JP5824449B2 - 殺菌剤ピラゾールカルボキサミド誘導体 - Google Patents

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Description

本発明は、ピラゾールカルボキサミド誘導体、それらを調製する方法、殺菌剤及び/又は抗マイコトキシン活性剤及び/又は殺虫剤及び/又は殺線虫剤としてのそれらの使用、特に、殺菌剤組成物の形態にあるそれらの使用、並びに、上記化合物又は組成物を使用して、特に植物の、植物病原性菌類を防除する方法に関する。
国際特許出願WO−2009/016219、WO−2007/087906、WO−2009/016220、WO−2009/016218及びWO−2008/037789においては、下記式:
Figure 0005824449
〔式中、Aは、炭素で結合している部分的飽和又は不飽和の置換されることが可能な5員ヘテロシクリル基を表し、Tは、S又はNで置換されている誘導体を表し、Zは、置換されているか又は置換されていないシクロアルキルを表す〕
で表される特定のアミド類について包括的に言及されている。
しかしながら、これらの文献には、Aが1−メチル−3−(ジフルオロ、又は、ジクロロ)メチル−5−(クロロ、又は、フルオロ)−4−ピラゾールを表す当該誘導体については、開示も示唆もなされていない。
国際特許出願WO−2006/120224においては、下記式:
Figure 0005824449
〔式中、Aは、炭素で結合している置換されることが可能な5員ヘテロシクリル基を表し、及び、Zは、置換されているか又は置換されていないC−C−シクロアルキルを表す〕
で表される2−ピリジル−メチレン−カルボキサミド誘導体について包括的に言及されている。
しかしながら、本発明の誘導体に関しては、全く開示されていない。
国際特許出願WO−2009/016221においては、特定のアミド類が、下記式:
Figure 0005824449
〔式中、Aは、炭素で結合している不飽和又は部分的飽和の置換されることが可能な5員ヘテロシクリル基を表し、及び、Bは、4個以下のヘテロ原子を含んでいる芳香族の5員若しくは6員の縮合ヘテロシクリル環、又は、芳香族の6員の縮合カルボシクリル環を表す〕
で表される多くの化合物についての広範な開示の中に包括的に含まれている。
しかしながら、この文献には、Bが縮合されていないアリール基である当該誘導体については、開示も示唆もなされていない。
国際公開第2009/016219号 国際公開第2007/087906号 国際公開第2009/016220号 国際公開第2009/016218号 国際公開第2008/037789号 国際公開第2006/120224号 国際公開第2009/016221号
活性成分に対する耐性株の発達を回避するか又は抑制するために、新規殺有害生物剤化合物を使用することに関して、農業においては常に高い関心が持たれている。既知化合物と少なくとも同等の効力を維持しながら、同時に、使用する活性化合物の量を低減させるために、そのような既知化合物よりも活性が高い新規化合物を使用することに関しても、高い関心が持たれている。
本発明者らは、上記で記載した効果又は有利点を有している化合物の新規ファミリーを見いだした。
従って、本発明は、式(I)
Figure 0005824449
〔式中、
・ Yは、CR又はNを表し;
・ Tは、S又はOを表し;
・ X及びX(ここで、該X及びXは、同一であるか又は異なっていることが可能である)は、塩素原子又はフッ素原子を表し;
・ Zは、置換されていないシクロプロピル、若しくは、ハロゲン原子からなるリストの中で選択され得る同一であるか若しくは異なっていることが可能な2つ以下の原子若しくは基で置換されているシクロプロピル;シアノ;C−C−アルキル;又は、同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノアルキルを表し;
・ Z及びZ(ここで、該Z及びZは、同一であるか又は異なっていることが可能である)は、水素原子;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルキル;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルケニル;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルキニル;シアノ;イソニトリル;ニトロ;ハロゲン原子;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルコキシ;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルケニルオキシ;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルキニルオキシ;置換されているか若しくは置換されていないC−C−シクロアルキル;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルキルスルファニル;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルキルスルホニル;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルキルスルフィニル;アミノ;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルキルアミノ;置換されているか若しくは置換されていないジ−C−C−アルキルアミノ;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルコキシカルボニル;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルキルカルバモイル;置換されているか若しくは置換されていないジ−C−C−アルキルカルバモイル;又は、置換されているか若しくは置換されていないN−C−C−アルキル−C−C−アルコキシカルバモイルを表し;又は、
とRは、それらが結合している連続した炭素原子と一緒に、置換されているか又は置換されていない5員、6員又は7員の部分的に飽和している炭素環又はヘテロ環(ここで、該ヘテロ環は、3個以下のヘテロ原子を含んでいる)を形成し、及び、Zは、ここに記載されているとおりであり;又は、
とZは、それらが結合している炭素原子と一緒に、置換されているか又は置換されていないC−C−シクロアルキルを形成し;
・ R、R、R、R及びR(ここで、該R、R、R、R及びRは、同一であるか又は異なっていることが可能である)は、水素原子;ハロゲン原子;ニトロ;シアノ;イソニトリル;ヒドロキシル;スルファニル;アミノ;ペンタフルオロ−λ−スルファニル;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルキル;同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノアルキル;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルキルアミノ;置換されているか若しくは置換されていないジ−C−C−アルキルアミノ;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルコキシ;同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノアルコキシ;C−C−アルコキシ−C−C−アルキル;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルキルスルファニル;同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノアルキルスルファニル;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルケニル;同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノアルケニル;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルキニル;同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノアルキニル;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルケニルオキシ;同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノアルケニルオキシ;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルキニルオキシ;同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノアルキニルオキシ;置換されているか若しくは置換されていないC−C−シクロアルキル;同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノシクロアルキル;置換されているか若しくは置換されていないC−C−シクロアルキル−C−C−アルキル;置換されているか若しくは置換されていないC−C−シクロアルキル−C−C−アルケニル;置換されているか若しくは置換されていないC−C−シクロアルキル−C−C−アルキニル;置換されているか若しくは置換されていないC−C−シクロアルキル−C−C−シクロアルキル;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルキル−C−C−シクロアルキル;ホルミル;ホルミルオキシ;ホルミルアミノ;カルボキシ;カルバモイル;N−ヒドロキシカルバモイル;カルバメート;(ヒドロキシイミノ)−C−C−アルキル;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルキルカルボニル;同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノアルキルカルボニル;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルキルカルバモイル;置換されているか若しくは置換されていないジ−C−C−アルキルカルバモイル;N−(置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルキルオキシ)カルバモイル;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルコキシカルバモイル;N−(置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルキル)−(置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルコキシ)−カルバモイル;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルコキシカルボニル;同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノアルコキシカルボニル;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルキルアミノカルボニル;ジ−置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルキルアミノカルボニル;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルキルカルボニルオキシ;同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノアルキルカルボニルオキシ;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルキルカルボニルアミノ;同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノアルキルカルボニルアミノ;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルキルアミノカルボニルオキシ;置換されているか若しくは置換されていないジ−C−C−アルキルアミノカルボニルオキシ;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルキルオキシカルボニルオキシ;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルキルスルフィニル;同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノアルキルスルフィニル;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルキルスルホニル;同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノアルキルスルホニル;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルコキシイミノ;(C−C−アルコキシイミノ)−C−C−アルキル;置換されているか若しくは置換されていない(C−C−アルケニルオキシイミノ)−C−C−アルキル;(C−C−アルキニルオキシイミノ)−C−C−アルキル;(ベンジルオキシイミノ)−C−C−アルキル;トリ(置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルキル)シリル;トリ(置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルキル)シリル−C−C−アルキル;ベンジルオキシ(ここで、該ベンジルオキシは、5以下の基Qで置換され得る);ベンジルスルファニル(ここで、該ベンジルスルファニルは、5以下の基Qで置換され得る);ベンジルアミノ(ここで、該ベンジルアミノは、5以下の基Qで置換され得る);アリール(ここで、該アリールは、7以下の基Qで置換され得る);アリールオキシ(ここで、該アリールオキシは、7以下の基Qで置換され得る);アリールアミノ(ここで、該アリールアミノは、7以下の基Qで置換され得る);アリールスルファニル(ここで、該アリールスルファニルは、7以下の基Qで置換され得る);アリール−C−C−アルキル(ここで、該アリール−C−C−アルキルは、7以下の基Qで置換され得る);アリール−C−C−アルケニル(ここで、該アリール−C−C−アルケニルは、7以下の基Qで置換され得る);アリール−C−C−アルキニル(ここで、該アリール−C−C−アルキニルは、7以下の基Qで置換され得る);ピリジニル(ここで、該ピリジニルは、4以下の基Qで置換され得る);ピリジニルオキシ(ここで、該ピリジニルオキシは、4以下の基Qで置換され得る);アリール−C−C−シクロアルキル(ここで、該アリール−C−C−シクロアルキルは、7以下の基Qで置換され得る)を表し;又は、
2つの近接した置換基Rは、それらが結合している連続した炭素原子と一緒に、置換されているか又は置換されていない5員又は6員の飽和している炭素環又はヘテロ環(ここで、該ヘテロ環は、3個以下のヘテロ原子を含んでいる)を形成し、及び、残りの置換基Rは、ここに記載されているとおりであり;又は、
・ RとZは、それらが結合している連続した炭素原子と一緒に、置換されているか又は置換されていない5員、6員又は7員の部分的に飽和している炭素環又はヘテロ環(ここで、該ヘテロ環は、3個以下のヘテロ原子を含んでいる)を形成し、及び、R〜Rは、ここに記載されているとおりであり;
・ Q(ここで、該Qは、同一であるか又は異なっていることが可能である)は、ハロゲン原子;シアノ;ニトロ;C−C−アルキル;C−C−アルコキシ;C−C−アルキルスルファニル;同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノアルキル;同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノアルコキシ;トリ(C−C)アルキルシリル又はトリ(C−C)アルキルシリル−C−C−アルキルを表し;
但し、YがNを表し、及び、TがOを表し、及び、Zがシクロプロピル基を表し、及び、Rが塩素原子を表し、及び、Rがトリフルオロメチル基を表し、及び、R及びRが水素原子を表す場合、置換基Z又は置換基Zのうちの少なくとも一方は水素原子ではない〕
で表される誘導体、並びに、その塩、N−オキシド、金属錯体、半金属錯体及び光学活性異性体又は幾何異性体を提供する。
特に別途示されていない限り、本発明に従って置換される基又は置換基は、以下の基又は原子のうちの1つ以上で置換され得る:ハロゲン原子;ニトロ;ヒドロキシル;シアノ;イソニトリル;アミノ;チオ;ペンタフルオロ−λ−スルファニル基;ホルミル;ホルミルオキシ;ホルミルアミノ;カルバモイル;N−ヒドロキシカルバモイル;カルバメート;(ヒドロキシイミノ)−C−C−アルキル;C−C−アルキル;トリ(C−C−アルキル)シリル;C−C−シクロアルキル;1個〜5個のハロゲン原子を有しているC−C−ハロゲノアルキル;1個〜5個のハロゲン原子を有しているC−C−ハロゲノシクロアルキル;C−C−アルケニル;C−C−アルキニル;C−C−アルケニルオキシ;C−C−アルキニルオキシ;C−C−アルキルアミノ;ジ−C−C−アルキルアミノ;C−C−アルコキシ;1個〜5個のハロゲン原子を有しているC−C−ハロゲノアルコキシ;C−C−アルキルスルファニル;1個〜5個のハロゲン原子を有しているC−C−ハロゲノアルキルスルファニル;C−C−アルケニルオキシ;1個〜5個のハロゲン原子を有しているC−C−ハロゲノアルケニルオキシ;C−C−アルキニルオキシ;1個〜5個のハロゲン原子を有しているC−C−ハロゲノアルキニルオキシ;C−C−アルキルカルボニル;1個〜5個のハロゲン原子を有しているC−C−ハロゲノアルキルカルボニル;C−C−アルキルカルバモイル;ジ−C−C−アルキルカルバモイル;N−C−C−アルキルオキシカルバモイル;C−C−アルコキシカルバモイル;N−C−C−アルキル−C−C−アルコキシカルバモイル;C−C−アルコキシカルボニル;1個〜5個のハロゲン原子を有しているC−C−ハロゲノアルコキシカルボニル;C−C−アルキルカルボニルオキシ;1個〜5個のハロゲン原子を有しているC−C−ハロゲノアルキルカルボニルオキシ;C−C−アルキルカルボニルアミノ;1個〜5個のハロゲン原子を有しているC−C−ハロゲノアルキルカルボニルアミノ;C−C−アルキルアミノカルボニルオキシ;ジ−C−C−アルキルアミノカルボニルオキシ;C−C−アルキルオキシカルボニルオキシ;C−C−アルキルスルファニル;1個〜5個のハロゲン原子を有しているC−C−ハロゲノアルキルスルファニル;C−C−アルキルスルフィニル;1個〜5個のハロゲン原子を有しているC−C−ハロゲノアルキルスルフィニル;C−C−アルキルスルホニル;1個〜5個のハロゲン原子を有しているC−C−ハロゲノアルキルスルホニル;C−C−アルキルアミノスルファモイル;ジ−C−C−アルキルアミノスルファモイル;(C−C−アルコキシイミノ)−C−C−アルキル;(C−C−アルケニルオキシイミノ)−C−C−アルキル;(C−C−アルキニルオキシイミノ)−C−C−アルキル;2−オキソピロリジン−1−イル;(ベンジルオキシイミノ)−C−C−アルキル;C−C−アルコキシアルキル;1個〜5個のハロゲン原子を有しているC−C−ハロゲノアルコキシアルキル;ベンジルオキシ;ベンジルスルファニル;ベンジルアミノ;アリールオキシ;アリールスルファニル、又は、アリールアミノ。
本発明の化合物は、いずれも、その化合物内の立体単位(stereogenic unit)(IUPAC規則による定義のとおり)の数に応じて、1種類以上の立体異性体として存在し得る。かくして、本発明は、等しく、全ての立体異性体及び可能な全ての立体異性体の全ての比率における混合物に関する。当業者は、自体公知の方法により、立体異性体を分離させることができる。
本発明によれば、下記総称は、一般に、以下の意味で用いられる:
・ ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素を意味する;
・ ヘテロ原子は、窒素、酸素又は硫黄であることができる;
・ 任意のアルキル基、アルケニル基又はアルキニル基は、直鎖又は分枝鎖であることができる:
・ 用語「アリール」は、場合により置換されていてもよいフェニル又はナフチルを意味する;
・ 同一であるか又は異なっていることが可能な2つの置換基で置換されているアミノ基又は別の任意のアミノ含有基のアミノ部分の場合、その2つの置換基は、それらが結合している窒素原子と一緒に、ヘテロシクリル基、好ましくは、5〜7員のヘテロシクリル基(ここで、該ヘテロシクリル基は、置換されることが可能であり、又は、別のヘテロ原子を含んでいることが可能である)、例えば、モルホリノ基又はピペリジニル基などを形成することができる。
本発明による式(I)で表される好ましい化合物は、YがCRを表す式(I)の化合物である。
本発明による式(I)で表される好ましい別の化合物は、YがNを表す式(I)の化合物である。
本発明による式(I)で表される好ましい別の化合物は、TがOを表す式(I)の化合物である。
本発明による式(I)で表される好ましい別の化合物は、Xがフッ素原子を表す式(I)の化合物である。
本発明による式(I)で表される好ましい別の化合物は、Xがフッ素原子を表す式(I)の化合物である。
本発明による式(I)で表される好ましい別の化合物は、Zが置換されていないシクロプロピルを表す式(I)の化合物である。
本発明による式(I)で表される好ましい別の化合物は、Z及びZが独立して水素原子又はメチルを表す式(I)の化合物である。
本発明による式(I)で表されるさらに好ましい化合物は、Zが水素原子を表し及びZが水素原子又はメチルを表す式(I)の化合物である。
本発明による式(I)で表される好ましい別の化合物は、R、R、R、R及びR(ここで、該R、R、R、R及びRは、同一であるか又は異なっていることが可能である)が、水素原子;ハロゲン原子;置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルキル;同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノアルキル;置換されているか若しくは置換されていないC−C−シクロアルキル;トリ(C−C−アルキル)シリル;又は、置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルキルスルファニルを表す式(I)の化合物である。
本発明による式(I)で表されるさらに好ましい化合物は、Rが、ハロゲン原子;C−C−アルキル;同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノアルキル;C−C−シクロアルキル;トリ(C−C−アルキル)シリル又は同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノアルキルスルファニルを表す式(I)の化合物である。
本発明による式(I)で表されるさらに好ましい別の化合物は、R及びR(ここで、該R及びRは、同一であるか又は異なっていることが可能である)が、ハロゲン原子;C−C−アルキル;同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノアルキル;C−C−シクロアルキル;トリ(C−C−アルキル)シリル又は同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノアルキルスルファニルを表す式(I)の化合物である。
本発明による式(I)で表される化合物の置換基に関して上記で挙げた好ましい態様は、個別的に、部分的に又は全体的に、さまざまに組み合わせることができる。好ましい態様についてのそのような組合せは、かくして、本発明による化合物のサブクラスを提供する。本発明による好ましい化合物のそのようなサブクラスの例では、以下のものを組み合わせることができる:
・ Tの好ましい態様と、X、X、Y、Z〜Z及びR〜Rのうちの1つ以上の好ましい態様;
・ Xの好ましい態様と、T、X、Y、Z〜Z及びR〜Rのうちの1つ以上の好ましい態様;
・ Xの好ましい態様と、T、X、Y、Z〜Z及びR〜Rのうちの1つ以上の好ましい態様;
・ Yの好ましい態様と、T、X、X、Z〜Z及びR〜Rのうちの1つ以上の好ましい態様;
・ Zの好ましい態様と、T、X、X、Y、Z、Z及びR〜Rのうちの1つ以上の好ましい態様;
・ Zの好ましい態様と、T、X、X、Y、Z、Z及びR〜Rのうちの1つ以上の好ましい態様;
・ Zの好ましい態様と、T、X、X、Y、Z、Z及びR〜Rのうちの1つ以上の好ましい態様;
・ Rの好ましい態様と、T、X、X、Y、Z〜Z及びR〜Rのうちの1つ以上の好ましい態様;
・ Rの好ましい態様と、T、X、X、Y、Z〜Z、R及びR〜Rのうちの1つ以上の好ましい態様;
・ Rの好ましい態様と、T、X、X、Y、Z〜Z、R、R、R及びRのうちの1つ以上の好ましい態様;
・ Rの好ましい態様と、T、X、X、Y、Z〜Z、R〜R及びRのうちの1つ以上の好ましい態様;
・ Rの好ましい態様と、T、X、X、Y、Z〜Z及びR〜Rのうちの1つ以上の好ましい態様。
本発明による化合物の置換基の好ましい態様についての上記組合せにおいて、当該好ましい態様を、T、X、X、Y、Z〜Z及びR〜Rのそれぞれのさらに好ましい態様の中で選択して、本発明による化合物の最も好ましいサブクラスを構成させることもできる。
本発明は、さらにまた、式(I)で表される化合物を調製する方法にも関する。かくして、本発明のさらなる態様により、本明細書中で定義されている式(Ia)〔該式に関して、Tは、酸素原子を表す〕で表される化合物を調製するための調製方法P1が提供され、これは、下記反応スキームによって例証される:
Figure 0005824449
ここで、Z、Z、Z、R、R、R、R、Y及びXは、本明細書中で定義されているとおりである。
5−クロロ−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルバルデヒドは、WO−2004/014138(参照実施例35)から知られている。
式で表されているN−シクロプロピルアミン類は、知られている(WO−2008/037789、WO−2007/087906、WO−2006/120224、及び、WO−2009/016218)か、又は、既知方法で調製することができる。
調製方法P1の段階1及び段階13は、酸化剤の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、実施する。
調製方法P1の段階2及び段階9は、酸ハロゲン化物の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、実施する。
