアを使用して判定した。
実施例270.Huh-7 CC50
ヒト肝細胞癌7(Huh 7)細胞を、10%FCSを含有する完全DMEMにおいて維持した。アッセイの日に、細胞を、0.1%トリプシン-EDTAでトリプシン処理し、洗浄し、段階用量で化合物を分注した(Hewlett-Packard D300デジタルディスペンサー)96ウェルプレートにおいて1~2×10^4個の細胞/ウェルにおいて、三連に培養した。全てのウェルを0.25%DMSOに対して正規化した。48時間後に、CellTiter Glo(Promega)を添加し、室温で10分間インキュベートした後、ルミノメーターで読み取った。生存率%曲線を、化合物なし及び細胞なしの対照ウェルに対して計算した。CC50値を、Prism Graphpadソフトウェアを使用して判定した。
実施例271.RSV HEp-2 EC50
RSVに対する抗ウイルス活性を、HEp-2細胞において、感染性細胞変性細胞保護アッセイを使用して判定した。このアッセイでは、ウイルスの感染及び/又は複製を阻害する化合物が、ウイルスに誘導される細胞殺滅に対する細胞保護作用をもたらし、これを、細胞生存率試薬を使用して定量することができる。本明細書で使用される技法は、公開されている文献に記載されている方法の新規な適応である(Chapman et al.,Antimicrob Agents Chemother.2007,51(9):3346-53.)。
HEp-2細胞を、ATCC(Manassas、VI)から入手し、10%ウシ胎児血清及びペニシリン/ストレプトマイシンを補充したMEM培地において維持する。細胞を、1週間に2回継代させ、準コンフルエントな段階に維持する。市販のRSV株A2ストック(Advanced Biotechnologies、Columbia、MD)を滴定した後に、化合物の試験を行って、HEp-2細胞において望ましい細胞変性作用をもたらすウイルスストックの適切な希釈を決定する。
抗ウイルス試験のために、HEp-2細胞を、大型の細胞培養フラスコにおいで、ほぼコンフルエントだが完全にはコンフルエントではない程度まで成長させる。試験しようとする化合物を、384ウェルの化合物希釈プレートにおいて、プレート当たり8又は40個のいずれかのサンプルの標準化された用量応答形式で、DMSO中に事前希釈する。それぞれの試験化合物の3倍増分の連続希釈物をプレートに調製し、試験サンプルを、音響伝達装置(Echo、Labcyte)によって、1ウェル当たり100nLで、細胞培養アッセイ384ウェルプレートに移す。それぞれの化合物希釈物を、単一又は四連のサンプルで、乾燥したアッセイプレートに移し、これを、アッセイの準備ができるまで保管する。陽性及び陰性対照は、垂直方向のブロック(1カラム)においてプレートの両端に配置する。
続いて、感染混合物を、50,000/mLの密度の細胞とともに、滴定によって事前に決定された適切な希釈のウイルスストックを使用して調製し、20μL/ウェルを、オートメーション(uFlow、Biotek)によって、化合物を有する試験プレートに添加した。それぞれのプレートには、それぞれ、0%及び100%のウイルス阻害標準物を作成するための陰性及び陽性対照(それぞれ16個の複製物)が含まれる。RSVを感染させた後、試験プレートを、37℃の細胞培養インキュベーターにおいて4日間インキュベートする。インキュベーション後に、細胞生存率試薬、Cell TiterGlo(Promega、Madison、WI)をアッセイプレートに添加し、これを、短時間インキュベートし、発光読み取り値を、全てのアッセイプレートにおいて測定する(Envision、Perkin Elmer)。RSVに誘導される細胞変性作用、阻害パーセンテージを、残存細胞の生存率のレベルから判定する。これらの数を、それぞれの試験した濃度について、0%及び100%阻害対照と比べて計算し、それぞれの化合物のEC50値を、RSVに誘導される細胞変性作用を50%阻害する濃度として、非線形回帰によって判定する。様々な強力な抗RSVツール化合物を、抗ウイルス活性の陽性対照として使用する。
実施例272.HEp-2 CC50
試験した化合物の細胞毒性を、他の細胞型について前述のものと類似の様式で、細胞生存率試薬を使用して、抗ウイルス活性と並行して、非感染HEp-2細胞において判定する(Cihlar et al.,Antimicrob Agents Chemother.2008,52(2):655-65.)。細胞がRSVに感染しないことを除き、抗ウイルス活性の判定と同じプロトコールを、化合物の細胞毒性の測定に使用する。代わりに、同じ密度の非感染細胞混合物を、同様に100nL/サンプルで事前希釈した化合物を含有するプレートに、20uL/ウェルで添加する。次いで、アッセイプレートを、4日間インキュベートし、続いて、同じCellTiter Glo試薬の添加を使用した細胞生存率試験及び発光読み取りの測定を行う。未処理細胞及び2μMのピューロマイシン(Sigma、St.Louis、MO)で処理した細胞はそれぞれ、100%及び0%の細胞生存率の対照として機能する。細胞生存率のパーセントを、それぞれの試験した化合物濃度について、0%及び100%対照と比べて計算し、CC50値を、細胞生存率を50%低減させる化合物濃度として、非線形回帰によって判定する。
実施例273.RSV NHBE EC50
正常なヒト気管支上皮(normal human bronchial epithelial、NHBE)細胞を、Lonza(Walkersville、MD、カタログ番号CC-2540)から購入し、気管支上皮成長培地(Bronchial Epithelial Growth Media、BEGM)(Lonza、Walkersville、MD、カタログ番号CC-3170)において培養した。細胞を、1週間に1~2回継代させて、80%未満のコンフルエンシーを維持した。NHBE細胞は、培養物において6回継代させた後に廃棄した。
RSV A2抗ウイルスアッセイを実施するために、NHBE細胞を、BEGMにおいて、1ウェル当たり7,500個の細胞の密度で、96ウェルプレートに播種し、37℃で一晩結合させた。結合させた後、100μLの細胞培養培地を除去し、3倍連続希釈した化合物を、Hewlett-Packard D300デジタルディスペンサーを使用して添加した。DMSOの最終濃度を、0.05%に対して正規化した。化合物の添加後に、NHBE細胞を、BEGMにおいて、1×104.5組織培養感染性用量/mLの力価で、100μLのRSV A2の添加によって感染させ、次いで、37℃で4日間インキュベートした。次いで、NHBE細胞を、25℃に平衡化させ、100μLの培養培地を除去し、100μLのCell-Titer Glo生存率試薬を添加することによって、細胞生存率を判定した。混合物を、25℃で10分間インキュベートし、発光シグナルを、Envision発光プレートリーダーで定量化した。
実施例274.hMPV(A1、A2、B1、B2)のEC50
LLC-MK2細胞を、MEM+10%FBSにおいて、90%のコンフルエンスで、24ウェルプレートに播種した。プレートを、PBSで洗浄し、4つの化合物の異なる希釈物を40PFU/mLで含有する500μLのhMPV(株CAN99-81(gr.A1)、CAN97-83(gr.A2)、CAN97-82(B1)、又はCAN98-75(gr.B2)を1時間30分間、37℃、5%COで添加した。吸着期間の後、培地を除去し、細胞をPBSで洗浄した。吸着期間と同じ濃度の化合物を含有するOpti-MEM2+メチルセルロース1.6%(1:1)のオーバーレイをウェルに添加した。リバビリンからなる陽性対照もまた、1μM~100μMの範囲の濃度で試験した。プレートを、37℃、5%COで、3~5日間インキュベートした。インキュベーション期間の後に、細胞を、室温で1時間、7%ホルマリンで固定した。hMPV力価を、1/10000に希釈したFタンパク質(クローンhMPV 24、ABD Serotec,Inc.)に特異的なMab、及び1/2500に希釈した第2の抗マウス IgG HRP抗体(GeneScriptCorp)を使用して判定した。最後に、KPL True Blueを使用して、感染した細胞を現した。
実施例275.HRV16 HeLa EC50
10%の熱不活性化FBS及び1%のペニシリン/ストレプトマイシンを含有する完全DMEM培地において培養したH1-HeLa細胞を、化合物投薬及び感染の1日前に、3000個の細胞/ウェルで、96ウェルプレートに播種した。それぞれの化合物の抗ウイルス活性を、三連に測定した。化合物を、感染の直前に、HP300デジタルディスペンサー(Hewlett Packard、Palo Alto、CA)を使用して、3倍連続希釈で細胞培養物に直接添加した。プレートを、BSL-2の格納容器に移し、滴定によって事前に決定し細胞培養培地において調製した、適切な希釈のウイルスストックを、細胞及び連続希釈した化合物を含有する試験プレートに添加した。それぞれのプレートには、それぞれ、0%及び100%のウイルス阻害対照として機能する、6つのウェルの感染した未処理細胞及び6つのウェルの非感染細胞が含まれた。感染させた後に、試験プレートを、33℃/5%COに設定された組織培養インキュベーターにおいて、96時間インキュベートした。インキュベーション後に、H1-HeLa細胞を、インキュベーションから除去し、25℃に平衡化させた。細胞生存率を、100μLの培養培地を除去し、100μLのCell-Titer Glo生存率試薬を添加することによって、判定した。混合物を、シェーカーにおいて25℃で10分間インキュベートし、発光シグナルを、Envision発光プレートリーダーで定量化した。ウイルス感染症の阻害パーセンテージを、それぞれの試験した濃度について、0%及び100%の阻害対照と比べて計算し、それぞれの化合物のEC50値を、4パラメーターの非線形回帰によって、細胞変性作用を50%阻害する化合物の有効濃度として判定した。