調製方法P1の段階4、段階7及び段階10は、酸結合剤の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、実施する。
調製方法P1の段階3及び段階8は、縮合剤の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、実施する。
調製方法P1の段階5及び段階12は、フッ素化剤の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、実施する。
調製方法P1の段階11は、塩素化剤及びルイス酸の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、実施する。
本発明のさらなる態様により、本明細書中で定義されている式(Ia)〔該式に関して、Tは、酸素原子を表す〕で表される化合物を調製するための調製方法P2が提供され、これは、下記反応スキームによって例証される:
Figure 0005824449
ここで、
、Z、Z、Y、R、R、R、R、X及びXは、本明細書中で定義されているとおりであり;
は、ハロゲン原子又はヒドロキシルを表し;
は、ハロゲン又は脱離基(例えば、トシラート基、メシラート基又はトリフラート基)を表す。
式(IIh)で表されるピラゾール誘導体は、調製方法P1に準じて調製することができる。
式(IV)で表されるN−シクロプロピルアミン類及び式(V)で表されるメチレン誘導体は、既知であるか、又は、既知方法で調製することができる。
調製方法P2の段階1は、酸結合剤又は縮合剤の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、実施する。
調製方法P2の段階2は、溶媒の存在下、及び、適切な場合には酸結合剤の存在下で、実施する。
本発明のさらなる態様により、本明細書中で定義されている式(Ib)〔該式に関して、Tは、硫黄原子を表す〕で表される化合物を調製するための調製方法P3が提供され、これは、下記反応スキームによって例証される:
Figure 0005824449
ここで、Z、Z、Z、Y、R、R、R、R、X及びXは、本明細書中で定義されているとおりである。
調製方法P3の段階1は、チオン化剤(thionating agent)の存在下、及び、適切な場合には酸結合剤の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、実施する。
本発明による調製方法P1の段階1又は段階13を実施するのに適した酸化剤は、何れの場合にも、そのような反応に関して慣習的な全ての無機酸化剤及び有機酸化剤である。以下のものを使用するのが好ましい:過マンガン酸ベンジルトリエチルアンモニウム;臭素;フッ素;m−クロロ過安息香酸;クロム酸;酸化クロム(VI);過酸化水素;過酸化水素−三フッ化ホウ素;過酸化水素−尿素;2−ヒドロキシペルオキシヘキサフルオロ−2−プロパノール;ヨウ素;酸素−白金触媒、過安息香酸;硝酸ペルオキシアセチル;過マンガン酸カリウム;ルテニウム酸カリウム;二クロム酸ピリジニウム;酸化ルテニウム(VIII);酸化銀(I);酸化銀(II);亜硝酸銀;亜塩素酸ナトリウム;次亜塩素酸ナトリウム;2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−オキシル。
本発明による調製方法P1の段階2及び段階9を実施するのに適した酸ハロゲン化物は、何れの場合にも、そのような反応に関して慣習的な全ての有機酸ハロゲン化物又は無機酸ハロゲン化物である。以下のものを使用するのが好ましい:特に、ホスゲン、三塩化リン、五塩化リン、三塩化リン酸化物(phosphorous trichloride oxide);塩化チオニル;又は、四塩化炭素−トリフェニルホスフィン。
本発明による調製方法P1の段階4、段階7及び段階10並びに本発明による調製方法P2の段階1及び段階2並びに本発明による調製方法P3を実施するのに適した酸結合剤は、何れの場合にも、そのような反応に関して慣習的な全ての無機塩基及び有機塩基である。以下のものを使用するのが好ましい:アルカリ土類金属、アルカリ金属水素化物、アルカリ金属水酸化物、又は、アルカリ金属アルコキシド、例えば、水酸化ナトリウム、水素化ナトリウム、水酸化カルシウム、水酸化カリウム、カリウムtert−ブトキシド、又は、別の水酸化アンモニウム、アルカリ金属炭酸塩、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、アルカリ金属若しくはアルカリ土類金属の酢酸塩、例えば、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸カルシウム、及び、さらに、第三級アミン、例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、ジ−イソプロピル−エチルアミン、ピリジン、メチルエチルピリジン、メチルイミダゾール、N−メチルピペリジン、N,N−ジメチルアミノピリジン、ジアザビシクロオクタン(DABCO)、ジアザビシクロノネン(DBN)、又は、ジアザビシクロウンデセン(DBU)。酸結合剤の非存在下で実施することも可能であるか、又は、過剰量の当該アミン成分を用いてそのアミン成分を同時に酸結合剤として作用させることも可能である。
本発明による調製方法P1の段階3及び段階8並びに本発明による調製方法P2の段階1を実施するのに適した縮合剤は、何れの場合にも、そのような反応に関して慣習的な全ての縮合剤である。以下のものを使用するのが好ましい:カルボジイミド類、例えば、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、又は、別の慣習的な縮合剤、例えば、五酸化リン、ポリリン酸、N,N’−カルボニルジイミダゾール、2−エトキシ−N−エトキシカルボニル−1,2−ジヒドロキノリン(EEDQ)、トリフェニルホスフィン/テトラクロロ−メタン若しくはブロモ−トリピロリジノホスホニウム−ヘキサフルオロホスフェート。
本発明による調製方法P1の段階5又は段階12を実施するのに適したフッ素化剤は、何れの場合にも、そのような反応に関して慣習的な全てのフッ素化剤である。以下のものを使用するのが好ましい:フッ化セシウム;フッ化カリウム;フッ化カリウム−フッ化カルシウム;テトラブチルアンモニウムフルオリド。
本発明による調製方法P1の段階11を実施するのに適した塩素化剤は、何れの場合にも、そのような反応に関して慣習的な全ての塩素化剤である(WO−2007/062776)。以下のものを使用するのが好ましい:テトラクロロシラン/三塩化アルミニウム、三塩化アルミニウム。
本発明による調製方法P3を実施するのに適したチオン化剤は、硫黄(S)、メルカプト酸(sulfhydric acid)(HS)、硫化ナトリウム(NaS)、水硫化ナトリウム(NaHS)、三硫化ホウ素(B)、ビス(ジエチルアルミニウム)スルフィド((AlEtS)、硫化アンモニウム((NHS)、五硫化リン(phosphorous pentasulfide)(P)、ローソン試薬(2,4−ビス(4−メトキシフェニル)−1,2,3,4−ジチアジホスフェタン−2,4−ジスルフィド)又はポリマー担持チオン化試薬(例えば、「J. Chem. Soc. Perkin 1, (2001), 358」に記載されているポリマー担持チオン化試薬)であり得る。
本発明による調製方法P1の段階1〜段階13並びに本発明による調製方法P2の段階1及び段階2並びに本発明による調製方法P3を実施するのに適した溶媒は、何れの場合にも、全ての慣習的な不活性有機溶媒である。以下のものを使用するのが好ましい:場合によりハロゲン化されていてもよい脂肪族、脂環式又は芳香族の炭化水素類、例えば、石油エーテル、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン又はデカリン;クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン又はトリクロロエタン;エーテル類、例えば、ジエチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチルt−ブチルエーテル、メチルt−アミルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン又はアニソール;ニトリル類、例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、n−ブチロニトリル、i−ブチロニトリル又はベンゾニトリル;アミド類、例えば、N、N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルピロリドン又はヘキサメチルリン酸トリアミド;エステル類、例えば、酢酸メチル又は酢酸エチル;スルホキシド類、例えば、ジメチルスルホキシド;又は、スルホン類、例えば、スルホラン。
本発明による調製方法P1の段階1〜段階13並びに本発明による調製方法P2の段階1及び段階2を実施する場合、その反応温度は、独立して、比較的広い範囲内で変えることができる。一般に、本発明による調製方法は、0℃〜160℃の温度、好ましくは、10℃〜120℃の温度で実施する。本発明による調製方法について温度を制御する方法では、マイクロ波技術を使用する。
本発明による調製方法P1の段階1〜段階13並びに本発明による調製方法P2の段階1及び段階2は、一般に、独立して、大気圧下で実施する。しかしながら、何れの場合にも、高圧下又は減圧下で実施することも可能である。
本発明による調製方法P1の段階1又は段階13を実施する場合、式(IIa)又は式(IIg)で表されるアルデヒドの1モル当たり、一般に、1モル又は過剰量の酸化剤を使用する。当該反応成分を別の比率で使用することも可能である。
本発明による調製方法P1の段階2及び段階9を実施する場合、式(IIb)又は式(IIe)で表される酸の1モル当たり、一般に、1モル又は過剰量の酸ハロゲン化物を使用する。当該反応成分を別の比率で使用することも可能である。
本発明による調製方法P1の段階4、段階7及び段階10並びに本発明による調製方法P2の段階1及び段階2を実施する場合、式(IIc)、式(IId)又は式(IIf)で表される酸ハロゲン化物の1モル当たり、一般に、1モル又は過剰量の酸結合剤を使用する。当該反応成分を別の比率で使用することも可能である。
本発明による調製方法P3を実施する場合、化合物(Ia)の1モル当たり、一般に、1モル又は過剰量の酸結合剤を使用する。当該反応成分を別の比率で使用することも可能である。
本発明による調製方法P1の段階3及び段階8並びに本発明による調製方法P2の段階1を実施する場合、式(IIb)及び式(IIe)で表される酸の1モル当たり、一般に、1モル又は過剰量の縮合剤を使用する。当該反応成分を別の比率で使用することも可能である。
本発明による調製方法P1の段階5又は段階12を実施する場合、式(IIa)又は式(IIc)で表される塩素化化合物の1モル当たり、一般に、2モル又は過剰量のフッ素化剤を使用する。当該反応成分を別の比率で使用することも可能である。
本発明による調製方法P1の段階11を実施する場合、式(IId)で表される酸フッ化物の1モル当たり、一般に、0.2−0.3モルの塩素化剤を使用する。当該反応成分を別の比率で使用することも可能である。
後処理は、慣習的な方法で実施する。一般に、当該反応混合物を水で処理し、その有機相を分離し、脱水後、減圧下に濃縮する。適切な場合には、残った残渣から、依然として存在している可能性のある不純物を、クロマトグラフィー、再結晶又は蒸留などの慣習的な方法によって除去することができる。
本発明の化合物は、上記調製方法に準じて調製することができる。それにもかかわらず、当業者が、自分の一般的な知識及び利用可能な刊行物に基づいて、合成することが望まれる本発明化合物のそれぞれの特性に応じて該調製方法を適合させることができるということは理解されるであろう。
さらなる態様において、本発明は、本発明による調製方法のための中間体化合物又は中間体物質として有用な式(II)で表される化合物にも関する。
かくして、本発明は、以下の化合物を提供する:
・ 式(IIb)
Figure 0005824449
〔式中、Xは、塩素原子又はフッ素原子(好ましくは、フッ素原子)を表す〕
で表される化合物;
・ 式(IIc’)
Figure 0005824449
〔式中、Xは、塩素原子又はフッ素原子(好ましくは、フッ素原子)を表し;及び、Wは、ハロゲン原子(好ましくは、塩素原子)を表す〕
で表される化合物;
式(IIf)
Figure 0005824449
〔式中、Xは、塩素原子又はフッ素原子(好ましくは、フッ素原子)を表す〕
で表される化合物;
・ 式(IIe)
Figure 0005824449
〔式中、Xは、塩素原子又はフッ素原子(好ましくは、フッ素原子)を表す〕
で表される化合物;
式(IId)
Figure 0005824449
〔式中、Xは、塩素原子又はフッ素原子(好ましくは、フッ素原子)を表す〕
で表される化合物;
・ 式(IIg)
Figure 0005824449
〔式中、Xは、塩素原子又はフッ素原子(好ましくは、フッ素原子)を表す〕
で表される化合物。
さらなる態様において、本発明は、有効で及び植物に対して毒性を示さない量の式(I)で表される活性化合物を含んでいる組成物(特に、殺菌剤組成物)にも関する。
「有効で及び植物に対して毒性を示さない量」という表現は、作物の表面上又は周囲に存在しているか又はおそらく出現するであろう菌類及び/又は昆虫類及び/又は線虫類及び/又は雑草を防除又は駆除するのに充分で、及び、該作物について植物毒性の感知可能などのような症状も引き起こすことのない、本発明組成物の量を意味する。そのような量は、防除対象の標的(特に、菌類)、作物の種類、気候条件、及び、本発明の組成物に含まれている化合物に応じて、広い範囲で変動し得る。そのような量は、当業者が実行可能な範囲内にある体系的な圃場試験により決定することが可能である。
かくして、本発明により、活性成分としての有効量の本明細書中で定義されている式(I)で表される化合物及び農業上許容される支持体、担体又は増量剤を含んでいる組成物(特に、殺菌剤組成物)が提供される。
本発明によれば、用語「支持体(support)」は、式(I)の活性化合物と組み合わせて又は関連させて、特に植物の一部分に対して、より容易に施用できるようにする、天然又は合成の有機化合物又は無機化合物を意味する。このような支持体は、従って、一般に不活性であり、また、農業上許容されるものであるべきである。支持体は、固体であることができるし、又は、液体であることもできる。適切な支持体の例としては、クレー、天然又は合成のシリケート、シリカ、樹脂、蝋、固形肥料、水、アルコール(特に、ブタノール)、有機溶媒、鉱油及び植物油、並びに、それらの誘導体などを挙げることができる。このような支持体の混合物を使用することもできる。
本発明の組成物には、さらにまた、付加的な成分も含有させることができる。特に、該組成物には、さらに、界面活性剤を含有させることができる。該界面活性剤は、イオン性若しくは非イオン性のタイプの乳化剤、分散剤若しくは湿潤剤であることが可能であるか、又は、そのような界面活性剤の混合物であることが可能である。例えば、以下のものを挙げることができる:ポリアクリル酸塩、リグノスルホン酸塩、フェノールスルホン酸塩若しくはナフタレンスルホン酸塩、エチレンオキシドと脂肪アルコールの重縮合物若しくはエチレンオキシドと脂肪酸の重縮合物若しくはエチレンオキシドと脂肪アミンの重縮合物、置換されているフェノール(特に、アルキルフェノール又はアリールフェノール)、スルホコハク酸エステルの塩、タウリン誘導体(特に、アルキルタウレート)、ポリオキシエチル化アルコールのリン酸エステル若しくはポリオキシエチル化フェノールのリン酸エステル、ポリオールの脂肪酸エステル、並びに、硫酸官能基、スルホン酸官能基及びリン酸官能基を含んでいる上記化合物の誘導体。該活性化合物及び/又は該不活性支持体が水不溶性である場合、並びに、施用のための媒介物(vector agent)が水である場合、一般に、少なくとも1種類の界面活性剤を存在させることが必要である。好ましくは、界面活性剤の含有量は、該組成物の5重量%〜40重量%であり得る。
場合により、さらなる成分、例えば、保護コロイド、粘着剤、増粘剤、揺変剤、浸透剤、安定化剤、金属イオン封鎖剤などを含ませることもできる。さらに一般的には、該活性化合物は、通常の製剤技術に従う固体又は液体の任意の添加剤と組み合わせることが可能である。
一般に、本発明の組成物には、0.05〜99重量%の活性化合物、好ましくは、10〜70重量%の活性化合物を含有させることができる。
本発明の組成物は、エーロゾルディスペンサー、カプセル懸濁液剤、冷煙霧濃厚剤(cold fogging concentrate)、散粉性粉剤、乳剤、水中油型エマルション剤、油中水型エマルション剤、カプセル化粒剤、細粒剤、種子処理用フロアブル剤、ガス剤(加圧下)、ガス生成剤(gas generating product)、粒剤、温煙霧濃厚剤(hot fogging concentrate)、大型粒剤、微粒剤、油分散性粉剤、油混和性フロアブル剤、油混和性液剤、ペースト剤、植物用棒状剤(plant rodlet)、乾燥種子処理用粉剤、農薬粉衣種子、可溶性濃厚剤(soluble concentrate)、可溶性粉剤、種子処理用溶液剤、懸濁製剤(フロアブル剤)、微量散布用液剤(ultra low volume (ULV) liquid)、微量散布用懸濁液剤(ultra low volume (ULV) suspension)、顆粒水和剤、水分散性錠剤、スラリー処理用水和剤、水溶性顆粒剤、水溶性錠剤、種子処理用水溶性粉剤及び水和剤などのような、さまざまな形態で使用することが可能である。これらの組成物には、処理対象の植物又は種子に対して噴霧装置又は散粉装置のような適切な装置を用いて施用される状態にある組成物のみではなく、作物に対して施用する前に希釈することが必要な商業的な濃厚組成物も包含される。
本発明の化合物は、さらにまた、1種類以上の殺虫剤、殺菌剤、殺細菌剤、誘引剤、殺ダニ剤若しくはフェロモン活性物質、又は、生物学的活性を有する別の化合物と混合することもできる。そのようにして得られた混合物は、通常、拡大された活性スペクトルを有する。別の殺菌剤化合物との混合物が特に有利である。
適切な混合相手殺菌剤の例は、下記リストの中で選択することができる:
(1) エルゴステロール生合成の阻害薬、例えば、(1.1)アルジモルフ(1704−28−5)、(1.2)アザコナゾール(60207−31−0)、(1.3)ビテルタノール(55179−31−2)、(1.4)ブロムコナゾール(116255−48−2)、(1.5)シプロコナゾール(113096−99−4)、(1.6)ジクロブトラゾール(75736−33−3)、(1.7)ジフェノコナゾール(119446−68−3)、(1.8)ジニコナゾール(83657−24−3)、(1.9)ジニコナゾール−M(83657−18−5)、(1.10)ドデモルフ(1593−77−7)、(1.11)酢酸ドデモルフ(31717−87−0)、(1.12)エポキシコナゾール(106325−08−0)、(1.13)エタコナゾール(60207−93−4)、(1.14)フェナリモール(60168−88−9)、(1.15)フェンブコナゾール(114369−43−6)、(1.16)フェンヘキサミド(126833−17−8)、(1.17)フェンプロピジン(67306−00−7)、(1.18)フェンプロピモルフ(67306−03−0)、(1.19)フルキンコナゾール(136426−54−5)、(1.20)フルルプリミドール(56425−91−3)、(1.21)フルシラゾール(85509−19−9)、(1.22)フルトリアホール(76674−21−0)、(1.23)フルコナゾール(112839−33−5)、(1.24)フルコナゾール−シス(112839−32−4)、(1.25)ヘキサコナゾール(79983−71−4)、(1.26)イマザリル(60534−80−7)、(1.27)硫酸イマザリル(58594−72−2)、(1.28)イミベンコナゾール(86598−92−7)、(1.29)イプコナゾール(125225−28−7)、(1.30)メトコナゾール(125116−23−6)、(1.31)ミクロブタニル(88671−89−0)、(1.32)ナフチフィン(65472−88−0)、(1.33)ヌアリモール(63284−71−9)、(1.34)オキシポコナゾール(174212−12−5)、(1.35)パクロブトラゾール(76738−62−0)、(1.36)ペフラゾエート(101903−30−4)、(1.37)ペンコナゾール(66246−88−6)、(1.38)ピペラリン(3478−94−2)、(1.39)プロクロラズ(67747−09−5)、(1.40)プロピコナゾール(60207−90−1)、(1.41)プロチオコナゾール(178928−70−6)、(1.42)ピリブチカルブ(88678−67−5)、(1.43)ピリフェノックス(88283−41−4)、(1.44)キンコナゾール(103970−75−8)、(1.45)シメコナゾール(149508−90−7)、(1.46)スピロキサミン(118134−30−8)、(1.47)テブコナゾール(107534−96−3)、(1.48)テルビナフィン(91161−71−6)、(1.49)テトラコナゾール(112281−77−3)、(1.50)トリアジメホン(43121−43−3)、(1.51)トリアジメノール(89482−17−7)、(1.52)トリデモルフ(81412−43−3)、(1.53)トリフルミゾール(68694−11−1)、(1.54)トリホリン(26644−46−2)、(1.55)トリチコナゾール(131983−72−7)、(1.56)ウニコナゾール(83657−22−1)、(1.57)ウニコナゾール−p(83657−17−4)、(1.58)ビニコナゾール(77174−66−4)、(1.59)ボリコナゾール(137234−62−9)、(1.60)1−(4−クロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)シクロヘプタノール(129586−32−9)、(1.61)1−(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−1H−イミダゾール−5−カルボン酸メチル(111323−95−0)、(1.62)N’−{5−(ジフルオロメチル)−2−メチル−4−[3−(トリメチルシリル)プロポキシ]フェニル}−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、(1.63)N−エチル−N−メチル−N’−{2−メチル−5−(トリフルオロメチル)−4−[3−(トリメチルシリル)プロポキシ]フェニル}イミドホルムアミド、及び、(1.64)O−[1−(4−メトキシフェノキシ)−3,3−ジメチルブタン−2−イル] 1H−イミダゾール−1−カルボチオエート(111226−71−2);
(2) 複合体I又はIIにおける呼吸鎖の阻害薬、例えば、(2.1)ビキサフェン(581809−46−03)、(2.2)ボスカリド(188425−85−6)、(2.3)カルボキシン(5234−68−4)、(2.4)ジフルメトリム(130339−07−0)、(2.5)フェンフラム(24691−80−3)、(2.6)フルオピラム(658066−35−4)、(2.7)フルトラニル(66332−96−5)、(2.8)フラメトピル(123572−88−3)、(2.9)フルメシクロックス(60568−05−0)、(2.10)イソピラザム(シン−エピマー性ラセミ化合物(1RS,4SR,9RS)とアンチ−エピマー性ラセミ化合物(1RS,4SR,9SR)の混合物)(881685−58−1)、(2.11)イソピラザム(アンチ−エピマー性ラセミ化合物 1RS、4SR、9SR)、(2.12)イソピラザム(アンチ−エピマー性エナンチオマー 1R,4S,9S)、(2.13)イソピラザム(アンチ−エピマー性エナンチオマー 1S,4R,9R)、(2.14)イソピラザム(シン−エピマー性ラセミ化合物 1RS,4SR,9RS)、(2.15)イソピラザム(シン−エピマー性エナンチオマー 1R,4S,9R)、(2.16)イソピラザム(シン−エピマー性エナンチオマー 1S,4R,9S)、(2.17)メプロニル(55814−41−0)、(2.18)オキシカルボキシン(5259−88−1)、(2.19)ペンフルフェン(494793−67−8)、(2.20)ペンチオピラド(183675−82−3)、(2.21)セダキサン(874967−67−6)、(2.22)チフルザミド(130000−40−7)、(2.23)1−メチル−N−[2−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル]−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.24)フルキサピロキサド(fluxapyroxad)(907204−31−3)、(2.25)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[2−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.26)3−(ジフルオロメチル)−N−[4−フルオロ−2−(1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロポキシ)フェニル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.27)N−[1−(2,4−ジクロロフェニル)−1−メトキシプロパン−2−イル]−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、及び、それらの塩;