実施例276.DENV-2 Huh-7 Rep EC50
384ウェルプレート(Greiner、カタログ番号781091)において、化合物を、8つの化合物(4つの複製物)又は40個の化合物の用量応答形式(3つの複製物)で、1ウェル当たり200nlで音響的に移した。試験した全てのプレートについて、バラピラビル、GS-5734及びNITD008が、0%阻害のDMSOのみの陰性対照ウェルとともに、陽性阻害対照として含まれた。化合物の添加後に、DENV2レプリコン構築物を含有するHuh-7細胞を、標準細胞培養手順に従って採取し、ゲンチシンを含まないcDMEMから構成される細胞培養培地において、1.25E5個の細胞/mLの濃度に調節した。次いで、40μLの細胞ストックを、5,000個の細胞/ウェルの最終細胞密度でそれぞれのウェルに添加した。細胞及び化合物の混合物を、37℃/5%COで48時間インキュベートした。細胞を採取する前に、EnduRen Live Cell Substrate(Promega、カタログ番号E6481)を、100uLのDMSO中に3.4mgを懸濁させて、60mMのストック溶液を生成することによって調製した。次いで、ストック溶液を、予熱したcDMEM中に1:200で希釈し、10uLのこの希釈溶液を、384ウェルプレートのそれぞれのウェルに添加した。次いで、プレートを、500rpmで短時間遠心分離し、プレートシェーカー上に2分間置いた。混合した後、プレートを、7℃/5%COで1.5時間インキュベートした後に、Envisionルミノメーターで発光を測定した。レプリコンシグナルの阻害パーセンテージを、それぞれの試験した濃度について、0%及び100%の阻害対照と比べて計算し、それぞれの化合物のEC50値を、4パラメーターの非線形回帰によって、レプリコンシグナルを50%阻害する化合物の有効濃度として判定した。
実施例277.HCV Rep 1B及び2A EC50
化合物を、384ウェルプレートにおいて10段階の1:3希釈で連続希釈した。全ての連続希釈を、同じ384ウェルプレート内で化合物当たり4つの複製物で実施した。100μMのHCVプロテアーゼ阻害剤ITMN-191を、HCV複製の100%阻害の対照として添加し、一方で10mMのピューロマイシンは、100%細胞毒性の対照として含めた。黒色ポリスチレン製384ウェルプレート(Greiner Bio-one、Monroe、NC)のそれぞれのウェルに、2000個の懸濁HCVレプリコン細胞を含有する細胞培養培地(ゲンチシンを含まない)90μLを、Biotek μFlowワークステーションで添加した。細胞培養プレートへの化合物の移行については、化合物の連続希釈プレートから0.4μLの化合物溶液を、Biomek FXワークステーションにおいて細胞培養プレートに移した。最終アッセイウェルのDMSO濃度は、0.44%であった。プレートを、37℃で5%CO及び湿度85%において、3日間インキュベートした。HCVレプリコンアッセイは、細胞毒性及び抗レプリコン活性の両方を同じウェルから評価することができるマルチプレックスアッセイであった。CC50アッセイを、まず行った。384ウェルの細胞培養プレート内の培地を吸引し、ウェルを、Biotek LX405プレート洗浄器を使用して、それぞれ100μLのPBSで4回洗浄した。1×PBS中の400nMのカルセインAM(Anaspec、Fremont、CA)を含有する50μLの体積の溶液を、Biotek μFlowワークステーションでプレートのそれぞれのウェルに添加した。プレートを、室温で30分間インキュベートした後、蛍光シグナル(励起490nm、放出520nm)を、Perkin-Elmer Envisionプレートリーダーで測定した。EC50アッセイを、CC50アッセイと同じウェルで行った。384ウェルの細胞培養プレート中のカルセイン-PBS溶液を、Biotek ELX405プレート洗浄器で吸引した。20μLの体積のDual-Gloルシフェラーゼ緩衝液(Promega、Madison、WI)を、Biotek μFlowワークステーションでプレートのそれぞれのウェルに添加した。プレートを、室温で10分間インキュベートした。Dual-Glo Stop&Glo基質(Promega、Madison、WI)及びDual-Glo Stop&Glo緩衝液(Promega、Madison、WI)の1:100混合物を含有する20μLの体積の溶液を、Biotek μFlowワークステーションでプレートのそれぞれのウェルに添加した。次いで、プレートを室温で10分間インキュベートした後、発光シグナルを、Perkin-Elmer Envisionプレートリーダーで測定した。
実施例278.ヒトミトコンドリアRNAポリメラーゼ(POLRMT)の阻害
全ての反応混合物は、50mMのトリス-HCl緩衝液(pH8.0)、0.2mg/mLのBSA、2mMのDTT、0.05mg/mLの活性化魚類精子DNA、10mMのMgCl2、1.3μCiの[α-33P]dTTP(3,000Ci/mmol)、並びにそれぞれ2μMのdATP、dGTP、及びTTPを含有していた。最適な酵素濃度は、酵素濃度([E])対活性の線形範囲内となるように選択し、反応時間は、基質の10%が確実に消費されるように選択した。全ての反応を、37℃で実行した。ミトコンドリアRNAポリメラーゼ(POLRMT)の阻害を、10mMのHEPES(pH7.5)、20mMのNaCl、10mMのDTT、0.1mg/mLのBSA、及び10mMのMgClを含有する緩衝液において、POLRMT軽鎖プロモーター領域及びミトコンドリア転写因子A(mtTFA)(100nM)並びにmt-TFB2(20nM)を含有する20nMの鋳型プラスミド(pUC18-LSP)とともに事前インキュベートした20nMのPOLRMTを使用して評価した。反応物を32℃まで加熱し、4つの天然のNTP及び1.5μCiの[33P]GTPをそれぞれ2.5μM添加することによって開始した。32℃で30分間のインキュベーションの後に、反応物を、DE81紙にスポットした後、定量化の処理を行った。
実施例279.ヒトミトコンドリアRNAポリメラーゼ(POLRMT)による単一ヌクレオチドの組み込み
MTCN緩衝液(50mMのMES、25mMのトリス-HCl、25mMのCAPS、及び50mMのNaCl、pH7.5)、200nMの5’-32P-R12/D18、10mMのMgCl、1mMのDTT、並びに376nMのPOLRMTの混合物を、30℃で1分間事前インキュベートした。500μM(最終)の天然のNTP又はNTP類似体の添加によって、反応を開始した。選択した時点で、反応混合物を除去し、100mMのEDTA、80%のホルムアミド、及びブロモフェノールブルーを含有するゲルローディング緩衝液でクエンチし、65℃で5分間加熱した。サンプルを、20%ポリアクリルアミドゲル(8M尿素)に泳動させ、生成物の形成を、Typhoon Trioイメージャー及びImage Quant TLソフトウェア(GE Healthcare、Piscatawe、NJ)を使用して定量化した。mt RNA polによる単一ヌクレオチドの組み込みの速度を、単一の指数関数式:[R13]=A(1-e-kt)(式中、[R13]は、形成された細長い生成物の量(nM単位)を表し、tは、反応時間を表し、kは、観察された速度を表し、Aは、指数関数の振幅を表す)を使用して生成物の形成を当てはめることによって計算した。
上述の発明は、理解を明確にするために、説明及び例示としてある程度詳細に説明されているが、当業者であれば、特定の変更及び修正が添付の特許請求の範囲内で実施され得ることを理解するであろう。加えて、本明細書に提供される各参照は、各参照が参照により個別に組み込まれているかのように、その全体が参照により組み込まれる。本出願と、本明細書に提供される参照との間に矛盾が存在する場合、本出願が優先されるものとする。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
式(II):
(式中、塩基が、
であり、
1A 及びR 2A が、それぞれ独立して、
(A)1~3個のR 1B で任意に置換されたC 1~12 アルキル、
(B)N、O、及びSから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を有する、1~3個のR 1C で任意に置換された、3~6員ヘテロシクリル、又は
(C)フェニルであり、
それぞれのR 1B は、独立して、-OH、-NH 、C 1~6 アルコキシ、メトキシエトキシ、又はN、O、及びSから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を有する3~6員ヘテロシクリルであり、
それぞれのR 1C は、独立して、C 1~3 アルキルであり、
が、-N(H)R 3A 又は-N=C(R 3B )(R 3C )であり、
3A が、H、-CH OP(O)(OH) 、又は-C(O)R 3D であり、
3D が、1個のメトキシで任意に置換されたC 1~6 アルキル、又はN、O、及びSから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を有する、C 1~3 アルキルで任意に置換された3~6員ヘテロシクリルであり、
3B が、H又はC 1~3 アルキルであり、
3C が、-N(R 3C1 )(R 3C2 )であり、
3C1 及びR 3C2 は、それぞれ独立して、H若しくはC 1~6 アルキルであるか、又は
3C1 及びR 3C2 は、それらが結合する原子と一緒になって、N、O、及びSから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を有する、C 1~6 アルキルで任意に置換された3~6員ヘテロシクリルを形成し、
4A が、O又はSであり、
4B 及びR 4C が、それぞれ独立して、
(A)-OH、
(B)-OR 4B1
(式中、R 4B1 は、1~3個のR 4B2 基で任意に置換されたC 1~6 アルキル、若しくはC 6~12 アリールであり、
それぞれのR 4B2 基は、独立して、C 1~6 アルコキシ、-S-R 4B3 、若しくは-S(O) -R 4B3 であり、
それぞれのR 4B3 基は、独立して、C 1~6 アルキルである)、
(C)
(式中、mは、0、1、2、3、4、若しくは5であり、
それぞれのR 4D は、独立して、1~3個のR 4D1 基で任意に置換されたC 1~3 アルキル、1~3個のR 4D2 基で任意に置換されたC 1~3 アルコキシ、若しくは-C(O)N(R 4D3 であり、
それぞれのR 4D1 基は、独立して、-NH 若しくは-C(O)OR 4D3 であり、
それぞれのR 4D2 は、独立して、C 1~3 アルコキシであり、
それぞれのR 4D3 は、独立して、C 1~3 アルキルである)、
(D)
(式中、R 4E1 及びR 4E2 は、それぞれ独立して、H若しくはC 1~6 アルキルであり、
4F1 及びbR 4F2 は、それぞれ独立して、H若しくはC 1~6 アルキルであるか、又はR 4F1 及びR 4F2 は、一緒になって、オキソであり、
4G は、1~3個のR 4G1 で任意に置換されたC 1~12 アルキル、1~3個のR 4G2 で任意に置換されたC 3~7 シクロアルキル、N、O、及びSから選択される1~3個のヘテロ原子を有する、1~3個のR 4G3 で任意に置換された3~8員ヘテロシクリル、又は-C(O)R 4G4 であり、
それぞれのR 4G1 は、独立して、-OH、C 1~6 アルキル、C 1~3 アルコキシ、-(CH OCH 1-5 -CH 、-N(R 4G8 、-OP(O)(OH) 、1~3個のR 4G9 で任意に置換されたC 3~7 シクロアルキル、N、O、及びSから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を有する、1~3個のR 4G10 で任意に置換された3~6員ヘテロシクリル、若しくはフェニルであり、
それぞれのR 4G2 は、独立して、C 1~6 アルキル、C 1~3 ハロアルキル、若しくは-NH であり、
それぞれのR 4G3 は、独立して、ハロゲン若しくはC 1~3 アルキルであり、
それぞれのR 4G4 は、独立して、C 1~12 アルキルであり、
それぞれのR 4G8 は、独立して、C 1~6 アルキルであり、
それぞれのR 4G9 は、独立して、C 1~3 ハロアルキル、若しくは-NH であり、
それぞれのR 4G10 は、独立して、C 1~3 ハロアルキルである)、又は
(E)-(OP(O)(OH)) 1-2 -OHであり、
5A 及びR 5B が、それぞれ、-OP(O)(OH) で置換されたC 1~6 アルキルである)の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目2)
1A 及びR 2A が、1~3個のR 1B で任意に置換されたC 1~12 アルキルである、項目1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目3)
1A 及びR 2A が、それぞれ、それぞれが1~3個のR 1B で任意に置換された、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、及びイソペンチルからなる群から選択される、項目2に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目4)
4B 及びR 4C のうちの一方が、
であり、
4B 及びR 4C のうちの他方が、
である、項目1~3のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目5)
4F1 及びR 4F2 が、一緒になって、オキソである、項目1~4のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目6)
4G が、1~3個のR 4G1 で任意に置換されたC 1~12 アルキルである、項目1~5のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目7)
4G が、それぞれが1~3個のR 4G1 で任意に置換されたメチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、t-ブチル、又は2-エチル-ブチルである、項目6に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目8)
4G が、1~3個のR 4G2 で任意に置換されたC 3~7 シクロアルキルである、項目1~5のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目9)
4G が、それぞれが1~3個のR 4G2 で任意に置換されたシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシルである、項目8に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目10)
4G が、N、O、及びSから選択される1~3個のヘテロ原子を有する、1~3個のR 4G3 で任意に置換された、3~6員ヘテロシクリルである、項目1~5のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目11)
4G が、N及びOから選択される1~2個のヘテロ原子を有する、1~3個のR 4G3 で任意に置換された、4~6員ヘテロシクリルである、項目10に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目12)
4G が、それぞれが1~3個のR 4G3 で任意に置換された、オキセタニル、ピロリジニル、ピペリジニル、テトラヒドロフラニル、又はテトラヒドロピラニルである、項目10に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目13)
5A 及びR 5B が、それぞれ、-CH OP(O)(OH) である、項目1~12のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目14)
式(IIa):
(式中、R 5A が、-CH OP(O)(OH) である)によって表される、項目1~13のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目15)
式(IIb):
(式中、R 5B が、-CH OP(O)(OH) である)によって表される、項目1~13のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目16)
1A 及びR 2A が、それぞれ独立して、
メトキシ、メトキシエトキシ、若しくはモルホリニルで任意に置換されたメチル、
メトキシで任意に置換されたエチル、
n-プロピル、
イソプロピル、
n-ブチル、
-OH若しくは-NH で任意に置換されたイソブチル、
tert-ブチル、
イソペンチル、
オキセタニル、
テトラヒドロピラニル、
メチルで任意に置換されたピペリジニル、又は
フェニルであり、
が、-N(H)R 3A 又は-N=C(R 3B )(R 3C )であり、
3A が、H、-C(H) OP(O)(OH) 、又は-C(O)R 3D であり、
3D が、
メチル、
メトキシで任意に置換されたエチル、
イソプロピル、又は
メチルで任意に置換されたピペリジニルであり、
3B が、H又はメチルであり、
3C が、-N(R 3C1 )(R 3C2 )であり、
3C1 及びR 3C2 が、独立して、H若しくはメチルであるか、又は
3C1 及びR 3C2 が、それらが結合する原子と一緒になって、メチルで任意に置換されたピペラジニルを形成し、
4A が、O又はSであり、
4B 及びR 4C が、それぞれ独立して、
(A)-OH、
(B)メトキシ、メチルチオ、若しくはメチルスルホニルで任意に置換された-O-C 1~6 アルキル、
(C)
(式中、mは、0、1、若しくは2であり、
それぞれのR 4D は、独立して、1個のR 4D1 基で任意に置換されたC 1~3 アルキル、メトキシで任意に置換されたC 1~3 アルコキシ、若しくは-C(O)N(R 4D3 であり、
それぞれのR 4D1 基は、独立して、-NH 若しくは-C(O)OR 4D3 であり、
それぞれのR 4D3 は、独立して、C 1~3 アルキルである)、又は
(D)
(式中、R 4E1 及びR 4E2 は、それぞれ独立して、H若しくはメチルであり、
4F1 及びR 4F2 は、それぞれ独立して、H若しくはメチルであるか、又はR 4F1 及びR 4F2 は、一緒になって、オキソであり、
4G は、
4G1 で任意に置換されたメチル、
モルホリニル若しくは-N(C 1~3 アルキル) で任意に置換されたエチル、
メトキシ若しくはモルホリニルで任意に置換されたn-プロピル、
イソプロピル、
1~3 アルキルで任意に置換されたn-ブチル、
-OH若しくは-OP(O)(OH) で任意に置換されたイソブチル、
シクロプロピル、
シクロブチル、
シクロペンチル、
独立して-NH 、C 1~6 アルキル、若しくはC 1~3 ハロアルキルである1~3個の基で任意に置換されたシクロヘキシル、
オキセタニル、
1~3個のメチルで任意に置換されたピロリジニル、
ハロゲン若しくはC 1~3 アルキルで任意に置換されたピペリジニル、
テトラヒドロフラニル、
テトラヒドロピラニル、又は