(3) 複合体IIIにおける呼吸鎖の阻害薬、例えば、(3.1)アミスルブロム(348635−87−0)、(3.2)アゾキシストロビン(131860−33−8)、(3.3)シアゾファミド(120116−88−3)、(3.4)ジモキシストロビン(141600−52−4)、(3.5)エネストロブリン(enestroburin)(238410−11−2)(WO 2004/058723から既知)、(3.6)ファモキサドン(131807−57−3)(WO 2004/058723から既知)、(3.7)フェンアミドン(161326−34−7)(WO 2004/058723から既知)、(3.8)フルオキサストロビン(361377−29−9)(WO 2004/058723から既知)、(3.9)クレソキシム−メチル(143390−89−0)(WO 2004/058723から既知)、(3.10)メトミノストロビン(133408−50−1)(WO 2004/058723から既知)、(3.11)オリサストロビン(189892−69−1)(WO 2004/058723から既知)、(3.12)ピコキシストロビン(117428−22−5)(WO 2004/058723から既知)、(3.13)ピラクロストロビン(175013−18−0)(WO 2004/058723から既知)、(3.14)ピラメトストリビン(pyrametostrobin)(915410−70−7)(WO 2004/058723から既知)、(3.15)ピラオキシストロビン(pyraoxystrobin)(862588−11−2)(WO 2004/058723から既知)、(3.16)ピリベンカルブ(799247−52−2)(WO 2004/058723から既知)、(3.17)トリフロキシストロビン(141517−21−7)(WO 2004/058723から既知)、(3.18)(2E)−2−(2−{[6−(3−クロロ−2−メチルフェノキシ)−5−フルオロピリミジン−4−イル]オキシ}フェニル)−2−(メトキシイミノ)−N−メチルエタンアミド(WO 2004/058723から既知)、(3.19)(2E)−2−(メトキシイミノ)−N−メチル−2−(2−{[({(1E)−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチリデン}アミノ)オキシ]メチル}フェニル)エタンアミド(WO 2004/058723から既知)及びその塩、(3.20)(2E)−2−(メトキシイミノ)−N−メチル−2−{2−[(E)−({1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}イミノ)メチル]フェニル}エタンアミド(158169−73−4)、(3.21)(2E)−2−{2−[({[(1E)−1−(3−{[(E)−1−フルオロ−2−フェニルエテニル]オキシ}フェニル)エチリデン]アミノ}オキシ)メチル]フェニル}−2−(メトキシイミノ)−N−メチルエタンアミド(326896−28−0)、(3.22)(2E)−2−{2−[({[(2E,3E)−4−(2,6−ジクロロフェニル)ブタ−3−エン−2−イリデン]アミノ}オキシ)メチル]フェニル}−2−(メトキシイミノ)−N−メチルエタンアミド、(3.23)2−クロロ−N−(1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−3−カルボキサミド(119899−14−8)、(3.24)5−メトキシ−2−メチル−4−(2−{[({(1E)−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチリデン}アミノ)オキシ]メチル}フェニル)−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン、(3.25)(2E)−2−{2−[({シクロプロピル[(4−メトキシフェニル)イミノ]メチル}スルファニル)メチル]フェニル}−3−メトキシプロパ−2−エン酸メチル(149601−03−6)、(3.26)N−(3−エチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシル)−3−(ホルミルアミノ)−2−ヒドロキシルベンズアミド(226551−21−9)、(3.27)2−{2−[(2,5−ジメチルフェノキシ)メチル]フェニル}−2−メトキシ−N−メチルアセトアミド(173662−97−0)、(3.28)(2R)−2−{2−[(2,5−ジメチルフェノキシ)メチル]フェニル}−2−メトキシ−N−メチルアセトアミド(394657−24−0)、及び、それらの塩;
(4) 有糸分裂及び細胞分裂の阻害薬、例えば、(4.1)ベノミル(17804−35−2)、(4.2)カルベンダジム(10605−21−7)、(4.3)クロルフェナゾール(3574−96−7)、(4.4)ジエトフェンカルブ(87130−20−9)、(4.5)エタボキサム(162650−77−3)、(4.6)フルオピコリド(239110−15−7)、(4.7)フベリダゾール(3878−19−1)、(4.8)ペンシクロン(66063−05−6)、(4.9)チアベンダゾール(148−79−8)、(4.10)チオファネート−メチル(23564−05−8)、(4.11)チオファネート(23564−06−9)、(4.12)ゾキサミド(156052−68−5)、(4.13)5−クロロ−7−(4−メチルピペリジン−1−イル)−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(214706−53−3)、及び、(4.14)3−クロロ−5−(6−クロロピリジン−3−イル)−6−メチル−4−(2,4,6−トリフルオロフェニル)ピリダジン(1002756−87−7)、及び、それらの塩;
(5) 多部位に作用し得る化合物、例えば、(5.1)ボルドー液(8011−63−0)、(5.2)カプタホール(2425−06−1)、(5.3)キャプタン(133−06−2)(WO 02/12172から既知)、(5.4)クロロタロニル(1897−45−6)、(5.5)水酸化銅(20427−59−2)、(5.6)ナフテン酸銅(1338−02−9)、(5.7)酸化銅(1317−39−1)、(5.8)塩基性塩化銅(1332−40−7)、(5.9)硫酸銅(2+)(7758−98−7)、(5.10)ジクロフルアニド(1085−98−9)、(5.11)ジチアノン(3347−22−6)、(5.12)ドジン(2439−10−3)、(5.13)ドジン遊離塩基、(5.14)ファーバム(14484−64−1)、(5.15)フルオロホルペット(719−96−0)、(5.16)ホルペット(133−07−3)、(5.17)グアザチン(108173−90−6)、(5.18)酢酸グアザチン、(5.19)イミノクタジン(13516−27−3)、(5.20)イミノクタジンアルベシル酸塩(169202−06−6)、(5.21)イミノクタジン三酢酸塩(57520−17−9)、(5.22)マンカッパー(53988−93−5)、(5.23)マンゼブ(2234562)、(5.24)マンネブ(12427−38−2)、(5.25)メチラム(9006−42−2)、(5.26)メチラム亜鉛(metiram zinc)(9006−42−2)、(5.27)オキシン銅(10380−28−6)、(5.28)プロパミジン(propamidine)(104−32−5)、(5.29)プロピネブ(12071−83−9)、(5.30)硫黄及び硫黄剤、例えば、多硫化カルシウム(7704−34−9)、(5.31)チウラム(137−26−8)、(5.32)トリルフルアニド(731−27−1)、(5.33)ジネブ(12122−67−7)、(5.34)ジラム(137−30−4)、及び、それらの塩;
(6) 宿主の防御を誘発し得る化合物、例えば、(6.1)アシベンゾラル−S−メチル(135158−54−2)、(6.2)イソチアニル(224049−04−1)、(6.3)プロベナゾール(27605−76−1)、及び、(6.4)チアジニル(223580−51−6);
(7) アミノ酸及び/又はタンパク質の生合成の阻害薬、例えば、(7.1)アンドプリム(andoprim)(23951−85−1)、(7.2)ブラストサイジン−S(2079−00−7)、(7.3)シプロジニル(121552−61−2)、(7.4)カスガマイシン(6980−18−3)、(7.5)カスガマイシン塩酸塩水和物(19408−46−9)、(7.6)メパニピリム(110235−47−7)、及び、(7.7)ピリメタニル(53112−28−0);
(8) ATP産生の阻害薬、例えば、(8.1)酢酸トリフェニルスズ(900−95−8)、(8.2)塩化トリフェニルスズ(639−58−7)、(8.3)水酸化トリフェニルスズ(76−87−9)、及び、(8.4)シルチオファム(175217−20−6);
(9) 細胞壁合成の阻害薬、例えば、(9.1)ベンチアバリカルブ(177406−68−7)、(9.2)ジメトモルフ(110488−70−5)、(9.3)フルモルフ(211867−47−9)、(9.4)イプロバリカルブ(140923−17−7)、(9.5)マンジプロパミド(374726−62−2)、(9.6)ポリオキシン(11113−80−7)、(9.7)ポリオキソリム(22976−86−9)、(9.8)バリダマイシンA(37248−47−8)、及び(9.9)バリフェナレート(283159−94−4;283159−90−0);
(10) 脂質及び膜の合成の阻害薬、例えば、(10.1)ビフェニル(92−52−4)、(10.2)クロロネブ(2675−77−6)、(10.3)ジクロラン(99−30−9)、(10.4)エジフェンホス(17109−49−8)、(10.5)エトリジアゾール(2593−15−9)、(10.6)ヨードカルブ(iodocarb)(55406−53−6)、(10.7)イプロベンホス(26087−47−8)、(10.8)イソプロチオラン(50512−35−1)、(10.9)プロパモカルブ(25606−41−1)、(10.10)プロパモカルブ塩酸塩(25606−41−1)、(10.11)プロチオカルブ(19622−08−3)、(10.12)ピラゾホス(13457−18−6)、(10.13)キントゼン(82−68−8)、(10.14)テクナゼン(117−18−0)、及び、(10.15)トルクロホス−メチル(57018−04−9);
(11) メラニン生合成の阻害薬、例えば、(11.1)カルプロパミド(104030−54−8)、(11.2)ジクロシメット(139920−32−4)、(11.3)フェノキサニル(115852−48−7)、(11.4)フタリド(27355−22−2)、(11.5)ピロキロン(57369−32−1)、及び、(11.6)トリシクラゾール(41814−78−2);
(12) 核酸合成の阻害薬、例えば、(12.1)ベナラキシル(71626−11−4)、(12.2)ベナラキシル−M(キララキシル)(98243−83−5)、(12.3)ブピリメート(41483−43−6)、(12.4)クロジラコン(67932−85−8)、(12.5)ジメチリモール(5221−53−4)、(12.6)エチリモール(23947−60−6)、(12.7)フララキシル(57646−30−7)、(12.8)ヒメキサゾール(10004−44−1)、(12.9)メタラキシル(57837−19−1)、(12.10)メタラキシル−M(メフェノキサム)(70630−17−0)、(12.11)オフラセ(58810−48−3)、(12.12)オキサジキシル(77732−09−3)、及び、(12.13)オキソリン酸(14698−29−4);
(13) シグナル伝達の阻害薬、例えば、(13.1)クロゾリネート(84332−86−5)、(13.2)フェンピクロニル(74738−17−3)、(13.3)フルジオキソニル(131341−86−1)、(13.4)イプロジオン(36734−19−7)、(13.5)プロシミドン(32809−16−8)、(13.6)キノキシフェン(124495−18−7)、及び、(13.7)ビンクロゾリン(50471−44−8);
(14) 脱共役剤として作用し得る化合物、例えば、(14.1)ビナパクリル(485−31−4)、(14.2)ジノカップ(131−72−6)、(14.3)フェリムゾン(89269−64−7)、(14.4)フルアジナム(79622−59−6)、及び、(14.5)メプチルジノカップ(131−72−6);
(15) さらなる化合物、例えば、(15.1)1−(4−{4−[(5R)−5−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン、(15.2)1−(4−メトキシフェノキシ)−3,3−ジメチルブタン−2−イル 1H−イミダゾール−1−カルボキシレート(111227−17−9)、(15.3)2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルホニル)ピリジン(13108−52−6)、(15.4)2,3−ジブチル−6−クロロチエノ[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン(221451−58−7)、(15.5)2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[(5R)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタノン、(15.6)2−ブトキシ−6−ヨード−3−プロピル−4H−クロメン−4−オン、(15.7)2−フェニルフェノール及び塩(90−43−7)、(15.8)3,4,5−トリクロロピリジン−2,6−ジカルボニトリル(17824−85−0)、(15.9)3−[5−(4−クロロフェニル)−2,3−ジメチル−1,2−オキサゾリジン−3−イル]ピリジン、(15.10)3−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−4−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−メチルピリダジン、(15.11)4−(4−クロロフェニル)−5−(2,6−ジフルオロフェニル)−3,6−ジメチルピリダジン、(15.12)5−アミノ−1,3,4−チアジアゾール−2−チオール、(15.13)5−クロロ−N’−フェニル−N’−(プロパ−2−イン−1−イル)チオフェン−2−スルホノヒドラジド(134−31−6)、(15.14)5−メチル−6−オクチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−アミン、(15.15)アメトクトラジン(865318−97−4)、(15.16)ベンチアゾール(21564−17−0)、(15.17)ベトキサジン(163269−30−5)、(15.18)カプシマイシン(capsimycin)(70694−08−5)、(15.19)カルボン(99−49−0)、(15.20)キノメチオネート(2439−01−2)、(15.21)クラザフェノン(chlazafenone)(688046−61−9)、(15.22)クフラネブ(11096−18−7)、(15.23)シフルフェナミド(180409−60−3)、(15.24)シモキサニル(57966−95−7)、(15.25)シプロスルファミド(221667−31−8)、(15.26)ダゾメット(533−74−4)、(15.27)デバカルブ(62732−91−6)、(15.28)ジクロロフェン(97−23−4)、(15.29)ジクロメジン(62865−36−5)、(15.30)ジフェンゾコート(43222−48−6)、(15.31)ジフェンゾコートメチル硫酸塩(43222−48−6)、(15.32)ジフェニルアミン(122−39−4)、(15.33)エコメイト、(15.34)(2Z)−3−アミノ−2−シアノ−3−フェニルプロパ−2−エン酸エチル、(15.35)フルメトベル(154025−04−4)、(15.36)フルオルイミド(41205−21−4)、(15.37)フルスルファミド(106917−52−6)、(15.38)フルチアニル(304900−25−2)、(15.39)ホセチル−アルミニウム(39148−24−8)、(15.40)ホセチル−カルシウム、(15.41)ホセチル−ナトリウム(39148−16−8)、(15.42)ヘキサクロロベンゼン(118−74−1)、(15.43)イルママイシン(81604−73−1)、(15.44)メタスルホカルブ(66952−49−6)、(15.45)イソチオシアン酸メチル(556−61−6)、(15.46)メトラフェノン(220899−03−6)、(15.47)ミルディオマイシン(67527−71−3)、(15.48)N−(4−クロロベンジル)−3−[3−メトキシ−4−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)フェニル]プロパンアミド、(15.49)N−[(4−クロロフェニル)(シアノ)メチル]−3−[3−メトキシ−4−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)フェニル]プロパンアミド、(15.50)N−[(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)メチル]−2,4−ジクロロピリジン−3−カルボキサミド、(15.51)N−[1−(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)エチル]−2,4−ジクロロピリジン−3−カルボキサミド、(15.52)N−[1−(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)エチル]−2−フルオロ−4−ヨードピリジン−3−カルボキサミド、(15.53)N−{(E)−[(シクロプロピルメトキシ)イミノ][6−(ジフルオロメトキシ)−2,3−ジフルオロフェニル]メチル}−2−フェニルアセトアミド、(15.54)N−{(Z)−[(シクロプロピルメトキシ)イミノ][6−(ジフルオロメトキシ)−2,3−ジフルオロフェニル]メチル}−2−フェニルアセトアミド(221201−92−9)、(15.55)ナタマイシン(7681−93−8)、(15.56)ジメチルジチオカルバミン酸ニッケル(15521−65−0)、(15.57)ニトロタル−イソプロピル(10552−74−6)、(15.58)N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−(1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド、(15.59)N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−[(1R)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド、(15.60)オクチリノン(26530−20−1)、(15.61)オキサモカルブ(oxamocarb)(917242−12−7)、(15.62)オキシフェンチイン(oxyfenthiin)(34407−87−9)、(15.63)ペンタクロロフェノール及び塩(87−86−5)、(15.64){6−[({[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)(フェニル)メチリデン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カルバミン酸ペンチル、(15.65)フェナジン−1−カルボン酸、(15.66)フェノトリン、(15.67)亜リン酸及びその塩(13598−36−2)、(15.68)プロパモカルブ−ホセチレート(propamocarb−fosetylate)、(15.69)プロパノシン−ナトリウム(propanosine−sodium)(88498−02−6)、(15.70)プロキナジド(189278−12−4)、(15.71)ピロールニトリン(1018−71−9)(EP−A 1559320から既知)、(15.72)キノリン−8−オール(134−31−6)、(15.73)キノリン−8−オールスルフェート(2:1)(134−31−6)、(15.74)フェンピラザミン(fenpyrazamine)(473798−59−3)、(15.75)テブフロキン(376645−78−2)、(15.76)テクロフタラム(76280−91−6)、(15.77)トルニファニド(304911−98−6)、(15.78)トリアゾキシド(72459−58−6)、(15.79)トリクラミド(70193−21−4)、(15.80)ザリラミド(84527−51−5)、及び、それらの塩;
(16) さらなる化合物、例えば、(2.27)1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−[2’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.28)N−(4’−クロロビフェニル−2−イル)−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.29)N−(2’,4’−ジクロロビフェニル−2−イル)−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.30)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.31)N−(2’,5’−ジフルオロビフェニル−2−イル)−1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.32)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[4’−(プロパ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(WO 2004/058723から既知)、(2.33)5−フルオロ−1,3−ジメチル−N−[4’−(プロパ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(WO 2004/058723から既知)、(2.34)2−クロロ−N−[4’−(プロパ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサミド(WO 2004/058723から既知)、(2.35)3−(ジフルオロメチル)−N−[4’−(3,3−ジメチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(WO 2004/058723から既知)、(2.36)N−[4’−(3,3−ジメチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−5−フルオロ−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(WO 2004/058723から既知)、(2.37)3−(ジフルオロメチル)−N−(4’−エチニルビフェニル−2−イル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(WO 2004/058723から既知)、(2.38)N−(4’−エチニルビフェニル−2−イル)−5−フルオロ−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(WO 2004/058723から既知)、(2.39)2−クロロ−N−(4’−エチニルビフェニル−2−イル)ピリジン−3−カルボキサミド(WO 2004/058723から既知)、(2.40)2−クロロ−N−[4’−(3,3−ジメチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサミド(WO 2004/058723から既知)、(2.41)4−(ジフルオロメチル)−2−メチル−N−[4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]−1,3−チアゾール−5−カルボキサミド(WO 2004/058723から既知)、(2.42)5−フルオロ−N−[4’−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(WO 2004/058723から既知)、(2.43)2−クロロ−N−[4’−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサミド(WO 2004/058723から既知)、(2.44)3−(ジフルオロメチル)−N−[4’−(3−メトキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(WO 2004/058723から既知)、(2.45)5−フルオロ−N−[4’−(3−メトキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(WO 2004/058723から既知)、(2.46)2−クロロ−N−[4’−(3−メトキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサミド(WO 2004/058723から既知)及びそれらの塩、(15.81)(5−ブロモ−2−メトキシ−4−メチルピリジン−3−イル)(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルフェニル)メタノン(EP−A 1559320から既知)、並びに、(9.10)N−[2−(4−{[3−(4−クロロフェニル)プロパ−2−イン−1−イル]オキシ}−3−メトキシフェニル)エチル]−N2−(メチルスルホニル)バリンアミド(220706−93−4)。
式(I)で表される化合物と殺細菌剤化合物の混合物を含んでいる本発明の組成物も、特に有利であり得る。適切な混合相手殺細菌剤の例は、下記リストの中で選択することができる:ブロノポール、ジクロロフェン、ニトラピリン、ジメチルジチオカルバミン酸ニッケル、カスガマイシン、オクチリノン、フランカルボン酸、オキシテトラサイクリン、プロベナゾール、ストレプトマイシン、テクロフタラム、硫酸銅及び他の銅剤。
式(I)で表される化合物及び本発明の殺菌剤組成物を使用して、植物又は作物の植物病原性菌類を治療的又は予防的に防除することができる。
かくして、本発明のさらなる態様により、植物又は作物の植物病原性菌類を治療的又は予防的に防除する方法が提供され、ここで、該方法は、式(I)で表される化合物又は本発明の殺菌剤組成物を、種子、植物若しくは植物の果実に施用するか、又は、植物がそこで成育している土壌若しくは植物を栽培するのが望まれる土壌に施用することを特徴とする。
本発明による処理方法は、さらにまた、塊茎又は根茎のような繁殖器官を処理するのにも有効であり得、さらには、種子、実生又は移植実生(seedlings pricking out)及び植物又は移植植物(plants pricking out)を処理するのにも有効であり得る。この処理方法は、根を処理するのにも有効であり得る。本発明による処理方法は、関係している植物の樹幹、茎又は柄、葉、花及び果実のような植物の地上部を処理するのにも有効であり得る。