-C(O)C 1~6 アルキルであり、
4G1 は、
シクロプロピル、
シクロブチル、
-NH 若しくはC 1~3 ハロアルキルで任意に置換されたシクロヘキシル、
オキセタニル、
1~3 ハロアルキルで任意に置換されたピペリジニル、
テトラヒドロピラニル、又は
フェニルである)である、項目1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目17)
式(IIc):
によって表される、項目1~16のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目18)
式(IId):
によって表される、項目1~17のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目19)
式(IIe):
によって表される、項目1~18のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目20)
式(IIf):
によって表される、項目1~18のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目21)
式(IIg):
(式中、mが、0又は1である)によって表される、項目1~20のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目22)
式(IIh):
によって表される、項目1~21のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目23)
式(IIi):
によって表される、項目1~16及び20のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目24)
式(IIj):
によって表される、項目1~23のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目25)
式(IIk):
によって表される、項目1~16及び20のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目26)
式(IIm):
によって表される、項目1~22及び25のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目27)
式(IIn):
によって表される、項目1~22、25及び26のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目28)
1A 及びR 2A が、それぞれ、メチル、エチル、又はイソプロピルである、項目1~27のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目29)
1A 及びR 2A が、それぞれ、イソプロピルである、項目1~28のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目30)
4G が、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、t-ブチル、又は2-エチル-ブチルである、項目1~29のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目31)
4G がメチルである、項目1~30のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目32)
表1A、表1B、表1C、表1D、表1E、表1F、表1G、表1H、及び表1I内の化合物からなる群から選択される、項目1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目33)
前記化合物が、

である、項目1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目34)
前記化合物が、
である、項目33に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目35)
前記化合物が、
である、項目33に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目36)
前記化合物が、
である、項目33に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目37)
前記化合物が、
である、項目33に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目38)
前記化合物が、
である、項目33に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目39)
前記化合物が、
である、項目33に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目40)
前記化合物が、
である、項目33に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目41)
前記化合物が、
である、項目33に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目42)
前記化合物が、
である、項目33に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目43)
薬学的に有効な量の項目1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される担体又は賦形剤と、を含む、医薬製剤。
(項目44)
ニューモウイルス科ウイルス感染症の治療を、前記ニューモウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行う方法であって、前記方法が、前記ヒトに、治療有効量の項目1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法。
(項目45)
前記ニューモウイルス科ウイルス感染症が、呼吸器合胞体ウイルス感染症である、項目44に記載の方法。
(項目46)
前記ニューモウイルス科ウイルス感染症が、ヒトメタニューモウイルス感染症である、項目44に記載の方法。
(項目47)
ピコルナウイルス科ウイルス感染症の治療を、前記ピコルナウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行う方法であって、前記方法が、前記ヒトに、治療有効量の項目1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法。
(項目48)
前記ピコルナウイルス科ウイルス感染症が、ヒトライノウイルス感染症である、項目47に記載の方法。
(項目49)
フラビウイルス科ウイルス感染症の治療を、前記フラビウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行う方法であって、前記方法が、前記ヒトに、治療有効量の項目1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法。
(項目50)
前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、デング熱ウイルス感染症である、項目49に記載の方法。
(項目51)
前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、黄熱病ウイルス感染症である、項目49に記載の方法。
(項目52)
前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、ウエストナイルウイルス感染症である、項目49に記載の方法。
(項目53)
前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、ジカウイルス感染症である、項目49に記載の方法。
(項目54)
前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、HCV感染症である、項目49に記載の方法。
(項目55)
フィロウイルス科ウイルス感染症の治療を、前記フィロウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行う方法であって、前記方法が、前記ヒトに、治療有効量の項目1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法。
(項目56)
前記フィロウイルス科ウイルス感染症が、エボラウイルス感染症である、項目55に記載の方法。
(項目57)
ニューモウイルス科ウイルス感染症の治療を、前記ニューモウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行うための医薬品を製造するための方法であって、項目1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩が使用されることを特徴とする、方法。
(項目58)
前記ニューモウイルス科ウイルス感染症が、呼吸器合胞体ウイルス感染症である、項目57に記載の方法。
(項目59)
前記ニューモウイルス科ウイルス感染症が、ヒトメタニューモウイルス感染症である、項目57に記載の方法。
(項目60)
ピコルナウイルス科ウイルス感染症の治療を、前記ピコルナウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行うための医薬品を製造するための方法であって、項目1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩が使用されることを特徴とする、方法。