本発明の方法で保護可能な植物の中で、以下のものを挙げることができる:ワタ;アマ;ブドウの蔓;果実又は野菜作物、例えば、バラ科各種(Rosaceae sp.)(例えば、仁果(pip fruit)、例えば、リンゴ及びナシ、さらに、核果、例えば、アンズ、アーモンド及びモモ)、リベシオイダエ科各種(Ribesioidae sp.)、クルミ科各種(Juglandaceae sp.)、カバノキ科各種(Betulaceae sp.)、ウルシ科各種(Anacardiaceae sp.)、ブナ科各種(Fagaceae sp.)、クワ科各種(Moraceae sp.)、モクセイ科各種(Oleaceae sp.)、マタタビ科各種(Actinidaceae sp.)、クスノキ科各種(Lauraceae sp.)、バショウ科各種(Musaceae sp.)(例えば、バナナの木及びプランタン)、アカネ科各種(Rubiaceae sp.)、ツバキ科各種(Theaceae sp.)、アオギリ科各種(Sterculiceae sp.)、ミカン科各種(Rutaceae sp.)(例えば、レモン、オレンジ及びグレープフルーツ);ナス科各種(Solanaceae sp.)(例えば、トマト)、ユリ科各種(Liliaceae sp.)、キク科各種(Asteraceae sp.)(例えば、レタス)、セリ科各種(Umbelliferae sp.)、アブラナ科各種(Cruciferae sp.)、アカザ科各種(Chenopodiaceae sp.)、ウリ科各種(Cucurbitaceae sp.)、マメ科各種(Papilionaceae sp.)(例えば、エンドウ)、バラ科各種(Rosaceae sp.)(例えば、イチゴ);主要作物(major crop)、例えば、イネ科各種(Graminae sp.)(例えば、トウモロコシ、芝、又は、禾穀類、例えば、コムギ、ライムギ、イネ、オオムギ及びライコムギ)、キク科各種(Asteraceae sp.)(例えば、ヒマワリ)、アブラナ科各種(Cruciferae sp.)(例えば、ナタネ)、マメ科各種(Fabacae sp.)(例えば、ピーナッツ)、マメ科各種(Papilionaceae sp.)(例えば、ダイズ)、ナス科各種(Solanaceae sp.)(例えば、ジャガイモ)、アカザ科各種(Chenopodiaceae sp.)(例えば、ビートルート(beetroot))、アブラヤシ属各種(Elaeis sp.)(例えば、アブラヤシ);園芸作物及び森林作物(forest crops);さらに、これら作物の遺伝子組み換えが行われた相同物。
本発明の方法で防除可能な植物又は作物の病害の中で、以下のものを挙げることができる:
・ うどんこ病(powdery mildew disease)、例えば、
ブルメリア(Blumeria)病、例えば、ブルメリア・グラミニス(Blumeria graminis)に起因するもの;
ポドスファエラ(Podosphaera)病、例えば、ポドスファエラ・レウコトリカ(Podosphaera leucotricha)に起因するもの;
スファエロテカ(Sphaerotheca)病、例えば、スファエロテカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea)に起因するもの;
ウンシヌラ(Uncinula)病、例えば、ウンシヌラ・ネカトル(Uncinula necator)に起因するもの;
・ さび病(rust disease)、例えば、
ギムノスポランギウム(Gymnosporangium)病、例えば、ギムノスポランギウム・サビナエ(Gymnosporangium sabinae)に起因するもの;
ヘミレイア(Hemileia)病、例えば、ヘミレイア・バスタトリクス(Hemileia vastatrix)に起因するもの;
ファコプソラ(Phakopsora)病、例えば、ファコプソラ・パキリジ(Phakopsora pachyrhizi)及びファコプソラ・メイボミアエ(Phakopsora meibomiae)に起因するもの;
プッシニア(Puccinia)病、例えば、プッシニア・レコンジテ(Puccinia recondite)、プッシニア・グラミニス(Puccinia graminis)又はプッシニア・ストリイホルミス(Puccinia striiformis)に起因するもの;
ウロミセス(Uromyces)病、例えば、ウロミセス・アペンジクラツス(Uromyces appendiculatus)に起因するもの;
・ 卵菌類による病害(Oomycete disease)、例えば、
アルブゴ(Albugo)病、例えば、アルブゴ・カンジダ(Albugo candida)に起因するもの;
ブレミア(Bremia)病、例えば、ブレミア・ラクツカエ(Bremia lactucae)に起因するもの;
ペロノスポラ(Peronospora)病、例えば、ペロノスポラ・ピシ(Peronospora pisi)及びペロノスポラ・ブラシカエ(P. brassicae)に起因するもの;
フィトフトラ(Phytophthora)病、例えば、フィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)に起因するもの;
プラスモパラ(Plasmopara)病、例えば、プラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola)に起因するもの;
プセウドペロノスポラ(Pseudoperonospora)病、例えば、プセウドペロノスポラ・フムリ(Pseudoperonospora humuli)及びプセウドペロノスポラ・クベンシス(Pseudoperonospora cubensis)に起因するもの;
ピシウム(Pythium)病、例えば、ピシウム・ウルチムム(Pythium ultimum)に起因するもの;
・ 葉斑点性、葉汚斑性及び葉枯れ性の病害(leaf spot, leaf blotch and leaf blight disease)、例えば、
アルテルナリア(Alternaria)病、例えば、アルテルナリア・ソラニ(Alternaria solani)に起因するもの;
セルコスポラ(Cercospora)病、例えば、セルコスポラ・ベチコラ(Cercospora beticola)に起因するもの;
クラジオスポルム(Cladiosporum)病、例えば、クラジオスポリウム・ククメリヌム(Cladiosporium cucumerinum)に起因するもの;
コクリオボルス(Cochliobolus)病、例えば、コクリオボルス・サチブス(Cochliobolus sativus)(分生子形態:Drechslera、異名:Helminthosporium)又はコクリオボルス・ミヤベアヌス(Cochliobolus miyabeanus)に起因するもの;
コレトトリクム(Colletotrichum)病、例えば、コレトトリクム・リンデムタニウム(Colletotrichum lindemuthanium)に起因するもの;
シクロコニウム(Cycloconium)病、例えば、シクロコニウム・オレアギヌム(Cycloconium oleaginum)に起因するもの;
ジアポルテ(Diaporthe)病、例えば、ジアポルテ・シトリ(Diaporthe citri)に起因するもの;
エルシノエ(Elsinoe)病、例えば、エルシノエ・ファウセッチイ(Elsinoe fawcettii)に起因するもの;
グロエオスポリウム(Gloeosporium)病、例えば、グロエオスポリウム・ラエチコロル(Gloeosporium laeticolor)に起因するもの;
グロメレラ(Glomerella)病、例えば、グロメレラ・シングラタ(Glomerella cingulata)に起因するもの;
グイグナルジア(Guignardia)病、例えば、グイグナルジア・ビドウェリ(Guignardia bidwelli)に起因するもの;
レプトスファエリア(Leptosphaeria)病、例えば、レプトスファエリア・マクランス(Leptosphaeria maculans)及びレプトスファエリア・ノドルム(Leptosphaeia nodorum)に起因するもの;
マグナポルテ(Magnaporthe)病、例えば、マグナポルテ・グリセア(Magnaporthe grisea)に起因するもの;
ミコスファエレラ(Mycosphaerella)病、例えば、ミコスファエレラ・グラミニコラ(Mycosphaerella graminicola)、ミコスファエレラ・アラキジコラ(Mycosphaerella arachidicola)及びミコスファエレラ・フィジエンシス(Mycosphaerella fijiensis)に起因するもの;
ファエオスファエリア(Phaeosphaeria)病、例えば、ファエオスファエリア・ノドルム(Phaeosphaeria nodorum)に起因するもの;
ピレノホラ(Pyrenophora)病、例えば、ピレノホラ・テレス(Pyrenophora teres)又はピレノホラ・トリチシ・レペンチス(Pyrenophora tritici repentis)に起因するもの;
ラムラリア(Ramularia)病、例えば、ラムラリア・コロ−シグニ(Ramularia collo−cygni)又はラムラリア・アレオラ(Ramularia areola)に起因するもの;
リンコスポリウム(Rhynchosporium)病、例えば、リンコスポリウム・セカリス(Rhynchosporium secalis)に起因するもの;
セプトリア(Septoria)病、例えば、セプトリア・アピイ(Septoria apii)及びセプトリア・リコペルシシ(Septoria lycopersici)に起因するもの;
チフラ(Typhula)病、例えば、チフラ・インカルナタ(Typhula incarnata)に起因するもの;
ベンツリア(Venturia)病、例えば、ベンツリア・イナエクアリス(Venturia inaequalis)に起因するもの;
・ 根、葉鞘及び茎の病害(root, sheath and stem disease)、例えば、
コルチシウム(Corticium)病、例えば、コルチシウム・グラミネアルム(Corticium graminearum)に起因するもの;
フサリウム(Fusarium)病、例えば、フサリウム・オキシスポルム(Fusarium oxysporum)に起因するもの;
ガエウマンノミセス(Gaeumannomyces)病、例えば、ガエウマンノミセス・グラミニス(Gaeumannomyces graminis)に起因するもの;
リゾクトニア(Rhizoctonia)病、例えば、リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani)に起因するもの;
サロクラジウム(Sarocladium)病、例えば、サロクラジウム・オリザエ(Sarocladium oryzae)に起因するもの;
スクレロチウム(Sclerotium)病、例えば、スクレロチウム・オリザエ(Sclerotium oryzae)に起因するもの;
タペシア(Tapesia)病、例えば、タペシア・アクホルミス(Tapesia acuformis)に起因するもの;
チエラビオプシス(Thielaviopsis)病、例えば、チエラビオプシス・バシコラ(Thielaviopsis basicola)に起因するもの;
・ 穂の病害(ear and panicle disease)(トウモロコシの穂軸を包含する)、例えば、
アルテルナリア(Alternaria)病、例えば、アルテルナリア属種(Alternaria spp.)に起因するもの;
アスペルギルス(Aspergillus)病、例えば、アスペルギルス・フラブス(Aspergillus flavus)に起因するもの;
クラドスポリウム(Cladosporium)病、例えば、クラジオスポリウム・クラドスポリオイデス(Cladiosporium cladosporioides)に起因するもの;
クラビセプス(Claviceps)病、例えば、クラビセプス・プルプレア(Claviceps purpurea)に起因するもの;
フサリウム(Fusarium)病、例えば、フサリウム・クルモルム(Fusarium culmorum)に起因するもの;
ジベレラ(Gibberella)病、例えば、ジベレラ・ゼアエ(Gibberella zeae)に起因するもの;
モノグラフェラ(Monographella)病、例えば、モノグラフェラ・ニバリス(Monographella nivalis)に起因するもの;
・ 黒穂病(smut and bunt disease)、例えば、
スファセロテカ(Sphacelotheca)病、例えば、スファセロテカ・レイリアナ(Sphacelotheca reiliana)に起因するもの;
チレチア(Tilletia)病、例えば、チレチア・カリエス(Tilletia caries)に起因するもの;
ウロシスチス(Urocystis)病、例えば、ウロシスチス・オクルタ(Urocystis occulta)に起因するもの;
ウスチラゴ(Ustilago)病、例えば、ウスチラゴ・ヌダ(Ustilago nuda)に起因するもの;
・ 果実の腐敗性及び黴性の病害(fruit rot and mould disease)、例えば、
アスペルギルス(Aspergillus)病、例えば、アスペルギルス・フラブス(Aspergillus flavus)に起因するもの;
ボトリチス(Botrytis)病、例えば、ボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea)に起因するもの;
ペニシリウム(Penicillium)病、例えば、ペニシリウム・エキスパンスム(Penicillium expansum)及びペニシリウム・プルプロゲヌム(Penicillium purpurogenum)に起因するもの;
リゾプス(Rhizopus)病、例えば、リゾプス・ストロニフェル(Rhizopus stolonifer)に起因するもの;
スクレロチニア(Sclerotinia)病、例えば、スクレロチニア・スクレロチオルム(Sclerotinia sclerotiorum)に起因するもの;
ベルチシリウム(Verticilium)病、例えば、ベルチシリウム・アルボアトルム(Verticilium alboatrum)に起因するもの;
・ 種子及び土壌が媒介する腐朽性、黴性、萎凋性、腐敗性及び苗立ち枯れ性の病害(seed− and soilborne decay, mould, wilt, rot and damping−off disease)、
アルテルナリア(Alternaria)病、例えば、アルテルナリア・ブラシシコラ(Alternaria brassicicola)に起因するもの;
アファノミセス(Aphanomyces)病、例えば、アファノミセス・エウテイケス(Aphanomyces euteiches)に起因するもの;
アスコキタ(Ascochyta)病、例えば、アスコキタ・レンチス(Ascochyta lentis)に起因するもの;
アスペルギルス(Aspergillus)病、例えば、アスペルギルス・フラブス(Aspergillus flavus)に起因するもの;
クラドスポリウム(Cladosporium)病、例えば、クラドスポリウム・ヘルバルム(Cladosporium herbarum)に起因するもの;
コクリオボルス(Cochliobolus)病、例えば、コクリオボルス・サチブス(Cochliobolus sativus)(分生子形態:Drechslera、Bipolaris 異名:Helminthosporium)に起因するもの;
コレトトリクム(Colletotrichum)病、例えば、コレトトリクム・ココデス(Colletotrichum coccodes)に起因するもの;
フサリウム(Fusarium)病、例えば、フサリウム・クルモルム(Fusarium culmorum)に起因するもの;
ジベレラ(Gibberella)病、例えば、ジベレラ・ゼアエ(Gibberella zeae)に起因するもの;
マクロホミナ(Macrophomina)病、例えば、マクロホミナ・ファセオリナ(Macrophomina phaseolina)に起因するもの;
ミクロドキウム(Microdochium)病、例えば、ミクロドキウム・ニバレ(Microdochium nivale)に起因するもの;
モノグラフェラ(Monographella)病、例えば、モノグラフェラ・ニバリス(Monographella nivalis)に起因するもの;
ペニシリウム(Penicillium)病、例えば、ペニシリウム・エキスパンスム(Penicillium expansum)に起因するもの;
ホマ(Phoma)病、例えば、ホマ・リンガム(Phoma lingam)に起因するもの;
ホモプシス(Phomopsis)病、例えば、ホモプシス・ソジャエ(Phomopsis sojae)に起因するもの;
フィトフトラ(Phytophthora)病、例えば、フィトフトラ・カクトルム(Phytophthora cactorum)に起因するもの;
ピレノホラ(Pyrenophora)病、例えば、ピレノホラ・グラミネア(Pyrenophora graminea)に起因するもの;
ピリクラリア(Pyricularia)病、例えば、ピリクラリア・オリザエ(Pyricularia oryzae)に起因するもの;
ピシウム(Pythium)病、例えば、ピシウム・ウルチムム(Pythium ultimum)に起因するもの;
リゾクトニア(Rhizoctonia)病、例えば、リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani)に起因するもの;
リゾプス(Rhizopus)病、例えば、リゾプス・オリザエ(Rhizopus oryzae)に起因するもの;
スクレロチウム(Sclerotium)病、例えば、スクレロチウム・ロルフシイ(Sclerotium rolfsii)に起因するもの;
セプトリア(Septoria)病、例えば、セプトリア・ノドルム(Septoria nodorum)に起因するもの;
チフラ(Typhula)病、例えば、チフラ・インカルナタ(Typhula incarnata)に起因するもの;
ベルチシリウム(Verticillium)病、例えば、ベルチシリウム・ダーリアエ(Verticillium dahliae)に起因するもの;
・ 腐乱性病害、開花病及び枯れ込み性病害(canker, broom and dieback disease)、例えば、
ネクトリア(Nectria)病、例えば、ネクトリア・ガリゲナ(Nectria galligena)に起因するもの;
・ 枯損性病害(blight disease)、例えば、
モニリニア(Monilinia)病、例えば、モニリニア・ラキサ(Monilinia laxa)に起因するもの;
・ 葉水泡性病害又は縮葉病(leaf blister or leaf curl disease)(花及び果実の奇形を包含する)、例えば、
エキソバシジウム(Exobasidium)病、例えば、エキソバシジウム・ベキサンス(Exobasidium vexans)に起因するもの;
タフリナ(Taphrina)病、例えば、タフリナ・デホルマンス(Taphrina deformans)に起因するもの;
・ 木本植物の衰退性病害(decline disease of wooden plant)、例えば、
エスカ(Esca)病、例えば、ファエオモニエラ・クラミドスポラ(Phaeomoniella clamydospora)、ファエオアクレモニウム・アレオフィルム(Phaeoacremonium aleophilum)及びフォミチポリア・メジテラネア(Fomitiporia mediterranea)に起因するもの;
ガノデルマ(Ganoderma)病、例えば、ガノデルマ・ボニネンセ(Ganoderma boninense)に起因するもの;
・ 花及び種子の病害、例えば、
ボトリチス(Botrytis)病、例えば、ボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea)に起因するもの;
・ 塊茎の病害、例えば、
リゾクトニア(Rhizoctonia)病、例えば、リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani)に起因するもの;
ヘルミントスポリウム(Helminthosporium)病、例えば、ヘルミントスポリウム・ソラニ(Helminthosporium solani)に起因するもの;
・ 根瘤病(club root disease)、例えば、
プラスモジオホラ(Plasmodiophora)病、例えば、プラスモジオホラ・ブラシカエ(Plamodiophora brassicae)に起因するもの;
・ 例えば以下のものなどの細菌性微生物に起因する病害:
キサントマナス属各種(Xanthomanas species)、例えば、キサントモナス・カムペストリス pv.オリザエ(Xanthomonas campestris pv. oryzae);
シュードモナス属各種(Pseudomonas species)、例えば、シュードモナス・シリンガエ pv.ラクリマンス(Pseudomonas syringae pv. lachrymans);
エルウィニア属各種(Erwinia species)、例えば、エルウィニア・アミロボラ(Erwinia amylovora)。
本発明の殺菌剤組成物は、材木の表面又は内部で発生するであろう菌類病に対しても使用することができる。用語「材木(timber)」は、全ての種類の木材、そのような木材を建築用に加工した全てのタイプのもの、例えば、ソリッドウッド、高密度木材、積層木材及び合板などを意味する。本発明による材木の処理方法は、主に、本発明の1種類以上の化合物又は本発明の組成物を接触させることにより行う。これには、例えば、直接的な塗布、噴霧、浸漬、注入、又は、別の適切な任意の方法が包含される。
本発明の処理方法において通常施用される活性化合物の薬量は、茎葉処理における施用では、一般に、また、有利には、10〜800g/ha、好ましくは、50〜300g/haである。種子処理の場合は、施用する活性物質の薬量は、一般に、また、有利には、種子100kg当たり2〜200g、好ましくは、種子100kg当たり3〜150gである。
本明細書中で示されている薬量が本発明の方法を例証するための例として挙げられているということは、明確に理解される。当業者は、特に処理対象の植物又は作物の種類に応じて、該施用薬量を適合させる方法を理解するであろう。
さらに、本発明による組合せ及び組成物を使用して、植物及び収穫された植物材料中のマイコトキシンの含有量を低減させることも可能であり、従って、それらから作られる食物及び動物用飼料中のマイコトキシンの含有量を低減させることも可能である。
限定するものではないが、特に、以下のマイコトキシンを挙げることができる:
デオキシニバレノール(DON)、ニバレノール、15−Ac−DON、3−Ac−DON、T2−トキシン、HT2−トキシン、フモニシン類、ゼアラレノン、モニリホルミン、フザリン、ジアセトキシシルペノール(DAS)、ベアウベリシン(Beauvericine)、エンニアチン、フサロプロリフェリン(Fusaroproliferine)、フサレノール(Fusarenole)、オクラトキシン類、パツリン、エルゴットアルカロイド類及びアフラトキシン類。これらは、例えば、以下の菌類病によってもたらされる:フザリウム属各種(Fusarium spec)、例えば、フザリウム・アクミナツム(Fusarium acuminatum)、フザリウム・アベナセウム(F. avenaceum)、フザリウム・クロオクウェレンセ(F. crookwellense)、フザリウム・クルモルム(F. culmorum)、フザリウム・グラミネアルム(F. graminearum)(ジベレラ・ゼアエ(Gibberella zeae))、フザリウム・エクイセチ(F. equiseti)、フザリウム・フジコロイ(F. fujikoroi)、フザリウム・ムサルム(F. musarum)、フザリウム・オキシスポルム(F. oxysporum)、フザリウム・プロリフェラツム(F. proliferatum)、フザリウム・ポアエ(F. poae)、フザリウム・プセウドグラミネアルム(F. pseudograminearum)、フザリウム・サムブシヌム(F. sambucinum)、フザリウム・シルピ(F. scirpi)、フザリウム・セミテクツム(F. semitectum)、フザリウム・ソラニ(F. solani)、フザリウム・スポロトリコイデス(F. sporotrichoides)、フザリウム・ラングセチアエ(F. langsethiae)、フザリウム・スブグルチナンス(F. subglutinans)、フザリウム・トリシンクツム(F. tricinctum)、フザリウム・ベルチシリオイデス(F. verticillioides)など、さらに、アスペルギルス属各種(Aspergillus spec)、ペニシリウム属各種(Penicillium spec)、クラビセプス・プルプレア(Claviceps purpurea)、スタキボトリス属各種(Stachybotrys spec)など。
本発明は、従って、植物体内及び植物の部分の中におけるマイコトキシンを低減させるための本明細書中に記載されている式(I)で表される化合物の使用、並びに、マイコトキシンを産生する植物病原性菌類及び/又はそれらの生息環境に本明細書中に記載されている式(I)で表される化合物を施用するを特徴とするマイコトキシンを産生する植物病原性菌類を駆除する(combating)方法に関する。
本発明は、従って、殺虫剤及び/又は殺線虫剤としての本明細書中に記載されている式(I)で表される化合物の使用に関する。
本発明による処理方法は、遺伝子組換え生物(GMO)、例えば、植物又は種子などの処理において使用することができる。遺伝子組換え植物(又は、トランスジェニック植物)は、異種遺伝子がゲノムに安定的に組み込まれている植物である。表現「異種遺伝子」は、本質的に、供給されたか又は当該植物の外部で構築された遺伝子であって、核のゲノム、葉緑体のゲノム又はミトコンドリアのゲノムの中に導入されたときに、興味深いタンパク質若しくはポリペプチドを発現することにより、又は、その植物内に存在している別の1つ若しくは複数の遺伝子をダウンレギュレート若しくはサイレンシングすることにより、当該形質転換された植物に新しい又は改善された作物学的特性又は別の特性を付与する遺伝子を意味する〔例えば、アンチセンス技術、コサプレッション技術又はRNA干渉(RNAi)技術などを使用する〕。ゲノム内に位置している異種遺伝子は、導入遺伝子とも称される。植物ゲノム内におけるその特異的な位置によって定義される導入遺伝子は、形質転換又は遺伝子導入イベントと称される。
植物種又は植物品種、それらの生育場所及び生育条件(土壌、気候、生育期、養分(diet))に応じて、本発明の処理により、相加効果を超える効果(「相乗効果」)も生じ得る。かくして、例えば、本発明により使用し得る活性化合物及び組成物の施用量の低減及び/又は活性スペクトルの拡大及び/又は活性の増強、植物の生育の向上、高温又は低温に対する耐性の向上、渇水又は水中若しくは土壌中に含まれる塩分に対する耐性の向上、開花能力の向上、収穫の容易性の向上、促進された成熟、収穫量の増加、果実の大きさの増大、植物の高さの増大、葉の緑色の向上、より早い開花、収穫された生産物の品質の向上及び/又は栄養価の増加、果実内の糖度の上昇、収穫された生産物の貯蔵安定性の向上及び/又は加工性の向上などが可能であり、これらは、実際に予期された効果を超えるものである。
特定の施用量において、本発明による活性化合物組合せは、植物において強化効果(strengthening effect)も示し得る。従って、本発明の活性化合物組合せは、望ましくない植物病原性の菌類及び/又は微生物類及び/又はウイルス類による攻撃に対して植物の防御システムを動員させるのにも適している。これは、適切な場合には、本発明による組合せの例えば菌類に対する強化された活性の理由のうちの1つであり得る。本発明に関連して、植物を強化する(抵抗性を誘導する)物質は、処理された植物が、その後で望ましくない植物病原性の菌類及び/又は微生物類及び/又はウイルス類を接種されたときに、それらの望ましくない植物病原性の菌類及び/又は微生物類及び/又はウイルス類に対して実質的な程度の抵抗性を示すように、植物の防御システムを刺激することができる物質又は物質の組合せを意味するものと理解される。この場合、望ましくない植物病原性の菌類及び/又は微生物類及び/又はウイルス類は、植物病原性の菌類、細菌類及びウイルス類を意味するものと理解される。従って、処理後特定の期間、上記病原体による攻撃から植物を保護するために、本発明の物質を用いることができる。保護が達成される期間は、植物が該活性化合物で処理されてから、一般に、1〜10日間、好ましくは、1〜7日間である。
本発明に従って処理するのが好ましい植物及び植物品種は、特に有利で有益な形質を植物に付与する遺伝物質を有している全ての植物(育種によって得られたものであろうと、及び/又は、生物工学的方法によって得られたものであろうと)を包含する。
本発明に従って処理するのが同様に好ましい植物及び植物品種は、1以上の生物的ストレスに対して抵抗性を示す。即ち、そのような植物は、害虫及び有害微生物に対して、例えば、線虫類、昆虫類、ダニ類、植物病原性の菌類、細菌類、ウイルス類及び/又はウイロイド類などに対して、良好な防御を示す。
本発明に従って同様に処理し得る植物及び植物品種は、1以上の非生物的ストレスに対して抵抗性を示す植物である。非生物的なストレス状態としては、例えば、渇水、低温に晒されること、熱に晒されること、浸透ストレス、湛水、土壌中の塩分濃度の上昇、より多くの鉱物に晒されること、オゾンに晒されること、強い光に晒されること、利用可能な窒素養分が限られていること、利用可能なリン養分が限られていること、日陰回避などを挙げることができる。
本発明に従って同様に処理し得る植物及び植物品種は、増大した収量特性を特徴とする植物である。そのような植物における増大した収量は、例えば、改善された植物の生理機能、生長及び発育、例えば、水の利用効率、水の保持効率、改善された窒素の利用性、強化された炭素同化作用、改善された光合成、上昇した発芽効率及び促進された成熟などの結果であり得る。収量は、さらに、改善された植物の構成(architecture)によっても影響され得る(ストレス条件下及び非ストレス条件下)。そのような改善された植物の構成としては、限定するものではないが、早咲き、ハイブリッド種子産生のための開花制御、実生の活力、植物の寸法、節間の数及び距離、根の成長、種子の寸法、果実の寸法、莢の寸法、莢又は穂の数、1つの莢又は穂当たりの種子の数、種子の体積、強化された種子充填、低減された種子分散、低減された莢の裂開及び耐倒伏性などがある。収量についてのさらなる形質としては、種子の組成、例えば、炭水化物含有量、タンパク質含有量、油含有量及び油の組成、栄養価、抗栄養化合物の低減、改善された加工性並びに向上した貯蔵安定性などがある。
本発明に従って処理し得る植物は、雑種強勢(これは、結果として、一般に、増加した収量、向上した活力、向上した健康状態並びに生物的及び非生物的ストレス因子に対する向上した抵抗性をもたらす)の特性を既に呈しているハイブリッド植物である。そのような植物は、典型的には、雄性不稔交配母体近交系(inbred male−sterile parent line)(雌性親)を別の雄性稔性交配母体近交系(inbred male−fertile parent line)(雄性親)と交雑させることによって作られる。ハイブリッド種子は、典型的には、雄性不稔植物から収穫され、そして、栽培者に販売される。雄性不稔植物は、場合により(例えば、トウモロコシにおいて)、雄穂を除去することによって〔即ち、雄性繁殖器官(又は雄花)を機械的に除去することによって〕、作ることができる。しかしながら、より典型的には、雄性不稔性は、植物ゲノム内の遺伝的決定基の結果である。その場合、及び、特に種子がハイブリッド植物から収穫される所望の生産物である場合、典型的には、該ハイブリッド植物において雄性稔性を確実に完全に回復させることは有用である。これは、雄性不稔性に関与する遺伝的決定基を含んでいるハイブリッド植物において雄性稔性を回復させることが可能な適切な稔性回復遺伝子を雄性親が有していることを確実なものとすることによって達成することができる。雄性不稔性に関する遺伝的決定基は、細胞質内に存在し得る。細胞質雄性不稔(CMS)の例は、例えば、アブラナ属各種(Brassica species)に関して記述された(WO 1992/005251、WO 1995/009910、WO 1998/27806、WO 2005/002324、WO 2006/021972、及び、US 6,229,072)。しかしながら、雄性不稔性に関する遺伝的決定基は、核ゲノム内にも存在し得る。雄性不稔性植物は、遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によっても得ることができる。雄性不稔性植物を得る特に有用な方法は、WO 1989/10396に記載されており、ここでは、例えば、バルナーゼなどのリボヌクレアーゼを雄ずい内のタペータム細胞において選択的に発現させる。次いで、タペータム細胞内においてバルスターなどのリボヌクレアーゼインヒビターを発現させることによって、稔性を回復させることができる(例えば、WO 1991/002069)。
本発明に従って処理し得る植物又は植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得られたもの)は、除草剤耐性植物、即ち、1種類以上の所与の除草剤に対して耐性にされた植物である。そのような植物は、遺伝的形質転換によって得ることができるか、又は、当該除草剤耐性を付与する突然変異を含んでいる植物を選抜することによって得ることができる。
除草剤耐性植物は、例えば、グリホセート耐性植物、即ち、除草剤グリホセート又はその塩に対して耐性にされた植物である。植物は、種々の方法によって、グリホセートに対して耐性にすることができる。例えば、グリホセート耐性植物は、酵素5−エノールピルビルシキミ酸−3−リン酸シンターゼ(EPSPS)をコードする遺伝子で植物を形質転換させることによって得ることができる。そのようなEPSPS遺伝子の例は、以下のものである:細菌サルモネラ・チフィムリウム(Salmonella typhimurium)のAroA遺伝子(突然変異CT7)(Comai et al., Science(1983), 221,370−371)、細菌アグロバクテリウム属各種(Agrobacterium sp.)のCP4遺伝子(Barry et al., Curr. Topics Plant Physiol.(1992), 7, 139−145)、ペチュニアのEPSPSをコードする遺伝子(Shah et al., Science(1986),233, 478−481)、トマトのEPSPSをコードする遺伝子(Gasser et al., J.Biol.Chem.(1988), 263, 4280−4289)又はオヒシバ属(Eleusine)のEPSPSをコードする遺伝子(WO 2001/66704)。それは、例えばEP−A 0837944、WO 2000/066746、WO 2000/066747又はWO 2002/026995などに記述されているように、突然変異EPSPSであることも可能である。グリホセート耐性植物は、さらにまた、US 5,776,760及びUS 5,463,175に記述されているように、グリホセートオキシドレダクターゼ酵素をコードする遺伝子を発現させることによって得ることもできる。グリホセート耐性植物は、さらにまた、例えばWO 2002/036782、WO 2003/092360、WO 2005/012515及びWO 2007/024782などに記述されているように、グリホセートアセチルトランスフェラーゼ酵素をコードする遺伝子を発現させることによって得ることもできる。グリホセート耐性植物は、さらにまた、例えばWO 2001/024615又はWO 2003/013226などに記述されているように、上記遺伝子の自然発生突然変異を含んでいる植物を選抜することによって得ることもできる。
別の除草剤抵抗性植物は、例えば、酵素グルタミンシンターゼを阻害する除草剤(例えば、ビアラホス、ホスフィノトリシン又はグルホシネート)に対して耐性にされている植物である。そのような植物は、当該除草剤を解毒する酵素を発現させるか、又は、阻害に対して抵抗性を示す突然変異グルタミンシンターゼ酵素を発現させることによって、得ることができる。そのような有効な一解毒酵素は、ホスフィノトリシンアセチルトランスフェラーゼをコードする酵素である(例えば、ストレプトマイセス属各種(Streptomyces species)に由来するbarタンパク質又はpatタンパク質)。外因性のホスフィノトリシンアセチルトランスフェラーゼを発現する植物は、例えば、US 5,561,236、US 5,648,477、US 5,646,024、US 5,273,894、US 5,637,489、US 5,276,268、US 5,739,082、US 5,908,810及びUS 7,112,665などに記述されている。
さらなる除草剤耐性植物は、さらにまた、酵素ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ(HPPD)を阻害する除草剤に対して耐性にされている植物である。ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ類は、パラ−ヒドロキシフェニルピルベート(HPP)がホモゲンチセートに変換される反応を触媒する酵素である。HPPD阻害薬に対して耐性を示す植物は、WO 1996/038567、WO 1999/024585及びWO 1999/024586に記述されているように、自然発生抵抗性HPPD酵素をコードする遺伝子を用いて、又は、突然変異HPPD酵素をコードする遺伝子を用いて、形質転換させることができる。HPPD阻害薬に対する耐性は、さらにまた、HPPD阻害薬による天然HPPD酵素の阻害にもかかわらずホモゲンチセートを形成させることが可能な特定の酵素をコードする遺伝子を用いて植物を形質転換させることによっても得ることができる。そのような植物及び遺伝子は、WO 1999/034008及びWO 2002/36787に記述されている。HPPD阻害薬に対する植物の耐性は、さらにまた、WO 2004/024928に記述されているように、HPPD耐性酵素をコードする遺伝子に加えて酵素プレフェナートデヒドロゲナーゼをコードする遺伝子を用いて植物を形質転換させることによって改善することもできる。
さらに別の除草剤抵抗性植物は、アセトラクテートシンターゼ(ALS)阻害薬に対して耐性にされている植物である。既知ALS阻害薬としては、例えば、スルホニル尿素系除草剤、イミダゾリノン系除草剤、トリアゾロピリミジン系除草剤、ピリミジニルオキシ(チオ)ベンゾエート系除草剤、及び/又は、スルホニルアミノカルボニルトリアゾリノン系除草剤などがある。ALS酵素(「アセトヒドロキシ酸シンターゼ(AHAS)」としても知られている)における種々の突然変異体は、例えば「Tranel and Wright(Weed Science(2002), 50, 700−712)」などに記述され、さらに、US 5,605,011、US 5,378,824、US 5,141,870及びUS 5,013,659などにも記述されているように、種々の除草剤及び除草剤の群に対する耐性を付与することが知られている。スルホニル尿素耐性植物及びイミダゾリノン耐性植物の作製については、US 5,605,011、US 5,013,659、US 5,141,870、US 5,767,361、US 5,731,180、US 5,304,732、US 4,761,373、US 5,331,107、US 5,928,937及びUS 5,378,824並びに国際公開WO 1996/033270に記述されている。別のイミダゾリノン耐性植物についても、例えば、WO 2004/040012、WO 2004/106529、WO 2005/020673、WO 2005/093093、WO 2006/007373、WO 2006/015376、WO 2006/024351及びWO 2006/060634などに記述されている。さらなるスルホニル尿素耐性植物及びイミダゾリノン耐性植物は、さらにまた、例えば、WO 2007/024782などにも記述されている。
イミダゾリノン及び/又はスルホニル尿素に対して耐性を示す別の植物は、例えば、ダイズに関してはUS 5,084,082に記述されているように、イネに関してはWO 1997/41218に記述されているように、テンサイに関してはUS 5,773,702及びWO 1999/057965に記述されているように、レタスに関してはUS 5,198,599に記述されているように、又は、ヒマワリに関してはWO 2001/065922に記述されているように、誘導された突然変異誘発、当該除草剤の存在下での細胞培養における選抜又は突然変異育種によって得ることができる。
本発明に従って同様に処理し得る植物又は植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得られたもの)は、昆虫抵抗性トランスジェニック植物、即ち、特定の標的昆虫による攻撃に対して抵抗性にされた植物である。そのような植物は、遺伝的形質転換によって得ることができるか、又は、そのような昆虫抵抗性を付与する突然変異を含んでいる植物を選抜することによって得ることができる。
本明細書中で使用されている場合、「昆虫抵抗性トランスジェニック植物」には、以下のものをコードするコード配列を含んでいる少なくとも1の導入遺伝子を含んでいる任意の植物が包含される:
(1) バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)に由来する殺虫性結晶タンパク質又はその殺虫活性を示す一部分、例えば、クリックモアら「Crickmore et al., Microbiology and Molecular Biology Reviews(1998), 62:807−813)」によって記載され、クリックモアら「Crickmore et al. (2005)」によって、オンライン「http://www.lifesci.sussex.ac.uk/Home/Neil_Crickmore/Bt/」上で「バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)毒素命名法」において更新された殺虫性結晶タンパク質又はその殺虫活性を示す一部分、例えば、Cryタンパク質類(Cry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry2Ab、Cry3Aa、又は、Cry3Bb)のタンパク質又はその殺虫活性を示す一部分;又は、
(2) バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)に由来する第2の別の結晶タンパク質又はその一部分の存在下において殺虫活性を示す、バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)に由来する結晶タンパク質又はその一部分、例えば、Cry34結晶タンパク質とCry35結晶タンパク質で構成されているバイナリートキシン(Moellenbeck et al., Nat.Biotechnol.(2001), 19:668−72; Schnepf et al., Applied Environm.Microbiol.(2006), 71, 1765−1774);又は、
(3) バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)に由来する種々の殺虫性結晶タンパク質の一部分を含んでいる殺虫性ハイブリッドタンパク質、例えば、上記(1)のタンパク質のハイブリッド、又は、上記(2)のタンパク質のハイブリッド、例えば、トウモロコシイベントMON98034で産生されるCry1A.105タンパク質(WO 2007/027777);又は、
(4) 上記(1)〜(3)のいずれか1つのタンパク質において、標的昆虫種に対するさらに強い殺虫活性を得るために、及び/又は、影響を受ける標的昆虫種の範囲を拡大するために、及び/又は、クローニング若しくは形質転換に際してコード化DNA中に導入された変化に起因して、幾つかのアミノ酸(特に、1〜10のアミノ酸)が別のアミノ酸で置き換えられていているもの、例えば、トウモロコシイベントMON863若しくはMON88017におけるCry3Bb1タンパク質又はトウモロコシイベントMIR604におけるCry3Aタンパク質;又は、
(5) バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)又はバシルス・セレウス(Bacillus cereus)に由来する殺虫性分泌タンパク質又はその殺虫活性を示す一部分、例えば、「http://www.lifesci.sussex.ac.uk/home/Neil_Crickmore/Bt/vip.html」において挙げられている栄養生長期殺虫性タンパク質(vegetative insecticidal protein)(VIP)、例えば、VIP3Aaタンパク質類のタンパク質;又は、
(6) バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)又はバシルス・セレウス(Bacillus cereus)に由来する第2の分泌タンパク質の存在下において殺虫活性を示す、バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)又はバシルス・セレウス(Bacillus cereus)に由来する分泌タンパク質、例えば、VIP1Aタンパク質とVIP2Aタンパク質で構成されているバイナリートキシン(WO 1994/21795);又は、
(7) バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)又はバシルス・セレウス(Bacillus cereus)に由来する種々の分泌タンパク質の一部分を含んでいる殺虫性ハイブリッドタンパク質、例えば、上記(1)のタンパク質のハイブリッド、又は、上記(2)のタンパク質のハイブリッド;又は、
(8) 上記(1)〜(3)のいずれか1つのタンパク質において、標的昆虫種に対するさらに強い殺虫活性を得るために、及び/又は、影響を受ける標的昆虫種の範囲を拡大するために、及び/又は、クローニング若しくは形質転換に際してコード化DNA中に導入された変化(それでも、まだ、殺虫性タンパク質をコードしている)に起因して、幾つかのアミノ酸(特に、1〜10のアミノ酸)が別のアミノ酸で置き換えられていているもの、例えば、ワタイベントCOT102におけるVIP3Aaタンパク質。
もちろん、「昆虫抵抗性トランスジェニック植物」は、本明細書中で使用されている場合、上記クラス(1)〜(8)のいずれか1つのタンパク質をコードする遺伝子の組合せを含んでいる任意の植物も包含する。一実施形態では、異なった標的昆虫種に対して異なったタンパク質を使用した場合に影響を受ける標的昆虫種の範囲を拡大するために、又は、同一の標的昆虫種に対して殺虫活性を示すが作用機序は異なっている(例えば、当該昆虫内の異なった受容体結合部位に結合する)異なったタンパク質を用いることによって当該植物に対する昆虫の抵抗性の発達を遅延させるために、昆虫抵抗性植物は、上記クラス(1)〜(8)のいずれか1つのタンパク質をコードする2つ以上の導入遺伝子を含んでいる。
本発明に従って同様に処理し得る植物又は植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得られたもの)は、非生物的ストレスに対して耐性を示す。そのような植物は、遺伝的形質転換によって得ることができるか、又は、そのようなストレス抵抗性を付与する突然変異を含んでいる植物を選抜することによって得ることができる。特に有用なストレス耐性植物としては、以下のものなどがある:
(a) 植物細胞内又は植物内におけるポリ(ADP−リボース)ポリメラーゼ(PARP)遺伝子の発現及び/又は活性を低減させることが可能な導入遺伝子を含んでいる植物(WO 2000/004173、WO 2006/045633又はPCT/EP07/004142に記述されている);
(b) 植物又は植物細胞のPARGコード化遺伝子の発現及び/又は活性を低減させることが可能なストレス耐性を強化する導入遺伝子を含んでいる植物(例えば、WO 2004/090140などに記述されている);
(c) ニコチンアミダーゼ、ニコチン酸ホスホリボシルトランスフェラーゼ、ニコチン酸モノヌクレオチドアデニルトランスフェラーゼ、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドシンテターゼ又はニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼを包含するニコチンアミドアデニンジヌクレオチドサルベージ合成経路の植物機能性酵素(plant−functional enzyme)をコードするストレス耐性を強化する導入遺伝子を含んでいる植物(例えば、WO 2006/032469、WO 2006/133827又はPCT/EP07/002433などに記述されている)。
本発明に従って同様に処理し得る植物又は植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得られたもの)は、収穫された生産物の改変された量、品質及び/若しくは貯蔵安定性、並びに/又は、収穫された生産物の特定の成分の改変された特性を示す。例えば:
(1) 野生型の植物細胞又は植物において合成された澱粉と比較して、その物理化学的特性〔特に、アミロース含有量若しくはアミロース/アミロペクチン比、枝分かれ度、平均鎖長、側鎖分布、粘性挙動、ゲル化強度(gelling strength)、澱粉粒径及び/又は澱粉粒子形態〕が変えられていて、特定の用途により適した変性澱粉を合成するトランスジェニック植物。変性澱粉を合成する該トランスジェニック植物は、例えば、EP 0571427、WO 1995/004826、EP 0719338、WO 1996/15248、WO 1996/19581、WO 1996/27674、WO 1997/11188、WO 1997/26362、WO 1997/32985、WO 1997/42328、WO 1997/44472、WO 1997/45545、WO 1998/27212、WO 1998/40503、WO99/58688、WO 1999/58690、WO 1999/58654、WO 2000/008184、WO 2000/008185、WO 2000/008175、WO 2000/28052、WO 2000/77229、WO 2001/12782、WO 2001/12826、WO 2002/101059、WO 2003/071860、WO 2004/056999、WO 2005/030942、WO 2005/030941、WO 2005/095632、WO 2005/095617、WO 2005/095619、WO 2005/095618、WO 2005/123927、WO 2006/018319、WO 2006/103107、WO 2006/108702、WO 2007/009823、WO 2000/22140、WO 2006/063862、WO 2006/072603、WO 2002/034923、EP 06090134.5、EP 06090228.5、EP 06090227.7、EP 07090007.1、EP 07090009.7、WO 2001/14569、WO 2002/79410、WO 2003/33540、WO 2004/078983、WO 2001/19975、WO 1995/26407、WO 1996/34968、WO 1998/20145、WO 1999/12950、WO 1999/66050、WO 1999/53072、US 6,734,341、WO 2000/11192、WO 1998/22604、WO 1998/32326、WO 2001/98509、WO 2001/98509、WO 2005/002359、US 5,824,790、US 6,013,861、WO 1994/004693、WO 1994/009144、WO 1994/11520、WO 1995/35026、WO 1997/20936に開示されている;
(2) 非澱粉炭水化物ポリマーを合成するか又は遺伝子組換えがなされていない野生型植物と比較して改変された特性を有する非澱粉炭水化物ポリマーを合成するトランスジェニック植物。その例は、ポリフルクトース(特に、イヌリン型及びレバン型のポリフルクトース)を産生する植物(EP 0663956、WO 1996/001904、WO 1996/021023、WO 1998/039460及びWO 1999/024593に開示されている)、α−1,4−グルカン類を産生する植物(WO 1995/031553、US 2002/031826、US 6,284,479、US 5,712,107、WO 1997/047806、WO 1997/047807、WO 1997/047808及びWO 2000/014249に開示されている)、α−1,6−分枝 α−1,4−グルカン類を産生する植物(WO 2000/73422に開示されている)、及び、アルテルナンを産生する植物(WO 2000/047727、EP 06077301.7、US 5,908,975及びEP 0728213などに開示されている)である;
(3) ヒアルロナンを産生するトランスジェニック植物(例えば、WO 2006/032538、WO 2007/039314、WO 2007/039315、WO 2007/039316、JP 2006/304779及びWO 2005/012529などに開示されている)。
本発明に従って同様に処理し得る植物又は植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得ることができるもの)は、改変された繊維特性を有する植物(例えば、ワタ植物)である。そのよう植物は、遺伝的形質転換によって得ることができるか、又は、そのような改変された繊維特性を付与する突然変異を含んでいる植物を選抜することによって得ることができる。そのような植物としては、以下のものなどがある:
(a) 改変された形態のセルロースシンターゼ遺伝子を含んでいる植物(例えば、ワタ植物)(WO 1998/000549に記述されている);
(b) 改変された形態のrsw2相同核酸又はrsw3相同核酸を含んでいる植物(例えば、ワタ植物)(WO 2004/053219に記述されている);
(c) スクロースリン酸シンターゼの発現が増大している植物(例えば、ワタ植物)(WO 2001/017333に記述されている);