(項目61)
前記ピコルナウイルス科ウイルス感染症が、ヒトライノウイルス感染症である、項目60に記載の方法。
(項目62)
フラビウイルス科ウイルス感染症の治療を、前記フラビウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行うための医薬品を製造するための方法であって、項目1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩が使用されることを特徴とする、方法。
(項目63)
前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、デング熱ウイルス感染症である、項目62に記載の方法。
(項目64)
前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、黄熱病ウイルス感染症である、項目62に記載の方法。
(項目65)
前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、ウエストナイルウイルス感染症である、項目62に記載の方法。
(項目66)
前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、ジカウイルス感染症である、項目62に記載の方法。
(項目67)
前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、HCV感染症である、項目62に記載の方法。
(項目68)
フィロウイルス科ウイルス感染症の治療を、前記フィロウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行うための医薬品を製造するための方法であって、項目1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩が使用されることを特徴とする、方法。
(項目69)
前記フィロウイルス科ウイルス感染症が、エボラウイルス感染症である、項目68に記載の方法。
(項目70)
ヒトにおける、ニューモウイルス科ウイルス感染症の治療のための医薬品の製造のための、項目1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩の使用。
(項目71)
前記ニューモウイルス科ウイルス感染症が、呼吸器合胞体ウイルス感染症である、項目70に記載の使用。
(項目72)
前記ニューモウイルス科ウイルス感染症が、ヒトメタニューモウイルス感染症である、項目70に記載の使用。
(項目73)
ヒトにおける、ピコルナウイルス科ウイルス感染症の治療のための医薬品の製造のための、項目1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩の使用。
(項目74)
前記ピコルナウイルス科ウイルス感染症が、ヒトライノウイルス感染症である、項目73に記載の使用。
(項目75)
ヒトにおける、フラビウイルス科ウイルス感染症の治療のための医薬品の製造のための、項目1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩の使用。
(項目76)
前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、デング熱ウイルス感染症である、項目75に記載の使用。
(項目77)
前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、黄熱病ウイルス感染症である、項目75に記載の使用。
(項目78)
前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、ウエストナイルウイルス感染症である、項目75に記載の使用。
(項目79)
前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、ジカウイルス感染症である、項目75に記載の使用。
(項目80)
前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、HCV感染症である、項目75に記載の使用。
(項目81)
ヒトにおける、フィロウイルス科ウイルス感染症の治療のための医薬品の製造のための、項目1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩の使用。
(項目82)
前記フィロウイルス科ウイルス感染症が、エボラウイルス感染症である、項目81に記載の使用。
(項目83)
ニューモウイルス科ウイルス感染症の治療を、前記ニューモウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行う際に使用するための、項目1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目84)
前記ニューモウイルス科ウイルス感染症が、呼吸器合胞体ウイルス感染症である、項目83に記載の化合物。
(項目85)
前記ニューモウイルス科ウイルス感染症が、ヒトメタニューモウイルス感染症である、項目83に記載の化合物。
(項目86)
ピコルナウイルス科ウイルス感染症の治療を、前記ピコルナウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行う際に使用するための、項目1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目87)
前記ピコルナウイルス科ウイルス感染症が、ヒトライノウイルス感染症である、項目86に記載の化合物。
(項目88)
フラビウイルス科ウイルス感染症の治療を、前記フラビウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行う際に使用するための、項目1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目89)
前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、デング熱ウイルス感染症である、項目88に記載の化合物。
(項目90)
前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、黄熱病ウイルス感染症である、項目88に記載の化合物。
(項目91)
前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、ウエストナイルウイルス感染症である、項目88に記載の化合物。
(項目92)
前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、ジカウイルス感染症である、項目88に記載の化合物。
(項目93)
前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、HCV感染症である、項目88に記載の化合物。
(項目94)
フィロウイルス科ウイルス感染症の治療を、前記フィロウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行う際に使用するための、項目1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目95)
前記フィロウイルス科ウイルス感染症が、エボラウイルス感染症である、項目94に記載の化合物。
(項目96)
ウイルス感染症による呼吸器状態の増悪の治療又は予防を、前記呼吸器状態の増悪の治療又は予防を必要とするヒトにおいて行うための方法であって、前記方法が、前記ヒトに、治療有効量の項目1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩を投与することを含み、前記呼吸器状態が、慢性閉塞性肺疾患である、方法。
(項目97)
前記ウイルス感染症が、呼吸器合胞体ウイルス、ライノウイルス、又はメタニューモウイルスによって引き起こされる、項目96に記載の方法。
(項目98)
ウイルス感染症による呼吸器状態の増悪の治療又は予防を、前記ウイルス感染症による呼吸器状態の増悪の治療又は予防を必要とするヒトにおいて行うための医薬品を製造するための方法であって、項目1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩が使用されることを特徴とし、前記呼吸器状態が、慢性閉塞性肺疾患である、方法。
(項目99)
前記ウイルス感染症が、呼吸器合胞体ウイルス、ライノウイルス、又はメタニューモウイルスによって引き起こされる、項目98に記載の方法。
(項目100)
ヒトにおける、ウイルス感染症による呼吸器状態の増悪の治療又は予防のための医薬品の製造のための、項目1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩の使用であって、前記呼吸器状態が、慢性閉塞性肺疾患である、使用。
(項目101)
前記ウイルス感染症が、呼吸器合胞体ウイルス、ライノウイルス、又はメタニューモウイルスによって引き起こされる、項目100に記載の使用。
(項目102)
ウイルス感染症による呼吸器状態の増悪の治療又は予防を、前記ウイルス感染症による呼吸器状態の増悪の治療又は予防を必要とするヒトにおいて行う際に使用するための、項目1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩であって、前記呼吸器状態が、慢性閉塞性肺疾患である、化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目103)
前記ウイルス感染症が、呼吸器合胞体ウイルス、ライノウイルス、又はメタニューモウイルスによって引き起こされる、項目102に記載の化合物。

Claims (88)

  1. 式(II):
    (式中、塩基が、
    であり、
    1A及びR2Aが、それぞれ独立して、
    (A)1~3個のR1Bで任意に置換されたC1~12アルキル、
    (B)N、O、及びSから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を有する、1~3個のR1Cで任意に置換された、3~6員ヘテロシクリル、又は
    (C)フェニルであり、
    それぞれのR1Bは、独立して、-OH、-NH、C1~6アルコキシ、メトキシエトキシ、又はN、O、及びSから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を有する3~
    6員ヘテロシクリルであり、
    それぞれのR1Cは、独立して、C1~3アルキルであり、
    が、-N(H)R3A又は-N=C(R3B)(R3C)であり、
    3Aが、H、-CHOP(O)(OH)、又は-C(O)R3Dであり、
    3Dが、1個のメトキシで任意に置換されたC1~6アルキル、又はN、O、及びSから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を有する、C1~3アルキルで任意に置換された3~6員ヘテロシクリルであり、
    3Bが、H又はC1~3アルキルであり、
    3Cが、-N(R3C1)(R3C2)であり、
    3C1及びR3C2は、それぞれ独立して、H若しくはC1~6アルキルであるか、又は
    3C1及びR3C2は、それらが結合する原子と一緒になって、N、O、及びSから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を有する、C1~6アルキルで任意に置換された3~6員ヘテロシクリルを形成し、
    4Aが、O又はSであり、
    4B及びR4Cが、それぞれ独立して、
    (A)-OH、
    (B)-OR4B1
    (式中、R4B1は、1~3個のR4B2基で任意に置換されたC1~6アルキル、若しくはC6~12アリールであり、
    それぞれのR4B2基は、独立して、C1~6アルコキシ、-S-R4B3、若しくは-S(O)-R4B3であり、
    それぞれのR4B3基は、独立して、C1~6アルキルである)、
    (C)
    (式中、mは、0、1、2、3、4、若しくは5であり、
    それぞれのR4Dは、独立して、1~3個のR4D1基で任意に置換されたC1~3アルキル、1~3個のR4D2基で任意に置換されたC1~3アルコキシ、若しくは-C(O)N(R4D3であり、
    それぞれのR4D1基は、独立して、-NH若しくは-C(O)OR4D3であり、
    それぞれのR4D2は、独立して、C1~3アルコキシであり、
    それぞれのR4D3は、独立して、C1~3アルキルである)、
    (D)
    (式中、R4E1及びR4E2は、それぞれ独立して、H若しくはC1~6アルキルであり、
    4F1及びR4F2は、それぞれ独立して、H若しくはC1~6アルキルであるか、又はR4F1及びR4F2は、一緒になって、オキソであり、
    4Gは、1~3個のR4G1で任意に置換されたC1~12アルキル、1~3個のR4G2で任意に置換されたC3~7シクロアルキル、N、O、及びSから選択される1~
    3個のヘテロ原子を有する、1~3個のR4G3で任意に置換された3~8員ヘテロシクリル、又は-C(O)R4G4であり、
    それぞれのR4G1は、独立して、-OH、C1~6アルキル、C1~3アルコキシ、-(CHOCH1-5-CH、-N(R4G8、-OP(O)(OH)、1~3個のR4G9で任意に置換されたC3~7シクロアルキル、N、O、及びSから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を有する、1~3個のR4G10で任意に置換された3~6員ヘテロシクリル、若しくはフェニルであり、
    それぞれのR4G2は、独立して、C1~6アルキル、C1~3ハロアルキル、若しくは-NHであり、
    それぞれのR4G3は、独立して、ハロゲン若しくはC1~3アルキルであり、
    それぞれのR4G4は、独立して、C1~12アルキルであり、
    それぞれのR4G8は、独立して、C1~6アルキルであり、
    それぞれのR4G9は、独立して、C1~3ハロアルキル、若しくは-NHであり、
    それぞれのR4G10は、独立して、C1~3ハロアルキルである)、又は
    (E)-(OP(O)(OH))1-2-OHであり、
    5A及びR5Bが、それぞれ、-OP(O)(OH)で置換されたC1~6アルキルである)の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  2. 1A及びR2Aが、1~3個のR1Bで任意に置換されたC1~12アルキルである、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  3. 1A及びR2Aが、それぞれ、それぞれが1~3個のR1Bで任意に置換された、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、及びイソペンチルからなる群から選択される、請求項2に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  4. 4B及びR4Cのうちの一方が、
    であり、
    4B及びR4Cのうちの他方が、
    である、請求項1~3のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  5. 4F1及びR4F2が、一緒になって、オキソである、請求項1~4のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  6. 4Gが、1~3個のR4G1で任意に置換されたC1~12アルキルである、請求項1~5のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  7. 4Gが、それぞれが1~3個のR4G1で任意に置換されたメチル、エチル、n-プ
    ロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、t-ブチル、又は2-エチル-ブチルである、請求項6に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  8. 4Gが、1~3個のR4G2で任意に置換されたC3~7シクロアルキルである、請求項1~5のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  9. 4Gが、それぞれが1~3個のR4G2で任意に置換されたシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシルである、請求項8に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  10. 4Gが、N、O、及びSから選択される1~3個のヘテロ原子を有する、1~3個のR4G3で任意に置換された、3~6員ヘテロシクリルである、請求項1~5のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  11. 4Gが、N及びOから選択される1~2個のヘテロ原子を有する、1~3個のR4G3で任意に置換された、4~6員ヘテロシクリルである、請求項10に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  12. 4Gが、それぞれが1~3個のR4G3で任意に置換された、オキセタニル、ピロリジニル、ピペリジニル、テトラヒドロフラニル、又はテトラヒドロピラニルである、請求項10に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  13. 5A及びR5Bが、それぞれ、-CHOP(O)(OH)である、請求項1~12のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  14. 式(IIa):
    (式中、R5Aが、-CHOP(O)(OH)である)によって表される、請求項1~13のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  15. 式(IIb):
    (式中、R5Bが、-CHOP(O)(OH)である)によって表される、請求項1~13のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  16. 1A及びR2Aが、それぞれ独立して、
    メトキシ、メトキシエトキシ、若しくはモルホリニルで任意に置換されたメチル、
    メトキシで任意に置換されたエチル、
    n-プロピル、
    イソプロピル、
    n-ブチル、
    -OH若しくは-NHで任意に置換されたイソブチル、
    tert-ブチル、
    イソペンチル、
    オキセタニル、
    テトラヒドロピラニル、
    メチルで任意に置換されたピペリジニル、又は
    フェニルであり、
    が、-N(H)R3A又は-N=C(R3B)(R3C)であり、
    3Aが、H、-C(H)OP(O)(OH)、又は-C(O)R3Dであり、
    3Dが、
    メチル、
    メトキシで任意に置換されたエチル、
    イソプロピル、又は
    メチルで任意に置換されたピペリジニルであり、
    3Bが、H又はメチルであり、
    3Cが、-N(R3C1)(R3C2)であり、