(d) スクロースシンターゼの発現が増大している植物(例えば、ワタ植物)(WO 02/45485に記述されている);
(e) 繊維細胞に基づいた原形質連絡のゲーティングのタイミングが(例えば、繊維選択的β−1,3−グルカナーゼのダウンレギュレーションを介して)改変されている植物(例えば、ワタ植物)(WO 2005/017157に記述されている);
(f) 反応性が(例えば、nodCを包含するN−アセチルグルコサミントランスフェラーゼ遺伝子の発現及びキチンシンターゼ遺伝子の発現を介して)改変されている繊維を有する植物(例えば、ワタ植物)(WO 2006/136351に記述されている)。
本発明に従って同様に処理し得る植物又は植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得ることができるもの)は、改変されたオイルプロフィール特性を有する植物(例えば、ナタネ植物又は関連するアブラナ属植物)である。そのよう植物は、遺伝的形質転換によって得ることができるか、又は、そのような改変されたオイル特性を付与する突然変異を含んでいる植物を選抜することによって得ることができる。そのような植物としては、以下のものなどがある:
(a) オレイン酸含有量が高いオイルを産生する植物(例えば、ナタネ植物)(例えば、US 5,969,169、US 5,840,946、US 6,323,392又はUS 6,063,947などに記載されている);
(b) リノレン酸含有量が低いオイルを産生する植物(例えば、ナタネ植物)(US 6,270,828、US 6,169,190又はUS 5,965,755に記載されている);
(c) 飽和脂肪酸のレベルが低いオイルを産生する植物(例えば、ナタネ植物)(例えば、US 5,434,283などに記載されている)。
本発明に従って処理し得る特に有用なトランスジェニック植物は、1種類以上の毒素をコードする1種類以上の遺伝子を含んでいる植物、例えば、下記商品名で販売されている以下のものである:YIELD GARD(登録商標)(例えば、トウモロコシ、ワタ、ダイズ)、KnockOut(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、BiteGard(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、BT−Xtra(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、StarLink(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、Bollgard(登録商標)(ワタ)、Nucotn(登録商標)(ワタ)、Nucotn 33B(登録商標)(ワタ)、NatureGard(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、Protecta(登録商標)及びNewLeaf(登録商標)(ジャガイモ)。挙げることができる除草剤耐性植物の例は、Roundup Ready(登録商標)(グリホセートに対する耐性、例えば、トウモロコシ、ワタ、ダイズ)、Liberty Link(登録商標)(ホスフィノトリシンに対する耐性、例えば、ナタネ)、IMI(登録商標)(イミダゾリノン系に対する耐性)及びSTS(登録商標)(スルホニル尿素系に対する耐性、例えば、トウモロコシ)の商品名で販売されているトウモロコシ品種、ワタ品種及びダイズ品種である。挙げることができる除草剤抵抗性植物(除草剤耐性に関して慣習的な方法で品種改良された植物)としては、Clearfield(登録商標)(例えば、トウモロコシ)の商品名で販売されている品種などがある。
本発明に従って処理し得る特に有用なトランスジェニック植物は、形質転換イベント又は形質転換イベントの組合せを含んでいる植物であり、それらは、例えば、国又は地域のさまざまな規制機関によるデータベースに記載されている〔例えば、「http://gmoinfo.jrc.it/gmp_browse.aspx」及び「http://www.agbios.com/dbase.php」を参照されたい〕。
本発明の化合物又は混合物は、さらにまた、例えば、真菌症、皮膚病、白癬菌性疾患(trichophyton disease)及びカンジダ症、又は、アスペルギルス属種(Aspergillus spp.)(例えば、アスペルギルス・フミガツス(Aspergillus fumigatus))に起因する疾患のような、ヒト又は動物の菌類病を治療的又は予防的に処置するのに有用な組成物を調製するのに使用することもできる。
化合物例についての下記表及び調製又は効力についての下記実施例を参照して、本発明のさまざまな態様について説明する。
表1は、本発明による式(I)で表される化合物の例について非限定的に例証している。
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表1おいて、「M+H」(「ApcI+」)は、ポジティブ大気圧化学イオン化法による質量分析において観察された分子イオンピークプラス1a.m.u.(原子質量単位)を意味する。
表1において、logP値は、EEC Directive 79/831 Annex V.A8に従い、以下に記載されている方法を用いて、逆相カラム(C18)でのHPLC(高性能液体クロマトグラフィー)により求めた:
温度:40℃; 移動相:0.1%水性ギ酸及びアセトニトリル;10%アセトニトリルから90%アセトニトリルまでの直線勾配。
較正は、logP値が知られている非分枝鎖アルカン−2−オン(3〜16個の炭素原子を含んでいる)を用いて実施した(logP値は、2種類の連続するアルカノンの間の線形補間を用いて、保持時間により決定)。ラムダマックス値は、200nm〜400nmの紫外線スペクトル及びクロマトグラフシグナルのピーク値を用いて決定した。
表2には、表1から選択された数の化合物のNMRデータ(H及び/又は13C)が記載されている。
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下記実施例により、本発明の式(I)で表される化合物の調製及び効力について非限定的に例証する。
5−クロロ−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(実施例IIb−1)の合成
500mL容フラスコ内で、30mLのトルエンに6.0g(31mmol)の5−クロロ−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルバルデヒドを添加した。その反応混合物に、2.4g(62mmol)の水酸化ナトリウムを6mLの水に溶解させた溶液を添加し、次いで、温度を37℃未満に維持しながら103mLの過酸化水素30%水溶液を添加した。添加が完了した後、その反応混合物を50℃で7時間撹拌した。その反応混合物が室温に戻った後、直ぐに、その2つの相を分離し、有機相を100mLの水で抽出した。それらの水相を合して水性塩酸で酸性化してpH2とした。生じた白色の沈澱物を濾過し、2×20mLの水で洗浄し、乾燥させて、3.2gの5−クロロ−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を白色の固体として得た。
H NMR(400MHz,DMSO−d)δppm:3.78(s,3H),7.12(t,1H,JHF=53.60Hz),13.19(s,1H);
IR(KBr):1688cm−1(C=O);2200−3200cm−1広幅(水素結合)。
5−クロロ−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニルクロリド(実施例IIc−1)の合成
3.2gの5−クロロ−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸と44.3mLの塩化チオニルを5時間還流した。冷却した後、その反応混合物を減圧下に蒸発させて、3.5gの5−クロロ−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニルクロリドを黄色の油状物として得た。
H NMR(400MHz,CHCl−d)δppm:3.97(s,3H),7.00(t,J=52.01Hz,1H);
IR(TQ):1759、及び、1725cm−1(C=O)。
3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニルフルオリド(実施例IId−1)の合成
4.0g(70mmol)のフッ化カリウムを21mLのテトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシドに溶解させて脱水した溶液に、100℃で、5.0g(22mmol)の5−クロロ−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニルクロリドを15mLのトルエンに溶解させた溶液を添加した。得られた反応混合物を190−200℃で22時間撹拌した。減圧下で蒸留して、テトラヒドロ−チオフェン−1,1−ジオキシド中の3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニルフルオリドの溶液(25%モル)8gを得た。
H NMR(250MHz,CHCl−d)δppm:3.87(s,3H),6.79(t,J=53.75Hz,1H);
19F NMR(250MHz,CHCl−d)δppm:45.37(s,COF),−117.5(d,J=28.2Hz),−131.6(m)。
5−フルオロ−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(実施例IIe−1)の合成
400mLの1N 水酸化ナトリウム水溶液に、テトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシド中の3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニルフルオリドの溶液(10%モル)67.5gを滴下して加えた。添加している間、温度は20℃未満に維持した。室温で2時間撹拌した後、その反応混合物を水性濃塩酸で注意深く酸性化してpH2とした。生じた白色の沈澱物を濾過し、水で洗浄し、乾燥させて、6gの5−フルオロ−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を白色の固体として得た。
H NMR(400MHz,DMSO−d)δppm:3.90(s,3H),7.22(t,1H,JHF=53.55Hz),13.33(s,1H)。
5−フルオロ−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニルクロリド(実施例IIf−1)の合成
9.1gの5−フルオロ−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸と75.5mLの塩化チオニルを1.5時間還流した。冷却した後、その反応混合物を減圧下に蒸発させて、10gの5−フルオロ−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニルクロリドを黄色の油状物として得た。
GC−MS;測定値 M/z:分子イオン:(M)=212;フラグメント:(M+.−Cl)=177、及び、(M+.−F)=193。
5−フルオロ−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(IIe−1)の合成
段階a: 5−フルオロ−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルバルデヒド(実施例IIg−1)の合成
噴霧乾燥させた96.3g(1660mmol)のフッ化カリウムに、129.2g(664mmol)の5−クロロ−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルバルデヒドを1000mLのジメチルホルムアミドに溶解させた溶液を添加した。得られた反応混合物を150℃で3時間撹拌した。その反応混合物を室温まで冷却し、それに、4Lの水を添加した。その水相を酢酸エチルで抽出した。その有機相を合してブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に蒸発させて、予期生成物を得た。
H NMR(CDCN)δppm:9.8(1H,s),6.88(1H,t),3.7(3H,s);
19F NMR(CDCN)δppm:−114,75(2F,t),−124,06(1F,s)。
段階b: 5−フルオロ−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸の合成
79.7g(350mmol)の過ヨウ素酸を640mLの無水アセトニトリルに懸濁させた懸濁液を30分間撹拌した。これに、0℃で56.6g(318mmol)の5−フルオロ−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルバルデヒドを添加し、及び、1.4g(6mmol)のクロロクロム酸ピリジニウムを130mLの乾燥アセトニトリルに溶解させた溶液を添加した。その反応混合物を室温で2.5時間撹拌した。その反応混合物に1600mLの酢酸エチルを添加し、分離した有機相を、連続的に、ブライン/水(1:1)、飽和メタ重亜硫酸ナトリウム及びブラインで洗浄した。次いで、その有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に蒸発させて、予期生成物を淡黄色の固体として得た。
N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−1−メチル−N−[2−(トリメチルシリル)ベンジル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(実施例3)の合成
5mLの乾燥テトラヒドロフランの中の175mg(0.80mmol)のN−[2−(トリメチルシリル)ベンジル]シクロプロパンアミンに、0.234mL(1.68mmol)のトリエチルアミンを添加し、次いで、187mg(0.88mmol)の5−フルオロ−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニルクロリドを3mLのテトラヒドロフランに溶解させた溶液を添加した。その反応混合物を還流しながら3時間撹拌した。冷却した後、その反応混合物を濾過し、濾液を減圧下に蒸発させた。その残渣を酢酸エチル/水に溶解させた。その水相を酢酸エチルでさらに抽出した。有機相を合して脱水し、減圧下に蒸発させて、209mgの予期生成物を得た。
H NMR(400MHz,DMSO−d)δppm:0.36(s,9H),0.53(bs,2H),0.64(d,2H),2.86(bs,1H),3.82(bs,3H),4.77(bs,2H),7.00(t,J=54.06Hz,1H),7.11−7.49(m,4H)。
N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−1−メチル−N−[2−(トリメチルシリル)ベンジル]−1H−ピラゾール−4−カルボチオアミド(実施例38)の合成
140mg(0.31mmol)の五硫化リンと500mg(1.26mmol)のN−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−1−メチル−N−[2−(トリメチルシリル)ベンジル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドを20mLのジオキサンに溶解させた溶液を100℃で2.5時間加熱した。次いで、2mLの水を添加し、その混合物を100℃でさらに1時間加熱した。冷却した後、その反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を合して炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、脱水し、減圧下に蒸発させた。得られた残渣をシリカ上で精製して、220mgの予期生成物を得た。
H NMR(250MHz,DMSO−d)δppm:0.37(s,9H),0.54−0.74(m,4H),3.11(bs,1H),3.83(s,3H),5.41(bs,2H),7.14(t,J=54.40Hz,1H),7.04−7.51(m,4H)。
実施例A: ベンツリア・イナエクアリス(Venturia inaequalis)(リンゴの黒星病)に対するインビボ予防試験
溶媒: 24.5重量部のアセトン
24.5重量部のジメチルアセトアミド
乳化剤: 1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得られた濃厚物を水で希釈して、所望の濃度とする。
予防活性について試験するために、幼植物に、活性化合物の該調製物を記載されている施用量で噴霧する。噴霧による被膜が乾燥した後、該植物に、リンゴ黒星病の病原であるベンツリア・イナエクアリス(Venturia inaequalis)の分生子の水性懸濁液を用いて接種し、次いで、その植物を、約20℃で相対大気湿度100%のインキュベーション室内に1日間維持する。
次いで、その植物を、約21℃で相対大気湿度約90%の温室内に置く。
当該試験について、上記接種の10日後に評価する。0%は、処理されていない対照の効力に相当する効力を意味し、100%の効力は、病害が観察されないことを意味する。
これらの条件下、以下の化合物を活性成分の薬量10ppmで用いて、良好な保護(少なくとも70%の病害を防除)から完全な保護(100%の病害を防除)までが観察される:本発明による1、2、3、4、5、6、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、26、28、29、30、31、32、33、34、38、39、40、41、42、43、44、44a、46、47、48、49、50、51、52、53、54、58、61、62、63、64、65、66、68、69、70、71、72、74、75、76、77、78、80、81、82、83、84、85、88、92、95、96、98、99、101、105、107、108、109、110、131、132、133、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、及び、157; それに対して、国際特許WO−2006/120224に開示されている実施例45の化合物及び国際特許WO−2007/087906に開示されている実施例397の化合物を活性成分の薬量10ppmで用いた場合は、弱い保護(30%未満の病害を防除)から全く保護されないまでが観察される。
実施例B: ボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea)(インゲンマメ)に対するインビボ予防試験
溶媒: 24.5重量部のアセトン
24.5重量部のジメチルアセトアミド
乳化剤: 1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得られた濃厚物を水で希釈して、所望の濃度とする。
予防活性について試験するために、幼植物に、活性化合物の該調製物を噴霧する。噴霧による被膜が乾燥した後、増殖したボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea)で覆われている寒天の小片2個を各葉の上に置く。その接種された植物を、20℃で相対大気湿度100%の暗室内に置く。
上記接種の2日後に、当該葉の表面上の病斑の寸法について評価する。0%は、処理されていない対照の効力に相当する効力を意味し、100%の効力は、病害が観察されないことを意味する。
これらの条件下、以下の化合物を活性成分の薬量100ppmで用いて、優れた保護(少なくとも90%の病害を防除)から完全な保護(100%の病害を防除)までが観察される:本発明による1、2、3、4、5、6、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、38、40、41、42、44、44a、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、61、63、65、68、69、71、73、75、76、77、78、81、82、83、85、88、89、92、95、96、99、101、105、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、132、133、135、136、139、138、140、141、142、及び、144; それに対して、国際特許WO−2006/120224に開示されている実施例45の化合物及び国際特許WO−2007/087906に開示されている実施例414の化合物を活性成分の薬量100ppmで用いた場合は、弱い保護(30%未満の病害を防除)から全く保護されないまでが観察される。
実施例C: プッシニア・トリチシナ(Puccinia triticina)(コムギ)に対するインビボ治療試験
溶媒: 49重量部のN,N−ジメチルアセトアミド
乳化剤: 1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部の活性化合物又は活性化合物組合せを上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得られた濃厚物を水で希釈して、所望の濃度とする。
治療活性について試験するために、幼植物に、プッシニア・トリチシナ(Puccinia triticina)の胞子の懸濁液を噴霧する。その植物を、約20℃で相対大気湿度約100%のインキュベーション室の中に48時間維持する。
2日後、該植物に、活性化合物又は活性化合物組合せの該調製物を記載されている施用量で噴霧する。
その植物を、温度約20℃で相対大気湿度約80%の温室の中に置く。
当該試験について、上記接種の8日後に評価する。0%は、処理されていない対照の効力に相当する効力を意味し、100%の効力は、病害が観察されないことを意味する。
これらの条件下、以下の化合物を活性成分の薬量500ppmで用いて、優れた保護(少なくとも95%の病害を防除)から完全な保護(100%の病害を防除)までが観察される:本発明による1、2、3、4、5、6、8、9、11、13、15、21、23、24、25、28、29、33、36、37、38、39、41、42、43、45、48、49、52、53、61、63、83、84、90、及び、105; それに対して、国際特許WO−2006/120224に開示されている実施例45及び実施例54の化合物並びに国際特許WO−2009/016218に開示されている実施例22の化合物を活性成分の薬量500ppmで用いた場合は、弱い保護(70%未満の病害を防除)から全く保護されないまでが観察され、国際特許WO−2009/016221に開示されている実施例89の化合物を活性成分の薬量500ppmで用いた場合は、比較的弱い保護(85%未満の病害を防除)が観察される。
実施例D: フサリウム・ニバレ(Fusarium nivale)(コムギ)に対するインビボ治療試験
溶媒: 49重量部のN,N−ジメチルアセトアミド
乳化剤: 1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部の活性化合物又は活性化合物組合せを上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得られた濃厚物を水で希釈して、所望の濃度とする。
治療活性について試験するために、幼植物に、プッシニア・トリチシナ(Puccinia triticina)の胞子の懸濁液を噴霧する。その植物を、約20℃で相対大気湿度約100%のインキュベーション室の中に48時間維持する。
2日後、該植物に、活性化合物又は活性化合物組合せの該調製物を記載されている施用量で噴霧する。
その植物を、温度約20℃で相対大気湿度約80%の温室の中に置く。
当該試験について、上記接種の8日後に評価する。0%は、処理されていない対照の効力に相当する効力を意味し、100%の効力は、病害が観察されないことを意味する。
これらの条件下、以下の化合物を活性成分の薬量500ppmで用いて、完全な保護(100%の病害を防除)が観察される:本発明による1、2、4、5、6、8、9、10、14、15、16、17、18、20、23、24、25、28、29、30、33、36、39、40、41、42、43、44、45、46、48、51、52、53、61、63、64、80、81、84、90、及び、105; それに対して、国際特許WO−2009/016221に開示されている実施例89の化合物を活性成分の薬量500ppmで用いた場合は、弱い保護(95%未満の病害を防除)が観察される。
実施例E: ファコプソラ・パキリジ(Phakopsora pachyrhizi)(ダイズさび病)に対するインビボ予防試験
溶媒: 28.5重量部のアセトン
乳化剤: 1.5重量部のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル
活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得られた濃厚物を水で希釈して、所望の濃度とする。
保護活性について試験するために、幼植物に、活性化合物の該調製物を記載されている施用量で噴霧する。噴霧してから1日後、該植物に、ダイズさび病の病原であるファコプソラ・パキリジ(Phakopsora pachyrhizi)の胞子の水性懸濁液を用いて接種する。次いで、その植物を、約20℃で相対大気湿度約80%の温室の中に置く。
当該試験について、上記接種の11日後に評価する。0%は、対照の効力に相当する効力を意味し、100%の効力は、病害が観察されないことを意味する。
これらの条件下、以下の化合物を活性成分の薬量50ppmで用いて、優れた保護(少なくとも90%の病害を防除)から完全な保護(100%の病害を防除)までが観察される:本発明による3、11、12、13、16、24、25、37、38、49、及び、74; それに対して、国際特許WO−2007/087906に開示されている実施例397及び実施例402の化合物、国際特許WO−2009/016218に開示されている実施例22の化合物並びに国際特許WO−2009/016221に開示されている実施例89の化合物を活性成分の薬量50ppmで用いた場合は、弱い保護(50%未満の病害を防除)から全く保護されないまでが観察され、国際特許WO−2009/016220に開示されている実施例7の化合物を活性成分の薬量50ppmで用いた場合は、比較的弱い保護(85%未満の病害を防除)が観察される。
実施例F: ブルメリア・グラミニス(Blumeria graminis)(コムギ)に対するインビボ治療試験