    3C1及びR3C2が、独立して、H若しくはメチルであるか、又は
    3C1及びR3C2が、それらが結合する原子と一緒になって、メチルで任意に置換されたピペラジニルを形成し、
    4Aが、O又はSであり、
    4B及びR4Cが、それぞれ独立して、
    (A)-OH、
    (B)メトキシ、メチルチオ、若しくはメチルスルホニルで任意に置換された-O-C1~6アルキル、
    (C)
    (式中、mは、0、1、若しくは2であり、
    それぞれのR4Dは、独立して、1個のR4D1基で任意に置換されたC1~3アルキル、メトキシで任意に置換されたC1~3アルコキシ、若しくは-C(O)N(R4D3であり、
    それぞれのR4D1基は、独立して、-NH若しくは-C(O)OR4D3であり、
    それぞれのR4D3は、独立して、C1~3アルキルである)、又は
    (D)
    (式中、R4E1及びR4E2は、それぞれ独立して、H若しくはメチルであり、
    4F1及びR4F2は、それぞれ独立して、H若しくはメチルであるか、又はR4F1及びR4F2は、一緒になって、オキソであり、
    4Gは、
    4G1で任意に置換されたメチル、
    モルホリニル若しくは-N(C1~3アルキル)で任意に置換されたエチル、
    メトキシ若しくはモルホリニルで任意に置換されたn-プロピル、
    イソプロピル、
    1~3アルキルで任意に置換されたn-ブチル、
    -OH若しくは-OP(O)(OH)で任意に置換されたイソブチル、
    シクロプロピル、
    シクロブチル、
    シクロペンチル、
    独立して-NH、C1~6アルキル、若しくはC1~3ハロアルキルである1~3個の基で任意に置換されたシクロヘキシル、
    オキセタニル、
    1~3個のメチルで任意に置換されたピロリジニル、
    ハロゲン若しくはC1~3アルキルで任意に置換されたピペリジニル、
    テトラヒドロフラニル、
    テトラヒドロピラニル、又は
    -C(O)C1~6アルキルであり、
    4G1は、
    シクロプロピル、
    シクロブチル、
    -NH若しくはC1~3ハロアルキルで任意に置換されたシクロヘキシル、
    オキセタニル、
    1~3ハロアルキルで任意に置換されたピペリジニル、
    テトラヒドロピラニル、又は
    フェニルである)である、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  17. 式(IIc):
    によって表される、請求項1~13及び16のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  18. 式(IId):
    によって表される、請求項1~13、16及び17のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  19. 式(IIe):
    によって表される、請求項1~13及び16~18のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  20. 式(IIf):
    によって表される、請求項1~13及び16~18のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  21. 式(IIg):
    (式中、mが、0又は1である)によって表される、請求項1~13及び16~20のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  22. 式(IIh):
    によって表される、請求項1~13及び16~21のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  23. 式(IIi):
    によって表される、請求項1~13、16及び20のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  24. 式(IIj):
    によって表される、請求項1~13及び16~23のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  25. 式(IIk):
    によって表される、請求項1~13、16及び20のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  26. 式(IIm):
    によって表される、請求項1~13、16~22及び25のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  27. 式(IIn):
    によって表される、請求項1~13、16~22、25及び26のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  28. 1A及びR2Aが、それぞれ、メチル、エチル、又はイソプロピルである、請求項1~27のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  29. 1A及びR2Aが、それぞれ、イソプロピルである、請求項1~28のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  30. 4Gが、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、t-ブチル、又は2-エチル-ブチルである、請求項1~29のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  31. 4Gがメチルである、請求項1~30のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  32. Figure 0007483023000508
    Figure 0007483023000509
    Figure 0007483023000510
    Figure 0007483023000511
    Figure 0007483023000512
    Figure 0007483023000513
    Figure 0007483023000514
    Figure 0007483023000515
    Figure 0007483023000516
    Figure 0007483023000517
    Figure 0007483023000518
    Figure 0007483023000519
    Figure 0007483023000520
    Figure 0007483023000521
    Figure 0007483023000522
    Figure 0007483023000523
    Figure 0007483023000524
    Figure 0007483023000525
    Figure 0007483023000526
    Figure 0007483023000527
    からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  33. 前記化合物が、
    である、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  34. 前記化合物が、
    である、請求項33に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  35. 前記化合物が、
    である、請求項33に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  36. 前記化合物が、
    である、請求項33に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  37. 前記化合物が、
    である、請求項33に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  38. 前記化合物が、
    である、請求項33に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  39. 前記化合物が、
    である、請求項33に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  40. 前記化合物が、
    である、請求項33に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  41. 前記化合物が、
    である、請求項33に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  42. 前記化合物が、
    である、請求項33に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  43. 薬学的に有効な量の請求項1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される担体又は賦形剤と、を含む、医薬製剤。
  44. ニューモウイルス科ウイルス感染症の治療を、前記ニューモウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行うための組成物であって、請求項1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩を含む、組成物。
  45. 前記ニューモウイルス科ウイルス感染症が、呼吸器合胞体ウイルス感染症である、請求項44に記載の組成物。