溶媒: 49重量部のN,N−ジメチルアセトアミド
乳化剤: 1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部の活性化合物又は活性化合物組合せを上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得られた濃厚物を水で希釈して、所望の濃度とする。
治療活性について試験するために、幼植物に、ブルメリア・グラミニス f.sp. トリチシ(Blumeria graminis f.sp. tritici)の胞子を振りかけ、その植物を、次いで、温度約18℃で相対大気湿度約80%の温室の中に置く。
上記接種の48時間後、該植物に、活性化合物又は活性化合物組合せの該調製物を記載されている施用量で噴霧する。
噴霧による被膜が乾燥した後、その植物を温度約18℃で相対大気湿度約80%の温室の中に再度置いて、うどんこ病によるいぼ状隆起(mildew pustule)の発生を促進する。
その植物を温度約18℃で相対大気湿度約80%の温室の中に再度置いて、うどんこ病によるいぼ状隆起(mildew pustule)の発生を促進する。
当該試験について、上記接種の7日後に評価する。0%は、処理されていない対照の効力に相当する効力を意味し、100%の効力は、病害が観察されないことを意味する。
これらの条件下、以下の化合物を活性成分の薬量250ppmで用いて、良好な保護(少なくとも80%の病害を防除)から完全な保護(100%の病害を防除)までが観察される:本発明による1、2、3、5、6、8、9、10、11、12、15、29、30、33、38、39、46、47、48、50、51、52、53、61、68、70、及び、72; それに対して、国際特許WO−2009/016218に開示されている実施例22の化合物及び国際特許WO−2009/016221に開示されている実施例89の化合物を活性成分の薬量250ppmで用いた場合は、弱い保護(70%未満の病害を防除)から全く保護されないまでが観察される。
実施例G: スファエロテカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea)(キュウリ)に対するインビボ予防試験
溶媒: 49重量部のN,N−ジメチルホルムアミド
乳化剤: 1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得られた濃厚物を水で希釈して、所望の濃度とする。
予防活性について試験するために、幼植物に、活性化合物の該調製物を記載されている施用量で噴霧する。噴霧による被膜が乾燥した後、該植物に、スファエロテカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea)の胞子の水性懸濁液を用いて接種する。次いで、その植物を、約23℃で相対大気湿度約70%の温室の中に置く。
当該試験について、上記接種の7日後に評価する。0%は、処理されていない対照の効力に相当する効力を意味し、100%の効力は、病害が観察されないことを意味する。
これらの条件下、以下の化合物を活性成分の薬量10ppmで用いて、完全な保護(100%の病害を防除)が観察される:本発明による1、2、5、6、8、10、11、12、13、14、15、18、22、23、24、26、27、29、32、38、41、44a、47、49、50、52、54、62、68、70、72、73、80、81、82、83、84、99、101、111、112、113、115、116、117、118、119、120、121、123、124、126、127、128、130、131、132、135、136、137、138、139、141、及び、157; それに対して、国際特許WO−2006/120224に開示されている実施例45の化合物及び国際特許WO−2009/016221に開示されている実施例89の化合物を活性成分の薬量10ppmで用いた場合は、弱い保護(85%未満の病害を防除)が観察される。
実施例H: アルテルナリア・ソラニ(Alternaria solani)(トマト)に対するインビボ予防試験
溶媒: 49重量部のN,N−ジメチルホルムアミド
乳化剤: 1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得られた濃厚物を水で希釈して、所望の濃度とする。
予防活性について試験するために、幼植物に、活性化合物の該調製物を記載されている施用量で噴霧する。この処理の1日後、該植物に、アルテルナリア・ソラニ(Alternaria solani)の胞子の水性懸濁液を用いて接種する。その植物を、約22℃で相対大気湿度100%のインキュベーション室の中に1日間維持する。次いで、その植物を、約20℃で相対大気湿度96%のインキュベーション室の中に置く。
当該試験について、上記接種の7日後に評価する。0%は、処理されていない対照の効力に相当する効力を意味し、100%の効力は、病害が観察されないことを意味する。
これらの条件下、以下の化合物を活性成分の薬量500ppmで用いて、良好な保護(少なくとも70%の病害を防除)から完全な保護(100%の病害を防除)までが観察される:1、2、3、4、5、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、21、22b、23、24、25、27、28、29、30、31、32、32、33、34、35、36、38、39、40、40a、40b、41、42、43、44、44a、44b、45、46b、54、55、56、57、58、59、60、61、62、64、65、66、67、68、69、71、73、74、75、76、77、78、83、85、86、87、88、89、92、93、94、95、96、97、99、100、101、102、103、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、131、132、133、136、137、138、139、140、141、142、143、144、及び、157。
実施例I: レプトスファエリア・ノドルム(Leptosphaeria nodorum)(コムギ)に対するインビボ予防試験
溶媒: 49重量部のN,N−ジメチルアセトアミド
乳化剤: 1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得られた濃厚物を水で希釈して、所望の濃度とする。
予防活性について試験するために、幼植物に、活性化合物の調製物を記載されている施用量で噴霧する。この処理の1日後、該植物に、レプトスファエリア・ノドルム(Leptosphaeria nodorum)の胞子の水性懸濁液を用いて接種する。その植物を、22℃で相対大気湿度100%のインキュベーション室の中に48時間維持する。次いで、その植物を、温度約22℃で相対大気湿度約90%の温室の中に置く。
当該試験について、上記接種の7〜9日後に評価する。0%は、処理されていない対照の効力に相当する効力を意味し、100%の効力は、病害が観察されないことを意味する。
これらの条件下、以下の化合物を活性成分の薬量500ppmで用いて、良好な保護(少なくとも70%の病害を防除)から完全な保護(100%の病害を防除)までが観察される:1、2、3、4、5、6、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、22a、22b、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、38、39、40、40a、40b、41、42、43、44、44a、44b、45、46、46a、46b、54、55、57、58、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、80、81、82、83、84、85、87、88、89、90、91、92、95、96、97、98、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、135、136、137、138、139、140、141、及び、144。
実施例J: プッシニア・レコンジタ(Puccinia recondita)(コムギ)に対するインビボ予防試験
溶媒: 49重量部のN,N−ジメチルアセトアミド
乳化剤: 1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得られた濃厚物を水で希釈して、所望の濃度とする。
予防活性について試験するために、幼植物に、活性化合物の該調製物を記載されている施用量で噴霧する。この処理の1日後、該植物に、プッシニア・レコンジタ(Puccinia recondita)の胞子の水性懸濁液を用いて接種する。その植物を、22℃で相対大気湿度100%のインキュベーション室の中に48時間維持する。次いで、その植物を、温度約20℃で相対大気湿度約80%の温室の中に置く。
当該試験について、上記接種の7〜9日後に評価する。0%は、処理されていない対照の効力に相当する効力を意味し、100%の効力は、病害が観察されないことを意味する。
これらの条件下、以下の化合物を活性成分の薬量500ppmで用いて、良好な保護(少なくとも70%の病害を防除)から完全な保護(100%の病害を防除)までが観察される:1、2、3、4、5、6、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、22a、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、32、33、34、35、36、37、38、39、40、40b、41、42、43、44、44a、45、46、46a、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、68、69、70、71、72、74、75、76、77、78、80、81、82、83、84、84、85、86、87、88、89、92、94、95、97、99、100、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、及び、157。
実施例K: ピレノホラ・テレス(Pyrenophora teres)(オオムギ)に対するインビボ予防試験
溶媒: 49重量部のN,N−ジメチルアセトアミド
乳化剤: 1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得られた濃厚物を水で希釈して、所望の濃度とする。
予防活性について試験するために、幼植物に、活性化合物の該調製物を記載されている施用量で噴霧する。この処理の1日後、該植物に、ピレノホラ・テレス(Pyrenophora teres)の胞子の水性懸濁液を用いて接種する。その植物を、22℃で相対大気湿度100%のインキュベーション室の中に48時間維持する。次いで、その植物を、温度約20℃で相対大気湿度約80%の温室の中に置く。
当該試験について、上記接種の7〜9日後に評価する。0%は、処理されていない対照の効力に相当する効力を意味し、100%の効力は、病害が観察されないことを意味する。
これらの条件下、以下の化合物を活性成分の薬量500ppmで用いて、良好な保護(少なくとも70%の病害を防除)から完全な保護(100%の病害を防除)までが観察される:1、2、3、4、5、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、22a、22b、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、32、33、34、35、36、37、38、39、40、40a、40b、41、42、43、44、44a、44b、45、46、46a、46b、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、及び、157。
実施例L: スファエロテカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea)(キュウリ)に対するインビボ予防試験
溶媒: 49重量部のN,N−ジメチルホルムアミド
乳化剤: 1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得られた濃厚物を水で希釈して、所望の濃度とする。
予防活性について試験するために、幼植物に、活性化合物の該調製物を記載されている施用量で噴霧する。この処理の1日後、該植物に、スファエロテカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea)の胞子の水性懸濁液を用いて接種する。次いで、その植物を、約23℃で相対大気湿度約70%の温室の中に置く。
当該試験について、上記接種の7日後に評価する。0%は、処理されていない対照の効力に相当する効力を意味し、100%の効力は、病害が観察されないことを意味する。
この試験において、本発明による下記化合物は、活性成分の濃度500ppmで、70%以上の効力を示した。
これらの条件下、以下の化合物を活性成分の薬量500ppmで用いて、良好な保護(少なくとも70%の病害を防除)から完全な保護(100%の病害を防除)までが観察される:1、2、3、4、5、6、8、9、10、11、12、13、14、15、16、18、19、20、21、22、22a、22b、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、36、38、39、40、40a、40b、41、42、43、44、44a、45、46、46a、46b、54、55、56、58、61、62、63、64、65、66、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、及び、157。
実施例M: フサリウム・プロリフェラツム(Fusarium proliferatum)によって産生されたフモニシンFB1の阻害
化合物は、マイクロタイタープレート内で、フサリウム・プロリフェラツム(Fusarium proliferatum)の胞子の濃厚懸濁液を用いて接種して最終濃度2000胞子/mLとした、0.5%のDMSOを含有するフモニシン誘導液体培地(1リットル当たり、0.5g 麦芽エキス、1g 酵母エキス、1g バクトペプトン、20g フルクトース、1g KHPO、0.3g MgSO×7HO、0.3g KCl、0.05g ZnSO×7HO、及び、0.01g CuSO×5HO)の中で試験した。
プレートを覆い、高湿度下に、20℃で5日間インキュベートした。
試験開始時と5日後に、ウェル当たり複数回読み取りでOD620でOD測定(スクエア:3×3)を実施して、増殖阻害を計算した。
5日後、各培地のサンプルを取って、50%アセトニトリルの中で希釈した(1:1000)。そのサンプルのフモニシンFB1の量をHPLC−MS/MSで分析し、その結果を用いて、化合物非含有対照との比較で、FB1産生の阻害を計算した。
HPLC−MS/MSは、以下のパラメータを用いて実施した:
イオン化の型: ESIポジティブ
イオンスプレー電圧: 5500V
スプレーガス温度: 500℃
デクラスタリング電位: 114V
衝突エネルギー: 51eV
衝突ガス: N
NMRトレース: 722.3>352.3; 滞留時間: 100ms
HPLCカラム: Waters Atlantis T3(三官能性C18ボンディング,完全末端キャップ)
粒径: 3μm
カラム寸法: 50×2mm
温度: 40℃
溶媒A: 水+0.1% HCOOH(v/v)
溶媒B: アセトニトリル+0.1% HCOOH(v/v)
流量: 400μL/分
注入量: 5μL
Figure 0005824449
これらの条件下、以下の化合物を活性成分の薬量50μMで用いて、フモニシンFB1産生の80%を超える阻害活性が観察される:2、4、6、8、9、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、25、26、27、28、29、30、31、32、33、35、36、40、41、42、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、56、58、60、61、62、63、65、66、及び、67; それに対して、国際特許WO−2006/120224に開示されている実施例54の化合物を活性成分の薬量50μMで用いた場合は、弱い活性(55%未満のフモニシンFB1産生の阻害)から全く活性がないまでが観察される。
これらの実施例のフサリウム・プロリフェラツム(Fusarium proliferatum)の増殖阻害は、50μMの活性成分で、27%から84%まで変動した。
実施例N: フサリウム・グラミネアルム(Fusarium graminearum)によって産生されたデオキシニバレノール(DON)及びアセチルデオキシニバレノール(アセチル−DON)の阻害
化合物は、マイクロタイタープレート内で、フサリウム・グラミネアルム(Fusarium graminearum)の胞子の濃厚懸濁液を用いて接種して最終濃度2000胞子/mLとした、0.5%のDMSOを含有し及び10%カラスムギエキスが補足されているDON誘導液体培地(1リットル当たり、1g (NHHPO、0.2g MgSO×7HO、3g KHPO、10g グリセリン、5g NaCl、及び、40g サッカロース(Sachharose))の中で試験した。
プレートを覆い、高湿度下に、28℃で7日間インキュベートした。
試験開始時と3日後に、ウェル当たり複数回読み取りでOD620でOD測定(スクエア:3×3)を実施して、増殖阻害を計算した。
7日後、各ウェルに1体積のアセトニトリル/水(84/16)を添加し、その液体培地のサンプルを取って、10%アセトニトリルの中で希釈した(1:100)。そのサンプルのDON及びアセチル−DONの量をHPLC−MS/MSで分析し、その結果を用いて、化合物非含有対照との比較で、DON/AcDON産生の阻害を計算した。
HPLC−MS/MSは、以下のパラメータを用いて実施した:
イオン化の型: ESIネガティブ
イオンスプレー電圧: −4500V
スプレーガス温度: 500℃
デクラスタリング電位: −40V
衝突エネルギー: −22eV
衝突ガス: N
NMRトレース: 355.0>264.9; 滞留時間: 150ms
HPLCカラム: Waters Atlantis T3(三官能性C18ボンディング,完全末端キャップ)
粒径: 3μm
カラム寸法: 50×2mm
温度: 40℃
溶媒A: 水/2.5mM NHOAc+0.05% CHCOOH(v/v)
溶媒B: メタノール/2.5mM NHOAc+0.05% CHCOOH(v/v)
流量: 400μL/分
注入量: 11μL
Figure 0005824449
これらの条件下、以下の化合物を活性成分の薬量50μMで用いて、DON/アセチル−DON産生の80%を超える阻害活性が観察される:18、22、26、40、44、46、47、48、50、51、54、58、62、63、65、及び、66。
これらの実施例のフサリウム・グラミネアルム(Fusarium graminearum)の増殖阻害は、50μMの活性成分で、14%から100%まで変動した。
実施例O: アスペルギルス・パラシチクス(Aspergillus parasiticus)によって産生されたアフラトキシンの阻害
化合物は、マイクロタイタープレート(96ウェル 黒色、平坦及び透明な底)内で、1%のDMSOを含有し及び20mMのCavasol(ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン)が補足されているアフラトキシン誘導液体培地(1リットル当たり、20g スクロース、酵母エキス 4g、KHPO 1g、及び、MgSO 7HO 0.5g)の中で試験した。該アッセイは、アスペルギルス・パラシチクス(Aspergillus parasiticus)の胞子の濃厚懸濁液を用いて最終濃度1000胞子/mLで該培地に接種することによって開始する。
プレートを覆い、20℃で7日間インキュベートした。
7日間培養した後、Infinite 1000(Tecan)を用いて、ウェル当たり複数回読み取りでOD620nmでOD測定(サークル:4×4)を実施して、増殖阻害を計算した。同時に、ウェル当たり複数回読み取りでEm360nm及びEx426nmで底面蛍光測定(スクエア:3×3)も実施して、アフラトキシン形成の阻害を計算した。
これらの条件下、以下の化合物を活性成分の薬量50μMで用いて、アフラトキシン産生の80%を超える阻害活性が観察される:1、2、3、6、8、9、11、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、22、25、26、27、28、29、30、31、33、34、35、36、38、39、40、42、43、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、65、及び、66。
これらの実施例のフサリウム・グラミネアルム(Fusarium graminearum)の増殖阻害も、50μMの活性成分で、80%を超えていた。
実施例P: オウシマダニ(Boophilus microplus)に対する注入試験
溶媒: ジメチルスルホキシド
活性化合物の適切な調製物を調製するために、10mgの活性化合物を0.5mLの溶媒に溶解させ、得られた濃厚物を溶媒で稀釈して所望の濃度とする。5匹の充血した成体雌マダニ(オウシマダニ(Boophilus microplus))の腹部に1μLの化合物溶液を注入する。マダニをレプリカプレートの中に移し、人工気象室内で特定の期間インキュベートする。受精卵の産卵についてモニターする。
7日間経過した後、死虫率(%)を求める。100%は、全ての卵が無精卵であることを意味し、0%は、全ての卵が受精卵であることを意味する。
この試験において、調製実施例の下記化合物は、動物1匹当たり20μgの活性成分の施用量で80%以上の良好な活性を示した:4、5、6、7、12、29、及び、30。
実施例Q: ナミハダニ(Tetranychus urticae)に対する噴霧施用試験
溶媒: 78.0重量部のアセトン
1.5重量部のジメチルホルムアミド
乳化剤: 0.5重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得られた濃厚物を乳化剤を含有している水で稀釈して所望の濃度とする。全ての成育段階のナミハダニ(Tetranychus urticae)が重度に発生しているインゲンマメ(Phaseolus vulgaris)に所望の濃度の活性成分の調製物を噴霧する。
6日間経過した後、死虫率(%)を求める。100%は、全てのナミハダニが死んだことを意味し、0%は、死んだナミハダニが無かったことを意味する。
この試験において、調製実施例の下記化合物は、1ha当たり500gの活性成分の施用量で80%以上の良好な効果を示した:1、5、6、30、及び、40。
実施例R: サツマイモネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)に対する試験
溶媒: 80重量部のアセトン
活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒と混合し、得られた濃厚物を乳化剤を含有している水で稀釈して所望の濃度とする。
容器を、砂、活性成分の溶液、サツマイモネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)の卵及び幼虫を含んでいる懸濁液並びにレタス種子(salad seeds)で満たす。そのレタス種子が発芽し、実生が生育する。根では、こぶが発生する。
14日間経過した後、殺線虫活性をこぶの形成の割合(%)に基づいて決定する。100%は、こぶが見られなかったことを意味し、0%は、処理された植物の根において見られたこぶの数が処理されていない対照植物におけるこぶの数に相当することを意味する。
この試験において、調製実施例の下記化合物は、20ppmの活性成分の施用量で80%以上の良好な効果を示した:6。
国際特許WO−2006/120224の中に開示されている実施例45は、N−{[3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]メチル}−N−シクロプロピル−5−フルオロ−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドに相当する。
国際特許WO−2006/120224の中に開示されている実施例54は、N−{[3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]メチル}−N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドに相当する。
国際特許WO−2007/087906の中に開示されている実施例397は、N−[2−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ベンジル]−N−シクロプロピル−5−フルオロ−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドに相当する。
国際特許WO−2007/087906の中に開示されている実施例402は、N−シクロプロピル−5−フルオロ−N−(2−ヨードベンジル)−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドに相当する。
国際特許WO−2007/087906の中に開示されている実施例414は、N−シクロプロピル−N−[1−(3,5−ジクロロフェニル)エチル]−5−フルオロ−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドに相当する。
国際特許WO−2009/016221の中に開示されている実施例89は、N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−1−メチル−N−[1−(1−ナフチル)エチル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドに相当する。
国際特許WO−2009/016218の中に開示されている実施例22は、N−シクロプロピル−5−フルオロ−N−(6−イソプロポキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドに相当する。
国際特許WO−2009/016220の中に開示されている実施例7は、N−シクロプロピル−5−フルオロ−1,3−ジメチル−N−[2−(トリメチルシリル)ベンジル]−1H−ピラゾール−4−カルボチオアミドに相当する。
これらの結果は、本発明による化合物が、WO−2006/120224、WO−2007/087906、WO−2009/016218、WO−2009/016220及びWO−2009/016221の中に開示されている構造的に最も近い化合物よりも極めて優れた生物学的活性を有しているということを示している。