  46. 前記ニューモウイルス科ウイルス感染症が、ヒトメタニューモウイルス感染症である、請求項44に記載の組成物。
  47. ピコルナウイルス科ウイルス感染症の治療を、前記ピコルナウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行うための組成物であって、請求項1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩を含む、組成物。
  48. 前記ピコルナウイルス科ウイルス感染症が、ヒトライノウイルス感染症である、請求項47に記載の組成物。
  49. フラビウイルス科ウイルス感染症の治療を、前記フラビウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行うための組成物であって、請求項1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩を含む、組成物。
  50. 前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、デング熱ウイルス感染症である、請求項49に記載の組成物。
  51. 前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、黄熱病ウイルス感染症である、請求項49に記載の組成物。
  52. 前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、ウエストナイルウイルス感染症である、請求項49に記載の組成物。
  53. 前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、ジカウイルス感染症である、請求項49に記載の組成物。
  54. 前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、HCV感染症である、請求項49に記載の組成物。
  55. フィロウイルス科ウイルス感染症の治療を、前記フィロウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行うための組成物であって、請求項1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩を含む、組成物。
  56. 前記フィロウイルス科ウイルス感染症が、エボラウイルス感染症である、請求項55に記載の組成物。
  57. ニューモウイルス科ウイルス感染症の治療を、前記ニューモウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行うための医薬品を製造するための方法であって、請求項1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩が使用されることを特徴とする、方法。
  58. 前記ニューモウイルス科ウイルス感染症が、呼吸器合胞体ウイルス感染症である、請求項57に記載の方法。
  59. 前記ニューモウイルス科ウイルス感染症が、ヒトメタニューモウイルス感染症である、請求項57に記載の方法。
  60. ピコルナウイルス科ウイルス感染症の治療を、前記ピコルナウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行うための医薬品を製造するための方法であって、請求項1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩が使用されることを特徴とする、方法。
  61. 前記ピコルナウイルス科ウイルス感染症が、ヒトライノウイルス感染症である、請求項60に記載の方法。
  62. フラビウイルス科ウイルス感染症の治療を、前記フラビウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行うための医薬品を製造するための方法であって、請求項1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩が使用されることを特徴とする、方法。
  63. 前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、デング熱ウイルス感染症である、請求項62に記載の方法。
  64. 前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、黄熱病ウイルス感染症である、請求項62に記載の方法。
  65. 前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、ウエストナイルウイルス感染症である、請求項62に記載の方法。
  66. 前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、ジカウイルス感染症である、請求項62に記載の方法。
  67. 前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、HCV感染症である、請求項62に記載の方法。
  68. フィロウイルス科ウイルス感染症の治療を、前記フィロウイルス科ウイルス感染症の治療を必要とするヒトにおいて行うための医薬品を製造するための方法であって、請求項1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩が使用されることを特徴とする、方法。
  69. 前記フィロウイルス科ウイルス感染症が、エボラウイルス感染症である、請求項68に記載の方法。
  70. ヒトにおける、ニューモウイルス科ウイルス感染症の治療のための医薬品の製造のための、請求項1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩の使用。
  71. 前記ニューモウイルス科ウイルス感染症が、呼吸器合胞体ウイルス感染症である、請求項70に記載の使用。
  72. 前記ニューモウイルス科ウイルス感染症が、ヒトメタニューモウイルス感染症である、請求項70に記載の使用。
  73. ヒトにおける、ピコルナウイルス科ウイルス感染症の治療のための医薬品の製造のための、請求項1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩の使用。
  74. 前記ピコルナウイルス科ウイルス感染症が、ヒトライノウイルス感染症である、請求項73に記載の使用。
  75. ヒトにおける、フラビウイルス科ウイルス感染症の治療のための医薬品の製造のための、請求項1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩の使用。
  76. 前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、デング熱ウイルス感染症である、請求項75に記載の使用。
  77. 前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、黄熱病ウイルス感染症である、請求項75に記載の使用。
  78. 前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、ウエストナイルウイルス感染症である、請求項75に記載の使用。
  79. 前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、ジカウイルス感染症である、請求項75に記載の使用。
  80. 前記フラビウイルス科ウイルス感染症が、HCV感染症である、請求項75に記載の使用。
  81. ヒトにおける、フィロウイルス科ウイルス感染症の治療のための医薬品の製造のための、請求項1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩の使用。
  82. 前記フィロウイルス科ウイルス感染症が、エボラウイルス感染症である、請求項81に記載の使用。
  83. ウイルス感染症による呼吸器状態の増悪の治療又は予防を、前記呼吸器状態の増悪の治療又は予防を必要とするヒトにおいて行うための組成物であって、請求項1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩を含み、前記呼吸器状態が、慢性閉塞性肺疾患である、組成物。
  84. 前記ウイルス感染症が、呼吸器合胞体ウイルス、ライノウイルス、又はメタニューモウイルスによって引き起こされる、請求項83に記載の組成物。
  85. ウイルス感染症による呼吸器状態の増悪の治療又は予防を、前記ウイルス感染症による呼吸器状態の増悪の治療又は予防を必要とするヒトにおいて行うための医薬品を製造するための方法であって、請求項1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩が使用されることを特徴とし、前記呼吸器状態が、慢性閉塞性肺疾患である、方法。
  86. 前記ウイルス感染症が、呼吸器合胞体ウイルス、ライノウイルス、又はメタニューモウイルスによって引き起こされる、請求項85に記載の方法。
  87. ヒトにおける、ウイルス感染症による呼吸器状態の増悪の治療又は予防のための医薬品の製造のための、請求項1~42のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩の使用であって、前記呼吸器状態が、慢性閉塞性肺疾患である、使用。
  88. 前記ウイルス感染症が、呼吸器合胞体ウイルス、ライノウイルス、又はメタニューモウイルスによって引き起こされる、請求項87に記載の使用。
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