Claims (23)

  1. 式(I)
    Figure 0005824449

    〔式中、
    ・ Yは、CR又はNを表し;
    ・ Tは、S又はOを表し;
    ・ X及びX(ここで、該X及びXは、同一であるか又は異なっていることが可能である)は、塩素原子又はフッ素原子を表し;
    ・ Zは、置換されていないシクロプロピル、若しくは、C−C−アルキルからなるリストの中で選択され得る同一であるか若しくは異なっていることが可能な2つ以下の原子若しくは基で置換されているシクロプロピルを表し;
    ・ Z及びZ(ここで、該Z及びZは、同一であるか又は異なっていることが可能である)は、水素原子;置換されていないC−C−アルキルを表し;又は、ZとRは、それらが結合している連続した炭素原子と一緒に、置換されているか又は置換されていない5員、6員の部分的に飽和している炭素環又はヘテロ環(ここで、該ヘテロ環は、3個以下のヘテロ原子を含んでいる)を形成し、及び、Zは、ここに記載されている通りであり;又は、
    ・ R、R、R、R及びR(ここで、該R、R、R、R及びRは、同一であるか又は異なっていることが可能である)は、水素原子;ハロゲン原子;ペンタフルオロ−λ−スルファニル;置換されていないC−C−アルキル;同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノアルキル;置換されていないC−C−アルキルアミノ;置換されていないジ−C−C−アルキルアミノ;置換されていないC−C−アルコキシ;同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノアルコキシ;C−C−アルコキシ−C−C−アルキル;置換されていないC−C−アルキルスルファニル;同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノアルキルスルファニル;アルキルで置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルケニル;同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノアルケニル;置換されていないC−C−シクロアルキル;同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノシクロアルキル;置換されていないC−C−シクロアルキル−C−C−アルキル;置換されていないC−C−シクロアルキル−C−C−シクロアルキル;トリ(置換されているか若しくは置換されていないC−C−アルキル)シリル;ベンジルオキシ(ここで、該ベンジルオキシは、5以下の基Qで置換され得る);フェニル(ここで、該フェニルは、7以下の基Qで置換され得る);フェニルオキシ(ここで、該フェニルオキシは、7以下の基Qで置換され得る);フェニル−C−C−アルキル(ここで、該フェニル−C−C−アルキルは、7以下の基Qで置換され得る);アリール−C−C−シクロアルキル(ここで、該アリール−C−C−シクロアルキルは、7以下の基Qで置換され得る)を表し;又は、
    2つの近接した置換基Rは、それらが結合している連続した炭素原子と一緒に、置換されているか又は置換されていない5員又は6員の飽和している炭素環又はヘテロ環(ここで、該ヘテロ環は、3個以下のヘテロ原子を含んでいる)を形成し、及び、残りの置換基Rは、ここに記載されている通りであり;又は、
    ・ RとZは、それらが結合している連続した炭素原子と一緒に、置換されているか又は置換されていない5員、6員の部分的に飽和している炭素環又はヘテロ環(ここで、該ヘテロ環は、3個以下のヘテロ原子を含んでいる)を形成し、及び、R〜Rは、ここに記載されている通りであり;
    ・ Q(ここで、該Qは、同一であるか又は異なっていることが可能である)は、ハロゲン原子;C−C−アルキル;同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノアルキルを表し;
    但し、YがNを表し、及び、TがOを表し、及び、Zがシクロプロピル基を表し、及び、Rが塩素原子を表し、及び、Rがトリフルオロメチル基を表し、及び、R及びRが水素原子を表す場合、置換基Z又は置換基Zのうちの少なくとも一方は水素原子ではない〕
    で表される化合物、並びに、その塩、及び光学活性異性体又は幾何異性体。
  2. YがCRを表す、請求項1に記載の化合物。
  3. YがNを表す、請求項1に記載の化合物。
  4. TがOを表す、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
  5. がフッ素原子を表す、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
  6. がフッ素原子を表す、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
  7. が置換されていないシクロプロピルを表す、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
  8. 及びZが独立して水素原子又はメチルを表す、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
  9. が水素原子を表し及びZが水素原子又はメチルを表す、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
  10. 、R、R、R及びR(ここで、該R、R、R、R及びRは、同一であるか又は異なっていることが可能である)が、水素原子;ハロゲン原子;置換されていないC−C−アルキル;同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノアルキル;置換されていないC−C−シクロアルキル;同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノシクロアルキル;トリ(C−C−アルキル)シリル;置換されていないC−C−アルキルスルファニル;又は、同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノアルキルスルファニルを表す、請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物。
  11. が、ハロゲン原子;C−C−アルキル;同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノアルキル;C−C−シクロアルキル;トリ(C−C−アルキル)シリル又は同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノアルキルスルファニルを表す、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
  12. 及びR(ここで、該R及びRは、同一であるか又は異なっていることが可能である)が、ハロゲン原子;C−C−アルキル;同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノアルキル;C−C−シクロアルキル;トリ(C−C−アルキル)シリル又は同一であるか若しくは異なっていることが可能な9個以下のハロゲン原子を含んでいるC−C−ハロゲノアルキルスルファニルを表す、請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物。
  13. 活性成分としての有効量の請求項1〜12に記載の式(I)で表される化合物及び農業上許容される支持体、担体又は増量剤を含んでいる、殺菌剤組成物。
  14. 式(Ia)で表される化合物を調製する方法であって、
    Figure 0005824449

    〔ここで、Z、Z、Z、Y、R、R、R、R及びXは、請求項1〜12のいずれか一項に定義されている通りである〕
    1)式(IIa)で表されるクロロアルデヒド誘導体の、酸化剤の存在下での、酸化
    Figure 0005824449

    〔ここで、Xは、上記の意味を有する〕;
    2)式(IIb)で表される得られた酸誘導体の、縮合剤の存在下での、
    Figure 0005824449

    〔ここで、Xは、上記の意味を有する〕
    式(III)で表されるアミン誘導体との、縮合
    Figure 0005824449

    〔ここで、Z、Z、Z、Y、R、R、R及びRは、上記の意味を有する〕
    を含む、方法。
  15. 式(Ia)で表される化合物を調製する方法であって、
    Figure 0005824449

    〔ここで、Z、Z、Z、Y、R、R、R、R及びXは、請求項1〜12のいずれか一項に定義されている通りである〕
    1)式(IIa)で表されるクロロアルデヒド誘導体の、酸化剤の存在下での、酸化
    Figure 0005824449

    〔ここで、Xは、上記の意味を有する〕;
    2)式(IIb)で表される得られた酸誘導体の、酸ハロゲン化物の存在下での、塩素化
    Figure 0005824449

    〔ここで、Xは、上記の意味を有する〕;
    3)式(IIc)で表される得られたアシル塩化物誘導体の、酸結合剤の存在下での、
    Figure 0005824449

    〔ここで、Xは、上記の意味を有する〕
    式(III)で表されるアミン誘導体との、縮合
    Figure 0005824449

    〔ここで、Z、Z、Z、Y、R、R、R及びRは、上記の意味を有する〕
    を含む、方法。
  16. 式(Ia’)で表される化合物を調製する方法であって、
    Figure 0005824449

    〔ここで、Z、Z、Z、Y、R、R、R、R及びXは、請求項1〜12
    のいずれか一項に定義されている通りである〕
    1)式(IIa)で表されるクロロアルデヒド誘導体の、酸化剤の存在下での、酸化
    Figure 0005824449

    〔ここで、Xは、上記の意味を有する〕;
    2)式(IIb)で表される得られた酸誘導体の、酸ハロゲン化物の存在下での、塩素化
    Figure 0005824449

    〔ここで、Xは、上記の意味を有する〕;
    3)式(IIc)で表される得られたアシル塩化物誘導体の、フッ素化剤の存在下での、ハロゲン交換
    Figure 0005824449

    〔ここで、Xは、上記の意味を有する〕;
    4)式(IId)で表される得られたアシルフッ化物誘導体の、酸結合剤の存在下での、
    Figure 0005824449

    〔ここで、Xは、上記の意味を有する〕
    式(III)で表されるアミン誘導体との、縮合
    Figure 0005824449

    〔ここで、Z、Z、Z、Y、R、R、R及びRは、上記の意味を有する〕
    を含む、方法。
  17. 式(Ia’)で表される化合物を調製する方法であって、
    Figure 0005824449

    〔ここで、Z、Z、Z、Y、R、R、R、R及びXは、請求項1〜12
    のいずれか一項に定義されている通りである〕
    1)式(IIa)で表されるクロロアルデヒド誘導体の、酸化剤の存在下での、酸化
    Figure 0005824449

    〔ここで、Xは、上記の意味を有する〕;
    2)式(IIb)で表される得られた酸誘導体の、酸ハロゲン化物の存在下での、塩素化
    Figure 0005824449

    〔ここで、Xは、上記の意味を有する〕;
    3)式(IIc)で表される得られたアシル塩化物誘導体の、フッ素化剤の存在下での、ハロゲン交換
    Figure 0005824449

    〔ここで、Xは、上記の意味を有する〕;
    4)式(IId)で表される得られた酸フッ化物誘導体の、塩素化剤およびルイス酸の存在下での、塩素化
    Figure 0005824449


    〔ここで、Xは、上記の意味を有する〕;
    5)式(IIf)で表される得られたアシル塩化物誘導体の、酸結合剤の存在下での、
    Figure 0005824449

    〔ここで、Xは、上記の意味を有する〕
    式(III)で表されるアミン誘導体との、縮合
    Figure 0005824449

    〔ここで、Z、Z、Z、Y、R、R、R及びRは、上記の意味を有する〕
    を含む、方法。
  18. 式(Ia’)で表される化合物を調製する方法であって、
    Figure 0005824449

    〔ここで、Z、Z、Z、Y、R、R、R、R及びXは、請求項1〜12のいずれか一項に定義されている通りである〕
    1)式(IIa)で表されるクロロアルデヒド誘導体の、酸化剤の存在下での、酸化
    Figure 0005824449

    〔ここで、Xは、上記の意味を有する〕;
    2)式(IIb)で表される得られた酸誘導体の、酸ハロゲン化物の存在下での、塩素化
    Figure 0005824449

    〔ここで、Xは、上記の意味を有する〕;
    3)式(IIc)で表される得られたアシル塩化物誘導体の、フッ素化剤の存在下での、ハロゲン交換
    Figure 0005824449

    〔ここで、Xは、上記の意味を有する〕;
    4)式(IId)で表される得られたアシルフッ化物誘導体の、加水分解
    Figure 0005824449

    〔ここで、Xは、上記の意味を有する〕;
    5)式(IIe)で表される得られた酸誘導体の、酸ハロゲン化物の存在下での、塩素化
    Figure 0005824449

    〔ここで、Xは、上記の意味を有する〕;
    6)式(IIf)で表される得られたアシル塩化物誘導体の、酸結合剤の存在下での、
    Figure 0005824449

    〔ここで、Xは、上記の意味を有する〕
    式(III)で表されるアミン誘導体との、縮合
    Figure 0005824449


    〔ここで、Z、Z、Z、Y、R、R、R及びRは、上記の意味を有する〕
    を含む、方法。
  19. 式(Ia’)で表される化合物を調製する方法であって、
    Figure 0005824449

    〔ここで、Z、Z、Z、Y、R、R、R、R及びXは、請求項1〜12のいずれか一項に定義されている通りである〕
    1)式(IIa)で表されるクロロアルデヒド誘導体の、酸化剤の存在下での、酸化
    Figure 0005824449

    〔ここで、Xは、上記の意味を有する〕;
    2)式(IIb)で表される得られた酸誘導体の、酸ハロゲン化物の存在下での、塩素化
    Figure 0005824449

    〔ここで、Xは、上記の意味を有する〕;
    3)式(IIc)で表される得られたアシル塩化物誘導体の、フッ素化剤の存在下での、ハロゲン交換
    Figure 0005824449

    〔ここで、Xは、上記の意味を有する〕;
    4)式(IId)で表される得られたアシルフッ化物誘導体の、加水分解
    Figure 0005824449

    〔ここで、Xは、上記の意味を有する〕;
    5)式(IIe)で表される得られた酸誘導体の、縮合剤の存在下での、
    Figure 0005824449

    〔ここで、Xは、上記の意味を有する〕
    式(III)で表されるアミン誘導体との、縮合
    Figure 0005824449

    〔ここで、Z、Z、Z、Y、R、R、R及びRは、上記の意味を有する〕
    を含む、方法。
  20. 式(Ia’)で表される化合物を調製する方法であって、
    Figure 0005824449

    〔ここで、Z、Z、Z、Y、R、R、R、R及びXは、請求項1〜12のいずれか一項に定義されている通りである〕
    1)式(IIa)で表されるクロロアルデヒド誘導体の、フッ素化剤の存在下での、ハロゲン交換
    Figure 0005824449

    〔ここで、Xは、上記の意味を有する〕;
    2)式(IIg)で表される得られたフルオロアルデヒド誘導体の、酸化剤の存在下での、酸化
    Figure 0005824449

    〔ここで、Xは、上記の意味を有する〕;
    3)式(IIe)で表される得られた酸誘導体の、酸ハロゲン化物の存在下での、塩素化
    Figure 0005824449

    〔ここで、Xは、上記の意味を有する〕;
    4)式(IIf)で表される得られた酸塩化物誘導体の、酸結合剤の存在下での、
    Figure 0005824449

    〔ここで、Xは、上記の意味を有する〕
    式(III)で表されるアミン誘導体との、縮合
    Figure 0005824449

    〔ここで、Z、Z、Z、Y、R、R、R及びRは、上記の意味を有する〕
    を含む、方法。
  21. 式(Ia’)で表される化合物を調製する方法であって、
    Figure 0005824449

    〔ここで、Z、Z、Z、Y、R、R、R、R及びXは、請求項1〜12のいずれか一項に定義されている通りである〕
    1)式(IIa)で表されるクロロアルデヒド誘導体の、フッ素化剤の存在下での、ハロゲン交換
    Figure 0005824449

    〔ここで、Xは、上記の意味を有する〕;
    2)式(IIg)で表される得られたフルオロアルデヒド誘導体の、酸化剤の存在下での、酸化
    Figure 0005824449

    〔ここで、Xは、上記の意味を有する〕;
    3)式(IIe)で表される得られた酸誘導体の、縮合剤の存在下での、
    Figure 0005824449

    〔ここで、Xは、上記の意味を有する〕
    式(III)で表されるアミン誘導体との、縮合
    Figure 0005824449

    〔ここで、Z、Z、Z、Y、R、R、R及びRは、上記の意味を有する〕
    を含む、方法。
  22. 作物の植物病原性菌類を防除する方法であって、栽培学的に有効で及び植物に対して実質的に毒性を示さない量の請求項1〜12に記載の化合物又は請求項13に記載の組成物を、植物がそこで生育しているか若しくは生育することが可能な土壌、植物の葉及び/若しくは果実、又は、植物の種子に施用することを特徴とする、前記方法。
  23. 作物の植物病原性菌類を防除するための、又は/並びに、植物体内及び植物の部分の中におけるマイコトキシンを低減させるための、並びに/又は、殺虫剤としての、並びに/又は、殺線虫剤としての、請求項1〜12に記載の式(I)で表される化合物又は請求項13に記載の組成物の使用。
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